JP2013522377A - フラビウイルス感染を処置または予防するためのアナログ - Google Patents

フラビウイルス感染を処置または予防するためのアナログ Download PDF

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サイモン ギロウ,
ティー. ジャガデーズワー レディー,
ヨセフ エル. ベナーニ,
サンジョイ クマール ダス,
ジョン マックスウェル,
コンスタンティン ヤノポウロス,
ビンカン リウ,
ジンワン スー,
ケビン エム. コットレル,
マーク エー. モリス,
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D495/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D495/04Ortho-condensed systems
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    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/16Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for liver or gallbladder disorders, e.g. hepatoprotective agents, cholagogues, litholytics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses

Abstract

式Iによって表される化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩であって、ここでA、B、B’、X、Y、R、R、R’、R、R’、R、R’、R5、’m、n、もしくはpは、本明細書で定義されるとおりである。これらの化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩は、フラビウイルス科ウイルス感染を処置するために有用である。別の実施形態において、本発明の化合物および1種以上のさらなる薬剤(ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビター、および内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される)を含む組み合わせが提供される。

Description

この出願は、米国特許法§119(e)の下、2010年3月24日に出願された米国仮出願第61/316,997号および2010年6月30日に出願された同第61/360,315号(これらの各々は、それらの全体が参考として本明細書に援用される)の利益を主張する。
本発明は、新規化合物、および新規化合物を使用してフラビウイルス感染を処置もしくは予防するための方法に関する。
肝炎は、全世界で発生している疾患である。肝炎は、一般に、ウイルス性のものであるが、他の原因も知られている。ウイルス性肝炎は、断然、肝炎の最も一般的な形態である。ほぼ750,000名の米国人が、毎年肝炎に罹患しており、それらの人々のうち、150,000名を超える人々が、C型肝炎ウイルス(「HCV」)に感染している。
HCVは、フラビウイルス科に属するプラス鎖のRNAウイルスであり、豚コレラウイルスおよびウシウイルス性下痢ウイルス(BVDV)を含むペスチウイルスに近い関係を有する。HCVは、相補的なマイナス鎖のRNAテンプレートの生成を介して複製すると考えられる。ウイルスに有効な培養複製系の欠如に起因して、HCV粒子は、プールしたヒト血漿から単離され、電子顕微鏡検査によって、直径約50〜60nmを有することが示されている。上記HCVゲノムは、3009〜3030アミノ酸のポリプロテインをコードする約9,600bpの一本鎖のプラス−センスRNAである。このポリプロテインは、成熟ウイルスタンパク質(コア、E1、E2、p7、NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A、NS5B)へと翻訳と同時におよび翻訳後に切断される。構造糖タンパク質であるE1およびE2は、ウイルス脂質エンベロープへと埋め込まれ、安定なヘテロダイマーを形成すると考えられる。構造コアタンパク質は、上記ウイルスRNAゲノムと相互作用して、ヌクレオキャプシドを形成するとも考えられる。NS2〜NS5と称される非構造タンパク質は、ウイルス複製およびタンパク質プロセシングに関与する酵素機能(ポリメラーゼ、プロテアーゼおよびヘリカーゼを含む)を有するタンパク質を含む。
HCVによる主要な汚染源は、血液である。健康問題としてのHCV感染の程度は、高リスク群の間での有病率によって表される。例えば、血友病素因者(hemophiliacs)のうちの60%〜90%および西洋諸国における静脈内薬物濫用者のうちの80%超が、HCVに慢性的に感染している。静脈内薬物濫用者に関しては、その有病率は、研究される集団に依存して、約28%から70%まで変動する。輸液後と関連した新たなHCV感染の割合は、血液ドナーをスクリーニングするために使用される診断ツールの進歩に起因して、最近では顕著に低下した。
peg化インターフェロンとリバビリンとの組み合わせは、慢性HCV感染のために選択される処置である。この処置は、最も優勢な遺伝子型(1aおよび1b)に感染した患者の大部分では、持続性のウイルス応答(SVR)を提供しない。さらに、顕著な副作用が、現在のレジメンに対するコンプライアンスを妨げ、いくらかの患者においては用量の低減もしくは中断を必要とし得る。
従って、フラビウイルス感染を処置もしくは予防することにおいて使用するための抗ウイルス剤の開発が非常に必要とされている。
一局面において、本発明は、式(I)の化合物:
Figure 2013522377
もしくはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここで
各Aは、独立して、C6−14アリール、4〜12員の複素環、C3−10シクロアルキル、もしくは5〜12員のヘテロアリールであり;
BおよびB’は、各々独立して、存在しないか、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、もしくはC2−6アルキニルであり;
CおよびC’は、各々独立して、4〜7員の複素環であり;
Dは、環Cに隣接する5員環の中の少なくとも1個の窒素原子を含む5,5員の複素環式環であり;
D’は、環Cに隣接する5員環の中の少なくとも1個の窒素原子を含む5,5,6員もしくは5,5員の複素環式環であり;
は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−P(=O)OROR、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルキニルであるか、あるいは任意の2個のRの存在は、これらが結合される原子と一緒になって、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜7のシクロアルキルまたは置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている5〜7員の複素環を形成し得、
〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;
各RおよびR’は、独立して、ハロゲン、C1−10アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、−(CH1−6OH、−OR、−C(=O)OR、−NR、−NRC(=O)R,−C(O)NR、−S(O)0−3、C6−12アリール、5〜12員の複素環、もしくは5〜12員のヘテロアリールであり;
およびR’は、各々独立して、H、C1−6アルキル、−(CH1−6OH、C2−6アルケニル、もしくはC2−6アルキニルであり;
およびR’は、各々独立して、ハロゲン、−NR、−C(O)NRb、−(CH1−6OH、C1−6アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、ヒドロキシル、C6−14アリール、もしくはC1−6アルコキシであり;ここで2個のRの存在は、これらが結合される原子と一緒になって、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルケニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている3〜7シクロアルキルまたは置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環を形成し得;ここで2個のR’の存在は、これらが結合される原子と一緒になって、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルケニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている3〜7シクロアルキルまたは置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環を形成し得
XおよびYは、各々独立して、以下:
Figure 2013522377
もしくは結合
であり、ここでアスタリスク(*)は、環CもしくはC’の窒素への結合点を示し;
およびR’は、各々独立して、H、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−18アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−12アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−12アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているC6−14アリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているC7−16アラルキル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜12員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜18員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜12員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜18員の複素環−アルキルであり;
は、H、C1−6アルキル、もしくはハロゲン化C1−6アルキルであり;
mおよびnは、各々独立して、0、1、2、3もしくは4であり;
pは、0、1、2、3もしくは4であり;
qは、0、1もしくは2であり;
sは、0、1、2、3もしくは4であり;
10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)ORORであり;
11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;そして
12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
別の局面において、患者におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための方法が提供され、上記方法は、治療上有効な量の、本発明の化合物、組成物もしくは組み合わせを上記患者に投与する工程を包含する。
別の局面において、本発明の少なくとも1種の化合物および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアもしくは賦形剤を含む薬学的組成物が提供される。
別の局面において、本発明の化合物および1種以上のさらなる薬剤(ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤(immunomudulating agent)、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤(hepatoprotectant agent)、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビター、および内部リボソームエントリー部位(internal ribosome entry site)(IRES)のインヒビターから選択される)を含む組み合わせが提供される。
さらなる局面において、ヒトにおけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための、本発明の化合物、組成物もしくは組み合わせの使用が提供される。
さらに別の局面において、ヒトにおけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための医薬の製造のための、本発明の化合物、組成物もしくは組み合わせの使用が提供される。
一実施形態において、本発明の化合物は、以下の実施形態が、独立してもしくは組み合わせのいずれかで存在するものを含む。
さらなる実施形態によれば、本発明の化合物は、(IA):
Figure 2013522377
もしくはその薬学的に受容可能な塩によって表され;ここで:
D’は、以下:
Figure 2013522377
からなる群より選択され;
各XおよびX’は、独立して、−N−、−S−、もしくは−CH−であり;
各Z’は、独立して、−N−もしくは−CH−であり;
uは、0もしくは1であり;そして
各vは、独立して、0もしくは1である。
式(IA)の化合物の変数の残りは、式(I)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
さらなる実施形態によれば、本発明の化合物は、式(II)、式(IIIA)、もしくは式(IIIB):
Figure 2013522377
またはその薬学的に受容可能な塩によって表され、ここで式(II)、式(IIIA)、もしくは式(IIIB)の化合物の変数は、式(I)および式(IA)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
さらなる実施形態によれば、本発明の化合物は、式(IIIC):
Figure 2013522377
もしくはその薬学的に受容可能な塩によって表され、ここで式(IIIC)の化合物の変数は、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、もしくは式(IIIB)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
さらなる実施形態によれば、本発明の化合物は、式(IV)もしくは(V):
Figure 2013522377
またはその薬学的に受容可能な塩によって表され、ここで
およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環−アルキルであり;
およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;そして
mおよびnは合わせて、0、1、2、3もしくは4であり;そして
ここで式(IV)もしくは式(V)の化合物の変数の残りは、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、もしくは式(IIIC)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
さらなる実施形態によれば、本発明の化合物は、式(VI)もしくは式(VII):
Figure 2013522377
またはその薬学的に受容可能な塩によって表され、ここで式(VI)もしくは式(VII)の化合物の変数は、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、式(IIIC)、式(IV)、もしくは式(V)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、式(IIIC)、式(IV)、式(V)、式(VI)もしくは式(VII)の化合物のさらなる実施形態は、以下に記載されるとおりである:
さらなる実施形態によれば、Aは、フェニル、チオフェン、チエノ[3,2−b]チオフェン、ピリジン、ピリミジン、ナフチル、ベンゾ[1,3]ジオキソール、ベンゾオキサゾール、もしくはトリアゾールである。
さらなる実施形態によれば、Aは、フェニル、チオフェン、チエノ[3,2−b]チオフェン、ナフチル、ベンゾ[1,3]ジオキソール、もしくはベンゾオキサゾールである。
さらなる実施形態によれば、Aは、フェニル、チオフェン、ピリジン、ピリミジン、もしくはトリアゾールである。
さらなる実施形態によれば、Aは、フェニルもしくはチエノ[3,2−b]チオフェンである。
さらなる実施形態によれば、Aは、フェニルもしくはチオフェンである。
さらなる実施形態によれば、Aは、以下:
Figure 2013522377
である。
さらなる実施形態によれば、Aは、以下:
Figure 2013522377
である。
さらなる実施形態によれば、Aは、以下:
Figure 2013522377
である。
さらなる実施形態によれば、Aは、以下:
Figure 2013522377
である。
さらなる実施形態によれば、Aは、結合である。
さらなる実施形態によれば、BおよびB’は、各々独立して、C2−6アルキニルもしくはC1−6アルキルである。
さらなる実施形態によれば、BおよびB’は、各々独立して、−(C≡C)−もしくは−(CH−である。
さらなる実施形態によれば、BおよびB’は、各々−(CH−である。
さらなる実施形態によれば、BおよびB’は、各々−(C≡C)−である。
さらなる実施形態によれば、mもしくはnは、2である。
さらなる実施形態によれば、mもしくはnは、1である。
さらなる実施形態によれば、pは、2である。
さらなる実施形態によれば、pは、1である。
さらなる実施形態によれば、XおよびYは、各々、
Figure 2013522377
である。
さらなる実施形態によれば、XおよびYは、各々、
Figure 2013522377
であり、ここでアスタリスク(*)で印が付けられている結合は、環CもしくはC’の窒素への結合を示す。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、H、ハロゲン、C1−6アルキル、ヒドロキシル、フェニル、もしくはC1−4アルコキシである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、H、ハロゲン、メチル、エチル、t−ブトキシ−、もしくはヒドロキシルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々Hである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々フルオロである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々メチルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々Hである。
さらなる実施形態によれば、Rは、H、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−NRC(=O)R、−ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、−S(O)0−3、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、もしくはC1−6ハロゲン化アルキルである。
さらなる実施形態によれば、Rは、ハロゲン、C1−3アルキル、ヒドロキシル、シアノ、もしくはC1−3アルコキシである。
さらなる実施形態によれば、Rは、クロロ、フルオロ、メチル、ヒドロキシル、シアノ、もしくはメトキシである。
さらなる実施形態によれば、Rは、メチルである。
さらなる実施形態によれば、Rは、Hである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、H、ハロゲン、C1−6アルキル、−(CH1−3OH、−OR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、C6−12アリール、もしくは5〜12員のヘテロアリールであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、H、ハロゲン、C1−6アルキル、−(CH1−3OH、−OR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、フェニル、もしくは5〜6員のヘテロアリールであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々メチルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々ヨードである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々Hである。
さらなる実施形態によれば、Rは、HもしくはC1−3アルキルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているC7−8アラルキル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜8員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜8員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている5〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている6〜7員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルケニル、または置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルキニルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−12アルキルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘキシル(CH)−であり、これらは、各々の場合において、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されている。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘキシル(CH)−である。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているイソプロピルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくは−OCHで1回以上置換されているイソプロピルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々イソプロピルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々Hもしくはtert−ブチルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジルである。
さらなる実施形態によれば、R10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R10は、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R10は、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、もしくは−NRSOであり、ここでR、R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R10は、−NRもしくは−NRC(=O)NRであり、ここでRおよびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R10は、−NRC(=O)NRであり、ここでR、Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−OC(=O)NR、ヒドロキシル、もしくはシアノであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R10は、ハロゲン、C1−6アルコキシ、ヒドロキシル、もしくはNHである。
さらなる実施形態によれば、R10は、ハロゲン、ヒドロキシル、もしくはNHである。
さらなる実施形態によれば、R10は、ハロゲンである。
さらなる実施形態によれば、R11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、もしくは−NRSONR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、−SONR、−NRSO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、ここでR、R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、ここでR、R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R11は、ハロゲン、−OR、−NR、ヒドロキシル、シアノ、もしくはC1−6アルキルであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R11は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、もしくはNHである。
さらなる実施形態によれば、R11は、ハロゲンである。
さらなる実施形態によれば、R12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、−SONR、−NRSO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、ここでR、R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、ここでR、R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、ヒドロキシル、シアノ、もしくはC1−6アルキルであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R12は、ハロゲンである。
さらなる実施形態によれば、R〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびRは、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、そしてRおよびRは、各々独立して、HもしくはC1−3アルキルである。
さらなる実施形態によれば、RおよびRは、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、ベンジル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、そしてRおよびRは、各々独立して、HもしくはC1−3アルキルである。
さらなる実施形態によれば、R〜Rは、各々独立して、HもしくはC1−3アルキルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)R、もしくは−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、ベンジル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRもしくは−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、ベンジル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、ベンジル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、テトラヒドロフラン、もしくはベンジルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここでRは、C1−6アルキルであり、Rは、Hもしくはメチルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここでRはC1−6アルキルであり、RはHである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここでRはメチルであり、RはHである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、フェニル、ベンジル、5〜6員のヘテロアリール、6〜7員のヘテロアラルキル、3〜6員の複素環、もしくは4〜7員の複素環−アルキルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、フェニルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、C1−6アルキルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、もしくはシクロヘキシルである。
さらなる実施形態によれば、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VI)におけるRおよびR’は、各々イソプロピルである。
さらなる実施形態によれば、原子価が、B、B’〜R、R、R、R 、R、R’、R、R 、R10、R11およびR12において許容される場合、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ,アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、もしくは複素環−アルキルの各々は、独立して、置換されていないか、またはハロゲン、−ORa’、−NRa’b’、C(=O)ORa’、−C(O)NRa’b’、−C(=O)OH、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、もしくはシアノによって1回以上置換され、ここでRa’〜Rd’は、各々独立して、H、C1−12アルキルである。
さらなる実施形態によれば、原子価が、B、B’〜R、R、R、R 、R、R’、R、R 、R10、R11およびR12において許容される場合、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ,アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、もしくは複素環−アルキルの各々は、独立して、置換されていないか、またはハロゲンで1回置換されている。
さらなる実施形態によれば、原子価が、B、B’〜R、R、R、R 、R、R’、R、R 、R10、R11およびR12において許容される場合、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ,アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、もしくは複素環−アルキルの各々は、独立して、置換されていないか、またはフルオロで1回置換されている。
本発明によれば、上記化合物は、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、式(IIIC)、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VII)において定義される化合物から選択され、ここで:
Aは、C6−14アリール、5〜12員のヘテロアリール、もしくは結合であり;
BおよびB’は、各々独立して、−(C≡C)−もしくは−(CH−であり;
は、H、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−NRC(=O)R、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、−S(O)0−3、−C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、もしくはC1−6ハロゲン化アルキルであり;
およびR’は、各々独立して、H、メチル、もしくはヨードであり;
mおよびnは、各々独立して、0、1もしくは2であり;
pは、0、1もしくは2であり;
およびR’は、Hであり;
およびR’は、各々独立して、H、ハロゲン、C1−6アルキル、ヒドロキシル、フェニル、もしくはC1−4アルコキシであり;
XおよびYは、以下:
Figure 2013522377
であり、
およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−12アルキルである。
本発明によれば、上記化合物は、上記式において定義される化合物から選択され、ここで:
Aは、C6−14アリール、5〜12員のヘテロアリール、もしくは結合であり;
BおよびB’は、各々独立して、−(C≡C)−もしくは−(CH−であり;
は、Hもしくはメチルであり;
およびR’は、各々独立して、H、メチルもしくはヨードであり;
mおよびnは、各々独立して、0、1もしくは2であり;
pは、0、1もしくは2であり;
およびR’は、Hであり;
およびR’は、各々独立して、H、ハロゲン、C1−6アルキル、ヒドロキシル、フェニル、もしくはC1−4アルコキシであり;
XおよびYは、以下:
Figure 2013522377
であり、
およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−12アルキルである。
本発明によれば、上記化合物は、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、式(IIIC)、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VII)において定義される化合物から選択され、ここで:
Aは、フェニル、チオフェン、チエノ[3,2−b]チオフェン、ピリジン、ピリミジン、ナフチル、ベンゾ[1,3]ジオキソール、ベンゾオキサゾール、もしくはトリアゾールであり;
BおよびB’は、各々独立して、−(C≡C)−もしくは−(CH−であり;
は、Hもしくはメチルであり;
およびR’は、各々独立して、H、メチルもしくはヨードであり;
mおよびnは、各々独立して、0、1もしくは2であり;
pは、0、1もしくは2であり;
およびR’は、Hであり;
およびR’は、各々独立して、H、ハロゲン、C1−6アルキル、ヒドロキシル、フェニル、もしくはC1−4アルコキシであり;
XおよびYは、以下:
Figure 2013522377
であり、
およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−12アルキルである。
本発明によれば、上記化合物は、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、式(IIIC)、式(IV)、式(V)、式(VI)または式(VII)において定義される化合物から選択され、ここで:
Aは、フェニル、チオフェン、チエノ[3,2−b]チオフェン、ナフチル、ベンゾ[1,3]ジオキソール、もしくはベンゾオキサゾールであり;
BおよびB’は、各々独立して、−(C≡C)−もしくは−(CH−であり;
は、H、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−NRC(=O)R、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、−S(O)0−3、−C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、もしくはC1−6ハロゲン化アルキルであり;
およびR’は、各々独立して、H、メチルもしくはヨードであり;
mおよびnは、各々独立して、0、1もしくは2であり;
pは、0、1もしくは2であり;
およびR’は、Hであり;
およびR’は、各々独立して、H、ハロゲン、C1−6アルキル、ヒドロキシル、フェニル、もしくはC1−4アルコキシであり;
XおよびYは、各々、
Figure 2013522377
であり、
およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−12アルキルであり;
およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環−アルキルであり;そして
およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、表1A、表1B、表3または表4において代表される。特定の実施形態において、本明細書で使用される変数は、表1A、表1B、表3または表4に示される具体的実施形態において定義されるとおりである。
本発明の化合物における一実施形態において、Rは、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−P(=O)OROR、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルキニルである。
本発明の化合物における一実施形態において、本明細書において原子価が、B、B’〜R、R1、、R’、R、R’、R、R 、R10、R11およびR12において許容される場合、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ,アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、もしくは複素環−アルキルの各々は、独立して、置換されていないか、またはハロゲン、−ORa’、オキソ、−NRa’b’、=NO−Rc’、−C(=O)ORa’、−C(O)NRa’b’、−C(=O)OH、−C(=O)Ra’、−C(=NORc’)Ra’、−C(=NRc’)NRa’b’、−NRd’C(=O)NRa’b’、−NRb’C(=O)Ra’、−NRd’C(=NRc’)NRa’b’、−NRb’C(=O)ORa’、−OC(=O)NRa’b’、−OC(=O)Ra’、−OC(=O)ORa’、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3a’、−SONRa’b’、−NRb’SOa’で1回以上置換され;ここでRa’〜Rd’は、各々独立して、H、C1−12アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、D’が5員環である場合、Rは、ハロゲン、C1−10アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、−(CH1−6OH、−NRC(=O)R、C6−12アリール、もしくは5〜12員のヘテロアリールである。特に、R’は、メチル、トリフルオロメチル、ヨード、CHOH、もしくはNHC(O)CHである。
本発明の化合物における一実施形態において、pは、0、1もしくは2である。
本発明の化合物における一実施形態において、pは、0もしくは1である。
本発明の化合物における一実施形態において、pは、0である。
本発明の化合物における一実施形態において、pは、2である。
本発明の化合物における一実施形態において、RおよびR’は、Hである。
本発明の化合物における一実施形態において、Rは、ハロゲン、C1−3アルキル、ヒドロキシル、シアノ、もしくはC1−3アルコキシである。
本発明の化合物における一実施形態において、Rは、クロロ、フルオロ、メチル、ヒドロキシル、シアノ、もしくはメトキシである。
本発明の化合物における一実施形態において、n Rは、Hである。
請求項31にしたがう化合物であって、ここで、R10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである、化合物。
本発明の化合物における一実施形態において、R11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、もしくは−NRSONR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、R11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、−SONR、−NRSO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、ここでR,R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、R11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、ここでR,R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、R11は、ハロゲン、−OR、−NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキルであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、R12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、または4〜18員の複素環−アルキルであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、R12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、−SONR、−NRSO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、ここでR,R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、R12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、ここでR,R、およびRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、R12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキルであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、原子価が、B、B’、R〜R、R1、、R’、R、R’、R、R 、R10、R11およびR12において許容される場合に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ,アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、もしくは複素環−アルキルの各々は、独立して、置換されていないか、またはハロゲン、−ORa’、−NRa’b’、C(=O)ORa’、−C(O)NRa’b’、−C(=O)OH、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、によって1回以上置換され;ここでRa’〜Rd’は、各々独立して、H、C1−12アルキルである。
本発明の化合物における一実施形態において、原子価が、B、B’〜R、R1、、R’、R、R’、R、R 、R10、R11およびR12において許容される場合に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ,アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、もしくは複素環−アルキルの各々は、独立して、置換されていないか、またはハロゲンで1回置換されている。
本発明の化合物における一実施形態において、原子価が、B、B’〜R、R1、、R’、R、R’、R、R 、R10、R11およびR12において許容される場合、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ,アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、もしくは複素環−アルキルの各々は、独立して、置換されていないか、またはフルオロで1回置換されている。
第1の好ましい実施形態によれば、本発明の化合物は、式(IV):
Figure 2013522377
もしくはその薬学的に受容可能な塩によって表され、ここで
Figure 2013522377
は、以下:
Figure 2013522377
からなる群より選択され;
およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環−アルキルであり;
およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;そして
mおよびnは合わせて、0、1、2、3もしくは4であり;そして
ここで式(IV)の化合物の変数の残りは、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、もしくは式(IIIC)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
第2の好ましい実施形態によれば、式(IV)の化合物は、式(V):
Figure 2013522377
もしくはその薬学的に受容可能な塩によって表され;そしてここで式(V)の化合物の変数は、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、式(IIIC)、もしくは式(IV)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
式(IV)もしくは式(V)の化合物の第3の好ましい実施形態によれば、
Figure 2013522377
は、以下:
Figure 2013522377
である。
式(IV)もしくは式(V)の化合物の第4の実施形態によれば、
Figure 2013522377
は、以下:
Figure 2013522377
である。
式(IV)もしくは式(V)の化合物の第5の実施形態によれば、
Figure 2013522377
は、以下:
Figure 2013522377
である。
好ましくは、上記第1、第2、第3、第4および第5の好ましい実施形態に関して、RおよびR’は、メチルである。より好ましくは、RおよびR’は、メチルであり、mおよびnは、1である。
式(IV)もしくは式(V)の化合物の第6の好ましい実施形態によれば、D’は、以下:
Figure 2013522377
であり;そして
代わりに、上記変数の残りは、上記第1〜第5の好ましい実施形態に定義されるとおりである。
式(IV)もしくは式(V)の化合物の第7の好ましい実施形態によれば、D’は、以下:
Figure 2013522377
であり;そして
代わりに、上記変数の残りは、上記第1〜第5の実施形態に定義されるとおりである。
第8の好ましい実施形態によれば、式(IV)もしくは式(V)の化合物は、式(VI):
Figure 2013522377
もしくはその薬学的に受容可能な塩によって表され;そしてここでRおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環−アルキルであり;
およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;そして
mおよびnは合わせて、0、1、2、3もしくは4であり;そしてここで式(VI)の化合物の変数の残りは、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、式(IIIC)、式(IV)、もしくは式(V)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
第9の好ましい実施形態によれば、式(IV)もしくは式(V)の化合物は、式(VII):
Figure 2013522377
もしくはその薬学的に受容可能な塩によって表され;そしてここで式(VII)の化合物の変数は、式(I)、式(IA)、式(II)、式(IIIA)、式(IIIB)、式(IIIC)、式(IV)、式(V)、もしくは式(VI)の化合物に関して本明細書で定義されるとおりである。
第10の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第9の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RおよびR’は、メチルである。あるいは、RおよびR’は、メチルであり、mおよびnは、1である。
第11の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第10の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、
Figure 2013522377
は、以下:
Figure 2013522377
からなる群より選択される。
第12の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第11の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、
Figure 2013522377
は、以下:
Figure 2013522377
からなる群より選択される。
第13の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第12の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、D’は、以下:
Figure 2013522377
からなる群より選択される。
第14の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第13の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、Rは、ハロゲン、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−4アルキル、−C(=O)OR、−C(O)NR、ヒドロキシル、シアノ、もしくはC1−3アルコキシである。
第15の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第14の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、Rは、クロロ、フルオロ、ブロモ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、−CHOH、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−C(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、もしくはメトキシである。
第16の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第15の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RおよびR’は、フルオロ、メチル、トリフルオロメチル、ヨード、CHOH、もしくはNHC(O)CHである。
第17の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第16の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、sは0である。
第18の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第17の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、R’は、Hもしくはメチルである。
第19の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第18の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RおよびR’は、各々独立して、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、ジフルオロメチル、ジフルオロエチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、−CHOH、−NR、t−ブトキシ−、もしくはヒドロキシルであるか;または2個のR基は、これらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピル、スピロシクロプロピルもしくは
Figure 2013522377
を形成するか、または2個のR’基は、これらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピル、スピロシクロプロピルもしくは
Figure 2013522377
を形成する。
第20の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第19の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RおよびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、ベンジル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである。
第21の好ましい実施形態に拠れば、上記第1〜第20の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、式(IV)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、テトラヒドロフラン、もしくはベンジルである。
第22の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第21の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニルである。
第23の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第22の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキルである。
第24の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第23の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RおよびR’は、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシイソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、もしくはシクロヘキシルである。
第25の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第24の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RとRもしくはR’とR’は、これらが結合される炭素と一緒になって、各々独立して、以下:
Figure 2013522377
である。
第26の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第25の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、RとRもしくはR’とR’は、これらが結合される炭素と一緒になって、各々、以下:
Figure 2013522377
である。
第27の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第26の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、R10は、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−NRSO、もしくは−NRSONRである。
第28の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第27の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、R10は、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、もしくは−NRSOである。
第29の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第28の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、R〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである。
第30の好ましい実施形態によれば、上記第1〜第29の好ましい実施形態に記載される本発明の化合物に関して、R〜Rは、各々独立して、HもしくはC1−3アルキルである。
本発明の別の実施形態は、式(VIII):
Figure 2013522377
の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩である。
本発明の別の実施形態は、式(IX):
Figure 2013522377
の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩である。
ヒトにおけるC型肝炎ウイルス感染を処置するための本発明の化合物の使用。少なくとも1種のさらなる薬剤を投与する工程をさらに包含する、本発明の化合物の使用。上記少なくとも1種のさらなる薬剤が、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される、本発明の化合物の使用。
上記少なくとも1種のさらなる薬剤は、リバビリンおよびインターフェロン−αから選択される、本発明の化合物の使用。
医薬の製造のための、本発明の化合物の使用。
本発明の少なくとも1種の化合物および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアもしくは賦形剤を含む、薬学的処方物。
ヒトにおけるC型肝炎ウイルス感染を処置するための本発明の化合物の使用。少なくとも1種のさらなる薬剤を投与する工程をさらに包含する、本発明の化合物の使用。上記少なくとも1種のさらなる薬剤は、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される、本発明の化合物の使用。上記少なくとも1種のさらなる薬剤は、リバビリンおよびインターフェロン−αから選択される、本発明の化合物の使用。
医薬の製造のための、本発明の化合物の使用。
少なくとも1種の本発明の化合物および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアもしくは賦形剤を含む、薬学的処方物。
本発明の一局面によれば、本発明の化合物は、表1Aもしくはその薬学的に受容可能な塩から選択される。
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
およびその薬学的に受容可能な塩。
一実施形態において、本発明は、表1Aの化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩のうちの1つ以上である。
一実施形態において、本発明は、表1Bの化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩のうちの1つ以上である。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための、本明細書に記載される、本発明に従う化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアもしくは賦形剤を含む、薬学的組成物を提供する。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアもしくは賦形剤を含む薬学的組成物を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物を含む薬学的組成物を提供し、ここで、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される少なくとも1種のさらなる薬剤を投与する工程をさらに包含する。
別の実施形態において、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物および1種以上のさらなる薬剤を含む組み合わせが提供される。
別の実施形態において、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物、ならびにウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される1種以上のさらなる薬剤を含む組み合わせが提供される。
1つの組み合わせ実施形態において、上記化合物およびさらなる薬剤は、逐次的に投与される。
別の組み合わせ実施形態において、上記化合物およびさらなる薬剤は、同時に投与される。
上記に言及される組み合わせは、便利なことには、薬学的処方物の形態での使用のために提示され、従って、上記に定義される組み合わせを、薬学的に受容可能なキャリアと一緒に含むこのような薬学的処方物は、本発明のさらなる局面を包含する。
上記組成物および組み合わせのためのさらなる薬剤としては、例えば、リバビリン、アマンタジン、メリメポジブ(merimepodib)、レボビリン(Levovirin)、ビラミジン(Viramidine)、およびマキサミン(maxamine)が挙げられる。
用語「ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物におけるHCVセリンプロテアーゼを含む、上記ウイルスセリンプロテアーゼの機能を阻害するのに有効な薬剤を意味する。HCVセリンプロテアーゼのインヒビターとしては、例えば、WO 99/07733(Boehringer Ingelheim)、WO 99/07734(Boehringer Ingelheim)、WO 00/09558(Boehringer Ingelheim)、WO 00/09543(Boehringer Ingelheim)、WO 00/59929(Boehringer Ingelheim)、WO 02/060926(BMS)、WO 2006039488(Vertex)、WO 2005077969(Vertex)、WO 2005035525(Vertex)、WO 2005028502(Vertex)、WO 2005007681(Vertex)、WO 2004092162(Vertex)、WO 2004092161(Vertex)、WO 2003035060(Vertex)、WO 03/087092(Vertex)、WO 02/18369(Vertex)、もしくはWO98/17679(Vertex)に記載される化合物が挙げられる。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物を含み、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される1種以上のさらなる薬剤をさらに含む、薬学的組成物を提供する。
別の実施形態において、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物の、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される1種以上のさらなる薬剤との組み合わせにおける、組み合わせ治療が提供される。
上記組成物および組み合わせのためのさらなる薬剤としては、例えば、リバビリン、アマンタジン、メリメポジブ、レボビリン、ビラミジン、およびマキサミンが挙げられる。
1つの組み合わせ実施形態において、上記化合物およびさらなる薬剤は、逐次的に投与される。
別の組み合わせ実施形態において、上記化合物およびさらなる薬剤は、同時に投与される。上記に言及される組み合わせは、便利なことには、薬学的処方物の形態における使用について提示され、このように、上記に定義される組み合わせを薬学的に受容可能なキャリアと一緒に含む薬学的処方物は、従って、本発明のさらなる局面を構成する。
用語「ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物におけるHCVセリンプロテアーゼを含む、上記ウイルスセリンプロテアーゼの機能を阻害するのに有効な薬剤を意味する。HCVセリンプロテアーゼのインヒビターとしては、例えば、WO 99/07733(Boehringer Ingelheim)、WO 99/07734(Boehringer Ingelheim)、WO 00/09558(Boehringer Ingelheim)、WO 00/09543(Boehringer Ingelheim)、WO 00/59929(Boehringer Ingelheim)、WO 02/060926(BMS)、WO 2006039488(Vertex)、WO 2005077969(Vertex)、WO 2005035525(Vertex)、WO 2005028502(Vertex)、WO 2005007681(Vertex)、WO 2004092162(Vertex)、WO 2004092161(Vertex)、WO 2003035060(Vertex)、WO 03/087092(Vertex)、WO 02/18369(Vertex)、もしくはWO98/17679(Vertex)に記載される化合物が挙げられる。
ウイルスセリンプロテアーゼインヒビターの具体例としては、Telaprevir(VX−950,Vertex)、VX−500(Vertex)、TMC435350(Tibotec/Medivir)、MK−7009(Merck)、ITMN−191(R7227,InterMune/Roche)およびBoceprevir(SCH503034,Schering)が挙げられる。
用語「ウイルスポリメラーゼインヒビター」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物におけるHCVポリメラーゼを含む、ウイルスポリメラーゼの機能を阻害するのに有効な薬剤を意味する。HCVポリメラーゼのインヒビターとしては、非ヌクレオシド、例えば、以下に記載される化合物が挙げられる:WO 03/010140(Boehringer Ingelheim)、WO 03/026587(Bristol Myers Squibb);WO 02/100846 A1、WO 02/100851 A2、WO 01/85172 A1(GSK)、WO 02/098424 A1(GSK)、WO 00/06529(Merck)、WO 02/06246 A1(Merck)、WO 01/47883(Japan Tobacco)、WO 03/000254(Japan Tobacco)およびEP 1 256 628 A2(Agouron)。
HCVポリメラーゼのさらなる他のインヒビターとしてはまた、ヌクレオシドアナログ、例えば、WO 01/90121 A2(Idenix)、WO 02/069903 A2(Biocryst Pharmaceuticals Inc.)、ならびにWO 02/057287 A2(Merck/Isis)およびWO 02/057425 A2(Merck/Isis)に記載される化合物が挙げられる。
HCVポリメラーゼのインヒビターの具体例としては、VCH−759(ViroChem Pharma)、VCH−916(ViroChem Pharma)、VCH−222(ViroChem Pharma)、R1626(Roche)、R7128(Roche/Pharmasset)、PF−868554(Pfizer)、MK−0608(Merck/Isis)、MK−3281(Merck)、A−837093(Abbott)、GS 9190(Gilead)、ana598(Anadys)、HCV−796(Viropharma)およびGSK625433(GlaxoSmithKline)、R1479(Roche)、MK−0608(Merck)、R1656、(Roche−Pharmasset)ならびにValopicitabine(Idenix)が挙げられる。HCVポリメラーゼのインヒビターの具体例としては、JTK−002/003およびJTK−109(Japan Tobacco)、HCV−796(Viropharma)、GS−9190(Gilead)、ならびにPF−868,554(Pfizer)が挙げられる。
用語「ウイルスヘリカーゼインヒビター」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物におけるフラビウイルス科ヘリカーゼを含む、ウイルスヘリカーゼの機能を阻害するのに有効な薬剤を意味する。
「免疫調節剤」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物における免疫系応答を高めるもしくは増強するのに有効な薬剤を意味する。免疫調節剤としては、例えば、クラスIインターフェロン(例えば、α−インターフェロン、β−インターフェロン、δ−インターフェロンおよびΩ−インターフェロン、τ−インターフェロン、コンセンサスインターフェロン(consensus interferon)およびアシアロ−インターフェロン(asialo−interferon))、クラスIIインターフェロン(例えば、γ−インターフェロン)およびpeg化インターフェロンが挙げられる。
免疫調節剤の具体例としては、本明細書で使用される場合、IL−29(PEG−インターフェロン λ,ZymoGenetics)、Belerofon(Nautilus Biotech)注射用もしくは経口用、経口用インターフェロンα(Amarillo Biosciences)、BLX−883(Locteron,Biolex Therapeutics/Octoplus)、ωインターフェロン(Intarcia Therapeutics)、マルチフェロン(multiferon)(Viragen)、Albuferon(Human Genome Sciences)、コンセンサスインターフェロン(Infergen,Three Rivers Pharmaceuticals)、Medusa Interferon(Flamel Technologies)、NOV−205(Novelos Therapeutics)、オグルファニド二ナトリウム(Oglufanide disodium)(Implicit Bioscience)、SCV−07(SciClone)、Zadaxin(登録商標)(thymalfasin,SciClone/Sigma−Tau)、AB68(XTL bio)およびCivacir(NABI)が挙げられる。
用語「ウイルスポリメラーゼインヒビター」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物におけるHCVポリメラーゼを含む、ウイルスポリメラーゼの機能を阻害するのに有効な薬剤を意味する。HCVポリメラーゼのインヒビターとしては、非ヌクレオシド、例えば、WO 03/010140(Boehringer Ingelheim)、WO 03/026587(Bristol Myers Squibb);WO 02/100846 A1、WO 02/100851 A2、WO 01/85172 AI(GSK)、WO 02/098424 A1(GSK)、WO 00/06529(Merck)、WO 02/06246 A1(Merck)、WO 01/47883(Japan Tobacco)、WO 03/000254(Japan Tobacco)およびEP 1 256 628 A2(Agouron)に記載される化合物が挙げられる。
HCVポリメラーゼのさらに他のインヒビターとしてはまた、ヌクレオシドアナログ、例えば、WO 01/90121 A2(Idenix)、WO 02/069903 A2(Biocryst Pharmaceuticals Inc.)、ならびにWO 02/057287 A2(Merck/Isis)およびWO 02/057425 A2(Merck/lsis)に記載される化合物が挙げられる。
HCVポリメラーゼのヌクレオシドインヒビターの具体例としては、R1626/R1479(Roche)、R7128(Roche)、MK−0608(Merck)、R1656(Roche−Pharmasset)およびValopicitabine(Idenix)が挙げられる。HCVポリメラーゼのインヒビターの具体例としては、JTK−002/003およびJTK−109(Japan Tobacco)、HCV−796(Viropharma)、GS−9190(Gilead)、およびPF−868,554(Pfizer)が挙げられる。
用語「ウイルスヘリカーゼインヒビター」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物におけるフラビウイルス科ヘリカーゼを含む、ウイルスヘリカーゼの機能を阻害するのに有効な薬剤を意味する。
「免疫調節剤」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物における免疫系応答を高めるもしくは増強するのに有効な薬剤を意味する。免疫調節剤としては、例えば、クラスIインターフェロン(例えば、α−インターフェロン、β−インターフェロン、δ−インターフェロンおよびω−インターフェロン、x−インターフェロン、コンセンサスインターフェロンおよびアシアロ−インターフェロン)、クラスIIインターフェロン(例えば、γ−インターフェロン)およびpeg化インターフェロンが挙げられる。
例示的免疫調節剤としては、サリドマイド、IL−2、造血素、IMPDHインヒビター(例えば、メリメポジブ(Vertex Pharmaceuticals Inc.))、インターフェロン(天然のインターフェロン(例えば、OMNIFERON,ViragenおよびSUMIFERON,Sumitomo、天然のインターフェロンのブレンド)、天然のインターフェロンα(ALFERON,Hemispherx Biopharma,Inc.)、リンパ芽球様細胞に由来するインターフェロンα n1(WELLFERON,Glaxo Wellcome)、経口用α−インターフェロン、Peg−インターフェロン、Peg−インターフェロンα 2a(PEGASYS,Roche)、組換えインターフェロンα 2a(ROFERON,Roche)、吸入用インターフェロンα 2b(AERX,Aradigm)、Peg−インターフェロンα 2b(ALBUFERON,Human Genome Sciences/Novartis,PEGINTRON,Schering)、組換えインターフェロンα 2b(INTRON A,Schering)、peg化インターフェロンα 2b(PEG−INTRON,Schering,VIRAFERONPEG,Schering)、インターフェロンβ−1a(REBIF,Serono,Inc.およびPfizer)、コンセンサスインターフェロンα(INFERGEN,Valeant Pharmaceutical)、インターフェロンγ−1b(ACTIMMUNE,Intermune,Inc.)、非peg化インターフェロンα、αインターフェロンおよびそのアナログ、ならびに合成サイモシンα1(ZADAXIN,SciClone Pharmaceuticals Inc.)が挙げられる)が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「クラスIインターフェロン」とは、本明細書で使用される場合、すべてレセプタータイプ1に結合するインターフェロンの群から選択されるインターフェロンを意味する。これは、天然に生成されたおよび合成されたクラスIインターフェロンの両方を含む。クラスIインターフェロンの例としては、α−インターフェロン、β−インターフェロン、δ−インターフェロンおよびΩ−インターフェロン、τ−インターフェロン、コンセンサスインターフェロンおよびアシアロ−インターフェロンが挙げられる。用語「クラスIIインターフェロン」とは、本明細書で使用される場合、すべてレセプタータイプIIに結合するインターフェロンの群から選択されるインターフェロンを意味する。クラスIIインターフェロンの例としては、γ−インターフェロンが挙げられる。
アンチセンス薬剤としては、例えば、ISIS−14803が挙げられる。
HCV NS3プロテアーゼのインヒビターの具体例としては、BILN−2061(Boehringer Ingelheim)、SCH−6およびSCH−503034/Boceprevir(Schering−Plough)、VX−950/telaprevir(Vertex)およびITMN−B (InterMune)、GS9132(Gilead)、TMC−435350(Tibotec/Medivir)、ITMN−191(InterMune)、MK−7009(Merck)が挙げられる。
内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターとしては、ISIS−14803(ISIS Pharmaceuticals)およびWO 2006019831(PTC therapeutics)に記載される化合物が挙げられる。
一実施形態において、上記さらなる薬剤は、インターフェロンα、リバビリン、マリアアザミ(silybum marianum)、インターロイキン−12、アマンタジン、リボザイム、サイモシン、N−アセチルシステインもしくはシクロスポリンである。
一実施形態において、上記さらなる薬剤は、インターフェロンα、もしくはリバビリン、マリアアザミ、インターロイキン−12、アマンタジン、リボザイム、サイモシン、N−アセチルシステインもしくはシクロスポリンである。
一実施形態において、上記さらなる薬剤は、インターフェロンα 1A、インターフェロンα 1B、インターフェロンα 2A、もしくはインターフェロンα 2Bである。
インターフェロンは、peg化および非peg化形態において利用可能である。Peg化インターフェロンとしては、PEGASYStmおよびPeg−introntmが挙げられる。
慢性C型肝炎のPEGASYSTM単独療法の推奨される用量は、腹部もしくは大腿部への皮下投与によって48週間にわたって1週間に1回、180mg(1.0mLのバイアルもしくは0.5mLの予め充填されたシリンジ)である。
慢性C型肝炎のためにリバビリンと組み合わせて使用される場合のPEGASYSTMの推奨される用量は、1週間に1回、180mg(1.0mLのバイアルもしくは0.5mLの予め充填されたシリンジ)である。
PEG−lntronTMレジメンの推奨される用量は、1年間にわたって皮下に1.0mg/kg/週である。上記用量は、週の同じ日に投与されるべきである。
リバビリンと組み合わせて投与される場合、PEG−lntronの推奨される用量は、1.5μg/kg/週である。
リバビリンは、代表的には経口投与され、リバビリンの錠剤形態が、現在市販されている。一般基準である、リバビリン錠剤(例えば、約200mg錠剤)の1日用量は、約800mg〜約1200mgである。例えば、リバビリン錠剤は、75kg未満の体重の被験体に関しては、約1000mg、または75kg以上の体重の被験体に関しては、約1200mgにおいて投与される。にも関わらず、本発明の方法もしくは組み合わせを任意の特定の投与形態もしくはレジメンに限定するものは本明細書にはない。代表的には、リバビリンは、その市販の製品ラベルに記載される投与レジメンに従って投与され得る。
一実施形態において、上記さらなる薬剤は、インターフェロンα 1A、インターフェロンα 1B、インターフェロンα 2A(Roferon)、PEG−インターフェロンα 2A(Pegasys)、インターフェロンα 2B(Intron A)もしくはPEG−インターフェロンα 2B(Peg−Intron)である。
一実施形態において、上記さらなる薬剤は、リバビリンとの組み合わせにおいて、標準的なもしくはpeg化インターフェロンα(Roferon,Pegasys,Intron A,Peg−Intron)である。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物、非ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、HCV−796)、ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、R7128、R1626/R1479)、HCV NS3プロテアーゼインヒビター(例えば、VX−950/telaprevirおよびITMN−191)、インターフェロンおよびリバビリンから選択される1種以上のさらなる薬剤、ならびに少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアもしくは賦形剤を含む薬学的組成物を提供する。
上記に言及される組み合わせは、便利なことには、薬学的処方物の形態における使用のために提示され得、このように、薬学的に受容可能なキャリアと一緒に上記に定義される組み合わせを含む薬学的処方物は、従って、本発明のさらなる局面を構成する。本発明の方法もしくは本発明の組み合わせにおいて使用するための個々の成分は、別個のもしくは組み合わされた薬学的処方物において逐次的にもしくは同時に投与され得る。
さらなる実施形態において、本発明に従う組成物もしくは組み合わせは、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物;非ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、HCV−796)、ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、R7128、R1626/R1479)、およびHCV NS3プロテアーゼインヒビター(例えば、VX−950/telaprevirおよびITMN−191);ならびにインターフェロンおよび/もしくはリバビリンから選択される1種以上のさらなる薬剤をさらに含む。
一実施形態において、上記さらなる薬剤は、インターフェロンα 1A、インターフェロンα 1B、インターフェロンα 2A、もしくはインターフェロンα 2B、および必要に応じて、リバビリンである。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるHCVウイルス感染を処置もしくは予防するための方法を提供し、上記方法は、上記宿主に、組み合わせた、治療上有効な量の、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物、ならびに非ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、HCV−796)、ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、R7128、R1626/R1479)、HCV NS3プロテアーゼインヒビター(例えば、VX−950/telaprevirおよびITMN−191)、インターフェロンおよびリバビリンから選択される1種以上のさらなる薬剤を投与する工程を包含する。
1つの組み合わせ実施形態において、上記化合物およびさらなる薬剤は、逐次的に投与される。
別の組み合わせ実施形態において、上記化合物およびさらなる薬剤は、同時に投与される。
一実施形態において、宿主におけるHCVウイルスポリメラーゼの活性を阻害もしくは低下させるための方法が提供され、上記方法は、上記宿主に、組み合わせた、治療上有効な量の少なくとも1種の本発明の化合物、ならびに非ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、HCV−796)およびヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、R7128、R1626/R1479)、インターフェロンおよびリバビリンから選択される1種以上のさらなる薬剤を投与する工程を包含する。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるHCV感染を処置もしくは予防するための医薬の製造のための、非ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、HCV−796)、ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、R7128、R1626/R1479)、HCV NS3プロテアーゼインヒビター(例えば、VX−950/telaprevirおよびITMN−191)、インターフェロンおよびリバビリンから選択される1種以上のさらなる薬剤の使用との組み合わせにおいて、本発明の少なくとも1種の化合物の使用を提供する。
本明細書に記載される、本発明の化合物が、同じウイルスに対して活性な少なくとも1種の第2の治療剤と組み合わせて使用される場合、各化合物の用量は、上記化合物が単独で使用される場合の用量と同じであってもよいし、異なっていてもよい。適切な用量は、当業者によって容易に認識される。
上記さらなる薬剤(非ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、HCV−796)、ヌクレオシドHCVポリメラーゼインヒビター(例えば、R7128、R1626/R1479)、HCV NS3プロテアーゼインヒビター(例えば、VX−950/telaprevirおよびITMN−191)、インターフェロンもしくはリバビリン)の量に対して投与される、本明細書に記載される、本発明に従う化合物の量の比は、上記化合物およびさらなる薬剤の選択に依存して変動する。
一実施形態において、上記さらなる薬剤は、A−831(AZD0530,AstraZenecaが獲得したArrow Therapeutics)、TLR9アゴニスト:IMO−2125(Idera Pharmaceuticals)、PYN17(Phynova)、Vavituximab(Tarvacin,Peregrine)、DEBIO−025(DEBIO)、NIM−811(Novartis)、SCY635(Scynexis)、PF−03491390(IDN−6556,Pfizer)、Suvus(以前はBIVN−401,Virostat,Bioenvision)、MX−3253(Celgosivir,Migenix)、ビラミジン(Tarivabirin,Valeant Pharmaceuticals)、Hepaconda(Giaconda)、TT033(Benitec/Tacere Bio/Pfizer)、SIRNA−034(Merckが獲得したSirna Therapeutics)およびEHC−18(Enzo Biochem)、ACH−1095(Achillion/Gilead)、JKB−022(Jenkin)、CTS−1027(Conatus)、MitoQ(mitoquinone,Antipodean Pharmaceuticals)、Alinia(nitazoxanide,Romark Laboratories)ならびにBavituximab(Peregrine Pharm)から選択される。
一実施形態において、上記さらなる薬剤は、CSL123(Chiron/CSL)、IC41(Intercell Novartis)、GI 5005(Globeimmune)、TG4040(Transgene)、Chronvac C(Tripep/Inovio)、GNI−103(GENimmune)、HCV/MF59(Chiron/Novartis)、PeviPROTM(Pevion biotect)から選択される治療用ワクチンである。
慢性C型肝炎のPEGASYStm単独療法の推奨される用量は、腹部もしくは大腿部への皮下投与によって、48週間にわたって1週間に1回、180mg(1.0mLのバイアルもしくは0.5mLの予め充填されたシリンジ)である。
一実施形態において、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビターは、フラビウイルス科セリンプロテアーゼインヒビターである。
一実施形態において、ウイルスポリメラーゼインヒビターは、フラビウイルス科ポリメラーゼインヒビターである。
一実施形態において、ウイルスヘリカーゼインヒビターは、フラビウイルス科ヘリカーゼインヒビターである。
さらなる実施形態において:
ウイルスセリンプロテアーゼインヒビターは、HCVセリンプロテアーゼインヒビターであり;
ウイルスポリメラーゼインヒビターは、HCVポリメラーゼインヒビターであり;
ウイルスヘリカーゼインヒビターは、HCVヘリカーゼインヒビターである。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための方法を提供し、上記方法は、上記宿主に、治療上有効な量の、式(I)、式(II)、式(III)、もしくは式(IV)に従う少なくとも1種の化合物を投与する工程を包含する。
一実施形態において、上記ウイルス感染は、フラビウイルス感染から選択される。
一実施形態において、上記フラビウイルス感染は、C型肝炎ウイルス(HCV)、ウシウイルス性下痢ウイルス(BVDV)、豚コレラウイルス、デング熱ウイルス、日本脳炎ウイルスもしくは黄熱病ウイルスである。
一実施形態において、上記フラビウイルス科ウイルス感染は、C型肝炎ウイルス感染(HCV)である。
一実施形態において、上記宿主は、ヒトである。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための方法を提供し、上記方法は、上記宿主に、治療上有効な量の、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物を投与する工程を包含し、少なくとも1種のさらなる薬剤を投与する工程をさらに包含する。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための方法を提供し、上記方法は、上記宿主に、治療上有効な量の、本明細書に記載される、本発明に従う少なくとも1種の化合物を投与する工程を包含し、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される少なくとも1種のさらなる薬剤を投与する工程をさらに包含する。
上記に言及される組み合わせは、便利なことには、薬学的処方物の形態で使用するために提示され、このように、薬学的に受容可能なキャリアと一緒に、上記で定義された組み合わせを含む薬学的処方物は、従って、本発明のさらなる局面を構成する。
本発明の方法もしくは本発明の組み合わせにおいて使用するための個々の成分は、別個のもしくは組み合わされた薬学的処方物において逐次的にもしくは同時に投与され得る。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための、本明細書で記載される、本発明に従う化合物の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される少なくとも1種のさらなる薬剤をさらに含む、本明細書に記載される、本発明に従う化合物を使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、医薬の製造のための、本明細書に記載される、本発明に従う化合物の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための医薬の製造のための、本明細書に記載される、本発明に従う化合物の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染を処置もしくは予防するための医薬の製造のための、ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療用ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス薬剤、HCV NS2/3プロテアーゼのインヒビターおよび内部リボソームエントリー部位(IRES)のインヒビターから選択される少なくとも1種のさらなる薬剤をさらに含む、本明細書に記載される、本発明に従う化合物の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、HCVウイルスによる感染を処置もしくは予防するための方法を提供し、上記方法は、上記感染を処置もしくは予防するのに有効な量において、生物学的サンプルを本明細書で開示される化合物と接触させる工程、または必要な患者に、本明細書で開示される化合物を投与する工程を包含する。
上記方法の一実施形態において、HCVは、遺伝子型1のものである。別の実施形態において、HCVは、遺伝子型1a、遺伝子型1b、もしくはこれらの組み合わせのものである。
別段示されなければ、本明細書に記載される構造はまた、上記構造のすべての異性体(例えば、エナンチオマー形態、ジアステレオマ−形態、および幾何形態(もしくは配座形態))形態;例えば、各不斉中心に関するR配置およびS配置、(Z)二重結合異性体および(E)二重結合異性体、ならびに(Z)配座異性体および(E)配座異性体を含むために意味される。従って、単一の立体化学異性体、ならびに本発明の化合物のエナンチオマー混合物、ジアステレオマー混合物、および幾何混合物(もしくは配座混合物)は、本発明の範囲内である。単一の光学異性体もしくはエナンチオマーは、当該分野で周知の方法(例えば、キラルHPLC、酵素分離およびキラル補助)によって得られ得る。
別段示されなければ、本発明の化合物のすべての互変異性形態は、本発明の範囲内である。
一実施形態において、本発明の化合物は、単一の立体異性体の形態において提供され、その対応する立体異性体を少なくとも95%、少なくとも97%および少なくとも99%含まない。
さらなる実施形態において、本発明の化合物は、単一の立体異性体の形態にあり、その対応する立体異性体を少なくとも95%含まない。
さらなる実施形態において、本発明の化合物は、単一の立体異性体の形態にあり、その対応する立体異性体を少なくとも97%含まない。
さらなる実施形態において、本発明の化合物は、単一の立体異性体の形態にあり、その対応する立体異性体を少なくとも99%含まない。
本発明の化合物の薬学的に受容可能な塩もまた、提供される。用語、化合物の薬学的に受容可能な塩は、薬学的に受容可能な無機酸および無機塩基、ならびに有機酸および有機塩基から得られるものを意味する。適切な酸の例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、過塩素酸、フマル酸、マレイン酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、コハク酸、トルエン−p−スルホン酸、酒石酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、メタンスルホン酸、ギ酸、安息香酸、マロン酸、ナフタレン−2−スルホン酸およびベンゼンスルホン酸が挙げられる。他の酸(例えば、シュウ酸)は、それ自体は薬学的に受容可能ではないものの、本発明の化合物およびそれらの薬学的に受容可能な酸付加塩を得るにあたって中間体として有用であり得る。
アミノ酸から得られる塩もまた、含まれる(例えば、L−アルギニン、L−リジン)。
適切な塩基から得られる塩としては、アルカリ金属(例えば、ナトリウム、リチウム、カリウム)およびアルカリ土類金属(例えば、カルシウム、マグネシウム)が挙げられる。
本発明に従う化合物への本明細書中以降の言及は、その化合物およびその薬学的に受容可能な塩を含む。
薬学的に受容可能な塩に関しては、Bergeら,Pharmaceutical Salts, J.of Phar.Sci.,vol.66,no.1,January 1977,pp.1−19の表Iに列挙されるFDA承認の市販の塩のリスト(その開示は、本明細書に参考として援用される)もまた、参照のこと。
本発明に従う化合物は、異なる多形形態において存在し得ることは、当業者によって認識される。当該分野で公知であるように、多形は、ある化合物が、1種より多くの異なる結晶もしくは「多形」種として結晶化する能力である。多形は、固体形態におけるその化合物分子の少なくとも2種の異なる配置もしくは多形形態を有する化合物の固体結晶相である。任意の所定の化合物の多形形態は、同じ化学式もしくは組成によって定義され、2種の異なる化合物の結晶構造として、化学構造において異なるものとして存在する。
本発明に従う化合物が、異なる溶媒和物形態(例えば、水和物)で存在し得ることは、当業者によってさらに認識される。本発明の化合物の溶媒和物はまた、溶媒分子が、結晶化プロセスの間に化合物分子の結晶格子構造の中に組み込まれるときに形成し得る。
本発明の化合物に加えて、本発明の化合物の薬学的に受容可能な誘導体もしくはプロドラッグ、およびエステルはまた、本明細書で同定される障害を処置もしくは予防するために、組成物中で使用され得る。別段定義されなければ、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で言及されるすべての刊行物、特許出願、特許、および他の参考文献は、それらの全体が参考として援用される。矛盾する場合には、定義を含め、本明細書が優先する。さらに、材料、方法、および実施例は、例示に過ぎず、限定されるとは解釈されない。
本発明の目的で、化学元素は、元素周期表(CASバージョン),Handbook of Chemistry and Physics,75th Edに従って同定される。よって、有機幾何学の一般原理は、「Organic Chemistry」,Thomas Sorrell,University Science Books,Sausalito: 1999、および「March’s Advanced Organic Chemistry」,5th Ed.,Ed.: Smith,M.B.and March,J.,John Wiley & Sons,New York: 2001(これらの内容全体は、本明細書に参考として援用される)に記載される。
上記式および図において、環を横断し、基(例えば、式(I)におけるB、B’、R、R、もしくはR’)に結合される線
Figure 2013522377
は、上記基が、任意の炭素、もしくは適用可能であれば、原子価が許容される場合にはその環のヘテロ原子(例えば、N)に結合され得ることを意味する。
用語「アルキル」とは、線形状、分枝状、もしくは環状の炭化水素部分を現す。用語「アルケニル」および「アルキニル」とは、その鎖の中に1個以上の二重結合もしくは三重結合を有する、線形状、分枝状、もしくは環状の炭化水素部分を現す。アルキル、アルケニル、およびアルキニル基の例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ネオヘキシル、アリル、ビニル、アセチレニル、エチレニル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、ヘキセニル、ブタジエニル、ペンテニル、ペンタジエニル、ヘキセニル、ヘプテニル、ヘプタジエニル、ヘプタトリエニル、オクテニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル(cyclohexdienyl)およびシクロヘキシル。用語、アルキル、アルケニル、およびアルキニルはまた、線形状および分枝状の基の組み合わせ(例えば、シクロプロピルメチル、シクロヘキシルエチルなど)を含む。用語、アルケニルはまた、1個の炭素原子が二重結合を介して、分子の残りに結合されるC1アルケニルを含む。示される場合、上記「アルキル」、「アルケニル」、および「アルキニル」は、例えば、1個以上の水素原子がハロゲンによって置換されているハロアルキルの場合のように、必要に応じて置換され得る(例えば、アルキルハライド)。ハロアルキルの例としては、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、トリクロロメチル、ジクロロメチル、クロロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロエチル、フルオロエチル、トリクロロエチル、ジクロロエチル、クロロエチル、クロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、ジクロロフルオロエチルが挙げられるが、これらに限定されない。ハロゲンは別として、示される場合、上記アルキル、アルケニルもしくはアルキニル基はまた、必要に応じて、例えば、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)ORORによって置換され得、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
用語「シクロアルキル」、および「シクロアルケニル」とは、それぞれ、環状の炭化水素アルキルもしくはアルケニルを表し、単環式(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、スピロ(例えば、スピロ[2.3]ヘキサニル)、縮合(例えば、ビシクロ[4.4.0]デカニル)、および架橋(例えば、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)炭化水素部分を含むために意味される。
用語「アルコキシ」、「アルケニルオキシ」、および「アルキニルオキシ」とは、酸素原子を介して隣接する原子に共有結合されている、それぞれ、アルキル、アルケニルもしくはアルキニル部分を表す。例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、tert−ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシ、トリフルオロメトキシおよびネオヘキシルオキシが挙げられるが、これらに限定されない。上記アルキル、アルケニルおよびアルキニル基のように、示される場合、上記アルコキシ、アルケニルオキシ、およびアルキニルオキシ基は、例えば、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)ORORによって必要に応じて置換され得、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
用語「アリール」とは、少なくとも1個のベンゼノイドタイプの環(すなわち、単環式もしくは多環式であり得る)を含み、示される場合に、1個以上の置換基で必要に応じて置換され得る炭素環式部分を表す。例としては、フェニル、トリル、ジメチルフェニル、アミノフェニル、アニリニル、ナフチル、アントリル、フェナントリルもしくはビフェニルが挙げられるが、これらに限定されない。上記アリール基は、示される場合、例えば、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルによって必要に応じて置換され得、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
用語「アラルキル」とは、アルキル、アルケニルもしくはアルキニルによって隣接する原子に結合されたアリール基を表す。上記アリール基と同様に、示される場合、上記アラルキル基はまた、必要に応じて置換され得る。例としては、ベンジル、ベンズヒドリル、トリチル、フェネチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、4−フェニルブチルおよびナフチルメチルが挙げられるが、これらに限定されない。示される場合、上記アラルキル基は、例えば、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルによって1回以上必要に応じて置換され得、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
用語「複素環」とは、非芳香族の、飽和もしくは部分飽和の環式部分であって、ここで上記環式部分は、酸素(O)、硫黄(S)もしくは窒素(N)から選択される少なくとも1個のヘテロ原子によって中断されているものを表す。複素環は、単環式環もしくは多環式環であり得る。例としては、アゼチジニル、ジオキソラニル、モルホリニル、モルホリノ、オキセタニル、ピペラジニル(piperadinyl)、ピペリジル、ピペリジニル、シクロペンタピラゾリル、シクロペンタオキサジニル、シクロペンタフラニル、テトラヒドロフラニル、チアゾリニル、オキサゾリニル、ピラニル、アジリジニル、アゼピニル、ジオキサゼピニル、ジアゼピニル、オキシラニル、オキサジニル、ピロリジニル、およびチオピラニル、チオラニル、ピラゾリジニル、ジオキサニル、ならびにイミダゾリジニルが挙げられるが、これらに限定されない。示される場合、上記複素環式基は、例えば、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R 、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルによって1回以上必要に応じて置換され得、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
用語「複素環−アルキル」とは、アルキル、アルケニルもそくはアルキニル基によって隣接する原子に結合された複素環基を表す。例えば、4〜18員の複素環−アルキル部分において、上記4〜18個のメンバーは、上記複素環部分に存在する環原子と、上記アルキル、アルケニルもしくはアルキニル基に存在する炭素原子との合計を表すことが理解される。例えば、以下の基は、7員の複素環−アルキルによって包含される(*は、結合点を表す):
Figure 2013522377
示される場合、上記複素環−アルキル基は、例えば、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルによって1回以上必要に応じて置換され得、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
用語「ヘテロアリール」とは、芳香族の環式部分であって、ここで上記環式部分が、酸素(O)、硫黄(S)もしくは窒素(N)から選択される少なくとも1個のヘテロ原子によって中断されるものを表す。ヘテロアリールは、単環式もしくは多環式の環であって、ここで上記多環式環系の中の少なくとも1個の環が芳香族であり、少なくとも1個の環が、必ずしも同じ環でなくてもよい)がヘテロ原子を含むものであり得る。例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:ジチアジアジニル、フラニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアトリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、チエニル、テトラジニル、チアジアジニル、トリアジニル、チアジニル、フロイソオキサゾリル、イミダゾチアゾリル、チエノイソチアゾリル、チエノチアゾリル、イミダゾピラゾリル、ピロロピロリル、チエノチエニル、チアジアゾロピリミジニル、チアゾロチアジニル、チアゾロピリミジニル、チアゾロピリジニル、オキサゾロピリミジニル、オキサゾロピリジル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾジオキソリル、ジヒドロベンゾジオキシニル、ベンゾチアジアゾリル、チエノフラニル、イミダゾピラジニル、プリニル、ピラゾロピリミジニル、イミダゾピリジニル、ベンゾイミダゾリル、インダゾリル、ベンゾオキサチオリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジチオリル、インドリジニル、インドリニル、イソインドリニル、フロピリミジニル、フロピリジル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、チエノピリミジニル、チエノピリジル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサジニル、ベンゾチアジニル、キナゾリニル、ナフチリジニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾピラニル、ピリドピリダジニル、クロメン、ベンゾジアジニル。示される場合、上記ヘテロアリール基は、例えば、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルによって1回以上必要に応じて置換され得、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。
用語「ヘテロアラルキル」とは、アルキル、アルケニルもしくはアルキニル基によって隣接する原子に結合された、必要に応じて置換されたヘテロアリール基を表す。示される場合、上記ヘテロアラルキル基は、例えば、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルによって1回以上必要に応じて置換され得、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである。例えば、6〜18員のヘテロアラルキル部分において、上記6〜18個のメンバーは、複素環部分に存在する環原子と、上記アルキル、アルケニルもしくはアルキニル基における炭素原子との合計を表すことが理解される。例えば、以下の基は、7員のヘテロアラルキルによって包含される(*は、結合点を表す):
Figure 2013522377
「ハロゲン原子もしくはハロ」は、具体的には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子である。
用語「オキソ」とは、=Oを表す。
2個の文字もしくは記号の間にはないダッシュ
Figure 2013522377
は、置換基のための結合点を示すために使用される。例えば、−CONRは、アミドの炭素を介して結合される。
ダッシュ線
Figure 2013522377
は、上記基のための結合点を示すために使用される。例えば、Aは、以下の提示において1位および4位において炭素を介して結合される:
Figure 2013522377
硫黄原子が存在する場合、上記硫黄原子は、異なる酸化レベル(すなわち、S、SO、もしくはSO)で存在し得る。すべてのこのような酸化レベルは、本発明の範囲内である。
用語「独立して」とは、ある置換基が、各項目に関して、同じ定義もしくは異なる定義であり得ることを意味する。
一般に、用語「置換される」とは、用語「必要に応じて」が先行しようがそうでなかろうが、所定の構造における炭素もしくは窒素原子上の水素ラジカルの、特定の置換基のラジカルでの置換に言及する。特定の置換基は、定義において上記に、および化合物およびその実施例の記載において以下に記載される。別段示されなければ、必要に応じて置換される基は、上記基の各置換可能な位置において置換基を有し得、任意の所定の構造において1つより多い位置が、特定の基から選択される1個より多い置換基で置換され得る場合、上記置換基は、あらゆる位置において同じかもしくは異なり得る。例えば、語句「置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されている」とは、上記基が、1個より多くのR10基で置換されている場合、上記R10基が、互いに異なり得ることを意味する。環置換基(例えば、複素環)は、別の環(例えば、シクロアルキル)に結合されて、スピロ−二環式環系を形成し得、例えば、両方の環が、1個の共通する原子を共有する。
当業者が認識するように、本発明によって想定される置換基の組み合わせは、安定なもしくは化学的に実現可能な化合物の形成を生じる組み合わせである。用語「安定な」とは、本明細書で使用される場合、化合物の生成、検出、ならびに好ましくは化合物の回収、精製、および本明細書で開示される目的のうちの1個以上のための使用を可能にする条件に供される場合に実質的に変化しない化合物に言及する。いくつかの実施形態において、安定な化合物もしくは化学的に実現可能な化合物は、水分もしくは他の化学的に反応性の条件の非存在下で、少なくとも1週間にわたって40℃以下の温度において維持される場合に実質的に変化しない化合物である。2個のアルコキシ基が、同じ原子もしくは隣接する原子に結合される場合、上記2個のアルコキシ基は、これらが結合される原子と一緒になって環を形成し得る。
特定の実施形態において、
Figure 2013522377
によって表される化合物はまた、上記R基が、上記窒素原子の上記Hを置換する場合を包含する。
さらに、別段示されなければ、本明細書に示される構造はまた、1個以上の同位体富化された原子の存在においてのみ異なる化合物を含むことが意味される。例えば、1個以上の水素原子が重水素もしくはトリチウムで置換されるか、または1個以上の炭素原子が、13C富化もしくは14C富化炭素で置換される本発明の化合物は、本発明の範囲内にある。このような化合物は、例えば、分析ツール、生物学的アッセイにおけるプローブ、もしくは改善された治療プロフィールを有する抗ウイルス化合物として、有用である。
用語「宿主」もしくは「患者」は、ヒトの男性もしくは女性(例えば、小児、青少年もしくは成人)を意味する。
処置において使用するために必要とされる本発明の化合物の量は、選択される特定の化合物に伴って変動するのみならず、投与経路、処置が必要とされる状態の性質ならびに患者の年齢および状態に伴っても変動し、主治医もしくは獣医の裁量次第であることが認識される。しかし、一般に、適切な用量は、1日あたり、約0.1〜約750mg/kg体重の範囲、例えば、0.5〜60mg/kg/日の範囲、もしくは例えば、1〜20mg/kg/日の範囲の中にある。
所望の用量は、便利なことには、単一用量において、もしくは適切な間隔で投与される分割量として(例えば、2用量、3用量、4以上の用量/日として)、提示され得る。
上記化合物は、便利なことには、単位投与形態において投与される;例えば、10〜1500mg、便利なことには、20〜1000mg、最も便利なことには、50〜700mgの活性成分/単位投与形態を含む。
理想的には、上記活性成分は、上記活性化合物のピーク血漿濃度、約1〜約75μM、約2〜50μM、約3〜約30μMを達成するように投与されるべきである。これは、例えば、上記活性成分の0.1〜5%溶液(必要に応じて、生理食塩水中)の静脈注射によって達成されてもよいし、約1〜約500mgの上記活性成分を含むボーラスとして経口投与されてもよい。望ましい血中レベルは、約0.01〜約5.0mg/kg/時間を提供するために連続注入によって、もしくは約0.4〜約15mg/kgの上記活性成分を含む間欠注入によって、維持され得る。
本発明の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩が、同じウイルスに対して活性な第2の治療剤と組み合わせて使用される場合、各化合物の用量は、上記化合物が単独で使用される場合のものと同じであってもよいし、異なっていてもよい。適切な用量は、当業者によって容易に認識される。
治療における使用に関して、本発明の化合物は、粗製の化学物質として投与され得ることが考えられる一方で、薬学的組成物として上記活性成分を提示することは好ましい。従って、本発明は、1種以上の薬学的に受容可能なキャリア、従って、および必要に応じて、他の治療成分および/もしくは予防成分とともに、本発明の化合物またはその薬学的に受容可能な誘導体を含む薬学的組成物をさらに提供する。上記キャリアは、上記処方物の他の成分と適合し、そのレシピエントに有害でないという意味で「受容可能」でなければならない。
薬学的組成物は、経口投与、直腸投与、鼻内投与、局所投与(口内投与および舌下投与を含む)、経皮投与、膣投与もしくは非経口投与(筋肉内投与、皮下投与および静脈内投与を含む)に適したもの、または吸入(inhalation)もしくは通気(insufflation)による投与に適した形態のものを含む。上記処方物は、適切な場合、便利なことには、別個の投与単位において提示され得、薬学分野で周知の任意の方法によって調製され得る。すべての方法は、上記活性化合物と、液体キャリアもしくは微細に分割された固体キャリアまたはその両方とを会合した状態にし、次いで、必要であれば、上記生成物を所望の処方物へと成形する工程を包含する。
経口投与に適した薬学的組成物は、便利なことには、別個の単位(例えば、カプセル剤、カシェ剤もしくは錠剤(各々は、所定の量の上記活性成分を含む))として;散剤もしくは顆粒剤として;液剤、懸濁物もしくはエマルジョンとして提示され得る。上記活性成分はまた、ボーラス、舐剤もしくはパスタ剤として提示され得る。経口投与のための錠剤およびカプセル剤は、従来の賦形剤(例えば、結合剤、充填剤、滑沢剤、崩壊剤、もしくは湿潤剤)を含み得る。上記錠剤は、当該分野で周知の方法に従ってコーティングされ得る。経口用液体調製物は、例えば、水性もしくは油性の懸濁物、液剤、エマルジョン、シロップ剤もしくはエリキシル剤の形態にあってもよいし、使用前に、水もしくは他の適したビヒクルで構成するための乾燥生成物として提示されてもよい。このような液体調製物は、従来の添加剤(例えば、懸濁剤、乳化剤、非水性ビヒクル(これは、食用油を含み得る)、もしくは保存剤)を含み得る。
本発明に従う化合物はまた、非経口投与(例えば、注射(例えば、ボーラス注射もしくは連続注入)による)のために処方され得、アンプル、予め充填されたシリンジ、少量の注入容器中で単位投与形態において、もしくは保存剤が添加された複数容量容器において、提示され得る。上記組成物は、油性ビヒクルもしくは水性ビヒクル中の、懸濁物、液剤、もしくはエマルジョンのような形態をとり得、処方薬剤(formulatory agent)(例えば、懸濁剤、安定化剤および/もしくは分散剤)を含み得る。あるいは、上記活性成分は、使用前に適切なビヒクル(例えば、無菌の、発熱物質を含まない水)で構成するために、無菌固体の無菌単離によって、もしくは溶液からの凍結乾燥によって得られる散剤形態にあり得る。
表皮への局所投与に関しては、本発明に従う化合物は、軟膏剤、クリーム剤もしくはローション剤として、または経皮パッチとして処方され得る。このような経皮パッチは、透過増強因子(例えば、リナロール、カルバクロール、チモール、シトラール、メントールおよびt−アネトール)を含み得る。軟膏剤およびクリーム剤は、例えば、水性もしくは油性の基剤とともに、適切な増粘剤および/もしくはゲル化剤を添加して、処方され得る。ローション剤は、水性もしくは油性の基剤とともに処方され得、一般に、1種以上の乳化剤、安定化剤、分散剤、懸濁剤、増粘剤、もしくは着色剤も含む。
口の中の局所投与に適した組成物としては、風味付けされた基剤(通常は、スクロースおよびアカシアもしくはトラガカント)の中に活性成分を含むロゼンジ;上記活性成分を不活性基剤(例えば、ゼラチンおよびグリセリンもしくはスクロースおよびアカシア)の中に含む香錠;および上記活性成分を適切な液体キャリアの中に含むマウスウォッシュが挙げられる。
上記キャリアが固体である直腸投与に適した薬学的組成物は、例えば、単位用量坐剤として提示される。適切なキャリアとしては、カカオ脂および当該分野で一般に使用される他の材料が挙げられ、上記坐剤は、便利なことには、上記活性化合物と、軟化されたもしくは溶融されたキャリアとを混合し、続いて、冷却し、型で成形することによって形成され得る。
腟投与に適した組成物は、上記活性成分に加えて、当該分野で適切であることが公知であるようなキャリアを含む、膣坐薬、タンポン、クリーム剤、ゲル、パスタ剤、泡沫もしくはスプレーとして提示され得る。
鼻内投与に関しては、本発明の化合物は、液体スプレーもしくは分散性の散剤として、または点滴剤の形態で使用され得る。点滴剤は、1種以上の分散剤、可溶化剤もしくは懸濁剤も含む、水性もしくは非水性の基剤とともに処方され得る。液体スプレーは、便利なことには、加圧パックから送達される。
吸入による投与に関しては、本発明に従う化合物は、便利なことには、通気器、ネブライザもしくは加圧パック、またはエアロゾルスプレーを送達する他の便利な手段から、送達される。加圧パックは、適切なプロペラント(例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素もしくは他の適切なガス)を含み得る。加圧エアロゾルの場合、上記投与単位は、計量された量を送達するためにバルブを提供することによって、決定され得る。
あるいは、吸入もしくは通気による投与に関しては、本発明に従う化合物は、乾燥粉末組成物(例えば、上記化合物および適切な粉末基剤(例えば、ラクトースもしくはスターチ)の粉末混合物の形態をとり得る。上記粉末組成物は、単位投与形態において(例えば、カプセル剤もしくはカートリッジ、または例えば、ゼラチンもしくはブリスターパック(そこから、上記粉末が、吸入器もしくは通気器の助けを借りて投与され得る)において)提示され得る。
望ましい場合、上記活性成分の持続性放出を与えるように適合された上記処方物が、使用され得る。
以下の一般的スキームおよび実施例は、本発明の種々の実施形態を例示するために提供され、範囲を限定するとはみなされないものとする。本発明の他の化合物が、包括的にもしくは具体的に記載される反応物および/または以下の実施例において使用される操作条件を置換することによって得られ得ることは、当業者によって理解される。
前述および以下の実施例において、すべての温度は、摂氏に訂正されずに示され;別段示されなければ、すべての部およびパーセンテージは、重量による。
以下の略語が、以下のとおりに使用され得る:
aq 水性
conc 濃縮物
DCM 塩化メチレン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EtOAc 酢酸エチル
HATU O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
M モル濃度
MeOH メタノール
MTBE メチルter−ブチルエーテル
n−BuLi n−ブチルリチウム
PdCldppf (1,1’−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)パラジウム(II)クロリド
Pd(PPhCl トランス−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)
RT 室温
TEA トリエチルアミン
THF テトラヒドロフラン 。
本発明の化合物は、当業者に一般に公知の工程を使用して、本明細書に鑑みて調製され得る。それら化合物は、公知の方法(LCMS(液体クロマトグラフィー質量分析)、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)およびNMR(核磁気共鳴法)が挙げられるが、これらに限定されない)によって分析され得る。以下に示される特定の条件が例示に過ぎず、本発明の化合物を作製するために使用され得る条件の範囲を限定するとは意味されないことは、理解されるべきである。代わりに、本発明はまた、本発明の化合物を作製するために、本明細書に鑑みて当業者に明らかである条件を含む。別段示されなければ、以下のスキームにおけるすべての変数は、本明細書で定義されるとおりである。一般スキーム:
質量分析サンプルを、エレクトロスプレーイオン化でシングルMSモードにおいて操作したMicroMass Quattro Micro of MicroMass LCZ質量分析器上で分析した。サンプルを、クロマトグラフィーを使用して、上記質量分析器の中に導入した。すべての質量分析の移動相は、10mM pH7 酢酸アンモニウムおよび1:1 アセトニトリル−メタノール混合物からなった。方法A:カラム勾配条件は、ACE5C8 3.0×75mmカラム上で3.5分間の勾配時間にわたって5%〜100% アセトニトリル−メタノールおよび4.8分間の実行時間であった。流速は、1.2ml/分であった。方法B:カラム勾配は、ACE5C8 4.6×150mmカラム上で10分間の勾配時間にわたって5%〜100% アセトニトリル−メタノールおよび12分間の実行時間であった。流速は、1.5mL/分であった。本明細書で使用される場合、用語「Rt(分)」とは、上記化合物と関連したLCMS保持時間(分単位)に言及する。別段示されなければ、報告された保持時間を得るために利用される上記LCMS法は、上記で詳述されるとおりである。上記Rt(分)が、<5分である場合、方法Aを使用した。上記Rt(分)が、>5分である場合、方法Bを使用した。
1H−NMRスペクトルを、Bruker DPX 400もしくはVarian instrumentを使用して、400MHzにおいて記録した。
逆相HPLCによる精製を、Phenomenex Gemini C18カラム(21.2mm内径×250mm,5μm,110Å)を使用して標準条件下で行う。溶出を、直線勾配20〜90%(水中CHCNもしくは水中CHCN(0.02%HClを含む))を使用して、流速5.0mL/分で行う。
実施例1(化合物7)
Figure 2013522377
工程I:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−((4−ブロモフェニル)エチニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
DMF(22mL)中の1−ブロモ−4−エチニル−ベンゼン(407.9mg,2.253mmol)、tert−ブチル(2S,4S)−2−(5−ヨード−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(850mg,2.253mmol)およびトリエチルアミン(1.139g,11.26mmol)の溶液を、N流によって15分間にわたって脱気した。この溶液に、Pd(DPPF)Cl−DCM(91.95mg,0.1126mmol)およびCuI(42.91mg,0.2253mmol)を添加した。得られた溶液を、80℃において16時間にわたって撹拌し、室温へと冷却し、EtOAcおよび水で希釈した。その有機相をEtoAcで抽出し、NaSOで乾燥させた。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−((4−ブロモフェニル)エチニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(810mg,84%)を褐色固体として得た。
H NMR (300.0 MHz, CDCl) d 7.47 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.38 (dd, J = 2.0, 6.6 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H), 4.93 − 4.87 (m, 1H), 3.79 (dd, J = 7.4, 10.1 Hz, 1H), 2.87 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 2.62 − 2.45 (m, 2H), 2.28 (s, 2H), 1.51 (s, 9H) and 1.12 (d, J = 6.4 Hz, 3H) ppm
LC/MS: m/z = 432.0 (M+H), RT=3.40分。
工程II:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−((4−ブロモフェニル)エチニル)−4−ヨード−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
DCM(76.69mL)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[5−[2−(4−ブロモフェニル)エチニル]−1H−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(3.3g,7.668mmol)の溶液に、0℃において、NIS(1.898g,8.435mmol)を一度に添加した。得られた褐色様の溶液を0℃において撹拌しながら、90分間にわたって室温へと徐々に加温した。上記溶液を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中の0〜100% EtOAc)によって直接精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−((4−ブロモフェニル)エチニル)−4−ヨード−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(4.1g,96%)を黄色粉末として得た。
H NMR (300.0 MHz, CDCl3) d 11.02 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 4.89 − 4.83 (m, 1H), 3.81 − 3.72 (m, 1H), 2.87 − 2.81 (m, 1H), 2.48 − 2.44 (m, 2H), 2.24 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 1.51 (s, 9H) and 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 3H) ppm
LC/MS: m/z = 556.37 (M+H), RT=3.81分。
工程III:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−ブロモフェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
DMF(16mL)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[5−[2−(4−ブロモフェニル)エチニル]−4−ヨード−1H−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(820mg,1.474mmol)の溶液に、室温においてNaS・9HO(360.1mg,1.621mmol)を添加した。次いで、上記溶液を、150℃へと加熱した。3時間後、上記溶液を室温へと冷却し、EtOAcおよび水で溶解し、EtOAcで抽出し、NaSOで乾燥させた。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−ブロモフェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(190mg,28%)を褐色固体として得た。
LC/MS: m/z = 462.65 (M+H), RT=3.69分。
工程IV:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−(2−((2S,5S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5−メチルピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)フェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
イソプロパノール(1.745mL)/NaHCO(1Mを1.082mL,1.082mmol)中のtert−ブチル (2S,5S)−2−メチル−5−[6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]ピロリジン−1−カルボキシレート(92.43mg,0.2163mmol)、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−ブロモフェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(100mg,0.216mmol)、V−PHOS(16.98mg,0.03461mmol)の溶液を、15分間にわたってN流によって脱気した。次いで、Pd(OAc)(1.94mg,0.0086mmol)を添加し、上記溶液を、100℃へと6時間にわたって加熱した。上記溶液を室温へと冷却し、EtOAcおよび水で希釈した。その水相をEtOAcで抽出し、その有機相をNaSOで乾燥させた。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−(2−((2S,5S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5−メチルピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)フェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(66mg,40%)を褐色固体として得た。
LC/MS: m/z = 683.58 (M+H), RT=3.41分。
工程V:
2−((2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル)−5−(4−(2−((2S,5S)−5−メチルピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)フェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール
HCl−ジオキサン(4Mを604.0μL,2.416mmol)中の(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−(2−((2S,5S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5−メチルピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)フェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(66mg,0.09665mmol)の溶液を、1時間にわたって室温において撹拌した。橙色の溶液は、徐々に懸濁物になった。LCMSが完了を示した後、上記懸濁物を乾燥するまでエバポレートし、100%収率(上記テトラヒドロクロリド塩の)が想定された。これを、さらに精製せずに次の工程に使った。
LC/MS: m/z = 483.61 (M+H), RT=0.52分。
工程VI:(化合物7)
DCM(954μL)中の(2S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−酪酸(36.79mg,0.210mmol)、2−[(2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル]−5−[4−[2−[(2S,5S)−5−メチルピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル]フェニル]−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール(60mg,0.09547mmol)およびDIEA(123.4mg,166.3μL,0.954mmol)の溶液に、t3p(50 %w/vを182.3μL,0.2864mmol)をゆっくりと(5分間にわたって)添加した。得られた溶液を室温において15時間にわたって撹拌し、その後、上記溶液を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(DCM中0〜20% MeOH)によって直接精製して、(化合物7)(48mg,57%)を淡黄色固体として得た。
LC/MS: m/z = 797.68 (M+H), RT=2.90分。
実施例2:ジメチル (2S,2’S)−1,1’−((3S,3’S,5S,5’S)−5,5’−(5,5’−(ブタ−1,3−ジイン−1,4−ジイル)ビス(1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−5,2−ジイル))ビス(3−メチルピロリジン−5,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート(化合物4)の合成
Figure 2013522377
工程I:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(4−ブロモ−5−ホルミル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
THF(110mL)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[4,5−ジブロモ−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(5.95g,11.03mmol)の溶液に、BuLi(2.5Mを5.0mL,12.68mmol)を−78℃において添加した。30分後、DMF(8.06g,8.54mL,110.3mmol)を上記溶液に添加し、上記反応混合物を室温へと徐々に一晩加温した。次いで、上記反応混合物をNHClでクエンチし、EtOAcで抽出した。その有機相を、NaSOで乾燥させた。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、上記標題化合物(4.1g,75%)を黄色油状物を得た。
LC/MS: m/z = 488.33 (M+H), RT=4.40分。
工程II:
エチル 2−((2S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチルピロリジン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−5−カルボキシレート
EtOH(86.43mL)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[4−ブロモ−5−ホルミル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(4.1g,8.39mmol)、ナトリウムエトキシド(3.42g,50.36mmol)およびエチル 2−スルファニルアセテート(2.01g,16.79mmol)の溶液を、75℃において24時間にわたって加熱する。次いで、上記溶液を室温へと冷却し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって直接精製して、上記標題化合物(3.48g,81%)を橙色油状物として得た。
LC/MS: m/z = 510.38 (M+H), RT=4.39分。
工程III−V:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−エチニル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
工程III:
DCM(50mL)中のエチル 2−[(2S,4S)−1−tert−ブトキシカルボニル−4−メチル−ピロリジン−2−イル]−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)チエノ[2,3−d]イミダゾール−5−カルボキシレート(2.47g,4.84mmol)の溶液に、Dibal−H(1Mを14.5mL,14.5mmol)を−78℃において添加し、その温度において3時間にわたって撹拌した。上記反応混合物を、MeOH(1mL)でクエンチし、EtOAcで希釈した。得られた溶液を、室温において30分間にわたって撹拌し、得られたケーキを、セライト(登録商標)パッドを通して濾過した。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、対応するアルコール(1.67g,73%)を無色油状物として得た。
LC/MS: m/z = 468.54 (M+H), RT=3.58分。
工程IV:
DCM(18mL)中の上記のアルコール(835mg,1.78mmol)の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(795mg,1.87mmol)を室温において添加した。上記溶液を、室温において3時間にわたって撹拌し、シリカゲルのパッドを通して濾過した。その残渣を工程Vに直接使った。
LC/MS: m/z = 466.66 (M+H), RT=3.91分。
工程V:
MeOH(4.8mL)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[5−ホルミル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(160mg,0.343mmol)の溶液に、KCO(95.0mg,0.687mmol)を室温において添加した。得られた黄色溶液を、室温において16時間にわたって撹拌した。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−エチニル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(0.1g,63%)を無色油状物として得た。
LC/MS: m/z = 462.42 (M+H)。
工程VI:
(3S,3’S,5S,5’S)−tert−ブチル 5,5’−(5,5’−(ブタ−1,3−ジイン−1,4−ジイル)ビス(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−5,2−ジイル))ビス(3−メチルピロリジン−1−カルボキシレート)
THF(2mL)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[5−エチニル−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(88mg,0.19mmol)、CuI(3.6mg,0.019mmol)、PdCl(PPh(6.6mg,0.0095mmol)、TEA(48.2mg,66.4μL,0.47mmol)および1,4−ベンゾキノン(20.6mg,0.190mmol)の非脱気溶液を、室温において3時間にわたって撹拌する。次いで、上記溶液をセライトのパッドを通して濾過し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、上記ジイン生成物(87mg,99%)を褐色固体として得た。
LC/MS: m/z = 921.99 (M+H), RT=3.97分。
工程VII:
1,4−ビス(2−((2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−5−イル)ブタ−1,3−ジイン
HCl−ジオキサン(4Mを1.259mL,5.035mmol)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[5−[4−[2−[(2S,4S)−1−tert−ブトキシカルボニル−4−メチル−ピロリジン−2−イル]−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)チエノ[2,3−d]イミダゾール−5−イル]ブタ−1,3−ジイニル(diynyl)]−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(carboxyla)(87mg,0.094mmol)の溶液を、2時間にわたって撹拌した。数滴のMeOHを添加し、上記溶液を一晩撹拌して、2 SEM基を外した。上記溶液を乾燥するまでエバポレートして、1,4−ビス(2−((2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−5−イル)ブタ−1,3−ジイン・4HClを白色粉末として得た。これを、次の工程に直接使った。
LC/MS: m/z = 461.42 (M+H), RT=1.38分。
工程VIII:
ジメチル (2S,2’S)−1,1’−((3S,3’S,5S,5’S)−5,5’−(5,5’−(ブタ−1,3−ジイン−1,4−ジイル)ビス(1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−5,2−ジイル))ビス(3−メチルピロリジン−5,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
DCM(363μL)中の、2−[(2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル]−5−[4−[2−[(2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル]−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−5−イル]ブタ−1,3−ジイニル]−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール(21mg,0.045mmol)、(2S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−酪酸(17.5mg,0.100mmol)およびDIEA(58.9mg,79.4μL,0.455mmol)の溶液に、t3p(50%w/vを87μL,0.136mmol)を室温においてゆっくりと添加した。得られた溶液を、室温において5時間にわたって撹拌した。上記反応混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(DCM中0〜20% MeOH)によって直接精製して、ジメチル (2S,2’S)−1,1’−((3S,3’S,5S,5’S)−5,5’−(5,5’−(ブタ−1,3−ジイン−1,4−ジイル)ビス(1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−5,2−ジイル))ビス(3−メチルピロリジン−5,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート(20mg,55%)を濃橙色結晶として得た。
LC/MS: m/z = 775.48 (M+H), RT=3.21分。
実施例3:(化合物11)
Figure 2013522377
工程I:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−((4−ブロモフェニル)エチニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
DMF(22mL)中の1−ブロモ−4−エチニル−ベンゼン(407.9mg,2.253mmol)、tert−ブチル (2S,4S)−2−(5−ヨード−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(850mg,2.253mmol)およびトリエチルアミン(1.139g,11.26mmol)の溶液を、N流によって15分間にわたって脱気した。この溶液に、Pd(DPPF)Cl−DCM(91.95mg,0.1126mmol)およびCuI(42.91mg,0.2253mmol)を添加した。得られた溶液を、80℃において16時間にわたって撹拌し、室温へと冷却し、EtOAcおよび水で希釈した。その有機相をEtoAcで抽出し、NaSOで乾燥させた。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−((4−ブロモフェニル)エチニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(810mg,84%)を褐色固体として得た。
H NMR (300.0 MHz, CDCl) δ 7.47 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.38 (dd, J = 2.0, 6.6 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H), 4.93 − 4.87 (m, 1H), 3.79 (dd, J = 7.4, 10.1 Hz, 1H), 2.87 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 2.62 − 2.45 (m, 2H), 2.28 (s, 2H), 1.51 (s, 9H) and 1.12 (d, J = 6.4 Hz, 3H) ppm
LC/MS: m/z = 432.0 (M+H), RT=3.40分。
工程II:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−((4−ブロモフェニル)エチニル)−4−ヨード−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
DCM(76.69mL)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[5−[2−(4−ブロモフェニル)エチニル]−1H−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(3.3g,7.668mmol)の溶液に、NIS(1.898g,8.435mmol)を0℃において一度に添加した。得られた褐色様溶液を、0℃において撹拌しながら、徐々に室温へと90分間にわたって加温した。上記溶液を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって直接精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−((4−ブロモフェニル)エチニル)−4−ヨード−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(4.1g,96%)を黄色粉末として得た。
H NMR (300.0 MHz, CDCl3) δ 11.02 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 4.89 − 4.83 (m, 1H), 3.81 − 3.72 (m, 1H), 2.87 − 2.81 (m, 1H), 2.48 − 2.44 (m, 2H), 2.24 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 1.51 (s, 9H) and 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 3H) ppm
LC/MS: m/z = 556.37 (M+H), RT=3.81分。
工程III:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−ブロモフェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
DMF(16mL)中のtert−ブチル (2S,4S)−2−[5−[2−(4−ブロモフェニル)エチニル]−4−ヨード−1H−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボキシレート(820mg,1.474mmol)の溶液に、NaS・9HO(360.1mg,1.621mmol)を室温において添加した。次いで、上記溶液を150℃へと加熱した。3時間後、上記溶液を室温へと冷却し、EtOAcおよび水で溶解し、EtOAcで抽出し、NaSOで乾燥させる。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−ブロモフェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(190mg,28%)を褐色固体として得た。
LC/MS: m/z = 462.65 (M+H), RT=3.69分。
工程IV:
(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4’−(2−((2S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチルピロリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
イソプロパノール(21.6mL)/NaHCO(1Mを10.8mL,10.8mmol)中の(2S,4S)−tert−ブチル 4−メチル−2−(4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(981mg,2.16mmol),2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4−ブロモフェニル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(1g,2.16mmol)、V−PHOS(333mg,0.65mmol)の溶液を、30分間にわたってN流によって脱気した。次いで、Pd(OAc)(39mg,0.17mmol)を添加し、上記溶液を100℃へと15時間にわたって加熱した。上記溶液を室温へと冷却し、EtOAcおよび水で希釈した。その水相をEtOAcで抽出し、その有機相をNaSOで乾燥させた。エバポレーション後、その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)によって精製して、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4’−(2−((2S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチルピロリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(880mg,57%)を黄色固体として得た。
LC/MS: m/z = 709.31 (M+H), RT=2.15分。
工程Vおよび工程VI:
(化合物11)
TFA(1mL)およびDCM(1mL)中の、(2S,4S)−tert−ブチル 2−(5−(4’−(2−((2S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチルピロリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(58mg,0.09665mmol)の溶液を、1時間にわたって室温において撹拌した。溶媒を真空中で除去して、(2−((2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル)−5−(4’−(2−((2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール・3TFAを得た。これを、次の工程に直接使った。
LC/MS: m/z = 509.73 (M+H), RT=1.53分。
DMF(2mL)中の(S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチル酪酸(30.1mg,0.17mmol)、2−((2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル)−5−(4’−(2−((2S,4S)−4−メチルピロリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)−1H−チエノ[2,3−d]イミダゾール.3TFA(69.6mg,0.081mmol)、HATU(65.3,0.17mmol)の溶液に、DIEA(142.5μL,0.81mmol)を添加した。次いで、上記溶液を室温において3時間にわたって撹拌した。次いで、上記反応物を、HOおよびEtOAcで希釈した。その水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を、MgSOを使用して乾燥させ、エバポレートし、その残渣を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物11(49.7mg,73%)を白色粉末として得た。
LC/MS: m/z = 823.09 (M+H), RT=2.09分。
化合物1〜3、化合物5、化合物6、化合物8〜10、化合物12〜32、化合物1a〜12a、化合物1b〜4b、化合物1c、および化合物2c
表1Aに開示される化合物1〜3、化合物5、化合物6、化合物8〜10、化合物12〜32、表1Bに開示される化合物1a〜12a、表3に開示される化合物1b〜4b、ならびに表4に開示される化合物1cおよび化合物2cを、適切な中間出発物質を使用して、実施例1〜3に概説される手順に従って調製した。
実施例4:ELISAおよびサブゲノムレプリコン1a細胞株を使用する活性の決定
遺伝子型1aのサブゲノムHCVレプリコンを含む細胞株W11.8を使用して、上記薬物の効力を決定する。異なる薬物濃度の存在下でのRNA複製を、4日間にわたる薬物処理の際に、NS5Aタンパク質含有量のレベルによってこの細胞株において間接的に測定する。上記NS5Aタンパク質のレベルは、レプリコン細胞株におけるHCV RNAのレベルとよく相関することが示される。細胞を、培養フラスコ表面積のうちの85%未満でのコンフルエント状態を維持するために、1週間に2回分割する。細胞継代に使用される培養培地は、DMEM−10% ウシ胎仔血清と100 UI/mL ペニシリン、100μg/mL ストレプトマイシン、2mM グルタミン、1mM ピルビン酸ナトリウム、非必須アミノ酸(1×)および600μg/mLのG418終濃度からなる。上記W11.8細胞の単層をトリプシン処理し、細胞を計数する。細胞を、50,000細胞/mLへと完全DMEM(G418含まず)で希釈し、次いで、約5,000個の生存可能な細胞(100μL)を、白色不透明96ウェルマイクロタイタープレート中の1ウェルあたりにプレートする。37℃において、5% COインキュベーター中での2〜4時間のインキュベーション期間後、化合物を種々の濃度で添加する。薬物を、10mMのストック濃度においてDMSO中で再懸濁する。次いで、薬物を、同じ培地中で、最終濃度の2倍で連続希釈する。次いで、1容積(100μL)の各薬物希釈物を、細胞を含む各ウェルに添加する。コントロール化合物を、各プレートアッセイの内部標準として使用する。16個のウェルを、薬物なしのコントロール(0%阻害)として使用する。8個のウェルを、NS5A発現を約100%において阻害することが示され、上記細胞に対して非毒性である、2μM(終濃度)のコントロール薬物を含むバックグラウンドコントロール(100%阻害)として使用する。100%阻害されたウェルの値を平均し、バックグラウンド値として使用した。細胞を、4日間にわたって37℃において、5% COインキュベーター中でさらにインキュベートする。4日間のインキュベーション期間後、培地を除去し、ウェルを、150μLのPBSで室温において5分間にわたって1回洗浄する。次いで、細胞を、150μL/ウェルの冷(−20℃)固定溶液(50% メタノール/50% アセトンミックス)を使用して5分間にわたって固定する。次いで、細胞を、1ウェルあたり150μLのPBS(リン酸緩衝化生理食塩水)で2回洗浄し、150μLのブロッキング溶液の添加後、細胞を、1時間にわたって37℃においてインキュベートして、非特異的部位をブロックする。上記ブロッキング溶液を除去し、細胞を、1ウェルあたり150μLのPBSで2回洗浄し、1ウェルあたり150μLのPBSTS溶液(PBS/0.1% Triton X−100/0.02% SDS)で1回洗浄する。次いで、50μLのマウスモノクローナル抗NS5A抗体(Santa Cruz,Cat.No.sc−52417)を各ウェルに添加し、ブロッキング溶液中で1/1,000希釈し、4℃において一晩インキュベートする。翌日、培地を除去し、プレートを、1ウェルあたり150μLのPBSで室温において5分間のインキュベーションとともに5回洗浄する。次いで、上記ブロッキング溶液中で1/10,000希釈した50μL/ウェルのペルオキシダーゼ結合体化ロバ抗マウス抗体(Jackson Immunoresearch,Cat.No.715−036−150)を添加し、室温において3時間にわたって振盪機(500rpm)上でインキュベートする。プレートを、1ウェルあたり150μLのPBSTS溶液で4回洗浄し、150μLのPBSで1回洗浄する。次いで、基質溶液(100μL,SuperSignal ELISA Pico Chemiluminescent Substrate,Fisher Cat.No.37069)を各ウェルに添加し、プレートを、Analyst HTプレートリーダーでルミネセンス(相対光単位)を読み取る前に60分間にわたって室温においてインキュベートする。(二連で)試験した各薬物濃度での阻害のパーセンテージを、計算する。次いで、ウイルス複製を50%低下させるために必要とされる濃度(IC50)を、GraphPad Prismソフトウェア,バージョン2.0(GraphPad Software Inc.,San Diego,CA,USA)での非線形回帰分析を使用して、用量応答曲線から決定する。
実施例5:細胞ベースのルシフェラーゼレポーターHCV(Ib)RNA複製アッセイ細胞培養
Huh−7肝癌細胞株に由来するレプリコン細胞株Huh−5.2を、Krieger,N; Lohmann,V; Bartenschlager,R. Enhancement of hepatitis C virus RNA replication by cell culture−adaptive mutations. J.Virol.2001,75,4614−4624に一般に記載されるように、培養物中で維持する。上記Huh−5.2細胞は、非常に細胞培養に適合したレプリコンI389luc−ubi−neo/NS3−3’/5.1構築物を含む。上記構築物は、ネオマイシン遺伝子に加えて、蛍ルシフェラーゼ遺伝子への組み込みコピー(Krieger,N; Lohmann,V; Bartenschlager,R. Enhancement of hepatitis C virus RNA replication by cell culture−adaptive mutations. J.Virol.2001,75,4614−4624)を含む。この細胞株は、ルシフェラーゼ活性を測定することによってHCV RNA複製および翻訳の測定を可能にする。上記ルシフェラーゼ活性は、これら細胞における上記レプリコンRNAレベルを密に追随することが以前に示された(Krieger,N; Lohmann,V; Bartenschlager,R. Enhancement of hepatitis C virus RNA replication by cell culture−adaptive mutations. J.Virol.2001,75,4614−4624)。上記Huh−ET細胞株は、ET細胞がより頑健であり、かつ、NS5Aの代わりにHCV NS4B遺伝子における適応変異を含むことを除いて、Huh−5.2細胞株について言及されるものと同じ特徴を有する。レプリコンRNAのレベルは、活発に増殖している細胞において最も高いので、両方の細胞株を、コンフルエント未満のレベル(<85%)において培養物中で維持する。細胞継代に使用される上記培養培地は、10% ウシ胎仔血清と、1% ペニシリン/ストレプトマイシン、1% グルタミン、1% ピルビン酸ナトリウム、1% 非必須アミノ酸、および180μg/mlのG418終濃度を補充したDMEM(Gibco BRL Laboratories,Mississauga,ON,Canada)からなる。細胞を、5% COの雰囲気において37℃でインキュベートし、1週間に2回継代して、コンフルエント未満(sub−confluence)を維持する。
約3000個の生存可能なHuh−ET細胞(100μL)を、白色の不透明96ウェルマイクロタイタープレートにおいて1ウェルあたりにプレートする。上記アッセイに使用される細胞培養培地は、G418もフェノールレッドも含まないことを除いて、上記と同じである。37℃において5% COインキュベーター中で3〜4時間のインキュベーション期間の後に、化合物(100μL)を種々の濃度で添加する。次いで、細胞を、4日間にわたって37℃において5% COインキュベーター中でさらにインキュベートする。その後、上記培養培地を除去し、細胞を、95μLのルシフェラーゼ緩衝液(緩衝化界面活性剤中のルシフェリン基質)を添加することによって溶解する。細胞溶解物を、室温においてインキュベートし、少なくとも10分間にわたって直接光から保護する。プレートを、ルミノメーター(Wallac MicroBeta Trilux,Perkin ElmerTM,MA,USA)を使用して、ルシフェラーゼカウントに関して読み取る。
HCV 1aおよび1bは、2種の最も優勢なHCV遺伝子型であり、処置することが最も難しい。両方の遺伝子型に対して良好な活性を有する化合物を見いだすことは、過去に問題を含んでいることが判明した。しかし、本発明の化合物(特に、4−メチル ピロリジン基を有するもの)は、HCV 1aおよび1bの両方の遺伝子型に対して活性である。前述の実施例は、包括的にもしくは具体的に記載される反応物および/または本発明の操作条件を、前述の実施例に使用されるものの代わりに使用することによって、同様に成功して反復され得る。
前述の記載から、当業者は、本発明の本質的な特徴を容易に確認し得、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、本発明の種々の変更および改変を行って、本発明を種々の使用法および条件に適合させ得る。
阻害効果に関する50%阻害濃度(IC50)を、二連で、1化合物あたり11種の濃度を使用して、用量応答曲線から決定する。非線形回帰分析を使用して、曲線をデータ点にフィットさせ、IC50を、GraphPad Prismソフトウェア,バージョン2.0(GraphPad Software Inc.,San Diego,CA,USA)を使用して、得られた曲線から内挿する。
表2Aおよび表2Bは、本発明の代表的化合物を示す。
Figure 2013522377
Figure 2013522377
Figure 2013522377
uM: +++ <= 0.005 < ++<= 5.0 < +
表3は、式(I)の例示的化合物に関する比較データを示す。そのうちのいくつかは、上記ピロリジン環の4位に置換基を有する(すなわち、RおよびR’がメチルである、本発明の化合物)。データは、サブゲノムレプリコン1aおよび1b 細胞株に対するEC50値を示す。本発明の局面に従って、本発明の化合物は、表3もしくはその薬学的に受容可能な塩から選択される。
Figure 2013522377
Figure 2013522377
表4は、式(I)の例示的化合物の比較データを示す。上記化合物は、上記ピロリジン環の4位において置換基を有する(すなわち、RおよびR’がメチルである本発明の化合物)。データは、サブゲノムレプリコン1aおよび1bの細胞株に対するIC50値およびIC99値を示す。本発明の一局面によれば、本発明の化合物は、表4もしくはその薬学的に受容可能な塩から選択される。
Figure 2013522377

Claims (100)

  1. 式(I):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで
    各Aは、独立して、C6−14アリール、4〜12員の複素環、C3−10シクロアルキル、もしくは5〜12員のヘテロアリールであり;
    BおよびB’は、各々独立して、存在しないか、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、もしくはC2−6アルキニルであり;
    CおよびC’は、各々独立して、4〜7員の複素環であり;
    Dは、環Cに隣接する5員環の中の少なくとも1個の窒素原子を含む5,5員の複素環式環であり;
    D’は、環Cに隣接する5員環の中の少なくとも1個の窒素原子を含む、5,5,6員もしくは5,5員の複素環式環であり;
    は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−P(=O)OROR、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルキニルであるか、あるいは任意の2個のRの存在は、これらが結合される原子と一緒になって、置換されていないかまたはR11で1回以上置換されている5〜7 シクロアルキルまたは置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている5〜7員の複素環を形成し得;
    〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;
    各RおよびR2’は、独立して、ハロゲン、C1−10アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、−(CH1−6OH、−OR、−C(=O)OR、−NR、−NRC(=O)R、−C(O)NR、−S(O)0−3、C6−12アリール、5〜12員の複素環、もしくは5〜12員のヘテロアリールであり;
    およびR’は、各々独立して、H、C1−6アルキル、−(CH1−6OH、C2−6アルケニル、もしくはC2−6アルキニルであり;
    およびR’は、各々独立して、ハロゲン、−NR、−C(O)NRb、−(CH1−6OH、C1−6アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、ヒドロキシル、C6−14アリール、もしくはC1−6アルコキシであり;ここで2個のRの存在は、これらが結合される原子と一緒になって、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルケニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている3−7 シクロアルキル、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環を形成し得;ここで2個のR’の存在は、これらが結合される原子と一緒になって、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルケニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている3−7 シクロアルキル、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環を形成し得;
    XおよびYは、各々独立して、以下:
    Figure 2013522377
    もしくは結合
    であり、ここでアスタリスク(*)は、環CもしくはC’の窒素への結合点を示し;
    およびR’は、各々独立して、H、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−18アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−12アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−12アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているC6−14アリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているC7−16アラルキル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜12員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜18員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜12員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜18員の複素環−アルキルであり;
    は、H、C1−6アルキル、もしくはハロゲン化C1−6アルキルであり;
    mおよびnは、各々独立して、0、1、2、3もしくは4であり;
    pは、0、1、2、3もしくは4であり;
    qは、0、1もしくは2であり;
    sは、0、1、2、3もしくは4であり;
    10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)ORORであり;
    11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;そして
    12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである、化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩。
  2. 前記化合物は、式(IA):
    Figure 2013522377
    の化合物であり、ここで:
    D’は、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択され;
    各XおよびX’は、独立して、−N−、−S−、もしくは−CH−であり;
    各Z’は、独立して、−N−もしくは−CH−であり;
    uは、0もしくは1であり;そして
    各vは、独立して、0もしくは1である、請求項1に記載の化合物。
  3. 前記化合物は、式(II):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩である、請求項1に記載の化合物。
  4. 前記化合物は、式(IIIA):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩であり、
    mおよびnは合わせて、1、2、3、もしくは4である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 前記化合物は、式(IIIB):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩であり、ここで
    mおよびnは合わせて、1、2、3、もしくは4である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 各Aは、独立して、シクロプロピル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、ピペラジニル(piperazinyl)、ピペラジニル(piperadinyl)、フェニル、ナフタレニル、チエニル、フラニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ジヒドロベンゾジオキシン、チエノフラニル、チエノチエニル、チエノピロリル、キノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、もしくはトリアゾリルであり;そしてここで各Aは、独立して、(Rで置換されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 各Aは、独立して、シクロプロピル、シクロヘキシル、フェニル、もしくはナフタレンであり、ここで各Aは、独立して、(Rで置換されている、請求項6に記載の化合物。
  8. 各Aは、独立して、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択され;そして
    t1+t2=pである、
    請求項7に記載の化合物。
  9. Aは、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項8に記載の化合物。
  10. 各Aは、独立して、ピペラジニル(piperazinyl)、ピペラジニル(piperadinyl)、チエニル、フラニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、ピロリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ジヒドロベンゾジオキシニル、チエノフラニル、チエノチエニル、キノリニル、もしくはトリアゾリルである、請求項6に記載の化合物。
  11. 各Aは、独立して、以下:
    Figure 2013522377
    Figure 2013522377
    からなる群より選択され;そして
    t1+t2=pである、
    請求項10に記載の化合物。
  12. 各Aは、独立して、5〜12員のヘテロアリールであり、ここで、そのヘテロ原子は、酸素および硫黄からなる群より選択され;ここで各Aは、独立して、(Rで置換される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  13. BおよびB’は、独立して、存在しないか、C1−6アルキルもしくはC2−6アルキニルである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
  14. BおよびB’は、独立して、存在しないか、−(CH−もしくは−(C≡C)−である、請求項13に記載の化合物。
  15. BおよびB’は、独立して、存在しないか、または−(C≡C)−である、請求項14に記載の化合物。
  16. CとC’との間の距離は、約16Å〜約24Åの間の長さである、請求項1〜6または12〜15のいずれか1項に記載の化合物。
  17. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    Figure 2013522377
    Figure 2013522377
    Figure 2013522377
    Figure 2013522377
    Figure 2013522377
    Figure 2013522377
    からなる群より選択され;
    t1+t2=pである、
    請求項1〜6または12〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  18. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択され;そして
    t1+t2=pである、
    請求項17に記載の化合物。
  19. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択され;そして
    t1+t2=pである、
    請求項18に記載の化合物。
  20. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    であり;そして
    t1+t2=pである、
    請求項19に記載の化合物。
  21. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    であり;そして
    t1+t2=pである、請求項20に記載の化合物。
  22. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    であり;そして
    t1+t2=p
    である、
    請求項19に記載の化合物。
  23. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    であり;そして
    t1+t2=pである、
    請求項20に記載の化合物。
  24. は、ハロゲン、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−4アルキル、−C(=O)OR、−C(O)NR、ヒドロキシル、シアノ、もしくはC1−3アルコキシである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
  25. は、クロロ、フルオロ、ブロモ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、−CHOH、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−C(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、もしくはメトキシである、請求項24に記載の化合物。
  26. ’は、フルオロ、メチル、トリフルオロメチル、ヨード、CHOH、もしくはNHC(O)CHである、請求項1〜25のいずれか1項に記載の化合物。
  27. sは、0である、請求項26に記載の化合物。
  28. 各Rは、独立して、フルオロもしくはメチルである、請求項1〜25のいずれか1項に記載の化合物。
  29. sは、0である、請求項28に記載の化合物。
  30. およびR’は、Hもしくはメチルである、請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。
  31. およびR’は、各々独立して、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、ジフルオロメチル、ジフルオロエチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、−CHOH、−NR、t−ブトキシ−、もしくはヒドロキシルであるか;あるいは2個のR基はこれらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピル、スピロシクロプロピルもしくは
    Figure 2013522377
    を形成するか、2個のR’基は、これらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピル、スピロシクロプロピルもしくは
    Figure 2013522377
    を形成する、請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
  32. およびR’は、各々独立して、メチル、エチル、メトキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルであるか、または2個のR基は、これらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピルもしくはスピロシクロプロピルを形成するか、または2個のR’基は、これらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピルもしくはスピロシクロプロピルを形成する、請求項31に記載の化合物。
  33. およびR’は、メチルである、請求項32に記載の化合物。
  34. mおよびnは、独立して、1もしくは2である、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
  35. mおよびnは、1である、請求項34に記載の化合物。
  36. XおよびYは、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  37. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているC7−8アラルキル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜8員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜8員の複素環−アルキルである、請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物。
  38. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている5〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている6〜7員の複素環−アルキルである、請求項37に記載の化合物。
  39. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−6アルキニルである、請求項38に記載の化合物。
  40. およびR’は、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘキシル(CH)−であり、これらは、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されている、請求項39に記載の化合物。
  41. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニルである、請求項38に記載の化合物。
  42. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジルである、請求項38に記載の化合物。
  43. 10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R 、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−OC(=O)NR、−OC(=O)Ra、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルである、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
  44. 10は、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、もしくは−NRSONRである、請求項43に記載の化合物。
  45. 10は、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、もしくは−NRSOである、請求項43に記載の化合物。
  46. 〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物。
  47. およびRは、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルであり、そしてRおよびRは、各々独立して、HもしくはC1−3アルキルである、請求項46に記載の化合物。
  48. 〜Rは、各々独立して、HもしくはC1−3アルキルである、請求項46に記載の化合物。
  49. 前記化合物は、式(IIIC):
    Figure 2013522377
    の化合物であり、
    ここでD’は、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択される、請求項1〜48のいずれか1項に記載の化合物。
  50. 前記化合物は、式(V):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩であり、ここで
    およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環−アルキルであり;
    およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;そして
    mおよびnは合わせて、0、1、2、3もしくは4である、
    請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物。
  51. およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、ベンジル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである、請求項50に記載の化合物。
  52. 式(IV)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、テトラヒドロフラン、もしくはベンジルである、請求項50に記載の化合物。
  53. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニルである、請求項50〜52のいずれか1項に記載の化合物。
  54. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキルである、請求項50〜52のいずれか1項の化合物。
  55. およびR’は、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシイソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、もしくはシクロヘキシルである、請求項54に記載の化合物。
  56. とRもしくはR’とR’は、これらが結合される炭素と一緒になって、各々独立して、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項50〜55のいずれか1項に記載の化合物。
  57. 前記化合物は、式(V):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩である、請求項1〜56のいずれか1項に記載の化合物。
  58. 前記化合物は、式(IV):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩であり、ここで
    Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択され;
    およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環−アルキルであり;
    およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;そして
    mおよびnは合わせて、0、1、2、3もしくは4である、
    請求項2に記載の化合物。
  59. 前記化合物は、式(V):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩である、請求項58に記載の化合物。
  60. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項58または59のいずれか1項に記載の化合物。
  61. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項58または59のいずれか1項に記載の化合物。
  62. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項58または59のいずれか1項に記載の化合物。
  63. およびR’は、メチルである、請求項58〜62のいずれか1項に記載の化合物。
  64. mおよびnは、1である、請求項58〜63のいずれか1項に記載の化合物。
  65. D’は、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項60〜62のいずれか1項に記載の化合物。
  66. D’は、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項58、59、63、もしくは64のいずれか1項に記載の化合物。
  67. D’は、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項58〜66のいずれか1項に記載の化合物。
  68. 前記化合物は、式(VI):
    Figure 2013522377
    もしくはその薬学的に受容可能な塩であり;そしてここでRおよびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−8アルキル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルケニル、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC2−8アルキニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているベンジル、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている5〜6員のヘテロアリール、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されている6〜7員のヘテロアラルキル、置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている3〜6員の複素環、または置換されていないかもしくはR12で1回以上置換されている4〜7員の複素環−アルキルであり;
    およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)ORa、−NRSO、もしくは−NRSONRであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員のヘテロアリール、6〜18員のヘテロアラルキル、3〜12員の複素環、もしくは4〜18員の複素環−アルキルであり;そして
    mおよびnは合わせて、0、1、2、3もしくは4である、
    請求項2に記載の化合物。
  69. 前記化合物は、式(VII):
    Figure 2013522377
    もしくはその薬学的に受容可能な塩である、請求項68に記載の化合物。
  70. およびR’は、メチルである、請求項68または69のいずれか1項に記載の化合物。
  71. mおよびnは、1である、請求項68〜70のいずれか1項に記載の化合物。
  72. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択される、請求項68〜71のいずれか1項に記載の化合物。
  73. Figure 2013522377
    は、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択される、請求項66〜71に記載の化合物。
  74. D’は、以下:
    Figure 2013522377
    からなる群より選択される、請求項68〜73のいずれか1項に記載の化合物。
  75. は、ハロゲン、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−4アルキル、−C(=O)OR、−C(O)NR、ヒドロキシル、シアノ、もしくはC1−3アルコキシである、請求項58〜74のいずれか1項に記載の化合物。
  76. は、クロロ、フルオロ、ブロモ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、−CHOH、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−C(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、もしくはメトキシである、請求項58〜74のいずれか1項に記載の化合物。
  77. およびR’は、フルオロ、メチル、トリフルオロメチル、ヨード、CHOH、もしくはNHC(O)CHである、請求項58〜76のいずれか1項に記載の化合物。
  78. sは、0である、請求項58〜77のいずれか1項に記載の化合物。
  79. ’は、Hもしくはメチルである、請求項58〜78のいずれか1項に記載の化合物。
  80. およびR’は、各々独立して、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、ジフルオロメチル、ジフルオロエチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、−CHOH、−NR、t−ブトキシ−、もしくはヒドロキシルであるか;または2個のR基はこれらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピル、スピロシクロプロピルもしくは
    Figure 2013522377
    を形成するか、または2個のR’基は、これらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピル、スピロシクロプロピルもしくは
    Figure 2013522377
    を形成する、請求項58〜69および71〜79のいずれか1項に記載の化合物。
  81. およびR’は、各々独立して、メチル、エチル、メトキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルであるか、または2個のR基はこれらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピルもしくはスピロシクロプロピルを形成するか、または2個のR’基はこれらが結合される原子と一緒になって、縮合シクロプロピルもしくはスピロシクロプロピルを形成する、請求項58〜69および71〜79のいずれか1項に記載の化合物。
  82. およびR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、ベンジル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである、請求項58〜81のいずれか1項に記載の化合物。
  83. 式(IV)におけるRおよびR’は、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここでR〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、テトラヒドロフラン、もしくはベンジルである、請求項58〜81のいずれか1項に記載の化合物。
  84. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR11で1回以上置換されているフェニルである、請求項58〜81のいずれか1項に記載の化合物。
  85. およびR’は、各々独立して、置換されていないかもしくはR10で1回以上置換されているC1−6アルキルである、請求項58〜81のいずれか1項に記載の化合物。
  86. およびR’は、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシイソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、もしくはシクロヘキシルである、請求項58〜83のいずれか1項に記載の化合物。
  87. とRもしくはR’とR’は、これらが結合される炭素と一緒になって、各々独立して、以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項58〜83のいずれか1項に記載の化合物。
  88. とRもしくはR’とR’は、これらが結合される炭素と一緒になって、各々以下:
    Figure 2013522377
    である、請求項58〜87のいずれか1項に記載の化合物。
  89. 10は、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−NRSO、もしくは−NRSONRである、請求項58〜88のいずれか1項に記載の化合物。
  90. 10は、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、もしくは−NRSOである、請求項58〜88のいずれか1項に記載の化合物。
  91. 〜Rは、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員のヘテロアリール、6〜8員のヘテロアラルキル、5〜6員の複素環、もしくは6〜8員の複素環−アルキルである、請求項58〜88のいずれか1項に記載の化合物。
  92. 〜Rは、各々独立して、HもしくはC1−3アルキルである、請求項58〜90のいずれか1項に記載の化合物。
  93. 前記化合物は、式(VIII):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩である、請求項58に記載の化合物。
  94. 前記化合物は、式(IX):
    Figure 2013522377
    の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩である、請求項58に記載の化合物。
  95. 表1A、表1B、表3、もしくは表4から選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
  96. ヒトにおけるC型肝炎ウイルス感染を処置もしくは予防するための、請求項1〜95のいずれか1項に記載の化合物。
  97. 請求項1〜96のいずれか1項に記載の少なくとも1種の化合物および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアもしくは賦形剤を含む、薬学的組成物。
  98. HCVウイルスによる感染を処置もしくは予防するための方法であって、該感染を処置もしくは予防するのに有効な量の請求項1〜96のいずれか1項に記載の化合物と生物学的サンプルとを接触させる工程、または該感染を処置もしくは予防するのに有効な量の請求項1〜96のいずれか1項に記載の化合物を該感染の処置もしくは予防を必要とする患者に投与する工程を包含する、方法。
  99. HCVは、遺伝子型1のものである、請求項98に記載の方法。
  100. HCVは、遺伝子型1a、遺伝子型1b、もしくはこれらの組み合わせのものである、請求項98に記載の方法。
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