JP2013521222A - シリコーンポリアミド、シリコーン樹脂および少なくとも51%の色素を組み合わせた化粧用組成物 - Google Patents

シリコーンポリアミド、シリコーン樹脂および少なくとも51%の色素を組み合わせた化粧用組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、生理的に許容可能な媒体中に、
- 少なくとも1つのシリコーンポリアミド、
- 少なくとも1つのシリコーン樹脂、ならびに
- 顔料、真珠光沢剤および反射粒子、ならびにこれらの混合物から選択される、少なくとも51%の色素
を含む少なくとも1つの脂肪相を含む、化粧用メイクアップまたはケア組成物に関する。

Description

本発明は、少なくとも1つのシリコーンポリアミド、少なくとも1つのシリコーン樹脂および高含有量の色素を含む少なくとも1つの液体脂肪相を含む、化粧用アイシャドウ組成物に関する。本発明は、この組成物を使用するまぶたをメイクアップするための方法にも関する。
アイシャドウは、好適なビヒクルと、メイクアップパウダーおよび適用後はまぶたに特定の着色を与えることを意図した様々な色素とから製造される。これらは、水性または無水の形態であってもよい。
この種の多くのメイクアップ組成物は、従来「バインダー」として知られている脂肪相と、顔料および/またはフィラーを特に含む粉体相(pulverulent phase)とを一般的に含む、コンパクトパウダーの形態である。これらは、クリームの質感の形態であってもよい。
米国特許第5874069号 米国特許第5919441号 米国特許第6051216号 米国特許第5981680号
しかしながら、現在商業的に利用可能なパウダーの質感を有するアイシャドウは、長時間、つまり10時間未満、一般的には8から10時間に、パウダーのままでいることが制限されている。同様に、クリームの質感を有するアイシャドウは、16時間未満の耐久性しか有しない。したがって、一日の中で新しいものに代える必要がある。
経時の耐久性が劣ることは、特に経時で色の定着が劣ることに反映され得る。この劣った耐久性は、色の変更(色の変化または退色)、一般的に続けて皮脂および/または皮膚で分泌された汗との相互作用によって特徴付けられ得る。これは使用者にメイクアップを非常に頻繁に新しくさせることを強い、時間がかかる。
本発明の1つの目的は、優れた耐久性を有し、かつ快適なメイクアップを提案することである。特に、本発明による組成物は、パウダーに近い質感を有し、優れた耐久性(つまり20時間より長い)を同時に示し、快適であり、移動しない。
本発明の目的のために、用語「耐久性」は、経時の色の定着およびストリーキングの不存在(つまり皮膚上の生成物の耐久性)を意味する。
「移動しない」皮膚のメイクアップ組成物は、接触する支持体(ガラス、衣服、タバコまたは織物)上で、少なくとも部分的に移動しない沈着物を形成する利点を有する組成物である。
本発明者らは、予想外にも、シリコーンポリアミドと高含有量の色素と組み合わせてのシリコーン樹脂の使用により、移動耐性があり、さらに組成物が適用に快適であると同時に、優れた耐久性を有する組成物を得ることができることを見出した。
それゆえ、第一の態様によると、本発明は、生理的に許容可能な媒体中に、以下:
- 少なくとも1つのシリコーンポリアミド、
- 少なくとも1つのシリコーン樹脂、ならびに
- 顔料、真珠光沢剤および反射粒子、ならびにこれらの混合物から選択される、少なくとも51%の色素
を含む少なくとも1つの脂肪相を含む、化粧用メイクアップまたはケア組成物に関する。
好ましくは、少なくとも1つのシリコーンポリアミドを含む脂肪相を含む本発明による組成物は、新規な質感、つまり軟らかいペーストまたは優れた弾力性を有するチップの形態の化粧用組成物を提供する特定のプロセスによって得られる。この質感により、滑らかで均一なフィルムをケラチン物質に適用することができ、優れた耐久性を有する。
本発明による組成物で得られた沈着物は、均一であり、改善された耐久性を有する。
本発明の主題は、ケラチン物質、特にまぶたをメイクアップするまたはケアするための方法であり、前に定義した組成物は、前記ケラチン物質に適用される。
本発明によると、組成物は、好ましくは固体である。
用語「固体」は、室温(25℃)および大気圧(760mmHg)における組成物の状態を特徴付ける。
好ましくは、本発明による組成物は、組成物の全質量に対して、5質量%未満、好ましくは3質量%未満の水を含み、好ましくは、組成物は水を含まない。
好ましくは、組成物は、アイシャドウ、アイブロウ(eyebrow)の組成物、アイライナー、ブラッシャー(blusher)またはフェイスパウダーである。さらに優先的には、組成物は、フェイスパウダーまたはブラッシャーである。
(シリコーンポリアミド)
前に示したとおり、本発明による組成物は、少なくとも1つのシリコーンポリアミドを含む。
組成物のシリコーンポリアミドは、好ましくは、室温(25℃)および大気圧(760mmHg)で固体である。
本発明の目的のために、用語「ポリマー」は、少なくとも2つの繰返し単位、好ましくは少なくとも3つの繰返し単位、さらには10の繰返し単位を含む化合物を意味する。
本発明の組成物のシリコーンポリアミドは、ポリオルガノシロキサンの種類のポリマー、例えば米国特許第5874069号、米国特許第5919441号、米国特許第6051216号および米国特許第5981680号に記載されたものであってもよい。本発明によると、シリコーンポリマーは、以下の2つのファミリー:
(1) 少なくとも2つのアミド基を含み、これらの2つの基がポリマー鎖中に位置するポリオルガノシロキサン、および/または
(2) 少なくとも2つのアミド基を含み、これら2つの基がグラフトまたは分岐に位置するポリオルガノシロキサン
に属してもよい。
A) 第一の変形例によると、シリコーンポリマーは、上で定義したポリオルガノシロキサンであり、アミド単位はポリマー鎖中に位置する。
シリコーンポリアミドは、より詳しくは、一般式I:
Figure 2013521222
に対応する少なくとも1つの単位を含むポリマーであってもよく、
ここで、
1) G’は、Gが-C(O)-NH-Y-NHを表す場合にはC(O)を表し、G’は、Gが-NH-C(O)-Y-C(O)-を表す場合には-NH-を表し;
2) R4、R5、R6およびR7は、同一でも異なっていてもよく、以下:
- 直鎖、分岐または環式の、飽和または不飽和の、場合によってその鎖の中に1個以上の酸素、硫黄および/または窒素原子を含有してもよく、場合によって部分的にまたは全体的にフッ素原子で置換されてもよい、C1〜C40の炭化水素系基、
- 場合によって1つ以上のC1〜C4アルキル基で置換されてもよい、C6〜C10アリール基、
- 場合によって1個以上の酸素、硫黄および/または窒素原子を含有してもよい、ポリオルガノシロキサン鎖
から選択される基を表し;
3) 基Xは、同一でも異なっていてもよく、場合によってその鎖の中に1個以上の酸素原子および/または窒素原子を含んでもよい、直鎖または分岐のC1〜C30アルキレンジイル基を表し;
4) Yは、場合によって1個以上の酸素原子、硫黄原子および/または窒素原子を含んでもよく、ならびに/あるいは以下の原子または原子の基: フッ素、ヒドロキシル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C40アルキル、C5〜C10アリール、場合によって1から3個のC1〜C3アルキル基、C1〜C3ヒドロキシアルキル基およびC1〜C6アミノアルキル基で置換されてもよいフェニルのうちの1つを置換基として有する、飽和または不飽和の、C1〜C50の直鎖または分岐の、二価のアルキレン基、アリーレン基、シクロアルキレン基、アルキルアリーレン基またはアリールアルキレン基であり; あるいは
5) Yは式:
Figure 2013521222
に対応する基を表し、
ここで、
- Tは、場合によってポリオルガノシロキサン鎖で置換されてもよく、場合によってO、NおよびSから選択される1個以上の原子を含有してもよい、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の、C3〜C24の三価または四価の炭化水素系基を表すか、Tは、N、PおよびAlから選択される三価の原子を表し、
- R8は、場合によって1つ以上のエステル、アミド、ウレタン、チオカルバメート、ウレア、チオウレアおよび/またはスルホンアミド基を含んでもよく、場合によってポリマーの別の鎖に結合してもよい、直鎖または分岐のC1〜C50アルキル基またはポリオルガノシロキサン鎖を表し;
6) nは、2から500、好ましくは2から200の範囲の整数であり、mは、1から1000、好ましくは1から700、さらに好適には6から200の範囲の整数である。
本発明によると、ポリマーの基R4、R5、R6およびR7のうち80%は、好ましくは、メチル、エチル、フェニルおよび3,3,3-トリフルオロプロピル基から選択される。別の実施形態によると、ポリマーの基R4、R5、R6およびR7のうち80%は、メチル基である。
本発明によると、Yは、様々な二価の基を表すことができ、さらには場合によってポリマーまたはコポリマーの他の単位との結合を築くための1つまたは2つの自由な原子価を含んでもよい。好ましくは、Yは、
a) 直鎖のC1からC20、好ましくはC1からC10アルキレン基、
b) 場合によって環および非共役不飽和を含んでもよい、C30からC56の分岐したアルキレン基、
c) C5〜C6シクロアルキレン基、
d) 場合によって1つ以上のC1からC40アルキル基で置換されてもよいフェニレン基、
e) 1から5つのアミド基を含むC1からC20アルキレン基、
f) ヒドロキシル基、C3からC6シクロアルカン基、C1からC3ヒドロキシアルキル基およびC1からC6アルキルアミン基から選択される1つ以上の置換基を含む、C1からC20アルキレン基
g) 式:
Figure 2013521222
または
Figure 2013521222
(ここで、R4、R5、R6、R7、Tおよびmは、上で定義したとおりである)
のポリオルガノシロキサン鎖
から選択される基を表す。
B) 第二の変形例によると、シリコーンポリアミドは、式(II):
Figure 2013521222
に対応する少なくとも1つの単位を含むポリマーであってもよく、
ここで、
- R4およびR6は、同一でも異なっていてもよく、式(I)に対して上で定義したとおりであり、
- R10は、R4およびR6に対して上で定義したとおりの基を表すか、式-X-G’’-R12の基を表し(ここで、Xは式(I)に対して上で定義したとおりであり、R12は、水素原子、あるいは場合によってその鎖の中にO、SおよびNから選択される1つ以上の原子を含んでもよく、場合によって1つ以上のフッ素原子、および/または1つ以上のヒドロキシル基、または場合によって1つ以上のC1〜C4アルキル基で置換されてもよいフェニル基で置換されてもよい、直鎖、分岐または環式の、飽和または不飽和の、C1〜C50の炭化水素系基を表し、G’’は-C(O)NH-および-HN-C(O)-を表す)、
- R11は、式-X-G’’-R12の基を表し(ここで、X、G’’およびR12は上で定義したとおりである)、
- m1は1から998の範囲の整数であり、
- m2は2から500の範囲の整数である。
本発明によると、シリコーンポリマーはホモポリマー、つまりいくつかの同一の単位、特に式(I)または式(II)の単位を含むポリマーであってもよい。
本発明によると、いくつかの異なる式(I)の単位を含むコポリマーからなるポリマー、つまり基R4、R5、R6、R7、X、G、Y、mおよびnのうちの少なくとも1つが、単位のうちの1つにおいて異なるポリマーを使用することもできる。コポリマーは、式(II)のいくつかの単位から形成されてもよく、基R4、R6、R10、R11、m1およびm2のうちの少なくとも1つが、単位のうちの少なくとも1つにおいて異なる。
少なくとも1つの式(I)の単位と少なくとも1つの式(II)の単位とを含むポリマーを使用することもでき、式(I)の単位と式(II)の単位は、お互いに同一であっても異なっていてもよい。
本発明の一変形例によると、エステル、スルホンアミド、カルバメート、チオカルバメート、ウレア、ウレタン、チオウレア、オキサミド、グアニジノ基およびビグアニジド基、ならびにこれらの組み合わせから選択される、水素結合を築くことができる2つの基を含む、少なくとも1つの炭化水素系単位をさらに含むシリコーンポリアミドを使用することもできる。
これらのコポリマーは、ブロックポリマーまたはグラフトポリマーであってもよい。
式(I)および(II)において、XまたはYを表すアルキレン基は、場合によって、そのアルキレン部分に以下の成分のうちの少なくとも1つを含むことができる:
1) 1から5つのアミド、ウレア、ウレタンまたはカルバメート基、
2) C5またはC6シクロアルキル基、および
3) 場合によって1から3つの同一または異なるC1〜C3アルキル基で置換されてもよい、フェニレン基。
式(I)および(II)において、アルキレン基は、
- ヒドロキシル基、
- C3〜C8シクロアルキル基、
- 1から3つのC1〜C40アルキル基、
- 場合によって1から3つのC1〜C3アルキル基で置換されてもよいフェニル基、
- C1〜C3ヒドロキシアルキル基、および
- C1〜C6アミノアルキル基
から形成される基から選択される、少なくとも1つの成分で置換されてもよい。
これらの式(I)および(II)において、Yは、
Figure 2013521222
を表してもよく、
ここで、R8はポリオルガノシロキサン鎖を表し、Tは式:
Figure 2013521222
の基を表し、
ここで、a、bおよびcは、独立に、1から10の範囲の整数であり、R13は水素原子、またはR4、R5、R6およびR7に対して定義されるものなどの基である。
式(I)および(II)において、R4、R5、R6およびR7は、好ましくは、独立に、直鎖または分岐のC1からC40アルキル基、好ましくはCH3、C2H5、n-C3H7またはイソプロピル基、ポリオルガノシロキサン鎖あるいは場合によって1から3つのメチル基またはエチル基で置換されてもよいフェニル基を表す。
前に示したとおり、ポリマーは、同一または異なる式(I)もしくは(II)の単位を含んでもよい。
したがって、ポリマーは、異なる長さのいくつかの式(I)または(II)の単位を含むポリアミド、つまり式(III):
Figure 2013521222
に対応するポリアミドであってもよく、
ここで、X、Y、nおよびR4からR7は、上で与えた意味を有し、m1およびm2は、それぞれ異なっており、1から1000の範囲で選択され、pは2から300の範囲の整数である。
この式において、単位が構造化されて、ブロックコポリマー、またはランダムコポリマーまたは交互コポリマーを形成してもよい。このコポリマーにおいて、単位は、長さが異なるのみではなく、化学構造が異なってもよく、例えば異なる基Yを含んでもよい。この場合において、ポリマーは、式(IV):
Figure 2013521222
に対応してもよく、
R4からR7、X、Y、m1、m2、nおよびpは、上で与えた意味を有し、Y1はYとは異なるが、Yに対して定義された基から選択される。前のとおり、様々な単位が構造化されて、ブロックコポリマー、またはランダムコポリマーまたは交互コポリマーを形成してもよい。
本発明のこの第一の実施形態において、シリコーンポリマーは、グラフトコポリマーからなってもよい。したがって、シリコーン単位を含むポリアミドは、グラフト化されてもよく、場合によってアミド基を含むシリコーン鎖で架橋されてもよい。このようなポリマーは、三官能性アミンと合成されてもよい。
本発明によると、前に示したとおり、シロキサン単位はポリマーの主鎖または骨格に存在してもよいが、グラフト鎖またはペンダント鎖の中に存在してもよい。主鎖において、シロキサン単位は、上で記載したとおりセグメントの形態であってもよい。ペンダント鎖またはグラフト鎖において、シロキサン単位は、個々にまたはセグメントで現れてもよい。
本発明の一実施形態の変形例によると、シリコーンポリアミドおよび炭化水素系ポリアミドのコポリマー、あるいは式(I)または(II)の単位および炭化水素系ポリアミド単位を含むコポリマーを使用してもよい。この場合において、ポリアミド-シリコーン単位は、炭化水素系ポリアミドの末端に位置してもよい。
有利には、組成物は、少なくとも1つのポリアミド/ポリジメチルシロキサンポリマー、特に、50より大きい、特に75より大きい、さらに約100の添え字mを有する一般式(I)のポリマーを含む。
有利には、式(I)のシリコーンポリアミドは、10000から500000g/molの範囲の質量平均分子量を有する。
より好ましくは、XおよびYは、独立に、直鎖のC1〜C20、好ましくはC1〜C10アルキレン基から選択される基を表す。
使用してもよいポリマーの例として、米国特許第5981680号の実施例1から3によって得られるシリコーンポリアミドのうちの1つが挙げられる。
好ましくは、Dow CorningによってDC 2-8179の参照名で販売されているナイロン-611/ジメチコーンコポリマーが、シリコーンポリアミドとして使用される。
本発明の組成物において使用されるポリマーおよびコポリマーは、有利には、45℃から190℃の範囲の固体状態から液体状態への転移温度を有する。好ましくは、これらは、70℃から130℃、さらには80℃から105℃の範囲の固体状態から液体状態への転移温度を有する。
シリコーンポリアミドは、組成物の全質量に対して、0.5質量%から45質量%の範囲、好ましくは1質量%から30質量%の範囲、さらには2質量%から20質量%の範囲の全含有量で第一の組成物中に存在してもよい。
(シリコーン樹脂)
本発明による組成物は、少なくとも1つのシリコーン樹脂を含む。
これらのシリコーン樹脂の例には、以下のものが挙げられる:
- 式[(CH3)3SiO]x(SiO4/2)y(単位MQ)(xおよびyは50から80の範囲の整数である)のトリメチルシロキシシリケートであってもよい、シロキシシリケート、
- 式(CH3SiO3/2)x(単位T)(xは100より大きく、メチル基のうちの少なくとも1つが上で定義した基Rで置換されてもよい)のポリシルセスキオキサン、
- メチル基が別の基で置換されていないポリシルセスキオキサンである、ポリメチルシルセスキオキサン。このようなポリメチルシルセスキオキサンは、米国特許第5246694号に記載されており、その内容は参照により援用される。
商業的に利用可能なポリメチルシルセスキオキサン樹脂の例として、以下の販売されているものが挙げられる:
- Belsil PMS MKなどの樹脂MKの参照名のWacker社によるもの: 最大1質量%の(CH3)2SiO2/2単位(単位D)を含んでもよく、約10000の平均分子量を有する、CH3SiO3/2の繰返し単位(単位T)を含むポリマー、
- 式CH3SiO3/2の単位Tから構成され、Si-OH(シラノール)末端基を含む、KR-220Lの参照名、98%の単位Tおよび2%のジメチル単位Dを含み、Si-OH末端基を含む、KR-242Aの参照名、または88%の単位Tおよび12%のジメチル単位Dを含み、Si-OH末端基を含む、KR-251の参照名の、Shin-Etsu社によるもの。
挙げられるシロキシシリケート樹脂には、場合によってパウダーの形態であってもよいトリメチルシロキシシリケート樹脂(TMS)が含まれる。このような樹脂は、Momentive Performance Materials社によってSR1000の参照名で、またはWacker社によってTMS 803の参照名で販売されている。例として、Shin-Etsu社によってKF-7312Jの名称で、またはDow Corning社によってDC 749およびDC 593の名称で販売されている、シクロメチコーンなどの溶媒中で販売されているトリメチルシロキシシリケート樹脂も挙げられる。
有利には、シリコーン樹脂、例えばトリメチルシロキシシリケート樹脂は、組成物の全質量に対して、0.5質量%から30質量%、さらには1質量%から25質量%、さらに好適には5質量%から25質量%の範囲の含有量で存在する。
好ましくは、シリコーン樹脂、特にトリメチルシロキシシリケート樹脂は、シリコーンポリアミド/シリコーン樹脂の質量比が1/4から1の間、好ましくは1/3から1の間となる比で存在する。
好ましくは、ナイロン-611/ジメチコーンがシリコーンポリアミドとして使用され、トリメチルシロキシシリケート樹脂がシリコーン樹脂として使用される。
(脂肪相)
本発明による組成物の脂肪相は、好ましくは、少なくとも1つの油を含む液体の脂肪相を含む。
好ましい一実施形態において、本発明による組成物は、少なくとも1つの揮発性の油を含む。
組成物は、少なくとも1つの非揮発性の油を含んでもよい。一実施形態によると、本発明による組成物は、非揮発性の油を含まない。
油は、組成物の全質量に対して、1質量%から45質量%、好ましくは5質量%から40質量%の範囲の含有量で存在してもよい。
本発明の目的のために、用語「揮発性の油」は、皮膚またはケラチン線維と接触して、室温、大気圧で1時間未満で蒸発することができる油を意味する。本発明の揮発性有機溶媒および揮発性の油は、室温、大気圧でゼロではない蒸気圧、特には0.13Paから40000Pa(10-3から300mmHg)の範囲、とりわけ1.3Paから13000Pa(0.01から100mmHg)の範囲、より詳しくは1.3Paから1300Pa(0.01から10mmHg)の範囲を有する、室温で液体である揮発性有機溶媒および化粧用油である。
用語「非揮発性の油」は、皮膚またはケラチン線維上に、室温、大気圧で少なくとも数時間残留する油を意味し、これは特に10-3mmHg(0.13Pa)未満の蒸気圧を有する。
これらの油は炭化水素系の油、シリコーン油、またはフルオロ油、あるいはこれらの混合物であってもよい。
用語「炭化水素系の油」は、主に水素原子および炭素原子、ならびに場合によって酸素原子、窒素原子、硫黄原子またはリン原子を含有する油を意味する。揮発性の炭化水素系の油は、8から16個の炭素原子を含有する炭化水素系の油、特には分岐したC8〜C16アルカン、例えば石油由来のC8〜C16イソアルカン(イソパラフィンとしても知られている)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチル-ヘプタンとしても知られている)、イソデカンおよびイソヘキサデカン、例えばIsoparまたはPermethylの商品名で販売されている油、分岐したC8〜C16エステルおよびイソヘキシルネオペンタノエート、ならびにこれらの混合物から選択されてもよい。他の揮発性の炭化水素系の油、例えば石油蒸留物、特にはShell社によってShell Soltの名称で販売されているものを使用してもよい。揮発性の炭化水素系の油は、直鎖のC8〜C16アルカンから選択されてもよい。直鎖のC8〜C16アルカンの例には、n-ノナデカン(C9)、n-デカン(C10)、n-ウンデカン(C11)、n-ドデカン(C12)、n-トリデカン(C13)、n-テトラデカン(C14)、n-ペンタデカン(C15)、およびn-ヘキサデカン(C16)、ならびにこれらの混合物、特にはCognis社によってCetiol UTの参照名で販売されているn-ウンデカン(C11)とn-トリデカン(C13)との混合物が含まれる。
一実施形態によると、本発明における使用のために好適な揮発性の直鎖のアルカンは、n-ノナデカン、n-ウンデカン、n-ドデカンおよびn-トリデカン、ならびにこれらの混合物から選択されてもよい。
特に、揮発性の直鎖のアルカンは、n-ウンデカン/n-トリデカンの混合物の形態で使用されてもよい。
好ましくは、n-ウンデカン/n-トリデカンの質量比は、50/50から90/10、好ましくは60/40から80/20の範囲、特には65/35から75/25の範囲である。
特に、本発明の組成物は、70/30の質量比で、n-ウンデカンとn-トリデカンの混合物を含んでもよい。
好ましくは、揮発性溶媒は、8から16個の炭素原子を含有する炭化水素系の揮発性の油、およびこれらの混合物から選択される。
使用してもよい揮発性の油には、揮発性のシリコーン、例えば揮発性の直鎖または環式のシリコーン油、特に8センチストークス(8×10-6m2/s)以下の粘度を有し、特に2から7個のケイ素原子を含有するものが含まれ、これらのシリコーンは、場合によって1から10個の炭素原子を含有するアルキル基またはアルコキシ基を含んでもよい。本発明において使用してもよい揮発性のシリコーン油として、例として特には、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、およびドデカメチルペンタシロキサン、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
例として、一般式(I)の直鎖の揮発性のアルキルトリシロキサンの油も挙げられる:
Figure 2013521222
(ここで、Rは、1つ以上の水素原子がフッ素原子または塩素原子で置換されてもよい、2から4個の炭素原子を含有するアルキル基を表す)
挙げられる一般式(I)の油の中で、Rがそれぞれブチル基、プロピル基またはエチル基である一般式(I)の油に対応する、
3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン、
3-プロピル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン、および
3-エチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン
が挙げられる。
ノナフルオロメトキシブタンまたはパーフルオロメチルシクロペンタンなどの揮発性のフルオロ溶媒を使用してもよい。
好ましくは、組成物は、組成物の全質量に対して、1質量%から45質量%、好ましくは5質量%から40質量%の範囲の含有量の揮発性の油を含む。
組成物は、特に非揮発性の炭化水素系の油および/またはシリコーン油および/またはフルオロ油から選択される、少なくとも1つの非揮発性の油を含んでもよい。
特に挙げられる非揮発性の炭化水素系の油には、以下が含まれる:
- 植物由来の炭化水素系の油、例えばグリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセリドであって、その脂肪酸はC4からC24の様々な鎖長を有してもよく、これらの鎖は場合によって直鎖または分岐の、飽和または不飽和であってもよく; これらの油は特に、小麦胚芽油(wheatgerm oil)、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ゴマ油、コーン油、アンズ油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリーブ油、大豆油、スウィートアーモンド油、パーム油、ナタネ油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカダミア油、ホホバ油、アルファルファ油、ポピー油、カボチャ油、ゴマ油、マロー油(marrow oil)、ナタネ油、ブラックカラント油、月見草油、キビ油(millet oil)、大麦油、キノア油、ライ麦油、ベニバナ油、キャンドルナッツ油、トケイソウ油、およびジャコウバラ油; あるいは代わりには、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社によって販売されているものまたはDynamit Nobel社によってMiglyol 810、812および818の名称で販売されているもの、
- 10から40個の炭素原子を含有する合成エーテル;
- 鉱物または合成由来の直鎖または分岐の炭化水素、例えばワセリン、ポリデセン、Parleamなどの水素化ポリイソブテン、およびスクアラン、ならびにこれらの混合物;
- 合成エステル、例えば式R1COOR2の油であって、R1は1から40個の炭素原子を含有する直鎖または分岐の脂肪酸残基を表し、R2は1から40個の炭素原子を含有する特に分岐した炭化水素系の鎖を表し、ただし、R1+R2≧10であるもの、例えばピュアセリン油(purcellin oil)(オクタン酸セトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、C12〜C15安息香酸アルキル、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、イソステアリン酸イソステアリル、オクタン酸アルキルまたはオクタン酸ポリアルキル、ジオクタン酸プロピレングリコールなどのデカノエートまたはリシノレエート; 水酸化エステル、例えば乳酸イソステアリルおよびリンゴ酸ジイソステアリル; ならびにペンタエリスリトールエステル;
- 12から26個の炭素原子を含有する、分岐のおよび/または不飽和の炭素系鎖を含む、室温で液体の脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノールまたは2-ウンデシルペンタデカノール;
- 高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸またはリノレン酸;
- カーボネート、
- アセタール、
- シトレート、
- ならびにこれらの混合物。
本発明による組成物において使用してもよい非揮発性のシリコーン油は、非揮発性のポリジメチルシロキサン(PDMSs)、ペンダントおよび/またはシリコーン鎖の末端にアルキル基またはアルコキシ基を含むポリジメチルシロキサン(それぞれの基は2から24個の炭素原子を含有する)、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、ならびに2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケートであってもよい。
本発明において使用してもよいフルオロ油は、特に、欧州特許第847752号に記載された、フルオロシリコーン油、フルオロポリエーテルまたはフルオロシリコーンである。
(着色剤(または色素))
本発明による着色剤または色素は、顔料、真珠光沢剤、および反射粒子、ならびにこれらの混合物から選択される。
着色剤は、以下の物質から選択される有機顔料、およびこれらの混合物であってもよい:
- コチニールカルミン(cochineal carmine)、
- アゾ染料、アントラキノン染料、インジゴイド染料、キサンテン染料、ピレン染料、キノリン染料、トリフェニルメタン染料およびフルオラン染料の有機顔料。
有機顔料の中で、例として特に、以下の名称で知られているD&C認証顔料が挙げられる: D&C Blue No. 4、D&C Brown No. 1、D&C Green No. 5、D&C Green No. 6、D&C Orange No. 4、D&C Orange No. 5、D&C Orange No. 10、D&C Orange No. 11、D&C Red No. 6、D&C Red No. 7、D&C Red No. 17、D&C Red No. 21、D&C Red No. 22、D&C Red No. 27、D&C Red No. 28、D&C Red No. 30、D&C Red No. 31、D&C Red No. 33、D&C Red No. 34、D&C Red No. 36、D&C Violet No. 2、D&C Yellow No. 7、D&C Yellow No. 8、D&C Yellow No. 10、D&C Yellow No. 11、FD&C Blue No. 1、FD&C Green No. 3、FD&C Red No. 40、FD&C Yellow No. 5、FD&C Yellow No. 6。
前に挙げた有機色素のそれぞれに対応する化学物質は、「The Cosmetic, Toiletries and Fragrance Association」によって出版された出版物「International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook」、1997編、371から386および524から528ページに挙げられており、その内容は参照により本特許出願に援用される。
着色剤または色素は、真珠光沢剤から選択されてもよい。
用語「真珠光沢剤」は、あらゆる形態の着色された粒子を意味するものと理解されるべきであり、これは、特に殻の中で特定の軟体動物によって作り出された、または代わりには合成された、光学干渉を介して着色効果を有する、玉虫色のものであってもそうでなくてもよい。
挙げられる真珠光沢剤の例には、真珠光沢顔料、例えば酸化鉄で被覆されたチタンマイカ(titanium mica)、オキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、酸化クロムで被覆されたチタンマイカ、およびオキシ塩化ビスマスに基づく真珠光沢顔料が含まれる。これらは、その表面が金属酸化物および/または有機色素の少なくとも2つの連続する層で重層されたマイカ粒子であってもよい。
真珠光沢剤は、より詳しくは、黄色、桃色、赤色、青銅色、橙色、茶色、金色および/または銅色もしくは銅色の色合いであってもよい。
第一の組成物に干渉顔料として導入されてもよい真珠光沢剤の例示として、特にEngelhard社によってBrilliant gold 212G(Timica)、Gold 222C(Cloisonne)、Sparkle gold(Timica)、Gold 4504(Chromalite)およびMonarch gold 233X(Cloisonne)の名称で販売されている、金色に着色された真珠光沢剤; 特にMerck社によってBronze fine(17384)(Colorona)およびBronze(17353)(Colorona)の名称で、ならびにEngelhard社によってSuper bronze(Cloisonne)の名称で販売されている、青銅色の真珠光沢剤; 特にEngelhard社によってOrange 363C(Cloisonne)およびOrange MCR 101(Cosmica)の名称で、ならびにMerck社によってPassion orange(Colorona)およびMatte orange(17449)(Microna)の名称で販売されている、橙色の真珠光沢剤; 特にEngelhard社によってNu-antique copper 340XB(Cloisonne)およびBrown CL4509(Chromalite)の名称で販売されている、茶色の真珠光沢剤; 特にEngelhard社によってCopper 340A(Timica)の名称で販売されている、銅色の色合いを有する真珠光沢剤; 特にMerck社によってSienna fine(17386)(Colorona)の名称で販売されている、赤色の色合いを有する真珠光沢剤; 特にEngelhard社によってYellow(4502)(Chromalite)の名称で販売されている、黄色の色合いを有する真珠光沢剤; 特にEngelhard社によってSunstone G012(Gemtone)の名称で販売されている、金色の色合いを有する赤色の真珠光沢剤; 特にEngelhard社によってTan opale G005(Gemtone)の名称で販売されている、桃色の真珠光沢剤; 特にEngelhard社によってNu antique bronze 240 AB(Timica)の名称で販売されている、金色の色合いを有する黒色の真珠光沢剤; 特にMerck社によってMatte blue(17433)(Microna)の名称で販売されている、青色の真珠光沢剤; 特にMerck社によってXirona Silverの名称で販売されている、銀色の色合いを有する白色の真珠光沢剤; ならびに特にMerck社によってIndian summer(Xirona)の名称で販売されている、金色-緑桃色-橙色の真珠光沢剤、ならびにこれらの混合物が特に挙げられる。
真珠光沢剤のさらなる例には、酸化チタンで被覆されたボロシリケート基材を含む粒子が挙げられる。
酸化チタンで被覆されたガラス基材を有する粒子は、Toyal社によってMetashine MC1080RYの名称で特に販売されている。
最後に、挙げられる真珠光沢剤の例には、ポリエチレンテレフタレートフレーク、特にMeadowbrook Inventions社によってSilver 1P0.004X0.004(silver flakes)の名称で販売されているものが含まれる。
最後に、本発明による着色剤は、反射粒子から選択されてもよい。
用語「反射粒子」は、サイズ、構造、特に作られた層の厚さならびにその物理的および化学的性質、ならびに表面状態により、入射光を反射することができる粒子を示す。この反射は、適切な場合、作り出された支持体に適用した場合、組成物または混合物の表面において、裸眼で可視できる過度の輝度(overbrightness)点、つまり輝きが現れることによってその環境に対して明暗を有するより明るい点を作り出すために、十分な強度を有してもよい。
反射粒子は、組み合わされた着色剤によって発生する着色効果を十分に代替しないように選択されてもよく、より詳しくは着色効率の点でこの効果を最適化するように選択されてもよい。これらは、より詳しくは、黄色、桃色、赤色、青銅色、橙色、茶色、金色および/または銅色または銅色の色合いを有してもよい。
これらの粒子は様々な形態を有してもよく、特に小板状または球状、特に球状であってもよい。
これらの形態に関係なく、反射粒子は多層構造を有しても有しなくてもよく、多層構造の場合、例えば少なくとも1つの層は、均一な厚さの、特に反射材料である。
反射粒子が多層構造を有しない場合、これらは、例えば金属酸化物、特に合成的に得られた酸化チタンまたは酸化鉄から構成されてもよい。
反射粒子が多層構造を有する場合、これらは、天然または合成の基材、特に反射材料の少なくとも1つの層で少なくとも部分的に被覆された合成基材、特には少なくとも1つの金属または金属材料を含んでもよい。基材は、単一材料、複数材料、有機および/または無機の基材であってもよい。
より詳しくは、これは、ガラス、セラミックス、グラファイト、金属酸化物、アルミナ、シリカ、シリケート、特にアルミノシリケートおよびボロシリケート、ならびに合成マイカ、ならびにこれらの混合物から選択されてもよいが、この列挙に限定されない。
反射材料は、金属または金属材料の層を含んでもよい。
反射粒子は、特に特開平09-188830号公報、特開平10-158450号公報、特開平10-158541号公報、特開平07-258460号公報および特開平05-017710号公報に記載されている。
また、金属の層で被覆された無機基材を含む反射粒子の例として、銀で被覆されたボロシリケート基材を含む粒子が挙げられる。
小板の形態の銀で被覆されたガラス基材を有する粒子は、Toyal社によってMicroglass Metashine REFSX 2025 PSの名称で販売されている。ニッケル/クロム/モリブデン合金で被覆されたガラス基材を有する粒子は、この同じ会社によってCrystal Star GF 550およびGF 2525の名称で販売されている。
金属物質、例えば銀、アルミニウム、鉄、クロム、ニッケル、モリブデン、金、銅、亜鉛、スズ、マンガン、鋼、青銅またはチタンを含む粒子を使用してもよく、前記基材は、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化セリウム、酸化クロムまたは酸化ケイ素、およびこれらの混合物などの少なくとも1つの金属酸化物の少なくとも1つの層で被覆される。
挙げられる例には、Eckart社によってVisionaireの名称で販売されている、SiO2で被覆されたアルミニウムパウダー、青銅パウダーまたは銅パウダーが含まれる。
好ましくは、着色剤は、
有機顔料、例えば、
- CTFAの節「Color Additives - Batch Certified by the U.S. Food and Drug Administration」に列挙された、食品医薬品局によって認証されたD&Cの顔料; 例として特に、Blue 1および4、Brown 1、Ext. Violet 2、Ext. Yellow 7、Green 3、5、6および8、Orange 4、5、10および11、Red 4、6、7、17、21、22、27、28、30、36および40、Violet 2、Yellow 5、6、7、8、10および11が挙げられ、
無機顔料、例えば、
- 酸化鉄、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄または酸化クロム、
- フェリックブルー、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、ピンクまたはバイオレット、クロム水和物、水酸化クロムまたはオキシ塩化ビスマス、
真珠光沢剤、例えば、
- 酸化チタンで被覆されたマイカ、酸化チタンと酸化鉄で被覆されたマイカ、およびラウロイルリシンなどのアミノ酸で被覆されたマイカ、
- ポリエチレンテレフタレートフレーク、
- 絹雲母、
- ならびにこれらの混合物、
反射粒子、例えば、
- 金属層で被覆されたボロシリケート基材を含む粒子
から選択される。
本発明による、顔料、真珠光沢剤および反射粒子から選択される色素は、組成物の全質量に対して、51質量%以上、好ましくは52質量%から90質量%の範囲、好ましくは55質量%以上、例えば55質量%から80質量%の範囲の含有量で存在する。
(フィラー)
本発明によるアイシャドウは、有機または無機の、球状または薄板状であってもよい、少なくとも1つのフィラーを含んでもよい。
フィラーは、詰め込むことができない(incompactable)フィラーとして知られているフィラー、例えば、
- 特に開放気孔のシリカ微小球、好ましくは中空のシリカ微小球、例えばMaprecos社からの製品「Silica Beads SB 700/HA」または「Silica Beads SB 700」; これらの微小球に化粧用活性剤が含浸されてもよい;
- スポンジと同様の構造を有する微小孔性ポリマー微小球; これらは一般的に少なくとも0.5m2/g、特に少なくとも1m2/gの比表面積を有し、前記比表面積は非常に高い多孔性の微小球を製造する実用的な可能性に起因するもの以外の最大値の制限を有しない: 比表面積は、例えば、最大1000m2/g、またはそれ以上であってもよい。挙げられるこれらの微小球の例示には、アクリルポリマー微小球、例えばRP Scherer社からの架橋されたアクリレートコポリマー「Polytrap 6603 Adsorber」から作られたもの、SEPPIC社からのポリメチルメタクリレート「Micropearl M 100」から作られたものが含まれる;
- ポリウレタンパウダー、例えばToshiki社によってPlastic Powder D-400およびT-7の名称で販売されている、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールヘキシルラクトンのパウダー化されたコポリマー;
- 液体、特に化粧用活性剤を含んでもよい、貯留部を形成する1つのみの閉鎖された空洞を有するポリマーマイクロカプセル; これらは知られている方法、例えば米国特許第3615972号および欧州特許第056219号に記載されたものを介して調製される。これらは、例えば、エチレン性不飽和の酸、アミンもしくはエステルモノマーのポリマーまたはコポリマー、ウレア-ホルムアルデヒドポリマーあるいは塩化ビニリデンポリマーまたはコポリマーから製造される; マイクロカプセルの例として、メチルアクリレートまたはメタクリレートポリマーもしくはコポリマー、あるいは代わりには塩化ビニリデンおよびアクリロニトリルのコポリマーが挙げられる; これらのポリマーの中で、例として特に、20〜60質量%の塩化ビニリデンから誘導される単位、20〜60質量%のアクリロニトリルから誘導される単位、ならびに0〜40質量%の他の単位、例えばアクリルおよび/またはスチレンモノマーから誘導される単位を含むものが挙げられる; 架橋されたアクリルポリマーまたはコポリマーを使用してもよい;
- 特に特開平02-243612号に記載された、エラストマーの架橋オルガノポリシロキサンの球状パウダー、例えばDow Corning社によって「Trefil Powder E-506C」の名称で販売されているもの;
- Micro Powders社によってMicrocare 350(登録商標)の名称で販売されているカルナバワックスのマイクロビーズ、およびMicro Powders社によってMicroease 114S(登録商標)の名称で販売されているパラフィンワックスのマイクロビーズ;
- パウダーの形態の金属セッケン。これらのセッケンの中で、例として特に、12から22個、特に12から18個の炭素原子を含有する脂肪酸の金属セッケンが挙げられる。金属セッケンの金属は、特に、亜鉛またはマグネシウムであってもよい。脂肪酸は、特に、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸およびパルミチン酸から選択されてもよい。使用してもよい金属セッケンには、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸マグネシウムおよびステアリン酸亜鉛、ならびにこれらの混合物が含まれる;
- 特に径が一般的に40μm未満の粒子の形態の、滑石または水和したケイ酸マグネシウム;
- 特に径が2から200μm、好ましくは5〜70μmであり、厚さが0.1から5μm、好ましくは0.2〜3μmのフレークの形態である、様々な組成物のマイカまたはアルミノシリケートであって、これらのマイカは、場合によって天然由来(例えば白雲母、マーガライト、ロスコー雲母、レピドライトもしくは黒雲母)または合成由来であってもよい;
- 白雲母と同じ化学的および結晶の分類に属する、絹雲母などの粘土;
- 特に径が一般的に30μm未満の等方性の形態の粒子の形態の、カオリンまたは水和したアルミニウムシリケート;
- 窒化ホウ素;
- Clariant社からのCeridust 9205 Fなどのテトラフルオロエチレンポリマーのパウダー;
- 特に径が10μmを超えるの粒子の形態の、沈降炭酸カルシウム;
- 炭酸マグネシウムおよび炭酸水素マグネシウム;
- ヒドロキシアパタイト;
- 径が50μm未満の粒子の形態の発泡されていない合成ポリマー、例えばポリエチレン、ポリエステル(例えばポリエチレンイソフタレートまたはテレフタレート)およびポリアミド(例えばナイロン)のパウダー;
- 球形化され、架橋されたまたは架橋されていない合成ポリマー、例えばポリ-β-アラニンパウダーまたはナイロンパウダーなどのポリアミドパウダー、例えばAtochem社からのOrgasol powder、ポリアクリル酸またはポリメタクリル酸パウダー、ジビニルベンゼンで架橋されたポリスチレンのパウダー、ならびにシリコーン樹脂パウダー、ならびに
- 天然由来の有機材料、例えばデンプン、特にトウモロコシデンプン、小麦デンプンまたは米デンプンのパウダー;
ならびにこれらの混合物から選択されてもよい。
フィラーは、組成物の全質量に対して、0.1質量%から30質量%の範囲、好ましくは1質量%から10質量%の範囲で存在してもよい。
組成物は、化粧品において通常使用される他の成分(アジュバント)、例えば保存剤、化粧用活性剤、保湿剤、UVスクリーニング剤、増粘剤、界面活性剤および香料を含んでもよい。
言うまでもなく、当業者は、本発明による組成物に加えられる任意のアジュバントは、本発明による組成物に本質的に関連する有利な特性が、想定される添加によって逆の影響を受けないか、実質的に逆の影響を受けないように注意して選択するだろう。
別の態様によると、本発明は、以下:
i) 区画を区切る容器であって、前記区画は閉鎖部材によって閉鎖されており;
ii) 前記区画の内部に位置した本発明による組成物
を含む化粧品の組立品にも関する。
容器はあらゆる好適な形態であってもよい。これは、特に、ボトル、チューブ、ジャー、ケース、缶、サシェまたは箱であってもよい。
閉鎖部材は、取り外し可能なストッパー、ふた、カバー、ティアーオフストリップ(tear-off strip)またはカプセル、特に容器に固定された本体と本体に接合したキャップの形態であってもよい。これは、容器を選択的に閉鎖する部材、特にポンプまたはバルブ、例えばクラッパーの形態であってもよい。
好ましくは、組成物は、漏れのない容器の内部に存在する。
(調製方法)
本発明による組成物は、好ましくは、以下の手順によって調製される:
a) シリコーンポリアミドおよびMQ樹脂を含む製剤ベース(formulation base)を調製し:
このベースは1つ以上の油、特に揮発性の油、およびゲル化剤を含んでもよく
b) この製剤ベースを、ブレンダーまたは押出機を使用して、脂肪相、特に揮発性または非揮発性シリコーン油と混合する。
したがって、本特許出願は、本発明による組成物を調製するための方法にも関し、これは、好ましくは連続的に、有利にはシリコーンポリマー(相b)の固体-液体転移温度以上の温度で、シリコーンポリアミドで構成された脂肪相の全てまたは一部の制御されたせん断の少なくとも1つの工程を含む。
好ましくは、この方法は、有利にはシリコーンポリマーの固体-液体転移温度以上の温度で、組成物の全ての成分の制御されたせん断の少なくとも1つの工程を含む。
調製されたままの生成物を徐々にブレンドする機械的な動作を制御するためのあらゆる装置または装置の組み合わせ、例えばかき取り式交換器のタイプ、または好ましくはブレンダー/二軸押出機のタイプ(簡単にするために、本明細書の残りでは「押出機」と表す)の連続的に機能する方法が、本発明による方法における使用のために好適である。
ブレンダー/二軸押出機タイプの押出機が好ましくは使用され、これらの押出機は、以下の部分:
- 10℃から300℃の範囲の温度に独立して温度を調整する、少なくとも2つのジャケット、
- 軸部分から構成され、それぞれの部分が対応する温度領域で所望の混合機能を提供する形状を有する、2つの共回転軸、
- 様々な相を計量し、導入する装置、
- 軸の回転速度の関数として、せん断の強度を調節するための、可変速度モーター
から構成される。
本発明による方法がブレンダー/押出機において行われる場合、様々な成分が、その安定性に適合する温度で、冷却中のブレンドする間に、様々な温度で導入されてもよい。
本発明を行う装置として、これらの装置に本発明は限定されないが、例として特に、Clextral社からのBC-21およびBC-45のモデル、ThermoRheo社からのPrism Eurolabのモデルが挙げられる。
以下に示す実施例は、本発明の限定されない例示として示される。割合は、質量割合である。
実施例1および2: アイシャドウ
(製剤ベースの調製)
Figure 2013521222
MQ樹脂をイソドデカンの一部と混合し、混合物を膨潤させる(相AとCを別々に)。
イソプロピルアルコールをシリコーンポリアミド(相B)と混合し、その後得られた相BをMoritzブレンディングでBentone C1と混合して、組成物を得る。
最後に、相AおよびC、ならびにフィラーDをMoritz攪拌または激しいRayneri攪拌で得られた組成物と混合する。
これにより、製剤ベースを得る。
(アイシャドウの調製)
Figure 2013521222
実施例1および2の組成物は、以下の手順によって得られる:
- 製剤ベースをシリコーン油と混合する(つまりDow Corning 556または246);
- その後、フィラー、真珠光沢剤および顔料を加え、混合物を押出機に入れる。
実施例1および2の組成物は、3日間、9人の女性のパネルによってそれぞれ評価された。
3日間、それぞれの組成物の毎日の適用後、耐久性を、特に優れている(メイクアップ効果が適用時のまま残っている)と評価した。さらに、組成物は快適なものであった。

Claims (15)

  1. 生理的に許容可能な媒体中に、以下:
    - 少なくとも1つのシリコーンポリアミド、
    - 少なくとも1つのシリコーン樹脂、ならびに
    - 顔料、真珠光沢剤および反射粒子、ならびにこれらの混合物から選択される、少なくとも51%の色素
    を含む少なくとも1つの脂肪相を含む、化粧用メイクアップまたはケア組成物。
  2. 前記組成物の全質量に対して、5質量%未満の水、さらには3質量%未満の水を含む、特には水を含まない、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物の全質量の、0.5質量%から45質量%、好ましくは1質量%から30質量%、さらに好適には2質量%から20質量%に相当するシリコーンポリアミドの全含有量を有する、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記シリコーンポリアミドが一般式(I):
    Figure 2013521222
    (ここで、
    1) G’は、Gが-C(O)-NH-Y-NHを表す場合にはC(O)を表し、G’は、Gが-NH-C(O)-Y-C(O)-を表す場合には-NH-を表し;
    2) R4、R5、R6およびR7は、同一でも異なっていてもよく、以下:
    - 直鎖、分岐または環式の、飽和または不飽和の、場合によってその鎖の中に1個以上の酸素、硫黄および/または窒素原子を含有してもよく、場合によって部分的にまたは全体的にフッ素原子で置換されてもよい、C1〜C40の炭化水素系基、
    - 場合によって1つ以上のC1〜C4アルキル基で置換されてもよい、C6〜C10アリール基、
    - 場合によって1個以上の酸素、硫黄および/または窒素原子を含有してもよい、ポリオルガノシロキサン鎖
    から選択される基を表し;
    3) 基Xは、同一でも異なっていてもよく、場合によってその鎖の中に1個以上の酸素原子および/または窒素原子を含んでもよい、直鎖または分岐のC1〜C30アルキレンジイル基を表し;
    4) Yは、場合によって1個以上の酸素原子、硫黄原子および/または窒素原子を含んでもよく、ならびに/あるいは以下の原子または原子の基: フッ素、ヒドロキシル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C40アルキル、C5〜C10アリール、場合によって1から3個のC1〜C3アルキル基、C1〜C3ヒドロキシアルキル基およびC1〜C6アミノアルキル基で置換されてもよいフェニルのうちの1つを置換基として有する、飽和または不飽和の、C1〜C50の直鎖または分岐の、二価のアルキレン基、アリーレン基、シクロアルキレン基、アルキルアリーレン基またはアリールアルキレン基であり; あるいは
    5) Yは式:
    Figure 2013521222
    に対応する基を表し、
    ここで、
    - Tは、場合によってポリオルガノシロキサン鎖で置換されてもよく、場合によってO、NおよびSから選択される1個以上の原子を含有してもよい、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の、C3〜C24の三価または四価の炭化水素系基を表すか、Tは、N、PおよびAlから選択される三価の原子を表し、
    - R8は、場合によって1つ以上のエステル、アミド、ウレタン、チオカルバメート、ウレア、チオウレアおよび/またはスルホンアミド基を含んでもよく、場合によってポリマーの別の鎖に結合してもよい、直鎖または分岐のC1〜C50アルキル基またはポリオルガノシロキサン鎖を表し;
    6) nは、2から500、好ましくは2から200の範囲の整数であり、mは、1から1000、好ましくは1から700、さらに好適には6から200の範囲の整数である)
    に対応する少なくとも1つの単位を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. Xおよび/またはYが、そのアルキレン部分に少なくとも1つの以下の成分:
    1) 1から5つのアミド、ウレア、ウレタンまたはカルバメート基、
    2) C5またはC6シクロアルキル基、および
    3) 場合によって1から3つの同一または異なるC1〜C3アルキル基で置換されてもよい、フェニレン基
    を含み、ならびに/あるいは以下:
    - ヒドロキシル基、
    - C3〜C8シクロアルキル基、
    - 1から3つのC1〜C40アルキル基、
    - 場合によって1から3つのC1〜C3アルキル基で置換されてもよいフェニル基、
    - C1〜C3ヒドロキシアルキル基、および
    - C1〜C6アミノアルキル基
    から形成される基から選択される少なくとも1つの成分で置換されたアルキレン基を表す、請求項4に記載の組成物。
  6. R4、R5、R6およびR7が、独立に、直鎖または分岐の、C1からC40アルキル基、好ましくは基CH3、C2H5、n-C3H7またはイソプロピル、ポリオルガノシロキサン鎖、あるいは場合によって1から3つのメチル基またはエチル基で置換されてもよいフェニル基を表す、請求項4または5に記載の組成物。
  7. 50より大きい、特には75より大きい、とりわけ約100の添え字mを有する一般式(I)の少なくとも1つのポリマーを含む、請求項4から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記シリコーン樹脂が、シロキシシリケート樹脂、好ましくはトリメチルシロキシシリケート樹脂であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記シリコーン樹脂が、前記組成物の全質量に対して、0.5質量%から30質量%、好ましくは1質量%から25質量%、より好ましくは5質量%から25質量%に相当することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記シリコーン樹脂が、前記シリコーンポリアミド/シリコーン樹脂の質量比が1/4から1の間、好ましくは1/3から1の間でとなる比で存在することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記シリコーンポリアミドがナイロン-611/ジメチコーンコポリマーであり、前記シリコーン樹脂がトリメチルシロキシシリケート樹脂であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 少なくとも1つの揮発性の油を含むことを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 前記揮発性の油が、前記組成物の全質量の、1質量%から45質量%、さらに好適には5質量%から40質量%に相当することを特徴とする、請求項12に記載の組成物。
  14. 前記揮発性の油が、8から16個の炭素原子を含有する炭化水素系の揮発性の油、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項12または13に記載の組成物。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物を適用する、ケラチン物質、特にまぶたをメイクアップするための方法。
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