JP2013518869A5

JP2013518869A5 -

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Publication number: JP2013518869A5
Application number: JP2012551685A
Authority: JP
Filing date: 2011-02-04
Publication date: 2014-03-20

Claims

治療上有効な量の非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）またはその誘導体と、少なくとも50％（w/w）の脂質および2%(w/w)〜40%(w/w)のアルコールを含む製薬上許容されうるベヒクルとを含む、経口投与のための医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが脂質成分を含む、請求項１に記載の医薬組成物。
前記脂質成分が、油または油性液体；脂肪；脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪アルコール、グリセリド；リン脂質；グリコールエステル；ショ糖エステル；ワックス；グリセロールオレアート誘導体；中鎖脂肪酸トリグリセリド；あるいはそれらの混合物を含む、請求項２に記載の医薬組成物。
前記油が天然油または植物油である、請求項３に記載の医薬組成物。
前記天然油が、亜麻仁油；ダイズ油；ヤシ油；鉱油；トリアセチン；オレイン酸エチル；水素添加天然油；またはそれらの混合物を含む、請求項４に記載の医薬組成物。
前記植物油が、オリーブ油；菜種油；ラッカセイ油（peanut oil）；ダイズ油；トウモロコシ油；紅花油；ラッカセイ油（arachis oil）；ヒマワリ油；キャノーラ油；クルミ油；アーモンド油；アボカド油；ヒマシ油；ヤシ油；綿実油；米ぬか油；ゴマ油；および精製パーム油；またはそれらの混合物からなる群より選択される、請求項４に記載の医薬組成物。
前記脂肪酸が、8〜24炭素原子、10〜22炭素原子、14〜20炭素原子、または16〜20炭素原子を含む、請求項３に記載の医薬組成物。
前記脂肪酸が、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、およびアラキジン酸、オメガ3脂肪酸もしくはオメガ6脂肪酸、またはそれらの混合物を含む、請求項７に記載の医薬組成物。
前記グリセリドが、モノ-グリセリド、ジ-グリセリド、またはトリ-グリセリドを含む、請求項３に記載の医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが、少なくとも60％（w/w）、少なくとも70％（w/w）、少なくとも80％（w/w）、または少なくとも90％（w/w）の脂質を含む、請求項１〜９のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが、少なくとも70％（w/w）の脂質および4％（w/w）〜30％（w/w）のアルコールを含む、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが、80％（w/w）〜95％（w/w）の脂質および5％（w/w）〜20％（w/w）のアルコールを含む、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが、少なくとも80％（w/w）の脂質および6％（w/w）〜20％（w/w）のアルコールを含む、請求項１〜１２のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが、少なくとも80％（w/w）の脂質および8％（w/w）〜15％（w/w）のアルコールを含む、請求項１〜１３のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが、88％（w/w）〜92％（w/w）の脂質および8％（w/w）〜12％（w/w）のアルコールを含む、請求項１〜１４のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記アルコールがエタノールである、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが、80％（w/w）〜95％（w/w）の脂質および5％（w/w）〜20％（w/w）のエタノールを含む、請求項１６に記載の医薬組成物。
前記製薬上許容されうるベヒクルが、88％（w/w）〜92％（w/w）の脂質および8％（w/w）〜12％（w/w）のエタノールを含む、請求項１６に記載の医薬組成物。
非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）が、プロピオン酸誘導体、酢酸誘導体、エノール酸誘導体、フェナム酸誘導体、選択的シクロオキシゲナーゼ（COX）阻害剤、または非選択的シクロオキシゲナーゼ（COX）阻害剤である、請求項１〜１８のいずれか１項に記載の医薬組成物。
非ステロイド性抗炎症薬が、アルミノプロフェン；ベノキサプロフェン；デクスケトプロフェン；フルルビプロフェン；イブプロフェン；インドプロフェン；ケトプロフェン；ロキソプロフェン；プラノプロフェン；プロチジン酸；スプロフェン；アセクロフェナク；アセメタシン；アクタリット；アルクロフェナク；アンフェナク；クロメタシン；ジクロフェナク；エトドラク；フェルビナク；フェンクロフェナク；インドメタシン；ケトロラク；メチアジン酸；モフェゾラク；ナプロキセン；オキサメタシン；スリンダク；ゾメピラク；セレコキシブ；エトリコキシブ；ルミラコキシブ；メロキシカム；ロフェコキシブ；バルデコキシブ；アロキシピリン；アミノフェナゾン；アントラフェニン；アスピリン；アザプロパゾン；ベノリラート；ベンジダミン；ブチブフェン；クロルテノキサジン；サリチル酸コリン；ジフルニサル；エモルファゾン；エピリゾール；フェクロブゾン；フェンブフェン；グラフェニン；サリチル酸ヒドロキシエチル；ラクチルフェネチジン；メフェナム酸；メタミゾール；モフェブタゾン；ナブメトン；ニフェナゾン；ニフルム酸；フェナセチン；ピペブゾン；プロピフェナゾン；プロカゾン；サリチルアミド；サルサラート；チアラミド；チノリジンおよびトルフェナム酸からなる群より選択される、請求項１〜１９のいずれか１項に記載の医薬組成物。
対象の肺における非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）またはその誘導体の生物学的利用能を増加させるための、請求項１〜２０のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、対象の肺におけるNSAIDまたはその誘導体の濃度を、腹腔内投与もしくは脂質を含まないベヒクルを用いた経口投与によって達成される濃度と比較して、少なくとも50％、100％、200％、または少なくとも300％増加させる、請求項２１に記載の医薬組成物。
対象の肺における非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）またはその誘導体の生物学的利用能を増加させるための医薬品の製造における、請求項１〜２０のいずれか１項に記載の医薬組成物の使用。
前記医薬組成物が、対象の肺におけるNSAIDまたはその誘導体の濃度を、腹腔内投与もしくは脂質を含まないベヒクルを用いた経口投与によって達成される濃度と比較して、少なくとも50％、100％、200％、または少なくとも300％増加させる、請求項２３に記載の使用。
呼吸器疾患の治療のための、請求項１〜２０のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記呼吸器疾患が、感冒、副鼻腔炎、扁桃炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎、肺炎、呼吸窮迫症候群（RDS）、急性呼吸窮迫症候群（ARDS）、急性肺損傷（ALI）、慢性閉塞性肺疾患（COPD）、浮腫、嚢胞性線維症、細菌感染症、真菌感染症、ウイルス感染症、または細気管支炎である、請求項２５に記載の医薬組成物。
前記ウイルス感染症が、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、もしくはC型インフルエンザウイルス、またはその派生物によって引き起こされる、請求項２６に記載の医薬組成物。
ウイルス誘導性サイトカイン産生の炎症症状の改善、未感作の対象の急性ウイルス感染における炎症の治療、またはウイルスの再燃の治療に用いられる、請求項２５に記載の医薬組成物。
呼吸器疾患の治療のための医薬品の製造における、請求項１〜２０のいずれか１項に記載の医薬組成物の使用。
前記呼吸器疾患が、感冒、副鼻腔炎、扁桃炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎、肺炎、呼吸窮迫症候群（RDS）、急性呼吸窮迫症候群（ARDS）、急性肺損傷（ALI）、慢性閉塞性肺疾患（COPD）、浮腫、嚢胞性線維症、細菌感染症、真菌感染症、ウイルス感染症、または細気管支炎である、請求項２９に記載の使用。
前記ウイルス感染症が、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、もしくはC型インフルエンザウイルス、またはその派生物によって引き起こされる、請求項３０に記載の使用。
前記医薬組成物が、ウイルス誘導性サイトカイン産生の炎症症状の改善、未感作の対象の急性ウイルス感染における炎症の治療、またはウイルスの再燃の治療に用いられる、請求項２９に記載の使用。
関節炎、炎症性腸疾患、子宮内膜症、骨盤内炎症性疾患、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、乾癬、または嚢胞性線維症における炎症性疼痛を治療あるいは軽減するための、請求項１〜２０のいずれか１項に記載の医薬組成物。
前記関節炎が関節リウマチまたは変形性関節症である、請求項３３に記載の医薬組成物。
関節炎、炎症性腸疾患、子宮内膜症、骨盤内炎症性疾患、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、乾癬、または嚢胞性線維症における炎症性疼痛を治療あるいは軽減するための医薬品の製造における、請求項１〜２０のいずれか１項に記載の医薬組成物の使用。
前記関節炎が関節リウマチまたは変形性関節症である、請求項３５に記載の使用。