JP2013518697A - 医療装置ボルスターのための収縮指示器 - Google Patents

Abstract

【課題】医療装置のバルーン型または他の膨張式の体内ボルスターの膨張状態を視覚的に示すための収縮指示器システムが開示されている。
【解決手段】指示器システムによって、観察者は、留置式装置の体内ボルスターが膨張しているかどうかを、体外の見通しの利く位置から見極められる。１つの実施形態では、医療装置は、内腔を形成する細長い本体と、患者体内に医療装置の一部分を固定するための膨張式体内ボルスターと、を備えている。体内ボルスターと流体連通する可撓性の膜を有する収縮指示器も開示されている。膜は、医療装置の体外部分に含まれる。体内ボルスターが収縮しているとき、膜は、凹型形状の第１の位置を取る。これに対して、体内ボルスターが膨張しているとき、膜は、凸型形状の第２の位置を取る。膜の位置は、体外で観察でき、体内ボルスターの膨張状態を示す。
【選択図】図２Ａ

Description

本出願は、２０１０年２月９日に「栄養補給装置ボルスターのための収縮指示器」の名称で出願された米国仮特許出願第６１／３０２，６２０号の利益を主張し、その内容の全ては、参照によって本明細書に組み入れられる。

簡潔にまとめると、本発明の実施形態は、医療装置のバルーン型または他の膨張式の体内ボルスターの膨張状態を視覚的に示すための収縮指示器システムを対象とする。指示器システムは、留置式装置の体内ボルスターが膨張しているかどうかを、観察者が体外の見通しの利く位置から見極められるようにする。このことは、翻せば、意図せぬボルスター収縮によって、患者の体内から装置が誤って脱離するのを未然に防ぐのに役立つ。

１つの実施形態では、医療装置は、近位端から遠位端まで延びる内腔が形成された細長い本体と、医療装置の一部分を患者体内に固定するための膨張式体内ボルスターと、を備えている。体内ボルスターと流体連通する可撓性の膜を有する収縮指示器も開示されている。膜は、医療装置の体外に使用される部分に含まれている。体内ボルスターが収縮しているときには、膜は、第１のドーム形状位置を取る。これに対して、体内ボルスターが膨張しているときには、膜は、逆向きの第２のドーム形状位置を取る。膜のそれらの位置は、体外から観察でき、体内ボルスターの膨張状態を示す。

本発明の実施形態の上記および他の特徴は、以下の説明および付随の特許請求の範囲から一層明らかになり、以下に説明するように本発明の実施形態を実施することによって理解されるであろう。

本開示のより詳しい説明は、添付図面に示されている本発明の特定の実施形態を参照することによって行う。これらの図面は、本発明の代表的な実施形態のみを描いており、従って、本発明の範囲を限定するものと考えられてはならないことを理解されたい。これより、添付図面を使用しながら、本発明の例示としての実施形態を更に特定的且つ詳細に記述し、説明してゆく。

１つの実施形態による、収縮指示器システムを有する栄養補給装置の第１の形態にあるときの側断面図である。 図１Ａの栄養補給装置の近位部分の側面図であり、第１の形態にある収縮指示器システムを示す。 １つの実施形態による、収縮指示器システムを有する図１Ａの栄養補給装置の第２の形態にあるときの側断面図である。 図２Ａの栄養補給装置の近位部分の側面図であり、第２の形態にある収縮指示器システムを示す。 １つの実施形態による、収縮指示器システムを有する栄養補給装置の部分側断面図である。 図３の栄養補給装置の上面図であり、第１の形態にある収縮指示器システムを示す。 図３の栄養補給装置の上面図であり、第２の形態にある収縮指示器システムを示す。 １つの実施形態による、収縮指示器システムを有する栄養補給装置の第１の形態にあるときの部分側断面図である。 図５Ａの栄養補給装置の部分側断面図であり、第２の形態にある収縮指示器システムを示す。 １つの実施形態による、収縮指示器システムを有する栄養補給装置の部分側断面図である。 １つの実施形態による、収縮指示器システムを有する栄養補給装置の第１の形態にあるときの部分側断面図である。 収縮指示器システムを有する図７Ａの栄養補給装置の第２の形態にあるときの部分側断面図である。 １つの実施形態による、収縮指示器システムを有する栄養補給装置の部分側断面図である。 １つの実施形態による、収縮指示器システムを有する栄養補給装置の第１の形態にあるときの一部分の斜視図である。 収縮指示器システムを有する図９Ａの栄養補給装置の別の形態にあるときの一部分の斜視図である。

以下に図を参照するが、図中において、同様の構成には、同様の符号が付される。図面は、本発明の例示としての実施形態を模式的および概略的に表現したものであり、限定するものでもなければ、必ずしも縮尺合わせされているわけでもないことを理解されたい。

明解さを期し、「近位の」という単語は、本明細書に説明される装置を使用する臨床医に相対的に近い方向を指し、一方、「遠位の」という単語は、当該臨床医から相対的に遠い方向を指すものと理解されたい。例えば、栄養補給装置（feeding device）の、患者身体内に設置されている端部は、装置の遠位端と見なされ、一方、身体外に留まっている装置端は、栄養補給装置の近位端である。更に、特許請求の範囲を含め、本明細書での使用に際し、「含んでいる、備えている」（including）、「有する」（has）および「有している」（having）という単語は、「備えている」（comprising）という単語と同じ意味を有するものとする。

本発明の実施形態は、概括的には、栄養補給装置の様な医療装置を対象としている。かかる医療装置は、装置のバルーン型の、または、他の膨張式の体内ボルスターの、膨張／収縮状態を視覚的に示すための指示器システムを備えている。指示器システムによって、観察者は、留置式装置の膨張式ボルスターが十分に膨張しているかどうかを、体外の見通しの利く位置から見極めることができ、ひいては、意図せぬボルスター収縮によって、患者の体内から装置が過って脱離するのを未然に防ぐことができる。

図１Ａ〜図２Ｂは、胃瘻造設装置すなわち栄養補給装置の１つの実施形態を描いており、装置の全体が１０で表示されている。具体的には、装置１０は、近位端１２Ａと、遠位端１２Ｂと、近位端と遠位端との間を延びる栄養補給用内腔１４と、が形成された、細長い本体１２を備えている。膨張用内腔１６も装置本体１２によって形成されており、栄養補給用内腔１４に隣接して長手方向に延びている。膨張用内腔１６は、栄養補給用内腔に対してオフセットされた内腔、栄養補給用内腔と同心の内腔、または栄養補給用内腔の内側の内腔とすることを含め、数多くの方法で構成できることに留意されたい。栄養補給用内腔もまた、本明細書に示され、説明されている方法に加え、様々な方法で構成することができる。より広くは、栄養補給装置は、膨張式ボルスターを使用して患者の身体内に装置を固定させる留置式医療装置のほんの一例であり、従って、他の装置も、本明細書に説明されている原理から恩恵を享受するものとして考えられることに留意されたい。

近位ヘッド部分２０が、栄養補給装置本体１２の近位端１２Ａに近接して含まれている。ヘッド部分２０は、栄養補給装置１０の設置後も患者の外部に留まるものであって、栄養補給用内腔１４のための入口を提供する。栄養補給用内腔１４を通して、栄養溶液または他の物質を患者の胃または他の適した体内部分へ送り込むことができる。図１Ａに示されている様に、本実施形態では、栄養補給装置１０は、患者の胃へのアクセスが提供されるように、瘻孔３２を介して患者の体中へ挿入される。

図示の実施形態では、ヘッド部分２０は、膨張用内腔１６と流体連通する膨張用ポート２２を有する。膨張用ポート２２には、弁２４が含まれる。膨張式体内ボルスターが、栄養補給装置本体１２の遠位端１２Ｂに近接して含まれる。本実施形態では、体内ボルスターは、膨張内腔１６と流体連通する、環状のバルーン３０として実施されている。バルーン３０は、図１Ａでは、栄養補給装置１０を瘻孔３２経由で患者の体中へ挿入できるようにするために、収縮状態にあるように示されている。バルーン３０は、図２Ａでは、栄養補給装置１０が患者の体中へ挿入された後の膨張状態にあり、これによって、栄養補給装置が患者から過って脱離するのを防止する体内ボルスターの役目を果たしていることが示されている。バルーン３０は、空気、生理食塩水の様な液体、または、他の適した膨張用の要素を、膨張用ポート２２および膨張用内腔１６を通して注入することによって、膨張させることができる。弁２４は、膨張用ポート２２の中に配置されており、バルーン３０を選択的に膨張させることができるとともに、一度バルーンが膨張すれば、膨張用ポート２２を通して流体が意図せずに抜けるのを防止できるように構成されている。膨張用ポートおよび弁は、幾つもの手段のうちの１つの手段で構成すればよい。

本実施形態によれば、栄養補給装置１０は、全体が４０で表示されている、収縮指示器システムを更に備えている。収縮指示器システム４０は、バルーン３０の膨張状態を視覚的に示す。バルーン３０の膨張状態を見極めることは、バルーンが知らないうちに収縮してしまい、栄養補給装置１０を患者体内の所定位置に維持できない場合に、栄養補給装置１０が過って脱離するのを未然に防ぐのに有用である。

図示の実施形態では、収縮指示器システム４０は、図１および図２に示されている様に、栄養補給用内腔１４に隣接して長手方向に形成された接続用内腔４２を有する。接続用内腔４２および膨張用内腔１６は、ここでは別々に形成されているものとして示されているが、１つの実施形態では、それらは、互いに一体に形成されている。例えば、接続用内腔４２と膨張用内腔１６との両方が、栄養補給用内腔１４を中心に周方向に形成された同心内腔によって形成されている場合などがこれに該当する。上記の何れの場合でも、膨張用内腔と接続用内腔とは、バルーン３０を介して互いに、少なくとも間接的に流体連通する。これらの内腔には、他の実施可能な構成も考えられる。

接続用内腔４２は、その遠位端で、バルーン３０と流体連通し、その近位端で、空洞部４４と流体連通している。空洞部４４は、栄養補給装置１０のヘッド部分２０に含まれ、外周４６を画定している。指示器４８は、本実施形態では可逆性と不透過性とを有するドーム形状の膜を有しており、流体がそれを透過できないように、または、その周りを通過できないように、空洞部の外周４６にシール可能に取り付けられている。本実施形態の近位のヘッド部分２０は、空洞部４４の中に配置された指示器４８を目視観察できるように、半透明の材料を含んでいる。

指示器４８は、本実施形態では二位置式であり、第１位置へと内向きに付勢される。この位置は、図１Ａに示されている様に、体内ボルスターバルーン３０が収縮状態にあることに対応する。この第１位置では、図１Ｂから最もよく分かる様に、指示器４８の第１面５０が視認できる。具体的には、指示器の第１面５０は、その表面に第１表示５２を有しており、当該表示は、本実施形態では第１面の色付けを含んでいる。１つの実施形態では、第１表示５２の色は赤であるが、如何なる色が使用されてもよい。更に、他の実施形態の第１表示５２は、他のデザイン、パターン、記号、文字、数字、などを含むこともできる。１つの実施形態では、指示器そのものの形状、位置または他の構成が、十分な表示としての機能を果たし得る。

指示器４８は、図２Ａに示されている様に、体内ボルスター３０が膨張されたとき、流体圧が（接続用内腔４２を介して）作用することにより押され、外向きに第２位置へと折り返される。指示器が第２位置へ動かされると、図２Ｂに示されている様に、空洞部４４を通して、指示器４８の第２面５４を視認できるようになる。第２面５４は、第２表示５６を有している。当該表示は、本実施形態では白色であるが、指示器４８の第１面５０に配置された第１表示５２と差異を有する、他の色、デザイン、パターン、記号、文字、数字、などであってもよい。従って、指示器４８は、図１Ａから分かる様に、第１位置にあるときは、実質的に半球状の、断面が凹状の形状を取り、図２Ａから分かる様に、第２位置にあるときは、実質的に半球状の、断面が凸状の形状を取るとものと考えることができる。指示器４８の、実質的に流体不透過性の膜は、ポリイソプレン、シリコーン、などを含め、適した各種材料を含むことができることに留意されたい。

上記に鑑み、本明細書に説明される収縮指示器システム４０は、図１Ａおよび図２Ａに示されている様に、栄養補給装置１０が患者体内に配置されたときのバルーン３０の膨張状態を判定するのに採用することができる。具体的には、バルーン３０が配置済みの栄養補給装置１０の体内ボルスターとして働くように膨張させられれば、膨張したバルーンからの流体圧力が、接続用内腔４２を介して空洞部４４および指示器４８に存在する。この圧力によって、指示器が外向きに第２位置（図２Ａ、図２Ｂ参照）へ押されて、第２面５４に設けられた第２表示５６が見えるようになる。このようにして指示器４８の第２表示５６が目視観察されたということは、バルーン３０が、栄養補給装置１０が過って脱離されるのを体内ボルスターとして防止できるまでに膨張していることを観察者に示していることになる。

また一方で、指示器４８が図１Ａおよび図１Ｂに示されている第１位置にあることが観察された場合には、空洞部４４および指示器には、流体圧力が足りておらず、そのことは、バルーン３０が収縮状態であることと同じである。指示器４８が第１位置にあるときに視認できる第１表示５２を観察した臨床医は、こうして、バルーン３０は収縮していると判断し、必要な矯正措置を講じることができる。

指示器は、指示器に作用する所定の流体圧力に応じて、その第１位置からその第２位置へ変化するように構成できることに留意されたい。そして、所定の流体圧力は、用途および／または栄養補給装置の設計、或いは、当業者によって理解されるような他の考慮事項に応じて変えることができることに留意されたい。更に、収縮指示器システムは、本明細書に示され、説明されるものに加え、多くの異なった構成のバルーンを採用する栄養補給装置や他の装置と一体に備えられることができることにも留意されたい。

図３−図４Ｂは、別の実施形態による収縮指示器システム４０の様々な詳細を示しており、指示器システムおよび膨張用ポートは、単一の内腔、即ち膨張用内腔１６を介して、バルーン３０と流体連通している。そのため、収縮指示器システム４０専用の接続用内腔は必要とされない。これは、膨張用内腔１６が、膨張用ポート２２および弁２４を介してバルーン３０を充填するための導管のみならず、流体圧力を指示器４８へ伝達するための内腔を提供しているからである。見て分かる様に、空洞部４４は、弁２４および指示器４８のための空間を提供できる大きさに形成されている。弁２４は、弁を膨張用ポート２２の面に押し当てて着座位置に維持するためのばね、または、他の装置を備えることができることに留意されたい。

先の様に、指示器４８は、体内ボルスターバルーン３０の収縮を示す第１位置（図４Ａ参照）と、当該バルーンの膨張を示す第２位置（図４Ｂ参照）のうちの一方の位置にある、二位置式である。１つの実施形態では、可撓性を有し、実質的に不透過性の膜として、指示器４８は、流体圧力環境が許容するなら、第１位置と第２位置の間の中間の位置を取ることも可能であることに留意されたい。その様な位置は、例えば、体内ボルスターが完全には収縮していないが、全容量まで更に膨張させる必要のあることを示すことになろう。

図５Ａおよび図５Ｂは、別の実施形態による収縮指示器システム４０を描いており、指示器４８は、図５Ｂの様な、体内ボルスターの膨張状態を示す際に、相対的により大きく伸展できる波状の膜７０を備えている。色付けされたキャップが、膜７０が伸展し、体内ボルスターバルーンの膨張を示すときに視認できる表示７２の働きをしている。図６は、図５Ａおよび図５Ｂの実施形態とよく似た実施形態を示し、バルーンが収縮する際の膜７０の引き込みを支援するために、ばね７４が膜７０に作動可能に取り付けられている。

図７Ａおよび図７Ｂは、別の実施形態による収縮指示器システム４０を描いており、膜指示器４８には、ロッド８０が作動可能に取り付けられている。その様なものとして、図示する実施形態のロッド８０は、体内ボルスターバルーンが収縮しているときは、栄養補給装置のヘッド部分２０内に納まっており、観察者には視認できない。これに対して、図７Ｂに示されている様に、バルーンが膨張しているときは、ロッド８０がヘッド部分２０から、例えばカバー８８を通って、延びて、表示８２が視認できるようになる。ロッド８０は、更に、図８で分かる様に、体内ボルスターが過膨張しているときに視認できる、もう１つの表示８６を更に有することができる。これは、正しい膨張が実現されるまでバルーンを収縮させなくてはならないことを観察者に示そうとするものである。例えば、１つの実施形態では、表示８２は、緑の帯を含んでいてもよく、一方、表示８６は、赤の帯を含んでいてもよい。図８は、更に、収縮指示器システム４０を、本図に示されている縦置きの様に、栄養補給装置の他の場所および他の構成に配置できることを示している。

図９Ａおよび図９Ｂは、別の実施形態による収縮指示器システム４０を描いており、ロッド８０は、カバー８８に、または、栄養補給装置の他の部分に取り付けられるレール９４に沿って摺動できるように、溝９６を有している。図９Ａでは、ロッド８０は、レール９４に沿って一杯まで延びており、その結果、バルーン膨張を示す表示８２と、過膨張を示す表示８６とを視認できる。図９Ｂでは、ロッド８０は、引っ込んでおり、バルーンの収縮を示している。この場合は、レール９４上に配置された表示９２を視認でき、当該表示がバルーンの収縮を視覚的に示している。

以上に説明されたロッドおよび表示の詳細な構成は、図示され、説明されているものと異なってもよいことに留意されたい。実際、指示器および表示の大きさ、形状、位置、などは、バルーン膨張状態を示す様々な形態を採ることができるであろう。

本発明の実施形態は、本開示の趣旨から逸脱することなしに、他の特定の形態に具現化されてもよい。記載されている実施形態は、あらゆる点において、説明のみを目的とするものであって、限定するものではないと考えられたい。それ故、実施形態の範囲は、以上の記述によるのではなく、付随の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の意味および等価範囲に入るあらゆる変更は、それらの範囲内に包含されるであろう。

１０…栄養補給装置
１２…装置本体
１２Ａ…近位端
１２Ｂ…遠位端
１４…栄養補給用内腔
１６…膨張用内腔
２０…ヘッド部分
２２…膨張用ポート
２４…弁
３０…バルーン、体内ボルスター
３２…瘻孔
４０…収縮指示器システム
４２…接続用内腔
４４…空洞部
４６…外周
４８…指示器
５０…第１面
５２…第１表示
５４…第２面
５６…第２表示
７０…膜
７２…表示
７４…ばね
８０…ロッド
８２…表示
８６…表示
８８…カバー
９２…表示
９４…レール
９６…溝

Claims (27)

1. 医療装置であって、
   近位端から遠位端まで延びる内腔を形成する細長い本体と、
   前記医療装置の一部分を患者体内に固定するための膨張式体内ボルスターと、
   収縮指示器と
   を備え、
   前記収縮指示器は、前記体内ボルスターと流体連通し、前記医療装置の体外部分に配置される可撓性の膜を有しており、
   前記体内ボルスターが収縮しているとき、前記膜は、第１の凹形状の位置を取り、
   前記体内ボルスターが膨張しているとき、前記膜は、第２の凸形状の位置を取り、
   前記膜の前記位置は、体外で観察でき、前記体内ボルスターの膨張状態を示す
   医療装置。
2. 請求項１に記載の医療装置であって、
   前記収縮指示器は、前記医療装置の体外ヘッド部分に含まれており、
   前記ヘッド部分の少なくとも一部は、前記膜の観察が可能になるように半透明である
   医療装置。
3. 請求項１に記載の医療装置であって、
   前記指示器は、前記体外ヘッド部分の空洞部に収容されており、
   前記空洞部は、周囲を画定し、
   前記指示器は、前記周囲の周りでシールされている
   医療装置。
4. 請求項１に記載の医療装置であって、
   前記膜の少なくとも一部分は、少なくとも前記第１位置と前記第２位置とのうちの一方の位置にあるときに、実質的にドーム形状を形成する
   医療装置。
5. 請求項１に記載の医療装置であって、
   前記膜が前記第１位置にあるときに、前記膜の第１面を視認でき、
   前記第１面は、該第１面上に第１表示を有する
   医療装置。
6. 請求項５に記載の医療装置であって、
   前記膜が前記第２位置にあるときに、前記膜の第２面を視認できる
   医療装置。
7. 請求項６に記載の医療装置であって、
   前記膜の前記第２面は、当該第２面を視認できるときに視認できる第２表示を有し、
   前記第１表示と前記第２表示とのうちの少なくとも一方は、色付けされた面を含む
   医療装置。
8. 請求項１に記載の医療装置であって、
   前記医療装置は、胃瘻造設装置を含み、
   前記膜は、接続用内腔を介して、前記体内ボルスターと流体連通する
   医療装置。
9. 医療装置を患者の体中へ挿入するための方法であって、
   請求項１に記載の前記医療装置を用意する工程と、
   前記医療装置の遠位部分を、前記体内ボルスターが前記患者の体内に配置されるように、前記患者の体中に挿入する工程と、
   前記医療装置を前記患者の体内に固定するために、かつ、前記収縮指示器の前記膜が前記第２位置に配置されるように、前記体内ボルスターを膨張させる工程と
   を備え、
   前記膜は、前記膜が前記第１位置に配置されたときに前記体内ボルスターの収縮が示されるように、体外で観察できる方法。
10. 請求項９に記載の挿入するための方法であって、
    前記医療装置に注意を払って、前記体内ボルスターを再膨張させて、前記膜を前記第２位置に配置させる工程を更に備える
    挿入するための方法。
11. 請求項９に記載の挿入するための方法であって、
    前記膜が前記第１位置に配置されるときに、前記膜の第１表示を視認できる
    挿入するための方法。
12. 請求項１１に記載の挿入するための方法であって、
    前記体内ボルスターを膨張させる工程は、前記医療装置を前記患者の体内に固定するために、かつ、前記膜が前記第２位置に配置されているときに前記膜の第２表示を視認できるように、前記体内ボルスターを膨張させる工程を更に備える
    挿入するための方法。
13. 医療装置のための収縮指示器であって、
    前記医療装置は、該医療装置の一部分を患者の体内に固定するための膨張式体内ボルスターを備え、
    前記収縮指示器は、前記体内ボルスターと流体連通し、前記医療装置の体外部分に含まれる、二位置式の膜を備え、
    前記膜は、
    前記体内ボルスターが収縮しているときに、実質的にドーム形状の第１位置を取り、
    前記体内ボルスターが膨張しているときに、逆向きに実質的にドーム形状の第２位置を取る
    収縮指示器。
14. 請求項１３に記載の収縮指示器であって、
    前記膜の外縁部分は、前記医療装置のヘッド部分の空洞部内に取り付けられており、
    前記膜は、前記空洞部内において目視観察できる
    収縮指示器。
15. 請求項１４に記載の収縮指示器であって、
    前記ヘッド部分は、前記膜の体外での観察が可能になるように半透明であり、
    前記膜は、
    前記第１位置にあるときに、断面が凹状の形状を取り、
    第２位置にあるときに、断面が凸状の形状を取る
    収縮指示器。
16. 請求項１３に記載の収縮指示器であって、
    前記膜は、該膜が前記第１位置を取ったときにのみ視認できる第１表示を有し、
    前記第１表示は、前記膜の赤色部分を含む
    収縮指示器。
17. 請求項１６に記載の収縮指示器であって、
    前記膜は、該膜が前記第２位置を取ったときに視認できる第２表示を有する
    収縮指示器。
18. 栄養補給装置であって、
    細長い本体と、
    前記栄養補給装置用の体内ボルスターを提供するための膨張式バルーンと、
    収縮指示器システムと
    を備え、
    前記本体は、
    該本体の近位端から遠位端まで延びた栄養補給用内腔を形成し、
    患者の身体に形成された瘻孔を通って延びて形成可能であり、
    前記収縮指示器システムは、
    前記バルーンと流体連通する接続用内腔と、
    前記接続用内腔と流体連通する二位置式、かつ、ドーム形状の指示器と
    を備え、
    前記指示器は、
    前記指示器が前記バルーンの収縮状態に対応する第１位置にあるときにのみ視認できる第１表示と、
    前記指示器が前記バルーンの膨張状態に対応する第２位置にあるときに視認できる第２表示と
    を備える
    栄養補給装置。
19. 請求項１８に記載の栄養補給装置であって、
    前記指示器は、前記栄養補給装置本体の近位ヘッド部分に配置された空洞部に含まれ、
    前記膜は、接続用内腔を介して、前記体内ボルスターと流体連通する
    栄養補給装置。
20. 請求項１９に記載の栄養補給装置であって、
    弁を有する膨張用ポートを更に備える
    栄養補給装置。
21. 請求項２０に記載の栄養補給装置であって、
    前記膨張用ポートおよび前記指示器は、前記接続用内腔を介して、前記体内ボルスターと流体連通する
    栄養補給装置。
22. 医療装置のための収縮指示器であって、
    前記医療装置は、該医療装置の一部分を患者の体内に固定するための膨張式体内ボルスターを備え、
    収縮指示器は、前記体内ボルスターと流体連通し、前記医療装置の体外部分に含まれる波状の膜を備え、
    前記膜は、
    前記体内ボルスターが収縮しているときに、実質的に屈曲した第１位置を取り、
    前記体内ボルスターが膨張しているときに、伸展した第２位置を取る
    収縮指示器。
23. 請求項２２に記載の収縮指示器であって、
    前記膜は、実質的に流体不透過性であり、
    前記膜は、該膜が前記第２位置を取ったときに視認できる表示を備える
    収縮指示器。
24. 医療装置のための収縮指示器であって、
    前記医療装置は、該医療装置の一部分を患者の体内に固定するための膨張式体内ボルスターを備え、
    前記収縮指示器は、前記体内ボルスターと流体連通し、前記医療装置の体外部分に配置された実質的に流体不透過性の膜を備え、
    前記膜は、
    前記体内ボルスターが収縮しているときの第１位置から、少なくとも、前記体内ボルスターが膨張しているときの第２位置へ動くことができ、
    前記体内ボルスターが収縮したときに付勢されて、前記第１位置へ戻り、
    前記収縮指示器は、更に、前記膜が前記第１位置にあるときに、第１ロッド位置を取り、前記膜が第２位置にあるときに、第２ロッド位置を取るように、前記膜と一体に動くロッドを備える
    収縮指示器。
25. 請求項２４に記載の収縮指示器であって、
    前記ロッドは、少なくとも、前記ロッドが前記第２ロッド位置にあるときに視認でき、前記体内ボルスターの膨張状態を示す第１の色付けされた帯を備える
    収縮指示器。
26. 請求項２４に記載の収縮指示器であって、
    前記膜は、前記体内ボルスターが過膨張であるときに第３位置に動くことができ、
    前記ロッドは、前記膜が前記第３位置にあるときに、第３ロッド位置を取る
    収縮指示器。
27. 請求項２４に記載の収縮指示器であって、
    前記ロッドは、該ロッドが前記第１ロッド位置から、少なくとも、前記第２ロッド位置へ動くときに、レールに沿って摺動できるように前記レールを受け入れる溝を有する
    収縮指示器。

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