JP2013516564A - 風力発電機 - Google Patents

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Abstract

本発明の水平軸型の風力発電機は、ハブ及び風によって回転するブレードを有するローターと、前記ローターに連結された主軸を介してローターを回転自在に支持するナセルアセンブリーと、前記ナセルアセンブリーを回転自在に支持するタワーと、前記タワーが設置される場所に近接して位置するダイナモと、前記タワー内部に前記主軸に直角に配置され、前記主軸の回転力を前記ダイナモへ伝達する回転垂直軸と、 前記ダイナモの負荷による反発トルクから誘導される前記ナセルアセンブリーの回転力を前記ダイナモの負荷による反発トルクを相殺する方向に 前記垂直軸に伝達する反発トルク相殺メカニズムと、を有する 。
【選択図】図4

Description

本発明は風力発電機に関し、より詳しくは高出力を実現することができ、建設費及び維持補修費を節減した水平軸型の風力発電機に関する。
技術的によく知られているように、風力発電機は、風のエネルギーを有用な電気エネルギーに変換させる装置である。風力発電機は、ブレードの回転力を用いて電気を発生させるものであって、その作用は風がブレードを回転させるときに生成される。風力発電機は、無公害発電を行うための電力源として無制限の清浄エネルギーである風を用いるので、化石燃料の代替効果が極めて大きい。そのうえ、低開発地域及び海岸地域や山間地域に風力発電機を設置することで国の土地を合理的に用いることができ、競争力のある電力普及が可能である。また、島のような特定地域に大規模の風力発電団地を建設する場合、風力発電機を観光資源としても活用できる。したがって、風力発電機への関心がより集まっている。
1891年デンマークの物理学者であるポール・ラ・クール(Poul la Cour)によって「ローターブレード型(rotor blade type)」(いわゆるプロペラ型)で風力発電機が建設されて以降、風力発電機はこのごろ脚光を浴びており、そのサイズが大型化しつつある。また、風力発電において、風力発電機の出力はそれの建設条件によって変わる。例えば、風速がより速く、且つ、風力発電機のサイズがより大きければ、より多くの風力エネルギーを生産できるので、風の強さ及び風力発電機のサイズは非常に重要な要素である。また、風力発電機の設置の高さが増大するほど風の強さが大きくなるため、より高い場所に風力発電機を設置する方が低い場所に設置したものに比べてより良くかつより多くの電力を生産することができる。風を用いて電力を発電するためには風が4m/s以上の平均速度で吹くことが要求される。ここでいう風の速度とは、人が立っている地表面上での速度ではなく、風力発電機のブレードが位置する高さでの風の速度を言う。
かかる風力発電機は、ブレードの回転軸の方向により、回転軸が地表面に対して直角に設置されている垂直軸型の風力発電機と、回転軸が地表面に対して平行に設置されている水平軸型の風力発電機とに分けられる。水平軸型の風力発電機は、簡易な構造なので設置が容易である。しかし、水平軸型の風力発電機は、風向によって大きく影響を受ける。垂直軸型の風力発電機は、風向と関係なく、砂漠や平原に設置することができるが、水平軸型の風力発電機に比べてその発電効率が劣るという短所がある。
図1a及び図1bは、典型的な水平軸構造を有するローターブレード型風力発電機の一例を示す。図1a及び図1bに示されているように、ローターブレード型風力発電機は、風力を機械的な回転エネルギーに変換するローター10と、回転エネルギーを電気エネルギーに変換するための構成要素を含むナセルアセンブリー(nacelle assembly)20と、ナセルアセンブリー20を支持するタワー(tower)30とを有する。風力発電機は、基礎工事が完了された敷地に、タワー30の下部にあるべき基礎インサート(foundation insert)40を埋設した後、基礎インサート40の上部にタワー30、ナセルアセンブリー20、及びローター10を順次組み立てることで完成される。ローター10は、等間隔で放射状に配列された、複数のブレード12、例えば、3つのブレードを含むハブ-ノーズコーンアセンブリー(hub-nose cone assembly)14を有する。ハブ-ノーズコーンアセンブリー14は、ナセルアセンブリー20内のベースフレーム24上に支持される、主軸(main shaft)22に連結されている。主軸22には、増速ギアボックス(speed-up gearbox)26と、ディスクブレーキ28(disc brake)と、ダイナモ50とが順次組み立てられている。ブレード12は、主軸22に対して直角方向に配置されており、これによって、風がブレードに吹付けられると、ハブ-ノーズコーンアセンブリー14が回転する。この回転力が主軸22に伝達され、その主軸の回転数が増速ギアボックス26によって増加されて、電力を発電するダイナモ50を駆動させる。
風力発電において、ローターブレードが回転する面(すなわち、ブレードの回転面)と風向が直角に交差する際に風力エネルギーの利用度が高いので、いわゆるフリーヨーイング(free yaw)の状態を具現することが最も好ましい。しかし、風向は随時に変化するので、ブレードの回転面と風向とが直交しないで直角から外れるヨーイングエラー(yaw error)が生じる。ヨーイングエラーが大きくなるほど風の利用度は劣る。
このような問題点を防止するために、風力発電機は、また、図2に具体的に示されているように、ナセルアセンブリー20内に具備されたアクティブヨーイングシステム(active yawing system)60を有する。アクティブヨーイングシステム60は、タワーの上端に形成されたトップフランジ(top flange)上に装着されたリングギア62と、該リングギア62と連動する風向制御モーター64とを含む。風向が変わると、リングギア62と連動する風向制御モーター64が稼動されてナセルアセンブリー20を回転させることによって、アクティブヨーイング (Active Yaw)制御を実現する。従って、ブレード12は常に風に対向するように運転される。図面において、符号66は風向計を示す。
図3はダイナモが地上やタワーの下方に設置されている典型的な水平軸構造を有するローターブレード型風力発電機を示している。図3に示されているように、ナセルアセンブリー20は、軸受アセンブリー82によってタワー30の上部に支持される。かかる状態で、主軸22の回転力が駆動傘歯車(drive bevel gear)72aを介して該駆動傘歯車72aに歯合された従動傘歯車(following bevel gear)74aを有する垂直軸76に伝達されてから、従動傘歯車72bを介して回転軸78を経由して増速ギアボックス26へ伝達される。増速ギアボックス26はダイナモ50の駆動に用いられる。かかる構造によって、ダイナモ50は地上または地上から遠く離れていない所定の高さに設置できる。しかし、この場合、ローター10のブレード12の回転力が垂直軸76の下端部に結合された駆動傘歯車74b及び回転軸78の従動傘歯車72bを介して伝達される時、タワー軸76は従動傘歯車72bから駆動傘歯車74bに加えられる反発トルク(repulsive torque) (点線で図示する)を受けるようになる。かかる反発トルクはナセルアセンブリー20を回転させようとする。従って、該反発トルクの作用を防止するためには、強力な回転防止機能がアクティブヨーイングシステムの内部に追加されなければならないという短所がある。このため、風力発電機は、地上または地上に近接した位置に設置される代りに、コストが増加されてもナセルアセンブリーの内部に設置されるのが通常である。
一般的に、メガワット級の風力発電機の場合、風向及びその他の要因などに鑑み、そのタワーが略50〜80mの高さを有するように設計される。また、該タワーは実質的に100トンのタワーヘッドの総重量(total tower head mass)、つまり、その上部のダイナモを含むナセルアセンブリー及びローターの荷重を支持する必要がある。このため、タワーはかかる条件を満たす構造的強度を有するように設計されなければならず、タワーのトップフランジはその外径が3mに近い大型であるので、これは建設費及び維持補修費用の増加を伴う。
また、ブレードが線形であるから、強力な抗力のため、エネルギーの損失が増加し、ブレードの回転によって多量の空気力学的な損失を生じる。順風の場合、タワーの後流部に低圧領域が形成され、ノイズを増加させ、ブレードの疲労現象を起こす。
上述した問題点に鑑み、本発明の目的は、ローターの回転エネルギーが、風力発電機の設置された場所の近くに位置するダイナモへ伝達される風力発電機を提供することにある。
本発明の他の目的は、風力発電機の負荷による反発トルクを相殺することで、アクティブヨーイングシステムなくしてフリーヨーイングが実現される風力発電機を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、出力を増大させることができ、ブレードがタワーの後流部内に形成された低圧領域を通過する時に発生するノイズを低減できる風力発電機を提供することにある。
本発明の実施例によれば、ハブ及び風によって回転するブレードを有するローターと、前記ローターに連結された主軸を介して前記ローターを回転自在に支持するナセルアセンブリーと、前記ナセルアセンブリーを回転自在に支持するタワーと、前記タワーが設置される場所の近くに位置するダイナモと、前記主軸の回転力を前記ダイナモへ伝達するために前記タワーの内部に前記主軸に対して直角に配置されて回転する垂直軸と、前記ダイナモの負荷による反発トルクから発生されて前記ナセルアセンブリーを回転させようとする力を、該反発トルクが相殺される方向で前記垂直軸に伝達する反発トルク相殺メカニズム(repulsive torque-balancing mechanism)とを有する水平軸型の風力発電機が提供される。
前記反発トルク相殺メカニズムは、前記垂直軸と係合され、前記垂直軸に対して直角である水平軸を回転自在に支持するために、前記垂直軸の下方に配置されたケーシング(casing)と、前記ケーシングを回転自在に支持し、かつ前記ダイナモの回転軸を回転可能に支持するためのものであって、前記垂直軸に対して直角に配置された下部支持部と、前記ナセルアセンブリーを回転させようとする力を前記ケーシングに伝達する伝達ユニットと、を有することが好ましい。
前記水平軸型の風力発電機は、前記垂直軸に対して回転する前記水平軸の回転力を前記回転軸に伝達するための運動変換メカニズム(motion converting mechanism)をさらに含んでなることが好ましい。
前記運動変換メカニズムは、前記水平軸の回転力を前記垂直軸の方向と直角に交差する方向の直線往復運動に変換する第1変換部と、前記直線往復運動を回転力に変換し、該回転力を前記回転軸に伝達する第2変換部と、前記第1及び第2変換部の間に結合され、前記垂直軸に対して回転するスラスト軸受アセンブリー(thrust bearing assembly)と、を有することが好ましい。
前記第1及び第2変換部のそれぞれは、スコッチヨーク、クランクとコンロード(connecting rod)の一対、円形カム(circular cam)とスライダー(slider)の一対、円形溝を有するカムとスライダーの一対 、斜板カム(swash plate cam)とスライダーの一対のうちから選択されたいずれか一つを有することが望ましい。
前記変換アセンブリーは、複数の前記第1変換部と、複数の前記第2変換部とを有することが好ましい。
前記伝達ユニットは、ナセルアセンブリーの下部に取り付けられ、前記垂直軸の一部分及び前記ケーシングの一部分を取り囲んで前記ケーシングの下部に取り付けられる中空部を有することが好ましい。
前記伝達ユニットは、前記ナセルアセンブリーの下部及び前記ケーシングの下部と係合された相殺軸を有することが好ましい。
本発明の水平軸型の風力発電機は、前記ナセルアセンブリーの下部に取り付けられ、前記タワーの上部を取り囲み、前記タワーに対して前記ローターの逆方向に偏心されるように位置するタワーフード(tower hood)をさらに含むことが好ましい。
前記設置場所は、前記風力発電機が設置された地表面を含むことが好ましい。
本発明の風力発電機は、海に設置される海上風力発電機を含み、その設置場所は前記海上風力発電機を支持するフローティングプラットホームの上部表面を含むことが好ましい。
本発明によれば、ローターの回転エネルギーが垂直軸を介して発電機へ伝達され、前記垂直軸に伝達された反発トルクがアクティブヨーイングシステムなしにも相殺されることにより、全体の重量が軽量化され、建設費が軽減される。
また、軽量のナセルアセンブリー及び当該ナセルアセンブリーが、風が吹いてくる方向と対向するように助ける流線形偏心タワーフードを用いることで、ヨーイングエラーが発生する時間を減少させることができる。さらに、ダイナモが地表面に近い場所に位置するため、ダイナモのメンテナンスが容易に行われる。
本発明の前記及びその他の目的及び特徴は添付された図面と関連して説明される好ましい実施の形態の下記説明から明らかになるであろう。
図1aは従来のローターブレード型風力発電機を示す概略背面図である。 図1bは従来のローターブレード型風力発電機を示す側面図である。 図2は、図1a及び1bに示されたヨーイングシステムの詳細図である。 図3は、主軸の回転力が垂直のタワー軸を介して地上にあるダイナモに伝達される際に発生する反発トルクを説明するための概念図である。 図4は、本発明の一実施の形態による風力発電機を示す側断面図である。 図5は、図4に示されたナセルアセンブリー及びタワーの上部を示す詳細図である。 図6は、図4に示された垂直軸の下部にある反発トルク相殺メカニズムの構成を示す概略図である。 図7は、図4に示された垂直軸の下部にあるヨークメカニズムの構成を示す概略斜視図である。 図8は、図6のVIII-VIII線断面図である。 図9は、垂直軸の回転運動を直線運動に変換するスコッチヨークの構成を説明するための概略図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態による風力発電機を示す側断面図である。 図11は、図10に示された垂直軸の下部の反発トルク相殺メカニズムの構成を示す概略図である。 図12aは、関連技術の線形ブレードを示す図である。 図12bは、本発明の一実施の形態による後退翼型ブレード(swept-back wing type blade)を示す図である。 図13aは、図12bに示された後退翼型ブレード及び空気渦流(air vortex)を除去するように設計されたタワーフードがナセルアセンブリー上に装着されている状態を示す背面図である。 図13bは、図12bに示された後退翼型ブレード及び空気渦流(air vortex)を除去するように設計されたタワーフードがナセルアセンブリー上に装着されている状態を示す側断面図である。 図14aは、タワーフードが装着されなかった場合の空気の流れを示す平面図である。 図14bは、図13a及び13bに示されたタワーフードが装着された場合の空気の流れを示す平面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付された図面に基づいてこの分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるようにより詳細に説明する。図面の全般にわたって、同一又は類似の構成要素には同じ符号が付けてある。
図4は、本発明の一実施の形態よる風力発電機を示す側断面図であり、図5は図4に示されたナセルアセンブリー及びタワーの上部を示す詳細図であり、図6は図4に示された垂直軸の下部にある反発トルク相殺メカニズムの構成を示す概略図であり、図7は図4に示された垂直軸の下部にあるヨークメカニズムの構成を示す概略斜視図であり、図8は図6のVIII-VIII線断面図であり、図9は、垂直軸の回転運動を直線運動に変換させるスコッチヨークの構成を説明するための概略図である。
図4に示されているように、かかる本発明の実施の形態による風力発電機は、タワー100と、ナセルアセンブリー200と、ローター300及びダイナモ500を有する。本実施の形態によると、ダイナモ600はナセルアセンブリー200内に装着される代わりに、風力発電機が建設される場所に近接して位置づけられる。ここで、場所というのは、風力発電機が地上に設置される場合の地表面650、もしくは海にある海上風力発電機を支えるフローティングプラット-ホームの上部表面にあたる。また、風力発電機は、ダイナモ600の負荷による反発トルクを相殺させるるためにタワー100の内部に設けられる反発トルク相殺メカニズム500を含む。
加えて、前記風力発電機において、ナセルアセンブリー200は、アクティブヨーイングシステムが設けられていないが、ナセルアセンブリー200とタワー100との間に挿入された軸受を介してナセルアセンブリー200がタワー100に対して自由に動くことのできるフリーヨーイングシステムを具現する。図5に詳細に示されているように、ナセルアセンブリー200はその下部に内部フランジ250と外部フランジ260とを含む。内部軸受420はタワー100の上端内面と内部フランジ250との間に結合され、外部軸受410はタワー100の上端外面と外部フランジ260との間に結合される。従って、本実施の形態の風力発電機は、アクティブヨーイングシステムなしに、後述するブレード310及びタワーフード370(図13b及び図14b参照)に加えられる風に対する抗力のみを用いてナセルアセンブリー200をタワー100に対して自由に回転させることによりフリーヨーイングシステムを具現する。
主軸220が、ナセルアセンブリー200の内側に回転自在に設置され、一対の支持フレーム210によって水平に支持される。前記主軸220の一端はブレードが取り付けられたローター300に連結され、前記主軸220の他端は主軸傘歯車230に連結される。風がブレード310を回転させるとき、前記主軸220が回転する。
回転する垂直軸120が、タワー100の内部に垂直に設置され、その上端部及び下端部に取り付けられた上端傘歯車110及び下端傘歯車112を有する。前記上端傘歯車110は前記主軸220の主軸傘歯車230と歯合される。これによって、前記主軸220の回転力が前記垂直軸120に伝達される。
前記垂直軸120に伝達された回転力は、反発トルク相殺メカニズム500を通過し、回転軸610を介して増速ギアボックス620で加速された後、ダイナモ600へ伝達される。
図7に示されているように、内部ハウジング400がさらにタワー100の内部に具備され、これは上部中空部402と、中間シェル404と、下端支持部406とを有する。前記垂直軸120は、上部中空部402の内部を通り、その垂直軸120の下端傘歯車112は、中間シェル404の内部に位置づけられる。また、第1ヨークユニット520は、中間シェル404の内部に位置づけられ、第2ヨークユニット560及び前記第2ヨークユニット560の上部のスラスト軸受アセンブリー540は下端支持部406の内部に位置づけられる。前記第1及び第2ヨークユニット520及び560は、それぞれ回転運動を直線往復運動に変換するか、又はその反対に変換する運動変換メカニズムであるが、これに限定されず、たとえばスコッチヨークを含むこともできる。かかる運動変換メカニズムの他の例としては、クランクとコンロードの一対、円形カムとスライダーの一対、円形溝を有するカムとスライダーの一対、 カムとスライダーの一対などが挙げられる。
ケーシング408は、中間シェル404の底部に取り付けられた下端部を備える。前記ケーシング408の下端部は、軸受409によって下端支持部406に回転自在に係合される。前記水平回転軸440はケーシング408に回転自在に支持される。垂直軸120の下端傘歯車112と歯合されたケーシング傘歯車442が前記水平回転軸440の一端に取り付けられ、回転ギア444が水平回転軸440の他端に取り付けられる。また、第1ヨークユニット520の第1カム回転軸450は、水平回転軸440に平行となるようケーシング408に回転自在に支持される。前記回転ギア444と歯合されたカム回転ギア446は、第1カム回転軸450の一端に取り付けられる。ガイド板470が前記第1ヨークユニット520とスラスト軸受アセンブリー540との間に備えられる。
前記下端支持部406において、ガイド板460がスラスト軸受アセンブリー540と第2ヨークユニット560との間に備えられる。前記第2ヨークユニット560の第2カム回転軸480は回転軸610に連結される。
図6〜図8に示されているように、前記第1ヨークユニット520は少なくとも一つの円形偏心カム522と、少なくとも一つの矩形フレーム524と、少なくとも一つのヨーク526とを有する。前記円形偏心カム522は、第1カム回転軸450に固定されており、好ましくは、3対の偏心カムを含む。前記矩形フレーム524は、その内部を貫通して延びている第1カム回転軸450と直角をなす。 ヨーク526は、当該ヨークに嵌めこまれたそれぞれの偏心カム522と共に、各々の矩形フレーム524内で往復運動する。円形偏心カムと同様に、矩形フレーム524及びヨーク526はそれぞれ3対からなる。図面を単純化するために、図7はただ一対の円形偏心カム522、矩形フレーム524 及びヨーク526を図示する。コンロッド(connecting rod)528は、各々の矩形フレーム524の下部に取り付けられ、ガイド板470の孔472を通じて延びている。このため、第1カム回転軸450が回転する時、コンロッド528がガイド板470の各孔472を通して垂直方向に往復運動するように、ヨーク526が矩形フレーム524の内部で横方向に往復運動するが、これについては後述する。この場合、第1ヨークユニット520が複数の矩形フレーム524及び複数の偏心カム522を備えると、力をもっと安定的に伝達することができる。これは第2ヨークユニット560においても同様である。また、ナセルアセンブリー200が自由に回転する場合、コンロッド528は垂直軸の回転中心から遠ざかるほど、もっと大きな剪断力を受けることになる。従って、コンロード528が垂直軸120の中心からに遠く離隔するのにつれて、矩形フレーム524に取り付けられたコンロッド528の数を増やすのが好ましい。
前述のように、前記ナセルアセンブリー200は、上部中空部402及び中間シェル404を介して、中間シェル404に取り付けられたケーシング408と結合される。従って、ローター300が風によって回転すれば、ナセルアセンブリー200はダイナモ600の負荷によって発生する反発トルクを受けることになり、回転力がナセルアセンブリー200と一体的に結合された前記ケーシング408へ伝達される。その結果 、 前記ケーシング408がその回転力を受けると、反発トルクの方向と逆方向のトルクが、ケーシング408内で回転自在に支持されるケーシング傘歯車442を介して垂直軸120の下端傘歯車112へ伝達されて、反発トルクを相殺する 。
次に、前記ナセルアセンブリー200がダイナモ600の負荷による反発トルクに応じて回転しようとする上述した現象の除去について詳しく説明する。
前記主軸傘歯車230は、前記上端傘歯車110から反発トルクを受けることになり、この反発トルクは主軸220を支持する一対の支持フレーム210へ伝達され、前記ナセルアセンブリー200を回転させる。この場合、前記ナセルアセンブリー200に対する前記反発トルクの方向は、前記上端傘歯車110が回転する方向、すなわち、反発トルクの方向と逆方向である。
次には、反発トルクの方向と逆方向のトルクが垂直軸120の下端傘歯車112に加えられる際の動作について説明する。
前記ケーシング408が、ナセルアセンブリー200と共に、上端傘歯車110の回転方向、すなわち、反発トルクの方向と逆方向に回転力を受けると、ケーシング408内に回転自在に支持された水平回転軸440が当該ケーシング408に対する反発トルクの方向と同一方向のトルクのを受けることになる。この場合、水平回転軸440に取り付けられたケーシング傘歯車442と歯合された下端傘歯車112も前記回転力の トルクを受けるようになる。前記下端傘歯車112に対するトルクの方向は、反発トルクの方向と逆方向である、前記ケーシング408に対するトルクの方向と反対である。 すなわち、反発トルクを相殺する方向への前記トルクが下端傘歯車112へ伝達される。
前記スラスト軸受アセンブリー540は、コンロッド528の下部に結合された上下一対の上部及び下部円筒形プッシャー542と、該上部及び下部円筒形プッシャー542の間に介在されたスラスト軸受544とを有する。そのコンロード548は、ガイド板460の孔462を貫通して延びるように下部円筒形プッシャー542の下部に連結される。前記上部円筒形プッシャー542がコンロッド548の垂直往復運動によって加圧されると、下部円筒形プッシャー542がスラスト軸受544を介して加圧されて、コンロッド548がガイド板460の孔462を通して垂直に往復運動するようになる。
前記ナセルアセンブリー200が風向に従って回転すると、コンロッド528も回転する。したがって、スラスト軸受544は、コンロッド528が下部支持部406に対して自由に回転しながらも直線方向に往復運動することを可能にする。
前記第2ヨークユニット560は、上述した第1ヨークユニット520と同一の構成要素を有する。しかし、第2ヨークユニット560は、第1ヨークユニット520とは反対に作動する。より具体的には、コンロッド548がガイド板460の孔462を通して垂直往復運動する際に、ヨーク526が矩形フレーム524内で往復運動する。これは、偏心カム522を回転させた後、第2カム回転軸480を回転させ、それにより、回転軸610を回転させる。
以下に、このように構成された本発明の風力発電機の作動について説明する。
風が、例えば、4m/s以上の速度でローター300のブレード310を回転させるとき、ナセルアセンブリー200の主軸220が回転する。前記主軸220の回転力は、当該主軸220に取り付けられた主軸傘歯車230と歯合された垂直軸120の上端傘歯車110を介して垂直軸120へ伝達される。次いで、水平回転軸440と第1カム回転軸450が、垂直軸120の下端傘歯車112と歯合されたケーシング傘歯車442によって回転されて、偏心カム522を回転させる。前記偏心カム522の回転は、第1ヨークユニット520のコンロッド528が垂直に往復運動するように、ヨーク526を矩形フレーム524内で往復運動させる。その結果、上部円筒形プッシャー542が垂直往復運動を行い、この垂直往復運動は引き続きスラスト軸受544を介して下部円筒形プッシャー542へ伝達され、当該下部円筒形プッシャー542が垂直に往復運動する。その後、前記第2ヨークユニット560のコンロッド548がガイド板460の孔462を通して垂直往復運動する。これによって、前記ヨーク526が矩形フレーム524内で往復運動し、このため、偏心カム522が回転する。この回転は、第2カム回転軸480を回転させ、これによって回転軸610を回転させる。
前述したように、回転軸610に連結されたダイナモ600の負荷による反発トルクは、その反発トルクの方向と逆方向のトルクが、ナセルアセンブリー200に係合されたケーシング408内で回転自在に支持されたケーシング傘歯車442を介して垂直軸120へ伝達される時、相殺される。
風の方向が変わる場合でも、前記ナセルアセンブリー200とタワー110との間に介在された外部及び内部軸受410及び420と、中間シェル404と下部支持部406との間に介在された軸受と、スラスト軸受544とのおかげで、ナセルアセンブリー200はタワー100に対して風が吹いて来る方向に自由に向くことができる。従って、前記ナセルアゼンブリー200が風に向き合うように回転するので、回転軸610は、増速ギアボックス620を用いて回転数を増加させることによってダイナモ600を駆動させる。
図10は本発明の第2の実施の形態による風力発電機を示すものであり、図11は図10に示された垂直軸の下部にある反発トルク相殺メカニズムの構成を示した図である。
本発明の第2の実施の形態の反発トルク相殺メカニズムは、上部中空部402及び中間シェル404が除外され、相殺軸412がケーシング408と係合されることを除き、第1の実施の形態と実質的に同一である。よって、第2の実施の形態に対する詳細な説明は省略する。
当該技術分野における通常の知識を持つ者であれば、相殺軸412がギアのみならず、ベルト及びチェーンによって、上部中空部402及びケーシング408と結合できるということが分かるであろう。
図12a及び12bは、 従来技術の線形ブレードと本発明の一実施の形態による後退翼型ブレードとを比較して示した図面であり、図13a及び13bは、図12bに示された後退翼型ブレード及び空気渦流現象を除去するように設計されたタワーフードがナセルアセンブリーに装着された状態をそれぞれ示す背面図及び側断面図である。
本発明の実施の形態による風力発電機は、図12bに示された後退翼型ブレード310を有するローター300を用いることが好ましい。このような後退翼型ブレード310は、ハブ取付部312及び折曲部314を含む。ハブ取付部312は、等間隔でハブコーンアセンブリーに取り付けられ、ハブ取付部312の各々の自由端部は、ハブ取付部312のそれぞれの外側端部から所定の角度で後方に折り曲げられている。後退翼型ブレード310付きのローター300は、 抗力抵抗(reaction resistance)を従来技術の直線翼型(linear wing type)ローターのそれより小さくなるように減少させるので、効率を増大させ、抗力ノイズ(reaction noise)を減少させる。前記ローターは、さらに、後退翼型ブレード310がタワーの後流部に形成される低圧領域を徐々に通過するので、低周波ノイズを大幅に減少させる。
図14bに示されたように、本発明の風力発電機は、さらに、ナセルアセンブリー200の下部に取り付けられ、タワー100の上部を取り囲んでいるタワーフード700を有する。上方からみると、タワーフード700は、細長い形状を有し、タワー100の方に偏心されるように位置づけられる。より具体的に、タワーフード700は、タワー100との関係で逆風が吹いて来る方向、すなわちローター310と逆方向に向けて偏心されて位置づけられる。タワーフード700は、ナセルアセンブリー200と一緒に回転することによって、タワー100の周辺の空気の流れを誘導するよう機能する。
本発明によれば、ナセルアセンブリー200は、ダイナモもアクティブヨーイングシステムも装着されないため、軽量である。従って、ナセルアセンブリー200が風向の変化に対して低い慣性モーメントで回転することにより、ヨーイングエラーが継続する時間を短縮することができる。さらに、偏心タワーフード700を備えたナセルアセンブリー200は迅速に順風方向に向くことができるので、ヨーイングエラーが発生する時間をより少なくすることができる。
図14aは図13bに示されたタワーフードが装着されなかった場合の空気の流れを示す平面図であり、図14bは図13bに示されたタワーフードが装着された場合の空気の流れを示す平面図である。図14aに示されたように、空気渦流(air vortex) がタワーの後流部に低圧領域を形成する。しかし、図14bに示すように、空気渦流によって形成されるタワーの後流部の低圧領域が除去されることが示されている。これは順風の場合、ブレードがタワーの後流部を通過する際に発生するノイズを減少させ、低圧領域により生じるブレードの振動応力を減らしてブレードの疲労を減少させ、ブレードの損傷を防止する。
前述した本発明の実施の形態によれば、ローターの回転エネルギーが、タワー内部に垂直に設置された回転可能な垂直軸を介して、地上に設置されたダイナモへ伝達される。ここで、垂直軸が受ける反発トルクは、反発トルク相殺メカニズムの使用によって相殺され、フリーヨーイングが具現される。従って、 従来技術に比べて簡単な設備を用いて、一層高い出力を得ることができる。
また、本発明は順風型風力発電機について説明されたが、その反発トルク相殺メカニズムは逆風型風力発電機にも用いることができる。逆風型風力発電機の場合、アクティブヨーイングシステムがそれに追加され得る。
以上本発明を好ましい実施の形態について図示及び説明したが、本発明の属する分野で通常の知識を持つ者であれば、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の要旨及び範疇を外れない範囲内で多様な変更及び変形ができることが理解されるであろう。
本発明は風力発電機に関し、より詳しくは高出力を実現することができ、建設費及び維持補修費を節減した水平軸型の風力発電機に関する。
技術的によく知られているように、風力発電機は、風のエネルギーを有用な電気エネルギーに変換させる装置である。風力発電機は、ブレードの回転力を用いて電気を発生させるものであって、その作用は風がブレードを回転させるときに生成される。風力発電機は、無公害発電を行うための電力源として無制限の清浄エネルギーである風を用いるので、化石燃料の代替効果が極めて大きい。そのうえ、低開発地域及び海岸地域や山間地域に風力発電機を設置することで国の土地を合理的に用いることができ、競争力のある電力普及が可能である。また、島のような特定地域に大規模の風力発電団地を建設する場合、風力発電機を観光資源としても活用できる。したがって、風力発電機への関心がより集まっている。
1891年デンマークの物理学者であるポール・ラ・クール(Poul la Cour)によって「ローターブレード型(rotor blade type)」(いわゆるプロペラ型)で風力発電機が建設されて以降、風力発電機はこのごろ脚光を浴びており、そのサイズが大型化しつつある。また、風力発電において、風力発電機の出力はそれの建設条件によって変わる。例えば、風速がより速く、且つ、風力発電機のサイズがより大きければ、より多くの風力エネルギーを生産できるので、風の強さ及び風力発電機のサイズは非常に重要な要素である。また、風力発電機の設置の高さが増大するほど風の強さが大きくなるため、より高い場所に風力発電機を設置する方が低い場所に設置したものに比べてより良くかつより多くの電力を生産することができる。風を用いて電力を発電するためには風が4m/s以上の平均速度で吹くことが要求される。ここでいう風の速度とは、人が立っている地表面上での速度ではなく、風力発電機のブレードが位置する高さでの風の速度を言う。
かかる風力発電機は、ブレードの回転軸の方向により、回転軸が地表面に対して直角に設置されている垂直軸型の風力発電機と、回転軸が地表面に対して平行に設置されている水平軸型の風力発電機とに分けられる。水平軸型の風力発電機は、簡易な構造なので設置が容易である。しかし、水平軸型の風力発電機は、風向によって大きく影響を受ける。垂直軸型の風力発電機は、風向と関係なく、砂漠や平原に設置することができるが、水平軸型の風力発電機に比べてその発電効率が劣るという短所がある。
図1a及び図1bは、典型的な水平軸構造を有するローターブレード型風力発電機の一例を示す。図1a及び図1bに示されているように、ローターブレード型風力発電機は、風力を機械的な回転エネルギーに変換するローター10と、回転エネルギーを電気エネルギーに変換するための構成要素を含むナセルアセンブリー(nacelle assembly)20と、ナセルアセンブリー20を支持するタワー(tower)30とを有する。風力発電機は、基礎工事が完了された敷地に、タワー30の下部にあるべき基礎インサート(foundation insert)40を埋設した後、基礎インサート40の上部にタワー30、ナセルアセンブリー20、及びローター10を順次組み立てることで完成される。ローター10は、等間隔で放射状に配列された、複数のブレード12、例えば、3つのブレードを含むハブ-ノーズコーンアセンブリー(hub-nose cone assembly)14を有する。ハブ-ノーズコーンアセンブリー14は、ナセルアセンブリー20内のベースフレーム24上に支持される、主軸(main shaft)22に連結されている。主軸22には、増速ギアボックス(speed-up gearbox)26と、ディスクブレーキ28(disc brake)と、ダイナモ50とが順次組み立てられている。ブレード12は、主軸22に対して直角方向に配置されており、これによって、風がブレードに吹付けられると、ハブ-ノーズコーンアセンブリー14が回転する。この回転力が主軸22に伝達され、その主軸の回転数が増速ギアボックス26によって増加されて、電力を発電するダイナモ50を駆動させる。
風力発電において、ローターブレードが回転する面(すなわち、ブレードの回転面)と風向が直角に交差する際に風力エネルギーの利用度が高いので、いわゆるフリーヨーイング(free yaw)の状態を具現することが最も好ましい。しかし、風向は随時に変化するので、ブレードの回転面と風向とが直交しないで直角から外れるヨーイングエラー(yaw error)が生じる。ヨーイングエラーが大きくなるほど風の利用度は劣る。
このような問題点を防止するために、風力発電機は、また、図2に具体的に示されているように、ナセルアセンブリー20内に具備されたアクティブヨーイングシステム(active yawing system)60を有する。アクティブヨーイングシステム60は、タワーの上端に形成されたトップフランジ(top flange)上に装着されたリングギア62と、該リングギア62と連動する風向制御モーター64とを含む。風向が変わると、リングギア62と連動する風向制御モーター64が稼動されてナセルアセンブリー20を回転させることによって、アクティブヨーイング (Active Yaw)制御を実現する。従って、ブレード12は常に風に対向するように運転される。図面において、符号66は風向計を示す。
図3はダイナモが地上やタワーの下方に設置されている典型的な水平軸構造を有するローターブレード型風力発電機を示している。図3に示されているように、ナセルアセンブリー20は、軸受アセンブリー82によってタワー30の上部に支持される。かかる状態で、主軸22の回転力が駆動傘歯車(drive bevel gear)72aを介して該駆動傘歯車72aに歯合された従動傘歯車(following bevel gear)74aを有する垂直軸76に伝達されてから、従動傘歯車72bを介して回転軸78を経由して増速ギアボックス26へ伝達される。増速ギアボックス26はダイナモ50の駆動に用いられる。かかる構造によって、ダイナモ50は地上または地上から遠く離れていない所定の高さに設置できる。しかし、この場合、ローター10のブレード12の回転力が垂直軸76の下端部に結合された駆動傘歯車74b及び回転軸78の従動傘歯車72bを介して伝達される時、タワー軸76は従動傘歯車72bから駆動傘歯車74bに加えられる反発トルク(repulsive torque) (点線で図示する)を受けるようになる。かかる反発トルクはナセルアセンブリー20を回転させようとする。従って、該反発トルクの作用を防止するためには、強力な回転防止機能がアクティブヨーイングシステムの内部に追加されなければならないという短所がある。このため、風力発電機は、地上または地上に近接した位置に設置される代りに、コストが増加されてもナセルアセンブリーの内部に設置されるのが通常である。
一般的に、メガワット級の風力発電機の場合、風向及びその他の要因などに鑑み、そのタワーが略50〜80mの高さを有するように設計される。また、該タワーは実質的に100トンのタワーヘッドの総重量(total tower head mass)、つまり、その上部のダイナモを含むナセルアセンブリー及びローターの荷重を支持する必要がある。このため、タワーはかかる条件を満たす構造的強度を有するように設計されなければならず、タワーのトップフランジはその外径が3mに近い大型であるので、これは建設費及び維持補修費用の増加を伴う。
また、ブレードが線形であるから、強力な抗力のため、エネルギーの損失が増加し、ブレードの回転によって多量の空気力学的な損失を生じる。順風の場合、タワーの後流部に低圧領域が形成され、ノイズを増加させ、ブレードの疲労現象を起こす。
上述した問題点に鑑み、本発明の目的は、ローターの回転エネルギーが、風力発電機の設置された場所の近くに位置するダイナモへ伝達される風力発電機を提供することにある。
本発明の他の目的は、風力発電機のダイナモの負荷による反発トルクを相殺することで、アクティブヨーイングシステムなくしてフリーヨーイングが実現される風力発電機を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、出力を増大させることができ、ブレードがタワーの後流部内に形成された低圧領域を通過する時に発生するノイズを低減できる風力発電機を提供することにある。
本発明の実施の形態によれば、ハブ及び風によって回転するブレードを有するローターと、前記ローターに連結された主軸を介して前記ローターを回転自在に支持するナセルアセンブリーと、前記ナセルアセンブリーを回転自在に支持するタワーと、前記タワーが設置される場所の近くに位置するダイナモと、前記主軸の回転力を前記ダイナモへ伝達するために前記タワーの内部に前記主軸に対して直角に配置されて回転する垂直軸と、前記ダイナモの負荷による反発トルクを、前記ローターの回転力を前記ダイナモに伝達するメカニズムが前記反発トルクと反対方向に発生される回転力により、相殺させる反発トルク相殺メカニズム(repulsive torque-balancing mechanism)と、を有する水平軸型の風力発電機が提供される。
前記反発トルク相殺メカニズムは、前記垂直軸と係合され、前記垂直軸に対して直角である水平軸を回転自在に支持するために、前記垂直軸の下方に配置されたケーシング(casing)と、前記ケーシングを回転自在に支持し、かつ前記ダイナモの回転軸を回転可能に支持する下部支持部と、前記ナセルアセンブリーを回転させようとする力を前記ケーシングに伝達する伝達ユニットと、を有することが好ましい。
前記水平軸型の風力発電機は、前記垂直軸に対して回転する前記水平軸の回転力を前記ダイナモの回転軸に伝達するための運動変換メカニズム(motion converting mechanism)をさらに含んでなることが好ましい。
前記運動変換メカニズムは、前記水平軸の回転力を前記垂直軸の方向と直角に交差する方向の直線往復運動に変換する第1変換部と、前記直線往復運動を回転力に変換し、該回転力を前記ダイナモの回転軸に伝達する第2変換部と、前記第1及び第2変換部の間に結合され、前記垂直軸に対して回転するスラスト軸受アセンブリー(thrust bearing assembly)と、を有することが好ましい。
前記第1及び第2変換部のそれぞれは、スコッチヨーク、クランクとコンロード(connecting rod)の一対、円形カム(circular cam)とスライダー(slider)の一対、円形溝を有するカムとスライダーの一対、斜板カム(swash plate cam)とスライダーの一対のうちから選択されたいずれか一つを有することが望ましい。
前記運動変換メカニズムは、複数の前記第1変換部と、複数の前記第2変換部とを有することが好ましい。
前記伝達ユニットは、ナセルアセンブリーの下部に取り付けられ、前記垂直軸を収容する上部中空部と、前記垂直軸の下部の一部分及び前記ケーシングの一部分を取り囲んで、その底部が前記ケーシングの下部に取り付けられる中間シェル及び下端支持部を有することが好ましい。
前記伝達ユニットは、前記ナセルアセンブリーの下部及び前記ケーシングの下部と係合された相殺軸を有することが好ましい。
本発明の水平軸型の風力発電機は、前記ナセルアセンブリーの下部に取り付けられ、前記タワーの上部を取り囲み、その回転中心が前記タワーに対して前記ローターの逆方向に偏心されるように位置するタワーフード(tower hood)をさらに含むことが好ましい。
前記風力発電機の設置場所は、地表面を含むことが好ましい。
本発明の風力発電機は、海に設置される海上風力発電機を含み、その設置場所は前記海上風力発電機を支持するフローティングプラットホームの上部表面を含むことが好ましい。
本発明によれば、ローターの回転エネルギーが垂直軸を介して発電機へ伝達され、前記垂直軸に伝達された反発トルクがアクティブヨーイングシステムなしにも相殺されることにより、ナセルアセンブリーの全体の重量が軽量化され、建設費が軽減される。
また、軽量のナセルアセンブリー及び当該ナセルアセンブリーが、風が吹いてくる方向と対向するように助ける流線形偏心タワーフードを用いることで、ヨーイングエラーが発生する時間を減少させることができる。さらに、ダイナモが地表面に近い場所に位置するため、ダイナモのメンテナンスが容易に行われる。
本発明の前記及びその他の目的及び特徴は添付された図面と関連して説明される好ましい実施の形態の下記説明から明らかになるであろう。
図1aは従来のローターブレード型風力発電機を示す概略背面図である。 図1bは従来のローターブレード型風力発電機を示す側面図である。 図2は、図1a及び1bに示されたアクティブヨーイングシステムの詳細図である。 図3は、主軸の回転力が垂直のタワー軸を介して地上にあるダイナモに伝達される際に発生する反発トルクを説明するための概念図である。 図4は、本発明の一実施の形態による風力発電機を示す側断面図である。 図5は、図4に示されたナセルアセンブリー及びタワーの上部を示す詳細図である。 図6は、図4に示された垂直軸の下部にある反発トルク相殺メカニズムの構成を示す断面図である。 図7は、図4に示された垂直軸の下部にあるスコッチヨークメカニズムの構成を示す一部切取斜視図である。 図8は、図6のVIII-VIII線断面図である。 図9は、垂直軸の回転運動を直線運動に変換するスコッチヨークの構成を説明するための概略図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態による風力発電機を示す側断面図である。 図11は、図10に示された垂直軸の下部の反発トルク相殺メカニズムの構成を示す概略図である。 図12aは、関連技術の線形ブレードを示す図である。 図12bは、本発明の一実施の形態による後退翼型ブレード(swept-back wing type blade)を示す図である。 図13aは、図12bに示された後退翼型ブレード及び空気渦流(air vortex)を除去するように設計されたタワーフードがナセルアセンブリー上に装着されている状態を示す背面図である。 図13bは、図12bに示された後退翼型ブレード及び空気渦流(air vortex)を除去するように設計されたタワーフードがナセルアセンブリー上に装着されている状態を示す側断面図である。 図14aは、タワーフードが装着されなかった場合の空気の流れを示す平面図である。 図14bは、図13a及び13bに示されたタワーフードが装着された場合の空気の流れを示す平面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付された図面に基づいてこの分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるようにより詳細に説明する。図面の全般にわたって、同一又は類似の構成要素には同じ符号が付けてある。
図4は、本発明の一実施の形態よる風力発電機を示す側断面図であり、図5は図4に示されたナセルアセンブリー及びタワーの上部を示す詳細図であり、図6は図4に示された垂直軸の下部にある反発トルク相殺メカニズムの構成を示す断面図であり、図7は図4に示された垂直軸の下部にあるスコッチヨークメカニズムの構成を示す一部切取斜視図であり、図8は図6のVIII-VIII線断面図であり、図9は、垂直軸の回転運動を直線運動に変換させるスコッチヨークの構成を説明するための概略図である。
図4に示されているように、かかる本発明の実施の形態による風力発電機は、タワー100と、ナセルアセンブリー200と、ローター300及びダイナモ600を有する。本実施の形態によると、ダイナモ600はナセルアセンブリー200内に装着される代わりに、風力発電機が建設される場所に近接して位置づけられる。ここで、風力発電機が建設される場所というのは、風力発電機が地上に設置される場合の地表面650、もしくは海にある海上風力発電機を支えるフローティングプラット-ホームの上部表面にあたる。また、風力発電機は、ダイナモ600の負荷による反発トルクを相殺させるためにタワー100の内部に設けられる反発トルク相殺メカニズム500を含む。
加えて、前記風力発電機において、ナセルアセンブリー200は、アクティブヨーイングシステムが設けられていないが、ナセルアセンブリー200とタワー100との間に挿入された軸受を介してナセルアセンブリー200がタワー100に対して自由に動くことのできるフリーヨーイングシステムを具現する。図5に詳細に示されているように、ナセルアセンブリー200はその下部に内部フランジ250と外部フランジ260とを含む。内部軸受420はタワー100の上端内面と内部フランジ250との間に結合され、外部軸受410はタワー100の上端外面と外部フランジ260との間に結合される。従って、本実施の形態の風力発電機は、アクティブヨーイングシステムなしに、後述するブレード310及びタワーフード370(図13b及び図14b参照)に加えられる風に対する抗力のみを用いてナセルアセンブリー200をタワー100に対して自由に回転させることによりフリーヨーイングシステムを具現する。
主軸220が、ナセルアセンブリー200の内側に回転自在に設置され、一対の支持フレーム210によって水平に支持される。前記主軸220の一端はブレードが取り付けられたローター300に連結され、前記主軸220の他端は主軸傘歯車230に連結される。風がブレード310を回転させるとき、前記主軸220が回転する。
回転する垂直軸120が、タワー100の内部に垂直に設置され、その上端部及び下端部に取り付けられた上端傘歯車110及び下端傘歯車112を有する。前記上端傘歯車110は前記主軸220の主軸傘歯車230と歯合される。これによって、前記主軸220の回転力が前記垂直軸120に伝達される。
前記垂直軸120に伝達された回転力は、反発トルク相殺メカニズム500を通過し、回転軸610を介して増速ギアボックス620で加速された後、ダイナモ600へ伝達される。
図7に示されているように、内部ハウジング400がさらにタワー100の内部に具備され、これは上部中空部402と、中間シェル404と、下端支持部406とを有する。前記垂直軸120は、上部中空部402の内部を通り、その垂直軸120の下端傘歯車112は、中間シェル404の内部に位置づけられる。また、第1スコッチヨークユニット520は、中間シェル404の内部に位置づけられ、第2スコッチヨークユニット560及び前記第2スコッチヨークユニット560の上部のスラスト軸受アセンブリー540は下端支持部406の内部に位置づけられる。前記第1及び第2スコッチヨークユニット520及び560は、それぞれ回転運動を直線往復運動に変換するか、又はその反対に変換する運動変換メカニズムであるが、これに限定されず、たとえばスコッチヨークを含むこともできる。かかる運動変換メカニズムの他の例としては、クランクとコンロードの一対、円形カムとスライダーの一対、円形溝を有するカムとスライダーの一対、カムとスライダーの一対などが挙げられる。
ケーシング408は、中間シェル404の底部に取り付けられた下端部を備える。前記ケーシング408の下端部は、軸受409によって下端支持部406に回転自在に係合される。前記水平回転軸440はケーシング408に回転自在に支持される。垂直軸120の下端傘歯車112と歯合されたケーシング傘歯車442が前記水平回転軸440の一端に取り付けられ、回転ギア444が水平回転軸440の他端に取り付けられる。また、第1スコッチヨークユニット520の第1カム回転軸450は、水平回転軸440に平行となるようケーシング408に回転自在に支持される。前記回転ギア444と歯合されたカム回転ギア446は、第1カム回転軸450の一端に取り付けられる。ガイド板470が前記第1スコッチヨークユニット520とスラスト軸受アセンブリー540との間に備えられる。
前記下端支持部406において、ガイド板460がスラスト軸受アセンブリー540と第2スコッチヨークユニット560との間に備えられる。前記第2スコッチヨークユニット560の第2カム回転軸480は回転軸610に連結される。
図6〜図8に示されているように、前記第1スコッチヨークユニット520は少なくとも一つの円形偏心カム522と、少なくとも一つの矩形フレーム524と、少なくとも一つのヨーク526とを有する。前記円形偏心カム522は、第1カム回転軸450に固定されており、好ましくは、3対の偏心カムを含む。前記矩形フレーム524は、その内部を貫通して延びている第1カム回転軸450と直角をなす。ヨーク526は、当該ヨークに嵌めこまれたそれぞれの偏心カム522と共に、各々の矩形フレーム524内で往復運動する。円形偏心カムと同様に、矩形フレーム524及びヨーク526はそれぞれ3対からなる。図面を単純化するために、図7はただ一対の円形偏心カム522、矩形フレーム524及びヨーク526を図示する。コンロッド(connecting rod)528は、各々の矩形フレーム524の下部に取り付けられ、ガイド板470の孔472を通じて延びている。このため、第1カム回転軸450が回転する時、コンロッド528がガイド板470の各孔472を通して垂直方向に往復運動するように、ヨーク526が矩形フレーム524の内部で横方向に往復運動するが、これについては後述する。この場合、第1スコッチヨークユニット520が複数の矩形フレーム524及び複数の偏心カム522を備えると、変換された力をもっと安定的に伝達することができる。これは第2スコッチヨークユニット560においても同様である。また、ナセルアセンブリー200が自由に回転する場合、コンロッド528は垂直軸の回転中心から遠ざかるほど、もっと大きな剪断力を受けることになる。
前述のように、前記ナセルアセンブリー200は、上部中空部402及び中間シェル404を介して、中間シェル404に取り付けられたケーシング408と結合される。従って、ローター300が風によって回転すれば、ナセルアセンブリー200はダイナモ600の負荷によって発生する反発トルクを受けることになり、前記ローター300の回転による回転力が前記ケーシング408へ伝達される。前記ケーシング408がその回転力を受けることの結果、反発トルクの方向と逆方向の、その回転力のトルクが、垂直軸120の下端傘歯車112とケーシング408内で回転自在に支持されるケーシング傘歯車442とを介して、前記ケーシング408へ伝達されて、反発トルクを相殺することになる。
次に、前記ナセルアセンブリー200がダイナモ600の負荷による反発トルクに応じて回転しようとする上述した現象の除去について詳しく説明する。
前記主軸傘歯車230が前記上端傘歯車110を駆動する時、前記主軸傘歯車230は、前記上端傘歯車110から反発トルクを受けることになり、この反発トルクは主軸220を支持する一対の支持フレーム210へ伝達され、前記ナセルアセンブリー200を回転させる力として作用する。この場合、前記ナセルアセンブリー200に対する前記反発トルクの方向は、前記ローター300の回転から誘導される前記回転力により前記上端傘歯車110が回転する方向と逆方向である。
次には、反発トルクの方向と逆方向の、前記ローター300の回転から誘導される前記回転力のトルクが垂直軸120の下端傘歯車112に加えられる際の動作について説明する。
ケーシング408内に回転自在に支持された水平回転軸440が下端傘歯車112と水平回転軸440に取り付けられたケーシング傘歯車442とを介して前記回転力のトルクを受けるようになり、前記ケーシング408が反発トルクの方向と逆方向に、前記ローター300の回転から誘導される前記回転力を受けることになる。前記下端傘歯車112を介して前記ケーシングに加えられる前記トルクの方向は、反発トルクの方向と逆方向である、 すなわち、反発トルクを相殺する方向への前記トルクが下端傘歯車112を介して前記ケーシング408へ伝達され、前記反発トルクを無力化する。
前記スラスト軸受アセンブリー540は、コンロッド528の下部に結合された上下一対の上部及び下部円筒形プッシャー542と、該上部及び下部円筒形プッシャー542の間に介在されたスラスト軸受544とを有する。そのコンロード548は、ガイド板460の孔462を貫通して延びるように下部円筒形プッシャー542の下部に連結される。前記上部円筒形プッシャー542がコンロッド548の垂直往復運動によって加圧されると、下部円筒形プッシャー542がスラスト軸受544を介して加圧されて、コンロッド548がガイド板460の孔462を通して垂直に往復運動するようになる。
前記ナセルアセンブリー200が風向に従って回転すると、コンロッド528も回転する。したがって、スラスト軸受544は、コンロッド528が下部支持部406に対して自由に回転しながらも直線方向に往復運動することを可能にする。
前記第2スコッチヨークユニット560は、上述した第1スコッチヨークユニット520と同一の構成要素を有する。しかし、第2スコッチヨークユニット560は、第1スコッチヨークユニット520とは反対に作動する。より具体的には、コンロッド548がガイド板460の孔462を通して垂直往復運動する際に、ヨーク526が矩形フレーム524内で往復運動する。これは、偏心カム522を回転させた後、第2カム回転軸480を回転させ、それにより、回転軸610を回転させる。
以下に、このように構成された本発明の風力発電機の作動について説明する。
風が、例えば、4m/s以上の速度でローター300のブレード310を回転させるとき、ナセルアセンブリー200の主軸220が回転する。前記主軸220の回転力は、当該主軸220に取り付けられた主軸傘歯車230と歯合された垂直軸120の上端傘歯車110を介して垂直軸120へ伝達される。次いで、水平回転軸440と第1カム回転軸450が、垂直軸120の下端傘歯車112と歯合されたケーシング傘歯車442によって回転されて、偏心カム522を回転させる。前記偏心カム522の回転は、第1スコッチヨークユニット520のコンロッド528が垂直に往復運動するように、ヨーク526を矩形フレーム524内で往復運動させる。その結果、上部円筒形プッシャー542が垂直往復運動を行い、この垂直往復運動は引き続きスラスト軸受544を介して下部円筒形プッシャー542へ伝達され、当該下部円筒形プッシャー542が垂直に往復運動する。その後、前記第2スコッチヨークユニット560のコンロッド548がガイド板460の孔462を通して垂直往復運動する。これによって、前記ヨーク526が矩形フレーム524内で往復運動し、このため、偏心カム522が回転する。この回転は、第2カム回転軸480を回転させ、これによって回転軸610を回転させる。
前述したように、回転軸610に連結されたダイナモ600の負荷による反発トルクは、その反発トルクの方向と逆方向の駆動トルクが、伝達ユニットを介してナセルアセンブリー200に係合されたケーシング408内で回転自在に支持されたケーシング傘歯車442を介して垂直軸120へ伝達される時、相殺される。
風の方向が変わる場合でも、前記ナセルアセンブリー200とタワー110との間に介在された外部及び内部軸受410及び420と、中間シェル404と下部支持部406との間に介在された軸受と、スラスト軸受544とのおかげで、ナセルアセンブリー200はタワー100に対して風が吹いて来る方向に自由に向くことができる。従って、前記ナセルアゼンブリー200が風に向き合うように回転するので、回転軸610は、増速ギアボックス620を用いて回転数を増加させることによってダイナモ600を駆動させる。
図10は本発明の第2の実施の形態による風力発電機を示すものであり、図11は図10に示された垂直軸の下部にある反発トルク相殺メカニズムの構成を示した図である。
本発明の第2の実施の形態の反発トルク相殺メカニズムは、上部中空部402及び中間シェル404が除外され、その代わりに、相殺軸412が前記ナセルアセンブリー200及びケーシング408とギアによって係合されることを除き、第1の実施の形態と実質的に同一である。よって、第2の実施の形態に対する詳細な説明は省略する。
当該技術分野における通常の知識を持つ者であれば、相殺軸412がギアのみならず、ベルト及びチェーンによって、ケーシング408と結合できるということが分かるであろう。
図12a及び12bは、 従来技術の線形ブレードと本発明の一実施の形態による後退翼型ブレードとを比較して示した図面であり、図13a及び13bは、図12bに示された後退翼型ブレード及び空気渦流現象を除去するように設計されたタワーフードがナセルアセンブリーに装着された状態をそれぞれ示す背面図及び側断面図である。
本発明の実施の形態による風力発電機は、図12bに示された後退翼型ブレード310を有するローター300を用いることが好ましい。このような後退翼型ブレード310は、ハブ取付部312及び折曲部314を含む。ハブ取付部312は、等間隔でハブコーンアセンブリーに取り付けられ、ハブ取付部312の各々の自由端部は、ハブ取付部312のそれぞれの外側端部から所定の角度で後方に折り曲げられている。後退翼型ブレード310付きのローター300は、抗力抵抗(reaction resistance)を従来技術の直線翼型(linear wing type)ローターのそれより小さくなるように減少させるので、効率を増大させ、抗力ノイズ(reaction noise)を減少させる。前記ローターは、さらに、後退翼型ブレード310がタワーの後流部に形成される低圧領域を徐々に通過するので、低周波ノイズを大幅に減少させる。
図14bに示されたように、本発明の風力発電機は、さらに、ナセルアセンブリー200の下部に取り付けられ、タワー100の上部を取り囲んでいるタワーフード700を有する。上方からみると、タワーフード700は、細長い形状を有し、タワー100の方に偏心されるように位置づけられる。より具体的に、タワーフード700は、タワー100との関係で逆風が吹いて来る方向、すなわちローター310の方向に向けて偏心されて位置づけられる。タワーフード700は、ナセルアセンブリー200と一緒に回転することによって、タワー100の周辺の空気の流れを誘導するよう機能する。
本発明によれば、ナセルアセンブリー200は、ダイナモもアクティブヨーイングシステムも装着されないため、軽量である。従って、ナセルアセンブリー200が風向の変化に対して低い慣性モーメントで回転することにより、ヨーイングエラーが継続する時間を短縮することができる。さらに、偏心タワーフード700を備えたナセルアセンブリー200は迅速に順風方向に向くことができるので、ヨーイングエラーが発生する時間をより少なくすることができる。
図14aは図13bに示されたタワーフードが装着されなかった場合の空気の流れを示す平面図であり、図14bは図13bに示されたタワーフードが装着された場合の空気の流れを示す平面図である。図14aに示されたように、空気渦流(air vortex) がタワーの後流部に低圧領域を形成する。しかし、図14bに示すように、空気渦流によって形成されるタワーの後流部の低圧領域が除去されることが示されている。これは順風の場合、ブレードがタワーの後流部を通過する際に発生するノイズを減少させ、低圧領域により生じるブレードの振動応力を減らしてブレードの疲労を減少させ、ブレードの損傷を防止する。
前述した本発明の実施の形態によれば、ローターの回転エネルギーが、タワー内部に垂直に設置された回転可能な垂直軸を介して、地上に設置されたダイナモへ伝達される。ここで、垂直軸が受ける反発トルクは、反発トルク相殺メカニズムの使用によって相殺され、フリーヨーイングが具現される。従って、従来技術に比べて簡単な設備を用いて、一層高い出力を得ることができる。
また、本発明は順風型風力発電機について説明されたが、その反発トルク相殺メカニズムは逆風型風力発電機にも用いることができる。逆風型風力発電機の場合、アクティブヨーイングシステムがそれに追加され得る。
以上本発明を好ましい実施の形態について図示及び説明したが、本発明の属する分野で通常の知識を持つ者であれば、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の要旨及び範疇を外れない範囲内で多様な変更及び変形ができることが理解されるであろう。

Claims (15)

  1. ハブ及び風によって回転するブレードを有するローターと、
    前記ローターに連結された主軸を介して前記ローターを回転自在に支持するナセルアセンブリーと、
    前記ナセルアセンブリーを回転自在に支持するタワーと、
    前記タワーが設置される場所に近接して位置するダイナモと、
    前記タワー内部に前記主軸に対して直角に配置され前記主軸の回転力を前記ダイナモへ伝達する回転垂直軸と、
    前記ダイナモの負荷による反発トルクから誘導される前記ナセルアセンブリーの回転力を前記ダイナモの負荷による反発トルクを相殺する方向に 前記垂直軸に伝達する反発トルク相殺メカニズムと、を有する水平軸型の風力発電機。
  2. 前記反発トルク相殺メカニズムが、
    前記垂直軸の下方に配置され、前記垂直軸に対して直角に結合される水平回転軸を回転自在に支持するケーシングと、
    前記垂直軸に直角に配置され、前記ケーシングを回転自在に支持し、前記ダイナモの回転軸を回転自在に支持する下部支持部と、
    前記ナセルアセンブリーの回転力を前記ケーシングに伝達する伝達ユニットと、を有する請求項1に記載の水平軸型の風力発電機。
  3. 前記垂直軸に対して回転可能な前記水平回転軸の回転力を前記ダイナモの前記回転軸に伝達する運動変換メカニズムをさらに有する請求項2に記載の水平軸型の風力発電機。
  4. 前記運動変換メカニズムが、
    前記水平回転軸の回転力を前記垂直軸の方向と直角に交差する直線往復運動に変換する第1変換部と、
    前記直線往復運動を回転力に変換し、前記回転力を前記ダイナモの前記回転軸に伝達する第2変換部と、
    前記第1及び第2変換部の間に係合され、前記垂直軸に対して回転するスラスト軸受アセンブリーと、を有する請求項3に記載の水平軸型の風力発電機。
  5. 前記第1及び第2変換部の各々が、スコッチヨーク、 クランクとコンロッドの一対、円板カムとスライダーの一対、円形溝を有するカムとスライダーの一対、斜板カムとスライダーの一対のうちから選択されたいずれか一つを有する請求項4に記載の水平軸型の風力発電機。
  6. 前記運動変換メカニズムが、複数の前記第1変換部及び複数の前記第2変換部を有する請求項4に記載の水平軸型の風力発電機。
  7. 前記伝達ユニットが、前記ナセルアセンブリーの下部に取り付けられ、前記垂直軸の部分及び前記ケーシングの部分を取り囲んで、 前記ケーシングの下部に取り付けられた中空部を有する請求項2に記載の水平軸型の風力発電機。
  8. 前記伝達ユニットが、前記ナセルアセンブリーの下部及び前記ケーシングの下部と係合された相殺軸を有する含む請求項2に記載の水平軸型の風力発電機。
  9. 順風型風力発電機である請求項1に記載の水平軸型の風力発電機。
  10. 前記タワーの上部を取り囲んで前記ナセルアセンブリーの下部に取り付けられ、前記タワーに対して前記ローターと逆方向に偏心されるように位置づけられるタワーフードをさらに有する請求項9に記載の水平軸型の風力発電機。
  11. 順風型風力発電機である請求項1に記載の水平軸型の風力発電機。
  12. 逆風型風力発電機である請求項1に記載の水平軸型の風力発電機。
  13. アクティブヨーイングシステムをさらに含んでなる請求項12に記載の水平軸型の風力発電機。
  14. 前記タワーが設置される場所が、前記風力発電機が設置される地表面を含む請求項1に記載の水平軸型の風力発電機。
  15. 前記風力発電機が、海にある海上風力発電機であり、前記タワーが設置される場所は、前記海上風力発電機を支持するフローティングプラット-ホームの上部表面を含む請求項1に記載の水平軸型の風力発電機。
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