JP2013515452A - キャリアエクステンションによるリソース割り当ての方法と装置 - Google Patents

キャリアエクステンションによるリソース割り当ての方法と装置 Download PDF

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Abstract

キャリアエクステンションで通信をサポートする技術が記載されている。ある設計では、ユーザ機器(UE)が通信に使用することのできるベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントが確定される。UE用の少なくとも一つの作動パラメータがベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて確定される。作動パラメータには、ダウンリンクのリソース割り当てに用いられるリソースブロックグループ(RBG)サイズおよびビットマップの両者または一方、ダウンリンクで周波数ホッピングを伴うリソースの割り当てに用いられるギャップ、アップリンクで周波数ホッピングを伴うリソースの割り当てに用いられる幾つかのホッピングビット、チャネル品質インジケータ(CQI)の報告に用いられる幾つかの帯域幅要素およびサブバンドサイズの両者または一方、サウンディングリファレンスシグナル(SRS)帯域幅およびアップリンクでのSRS送信のためのSRS設定、その他の作動パラメータの全てまたはいずれかが含まれる。
【選択図】図6

Description

この出願は、2009年12月12日に出願がなされている「リソース管理のためのシステム、装置、方法(SYSTEMS, APPARATUS AND METHODS FOR RESOURCE MANAGEMENT)」と言う名称の米国仮特許出願シリアル番号61/288,800の利益を主張する。この米国仮特許出願は、この言及により全体的にここに明確に含まれる。
この開示は、一般に通信に関連しているが、特に無線通信システムの通信をサポートする技術に関連している。
無線通信システムは、音声や映像やパケットデータやメッセージングや同報通信などの様々な種類の通信内容を供給するために広く展開されている。このような無線通信システムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって多くのユーザをサポートすることのできる多元接続システム(multiple-access systems)であるかも知れない。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)システム、時分割多元接続(TDMA:time division multiple access)システム、周波数分割多元接続(FDMA:frequency division multiple access)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA:orthogonal frequency division multiple access)システム、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA:single-carrier frequency division multiple access)システム、3GPP長期的高度化(LTE:Long Term Evolution)システムが含まれる。
無線通信システムは、複数台のユーザ機器(UEs:user equipments)の通信をサポートすることのきる基地局を複数台備えることができる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信をすることができる。ダウンリンク(または順方向リンク)は基地局からUEに向かう通信リンクを言い、アップリンク(または逆方向リンク)はUEから基地局に向かう通信リンクを言う。
キャリアエクステンション(carrier extension)で通信をサポートする技術をここに説明する。キャリアエクステンションのために付加的な帯域幅を提供する一つ以上のセグメント(segments)にベースキャリア(base carrier)が関連付けられる。ベースキャリアと一つ以上のセグメントとの組み合わせを複合キャリアと言うことにする。幾つかのUE(「一般UE」)はベースキャリアのみで作動することができる。他のUE(「先進的UE」)は、複合キャリアで作動することができるので一つ以上のセグメントが提供する付加的な帯域幅から恩恵を被ることができる。UEsと通信をするための様々な作動パラメータは、一般UEと先進的UEとで異なっている可能性のあるシステム帯域幅に基づいて決められることができる。
キャリアエクステンションを用いている先進的UEとの通信をサポートするある設計では先進的UEが通信に利用することのできるベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントが確定される。先進的UEに関する少なくとも一つの作動パラメータがベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとから成る複合帯域幅に基づいて確定される。先進的UEは、少なくとも一つの作動パラメータに基づいて通信をする。この少なくとも一つの作動パラメータには、(i) ダウンリンクのリソース割り当てに用いられるリソースブロックグループ(RBG:resource block group)サイズ、(ii) ダウンリンクのリソース割り当てに用いられるビットマップ、(iii) 周波数ホッピングを伴うダウンリンクのリソース割り当てに用いられるギャップ、(iv) 周波数ホッピングを伴うアップリンクのリソース割り当てに用いられる幾つかのホッピングビット、(v) チャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)の報告に用いられるサブバンドサイズ(subband size)、(vi) チャネル品質インジケータ(CQI)の報告に用いられる幾つかの帯域幅要素(bandwidth parts)、(vii) アップリンクでSRS(sounding reference signal)を伝送するためのサウンディングリファレンスシグナル(SRS:sounding reference signal)帯域幅、(viii) SRSを伝送するためのSRSの設定、(ix) その他の作動パラメータの全てまたはいずれかが含まれる。
一般UEおよび先進的UEの通信をサポートするある設計では通信に利用することのできるベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントが確定される。一般UEに関する第一作動パラメータがベースキャリアの基底帯域幅に基づいて確定される。先進的UEに関する第二作動パラメータがベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて確定される。一般UEとの通信は第一作動パラメータに基づいて行われる。第二UEとの通信は第二作動パラメータに基づいて行われる。
この開示の諸相と諸特徴を以下に詳しく説明する。
図1は、無線通信システムを示す。 図2は、ダウンリンク用の典型的なフレーム構造を示す。 図3は、アップリンク用の典型的なサブフレーム構造を示す。 キャリアエクステンションの三種類の設計のうちの一つを示す。 キャリアエクステンションの三種類の設計のうちの一つを示す。 キャリアエクステンションの三種類の設計のうちの一つを示す。 図5Aは、物理リソースブロック(PRBs:physical resource blocks)をRBGsに分ける典型的な区画を示す。 図5Bは、RBGsに基づいてRBG部分集合を形成する例を示す。 図6は、通信用装置のブロック図を示す。 図7は、UEが通信をするための処理を示す。 図8は、ネットワークエンティティが通信をサポートするための処理を示す。 図9は、基地局およびUEのブロック図を示す。
ここに説明する技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、その他のシステムのような様々な無線通信システムに使用することができる。用語「システム」と「ネットワーク」はしばしば交換可能に用いられている。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000、その他のような無線技術を実現することができる。UTRAには、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA:Wideband Code Division Multiple Access)やCDMAの他の種々様々な変種が含まれる。さらに、cdma2000はIS−2000、IS−95、IS−856の各規格を包含している。TDMAシステムは、移動体通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、進化したUTRA(E−UTRA)、超広帯域モバイル(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)、その他のような無線技術を実現することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP長期的高度化(LTE:Long Term Evolution)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、OFDMAをダウンリンクにSC−FDMAをアップリンクにそれぞれ採用しているE−UTRAを用いたUMTSの新たな公開である。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、GSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)」(3GPP)と言う名称の組織が公開している文書に記載されている。また、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2(3rd Generation Partnership Project 2)」(3G
PP2)と言う名称の組織が公開している文書に記載されている。ここに説明する技術は、上に述べた様々なシステムや無線技術に用いることができるだけでなく、その他のシステムや無線技術にも用いることができる。明瞭にするために、LTEとの関連でこの技術の諸相を以下に説明することにする。LTEの用語が以下の説明には頻出する。
図1は、無線通信システム100を示している。このシステムは、LTEシステムまたはその他のシステムのいずれでも構わない。システム100は、幾つかのノードB(eNBs)110とその他のネットワークエンティティとを含んでいても良い。eNBは、複数台のUEsと通信をするエンティティであり得るが、基地局、ノードB、アクセスポイント、その他と呼ばれることもある。各eNB110は、特定の地理的領域に通信有効範囲を提供することができ、通信有効範囲内に在圏するUEsの通信をサポートすることができる。システムの能力を改善するために、あるeNBの全有効範囲は複数(例えば、三つ)の小さな領域に仕切られている。小さな領域はいずれもeNBのサブシステムによりサービスを受けている。3GPPでは、用語「セル(cell)」はこの有効範囲にサービスを提供しているeNBおよびeNBサブシステムの両者または一方の最も小さい有効範囲を指すことがある。
ネットワークコントローラ130は一組のeNBsに結合していてこれらのeNBsの整合や制御を提供する。ネットワークコントローラ130は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)およびその他のネットワークエンティティの両者または一方を有していても良い。
UEs120は、システム全体に亘って分散している可能性がある。個々のUEは静止しているか移動しているかのいずれかである。UEは、移動局、アクセス端末、加入者ユニット、ステーション、その他と呼ばれることもある。UEは、小型携帯移動電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:personal digital assistant)、無線モデム、無線通信装置、携帯装置、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL:wireless local loop)ステーション、スマートフォン、ネットブック、スマートブック、その他のいずれでも良い。
システム100は、データ伝送の信頼性を改善するためにハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)をサポートしている。HARQでは、送信機(例えば、eNB)はデータパケット(またはトランスポートブロック(transport block))の伝送を行うが、必要があれば、パケットが受信機(例えば、UE)により正確に復号化されるまで、またはパケットの最大伝送回数になるまで、またはその他の終了状態になるまで付加的な伝送を一回以上行うことがある。したがって、一つのパケットについて送信機が送信する回数は変わり得る。同期式HARQでは、あるパケットに関する全ての送信は単一HARQインターレースのサブフレームで送られる。ここでQを4、6、8、10、その他の値のいずれかに等しいとするとき、Q番目の全てのサブフレームがこのサブフレームに含まれる。非同期式HARQでは当該パケットのどの送信も任意のサブフレームで行って構わない。
幾つかのHARQプロセスがダウンリンクおよびアップリンクのそれぞれでサポートされている。どのHARQプロセスも、一つのパケットの全送信を包含している。HARQプロセスは、新しいパケットがリソースを利用可能であれば何時でも開始され、そのパケットが正確に復号化されるか終了状態に至るかのどちらかで終了する。
システム100は、周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)のどちらも使用することができる。FDDの場合には、ダウンリンクおよびアップリンクは別々の周波数チャネルに割り当てられる。ダウンリンク伝送およびアップリンク伝送は両周波数チャネルで同時に行われるかも知れない。TDDでは、ダウンリンクおよびアップリンクは同じ周波数チャネルを共有する。ダウンリンクおよびアップリンクでの伝送は同じ周波数チャネルで異なる時間帯(different time intervals)で行われる。
図2は、LTEにおけるFDDのフレーム構造200を示す。ダウンリンクおよびアップリンクのそれぞれの伝送タイムラインが無線フレームの単位に分割されている。各無線フレームは所定の長さ(例えば、10ミリ秒(ms))を有していて、指標0ないし9が付いている10個のサブフレームに分割されている。各サブフレームは2個のスロットを有している。したがって各無線フレームは、指標0ないし19が付いている20個のスロットを有している。各スロットはL個のシンボル期間を含むことができる。例えば、正規のサイクリックプレフィクスの場合には(図2に示すように)7個のシンボル期間を、拡張サイクリックプレフィクスの場合には6個のシンボル期間をそれぞれスロットは有している。サブフレーム毎に割り当てられる2L個のシンボル期間に0ないし2L−1の指標が割り当てられる。
ダウンリンクの各サブフレームは図2に示すように時分割多重(TDM)化されるかも知れない制御領域とデータ領域とを有している。制御領域は、サブフレームの第一Mシンボル期間を含んでいる。ここで、Mは1、2、3、4のいずれかに等しく、サブフレーム毎に変わるかも知れない。制御領域はUEsの制御情報を運ぶことができる。データ領域は、サブフレームの残りのシンボル期間を含むことができ、UEsのためにデータその他の情報を運ぶことができる。
eNBは、物理制御フォーマット通知チャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)、物理HARQインジケータチャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)をサブフレームの制御領域内で送信することができる。PCFICHはサブフレームの第一シンボル期間に伝送されて制御領域のサイズ(すなわち、Mの値)を伝えることができる。PHICHは、HARQによりアップリンクで送られるデータ伝送のために確認通知(ACK)情報を伝えることができる。DCIは、ダウンリンクの許可、アップリンクの許可、電力制御情報、その他を含むことができる。eNBは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)をサブフレームのデータ領域で伝送することができる。PDSCHは、ダウンリンクでのデータ伝送がスケジュールされているUEsのトラフィックデータを伝えることができる。
eNBは、当該eNBによりサポートされている個々のセルのシステム帯域幅の中心である1.08MHzで優先同期信号(PSS:primary synchronization signal)およびセカンダリ同期信号(SSS:secondary synchronization signal)をダウンリンクにより送信することができる。FDDでは、図2に示すように正規のサイクリックプレフィクスを有している個々の無線フレームのサブフレーム0および5でシンボル期間6および5のそれぞれでPSSおよびSSSが伝送される。PSSおよびSSSは、UEsによりセルの捜索および取得に使用される。eNBは、図2に示すようにある無線フレームのスロット1のシンボル期間0ないし3でシステム情報を運ぶ物理報知チャネル(PBCH)も送信するかも知れない。eNBは、eNBによりサポートされている各セルの各サブフレームの指定されたシンボル期間にシステム帯域幅に亘ってセル固有リファレンスシグナル(CRS)も送信する。CRSは、UEによってチャネル測定、その他に用いられる。
LTEでは、直交周波数多重(OFDM)をダウンリンクに使用し、シングルキャリア周波数分割多重(SC−FDM)をアップリンクに使用する。OFDMおよびSC−FDMでは周波数領域が複数(NFFT)の直交サブキャリアに分割される。直交サブキャリアはトーン、ビン、その他と一般に呼ばれる。どのサブキャリアもデータで変調される。一般に変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で送られ、SC−FDMでは時間領域で送られる。隣接しているサブキャリア相互の間隔は固定されていて、サブキャリアの総数(NFFT)はシステム帯域幅に依存している。例えば、サブキャリアの間隔は15キロヘルツ(KHz)であり、NFFTは、1.25、2.5、5、10、20メガヘルツ(MHz)の帯域幅のそれぞれに対応して128、256、512、1024、2048に等しい。
ダウンリンクおよびアップリンクのそれぞれにとって利用可能な時間周波数リソース(time frequency resources)は物理リソースブロック(PRBs)に分割される。物理リソースブロックはリソースブロック(RBs:resource blocks)とも呼ばれる。各RBは、一つのスロットに12個のサブキャリアを包含している。各スロットのRBsの数はシステム帯域幅に依存していて、1.25ないし20MHzのシステム帯域幅では6ないし110の範囲である。各RBは幾つかのリソースエレメントを有していても構わない。各リソースエレメントは1シンボル期間に1個のサブキャリアを包含していて、実数値または複素数値のいずれでも構わない1個の変調シンボルの伝送に用いられる。
図3は、LTEにおけるアップリンクのサブフレーム構造300を示す。アップリンクのどのサブフレームも周波数分割多重(FDM)化される制御領域とデータ領域とを有している。制御領域は、システム帯域幅の両端に形成されていて、UEsによりアップリンクで送られる制御情報の量に基づいて選択することのできる設定可能なサイズを有している。データ領域は、制御領域により覆われていない残りの周波数を含むことができる。
アップリンク制御情報(UCI)をeNBに送信するために制御領域のRBs310aおよび310bがUEに割り当てられる。データをeNBに送信するためにデータ領域のRBs320aおよび320bもUEに割り当てられる。UEは、割り当てられている制御領域のRBs310aおよび310bに関係している物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)でUCIを送信することができる。UCIは、ダウンリンクで送信されたデータ伝送に関するACK情報、CQI情報、スケジューリング要請、その他を含むことができる。UEは、割り当てられているデータ領域のRBs320aおよび320bに関係している物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)でデータだけ、または、データとUCIの両者を送信することができる。アップリンク伝送は、サブフレームの両スロットに跨っていることもあれば、図3に示されているように周波数を横切ってホッピングすることもある。UEは、ピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)の低い単一キャリア波形を得るために一組の連続サブキャリアで各シンボル期間に送信をする。
LTEにおける様々なチャネルとシグナルとが公に入手可能な「進化したユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)、物理チャネルと変調(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)」と言う表題の3GPP TS 36.211に記載されている。
システム100は、ダウンリンクおよびアップリンクのそれぞれに関してシングルキャリアまたはマルチキャリアの操作を付随的にサポートしている。キャリアとは、通信に用いられる周波数範囲のことであり、特定の特性に関連付けられている。マルチキャリアの操作はキャリアの集合またはマルチキャリア操作として言及される。UEはeNBと交信をするために、ダウンリンクでは一つ以上のキャリア(すなわち、ダウンリンクキャリア)で作動し、アップリンクでは一つ以上のキャリア(すなわち、アップリンクキャリア)で作動する。UEは、データおよび制御情報を1個以上のアップリンクキャリアでeNBに送ることができる。
キャリア集合の一設計では、ダウンリンクキャリアがアップリンクキャリアと対にされる。この設計では、与えられたダウンリンクキャリアでのデータ伝送をサポートする制御情報はダウンリンクキャリアおよび関連付けられているアップリンクキャリアの両者または一方で送信される。同様に、与えられたアップリンクキャリアでのデータ伝送をサポートする制御情報はアップリンクキャリアおよび関連付けられたダウンリンクキャリアの両者または一方で送信される。別の設計では、クロスキャリア制御がサポートされている。この設計では、所定のダウンリンクキャリアではなく別のダウンリンクキャリアで制御情報が送信される。
ある設計ではダウンリンクおよびアップリンクのそれぞれにおいて、あるキャリアがアンカーキャリア(anchor carrier)として言及され、残りのどのキャリアも拡張キャリア(extension carrier)として言及される。アンカーキャリアは第一キャリア、普通のキャリア、その他としても言及される。拡張キャリアはアンカーキャリアと隣接していることもあれば隣接していないこともある。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクのそれぞれについてアンカーキャリアとゼロ個以上の拡張キャリアとに基づいて作動するように構成されている。UEは、UEに特有のキャリア設定を有していて高次のレイヤシグナリングによりシグナリングされる。各キャリアは、6個、15個、25個、50個、75個、100個のRBsに対応している幾つかのサポートされているシステム帯域幅の一つを有している。
ある設計では、各キャリアでのデータ伝送をサポートする制御情報が別個に送信される。例えば、ダウンリンクまたはアップリンクのアンカーキャリアでのデータ伝送をサポートするために第一許可が送信される、ダウンリンクまたはアップリンクにおける拡張キャリアでのデータ伝送をサポートするために第二許可が送信される。この設計では、どのキャリアも他のキャリアとは別個に作動することができる。例えば、各キャリアのHARQ処理は別のキャリアのHARQ処理とは別個である。送信モードが(例えば、MIMO、その他用に)キャリア毎に独立して選択される。
ある設計では、全キャリアの制御信号がアンカーキャリアで送信される。上の例では、第一および第二の許可がダウンリンクアンカーキャリアで送信される。この設計では、ダウンリンク拡張キャリアにデータ領域だけを含めて制御領域を含めないことにより、オーバーヘッドを減らすことができる。ある設計では、CRS、PSS、SSS、報知チャネル、ページングチャネルなしで拡張キャリアが設定される。この設計でも拡張キャリアのオーバーヘッドを減らすことができる。この設計ではUEsは、拡張キャリアのPSSやSSSを検出することができないし、ブロードキャストやページングチャネルやCRSを拡張キャリアから受信することもできないので、拡張キャリアには後方互換性がなくても構わない。
このシステムは、ダウンリンクまたはアップリンクのキャリアのためにキャリアエクステンションをサポートしている。キャリアエクステンションでは、ベースキャリアが1個以上のセグメントに関連付けられる。ここで、どのセグメントも周波数の領域を包含していて伝送のために付加的な帯域幅を提供する。キャリアエクステンションは、(先進的UEsと呼ぶことのできる)UEsにはサポートされているが、(普通のUEと呼ぶことのできる)UEsにはサポートされていない。
図4Aは、キャリアエクステンションのある一つの設計を示している。この設計では、ベースキャリアが基底帯域と呼ぶことのできる特定の帯域幅を有している。低位セグメントはベースキャリアの低位端に位置している。高位セグメントはベースキャリアの高位端に位置している。ベースキャリアと低位キャリアと高位キャリアとの組み合わせは、複合キャリアとして言及される。複合キャリアは、複合帯域幅と呼ぶことのできる特定の帯域幅を有している。一般に、低位セグメントの帯域幅は高位セグメントの帯域幅に等しいこともあれば等しくないこともある。ある設計では、20MHzのシステム帯域幅の場合に基底帯域幅は100個のRBsを有していて複合帯域幅は110個のRBsを有している。
図4Bには、キャリアエクステンションの別の設計が示されている。この設計では、単一のセグメントがベースキャリアの高位端に位置している。ベースキャリアは基底帯域幅を有している。複合キャリアはこのベースキャリアと高位端のセグメントとを含んでいることが示されている。複合キャリアは複合帯域幅を有している。
図4Cには、キャリアエクステンションのさらに別の設計が示されている。この設計では、単一のセグメントがベースキャリアの下位端に位置している。ベースキャリアは基底帯域幅を有している。複合キャリアは、このベースキャリアと下位端のセグメントとを含んでいて、複合帯域幅を有している。
図4A〜4Cは、キャリアエクステンションの三種類の設計である。一般に、任意の数のセグメントをキャリアエクステンションでサポートすることができる。どのセグメントも任意の帯域幅を有していてベースキャリアとの関連で何処にでも位置させることができる。セグメントは、ベースキャリアに隣接していても隣接していなくても構わない。セグメントは特定の帯域幅を有している。この帯域幅をセグメント帯域幅と言うことができる。明瞭にするために、以下の記載では図4Aに示す設計を仮定する。
キャリアエクステンションがサポートされるのは、ダウンリンクのみであるか、アップリンクのみであるか、ダウンリンクとアップリンクの両者であるかのいずれかである。ダウンリンクのキャリアエクステンションでは、DL基底帯域幅を有しているダウンリンク(DL)ベースキャリアは普通のUEsが使用することができる。DLベースキャリアと1個以上のセグメントとから成っていてDL複合帯域幅を有しているDL複合キャリアは先進的なUEsが使用することができる。アップリンクでのキャリアエクステンションでは、UL基底帯域幅を有しているアップリンク(UL)ベースキャリアは普通のUEsが使用することができる。ULベースキャリアと1個以上のセグメントとから成っていてUL複合帯域幅を有しているUL複合キャリアは先進的なUEsが使用することができる。DL基底帯域幅はUL帯域幅に整合していることもあれば整合していないこともある。DL複合帯域幅はUL複合帯域幅に整合していることもあれば整合していないこともある。
一般に所与のリンク(例えば、ダウンリンクやアップリンク)では、ベースキャリアは任意の数のRBsを有していて、各セグメントは任意の数のRBsを有している。ベースキャリアの中のRBsは、普通のUEsがこれらを使用することができ、ベースキャリア内のRBsの数をNRBとするとき、0ないしNRB−1の指標がベースキャリアの中のRBsに割り当てられる。ベースキャリアとセグメントの両者の中のRBsは先進的なUEsが使用可能であり、複合キャリア内のRBsの数をNRB,ADVとするとき、0ないしNRB,ADV−1の指標が複合キャリア内のRBsに割り当てられる。
図4Aには、先進的なUEsのためにRBsの番号付けをする最初の設計が示されている。この設計では、RBsの番号付けはベースキャリアから始まり、セグメントに続く。この設計では、普通のUEsおよび先進的なUEsの両者でベースキャリア内のRBsには同じ番号が割り振られている。これにより一般のUEsに割り当てられているRBsと先進的なUEsに割り当てられているRBsとの間での食い違い(offset)を避けることができる。図4Aに示されている例では、ベースキャリアは0ないし24の指標が付いている25個のRBsを有していて、高位セグメントは25ないし39の指標が付いている15個のRBsを有していて、低位セグメントは40ないし54の指標が付いている15個のRBsを有している。
図4Bには、ベースキャリアと1個の高位セグメントとから成る複合キャリア内のRBsに番号付けをする最初の設計が示されている。ベースキャリアは、0ないし24の指標が付いている25個のRBsを有している。高位セグメントは25ないし39の指標が付いている15個のRBsを有している。図4Cには、ベースキャリアと1個の低位キャリアとから成る複合キャリア内のRBsに番号付けをする最初の設計が示されている。ベースキャリアには、0ないし24の指標が付いている25個のRBsが含まれている。低位セグメントには25ないし39の指標が付いている15個のRBsが含まれている。
別の観点では、RBsの番号付けはセグメントで始まり、ベースキャリアに続く。例えば図4Aであれば、低位セグメントが有している15個のRBsには0ないし14の指標が付いていて、ベースキャリアが有している25個のRBsには15ないし39の指標が付いていて、高位セグメントが有している15個のRBsには40ないし54の指標が付いている。飽くまでも説明のために以下ではDL複合キャリアおよびUL複合キャリアのRBsの番号付けに関しては最初に例示した番号付けの設計を仮定することにする。但し、これは本開示の必須要件ではない。
ある設計ではキャリアエクステンションは、例えば、無線リソース制御(RRC)のような高次レイヤを介して特に先進的UEs用に設定される。与えられたリンク(例えば、ダウンリンクやアップリンク)のキャリアエクステンションに関するUEに固有の設定は、セグメントが当該リンクに1個以上存在していること、各セグメントまたはセグメント全体の帯域幅、ベースキャリアとの関連、その他を示す。UEに固有の設定は、例えば、高次シグナリングによりUEに伝達される。この設計では、異なる先進的なUEsが異なるキャリアエクステンションの設定を有していることがあり得る。例えば、第一の先進的なUEが図4Aのベースキャリアと低位セグメントとで構成されていて、第二の先進的なUEが図4Aのベースキャリアと高位セグメントとで構成されていて、第三の先進的なUEが図4Aのベースキャリアと両セグメントとで構成されていることがあり得る。別の設計ではキャリアエクステンションは、例えば、報知チャネルで送信されるシステム情報を介して先進的なUEsの別のクラスとして構成されている可能性がある。
LTEリリース8は、6個、15個、25個、50個、75個、100個のRBsに対応しているシステム帯域幅の標準セットをサポートしている。20MHzの複合キャリアにおいて最大で110個のRBsをサポートするためにキャリアエクステンションを使用することができる。ある設計では、各セグメントまたは全セグメントの帯域幅は、LTEリリース8にサポートされているシステム帯域幅のセットの一つに等しくなるように(例えば、6個または15個のRBsに等しくなるように)制限されている。別の設計では、各セグメントまたは全セグメントの帯域幅は任意の適切な値に設定される。
ベースキャリアと1個以上の関連セグメントとの組合せが先進的なUEsには単一キャリアと見なされる。単一キャリアに適用可能な様々な特徴をベースキャリアと関連セグメントとから成る複合キャリアに適用することができる。例えば、許可は複合キャリア内のRBsを先進的なUEに割り当てることができる。単一HARQプロセスを複合キャリアに適用することができる。同じ伝送モードを複合キャリアに適用することができる。他の特徴も複合キャリアに適用することができる。
与えられたリンクの特定の伝送はベースキャリアに基づいて行われるのであって関連セグメントに基づいて行われるのではない。例えば、CRS、PSS、SSS、報知チャネル、ページングチャネルの送信はDLベースキャリアで行われるのであって関連セグメントで行われるのではない。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)がULベースキャリアで送信されるのであって関連セグメントで送信されるのではない。別の設計では、与えられたリンクでの伝送はベースキャリアと関連セグメントとで行われる。
ある設計では与えられたリンクにおいて、ベースキャリアは(例えば、図2や図3に示すように)制御領域とデータ領域とを含んでいるのに対して関連セグメントはデータ領域しか含んでおらず制御領域を含んでいない。この設計では、ベースキャリアにとってはセグメントを拡張データと見なすことができる。ダウンリンクでは、サブフレームの最初のOFDMシンボルで始まるセグメントでデータが送信される。アップリンクでは、制御領域の外側の端で始まるセグメントでデータが送信される。別の設計では制御領域は、ベースキャリアとセグメントの両者に亘っている。
ある設計では、与えられたリンク(例えば、ダウンリンクやアップリンク)のベースキャリアとセグメントに関する制御情報がベースキャリアで送信される。例えば、ダウンリンクの許可が制御領域のDLベースキャリアで送信され、DLのベースキャリアおよびセグメントの両者または一方でリソースが伝送される。
データは、与えられたリンクの複合キャリアで当該リンクのベースキャリアと同じようにして送信される。例えば、複合キャリアで送信されるデータのデータマッピング、インターリービング、アドレッシングはベースキャリアで送信したデータ用のルールにしたがわなければならない。ダウンリンクではデータはPDSCHで送信される。これにより、DLのセグメントではなくてベースキャリアのCRS、PSS、SSS、報知チャネル用に予約されているリソースを避けることができる。
ダウンリンクやアップリンクでのデータ伝送のための様々な作動パラメータは各リンクのシステム帯域幅に依存している。与えられたリンクのシステム帯域幅は、(i) 普通のUEs用のベースキャリアの基底帯域幅、(ii) 先進的なUEsのための複合キャリアの複合帯域幅のどちらかに対応している。先進的なUEsのための様々な作動パラメータは以下に記載するようにして決められる。
Figure 2013515452
ダウンリンクで利用可能なPRBsはリソースブロックグループ(RBGs)に区切られる。各RBGは、最大でP個の連続したPRBsを含むことができる。ここで、PはRBGサイズであり、DLシステム帯域幅に依存している。LTEリリース8のDLシステム帯域幅のためのPの値を表1に列挙する。
Figure 2013515452
Figure 2013515452
Figure 2013515452
Figure 2013515452
図5Bは、50個のPRBsで得られる17個のRBGsから3個のRBG部分集合を形成する例を示している。RBG部分集合0は、指標が0、3、6、9、12、15である6個のRBGsを有していて、指標m=0、1、2、9、10、11、18、19、20、その他である18個のPRBsを有している。RBG部分集合1は、指標が1、4、7、10、13、16である6個のRBGsを有していて、指標m=3、4、5、12、13、14、21、22、23、その他である17個のPRBsを有している。RBG部分集合2は、指標が2、5、8、11、14である5個のRBGsを有していて、指標m=6、7、8、15、16、17、24、25、26、その他である15個のPRBsを有している。
このシステムは、次のような異なるリソース割り当てタイプをダウンリンク用にサポートしていても良い。
・リソース割り当てタイプ0 − RBGsの整数を割り当てる
・リソース割り当てタイプ1 − 選択したRBG部分集合の中のPRBsを割り当てる
・リソース割り当てタイプ2 − 局在化または分散化されているVRBsを割り当てる
リソース割り当てタイプ0では、NRBG個のRBGsから任意の一つがUEに割り当てられる。UEのリソース割り当て情報には、利用可能なRBG毎に1ビットであるNRBGビットから成るビットマップが含まれている。ビットマップのどのビットも、割り当てられているRBGを示す「1」に設定されるか、割り当てられていないRBGを示す「0」に設定される。(PRB毎に1ビットにするのではなくて)RBG毎に1ビットにすることによりシグナリングオーバーヘッドは減少する。但し、(PRBの細かい単位ではなくて)RBGの粗い単位でリソースが割り当てられることになる。
リソース割り当てタイプ1では、選択したRBG部分集合内のPRBsの任意の一つがUEに割り当てられる。UEのリソース割り当て情報には、(i) 選択したRBG部分集合の指標と、(ii) 選択したRBG部分集合内のPRBsのビットマップとが含まれる。ビットマップは、どのPRBsがUEに割り当てられているのかを表示する。
リソース割り当てタイプ2では、連続して局在化または分散化されている一組のVRBsがUEに割り当てられる。指標nVRBを有していて局在化されているVRBが指標nPRBを有しているPRBに直接にマッピングされるのでnPRB=nVRBである。指標がnVRBである分散されたVRBは、VRBからPRBへのマッピング関数f()に基づいて指標がnPRBであるPRBにマッピングされるので、nPRB=f(nVRB)である。UEのリソース割り当て情報には、(i) 局在化または分散化されているVRBsが割り当てられているのか否かの表示と、(ii) UEに割り当てられる開始VRBの指標と、(iii) UEに割り当てられる連続したVRBsの数とが含まれる。
リソース割り当てタイプ0、1、2は、「進化したユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)、物理レイヤの手順(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures)」と言う表題の公に入手することのできる3GPP TS 36.213に記載されている。
リソース割り当てタイプ0におけるダウンリンクの許可およびリソース割り当てタイプ1におけるダウンリンクの許可はフォーマットが同じであり、1ビットタイプのフィールドにより互いに区別される。リソース割り当てタイプ2におけるダウンリンクの許可にはこの種のフィールドは含まれていない。
リソース割り当てタイプ0では、どのRBGsがUEに割り当てられているのかを示すために適切なサイズのビットマップが用いられる。RBGsはRBGサイズに依存している。普通のUEsのRBGサイズはPで表され、例えば表1に示されているようなDLベースの帯域幅に基づいて決まる。先進的UEsのRBGサイズはPADVで表され、様々な方法で決まる。
Figure 2013515452
第二の設計では、先進的UEsのRBGサイズがDL複合帯域幅に基づいて決まる。PADVを用いてDL複合帯域幅の中のリソースを先進的UEsに割り当てる。PADV/Pが整数値であるならば、先進的UEsのRBGサイズは普通のUEsのRBGサイズの整数倍数である。これにより普通のUEsや先進的UEsへのリソース割り当てが簡略化される。PADV/Pが整数値でないならば、普通のUEsに割り当てられたリソースと先進的UEsに割り当てられたリソースとの間で重複すなわち衝突および断片化の両者または一方が生じている可能性がある。ある設計では、PADVは端数を切り上げて最も近いPの整数倍数の値にして重複および断片化の両者または一方を避けている。
第三の設計では、DLベースキャリアのリソースを普通のUEsおよび先進的UEsの両者または一方に割り当てるためにPを使用し、セグメントのリソースを先進的UEsに割り当てるためにPADVを使用している。どの設計でもスケジューラは重複および断片化の両者または一方を避けるために適切な制約の下でリソースの割り当てを行う。
ある設計では、例えば、図4A〜図4Cに示すようにDLベースキャリアから始まってセグメントに至るまでPRBsに番号が付けられる。例えば、図4Aに示すように、DLベースキャリアには指標が0ないし24である25個のPRBsが含まれ、高位セグメントには指標が25ないし39である15個のPRBsが含まれ、低位セグメントには指標が40ないし54である15個のPRBsが含まれている。Pを用いてDLベースキャリアのPRBsを割り当て、PADVを用いて両セグメントのPRBsを割り当てる。DLベースキャリアのRBGサイズは25個のPRBsでは2に等しい。13個のRBGsがDLベースキャリアのために定義され、PRBの対(0,1)、(2,3)、…(22,23)、(24)が含まれている。DL複合キャリアのRBGサイズは4に等しい。これは、DLベースキャリアのRBGサイズの整数倍数である。8個のRBGsが両セグメントのために定義される。PRBセット(25,26,27,28)、…(49,50,51,52)、および(53,54)が含まれる。ベースキャリア内のRBGsは普通のUEsおよび先進的UEsの両者または一方に割り当てられる。セグメントのRBGsは先進的UEsに割り当てられる。
別の設計では、セグメントから始まってDLベースキャリアに至るまでPRBsに番号が付けられる。例えば、低位のセグメントには0ないし14の指標が割り振られている15個のPRBsが含まれ、DLベースキャリアには15ないし39の指標が割り振られている25個のPRBsが含まれ、高位のセグメントには40ないし54の指標が割り振られている15個のPRBsが含まれている。セグメントのRBGサイズは4に等しい。4つのRBGsは低位セグメントのために定義され、RBGs(0,1,2,3)、…(12,13,14)を含んでいる。別の4つのRBGsは高位セグメントのために定義され、RBGs(40,41,42,43)、…(52,53,54)を含んでいる。ベースキャリアのRBGサイズは25個のPRBsのための2に等しい。13個のRBGsはベースキャリアのために定義され、PRBの対(15,16)、(17,18)、…(37,38)、(39)を含んでいる。この設計ではDLベースキャリアのPRB番号は普通のUEsと先進的UEsとで別になる。
Figure 2013515452
リソース割り当てタイプ2では、一組の連続していて局在化または分散化されているVRBsがDCIフォーマット1Aまたは1Bまたは1Dを用いて送られるダウンリンクの許可でUEに割り当てられる。ダウンリンクの許可には、割り当てられているVRBsが局在化または分散化されているのかどうかを示す1ビットのフラグが含まれている。
局在化したVRBの割り当ての場合、1からDLシステム帯域幅によって決まる最大数までの任意の数の連続している局在化された種類のVRBsがUEに割り当てられる。割り当てられたVRBsは直接に普通のUEsや先進的UEsに直ぐにも割り当てられるのでnPRB=nVRBである。したがって、局在化されたVRBsは重複および断片化の両者または一方もなく普通のUEsや先進的UEsに直ぐにも割り当てられる。
分散化されたVRBの割り当てでは、分散されている種類の任意の数の連続したVRBsがUEに容易に割り当てられる。UEのリソース割り当て情報には開始VRBの指標や幾つかの連続したVRBsが含まれる。割り当てられたVRBsは、Ngapとして示されるギャップに依存するマッピング関数に基づいて連続していないPRBsにマッピングされる。表2に異なるDLシステム帯域幅のギャップ値を列挙する。
Figure 2013515452
表2に示されているように6ないし49個のRBsのDLシステム帯域幅には、たった一つのギャップ値Ngap1しか定義されていない。ここで、Ngap=Ngap1である。二つのギャップ値Ngap1およびNgap2が50ないし110個のRBsのDLシステム帯域幅には定義されている。Ngapは、ダウンリンクの許可に示されているようにNgap1かNgap2のどちらかに等しい。VRBsからPRBsへのマッピング関数は前述の36.211文書に記載されている。
DL基底帯域幅に基づいて決まるギャップをNgapとして表示し、DL複合帯域幅に基づいて決まるギャップをNgap,ADVとして表示する。NgapはNgap,ADVに等しくない。この場合には、様々な方法を用いて分散VRBsを普通のUEsにマッピングしたり、分散VRBsを先進的UEsにマッピングしたりする。
最初の設計では、Ngap,ADVはNgapの整数倍数として定義される。DL複合帯域幅の中の分散VRBsは先進的UEsに割り当てられてNgap,ADVに基づいてDL複合帯域幅の中のPRBsにマッピングされる。DL基底帯域幅の中の分散VRBsは普通のUEsに割り当てられてNgapに基づいてDL基底帯域幅の中のPRBsにマッピングされる。
第二の設計では、DLベースキャリアの中の分散VRBsのためにNgapが用いられ、セグメントの中の分散VRBsのためにNgap,ADVが用いられる。第三の設計では、スケジューラは、重複および断片化の両者または一方を避けるために適切な制約の下で作動する。例えば、スケジューラは幾つかの分散VRBsを普通のUEsに割り当てて分散VRBsがマッピングされるPRBsを確定し、同じPRBsにマッピングされる先進的UEsに分散VRBsを割り当てることを防止する。
ダウンリンク複合帯域幅では、PRBsの番号付けは上に述べたようにベースキャリアから始まってセグメントまで延びている。これにより、普通のUEsと先進的UEsとに関するVRBからPRBへのマッピングのずれが防止される。
アップリンクでのHARQによるデータ伝送では普通のUEsはULベースキャリアの中のPUSCHでデータを伝送し、先進的UEsはUL複合キャリアの中のPUSCHでデータを伝送する。eNBは、普通のUEsや先進的UEsにより行われるデータ伝送用PHICHに関するACK情報を送信する。ある設計では、PHICHに用いられるリソースがDLベースキャリアの中にあり、UL複合帯域幅に基づいて決まる。この設計では全UL複合帯域幅をアドレス指定するためにPHICHリソースが確実に供給される。別の設計では、PHICHに用いられるリソースがUL基底帯域幅に基づいて決まる。この設計であれば後方互換性を確保することができる。
ダウンリンクでのHARQによるデータ伝送ではeNBがダウンリンクの許可をPDCCHで普通のEUsや先進的UEsに送信し、スケジュールされているUEsにPDSCHでデータを送信する。スケジュールされているUEsはPUCCHでACK情報をeNBに送信する。あるUEに関するダウンリンクの許可は一つ以上の制御チャネル要素(CCEs:control channel elements)の中のPDCCHで送信される。ここで、どのCCEも9個のリソース要素を有している。ACK情報をPUCCHで送信するために前記のUEが使用するリソースはダウンリンクの許可を当該UEに送信するのに用いた最初のCCEに依存している。ある設計では、eNBはDLベースキャリアの中のPDCCHでダウンリンクの許可をUEに送信する。したがって、ACK情報を送信するためにUEsが使用するリソースはDLベースキャリアに依存している。このような訳であるから先進的UEsは、ACK情報の送信に使用するリソースを普通のUEsと同じようにして決めることができる。
アップリンクでのデータ送信のために一組の連続したVRBsがあるUEに割り当てられる。そのUEに関するリソース割り当て情報はアップリンクの許可で送信される。この情報には、当該UEに割り当てられている開始VRB指標と幾つかのVRBsとが含まれている。割り当てられたVRBsは、アップリンクの許可の中の1ビットのFHフィールドにより示されているように周波数ホッピング(FH:frequency hopping)をしながらまたは周波数ホッピングをしないでPUSCHのためのPRBsにマッピングされる。ある設計では、周波数ホッピングがULベースキャリアと関連セグメントの両者に適用される。タイプ1のPUSCHホッピングおよびタイプ2のPUSCHホッピングと呼ぶことができ、先に述べた36.211や36.213の両文書に記載されている二種類の可能なPUSCHホッピングの一つに基づいてUEはPUSCHの周波数ホッピングを実行する。
Figure 2013515452
Figure 2013515452
タイプ2のPUSHCホッピングではUEは、アップリンクの許可および前述の36.211文書に記載されている既定のホッピングパターンに基づいて決まる一組のPRBsを使用する。ホッピングパターンはULシステム帯域幅に依存している。
ある設計では、ULベースキャリアおよび関連セグメントのために周波数ホッピングが別個に実行される。この設計では、ULベースキャリアで作動している普通のUEsとUL複合キャリアで作動している先進的UEsとの衝突が防止される。ある設計では、セグメントが多数ある場合には全てのセグメントの帯域幅を合同して考慮するようにしている。
ある設計では、アップリンクの許可におけるホッピングビットの数はUL複合帯域幅に基づいて決まる。UL基底帯域幅(またはセグメント帯域幅)が表3の小さい帯域幅カテゴリに入る場合には、ULベースキャリア(または関連セグメント)の周波数ホッピングは最下位のホッピングビットのみに基づいて決まる。例えば、UL基底帯域幅が50個のRBsを含むことができ、セグメント帯域幅が25個のRBsを含むことができるのであれば、UL複合帯域幅は75個のRBsを含むことができる。UL複合帯域幅には75個のRBsがあるので2ホッピングビットをアップリンクの許可に用いることができる。そこで、アップリンクの許可を「10」に設定することができる。また、UL基底帯域幅には50個のRBsがあるので2ホッピングビットをULベースキャリアに用いることができる。そこで、アップリンクの許可を「10」に等しくすることができる。セグメント帯域幅には25個のRBsがあるので1ホッピングビットをセグメントに用いることができる。アップリンクの許可を2ホッピングビットの最下位ビットである「0」に等しくすることができる。
別の設計では、アップリンクの許可に関するホッピングビットの数はUL帯域幅に基づいて決まる。セグメント帯域幅が表3の小さい帯域幅のカテゴリに入る場合には、セグメントの周波数ホッピングはホッピングビットに施す論理積演算に基づいて決まる。特に、セグメントのホッピングビットは、(i) ULベースキャリアのホッピングビットが「11」に等しい場合には「1」に等しく、(ii) ULベースキャリアのホッピングビットが「00」、「01」、「10」のいずれかに等しい場合には「0」に等しい。例えば、UL基底帯域幅が50個のRBsを有していて、セグメント帯域幅が25個のRBsを有しているものとする。この場合、UL基底帯域幅には50個のRBsがあるので2ホッピングビットをアップリンクの許可に用いることができ、アップリンクの許可を「10」に設定することができる。セグメント帯域幅には25個のRBsがあるので1ホッピングビットをセグメントに用いることができ、「0」に等しくすることができる。
Figure 2013515452
UEは、ダウンリンクのチャネル品質を測定することができ、CQI情報をeNBに報告することができる。ある設計では、UEは、ULベースキャリア内のPUCCHに割り当てられているリソースに関するCQI情報を送信することができる。eNBは、ダウンリンクによるデータ伝送にUEをスケジュールしたりUEのために一つ以上の変調符号化方式を選択したりするためなどにCQI情報を使用することができる。
ダウンリンクでUEは、全DLシステム帯域幅のために広帯域CQIを報告したり、特定のサブバンドのためにサブバンドCQIを報告したりすることができる。DLシステム帯域幅を仕切って幾つかのサブバンドにしたり幾つかの帯域部分にしたりすることができる。サブバンドの数や帯域幅要素の数はDLシステム帯域幅に依存している。表4は、異なるDLシステム帯域幅に応じたサブバンドのサイズと帯域幅要素の数とを(どちらもRBsの数で)示している。UEは、与えられたCQIの報告段階において特定の帯域幅要素で異なるサブバンドのサブバンドCQIを報告することができる。UEは、異なるCQIの報告段階において異なる帯域幅要素でサブバンドのサブバンドCQIを報告することができる。
Figure 2013515452
最初の設計では、CQIの報告に関する先進的UEsのサブバンドサイズおよび帯域幅要素の数は、DL複合帯域幅に基づいて決まり、DLベースキャリアとセグメントとの境界には無関係にDLベースキャリアおよびセグメントに適用される。先進的UEのサブバンドサイズおよび帯域幅要素の数は、DL基底帯域幅に基づいて決まる普通のUEsのサブバンドサイズおよび帯域幅要素の数と整合しない。この場合、先進的UEsのサブバンドCQIおよび普通のUEsのサブバンドCQIはRBsの異なる組みを包含する可能性がある。先進的UEsの特定のサブバンドのサブバンドCQIは普通のUEsの複数のサブバンドを含んでいる可能性があり、先進的UEsのサブバンドに種々の干渉が観察されるかも知れない。先進的UEsは先進的UEsのサブバンドで観察される様々な干渉をなくすようにスケジュールされている可能性がある。
CQIの報告に関する第二の設計では先進的UEsは、(i) DL基底帯域幅に基づいて決まる第一のサブバンドサイズおよび第一の数の帯域幅要素(JBASEと表示する)を有していて、(ii) 全セグメントのセグメント帯域幅に基づいて決まる第二のサブバンドサイズおよび第二の数の帯域幅要素(JSEGMENTと表示する)を有している。セグメントは、1個のみのサブバンドと1個の帯域幅要素とを含むように定義することもできる。したがって、先進的UEsは総計でJ=JBASE+JSEGMENTの帯域幅要素を有していることになる。先進的UEsは、DLベースキャリア内のサブバンドの第一サブバンドサイズに基づいておよびセグメント内のサブバンドの第二サブバンドサイズに基づいてサブバンドCQIを確定する。先進的UEsは、J帯域幅要素を巡回することにより異なる帯域幅要素のサブバンドのサブバンドCQIを報告する。先進的UEsは、DLベースキャリアおよびセグメントの両者の広帯域CQIを確定し、サブバンドCQIと同じCQIの報告段階または様々なCQIの報告段階で広帯域CQIを報告する。
CQIの報告に関する第三の設計では、先進的UEsがセグメントの広帯域CQIのみを報告する。セグメントのサブバンドCQIフィードバックを省略することにより生じるパフォーマンスの劣化はセグメント帯域幅が比較的小さければ僅かであるか無視することができるかのいずれかである。先進的UEsは、例えば、普通のEUsと同じようにDLベースキャリアのサブバンドCQIおよび広帯域CQIを報告する。
UEは、UEがSRSを送信するように構成されているあるサブフレームの最後のシンボル期間でUEに割り当てられているサブキャリアのサウンディングリファレンスシグナル(SRS:Sounding Reference Signal)を送信する。eNBは、アップリンクその他のチャネル測定にSRSを用いることができる。UEに関するSRSの設定には、3GPP TS 36.211に記載されているセル固有のSRSパラメータおよびUE固有のSRSパラメータが含まれる。これらのSRSパラメータは、UEによるSRS送信の周期性、UEがSRSの送信に使用する特定のサブフレーム、SRS送信の継続時間(例えば、オフになるまでに一回または無期限に)、SRS送信の帯域幅、SRS送信用の周波数ホッピング帯域幅、SRS送信に用いられるPRBs、その他を示している。
SRS送信は、ULシステム帯域幅に依存している。特に、SRS送信の帯域幅は(セルに固有のSRSパラメータである)SRS帯域幅構成CSRSおよび(UEに固有のSRSパラメータである)SRS帯域幅BSRSにより決まる。表5は、SRS帯域幅構成CSRSおよびSRS帯域幅BSRSの関数としての二種類のパラメータmSRS,bおよびNの値の一覧である。ここで、b=BSRSである。mSRS,bは、SRSを送信するRBsの数を表していて、SRS送信の周波数範囲を確定する。Nは、SRSの送信にどのサブキャリアを用いるのかを確定したり、SRS送信の周波数細分性を確定したりするために用いられる。
SRS送信に関連した様々なパラメータが前に述べた36.211文書に記載されている。表5は、6ないし40個のRBsのULシステム帯域幅用である。別のULシステム帯域幅には別の表が3GPP TS 36.211に与えられている。
Figure 2013515452
SRS送信の第一の設計では、先進的UEsはUL複合帯域幅に基づいてSRSを送信する。SRS送信のパラメータはUL複合帯域幅に基づいて決まる。パラメータmSRS,bおよびNは、UL基底帯域幅とUL複合帯域幅とで相違している。したがって、ホッピングが可能になると、先進的UEsのSRS送信は普通のUEsのSRS送信と衝突する。先進的UEsと普通のUEsが異なる時間段階で(例えば、異なるサブフレームで)SRSを送信するように構成することによりこの衝突を避けることができる。
SRS送信の第二の設計では先進的UEsは、あるSRS構成をULベースキャリア用に有していて、別のSRS構成をセグメント用に有している。ULベースキャリア内でのSRS送信パラメータはUL基底帯域幅に基づいて決まる。セグメント内でのSRS送信パラメータはセグメント帯域幅に基づいて決まる。この設計では先進的UEsによるSRS送信の構成に関するする自由度が増す。先進的UEは、ULベースキャリアおよびセグメントによるSRS送信のために同じか異なる時間段階、同じか異なる周期性、同じか異なる周波数範囲、同じか異なる周波数細分性で構成される。先進的UEは、SRS送信毎にシングルキャリア波形を維持するために、ある時間段階ではULベースキャリアでSRSを送信し、別の時間段階ではセグメントでSRSを送信する。
SRS送信に関する第三の設計では、UL基底帯域幅に基づいてULベースキャリアのノードが定義され、セグメント帯域幅または複合帯域幅に基づいてセグメントのノードが定義される。どのノードも与えられた時間段階でSRSを送信する一組のサブキャリアに対応している。セグメントのノードは、所定のマッピングに基づいてULベースキャリアのノードにマッピングされる。先進的UEは、異なる時間段階でULベースキャリアの異なるノードに関するSRS送信を行う。先進的UEは、ULベースキャリアの与えられたノードに関するSRS送信を行う度に、セグメントの対応するノードに関するSRS送信も行うことになる。この設計は、先進的UEsのSRS送信と普通のUEsのSRS送信との衝突を避けることができる。先進的UEsはUL複合帯域幅で別の方法によりSRS送信を行うこともできる。
図6は、通信装置600の設計のブロック図を示している。装置600は、UEやネットワークエンティティ(例えば、eNBまたは基地局)の一部である。装置600ではキャリアエクステンション確定モジュール612がUEの構成情報を受信して、ダウンリンクおよびアップリンクの両者または一方のためにUEがキャリアエクステンションを入手できるかどうかを確定し、キャリアエクステンションをUEが利用することのできるリンク毎にベースキャリアおよび一つ以上のセグメントを確定する。帯域幅確定モジュール614は、キャリアエクステンションがUE用に設定されているリンク毎にベースキャリアの基底帯域幅ならびにベースキャリアおよびセグメントの複合帯域幅を確定する。帯域幅確定モジュール614は、各リンクのセグメントに関するセグメント帯域幅も確定する。
作動パラメータ確定モジュール616は、基底帯域幅および複合帯域幅をリンク毎に受信して、基底帯域幅および複合帯域幅に基づいてUEの作動パラメータをリンク毎に一つ以上確定する。一つ以上のパラメータには、一つ以上のRBGサイズ、ダウンリンクのリソース割り当てに関する一つ以上のビットマップ、ダウンリンクでの周波数ホッピングのための一つ以上のギャップ値、アップリンクでの周波数ホッピングのための一つ以上のホッピングビット、CQIの報告をするための一つ以上のサブバンドおよび一つ以上の帯域幅要素の両者または一方、SRS送信用の一つ以上のSRS構成、その他の作動パラメータが含まれている。
通信モジュール618は一つ以上の作動パラメータをモジュール616から受信して、受信した作動パラメータに基づく通信をUEのためにサポートしている。例えばモジュール618は、ダウンリンクおよびアップリンクの両者または一方でのデータ送信のために作動パラメータに基づいてリソースを確定する。モジュール618は作動パラメータに基づいてダウンリンクおよびアップリンクの両者または一方で制御情報やSRSを送信するためのリソースも確定する。
図7は、通信プロセス700の設計を示す。ある設計では、プロセス700はUEの通信をサポートするために基地局またはeNBで実行される。別の設計では、プロセス700は基地局と通信するためにUEで実行される。プロセス700は何らかの別のエンティティ(例えば、図1のネットワークコントローラ130)により実行されることもある。
UEにとって通信に利用可能なベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントを確定する(ブロック712)。ベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントの複合帯域幅に基づいてUE用の少なくとも一つの作動パラメータを確定する(ブロック714)。UE用の少なくとも一つの作動パラメータに基づいて通信が行われる(ブロック716)。
ある設計では、ダウンリンクでキャリアを拡張するためにベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントがダウンリンク伝送に用いられる。別の設計では、アップリンクでキャリアを拡張するためにベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントがアップリンク伝送に用いられる。
少なくとも一つの作動パラメータがダウンリンクにおけるUEのリソース割り当てに関連している。ある設計では、ベースキャリアの基底帯域幅に基づいてRBGサイズが決まる。複合帯域幅およびRBGサイズに基づいてビットマップが決まる。少なくとも一つの作動パラメータがビットマップを含んでいる。UEに割り当てられるリソースブロックがビットマップに基づいて決まる。別の設計では、複合帯域幅に基づいてRBGサイズが決まる。少なくとも一つの作動パラメータがRBGサイズを含んでいる。UEに割り当てられるリソースブロックがRBGサイズに基づいて決まる。さらに別の設計では、基底帯域幅に基づいて第一RBGサイズが決まり、複合帯域幅に基づいて第二RBGサイズが決まる。少なくとも一つの作動パラメータが第二RBGサイズを含んでいる。ベースキャリアのリソースブロックが第一RBGサイズに基づいてUEに割り当てられる。少なくとも一つのセグメントのリソースブロックが第二RBGサイズに基づいてUEに割り当てられる。第二RBGサイズは第一RBGサイズの整数倍数であることもあればそうでないこともある。
ある設計では、複合帯域幅に基づいてギャップが決まり、少なくとも一つの作動パラメータがギャップを含んでいる。一組のVRBsがUEに割り当てられてギャップに基づいて一組のPRBsにマッピングされる。別の設計では、基底帯域幅に基づいて第一ギャップが決まり、複合帯域幅に基づいて第二ギャップが決まる。少なくとも一つの作動パラメータが第二ギャップを含んでいる。VRBsは、第一ギャップに基づいてベースキャリアのPRBsにマッピングされる。VRBsは、第二ギャップに基づいて少なくとも一つのセグメントのPRBsにマッピングされる。ある設計では、第二ギャップが第一ギャップの整数倍数である。
ある設計では、ベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントがアップリンク用である。ダウンリンクのPHICH用リソースがUL複合帯域幅に基づいて決まる。別の設計では、ベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントがダウンリンク用である。ダウンリンクの許可はDLベースキャリアで送信されたPDCCHから受信される。PDCCHの送信に用いられた第一CCEが確定される。アップリンクでACK情報を送信するためのリソースが第一CCEに基づいて定まる。
少なくとも一つの作動パラメータが周波数ホッピングに関連している。ある設計では、周波数ホッピングがベースキャリア内のリソースのためにベースキャリア内で行われる。少なくとも一つのセグメント内のリソースのために少なくとも一つのセグメント内で周波数ホッピングが行われる。
ある設計では、少なくとも一つの周波数ホッピングモードでUEにシグナリングをする幾つかのホッピングモードが複合帯域幅に基づいて決まる。少なくとも一つのパラメータがホッピングビットの数を含んでいる。ベースキャリア用の第一周波数ホッピングビットが少なくとも一つのホッピングビットの少なくとも第一部分集合に基づいて決まる。少なくとも一つのセグメントの第二周波数ホッピングモードが少なくとも一つのホッピングビットの少なくとも第二部分集合に基づいて決まる。別の設計では、ホッピングビットの数は基底帯域幅に基づいて決まる。ベースキャリア用の第一周波数ホッピングモードおよび少なくとも一つのセグメント用の第二周波数ホッピングモードは少なくとも一つのホッピングビットに基づいて決まる。
少なくとも一つの作動パラメータがCQIの報告に関連している。ある設計では、複合帯域幅に基づいてサブバンドサイズが決まり、少なくとも一つの作動パラメータがサブバンドサイズを含んでいる。サブバンドサイズのサブバンドのためにCQI情報が得られる(例えば、UEにより決まるかeNBにより受信される)。別の設計では、基底帯域幅に基づいて第一サブバンドサイズが決まる。複合帯域幅または少なくとも一つのセグメントのセグメント帯域幅に基づいて第二サブバンドが決まる。少なくとも一つの作動パラメータが第二サブバンドサイズを含んでいる。ベースキャリア内の第一サブバンドサイズのサブバンドのために第一CQI情報が得られる。少なくとも一つのセグメント内の第二サブバンドサイズのサブバンドのために第二CQI情報が得られる。
ある設計では、第一の数の帯域幅要素が基底帯域幅に基づいて決まる。第二の数の帯域幅要素がセグメント帯域幅に基づいて決まる。第三の数の帯域幅要素が帯域幅要素の第一および第二の数に基づいて決まる。第三の数の帯域幅要素に関するCQI情報が得られる。
少なくとも一つの作動パラメータがSRS送信に関連している。ある設計では、複合帯域幅に基づいてSRS送信帯域幅が決まる。少なくとも一つの作動パラメータがSRS帯域幅を含んでいる。SRS帯域幅に基づいてSRSが送受信される。別の設計では、ベースキャリア用に第一SRS構成が決まり、少なくとも一つのセグメント用に第二SRS構成が決まる。第一SRS構成に基づいてSRSがベースキャリアで送受信される。第二SRS構成に基づいて少なくとも一つのセグメントでSRSが送受信される。
ある設計では、ベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントのリソースブロックに番号付けが行われるが、図4Aないし図4Cに示すように番号付けは、ベースキャリアのリソースブロックから始まって少なくとも一つのセグメントのリソースブロックに至るまで行われる。この設計では、リソースの割り当てに際して生じる虞のある重複化および断片化の両者または一方を軽減することができる。
ある設計では、例えば、図2や図3に示すようにベースキャリアが制御領域とデータ領域とを含んでいる。少なくとも一つのセグメントは、データ領域の拡張部を有しているが制御領域を有していない。
ある設計では、ベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントがUEによりシングルキャリアと見なされる。ある設計では単一の許可によりベースキャリアまたは少なくとも一つのセグメントまたは両者のリソースがUEに割り当てられる。同じHARQプロセス、同じ伝送モード、その他をベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントの両者に適用することができる。
図8は、ネットワークエンティティ(例えば、基地局やeNB)による通信をサポートするためのプロセス800の設計を示している。通信に利用することのできるベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントが確定される(ブロック812)。第一または普通のUE用の第一作動パラメータがベースキャリアの基底帯域幅に基づいて確定される(ブロック814)。第二または先進的UEのための第二作動パラメータがベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて確定される(ブロック816)。第一作動パラメータに基づいて第一UEとの通信が行われる(ブロック818)。第二作動パラメータに基づいて第二UEとの通信が行われる(ブロック820)。
ある設計では、基底帯域幅に基づいて第一RBGサイズが定まるが、これが第一作動パラメータに対応している。複合帯域幅に基づいて第二RBGサイズが定まるが、これが第二作動パラメータに対応している。第一RBGサイズに基づいてリソースブロックが基地局により第一UEに割当てられる。第二RBGサイズに基づいてリソースブロックが基地局により第二UEに割当てられる。別の設計では、基底帯域幅に基づいてRBGサイズが定まる。第一UEのための第一ビットマップが基底帯域幅およびRBGサイズに基づいて定まる。これが第一作動パラメータに対応している。第二UEのための第二ビットマップが複合帯域幅およびRBGサイズに基づいて定まる。これが第二作動パラメータに対応している。割り当てられたリソースブロックは第一ビットマップに基づいて第一UEにシグナリングされる。割り当てられたリソースブロックは第二ビットマップに基づいて第二UEにシグナリングされる。
ある設計では、第一作動パラメータに対応している第一ギャップを基底帯域幅に基づいて基地局が確定する。第二作動パラメータに対応している第二ギャップが複合帯域幅に基づいて確定される。第一組のVRBsが第一UEに割り当てられて、第一ギャップに基づいて第一組のPRBsにマッピングされる。第二組のVRBsが第二UEに割り当てられて、第二ギャップに基づいて第二組のPRBsにマッピングされる。
ある設計では、ベースキャリアのリソースのためにベースキャリア内で周波数ホッピングが行われる。少なくとも一つのセグメントのリソースのために少なくとも一つのセグメント内で周波数ホッピングが行われる。
ある設計では、基底帯域幅に基づいて第一周波数ホッピングモードを第一UEにシグナリングするための第一の数のホッピングビットを基地局が確定する。第一の数のホッピングビットは第一作動パラメータに対応している。複合帯域幅に基づいて第二周波数ホッピングモードを第二UEにシグナリングするための第二の数のホッピングビットを基地局が確定する。第二の数のホッピングビットは第二作動パラメータに対応している。基地局は、第一の数のホッピングビットに基づいて第一UEの第一周波数ホッピングモードを確定する。第二UEの第二周波数ホッピングモードが第二の数のホッピングビットに基づいて確定される。
ある設計では、第一作動パラメータに対応している第一サブバンドサイズを基底帯域幅に基づいて基地局が確定する。第二サブバンドサイズが複合帯域幅に基づいて確定される。第二サブバンドサイズは第二作動パラメータに対応している。第一サブバンドサイズに基づいて第一UEが確定する第一CQI情報を基地局が受信する。第二サブバンドサイズに基づいて第二UEが確定する第二CQI情報も受信する。
ある設計では、帯域幅要素の第一の個数を基底帯域幅に基づいて基地局が確定する。帯域幅要素の第二の個数はセグメント帯域幅か複合帯域幅に基づいて確定される。帯域幅要素の第三の個数は帯域幅要素の第一および第二の個数に基づいて確定される。帯域幅の第三の個数のためにCQI情報が第二UEから受信される。
ある設計では、第一作動パラメータに対応している第一SRS帯域幅を基底帯域幅に基づいて基地局が確定する。複合帯域幅に基づいて第二SRS帯域幅が確定される。これは、第二作動パラメータに対応している。第一SRS帯域幅での第一SRS伝送が第一UEから受信される。第二SRS帯域幅での第二SRS伝送が第二UEから受信される。
ある設計では、ベースキャリア用の第一SRS構成を基地局が確定する。少なくとも一つのセグメント用に第二SRS構成が確定される。第一SRS構成に基づいて第一SRS伝送が第二UEによりベースキャリアで行われる。第二SRS構成に基づいて第二SRS伝送が第二UEにより少なくとも一つのセグメントで行われる。
第一および第二の両作動パラメータの典型的な設計を以上に説明した。第一および第二の両作動パラメータは通信の別の特徴にも関連していて、既に述べたように別の方法でも確定することができる。
図9は、基地局またはeNB110およびUE120の設計のブロック図を示している。どちらも図1の基地局またはeNBsの一つとUEsの一つである。基地局110はT本のアンテナ934aないし934tを有している。UE120はR本のアンテナ952aないし952rを有している。ここで、一般にT≧1およびR≧1である。
基地局110では、伝送プロセッサ920が一台以上のUEsのためにデータソース912からデータを受信し、UEのために選択された一つ以上の変調や符号化の方式に基づいてUE毎にデータを処理(例えば、符号化や変調)し、全UEsにデータシンボルを提供する。伝送プロセッサ920は、制御情報(例えば、許可、設定情報、その他)の処理も行って制御シンボルを提供する。伝送プロセッサ920は、同期シグナルやリファレンスシグナルのためにリファレンスシンボルも生成する。送信(TX)マルチ入力マルチ出力(MIMO)プロセッサ930はデータシンボルおよび制御シンボルおよび(該当する場合には)リファレンスシンボルの全てまたはいずれかをプリコードしてT本の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)932aないし932tに供給する。個々の変調器932は出力シンボルストリームを(例えば、OFDM、その他用に)処理して出力サンプルストリームを取得する。個々の変調器932は出力サンプルストリームをさらに調整して(例えば、アナログに変換したり、フィルタリングしたり、増幅したり、アップコンバートしたりして)ダウンリンクシグナルを生成する。変調器932aないし932tからのT個のダウンリンクシグナルはT本のアンテナ934aないし934tによりそれぞれ送信される。
UE120では、R本のアンテナ952aないし952rでT個のダウンリンクシグナルを基地局110から受信する。個々のアンテナ952は受信したシグナルを関連付けられている復調器(DEMOD)954に供給する。個々の復調器954は受信したシグナルを調整して(例えば、フィルタリングしたり、増幅したり、ダウンコンバートしたり、デジタル化したりして)サンプルを取得し、このサンプルを(例えば、OFDM、その他用に)さらに処理して受信したシンボルを取得する。MIMO検出器960が受信したシンボルを全ての復調器954から取得して(該当する場合には)取得したシンボルにMIMO検出を施し、検出したシンボルを供給する。受信プロセッサ970は検出したシンボルを処理してUE120用の復号化されたデータをデータシンク972に供給し、復号化された制御情報をコントローラまたはプロセッサ990に供給する。
アップリンクにおいてUE120ではデータソース978からのデータ、コントローラまたはプロセッサ990からの制御情報(例えば、ACK情報、CQI情報、その他)、リファレンスシグナルが送信プロセッサ980により処理され、該当する場合にはTX MIMOプロセッサ982によりプリコードされ、変調器954aないし954rによりさらに処理されて基地局110に送信される。基地局110では、UE120からのアップリンクシグナルがアンテナ934により受信されて、復調器932により処理され、該当する場合にはMIMO検出器936により検出され、受信プロセッサ938によりさらに処理されてUE120が送信したデータおよび制御情報が回復される。プロセッサ938は回復されたデータをデータシンク939に供給し、回復された制御情報をコントローラまたはプロセッサ940に供給する。
コントローラまたはプロセッサ940および990は基地局110およびUE120で演算を管理する。プロセッサ940および他のプロセッサの両者または一方と基地局110のモジュールとが図7のプロセス700、図8のプロセス800、ここに記載した技術のためのその他のプロセスの全てまたはいずれかの実行または管理をする。プロセッサ900および他のプロセッサの両者または一方とUE120のモジュールとが図7のプロセス700およびここに述べた技術のためのその他のプロセスの両者または一方の実行または管理をする。メモリ942が基地局110のためにメモリ992がUE120のためにそれぞれデータやプログラムコードを格納する。スケジューラ944がダウンリンクやアップリンクでのデータ伝送のためにUE120や他のUEsのスケジューリングをする。プロセッサ940、スケジューラ944、他のプロセッサの全てまたはいずれかと基地局110のモジュールが図6のモジュール600を実現する。プロセッサ900および他のプロセッサの両者または一方とUE120のモジュールも図6のモジュール600を実現する。
ある構成では、UE120が通信に利用することのできるベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとを確定する手段、ベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいてUE120用の少なくとも一つの作動パラメータを確定する手段、UE120用の少なくとも一つの作動パラメータに基づいて通信をする手段を基地局110およびUE120の両者または一方が有している。
ある構成では、ベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントを通信用に確定する手段、ベースキャリアの基底帯域幅に基づいて第一UE用の第一作動パラメータを確定する手段、ベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて第二UE用の第二作動パラメータを確定する手段、第一作動パラメータに基づいて第一UEと通信をする手段、第二作動パラメータに基づいて第二UEと通信をする手段を基地局110が有している。
ある観点の下では前述の手段は、基地局のプロセッサ920、938、940の全てまたはいずれかとUE120のプロセッサ970、980、990の全てまたはいずれかとの両者または一方であり、いずれの場合でもどのプロセッサも前述のように手段として記載されている機能を実行するように構成されていなければならない。別の観点の下では前述の手段は、前述のように手段として記載されている機能を実行するように構成されている1個以上のモジュールか任意の装置である。
種々様々の異なるテクノロジーやテクニックを用いて情報やシグナルを表現することができることをこの技術分野で通常の知識を有する当業者であれば理解している。例えば、これまでの説明で使用したデータ、命令、指令、情報、シグナル、ビット、シンボル、チップは電圧、電流、電磁波、磁場または磁粒、光場または光粒、これらの任意の組み合わせにより表現することができる。
以上の開示に関連して記載した論理ブロックやモジュールや回路やアルゴリズムの諸工程に関する様々な例は電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、両者の組合せで実現することができることは当業者であればさらに理解している。ハードウェアとソフトウェアとの交換可能性を明確に例示するためにコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、工程に関する様々な例が一般に機能面から上に記載されている。このような機能をハードウェアで実現するのかそれともソフトウェアで実現するのかは特定の用途やシステム全体に課されている設計上の制約に依存している。当業者であればここに記載した機能を特定の用途毎に様々な方法で実現することができるが、実現に関するこのような確定がここに開示されている範囲からの離脱を引き起こしていると解釈してはならない。
以上の開示に関連して記載した論理ブロック、モジュール、回路の様々な例はここに記載した機能を実行するように構成されている汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)その他の書替え可能論理装置、個別ゲートまたはトランジスタ論理回路、離散的ハードウェアコンポーネント、これらの任意な組合せで実現したり実施したりすることができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサで構わない。あるいは、汎用プロセッサは任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、状態装置のいずれでも良い。プロセッサは計算装置の組合せとして実現しても良い。例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数台のプロセッサ、コアとした一台のDSPと組み合わせた一台以上のマイクロプロセッサ、その他の類似した構成で実現することができる。
以上の開示との関連で記載した方法やアルゴリズムの諸工程はプロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールまたはハードウェアあるいは両者の組み合わせとして直接に実現することができる。ソフトウェアモジュールはRAM記憶装置、フラッシュメモリ、ROM記憶装置、EPROM記憶装置、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、この技術分野で知られている他の形式の記憶媒体に常駐させても良い。典型的な記憶媒体がプロセッサに連結されているのでプロセッサは記憶媒体から情報を読み取ったり記憶媒体に情報を書き込んだりすることができる。あるいは、記憶媒体はプロセッサと一体でも構わない。プロセッサと記憶媒体がASICに内蔵されていても良い。このASICが使用者の端末に内蔵されていても良い。あるいは、プロセッサと記憶媒体とが離散的コンポーネントとして使用者の端末に組み込まれていても良い。
一つ以上の典型的な設計では、上に述べた諸機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、これらの任意の組み合わせとして実現されている。ソフトウェアとして実現する場合には、諸機能は一つ以上の命令やコードとしてコンピュータ可読媒体に格納されるか伝送されるかする。コンピュータ可読媒体にはコンピュータ記憶媒体とコンピュータプログラムを一方から他方に移すのに容易な任意の媒体を含む通信媒体とが含まれる。記憶媒体は、汎用や専用のコンピュータがアクセスすることのできる任意の利用可能な媒体で構わない。限定ではなくて飽くまでも例としてそのような可読媒体にはRAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置が含まれる他に、所望のプログラムコード手段を命令やデータ構造の形式で保持したり記憶したりすることができて汎用や専用のコンピュータあるいは汎用や専用のプロセッサがアクセスすることのできる任意の他の媒体が含まれる。さらに、どのような接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ぶことができる。例えば、ウェブサイト、サーバー、他の遠隔ソースから同軸ケーブル、光学繊維ケーブル、撚線対、デジタル加入者回線(DSL)を用いてソフトウェアが送信される場合には、同軸ケーブル、光学繊維ケーブル、撚線対、DSLが媒体の定義に含まれる。ここで使用しているディスクには綴りが「disk」と「disc」の二種類があるが、コンパクトディスク(CD:compact disc)、レーザディスク(laser disc)、光学ディスク(optical disc)、デジタル多用途ディスク(DVD:digital versatile disc)、フロッピー(登録商標)ディスク(floppy(登録商標) disk)、ブルーレイ(登録商標)ディスク(Blu-ray(登録商標) disc)が含まれる。ここで、「disk」と綴られるディスクは通常はデータを磁気的に再生し、「disc」と綴られるディスクは通常はデータをレーザで光学的に再生する。以上に述べたものの組み合わせもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。
ここに開示した実施態様に関する先の記載はこの技術分野で通常の知識を有する者がこの開示を実施したり使用したりすることができるようにするために提示したものである。当業者であればこれらの実施態様に様々な修正を施すことは容易であり、ここに示した一般的な諸原理は開示の神髄や範囲から逸脱することなく別の変種に適用することができる。したがって本開示は、ここに説明した例や設計に限定されることが意図されているのではなくて、ここに開示した諸原理や新規な諸特徴に一致する最も広い範囲に合致することが意図されている。
以下に示す範囲を権利として請求する。

Claims (51)

  1. ユーザ機器(UE)にとって通信に利用可能なベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとを確定すること、
    前記ベースキャリアと前記少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて前記UE用の少なくとも一つの作動パラメータを確定すること、
    前記UE用の前記少なくとも一つの作動パラメータに基づいて通信すること
    を含む無線通信のための方法。
  2. 前記ベースキャリアの帯域幅に基づいてリソースブロックグループ(RBG)サイズを確定すること、
    前記複合帯域幅と前記RBGサイズとに基づいてビットマップを確定すること、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記ビットマップを含んでおり、
    前記ビットマップに基づいて前記UEに割り当てられるリソースブロックを確定すること
    をさらに含む請求項1の方法。
  3. 前記複合帯域幅に基づいてリソースブロックグループ(RBG)サイズを確定すること、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記RBGサイズを含んでおり、
    前記RBGサイズに基づいて前記UEに割り当てられるリソースブロックを確定すること
    をさらに含む請求項1の方法。
  4. 前記ベースキャリアの帯域幅に基づいて第一リソースブロックグループ(RBG)サイズを確定すること、
    前記複合帯域幅に基づいて第二RBGサイズを確定すること、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記第二RBGサイズを含んでおり、
    前記第一RBGサイズに基づいて前記UEに割り当てられる前記ベースキャリアのリソースブロックを確定すること、
    前記第二RBGサイズに基づいて前記UEに割り当てられる前記少なくとも一つのセグメントのリソースブロックを確定すること
    をさらに含む請求項1の方法。
  5. 前記第二RBGサイズが前記第一RBGサイズの整数倍数である請求項4の方法。
  6. 前記複合帯域幅に基づいてギャップを確定すること、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記ギャップを含んでおり、
    前記UEに割り当てられる一組の仮想リソースブロック(VRBs)を確定すること、
    前記ギャップに基づいて前記一組のVRBsを一組の物理リソースブロック(PRBs)にマッピングすること
    をさらに含む請求項1の方法。
  7. 前記ベースキャリアの帯域幅に基づいて第一ギャップを確定すること、
    前記複合帯域幅に基づいて第二ギャップを確定すること、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記第二ギャップを含んでおり、
    前記第一ギャップに基づいて仮想リソースブロック(VRBs)を前記ベースキャリアの物理リソースブロック(PRBs)にマッピングすること、
    前記第二ギャップに基づいてVRBsを前記少なくとも一つのセグメントのPRBsにマッピングすること
    をさらに含む請求項1の方法。
  8. 前記ベースキャリアの帯域幅に基づいて第一ギャップを確定すること、
    前記複合帯域幅に基づいて第二ギャップを確定すること、ここで前記第二ギャップが前記第一ギャップの整数倍数であり、前記少なくとも一つの作動パラメータが前記第二ギャップを含んでおり、
    前記第二ギャップに基づいて仮想リソースブロック(VRBs)を物理リソースブロック(PRBs)にマッピングすること
    をさらに含む請求項1の方法。
  9. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントがアップリンク用であり、前記方法が
    前記アップリンク用の前記複合帯域幅に基づいてダウンリンク用の物理HARQインジケータチャネル(PHICH)のリソースを確定することをさらに含んでいる請求項1の方法。
  10. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントがダウンリンク用であり、前記方法が
    前記ベースキャリアで送信された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)からダウンリンクの許可を受信すること、
    前記PDCCHの送信に用いられた第一制御チャネル要素(CCE)を確定すること、
    確認通知(ACK)情報をアップリンクで送信するためのリソースを前記第一CCEに基づいて確定すること
    をさらに含んでいる請求項1の方法。
  11. 前記ベースキャリアのリソースのために前記ベースキャリア内で周波数ホッピングを行うこと、
    前記少なくとも一つのセグメントのリソースのために前記少なくとも一つのセグメント内で周波数ホッピングを行うこと
    をさらに含んでいる請求項1の方法。
  12. 少なくとも一つの周波数ホッピングモードを前記UEにシグナリングするために幾つかのホッピングビットを前記複合帯域幅に基づいて確定することをさらに含んでいて、ここで前記少なくとも一つのパラメータが前記幾つかのホッピングビットを含んでいる請求項1の方法。
  13. 前記ベースキャリア用の第一周波数ホッピングモードを前記ホッピングビットの少なくとも第一部分集合に基づいて確定すること、
    前記少なくとも一つのセグメント用の第二周波数ホッピングモードを前記ホッピングビットの少なくとも第二部分集合に基づいて確定すること
    をさらに含む請求項12の方法。
  14. 周波数ホッピングモードを前記UEにシグナリングする少なくとも一つのホッピングビットを受信すること、ここでホッピングビットの数は前記ベースキャリアの帯域幅に基づいて定まり、
    前記少なくとも一つのホッピングビットに基づいて前記ベースキャリア用の第一周波数ホッピングモードを確定すること
    前記少なくとも一つのホッピングビットに基づいて前記少なくとも一つのセグメント用の第二周波数ホッピングモードを確定すること
    をさらに含む請求項1の方法。
  15. 前記複合帯域幅に基づいてサブバンドサイズを確定すること、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記サブバンドサイズを含んでおり、
    前記サブバンドサイズのサブバンドに関するチャネル品質インジケータ(CQI)情報を取得すること
    をさらに含む請求項1の方法。
  16. 前記ベースキャリアの帯域幅に基づいて第一サブバンドサイズを確定すること、
    前記複合帯域幅または前記少なくとも一つのセグメントの帯域幅に基づいて第二サブバンドサイズを確定すること、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記第二サブバンドサイズを含んでおり、
    前記ベースキャリア内にある前記第一サブバンドサイズのサブバンドに関する第一チャネル品質インジケータ(CQI)情報を取得すること、
    前記少なくともひとつのセグメント内にある前記第二サブバンドサイズのサブバンドに関する第二CQI情報を取得すること
    をさらに含む請求項1の方法。
  17. 前記ベースキャリアの帯域幅に基づいて第一の数の帯域幅要素を確定し、
    前記少なくとも一つのセグメントの帯域幅に基づいて第二の数の帯域幅要素を確定し、
    前記第一および第二の数の帯域幅要素に基づいて第三の数の帯域幅要素を確定し、
    前記第三の数の帯域幅要素に関するCQI情報を取得すること
    をさらに含む請求項1の方法。
  18. 前記複合帯域幅に基づいてサウンディングリファレンスシグナル(SRS)帯域幅を確定すること、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記SRS帯域幅を含んでおり、
    前記SRS帯域幅に基づいてSRSの送信または受信をすること
    をさらに含む請求項1の方法。
  19. 前記ベースキャリア用の第一サウンディングリファレンスシグナル(SRS)構成を確定すること、
    前記少なくとも一つのセグメント用の第二サウンディングリファレンスシグナル(SRS)構成を確定すること、
    前記第一SRS構成に基づいて前記ベースキャリアでSRSの送信または受信をすること、
    前記第二SRS構成に基づいて前記少なくとも一つのセグメントでSRSの送信または受信をすること
    をさらに含む請求項1の方法。
  20. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントのリソースブロックには前記ベースキャリアのリソースブロックから始まって前記少なくもと一つのセグメントのリソースブロックに至るまで番号が付けられている請求項1の方法。
  21. 前記ベースキャリアが制御領域とデータ領域とを含んでいて、前記少なくとも一つのセグメントが前記データ領域の拡張部を含んでいる請求項1の方法。
  22. 前記ベースキャリアまたは前記少なくとも一つのセグメントまたは両者のリソースを割り当てる単一の許可を前記UEで受信する請求項1の方法。
  23. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントの前記確定、前記少なくとも一つの作動パラメータの前記確定、前記通信が前記UEと通信をするために基地局により実行される請求項1の方法。
  24. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントの前記確定、前記少なくとも一つの作動パラメータの前記確定、前記通信が基地局と通信をするために前記UEにより実行される請求項1の方法。
  25. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントがダウンリンク伝送のためである請求項1の方法。
  26. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントがアップリンク伝送のためである請求項1の方法。
  27. ユーザ機器(UE)にとって通信に利用可能なベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとを確定するための手段と、
    前記ベースキャリアと前記少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて前記UE用の少なくとも一つの作動パラメータを確定するための手段と、
    前記UE用の前記少なくとも一つの作動パラメータに基づいて通信をするための手段と
    を含む無線通信のための装置。
  28. 前記ベースキャリアの帯域幅に基づいてリソースブロックグループ(RBG)サイズを確定するための手段と、
    前記複合帯域幅と前記RBGサイズとに基づいてビットマップを確定するための手段と、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記ビットマップを含んでおり、
    前記UEに割り当てられるリソースブロックを前記ビットマップに基づいて確定するための手段と
    をさらに含む請求項27の装置。
  29. 前記複合帯域幅に基づいてギャップを確定するための手段と、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記ギャップを含んでおり、
    前記UEに割り当てられる一組の仮想リソースブロック(VRBs)を確定するための手段と、
    前記ギャップに基づいて前記一組のVRBsを一組の物理リソースブロック(PRBs)にマッピングするための手段と
    をさらに含む請求項27の装置。
  30. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントがアップリンク用であり、前記装置が
    前記アップリンク用の前記複合帯域幅に基づいてダウンリンク用の物理HARQインジケータチャネル(PHICH)のリソースを確定するための手段をさらに含んでいる請求項27の装置。
  31. 前記ベースキャリアのリソースのために前記ベースキャリア内で周波数ホッピングを行うための手段と、
    前記少なくとも一つのセグメントのリソースのために前記少なくとも一つのセグメント内で周波数ホッピングを行うための手段と
    をさらに含んでいる請求項27の装置。
  32. 前記複合帯域幅に基づいてサブバンドサイズを確定するための手段と、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記サブバンドサイズを含んでおり、
    前記サブバンドサイズのサブバンドに関するチャネル品質インジケータ(CQI)情報を取得するための手段と
    をさらに含む請求項27の装置。
  33. 前記複合帯域幅に基づいてサウンディングリファレンスシグナル(SRS)帯域幅を確定するための手段と、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記SRS帯域幅を含んでおり、
    前記SRS帯域幅に基づいてSRSの送信または受信をするための手段と
    をさらに含む請求項27の装置。
  34. ユーザ機器(UE)にとって通信に利用可能なベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとを確定し、
    前記ベースキャリアと前記少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて前記UE用の少なくとも一つの作動パラメータを確定し、
    前記UE用の前記少なくとも一つの作動パラメータに基づいて通信をするように構成されている少なくとも一台のプロセッサと、
    前記少なくとも一台のプロセッサに連結されているメモリと
    を含む無線通信のための装置。
  35. 前記少なくとも一台のプロセッサが、
    前記ベースキャリアの帯域幅に基づいてリソースブロックグループ(RBG)サイズを確定し、
    前記複合帯域幅と前記RBGサイズとに基づいてビットマップを確定し、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記ビットマップを含んでおり、
    前記UEに割り当てられるリソースブロックを前記ビットマップに基づいて確定するように構成されている請求項34の装置。
  36. 前記少なくとも一台のプロセッサが、
    前記複合帯域幅に基づいてギャップを確定し、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記ギャップを含んでおり、
    前記UEに割り当てられる一組の仮想リソースブロック(VRBs)を確定し、
    前記ギャップに基づいて前記一組のVRBsを一組の物理リソースブロック(PRBs)にマッピングするように構成されている請求項34の装置。
  37. 前記ベースキャリアおよび前記少なくとも一つのセグメントがアップリンク用であり、前記少なくとも一台のプロセッサが前記アップリンク用の前記複合帯域幅に基づいてダウンリンク用の物理HARQインジケータチャネル(PHICH)のリソースを確定するように構成されている請求項34の装置。
  38. 前記少なくとも一台のプロセッサが、
    前記ベースキャリアのリソースのために前記ベースキャリア内で周波数ホッピングを行い、
    前記少なくとも一つのセグメントのリソースのために前記少なくとも一つのセグメント内で周波数ホッピングを行うように構成されている請求項34の装置。
  39. 前記少なくとも一台のプロセッサが、
    前記複合帯域幅に基づいてサブバンドサイズを確定し、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記サブバンドサイズを含んでおり、
    前記サブバンドサイズのサブバンドに関するチャネル品質インジケータ(CQI)情報を取得するように構成されている請求項34の装置。
  40. 前記少なくとも一台のプロセッサが、
    前記複合帯域幅に基づいてサウンディングリファレンスシグナル(SRS)帯域幅を確定し、ここで前記少なくとも一つの作動パラメータが前記SRS帯域幅を含んでおり、
    前記SRS帯域幅に基づいてSRSの送信または受信をするように構成されている請求項34の装置。
  41. ユーザ機器(UE)にとって通信に利用可能なベースキャリアと少なくとも一つのセグメントとを少なくとも一台のコンピュータに確定させるコードと、
    前記ベースキャリアと前記少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて前記UE用の少なくとも一つの作動パラメータを前記少なくとも一台のコンピュータに確定させるコードと、
    前記UE用の前記少なくとも一つの作動パラメータに基づいて前記少なくとも一台のコンピュータに通信を行わせるコードと
    を含む非一時的なコンピュータ可読媒体
    を含むコンピュータプログラム製品。
  42. 通信に利用可能なベースキャリアおよび少なくとも一つのセグメントを確定すること、
    第一ユーザ機器(UE)に関する第一作動パラメータを前記ベースキャリアの基底帯域幅に基づいて確定すること、
    第二ユーザ機器(UE)に関する第二作動パラメータを前記ベースキャリアと前記少なくとも一つのセグメントとの複合帯域幅に基づいて確定すること、
    前記第一作動パラメータに基づいて前記第一UEと通信をすること、
    前記第二作動パラメータに基づいて前記第二UEと通信をすること
    を含む無線通信のための方法。
  43. 前記基底帯域幅に基づいて第一リソースブロックグループ(RBG)サイズを確定すること、
    前記複合帯域幅に基づいて第二RBGサイズを確定すること、ここで前記第二作動パラメータが前記第二RBGサイズを含んでおり、
    前記第一RBGサイズに基づいて前記第一UEにリソースブロックを割り当てること、
    前記第二RBGサイズに基づいて前記第二UEにリソースブロックを割り当てること
    をさらに含む請求項42の方法。
  44. 前記基底帯域幅に基づいてリソースブロックグループ(RBG)サイズを確定すること、
    前記第一UEに関する第一ビットマップを前記基底帯域幅および前記RBGサイズに基づいて確定すること、ここで前記第一作動パラメータが前記第一ビットマップを含んでおり、
    前記第二UEに関する第二ビットマップを前記複合帯域幅および前記RBGサイズに基づいて確定すること、ここで前記第二作動パラメータが前記第二ビットマップを含んでおり、
    前記第一ビットマップに基づいて前記第一UEに割り当てられたリソースブロックをシグナリングすること、
    前記第二ビットマップに基づいて前記第二UEに割り当てられたリソースブロックをシグナリングすること
    をさらに含む請求項42の方法。
  45. 前記基底帯域幅に基づいて第一ギャップを確定すること、ここで前記第一作動パラメータが前記第一ギャップを含んでおり、
    前記複合帯域幅に基づいて第二ギャップを確定すること、ここで前記第二作動パラメータが前記第二ギャップを含んでおり、
    前記第一UEに第一組の仮想リソースブロック(VRBs)を割り当てること、
    前記第二UEに第二組のVRBsを割り当てること、
    前記第一ギャップに基づいて前記第一組のVRBsを第一組の物理リソースブロック(PRBs)にマッピングすること、
    前記第二ギャップに基づいて前記第二組のVRBsを第二組のPRBsにマッピングすること
    をさらに含む請求項42の方法。
  46. 前記ベースキャリアのリソースのために前記ベースキャリア内で周波数ホッピングを行うこと、
    前記少なくとも一つのセグメントのリソースのために前記少なくとも一つのセグメント内で周波数ホッピングを行うこと
    をさらに含む請求項42の方法。
  47. 前記基底帯域幅に基づいて第一周波数ホッピングモードを前記第一UEにシグナリングするための第一の数のホッピングビットを確定すること、ここで前記第一作動パラメータが前記第一の数のホッピングビットを含んでおり、
    前記複合帯域幅に基づいて第二周波数ホッピングモードを前記第二UEにシグナリングするために第二の数のホッピングビットを確定すること、ここで前記第二作動パラメータが前記第二の数のホッピングビットを含んでおり、
    前記第一の数のホッピングビットに基づいて前記第一UEの前記第一周波数ホッピングモードを確定すること、
    前記第二の数のホッピングビットに基づいて前記第二UEの前記第二周波数ホッピングモードを確定すること
    をさらに含む請求項42の方法。
  48. 前記基底帯域幅に基づいて第一サブバンドサイズを確定すること、ここで前記第一作動パラメータが前記第一サブバンドサイズを含んでおり、
    前記複合帯域幅または前記少なくとも一つのセグメントの帯域幅に基づいて第二サブバンドサイズを確定すること、ここで前記第二作動パラメータが前記第二サブバンドサイズを含んでおり、
    前記第一サブバンドサイズに基づいて前記第一UEにより確定される第一チャネル品質インジケータ(CQI)情報を受信すること、
    前記第二サブバンドサイズに基づいて前記第二UEにより確定される第二CQI情報を受信すること
    をさらに含む請求項42の方法。
  49. 前記基底帯域幅に基づいて第一の数の帯域幅要素を確定し、
    前記少なくとも一つのセグメントの帯域幅に基づいて第二の数の帯域幅要素を確定し、
    前記第一および第二の数の帯域幅要素に基づいて第三の数の帯域幅要素を確定し、
    前記第三の数の帯域幅要素に関して前記第二UEからチャネル品質インジケータ(CQI)情報を受信すること
    をさらに含む請求項42の方法。
  50. 前記基底帯域幅に基づいて第一サウンディングリファレンスシグナル(SRS)帯域幅を確定すること、ここで前記第一作動パラメータが前記第一SRS帯域幅を含んでおり、
    前記複合帯域幅に基づいて第二SRS帯域幅を確定すること、ここで前記第二作動パラメータが前記第二SRS帯域幅を含んでおり、
    前記第一SRS帯域幅に基づいて前記第一UEにより送信された前記第一SRS伝送を受信すること、
    前記第二SRS帯域幅に基づいて前記第二UEにより送信された前記第二SRSを受信すること
    をさらに含む請求項42の方法。
  51. 前記ベースキャリア用の第一サウンディングリファレンスシグナル(SRS)構成を確定すること、
    前記少なくとも一つのセグメント用の第二SRS構成を確定すること、
    前記第一SRS構成に基づいて前記ベースキャリアで前記第二UEにより送信された前記第一SRS伝送を受信すること、
    前記第二SRS構成に基づいて前記少なくとも一つのセグメントで前記第二UEにより送信された前記第二SRS伝送を受信すること
    をさらに含む請求項42の方法。
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