JP5321602B2 - 基地局、移動局、及びリンク確立方法 - Google Patents

基地局、移動局、及びリンク確立方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局、移動局、及びリンク確立方法に関する。
移動局(以下、UEとも呼ぶ)と基地局(以下、eNBとも呼ぶ)が通信を開始する初期アクセス、再接続、またはハンドオーバー時に、移動局(UE)は、発呼要求信号を基地局(eNB)に送信し、ネゴシエーションを行う。このプロセスを、現在標準化が進められている次世代携帯規格であるLTE(Long Term Evolution)を例として説明する。
図1は、LTEの初期アクセスのシーケンス例を示す図である。
UE1は、初期アクセスを行う場合、プリアンブル番号を選択して、発呼要求であるMessage1をeNBに送信する(S1)。
eNBは、Message1のパワー検出を行い、eNBの基準タイミングからのずれを検出し、UEの信号が基準タイミングに着信するようにUEの送信タイミングを制御する信号(Time Advance)を含んだ発呼要求レスポンス及び上り通信許可信号であるMessage2をUEに送信する(S2)。
図2は、Message2のフォーマット例を示す図である。Message2は、UE1が選択したプリアンブル番号(Preamble No.)と、タイミング制御信号(Time Advance)と、UE1が使用する上りの無線リソース割り当て許可情報であるUL_grantと、セル毎に割り当てられるユーザーIDであるC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)とを含んでいる。UL_grantにより、LTEの場合、UEが使用する帯域(RB数)、データ数(TBS)、変調方式などが通知される。このMessage2により、eNBからUE1に1つの無線リソース(Time Advance、UL_grant、及びC−RNTI)が割り当てられる。
図1に戻り、UE1は、Message2を受信すると、Preamble No.に基づき、そのMessage2が自分宛のものかどうか判断する。自分宛のものであれば、UE1は、送信タイミングをずらし、通知された無線リソースを用いて、UE固有情報を含んだコネクション(RRC)要求であるMessage3をeNBに送信する(S3)。
eNBは、受信した信号(Message3)を復調し、CRC=OKであれば、コネクション応答であるMessage4をUE1に送信する(S4)。
UE1がその信号(Message4)を受信することでネゴシエーションが完了する。
図1の場合、例えば、ラウンドトリップタイムが4msecであると仮定すると、ネゴシエーションにかかる時間は約12msecとなる。
eNBとUEとのリンク確立ネゴシエーションについて、ネゴシエーション時間の短縮方法が提案されている。
特開2007−134946号公報 特開2008−148362号公報
複数のUEが同じプリアンブル番号で発呼要求であるMessage1を送信した場合、ネゴシエーションに時間がかかる問題が発生する。特にLTEの場合には、プリアンブル番号が64通りしかなく、複数のUEが同じプリアンブル番号でMessage1を送信する可能性が高くなる。
図3は、2つのUE1、2が同じプリアンブル番号で発呼要求であるMessage1を送信する場合を示す図である。
UE1、2が同じプリアンブル番号でMessage1を送信する(S11)と、eNBにはマルチパス信号として見える。eNBは、パワー検出を行い、それらの信号からTime Advanceを算出し、発呼要求レスポンス及び上り通信許可信号であるMessage2を送信する(S12)。
UE1、2はそれぞれ、受信したMessage2の情報に基づき、UEの固有情報を含んだコネクション(RRC)要求であるMessage3を送信する(S13)。
eNBは、受信した信号を復調するが、2つのUEの固有情報が異なるため、復調が出来ず、コネクション応答であるMessage4を送信しない(S14)。なお、図3では、送信されない信号を点線で示した)。
UE1、2は、Message4を受信できないと、設定された再送回数(例えば、4回)だけMessage3を再送信する(S15、S17)。
しかし、同じ無線リソースを用いてUE1、2がMessage3を送信するため、eNB側では復調が出来ず、Message4を送信しない(S16、S18)。
UE1、2は、設定された再送回数だけMessage3を送信してもMessage4を受信できないため、衝突を検出し、再度ネゴシエーションをやり直すためにMessage1を送信する(S19)。
このため、最低でも56msec(=44msec+12msec)の時間が必要となり、ネゴシエーションに時間がかかることとなる。
一実施形態による、ランダムアクセス方式で移動局とリンク確立可能な基地局は、発呼要求信号または第1のコネクション要求信号に応じて、複数の移動局からの要求が衝突していると判断したとき、複数の無線リソースを報知する報知信号を送信する信号処理部を有する。
他の実施形態による、ランダムアクセス方式で基地局とリンク確立可能な移動局は、発呼要求信号または第1のコネクション要求信号に応じて、複数の移動局からの要求が衝突していると判断したとき前記基地局が送信する、複数の無線リソースを報知する報知信号を受信し、前記報知信号で報知された複数の無線リソースから選択した1つの無線リソースを用いて第2のコネクション要求信号を送信する信号処理部を有する。
さらに他の実施形態による、ランダムアクセス方式の無線通信システムにおけるリンク確立方法は、基地局が、発呼要求信号または第1のコネクション要求信号に応じて、複数の移動局からの要求が衝突していると判断したとき、複数の無線リソースを報知する報知信号を送信する段階と、前記移動局が、前記報知信号で報知された前記複数の無線リソースから選択した1つの無線リソースを用いて第2のコネクション要求信号を送信する段階とを含む。
ネゴシエーションにかかる時間を短縮することができる。
LTEの初期アクセスのシーケンス例を示す図である。 Message2のフォーマット例を示す図である。 2つのUEが同じプリアンブル番号で発呼要求であるMessage1を送信する場合を示す図である。 eNBとUE間の第1実施形態によるリンク確立を示す図である。 複数の無線リソース割当情報を含むMessage2′のフォーマット例を示す図である。 第1実施形態によるリンク確立におけるeNBの動作を示すフロー図である。 パワー検出における遅延プロファイルの一例を示す図である。 第1実施形態によるリンク確立におけるUEの動作を示すフロー図である。 基地局と移動局間の第2実施形態によるリンク確立を示す図である。 第2実施形態によるリンク確立におけるeNBの動作を示すフロー図である。 第2実施形態によるリンク確立におけるUEの動作を示すフロー図である。 基地局と移動局間の第3実施形態によるリンク確立を示す図である。 第3実施形態によるリンク確立におけるeNBの動作を示すフロー図である。 第3実施形態によるリンク確立におけるUEの動作を示すフロー図である。 一実施形態による無線通信システムを示すブロック図である。 eNBをさらに詳細に示すブロック図である。 UEをさらに詳細に示すブロック図である。
符号の説明
1500 無線通信システム
1510 基地局
1511 RACH信号処理部
1512 変調部
1513 RF部
1514 復調部
1515 アンテナ
1520 移動局
1521 RACH信号処理部
1522 変調部
1523 RF部
1524 復調部
1525 アンテナ
1601 TA算出及びプリアンブル番号検出部
1602 パス数検出部
1603 複数無線リソース割り当て部
1604 RACH信号制御部
1605 RACHレスポンス信号生成部
1701 TA検出部
1702 無線リソース選択部
1703 受信レベル検出部
1704 RACH信号制御部
1705 RACH信号生成部
図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
現在標準化が進められている次世代携帯規格であるLTE(Long Term Evolution)を例として説明するが、以下の実施形態は、W−CDMA、CDMA2000、HSPA、HSPA Evolution、及び第4世代携帯規格(例えば、IMT−Advanced)、若しくはそれ以降の規格に適用することもできる。

[第1実施形態]
図4は、基地局と移動局間の第1実施形態によるリンク確立を示す図である。
UE1、2が同じプリアンブル番号で発呼要求であるMessage1を送信する(ステップ41)。これらの信号は、eNBにはマルチパス信号として見える。
eNBは、パワー検出を行い、それらの信号からTime Advance(以下、TAとも呼ぶ)を算出し、発呼要求レスポンス及び上り通信許可信号であるMessage2を送信する(ステップ42)。
UE1、2はそれぞれ、受信したMessage2の情報に基づき、UEの固有情報を含んだコネクション(RRC)要求であるMessage3を送信する(ステップ43)。
eNBは、Message3の復号結果がNGの場合(例えば、誤り検出に用いた巡回冗長検査CRCがNGの場合)、パワー検出の結果と合わせて同じプリアンブル番号を用いているUEが複数いると判断する(衝突を検出する)。例えば、パワー検出の結果、レベルが所定閾値以上の複数のパスが存在し、かつCRC結果がNGの場合である。
eNBは、コネクション要求レスポンスを送信するタイミングで、複数の無線リソース割り当て情報を含んだ発呼要求レスポンス及び上り送信許可を通知するMessage2′をUE1、2に通知する(ステップ44)。
UE1、2は、Message4を受信すべきタイミングでMessage2′(報知信号)を受信すると、同じプリアンブル番号を用いているUEが自分以外にもいると判断して、Message3を再送する(ステップ45、47)。この時、UE1、2はそれぞれ、Message2′で通知された複数の送信タイミング、無線リソース割り当て情報、または両方から選択して、固有情報を含んだMessage3を再送する(ステップ46、48)。
無線リソース割り当て情報の選択は、例えば、
(1)報知信号の受信レベル(SINR)
(2)基地局からの距離
(3)Message2で通知されるTA情報の確からしさ
(4)乱数
などの情報を用いて行うことができる。
この結果、eNBは、異なる無線リソースを使ってUE1、2がMessage3の再送を行う(ステップ45、47)ため、UE固有情報を復調することが可能となり、UE1、2に対してそれぞれMessage4を送信することができる(ステップ46、48)。
以上でネゴシエーションが完了する。
図5は、複数の無線リソース割当情報を含むMessage2′のフォーマット例を示す図である。
Message2′は、UE1、2が選択したプリアンブル番号(Preamble No.)を含む。
また、第1の無線リソースとして、UE1のタイミング信号であるTA1と、UE1またはUE2が使用する上りの無線リソース割り当て許可情報であるUL_grant1と、セル毎に割り当てられるユーザーIDであるC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)1とを含んでいる。UL_grantにより、LTEの場合、UEが使用する帯域(RB数)、データ数(TBS)、変調方式などが通知される。
さらに、第2の無線リソースとして、UE2のタイミング信号であるTA2と、UE1またはUE2が使用する上りの無線リソース割り当て許可情報であるUL_grant2と、セル毎に割り当てられるユーザーIDであるC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)2とを含んでいる。
このMessage2により、eNBからUE1、2に2つの無線リソース(Time Advance、UL_grant、及びC−RNTI)が割り当てられる。
本実施形態では、2つの無線リソースを割り当てたが、他の実施形態では、3つ以上の無線リソースを割り当ててもよい。
ここで、eNBとUEの動作をより詳しく説明する。
図6は、第1実施形態によるリンク確立におけるeNBの動作を示すフロー図である。
eNBは、UEから、発呼要求であるMessage1を受信する(ステップS602)。パワー検出を行い、TAを算出する(ステップS604)。また、発呼要求レスポンス及び上り通信許可信号であるMessage2を送信する(ステップS606)。さらに、eNBは、UEから、Message2の情報に基づき、UEの固有情報を含んだコネクション(RRC)要求であるMessage3を受信する(ステップS608)。
eNBは、Message3を復号し、正常に復号ができた(CRCがOKか)判断する(ステップ610)。正常に復号ができた場合(ステップS610においてYES)、UE1、2の衝突が発生していないので、Message4を送信する(ステップS620)。
一方、eNBは、正常に復号できない場合(ステップS610においてNO)、複数のパスが存在するか判断する(ステップS612)。
図7は、パワー検出における遅延プロファイルの一例を示す図である。eNBは、Message1のパワー検出を行った結果を用いて、パス判定閾値よりも大きいパスのタイミングと基準タイミングとの差分(TA1、TA2)を算出する。そしてパス判定閾値よりも大きいパスがいくつあるか検出する。この例では、TA1<TA2である。
図6に戻り、eNBは、Message3を復号し、正常に復号ができず(CRCがNGの場合)(ステップS610においてNO)、複数のパスを検出した(ステップS612においてYES)場合、同じプリアンブル番号を用いているUEが複数いると判断する(衝突を検出する)。
eNBは、検出したパス数の数だけ複数の無線リソース割り当て情報を含むMessage2′送信する。コネクション要求レスポンスを送信するタイミングで、複数の無線リソース割り当て情報を含んだ発呼要求レスポンス及び上り送信許可を通知するMessage2′をUE1、2に通知する(ステップS614)。
eNBは、UE1、2が再送したMessage3を受信する。(ステップS616)。
eNBは、受信したMessage3を正常に復号できるか(CRCがOKか)判断し(ステップS618)、正常に復号できれば(ステップS618においてYES)、Message4を送信する(ステップS620)。また、正常に復号できなければ(ステップS618においてNO)、UEからMessage1を受信する(ステップS602)まで待機する。
一方、eNBは、複数のパスを検出しない(ステップS612においてNO)場合、Message3の再送回数カウンタNを1だけ減らす(ステップS622)。
eNBは、N=0を判断する(ステップS624)。N=0であれば(ステップS624においてYES)、UEからMessage1を受信する(ステップS602)まで待機する。N>0であれば、UEが再送するMessage3を受信する(ステップS626)。そして、再送されたMessage3が正常に復号できるか判断する(ステップS610)。以下、上記の説明と同様である。
図8は、第1実施形態によるリンク確立におけるUEの動作を示すフロー図である。
UEは、プリアンブル番号を選択して(ステップS802)、発呼要求であるMessage1を送信する(ステップS804)。そして、UEは、eNBから発呼要求レスポンス及び上り通信許可信号であるMessage2を受信し(ステップS806)、受信したMessage2の情報に基づき、UEの固有情報を含んだコネクション(RRC)要求であるMessage3を送信する(ステップS808)。
次に、UEは、eNBからコネクション要求レスポンスであるMessage4を受信したか判断する(ステップS810)。Message4を受信すれば(ステップS810においてYES)、ネゴシエーションは完了する。
一方、UEは、eNBからコネクション要求レスポンスであるMessage4を受信しない場合(ステップS810においてNO)、eNBから複数の無線リソース情報を含むMessage2′を受信したか判断する(ステップS812)。
UEは、例えば、Message2′(報知情報)の受信レベルによって、通知された複数の無線リソースから、自分が使用する無線リソースを選択する。
UEは、例えば、報知信号の受信レベルP(またはPの平均値)を報知情報受信レベル閾値Pthと比較し(ステップS814)、P>Pthであれば(ステップS814においてYES)、自機はeNBから近い位置にいると判断し、TA1側の無線リソース割り当て情報を選択する(ステップS816)。また、P>Pthでなければ(ステップS814においてNO)、自機はeNBから遠くにいると判断し、TA2側の無線リソース割り当て情報を選択する(ステップS818)。
無線リソース割り当て情報の選択は、Message2で通知されるTA情報の確からしさや乱数などの情報を用いて行うこともできる。
本実施形態では、UEに通知される報知情報(信号)の受信レベルを用いて、Message2′で通知された無線リソースを選択している。他の実施形態ではUEが通知されるTAをあらかじめ推定しておいて、Message2′で通知された無線リソースのうち、推定したTAと同等のもしくは、近い値のTAの無線リソースを選択してもよい。
UEは、選択した無線リソースを用いてMessage3を再送信して(ステップS820)、eNBからMessage4を受信したか判断する(ステップS822)。eNBからMessage4を受信すれば(ステップS822においてYES)、ネゴシエーションは完了する。
UEは、eNBからMessage4を受信しなければ(ステップS822においてNO)、再びプリアンブル番号を選択して(ステップS802)、eNBとのネゴシエーションをやりなおす。
一方、UEは、Message2′を受信しないと(ステップS812においてNO)、送信したMessage3が他のUEとの衝突以外の何らかの原因でeNBに届かなかったと判断して、Message3を再送信する(ステップS824)。
UEは、Message4を受信したか判断し(ステップS826)、Message4を受信していれば(ステップS826においてYES)、ネゴシエーションは完了する。
一方、UEは、Message4を受信しなければ(ステップS826においてNO)、Message3の再送回数カウンタNを1だけ減らす(ステップS828)。UEは、N>0であれば(ステップS830でNO)、Message3の再送を行い(ステップS832)、Message4を受信したか判断する。(ステップS826)。逆に、N=0であれば(ステップS830においてYES)、再びプリアンブル番号を選択して(ステップS802)、eNBとのネゴシエーションをやりなおす。

[第2実施形態]
第1の実施形態では、eNBは、UEからのコネクション要求(Message3)に基づき複数のUEの衝突を検出して、複数の無線リソース割り当てを含むMessage2′(報知信号)を送信した。
一方、第2の実施形態では、eNBは、UEからの発呼要求(Message1)に基づき複数のUEの衝突を検出して、複数の無線リソース割当を含むMessage2′(報知信号)を送信する。
図9は、基地局と移動局間の第2実施形態によるリンク確立を示す図である。
UE1、2は、同じプリアンブル番号を選択して発呼要求であるMessage1を送信する(ステップ91)。
eNBは、Message1のパワー検出の結果から複数のUEの衝突を検出する。例えば、レベルが閾値以上の複数のパスが存在した場合、同じプリアンブル番号でMessage1を送信しているUEが複数いると判断し、発呼要求レスポンス及び上り送信許可を通知するMessage2のタイミングで、複数の無線リソース割り当て情報を含んだ発呼要求レスポンス及び上り送信許可を通知するMessage2′をUEに通知する(ステップ92)。
UEは、Message2′を受信すると、複数の無線リソースのうち特定の無線リソースを使ってMessage3を送信する(ステップ93)。
例えば、特性の無線リソースとは、UE1、2ともに複数の無線リソースのうち、1番目の無線リソースを使用することを示している。
もし複数のUEが同じプリアンブル番号を使用していなければ、eNBはMessage3を復号でき、Message4を送信する。しかし、この場合、eNBは、2つのUEが同じ無線リソースでそれぞれの固有情報を含んだMessage3を送信するため、復調できない。そのためMessage4を送信しない。(ステップ94として点線で示した)。
各UEは、Message4を受信しないと、同じプリアンブル番号を使用しているUEが自機以外にもいると判断して、Message2′で通知された複数の送信タイミング、無線リソース割り当て情報、またはその両方から選択して、固有情報を含んだMessage3を再送信する(ステップ95、97)。
各UEは、例えば、
(1)報知信号の受信レベル(SINR)
(2)Message2で通知されるTA情報の確からしさ
(3)基地局からの距離
(4)乱数
などの情報を用いて無線リソース割り当て情報を選択することができる。
eNBは、異なる無線リソースを使ってUEがMessage3を再送信するため、UE固有情報を復号することが可能となり、それぞれのUEに対してMessage4を送信することができる(ステップ96、98)。これによりネゴシエーションが完了する。
ここで、eNBとUEの動作をより詳しく説明する。
図10は、第2実施形態によるリンク確立におけるeNBの動作を示すフロー図である。
eNBは、UEから、発呼要求であるMessage1を受信する(ステップS1002)。パワー検出を行い、TAを算出する(ステップS1004)。
eNBは、ここで、パス閾値と各パスのレベルとを比較して、パス数を検出する(ステップS1006)。この検出は、図7を参照して上で説明したものと同一であってもよい。
eNBは、複数パスが存在するか判断し(ステップS1008)、複数パスが存在する場合(ステップS1008においてYES)、同じプリアンブル番号を用いているUEが複数いると判断する(衝突を検出する)。
eNBは、検出したパスの数以上の複数の無線リソース割り当て情報を含むMessage2′送信する。発呼要求レスポンスを送信するタイミングで、複数の無線リソース割り当て情報を含んだ発呼要求レスポンス及び上り送信許可を通知するMessage2′をUE1、2に通知する(ステップS1010)。
eNBは、UE1、2が再送したMessage3を受信する(ステップS1012)。受信したMessage3を復号できれば(ステップS1014においてYES)、Message4を送信する(ステップS1020)。
一方、eNBは、受信したMessage3を復号できなければ(ステップS1014においてNO)、UEから再送されるMessage3を受信する(ステップS1016)。受信した再送Message3を復号できれば(ステップS1018においてYES)、UEにMessage4を送信する(ステップS1020)。
さらに、eNBは、受信した再送Message3を復号できなければ(ステップS1018においてNO)、始めに戻り、UEからのMessage1の受信を待つ(ステップS1002)。
一方、eNBは、複数パスが存在しないとき(ステップS1008においてNO)、UEにMessage2を送信して(ステップS1022)、その応答としてMessage3を受信する(ステップS1024)。
eNBは、受信したMessage3を復号して、正常に復号できたとき(ステップS1026においてYES)、UEにMessage4を送信する(ステップS1020)。
一方、eNBは、受信したMessage3を正常に復号できないとき(ステップS1026においてNO)、Message3の再送カウンタNを1だけ減らす(ステップS1028)。
eNBは、N=0を判断する(ステップS1030)。N=0であれば(ステップS1030においてYES)、UEからのMessage1の受信を待つ(ステップS1002)。
eNBは、N>0であれば(ステップS1030においてNO)、UEから再送されるMessage3を受信して(ステップS1032)、ステップS1026に戻る。
図11は、第2実施形態によるリンク確立におけるUEの動作を示すフロー図である。
UEは、プリアンブル番号を選択して(ステップS1102)、発呼要求であるMessage1を送信する(ステップS1104)。
次に、UEは、eNBから複数の無線リソース情報を含む発呼要求レスポンス及び上り通信許可信号であるMessage2′を受信していれば(ステップS1106においてYES)、TA1側の無線リソースを用いて、UEの固有情報を含んだコネクション(RRC)要求であるMessage3を送信する(ステップS1108)。eNBからMessage4を受信すれば(ステップS1110においてYES)、ネゴシエーションは完了する。
UEは、eNBからMessage4を受信しなければ(ステップS1110においてNO)、例えば、Message2′(報知情報)の受信レベルPを検出して、通知された複数の無線リソースから、自分が使用する無線リソースを選択する。
UEは、例えば、報知信号の受信レベルP(またはPの平均値)を報知情報受信レベル閾値Pthと比較し(ステップS1112)、P>Pthであれば(ステップS1112においてYES)、自機はeNBから近い位置にいると判断し、TA1側の無線リソース割り当て情報を選択する(ステップS1114)。また、P>Pthでなければ(ステップS1112においてNO)、自機はeNBから遠くにいると判断し、TA2側の無線リソース割り当て情報を選択する(ステップS1116)。
無線リソース割り当て情報の選択は、Message2′で通知されるTA情報の確からしさや乱数などの情報を用いて行うこともできる。
本実施形態では、UEに通知される報知情報(信号)の受信レベルを用いて、Message2′で通知された無線リソースを選択している。他の実施形態ではUEが通知されるTAをあらかじめ推定しておいて、Message2′で通知された無線リソースのうち、推定したTAと同等もしくは、近い値のTAの無線リソースを選択してもよい。
UEは、選択した無線リソースを用いてMessage3を再送信して(ステップS1118)、eNBからMessage4を受信したか判断する(ステップS1120)。eNBからMessage4を受信すれば(ステップS1120においてYES)、ネゴシエーションは完了する。また、Message4を受信しなければ(ステップS1120においてNO)、ステップS1102に戻って、新たにネゴシエーションを開始する。
一方、UEは、Message2′を受信せず、通常のMessage2を受信すると(ステップS1106においてNO)、Message3を送信する(ステップS1122)。
UEは、送信したMessage3に対する応答としてMessage4を受信したか判断し(ステップS1124)、Message4を受信していれば(ステップS1124においてYES)、ネゴシエーションは完了する。
一方、UEは、Message4を受信しなければ(ステップS1124においてNO)、他のUEとの衝突以外の何らかの原因でeNBにMessage3が届かなかったものと判断し、Message3の再送回数カウンタを1だけ減らす(ステップS1126)。
UEは、N=0を判断する(ステップS1128)。N=0であれば(ステップS1128においてYES)、ステップS1102に戻り、再びプリアンブル番号を選択して、eNBとのネゴシエーションをやりなおす。
N>0であれば(ステップS1128においてNO)、Message3を再送信して(ステップS1130)、ステップS1124に戻り、Message4を受信したか判断する。

[第3実施形態]
第2の実施形態と第3の実施形態の相違点は、eNBの動作ではなくUEの動作にある。第2の実施形態では、UEは、Message2′に対してコネクション要求(Message3)を送信するときに、複数の無線リソース割り当てからの選択動作を行わず、所定の(例えば、最初の)無線リソース割り当てを用いてMessage3を送信している。そして、このMessage3に対してeNBからMessage4を受信できないときに初めて複数の無線リソース割り当てからの選択動作を行った。一方、第3の実施形態では、UEはMessage2′に対してコネクション要求(Message3)を送信するときに、始めから複数の無線リソース割り当てからの選択動作を行う。
図12は、基地局と移動局間の第3実施形態によるリンク確立を示す図である。
UEは発呼要求であるMessage1をeNBに送信する(ステップS121)。
eNBは、Message1のパワー検出の結果から複数のUEの衝突を検出する。例えば、レベルが閾値以上の複数のパスが存在した場合、同じプリアンブル番号でMessage1を送信しているUEが複数いると判断し、発呼要求レスポンス及び上り送信許可を通知するMessage2のタイミングで、複数の無線リソース割り当て情報を含んだ発呼要求レスポンス及び上り送信許可を通知するMessage2′をUEに通知する(ステップ122)。
各UEは、複数の無線リソース割り当てを含んだMessage2′を受信すると、同じプリアンブル番号を使用しているUEが自機以外にもいると判断する。そこで、UE固有情報を含んだMessage3を送信する場合、Message2′で通知された複数の送信タイミング、無線リソース割り当て情報、またはその両方から選択して、固有情報を含んだMessage3を送信する(ステップ123、125)。
各UEは、例えば、
(1)報知信号の受信レベル(SINR)
(2)Message2′で通知されるTA情報の確からしさ
(3)基地局からの距離
(4)乱数
などの情報を用いて無線リソース割り当て情報を選択することができる。
eNBでは、異なる無線リソースを使ってUEがMessage3の再送を行うため、UE固有情報を復調することが可能となり、それぞれのUEに対してMessage4を送信することができる(ステップS124、126)。これでネゴシエーションが完了する。
ここで、eNBとUEの動作をより詳しく説明する。
図13は、第3実施形態によるリンク確立におけるeNBの動作を示すフロー図である。
図13において、ステップS1302〜1314、及びステップS1320〜1332は図10のステップS1002〜1014、及びステップS1020〜11032と同一である。
ただし、図13には、図10のステップS1016、1018に対応するステップが無い。これは、Message2′を受信したUEがMessage3を送信するとき、始めから複数の無線リソース割り当てからの選択動作を行うからである。UEから受信したMessage3を正常に復号できないとき(ステップS1314においてNO)、ステップS1302に戻り、UEからのMessage1の受信を待つ。
図14は、第3実施形態によるリンク確立におけるUEの動作を示すフロー図である。
図14において、ステップS1402〜S1406、及びステップS1412〜S1430は図11のステップS1102〜S1106、及びステップS1112〜S1130と同一である。
ただし、図14には、図11のステップS1108、S1110に対応するステップが無い。これは、UEは、Message2′を受信すると、Message3を送信するとき、始めから複数の無線リソース割り当てからの選択動作を行うからである。したがって、UEは、eNBから複数の無線リソース情報を含む発呼要求レスポンス及び上り通信許可信号であるMessage2′を受信していれば(ステップS1406においてYES)、すぐに、報知信号の受信レベルP(またはPの平均値)を報知情報受信レベル閾値Pthと比較して(ステップS1412)、無線リソースを選択する(ステップS1414、1416)。
このように、第1乃至第3の実施形態によるランダムアクセス方式の無線通信システムにおけるリンク確立方法は、基地局(eNB)が、Message1(発呼要求信号)またはMessage3(第1のコネクション要求信号)に応じて、複数の移動局(UE)からの要求が衝突していると判断したとき、複数の無線リソースを報知するMessage2′(報知信号)を送信する段階と、移動局が、Message2′(報知信号)で報知された複数の無線リソースから選択した1つの無線リソースを用いてMessage3(第2のコネクション要求信号)を送信する段階とを含むものである。
上記の各実施形態による効果を表1に示す。再送回数は4回、ラウンドトリップタイムは4msecであると仮定した。表1に示すようにネゴシエーション時間の短縮が可能となる。また、Message3の送信回数が減るため、不要な電波の放射を回避でき、干渉を低減できる。
Figure 0005321602
図15は、一実施形態による無線通信システム1500を示すブロック図である。
無線通信システム1500は、基地局(eNB)1510と移動局(UE)1520とを含む。
基地局1510は、RACH(Random Access CHannel)に関わる信号を処理するRACH信号処理部1511、ベースバンド信号をRF信号に変調する変調部1512、RF信号の増幅等の処理をするRF部1513、及びRF信号をベースバンド信号に復調する復調部1514を含む。
移動局1520も同様に、RACH(Random Access CHannel)に関わる信号を処理するRACH信号処理部1521、ベースバンド信号をRF信号に変調する変調部1522、RF信号の増幅等の処理をするRF部1523、及びRF信号をベースバンド信号に復調する復調部1524を含む。
基地局1510と移動局1520は、それぞれのアンテナ1515、1525を介して無線通信することができる。
また、eNB1510とUE1520は、RACH(Random Access CHannel)を使用して初期アクセス、ハンドオーバー、再接続を行う。この無線通信システム1500は、1510、1520以外にもeNB、UEを含んでいてもよい。
図16は、基地局(eNB)1510をさらに詳細に示すブロック図である。
eNB1510のRACH信号処理部は、TA算出及びプリアンブル番号検出部1601、パス数検出部1602、複数無線リソース割り当て部1603、RACH信号制御部1604、RACHレスポンス信号生成部1605を有する。
RF部1513は、UE1520から送信された信号を、アンテナ1515を介して受信し、復調部1514に出力する。一方、変調部1512から入力された信号を、アンテナ1515を介してUE1520に送信する。
復調部1514は、RF部1513から入力された信号を復調し、復調したユーザーデータを他の構成要素(図示せず)に出力する。また、TA算出及びプリアンブル番号検出部1601、パス数検出部1602、RACH信号制御部1604に出力する。
変調部1512は、RACHレスポンス生成部1605からの信号を変調し、RF部1513に出力する。また、他の構成要素(図示せず)からのユーザーデータ信号や報知信号及びパイロット信号の変調も行い、RF部1512に出力する。
TA算出及びプリアンブル番号検出部1601は、復調部1514から入力された信号から、受信信号のタイミングとeNBの基準タイミングとの差分を検出し、TA(Timing Advance)を算出する。また、受信信号のプリアンブル番号を検出し、RACH信号制御部1604に出力する。
パス数検出部1602は、復調部1514から入力された信号から、同じプリアンブル番号のパス数を求め複数無線リソース割り当て部1603に出力する。
複数無線リソース割り当て部1603は、パス数検出部1602からの信号に基づいて、無線リソースの割り当てを行い、その結果をRACH信号制御部1604へ出力する。
RACH信号制御部1604は、復調部1514、TA算出及びプリアンブル番号検出部1601、複数無線リソース割り当て部1603からの信号に基づいて、Message2、Message2′、Message4を送信するための制御を行う。
RACHレスポンス信号生成部1605は、そのRACH信号制御部1604からの制御信号に基づいてRACHレスポンス信号を生成して、変調部1512に出力する。
このように、基地局1510は、ランダムアクセス方式で移動局1520とリンク確立可能であり、図4、9、12を参照して説明したように、Message1(発呼要求信号)またはMessage3(第1のコネクション要求信号)に応じて、複数の移動局1520からの要求が衝突していると判断したとき、複数の無線リソースを報知するMessage2′(報知信号)を送信するRACH信号処理部1511(信号処理部)を有する。
また、基地局1510は、Message2′(報知信号)を、Message1(発呼要求信号)に対する応答信号として、または前記第1のコネクション要求信号に対する応答信号として送信するRACH信号制御部1604(信号制御部)を有する。
また、基地局1510は、Message1(発呼要求信号)またはMessage3(第1のコネクション要求信号)の受信レベルに基づき、複数の移動局1520からの要求が衝突していると判断するパス数検出部1602(衝突検出部)を有する。
さらに、基地局1510は、タイミング情報、無線リソース割り当て許可情報、ユーザー識別情報を含む複数の無線リソースを割り当てる複数無線リソース割り当て部1603(割り当て部)を有する。
図17は、移動局(UE)1520をさらに詳細に示すブロック図である。
UE1520のRACH信号処理部1521は、TA検出部1701、無線リソース選択部1702、受信レベル検出部1703、RACH信号制御部1704、RACH信号生成部1705を有する。
RF部1523は、eNB1510から送信された信号を、アンテナ1525を介して受信し、復調部1524に出力する。また、変調部1522から入力された信号を、アンテナ1525を介してeNB1510に送信する。
復調部1524は、RF部1523から入力された信号を復調し、復調したユーザーデータを他の構成要素(図示せず)に出力する。また、TA検出部1701、無線リソース選択部1702、RACH信号制御部1704にも出力する。
変調部1522は、RACH信号生成部1705からの信号を変調し、RF部1523に出力する。また、他の構成要素(図示せず)からのユーザーデータの信号や報知信号及びパイロット信号の変調も行い、RF部1523に出力する。
TA検出部1701は、eNB1510が送信した発呼レスポンス及び上り通信許可情報(Message2)で通知されるTA情報を検出し、RACH信号制御部1704に出力する。
無線リソース選択部1702は、Message2′により複数の無線リソース割り当てが通知された場合、または通知された後、コネクションレスポンス(Message4)が通知されない場合に、受信レベル検出部1703からの信号に基づいて、受信レベルを閾値と比較して無線リソースを選択し、その情報をRACH信号制御部1704に出力する。
受信レベル検出部1703は、報知信号やパイロット信号の受信レベルを測定し、無線リソース選択部1702に出力する。
RACH制御部1704は、発呼要求(Message1)を送信するプリアンブル番号をランダムに選択し、RACH信号生成部1704に出力する。また、発呼レスポンス及び上り通信許可情報(Message2)を受信した場合、TA検出部1701、複数無線リソース選択部1702、復調部1524からの信号から、コネクション要求を送信するタイミングや無線リソースを決定し、UE固有情報をeNB1510に送信する制御を行う。
RACH信号生成部1705は、RACH信号制御部1704からの制御信号に基づいて、eNB1510に送信する信号(例えば、Message1、Message3)を生成し、変調部1522に出力する。
このように、移動局1520は、ランダムアクセス方式で基地局とリンク確立可能であり、Message1(発呼要求信号)またはMessage3(第1のコネクション要求信号)に応じて基地局1520から受信したMessage2′(報知信号)で報知された複数の無線リソースから選択した1つの無線リソースを用いてMessage3(第2のコネクション要求信号)を送信するRACH信号処理部1521(信号処理部)を有する。
また、移動局1520は、Message2′(報知信号)の受信レベル、タイミング情報の確からしさ、前記基地局からの距離、または乱数に基づき、Message2′(報知信号)で報知された複数の無線リソースから1つの無線リソースを選択する無線リソース選択部1702(選択部)を有する。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
本発明は、無線通信システムに適用可能である。

Claims (10)

  1. 移動局と無線通信を行う基地局であって、
    発呼要求信号または第1のコネクション要求信号に応じて、複数の移動局からの要求が衝突していると判断したとき、複数の無線リソースを報知する報知信号を送信する信号処理部を有する基地局。
  2. 前記報知信号を、前記発呼要求信号に対する応答信号として、または前記第1のコネクション要求信号に対する応答信号として送信する信号制御部を有する、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記発呼要求信号または前記第1のコネクション要求信号の受信レベルに基づき、複数の移動局からの要求が衝突していると判断する衝突検出部を有する、請求項1に記載の基地局。
  4. タイミング情報、無線リソース割り当て許可情報、ユーザー識別情報を含む複数の無線リソースを割り当てる割り当て部を有する、請求項1に記載の基地局。
  5. 基地局と無線通信を行う移動局であって、
    発呼要求信号または第1のコネクション要求信号に応じて、複数の移動局からの要求が衝突していると判断したとき前記基地局が送信する、複数の無線リソースを報知する報知信号を受信し、前記報知信号で報知された複数の無線リソースから選択した1つの無線リソースを用いて第2のコネクション要求信号を送信する信号処理部を有する移動局。
  6. 前記報知信号の受信レベル、タイミング情報の確からしさ、前記基地局からの距離、または乱数に基づき、前記報知信号で報知された前記複数の無線リソースから前記1つの無線リソースを選択する選択部を有する、請求項5に記載の移動局。
  7. 無線通信システムにおけるリンク確立方法であって、
    基地局が、発呼要求信号または第1のコネクション要求信号に応じて、複数の移動局からの要求が衝突していると判断したとき、複数の無線リソースを報知する報知信号を送信する段階と、
    前記移動局が、前記報知信号で報知された前記複数の無線リソースから選択した1つの無線リソースを用いて第2のコネクション要求信号を送信する段階とを含むリンク確立方法。
  8. 前記基地局は、前記報知信号を、前記発呼要求信号に対する応答信号として、または前記第1のコネクション要求信号に対する応答信号として送信する、請求項7に記載のリンク確立方法。
  9. 前記基地局は、前記発呼要求信号または前記第1のコネクション要求信号の受信レベルに基づき、複数の移動局からの要求が衝突していると判断する、請求項7に記載のリンク確立方法。
  10. 前記移動局は、前記報知信号の受信レベル、タイミング情報の確からしさ、前記基地局からの距離、または乱数に基づき、前記報知信号で報知された前記複数の無線リソースから前記1つの無線リソースを選択する、請求項7に記載のリンク確立方法。
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