JP2013168776A - 遠隔操作システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機械とコントローラとの通信距離が長く、大規模な災害現場への適用が可能な遠隔操作システムを提供することである。
【解決手段】コントロールルーム13に配置したコントローラ16と作業現場に配置した作業機械12とにそれぞれモバイルルータ23,24を設け、これらのモバイルルータ23,24を無線でHSPA回線網22に接続することにより、コントローラ16の操作信号をHSPA回線網22を介して作業機械12に伝送する。また、作業機械12に設けたカメラ31とコントロールルーム13のモニタ17とをそれぞれモバイルルータ23,24に接続し、これらのモバイルルータ23,24を無線でHSPA回線網22に接続することにより、カメラ31の映像信号をHSPA回線網22を介してモニタ17に伝送する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建設機械、軍用車両、消防用車両、原子力発電所の災害復旧車両などの作業機械をコントローラにより無線で遠隔操作して無人で作業を行わせる遠隔操作システムに関する。
地震や自然災害の災害復旧現場、原子力発電所の事故発生現場などでは、2次災害発生のおそれがあるため、作業者を現場に派遣して作業させることは困難である。そのため、従来から、このような現場での作業には建設機械等の作業機械をコントローラにより無線で遠隔操作するようにした遠隔操作システムが用いられている。作業現場に配置した作業機械をコントローラで遠隔操作することにより、作業者を現場に派遣することなく無人で復旧作業等を行うことができる。
このような遠隔操作システムでは、コントローラは現場から離れたコントロールルームに設けられ、コントローラからの操作信号は無線通信手段を介して作業機械の駆動制御装置に伝送される。また、作業機械には現場を映すカメラが搭載され、カメラの映像信号は無線通信手段を介してコントルームのモニタに伝送される。これにより、操作者はモニタに表示された作業現場の映像を見ながらコントローラを用いて作業機械を遠隔操作することができる。
従来、遠隔操作システムに用いる無線通信手段としては、例えば特許文献1に示されるように、特定小電力無線通信など、作業機械側とコントローラ側とに設けた無線機の間で直接無線信号をやり取りして通信を行う方式(以下、通常無線と総称する)が用いられていた。
特開2007−13319号公報
しかしながら、上記の通常無線を用いた遠隔操作システムでは、作業機械側の無線機とコントローラ側の無線機とを直接無線通信させる必要があるため、その通信距離には限界があり、1500mを超える距離での遠隔操作は困難であった。そのため、大規模災害において広範囲に警戒区域(立ち入り禁止区域)が設定された場合には、コントローラと作業機械との通信距離の制約により、作業機械を警戒区域内の所望の現場に配置して作業を行わせることができなかった。
本発明の目的は、コントローラと作業機械との通信距離が長く、大規模な災害現場への適用が可能な遠隔操作システムを提供することにある。
本発明の遠隔操作システムは、作業機械をコントローラにより無線で遠隔操作する遠隔操作システムであって、前記コントローラに設けられ、HSPA回線網に接続される第1の通信端末と、前記作業機械に設けられ、前記HSPA回線網に接続される第2の通信端末とを有し、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末とが前記HSPA回線網を介して通信を行うことにより、前記作業機械の遠隔操作が行われることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記HSPA回線網は第3.5世代移動通信システムの電話回線網であることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記第1と第2の通信端末は電話系無線通信端末であることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記電話系無線通信端末はモバイルルータであることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記作業機械に設けられ、作業現場を撮影するカメラと、前記カメラに設けられ、前記HSPA回線網に接続される第3の通信端末と、前記コントローラに隣接配置されるモニタと、前記モニタに設けられ、前記HSPA回線網に接続される第4の通信端末とを有し、前記第3の通信端末と前記第4の通信端末とが前記HSPA回線網を介して通信を行うことにより、前記カメラの映像が前記モニタに表示されることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記カメラの映像信号データは、画面解像度が350×240、フレームレートが15fpsに設定されていることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記第3と第4の通信端末は電話系無線通信端末であることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記電話系無線通信端末はモバイルルータであることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記第3の通信端末は電話系無線通信端末であり、前記第4の通信端末は電話系有線通信端末であることを特徴とする。
本発明の遠隔操作システムは、前記電話系無線通信端末はモバイルルータであり、前記電話系有線通信端末は有線で前記HSPA回線網に接続されるブロードバンドルータであることを特徴とする。
本発明によれば、コントローラに設けた第1の通信端末と作業機械に設けた第2の通信端末とをHSPA回線網を介して通信させることにより作業機械の遠隔操作を行うようにしたので、第1と第2の通信端末がHSPA回線網に接続できる場所にあれば、コントローラと作業機械とを、その距離に拘わらず互いに無線通信させることができる。これにより、通常の無線通信に対してコントローラと作業機械との通信距離を大幅に長くすることができるので、通信距離の制約を受けることなく作業機械を所望の作業現場に配置することを可能として、この遠隔操作システムを大規模な災害現場へ適用させることができる。
本発明の一実施の形態である遠隔操作システムにより作業現場に配置した作業機械を遠隔操作する様子を示す図である。 本発明の遠隔操作システムの構成を示す模式図である。 コントロールルームに配置された操作席を示す図である。 動作実験における作業機械の走行、作業パターンを示す図である。 表1に示す移動工程の実験結果をグラフで示す図である。 表2に示す作業工程の実験結果をグラフで示す図である。 表3に示す実験結果から得られた掘削の施工効率をグラフで示す図である。 図2に示す遠隔操作システムの変形例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の遠隔操作システムは、例えば、地震や自然災害の災害復旧現場、原子力発電所の事故発生現場など、2次災害発生のおそれがあるために作業者を派遣することが困難な作業現場での作業に適用される。
図1に示すように、本発明の一実施の形態である遠隔操作システム11は、作業機械12とコントロールルーム13とを有している。作業機械12は作業現場14に配置され、コントロールルーム13は作業現場14から離れた遠隔地に設けられる。本実施の形態では、コントロールルーム13は作業現場14から約950km離れた場所に設けられている。
コントロールルーム13には操作席15が設けられ、図2、図3に示すように、操作席15にはコントローラ16とモニタ17とが設けられている。コントローラ16は操作者に操作される複数の操作レバー16aを備えており、操作者はこれらの操作レバー16aを操作することにより、作業機械12を無線で遠隔操作することができる。
図1に示す場合では、作業現場14に配置される作業機械12としてバックホー型の油圧ショベル(建設機械)が用いられている。この作業機械12は作業現場14を走行することができるとともに、可動アーム12aの先端に設けられたショベル12bを用いて土壌の掘削、横撥ね作業を行うことができる。
本実施の形態においては、作業現場14に1つの作業機械12のみを配置するようにしているが、これに限らず、複数の作業機械12を同一の作業現場14に配置し、これらの作業機械12を対応するコントローラ16により遠隔操作して複数の作業機械12を並行に作業させるようにしてもよい。また、作業機械12としてはバックホー型の油圧ショベルに限らず、例えばブルドーザやホイルローダ等の他の建設機械を用いるようにしてもよい。
図2に示すように、作業機械12には遠隔操作用の駆動制御装置(受信コントロールユニット)21が設けられ、コントローラ16からの操作信号が駆動制御装置21に入力されると作業機械12が駆動制御装置21により駆動制御されてコントローラ16からの操作信号に応じた動作を行うようになっている。
作業機械12としては、作業機械12に遠隔操作用の駆動制御装置21が一体に組み込まれた遠隔操作専用の作業機械12を用いてもよく、または、作業者が操作のために搭乗する運転台を備えた作業機械12にこの作業機械12とは別ユニットとして設けられた駆動制御装置21を搭載することにより遠隔操作可能に構成された作業機械12を用いるようにしてもよい。
コントローラ16と駆動制御装置21は特定小電力無線通信を用いたラジオコントロール装置として構成されているが、本発明では、コントローラ16と駆動制御装置21とを特定小電力無線通信を用いて直接無線通信させるのではなく、コントローラ16と駆動制御装置21との間にHSPA回線網22を介した通信システムを設けて、HSPA回線網22を介してコントローラ16と駆動制御装置21を無線通信させるようにしている。
図2に示すように、コントローラ16と駆動制御装置21とをHSPA回線網22を介して無線通信させるために、コントローラ16には第1の通信端末(電話系無線通信端末)としてのモバイルルータ23が設けられ、作業機械12には第2の通信端末(電話系無線通信端末)としてのモバイルルータ24が設けられている。
コントローラ16とモバイルルータ23との間にはメディアコンバータ25が設けられ、コントローラ16のインターフェイスから出力された操作信号はメディアコンバータ25によりモバイルルータ23に適合した伝送データに変換されてモバイルルータ23のインターフェイスに入力される。本実施の形態では、コントローラ16のRS422インターフェイスから操作信号が出力され、その操作信号はメディアコンバータ25によりRS232cに変換されてモバイルルータ23のRS232cインターフェイスに入力される。
駆動制御装置21とモバイルルータ24との間にもメディアコンバータ26が設けられ、モバイルルータ24のインターフェイスから出力された操作信号はメディアコンバータ26により駆動制御装置21に適合した伝送データに戻されて駆動制御装置21のインターフェイスに入力される。本実施の形態では、操作信号はモバイルルータ24のRS232cのインターフェイスから出力され、メディアコンバータ26によりRS422に変換されて駆動制御装置21のRS422インターフェイスに入力される。
各モバイルルータ23,24は、それぞれ無線によりHSPA回線網22に接続可能となっている。これにより、操作席15つまりコントローラ16の側のモバイルルータ23と作業機械12の側のモバイルルータ24はHSPA回線網22を介して互いにデータ通信を行うことができる。コントローラ16が操作されると、その操作信号はコントローラ16の側のモバイルルータ23から出力され、HSPA回線網22を介して作業機械12の側のモバイルルータ24に伝送されて駆動制御装置21に入力される。
ここで、HSPA(High
Speed Packet Access)回線網22とは、3GPP(Third Generation
Partnership Project)により規定されたHSPA規格に準拠した高速無線パケット通信を行う第3.5世代移動通信システムの電話回線網である。高速無線パケット通信はHSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)とHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス)を含む。このようなHSPA回線網22としては、例えば株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが提供する「FOMA(登録商標)ハイスピードサービス」、ソフトバンクモバイル株式会社が提供する「3G ハイスピード(登録商標)」、イー・モバイル株式会社の提供する「EMモバイル(登録商標)ブロードバンドサービス」などがある。
図2に示すように、作業機械12には作業現場14を撮影するカメラ31が設けられている。このカメラ31は動画を撮影するビデオカメラとなっており、このカメラ31の撮影した映像信号は操作席15のモニタ17に無線で伝送される。つまり、操作席15のモニタ17にはカメラ31が撮影した作業現場の様子が表示される。これにより、操作者はモニタ17に表示された作業現場14の様子を確認しながらコントローラ16を操作して作業機械12を遠隔操作することができる。
なお、このカメラ31は、作業現場14における作業機械12の作業の状態を撮影することができるように、例えば作業機械12の運転台等に固定され、または無線でその撮影方向を変更できるように設けられる。
カメラ31の映像をモニタ17に無線で伝送するために、カメラ31はイーサネット(登録商標)により第3の通信端末としてのモバイルルータ24に接続されている。カメラ31とモバイルルータ24との間にはエンコーダ32が接続され、カメラ31の映像信号(ビデオカメラ信号:NTSC)はエンコーダ32によりH.264(MPEG−4 AVC)の圧縮符号化が行われてモバイルルータ24に入力される。
一方、操作席15に設けられたモニタ17はイーサネット(登録商標)を介して第4の通信端末としてのモバイルルータ23に接続されている。モバイルルータ23とモニタ17との間にはデコーダ33が接続され、エンコーダ32により圧縮符号化されたカメラ31からの伝送データはデコーダ33により元の映像信号に復元されてモニタ17に入力される。
カメラ31の側のモバイルルータ24とモニタ17の側のモバイルルータ23は、それぞれ無線によりHSPA回線網22に接続可能であるので、カメラ31の側のモバイルルータ24とモニタ17の側のモバイルルータ23はHSPA回線網22を介して互いにデータ通信を行うことができる。したがって、カメラ31からの映像信号は、モバイルルータ24、HSPA回線網22およびモバイルルータ23を介して伝送されてモニタ17に入力される。このように、作業現場14を撮影したカメラ31の映像信号も、コントローラ16の操作信号と同様に、HSPA回線網22を介した無線通信により伝送されてモニタ17に入力される。これにより、モニタ17にはカメラ31により撮影された作業現場14が表示される。
なお、本実施の形態においては、カメラ31に設ける第3の通信端末として駆動制御装置21に接続されるモバイルルータ24を用いているが、これに限らず、カメラ31に設ける第3の通信端末として駆動制御装置21に接続されるモバイルルータ23とは別のモバイルルータを用いるようにしてもよい。また、本実施の形態においては、モニタ17に設ける第4の通信端末としてコントローラ16に接続されるモバイルルータ23を用いているが、これに限らず、モニタ17に設ける第4の通信端末としてコントローラ16に接続されるモバイルルータ23とは別のモバイルルータを用いるようにしてもよい。
図1に示すように、作業現場14には、作業機械12に設けられたカメラ31とは別に2台のカメラ41,42が配置されている。これらのカメラ41,42はそれぞれ支持台43,44により支持されて作業現場14に配置されており、作業現場14に配置された作業機械12の作業の様子を外方から撮影するようになっている。
支持台43,44に支持された各カメラ41,42には、作業機械12に設けられたカメラ31と同様に、それぞれモバイルルータ45,46がイーサネットにより接続されている。また、各カメラ41,42とモバイルルータ45,46の間にはそれぞれエンコーダ47,48が接続され、カメラ41,42の映像信号(ビデオカメラ信号:NTSC)はエンコーダ47,48によりH.264(MPEG−4 AVC)の圧縮符号化が行われてからモバイルルータモバイルルータ45,46に入力されるようになっている。
図2、図3に示すように、これらのカメラ41,42に対応したサブモニタ51,52がモニタ17の両脇に位置して操作席15に配置されている。これらのサブモニタ51,52にはそれぞれイーサネットを介してモバイルルータ53,54が接続され、モバイルルータ53,54とサブモニタ51,52との間にはそれぞれデコーダ55,56が接続されている。これにより、カメラ41,42が撮影した映像信号は、モバイルルータ45,46、HSPA回線網22およびモバイルルータ53,54を介して対応するサブモニタ51,52に入力され、各サブモニタ51,52にはそれぞれカメラ41,42により撮影された作業機械12の外方から見た作業の様子が表示される。
操作席15のモニタ17にはHSPA回線網22を介してカメラ31から伝送された作業現場12の映像が表示され、サブモニタ51,52にはHSPA回線網22を介してカメラ41,42から伝送された作業機械12を外方から見た映像が表示されるので、操作席15の座席57に座った操作者は、これらのモニタ17,51,52の映像を見ながらコントローラ16を操作して作業機械12を遠隔操作することができる。そして、コントローラ16が操作されると、その操作信号がHSPA回線網22を介して作業機械12に伝送され、作業機械12が遠隔操作されて無人で作業が行なわれる。
このように、本発明の遠隔操作システム11では、コントローラ16に設けたモバイルルータ23と作業機械12に設けたモバイルルータ24とをHSPA回線網22を介して無線で通信させることにより、作業機械12をコントローラ16により無線で遠隔操作するようにしているので、各モバイルルータ23,24がそれぞれHSPA回線網22に接続できる場所にあれば、コントローラ16と作業機械12とを、HSPA回線網22を介して、その距離に拘わらず互いに無線通信させることができる。これにより、通常の無線通信に対して、本発明の遠隔操作システム11では、コントローラ16と作業機械12との通信距離を大幅に長くすることができる。つまり、通信距離の制約を受けることなく作業機械12を所望の作業現場14に配置することができる。したがって、大規模災害において広範囲に警戒区域(立ち入り禁止区域)が設定された場合であっても、コントローラ16と作業機械12とがHSPA回線網22に接続可能であれば、作業機械12を警戒区域内の所望の現場に配置して遠隔操作により無人で作業を行わせることができる。
また、本発明の遠隔操作システム11では、特定小電力無線通信を用いたラジオコントロール装置として構成されたコントローラ16と駆動制御装置21とにそれぞれモバイルルータ23,24を設け、これらのモバイルルータ23,24によりコントローラ16と駆動制御装置21とをHSPA回線網22を介して通信させるようにしたので、既存のラジオコントロール装置にモバイルルータ23,24を追加した簡単な構成で、作業機械12とコントローラ16との通信距離を大幅に長くすることができる。
さらに、本発明の遠隔操作システム11では、電波が広範囲に届く出力の大きな無線機のように公的な使用許可手続きが不要であるので、緊急時により迅速に施工を開始することができる。例えば、ヘリコプター等の輸送手段により作業機械12を現場に運搬し、その作業機械12に搭載された駆動制御装置21の電源をオンにすれば、直ぐにコントローラ16による遠隔地からの遠隔操作が可能となる。
さらに、本発明の遠隔操作システム11では、各作業機械12やコントローラ16に設けられるモバイルルータ23,24は、それぞれ個別にHSPA回線網22に接続される構成であるので、特定小電力無線通信等のようにチャネル数の制限がない。したがって、同一の作業現場14に同時に多数の作業機械12を配置して作業を行わせることができる。
次に、カメラ31からモニタ17に伝送される映像信号について説明する。
本発明の発明者らは、カメラ31からの映像が伝送されるモニタ17の表示、つまりカメラ31の映像信号のデータつまり映像信号データが遠隔操作システム11の遠隔操作性に与える影響を検証するために、以下の動作実験を行った。その結果、カメラ31からモニタ17に伝送される映像信号データを、画面解像度を350×240(ピクセル)、フレームレートを15fps(1秒毎に15フレーム)に設定することにより、遠隔操作システム11による無人施工の施工効率を高めることができることを見出した。つまり、映像信号データの上記設定が、モニタ17の画像遅れを抑制しつつ作業者によるモニタ17の視認性を高めて遠隔操作による施工効率を高めることができる。
図4は動作実験における作業機械12の走行、作業パターンを示す図である。
動作実験では、遠隔操作システム11を用いた作業機械12の無人施工を、カメラ31の映像信号データを画面解像度720×480(ピクセル)、フレームレート18fpsとした無人施工1、カメラ31の映像信号データを画面解像度350×240(ピクセル)、フレームレート28fpsとした無人施工2、カメラ31の映像信号データを画面解像度350×240(ピクセル)、フレームレート15fpsとした無人施工3、の3つの施工パターンで行った。
また、操作者が作業機械12の運転台に搭乗して直接、作業機械12を操作する有人施工を行い、無人施工1〜3の実験結果を有人施工の実験結果と比較した。
図4に示すように、動作実験における作業機械12の動作は、スタート地点61と複数の作業位置62との間で移動する移動工程と、作業位置62で作業する作業工程とに分けられる。移動工程は、スタート地点61から中間点63に向けて移動する「往路直進」の動作、中間点63で進行方向を変えて作業場所62に向けて移動する「往路曲り」の動作、作業位置62で位置調整する「位置調整」の動作、作業位置62から中間点63に向けて移動し、進行方向をスタート地点61に向ける「復路曲り」の動作、中間点63からスタート地点61にまで移動する「復路直進」の動作の合計5つの動作からなる。
また、作業工程は、ショベル12bによる土壌の「掘削」の動作、そこから放土のためにショベル12bを旋回させる「放土旋回」の動作、ショベル12bから掘削した土壌を放出する「放土」の動作、放土した位置から掘削位置にまでショベル12bを旋回させる「掘削旋回」の動作の合計4つの動作からなる。つまり、動作実験では、作業機械12をスタート地点61から作業位置62にまで移動させ、そこで所定エリア62aの土壌を掘削するとともに掘削した土壌を横撥ねして所定エリア62bに積み上げる作業を行い、掘削終了後にスタート地点61に戻る動作を行う。そして、この動作を2〜3回繰り返し、各動作のサイクルタイムと掘削土量とを計測する。
なお、本実験においても、作業機械12に搭載したカメラ31とは別のカメラ41,42を作業位置62に配置し、作業機械12を外方から見た映像をサブモニタ51,52に表示するようにしている。
移動工程の実験結果として各動作のサイクルタイムを無人施工1〜3と有人施工に分けて表1に示す。また、図5に表1に示す実験結果をグラフで示す。
Figure 2013168776
表1、図5から解るように、移動工程における各動作のサイクルタイムは、概ね無人施工1よりも無人施工2、無人施工2よりも無人施工3の方が小さくなっている。このように、遠隔操作システム11を用いた作業機械12の無人施工では、画面解像度を350×240と低解像度とし、フレームレートを15fpsと小さくした無人施工3のサイクルタイムが一番小さくなり、その有人施工に対する比率は1.45であった。無人施工3の対有人施工比率1.45は、画面解像度を720×480の高解像度とし、フレームレートを18fpsとした無人施工1の対有人施工比率2.04に対して59%の減少となっている。
次に、作業工程の実験結果として各動作のサイクルタイムを無人施工1〜3と有人施工に分けて表2に示す。また、図6に表2に示す実験結果をグラフで示す。
Figure 2013168776
表2、図6から解るように、作業工程においても、各動作のサイクルタイムは、概ね無人施工1よりも無人施工2、無人施工2よりも無人施工3の方が小さくなっている。このように、遠隔操作システム11を用いた作業機械12の無人施工による作業工程でも、画面解像度を350×240と低解像度とし、フレームレートを15fpsと小さくした無人施工3のサイクルタイムが一番小さくなり、その有人施工に対する比率は3.8であった。無人施工3の対有人施工比率3.8は、無人施工1の対有人施工比率5.6に対して180%の減少となっている。
次に、作業工程の実験結果として、掘削された土量(m)、作業時間(H)、作業1時間当たり掘削土量(m/H)を無人施工1〜3と有人施工に分けて表3に示す。また、図7に表3の対有人比率をグラフで示す。
Figure 2013168776
表3、図7から解るように、作業工程における作業において1時間当たりに掘削された土量は、概ね無人施工1よりも無人施工2、無人施工2よりも無人施工3の方が大きくなっている。無人施工1、無人施工2では、有人施工に対する比率が20%以下となっているが、画面解像度を350×240と低解像度とし、フレームレートを15fpsと小さくした無人施工3では有人施工に対する比率が20%を超え役22%となっている。
上記の動作実験から、カメラ31がモニタ17に伝送する映像信号データとしては、画面解像度を低解像度(350×240)とし、フレームレートを小さい値(15fps)とすると、遠隔操作システム11の遠隔操作性が良くなるとの結果が得られた。また、操作者のアンケートからも、画面解像度が低解像度(350×240)でも操作が可能なこと、フレームレートが低くても遅延の少ない映像の方が操作性がよいことが判明した。
このように、本発明では、動作実験の結果から、カメラ31からモニタ17に伝送される映像信号データを、画面解像度を350×240(ピクセル)、フレームレートを15fps(1秒毎に15フレーム)に設定するようにした。これにより、遠隔操作システム11による作業機械12を用いた無人施工の施工効率を高めることができる。
図8は図2に示す遠隔操作システムの変形例を示す模式図である。
図2に示す遠隔操作システム11では、モニタ17,51,52を、モバイルルータ23,53,54を用いた無線通信によりHSPA回線網22に接続するようにしている。
これに対して、図8に示す変形例では、各モニタ17,51,52を電話系有線通信端末(第4の通信端末)であるブロードバンドルータ71により有線でHSPA回線網22に接続するようにしている。この場合、各モニタ17,51,52はイーサネットを介してもブロードバンドルータ71に接続され、各モニタ17,51,52とブロードバンドルータ71との間にそれぞれデコーダ33,55,56が接続される。
操作席15が建物として構成されたコントロールルーム13に配置され、コントローラ16をコントロールルーム13の外部などに持ち運ぶ必要がない場合には、図8に示す変形例のように、各モニタ17,51,52を電話系有線通信端末であるブロードバンドルータ71を用いてHSPA回線網22に接続することにより、カメラ31,41,42から各モニタ17,51,52へ伝送される映像信号の通信速度や通信安定性を高めることができる。
一方、図2に示すように、コントローラ16と各モニタ17,51,52の通信端末として電話系無線通信端末であるモバイルルータ23,53,54を用いることにより、操作席15を車両として構成されたコントロールルーム13に配置したりコントローラ16と各モニタ17,51,52を持ち運び可能な構成としたりすることができる。
なお、図8においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、電話系無線通信端末としてモバイルルータ23,24を用いているが、これに限らず、電話系無線通信端末として携帯電話など他の通信端末を用いるようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、災害復旧現場等の作業現場14における作業に本発明を適用しているが、これに限らず、通常の建設現場、土木作業現場などの他の作業現場14に本発明の遠隔操作システム11を用いるようにしてもよい。この場合、作業機械12としては建設機械に限らず、その作業用途に応じて、消防用車両、原子力発電所の災害復旧用車両、戦車等の軍用車両などを用いることができる。
11 遠隔操作システム
12 作業機械
12a 可動アーム
12b ショベル
13 コントロールルーム
14 作業現場
15 操作席
16 コントローラ
17 モニタ
21 駆動制御装置
22 HSPA回線網
23 モバイルルータ(第1、4の通信端末、電話系無線通信端末)
24 モバイルルータ(第2、3の通信端末、電話系無線通信端末)
25,26 メディアコンバータ
31 カメラ
32 エンコーダ
33 デコーダ
41,42 カメラ
43,44 支持台
45,46 モバイルルータ
47,48 エンコーダ
51,52 サブモニタ
53,54 モバイルルータ
55,56 デコーダ
57 座席
61 スタート地点
62 作業位置
62a,62b エリア
63 中間点
71 ブロードバンドルータ

Claims (10)

  1. 作業機械をコントローラにより無線で遠隔操作する遠隔操作システムであって、
    前記コントローラに設けられ、HSPA回線網に接続される第1の通信端末と、
    前記作業機械に設けられ、前記HSPA回線網に接続される第2の通信端末とを有し、
    前記第1の通信端末と前記第2の通信端末とが前記HSPA回線網を介して通信を行うことにより、前記作業機械の遠隔操作が行われることを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 請求項1記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記HSPA回線網は第3.5世代移動通信システムの電話回線網であることを特徴とする遠隔操作システム。
  3. 請求項1または2記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記第1と第2の通信端末は電話系無線通信端末であることを特徴とする遠隔操作システム。
  4. 請求項3記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記電話系無線通信端末はモバイルルータであることを特徴とする遠隔操作システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記作業機械に設けられ、作業現場を撮影するカメラと、
    前記カメラに設けられ、前記HSPA回線網に接続される第3の通信端末と、
    前記コントローラに隣接配置されるモニタと、
    前記モニタに設けられ、前記HSPA回線網に接続される第4の通信端末とを有し、
    前記第3の通信端末と前記第4の通信端末とが前記HSPA回線網を介して通信を行うことにより、前記カメラの映像が前記モニタに表示されることを特徴とする遠隔操作システム。
  6. 請求項5記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記カメラの映像信号データは、画面解像度が350×240、フレームレートが15fpsに設定されていることを特徴とする遠隔操作システム。
  7. 請求項5または6記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記第3と第4の通信端末は電話系無線通信端末であることを特徴とする遠隔操作システム。
  8. 請求項7記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記電話系無線通信端末はモバイルルータであることを特徴とする遠隔操作システム。
  9. 請求項5または6記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記第3の通信端末は電話系無線通信端末であり、前記第4の通信端末は電話系有線通信端末であることを特徴とする遠隔操作システム。
  10. 請求項9記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記電話系無線通信端末はモバイルルータであり、前記電話系有線通信端末は有線で前記HSPA回線網に接続されるブロードバンドルータであることを特徴とする遠隔操作システム。
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