JP2013514192A - バッテリキャストオンストラップのためのモールド - Google Patents
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Abstract
キャストオンストラッププロセスで使用されるモールドキャビティ(12、102)を2つの異なる温度に維持するための二重温度モールドアセンブリ(100)は、溶融金属が凝固された後の凝固ストラップ(70、170)の除去を容易にする。モールドアセンブリ(100)は、モールドキャビティ(12)を異なる温度に維持できる冷却プロセスおよび熱エネルギ入力プロセスによって加熱され或いは冷却される異なるモールドアセンブリセグメント(110、130、140、160)に取り付けられる壁(121、132、142、144、162)を有するモールドキャビティ(12)を含み、それにより、モールドキャビティセグメント(140)内のバッテリプレートラグ(44、46)の周囲の溶融金属(98)は、モールドキャビティの側壁(132、162)がそれらに熱エネルギを与えるべく少なくとも1つの隣接する加熱されたセグメント(130、160)に晒される間に凝固され、その結果、キャストオンストラップ(70、170)のために必要な溶融金属(98)の量が減少されるとともに、ストラップ(70、170)を製造するためのプロセスへ入力される熱エネルギの量が減少される。
【選択図】図8
【選択図】図8
Description
本発明は、一般に、バッテリストラップ・ポストキャストオンマシン、バッテリ、および、バッテリを製造するためのシステムおよび方法に関し、より詳細には、マルチセルバッテリ内のプレート間およびプレートとバッテリポストとの間の電気接続部の製造において効率を向上させてエネルギ使用を減少させるためのキャストオンストラップ(COS)構造に関する。
大型バッテリ、例えば自動車やトラックのバッテリは、製造の特別な装置および方法を必要とする。大型バッテリのハウジング内の別個のプレート間およびプレート接続部とバッテリハウジングの外側で接続を行なうポストとの間で電気的接続を行なうためのプロセスは特に重大である。バッテリは、プレート間の不適切な接続、バッテリハウジング内での短絡に起因して故障し、または更には、破滅的な故障が生じて、圧力増大によりセルまたはハウジングが破壊されて環境危機および安全上の問題をもたらす可能性がある。
更なる考慮は、製品信頼性も維持しつつ効率的で費用効率が高い自動バッテリ製造プロセスを行なう場合に生じる。理想的なプロセスは、材料要件および製造中のエネルギ入力を最小限に抑えると同時に、バッテリ製品が故障の危険を減少させるようにする。これらの属性はバッテリ製造メーカーがバッテリ製造を近代化するための目標を与えるが、効率と信頼性との間の最適なバランスを与えようとする多くの以前の試みは、当技術分野の知識を著しく増大させることなく、改良の増加を与えるにすぎなかった。
鋳造工程は、通常は、逆鏡像を有するモールド内に位置されるバッテリの全てのセルにおいて同時に達成されるが、セルが完成したバッテリセル構造をなすように方向付けられる。積層セル要素は、下方に延在するプレートラグが互いに隣接する状態で互いにクランプされる。望ましいストラップ形状を与えるために適切に方向付けられた複数のモールドキャビティが予熱されてもよい。溶融金属、通常は、鉛(Pb)または主に鉛を含む合金を利用することができ、この溶融金属はモールドキャビティに隣接するチャネルに沿って連続的に循環される。チャネル内の鉛または溶融金属は、通常はリザーバ内で予熱され、 通常はモールドの下側に位置され、その後、チャネル内へ圧送される。
溶融金属は、所望の状態に達すると、その液位が上昇されてチャネルと各モールドキャビティとの間に配置される堰を越えて溢れ出るまでモールドに隣接するチャネル内へ圧送される。したがって、溶融金属はモールドキャビティを満たし、その後、堰よりも上側の高さまでモールド内へ圧送された溶融金属は、引き出されることにより堰の上端よりも下側の高さまで減少される。一般に、チャネル内の溶融金属の液位は所定の組のパラメータ間で維持される。堰を越えて溢れ出ることが望ましい場合には、液位は、チャネル底部の高さよりもおそらく約12mm上側まで上昇され、また、溶融金属が引き出されるときには、液位はチャネル底部よりも約6mm上側である。幾つかのシステムは、リザーバからのおよびリザーバへの溶融金属の連続的な循環を必要とする。他のシステムは、モールドキャビティ内へと溢れ出るように液位を上昇させるだけであり、その後、溶融金属をリザーバからチャネルへ圧送する。
熱エネルギ源が除去され、また、互いに対して所望の方向でクランプされるセルプレートアセンブリが、各プレート上のプレート接続ラグの一部を適切なコネクタストラップモールドキャビティ内の溶融マスに浸漬してラグ間で溶融金属接続を行なうように位置決めされる。その後、モールド本体の1つ以上の部分に水を流通させることによりキャビティが冷却されて、冷却水とモールドキャビティ壁との接触が溶融鉛を冷却し、それにより、溶融鉛が凝固される。殆どの場合、モールドキャビティは、必要時に或いはモールド温度を監視する熱電対によって管理されるときにモールドキャビティを選択的に冷却するウォータージャケットによって一定の温度に維持される。溶融金属の冷却は、ラグの周囲の金属を凝固させる。成型されたストラップおよびポストが十分に凝固した後、それらは、金属(鉛)ストラップに融合され或いは溶接されたバッテリセルプレートのラグと共にモールドから引き抜かれ、それにより、それらの間で必要な電気的および機械的な接続が形成される。
大量生産の場合、先の処理は、通常、商業効率をもたらすために繰り返しサイクルで行なわれる。サイクル時間、すなわち、先の完成したストラップが除去される時間から次のストラップが完成されるまでの時間が理想的には最小値まで減少され、それにより、利用できる時間内で最大生産量が得られる。最適な製造パラメータを与えることによってもたらされる効率は、必要な労力、時間、および、材料の減少を含む多くの要因に起因する。サイクル時間のかなりの部分がモールド本体の部分の加熱および冷却に関与することが分かった。鉛が溶融状態に維持されなければならない時間を最小値まで減少させることにより、システムへの全体の熱エネルギ入力が減少される。また、溶融状態まで加熱されてその後に冷却されなければならない鉛の量が最小限に抑えられる場合には、熱エネルギ入力および冷却能力も減少され、それに伴って、サイクル時間、材料コスト、処理コスト等も減少する。
最適な製造パラメータは、ストラップ、タブ、および、ポストの溶接、すなわち、凝固または凍結中に溶融金属流が妨げられるような度合までチャネル壁が冷却されないようにする。これにより、モールドアセンブリに隣接するフローチャネル内に存在する溶融鉛は、鉛チャネルからモールドキャビティ内へと自由に流れることができる。モールドアセンブリの温度制御における最小精度は、エネルギ入力を所望のレベルに維持することが求められる。それにもかかわらず、堰を含むモールド全体の冷却は、後述するように不必要な場所で溶融金属の凝固を引き起こす。少なくともあまり大きくないストラップ部と同じ程度に急速にポスト、特に端子ポストの冷却を可能にするためには、モールドアセンブリの局所的温度の更に優れた制御が望ましい。これは、ポストのゆっくりとした冷却は機械的に脆弱な端子をもたらすからである。
モールド費用は、考慮中のタイプの機械において特筆すべき要因である。製造プロセスおよびシステムに入り込む他の要因のうちの1つを犠牲にすることなくモールド形態を大量に形成できる適切な鋳造を得ることは困難であった。これは、プロセスの他のポイント、例えばサイクル時間、熱エネルギ入力の量等の向上を可能にするために、労力、材料、エネルギ、または、他のコストにかかわらず、何らかのコストの増大をもたらす場合がある。大型鉛酸バッテリのために必要とされる様々なセルおよび端子の配置は、プロセスパラメータのうちの1つ以上を変えることによって達成され得る効率を損ねてモールド構造も複雑にした。
バッテリストラップ・ポストキャストオンマシンを提供するための従来技術の方法およびシステムは、例えば、1973年2月27日および1974年4月9日にそれぞれいずれも発明者Donald R.HullおよびRobert D.Simontonの名前で発行された米国特許第3,718,174号および第3,802,488号に開示されている。ここに記載されているのは、鉛酸蓄電池を形成する複数のセルのための積層されたバッテリプレートおよびセパレータがキャストオンストラップによって相互に接続される各セルのプラスおよびマイナスのプレートのそれぞれごとに対応する接続ラグを有するシステムおよびマシンである。また、各ストラップの一体部における同時鋳造のためにセル間接続または端子ポストキャストが設けられる。このタイプの従来構造は先に記載されている。従来のタイプのモールドは、モールドキャビティ内の金属が凝固されるときに溶融金属が加熱および冷却されるように循環しているチャネルを含む完全なモールドを必要とする。完全なモールドアセンブリの加熱は、非常に非効率であり、不必要に増大するサイクル時間および各サイクルで費やされる熱エネルギの量の両方に関して各サイクルにおける同じ要素の加熱および冷却の形態で熱エネルギの浪費をもたらす。
米国特許第4,108,417号は、溶融金属をモールドキャビティへ流し込むためのシステムを記載して示しており、この場合、モールドキャビティを含むモールド部分は溶融金属流チャネルから部分的に分離される。すなわち、より急速なサイクル時間を与えるとともにモールドキャビティを鋳造直前に急速に加熱して、ラグがモールドキャビティ内に配置されるときにモールドキャビティを冷却できるようにするために、モールドキャビティ壁がチャネル壁から分離される熱的な分離技術が使用される。
図1〜3に示されるように、モールドアセンブリ100(図3)は、フローチャネル(30、図3)から分離される分離部10を含む。モールドアセンブリの分離部10はモールドキャビティ16を含み、モールドキャビティの一部は、ストラップをそれが凝固された後にバッテリの端子ポストに取り付ける端子ポストまたは他の接続部、例えばタブまたはツームストーンのための1つ以上のモールドキャビティと連通する別個のフローシュート34(図3)を有してもよい。フローチャネル30からモールドキャビティ部10への熱エネルギの流れを抑制するために、分離部材、通常は何らかのタイプの絶縁材料15がモールドキャビティ部10とモールドアセンブリ100の残りの部分との間に介挿される。
1つ以上のモールドキャビティ12と端子ポストキャビティ36との間の別個のフローシュート34がバッテリ端子ポストの同時鋳造のために設けられ、それにより、キャストオンストラップに対する端子ポストの別個のその後の溶接が回避される。背景として、また、本発明のより明確な理解を与えるために、様々な特許で教示される従来の方法の更に詳しい説明を行なう。
「Lead acid storage battery and method for making same」と題されるTsuchida等の米国特許第5,776,207号は、モールドに対する熱エネルギの瞬時の正確な供給を行なうための誘導コイルを含む加熱機構の使用について説明して示している。この特許は、溶融鉛の表面が、プレートのフランジまたはラグの周囲でそのまま冷却されるときに均一の状態で凝固せず、また、ラグがモールドから除去されるときにストラップ「ウェーブ」をもたらす場合があるという問題について記載する。誘導コイル加熱は、ストラップ形態における構造的な問題を回避するために温度制御を向上させるように開示される。冷却は、水などの冷却剤の噴射によりモールドの下面に対して行なわれるように記載される。
図4および図5の断面図に示されるように、モールド部10は、別個のプレート42から下方へ延在する複数のプレートラグ44、46を受け入れるために各モールドキャビティ12を設ける。図5はプレート44を示しており、各プレート44は適切な半透過性の電気絶縁材料48によって隣接するプレート46から分離され、隣接するプレート対44、46のそれぞれはバッテリセルを備える。絶縁材料48を含むプレート42の全ては、バッテリセルアセンブリを取り囲んでラグの相対的な位置を所望の方向および位置に維持する適切なクランプによって一括して挟持される。マイナスイオンプレートのためのラグ44はプレート42の一縁部に隣接し、一方、バッテリの通常の動作中にプラスである隣接するプレートは、イオンを引き付けるために、隣接するプレートの他の縁部にある。モールドキャビティは、マイナスのプレートラグ44の全てがマイナスのラグモールド18のキャビティ12内に嵌まり込むことができ、且つプラスのプレートラグ44の全てがプラスのラグモールド19のキャビティ12に嵌まり込むことができるように、適切に位置決めされて方向付けられる(図4)。モールドは、絶縁材料15によって周囲のモールドアセンブリから分離されるように概略的に示される。
これらは、モールドアセンブリのモールドキャビティ部の分離を行なう一般に知られた方法であり、これについては、方法を教示するための米国特許第4,108,417号および第5,776,207号を参照されたい。溶融金属鋳込み方法の背景を理解するために、また、溶融金属がモールドキャビティ12へ導入されるようにゲート高さよりも高い高さへの溶融金属の上昇を理解するために、前述の米国特許第4,108,417号を参照されたい。この特許は、一般に知られる方法、および、キャストオンストラップモールドシステムのサポート要素、例えば溶融金属のためのリザーバ、冷却剤の供給、および、鋳造工程の前に熱エネルギをモールドへ導入するための手段について例示して説明している。
「Method and apparatus for casting straps onto storage battery plates」と題される米国特許第6,708,753号は、一般に、鉛をモールドへ流し込む際の熱的状態のかなりの精度の必要性について例示して説明する。この特許は、一群のプレートのラグを複数のモールドキャビティ内へ挿入して鉛をモールドキャビティ内に注入するための自動プロセスについて記載する。この特許は、バッテリセル抜き取りの前に鉛ストラップ金属を凝固するためにモールドキャビティを十分に冷却する必要性について説明する。
1984年に発行されてGNB Batteries社に譲渡された米国特許第4,573,514号は、「Electrically heatable mold and method of casting metal straps」と題されており、モールドの温度の正確な制御および鉛の連続的な流し込みを行なうモールドおよび自動的方法について記載して例示する。更なる特徴は、介在絶縁材料を有するモールドのセグメントと、成型されたストラップ・ポスト構造をモールドキャビティから押し出すことが求められるピストンロッドとの間の舌−溝(tongue−in−groove)接続を含む。金属要素間に接続を形成するためにプレートタブが溶融鉛中に浸漬されると直ぐにストラップを冷却する強制空気冷却法では、冷却時間が約30秒程度と見なされている。1つの改良は、各サイクル中に冷却とその後の再加熱とを必要とするモールドの質量を減少させるためにモールド本体のその一部のみに対する冷却を分離することに関連する。この特徴は、開示されるプロセスのために必要な温度制御を行なうように主張され、また、幾つかのプロセスが連続的に進行し得るように成型プロセスの様々なポイントに連続的なステージを設けるためのカルーセル配置も含む。
1998年に発行されてGNB Batteries社に譲渡された米国特許第5,836,371号は、「Method and apparatus for attaching terminal post straps to a battery」と題されており、ポストの鋳造前に除去されるプラスチック挿入体を使用してラグが互いに電気的および機械的に接続された後に、バッテリ端子のポストをストラップに溶接するモールドおよび方法について記載して例示する。
「Method and apparatus for casting straps onto storage battery plates」と題されるHopwoodの米国特許第7,082,985号は、鉛をモールドに流し込む際の熱的状態の適用におけるかなりの精度の必要性について例示して説明するとともに、鉛をモールドキャビティ内へ挿入するための既知の自動プロセスについて記載する。
必要とされるものは、急速に且つ効率的に溶融金属をモールドキャビティ内へ導入して該キャビティ内において一群のクランプされたバッテリセルプレートのラグの周囲で溶融金属を凝固させることができ、それにより、信頼性を高めて、サイクル時間を減少させたストラップ上で鋳造するとともに、鋳造ごとに使用される鉛の量と金属を溶融状態に維持するためにシステムへ入力される熱エネルギの量とを著しく減少させるモールドキャビティおよびプロセスである。
本発明によって与えられる重要な特徴および目立った利点は、効率的で、急速なサイクル時間を有するとともに、モールドに流し込まれる鉛に与えられる鋳造ごとの熱エネルギ入力を大幅に減少させる、これらの特徴を与えるためのポストキャストオンマシンおよびシステムのための、バッテリストラップを鋳造するための改良されたモールドアセンブリおよびプロセスを含む。また、鉛または鉛合金から作成されるキャストオンストラップをモールド内で形成するためのプロセスは、自動化されるとともに、サイクル時間と各ストラップで使用される鉛の量とを減少させる。これは、予期しない利点をキャストオンストラップ製造にもたらすとともに、以下に例示して説明する装置の本発明のプロセスを使用して製造されるキャストオンストラップごとの時間、材料、労力コストにおいて著しいコスト節減をもたらす。その1つの縁部に沿ってラグを有する蓄電池プレート上にキャストオンストラップを鋳造するための上面を含むモールドアセンブリであって、第1の高温度に動作温度が制御されて第1のモールドキャビティ側壁を含む第1のセグメントと、モールドキャビティ底面と各モールドキャビティの対向する端壁とをほぼ画定する温度制御される第2のセグメントと、第2の高温度に動作温度が制御され、底壁の底面からモールドアセンブリ上面へと略垂直に延在する第2のモールドキャビティ側壁を含む第3のセグメントとによって画定される溶融金属を受けるための少なくとも1つのモールドキャビティを備え、温度制御される前記第2のセグメントの温度が、温度制御される前記第2のセグメントを備える材料と接触する冷却ジャケットにより、前記第2のセグメントの底部の下面を冷却し、それにより、モールドキャビティ底面および対向する端壁を冷却して、モールドキャビティ内に流れ込む溶融金属をモールドキャビティ内に挿入されるバッテリプレートのラグ間およびラグの周囲で凝固するために低い温度に維持され、前記モールドキャビティ内の溶融金属を少なくとも前記第2のセグメントの温度よりも高い所定の温度を有する前記第1のセグメントの前記第1の側壁に対して晒すことにより少なくとも所定の最小量の熱エネルギを前記モールドキャビティへ入力するために、第1および第2のモールドキャビティ側壁を含む温度制御される第1および第3のセグメントに熱エネルギを与えるための熱エネルギ入力手段を備える、モールドアセンブリが提供される。
広い範囲の本発明は、モールドアセンブリの少なくとも2つの、好ましくは3つの部分に温度差を有する分割鉛キャストオンストラップ(「CoS」)モールドを備え、本明細書中ではマニホールドセグメントおよび中央セグメントと称される2つの側部が中央セグメントに対して高い温度にある。マニホールド、随意的には中央セグメントは、これらのセグメントを高い温度レベルに維持して金属を溶融状態に維持するために熱エネルギ入力を備える温度制御を有し、そのため、溶融金属は幾つかのバッテリプレートのラグへと流れることができ、また、モールドキャビティセグメントは、モールドの温度を所定の温度間で冷却するために冷却ジャケットを有し、その場合、モールド内の溶融金属は、モールドキャビティ内の溶融金属を凝固させてキャストオンストラップを形成するために低いレベルに維持される。理想的には、第1のマニホールドセグメントおよび第3の中央セグメントである2つのセグメントのそれぞれがモールドキャビティのうちの少なくとも1つの壁を画定し、それにより、キャストオンストラップサイクルの全体にわたって維持されるモールド部よりも高い温度を有する少なくとも1つの壁からモールドキャビティへ熱エネルギ入力が行なわれる。広い範囲において、本発明の装置および方法は、モールドキャビティの壁に隣接して該壁を画定する高温隔壁のうちの少なくとも1つを含む。更なる特徴は、第1のセグメントすなわちマニホールドセグメントにおけるその位置に起因して高温に維持される小さな鉛体積のゲートまたは堰構造を有するモールドキャビティを与えることができる能力を含み、それにより、その能力にわたって、より効率的で清浄な流れが可能になるとともに、低温隔壁に対して高温に晒されるキャビティの比率が良好になる。
以下、添付図面を参照して、本発明を更に詳しく説明する。
図1〜5に関して前述した従来の方法および形態は、以下で更に詳しく説明される本発明における背景を与える。本発明のモールドアセンブリと前述した引用文献のモールドアセンブリとの間には共通の主題が存在する場合があり、また、説明または説明図に重複がある場合、バッテリキャストオンストラップ装置およびプロセスの知識を有する者は、これらの引用文献の教示内容の一部が適切な場合には本願に組み入れられ得ることを理解する。溶融金属を上方に露出されたモールドキャビティへ圧送する従来の溶融金属法、例えば米国特許第4,108,417号に記載されるような溶融金属法、および、本発明との類似点を含んでもよいフローチャネル構造は、参照することによって本願に組み入れられたと見なされるべきである。
重要な特徴および明確な利点は、この出願において説明され、また、図6〜8に示されるモールド形態によって説明される。図6および図7を併せて参照すると、図6は、モールドアセンブリ100の中央領域の斜視図を示しており、また、図7は、幾つかの更なる要素が構造を完成させるように示される図6の形態の平面図を示している。モールドアセンブリ100は、アセンブリをより容易に識別できるように示す目的で部分断面として図6に示される中央領域を画定するように長手方向に延在する幾つかのセグメントに分けられる。完全なモールドアセンブリ100に存在する幾つかのセグメントは図6に示されておらず、例えば図7にはマニホールドセグメント110’が示されている。
図8は、図6、7に示される更に完全なモールドアセンブリ100の部分切断図であるが、一方、図6に示されるモールドアセンブリは幾つかのモールドキャビティ112、112’の斜視図であり、図8の詳細な切断図は、モールドキャビティ112のうちの2つだけと、隣接するモールドキャビティ112’の部分側壁部とを示している。図8の詳細切断図の描写は、モールドキャビティ構造の性質および重要な本発明の特徴についての以下の議論を簡略化する。しかしながら、切断図は、より大きな更に完全なモールドアセンブリ中央領域110の簡単な概略図であるため、本明細書中の議論は図6、7に示されるモールドキャビティにも当てはまり、また、実際には、本発明の概念を利用するモールドキャビティを含む任意の他のバッテリ形態にも当てはまる。
本発明の重要な特徴のうちの1つは、モールドキャビティ112の1つの側壁を画定するためのマニホールドセグメント110の一部である側壁の開口、および、キャストオンストラップを行なうためにモールドアセンブリの動作中にモールドキャビティ内への熱エネルギの流入を許容するための他のセグメント、すなわち、中央セグメント160と反対側の側壁の随意的であるが好ましい対応する開口である。図6、7に示されるように、複数の全部で12個のモールドキャビティがモールドアセンブリ100の上面に配置される。前述した図4および図5における従来技術のキャストオンストラップ接続に関して示されるように、モールドキャビティ112、112’は、バッテリセルの個々のグリッドまたはプレートのラグの接続点を与える。ラグは、周知のように、鉛または他の溶融金属と共に溶接される。12個のキャビティのうち、モールドアセンブリ100は、プラスおよびマイナスのバッテリポストを与えるためにモールド延出部136を含むモールドキャビティの列の最後における特殊なモールドキャビティ118も備える。プラスおよびマイナスのグリッドまたはプレートのそれぞれのラグは、例えばプラスプレートのために配列されているそれらのそれぞれのキャビティ112内およびマイナスプレートのためのモールドキャビティ112’内で溶接される。
図6および図7のモールドアセンブリ100は、本発明のモールドキャビティ構造を使用する単一の車両バッテリのための配置を特徴としている。しかしながら、モールドアセンブリが複数のバッテリのために十分なモールドキャビティ112、112を含むことが好ましく、より効率的であると考えられる。例えば、2つのバッテリのためのストラップが同時に鋳造されてもよく、これには24個のモールドキャビティを有する構造(図示せず)が利用され、そのうちの4個は、例えば米国特許第5,520,238号の図1に示されるモールドアセンブリのバッテリポストモールド延出部を含む。この形態では、それぞれのモールドが2つのバッテリを完成させるために2つの別個のプレート構造を形成するが、幾つかのケースでは、製造メーカーが1つのバッテリだけを形成するモールドを使用することを選択する場合がある。この説明では、説明を簡単にするために1つのバッテリだけのための構造が取り上げられるが、好ましい方法は、周知のように、二重バッテリモールドを使用するようになっている。同様に、当技術分野において周知のカルーセル型配置、例えば前述した米国特許第6,708,753号に記載されるカルーセル型配置を利用できるが、本発明のモールドキャビティ構造は、より効率的な動作および更に急速なサイクルタイムをもたらすために後述する本発明の特徴を含むように使用されてもよい。
図6は、モールドキャビティ112の第1の列に対して溶融金属を供給するために溶融金属フローチャネル102を含む開放上端を上面に備えるマニホールドセグメント110を示している。図6は、第1のモールドキャビティ112とは反対側に配置されて中央セグメント160によって分離されるモールドキャビティ112’の第2の列に対して同じ機能を与えるためにモールドアセンブリ100の後側に同様の構造を有する対応するマニホールドを示していない。しかしながら、この第2の溶融金属フロー供給チャネル110’は図7の平面図に示されている。これは、中央セグメント160に隣接するモールド形態が本発明の重要なかなりの部分であると考えられるからである。いずれにせよ、フローチャネル102がマイナス電極モールドキャビティ112の第1の列に対して与える機能と同じ機能をプラス電極モールドキャビティ112’の第2の列に与えるために、図7に示されるそのようなマニホールドセグメント(図6に示されない)がモールドアセンブリ100の後側に存在することは言うまでもない。
本発明の目的のため、マニホールドセグメント110’(図7)は、その構造および動作を含めて、後述するマニホールドセグメント110とほぼ同じであると考えられてよい。無論、本明細書中に記載される概念を依然として利用するバッテリ形態の特定のタイプを受け入れるために、想定し得る改変または変形がモールド構造に対してなされてもよい。1つのそのような改変は、溶融金属リザーバ(図示せず)への共通のマニホールドアクセスを行なえるように、図7に示されるような両端ではなく、フローチャネル102の同じ長手方向端部に、溶融金属流入口104を含んでもよい。第2のマニホールドセグメントは、モールドアセンブリセグメント110の鏡像に類似し得るが、図7に示されるようにその完全な鏡像である必要はない。異なるモールドアセンブリおよびフローチャネル構造を必要とする他の想定し得るバッテリ形態が考えられてもよく、また、これらは、実際のモールドアセンブリ構造がこのモールドアセンブリ構造のために考えられ得るものと異なる場合があるにせよ、本発明によって包含されると考えられる。
ここで、図6および図7を参照すると、当技術分野において周知の鉛または鉛合金などの溶融金属は、一般に、溶融金属流入口104を介してフローチャネル102内へ導入され、フローチャネル102に沿って流れる。谷部が、外壁105と、壁105とは反対側のマニホールドセグメント110の縁部に沿って配置される島107によって画定される一連の壁とによって画定され、また、長手方向端部に見出される他の外壁部105’が更にフローチャネル102を画定する。島107間には複数のフローシュート106が存在し、それぞれのフローシュートは、フローシュート106をモールドキャビティ112から分離するゲートまたは堰108で終端する。堰108は、マニホールドセグメント110のそれぞれのモジュールモールドキャビティ112に面しており、同様に、モールドセグメント110’のモールドキャビティ112’にも面している。2つの別個のモールドセグメント110、110’の構造および動作はほぼ同一であるため、議論を図6および図7の両方に示されるセグメント110の議論に限定するが、言うまでもなく、その議論をモールドセグメント110’にも適用できる。フローチャネル102は、流入口104とは長手方向で反対側のフローチャネル102の端部に配置される対応する溶融金属流出ポート109も含む。
外壁105、105’および島107はそれぞれ、図示のようにモールドアセンブリ全体にわたって共通の面内にあってもよいモールドアセンブリ上面111へと上方へ延在する。通常の動作中、フローチャネル102は、溶融金属が流入口104から流出ポート109へと流れるように形成される谷部を画定する。したがって、フローチャネル102内に収容される任意の溶融金属は、直立壁105、105’および島107によって画定される谷部を通じて流れて、それがチャネル102から出ることができる流出ポート109へ流れ続ける。この形態は、フローチャネル102およびフローシュート106内の溶融金属の液位を制御する必要があるため、望ましい。また、この形態は、溶融金属温度が所定温度に維持されるリザーバ(図示せず)に対して流出ポート109が接続されることから、溶融金属の連続的な循環が異常を減らして溶融金属を流動状態に維持するため、望ましい。
チャネル102の溶融金属流入口104は、フローチャネル102内の溶融金属の垂直液位を選択的に増大または減少させることができるポンプまたは他の鋳込み機構によって制御される。制御機構は、ポンプ、または、当技術分野において周知の他のそのような装置、例えば前述した米国特許第4,108,417号に記載される装置であってもよい。流れ機構のための制御は、外壁105、105’および島107によって画定されるモールドアセンブリ上面111の高さよりも十分下側に溶融金属の液位を維持するために必要とされる。フローチャネル102内へ圧送される溶融金属の液位が特定の液位を超えるのに十分である場合、溶融金属は、それが堰108に達するまで、フローチャネル102から側方へとそれぞれのフローシュート106に沿って流れ続ける。
一般に、溶融金属の液位は、ラグが溶融金属中に浸漬される溶接ステップ中に低液位に維持される。すなわち、溶融金属の液位は、溶接サイクルの開始時、フローチャネル102の底面101およびフローシュート106の底面103よりも約6mm上側の高さに維持されてもよい。この液位は、堰108の上端の高さよりも下側である。溶接サイクルの第2の段階では、溶融金属の液位が、流入口104を通じたポンプ作用により、一般に12mmの液位まで上昇されてもよい。この液位は、堰108の最大高さよりも上側であるが、モールドアセンブリ100の上面111の高さよりも下側である。
フローシュート106のそれぞれは、フローチャネル102からモールドキャビティ112内への流体連通をもたらし、また、溶融金属の液位の上昇により、溶融金属が堰108を越えて溢れ出る。フローチャネル102内の溶融金属の液流が更に高い液位まで上昇されると、各フローシュート106の側壁は、溶融金属流を該液流が堰108に達するまでフローシュート106に沿って方向付ける。堰108は、シュートに沿う更なる流れを妨げて、溶融金属がチャネル106に沿ってそれ以上流れ続けないように保ち、それにより、溶融金属がモールドキャビティ112へと流出することなくシュート106内に維持される。しかしながら、溶融金属の液位が堰108の上縁の高さを越えるまで上昇され続けると、溶融金属は、堰108を越えて溢れ出し、モールドキャビティ112内に流れ込む。無論、溶融金属の液位は、過度に高い液位まで、例えばモールドアセンブリ100の上面111に達する或いは上面111を越えて溢れ出る程度の高さの液位まで上昇しないようにポンプ制御によって抑制される。しかしながら、堰108の上端の高さは上面111よりも十分に下側であるため、溶融金属は堰108の縁部を越えて流出し続けることができるが、溶融金属の液位はモールドアセンブリ上面111を越えて流れることはできず、そのため、モールドアセンブリ100に損傷をもたらすこともなく、および/または、近くに立っている誰かに負傷を負わせることもない。
図6に示されるモールドアセンブリ100を参照すると、また、図8のモールドアセンブリの一部の概略的な細部も参照すると、マニホールドセグメント110は、堰108が通じるモジュールモールドキャビティ112に直接に隣接して示されている。より容易に思い浮かべることができるように、以下、図8の詳細な概略図について説明した後、概略的に示される部分200について、それが関係するように図6および図7に示されるモールドアセンブリ100のより完全な中央部分との関連で説明する。言うまでもなく、図8に示される概略的なモデルは図示のように単一の2モールドキャビティ部分構造のための実際の構成を与え得るが、図は、本発明のモールドキャビティの動作および構造およびその加熱および冷却の方法を示すために殆ど例示的な目的で与えられている。図6〜8に示される要素に十分な類似性が存在する場合には、同一の識別数字が使用される。例えば、壁構造105および島107は形状および方向性が幾分異なる場合があるが、これらは図面の全体にわたって同じ数字により特定される。
一般に200で特定される図8のモールドアセンブリの概略図はモールドキャビティ112を含み、モールドキャビティ112は、堰108が配置される第1の側壁132によって、略六面体形状のモールドキャビティ112の両側にあって大部分が中央セグメント140の一部である2つの対向する端壁142、144によって、および、中央セグメント160の一部である第2の側壁162によって画定される。モールドキャビティ112は、端壁142、144間で延在してモールドキャビティセグメント140に大部分が配置される底面143によって更に画定される。タブ開口またはウェル121が、図8に輪郭を成して示されており、隣接するモールドキャビティ112の底面143よりも下側で延在している。典型的な配置では、端壁のうちの一方、すなわち、142または144のうちのいずれかが底面143で終端し、一方、対向する端壁がタブウェル121を含む。この形態では、隣接するモールドキャビティ112は、端壁142と、対向する端壁142と連続する隣接するモールドキャビティ112とに連続するように、タブウェル121を含む。したがって、タブウェル121を有する端壁が142であり、対向する壁が壁144として特定される。モールドキャビティ112’に関しては端壁142’、144’の一部だけが見えるが、図7、13を参照して以下で説明される接続タブ172の一般的な輪郭が示される。モールドキャビティ112は、モールドアセンブリ100の上面111よりも上側で上端へ向けて開放している。
フローチャネル102およびフローシュート106の容積は知られているため、流入口104と出口ポート109との相対的な圧送能力を調整することによってフローチャネル102内の溶融金属の液位を制御できる。フローチャネル102内および供給シュート106内の液位がより高いポイントで、例えば堰108の上縁よりも高い高さで望まれる場合には、流入口104がより多くの溶融金属をフローチャネル102へ圧送するように仕向けられ、および/または、出口ポート109が圧送を停止し或いは圧送を少なくする。角部または他の領域での溶融金属の凝固または突起形成を回避するのに役立つように、システムを通じた溶融金属の一定の流れが望ましい場合がある。フローチャネル102内の溶融金属の内部液位のより迅速な制御および変更のため、底面101の適切な位置にフローチャネル102に沿って幾つかの更なる流入口104(図7に仮想線で示される)が配置されてもよく、また、その流入口に隣接して幾つかの出口ポート109(図7に仮想線で示される)が配置されてもよい。流入口104および出口ポート109は、理想的には、それらを通じたポンプ作用が同時にタンデム状態で働くように、マニホールド形態で互いに接続されて、溶融金属リザーバ(図示せず)と流体連通する。
ここで、図6〜8を参照すると、モールドキャビティセグメント140が中間セグメント130に直接に隣接しており、中間セグメント130それ自体はマニホールドセグメント110に隣接している。中間セグメント130は、マニホールドセグメント110とモールドキャビティセグメント140との間に介挿されて示されている。しかしながら、図6を参照すれば分かるように、中間セグメント130は、後述するように、その熱エネルギ入力火力機能に起因して、モールドアセンブリ100の本体内へと部分的にのみ下方へ延在する。同様に、中央セグメント160もモールドアセンブリ100の本体内へと部分的にのみ下方へ延在する。また、以下で更に詳しく説明するように、セグメント130、160はいずれも、2つのそれぞれの側壁132、162の熱入力・温度レベルを所望の所定のレベルに維持するように機能する。
様々なセグメント110、130、140、160間に著しい温度差が存在することが考えられ、それは本発明の一部である。したがって、適切な断熱材料を備える平面フィルムまたはマット115が、任意の2つの隣接するセグメント110、130、140、160の隣り合う各表面同士の間に介挿される必要がある。任意の適した断熱材料、例えば前述した米国特許第4,425,959号に記載される断熱材料と同様の断熱材料、または、高温、一般的には400℃を超える温度に耐えることができる任意の他の適した断熱材料が利用されてもよい。断熱材料は、セグメント間に適切な断熱特性を与えつつマット115の厚さが可能な限り小さくなるように低い熱伝導率を有することが重要である。これによっても、動作中に必要に応じて溶融金属に直接に熱を伝える能力を備える各セグメントの壁、例えば壁132、162は、モールドキャビティ112内の隣接する溶融金属と最大限に直接に接触することができる。すなわち、マット115の厚さを可能な限り小さく維持することにより、溶融金属に晒されて溶融金属と接触するセグメント間の表面領域が最小となるが、この表面は、その低い熱伝導率に起因して、熱伝達能力を全く与えない。一般に、マット115の厚さは約0.005”(0.13mm)〜約0.100”(2.54mm)の範囲内にあり、この場合、厚さは前記範囲の下端へ向かう方が好ましい。無論、使用されるバッテリ形態に応じて、異なる厚さのマット115も想定し得る。
なお、底面143および端壁142、144の大部分はモールドキャビティセグメント140に配置され、モールドキャビティセグメント140は、各モールドキャビティ112の容積の大部分を底面143よりも上側の壁142、144間に組み込む。モールドキャビティセグメント140は、関連するマニホールドセグメント110に隣接する中間セグメント130に直接に隣接する。
本発明のCOSモールドアセンブリ100は、バッテリのプラスおよびマイナスのグリッドまたはプレートのラグを接合するために、溶融金属、または、大部分が鉛である合金を利用し、そのそれぞれの対は、図4、5A、5Bに示される既知のプロセスおよび構造と同様のセルを共に備えている。例えば、図8の概略図では、ラグ44(図4)と同様のマイナスラグがモールドキャビティ112の1つの組の中に配置され、また、プラスラグ46がモールドキャビティ112’(図6)の他の組へと流し込まれた溶融金属槽の中に配置される。このプロセスは、ラグ44、46間におよび1つ以上のバッテリポスト(図8に示されない)に対して適切な溶接部を形成するために所定量の熱エネルギを必要とする。過度な熱エネルギ入力を不要にしつつ良好な溶接を行なうのに十分な熱さに鉛を維持するためのシステムへの熱エネルギ入力の減少は、業界における定められた目標であり、温度が前述したレベルまで上昇するこのモールドアセンブリ形態によって満たされる。
本発明のCOSモールドは本質的に3つの領域を有しており、それらの領域の一部は前述したセグメントを複数備えてもよい。例えば、中間セグメント130およびマニホールドセグメント110は一体のセグメントであってもよいが、これらは、より高い温度をモールドキャビティ112の側面に与えることができるように別個であることが好ましい。これらの領域のうちの2つ、すなわち、マニホールドセグメント110と中間セグメント130との組み合わせを備える領域は、単一のセグメント領域として示されていないが、そのような形態で使用できる。2つの別個のセグメントが使用される場合には、2つのセグメント110、130の温度が異なるレベルに維持されてもよい。例えば、マニホールドセグメント110の温度は、溶融金属を溶融した流動状態に保つのに十分なレベルに維持され、一方、中間セグメントの温度は、モールドキャビティ112内への射出直前に溶融金属を更に高い温度まで加熱するために更に高い温度に維持されてもよい。溶融金属がモールドキャビティ112に入る際の溶融金属温度が高ければ高いほど、溶融金属が堰の上縁を越えて溢れ出て溶融金属がキャビティ112に流れ込むときにモールドキャビティ内へ挿入されるラグ44、46間で良好な溶接を行なうことができる。他の領域はモールドキャビティセグメント140と中央セグメント160とを備える。モールドキャビティ112、112’の容積の大部分をその中に含むこれらの2つのセグメントは、第3のモールドキャビティセグメント140の温度よりも本質的に高い温度に維持される。
モールドキャビティ112がより高い温度のセグメントの一部である側壁を含むという概念は、本発明の欠くことのできない部分である。モールドキャビティ容積、および、モールドキャビティに流し込まれるその後の溶融金属は、壁132、162に晒され、そのため、キャビティ内へのおよび該キャビティ内に流し込まれる溶融金属への更なる熱エネルギ入力を与える。2つの側壁によって与えられるモールドキャビティへの熱エネルギ入力は、鋳込みステップおよび溶接ステップにおいてモールドキャビティ内の溶融金属への加熱能力を高め、それにより、大型バッチの或いは過剰な質量の金属をモールドキャビティ112、112’内に要するという要件を伴うことなく、ラグ間で良好な溶接が行なわれる。
また、熱エネルギの更なる入力が必要であると見なされる場合、2つの熱的に高いセグメント130、160の一部を構成するキャビティ側壁132、162は、モールドキャビティ112の部分だけである必要はない。図6〜8に示されるように、側壁132、162はモールドキャビティ112の端部に直接に接しておらず、底壁および端壁の小さい部分がそれぞれセグメント130、160の更なる部分によって侵入される。これらは、それぞれが例えば端壁142、144および底面143の一部を形成する幾つかのスライスまたは張り出し146、166の形態をなし、壁132、162に直接に隣接している。これらは、幾分か三角形の形状を成すが熱的に高いセグメントの一部であるスライス146、166をもたらし、それにより、必要に応じて、更なる熱エネルギをモールドキャビティ112に入力できる。同様に、モールドキャビティ112の底面143のスライスまたは張り出し147は、中間セグメントの一部でもあり、更なる熱をキャビティへ導入できる。
スライス或いは張り出し146、166、147、167における幅または更には必要性は、ラグ挿入ステップ中に金属の溶融状態を維持するためにキャビティ112で必要とされる熱エネルギの量の初期計画の考慮に依存する。図12で最も明確に見えるのは、張り出し147とは反対のキャビティの側にある同様の張り出し167であり、この張り出し167は中央セグメント160と一体である。本発明を理解する人であれば分かるように、張り出し或いはスライスの幅は、所望の状態、ストラップのために必要とされ得る溶融金属の量、および、他の検討材料に応じて変えることができる。側壁132、162と底面143および端壁142、144の一部とを通じて熱エネルギを与えることができる能力は、特定のキャストオンストラップを必要に応じて受け入れてパラメータを最適化するための形態をこの知識を有する者が設計できるようにする形態に対して柔軟性をもたらし、それにより、必要とされる熱エネルギ入力、および、バッテリの製造で使用される鉛の量が減少される。
図6〜8に最も明確に示されるように、2つのセグメント130、160は第3の真ん中のセグメント140の側面に位置する。例えばモールドセグメント140と隣接するセグメント130、160との間に断熱マット115を含めることによって領域を分離してモールドセグメント140を断熱することにより、モールドアセンブリがセグメント間の温度を制御できる。マニホールドセグメント110のための温度は、溶融金属が流体を維持してフローチャネル102により形成される谷部を通過できるように、約420℃から約460℃までの範囲内に維持されるが、より一般的には、約450℃に維持される。溶融金属は、溶融金属流入口104を通じて上方へ圧送されて、フローチャネル102に沿って溶融金属流出口109へ向けて流れる。一般に、溶融金属(大部分が鉛)は、動作中に熱の連続的な印加によって金属を溶融状態に維持するリザーバ(図示せず)からポンプまたは他の手段によって引き上げられる。同様の構成が前述した米国特許第4,108,417号に記載され、また、適切な場合には、そのプロセスの理解を得るために、この特許の教示内容を参照することにより本願に組み入れる。
他のセグメント130、110、140’等の温度も特定の温度の所定の範囲内に維持される。中間セグメント130は、約300℃から約500℃までの範囲内、より好ましくは約430℃から約450℃までの範囲内の高い温度に維持され、中央セグメント160の温度は、貫通穴119内に挿入される加熱コイル(図示せず)などの適切な加熱機構によって、約200℃〜約400℃、好ましくは約250℃に維持される。モールドキャビティセグメント140の温度は、水流入ポート150(図6)を含む冷却ジャケットにより、110℃〜150℃の範囲内の一定の温度、好ましくは約120℃に維持される。モールドキャビティセグメント140の壁142、144および底面143の表面温度は、より高い温度の中間セグメント130から溶融金属を直接に流し込むことにより溶接ステップの直前に増大される。これは、各ラグ間に良好な溶接を形成するように十分に熱く溶融金属を維持しなければならないからである。ラグ44、46が(図12に示されるように)それらを上から落とすことにより溶融金属中に浸漬されると直ぐに、開口150を貫通して延在するウォータージャケットによって溶融金属が冷却され始め、それにより金属が凝固し、その結果、この鋳造ステップで良好な溶接が形成される。モールドキャビティ部分の温度は、溶融金属がラグ44、46の周囲で凝固させられる鋳造ステップ中に再び約120℃まで下げられる。
前述したように、マニホールドセグメント110は、本質的に、溶融金属をシュート106を通じて流し込んで、システムが溶融金属液位を堰108から溢れ出るように十分高く上昇させることにより、鉛などの溶融金属を図6〜7に示されるモールドキャビティ112、112’内へ供給する。露出された側壁132、162が幾らかの熱エネルギを金属に加える間、それにもかかわらず、溶融金属は、セグメント130、160からのこの連続的な熱エネルギ入力にもかかわらず、モールドキャビティ112内においてラグ44、46(図4)の周囲で完全に凝固する。驚くべきことに、モールドキャビティ全容積内で冷却が起きないにもかかわらず、加熱された側壁が例えば図1〜5Bに示される従来技術の装置において進行するほど鋳造プロセスに著しく影響を及ぼさないことが本発明者らによって見出された。すなわち、従来技術では、モールド全体、すなわち、モールドキャビティの底部および4つの壁の全ての冷却は、完全なキャストオンストラップを得ることが求められる。しかしながら、本発明のモールドキャビティ形態は、冷却作用だけが底面143および端壁142、144或いはその主要部分だけに適用されることによって、凝固されたストラップを与える。本発明に係るモールドアセンブリ100の3つの表面の一部だけに沿うこの冷却作用は、十分な熱冷却を行なって、鋳造プロセス中にストラップを完全に凝固させる。更なる加熱または冷却能力が必要とされる場合には、図8に示されるように、加熱コイル(図示せず)または冷却水の挿入のための更なるポート、例えばポート180が設けられてもよい。システムおよびモールドアセンブリ100に与えられる熱エネルギ入力および冷却能力は、遠隔的に制御されてもよく、所定の温度を維持することが求められる別個の表面と接触した状態に配置される熱電対などのセンサによって監視されてもよい。
驚くべきことに、それにもかかわらず、本発明のモールド構造では、モールドキャビティ表面のうちの3つだけ、すなわち、端壁142、144および底面143を冷却する冷却ジャケットにより、溶融金属がモールドキャビティ112内で完全に凝固する。これは、冷却ジャケットにより与えられる冷却能力がモールドキャビティ112内の溶融金属の全質量を冷却するのに十分だからである。ラグ44、46を溶融金属中へ挿入するステップ中にラグ44、46間の溶接が成された後、モールドキャビティセグメント140は冷却ジャケット温度まで戻る。これは、冷却水が冷却ジャケットを通じて連続的に圧送されて、モールドキャビティセグメントが約120℃まで冷却されるからである。金属がキャビティ112内に流し込まれた後の最初の僅かな瞬間内に溶融金属が表面142、144および底面143との接触点で凝固され始めると考えられ、そのため、溶融金属がモールドキャビティ112内に入った直後にラグが金属中に浸漬されることが重要である。このプロセスの所要のタイミングは、サイクルを更にスピードアップさせ、サイクル時間を減らす。
溶融金属の冷却がほぼ瞬間的に始まるため、初期凝固後の金属の熱エネルギ伝達特性は、側壁132、162に隣接する側面でヒートシンクプロセスにより金属を冷却する。加熱された表面と接触している側壁132、162と接触するキャストオンストラップのストラップ表面は、それらが固体の形態を成すにもかかわらず、ストラップ表面を僅かに可鍛性が高い状態のままにするゆっくりとした相転移を受け、それにより、キャビティ112、112’のそれぞれからのキャストオンストラップの更に容易な除去が可能になる。
側壁接触によってモールドキャビティ112、112’内へ熱エネルギを与える或いは導入する他の更なる利点は、「適切な」溶接を形成するために必要とされる溶融金属の量の著しい減少である。従来技術のモールド構造は、モールドキャビティ全体を低い温度相に維持する必要があり、それにより、キャビティ内への溶融金属の流入があるときに、高い熱エネルギ容量を単に維持するための大量の溶融金属が、モールドキャビティ内の溶融金属の温度をそれぞれのラグ44、46間に達するのに十分な流動状態に維持するために必要とされる。モールドキャビティ内へ流し込まれる溶融金属の量の任意の減少は、適切な溶接を形成するために必要な全てのラグ位置へと溶融金属が達する前に金属の凝固の危険をもたらす。この起こり得る事態を回避するためには、導入される鉛または溶融金属の量が特定の臨界レベルを上回らなければならず、それにより、ラグ間の必要な接触を与えない可能性が回避される。
本発明のモールドアセンブリは、多くの理由のため、従来技術のモールドアセンブリに対して著しい改善を与える。隣接する中間セグメント130、160の熱的に高い(450℃)側壁と接触する側壁によって熱エネルギをモールドキャビティ112、112’へ導入することにより、完全な溶接を形成するための十分な熱エネルギが与えられる。また、従来技術は、溶接ステップ中に流体特性を保つために過剰な質量の溶融金属に依存するため、側壁142、144からの熱エネルギ入力は同じ機能を与えるが、モールドキャビティ内で必要とされる鉛または溶融金属の量は著しく少ない。セグメント130、160の加熱された側壁132、162は溶融金属を高い度合の流動状態に維持し、それにより、溶融金属は、ラグ44、46間で非常に容易に流れることができるとともに、適切な接触がなされない危険を回避するのに十分な深さまでラグのそれぞれに対して溶接を形成することができる。ラグ間の溶接を完了するために必要な鉛の量の減少は、各キャストオンストラップごとに使用される必要がある溶融金属が少なく、鋳込みステップ前に溶融金属を流動状態に維持するために必要とされる熱エネルギが少ないという利点をもたらす。
具体的には、必要とされる溶融金属の量が著しく減少され、それにより、使用される鉛または溶融金属合金、および、各サイクルごとに必要とされる熱エネルギの量をいずれも著しく節約できる。したがって、モールドキャビティ112、112’を従来技術において周知の標準的なストラップよりも著しく小さくできる。例えば、従来のストラップの幅を標準的な22mm(約7/8”)からたった約15mm(約5/8”)へと減らすことができるのが分かった。また、ストラップの厚さも約7mm(約1/4”)から約4mm(約0.150”)〜6mm(約0.270”)の範囲、好ましくは約4.0〜4.5mm(約0.177”)の範囲へと著しく減少させることができる。ストラップ厚さを減らすことにより、図11および図13の断面図の比較から明らかなように、モールドキャビティ112の深さを従来の深さから同様に減らすことができる。
ここで、図9および図11を参照すると、標準的な寸法を有する従来のキャストオンストラップ170が示されている。ストラップ本体は、それに埋め込まれるラグ44、46と、隣接するストラップを互いに接続するとともにポストに接続するために使用されるタブ172とを含む。図11に示されるように、溶融金属槽が前述したように最初に標準的なモールドキャビティ12内に流し込まれ、また、例えば図5Aに示されるようなプレート42とラグ44、46と断熱材料48とを含むプレート形態がモールドキャビティ12内の溶融金属98の表面99へ向けて下降され、それにより、ラグ44、46の端部が表面99よりも下側の溶融金属槽中に浸漬されるようにされた。熱い溶融金属98と冷たいラグ44、46との間の温度差は、溶融金属の温度を即座に低下させる。これは、ラグもヒートシンクとして作用し、それにより、熱エネルギが溶融金属からラグ44、46の上側のプレートへ向けて引き出されるからである。現在のモールド構造を用いると、溶融金属の温度は、溶融状態から固体状態への移行時に急激に下がる。従来技術の装置が溶融金属98に対して十分な流動性を与えるためには、金属がラグ44、46間で流れてそれによりキャストオンストラップ170でラグの良好な溶接および接触がもたらされるべく金属が十分に熱く維持されるように、接続のために最終的に必要とされるよりも多くの質量の溶融金属98をモールドキャビティ12内に流し込まなければならない。標準的な寸法は、前述したように、約22mmの幅、および、約7mmの厚さである。
本発明のモールドキャビティ形態は、図10、12、13に示されるように、キャストオンストラップに対して異なる形状をもたらす。寸法を幅が約15mm(約5/8”)となるように減少させることができ、また、ストラップ厚の厚さを約4.5mm(約0.177”)まで減らすことができ、更に、寸法は、プラス接続およびマイナス接続のために両側でラグ間の適切な一貫した機械的および電気的な接続を与える。本発明では、接続を行なうために従来のモールドにより使用される大量の溶融金属が必要ない。これは、溶融金属をラグ44、46間に浸透させる温度を維持するために多くの溶融金属が必要とされないからである。この結果は、モールドキャビティセグメント140の温度よりも著しく高い温度の側壁132、162との直接的な接触により本発明のモールドキャビティ112内の溶融金属へ熱エネルギを導入できる能力の直接的な帰結である。補償ファクタは、熱エネルギをもはや溶融金属の質量中に内的に含ませる必要がないということである。十分な量の熱エネルギを与えるための過剰な鉛の必要性はもはやない。これは、側壁132、162と直接に接触する溶融金属を通じて熱エネルギが入力されるからである。正確な制御された温度管理を行なうことができるこの能力により、キャビティの幅を調整できるとともに、ストラップの最終的な厚さを減少させることができる。
モールドキャビティからのストラップの除去を更に容易にするために、モールドキャビティ112、112’の側壁132、162のそれぞれおよび端壁142、144は、垂直線に対して傾けられ、底面143からモールドアセンブリ表面111へ向かう方向で発散している。これは、図9および図11に示されるように、ストラップが凝固した後のストラップの従来の形態と同様である。しかしながら、2つの側壁132、162における熱エネルギによって成型されたストラップに与えられる有利な表面品質により、よりコンパクトな形状をストラップに与えるために傾斜度合が減少されてもよい。例えば、傾斜は、モールドキャビティからストラップを迅速に且つ効率的に除去できる能力に影響を及ぼすことなく、垂線から15°からたった10°へと減少されてもよく、或いは更には、垂線から7°の小ささまで減少されてもよい。容積に関しては、各ストラップで使用される溶融金属の減少によって実現される節約量を容積で1/2にすることができる。
ストラップの効率的な除去に更に役立つように、その開口136が示されるコネクタポストを有する2つの両端のモールドキャビティ118(図7)は、ポストが開口136内で鋳造された後にポストを押し出すために1つ、好ましくは2つのオフセットしたエジェクタピンを利用してもよい。エジェクタピンは、キャストオンストラップをモールドアセンブリから除去する既知の方法であるが、この形態においても、これらがモールドキャビティ112からのストラップ170の除去で利用されてもよい。より高い温度にある加熱された側壁132、162の本発明の特徴は、ストラップが更に容易に引き出されるように可鍛性が更に高い摺動面をストラップに与えるとともに、大きな労力を伴うことなくエジェクタピンがそれらの機能を果たすように可鍛性が更に高い摺動面をエジェクタピンに与える。
本発明のモールドアセンブリ100の他の利点および目立った特徴は、より高い温度にある壁132、162の使用により、堰も高い温度にあるという点において、完成した凝固ストラップをよりきれいに除去できることである。図12に示されるように、モールドキャビティは3つの別個の部品を成し、各部品は、モールドキャビティ112のための表面を与える3つのセグメントによって画定される。溶融金属が別の実施形態の堰208を越えて溢れ出るにつれて、また、溶融金属を冷却して溶融金属を凝固させた後、中間セグメント130の熱エネルギが熱源を堰208に与え、それにより、溶融金属は堰208の上縁209から直ちに遠ざかって、フローシュート206へと流れ戻ることができる。これにより、フローシュート206で凝固する任意の溶融金属が断ち切られ、これは堰208の形状によって更に容易にされる。
図示のように、堰208は、ラグが下降されてモールドキャビティ内の溶融金属中に浸漬されるときに溶融金属流が堰208から離れて流れるようにする、より鋭利な縁部209を含む。ラグの体積が溶融金属を押し退けるにつれて、溶融金属はフローシュート206へと流れ戻る。その後、溶融金属がポンプ機構(図示せず)によってフローシュート206から引き出され、溢れ出た流れは、モールドキャビティ内の溶融金属の凝固時に流体のままであるが、高温中間セグメント130の一部であるキャビティの部分では溶融状態のままであり、したがって、張り出した残留物(例えば、従来技術の装置の図11に示される残留物97)が結果として生じない。これは、より均一なストラップ170をもたらし(図13)、過剰な溶融金属の無駄を更に回避する。
また、ラグ44、46の典型的な或いは標準的な幅が12.8mmであることにも留意すべきである。従来技術および本発明はいずれも標準的なサイズのラグを受け入れるが、従来技術は、従来技術のストラップ70の幅寸法に関して22mの幅を与える(図11)。これは、単に、必要な接続を行なうために溶融金属がラグ間の空間に流入するようにすべく溶融金属に十分な熱エネルギがなければならないからである。しかしながら、図12に示されるように、同じサイズのラグ44、46をたった15mmの幅を有するモールドキャビティ内に受け入れることができる。これは、ラグ間の狭い空間に入り込むのに十分な流体状に溶融金属を維持するために必要とされる熱エネルギが壁132、162または張り出し147、167からの熱エネルギ入力によって与えられるからである。
図14の詳細図を参照すると、堰308の更なる他の実施形態が示されている。真っ直ぐな垂直壁311である後壁311によって更に画定される堰308の上端の著しく鋭利な縁部309が、モールドキャビティ112の外側で凝固され得る溶融金属の量を更にまた減少させることができることが更に見出された。図14の実施形態の詳細図において、モールドキャビティ領域340は断熱マット315によって中間セグメント330から分離され、図12の実施形態と図14の実施形態との間の唯一の大きな違いは後壁311の形状である。図14の実施形態は、堰の他の実施形態、すなわち、堰の実施形態108、208よりも好ましい場合があると考えられる。これは、より薄い壁が、熱エネルギを中間セグメント330から上縁部309へと容易に伝えることができるとともに、更なる熱エネルギをフローシュート306内の溶融金属から与えることができるからである。
これに対し、従来のモールドアセンブリでは、凝固プロセスの過程で堰も冷却されるため、溶融金属がモールドキャビティ12から引き出されるにつれて張り出した残留物97(図11)が後に残る。しばしば従来のキャストオンストラップの一部である張り出し物97は、それが著しく過剰な溶融金属を利用しているため望ましくない。
堰208は、図11に示されるように張り出し部の一部として残る場合がある任意のスラグまたは過剰な溶融金属を容易に断ち切るために特殊な形状を有して示されている。しかしながら、モールドキャビティに面する側壁を有する温度制御されるセグメントから得られる利益は、堰および側壁が第1の或いは中間のセグメント130の一部である限り、堰108(図6〜8)などの従来の形状の堰にも適用できる。側壁132および堰108に固有の熱は、通常の状態下では、キャストオンストラップの凝固後であっても溶融金属を流動状態に維持し、また、溶融金属は、堰108の縁部に張り出し部を残すことなく、フローチャネル102へ向けて流れ戻る。
ここで、図6および図7を参照すると、図8の概略図は、図6の斜視図および図7の平面図のより大きな図へと至らされる。具体的には、図6、7には、2つだけのモールドキャビティ112と更に2つのキャビティ112’の一部とを示す詳細図が本発明に係るモールドアセンブリ100の他の要素と共に示されている。2つの側、すなわち、モールドアセンブリ100のモールドキャビティ112を伴うマイナス側とモールドキャビティ112’を伴うプラス側とが、中央セグメント160が2つの側を分離する状態の鏡像をほぼ成すように示されている。識別を容易にするために、図示のように、マイナス側要素が識別数字を用いて示され、また、プラス側要素が同一の数字であるがプライム符号を伴う数字によって示される。
図6に示される2つのキャビティモールドセグメント140、140’は一体構造を有し、この場合、中央セグメント160は、両方に共通であって、貫通穴119内に挿入されるニクロム線コイルなどのその別個の加熱要素を有する細長いストリップを備える。この構造により、2つのモールドキャビティ領域140、140’は、単一のウォータージャケットを有することができるとともに、開口150を通じた貫通穴により動作できる制御器を有することができ、それにより、冷却ジャケットによるモールドキャビティセグメント140、140’の温度のより正確な監視および制御が可能になる。それぞれのセグメント110、130、160は、各セグメントの別個の温度制御を与える加熱要素(図示せず)を挿入するための1つ以上の開口119を含む。
図6、7のモールドアセンブリ100の形態は、互いにグループ化されるラグ44、46を各モールドキャビティ112、112’に挿入できるようにするとともに、ポストキャビティ118、118’を含むことによって効率的な動作を可能にする。溶融金属が堰108を越えて溢れ出るように溶融金属の液位が上昇されるにつれて、全てのキャビティ112、112’で一度に全てのクランプ50(図4、5A)を同時に接続する統合クランプアセンブリ(図示せず)によってプレート142が下降される。液位がポンプ機構(図示せず)によって上昇されるときには溶融金属が既にモールドキャビティ112、112’内に流れ込んでしまっている。溶融金属がキャビティ112、112’に流れ込むと直ぐにラグ44、46が溶融金属98中に浸漬される(図12)ため、余分な溶融金属は、元のフローシュート206へ向けて堰208を越えて溢れ出て、余剰分をシュート206内の残りの溶融金属205へと戻し、そこから、ポンプ機構(図示せず)による出口ポート109を通じた溶融金属液位の低下によって余分な溶融金属が引き出される。
前述したように、溶融金属は、それがモールドキャビティセグメント140の冷却面142、143、144に達すると直ぐに凝固プロセスを開始し、そのため、タイミングが重大である。これは、これらの溶融金属が固体になる前にシステムがラグを溶融金属内に挿入しなければならないからである。側壁132、162からの連続的な熱エネルギ入力により、ラグ間で良好な溶接を依然として形成するためにこれが行なわれる時間が十分にある。このとき、システムは、モールドキャビティのサイズおよび他のファクタ、例えばラグサイズ等に応じて、一定の時間にわたって静的なままである。一般に、溶融金属を凝固させるために必要な時間は、約10秒〜約40秒であり、好ましくは約10〜15秒である。このサイクル時間により、キャビティ112、112’内の残りの溶融金属は凝固してストラップ170を形成することができ、その後、ストラップは、更なる処理のためにクランプ機構(図示せず)によりモールドアセンブリ100から一体で除去される。クランプ機構がストラップ170により統合されたバッテリアセンブリを除去すると、モールドアセンブリ100は、処理のためにモールドアセンブリ100に配置されるべきラグ144、146を有する新たな組のプレート142をクランプすることを含む次のバッテリアセンブリ製造ができる状態になっている。プロセスは続くが、凝固されなければならない過剰な量の溶融金属が排除されるため、サイクル時間が著しく減少される。
サイクル時間がプロセスの別個のステップにより設定されるように、プロセスが連続的に作用して、ステップが続けざまに互いに追従する。本発明のプロセスは、モールドキャビティ内のストラップごとの溶融金属が著しく少なく、そのため、溶融金属が凝固するための長い遅延時間の必要性が著しく減少される。鉛を含む溶融金属の量の減少も、材料コストを最小限に抑えるべく減少される。また、溶融金属のごく一部だけが冷却ジャケットによってその溶融状態から固体状態へと凝固されなければならないため、従来のプロセスで利用される全ての過剰な金属を融点まで加熱するのに多くの熱エネルギを無駄にする必要がない。
他の別の実施形態も可能である。例えば、単一の大きなバッテリのために6個のプラスおよび6個のマイナスのモールドキャビティ112、112’を有する単一のバッテリの製造に関して本発明を示してきたが、幾つかのそのようなバッテリを含むモールド構造が設けられ、それにより、溶融金属鋳込みおよび同時のラグ浸漬を含むプロセスが別個のバッテリモールドの全てにおいて生じるようになっていてもよい。そのうちの1つのモールド100が実質的に図7に示されている。互いに隣接する図7に示されるような2つのモールドを有する2バッテリ構造を、堰上縁部209の高さが同じになるように較正することができ、それにより、1つのモールド内の溶融金属液位の上昇も隣接するモールドにおいて同じになる。そのような構造は12個のプラスモールドキャビティ112’および12個のマイナスモールドキャビティ112を有してもよく、これらのキャビティはそれらの中へ下降されるべきラグを必要とする。他の実施形態は、前述した特許の幾つかに示されるようなカルーセル構造であってもよく、また、これらの実施形態のうちのいずれかが先に詳しく説明したような本明細書中の本発明の概念を利用してもよい。
ここでは図6〜8、10、12〜14の実施形態を参照して本発明を図示して説明してきたが、言うまでもなく、本発明の思想から著しく逸脱することなく、説明された本発明の特徴および動作を改変し或いは変更することができる。例えば、様々な要素の寸法、サイズ、および、形状は、特定のバッテリ構造および用途に適合するように変更されてもよい。したがって、本明細書中で図示して説明される特定の実施形態は単なる例示目的で与えられ、本発明は、以下の特許請求の範囲による場合を除き限定されない。
Claims (20)
- その1つの縁部に沿ってラグを有する蓄電池プレート上にキャストオンストラップを鋳造するための上面を含むモールドアセンブリであって、
第1の高温度に動作温度が制御されて第1のモールドキャビティ側壁を含む第1のセグメントと、モールドキャビティ底面と各モールドキャビティの対向する端壁とを実質的に画定する温度制御される第2のセグメントと、第2の高温度に動作温度が制御され、底壁の底面からモールドアセンブリ上面へと略垂直に延在する第2のモールドキャビティ側壁を含む第3のセグメントとによって画定される、溶融金属を受けるための少なくとも1つのモールドキャビティを備え、
温度制御される前記第2のセグメントの温度は、温度制御される前記第2のセグメントを備える材料と接触する冷却ジャケットにより、前記第2のセグメントの底部の下面を冷却し、それにより、モールドキャビティ底面および対向する端壁を冷却して、モールドキャビティ内に流れ込む溶融金属をモールドキャビティ内に挿入されるバッテリプレートのラグ間およびラグの周囲で凝固するために低い温度に維持され、
前記モールドキャビティ内の溶融金属を少なくとも前記第2のセグメントの低い温度よりも高い所定の温度を有する前記第1のセグメントの前記第1の側壁に対して晒すことにより少なくとも所定の最小量の熱エネルギを前記モールドキャビティへ入力するために、第1および第2のモールドキャビティ側壁を含む温度制御される第1および第3のセグメントに熱エネルギを与えるための熱エネルギ入力手段を備える、
モールドアセンブリ。 - 温度制御される前記第3のセグメントの第2の壁は、前記第2のセグメントの温度よりも高い前記第3のセグメントの所定の温度の結果として、所定の最小量の熱エネルギ入力を前記モールドキャビティへ更に与え、それにより、前記モールドキャビティは、溶接段階中に前記モールドキャビティ内の溶融金属への熱エネルギ伝達能力を高めることができる、請求項1に記載のモールドアセンブリ。
- 前記第1のセグメントおよび前記第3のセグメントの所定の動作温度はいずれも前記第2のセグメントの所定の動作温度よりも高い、請求項1に記載のモールドアセンブリ。
- 前記第1のセグメントおよび前記第3のセグメントの所定の動作温度はいずれも前記第2のセグメントの所定の動作温度よりも高い、請求項2に記載のモールドアセンブリ。
- 前記第1のセグメントの所定の動作温度は300℃〜500℃の範囲内であり、前記第3のセグメントの所定の動作温度は200℃〜400℃の範囲内であり、前記第2のセグメントの所定の動作温度は110℃〜150℃の範囲内である、請求項4に記載のモールドアセンブリ。
- 前記第1のセグメントの所定の動作温度は約420℃であり、前記第3のセグメントの所定の動作温度は約250℃であり、前記第2のセグメントの所定の動作温度は約120℃である、請求項4に記載のモールドアセンブリ。
- 前記第2のセグメントの所定の動作温度は、溶融金属が凝固してラグを相互に接続するときに約120℃であり、それにより、少なくとも第1の側壁に最小量の熱エネルギ入力を与える間の前記第2のセグメントの前記底面および端壁との接触による溶融金属の冷却は、ラグおよびラグの周囲で凝固されるストラップのより効率的な除去を可能にするとともに、溶接段階中に前記モールドキャビティが該モールドキャビティへのより効率的な熱伝達能力を有することができるようにする、請求項4に記載のモールドアセンブリ。
- 前記各モールドキャビティの端壁および底面は、温度制御される前記第1のセグメントの一体部分である少なくとも1つの端壁スライスを更に備える、請求項1に記載のモールドアセンブリ。
- モールドアセンブリの温度制御される前記第1および第2のセグメント間に断熱材料が介挿される、請求項1に記載のモールドアセンブリ。
- モールドアセンブリの温度制御される前記第2および第3のセグメント間に第2の断熱材料が介挿される、請求項9に記載のモールドアセンブリ。
- 前記第1の側壁が溶融金属を前記モールドキャビティへ流し込むための堰を含み、前記堰に最も近いモールドキャビティ底面が前記第1のセグメントの一部である第1の張り出しを有し、前記堰に最も近い2つの端壁部はそれぞれ、前記第1のセグメントの高温度で端壁スライスおよび前記張り出しと接触することにより、更なる熱エネルギ入力を前記モールドキャビティへ与えることができるようにスライスを更に含む、請求項1に記載のモールドアセンブリ。
- 前記堰から最も遠いモールドキャビティ底面が前記第3のセグメントの一部である第2の張り出しを有し、前記堰から最も遠い2つの端壁部はそれぞれ、前記第3のセグメントの高温度で前記スライスおよび前記張り出しと接触することにより更なる熱エネルギ入力を前記モールドキャビティへ与えることができるようにスライスを更に含む、請求項11に記載のモールドアセンブリ。
- 上面を有するとともに、蓄電池プレート上に要素を鋳造するためのモールドキャビティを含むモールドアセンブリにおいて、
上方へ面する表面を有するマニホールドセグメントと、
その長さに沿って離間される入口および出口を有するフローチャネルであって、該フローチャネルが、前記入口と前記出口との間で前記フローチャネルの略全長に沿って溶融金属の流れを案内するために前記フローチャネルの実質的に全ての部分に隣接する外周壁によって画定され、前記外周壁が、モールドアセンブリの通常の動作状態下で溶融金属をフローチャネル内に収容するのに十分な第1の高さまで上方に延在する、フローチャネルと、
底面を有するとともに、前記フローチャネルの外周壁の開口によって画定される第1の端部で前記フローチャネルと流体連通する少なくとも1つのフローシュートであって、各フローシュートが第2の端部でモールドキャビティと流体連通し、フローシュートの前記第2の端部が、前記第1の高さよりも低い第2の高さを画定する抑制部を含み、それにより、前記マニホールドセグメントが、前記モールドアセンブリの通常の動作状態下で前記フローチャネル内および前記フローシュート内の溶融金属の液位が前記第2の高さよりも上側で且つ前記第1の高さよりも下側まで上昇されるときに、溶融金属を前記抑制部を越えて溢れ出させるように適合されている、少なくとも1つのフローシュートと、
を備え、
前記各マニホールドセグメントは、上方に面する表面から前記第1の高さでモールドキャビティ底面まで略垂直に延在する第1のモールドキャビティ側壁で関連するモールドキャビティの一部を更に画定し、前記第1のモールドキャビティ側壁は、前記上方に面する表面とモールドキャビティ底面との間に前記第2の高さよりも大きい垂直高さ寸法を有し、前記側壁が前記第2の高さの前記抑制部を含み、
前記マニホールドセグメントの温度を所定の温度に維持するための温度制御器を更に含み、
前記マニホールドセグメントに隣接し、前記マニホールドモールドキャビティ部と連続するモールドセグメントキャビティ部を含むモールドセグメントであって、前記モールドセグメントキャビティ部が、前記モールドキャビティ底面からモールドセグメント上面まで延在する第1および第2の対向する端壁によって更に画定され、前記モールドセグメントが、該モールドセグメントの温度をマニホールドセグメント温度よりも低い所定の温度に維持するための温度制御器を更に有する、モールドセグメントを備え、
前記モールドキャビティセグメントに隣接し、前記マニホールドセグメントとは反対側にあるとともに、中央上面から前記モールドキャビティ底面まで延在する第2の側壁を画定する第3の中央セグメントを備える、
モールドアセンブリ。 - 断熱材料がモールドアセンブリの前記マニホールドと前記モールドセグメントとの間に介挿される、請求項13に記載のモールドアセンブリ。
- 前記第3の中央セグメントは、前記モールドキャビティセグメントと連続する前記モールドキャビティの部分を更に画定し、前記第3の中央セグメントは、モールドキャビティ底面から第3の中央セグメントの上方に面する表面まで延在する第2のモールドキャビティ側壁を有し、第3の中央セグメントは、モールドキャビティセグメント温度とは異なる所定の温度に前記第3の中央セグメントの温度を維持するための温度制御器を更に有する、請求項13に記載のモールドアセンブリ。
- 断熱材料がモールドアセンブリの第2のモールドキャビティセグメントと前記第3の中央セグメントとの間に介挿される、請求項15に記載のモールドアセンブリ。
- 前記抑制部に最も近い第1のモールドキャビティ側壁は、前記マニホールドセグメントと一体の第1の張り出しを更に含み、前記第1の張り出しは、前記マニホールドセグメントと同じ温度を有するとともに、前記第1のモールドキャビティ側壁から略水平に延在し、前記張り出しがモールドキャビティ底面と連続する、請求項13に記載のモールドアセンブリ。
- 前記抑制部に最も近い前記マニホールドと関連付けられる前記モールドキャビティの部分は、前記第1のモールドキャビティ側壁に沿って略垂直に延在する端壁スライスを含み、1つのスライスがそれぞれ前記モールドキャビティセグメントにより画定される第1および第2の端壁と連続する、請求項17に記載のモールドアセンブリ。
- バッテリ用のキャストオンストラップを製造するためのモールドアセンブリであって、バッテリが該バッテリのセルを画定する隣接するプレートを有し、前記各プレートが突出するラグを有し、それぞれのストラップのための隣接する前記ラグがモールドキャビティ内に適合するように位置決めされて方向付けられるモールドアセンブリにおいて、
a)モールドアセンブリのマニホールドセグメントの上面で開放するとともに、底面と、全てが前記底面から前記上面へと延在する第1および第2の端壁並びに第2の側壁と、モールドの前記底面と前記上面との間で途中まで延在する第1の側面とによって画定され、2つの前記端壁が2つの前記側壁間を接続する少なくとも1つのモールドキャビティを備え、
b)前記第1および第2の端壁は、前記底面および前記端壁を第1の温度まで冷却できる冷却機構を含むモールドアセンブリセグメントと接触し、少なくとも前記第2の側壁は、少なくとも前記第1の側壁の温度を前記端壁の温度よりも高い温度に維持する加熱機構を含むマニホールドセグメントと接触する、
モールドアセンブリ。 - バッテリプレートアセンブリのラグ上にキャストオンストラップを形成する方法において、
第1の高さまで延在する溶融金属フローチャネルと、モールドキャビティに接続されるフローシュートとを有するモールドアセンブリを用意するステップであって、前記モールドキャビティが、前記第1の高さよりも低い第2の高さを有する堰によって前記フローシュートから分離され、前記モールドアセンブリが複数のモールドキャビティを画定する第1、第2、および、第3のセグメントを更に備え、前記セグメントのそれぞれが前記各モールドキャビティの少なくとも1つの壁を含み、前記第1のセグメントが所定のマニホールド温度に維持され、温度制御される第2のセグメントが溶融金属鋳込みステップ中にモールドキャビティ温度に維持され、第3の中央セグメントが所定の第3の温度に維持され、前記モールドアセンブリが、前記フローチャネル内および前記フローシュート内の溶融金属の液位を制御するためのポンプを更に備える、ステップと、
前記ポンプを作動させて、前記モールドアセンブリ内の溶融金属の液位を前記第2の高さよりも上側であるが前記第1の高さよりも下側まで上昇させ、それにより、溶融金属が前記各フローシュートの端部で前記堰の上面を越えて溢れ出て前記モールドキャビティ内に流れ込むようにするステップと、
バッテリアセンブリの前記プレートをモールドアセンブリへ向けて下降させるステップであって、前記プレートが互いにグループを成して配置されるラグを有し、前記ラグの各グループが、前記モールドキャビティの容積よりも小さい六角形の容積を備え、前記ラググループが前記モールドキャビティ内へ挿入できるように形成されて方向付けられるステップと、
前記ラグの少なくとも一端が前記モールドキャビティ内の溶融金属中に浸漬されるときに前記プレートの下降を終了させるステップと、
前記ラグの各グループにおける隣接するプレートのラグを、電気的および機械的な接続を与えるべく前記ラグの周囲で溶融金属を凝固させることにより溶接するステップと、
前記溶接ステップ中に熱エネルギを溶融金属へ入力するために前記第1のセグメントおよび前記第3のセグメントのそれぞれから前記モールドキャビティ内へ熱エネルギを導入して、隣接する前記ラグ間に画定される空間内へ溶融金属が流れるようにし、それにより、前記各ラググループ内の前記ラグ間に電気的な接続を与えるステップと、
前記モールドキャビティ内の溶融金属を、温度制御される前記第2のセグメントの端壁およびモールドキャビティ底面との接触によって冷却するステップであって、溶融金属の温度がほぼモールドキャビティ温度まで下げられ、それにより、溶融金属が各ラググループの前記ラグの周囲で凝固し、各ラググループ内の前記ラグ間で機械的な接続が形成されるステップと、
前記プレートおよび前記ラグを前記モールドキャビティから引き出すステップと、
を備える、方法。
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