JP2013512136A - コイルばね式レールブレーキ - Google Patents

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Abstract

レールブレーキはクレーンの下部に取り付ける剛性の筐体を含み、筐体の基端部をレールの上部に、レールに近接して配設する。上板は筐体の上端部下部に取り付けられる。ばねの台座は、移動筐体内において垂直移動をするために、上板下部に取り付けられる。ばねは、ばねの台座と上板との間に取り付けられ、ばねの台座が上昇すると、ばねが圧縮されるようにする。ブレーキシューは台座下部に取り付けられる。アクチュエータは、ばねの台座と筐体の基端部との間に取り付けられる。アクチュエータの伸長によって、ばねが圧縮され、ブレーキシューをレールから上昇させる。ばねの後退によって、ばねはレールに対してブレーキシューを駆動する。筐体の開口から、ばねおよびアクチュエータを容易に交換できる。ブレーキシューの上昇によって、ブレーキシューの検査および維持が可能になる。
【選択図】図2b

Description

本発明はレールブレーキの分野に関し、具体的には、特に、ばねアセンブリおよびブレーキシューへの改良されたアクセスと、容易な保守および修理を提供する、改良型コイルばね式のレールブレーキに関する。
先行技術において、出願人は様々なレールブレーキの設計を認識している。具体的には、出願人は以下の米国特許を認識している。
1897年4月27日にDavisに対して発行されたレールブレーキに関する米国特許第581,270号(特許文献1)は、コイルばねの使用を開示している。コイルばねをレバーバーに固定することで、レバーバーとその下に取り付けたブレーキシューを、線路のレールから離間して保持する。
1931年1月27日にDownに対して発行された磁気ブレーキ装置に関する米国特許第1,790,202号(特許文献2)は、磁気ブレーキシューを開示している。磁気ブレーキシューは、通常はレールから離間して懸架状態で保持されるが、通電時にレールに引きつけられてブレーキとして作用する。コイルばねはチャンバ内に配設され、ピストンに作用することで、通常はレール上の懸架位置にブレーキシューを維持する。
1975年4月22日にIgnatoweiczに対して発行された磁気レールブレーキの搭載装置に関する米国特許第3,878,925号(特許文献3)は、従来のじゃばらにおける空気圧を低減することで、ばね緩衝器によってじゃばらが低位置で止まるまでじゃばらを下方に圧縮することを開示している。その低位置では、ブレーキ磁石に通電してレールに引きつけることができ、それによって、ばね緩衝器をさらに圧縮する。じゃばらに圧力をかけることによって磁気ユニットを高位置まで上昇させ、これによって、磁気ブレーキユニットの垂直方向の設定が修正される。こうして、レール上の磁気ユニットの高さを調整することができる。
米国特許第581,270号 米国特許第1,790,202号 米国特許第3,878,925号
本発明の目的は、少なくとも1または複数の以下の特徴を提示するレールブレーキを提供することである。
a)クレーンまたはレールブレーキを搭載するその他のレール搭載型機械からレールブレーキアセンブリ全体を取り外さずに、レールブレーキのブレーキシューを交換することができる。
b)ブレーキがかかっているとき、またはブレーキが解除されてレールブレーキばねがケージに入っているときの両方の場合において、クレーンまたはレールブレーキを有するその他のレール搭載型機械からレールブレーキアセンブリを取り外さずに、レールブレーキのアクチュエータを修理のために取り外すことができる。
c)ばねがケージに入っているときに、クレーンまたはその他のレール搭載型機械から筐体を取り外さずに、ばねと上板をモジュラー式にレールブレーキ筐体から取り外すことができる。
本発明によるレールブレーキは、剛性の筐体を含み、剛性の筐体は上端部と、上端部に対向してしっかりと取り付けられる反対側の基端部とを有する。上端部はレール搭載型機械、たとえばクレーンの下部に取り付けられるように適合され、これによって、筐体の基端部はレールの上部に近接して配置される。上板は筐体の上端部の下部に取り付けられ、筐体の上端部に対して離間して、かつ略平行に配置され、上板と筐体上端部間との隙間を画定する。
ばねの台座は筐体内で垂直移動をするために、上板の下部に、上昇位置と下降位置との間で取り付けられる。少なくとも1つのばねは、ばねの台座と上板との間に取り付けられ、それによって、ばねの台座が上昇位置にあるときには、ばねは圧縮され、ばねの台座が下降位置にあるときには、ばねは減圧される。少なくとも1つのブレーキシューは、台座の下部に取り付けられ、それによって、ばねに対して台座の反対側に配設される。
少なくとも1つの選択的に作動可能なアクチュエータは、対向する端部を支持するために、ばねの台座と筐体の基端部との間にそれぞれ取り付けられる。アクチュエータは伸長位置と後退位置との間で作動可能である。伸長位置では、ばねの台座は上昇位置にあり、ブレーキシューは対応して上方に後退している。後退位置では、ばねの台座は下降位置にあり、ブレーキシューは対応して下降位置にあるため、ばねによって付勢されてレールと摩擦係合する。
筐体は、上端部と基端部との間に延在する側部を含む。側部のうち少なくとも1つは開口し、ばねの台座、上板、ばねおよび/またはアクチュエータをその開口部から容易に取り外せる。
ばねの台座はまた、細長いケージング部材を含んでいてもよい。ケージング部材は対向する第1の端部および第2の端部を含む。ケージング部材はその第1の端部でばねの台座に取り付けられ、ばねに対して略平行に延在する。ケージング部材の第2の端部は上板の開口部を貫通して上方に伸びて隙間内を自由に垂直移動し、ばねの台座はこれに対応して筐体内を移動し、ケージング部材と同時にかつ対応して移動する。ケージング部材の第2の端部は、ばねの台座が上昇位置にあるとき、隙間内のばね−ケージング位置に突出する。
選択的に解除可能なロックは、ケージング部材の第2の端部をばね−ケージング位置に固定し、ケージング部材およびばねの台座の移動を阻止する。ロックはラッチ部材を含んでいてもよく、この場合、ケージング部材は、ケージング部材がばね−ケージング位置にあるときにラッチ部材を解除可能に保持するためのラッチ受容器を含む。ばねの台座が上昇位置にあるとき、ブレーキシューを取り外すことができる。
好ましい実施形態では、ばねの台座はまた、アクチュエータが軸受部材を支持するように、アクチュエータ上面の位置に対応する軸受部材を含む。軸受部材は、アクチュエータに対して直角に延在する、一対の略対向して配設される軸受部材を含んでいてもよい。アクチュエータは、ばねに略平行に延在する、対応する一対のアクチュエータであってもよい。
台座は上昇位置と下降位置との間のブレーキ設定距離を移動し、アクチュエータは、その伸長位置と後退位置との間の対応する作動距離を作動させる。アクチュエータはまた、選択的にばねの台座を、台座の上昇位置よりもさらに高い位置である固定解除位置まで上昇させ、それによって、ラッチ受容器のラッチ部材に印加されるばね荷重を解除する。ばね力が解除されると、ラッチ部材をラッチ受容器から取り外すことができる。
ラッチ部材はフォークを含んでいてもよく、その場合は、ラッチ受容器はケージング部材上に縁を含む。縁は略環状の縁であってもよい。縁はケージング部材のつばから形成されてもよい。ラッチ部材は細長く、水平に移動して縁の下部で係合するために、略水平に取り付けられてもよい。
一実施形態では、スペーサは筐体の上端部と上板との間の隙間内において、垂直の離間距離を画定する。垂直の離間距離は、下降位置と上昇位置との間でばねの台座が移動する距離と略等しい。離間距離は、ケージング部材が対応するラッチを解除できるようにさらに上昇するときに、下降位置と固定解除位置との間でばねの台座が移動する距離と略等しい。
ばねは一対のらせん状のコイルばねであってよく、ケージング部材は一対の細長い軸であってよい。細長い軸は対応するばねの中を通って延在する。
ブレーキシューは、対のばねの間で水平に測定した場合に略等距離になるように、台座の下部に取り付けられてもよく、それによって、ばねがブレーキシューに印加する下向きのばね力を等しく分配する。
本明細書の一部を形成する図面では、同様の符号は各図において対応する部品を指示する。
本発明によるコイルばね式のレールブレーキの一実施形態を示す、部分切断側面図である。 図1aのレールブレーキの正面図である。 図1aのレールブレーキの平面図である。 図1aのレールブレーキの部分切断側面図であり、対のらせん状のコイルばねを取り除き、レールブレーキハウジングを示す。 図2aのレールブレーキの正面図である。 図2aのレールブレーキの平面図である。 図lbのレールブレーキをレール搭載型機械に取り付けた図であり、ブレーキを解除した状態で、レール上に懸架されるところを示す。 図3aのレールブレーキが公称レール高でブレーキ設定位置にあるところを示す。 図3bのレールブレーキが、レールの寸法許容差が+2mmである場合にブレーキ設定位置にあるところを示す。 図3bのレールブレーキが、レールの寸法許容差が−2mmである場合にブレーキ設定位置にあるところを示す。 図3aのレールブレーキのばねがケージに入っているところを示す。
本発明によるレールブレーキは、クレーン10などのレール搭載型機械の下部に取り付けられる。クレーンとレールとの間には空間があり、その空間に剛性の筐体を取り付ける。筐体の上板はクレーンの底面にボルトで固定され、それによって、ブレーキが適用されるレールに近接して筐体の底部を配置する。モジュール式のばねおよびアクチュエータ機構は筐体の中に収容される。下記で詳しく説明するが、修理を行うために、ばねおよび/またはアクチュエータを筐体の開口部を通じて筐体から取り外すことができる。アクチュエータの好ましい実施形態では、一対のアクチュエータを筐体に取り付けて、ばね機構に作用させる。ばね機構は、一対のらせん状のコイルばね12を含む。一対のらせん状のコイルばね12は、一実施形態では、470キロニュートンの加圧能力を下方に行使し、ばね機構下部に取り付けた1または複数のブレーキシュー14を下方に駆動する。具体的には、シューロッド16に取り付けられたブレーキシュー14は下方に駆動されて、レール18の上面と摩擦係合する。ブレーキシュー14はシューロッド16にボルト16aによって固定され、ボルト16aは金属クリップ16bの穴を通じて係合する。そのため、ブレーキシューをレールの上部に持ち上げると、筐体または筐体の一部をクレーンから取り外さずに、摩耗したブレーキシューを交換することができる。
ばね機構内部では、コイルばね12は剛性の支持部によって、離間した平行な配列で維持される。剛性の支持部は、ばねの上面および底部を含むように取り付けられ、具体的にはばね保持部20がばねの底部を支持し、上板アセンブリ22がばねの上面を支持する。ばね保持部20は、ばね12の底部を囲むように形成された壁20aと、壁20aが画定する空洞内部で上方に延在する、垂直に直立する円筒形のケージング部材またはガイド20bとを含んでおり、ばね12がばね保持部20に設置された状態で、ガイド20bはばねのらせん状のコイルの中央を通って上方に延在する。ガイド20bの上面は、後で詳しく説明するように、ばね12が完全に圧縮されると、上板アセンブリ22の底面に近接する。中央ガイド部材20cは、ばねの間で上方に延在し、上板アセンブリ22に対して係止部として機能してばねの過剰圧縮を防ぐ。これは、ばねの過剰圧縮がばねを損傷することもあるためである。中央ガイド部材20cの上部は、上板と組み合わせてスペーサとして作用し、この過剰圧縮を防ぐ。
ケージングピン24はガイド20bの上端部にしっかりと取り付けられ、ガイド20bの上方に垂直に突出する。ピン24の軸部24aは、上板アセンブリ22に形成された対応する開口部22aを貫通するので、ばね12を圧縮、または伸長させると、ガイド20bに取り付けられたケージングピン24は上板アセンブリ22に対してそれぞれ上昇または下降する。
ばね12と、ばね保持部20などのばねの台座が提供するばねの支持部はすべて、剛性の筐体26内に取り付けられる。筐体26はたとえばクレーン10の底面など、レール搭載型機械の底面に対して、機械底面とレールの間の空間に取り付けられる。上板アセンブリ22は筐体26の天板26aの下部に取り付けたスペーサ22bにボルトで固定される。筐体26は天板26aと、側壁または支持枠組み26b(以降、総称して壁と称する)と、天板26aの下部に壁によってしっかりと支持されている剛性の基部26cとを含む。ばねアセンブリは、対のばね12と、ばね保持部20と、上板アセンブリ22からなり、筐体26内に取り付けられる。そのため、ブレーキシューアセンブリを取り外して、ばね上板アセンブリ22を、天板26a下部のスペーサ22bから、ボルト30を外すことによって取り外した後で、ばねアセンブリを筐体側部の開口から、つまり筐体の壁の開口を通じて取り外してもよい。
空洞または空間28は、スペーサ22bによって、上板アセンブリ22と筐体26の天板26aとの間に維持される。空間28があることによって、ケージングピン24、つまりケージング部材の上端部は垂直移動ができる。上板アセンブリ22は天板26aにスペーサ22bを介してボルト30によって固定されているため、ばねアセンブリは筐体26内部に懸架し、ばねの圧縮および伸長に対応する。ばね12が伸長すると、ばね保持部20は下方に押され、その結果、ブレーキシュー14を下方に付勢してレール18上に摩擦係合させる。一対のアクチュエータ32は油圧アクチュエータであってよく、筐体の基部26cと軸受部材との間に取り付けられる。軸受部材は、ばね保持部20から横向きに延在する、カンチレバーまたはその他の方法で形成された一対の剛性のフランジ20cなどである。アクチュエータピストンを伸長するためにアクチュエータ32を作動すると、アクチュエータ32はばね保持部20を上方に駆動する。これによってばね12を完全に圧縮されたケージ位置まで圧縮し、ブレーキシュー14をレール18より上に上昇させる。ばね保持部20が上昇して、ケージングピン24も上昇するため、頭部24bは軸部24a上に隆起し、上板アセンブリ22の対応する上面より上の空間28内に入る。
ばねがアクチュエータによって完全に圧縮されると、たとえばアクチュエータピストンの行程がおよそ10mmとすると、頭部24bも同じ行程だけ上板アセンブリ22の対応する上面より上の空間28内で上昇する。たとえば、行程距離と略同一の厚さを持つフォーク34などのラッチ部材を含むロックまたはラッチを、横方向に摺動移動するために水平に取り付け、フォークの歯34aをケージングピンの頭部24bの環状の縁の下部に配置する。頭部24bを、フォークの歯と係合するための環状の縁またはつばを含むように形成してもよい。フォーク34をたとえばハンドルまたはピン34bを用いて手動で作動させてもよい。ばね12が完全に圧縮されるとき、ピン34bは水平に押され、フォーク34を頭部24bの下部に挿入する。フォーク34の歯34aを頭部24bの下部に挿入することによって、ばね12がケージに入り、ブレーキシューをレール18より上の位置に停止させる。この状態でブレーキシューを検査、保守または交換のために取り外してもよい。ブレーキシューを隆起した停止位置から解除するために、アクチュエータを完全に延伸し、ばね12を固定解除位置までさらに少し圧縮する。たとえば、10mmの公称ピストン行程からさらに2mm圧縮することによって、頭部24bをフォーク34より少し持ち上げて、フォーク34から受けるばね荷重を解除する。ここで、フォーク34を頭部24b下部から抜き取ってもよい。次にアクチュエータピストンを後退させ、ばね12をピストン行程距離だけ延伸させて、ブレーキシューをレールに対して係合させてもよい。
上記の例は限定を目的とするものではなく、図3aから図3eに例示するように、公称ピストン行程距離が10mmである場合、ばねを10mmの行程距離だけ圧縮してから、さらに圧縮できる距離、たとえば2mmのさらなる圧縮が可能であり、それによってフォーク34をケージングピンの頭部24bの下部から解除する。同様に、ばねがたとえば10mmの行程距離だけ延伸すると、ばねは、たとえばさらに2mm延伸することができるはずであり、筐体26の上昇に対するレール12の上昇における変動を調整できる。したがって、機械がレールに沿って移動しないように十分なブレーキ機能を提供するだけの下向きの力をレールに維持したまま、ブレーキシューは、たとえば上下2mmの範囲において、垂直移動を行えるはずである。限定を目的とするものではなく、ばねが行使する力の一例を示すために、各ばねは270キロニュートンの加圧能力を持ち、最大約300キロニュートンの加圧能力を持っていてもよい。したがって、対のばねは540キロニュートンの加圧能力を提供する。したがって2つのばねに対して、2つのアクチュエータがばねを圧縮するために上方に行使するために必要な力は、公称540キロニュートンであり、最大約600キロニュートンである。図3aで示すように、ばねの最大圧縮は、ばねアセンブリのブレーキ解除位置に対応する。ブレーキ解除位置では、ブレーキシューはレールから10mm上昇し、例示する実施例において、ばねは、330mmのばねの長さに対して10mmのピストン行程だけ、ほとんど最大まで圧縮される。
例示する実施形態では、ブレーキ解除位置において、ばね保持部20の底部と筐体の基部26cとの間に17mmの隙間「a」を形成し、ケージングピン24の上面と天板26aの底面との間に4mmの隙間「c」を形成し、完全に伸長した位置の伸長「d」は23mmであり、基部26cの底部とレール12の上面との間の離間距離「f」、および天板26aの底部と上板アセンブリ22の上面との間の離間距離「g」はそれぞれ57mmとなるように、筐体およびばねアセンブリの大きさを決める。
図3bのブレーキ設定位置において、ばねはアクチュエータピストンの後退によって、公称行程距離の10mmだけ延伸し、その結果として、合計540キロニュートンの下向きのばね力でブレーキシューをレールに対して押している。したがって隙間「a」は7mmに減少し、ばねの長さ「b」は対応して340mmに伸び、隙間「c」は14mmに伸び、円筒形のピストンの伸長「d」は13mmに減少し、レールとブレーキシューとの間の隙間「e」は公称ゼロまで減少する。一方、離間距離「f」および「g」はそれぞれ57mmと変化はない。レールブレーキの保持力は、ブレーキシューとレールとの間の摩擦係数の関数である。硬化した鋸歯状のブレーキシューでは、摩擦係数は公称0.5であってよく、したがって、270キロニュートンの加圧能力で、レールに沿った保持力を提供する。
図3cはブレーキ設定位置を例示する。この事例では、たとえば、レールの上昇の寸法許容差が上方に2mmであるため、公称レールの高さでは10mmの行程ではなく、ばねの移動は8mmである。したがって、隙間「a」は9mm、ばねの長さ「b」は338mm、隙間「c」は12mm、および円筒形のピストンの伸長「d」は15mmとなり、ブレーキシューの上昇は上方に2mm相殺され、レールの高さの寸法許容差を調整する。この位置では、ばね力は約484キロニュートンである。
図3dは図3cとは反対の例を例示する。図3dが例示するブレーキ設定位置では、レールの寸法許容差は公称レールの高さより2mm低く、ばねの移動は公称の10mmではなく、12mmである。したがって隙間「a」は5mm、ばねの長さ「b」は342mm、隙間「c」は16mm、および円筒形のピストンの伸長「d」は11mmである。2つのばねの間の合計ばね力は、約456キロニュートンである。本例では、ばねの最大動作行程は16mmであり、筐体の大きさはばねアセンブリが筐体内部で行程17mmの底点に達するような大きさである。
図3eのばねのケージ位置では、フォーク34はケージングピン24の頭部24bの下部に挿入されており、アクチュエータ32は後退し、ばね12は332mmのばねの長さ「b」に対して2mm再伸長している。それによって、ケージングピンの頭部をフォークに対して係合することで、ばねをケージに入れる。したがって隙間「a」は15mmに減少し、隙間「c」は6mmに増加する。円筒形のピストンの伸長「d」は、たとえば6mmの後退伸長まで後退する。
当業者には明らかであるように、上記開示に照らして、多くの変形および修正が、本発明の精神または範囲を逸脱せずに、本発明の実施において可能である。したがって、本発明の範囲は以下の特許請求の範囲が既定する事項にしたがって、解釈されるべきである。

Claims (19)

  1. レールに沿って移動するために取り付けられるレール搭載型機械用のレールブレーキであって、
    上端部と、前記上端部に対向してしっかりと取り付けられる反対側の基端部とを有する剛性の筐体であって、前記上端部が前記レール搭載型機械に取り付けられるように適合されることで、前記基端部は前記レールの上部に近接して配設される剛性の筐体と、
    前記上端部の下部に離間して、かつ略平行に取り付けられる上板であって、前記上端部と前記上板との間の隙間を画定する上板と、
    前記筐体内において垂直移動をするために、前記上板の下部であって上昇位置と下降位置との間に取り付けられるばねの台座と、
    前記ばねの台座と前記上板との間に取り付けられる少なくとも1つのばねであって、前記少なくとも1つのばねは、前記ばねの台座が前記上昇位置にあるときに圧縮され、前記ばねの台座が前記下降位置にあるときに減圧される、ばねと、
    前記台座の下部に取り付けられた少なくとも1つのブレーキシューであって、前記台座上に、前記少なくとも1つのばねに対して対向して配設される、ブレーキシューと、
    少なくとも1つの選択的に作動可能なアクチュエータであって、対向する端部を支持するように、前記ばねの台座と前記筐体の前記基端部との間にそれぞれ取り付けられ、前記少なくとも1つのアクチュエータは、伸長位置と後退位置との間で作動可能であり、前記伸長位置では、前記ばねの台座は前記上昇位置にあり、前記少なくとも1つのブレーキシューは対応して上方に後退し、前記後退位置では、前記ばねの台座は前記下降位置にあり、前記少なくとも1つのブレーキシューは対応して下降し、前記レールに対して摩擦係合するように付勢される、アクチュエータと、
    を備える、レールブレーキ。
  2. 前記少なくとも1つのばねは、少なくとも1つのらせん状のコイルばねであり、
    細長いケージング部材をさらに備え、
    前記ケージング部材は、対向する第1の端部および第2の端部を有し、
    前記ケージング部材は、前記ばねの台座に、前記ケージング部材の前記第1の端部で取り付けられ、前記少なくとも1つのばねに略平行して延在し、前記ケージング部材の前記第2の端部は前記上板内の開口部に延在し、前記ケージング部材の前記第2の端部は自由に前記隙間を垂直方向に移動し、前記ばねの台座が対応して前記筐体内で移動することで、前記隙間内を同時かつ対応して移動し、そのため、前記ばねの台座が前記上昇位置にあるとき、前記ケージング部材の第2の端部は前記隙間のばね−ケージング位置に突出し、選択的に解除可能なロックは選択的に解除可能に前記ケージング部材の前記第2の端部を前記ばね−ケージング位置において固定し、それによって、前記第2の端部が前記ロックによって固定されるときに、前記ケージング部材および前記ばねの台座の移動は阻止される、請求項1に記載のブレーキ。
  3. 前記筐体は、前記上端部と前記基端部との間に延在する側部を含み、前記側部のうち少なくとも1つは開口し、その開口を通じて前記ばねの台座、前記上板、前記少なくとも1つのばねおよび/または前記少なくとも1つのアクチュエータを取り除く、請求項2に記載のブレーキ。
  4. 前記少なくとも1つのブレーキシューは、前記ばねの台座が前記上昇位置にあるときに、取り外すことができる、請求項3に記載のブレーキ。
  5. 前記台座は少なくとも1つの軸受部材を含み、前記少なくとも1つのアクチュエータは前記少なくとも1つの軸受部材を支持する、請求項4に記載のブレーキ。
  6. 前記台座は前記上昇位置と下降位置との間のブレーキ設定距離を移動し、前記少なくとも1つのアクチュエータは、前記伸長位置と後退位置との間の対応する作動距離を作動させる、請求項5に記載のブレーキ。
  7. 前記ロックはラッチ部材を含み、前記ケージング部材は、前記ケージング部材が前記ばね−ケージング位置にあるときに前記ラッチ部材を解除可能に保持するためのラッチ受容器を含む、請求項6に記載のブレーキ。
  8. 前記少なくとも1つのアクチュエータはまた、前記台座を固定解除位置まで選択的に上昇させ、その上昇位置は前記上昇位置よりもさらに高く、前記ラッチ部材に前記ラッチ受容器によって印加されるばね荷重を取り除き、前記上昇位置で、前記ラッチ部材は前記ラッチ受容器から取り外すことができる、請求項7に記載のブレーキ。
  9. 前記ラッチ部材はフォークを含み、前記ラッチ受容器は前記ケージング部材上に縁を含む、請求項8に記載のブレーキ。
  10. 前記縁は略環状の縁である、請求項9に記載のブレーキ。
  11. 前記縁は前記ケージング部材上のつばで形成される、請求項10に記載のブレーキ。
  12. 前記ラッチ部材は細長く、水平に移動して前記縁下部に係合するように、略水平に取り付けられる、請求項9に記載のブレーキ。
  13. 少なくとも1つのスペーサを備え、前記スペーサは前記上端部と前記上板との間の前記隙間内部で、垂直の離間距離を画定する、請求項7に記載のブレーキ。
  14. 前記離間距離は、前記下降位置と前記上昇位置との間の前記ばねの台座の移動距離と略等しい、請求項13に記載のブレーキ。
  15. 前記離間距離は前記下降位置と前記固定解除位置との間の前記ばねの台座の移動距離と略等しく、前記少なくとも1つのケージング部材がさらに上昇し、前記ラッチを解除することができる、請求項14に記載のブレーキ。
  16. 前記少なくとも1つのばねは一対のらせん状のコイルばねであり、前記少なくとも1つのケージング部材は一対の細長い軸であり、前記対の細長い軸の各軸は、前記対のらせん状のコイルばねに対応するばねを通って延在する、請求項15に記載のブレーキ。
  17. 前記ラッチ部材はフォークを含み、前記ラッチ受容器は前記ケージング上に縁を含む、部材請求項16に記載のブレーキ。
  18. 前記少なくとも1つの軸受部材は一対の略対向して配設される軸受部材を含み、前記軸受部材は前記対のらせん状のコイルばねに対して直角に延在し、前記少なくとも1つのアクチュエータは対応する対のアクチュエータであり、前記対のらせん状のコイルに略平行して延在する、請求項17に記載のブレーキ。
  19. 前記少なくとも1つのブレーキシューは前記台座下部に、前記対のらせん状のコイルばねの間に略等間隔で取り付けられ、前記少なくとも1つのブレーキシューに対する前記各ばねの下向きのばね力を略等しく分配する、請求項18に記載のブレーキ。
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