JP2013511864A - アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法 - Google Patents

アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法 Download PDF

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Abstract

開示されるのは、多地点協調(CoMP)送信技術を用いた無線通信システムに適した、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法であって、この方法は、基地局によって、ユーザ装置(UE)にサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失(PL)と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンクPLとサービングセルのダウンリンクPLとの差の和とを取得するステップ(S101)と、サービングセルのダウンリンクPLおよびダウンリンクPLの差の和にしたがって、基地局によって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンクPLと、CoMP送信の環境での送信電力制御命令とを取得するステップ(S102)を含む。本発明は、基地局およびUEも提供する。本発明で提供される方法、基地局およびUEを用いて、CoMP送信の場合のアップリンク送信電力制御パラメータを求めることができ、したがって、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。

Description

本発明は無線通信技術に関し、より詳細には、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法、基地局(eNodeB)、およびユーザ装置(UE、User Equipment)に関する。
本出願は、2009年11月20日に中国特許庁に出願された、「METHOD FOR OBTAINING UPLINK TRANSMIT POWER CONTROL PARAMETER, BASE STATION, AND USER EQUIPMENT」という表題の中国特許出願第200910221548.8号の優先権を主張し、上記の出願は、全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
ロングタームエボリューション(LTE、Long-Term Evolution)システムでは、UEは、アップリンク無線信号を送信する前に、アップリンク無線信号の送信電力(略してアップリンク送信電力)を取得する必要がある。アップリンク送信電力を取得する前に、UEは、アップリンク送信電力制御パラメータを取得する必要があり、アップリンク送信電力制御パラメータにしたがって、アップリンク送信電力を取得し、アップリンク送信電力パラメータは、ダウンリンク経路損失(PL、Path Loss)、セル固有の電力パラメータ、および送信電力制御(TPC、Transmit Power Control)命令のような、アップリンク送信電力制御パラメータを含み、これらのうちの一部は基地局により提供される。UEがこれらのアップリンク送信電力制御パラメータを取得した後で、UEは、これらのアップリンク送信電力制御パラメータにしたがって、アップリンク送信電力を取得することができる。
従来技術では、アップリンク送信電力制御パラメータについては、UEのサービングセルが1つの場合の要因のみが考慮され、多地点協調(CoMP、Coordinated Multi-point)送信の場合にどのようにアップリンク送信電力制御パラメータを求めるかは考慮されない。LTEシステムにおいて、アップリンク送信電力を求めるために、アップリンク送信電力制御パラメータがなお用いられると、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が引き起こされる。
本発明の実施形態は、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法、基地局、およびUEを提供し、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費を回避する。
一態様では、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法が提供され、この方法は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用され、
基地局によって、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを取得するステップと、基地局によって、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、多地点協調送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを取得するステップとを含む。
一態様では、基地局が提供され、この基地局は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能であり、
UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニットと、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、多地点協調送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを取得するように構成された第2の取得ユニットとを含む。
基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを取得する。つまり、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を求めるとき、基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失および協調セルのダウンリンク経路損失のような、要因を考慮する。上記から理解されうるように、本発明の実施形態は、CoMP送信の場合に、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令をどのように求めるかということについての、技術的な解決法を提供する。こうして、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。
一態様では、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための別の方法が提供され、この方法は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能であり、
基地局によって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるステップと、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するステップと、基地局によって、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得するステップ、または、基地局によって、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得するステップを含み、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、UEにサービスを提供する各協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの差の和とにしたがって、求められる。
一態様では、別の基地局が提供され、この基地局は、CoMP送信技術を用いて無線通信システムに適用可能であり、
第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるように構成された決定ユニットと、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニットと、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得するように構成された第2の取得ユニット、または、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得するように構成された第2の取得ユニットを含み、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、UEにサービスを提供する各協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの差の和とにしたがって、求められる。
アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の前述の実施形態と、基地局の実施形態において、基地局は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得し、または基地局は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得し、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの差の和とにしたがって、求められる。つまり、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータ、または、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を求めるときに、基地局は、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよび協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータのような、要因を考慮する。上記から理解されうるように、本発明の実施形態は、CoMP送信の場合に、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータ、または、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差をどのように求めるかについての技術的な解決法を提供する。このようにして、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。
一態様では、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための別の方法が提供され、この方法は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能であり、各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを、UEによって取得するステップであって、各アクセスポイントがUEにサービスを提供するアクセスポイントである、ステップと、取得されたセル固有の電力パラメータの全てから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして、UEによって選択するステップとを含む。
一態様では、UEが提供され、このUEはCoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能であり、
各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを取得するように構成された取得ユニットであって、各アクセスポイントがUEにサービスを提供するアクセスポイントである、取得ユニットと、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するように構成された選択ユニットとを含む。
アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の前述の実施形態およびUEの実施形態では、UEは、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択し、このことにより、CoMP送信の環境において、実際に用いられるセル固有の電力パラメータをどのように求めるべきかという問題が解決する。上記から理解されうるように、本発明の実施形態は、CoMP送信の環境で実際に用いられるセル固有の電力パラメータを求めるための、技術的な解決法を提供する。このようにして、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。
本発明の実施形態における、または従来技術における技術的な解決法をより明確に示すために、本発明または従来技術の実施形態の説明で用いられる添付の図面が、以下で簡単に紹介される。添付の図面が本発明のいくつかの実施形態に過ぎないことは明らかであり、当業者は、創造的な作業を伴わずに、これらの添付の図面から他の図面を導き出すことができる。
本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、基地局の論理構造の概略図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、基地局の論理構造の概略図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、UEの論理構造の概略図である。
本発明の実施形態で提供される技術的な解決法は、添付の図面を参照して、以下で明確かつ完全に説明される。以下で説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく、一部に過ぎないことは明らかである。当業者が創造的な作業を伴わずに本発明の実施形態に基づいて得る全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲にある。
当業者が以下の実施形態を明確に理解できるようにするために、本発明の実施形態に関する技術的な知識が、まず以下で説明される。
現在、一部の通信システムは、多地点協調(CoMP、Coordinated Multi-points)送信(transmission)技術、例えば、ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE-A、Long-Term Evolution Advance)システムを用いる。
CoMP送信技術は、LTE-Aの重要な技術の1つであり、無線通信システムの性能を向上させ、セル端のUEのスループットを向上させることができる。これは、複数セルの環境では、LTEシステムが用いる周波数再使用技術により、セル間の干渉が発生し、セル端のUEの性能およびセルの平均スループットが低下するが、CoMP送信技術はセル間の干渉を有用な信号に変換することができ、これによりセル端のUEに対する干渉を大幅に低減するためである。
CoMP送信技術は、2つのタイプに分類される。1つのタイプは、結合送信(joint transmission)および動的なセル選択を含む、結合処理(Joint Processing)である。結合送信とは、CoMPセットの任意のアクセスポイント(AP、Access Point)においてデータを送信でき、複数のアクセスポイントがデータをUEに同時に送信できるということを意味する。動的なセル選択とは、アクセスポイントがCoMPセットに応じて変わり、選択されたセルが任意のサブフレームにおいてアクセスポイントになりうるということを意味する。他のタイプは、協調スケジューリング/ビームフォーミング(Coordinated Scheduling/Beamforming)である。このタイプのCoMPでは、データはサービングセルのみで送信することができ、CoMPセットの他のセルは、スケジューリング/ビームフォーミングの決定により干渉を回避する。
CoMP送信の場合には、1つのUEは複数のセルにより同時にサービスを受けてもよく、UEに同時にサービスを提供するセルはCoMPセットと呼ばれうる。加えて、UEにサービスを提供する各セルは、アクセスポイントであると考えられうる。
UEがアップリンク送信電力を取得する前に、UEは、ダウンリンク経路損失と、セル固有の電力パラメータと、送信電力制御命令とを含む、アップリンク送信電力制御パラメータを取得する必要がある。しかし、従来技術では、CoMP送信の場合、アップリンク送信電力を求めるために、LTEシステムのアップリンク送信電力制御パラメータがなお用いられると、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が引き起こされうる。
本発明の実施形態は、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法を提供する。以下の実施形態の各々は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能である。
以下では、まず、本発明の実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法を説明する。図1に示されるように、この方法は、以下のステップを含む。
S101. 基地局が、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを、取得する。
S102. 基地局が、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを、取得する。
実際の適用においては、基地局はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの、受信信号対干渉雑音比(SINR、Signal to Interference plus Noise Ratio)の和と、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、UEに割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびUE固有の電力パラメータの和と、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令とを、取得することができる。この場合、基地局は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局が、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、基地局はさらに、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得することができる。次いで、基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供することができる。
実際の適用においては、基地局はさらに、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、UEに割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびUE固有の電力パラメータの和とを、取得することができる。この場合、基地局は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、基地局はまず、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得し、次いで、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができる。
基地局が、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、基地局はさらに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、取得することができる。次いで、基地局は、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、UEに提供することができる。
図1に示される方法に対応して、本発明の実施形態は、基地局をさらに提供する。図2に示されるように、基地局は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニット201と、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを取得するように構成された第2の取得ユニット202とを含み、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和は、第1の取得ユニット201により取得される。
実際の適用においては、第1の取得ユニット201はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、UEに割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和と、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令とを、取得することができる。この場合、第2の取得ユニット202は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局はさらに、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得するように構成された第3の取得ユニット203と、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供するように構成された提供ユニット204とを含みうる。
実際の適用においては、第1の取得ユニット201はさらに、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、UEに割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和とを、取得することができる。この場合、第2の取得ユニット202は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、第2の取得ユニット202はまず、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得し、次いで、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができる。
基地局はさらに、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、取得するように構成された第3の取得ユニット203と、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、UEに提供するように構成された提供ユニット204とを含みうる。ここでの第3の取得ユニット203は、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得するように構成された前述の第3の取得ユニット203と同じであってよいことに、留意されたい。同様に、ここでの提供ユニット204は、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供するように構成された前述の提供ユニット204と同じであってよい。
以下では、本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための別の方法を紹介する。図3に示されるように、その方法は以下のステップを含む。
S301. 基地局が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける、第1のUEの位置を求め、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得する。
S302. 基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得し、または基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得し、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク電力制御パラメータと、UEにサービスを提供する各協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの差の和とにしたがって、求められる。
実際の適用では、アップリンク送信電力制御パラメータは、ダウンリンク経路損失を指しうる。CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令にしたがって、求められうる。この場合、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、アップリンク送信電力制御パラメータは、送信電力制御命令も指しうる。CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、求められうる。この場合、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、基地局はまず、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得し、次いで、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができる。
基地局が、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御命令を取得した後で、基地局はさらに、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを、第1のUEに提供することができ、または、基地局が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得した後で、基地局はさらに、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を、第1のUEに提供することができる。
図3に示された方法に対応して、本発明の実施形態は基地局も提供する。図4に示されるように、その基地局は、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるように構成された決定ユニット401と、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニット402と、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、サービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得するように構成された第2の取得ユニット403とを含み、このときサービングセルにおける第1のUEの位置は決定ユニット401により求められ、または、第2の取得ユニット403は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差とを取得するように構成され、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は、決定ユニット401により求められ、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク電力制御パラメータと、UEにサービスを提供する各協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの差の和とにしたがって、求められる。
実際の適用では、アップリンク送信電力制御パラメータは、ダウンリンク経路損失を指しうる。CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令にしたがって、求められうる。この場合、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、アップリンク送信電力制御パラメータは、送信電力制御命令も指しうる。CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、求められうる。この場合、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失をまず求めることができ、次いで、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令が求められる。
基地局はさらに、第2の取得ユニット403がCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得した後で、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを、第1のUEに提供するように構成された、または、第2の取得ユニット403が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を、第1のUEに提供するように構成された提供ユニット404を含む。
以下では、本発明のある実施形態にしたがって、ダウンリンク経路損失および送信電力制御命令をどのように決定するかを、詳細に示す。
以下ではまず、本発明のある実施形態にしたがって、ダウンリンク経路損失をどのように求めるかを示す。図5に示されるように、本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法は、以下のステップを含む。
S501. 基地局が、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを、取得する。
1つのUEは複数のセルにより同時にサービスを受けうるので、UEは、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失だけではなく、UEにサービスを提供する各協調セル自体のダウンリンク経路損失も取得することができる。
実際の適用では、UEは、サービングセルの経路損失と、全ての協調セルの経路損失とを、基地局に提供することができる。このようにして、基地局は、サービングセルの経路損失を取得するだけではなく、サービングセルの経路損失および全ての協調セルの経路損失にしたがって、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との差も取得することができる。最後に、基地局はこれらの差を和して、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との差の和を取得する。
実際の適用では、UEはまた、サービングセルの経路損失および全ての協調セルの経路損失にしたがって、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との差をまず取得し、次いで、サービングセルの経路損失およびこれらの差を、基地局に提供してもよい。このようにして、基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失を取得するだけではなく、これらの差にしたがって、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との差の和も取得することができる。
実際の適用では、UEはまた、サービングセルの経路損失および全ての協調セルの経路損失にしたがって、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との差をまず取得し、次いで、これらの差を和して、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との差の和を取得してもよい。次いで、UEは、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを、NodeBに提供する。このようにして、NodeBは、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを、取得する。
基地局によって、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを取得する目的は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を計算することであることに、留意されたい。しかし、最終的に取得される、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失がより正確かつ実用的になるように、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することに加えて、基地局はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令のような因子にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得してもよい。したがって、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和を取得することに加えて、基地局はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令を取得してもよい。
S502. 基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、ダウンリンク経路損失間の差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得する。
実際の適用では、基地局は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を、以下の式(1)のように取得することができ、
Figure 2013511864
上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。α(j)の値のセットは、{0, 0.1, 0.2, 0.3, 0.4, 0.5, 0.6, 0.7, 0.8, 0.9, 1}であってよいことに留意されたい。jの値が0の場合は、準連続的なスケジューリングに相当し、jの値が1の場合は、動的なスケジューリングに相当し、異なる値のjに対応するα(j)は、異なる値を有する。
以下では、本発明のこの実施形態にしたがって、どのように式(1)を得るかを、3個のセルが1個のUEに同時にサービスを提供する例によって示す。
以下の式は、CoMP送信の環境で得ることができ、
Figure 2013511864
上式でPL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、PL2は、協調セル1のダウンリンク経路損失であり、PL3は、協調セル2のダウンリンク経路損失であり、I1は、UEがサービングセルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、I2は、UEが協調セル1のアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、I3は、UEが協調セル2のアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、γの和の方法は最大の比率を和することであり、Pは、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク信号送信電力である。雑音の影響は小さいので、ここでは無視することができる。
以下の式は、前述の式から得ることができ、
Figure 2013511864
上式で、Δ1=PL2-PL1、かつΔ2=PL3-PL1である。
TS36.213で定義される、UEのアップリンク信号送信電力の式は、
PPUSCH(i)=min{PCMAX,10log10(MPUSCH(i))+PO_PUSCH(j)+α(j)・PL+ΔTF(i)+f(i)}
であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+ΔTF(i)+f(i)が定義され、ここで、ΔTF(i)は、適応変調符号化(AMC)技術により無視することができ、P* O_PUSCH(j)=P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+PO_UE_PUSCH(j)であり、セル固有の電力パラメータP* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、CoMPセットの全てのセルのPO_NOMINAL_PUSCH(j)の中で最小の値であり、PO_UE_PUSCH(j)は0に設定され、f(i)はサービングセルのf(i)である。前述の内容にしたがって、P=C+α・PL*を得ることができる。
最後に、以下の式を得ることができ、
Figure 2013511864
上式でI=I1+I2+I3である。
サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、得る必要がある場合、Δ=PL1-PL*を得ることができ、ここでΔは、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差である。
基地局が、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、基地局はまた、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を、UEに提供することもできる。このようにして、UEは、CoMP送信の環境でのダウンリンク経路損失を取得する。
基地局が、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、基地局はさらに、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、さらに取得することができる。そして、基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供する。UEは、サービングセルのダウンリンク経路損失を取得できるので、UEは、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得した後、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができる。
図5に示される方法に対応して、本発明の実施形態は基地局も提供する。基地局の論理構造について、図2に示される論理構造を参照することができる。図2に示されるように、基地局は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニット201と、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得するように構成された第2の取得ユニット202とを含み、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和は、第1の取得ユニット201により取得される。
第1の取得ユニット201は適宜、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令を、さらに取得してもよい。
第2の取得ユニット202は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を、
Figure 2013511864
のように取得することができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力の式における、UEのダウンリンク経路損失パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局は適宜、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失をUEに提供するように構成された提供ユニット204をさらに含みうる。
基地局は適宜、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得するように構成された第3の取得ユニット203をさらに含みうる。この場合、提供ユニット204は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供することができる。
基地局での各ユニットの機能の具体的な説明のために、図5に示された実施形態で提供される方法の関連する説明を参照することができ、ここでは詳細な説明は繰り返さない。
図5に示される方法の実施形態および対応する基地局の実施形態では、基地局は、ダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差をリアルタイムで求めることができる。例えば、UEがアップリンク信号送信電力を求める必要がある場合、基地局は、UEのダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差を求める。実際の適用では、セルにおけるUEの位置に対応する、ダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差が、事前に取得されてもよい。UEがアップリンク信号送信電力を求める必要がある場合、基地局は、セルにおけるUEの現在の位置をまず求め、次いで、セルにおけるUEの位置と、ダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差との対応関係にしたがって、ダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差を取得することができる。
したがって、本発明の実施形態は、アップリンク信号送信電力パラメータを取得するための方法を提供する。図6に示されるように、この方法は以下のステップを含む。
S601. 基地局が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求め、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信されるCoMPセット選択閾値を取得する。
S602. 基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を取得し、または基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失の差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を取得し、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、求められる。
Table 1(表1)は、セルにおけるUEの位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失の差との対応関係の一形態を示す。
Figure 2013511864
実際の適用では、基地局は、別のセルの参照信号受信電力とサービングセルの参照信号受信電力との差を、事前に設定されたCoMPセット選択閾値と比較して、UEがCoMP送信を実行できるかどうかを判定することができる。CoMPセット選択閾値は、経験的に得られる値、例えば、3dB、4dBなどであってよく、実際の要件にしたがって当業者により設定されうる。設定されたCoMPセット選択閾値は、協調セルを選択する際にUEに直接影響し、すなわち、UEにより選択される協調セルの数に直接影響し、さらに、前述の式による推定から、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差とに、影響する。UEがCoMP送信を実行できると判定した後で、基地局は、位置決定技術を用いて、どのエッジ領域が最もUEに近いかを判定する。セルの論理モデルは六角形であるとみなすことができ、1つの六角形は6個の辺を有する。Table 1(表1)に示されるように、1、2、3、4、5および6は、セルの論理モデルの6個のエッジ領域、つまり、セルにおけるUEの位置を示す。ダウンリンク経路損失間の対応する差は、Table 1(表1)において位置およびCoMPセット選択閾値を検索することによって発見されうる。セルの6個のエッジ領域のダウンリンク経路損失の差は、大量のエミュレーション試験に基づく統計的な平均値である。Δ1、Δ2、Δ3、Δ4、…、Δ11、およびΔ12は、異なる位置および異なるCoMPセット選択閾値に対応するダウンリンク経路損失の差を示す。適宜、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、MPUSCH(i)、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令にしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を求めるための方法については、図5に示される方法を参照することができ、詳細な説明はここでは繰り返さない。
基地局が取得するものが、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失である場合、基地局はさらに、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を取得した後に、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を第1のUEに提供することができる。
基地局が取得するものが、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差である場合、基地局はさらに、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を、第1のUEに提供することができる。
図6に示される方法に対応して、本発明の実施形態は基地局をさらに提供する。基地局の論理構造については、図4に示される論理構造を参照することができる。図4に示されるように、基地局は、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるように構成された決定ユニット401と、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニット402と、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を取得するように構成された第2の取得ユニット403とを含み、このとき第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は決定ユニット401により求められ、または、第2の取得ユニット403は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失の差との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差とを取得するように構成され、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は、決定ユニット401により求められ、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、求められる。
適宜、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、MPUSCH(i)、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令にしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局はさらに、第2の取得ユニット403がCoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を、第1のUEに提供するように構成された提供ユニット404を含んでもよく、または、提供ユニット404は、第2の取得ユニット403が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を、第1のUEに提供するように構成される。
基地局の各ユニットの機能の具体的な説明については、図6に示される方法の実施形態の関連する説明を参照することができ、詳細な説明はここでは繰り返さない。
以下では、本発明のある実施形態により、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令をどのように求めるかを説明する。図7に示されるように、本発明のある実施形態により、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法は、以下のステップを含む。
S701. 基地局が、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを、取得する。
基地局によって、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを、取得する目的は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を計算することである。しかし、最終的に取得される、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令がより正確かつ実用的になるように、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することに加えて、基地局は、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、および、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得してもよい。したがって、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを取得することに加えて、基地局はさらに、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得してもよい。
S702. 基地局が、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得する。
実際の適用では、基地局は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を以下の式(2)のように取得することができ、
Figure 2013511864
上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
以下では、本発明のこの実施形態にしたがって、どのように式(2)を得るかを、3個のセルが1個のUEに同時にサービスを提供する例によって示す。
以下の式は、CoMP送信の環境で得ることができ、
Figure 2013511864
上式でPL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、PL2は、協調セル1のダウンリンク経路損失であり、PL3は、協調セル2のダウンリンク経路損失であり、I1は、UEがサービングセルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、I2は、UEが協調セル1のアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、I3は、UEが協調セル2のアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、γの和の方法は最大の比率を和することであり、Pは、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク信号送信電力である。雑音の影響は小さいので、ここでは無視することができる。
以下の式は、前述の式から得ることができ、
Figure 2013511864
上式で、Δ1=PL2-PL1、かつΔ2=PL3-PL1である。
TS36.213で定義される、UEのアップリンク信号送信電力の式は、
PPUSCH(i)=min{PCMAX,10log10(MPUSCH(i))+PO_PUSCH(j)+α(j)・PL+ΔTF(i)+f(i)}
であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*TF(i)が定義され、ここで、ΔTF(i)は、適応変調符号化(AMC)技術により無視することができ、P* O_PUSCH(j)=P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+PO_UE_PUSCH(j)であり、セル固有の電力パラメータP* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、CoMPセットの全てのセルのPO_NOMINAL_PUSCH(j)の中で最小の値であり、PO_UE_PUSCH(j)は0に設定され、PL*はCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失である。
P=C+f(i)*が、前述の内容から得られうる。
最後に、以下の式を得ることができ、
Figure 2013511864
上式でI=I1+I2+I3である。
サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を得る必要がある場合、δ=f(i)1-f(i)*を得ることができ、ここでδは、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差であり、f(i)1は、サービングセルの送信電力制御命令である。
基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができる。
加えて、基地局はさらに、前述の全てのパラメータ値に加えて、サービングセルの送信電力制御命令を取得することができる。
基地局は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、基地局はさらに、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令をUEに提供することができる。このようにして、UEは、CoMP送信の環境での送信電力制御命令を取得する。
基地局がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、基地局はさらに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を取得することができる。そして、基地局は、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、UEに提供する。UEは、サービングセルの送信電力制御命令を取得できるので、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を取得した後で、CoMP送信の環境での送信電力制御命令を取得することができる。
図7に示される方法に対応して、本発明の実施形態は基地局も提供する。基地局の論理構造については、図2に示される基地局を参照することができる。基地局は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニット201と、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得するように構成された第2の取得ユニット202とを含み、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和は、第1の取得ユニット201により取得される。
適宜、第1の取得ユニット201はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、MPUSCH(i)、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を、取得することができる。
第2の取得ユニット202は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
第1の取得ユニット201は、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得するように構成されうる。
第1の取得ユニット201は、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令を、さらに取得することができる。
第1の取得ユニット201は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局は適宜、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令をUEに提供するように構成された提供ユニット204をさらに含みうる。
基地局は適宜、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を取得するように構成された第3の取得ユニット203をさらに含みうる。この場合、提供ユニット204は、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、UEに提供するように構成されうる。
基地局での各ユニットの機能の具体的な説明のために、図7に示された方法の実施形態の関連する説明を参照することができ、ここでは詳細な説明は繰り返さない。
図7に示される方法の実施形態および対応する基地局の実施形態では、基地局は、送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差をリアルタイムに求めることができる。例えば、UEがアップリンク信号送信電力を求める必要がある場合、基地局は、UEの送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差を求める。実際の適用では、セルにおけるUEの位置に対応する、送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差が、事前に取得されてもよい。UEがアップリンク信号送信電力を求める必要がある場合、基地局は、セルにおけるUEの現在の位置を求め、次いで、セルにおけるUEの位置と、送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差との対応関係にしたがって、送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差を取得することができる。
したがって、本発明の実施形態は、アップリンク送信電力パラメータを取得するための方法を提供する。図8に示されるように、この方法は以下のステップを含む。
S801. 基地局が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求め、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信されるCoMPセット選択閾値を取得する。
S802. 基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を取得し、または基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令失およびCoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令の差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を取得し、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、求められる。
Table 2(表2)は、セルにおけるUEの位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令およびCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令の差との対応関係の一形態を示す。
Figure 2013511864
Table 2(表2)に示されるように、1、2、3、4、5、および6は、セルの論理モデルの6個のエッジ領域、つまり、セルにおけるUEの位置を示す。δ1、δ2、δ3、δ4、…、δ11、およびδ12は、異なる位置および異なるCoMPセット選択閾値に対応する電力制御命令の差を示す。
適宜、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、求められる。
CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局が取得するものが、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令である場合、基地局はさらに、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を取得した後に、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を第1のUEに提供することができる。
基地局が取得するものが、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差である場合、基地局はさらに、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を、第1のUEに提供することができる。
図8に示される方法に対応して、本発明の実施形態は基地局も提供する。基地局の論理構造については、図4に示される基地局を参照することができる。この基地局は、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるように構成された決定ユニット401と、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニット402と、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を取得するように構成された第2の取得ユニット403とを含み、このとき第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は、決定ユニット401により求められ、または、第2の取得ユニット403は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令およびCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令の差との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差とを取得するように構成され、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は、決定ユニット401により求められ、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、求められる。
CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和とにしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局は適宜、第2の取得ユニット403がCoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を取得した後で、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を第1のUEに提供するように構成された、または、第2の取得ユニット403が第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令とCoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令とCoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を第1のUEに提供するように構成された提供ユニット404をさらに含みうる。
基地局での各ユニットの機能の具体的な説明のために、図8に示された方法の実施形態の関連する説明を参照することができ、ここでは詳細な説明は繰り返さない。
以下では、本発明のある実施形態にしたがって、実際に用いられるセル固有の電力パラメータをどのように求めるかを説明する。図9に示されるように、本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法は、以下のステップを含む。
S901. UEが、各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを取得し、各アクセスポイントは、UEにサービスを提供するアクセスポイントである。
セル固有の電力パラメータは、基地局によりブロードキャストされる。したがって、UEは、各セルのセル固有の電力パラメータを取得することができ、または、各アクセスポイントのセル固有の電力パラメータを取得することができる。
S902. UEが、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択する。
UEは、全てのセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとしてランダムに選択してもよく、または、何らかの規則にしたがって、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択してもよい。例えば、UEは、全てのセル固有の電力パラメータから、値が最小のセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択する。
UEはさらに、全てのセル固有の電力パラメータから、値が最小のセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択した後で、実際に用いられるセル固有の電力パラメータを、UEにサービスを提供する基地局に提供することができる。このようにして、基地局は、UEにより提供されるセル固有の電力パラメータを用いて、ダウンリンク経路損失間の差を計算し、または、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を計算し、または他の処理を行うことができる。
図9に示される方法に対応して、本発明の実施形態はUEをさらに提供する。図10に示されるように、UEは、各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを取得するように構成された取得ユニット1001であって、各アクセスポイントが図10に示されるUEにサービスを提供するアクセスポイントである、取得ユニット1001と、取得ユニット1001により取得された全てのセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するように構成された選択ユニット1002とを含む。
取得ユニット1001は、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、値が最小のセル固有の電力パラメータを実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するように構成されうる。
UEはさらに、取得ユニット1001が、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、そのセル固有の電力パラメータを実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択した後で、その実際に用いられるセル固有の電力パラメータを、図8に示されるUEにサービスを提供する基地局に提供するように構成された提供ユニット1003を含みうる。
UEの各ユニットの機能の具体的な説明については、図9に示される実施形態で提供される方法の関連する説明を参照することができ、詳細な説明はここでは繰り返さない。
結論として、本発明の実施形態では、CoMP送信の場合の要因が、アップリンク送信電力制御パラメータを取得する処理において完全に考慮され、CoMP送信の場合にアップリンク送信電力制御パラメータをどのように求めるべきかという問題が解決する。このようにして、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。
前述の方法の実施形態のステップの全てまたは一部は、関連するハードウェアを指示するプログラムにより実施されうることを、当業者は理解できる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されうる。プログラムが実行されると、前述の方法の実施形態の処理が実行される。記憶媒体は、磁気ディスク、CD-ROM、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)などであってよい。
前述の説明は、本発明の例示的な実施形態に過ぎない。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は様々な改善および改良を行えることを、理解されたい。そのような改善および改良は、本発明の保護範囲に入るべきである。
201 第1の取得ユニット
202 第2の取得ユニット
203 第3の取得ユニット
204 提供ユニット
401 決定ユニット
402 第1の取得ユニット
403 第2の取得ユニット
404 提供ユニット
1001 取得ユニット
1002 選択ユニット
1003 提供ユニット
本発明は無線通信技術に関し、より詳細には、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法、基地局(eNodeB)、およびユーザ装置(UE、User Equipment)に関する。
本出願は、2009年11月20日に中国特許庁に出願された、「METHOD FOR OBTAINING UPLINK TRANSMIT POWER CONTROL PARAMETER, BASE STATION, AND USER EQUIPMENT」という表題の中国特許出願第200910221548.8号の優先権を主張し、上記の出願は、全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
ロングタームエボリューション(LTE、Long-Term Evolution)システムでは、UEは、アップリンク無線信号を送信する前に、アップリンク無線信号の送信電力(略してアップリンク送信電力)を取得する必要がある。アップリンク送信電力を取得する前に、UEは、アップリンク送信電力制御パラメータを取得する必要があり、アップリンク送信電力制御パラメータにしたがって、アップリンク送信電力を取得し、アップリンク送信電力パラメータは、ダウンリンク経路損失(PL、Path Loss)、セル固有の電力パラメータ、および送信電力制御(TPC、Transmit Power Control)命令のような、アップリンク送信電力制御パラメータを含み、これらのうちの一部は基地局により提供される。UEがこれらのアップリンク送信電力制御パラメータを取得した後で、UEは、これらのアップリンク送信電力制御パラメータにしたがって、アップリンク送信電力を取得することができる。
従来技術では、アップリンク送信電力制御パラメータについては、UEのサービングセルが1つの場合の要因のみが考慮され、多地点協調(CoMP、Coordinated Multi-point)送信の場合にどのようにアップリンク送信電力制御パラメータを求めるかは考慮されない。LTEシステムにおいて、アップリンク送信電力を求めるために、アップリンク送信電力制御パラメータがなお用いられると、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が引き起こされる。
本発明の実施形態は、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法、基地局、およびUEを提供し、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費を回避する。
一態様では、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法が提供され、この方法は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用され、
基地局によって、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを取得するステップと、基地局によって、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、多地点協調送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを取得するステップとを含む。
一態様では、基地局が提供され、この基地局は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能であり、
UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニットと、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、多地点協調送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを取得するように構成された第2の取得ユニットとを含む。
基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを取得する。つまり、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を求めるとき、基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失および協調セルのダウンリンク経路損失のような、要因を考慮する。上記から理解されうるように、本発明の実施形態は、CoMP送信の場合に、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令をどのように求めるかということについての、技術的な解決法を提供する。こうして、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。
一態様では、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための別の方法が提供され、この方法は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能であり、
基地局によって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるステップと、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するステップと、基地局によって、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得するステップ、または、基地局によって、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得するステップを含み、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、UEにサービスを提供する協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの各々の差の和とにしたがって、求められる。
一態様では、別の基地局が提供され、この基地局は、CoMP送信技術を用いて無線通信システムに適用可能であり、
第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるように構成された決定ユニットと、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニットと、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得するように構成された第2の取得ユニット、または、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得するように構成された第2の取得ユニットを含み、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、UEにサービスを提供する協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの各々の差の和とにしたがって、求められる。
アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の前述の実施形態および基地局の実施形態では、基地局は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得し、または、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得し、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの各々の差の和とにしたがって、求められる。つまり、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータ、または、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を求めるときに、基地局は、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよび協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータのような、要因を考慮する。上記から理解されうるように、本発明の実施形態は、CoMP送信の場合に、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータ、または、サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差をどのように求めるかについての技術的な解決法を提供する。このようにして、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。
一態様では、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための別の方法が提供され、この方法は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能であり、各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを、UEによって取得するステップであって、各アクセスポイントがUEにサービスを提供するアクセスポイントである、ステップと、取得されたセル固有の電力パラメータの全てから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして、UEによって選択するステップとを含む。
一態様では、UEが提供され、このUEはCoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能であり、
各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを取得するように構成された取得ユニットであって、各アクセスポイントがUEにサービスを提供するアクセスポイントである、取得ユニットと、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するように構成された選択ユニットとを含む。
アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の前述の実施形態およびUEの実施形態では、UEは、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択し、このことにより、CoMP送信の環境において、実際に用いられるセル固有の電力パラメータをどのように求めるべきかという問題が解決する。上記から理解されうるように、本発明の実施形態は、CoMP送信の環境で実際に用いられるセル固有の電力パラメータを求めるための、技術的な解決法を提供する。このようにして、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。
本発明の実施形態における技術的な解決法をより明確に示すために、本発明の実施形態の説明で用いられる添付の図面が、以下で簡単に紹介される。添付の図面が本発明のいくつかの実施形態に過ぎないことは明らかであり、当業者は、創造的な作業を伴わずに、これらの添付の図面から他の図面を導き出すことができる。
本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、基地局の論理構造の概略図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、基地局の論理構造の概略図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法の流れ図である。 本発明のある実施形態による、UEの論理構造の概略図である。
本発明の実施形態で提供される技術的な解決法は、添付の図面を参照して、以下で明確かつ完全に説明される。以下で説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく、一部に過ぎないことは明らかである。当業者が創造的な作業を伴わずに本発明の実施形態に基づいて得る全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲にある。
当業者が以下の実施形態を明確に理解できるようにするために、本発明の実施形態に関する技術的な知識が、まず以下で説明される。
現在、一部の通信システムは、多地点協調(CoMP、Coordinated Multi-point)送信技術、例えば、ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE-A、Long-Term Evolution Advanced)システムを用いる。
CoMP送信技術は、LTE-Aの重要な技術の1つであり、無線通信システムの性能を向上させ、セル端のUEのスループットを向上させることができる。これは、複数セルの環境では、LTEシステムが用いる周波数再使用技術により、セル間の干渉が発生し、セル端のUEの性能およびセルの平均スループットが低下するが、CoMP送信技術はセル間の干渉を有用な信号に変換することができ、これによりセル端のUEに対する干渉を大幅に低減するためである。
CoMP送信技術は、2つのタイプに分類される。1つのタイプは、結合送信(joint transmission)および動的なセル選択を含む、結合処理(Joint Processing)である。結合送信とは、CoMPセットの任意のアクセスポイント(AP、Access Point)においてデータを送信でき、複数のアクセスポイントがデータをUEに同時に送信できるということを意味する。動的なセル選択とは、アクセスポイントがCoMPセットに応じて変わり、選択されたセルが任意のサブフレームにおいてアクセスポイントになりうるということを意味する。他のタイプは、協調スケジューリング/ビームフォーミング(Coordinated Scheduling/Beamforming)である。このタイプのCoMPでは、データはサービングセルのみで送信することができ、CoMPセットの他のセルは、スケジューリング/ビームフォーミングの決定により干渉を回避する。
CoMP送信の場合には、1つのUEは複数のセルにより同時にサービスを受けてもよく、UEに同時にサービスを提供するセルはCoMPセットと呼ばれうる。加えて、UEにサービスを提供する各セルは、アクセスポイントであると考えられうる。
UEがアップリンク送信電力を取得する前に、UEは、ダウンリンク経路損失と、セル固有の電力パラメータと、送信電力制御命令とを含む、アップリンク送信電力制御パラメータを取得する必要がある。しかし、従来技術では、CoMP送信の場合、アップリンク送信電力を求めるために、LTEシステムのアップリンク送信電力制御パラメータがなお用いられると、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が引き起こされうる。
本発明の実施形態は、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法を提供する。以下の実施形態の各々は、CoMP送信技術を用いた無線通信システムに適用可能である。
以下では、まず、本発明の実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法を説明する。図1に示されるように、この方法は、以下のステップを含む。
S101. 基地局が、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを、取得する。
S102. 基地局が、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを、取得する。
実際の適用においては、基地局はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの、受信信号対干渉雑音比(SINR、Signal to Interference plus Noise Ratio)の和と、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、UEに割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびUE固有の電力パラメータの和と、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令とを、取得することができる。この場合、基地局は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局が、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、基地局はさらに、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得することができる。次いで、基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供することができる。
実際の適用においては、基地局はさらに、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、UEに割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびUE固有の電力パラメータの和とを、取得することができる。この場合、基地局は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、基地局はまず、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得し、次いで、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができる。
基地局が、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、基地局はさらに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、取得することができる。次いで、基地局は、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、UEに提供することができる。
図1に示される方法に対応して、本発明の実施形態は、基地局をさらに提供する。図2に示されるように、基地局は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニット201と、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令とを取得するように構成された第2の取得ユニット202とを含み、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和は、第1の取得ユニット201により取得される。
実際の適用においては、第1の取得ユニット201はまた、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、UEに割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和と、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令とを、取得することができる。この場合、第2の取得ユニット202は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局はさらに、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得するように構成された第3の取得ユニット203と、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供するように構成された提供ユニット204とを含みうる。
実際の適用においては、第1の取得ユニット201はさらに、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、UEに割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和とを、取得することができる。この場合、第2の取得ユニット202は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、第2の取得ユニット202はまず、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得し、次いで、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができる。
基地局はさらに、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、取得するように構成された第3の取得ユニット203と、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、UEに提供するように構成された提供ユニット204とを含みうる。ここでの第3の取得ユニット203は、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得するように構成された前述の第3の取得ユニット203と同じであってよいことに、留意されたい。同様に、ここでの提供ユニット204は、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供するように構成された前述の提供ユニット204と同じであってよい。
以下では、本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための別の方法を紹介する。図3に示されるように、その方法は以下のステップを含む。
S301. 基地局が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける、第1のUEの位置を求め、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得する。
S302. 基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得し、または基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得し、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク電力制御パラメータと、UEにサービスを提供する協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの各々の差の和とにしたがって、求められる。
実際の適用では、アップリンク送信電力制御パラメータは、ダウンリンク経路損失を指しうる。CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令にしたがって、求められうる。この場合、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、アップリンク送信電力制御パラメータは、送信電力制御命令も指しうる。CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、求められうる。この場合、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、基地局はまず、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得し、次いで、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができる。
基地局が、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御命令を取得した後で、基地局はさらに、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを、第1のUEに提供することができ、または、基地局が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得した後で、基地局はさらに、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を、第1のUEに提供することができる。
図3に示された方法に対応して、本発明の実施形態は基地局も提供する。図4に示されるように、その基地局は、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるように構成された決定ユニット401と、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニット402と、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、サービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得するように構成された第2の取得ユニット403とを含み、このときサービングセルにおける第1のUEの位置は決定ユニット401により求められ、または、第2の取得ユニット403は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータおよびCoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差とを取得するように構成され、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は、決定ユニット401により求められ、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力制御パラメータは、UEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク電力制御パラメータと、UEにサービスを提供する協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータとサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータとの各々の差の和とにしたがって、求められる。
実際の適用では、アップリンク送信電力制御パラメータは、ダウンリンク経路損失を指しうる。CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令にしたがって、求められうる。この場合、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、アップリンク送信電力制御パラメータは、送信電力制御命令も指しうる。CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、求められうる。この場合、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
実際の適用では、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失をまず求めることができ、次いで、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令が求められる。
基地局はさらに、第2の取得ユニット403がCoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを取得した後で、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータを、第1のUEに提供するように構成された、または、第2の取得ユニット403が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、CoMP送信の環境での第1のUEのアップリンク送信電力制御パラメータとの差を、第1のUEに提供するように構成された提供ユニット404を含む。
以下では、本発明のある実施形態にしたがって、ダウンリンク経路損失および送信電力制御命令をどのように決定するかを、詳細に示す。
以下ではまず、本発明のある実施形態にしたがって、ダウンリンク経路損失をどのように求めるかを示す。図5に示されるように、本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法は、以下のステップを含む。
S501. 基地局が、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを、取得する。
1つのUEは複数のセルにより同時にサービスを受けうるので、UEは、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失だけではなく、UEにサービスを提供する各協調セル自体のダウンリンク経路損失も取得することができる。
実際の適用では、UEは、サービングセルの経路損失と、全ての協調セルの経路損失とを、基地局に提供することができる。このようにして、基地局は、サービングセルの経路損失を取得するだけではなく、サービングセルの経路損失および全ての協調セルの経路損失にしたがって、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差も取得することができる。最後に、基地局はこれらの差を和して、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和を取得する。
実際の適用では、UEはまた、サービングセルの経路損失および全ての協調セルの経路損失にしたがって、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との差をまず取得し、次いで、サービングセルの経路損失およびこれらの差を、基地局に提供してもよい。このようにして、基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失を取得するだけではなく、これらの差にしたがって、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和も取得することができる。
実際の適用では、UEはまた、サービングセルの経路損失および全ての協調セルの経路損失にしたがって、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との差をまず取得し、次いで、これらの差を和して、各協調セルのダウンリンク経路損失と、サービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和を取得してもよい。次いで、UEは、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを、NodeBに提供する。このようにして、NodeBは、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを、取得する。
基地局によって、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを取得する目的は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を計算することであることに、留意されたい。しかし、最終的に取得される、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失がより正確かつ実用的になるように、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することに加えて、基地局はまた、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令のような因子にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得してもよい。したがって、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和を取得することに加えて、基地局はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令を取得してもよい。
S502. 基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、ダウンリンク経路損失間の差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得する。
実際の適用では、基地局は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を、以下の式(1)のように取得することができ、
Figure 2013511864
上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。α(j)の値のセットは、{0, 0.1, 0.2, 0.3, 0.4, 0.5, 0.6, 0.7, 0.8, 0.9, 1}であってよいことに留意されたい。jの値が0の場合は、準連続的なスケジューリングに相当し、jの値が1の場合は、動的なスケジューリングに相当し、異なる値のjに対応するα(j)は、異なる値を有する。
以下では、本発明のこの実施形態にしたがって、どのように式(1)を得るかを、3個のセルが1個のUEに同時にサービスを提供する例によって示す。
以下の式は、CoMP送信の環境で得ることができ、
Figure 2013511864
上式でPL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、PL2は、協調セル1のダウンリンク経路損失であり、PL3は、協調セル2のダウンリンク経路損失であり、I1は、UEがサービングセルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、I2は、UEが協調セル1のアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、I3は、UEが協調セル2のアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、γの和の方法は最大の比率を和することであり、Pは、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク信号送信電力である。雑音の影響は小さいので、ここでは無視することができる。
以下の式は、前述の式から得ることができ、
Figure 2013511864
上式で、Δ1=PL2-PL1、かつΔ2=PL3-PL1である。
3GPP TS36.213で定義される、UEのアップリンク信号送信電力の式は、
PPUSCH(i)=min{PCMAX,10log10(MPUSCH(i))+PO_PUSCH(j)+α(j)・PL+ΔTF(i)+f(i)}
であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+ΔTF(i)+f(i)が定義され、ここで、ΔTF(i)は、適応変調符号化(AMC)技術により無視することができ、P* O_PUSCH(j)=P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+PO_UE_PUSCH(j)であり、セル固有の電力パラメータP* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、CoMPセットの全てのセルのPO_NOMINAL_PUSCH(j)の中で最小の値であり、PO_UE_PUSCH(j)は0に設定され、f(i)はサービングセルのf(i)である。前述の内容にしたがって、P=C+α・PL*を得ることができる。
最後に、以下の式を得ることができ、
Figure 2013511864
上式でI=I1+I2+I3である。
サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、得る必要がある場合、Δ=PL1-PL*を得ることができ、ここでΔは、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差である。
基地局が、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、基地局はまた、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を、UEに提供することもできる。このようにして、UEは、CoMP送信の環境でのダウンリンク経路損失を取得する。
基地局が、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、基地局はさらに、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、さらに取得することができる。そして、基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供する。UEは、サービングセルのダウンリンク経路損失を取得できるので、UEは、サービングセルのダウンリンク経路損失とCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得した後、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができる。
図5に示される方法に対応して、本発明の実施形態は基地局も提供する。基地局の論理構造について、図2に示される論理構造を参照することができる。図2に示されるように、基地局は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニット201と、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得するように構成された第2の取得ユニット202とを含み、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和は、第1の取得ユニット201により取得される。
第1の取得ユニット201は適宜、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令を、さらに取得してもよい。
第2の取得ユニット202は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を、
Figure 2013511864
のように取得することができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク送信電力の式における、UEのダウンリンク経路損失パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局は適宜、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失をUEに提供するように構成された提供ユニット204をさらに含みうる。
基地局は適宜、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を取得するように構成された第3の取得ユニット203をさらに含みうる。この場合、提供ユニット204は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との差を、UEに提供することができる。
基地局での各ユニットの機能の具体的な説明のために、図5に示された実施形態で提供される方法の関連する説明を参照することができ、ここでは詳細な説明は繰り返さない。
図5に示される方法の実施形態および対応する基地局の実施形態では、基地局は、ダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差をリアルタイムで求めることができる。例えば、UEがアップリンク信号送信電力を求める必要がある場合、基地局は、UEのダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差を求める。実際の適用では、セルにおけるUEの位置に対応する、ダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差が、事前に取得されてもよい。UEがアップリンク信号送信電力を求める必要がある場合、基地局は、セルにおけるUEの現在の位置をまず求め、次いで、セルにおけるUEの位置と、ダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差との対応関係にしたがって、ダウンリンク経路損失またはダウンリンク経路損失間の差を取得することができる。
したがって、本発明の実施形態は、アップリンク信号送信電力パラメータを取得するための方法を提供する。図6に示されるように、この方法は以下のステップを含む。
S601. 基地局が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求め、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信されるCoMPセット選択閾値を取得する。
S602. 基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を取得し、または基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失の差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を取得し、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、求められる。
Table 1(表1)は、セルにおけるUEの位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失の差との対応関係の一形態を示す。
Figure 2013511864
実際の適用では、基地局は、別のセルの参照信号受信電力とサービングセルの参照信号受信電力との差を、事前に設定されたCoMPセット選択閾値と比較して、UEがCoMP送信を実行できるかどうかを判定することができる。CoMPセット選択閾値は、経験的に得られる値、例えば、3dB、4dBなどであってよく、実際の要件にしたがって当業者により設定されうる。設定されたCoMPセット選択閾値は、協調セルを選択する際にUEに直接影響し、すなわち、UEにより選択される協調セルの数に直接影響し、さらに、前述の式による推定から、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差とに、影響する。UEがCoMP送信を実行できると判定した後で、基地局は、位置決定技術を用いて、どのエッジ領域が最もUEに近いかを判定する。セルの論理モデルは六角形であるとみなすことができ、1つの六角形は6個の辺を有する。Table 1(表1)に示されるように、1、2、3、4、5および6は、セルの論理モデルの6個のエッジ領域、つまり、セルにおけるUEの位置を示す。ダウンリンク経路損失間の対応する差は、Table 1(表1)において位置およびCoMPセット選択閾値を検索することによって発見されうる。セルの6個のエッジ領域のダウンリンク経路損失の差は、大量のエミュレーション試験に基づく統計的な平均値である。Δ1、Δ2、Δ3、Δ4、…、Δ11、およびΔ12は、異なる位置および異なるCoMPセット選択閾値に対応するダウンリンク経路損失の差を示す。適宜、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失はまた、UEにサービスを提供する各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、MPUSCH(i)、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令にしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を求めるための方法については、図5に示される方法を参照することができ、詳細な説明はここでは繰り返さない。
基地局が取得するものが、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失である場合、基地局はさらに、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を取得した後に、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を第1のUEに提供することができる。
基地局が取得するものが、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差である場合、基地局はさらに、サービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を、第1のUEに提供することができる。
図6に示される方法に対応して、本発明の実施形態は基地局をさらに提供する。基地局の論理構造については、図4に示される論理構造を参照することができる。図4に示されるように、基地局は、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるように構成された決定ユニット401と、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニット402と、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を取得するように構成された第2の取得ユニット403とを含み、このとき第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は決定ユニット401により求められ、または、第2の取得ユニット403は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失およびCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失の差との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差とを取得するように構成され、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は、決定ユニット401により求められ、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、求められる。
適宜、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失はまた、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、MPUSCH(i)、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令にしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局はさらに、第2の取得ユニット403がCoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を取得した後で、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失を、第1のUEに提供するように構成された提供ユニット404を含んでもよく、または、提供ユニット404は、第2の取得ユニット403が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、CoMP送信の環境での第1のUEのダウンリンク経路損失との差を、第1のUEに提供するように構成される。
基地局の各ユニットの機能の具体的な説明については、図6に示される方法の実施形態の関連する説明を参照することができ、詳細な説明はここでは繰り返さない。
以下では、本発明のある実施形態により、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令をどのように求めるかを説明する。図7に示されるように、本発明のある実施形態により、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法は、以下のステップを含む。
S701. 基地局が、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを、取得する。
基地局によって、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを、取得する目的は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を計算することである。しかし、最終的に取得される、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令がより正確かつ実用的になるように、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することに加えて、基地局は、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、および、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得してもよい。したがって、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを取得することに加えて、基地局はさらに、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得してもよい。
S702. 基地局が、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得する。
実際の適用では、基地局は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を以下の式(2)のように取得することができ、
Figure 2013511864
上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
以下では、本発明のこの実施形態にしたがって、どのように式(2)を得るかを、3個のセルが1個のUEに同時にサービスを提供する例によって示す。
以下の式は、CoMP送信の環境で得ることができ、
Figure 2013511864
上式でPL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、PL2は、協調セル1のダウンリンク経路損失であり、PL3は、協調セル2のダウンリンク経路損失であり、I1は、UEがサービングセルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、I2は、UEが協調セル1のアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、I3は、UEが協調セル2のアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、γの和の方法は最大の比率を和することであり、Pは、CoMP送信の環境でのUEのアップリンク信号送信電力である。雑音の影響は小さいので、ここでは無視することができる。
以下の式は、前述の式から得ることができ、
Figure 2013511864
上式で、Δ1=PL2-PL1、かつΔ2=PL3-PL1である。
TS36.213で定義される、UEのアップリンク信号送信電力の式は、
PPUSCH(i)=min{PCMAX,10log10(MPUSCH(i))+PO_PUSCH(j)+α(j)・PL+ΔTF(i)+f(i)}
であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*TF(i)が定義され、ここで、ΔTF(i)は、適応変調符号化(AMC)技術により無視することができ、P* O_PUSCH(j)=P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+PO_UE_PUSCH(j)であり、セル固有の電力パラメータP* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、CoMPセットの全てのセルのPO_NOMINAL_PUSCH(j)の中で最小の値であり、PO_UE_PUSCH(j)は0に設定され、PL*はCoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失である。
P=C+f(i)*が、前述の内容から得られうる。
最後に、以下の式を得ることができ、
Figure 2013511864
上式でI=I1+I2+I3である。
サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を得る必要がある場合、δ=f(i)1-f(i)*を得ることができ、ここでδは、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差であり、f(i)1は、サービングセルの送信電力制御命令である。
基地局は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができる。
加えて、基地局はさらに、前述の全てのパラメータ値に加えて、サービングセルの送信電力制御命令を取得することができる。
基地局は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、基地局はさらに、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令をUEに提供することができる。このようにして、UEは、CoMP送信の環境での送信電力制御命令を取得する。
基地局がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、基地局はさらに、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を取得することができる。そして、基地局は、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、UEに提供する。UEは、サービングセルの送信電力制御命令を取得できるので、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を取得した後で、CoMP送信の環境での送信電力制御命令を取得することができる。
図7に示される方法に対応して、本発明の実施形態は基地局も提供する。基地局の論理構造については、図2に示される基地局を参照することができる。基地局は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニット201と、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得するように構成された第2の取得ユニット202とを含み、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和は、第1の取得ユニット201により取得される。
適宜、第1の取得ユニット201はまた、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、MPUSCH(i)、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を、取得することができる。
第2の取得ユニット202は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得することができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
第1の取得ユニット201は、サービングセルのダウンリンク経路損失およびダウンリンク経路損失間の差の和にしたがって、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得するように構成されうる。
第1の取得ユニット201は、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令を、さらに取得することができる。
第1の取得ユニット201は、
Figure 2013511864
のように、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失を取得することができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局は適宜、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令をUEに提供するように構成された提供ユニット204をさらに含みうる。
基地局は適宜、第2の取得ユニット202がCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を取得した後で、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を取得するように構成された第3の取得ユニット203をさらに含みうる。この場合、提供ユニット204は、サービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との差を、UEに提供するように構成されうる。
基地局での各ユニットの機能の具体的な説明のために、図7に示された方法の実施形態の関連する説明を参照することができ、ここでは詳細な説明は繰り返さない。
図7に示される方法の実施形態および対応する基地局の実施形態では、基地局は、送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差をリアルタイムに求めることができる。例えば、UEがアップリンク信号送信電力を求める必要がある場合、基地局は、UEの送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差を求める。実際の適用では、セルにおけるUEの位置に対応する、送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差が、事前に取得されてもよい。UEがアップリンク信号送信電力を求める必要がある場合、基地局は、セルにおけるUEの現在の位置を求め、次いで、セルにおけるUEの位置と、送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差との対応関係にしたがって、送信電力制御命令または送信電力制御命令間の差を取得することができる。
したがって、本発明の実施形態は、アップリンク送信電力パラメータを取得するための方法を提供する。図8に示されるように、この方法は以下のステップを含む。
S801. 基地局が、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求め、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信されるCoMPセット選択閾値を取得する。
S802. 基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との、対応関係にしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を取得し、または基地局が、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令失およびCoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令の差との、対応関係にしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を取得し、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、求められる。
Table 2(表2)は、セルにおけるUEの位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令およびCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令の差との対応関係の一形態を示す。
Figure 2013511864
Table 2(表2)に示されるように、1、2、3、4、5、および6は、セルの論理モデルの6個のエッジ領域、つまり、セルにおけるUEの位置を示す。δ1、δ2、δ3、δ4、…、δ11、およびδ12は、異なる位置および異なるCoMPセット選択閾値に対応する電力制御命令の差を示す。
適宜、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令はまた、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、求められる。
CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局が取得するものが、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令である場合、基地局はさらに、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を取得した後に、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を第1のUEに提供することができる。
基地局が取得するものが、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差である場合、基地局はさらに、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を、第1のUEに提供することができる。
図8に示される方法に対応して、本発明の実施形態は基地局も提供する。基地局の論理構造については、図4に示される基地局を参照することができる。この基地局は、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置を求めるように構成された決定ユニット401と、ネットワークシステムにより構成され第1のUEにより受信される、CoMPセット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニット402と、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を取得するように構成された第2の取得ユニット403とを含み、このとき第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は、決定ユニット401により求められ、または、第2の取得ユニット403は、セルにおけるUEの事前に記憶された位置と、ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、UEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令およびCoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令の差との、対応関係にしたがって、かつ、ネットワークシステムにより構成され、第1のUEにより受信され、第1の取得ユニット402により取得される、CoMPセット選択閾値と、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置とにしたがって、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令と、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差とを取得するように構成され、第1のUEにサービスを提供するサービングセルにおける第1のUEの位置は、決定ユニット401により求められ、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、UEにサービスを提供するサービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和とにしたがって、求められる。
CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令はまた、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、UEに割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失にしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でf(i)*は、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令であり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、サービングセルのダウンリンク経路損失と、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々との差の和とにしたがって、求められうる。
CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失は、
Figure 2013511864
のように求めることができ、上式でPL*は、CoMP送信の環境でのUEのダウンリンク経路損失であり、α(j)は、セル固有のパラメータであり、PL1は、サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nは、UEにサービスを提供するセルの数であり、γは、UEにサービスを提供する全てのアクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和であり、Δは、UEにサービスを提供する各協調セルのダウンリンク経路損失とサービングセルのダウンリンク経路損失との各々の差の和であり、Iは、UEが各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)は、UEに割り当てられるリソースブロックの数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)は、UEにサービスを提供する全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)は、サービングセルの送信電力制御命令であり、iはサブフレームの番号であり、jは制御変数である。
基地局は適宜、第2の取得ユニット403がCoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を取得した後で、CoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令を第1のUEに提供するように構成された、または、第2の取得ユニット403が第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令とCoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を取得した後で、第1のUEにサービスを提供するサービングセルの送信電力制御命令とCoMP送信の環境での第1のUEの送信電力制御命令との差を第1のUEに提供するように構成された提供ユニット404をさらに含みうる。
基地局での各ユニットの機能の具体的な説明のために、図8に示された方法の実施形態の関連する説明を参照することができ、ここでは詳細な説明は繰り返さない。
以下では、本発明のある実施形態にしたがって、実際に用いられるセル固有の電力パラメータをどのように求めるかを説明する。図9に示されるように、本発明のある実施形態による、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法は、以下のステップを含む。
S901. UEが、各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを取得し、各アクセスポイントは、UEにサービスを提供するアクセスポイントである。
セル固有の電力パラメータは、基地局によりブロードキャストされる。したがって、UEは、各セルのセル固有の電力パラメータを取得することができ、または、各アクセスポイントのセル固有の電力パラメータを取得することができる。
S902. UEが、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択する。
UEは、全てのセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとしてランダムに選択してもよく、または、何らかの規則にしたがって、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択してもよい。例えば、UEは、全てのセル固有の電力パラメータから、値が最小のセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択する。
UEはさらに、全てのセル固有の電力パラメータから、値が最小のセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択した後で、実際に用いられるセル固有の電力パラメータを、UEにサービスを提供する基地局に提供することができる。このようにして、基地局は、UEにより提供されるセル固有の電力パラメータを用いて、ダウンリンク経路損失間の差を計算し、または、CoMP送信の環境でのUEの送信電力制御命令を計算し、または他の処理を行うことができる。
図9に示される方法に対応して、本発明の実施形態はUEをさらに提供する。図10に示されるように、UEは、各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを取得するように構成された取得ユニット1001であって、各アクセスポイントが図10に示されるUEにサービスを提供するアクセスポイントである、取得ユニット1001と、取得ユニット1001により取得された全てのセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するように構成された選択ユニット1002とを含む。
取得ユニット1001は、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、値が最小のセル固有の電力パラメータを実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するように構成されうる。
UEはさらに、取得ユニット1001が、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、そのセル固有の電力パラメータを実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択した後で、その実際に用いられるセル固有の電力パラメータを、図10に示されるUEにサービスを提供する基地局に提供するように構成された提供ユニット1003を含みうる。
UEの各ユニットの機能の具体的な説明については、図9に示される実施形態で提供される方法の関連する説明を参照することができ、詳細な説明はここでは繰り返さない。
結論として、本発明の実施形態では、CoMP送信の場合の要因が、アップリンク送信電力制御パラメータを取得する処理において完全に考慮され、CoMP送信の場合にアップリンク送信電力制御パラメータをどのように求めるべきかという問題が解決する。このようにして、セルのスループットの低下およびUEの電力の浪費が回避される。
前述の方法の実施形態のステップの全てまたは一部は、関連するハードウェアを指示するプログラムにより実施されうることを、当業者は理解できる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されうる。プログラムが実行されると、前述の方法の実施形態の処理が実行される。記憶媒体は、磁気ディスク、CD-ROM、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)などであってよい。
前述の説明は、本発明の例示的な実施形態に過ぎない。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は様々な改善および改良を行えることを、理解されたい。そのような改善および改良は、本発明の保護範囲に入るべきである。
201 第1の取得ユニット
202 第2の取得ユニット
203 第3の取得ユニット
204 提供ユニット
401 決定ユニット
402 第1の取得ユニット
403 第2の取得ユニット
404 提供ユニット
1001 取得ユニット
1002 選択ユニット
1003 提供ユニット

Claims (26)

  1. 多地点協調送信技術を用いた無線通信システムに適用可能な、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法であって、
    基地局によって、ユーザ装置のサービングセルのダウンリンク経路損失を取得し、前記ユーザ装置の各協調セルのダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和を取得するステップと、
    前記基地局によって、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失および前記ダウンリンク経路損失間の差の前記和にしたがって、多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置のダウンリンク経路損失と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の送信電力制御命令とを取得するステップと
    を含む、ことを特徴とする方法。
  2. 前記基地局がさらに、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、前記ユーザ装置が各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和と、前記ユーザ装置の前記サービングセルの送信電力制御命令とを取得し、
    前記基地局がさらに、
    Figure 2013511864
    のように、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失を取得し、上式で、PL*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失であり、α(j)が、セル固有のパラメータであり、PL1が、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失であり、nが、前記ユーザ装置にサービスを提供するセルの前記数であり、γが、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの前記受信信号対干渉雑音比の前記和であり、Δが、前記ユーザ装置の各協調セルの前記ダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和であり、Iが、前記ユーザ装置が各セルの前記アクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の前記和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)が、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの前記数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)が、前記ユーザ装置の全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)が、前記送信電力制御命令であり、iがサブフレームの番号であり、jが制御変数である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失を取得した後で、
    前記基地局によって、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失との差を取得するステップと、
    前記基地局によって、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失との前記差を、前記ユーザ装置に提供するステップと
    を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記基地局がさらに、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、前記ユーザ装置が各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和とを取得し、
    前記基地局がさらに、
    Figure 2013511864
    のように、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令を取得し、上式で、f(i)*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令であり、PL1が、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失であり、nが、前記ユーザ装置にサービスを提供するセルの前記数であり、γが、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの前記受信信号対干渉雑音比の前記和であり、δが、前記ユーザ装置の各協調セルの前記ダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和であり、Iが、前記ユーザ装置が各セルの前記アクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の前記和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)が、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの前記数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)が、前記ユーザ装置の全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)が、セル固有のパラメータであり、PL*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失であり、iがサブフレームの番号であり、jが制御変数である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記基地局が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令を取得した後で、
    前記基地局によって、前記ユーザ装置にサービスを提供する前記サービングセルの送信電力制御命令と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令との差を取得するステップと、
    前記基地局によって、前記ユーザ装置にサービスを提供する前記サービングセルの前記送信電力制御命令と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令との前記差を、前記ユーザ装置に提供するステップと
    を含む、ことを特徴とする請求項1または4に記載の方法。
  6. 前記サービングセルの前記ユーザ装置の位置と、ネットワークシステムにより構成され前記ユーザ装置により受信されるCoMPセット選択閾値と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失との間に、1対1の対応関係を設定するステップ、または、
    前記サービングセルの前記ユーザ装置の前記位置と、前記ネットワークシステムにより構成され前記ユーザ装置により受信される前記CoMPセット選択閾値と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令との間に、1対1の対応関係を設定するステップ
    をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 多地点協調技術を用いた無線通信システムに適用可能であって、
    ユーザ装置のサービングセルのダウンリンク経路損失を取得し、前記ユーザ装置の各協調セルのダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和とを取得するように構成された第1の取得ユニットと、
    前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失および前記ダウンリンク経路損失間の差の前記和にしたがって、多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置のダウンリンク経路損失と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の送信電力制御命令とを取得するように構成された第2の取得ユニットと
    を含み、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失および前記ダウンリンク経路損失間の差の前記和が、前記第1の取得ユニットにより取得される、ことを特徴とする基地局。
  8. 前記第1の取得ユニットがさらに、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、前記ユーザ装置が各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和と、前記ユーザ装置にサービスを提供する前記サービングセルの送信電力制御命令とを取得するように構成され、
    前記第2の取得ユニットがさらに、
    Figure 2013511864
    のように、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失を取得するように構成され、上式で、PL*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失であり、α(j)が、セル固有のパラメータであり、PL1が、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失であり、nが、前記ユーザ装置にサービスを提供するセルの前記数であり、γが、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの前記受信信号対干渉雑音比の前記和であり、Δが、前記ユーザ装置の各協調セルの前記ダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和であり、Iが、前記ユーザ装置が各セルの前記アクセスポイントに送信する前記信号に対する、前記干渉信号の強度の前記和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)が、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの前記数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)が、前記ユーザ装置の全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)が、前記サービングセルの前記送信電力制御命令であり、iがサブフレームの番号であり、jが制御変数である、ことを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  9. 前記第2の取得ユニットが前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失を取得した後で、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失との差を取得するように構成された第3の取得ユニットと、
    前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失との前記差を、前記ユーザ装置に提供するように構成された提供ユニットと
    をさらに含み、前記差が前記第3の取得ユニットにより取得される、ことを特徴とする請求項7または8に記載の基地局。
  10. 前記第1の取得ユニットがさらに、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和と、前記ユーザ装置が各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和と、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの数と、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和とを取得するように構成され、
    前記第2の取得ユニットがさらに、
    Figure 2013511864
    のように、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令を取得するように構成され、上式で、f(i)*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令であり、PL1が、前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失であり、nが、前記ユーザ装置にサービスを提供するセルの前記数であり、γが、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの前記受信信号対干渉雑音比の前記和であり、δが、前記ユーザ装置の各協調セルの前記ダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和であり、Iが、前記ユーザ装置が各セルの前記アクセスポイントに送信する前記信号に対する前記干渉信号の強度の前記和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)が、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの前記数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)が、前記ユーザ装置の全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)が、セル固有のパラメータであり、PL*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失であり、iがサブフレームの番号であり、jが制御変数である、ことを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  11. 前記第2の取得ユニットが前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令を取得した後で、前記ユーザ装置の前記サービングセルの前記送信電力制御命令と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令との差を取得するように構成された第3の取得ユニットと、
    前記ユーザ装置の前記サービングセルの前記送信電力制御命令と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令との前記差を、前記ユーザ装置に提供するように構成された提供ユニットと
    をさらに含み、前記差が前記第3の取得ユニットにより取得される、ことを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  12. 前記サービングセルの前記ユーザ装置の位置と、ネットワークシステムにより構成され前記ユーザ装置により受信される、多地点協調(CoMP)セット選択閾値と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失との間に、1対1の対応関係を設定するように構成されたユニット、または、
    前記サービングセルの前記ユーザ装置の前記位置と、前記ネットワークシステムにより構成され前記ユーザ装置により受信される前記多地点協調(CoMP)セット選択閾値と、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令との間に、1対1の対応関係を設定するように構成されたユニット
    をさらに含む、ことを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  13. 多地点協調送信技術を用いた無線通信システムに適用可能な、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法であって、
    基地局によって、ユーザ装置のサービングセルにおける前記ユーザ装置の位置を求め、ネットワークシステムにより構成され前記ユーザ装置により受信される多地点協調(CoMP)セット選択閾値を取得するステップと、
    前記基地局によって、セルにおける前記ユーザ装置の事前に記憶された位置と、前記ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係と、前記求められた位置と、前記取得された閾値とにしたがって、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置のアップリンク送信電力制御パラメータを取得するステップ、または、
    前記基地局によって、前記セルにおける前記ユーザ装置の前記事前に記憶された位置と、前記ネットワークシステムにより構成された前記CoMPセット選択閾値と、前記ユーザ装置の前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータおよび前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係と、前記求められた位置と、前記取得された閾値とにしたがって、前記ユーザ装置の前記サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得するステップを含み、
    前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータが、前記ユーザ装置にサービスを提供する前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータと、前記ユーザ装置の各協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータと前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータとの差の和とにしたがって求められる、ことを特徴とする方法。
  14. 前記アップリンク送信電力制御パラメータがダウンリンク経路損失である場合、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置のダウンリンク経路損失を取得する前記ステップがさらに、
    前記ユーザ装置の各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、前記ユーザ装置が各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、前記ユーザ装置の前記サービングセルの送信電力制御命令にしたがって、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失を取得するステップと、
    前記ユーザ装置によって、前記多地点協調送信の環境での前記ダウンリンク経路損失を
    Figure 2013511864
    のようにさらに取得するステップとを含み、上式で、PL*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失であり、α(j)が、セル固有のパラメータであり、PL1が、前記サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nが、前記ユーザ装置にサービスを提供するセルの前記数であり、γが、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの前記受信信号対干渉雑音比の前記和であり、Δが、前記ユーザ装置の各協調セルのダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和であり、Iが、前記ユーザ装置が各セルの前記アクセスポイントに送信する前記信号に対する前記干渉信号の強度の前記和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)が、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの前記数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)が、前記ユーザ装置の全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)が、前記サービングセルの前記送信電力制御命令であり、iがサブフレームの番号であり、jが制御変数である、ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記アップリンク送信電力制御パラメータが送信電力制御命令であり、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令を取得する前記ステップがさらに、
    前記ユーザ装置の各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、前記ユーザ装置が各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、前記多地点協調の環境での前記ユーザ装置のダウンリンク経路損失にしたがって、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令を取得するステップと、
    前記ユーザ装置によって、
    Figure 2013511864
    のように、前記多地点協調送信の環境での前記送信電力制御命令をさらに取得するステップとを含み、上式で、f(i)*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令であり、PL1が、前記サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nが、前記ユーザ装置にサービスを提供するセルの前記数であり、γが、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの前記受信信号対干渉雑音比の前記和であり、δが、前記ユーザ装置の各協調セルのダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和であり、Iが、前記ユーザ装置が各セルの前記アクセスポイントに送信する前記信号に対する前記干渉信号の強度の前記和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)が、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの前記数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)が、前記ユーザ装置の全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)が、セル固有のパラメータであり、PL*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失であり、iがサブフレームの番号であり、jが制御変数である、ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 前記基地局が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータを取得した後で、
    前記基地局によって、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータを、前記ユーザ装置に提供するステップをさらに含み、
    前記基地局が、前記ユーザ装置の前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータと、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得した後に、
    前記基地局によって、前記ユーザ装置の前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータと、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータとの前記差を、前記ユーザ装置に提供するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項13、14、または15に記載の方法。
  17. 多地点協調技術を用いた無線通信システムに適用可能な基地局であって、
    ユーザ装置のサービングセルにおける、前記ユーザ装置の位置を求めるように構成された決定ユニットと、
    ネットワークシステムにより構成され前記ユーザ装置により受信される、多地点協調(CoMP)セット選択閾値を取得するように構成された第1の取得ユニットと、
    セルにおける前記ユーザ装置の事前に記憶された位置と、前記ネットワークシステムにより構成されたCoMPセット選択閾値と、多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータとの、対応関係と、前記決定ユニットにより求められた前記位置と、前記第1の取得ユニットにより取得された前記閾値とにしたがって、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置のアップリンク送信電力制御パラメータを取得するように構成されたまたは、
    前記セルにおける前記ユーザ装置の前記事前に記憶された位置と、前記ネットワークシステムにより構成された前記CoMPセット選択閾値と、前記ユーザ装置の前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータおよび前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータの差との、対応関係と、前記決定ユニットにより求められた前記位置と、前記第1の取得ユニットにより取得された前記閾値とにしたがって、前記ユーザ装置の前記サービングセルのアップリンク送信電力制御パラメータと、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得するように構成された第2の取得ユニットとを含み、
    前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータが、前記ユーザ装置にサービスを提供する前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータと、前記ユーザ装置の各協調セルのアップリンク送信電力制御パラメータと前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータとの差の和とにしたがって求められる、ことを特徴とする基地局。
  18. 前記アップリンク送信電力制御パラメータがダウンリンク経路損失である場合、前記第2の取得モジュールがさらに、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、前記ユーザ装置が各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、前記ユーザ装置の前記サービングセルの送信電力制御命令にしたがって、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失を取得するように構成され、
    前記第2の取得モジュールがさらに、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失を
    Figure 2013511864
    のように取得するように構成され、上式で、PL*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失であり、α(j)が、セル固有のパラメータであり、PL1が、前記サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nが、前記ユーザ装置にサービスを提供するセルの前記数であり、γが、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの前記受信信号対干渉雑音比の前記和であり、Δが、前記ユーザ装置の各協調セルのダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和であり、Iが、前記ユーザ装置が各セルの前記アクセスポイントに送信する前記信号に対する前記干渉信号の強度の前記和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_NOMINAL_PUSCH(j)+f(i)であり、MPUSCH(i)が、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの前記数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)が、前記ユーザ装置の全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、f(i)が、前記サービングセルの前記送信電力制御命令であり、iがサブフレームの番号であり、jが制御変数である、ことを特徴とする請求項17に記載の基地局。
  19. 前記アップリンク送信電力制御パラメータが送信電力制御命令である場合、前記第2の取得モジュールがさらに、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの受信信号対干渉雑音比の和、前記ユーザ装置が各セルのアクセスポイントに送信する信号に対する干渉信号の強度の和、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの数、セル固有の電力パラメータおよびユーザ装置固有の電力パラメータの和、ならびに、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置のダウンリンク経路損失にしたがって、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の送信電力制御命令を取得するように構成され、
    前記第2の取得モジュールがさらに、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令を
    Figure 2013511864
    のように取得するように構成され、上式で、f(i)*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記送信電力制御命令であり、PL1が、前記サービングセルのダウンリンク経路損失であり、nが、前記ユーザ装置にサービスを提供するセルの前記数であり、γが、前記ユーザ装置の各アクセスポイントの前記受信信号対干渉雑音比の前記和であり、δが、前記ユーザ装置の各協調セルのダウンリンク経路損失と前記サービングセルの前記ダウンリンク経路損失との差の和であり、Iが、前記ユーザ装置が各セルの前記アクセスポイントに送信する前記信号に対する前記干渉信号の強度の前記和であり、C=10log10(MPUSCH(i))+P* O_PUSCH(j)+α(j)・PL*であり、MPUSCH(i)が、前記ユーザ装置に割り当てられるリソースブロックの前記数であり、P* O_NOMINAL_PUSCH(j)が、前記ユーザ装置の全てのセルのセル固有の電力パラメータの中で値が最小の、セル固有の電力パラメータであり、α(j)が、セル固有のパラメータであり、PL*が、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記ダウンリンク経路損失であり、iがサブフレームの番号であり、jが制御変数である、ことを特徴とする請求項17に記載の基地局。
  20. 前記基地局がさらに、前記第2の取得ユニットが前記アップリンク送信電力制御パラメータを取得した後で、前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータを、前記ユーザ装置に提供するように構成されたまたは、前記第2の取得ユニットが前記ユーザ装置にサービスを提供する前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータと前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータとの差を取得した後で、前記ユーザ装置の前記サービングセルの前記アップリンク送信電力制御パラメータと前記多地点協調送信の環境での前記ユーザ装置の前記アップリンク送信電力制御パラメータとの前記差を、前記ユーザ装置に提供するように構成された提供ユニットを含む、ことを特徴とする請求項17に記載の基地局。
  21. 多地点協調送信技術を用いた無線システムに適用可能な、アップリンク送信電力制御パラメータを取得するための方法であって、
    ユーザ装置によって、各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを取得するステップであって、各アクセスポイントが前記ユーザ装置のアクセスポイントである、ステップと、
    前記ユーザ装置によって、全てのセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するステップと
    を含む、ことを特徴とする方法。
  22. 前記ユーザ装置によって、全てのセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択する前記ステップが、
    前記ユーザ装置によって、全てのセル固有の電力パラメータから、値が最も小さいセル固有の電力パラメータを実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するステップを含む、ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記ユーザ装置が、全てのセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択した後で、
    前記ユーザ装置によって、前記実際に用いられるセル固有の電力パラメータを、前記ユーザ装置にサービスを提供する基地局に提供するステップ
    をさらに含む、ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  24. 多地点協調技術を用いた無線通信システムに適用可能なユーザ装置であって、
    各アクセスポイントにより提供されるセル固有の電力パラメータを取得するように構成された取得ユニットであって、各アクセスポイントが前記ユーザ装置のアクセスポイントである、取得ユニットと、
    前記取得ユニットにより取得された全てのセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するように構成された選択ユニットと
    を含む、ことを特徴とするユーザ装置。
  25. 前記取得ユニットが、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、値が最も小さいセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択するように構成されることを特徴とする請求項24に記載のユーザ装置。
  26. 前記取得ユニットが、全ての取得されたセル固有の電力パラメータから、あるセル固有の電力パラメータを、実際に用いられるセル固有の電力パラメータとして選択した後で、前記実際に用いられるセル固有の電力パラメータを、前記ユーザ装置にサービスを提供する基地局に提供するように構成された提供ユニット
    をさらに含む、ことを特徴とする請求項24に記載のユーザ装置。
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