JP2013510507A - ポータブル無線システムを通じた移動無線システムの遠隔制御 - Google Patents

ポータブル無線システムを通じた移動無線システムの遠隔制御 Download PDF

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Abstract

移動通信システム(100)は、ポータブル無線機(200)と移動無線機(300)とを含む。ポータブル無線機(200)は、移動無線機(300)を遠隔で制御するように構成される。ポータブル無線機(200)はスタンドアローン型モードで動作してもよく、この場合、移動無線機(300)は、ポータブル無線機のRFインタフェース(285)を使用して他の無線デバイスと通信する。ポータブル無線機(200)はまた、遠隔モードで動作してもよく、この場合、ポータブル無線機(200)は、ポータブル無線機(200)と移動無線機(300)との間に無線リンクを確立し、これにより、移動無線機(300)を遠隔で制御し、他の無線デバイスと通信するために移動無線機のRFインタフェース(385)を使用するように動作可能である。

Description

本発明は、移動/ポータブル無線システムを対象とする。特に、本発明は、別の移動無線機を遠隔でも制御できる全機能搭載型のポータブル無線機を含むシステムを対象とする。
陸上移動無線(LMR:Land Mobile Radio)システムは、世界中で広く使用されている。これらのシステムは、組織メンバの間の通信のために、消防署、警察署及び他の一次対応組織によりしばしば使用される。LMRシステムはまた、乗物及び人の派遣及び通信のために、多くの営利組織により使用される。LMRシステムは、しばしば1つ以上の中央派遣オフィス(central dispatch office)を含むが、個人はまた、派遣オフィスの支援なしに相互に通信することができる。
典型的には、LMRシステムは、システムを使用したグループのメンバの間でポイント・ツー・マルチポイント通信を提供する。LMRデバイスが動作する無線周波数を判定するために、ユーザによりチャネルが選択される。送信及び受信は、同じ周波数で生じてもよい。或いは、選択されたチャネルは、別の送信及び受信周波数を規定してもよい。選択されたチャネルで通信を開始するために、無線装置でプッシュ・ツー・トーク(PTT:push-to-talk)ボタンが押下される。次に、典型的には音声の形式で、ユーザは、選択されたチャネルでメッセージを送信することができる。選択されたチャネルを監視しているグループのいずれかのメンバは、メッセージを受信する。メッセージはまた、キーボード又はDTMF(dual tone multi frequency)キーパッドで入力されたデータの形式でもよい。
広い地理的領域に分散したユーザが相互に通信することを可能にするために、しばしば1つ以上のリピータ(中継器)が通信システムに含まれる。リピータは、信号を受信し、それを高い電力で送信するため、通信システムの範囲を増加させる。リピータがしばしば使用されるが、LMR装置はまた、“トークアラウンド(talk-around)”モードで動作することができる。“トークアラウンド”モードは、2つ以上のデバイスがリピータを使用せずに通信することを可能にする。
最近のシステムは、複数のユーザ及びグループが単一の周波数チャネルを共有することを可能にするトランクプロトコル(trunking protocol)を使用する。トランクシステムでは、リピータ又は基地局は、どの周波数帯域を監視していずれか所与の時点で送信するかを判定するために、個々のデバイスが監視する制御チャネルを提供する。このプロトコルにより、複数の通話グループが相互に干渉せずに、同じ周波数帯域を共有することが可能になる。
乗物に設置されたLMR装置は、通常では移動無線機と呼ばれる。移動無線機は乗物の電力システムにより電力供給されるため、一般的にはバッテリ寿命は問題ない。従って、移動無線機は、高い電力レベルで送信することができる。移動無線機はまた、送信及び受信効率を改善するために、乗物に直接取り付けられた大きいアンテナを有する。移動無線機はまた、送信及び受信信頼性を増加させる複数のアンテナ(例えば、ダイバーシチアンテナ構造)を含んでもよい。しかし、移動無線機は乗物に固定されているため、ユーザが乗物にいない場合、ユーザ(例えば、警察官)により使用できない。
個々のユーザにより運ばれることができるLMR装置は、ポータブル無線機と呼ばれる。ポータブル無線機は、通常では、ユーザにより容易に運ばれるようなサイズである。典型的には、ポータブル無線機は、小型充電式バッテリにより電力供給される。従って、バッテリ寿命が問題であり、一般的には、ポータブル無線機は、移動無線機より低い電力で送信するように設計される。更に、サイズの制限のため、典型的には、ポータブル無線機は、移動無線機より小さいアンテナを有しており、めったに複数のアンテナに対応しない。従って、一般的には、ポータブル無線機の動作範囲は、移動無線機のものより限られている。
ポータブルLMR装置に関連する範囲の制限を克服するため、複数の技術が開発されている。ときどき、簡単なRFリピータが使用される。通常では乗物に設置されるリピータは、ポータブル無線機に送信されるRF信号及びポータブル無線機から送信されるRF信号を増幅する。このシステムは、ポータブル無線機の範囲を増加させる利点を有する。更に、ポータブル無線機は、移動無線機の高電力の送信機を利用するために、有線インタフェースを通じて移動無線機に接続してもよい。これらのシステムは、ポータブル無線機の制限のいくつかを克服するが、チャネル番号及びRF電力レベルのようなパラメータを変更するためにユーザが物理的に移動無線機にアクセスすることを必要とする。
ポータブル、移動及び固定位置無線機の製造者であるKenwoodは、ポータブル無線機が高周波数(HF:High Frequency)無線機を遠隔で制御することを可能にするSkyCommandとして知られる無線システムを導入している。しかし、ポータブル無線機は、スタンドアローン型通信及びHF無線機の遠隔制御(リモコン)の双方に使用される単一の無線インタフェースのみを含む。従って、ポータブル無線機は、リモコン又はスタンドアローン型無線器のいずれかとして使用されなければならず、2つの動作モードの間をシームレスに切り替えることはできない。更に、ポータブル無線機とHF無線機との間の通信リンクは、CTCSS(Continuous Tone-Coded Squelch System)の使用のような基本的なセキュリティ機能のみを含む。
同様に、移動無線機の制限を克服するために、簡単な遠隔制御(リモコン)ユニットが開発されている。これらのユニットは、リモコンが乗物の近くにある場合に移動無線機と通信する。これは、ユーザに限られたレベルの移動性を提供し、ユーザが乗物にいないときであっても通信することを可能にする。しかし、リモコンは、動作するために乗物の近くになければならない。リモコンが移動無線機から離れすぎると、ユーザは通信できない。これは、任務を実行するために移動無線機のエリアを離れる必要があるユーザにとって、かなりの制限になる。
従って、当該技術分野において、ユーザが移動無線機の近くにいるときに移動無線機の更なる送信範囲を利用することが可能になるだけでなく、ユーザが移動無線機から離れているときであっても通信する機能をシームレスに保持することが可能になるロバストなセキュリティを提供する無線システムの必要性が存在する。本発明は、これらの必要性及び他の必要性を満たす。
本発明の態様によれば、少なくともポータブル無線機及び移動無線機を含む無線通信システムが提供される。ポータブル無線機は、移動無線機のリモコンとして動作し得る全機能搭載型のハンドヘルド無線機である。ポータブル無線機は、コントローラ(例えば、マイクロプロセッサ)と、RFインタフェースと、ローカル無線インタフェースと、入出力デバイス(例えば、スピーカ及びマイクロフォン)とを含む。同様に、移動無線機もまた、コントローラと、RFインタフェースと、ローカル無線インタフェースと、入出力デバイスとを含む。
ポータブル無線機は、スタンドアローン型モード又は遠隔モードで動作してもよい。スタンドアローン型モードで動作する場合、ポータブル無線機は、自己完結型の全機能搭載型無線機である。ポータブル無線機のコントローラは、ユーザから入力を受け取り、ポータブル無線機のRFインタフェースを使用してこれらの入力を他のLMRデバイスに送信する。例えば、オーディオデータは、マイクロフォンを使用して記録され、他のLMRデバイスに送信されてもよい。同様に、ポータブル無線機のRFインタフェースを通じて他のLMRデバイスから受信したデータは、ユーザに提示される。例えば、他のLMRデバイスから受信したオーディオデータは、スピーカを通じてユーザに提示されてもよい。
ポータブル無線機はまた、遠隔モードで動作可能である。遠隔モードで動作するために、まず、ポータブル無線機は、ローカル無線インタフェースを介して移動無線機への無線リンクを確立する。移動無線機への無線リンクを確立することは、認証手順を含んでもよい。更に、接続が確立された場合、無線リンクを介して移動無線機とポータブル無線機との間で送信されるデータは暗号化されてもよい。無線リンクは、認証及び暗号化機能を提供するBluetooth(R)プロトコルを使用して確立されてもよい。
無線リンクが確立されると、ポータブル無線機は、移動無線機に関連するパラメータを遠隔で制御するために、移動無線機と通信してもよい。例えば、移動無線機は、移動無線機が移動無線機のRFインタフェースを介してデータを送信するために使用するチャネルを変更可能でもよい。更に、ポータブル無線機は、ポータブル無線機のユーザにより提供されたデータを送信するために、移動無線機の強力なRFインタフェースを使用してもよい。移動無線機のRFインタフェースにより受信されたデータはまた、無線リンクを介してポータブル無線機に転送され、ポータブル無線機のユーザに提示されてもよい。典型的には、遠隔モードでは、ポータブル無線機は、電力を節約するために自分のRFインタフェースを無効にする。典型的には、ポータブル無線機のローカル無線インタフェースはポータブル無線機のRFインタフェースより低い電力を使用するため、移動無線機を遠隔で制御することにより、ポータブル無線機は、送信範囲を増加させると共に、利用可能な通話時間を増加させることができる。
移動無線機のユーザは、移動無線機がポータブル無線機により遠隔で制御されている場合であっても、依然として移動無線機のRFインタフェースを使用してデータを送信及び受信することが可能でもよい。このことは、移動無線機のユーザがポータブル無線機のユーザと移動無線機のRFインタフェースを共有することを可能にする。移動無線機のRFインタフェースを介して移動無線機のユーザにより他のLMRデバイスに送信されたデータはまた、無線リンクを介してポータブル無線機に送信され、ポータブル無線機のユーザがポータブル無線機のユーザにより行われた送信を監視することを可能にしてもよい。更に、複数のポータブル無線機は、移動無線機への無線リンクを確立し、複数のポータブル無線機が移動無線機のRFインタフェースを同時に共有することを可能にしてもよい。
本発明の実施例による移動無線機及びポータブル無線機を含む通信システムのブロック図 本発明の実施例によるポータブル無線機のハイレベルブロック図 本発明の実施例による移動無線機のハイレベルブロック図 本発明の他の実施例による少なくとも2つの無線機を含む通信システムのブロック図
図面を参照して実施例について説明する。図面において、同様の参照符号は図面を通じて同様の項目を表す。
添付図面を参照して本発明について説明する。添付図面において、同様の要素又は等価な要素を示すために、図面を通じて同様の参照符号が使用される。図面は縮尺通りに示されておらず、単に本発明を例示するために提供されている。例示のための適用例を参照して本発明の複数の態様について以下に説明する。本発明の完全な理解を提供するために、複数の特定の詳細、関係及び方法が示されていることが分かる。しかし、当業者は、本発明が特定の詳細又は他の方法の1つ以上がなくても実施され得ることを容易に認識する。他の場合にも、本発明を曖昧にすることを回避するために、周知の構成又は動作は詳細には示されていない。本発明は、図示の動作又はイベントの順序により制限されず、或る動作は、異なる順序で生じてもよく、及び/又は他の動作又はイベントと同時に生じてもよい。更に、本発明による方法を実施するために、必ずしも全ての図示の動作又はイベントが必要であるとは限らない。
図1を参照すると、本発明の実施例による通信システムのブロック図が提供されている。図1に示すように、通信システム100は、移動無線機300と、ポータブル無線機200と、リピータ120とを含む。リピータ120は、単にLMRデバイスから受信したRF信号を増幅する簡単な無線リピータでもよく、トランク機能(trunked functionality)を提供する複雑なリピータ又は基地局でもよい。典型的には、移動無線機300は、乗物に設置され、乗物のメインバッテリ又は別の補助電源により電力供給される。典型的には、ポータブル無線機200は、小型充電式バッテリ又は使い捨てバッテリにより電力供給されるハンドヘルドデバイスである。リピータ120は、システムが動作するために必要ではない。この理由は、ポータブル無線機200と移動無線機300との双方が、リピータを使用せずに他のLMRデバイスと通信することができるからである。ポータブル無線機200及び移動無線機300はまた、基地局(図面に図示せず)と通信してもよい。基地局との通信は、リピータ120を通じて行われてもよく、リピータを使用せずに行われてもよい。
ポータブル無線機200は、ポータブルRFインタフェース285を使用してリピータ120及び他のLMRデバイスと通信する。同様に、移動無線機300は、移動RFインタフェース385を使用してリピータ120及び他のLMRデバイスと通信する。ポータブル及び移動無線機200、300は、P25(Project 25)無線機とアナログ又はデジタルモードで通信するように構成されてもよい。ここで使用される“P25(Project 25)”という用語は、APCO(Association of Public Safety Communications Officials International)、NASTD(National Association of State Telecommunications Directors)、選択された連邦政府機関及びNCS(National Communications System)により作成された一式のシステム標準を示す。一般的に、システム標準のP25のセットは、公衆安全及び政府組織のニーズを提供可能なデジタル無線通信システムアーキテクチャを規定する。一般的には、ポータブル及び移動無線機200、300はまた、RFインタフェース285、385を使用して非P25無線機とアナログモードで通信するように構成される。
ポータブル及び移動無線機200、300は、“トークアラウンド(talk around)”モードで使用されてもよい。“トークアラウンド”モードは、2つのデバイスの間に介在する装置(例えば、リピータ)なしに、2つのLMRデバイスの間の通信を可能にする。ポータブル及び移動無線機200、300はまた、2つ以上のLMRデバイスがトランクなしにリピータ120を通じて通信する通常モードで使用されてもよい。更に、ポータブル及び移動無線機200、300は、トラヒックがリピータ120により1つ以上の音声チャネルに自動的に割り当てられるトランクモードで使用されてもよい。
ポータブル及び移動無線機200、300は、単一の周波数帯域で動作してもよく、或いは、複数の周波数帯域で動作してもよい。例えば、RFインタフェース285、385は、30-50MHzのVHF(Very High Frequency) LO(Low)帯域、136-174MHz VHF Hi(High)帯域、380-520MHzのUHF(Ultra High Frequency)帯域、及び762-870MHz帯域の帯域で、アナログFM(Frequency Modulation)及びP25変調(デジタルC4FM)通信をサポートするように構成されてもよい。ポータブル及び移動無線機200、300はまた、他の周波数帯域及び他の変調方式で動作してもよい。
移動無線機300は、ポータブル無線機200がポータブルRFインタフェース285でサポートするものと同じ動作モード及び周波数帯域を移動RFインタフェース385でサポートしてもよい。或いは、移動無線機300は、ポータブル無線機200によりサポートされるモード及び周波数帯域の部分集合(サブセット)又は上位集合(スーパーセット)をサポートしてもよい。
移動無線機300及びポータブル無線機200はまた、ローカル無線リンク150を通じて相互に通信してもよい。移動及びポータブル無線機200、300は、それぞれ移動ローカル無線インタフェース305及びポータブルローカル無線インタフェース205を通じて、ローカル無線リンク105と相互作用する。例示の実施例では、ローカル無線リンク150を介した移動無線機300とポータブル無線機200との間の通信は、Bluetooth(R)プロトコルを使用して実現される。Bluetooth(R)は、複数のレイヤのデータ暗号化及びユーザ認証手段を使用するという点で極めて安全であるため、ローカル無線リンク150での使用にうまく適合されている。Bluetooth(R)はまた、約300メートルの範囲を提供する。しかし、ローカル無線リンク150のために別の技術が使用されてもよい。例えば、移動無線機300及びポータブル無線機200は、Wi-Fi及びZigBee(R)を含む無線通信標準の802.xxファミリーのような短距離無線技術を使用して相互に通信してもよい。或いは、WiMax、CDMA-1X、UMTS/HSPDA、GSM/GPRS、TDMA/EDGE、EV/DOのような長距離無線技術が使用されてもよい。これらの技術の詳細、並びにこれらの技術を使用する送信機及び受信機を実装するために必要なハードウェアは、当業者に周知であるため、ここでは詳細に説明しない。
ポータブル無線機200は、“スタンドアローン型モード”又は“遠隔モード”で動作してもよい。スタンドアローン型モードでは、ポータブル無線機200は、全機能搭載型のハンドヘルド無線機のように動作する。特に、ポータブル無線機200は、ポータブルRFインタフェース285を使用して、リピータ120及び他のLMRデバイスと直接通信する。これに対して、遠隔モードでは、ポータブル無線機200は、移動無線機300の遠隔制御(リモコン)として動作するために、ローカル無線リンク150を使用する。遠隔モードでは、ポータブル無線機200は、リピータ120又は他のLMRデバイスにデータを送信するため及びリピータ120又は他のLMRデバイスからデータを受信するために、強力な移動RFインタフェース385を使用する。典型的には、移動無線機300は利用可能な大きい電力を有しており、大きく効率的なアンテナを有しているため、ポータブル無線機200は、移動無線機の強力なRFインタフェースを使用してデータを送信及び受信することにより、その範囲を劇的に増加させることができる。
ポータブル無線機200が遠隔モードである場合、ポータブル無線機200は、ローカル無線リンク150を使用して制御パラメータを移動無線機300に送信する。例えば、ポータブル無線機200は、移動無線機300により使用されている現在のチャネル番号又はRF出力電力レベルを遠隔で制御してもよい。同様に、ポータブル無線機200は、移動無線機300から状態情報を取得してもよい。例えば、ポータブル無線機200は、現在設定されているチャネル番号、設定されている出力電力レベル及び移動無線機のバッテリ電力の現在状態を取得してもよい。
遠隔モードでは、オーディオデータは、ローカル無線リンク150を使用してポータブル無線機200から移動無線機300に送信される。ポータブル無線機200は、移動無線機300への送信前に、アナログオーディオ信号を符号化するために1つ以上の符号化器を使用してもよい。ポータブル無線機200はまた、ローカル無線リンク150を介して他のデータ(キーボードからのデータ入力等)を移動無線機300に送信してもよい。ポータブル無線機200は、移動無線機300に送信されるデータを符号化してもよい。例えば、Bluetooth(R)プロトコルは、そのプロトコルを使用して送信されたデータの暗号化を提供する。移動無線機300は、必要に応じてデータを解読し、移動RFインタフェース385を使用してデータをリピータ120又は他のLMRデバイスに送信する。同様に、ポータブル無線機200が遠隔モードである場合、移動無線機300は、ローカル無線リンク150を介して、移動RFインタフェース385で受信されたデータをポータブル無線機200に転送する。
バッテリ寿命を節約するために、ポータブル無線機200は、遠隔モードのときに、そのポータブルRFインタフェース285を無効にしてもよい。一般的には、ローカル無線リンク150を使用して送信するために必要な電力は、ポータブルRFインタフェース285を使用して送信するために必要な電力よりかなり低い。従って、遠隔モードでは、ポータブル無線機200は、スタンドアローン型モードの際に依然として低い電力を使用する一方で、移動機の強力なRFインタフェースを利用することにより大きい範囲を実現できる。このことは、ポータブル無線機200にとって利用可能な長い通話時間を生じる。
ポータブル無線機200は、手動で遠隔モードに入ってもよい。例えば、ポータブル無線機200は、モードをスタンドアローン又は遠隔に手動で設定するスイッチを備えてもよい。ポータブル無線機200はまた、選択可能な自動モード選択オプションを有してもよい。
自動モード選択オプションが有効である場合、ポータブル無線機200は、どのモード(すなわち、スタンドアローン又は遠隔)が最適であるかを自動的に判定する。ポータブル無線機200は、許容可能な通信リンクがローカル無線リンク150を介してポータブル無線機200と移動無線機300との間に確立されている場合には常に遠隔モードに入ってもよい。ポータブル無線機200はまた、ローカル無線リンクに関連する信号品質を測定し、自動的に遠隔モードに入るか遠隔モードを出るかを判定してもよい。信号品質を判定するために、ポータブル無線機200は、無線リンクに関連する信号強度又は他の信号品質インジケータ(特に、信号対雑音比(SNR:signal to noise ratio)、ビット誤り率(BER:bit error rate)、フレーム誤り率(FER:frame error rate)、及びパケット誤り率(PER:packet error rate)等)を監視してもよい。或いは、ポータブル無線機200は、移動無線機300と交渉し、どのモードがいずれかの所与の時点で最善であるかを判定してもよい。例えば、そのRFインタフェース385で受信している信号がポータブル無線機のRFインタフェース285により受信されている信号より弱いことを移動無線機300が報告した場合、ポータブル無線機200は、遠隔モードに入らなくてもよい。このことは、例えば移動無線機300がガレージに駐車している乗物にある場合に生じ得る。
次に図2を参照すると、本発明の実施例によるポータブル無線機200の詳細なブロック図が提供されている。典型的には、ポータブル無線機200は、ユーザにより容易に運ばれるサイズの小型デバイスである。ポータブル無線機200は、交換式又は充電式バッテリにより電力供給される。
ポータブル無線機200は、コントローラ210を含む。コントローラ210は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)、及びプログラム可能デバイス(フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)又は結合プログラム可能論理デバイス(CPDL:complex programmable logic devices)等)を含んでもよい。コントローラ210はまた、メモリ235にアクセスしてもよい。メモリ235は、揮発性メモリ(スタティック又はダイナミックRAM等)及び不揮発性メモリ(強誘電性メモリ、磁気抵抗目盛、フラッシュメモリ又はハードディスクドライブ等)を含んでもよい。メモリ235は、プログラム命令(例えば、ソフトウェアコード)、較正情報及びコントローラ210により必要とされる他の情報を格納するために使用されてもよい。
コントローラ210はまた、1つ以上の外部I/Oインタフェース220に接続してもよい。外部I/Oインタフェースの例は、USB、シリアル、Ethernet及びFirewire等のためのポートを含む。このようなインタフェースは当業者に周知であるため、ここでは詳細に説明しない。ユーザは、外部I/Oインタフェース220を通じてコントローラ210と相互作用し、ソフトウェアコードをアップグレードし、コントローラ210へ及びコントローラ210から情報を伝送してもよい。
メモリ235は、ここに記載の1つ以上の方法、手順又は機能を実装するように構成された命令(例えば、ソフトウェアコード)の1つ以上のセットを格納したコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい。命令を含むコンピュータ可読媒体はまた、1つの外部I/Oインタフェース220を介してコントローラ210に接続されてもよい。命令はまた、コントローラ210内に完全に存在してもよく、コントローラ210内に少なくとも部分的に存在してもよい。コントローラ210は、プログラム命令を実行し、コントローラ210に割り当てられた機能を実行してもよい。或いは、ここに記載の命令、手順又は機能は、専用ハードウェアの実装を使用して実装されてもよい。従って、例示的なシステムは、ソフトウェア、ファームウェア及びハードウェアの実装に適用可能である。
ポータブル無線機200はまた、ユーザ制御230を含む。ユーザ制御230は、ユーザがコントローラ210と相互作用するために使用できるボタン、スイッチ及びノブを含んでもよい。典型的には、ユーザ制御230は、PTTボタン238、チャネルセレクタ、周波数帯域セレクタ、DTMFキーパッド及びユーザ定義可能なキーを含む。ユーザ制御230はまた、格納又は送信されるテキストデータを入力するために使用され得るキーボードを含んでもよい。
状態情報をユーザに提供するユーザディスプレイ240もまた、ポータブル無線機200に含まれる。ユーザディスプレイ240は、LCDディスプレイと、LEDと、他の指示デバイスとを含んでもよい。ユーザディスプレイ240はまた、他のLMRデバイス又は移動無線機300からポータブル無線機200により受信されるテキストデータを出力してもよい。
スピーカ270及びマイクロフォン280も含まれる。図2には単一のマイクロフォン280及びスピーカ270として示されているが、複数のスピーカ及びマイクロフォンがポータブル無線機200に含まれてもよい。スピーカ270は、デジタル・アナログ変換器(DAC:Digital to Analog Converter)265を介してコントローラ210に接続される。DAC265は、コントローラ210により提供されたデジタルデータを、スピーカ270により出力されるアナログ信号に変換する。同様に、マイクロフォン280は、アナログ・デジタル変換器(ADC:Analog to Digital Converter)275に接続される。ADC275は、マイクロフォン280のアナログ出力をデジタルデータに変換する。コントローラ210は、マイクロフォン280により生成されたデジタルデータを受信する。
RFインタフェース285は、励振器250と、出力電力増幅器290と、受信機260と、入力出力増幅器295と、アンテナ245とを有する。RFインタフェース285を実装する複数の異なる可能な方法が存在する。図2は、単一のアンテナ245のみを示しているが、当該技術分野において周知のように、別々の送信及び受信アンテナが使用されてもよい。複数の送信及び/又は受信アンテナもまた、ダイバーシチ送信及び受信及び/又はビームフォーミングを提供するために使用されてもよい。励振器250、受信機260、電力増幅器290、295及びアンテナ245のそれぞれは、当業者にとって周知である。従って、これらの構成要素はここでは詳細に説明しない。しかし、本発明を理解する際に読者の助けとなるために、RFインタフェース285アーキテクチャの簡単な説明が提供される。
典型的には、励振器250は、変調器及び局部発振器(図示せず)を含む。励振器250の機能は、データを局部発振器から導かれたRF信号に変調することである。変調されるデータは、コントローラ210により励振器250に提供される。データを伝達するRF信号は、出力電力増幅器290を使用して増幅され、アンテナ245に送信される。これにより、RF信号は、リピータ120及び他のLMRデバイスにブロードキャストされる。
典型的には、受信機260は、復調器及び第2の局部発振器(図示せず)を含む。RF信号は、アンテナ245から受信され、入力電力増幅器295により増幅される。増幅された入力RF信号は、第2の局部発振器を使用して受信機260により復調される。これにより、データは、入力RF信号から抽出される。抽出されたデータは、コントローラ210に提供される。
コントローラ210は、局部発振器の周波数及び電力増幅器290、295の利得を設定する。典型的には、局部発振器の周波数は、ポータブル無線機200が設定されるチャネルにより規定される。ポータブル無線機200が同じ周波数を使用してデータを送信及び受信する場合、RFインタフェースは、励振器250及び受信機260により共有される単一の局部発振器(図示せず)のみを含んでもよい。
ローカル無線インタフェース205は、ローカル通信モジュール255と、アンテナ215とを有する。ローカル通信モジュール225は、ローカル無線リンク150を介して移動無線機300と通信するための無線通信インタフェースを提供する。例示の実施例では、ローカル通信モジュール225は、Bluetooth(R)プロトコルを使用するインタフェースを提供する。
ポータブル無線機200がスタンドアローン型モードである場合、ポータブルコントローラ210は、ポータブルユーザ制御230及びポータブルマイクロフォン280を通じてユーザにより入力されたデータを取得し、ポータブルRFインタフェース285を駆動させるためにこのデータを使用する。例えば、ユーザがユーザ制御230を使用して特定のチャネルを選択した場合、コントローラ210は、選択されたチャネルに対応する周波数でRF出力信号を生成するように励振器250を変更するために、この情報を使用する。同様に、ユーザがマイクロフォン280に話すと、コントローラ210により符号化されるデジタルオーディオデータがADC275により生成され、リピータ210及び他のLMRデバイスに送信されるために励振器250に送信される。受信機260から取得したデータはまた、スピーカ270を通じて再生されるオーディオとして、又はユーザディスプレイ240を介してユーザに提示される情報として、ユーザに提示される。
ポータブル無線機200は、手動で遠隔モードに入ってもよい。例えば、ユーザ制御230は、モードをスタンドアローン又は遠隔に手動で設定するために使用される専用スイッチを含んでもよい。或いは、コントローラ210は、PTTボタン238のボタン押下のパターンを検出し、ボタン押下の所定のパターンが検出された場合に遠隔モードに入ってもよい。例えば、ユーザがPTTボタン238をダブルクリックした場合(すなわち、例えばユーザがPTTボタン238を迅速に連続して2回押下した場合)、遠隔モードに入ってもよい。PTTボタン238を押下する他のパターンが使用されてもよい。例えば、PTTボタンが迅速に連続して2回押下され、次に、所定の期間押し続けられた場合に、遠隔モードに入ってもよい。更に、PTTボタン238はまた、PTTボタンが所定のパターンで所定の回数だけ押下された場合に遠隔モードを出る(すなわち、ローカルモードに入る)ために使用されてもよい。
前述のように、ポータブル無線機200はまた、選択可能な自動モード選択オプションを含んでもよく、これにより、モードがコントローラ210により自動的に遠隔とスタンドアローンとの間で切り替えられる。自動モード選択オプションは、PTTボタン238を所定のパターンで複数回押下することにより有効になってもよい。例えば、選択可能な自動モード選択オプションは、PTTボタン238を3回クリックすることにより有効になってもよい。専用スイッチの使用のように、自動モード選択オプションを有効にする他の方法も使用されてもよい。
現在のモードの指示は、ポータブル無線機のユーザディスプレイ240に提供されてもよい。或いは、モードが変化したという指示として、可聴指示がスピーカ270を通じてユーザに提供されてもよい。例えば、遠隔モード及びスタンドアローン型モードのそれぞれに入るときに、異なる可聴音がスピーカ270を介してユーザに出力されてもよい。自動モード選択オプションが有効になっている場合、更に他の音がユーザに提供されてもよい。
遠隔モードでは、一般的に、コントローラ210は、RFインタフェース285を部分的に又は完全に無効にする。これは、バッテリ電力を節約するために行われる。遠隔モードでは、ユーザ制御230を介してユーザにより提供されたデータは、RFインタフェース285に送信されない。その代わりに、この制御情報は、ローカル通信モジュール225を使用してローカル無線リンク150を介して移動無線機300に送信される。このように、ポータブル無線機200のユーザは、電力及びチャネル番号のような移動RFインタフェース385に関連するパラメータを遠隔で制御してもよい。
マイクロフォン280から受信したオーディオデータもまた、ローカル通信モジュール225を使用してローカル無線リンク150を介して移動無線機300に送信される。オーディオデータは、オーディオデータが移動無線機300に送信される前に、移動RFインタフェース385を使用して送信するために必要な形式に、コントローラ210により符号化されてもよい。例えば、コントローラ210は、P25標準により規定されたIMBE(Improved Multiband Excitation)を使用してオーディオデータを符号化してもよい。或いは、最終的な符号化ステップは、移動無線機300により実行されてもよい。例えば、コントローラ210は、Bluetooth(R)標準により規定されたCVSD(continuous variable slope delta modulation)を使用してオーディオデータを符号化し、音声データを移動無線機300に送信してもよい。この場合、移動無線機300は、オーディオデータを復号化し、移動RFインタフェース385を使用して送信するために必要な形式に変換する。
ポータブル無線機200が遠隔モードである場合、移動無線機300は、移動RFインタフェース385から受信したデータを転送し、ローカル無線リンク150を介してそれをポータブル無線機200に提供する。このデータは、ポータブル無線機200においてローカル通信モジュール225により受信される。データがオーディオデータを含む場合、オーディオデータは、コントローラ210により復号化され、スピーカ270に提供される。スピーカ270は、オーディオデータを音として出力する。同様に、ユーザディスプレイ240は、移動無線機のRFインタフェース385に関して状態情報をユーザに提供する。状態情報は、ローカル通信モジュール225を介して移動無線機300により提供される。
ローカル通信モジュール225を使用して送信及び受信されるデータの一部又は全部は暗号化されてもよい。例えば、Bluetooth(R)は、Bluetooth(R)プロトコルを使用して送信されるデータの暗号化を提供する。しかし、データは、当業者に周知の技術を使用してコントローラ210により更に暗号化されてもよい。
ポータブル無線機200が遠隔モードである場合、ユーザ制御230は、ポータブル無線機200と移動無線機300との双方に関連するパラメータを制御してもよい。例えば、ポータブル無線機200のユーザは、移動無線機300が設定するRFチャネル及びポータブル無線機200のスピーカ270のボリュームを制御してもよい。同様に、ユーザディスプレイ240は、移動無線機300とポータブル無線機200の双方の状態情報を提供してもよい。
一実施例では、ポータブル無線機200は、遠隔モードの場合に、トランスペアレント(transparent)モードで動作する。この実施例では、チャネル番号のようなパラメータに対して行われた変更は、移動無線機300とポータブル無線機200との双方に対して行われる。このように、ポータブル無線機200がローカルモードと遠隔モードとの間を切り替えると、ユーザは、移動無線機300のチャネル番号を一致させるために、ポータブル無線機200のチャネル番号を設定する必要はない。他の実施例では、ポータブルRFインタフェース285及び移動RFインタフェース385に関連するパラメータの制御は、遠隔モードであっても、独立して制御される。
次に図3を参照すると、本発明の実施例による移動無線機300の詳細なブロック図が提供されている。移動無線機300の構成は、ポータブル無線機200の構成と類似する。移動無線機300は、乗物のダッシュボードに組み込まれてもよい。或いは、移動無線機300は、乗物に設置された別のユニット又は複数のユニットに具現されてもよい。移動無線機300は、乗物のバッテリにより電力供給されてもよい。或いは、移動無線機300のために、別の典型的には大きい電源が乗物に提供されてもよい。
ポータブル無線機200と同様に、移動無線機300は、コントローラ310を含む。コントローラ310は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)、及びプログラム可能デバイス(フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)又は結合プログラム可能論理デバイス(CPDL:complex programmable logic devices)等)を含んでもよい。コントローラ310はまた、メモリ335にアクセスしてもよい。メモリ335は、揮発性メモリ(スタティック又はダイナミックRAM等)及び不揮発性メモリ(強誘電性メモリ、磁気抵抗目盛、フラッシュメモリ又はハードディスクドライブ等)を含んでもよい。メモリ335は、プログラム命令(例えば、ソフトウェアコード)、較正情報及びコントローラ310により必要とされる他の情報を格納するために使用されてもよい。
コントローラ310はまた、1つ以上の外部I/Oインタフェース320に接続してもよい。外部I/Oインタフェースの例は、USB、シリアル、Ethernet及びFirewire等のためのポートを含む。このようなインタフェースは当業者に周知であるため、ここでは詳細に説明しない。ユーザは、外部I/Oインタフェース320を通じてコントローラ310と相互作用し、ソフトウェアコードをアップグレードし、コントローラ310へ及びコントローラ310から情報を伝送してもよい。移動外部I/Oインタフェース320の1つはまた、ポータブル外部I/Oインタフェース220の1つに接続し、移動無線機300とポータブル無線機200との間でデータを伝送するため、及び/又はポータブル無線機200のバッテリを充電するために使用されてもよい。
メモリ335は、ここに記載の1つ以上の方法、手順又は機能を実装するように構成された命令(例えば、ソフトウェアコード)の1つ以上のセットを格納したコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい。命令を含むコンピュータ可読媒体はまた、1つの外部I/Oインタフェース320を介してコントローラ310に接続されてもよい。命令はまた、コントローラ310内に完全に存在してもよく、コントローラ310内に少なくとも部分的に存在してもよい。コントローラ310は、プログラム命令を実行し、コントローラ310に割り当てられた機能を実行してもよい。或いは、ここに記載の命令、手順又は機能は、専用ハードウェアの実装を使用して実装されてもよい。従って、例示的なシステムは、ソフトウェア、ファームウェア及びハードウェアの実装に適用可能である。
移動無線機300はまた、ユーザ制御330を含む。ユーザ制御330は、ユーザがコントローラ310と相互作用するために使用できるボタン、スイッチ及びノブを含んでもよい。典型的には、ユーザ制御330は、PTTボタン、チャネルセレクタ、周波数帯域セレクタ、DTMFキーパッド及びユーザ定義可能なキーを含む。フルキーボードもまた、ユーザ制御330に含まれてもよい。ユーザディスプレイ340もまた、移動無線機300に含まれる。ユーザディスプレイ340は、LCDディスプレイと、LEDと、他の指示デバイスとを含んでもよい。
スピーカ370及びマイクロフォン380も、移動無線機300に含まれる。図3には単一のマイクロフォン380及びスピーカ370として示されているが、複数のスピーカ及びマイクロフォンが移動無線機300に含まれてもよい。スピーカ370は、デジタル・アナログ変換器(DAC:Digital to Analog Converter)365を介してコントローラ310に接続される。スピーカ370は、移動無線機300の一部でもよい。或いは、図3に示すように、移動無線機300は、乗物のオーディオシステムを介してオーディオをユーザに提供してもよい。この場合、DAC365は、乗物オーディオシステムインタフェース366を通じて乗物のオーディオシステムに接続される。そうでない場合、DAC365は、コントローラ310により提供されたデジタルサンプルを、スピーカ370により出力されるアナログサンプルに変換する。同様に、マイクロフォン230は、アナログ・デジタル変換器(ADC:Analog to Digital Converter)375に接続される。ADC375は、マイクロフォン380のアナログ出力をデジタルデータに変換する。コントローラ310は、マイクロフォン380により生成されたデジタルデータを受信する。
移動無線機300はまた、ハンドヘルドユニット331を含んでもよい。ハンドヘルドユニット331は、PTTボタンのようなハンドヘルド制御332を含んでもよい。ハンドヘルドユニット331はまた、LCDディスプレイ又はLEDインジケータのようなハンドヘルドディスプレイ341を含んでもよい。マイクロフォン380は、ハンドヘルドユニット331に含まれてもよい。ハンドヘルドユニット331は、有線又は無銭インタフェースを介してコントローラ310に接続されてもよい。
RFインタフェース385は、励振器350と、出力電力増幅器390と、受信機360と、入力出力増幅器395と、アンテナ345とを有する。図3は、単一のアンテナ345のみを示しているが、当該技術分野において周知のように、別々の送信及び受信アンテナが使用されてもよい。複数の送信及び/又は受信アンテナもまた、複雑なシステムにおいてダイバーシチ送信及び受信及び/又はビームフォーミングを提供するために使用されてもよい。
RFインタフェース385を実装する多数の異なる可能な方法が存在する。励振器350、受信機360、電力増幅器390、395及びアンテナ345のそれぞれは、当業者にとって周知である。従って、これらの構成要素はここでは詳細に説明しない。しかし、本発明を理解する際に読者の助けとなるために、RFインタフェース385アーキテクチャの簡単な説明が提供される。
典型的には、励振器350は、変調器及び局部発振器(図示せず)を含む。励振器350の機能は、データを局部発振器から導かれたRF信号に変調することである。データは、コントローラ310により励振器350に提供される。データを伝達するRF信号は、出力電力増幅器390を使用して増幅され、アンテナ345に送信される。これにより、RF信号は、リピータ120及び他のLMRデバイスにブロードキャストされる。
典型的には、受信機360は、復調器及び第2の局部発振器(図示せず)を含む。RF信号は、アンテナ345から受信され、入力電力増幅器395により増幅される。増幅された入力RF信号は、第2の局部発振器を使用して受信機360により復調される。これにより、データは、入力RF信号から抽出される。入力データは、コントローラ310に提供される。
コントローラ310は、局部発振器の周波数及び電力増幅器390、395の利得を設定する。典型的には、局部発振器の周波数は、移動無線機300が設定されるチャネルにより規定される。移動無線機が同じ周波数を使用してデータを送信及び受信する場合、RFインタフェースは、励振器350及び受信機360により共有される単一の局部発振器(図示せず)のみを含んでもよい。
ローカル無線インタフェース305は、ローカル通信モジュール355と、アンテナ315とを有する。ローカル通信モジュール325は、ローカル無線リンク150を介してポータブル無線機200と通信するための無線通信インタフェースを提供する。例示の実施例では、ローカル通信モジュール325は、Bluetooth(R)プロトコルを使用するインタフェースを提供する。移動無線機300により使用されるプロトコルがポータブル無線機200により使用されるプロトコルと互換性がある限り、他の無線プロトコルが使用されてもよい。
ポータブル無線機200がスタンドアローン型モードである場合、移動コントローラ310は、移動コントローラ310は、移動ユーザ制御330及び移動マイクロフォン380を通じてユーザにより入力されたデータを取得し、移動RFインタフェース385を駆動させるためにこのデータを使用する。例えば、ユーザがユーザ制御330を使用してRF出力電力を変化させた場合、コントローラ310は、出力電力増幅器390の利得レベルを変更するために、この情報を使用する。同様に、ユーザがマイクロフォン380に話すと、コントローラ310により符号化されるデジタルオーディオデータがADC375により生成され、リピータ210及び他のLMRデバイスに送信されるために励振器350に送信される。受信機360から取得したデータはまた、スピーカ370を通じて再生されるオーディオとして、又はユーザディスプレイ340を介してユーザに提示される情報として、ユーザに提示される。
これに対して、ポータブル無線機200が遠隔モードである場合、移動コントローラ310は、ポータブル無線機200が移動無線機のRFインタフェース385を使用することを可能にする。これを可能にする前に、まず、ポータブル無線機200は、移動無線機300に接続しなければならない。この接続は、ローカル無線リンク150を介して実現される。まず、ポータブルローカル通信モジュール225及び移動ローカル通信モジュール325は、接続を交渉する。典型的には、交渉処理は、無許可のデバイスが移動無線機300に接続することを妨げる認証手順を含む。交渉処理はまた、移動無線機300及びポータブル無線機200が適切に対になること(すなわち、ポータブル無線機200が正しい移動無線機300に接続されること)を確保する。ポータブル無線機200は、異なるポータブル無線機200と共に使用されてもよい。従って、交渉処理は、異なる移動無線機/ポータブル無線機の対を可能にするように構成可能である。Bluetooth(R)プロトコルは、移動無線機300をポータブル無線機200と対にするために使用され得るロバストな交渉及び接続方法を提供する。更に、移動コントローラ310及びポータブルコントローラ210は、更なるセキュリティのために、接続が確立された後に相互に更なるデータを伝送してもよい。セキュリティ機能を含む無線接続の交渉は、当該技術分野において周知であり、ここでは更に詳細に説明しない。
ポータブル無線機200がローカル無線リンク150を介して移動無線機300に接続され、ポータブル無線機200が遠隔モードである場合、移動RFインタフェース200から受信されたデータは、ローカル通信モジュール325を使用して、ローカル無線リンク150を介してポータブル無線機200に転送される。RFインタフェース385から受信されたデータはまた、移動ユーザディスプレイ340及び移動スピーカ370を介して出力されてもよい。このことは、乗物にいるユーザがリピータ120又は他のLMRデバイスからの受信した通信を監視することを可能にする。
同様に、ポータブル無線機200がローカル無線リンク150を介して移動無線機300に接続され、ポータブル無線機200が遠隔モードである場合、移動コントローラ310は、移動ローカル通信モジュール325を介してポータブル無線機200から受信されたデータを、送信のために移動RFインタフェース385に転送する。このデータはまた、移動ユーザディスプレイ340及び移動スピーカ370又は乗物のオーディオシステムを介して出力され、これにより、乗物のユーザがポータブル無線機200により送信された通信を監視することを可能にしてもよい。ローカル通信モジュール325を介してポータブル無線機200から受信されたデータはまた、移動RFインタフェース385に関連するパラメータ(チャネル及び出力電力レベル等)を設定するために使用されてもよい。
遠隔モードでポータブル無線機200に接続されたとしても、移動無線機300は、乗物にいるユーザが移動RFインタフェースを使用してデータを送信及び受信することを可能にしてもよい。このことは、乗物にいるユーザ及びポータブル無線機200を使用して乗物から離れている遠隔ユーザが移動RFインタフェースを効率的に共有することを可能にする。この場合、移動マイクロフォン380及び移動ユーザ制御330は、移動RFインタフェース385を使用して送信され得るデータを移動コントローラ310に提供するために使用されてもよい。このデータはまた、ローカル無線リンク150を介してポータブル無線機200に送信され、ポータブル無線機200のユーザが移動無線機300により送信された通信を監視することを可能にしてもよい。
或る実施例では、移動無線機300は、同時に複数のポータブル無線機200と対になってもよい。これらの実施例は、複数の遠隔ユーザが移動RFインタフェース385を共有することを可能にする。これらの実施例では、ポータブル無線機200のそれぞれは、移動RFインタフェース385に関連するパラメータの全てを変更可能でなくてもよい。例えば、ポータブル無線機は、移動RFインタフェース385を使用して情報を送信及び受信可能でもよいが、チャネル番号を変更可能でなくてもよい。
ポータブル無線機200はまた、ローカル無線リンク150を介してキーボードディスプレイユニット(KDU:Keyboard Display Unit)(図示せず)と対になってもよい。KDUは、キーボードとディスプレイとを含み、テキストデータを入力及び表示するために使用されてもよい。KDUは、移動無線機300に接続するために、Bluetooth(R)プロトコルを使用してもよい。これにより、KDUは、Bluetooth(R)プロトコルを使用してデータを暗号化することにより、テキストデータを移動無線機300に安全に送信してもよい。
次に図4を参照すると、本発明の他の実施例による通信システム400のブロック図が提供されている。通信システムは、少なくとも2つの再送信無線機420、421を含む。再送信無線機420、421のそれぞれは、RFインタフェース485、468と、RFアンテナ445、446と、ローカルインタフェース405、406と、ローカルアンテナ415、416とを含む。再送信無線機420、421のそれぞれは、前述の移動無線機300と同じ構成要素及び機能を含んでもよい。しかし、再送信無線機421、402は、乗物に存在する必要はない。再送信無線機421、402は、固定の位置に存在し、AC電力網により電力供給されてもよい。
第1の再送信無線機420及び第2の再送信無線機421は、ローカル無線リンク450を介して相互に安全に対になっている。一実施例では、2つの再送信無線機420、421を安全に対にするために、Bluetooth(R)プロトコルが使用される。
第1の再送信無線機420は、そのRFインタフェース485を介して第1のデバイス410から第1のRF周波数でRF信号を受信する。第1の再送信無線機420は、RF信号に符号化されたデータを復号化し、ローカルインタフェース405を使用してローカル無線リンク450を介してデータを第2の再送信無線機421に送信する。ローカル無線リンク450を介して送信されたデータは暗号化されてもよい。第2の再送信無線機421は、そのローカルインタフェース406から復号化されたデータを受信し、そのRFインタフェース486を使用して情報を第2のデバイス411に再送信する。典型的には、この送信は、第1のRF周波数とは異なるRF周波数で生じる。これにより、システムは、データが異なるRF周波数で動作する2つのデバイスの間を安全に伝達されることを可能にする。システムは双方向でもよく、また、第2のデバイス411から第1のデバイス410への送信を可能にしてもよい。このシステムの例示的なアプリケーションは、軍事アプリケーションにおける後方再送信(back side retransmission)である。
ここに記載されて特許請求の範囲に記載される装置、方法及びアルゴリズムの全ては、この開示を鑑みて、過度の実験を行わずに行われて実施され得る。本発明について好ましい実施例に関して説明したが、本発明の概念、要旨及び範囲を逸脱することなく、変更が装置、方法及び方法のステップのシーケンスに適用されてもよいことが当業者に明らかである。より具体的には、同じ結果又は同様の結果が実現されつつ、特定の構成要素は、ここに記載の構成要素に追加、結合又は置換されてもよいことが明らかである。当業者に明らかな全てのこのような同様の置換及び変形は、特許請求の範囲に記載の本発明の要旨、範囲及び概念の範囲内であると考えられる。

Claims (10)

  1. 無線信号の送信及び受信のためのポータブルRFインタフェース、ポータブルローカル無線インタフェース、プッシュ・ツー・トーク・ボタンを有するポータブルユーザ入力デバイス、及びポータブルユーザ出力デバイスに通信可能に結合されたポータブルコントローラを有するポータブル無線機と、
    無線信号の送信及び受信のための移動RFインタフェース、及び移動ローカル無線インタフェースに通信可能に結合された移動コントローラを有する移動無線機と
    を有し、
    前記ポータブルローカル無線インタフェース及び前記移動ローカル無線インタフェースは、前記ポータブル無線機と前記移動無線機との間に無線リンクを確立するように動作可能であり、
    前記ポータブルコントローラは、前記ポータブルユーザ入力デバイスからのユーザ入力データを収集し、出力のために、ユーザ出力データを前記ポータブルユーザ出力デバイスに提供するように動作可能であり、
    前記ポータブルコントローラは、ローカルモードで動作可能であり、前記ローカルモードで動作している場合、前記ポータブルコントローラは、
    プッシュ・ツー・トーク・ボタンのボタン押下のパターンを検出し、前記ボタン押下のパターンが所定のパターンに一致した場合、遠隔モードで動作し始め、
    前記ポータブルRFインタフェースに関連する少なくとも1つのパラメータを制御し、
    変調及び送信のために、前記収集されたユーザ入力データを前記ポータブルRFインタフェースに提供し、
    前記ポータブルRFインタフェースから、前記ポータブルRFインタフェースにより受信されたRF信号から前記ポータブルRFインタフェースにより抽出された前記ユーザ出力データを受信するように動作可能であり、
    前記ポータブルコントローラは、遠隔モードで動作可能であり、前記遠隔モードで動作している場合、前記ポータブルコントローラは、
    前記プッシュ・ツー・トーク・ボタンのボタン押下の第2のパターンを検出し、前記ボタン押下の第2のパターンが第2の所定のパターンに一致した場合、前記ローカルモードで動作し始め、
    前記ポータブルRFインタフェースを少なくとも部分的に無効にし、
    前記無線リンクを介して前記移動ローカル無線インタフェースに送信するために、少なくとも1つの遠隔制御パラメータを前記ポータブルローカル無線インタフェースに提供するように動作可能であり、
    前記ポータブルコントローラが前記遠隔モードで動作している場合、前記移動ローカル無線インタフェースは、前記移動無線インタフェースにより送信された前記少なくとも1つの制御パラメータを受信し、前記受信した少なくとも1つの制御パラメータを前記移動コントローラに提供するように動作可能であり、前記移動コントローラは、前記受信した少なくとも1つの制御パラメータに基づいて前記移動RFインタフェースに関連する少なくとも1つのパラメータを制御するように動作可能である、移動無線システム。
  2. 前記ポータブルコントローラが前記遠隔モードで動作している場合、前記ポータブルコントローラは、
    前記無線リンクを介して前記移動ローカル無線インタフェースに送信するために、前記収集されたユーザ入力データを前記ポータブルローカル無線インタフェースに提供し、
    前記ポータブルローカル無線インタフェースから、前記無線リンクを介して前記移動ローカル無線インタフェースから前記ポータブルローカル無線インタフェースにより受信されたユーザ出力データを受信するように更に動作可能であり、
    前記ポータブルコントローラが前記遠隔モードで動作している場合、前記移動ローカル無線インタフェースは、前記ポータブルローカル無線インタフェースにより送信された前記収集されたユーザ入力データを受信し、前記受信した収集されたユーザ入力データを前記移動コントローラに提供するように更に動作可能であり、
    前記移動コントローラは、
    変調及び送信のために、前記受信した収集されたユーザ入力データを前記移動RFインタフェースに提供し、
    前記移動RFインタフェースから、前記移動RFインタフェースにより受信されたRF信号から前記移動RFインタフェースにより抽出された前記ユーザ出力データを受信し、
    前記無線リンクを介して前記ポータブルローカル無線インタフェースに送信するために、前記ユーザ出力データを前記移動ローカル無線インタフェースに提供するように動作可能である、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記移動無線機は、
    前記移動コントローラに通信可能に結合された移動ユーザ入力デバイスと、
    前記移動コントローラに通信可能に結合された移動ユーザ出力デバイスと
    を更に有し、
    前記ポータブルコントローラが前記ローカルモードで動作している場合、前記移動コントローラは、
    前記移動ユーザ入力デバイスから移動ユーザ入力データを収集し、
    送信のために、前記収集されたユーザ入力データを前記移動RFインタフェースに提供し、
    前記移動RFインタフェースから、前記移動RFインタフェースにより受信された前記RF信号から前記移動RFインタフェースにより抽出された移動ユーザ出力データを受信し、
    出力のために、前記受信した移動ユーザ出力データを前記移動ユーザ出力デバイスに提供するように動作可能である、請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記移動無線機は、前記移動コントローラに通信可能に結合された移動ユーザ出力デバイスを更に有し、
    前記ポータブルコントローラが前記遠隔モードで動作している場合、前記移動コントローラは、出力のために、前記ユーザ出力データを前記移動ユーザ出力デバイスに提供するように更に動作可能である、請求項2に記載の無線通信システム。
  5. 前記ポータブルコントローラが前記遠隔モードで動作している場合、前記移動コントローラは、
    前記移動ユーザ入力デバイスから移動ユーザ入力データを収集し、
    送信のために、前記収集された移動ユーザ入力データを前記移動RFインタフェースに提供し、
    出力のために、前記ユーザ出力データを前記移動ユーザ出力デバイスに提供するように動作可能である、請求項3に記載の無線通信システム。
  6. 前記ボタン押下の所定のパターンは、ダブルクリックである、請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記無線リンクが前記ポータブル無線機と前記遠隔無線機との間に確立された場合、前記ポータブルコントローラは、自動的に選択的に前記遠隔モードで動作する、請求項1に記載の無線通信システム。
  8. 前記ポータブル無線機と前記遠隔無線機との間に確立された前記無線リンクが切断された場合、前記ポータブルコントローラは、自動的に選択的に前記ローカルモードで動作する、請求項1に記載の無線通信システム。
  9. 前記ポータブルコントローラは、前記ポータブル無線機と前記移動遠隔無線機との間に確立された前記無線リンクに関連する信号品質に基づいて、前記ローカルモードで動作するか前記遠隔モードで動作するかを自動的に動的に判定する、請求項1に記載の無線通信システム。
  10. 移動RFインタフェース、及び移動ローカル無線インタフェース、移動ユーザ入力デバイス、及び移動ユーザ出力デバイスに通信可能に結合された移動コントローラを有する移動無線機であって、
    前記移動ローカル無線インタフェースは、ポータブル無線機からの接続要求を認証し、前記認証が成功した場合、前記移動無線機と前記ポータブル無線機との間に無線リンクを確立するように動作可能であり、
    前記移動ローカル無線インタフェースは、前記無線リンクを介して前記ポータブル無線機からポータブルユーザ入力データ及び少なくとも1つの制御パラメータを受信するように更に動作可能であり、
    前記移動コントローラは、
    前記受信した少なくとも1つの制御パラメータに基づいて、前記移動RFインタフェースに関連する少なくとも1つのパラメータを制御し、
    変調及び送信のために、前記受信したポータブルユーザ入力データを前記移動RFインタフェースに提供し、
    前記移動ユーザ入力デバイスから移動ユーザ入力データを収集し、
    送信のために、前記収集された移動ユーザ入力データを前記移動RFインタフェースに提供し、
    前記移動RFインタフェースから、前記移動RFインタフェースにより受信されたRF信号から前記移動RFインタフェースにより抽出されたユーザ出力データを受信し、
    出力のために、前記ユーザ出力データを前記移動ユーザ出力デバイスに提供し、
    前記無線リンクを介して前記ポータブルローカル無線インタフェースに送信するために、前記ユーザ出力データを前記移動ローカル無線インタフェースに提供するように動作可能である移動無線機。
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