JP2013510021A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

インク供給のためのインクチャンバを含むインクジェットプリンタに関する。空気除去チャンバは、空気チャンバ、前記空気チャンバの周囲へのベントのための一方向リリーヅ弁を含む。圧縮可能部材が、空気を前記空気チャンバから前記一方向リリーフ弁を通って排気するために使用され、かつ前記一方向リリーフ弁が閉じている間に空気透過性膜へ減圧空気圧を与えるために使用される。キャリッジが、ノズルアレイ、前記インクチャンバ、前記膜及びキャリッジパスに沿った空気除去チャンバを進行させる。

Description

本発明は一般的にはインクジェットプリンタに関し、具体的には前記プリンタ内のプリントヘッドから空気を除去するための除去装置に関する。
インクジェット印刷は、通常1以上のプリンタヘッドとそれらに対応するインク供給装置が含まれる。プリンタヘッドはインクジェットを含み、これはそのインク供給装置及び液滴吐出装置のアレイと接続され、それぞれの吐出装置はインク加圧チャンバ、吐出駆動装置及びノズルであってそこからインク滴々が吐出されるノズルを含む。前記吐出駆動装置は、前記ノズルから1液滴を吐出するために、前記チャンバ内のインクのいくらかを蒸発させるためのヒーターを含むタイプか、又は液滴を吐出するための圧力波を生成するために、前記インク加圧チャンバの壁形状を変化させる圧電装置を含むタイプの1つである。前記液滴は通常紙又は他の印刷媒体(ここで一般的に記録媒体又は記録紙として参照される場合がある)へ方向付けられ、前記印刷媒体が前記プリンタヘッドに対して移動するにつれて前記液滴吐出装置のために電気信号パルスに変換される画像データにより画像が生成され得る。
前記プリンタヘッドに対して前記印刷媒体の動きは、前記プリンタヘッドを一定に維持し、前記液滴が吐出される際に前記プリンタヘッドを通過するように構成され得る。この構造は、前記プリンタヘッドのノズル配列(アレイ)が、前記印刷媒体の幅にわたる全興味対象領域にアドレス可能である場合に適切である。そのようなプリンタヘッドはページワイドプリントヘッドと呼ばれる場合がある。プリンタの第2の構造はキャリッジプリンタであり、前記プリンタヘッドノズル配列が前記印刷媒体上の印刷興味領域の幅よりも小さく、前記プリンタヘッドがキャリッジ上に設けられてるものである。キャリッジプリンタでは、前記印刷媒体は印刷媒体進行方向に沿って所定の距離進められそこで止まる。前記印刷媒体が停止している間、前記プリントヘッドキャリッジがキャリッジスキャン方向に動かされ、その方向は液滴が前記ノズルから吐出される際に前記印刷媒体進行方向に実質的に垂直である。前記キャリッジが前記印刷媒体を横切る間に前記キャリッジが前記画像の一部をスウオッシュした後、印刷媒体は進められ、前記キャリッジの動き方向は逆転され、前記画像がスウオッシュごとに形成される。
インクジェットは、顔料や色素、種々の揮発性及び不揮発性成分、湿潤剤、画像耐久性増強剤及びキャリア又は溶媒を含む。インク処方物及びインク輸送の重要事項は、前記印刷媒体に高品質の画像を生成する能力である。画像品質は、前記液滴吐出装置へのインク供給装置から小さなインク通路を塞ぐ空気の泡が存在する場合に低下する。かかる空気の泡のより、吐出される液滴の意図する飛行方向を誤らせるか、又は意図するよりも少量の液滴容量とするか、又は吐出させないことなどの原因となり得る。空気の泡は種々の発生源から生じ得る。非気密性のインク供給に入る空気はインクに溶解し、例えば加熱操作温度で前記プリンタヘッドでインクから脱溶解(即ち溶液から出てくる)され得る。空気はまた前記プリントヘッドを通じて入り得る。インクタンクなどの交換可能なインク供給装置を持つプリンタヘッドでは、空気はまた、インクタンクが交換される際に前記プリンタヘッドに入り得る。
従来のインクジェットプリンタでは、プリントヘッドのメンテネンスステーションの一部がキャップであり、これはペリスタポンプやチューブポンプなどの吸引ポンプと接続されている。前記キャップは、前記インクの揮発成分の蒸発を防ぐために印刷しない間は面するプリンタヘッドノズルを包む。定期的に、前記吸引ポンプが駆動され、前記ノズルからインク及び望ましくな空気の泡を除く。前記ノズルを通じるインクのポンプ作用はあまり効率的ではなく、前記プリンタの全寿命にわたり相当のインクを無駄にする。インクが浪費されるだけでなく、加えて吸引により除去されるインクを吸収するため前記プリンタ内に廃棄用パッドが設けられる必要がある。前記廃棄されたインクと廃棄用パッドは望ましくない費用である。加えて、前記廃棄用パッドはプリンタ内で空間を取り、プリンタ容積をより大きくする。さらに前記廃棄インク及び廃棄用パッドはその後廃棄される必要がある。また、前記吸引操作は印刷作業を遅らせ得る。
必要とされるものは、空気を除くがインクをほとんど無駄にしないインクジェットプリンタヘッドについての空気除去装置であり、さらにコンパクト構造に適合し、低コストで環境に優しく、かつ印刷作業を遅らせることのない空気除去装置である。
本発明は、空気を除くがインクをほとんど無駄にしないインクジェットプリンタヘッドについての空気除去装置であり、さらにコンパクト構造に適合し、低コストで環境に優しく、かつ印刷作業を遅らせることのない空気除去装置を提供する。
本発明の好ましい実施態様は、インクジェットプリンタであって、インク吐出ノズル及び対応するインク入口を含む。インクチャンバは、インクを前記インク入口と流体的に接続される出口を通じて供給される。空気除去チャンバは、空気チャンバ、前記空気チャンバから周囲に排気可能な一方向リリーフ弁、及び排気を可能としない閉位置を含む。圧縮部材はその開位置で前記リリーフ弁を通じて前記空気チャンバから強制的に排気するため、かつ前記一方向リリーフ弁が閉位置の際に空気透過性膜に減圧空気圧を与えるために使用される。キャッリジが設けられ、ノズルアレイ、前記インクチャンバ、前記膜及び空気除去チャンバをキャリッジ方向でキャッリジスキャンパスに沿って支持する。前記空気除去チャンバは:前記一方向リリーフ弁の近くの空気除去部、空気蓄積部及び前記空気蓄積部と前記空気除去部との間に一方向閉じ込め弁を含む。前記一方向閉じ込め弁は、空気が前記空気蓄積部と空気除去部との間を通過させる開位置と、通過させない閉位置を含む。前記空気除去チャンバの圧縮可能部材は、前記キャリッジスキャン方向に実質的に平行である圧縮方向に沿って圧縮可能である。圧縮部材は、前記圧縮可能部材を圧縮するために前記キャリッジスキャンパスの第1の端部の近くに設けられる。
本発明の他の実施態様は、気体チャンバ及びインクチャンバを含むインク供給を持つプリンタを含む。前記インクチャンバ内の供給開口部はインクを印刷のために輸送する。前記気体チャンバ内の放出開口部は前記気体チャンバ内での内部圧力下で気体を放出する。前記気体チャンバ内の弁付き開口部は、気体が前記気体チャンバからインクチャンバへ移動することを防止し、前記気体チャンバ内の開口部へ結合される圧力源が気体を前記インクチャンバから吸引により除去する。これはまた、気体を前記気体チャンバ内に、前記気体チャンバ内の内部圧力を生じる外部圧力により移動させる。前記圧力源は、外部圧力を与えるために結合される圧縮可能な区分け部を含む。前記圧縮可能な区分け部はまた、吸引による前記インクチャンバから気体を除去するために拡張可能である。
本発明のこれらの、及びその他の側面及び課題は、以下の記載及び添付図面を参照することでより理解されるものとなろう。しかし理解されるべきことは、以下の記載は、本発明の好ましい実施態様及びいくつかの具体的な詳細を示すものであるが、これらは本発明を説明するためのものであり、なんら限定するものではない、ということである。種々の変更・変法が、本発明の範囲内で本発明の本質から離れることなくなされ得るものであり、従って本発明はそれらの変更・変法を全て含むものである。
以下の図面は、サイズ、角度の関係又は相対的位置について正確な寸法で描くことを意図するものではない。
図1は、1つのインクジェットプリンタシステムの1つの模式図である。 図2は、本発明の1つの実施態様によるキャリッジプリンタの一部分の模式的斜視図である。 図3は、図2と類似の模式的斜視図であり、突出部が係合配列からはずれるように回転されている。 図4Aは、本発明の1つの実施態様による空気除去チャンバを持つプリントヘッドを含むプリンタヘッドアセンブリの拡大した斜視正面図である。 図4Bは、図4Aのプリンタヘッドで使用され得るプリンタヘッドダイのノズルの正面図である。 図5Aは、図4Aのプリンタヘッドと類似のプリンタヘッドの斜視側面図である。 図5Bは、図4Aの空気除去チャンバの斜視側面図である。 図6Aは、本発明の1つの実施態様によるプリンタヘッドアセンブリの断面図である。 図6Bは、本発明で使用され得る一方向弁の例である。 図7Aは、本発明の1つの実施態様による1つの配置基板と2つのプリンタヘッドの拡大斜視図である。 図7Bは、前記プリンタヘッドダイと接続される出口開口部を持つ図7Aの配置基板の斜視側面図である。 図7C前記は、本発明の1つの実施態様による、プリンタヘッド及びインクタンクの一部の模式的上面図である。 図8は、本発明の1つの実施態様によるキャリッジプリンタの一部の模式的斜視図である。 図9は、本発明の1つの実施態様によるキャリッジプリンタの一部の模式的斜視図である。
図1は、1つのインクジェットプリンタシステム10の模式図であり、本発明のために有用なもので、これについては米国特許番号第7350902号に記載されており、この全内容は参照されて本明細書に援用される。インクジェットプリンタシステム10は、画像データソース12を含み、これは液滴を吐出するように命令されると、制御装置14により解釈されてデータシグナルを生成する。制御装置14は、画像を印刷のためにレンダリングのための画像処理ユニット15を含み、かつ電気エネルギーパルスの電気パルス源16へシグナルを出力し、前記パルスはインクジェットプリンタヘッド100へ入力される。前記インクジェットプリンタヘッド100は少なくとも1つのプリンタヘッド第110を含む。
図1に示される例では、2つのノズルアレイ(配列)が存在する。前記第1のノズルアレイ120のノズル121は前記第2のノズルアレイ130内のノズル131よりも大きい開口部を持つ。この例では、前記2つのノズルアレイのそれぞれは2つの千鳥(ねじれ状、スタッガード)行のノズルを持ちそれぞれの行はノズル密度600/インチを持つ。それぞれのアレイでの効果的なノズル密度は1200/インチ(即ち図1ではd=1/1200インチである)である。前記記録媒体20上での画素が前記紙の進行方向に沿って連続的に数字付けられる場合には、1つのアレイの1つの行からのノズルは奇数番号の画素を印刷し、前記アレイに他の業からのノズルは偶数番号の画素を印刷する。
それぞれのノズルアレイはインク輸送通路と流通する。インク輸送通路122は前記第1のノズルアレイ120と流通し、インク輸送通路132は前記第2のノズルアレイ130と流通する。インク輸送通路122及び132の部分は、プリンタヘッドダイ基板111を通じる開口部として図1に示される。1以上のインクジェットプリンタヘッドダイ110が、インクジェットプリンタヘッド100に含まれるが、明確にするために図1では1つのみのインクジェットプリンタヘッドダイ110が示される。前記プリンタヘッドダイは、以下図2に関して説明するように支持部材上に設けられる。図1では、第1の流体源18がインク輸送通路122を介して第1のノズルアレイ120へインクを供給する。また第2の流体源19がインク輸送通路132を介して第2のノズルアレイ130へインクを供給する。別々の流体源18及び19が示されているが、応用によっては、1つの流体源が、前記第1のノズルアレイ120及び第2のノズルアレイ130へ、インク輸送通路122及び132を介して供給することも有利である。また実施態様により、2未満又は2を超えるノズルアレイがプリンタヘッドダイ110に含まれ得る。いくつかの実施態様では、インクジェットプリンタヘッドダイ110の全てのノズルが、インクジェットプリンタヘッドダイ110の複数のサイズを有するよりもむしろ、同じサイズであり得る。
図1には示されていないが、液滴形成機構は前記ノズルに関連する。液滴形成機構は種々のタイプがある。そのいくつかはインクの一部を蒸発させる加熱要素を含み、それにより液滴を吐出させるタイプである。又は流体チャンバの容積を圧縮するための圧電トランスデューサを含み、それにより吐出させるタイプである。又はアクチュエータを含み、これは(例えば二重層要素を加熱して)動かし、それにより吐出させるタイプである。全ての場合に、電気パルス源16からの電気パルスが、望ましい堆積パターンにより種々の液滴吐出装置へ送られる。図1の例では、前記第1のノズルアレイ120から吐出された液滴181は、前記より大きいノズル開口部により前記第2のノズルアレイ130から吐出される液滴182よりも大きい。通常、ノズルアレイ120及び130とそれぞれ関連する前記液滴形成機構の他の側面はまた、前記異なるサイズの液滴について前記液滴吐出プロセスを最適化するために異なるようにサイズ化される。操作の間、インクの液滴は記録媒体20に堆積される。前記ノズルが前記液滴吐出装置の最も見える部分であることから、用語、液滴吐出アレイ及びのノズルアレイはここでは場合により交換可能に使用される。
図2は、本発明の1つの実施態様によるデスクトップキャリッジプリンタの部分の模式的斜視図を示す。本プリンタのいくつかの部品は、図2では隠されているが、その他の部品はより明瞭に見ることができる。プリンタシャーシ300は、キャリッジスキャン方向305内を往復移動するキャッリジを横切る印刷領域303を含み、一方インクの液滴がキャリッジ200上に設けられるプリンタヘッド250から吐出される。文字ABCDは、紙又は他の記録媒体部分371上の印刷領域で印刷された画像部分を示す。キャリッジモーター380は、キャリッジガイドロッド382に沿ってキャリッジ200を動かすためにベルト384を動かす。エンコーダセンサー(図示されていない)がキャリッジ200に設けられ、エンコーダ383に関してキャリッジ位置を示す。
プリンタヘッド250はキャリッジ200に設けられ、インクタンク262がインクをプリンタヘッド250に供給するために設けられ、インクタンクは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックなどの色、又はその他の記録流体を含む。場合により、いくつかのインクタンクは、例えばシアン、マゼンタ及びイエローの1つのマルチチャンバインク供給に束にされる。以下説明するように、異なるインクタンク262からのインクは、異なるノズルアレイに与えられる。
種々のローラーが、前記プリンタを通って記録媒体を進めるために使用される。図2では、フィードローラー312及びパッシブローラー323が媒体進行方向304に沿って記録媒体部371を進行させる。前記媒体進行方向304は、実質的に印刷領域303を横切るキャリッジスキャン方向305に実質的に垂直であり、印刷されるべき画像の第2のスウオッシュのために前記記録媒体を位置させる。放出ローラー324は、前記印刷された媒体を取り出す出力領域に向かって記録媒体部371を進行させ続ける。スターホイール(図示されていない)は放出ローラー324に対して記録媒体部371を保持する。
記録媒体の通常の長さは写真印刷(4インチx6インチ)で6インチ、紙(8.5x11インチ)で11インチである。従って、全画像を印刷するために、記録媒体部371を横切るプリンタヘッドシャーシ250が動く間に、いくつかのスウオッシュが連続的に印刷される。1つのスウオッシュの印刷に続いて、記録媒体20が媒体進行方向304に沿って進められる。フィードローラー312は、前記フィードローラーシャフトに設けられる別のローラーを含むことができ、又は前記フィードローラーシャフトの薄い高摩擦コーティングを含むことができる。ロータリーエンコーダー(図示されていない)が、前記フィードローラー312の角回転をモニターするために前記フィードローラーに同軸に設けられ得る。フィードローラー312と放出ローラー324を含む前記紙進行ローラーを駆動するモーターは図2には示されていない。通常の紙をフィードするために、フィードローラー312及び放出ローラー324が前方回転方向313で駆動される。
この例では、前記プリンタシャーシ300の後に向かって、電子回路ボード390が設けられ、これはケーブル(図示されていない)を介してプリンタヘッドキャッリジ200へ交信し、そこからプリンタヘッド250へ交信するためのケーブルコネクタを含む。また、前記電子回路ボード上には通常、キャリッジモーター380及び紙送りモーターを制御するためのモーター制御装置、プロセッサー及び/又はその他の前記印刷プロセスを制御するための制御電子回路(図1には制御装置14及び画像処置ユニット15として模式的に示される)、及び場合によりホストコンピュータへのケーブルのためのコネクターが設けられる。
前記プリンタシャーシ300の右側は、図2の例においてメンテネンスステーション330である。メンテネンスステーション330は、プリンタヘッド250のノズル表面を掃除するためのワイパー(図示されていない)を含み、同様に前記インクの揮発成分の蒸発を低減させるために前記ノズル表面に対して封止するキャップ332を含み得る。多くの従来のプリンタには、プリンタヘッドのノズルが機能しなくなった場合に、ノズルからインク及び空気を吸引するために前記キャップが設けられている。
プリンタヘッド250から空気を除去する異なる1つの方法が図2に示され、以下本発明の実施態様に基づきより詳細に説明される。空気除去チャンバ220がプリンタヘッド250に設けられる。ベロー222などの圧縮可能部材が前記空気除去チャンバ220の一部である。ベロー222は圧縮化能であるので、これにより前記空気除去チャンバ220から空気を一方向バルブ224を通じて追い出す。ベロー222は、圧縮状態から自発的に拡張するように構成されている。ベロー222が拡張すると、前記空気除去チャンバ220内の圧力を下げ、これにより以下さらに詳細に説明するようにプリンタヘッド250から空気を除去する。ベロー222は、キャッリジスキャン方向305に実質的に平行な圧縮方向223に沿って圧縮される。ベロー222は、例えばプリンタシャーシ300の壁306から伸びる突出物340などの圧縮部材と同じ線上にある。ベロー222を圧縮するために、キャリッジ200は壁306に向かって突出部340がベロー222に係合するまで動かされる。前記キャッリジ200の位置がエンコーダー383に関して追跡されることから、壁306に向かってキャリッジ200の移動の量が正確に制御され、それによりベロー222の圧縮の量が前記キャリッジが壁306に向かって移動する際に突出部340により制御される。キャリッジ200は突出部340に関して既定位置に向かってベロー222が動くように制御され、キャリッジ200が前記ベロー222が突出部340に当たった後、既定の距離動かされ得る。制御装置14(図1参照)は、キャリッジモーター380へ、キャリッジ200が突出部340とベロー222を圧縮するために係合するように動かすためのシグナルを送る時を決めるための命令を含む。ベロー222の圧縮の望ましい量が達成された後は、制御装置14はキャリッジモーター380に、キャリッジが前記壁306から離れるように動かすためにシグナルを送ることができる。ベロー222は、ゆっくりと拡張するのである程度の時間内で部分的に圧縮が維持され、それにより空気除去チャンバ220内の空気圧を低減させ続ける。
突出部340は前記キャリッジスキャンパスの1つの端部近くに設けられる。図2で示されるように、いくつかの実施態様で、メンテネンスステーション330は、キャリッジスキャン方向305に沿って前記キャリッジスキャン路の反対側の端部に設けられる。突出部340を設けるために必要なプリンタシャーシ300の必要な幅を低減するために、図2で示されるように、いくつかの実施態様では、突出部340が移動可能な突出部台342に付設され、前記台が突出部340をベロー222と係合可能な配置に又はその配置から動かされることを可能とし、前記キャリッジ200が突出部340がベロー222と係合することなく壁306近くに設けられ得ることとなる。図2で示される実施態様で、突出部台342がシャフト344により壁306へずらして接続される。突出部台342は、回転方向矢印346により示されるように軸344の回りを前後に回転され得る。前記突出部台342が図2で示される位置にある場合、突出部340はベロー222と係合するために整列する位置にある。前記突出部台342が図3で示される位置に回転される場合には、突出部340は整列する位置にはなく、ベロー222と係合することはない。回転方向346は、フィードローラー312の前向き313及び逆向き方向に沿うものであることから、フィードローラー312を進行させるために使用される同じモーターを用いる突出部340を、ギア列又はベルト(図示されていない)などの選択的に接続可能なリンク部を用いて、回転することは単純である。米国特許出願公開公報番号2009/0174733の内容はここで参照されて本明細書に援用される。ここには、前記同じモーターを用いる複数のプリンタ機能を駆動する装置又は方法が開示され、前記モーターは前記フィードローラー312からの力を選択的に外し、そのモーターを、前記突出部を、必要に応じて前記ベロー222のパス内に入るか又は外すかするために使用するために使用され得る。制御装置14(図1参照)は、前記突出部340をベロー222と係合可能に整列させるか又は整列させないように動かすためのシグナルを何時送るかに関しての命令を含むことができる。
制御装置14に対して、キャリッジ200及び/又は突出部340を動かして、ベロー222が突出部340に当たり圧縮されるようにする命令は、事象毎、時間基準、カウント基準、センサ基準又はこれらの組み合わせによる。事象毎の例としては、前記制御装置14に対し適切なシグナルを送り、前記プリンタが起動される際に、又はメンテナンス操作(例えばふき取り(wiping))が実施される直前直後に、又は印刷作業の最後のページが印刷された後に、ベロー222が圧縮させる、ものである。時間基準命令の1例としては、前記制御装置14に対し適切なシグナルを送り、前記ベロー222が最後に圧縮された後1時間後に圧縮されるようにする、ものである。カウント基準命令の例としては、前記制御装置14に対し適切なシグナルを送り、既定の数のページが印刷された後、又は既定の数のメンテナンスサイクルが実施された後に、ベロー222が圧縮されるようにする、ものである。センサ基準命令の例としては、前記制御装置14に対し適切なシグナルを送り、光学センサが1以上のジェットが機能していないことを検出する時、又は熱センサがプリンタヘッドが既定の温度を超えていることを検出する時に、ベロー222を圧縮されるように、するものである。組み合わせによる例としては、前記制御装置14に対し適切なシグナルを送り、プリンタヘッドが既定の長さの器官よりも長く既定の温度を超えることを示すときに、ベロー222を圧縮されるように、することである。制御装置14からの命令は、ベロー222を完全に圧縮させるか圧縮させないか又はその代わりにエンコーダー383に対してモニターされるようにキャリッジ200を対応する量により動かすことでベロー222を複数の既定量の1つに圧縮させる、かのいずれかが可能である。
インク内に溶けた空気は溶け出す傾向があり、インクの温度が上げられると溶液から出ていくことから、いくつかの実施態様ではプリンタヘッドからの空気除去の方法は、前記空気除去チャンバを介して減圧空気圧を与えながらプリンタヘッドの一部を加熱することを含む。この方法は、熱インクジェットのプリンタヘッドについては容易である。熱インクジェットのプリンタヘッドは液滴吐出装置を持つプリンタヘッドダイを含み、これは前記ノズルからインクの液滴を吐出するためにインクを蒸発させるためのヒーターを含むからである。前記ヒーターを加熱するための電気パルスは液滴を吐出させるために十分な強さと長さであり得るものであり、又は電気パルスは液滴吐出閾値よりも小さいものであり得る。種々の実施態様で、制御装置14は、ベロー222が拡張して空気除去チャンバ220内で減圧を与えプリンタヘッド250から空気を追い出すことが可能となる時間の前又はその間に、前記プリンタヘッド251を加熱するためのパルスを生成するか又は生成しないことが可能である。
プリンタヘッド250及び空気除去チャンバ220は図4Aにさらに詳細に示される。ここで使用される用語、プリンタヘッドアセンブリ210とは、プリンタヘッド250及びその部品を含み、同様に空気除去チャンバ220及びその部品を含む。以下の下向き矢印により、空気除去チャンバ220がプリンタヘッド250とどのように組み合わされるのかを示す。図4A前記で示される空気除去チャンバ220の追加の部品は一方向閉じ込め弁228を含み、空気除去チャンバ220を空気蓄積チャンバ230と空気排除チャンバ232に分ける。さらに、一方向リリーフ弁224としてフラッパ弁の一例が示される。ファスナー225は前記フラッパ弁を空気除去チャンバの外側表面へ接続する。前記フラッパ弁は通常弾性材料シートからなり、その通常の状態で、空気除去チャンバ232内で空気ベント226をカバーし封止している。同様に、一方向閉じ込め弁228はまた、フラッパ弁であってよく、空気通路231を封止してカバーする。通常、一方向リリーフ弁224及び一方向閉じ込め弁228は共に閉じられている。空気排除チャンバ232内の圧力は回りの圧力より十分に高く、これにより一方向リリーフ弁224を開放位置にし、空気量を一方向リリーフ弁224を通って空気排除チャンバ232から排除する。その後弾性材料の戻り力が一方向リリーフ弁224を再び閉じ、空気はもはや空気排除226を通って排除されない。同様に、空気蓄積チャンバ230内の圧力が空気排除チャンバ232内の圧力よりも十分大きく、それにより一方向閉じ込め弁228が開かれ、空気が空気蓄積チャンバ230から空気排除チャンバ232へ空気通路231を通って移動される。その後、弾性材料の戻り力が前記一方向閉じ込め弁228を再び閉じる。
プリンタヘッド250は、複数のインクチャンバを含むプリンタヘッド本体240を含む。図4Aで示される例では、インクチャンバ241、242、243及び244は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローインクをそれぞれ含む。他の実施態様は、4よりも多いインクチャンバを持ち得る。又は4未満のインクチャンバを持ち得る。インクはそれぞれの入口部245からインクチャンバ241〜244に入り、場合により前記インクチャンバから粒子状デブリなどの汚染物を保持するようにフィルタによりカバーされ得る。それぞれのインクチャンバ241、242、243及び244の上部は、対応する膜236、237、238及び239である。膜236〜239は空気を通過させるが液体を通過させない。言い換えると、空気は膜236〜239を通過できるが、インクは通過できないということである。
インクはインクチャンバ241〜244を、それぞれのインク出口246を通って出てプリンタヘッドダイ251へ供給する。プリンタヘッドダイ251は、ノズル面252上にノズルアレイ257(図4B)を含み、異なるインクチャンバ241〜244からインクを供給される異なノズルアレイを含む。図4Aには、2つのプリンタヘッドダイ251があり、それぞれは2つのノズルアレイを含む。図4Bには、4つ全てのノズルアレイ257が、1つのプリンタヘッドダイ251上に交互に示される。ノズルアレイ257は、アレイ方向254に沿って配置され、お互いにアレイ分離方向258に沿って分離されたアレイを持つ。通常、プリンタヘッドダイ251のコストを低減するために、前記アレイ分離方向258に沿った全幅をその方向沿ったプリンタヘッド本体240の幅に比較して小さく維持することが望ましい。いくつかの実施態様では図4Aに示されるように、マニホールド247が、インクをそれぞれのインクチャンバ241〜244のインク出口246から、前記ノズル面252と反対側のプリンタヘッドダイ251の側上の対応するインク入口256へ送るために使用される。インクはインク入口256から対応するインクフィード255(図4B)へ、かつそこから対応するノズルアレイ257へ流れる。図4Aのプリンタヘッドダイ251の下の小丸は、異なるノズルアレイ257から吐出される異なる色の液滴を表す。内側のインクチャンバ242及び243については、図4Aの例ではプリンタヘッドダイ251の上に実質的に垂直に位置され、プリンタヘッドダイ251からプリンタヘッドインク出口246へ対応するマニホールド通路は実質的に垂直であり得る。外側のインクチャンバ241及び244については、対応するマニホールド通路248はより伸ばされた水平部分又はやや傾斜した部分を持ち得る。プリンタヘッドダイ251は、いくつかの実施態様では、プリンタヘッドダイ251とマニホールド247の間に設けられる配置基板上に設けられ得る。いくつかの実施態様では、図4Aに示されるようにマニホールド247は前記配置基板である。
プリンタヘッド250から空気除去の方法は、図2及び図4Aを参照しつつ説明される。キャリッジ200は、キャリッジスキャン方向305に沿って壁306の方に、ベロー222が、キャリッジスキャン方向305に平行である圧縮方向223に沿って突出部340により圧縮されるまで動かされる。ベロー222内にあった空気は空気排除チャンバ232内に押し出され、それにより前記チャンバ内の圧力を上昇させ、通常閉鎖の一方向リリーフ弁224が開かれてある量の空気量が排除される。その後一方向リリーフ弁224が閉じられる。キャリッジ200が壁306から離れるように動いた後、ベロー222は拡張することができる。ベロー222が拡張すると、ベロー222中及び排除チャンバ232の全容量が増加する。圧力は気体の容積の逆比例し、空気排除チャンバ232内の圧力がベロー222が拡張するにつれて減少する。空気排除チャンバ232の圧力が、空気蓄積チャンバ230内の圧力よりも十分小さくなると、一方向閉じ込め弁228が開かれ、空気蓄積チャンバ230から空気排除チャンバ232へ空気通路231を通って、いくらかの空気が通る。これにより、空気蓄積チャンバ230内の圧力を一方向閉じ込め弁228が閉じるまで低下し(一方空気排除チャンバ232内の圧力を上げる傾向がある)、かつ空気通路231は再び閉じられ、もはや空気が空気蓄積チャンバ230及び空気排除チャンバ232の間を通過することができなくなる。空気蓄積チャンバ230内の減圧空気圧が膜236〜239に適用される。言い換えると、空気蓄積チャンバ230内の圧力はインクチャンバ241〜244内の圧力よりも低い。その結果、空気は、プリンタヘッド250のインクチャンバ241〜244から膜236〜239を通って引き出される。ベロー222は拡張を続け、空気はインクチャンバ241〜244から空気蓄積チャンバ230へ引き出され続けると、空気蓄積チャンバ230内の空気圧は再び空気排除チャンバ232内の空気圧を十分超え、一方向閉じ込め弁228を開き、それにより空気蓄積チャンバ230内の圧力を再び減圧レベルにする。キャリッジ200が壁306へ再び動き突出部340と当たりベロー222を圧縮すると、空気蓄積チャンバ230から空気排除チャンバ232とベロー222へ移動した空気が一方向リリーフ弁224を通って排除される。通常、ベロー222の圧縮の間、一方向閉じ込め弁228はその通常の閉鎖位置にある。しかしながら、一方向閉じ込め弁228が、ベロー222が圧縮され始める際に開いた場合には、空気排除チャンバ232内の増加圧力は、一方向閉じ込め弁228を閉じさせ、さらに圧力が空気排除チャンバ232内で蓄積されて空気をベント226から追い出す。
いくつかの好ましい形状についての詳細は図4Aに示される。空気排除チャンバ220の空気蓄積チャンバ230は、圧縮方向223に沿って長さ寸法L1を持つ。第1の膜(例えば膜236)の最外側端から第2の膜(例えば膜239)の反対側の最外側端への距離L2は好ましくはL1よりも小さい。この方法で、単一の排除チャンバ220は、対応する複数の膜を通じて複数のインクチャンバから空気を取り出しことができる。図4Aでは、1つの空気排除チャンバ220は、4つのインクチャンバ241〜244についての空気管理を提供することができる。というのは空気蓄積チャンバ230は、対応する4つの膜236〜239に減圧圧力を適用することができるからである。
ノズルアレイ257はノズルアレイ方向254に沿って配置され、この方向は実質的に媒体進行方向304に平行である。ノズルアレイ分離方向258は実質的にキャリッジスキャン方向305に平行である。インクチャンバインク出口246からプリンタヘッドダイインク入口256への接続を簡単にするために、従って、インクチャンバ241〜244は好ましくはキャリッジスキャン方向305に沿ってお互いからずれて配置される。ベロー222の圧縮方向223はまた、実質的にキャリッジスキャン方向305に平行であり、インクチャンバ241〜244は好ましくは、圧縮方向に実質的に平行な方向に沿ってお互いにずれて配置される。また、キャリッジスキャン方向305は媒体進行方向304に実質的に垂直であることから、圧縮方向223は実質的にアレイ方向254に垂直である、ということになる。さらに、図2を参照して、プリンタシャーシ300の印刷領域303の面は、キャリッジスキャン方向305及び媒体進行方向304の両方に実質的に平行である。プリンタヘッド250がプリンタヘッドシャーシ300内に設けられる場合、膜236〜239は好ましくはインク出口248、プリンタヘッドダイインク入口256及び入口部245上に、以下説明されるように、インクを通じて上昇する空気泡を処理するために、実質的に垂直であることが好ましい。言い換えると、膜236〜239はノズルアレイ257(即ち、液滴吐出装置のアレイ(配列)235からずらして設けられ、アレイ方向254及び圧縮方向223の両方に実質的に垂直である。
図5Aは図4Aと類似するプリンタヘッド250の斜視図を示す。ただし図5Aは膜配置方向235に平行な軸の回りに回転されている。図5Bは空気排除チャンバ220の同様に回転された図である。図5Aは、インクチャンバ241の側壁から見たものであり、空気泡216が、液体インク218を通って、膜配置方向235に実質的に平行な方向に上昇している様子を表す。空気泡216はインク出口246及びプリンタヘッド250の入口部245から上昇する。インク出口246からの空気泡216は、例えば、加熱温度でインク218から溶け出す空気によりプリンタヘッドダイ251から由来し得る。入口部245の空気泡216は、例えばインクタンク262の交換の際に由来する(図2参照)。空気除去チャンバ220は両方の源からの泡除去に効果的である。インクチャンバ241の前記開口垂直形状は、液体インク218上の空気空間217に導き及び前記空気空間217から膜236へ導くものであり、液体インク218を通じて、浮力により空気空間217及び膜236の方向に空気泡216が自由に上昇させる。かかる垂直形状を説明する他の方法は、図3をまた参照して、インクチャンバ241とプリンタシャーシ300の支持基体302の間の距離が空気除去チャンバ及び支持基体302の間の距離Sよりも小さいことである。同様に、インクチャンバ241のインク出口246とプリンタシャーシ300の支持基体302との間の距離は、空気除去チャンバ220と支持基体302の間の距離Sよりも小さい(インク出口246は明確にするために図3には示されていない)。
図6Aは、本発明の1つの実施態様によるプリンタヘッドアセンブリ210の断面図である。この実施態様では、圧縮スプリング215が、空気除去チャンバ232内の固定支持体213とベロー222の端部近くの移動可能な支持体214との間に設けられる。圧縮スプリング215は、ベロー222が、ベロー222が圧縮方向223に沿って圧縮された後に拡張することを補助する。いくつかの他の実施態様では、ベロー222は、ベローが圧縮スプリングを使用せずに拡張するために必要な拡張力を提供する十分な弾性性質を持つ材料からなる。ベロー222内に圧縮スプリング215を設けることで、ベロー222のために安価な又はより最適な材料の使用を可能とする。ベロー222の非可動端部212は、空気が前記ベロー222の内部と空気排除チャンバ232の内部との間を自由に流れ得るように空気排除チャンバ232へ固定される。
図6Aは、図6Bで示されるように、両方ともフラッパ弁である場合の、一方向リリーフ弁224と一方向閉じ込め弁228の両方の開及び閉位置を示す。一方向リリーフ弁224の空気ベント226に対する通常閉位置がグレー形状実線長方形で示される。前記空気ベント226から離れた開位置が点線で示される。同様に空気通路231に対する一方向閉じ込め弁228の通常閉位置が、グレー形状実線長方形で示され、一方空気通利231から離れた開位置は点線で示される。
空気除去チャンバ220内の封止が気密であることは必要ない。インクチャンバ241〜244から膜236〜239を通って空気が空気排除チャンバ220に入る空気及び種々の封止での空気の漏れの効果を含めて、周囲圧力と空気排除チャンバ220での圧力間の圧力差を失うための時間定数は、いくつかの実施態様では約5秒と約1時間の間であり得る。
図6Aは、空気泡216が、インクチャンバ241〜244内のインク出口246から液体インク218を通って液体インク218の上の空気空間217の方へ自由に上昇することを示す。内部インクチャンバ242及び243について、プリンタヘッドダイインク入口256からインク入口246へのマニホールド247を通って空気排除チャンバ220への空気空間217へのインク通路全体は実質的に垂直であり、かつこれは空気泡216の動きに好ましい。プリンタヘッドダイ251のコストを下げるため、及び十分なインクをインクチャンバ241〜244に供給するためには通常、最外側インク入口256間の距離は、最外側のインクチャンバ241と244間の距離よりもいくらか小さく、従って図6Aで示されるような実施態様について、外側マニホールド通路248は水平よりもやや傾斜した部分を持つ。
他の実施態様では、図7Cに示されるラップアラウンドインクチャンバ形状が、前記プリンタヘッドダイ251から前記液体インク218上の空気空間217へ空気泡の流れの全てのために、たとえインクチャンバの外側のためにも、より垂直な通路を与えるために使用され得る。前記ラップアラウンドインクチャンバ形状は、図7Aでの拡大図で示されるようにプリンタヘッドダイ構成と整合性があり、そこでインク入口256は、前記アレイ分離方向258に沿ったインク入口256間の空間よりもノズルアレイ方向254に沿ってより長い。2つの傾向が、このプリンタヘッドダイ構成をより有利なものとする。印刷速度はより長いプリントスウオッシュ、即ちより長いノズルアレイ長さを持つことで増加する。プリンタヘッドダイのコストは、前記ダイの領域を縮小することで下げられる。従って低コスト、高速度プリンタヘッドを与えるために、ノズルアレイ間の空間よりも長いノズルアレイを持つことが有利である。図7Aに示される実施態様では、2つのプリンタヘッドダイ251があり、それぞれは2つのノズルアレイをノズル面252に持ち、かつ対応するインク入口256をノズル面252の反対側の面上に持つ。プリンタヘッドダイ251のインク入口面は、配置基板270のダイ結合面272へ、通常流体接続を与えるためにインクと整合性のダイ結合接着剤で、気密に固定される。配置基板270は、配置基板通路274を含み、プリンタヘッドのインクチャンバからインクをプリンタヘッドダイへ供給する。図7Aに示される実施態様では、配置基板通路274は靴の形状をしている。配置基板270のダイ結合面272上に、配置基板通路が細長い出口開口部276(図7B参照)として出ている。これはプリンタヘッドダイ251の同様に形状化されたインク入口256と合わせるに適している。配置基板270のプリンタヘッド配置面275上に配置基板通路274が、より小さな入口開口部278として出ており、これらはノズルアレイ方向254に沿ってお互いに交互にねじれ形状である。言い換えると、アレイ方向254へ平行な2つの隣接する入口開口部278の間の変位は成分c1と、アレイ分離方向に平行な成分c2を持つ。多くの実施態様で、c1はc2よりも大きい。図7Aに示される実施態様では入口開口部278のねじれ形状を与えるために隣接する靴形状配置基板通路274はお互いに反対方向に向けられている。細長い出口開口部276は、前記配置基板270の内部の配置基板通路274の部分により流体的により小さな入口開口部278に結合される。
プリンタヘッド280のラップアラウンドインクチャンバ形状は図7C上部で示される。プリンタヘッド本体288は、複数のインクチャンバ281〜284と、インクチャンバ281〜284のための入口部286の直線配置を含む。プリンタヘッド本体288は、第1の外側壁295と前記第1の外側壁と反対側の第2の外側壁296を含む。第1の外側壁295は前記入口部286の近位に位置される(即ち前記入口部286に又はその近くに)、一方第2の外側壁296は前記入口部286から遠位に位置される。この実施態様で、前記外側インクチャンバ281及び284はL形状であり、前記内部インクチャンバ282と283をラップアラウンドする。その結果、外側のインクチャンバ281と284は、第1の外側壁295近くに位置する第1の部分と、第2の外側壁296の近くに位置する第2の部分を持つ。内側のインクチャンバ282と283はそれぞれ、第1の外側壁295の近くに位置する部分を持つが、しかし第2の外側壁296近くに位置する部分は持たない。それぞれのインクチャンバは、液体は透過しない空気透過膜285、入口部286及びインク出口287を含む。インク出口287は、配置基板270のプリンタヘッド配置面上のより小さな入口開口部278と同じねじれ状構成でインクチャンバ281〜284の底部面状に設けられる。前記インクチャンバ281〜284のそれぞれのインク出口287は、配置基板270上の対応する入口開口部278と、例えばガスケットシールを用いて接続されている。インクチャンバ281〜284は、液体インクを含み、前記液体インクの上のインクチャンバで空気空間を持つ。これは、図5A及び6Aで示される液体インク218と空気空間217と同じである。空気泡が、配置基板入口開口部278及びインクチャンバ281〜284の対応するインク出口287から空気空間へ相当な垂直移動通路があるから(外側インクチャンバ281と284同様、内側インクチャンバ282と283について)、空気空間へ空気泡移動は妨げられない。実際に、前記垂直移動通路は、プリンタヘッドダイ251のインク入口256へ伸び、そこで前記インク入口256はノズルアレイ257に対応する(図4B)。加えて、空気泡のための、入口部286から空気空間への実質的に垂直の移動路があることから、空気泡の入口部286から対応するインクチャンバの上部の空気空間への移動はまた妨げられない。インクチャンバ281〜284内の膜285の部分は、膜285が対応するインクチャンバの空気空間と接触している限り、及び前記膜が前記空気排除チャンバ寸法内に適合し得る限り、重要ではない。
図7Cで示される実施態様で、インクチャンバ281は入口部286を含み、これはインクチャンバ282の入口部286に隣接する。インク出口287のねじれ状構成及びプリンタヘッド280のラップアラウンドインクチャンバ形状のために、インクチャンバ281のインク出口287は、インクチャンバ282のインク出口287からずらされて設けられ、前記2つの出口287の間のずれがノズルアレイ方向254に平行である成分c1と、前記アレイ分離方向258に平行な成分c2とを持つ(図7A参照)。ラップアラウンドインクチャンバ形状の他の実施は、インクチャンバ間で分けられる内側壁の構成と関連するべきである。以下の説明では、インクチャンバ281、282、283及び284(即ちそれぞれ、第1、第2、第3及び第4)についての数字変更は、これらのインクチャンバについて対応する入口部の位置に基づく。第2のインクチャンバ282(第1のインクチャンバ)の入口部286は、第1のインクチャンバ281(第1の外側チャンバ)の入口部286と第3のインクチャンバ283(第2の内側チャンバ)の間である。同様に、第3のインクチャンバ283(第2の内側チャンバ)の入口部286は、第2のインクチャンバ282(第1の内側チャンバ)の入口部286と第4のインクチャンバ284(第2の外側チャンバ)との間である。壁291は、第1のインクチャンバ281と第2のインクチャンバ282の間に分けられる。壁291は、第2のインクチャンバ282と第3のインクチャンバ283の間に分けられた壁294に交差し、壁291はさらに、第1のインクチャンバ281、第2のインクチャンバ282及び第3のインクチャンバ283の間に分けられる壁292に伸びる。壁292はまた、第3のインクチャンバ283と第4のインクチャンバ284の間に分けられる。壁293は、第2の外側壁296と交差し、第1のインクチャンバ281及び第4のインクチャンバ284の間を分ける。壁293は実質的に壁292に垂直である。
図7Cで示される実施態様では、取り外し可能なインクタンク262のタンク部分263は、インクチャンバ281〜284のそれぞれの入口部286へ流通接続されている。図7Cでアレイ分離方向に沿って左から右へ、インクチャンバ281〜284の入口部286へ供給される異なる色インクはYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラック)である。プリンタヘッド280のラップラウンドインクチャンバ形状の結果は、インクチャンバ281〜284のインク出口287が、アレイ分離方向258に沿って異なる順序MYCKで配置される。
図8は、本発明の1つの実施態様を示し、ここでインクは、離れたインク供給265からプリンタヘッド250のインクチャンバ241に、移動可能なキャッリジ200上に設けられるインクタンクからよりはむしろはプリンタヘッドシャーシ300上に静置配置された離れたインク供給265から供給される。インクは、入口部246へ接続されたフレキシブルチューブ266を通ってインクチャンバ241へ供給される。明確にするために、フレキシブルチューブ266は、図8の4つの入口部の1つにのみ接続される。空気除去チャンバ220は、他の実施態様に関しての説明と類似の方式で操作する。
図9は、突出部340を、図2と3に関して上記説明とは異なる方式でベロー222と係合可能整列に入れたり出したりを可能に移動させる実施態様を示す。図9に記載の実施態様では、突出部340は壁306に回転可能に設けられる。圧縮方向223に沿ってベロー222を圧縮することが望まれる場合には、吐出部340は壁306から図2に示されるキャリッジスキャン方向305に実質的に平行な方向に沿って壁306から外向きに伸びて方向付けられる。突出部340をベロー222との整列から移動することが望まれる場合には、図9に示されるように壁306に対して回転され、突出部340が、キャッリジスキャン方向305に実質的に平行でない方向にする。
本発明の実施態様はインクを除去することなく空気を排除するものであり、従来のプリンタと比較してインクの浪費が少ない。従来のプリンタで使用される廃棄インクパッドは除くことができるか、又は少なくとも、ジェットから吐き出すようなメンテナンス操作を行うためのサイズを低減することができる。このことは、プリンタをより経済的な操作、より環境にやさしくかつコンパクトにすることができる。さらに、本発明の空気除去方法は、連続的な時間間隔でプリンタヘッドへ供給される空気除去チャンバから圧力を低減することでいかなる時にも実行され、プリンタヘッドから空気を除去するための印刷操作を遅延させる必要がなくなる。
10 インクジェットプリンタシステム
12 画像データソース
14 制御装置
15 画像処理ユニット
16 電気パルスソース
18 第1の流体源
19 第2の流体源
20 記録媒体
100 インクジェットプリンタヘッド
110 インクジェットプリンタヘッドダイ
111 基板
120 第1のノズルアレイ
121 ノズル
122 インク輸送通路(第1のノズルアレイのための)
130 第2のノズルアレイ
131 ノズル
132 インク輸送通路(第2のノズルアレイのための)
181 液滴(第1のノズルから吐出される)
182 液滴(第2のノズルから吐出される)
200 キャリッジ
210 プリンタヘッドアセンブリ
212 非移動端部
213 固定支持部
214 可動支持部
215 圧縮スプリング
216 空気泡
217 空気空間
218 液体インク
220 空気除去チャンバ
222 ベロー
223 圧縮方向
224 一方向リリーフ弁
225 ファスナー
226 空気ベント
228 一方向閉じ込め弁
230 空気通路
232 空気除去チャンバ
235 膜配置方向
236 膜
237 膜
238 膜
239 膜
240 プリンタヘッド本体
241 インクチャンバ
242 インクチャンバ
243 インクチャンバ
244 インクチャンバ
245 インク入口部
246 インク出口
248 マニホールド通路
250 プリンタヘッド
251 プリンタヘッドダイ
252 ノズル面
253 ノズルアレイ
254 ノズルアレイ方向
255 インク供給
256 インク入口
257 ノズルアレイ
258 アレイ分離方向
262 インクタンク
265 遠隔インク供給
266 フレキシブルチューブ
270 配置基板
272 ダイ結合面
274 配置基板通路
275 プリンタヘッド配置面
276 出口開口部
278 入口開口部
280 プリンタヘッド
281 インクチャンバ
282 インクチャンバ
283 インクチャンバ
284 インクチャンバ
285 膜
286 入口部
287 インク出口
288 プリンタヘッド本体
291 壁
292 壁
293 壁
295 第1の外側壁
296 第2の外側壁
300 プリンタシャーシ
302 支持基体
303 印刷領域
304 媒体進行方向
305 キャッリジスキャン方向
306 壁
312 フィードローラー
313 前方回転方向(フィードローラーの)
323 パッシブローラー
324 放出ローラー330メンテナンスステーション
332 キャップ
340 突出部
342 突出部台
344 シャフト
346 回転方向
371 記録媒体部
380 キャッリジモーター
382 キャッリジガイドロッド
383 エンコーダー
384 ベルト
390 電子回路基板

Claims (20)

  1. インクジェットプリンタであり、前記インクジェットプリンタが:
    (a)対応するインク入口を持つノズルのアレイと;
    (b)前記ノズルアレイに対応する前記インク入口に流通接続されたインク出口を含むインクチャンバと;
    (c)空気に透過性であるが液体に透過性でない膜と;
    (d)空気除去チャンバを含み、前記空気除去チャンバが:
    (i)空気チャンバと;
    (ii)前記空気チャンバの空気の周囲への排気を可能とする開口位置と、前記空気チャンバの空気の周囲への排気をさせない閉位置を含む一方向リリーフ弁と;及び
    (iii)前記リリーフ弁の開位置で前記リリーフ弁を通じて前記空気チャンバから空気を排気させるため、及び前記一方向リリーフ弁がその閉位置にある間に前記膜への低減された空気圧力を与えるための圧縮可能部材と;及び
    (e)前記ノズルアレイ、前記インクチャンバ、前記膜及び前記空気除去チャンバを、キャリッジスキャン方向にキャリッジスキャンパスに沿って持つキャリッジとを含む、インクジェットプリンタ。
  2. 請求項1に記載のインクジェットプリンタであり、前記空気除去チャンバがさらに:
    (a)前記一方向リリーフ弁の近くに設けられる前記空気チャンバの空気除去部;
    (b)前記空気チャンバの空気蓄積部;及び
    (c)前記空気蓄積部と前記空気除去部との間の一方向閉じ込め弁とを含み、
    前記一方向閉じ込め弁が、空気が前記空気蓄積部と前記空気除去部との間を通ることができる開位置と、空気が前記空気蓄積部と前記空気除去部との間を通ることができない閉位置とを含む、インクジェットプリンタ。
  3. 請求項1に記載のインクジェットプリンタであり、前記空気除去チャンバの前記圧縮可能部材が、前記キャリッジスキャン方向に実質的に平行である圧縮方向に沿って圧縮可能である、インクジェットプリンタ。
  4. 請求項3に記載のインクジェットプリンタであり、さらに、前記キャリッジスキャンパスの第1の端部の近くに設けられる圧縮部材を含み、前記圧縮部材は前記圧縮可能部材を圧縮するために前記圧縮可能部材と係合可能である、インクジェットプリンタ。
  5. 請求項4に記載のインクジェットプリンタであり、さらに、前記キャリッジスキャンパスの第2の端部に設けられるメンテナンスステーションを含み、前記第2の端部が前記第1の端部と反対側にある、インクジェットプリンタ。
  6. 請求項4に記載のインクジェットプリンタであり、前記圧縮部材が突出部を含む、インクジェットプリンタ。
  7. 請求項6に記載のインクジェットプリンタであり、前記突出部が前記圧縮可能部材と係合可能に整列する及び整列しないように移動可能である、インクジェットプリンタ。
  8. 請求項7に記載のインクジェットプリンタであり、さらに、印刷媒体を進行させるモーターを含み、前記モーターが前記突出部を、前記圧縮可能部材と係合可能に整列する及び整列しないように動かすために選択的に接続可能である、インクジェットプリンタ。
  9. 請求項7に記載のインクジェットプリンタであり、前記突出部が回転可能な台に設けられる、インクジェットプリンタ。
  10. 請求項7に記載のインクジェットプリンタであり、前記突出部が、前記キャリッジスキャン方向に実質的に平行な第1の方向から、前記キャッリジスキャン方向に実質的に平行でない第2の方向へ回転可能である、インクジェットプリンタ。
  11. 請求項4に記載のインクジェットプリンタであり、さらに、前記印刷操作を制御するための制御装置と、前記キャリッジスキャンパスに沿って前記キャリッジを動かすキャリッジモーターを含み、前記制御装置が、前記制御装置が前記キャッリジモーターに信号を送り前記キャリッジを前記圧縮可能部材と前記突出部とを係合させるために前記突出部の方に動かす時を決定するための命令を含む、インクジェットプリンタ。
  12. 請求項11に記載のインクジェットプリンタであり、さらに、前記制御装置命令と操作的に関与するセンサを含む、インクジェットプリンタ。
  13. 請求項11に記載のインクジェットプリンタであり、さらに、前記制御装置命令と操作的に関与するクロックを含む、インクジェットプリンタ。
  14. 請求項11に記載のインクジェットプリンタであり、前記制御装置命令と操作的に関与するカウンターを含む、インクジェットプリンタ。
  15. 請求項7に記載のインクジェットプリンタであり、前記印刷操作を制御する制御装置を含み、前記制御装置が、前記突出部が前記圧縮可能部材と係合可能に整列するように動かすためのシグナルを送るべき時を決定する命令を含む、インクジェットプリンタ。
  16. 請求項1に記載のインクジェットプリンタであり、さらに、支持基体を含み、前記インクチャンバの前記インク出口と前記支持基体との間の距離が、前記空気除去チャンバと前記支持基体との間の距離よりも小さい、インクジェットプリンタ。
  17. プリンタであり、前記プリンタは:
    インク供給容器を含み、前記インク供給容器は;
    気体チャンバ及びインクチャンバ;
    印刷のためにインクを輸送するための前記インクチャンバ内の供給開口部;
    前記気体チャンバ内の内部圧力の下で気体を放出するための前記気体チャンバ内のリリーフ開口部;
    前記気体チャンバから前記インクチャンバへ気体の移動を防止するための前記気体チャンバ内の弁付き開口部;及び
    前記インクチャンバから吸引により気体を除去するため、及び外部圧力により前記気体チャンバ内に前記気体を移動するための前記気体チャンバ内の開口部に接続される圧力源を含み、それにより前記気体チャンバ内の前記内部圧力を生成させる、プリンタ。
  18. 請求項17に記載のプリンタであり、前記圧力源が、前記外部圧力を与えるための前記開口部に結合される圧縮可能区分け部を含む、プリンタ。
  19. 請求項18に記載のプリンタであり、前記圧縮可能区分け部が、また拡張可能であり、かつ吸引により前記インクチャンバから前記気体を除去するための前記開口部に結合される、プリンタ。
  20. 請求項18に記載のプリンタであり、さらに、前記圧縮可能区分け部が前記気体が前記気体チャンバ内へ外部圧力により移動させるための延長部を含む、プリンタ。
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