JP2013509037A - 調節ファクタを適用する伝送ブロック・サイズ決定のための方法および装置 - Google Patents

調節ファクタを適用する伝送ブロック・サイズ決定のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

中継ノードからドナー基地局へバックホール・サブフレームを中継するための伝送ブロック・サイズを決定するための方法および装置が記載される。伝送ブロック・サイズは、調節ファクタによって、中継ノードにおいて調節されうる。調節ファクタは、例えば、中継ノードとドナー基地局との間の伝搬遅延、中継ノード・サブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、このサブフレームのダウンリンク区分とアップリンク区分との間の中継ノード・サブフレームにおける切換時間、および/または、その他のチャネル特性または設定特性のようなパラメータに基づきうる。

Description

関連出願に対する相互参照
本願は、2009年10月15日出願の無線通信伝送ブロック・サイズ決定(WIRELESS COMMUNICATION TRANSPORT BLOCK SIZE DETERMINATION)と題された米国仮特許出願61/252,109号に対する優先権を主張する。この内容は、すべての目的について全体が本明細書において参照によって組み込まれている。
本願は、一般に、無線通信システムに関する。さらに詳しくは、限定する訳ではないが、本願は、バックホール・サブフレームを中継するための伝送ブロック・サイズを決定するための方法および装置に関する。
無線通信システムは、例えば、音声、データ、ビデオ等のようなさまざまなタイプの通信コンテンツを提供するように広く展開されている。そして、展開は、例えば、ロング・ターム・イボリューション(LTE)システムのような新たなデータ指向のシステムの導入とともに増えて行くであろう。無線通信システムは、(例えば、帯域幅および送信電力のような)利用可能なシステム・リソースを共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。このような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)システム、およびその他の直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含んでいる。
一般に、無線多元接続通信システムは、(ユーザ機器(UE)またはアクセス端末(AT)としても知られている)複数の無線端末のための通信を同時にサポートしうる。端末はおのおのの、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信を介して(アクセス・ポイント(AP)、eノードBまたはeNBとしても知られている)1または複数の基地局と通信する。(ダウンリンクまたはDLとしても知られている)順方向リンクは、基地局から端末への通信リンクを称し、(アップリンクまたはULとしても知られている)逆方向リンクは、端末から基地局への通信リンクを称する。これらの通信リンクは、単一入力単一出力、単一入力複数出力、複数入力単一出力、あるいは、複数入力複数出力(MIMO)システムによって確立されうる。
中継ノード(RN)は、無線通信システムにおける使用のために考慮されている。RNは、範囲拡張を提供すること、データ・レートを増加すること、UEモビリティを容易にすること、セル・エッジ有効通信範囲を改善することのみならず、その他のパラメータを提供することのために、例えばUEのような端末と、例えばeNBのような基地局との間に配置されうる。
この開示は、一般に、無線通信システムに関する。例えば、1つの態様では、本開示は、例えば、ドナー基地局と通信する中継ノードにおいて、調節ファクタに基づいて、伝送ブロック・サイズを調節するための装置および方法に関する。いくつかの実施形態では、ドナー基地局に関連付けられた複数の中継ノードに関連付けられた伝送ブロック・サイズが、異なる調節ファクタまたは調節情報を用いて調節されうる。
別の態様では、本開示は、例えば中継ノードにおいて、通信を提供するための方法に関する。この方法は、例えば、中継ノード(RN)において、ドナー基地局(DeNB)から、ダウンリンク送信許可を受信することを含みうる。この方法はさらに、調節ファクタおよび送信許可における情報に基づいて、RNにおいて、調節された送信ブロック・サイズ(TBS)を決定することを含みうる。
この決定は、例えば、調節ファクタに基づいて、TBSルックアップ・テーブルへのインデクスを調節することを含みうる。調節ファクタは、例えば、RNとDeNBとの間の時間オフセット、および/または、伝搬遅延に基づきうる。調節ファクタは、例えば、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成に基づきうる。調節ファクタは、例えば、RNサブフレームのダウンリンク(DL)区分とアップリンク(UL)区分との間のRNサブフレームにおける切換時間に基づきうる。調節ファクタは、例えば、RNとDeNBとの間のタイミング・オフセットに基づきうる。調節ファクタは、例えば、RNに割り当てられたすべてのリソース・ブロックのためのように、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素に基づきうる。調節ファクタは、例えば、前述したパラメータおよび/またはその他の組み合わせに基づきうる。いくつかの実施形態では、調節ファクタは、RNとDeNBとの間の伝播遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、および、RNサブフレームのDL区分とUL区分との間のRNサブフレームにおける切換時間、のうちの複数に基づきうる。
調節ファクタは、例えば、RNにおいて決定されうる。調節ファクタは、例えば、DeNBにおいて、またはDeNBとRNとの組み合わせにおいて決定されうる。いくつかの実施形態では、調節ファクタは、例えば、関連付けられたコア・ネットワークのうちの1または複数のノードのようなその他のネットワーク・ノードにおいて決定されうる。
調節ファクタは、例えば、固定パラメータまたは固定値に基づきうる。調節ファクタは、レイヤ3(すなわち、MACレイヤ)設定されうる。調節ファクタは、例えば、DeNBにおいて、RNにおいて、DeNBとRNとの組み合わせにおいて、および/または、その他のノードとの組み合わせにおいて、動的に生成されうる。そして、チャネル条件特性またはラジオ送信特性に基づきうる。
この方法はさらに、例えば、調節ファクタを決定するために使用可能なフィードバックをRNからDeNBへ提供することを含みうる。この方法はさらに、調節ファクタ、または、調節ファクタを決定する際に使用するデータを、フィードバックに少なくとも部分的に基づいて、eNBから受信することを含みうる。この方法はさらに、調節されたTBSとの一貫性のある信号を、RNから送信することを含みうる。
別の態様では、本開示は、例えばドナー基地局またはeNBにおいて、通信を提供するための方法に関する。この方法は、ドナーeNB(DeNB)において、第1の中継ノード(RN)との接続を確立することを含みうる。この方法はさらに、RNにおいて伝送ブロック・サイズ(TBS)を調節するために使用可能な情報およびダウンリンク(DL)送信許可を、DeNBからRNへ送信することを含みうる。
TBSを調節するための情報は、例えば、RNとドナーeNBとの間の伝播遅延に基づきうる。TBSを調節するための情報は、例えば、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成に基づきうる。TBSを調節するための情報は、例えば、ダウンリンク(DL)サブフレーム区分とアップリンク(UL)サブフレーム区分との間のRNサブフレームにおける切換時間に基づきうる。TBSを調節するための情報は、例えば、RNとDeNBとの間のタイミング・オフセットに基づきうる。調節するための情報は、例えば、RNに割り当てられたすべてのリソース・ブロックのためのように、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素に基づきうる。この情報は、他のものと同様に、上述したパラメータの組み合わせに基づきうる。例えば、この情報は、RNとDeNBの間の伝播遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、および、RNサブフレームのDL区分とUL区分との間のRNサブフレームにおける切換時間、のうちの複数に基づきうる。
この情報は例えば、ルックアップ・テーブル・インデクスを調節することにより、調整されたTBSをRNにおいて生成するために使用可能な調節ファクタを含みうる。調節ファクタは、RNから受信した情報に基づいてDeNBにおいて生成されうる。調節ファクタ、または、調節ファクタを生成するための情報は、RNにおいて部分的に生成され、DeNBへ提供されうる。いくつかの場合、調節ファクタ、または、調節ファクタを生成するための情報は、RNにおいて生成され、DeNBへ提供されうる。この情報または調節ファクタは、予め定義されうる。この情報または調節ファクタは、レベル3設定されうる。この情報または調節ファクタは、チャネル条件特性またはラジオ送信特性に基づいてDeNBにおいて動的に生成されうる。
この方法はさらに、例えば、調節ファクタを決定するために使用可能なRNからのフィードバックを、DeNBにおいて受信することを含みうる。この方法はさらに、このフィードバックに少なくとも部分的に基づいて、伝送ブロック・サイズを調節するために使用可能な情報を生成することを含みうる。この方法はさらに、調節されたTBSとの一貫性のある信号を、第1のRNから受信することを含みうる。
この方法はさらに、例えば、第2のRNとの第2の接続を確立することを含みうる。この方法はさらに、第2のRNにおいて伝送ブロック・サイズ(TBS)を調節するために使用可能な第2の情報および第2のダウンリンク(DL)送信許可を、DeNBから第2のRNへ送信することを含みうる。第2の情報は、第1の情報とは異なりうる。第1のRNによって使用される調節ファクタと、第2のRNによって使用される調節ファクタとは異なりうる。これら異なる調節ファクタは、異なる設定パラメータおよび/またはチャネル特性に基づきうる。
別の態様では、本開示は、上述した方法を実行するように構成された通信デバイスに関する。
別の態様では、本開示は、上述した方法を実行する手段を含む通信デバイスに関する。
さらなる態様、特徴、および機能が、添付図面とともに以下にさらに説明される。
本願は、添付図面と連携された以下の詳細記述に関連してより十分に理解されるであろう。
図1は、無線通信システムの詳細を例示する。 図2は、複数のセルを有する無線通信システムの詳細を例示する。 図3は、中継ノード(RN)を含む無線通信システム構成の詳細を例示する。 図4は、フレーム構造の例を例示する。 図5は、伝送ブロック・サイズ(TBS)を決定するためのルックアップ・テーブルの例を例示する。 図6は、ガード期間(GP)を含む特別なサブフレーム構造の実施形態の例の詳細を例示する。 図7は、制御割当およびデータ割当を含むリソース割当構成の実施形態の例を例示する。 図8は、無線通信システムの中継ノード構成要素においてTBSを調節する処理の実施形態の例を例示する。 図9は、無線通信システムのドナー基地局構成要素におけるTBSの調節を容易にするための処理の実施形態を例示する。 図10は、端末またはUE、および基地局またはeNBを含む通信システムの実施形態の詳細を例示する。 図11は、無線通信システムにおける中継ノード構成要素およびドナー基地局構成要素の詳細を例示する。
本開示は、一般に、無線通信システムにおける干渉の調整、管理、および緩和に関する。さまざま実施形態では、本明細書に記載された技術および装置は、例えば、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク、LTEネットワークのみならず、その他の通信ネットワークのような無線通信ネットワークのために使用されうる。本明細書で記載されているように、「ネットワーク」、および「システム」という用語は、置換可能に使用されうる。
CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)および低チップ・レート(LCR)を含む。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。
OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現する。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。特に、ロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織から提供された文書に記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された組織からの文書に記載されている。これらさまざまなラジオ技術および規格は、当該技術分野において知られているか、開発中である。例えば、第3世代パートナシップ計画(3GPP)は、世界的に適用可能な第3世代(3G)モバイル電話仕様を定義することを目的とするテレコミュニケーション関係者のグループ間での共同作業である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)モバイル電話規格の改善を目指した3GPPプロジェクトである。3GPPは、モバイル・ネットワーク、モバイル・システム、およびモバイル・デバイスの次世代のための仕様を定義しうる。明確化のために、これら装置および技術のある態様は、以下において、LTE実施のために記載されており、LTE用語が以下の説明の多くで使用される。しかしながら、この説明は、LTEアプリケーションに限定されるようには意図されていない。したがって、本明細書で記載された装置および方法は、その他さまざまな通信システムおよびアプリケーションに適用されうることが、当業者に明らかになるであろう。
無線通信システムにおける論理チャネルは、制御チャネルおよびトラフィック・チャネルに分類されうる。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのダウンリンク(DL)チャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)と、ページング情報を転送するDLチャネルであるページング制御チャネル(PCCH)と、1またはいくつかのMTCHのためのマルチメディア・ブロードキャストおよびマルチキャスト・サービス(MBMS)スケジューリングおよび制御情報を送信するために使用されるポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルであるマルチキャスト制御チャネル(MCCH)とを含みうる。一般に、ラジオ・リソース制御(RRC)接続を確立した後、このチャネルは、MBMSを受信するUEによってのみ使用される。専用制御チャネル(DCCH)は、専用制御情報を送信するポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用される。
論理トラフィック・チャネルは、ユーザ情報の転送のために1つのUEに特化されたポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルである専用トラフィック・チャネル(DTCH)と、トラフィック・データを送信するためのポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルのためのマルチキャスト・トラフィック・チャネル(MTCH)とを含みうる。
伝送チャネルは、ダウンリンク(DL)伝送チャネルとアップリンク(UL)伝送チャネルとに分類される。DL伝送チャネルは、ブロードキャスト・チャネル(BCH)、ダウンリンク共有データ・チャネル(DL−SDCH)、およびページング・チャネル(PCH)を含みうる。PCHは、(DRXサイクルが、ネットワークによってUEへ示される場合における)UEの節電、および、セル全体にわたるブロードキャストのサポートのために使用され、他の制御/トラフィック・チャネルのために使用されうる物理レイヤ(PHY)リソースにマップされうる。UL伝送チャネルは、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)、要求チャネル(REQCH)、アップリンク共有データ・チャネル(UL−SDCH)、および複数のPHYチャネルを含みうる。PHYチャネルは、DLチャネルおよびULチャネルのセットを含みうる。
さらに、DL PHYチャネルは、以下を含みうる。
共通パイロット・チャネル(CPICH)、
同期チャネル(SCH)、
共通制御チャネル(CCCH)、
共有DL制御チャネル(SDCCH)、
マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、
共有UL割当チャネル(SUACH)、
アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、
DL物理共有データ・チャネル(DL−PSDCH)、
UL電力制御チャネル(UPCCH)、
ページング・インジケータ・チャネル(PICH)、
負荷インジケータ・チャネル(LICH)。
UL PHYチャネルは、以下を含みうる。
物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)、
チャネル品質インジケータ・チャネル(CQICH)、
アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、
アンテナ・サブセット・インジケータ・チャネル(ASICH)、
共有要求チャネル(SREQCH)、
UL物理共有データ・チャネル(UL−PSDCH)、
ブロードキャスト・パイロット・チャネル(BPICH)。
「典型的である」という単語は「例、事例、あるいは実例として役立つ」ことを意味するために本明細書で使用される。本明細書で「典型的である」と記載されたあらゆる態様および/または実施形態は、他の態様および/または実施形態よりも好適であるとか有利であるとか解釈される必要は必ずしもない。
さまざまな態様および/または実施形態の説明の目的のために、次の用語および略語が本明細書で使用されうる。
AM:アクノレッジ・モード、
AMD:アクノレッジ・モード・データ、
ARQ:自動反復要求、
BCCH:ブロードキャスト制御チャネル、
BCH:ブロードキャスト・チャネル、
C−:制御−、
CCCH:共通制御チャネル、
CCH:制御チャネル、
CCTrCH:符号化された合成伝送チャネル、
CP:サイクリック・プレフィクス、
CRC:巡回冗長検査、
CTCH:共通トラフィック・チャネル、
DCCH:専用制御チャネル、
DCH:専用チャネル、
DL:ダウンリンク、
DSCH:ダウンリンク共有チャネル、
DTCH:専用トラフィック・チャネル、
FACH:順方向リンク・アクセス・チャネル、
FDD:周波数分割デュプレクス、
L1:レイヤ1(物理レイヤ)、
L2:レイヤ2(データ・リンク・レイヤ)、
L3:レイヤ3(ネットワーク・レイヤ)、
LI:長さインジケータ、
LSB:最下位ビット、
MAC:媒体アクセス制御、
MBMS:マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス、
MCCH:MBMSポイント・トゥ・マルチポイント制御チャネル、
MRW:動き受信ウィンドウ、
MSB:最上位ビット、
MSCH:MBMSポイント・トゥ・マルチポイント・スケジューリング・チャネル、
MTCH:MBMSポイント・トゥ・マルチポイント・トラフィック・チャネル、
PCCH:ページング制御チャネル、
PCH:ページング・チャネル、
PDU:プロトコル・データ・ユニット、
PHY:物理レイヤ、
PhyCH:物理チャネル、
RACH:ランダム・アクセス・チャネル、
RLC:ラジオ・リンク制御、
RRC:ラジオ・リソース制御、
SAP:サービス・アクセス・ポイント、
SDU:サービス・データ・ユニット、
SHCCH:共有チャネル制御チャネル、
SN:シーケンス番号、
SUFI:スーパ・フィールド、
TCH:トラフィック・チャネル、
TDD:時分割デュプレクス、
TFI:伝送フォーマット・インジケータ、
TM:透過モード、
TMD:透過モード・データ、
TTI:送信時間インタバル、
U−:ユーザ−、
UE:ユーザ機器、
UL:アップリンク、
UM:非アクノレッジ・モード、
UMD:非アクノレッジ・モード・データ、
UMTS:ユニバーサル・モバイル通信システム、
UTRA:UMTS地上ラジオ・アクセス、
UTRAN:UMTS地上ラジオ・アクセス・ネットワーク、
MBSFN:マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワーク、
MCE:MBMS調整エンティティ、
MCH:マルチキャスト・チャネル、
DL−SCH:ダウンリンク共有チャネル、
MSCH:MBMS制御チャネル、
PDCCH:物理ダウンリンク制御チャネル、
PDSCH:物理ダウンリンク共有チャネル。
MIMOシステムはデータ送信のために、複数(N個)の送信アンテナと複数(N個)の受信アンテナとを適用する。N個の送信アンテナおよびN個の受信アンテナによって形成されたMIMOチャネルは、空間チャネルとも称されるN個の独立したチャネルへ分解されうる。線形受信機が使用される場合、最大空間多重化Nは、min(N、N)である。ここで、N個の独立チャネルのおのおのは、ディメンションに相当する。これは、スペクトル効率のN増加を提供する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加のディメンションが利用される場合、MIMOシステムは、(例えば、より高いスループット、および/または、より高い信頼性のような)向上されたパフォーマンスを与える。ランクに関し、特別のディメンションが説明されうる。
MIMOシステムは、時分割デュプレクス(TDD)実施および周波数分割デュプレクス(FDD)実施をサポートしうる。TDDシステムでは、相互原理によって、逆方向リンク・チャネルから、順方向リンク・チャネルの推定が可能となるように、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同じ周波数領域を使用する。これによって、アクセス・ポイントにおいて複数のアンテナが利用可能である場合、アクセス・ポイントは、順方向リンクで送信ビーム・フォーミング・ゲインを抽出できるようになる。
システム設計は、ビームフォーミングおよびその他の機能を容易にするために、ダウンリンクおよびアップリンクのためのさまざまな時間−周波数基準信号をサポートしうる。基準信号は、既知のデータに基づいて生成された信号であり、パイロット、プリアンブル、トレーニング信号、サウンディング信号等とも称されうる。基準信号は、例えばチャネル推定、コヒーレント復調、チャネル品質測定、信号強度測定等のようなさまざまな目的のために受信機によって使用されうる。しかしながら、複数のアンテナを用いるMIMOシステムは、一般に、アンテナ間での基準信号の送信の調整を考慮し、LTEシステムは、一般に、複数の基地局またはeNBからの基準信号の送信の調整を考慮しない。
3GPP仕様36211−900は、セクション5.5において、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連付けられていないサウンディングのみならず、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連付けられた、復調のための特定の基準信号を定義する。例えば、テーブル1は、ダウンリンクおよびアップリンクで送信されうるLTE実施のためのいくつかの基準信号をリストし、おのおのの基準信号のための簡略記述を提供する。セル特有の基準信号はまた、共通パイロット、ブロードバンド・パイロット等とも称されうる。UE特有の基準信号はまた、専用基準信号とも称されうる。
Figure 2013509037
いくつかの実施では、システムは、時分割デュプレクス(TDD)を利用しうる。TDDの場合、アップリンクとダウンリンクとが同じ周波数スペクトルまたはチャネルを共有し、ダウンリンク送信およびアップリンク送信が、同じ周波数スペクトルで送信される。ダウンリンク・チャネル応答は、このように、アップリンク・チャネル応答と相関付けられうる。相互原理によって、ダウンリンク・チャネルは、アップリンクによって送られた送信に基づいて推定されるようになる。これらアップリンク送信は、基準信号であるか、または(復調後に基準シンボルとして使用されうる)アップリンク制御チャネルでありうる。アップリンク送信によって、複数のアンテナによる空間選択チャネルの推定が可能となる。
LTE実施では、直交周波数分割多重が、ダウンリンク、すなわち、基地局、アクセス・ポイント、またはeノードB(eNB)からアクセス端末またはUEへのために使用される。OFDMを使用することは、スペクトル柔軟性に対するLTE要件を満たし、高いピーク・レートによって、非常に広いキャリアのためのコスト効率の良い解決策を可能とする、良好に確立された技術である。例えば、OFDMは、IEEE802.11a/g、802.16、HIPERLAN−2、DVB、およびDABのような規格で使用される。
(本明細書では、リソース・ブロックとして、または、簡略化して「RB」としても称される)時間周波数物理リソース・ブロックは、OFDMシステムでは、伝送キャリア(例えば、サブ・キャリア)のグループとして、あるいは、データを伝送するために割り当てられたインタバルとして定義されうる。RBは、時間および周波数期間にわたって定義される。リソース・ブロックは、時間−周波数リソース要素から構成される(本明細書では、リソース要素として、または、簡略化して「RE」とも称される)。これは、スロット内の時間および周波数のインデクスによって定義されうる。LTE RBおよびREのさらなる詳細は、3GPP TS 36.211に記載されている。
UMTS LTEは、20MHzから1.4MHzまでスケール可能なキャリア帯域幅をサポートする。LTEでは、RBは、サブキャリア帯域幅が15kHzである場合、12のサブキャリアとして定義され、サブキャリア帯域幅が7.5kHzである場合、24のサブキャリアとして定義される。典型的な実施では、時間領域において、10ミリ秒(ms)の長さであり、おのおのが1msからなる10のサブフレームから構成されている、定義されたラジオ・フレームが存在する。各スロットが0.5msである場合、おのおののサブフレームは、2つのスロットから構成される。周波数領域におけるサブキャリア間隔は、この場合、15kHzである。(スロットあたり)これらのサブキャリアの12がRBを構成するので、この実施では、1つのリソース・ブロックは、180kHzである。6つのリソース・ブロックが、1.4MHzのキャリアに収まり、100のリソース・ブロックが、20MHzのキャリアに収まる。
ダウンリンクでは、一般に、上述したような多くの物理チャネルが存在する。特に、制御を送信するために物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が使用され、ACK/NACKを送信するために物理ハイブリッドARQインジケータ・チャネル(PHICH)が使用され、制御シンボル数を指定するために物理制御フォーマット・インジケータ・チャネル(PCFICH)が使用され、データ送信のために物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)が使用され、単一周波数ネットワーク(SFN)を用いたブロードキャスト送信のために物理マルチキャスト・チャネル(PMCH)が使用され、セル内で重要なシステム情報を送信するために物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)が使用される。LTEにおいてサポートされているPDSCHにおける変調フォーマットは、QPSK、16QAM、および64QAMである。さまざまな変調および符号化スキームが、3GPP仕様におけるさまざまなチャネルのために定義されている。
アップリンクでは、一般に、3つの物理チャネルが存在する。初期アクセスのために、かつ、UEがアップリンク同期されていない場合にのみ、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)が使用される一方、データは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)で送信される。UEのために、アップリンクで送信されるべきデータが存在しない場合、制御情報は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)で送信されるであろう。アップリンク・データ・チャネルでサポートされている変調フォーマットは、QPSK、16QAM、および64QAMである。
仮想MIMO/空間分割多元接続(SDMA)が導入される場合、アップリンク方向におけるデータ・レートは、基地局におけるアンテナの数に依存して増加されうる。この技術を用いて、複数のモバイルが、同じリソースを再使用しうる。MIMO動作の場合、1つのユーザのデータ・スループットを高めるためのシングル・ユーザMIMOと、セル・スループットを高めるためのマルチ・ユーザMIMOとが区別される。
3GPP LTEでは、移動局またはデバイスは、「端末」、「ユーザ・デバイス」、または「ユーザ機器」(UE)と称されうる。基地局は、イボルブド・ノードBまたはeNBと称されうる。半自律的な基地局は、ホームeNBまたはHeNBと称されうる。したがって、HeNBは、eNBの1つの例でありうる。HeNBおよび/またはHeNBの有効通信範囲エリアは、フェムト・セル、HeNBセル、(アクセスが制限される)クローズド加入者グループ(CSG)セルと称されうる。
本開示のその他のさまざまな態様および特徴が、以下にさらに詳細に記載される。本明細書における教示は、さまざまな広範な形態で具体化され、本明細書で開示されているあらゆる具体的な構成、機能、またはこれら両方は、単に代表例であることが明らかであるべきである。本明細書における教示に基づいて、当業者であれば、本明細書に開示された態様は、その他任意の態様と独立して実施され、これら態様のうちの複数は、さまざまな方式で組み合わされうることを認識すべきである。例えば、本明細書に記載された任意の数の態様を用いて装置が実施され、方法が実現されうる。さらに、このような装置またはこのような方法は、本明細書に記載された態様のうちの1または複数に追加されたその他の構成、機能、または、構成と機能を用いて、あるいは、本明細書に記載されたものとは異なる態様のうちの1または複数を用いて実現されうる。さらに、態様は、特許請求の範囲のうちの少なくとも1つの構成要素を含みうる。
図1は、以下にさらに説明されるような態様が実施されるLTEシステムでありうる多元接続無線通信システムの実施の詳細を例示する。(アクセス・ポイントまたはAPとしても知られている)イボルブド・ノードB(eNB)100は、1つは104と106を含み、他は108と110を含み、さらに別のものは112と114を含む複数のアンテナ・グループを含みうる。図1では、おのおののアンテナ・グループについて2本のアンテナしか示されていない。しかしながら、おのおののアンテナ・グループについて、2本より多いまたは少ないアンテナが利用されうる。(アクセス端末またはATとしても知られている)ユーザ機器(UE)116は、アンテナ112、114と通信している。ここで、アンテナ112、114は、(ダウンリンクとしても知られている)順方向リンク120でUE116に情報を送信し、(アップリンクとしても知られている)逆方向リンク118でUE116から情報を受信する。第2のUE122は、アンテナ106、108と通信している。ここで、アンテナ106、108は、順方向リンク126でUE122に情報を送信し、逆方向リンク124でアクセス端末122から情報を受信する。
周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、通信リンク118、120、124、126は、通信のために異なる周波数を使用しうる。例えば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用されるものとは異なる周波数を使用しうる。時分割デュプレクス(TDD)システムでは、ダウンリンクおよびアップリンクが共有されうる。
通信するように設計されたエリアおよび/またはアンテナのおのおののグループは、しばしば、eNBのセクタと称される。おのおののアンテナ・グループは、eNB100によってカバーされるエリアのセクタ内のUEと通信するように設計される。順方向リンク120、126による通信では、eNB400の送信アンテナは、異なるアクセス端末116、124の順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用する。さらに、有効通信範囲にわたってランダムに散在するUEへ送信するためにビームフォーミングを利用するeNBは、すべてのUEに対して単一のアンテナで送信しているeNBよりも、近隣セル内のUEに対して少ない干渉しかもたらさない。eNBは、UEと通信するために使用される固定局であり、アクセス・ポイント、ノードB、またはその他いくつかの同等の専門用語でも称されうる。UEはまた、アクセス端末、AT、ユーザ機器、無線通信デバイス、端末、あるいはその他いくつかの同等の専門用語で称されうる。
図2は、LTEネットワークでありうる無線通信ネットワーク200を示す。無線ネットワーク200は、多くのイボルブド・ノードB(eNB)210およびその他のネットワーク・エンティティを含みうる。eNBは、UEと通信する局であり、基地局、ノードB、アクセス・ポイント等とも称されうる。おのおののeNB210は、特定の地理的エリアのために通信有効範囲を提供する。ネットワーク容量を改善するために、eNBの全体的な有効通信範囲エリアが、多数(例えば3つ)の、より小さなエリアへ分割されうる。3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用されるコンテキストに依存して、この有効通信範囲エリアにサービス提供しているeNBおよび/またはeNBサブ・システムの最小の有効通信範囲エリアを称しうる。
eNBは、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、および/または、その他のタイプのセルのために、通信有効通信範囲を提供しうる。マクロ・セルは、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。ピコ・セルは、比較的小さな地理的エリアをカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。フェムト・セルは、比較的小さな地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし、例えば、自宅のユーザのためのUE、特別なサービス・プランに加入しているユーザのためのUE等のように、フェムト・セルとの関連付けを持つUEによる制限付きアクセスを許可しうる。マクロ・セルのためのeNBは、マクロeNBと称されうる。ピコ・セルのためのeNBは、ピコeNBと称されうる。フェムト・セルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと称されうる。図2に示す例では、eNB210a、210b、210cは、マクロ・セル202a、202b、202cそれぞれのためのマクロeNBでありうる。eNB210xは、ピコ・セル202xのためのピコeNBでありうる。eNB210yは、フェムト・セル202yのためのフェムトeNBでありうる。
無線ネットワーク200はさらに、中継局またはノード(RN)をも含みうる。中継ノードは、データおよび/またはその他の情報の送信を上流局(例えば、eNBまたはUE)から受信し、データおよび/またはその他の情報の送信を下流局(例えば、UEまたはeNB)へ送信する局である。図2に示される例において、中継ノード210zは、eNB210aとUE220zとの間の通信を容易にするために、eNB210aおよびUE220zと通信しうる。中継ノードはまた、リレーeNB、リレー等とも称されうる。本明細書における記述では、「局」は、UE、中継ノードまたはRN、または、情報を受信および送信することができるその他いくつかのエンティティでありうる。
ネットワーク・コントローラ230は、eNBのセットに接続しており、これらeNBのための調整および制御を提供しうる。ネットワーク・コントローラ230は、単一のネットワーク・エンティティでありうるか、複数のネットワーク・エンティティの集合でありうる。ネットワーク・コントローラ230は、バックホールを介してeNB210と通信しうる。eNB210はまた、例えば、ダイレクトに、または、無線または有線のバックホールを介して非ダイレクトに、互いに通信しうる。
無線ネットワーク200は、マクロeNBのみを含むホモジニアスなネットワークでありうる。無線ネットワーク100はまた、例えば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー等のような異なるタイプのeNBを含むヘテロジニアスなネットワークでもありうる。これら異なるタイプのeNBは、異なる送信電力レベル、異なる有効通信範囲エリア、および、無線ネットワーク200内の干渉に対する異なるインパクトを有しうる。例えば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(例えば、20ワット)を有する一方、ピコeNB、フェムトeNB、およびリレーは、低い送信電力レベル(例えば、1ワット)を有しうる。本明細書に記載された技術は、ホモジニアスなネットワークおよびヘテロジニアスなネットワークのために使用されうる。
無線ネットワーク200の全体にわたってUE220が分布しうる。そして、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局等とも称されうる。例えば、UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、無線ローカル・ループ(WLL)局等でありうる。UEは、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)によってeNBと通信しうる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)は、eNBからUEへの通信リンクを称し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)は、UEからeNBへの通信リンクを称する。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、中継ノード、および/または、その他のタイプのeNBと通信することができうる。図2では、2つの矢印を持つ実線が、UEと、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでUEにサービス提供するように指定されたeNBであるサービス提供eNBとの間の所望の送信を示す。2つの矢印を持つ破線は、UEとeNBとの間の干渉送信を示す。
図3は、サービス提供されているUE320と、DL322およびUL323を介して通信しうるeNB310を含む通信システム300構成のさらなる詳細を例示する。eNB310はさらに、例えばDL312およびUL313を介したRN340のような1または複数の中継ノードに対するドナーeNB(DeNB)としても機能しうる。伝播遅延TPDは、RN340とeNB310との間の信号送信における遅延を特徴付けうる。(例えば、数10キロメータのオーダであるように)かなりの距離であるいくつかの場合、遅延TPDは、数OFDMシンボルほど大きくなりうる。RN340とeNB310とが近いその他の場合には、この遅延は、重要ではないことがある。
いくつかの場合には、RNとeNBとの間の送信のために、タイミング・オフセットが定義されるか、または割り当てられうる。この場合、調節ファクタ、または、送信ブロック・サイズを調節するための関連する情報は、RNとDeNBとの間のタイミング・オフセットに基づきうる。
RN340は、eNB310とUE342との間の接続に関する中継機能を提供するために、1または複数の端末、または、例えばUE342のようなUEと、DL342およびUL343を介して通信しうる。eNB310はまた、例えばリンク360を介して、(図示しない)コア・ネットワークまたはバックホール・ネットワークとも通信しうる。以下にさらに詳しく説明するように、いくつかの態様にしたがって、送信ブロック・サイズ(TBS)が、伝搬遅延に基づいて調節されうる。TBS調節は、以下に説明するように、他のパラメータと組み合わせてもなされうる。
図4は、ラジオ送信のために使用されうる、例えば図2、3に示すようなシステムにおけるフレーム構造400の例を例示する。特に、フレーム構造400に示すように、送信タイムラインが、ラジオ・フレームおよびサブフレームの単位に分割されうる。おのおののラジオ・フレームは、(例えばLTEにおいて10ミリ秒(ms)のような)予め定めた持続時間を有し、0乃至9のインデクスを持つ10個のサブフレームへ分割されうる。おのおののサブフレームはさらに、2つのスロットを含むように分割され、おのおののスロットは、L個のシンボル期間を含みうる。LTEにおいて、Lは、拡張されたサイクリック・プレフィクスの場合には6に等しいか、または、通常のサイクリック・プレフィクスの場合には7に等しい。制御およびデータ・シグナリングは、以下に説明するように、例えばサブフレームに割り当てられうる。
前述したように、LTEは、ダウンリンクで、直交周波数分割多重(OFDM)を、アップリンクで、シングル・キャリア周波数分割多重(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビン等とも称される複数(K個)の直交サブキャリアに分割する。おのおののサブキャリアは、データを用いて変調されうる。一般に、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域で、SC−FDMを用いて時間領域で送信される。隣接するサブキャリア間の間隔は固定され、サブキャリアの総数(K個)は、システム帯域幅に依存しうる。例えば、Kは、1.25,2.5,5,10,20MHzのシステム帯域幅についてそれぞれ128、256、512、1024、2048にそれぞれ等しい。ダウンリンクでは、おのおののサブフレームが、図4に示すように、シンボル期間0乃至2L−1の2L個のOFDMシンボルを含みうる。アップリンクでは、おのおののサブフレームが、(図4に示されていないが)シンボル期間0乃至2L−1の2L個のOFDMシンボルを含みうる。
LTEは、特定のUEへのユニキャスト情報の送信をサポートする。LTEはまた、すべてのUEへのブロードキャスト情報の送信と、UEのグループへのマルチキャスト情報の送信とをサポートする。マルチキャスト/ブロードキャスト送信はまた、マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)送信とも称されうる。ユニキャスト情報を送信するために使用されるサブフレームは、レギュラ・サブフレームと称されうる。マルチキャスト情報および/またはブロードキャスト情報を送信するために使用されるサブフレームは、MBSFNサブフレーム、ブロードキャスト・サブフレーム等と称されうる。
一般に、MBSFNサブフレームは、サブフレームの第1の部分において、基準信号および一定の制御情報を伝送し、サブフレームの第2の部分において、マルチキャスト/ブロードキャスト・データを伝送する場合もしない場合もある、サブフレームである。eNBは、サブフレームを、MBSFNサブフレームとして(例えば、システム情報を介して)レガシーUEへ宣言しうる。その後、これらレガシーUEは、定義されたMBSFNシグナリングとの一貫性のあるMBSFNサブフレームの第1の部分において、基準信号および制御情報を期待するだろう。eNBは、MBSFNサブフレームの第2の部分でブロードキャスト・データを期待するように、(例えば、上部レイヤ・シグナリングによって)レガシーUEに個別に通知しうる。そして、レガシーUEは、第2の部分において、ブロードキャスト・データを期待するだろう。いくつかの実施では、eNBはまた、レガシーUEに対して、MBSFNサブフレームの第2の部分において、ブロードキャスト・データを期待するように通知せず、レガシーUEは、第2の部分において、ブロードキャスト・データを期待しないだろう。
E−UTRA規格にしたがって、ダウンリンク・データをUEへ送信するために(または、UEからのアップリンク・データを要求するために)、eNBは、ダウンリンク制御チャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH))におけるダウンリンク制御情報(DCI)によってスケジューリング・メッセージ(例えば、スケジューリングまたは送信許可メッセージ)を送信し、所望のデータ送信スキームのためのパラメータを提供する。アップリンク(UL)許可は、アップリンク・サブフレームを生成する際に使用するためにeNBによって提供されるパラメータを含む。このパラメータは、伝送ブロック・サイズ、データ変調および符号化スキーム(MCS)、例えば冗長バージョン(RV)のようなハイブリッド自動反復要求(HARQ)情報、リソース割当(例えば、システム帯域幅全体における位置およびリソース・ブロック)、電力制御情報、および、その他の制御情報を含む。
同様に、DL割当は、伝送ブロック・サイズ、データ変調および符号化スキーム、リソース割当(例えば、システム帯域幅全体における位置およびリソース・ブロック)、HARQ情報、プリコーディング行列情報、および、その他の制御情報を含む、ダウンリンク・サブフレームを復号するために使用される、eNBによって提供されるパラメータを含む。UL許可およびDL割当は、一般に、PDCCHによって送信される。
データは、可変サイズである(例えば、媒体アクセス制御パケット・データ単位(MAC−PDU)を定義する)伝送ブロックで送信される。1または2つの伝送ブロックは、UL割当またはDL割当毎に定義されうる。前述したように、伝送ブロック・サイズ情報は、例えば、RNを使用しないシステムまたは接続において、eNBからUEへ送信される。RNが使用される場合、RNへ、および、RNから、シグナリングも提供される。
サイズ割当は、PDCCHで送られうる制御メッセージで送信データを送ることによってなされる。情報は、割当のためのリソース・ブロック(RB)の数(例えば、x個のリソース・ブロック)を含むのみならず、チャネル品質情報に応じうる、割り当てられた変調符号スキーム(MCS)をも含みうる。これら2つのパラメータは、その後、伝送ブロック・サイズ(TBS)を決定するために、受信デバイスによって使用されうる。例えば、典型的な実施形態では、これらパラメータは、選択されたTBSに対応する伝送ブロック・サイズ・ルックアップ・テーブルにおける値を識別するためのインデクスとして使用されうる。
図5は、ルックアップ・テーブル500の例を例示する(この例は、技術仕様3GPP TS 36.213(v9.3.0)、セクション7.1.7.2.1)から得られる)。これは、本明細書において参照によって組み込まれている。テーブル500のようなテーブルを使用して、行510値および列520の値に基づいて、伝送ブロック・サイズが決定されうる。例えば、(RBまたはNPRBの割り当てられた数に基づく)6である列値、および、(MCSインデクスまたはITBSに基づく)4である行インデクス値の場合、対応する伝送ブロック・サイズは408になるであろう。
必要に応じて、例えばテーブル500のようなルックアップ・テーブルは、例えば、どれだけ多くのリソース要素(RE)がデータを伝送するために利用可能であるかのような、仮定された構成に関する仮定を含む。例えば、仮定は、アンテナの数、制御用法のみならず、その他のデータおよびパラメータに関してなされうる。これらの仮定は、例えばテーブル500に含まれるデータのような、ルックアップ・テーブル内のデータを生成するために使用されうる。したがって、実際のデータ量が、これら仮定のために使用される量とは異なる場合には、リソース要素割当およびシグナリングに伴う問題が生じうる。
例えば、TDD実施のようないくつかの実施では、(例えば、LTEリリース8仕様において記載されているように)ある特別なサブフレームが使用されうる。これら特別のサブフレームでは、ダウンリンク部分、ガード期間、およびアップリンク部分が定義される。したがって、これら特別なサブフレームにおいて利用可能なシンボルの数は、部分的なガード期間およびアップリンク部分のために、通常のサブフレームに比べて少ない。その結果、利用可能なREの数、またはRB毎のREの数は、より少なくなるであろう。
これに対処するために、図4に示すテーブル400のような通常のルックアップ・テーブルが、未だに使用されうる。しかしながら、これによって、非効率となりうる(すなわち、利用可能なシンボル数がより少なくなると、符号化レートが増加し、1さえも超え、符号化に伴う問題を引き起こす)。
この問題に対処するために、別のルックアップ・テーブルが使用されうる。しかしながら、このアプローチは、追加のテーブル・データの格納および/または送信にともなう問題のみならず、その他の問題をももたらしうる。あるいは、ルックアップ・テーブルへのインデクス付けが調節されうる。例えば、割り当てられた伝送ブロック(TBS)の数が、例えば、受信したRBに調節ファクタを乗じることによって調節されうる。一例では、この値は、予め定義された固定値である0.75でありうる。これは、調節されたRB値を生成するために、RBの数が乗じられたものである。このアプローチでは、予め定義された値は、仕様にしたがって決定され、もって、設定でも、動的に調節可能でもない。
例えば、テーブル400に基づく1つの実施では、受信されたRBの数が8である場合、これに、0.75からなる固定調節値を乗じることによって、6に調節されたRB値が得られる。この調節された値は、その後、ルックアップ・テーブルからTBSサイズを決定するために使用されうる。例えば、行インデクスが1である場合、結果として得られるTBSサイズは、(8であるRB値から得られる256ではなく)208になるであろう。
ある態様によれば、追加の制御および柔軟性を可能にする別の実施が、例えば、図3に示すような中継ノードを用いた実施に適用されうる。LTE−A実施では、例えば、本明細書において参照によって組み込まれている3GPP TR 36.814に記載され、図3、4に示されているような中継動作がサポートされる。しかしながら、帯域内中継動作の場合、中継ノードは一般に、同時に送信および受信することができない(すなわち、半デュプレクスとなるように設定されるだろう)。その結果、(eNBとリレーとの間の)バックホール・リンクと、(リレーとUEとの間の)アクセス・リンクとの間のサブフレーム・リソースが、時間において直交化され、レガシー・デバイスに関連することを含む、適切なシグナリグが可能となる。これを行うために、中継ノードは、(例えば、レガシー機器等との互換性を持つために)マルチキャスト/ブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを使用しうる。
例えば、この機能は、中継ノードにおいて切り換わるDLとULとの間で定義されたガード期間を用いることによって実現されうる。これは、前述した特別なサブフレームのために使用されるものと類似したアプローチを用いてなされうる。当業者であれば、この状況は、ダウンリンク・パイロット時間スロット(DwPTS)サブフレームが使用される場合と類似しているものの、同一ではないと考えられうることを認識しうる。したがって、同一ではないが類似したアプローチが適用されうる。しかしながら、いくつかの相違点がある。例えば、指定されたようなDwPTSサブフレームにおけるOFDMシンボル数の設定は、この数が、例えば3−12シンボルのように非常に広い範囲で変化しうることを示唆している。当該場合は、TBSの決定のために9−12シンボルに制限されうる。一方、バックホールPDSCH送信を中継するためのOFDMシンボル数は、いくつかの場合、より小さな範囲に制限されうることが期待される。DwPTSサブフレームは、ほとんどすべてのUEに対して利用可能であり、同様に、同じTBS決定が、ほとんどすべてのUEに適用可能である。一方、サブフレームが、バックホール動作を中継するように設定されている場合、このサブフレームはまた、eNBにダイレクトに関連付けられたUEにサービス提供するようにも使用されうる(これらUEは、ダイレクト・リンクUEとして示される)。これらUEの場合、サブフレームは未だにレギュラ・サブフレームと同じでありうる。
この例は図6に示されている。これは、ラジオ・フレーム構造600の一例を例示し、ここでは、特別なサブフレーム600が、ガード期間(GP)620を含んでいる。この特定のフレーム構造は、説明の目的のために示されており、限定するいかなる方式であることも意図されていないことが注目される。ガード期間は、切換期間に関連付けられているか、または、切換期間を定義しうる。ここでは、サブフレームにおけるシグナリングが、ダウンリンクからアップリンクへと変更される。図6に示される例は、特定のリリース8 TDD 特別サブフレーム構成3、4、5に関連しているが、例えば、(図示しない)TDD構成0、1、2、6のために使用されるようなその他の切換サブフレーム構成、あるいは、ガード期間または切換時間または期間を含むMBSFNサブフレームのようなその他の特別なサブフレーム構成が、さまざまな実施において使用されうる。したがって、調節ファクタは、とりわけ、切換時間、または、DLからULへの移行またはULからDLへの移行に関連付けられたその他の時間割当のようなその他のファクタに基づきうる。いくつかの場合には、切換時間は、非常に小さく、この場合、これらのための調節は、必要とされない。
さらに、例えば物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のような制御シグナリングが、例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のようなデータ・チャネルと混合されうる。この例が、図7に示される。これは、リソース割当700の例を例示する。これが生じる場合、PDSCHのために利用可能なリソース要素数は、半デュプレクス動作、ガード帯域、および/または、伝搬遅延によって割り当てられた切換期間に加えて引き起こりうる通常動作に対して低減されうる。したがって、TBS調節のための調節ファクタは、例えば図7に示すように、とりわけ、(例えば、異なる周波数リソース内の同じ時間内で、および/または、異なる時間リソースの間の周波数内で)制御およびデータ割当が多重化されているか(すなわち、制御およびPDSCHが多重化されているか)のような他のファクタに基づきうる。
さらに、特に制御領域におけるeNBから中継ノードへの干渉を最小化するために、および/または、制御領域設計を簡単にするために、同期されたeNBと中継ノードとの間に時間オフセットを意図的に導入することが望ましい場合がある。これは、バックホールを中継するために利用可能なシンボル数が、レギュラ・サブフレームのシンボル数よりも小さいことを示唆する。これは、いくつかの実施では、TBS調節のためにも使用されうる。
図8は、例えば中継ノードのように、TBSを調節するための処理800の例を例示する。ステージ810では、中継ノードは、例えばダウンリンク送信許可を、基地局から受信しうる。これは、割り当てられたリソース・ブロック数のみならず、変調および符号化スキーム(MCS)値をも含みうる。いくつかの場合、DeNBもまた、調節ファクタ、および/または、調節ファクタを決定するためにRNによって利用可能な情報を送信しうる。ステージ820では、RNは、調節された伝送ブロック・サイズ(TBS)を決定するために、受信した情報、および/または、RNで受信または格納されたその他の情報を使用しうる。その後、RNは、ステージ830において、調節されたTBSとの一貫性のある信号を受信および/または送信しうる。
この決定は、例えば、調節ファクタに基づいて、TBSルックアップ・テーブルへのインデクスを調節することを含みうる。調節ファクタは、例えば、RNとDeNBとの間の時間オフセット、および/または、伝搬遅延に基づきうる。調節ファクタは、例えば、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成に基づきうる。調節ファクタは、例えば、RNサブフレームのダウンリンク(DL)区分とアップリンク(UL)区分との間のRNサブフレームにおける切換時間に基づきうる。調節ファクタは、例えば、RNとDeNBとの間のタイミング・オフセットに基づきうる。調節ファクタは、例えば、RNに割り当てられたすべてのリソース・ブロックのために利用可能なリソース要素のように、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素に基づきうる。調節ファクタは、例えば、前述したパラメータの組み合わせ、および/または、その他に基づきうる。いくつかの実施では、調節ファクタは、RNとDeNBとの間の伝搬遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、および、RNサブフレームのDL区分とUL区分との間のRNサブフレームにおける切換時間、のうちの複数に基づきうる。
調節ファクタは、RNにおいて決定されうる。調節ファクタは、DeNBにおいて、または、DeNBとRNとの組み合わせにおいて決定されうる。いくつかの場合、調節ファクタは、例えば、関連付けられたコア・ネットワークのうちの1または複数のノードのようなその他のネットワーク・ノードにおいて決定されうる。調節ファクタは、固定されたパラメータに基づきうる。調節ファクタは、レイヤ3(すなわち、MACレイヤ)設定されうる。調節ファクタは、DeNBにおいて、RNにおいて、DeNBとRNとの組み合わせにおいて、および/または、その他のノードとの組み合わせにおいて動的に生成され、チャネル条件特性またはラジオ送信特性に基づきうる。
処理800はさらに、調節ファクタを決定するために使用可能なフィードバックをRNからDeNBへ提供することを含みうる。この処理はさらに、このフィードバックに少なくとも部分的に基づいて、調節ファクタ、または、調節ファクタを決定する際に使用するためのデータを、eNBから受信することを含みうる。この処理はさらに、調節されたTBSとの一貫性のある信号を、RNから送信することを含みうる。
調節は、例えば、受信されたRB数のようなパラメータを調節ファクタによって調節することによって実行されうる。例えば、調節されたRB値を生成するために、受信されたRB数が、調節ファクタによって乗じられうる。調節されたRB値はその後、調節された伝送ブロック数を選択するために、図5に示すルックアップ・テーブルのようなルックアップ・テーブルへのインデクスとして使用されうる。
図9は、例えばドナー基地局またはeNB(DeNB)からの伝送ブロック・サイズ(TBS)設定を容易にするための処理900の詳細を例示する。ステージ910では、DeNBと中継ノード(RN)との間で通信接続が確立されうる。この通信接続は、例えば、1または複数の端末またはUEからDeNBへ、および/または、DeNBに接続されたコア・ネットワーク構成要素へ、データを中継するためのバックホール接続でありうる。
ステージ920では、ダウンリンク送信許可が、DeNBからRNへ送信されうる。この許可は、例えば、割り当てられた物理リソース・ブロック(PRB)数のような、リソース・ブロック(RB)の割当を含みうる。この許可はまた、例えば、変調および符号化スキーム(MCS)インデクスを含みうる。これらのパラメータは、伝送ブロック・サイズ(TBS)を決定するためにRNによって使用可能でありうる。さらに、調節ファクタまたはTBS調節ファクタを決定するための情報が、DeNBからRNへ提供されうる。この情報または調節ファクタは、PRB数およびMCSインデクスと連携してなされうるTBSの調節のために、RNによって使用可能でありうる。
TBSを調節するための情報は、例えば、RNとドナーeNBとの間の伝播遅延に基づきうる。TBSを調節するための情報は、例えば、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成に基づきうる。TBSを調節するための情報は、例えば、ダウンリンク(DL)サブフレーム区分とアップリンク(UL)サブフレーム区分との間のRNサブフレームにおける切換時間に基づきうる。TBSを調節するための情報は、例えば、RNに割り当てられたすべてのリソース・ブロックのために利用可能なリソース要素のような、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素に基づきうる。この情報は、例えば、RNとDeNBとの間のタイミング・オフセットに基づきうる。この情報は、他のものと同様に、上述したパラメータの組み合わせに基づきうる。例えば、この情報は、RNとDeNBとの間の伝搬遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、および、RNサブフレームのDL区分とUL区分との間のRNサブフレームにおける切換時間、のうちの複数に基づきうる。
この情報は、全体的または部分的に、ルックアップ・テーブル・インデクスを調節することにより、調整されたTBSをRNにおいて生成するのに使用可能な調節ファクタを含みうる。調節ファクタは、RNから受信した情報に基づいてDeNBにおいて生成されうる。調節ファクタ、または、調節ファクタを生成するための情報は、RNにおいて部分的に生成され、DeNBへ提供されうる。いくつかの場合、調節ファクタ、または、調節ファクタを生成するための情報は、RNにおいて生成され、DeNBへ提供されうる。いくつかの場合、調節ファクタまたは情報が、例えば、関連付けられたコア・ネットワークの構成要素のような別のネットワーク・ノードにおいて生成されうる。この情報または調節ファクタは、予め定義されうる。この情報または調節ファクタは、レベル3設定されうる。この情報または調節ファクタは、チャネル条件特性またはラジオ送信特性に基づいて、DeNB、RN、および/または、その他のネットワーク・ノードあるいはこれらの組み合わせにおいて動的に生成されうる。
処理900はさらに、調節ファクタを決定するために使用可能なフィードバックを、DeNBにおいて、RNから受信することを含みうる。この処理はさらに、このフィードバックに少なくとも部分的に基づいて、伝送ブロック・サイズを調節するために使用可能な情報を生成することを含みうる。この処理はさらに、調節されたTBSとの一貫性のある信号を送信および/または受信することを含みうる。
処理900はさらに、例えば、第2のRNとの第2の接続(および/または、追加のRNとの追加の接続)を確立することを含みうる。この処理はさらに、第2のRNにおいて伝送ブロック・サイズ(TBS)を調節するために使用可能な第2の情報および第2のダウンリンク(DL)送信許可を、DeNBから第2のRNへ送信することを含みうる。DeNBおよび複数のRNに関連付けられた設定および/または特性は、異なりうる。そして、異なる調節ファクタおよび/または情報が互いに使用されうる。例えば、第2の情報は、第1の情報と異なりうる。第1のRNおよび第2のRN(および/または追加のRN)によって使用される調節ファクタは、異なりうる。これら異なる調節ファクタは、それぞれの通信リンクにおける異なる設定パラメータおよび/またはチャネル特性に基づきうる。
図10は、LTEシステムでありうる通信システム1000の例における基地局1010(すなわち、eNB、HeNB等)の実施形態の例と端末1050(すなわち、端末、AT、またはUE等)の例のブロック図を例示する。ここでは、本明細書に記載された態様および機能が実施されうる。中継ノード(RN)は、基地局1010、1050に関連付けられた送信機能および受信機能の両方を提供できるように、例示された基地局1010および端末1050と同様に構成されうる。中継ノード構成では、RNは、図2および図3に示されるような、例えばドナー基地局またはeNB(DeNB)のような基地局と通信しうる。そして、DeNBは、基地局1010と同様に構成されうる。これらの構成要素は、図1乃至4に示すものに対応しうる。そして、図8乃至9において前述したように例示された処理を実施するように構成されうる。
例えば、範囲拡大機能またはその他の中継機能を容易にするため、他の基地局(図示せず)とUEとの間でのシグナリングの送信および受信のため、さらには、本明細書に記載されたようなその他の機能を提供するため、(図示しない)他の基地局および/または中継ノードとの調整のようなさまざまな機能が、基地局1510に示すプロセッサおよびメモリ(および/または、図示しないその他の構成要素)において実行されうる。UE1050は、基地局1010および/または(図示しない、例えば、本明細書で前述した非サービス提供基地局のような)その他の基地局から信号を受信し、DL信号を受信し、チャネル特性を判定し、チャネル推定を実行し、受信したデータを復調して空間情報を生成し、電力レベル情報を決定し、および/または、基地局1010またはその他の基地局(図示せず)に関連付けられたその他の情報を決定する、1または複数のモジュールを含みうる。
1つの実施形態では、基地局1010は、例えば、本明細書に記載されたような中継機能に関連付けられたシグナリングのようなシグナリングを決定し、生成し、再送信するために、前述したように、他の基地局と調整しうる。これは、例えばプロセッサ1014、1030、およびメモリ1032のような基地局1010の1または複数の構成要素(または図示しないその他の構成要素)においてなされうる。基地局1010はまた、例えば送信モジュール1024のようなeNB1010の1または複数の構成要素(または、図示しないその他の構成要素)を含む送信モジュールをも含みうる。基地局1010は、本明細書に記載されたような中継機能を提供するために、例えばプロセッサ1030、1042、復調モジュール1040、およびメモリ1032のような1または複数の構成要素(または図示しないその他の構成要素)を含む干渉除去モジュールを含みうる。基地局1010は、本明細書に記載されたような調節ファクタまたは中継機能に関連する情報を実行するために、例えばプロセッサ1030、1014およびメモリ1032のような1または複数の構成要素(または図示しないその他の構成要素)を含む調節ファクタまたはパラメータ・モジュールを含みうる。基地局1010はまた、受信機および中継機能を制御する制御モジュールをも含みうる。基地局1010は、例えば(図示しない)コア・ネットワークにおけるバックホール・システムのようなその他のシステムとのネットワークを提供するネットワーク接続モジュール1090を含みうる。
同様に、UE1050は、例えば受信機1054のような、UE1050(または、図示しないその他の構成要素)の1または複数の構成要素を含む受信モジュールを含みうる。UE1050はまた、例えばプロセッサ1060、1070およびメモリ1072のような、UE1050の1または複数の構成要素(または、図示しないその他の構成要素)を含む信号情報モジュールを含みうる。1つの実施形態では、UE1050で受信された1または複数の信号は、DL信号の受信、および/または、このDL信号からの情報の抽出のために処理されうる。さらなる処理は、チャネル特性、電力情報、空間情報、および/または、例えば、基地局1010および/または(図示しない)その他の基地局のようなeNBに関するその他の情報、を推定することを含みうる。メモリ1032、1072は、本明細書に記載された態様および機能に関連付けられた処理を実施するために、例えば、プロセッサ1060、1070、1038のような1または複数のプロセッサにおける実行のためのコンピュータ・コードを格納するために使用されうる。
動作中、基地局1010では、多くのデータ・ストリームのトラフィック・データが、データ・ソース1012から送信(TX)データ・プロセッサ1014に提供され、ここで処理され、1または複数のUE1050へ送信される。送信されたデータは、インタレースされたサブフレーム送信の提供、および/または、1または複数のUE1050における関連付けられた信号測定の実行のために、本明細書において前述したようにして制御されうる。
1つの態様では、おのおののデータ・ストリームは、基地局1010のそれぞれの送信機サブ・システム(送信機1024−1024Ntとして示される)によって処理され送信される。TXデータ・プロセッサ1014は、符号化されたデータを提供するために、おのおののデータ・ストリームのトラフィック・データを受信し、フォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符号化スキームに基づいて符号化し、インタリーブする。特に、基地局1010は、特定の基準信号および基準信号パターンを決定し、この基準信号、および/または、選択されたパターンにおけるビームフォーミング情報を含む送信信号を提供するように構成されうる。
おのおののデータ・ストリームの符号化されたデータは、OFDM技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。パイロット・データは一般に、既知の手法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されうる。例えば、パイロット・データは、基準信号を含みうる。パイロット・データは、図10に示されるようなTXデータ・プロセッサ1014に提供され、符号化されたデータと共に多重化されうる。データ・ストリームのおのおのの多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、その後、変調シンボルを提供するために、このデータ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、M−QAM等)に基づいて変調(すなわち、シンボル・マップ)されうる。そして、データおよびパイロットは、異なる変調スキームを用いて変調されうる。各データ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、メモリ1032、または、その他のメモリ、あるいは、(図示しない)UE1050の命令格納媒体に格納された命令群に基づいて、プロセッサ1030によって実行される命令群によって決定されうる。
すべてのデータ・ストリームの変調シンボルは、その後、TX MIMOプロセッサ1020に提供される。TX MIMOプロセッサ1020は、この変調シンボルを(例えば、OFDM実施のために)さらに処理する。TX MIMOプロセッサ1020は、その後、N個の送信機(TMTR)1022乃至1022Ntへ、N個の変調シンボル・ストリームを提供する。さまざまなシンボルが、送信のために、関連付けられたRBにマップされうる。
TX MIMOプロセッサ1030は、データ・ストリームのシンボル、および、このシンボルが送信されている1または複数のアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用しうる。これは、基準信号と連携して、あるいは、基準信号によって提供されるチャネル推定情報、および/または、例えばUEのようなネットワーク・ノードから提供された空間情報のような情報を用いて実行されうる。例えば、ビームB=transpose( おのおのの送信機サブ・システム102乃至1022Ntは、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。送信機1022乃至1022NtからのN個の変調信号は、その後、N個のアンテナ1024乃至1024Ntからそれぞれ送信される。
UE1050では、送信された調整された信号が、N個のアンテナ1052乃至1052Nrによって受信され、おのおののアンテナ1052からの受信信号が、それぞれの受信機(RCVR)1054乃至1054Nrへ提供される。おのおのの受信機1054は、受信したそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
RXデータ・プロセッサ1060はその後、送信されたN個のシンボル・ストリームの推定値を提供するために、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供できるように、N個の受信機1054乃至1052NrからN個のシンボル・ストリームを受信し、受信したシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理する。RXデータ・プロセッサ1060は、その後、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ1060による処理は、一般に、基地局1010におけるTX MIMOプロセッサ1014およびTXデータ・プロセッサ1020によって実行されるものに対して相補的である。
プロセッサ1070は、以下にさらに説明されるように、使用するプリコーディング行列を定期的に決定しうる。プロセッサ1070は、その後、行列インデクス部およびランク値部を備える逆方向リンク・メッセージを定式化することができる。さまざまな態様において、これら逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信データ・ストリームに関する様々なタイプの情報を含みうる。その後、逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームのトラフィック・データをデータ・ソース1036から受け取るTXデータ・プロセッサ1038によって処理され、変調器1080によって変調され、送信機1054乃至1054Nrによって調整され、基地局1010へ返送される。基地局1010へ返送された情報は、基地局1010からの干渉を緩和するビームフォーミングを提供するための空間情報および/または電力レベルを含みうる。
基地局1010では、UE1050からの変調信号が、アンテナ1024によって受信され、受信機1022によって調整され、復調器1040によって復調され、RXデータ・プロセッサ1042によって処理されて、UE1050によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。プロセッサ1030は、その後、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
図11は、図2、3、15に例示された構成要素に対応しうるドナー基地局構成要素(DeNB)1110および中継ノード構成要素(RN)1140を含む通信システムの実施形態を例示する。端末またはUE1142は、UE1142とDeNB1110との間のリレーとして機能するように構成されうる中継構成要素と通信しうる。RN1140は、図1に示すようなモジュール(のみならず、明瞭さのために明確に図示されていないが当業者には明らかなその他のモジュールをもまた)を含みうる。特に、RN1140は、1または複数の物理メモリ構成要素またはデバイスを備えうる1または複数のメモリ・モジュール1147に接続された1または複数のプロセッサ・モジュール1145を含みうる。プロセッサ・モジュール1145はまた、例えば図10に示されるようなUE1142と通信するように構成されたUE送信および受信モジュール1149とも接続されうる。プロセッサ・モジュールは、本明細書において前述したRN機能を実行するように構成されうる。この機能は、調節情報またはパラメータを受信することと、この情報に基づいて送信ブロック・サイズを調節することとを含む。プロセッサはまた、データおよび情報を受信し、DeNB1110へ送信するように構成される。これは、送信機モジュール1141および受信機モジュール1143によってなされうる。データは、TBS調節パラメータまたはファクタまたはその他のTBS調節情報を生成するためにDeNBによって使用されるため、RNから送信されたデータ、および、生成されたデータを含みうる。例えばプロセッサ・モジュール1145のようなRN1140のコンピュータ構成要素またはプロセッサに対して、命令群を実行させるためのデータおよび/またはコードは、メモリ・モジュール1147に格納されうる。そして、これら命令群は、プロセッサ・モジュール内の1または複数のプロセッサで実行されうる。1または複数のプロセッサは、例えばUE、eNB、RN等のような通信デバイスにおいてデータおよび情報を処理するように構成された特別目的プロセッサを含みうる。
DeNB1110は、ドナー基地局のキャパシティ内のRN1140と通信するように構成されうる。さらに、(図示しない)他のRNと通信するように、および/または、(図示しない)他のUEとダイレクトに通信するようにも構成されうる。DeNB1110は、受信機モジュール1111および送信機モジュール1113を含みうる。これらはそれぞれ、例えばダウンリンク許可のような情報およびデータ、および/または、TBSサイズを調節するための情報、および/または、調節ファクタまたはパラメータ、を送信するためにRNと通信するように構成される。これは、1または複数の物理メモリ構成要素またはデバイスを備えうる1または複数のメモリ・モジュール1117に接続された1または複数のプロセッサ・モジュール1115を用いてなされうる。プロセッサ・モジュール1115はまた、RN1140と通信するように構成された送信モジュール1111および受信モジュール1113とも接続されうる。プロセッサ・モジュールは、本明細書において前述され、RN1140から調節情報またはパラメータを受信すること、および、送信ブロック・サイズを調節するための情報、または調節ファクタまたはパラメータを生成および/または送信することを含む、DeNB機能を実行するように構成されうる。プロセッサはまた、コア・ネットワーク・インタフェース1119でありうるコア・ネットワーク(図示せず)との間でデータおよび情報を受信および送信するようにも構成されうる。例えばプロセッサ・モジュール1115のようなDeNB1110のコンピュータ構成要素またはプロセッサに対して、命令群を実行させるためのデータおよび/またはコードは、メモリ・モジュール1117に格納されうる。そして、これら命令群は、プロセッサ・モジュール内の1または複数のプロセッサで実行されうる。1または複数のプロセッサは、例えばUE、eNB、RN等のような通信デバイスにおいてデータおよび情報を処理するように構成された特別目的プロセッサを含みうる。
いくつかの構成では、無線通信のための装置は、本明細書に記載されたようなさまざまな機能を実行するための手段を含む。1つの態様では、前述した手段は、単数または複数のプロセッサ、および、関連付けられたメモリでありうる。ここでは、例えば図10、11に示すような実施形態が存在し、前述した手段によって詳述された機能を実行するように構成されている。これは、例えば、中継TBS調節機能や、本明細書に記載されたその他の機能を実行するために、UE、DeNB、RN、および/または、図1乃至3、および図10−11に示すようなその他のネットワーク・ノードに存在するモジュールまたは装置でありうる。別の態様では、前述の手段は、前述の手段によって記述された機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置でありうる。
1または複数の典型的な実施形態では、記載された機能、方法、および処理は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして符号化されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる利用可能な任意の媒体である。例として、限定することなく、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を含みうる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
開示された処理および方法のステップまたはステージの具体的な順序または階層は、典型的なアプローチの例であることが理解される。設計選択に基づいて、これら処理におけるステップの具体的な順序または階層は、本開示のスコープ内であることを保ちながら、再構成されうることが理解される。方法請求項は、さまざまなステップの要素を、サンプル順で示しており、示された具体的な順序または階層に限定されないことが意味される。
当業者であれば、情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちの何れかを用いて表されうることを理解するであろう。例えば、上記説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
当業者であればさらに、本明細書で開示された実施形態に関連して記載された例示的なさまざまな論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップは、電子的なハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれら両方の組み合わせとして実現されることを認識するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に記載された。それら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定のアプリケーションおのおのに応じて変化する方式で、上述した機能を実現することができる。しかしながら、この適用判断は、本開示の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示された実施形態に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは順序回路を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
本明細書で開示された実施形態に関して記述された方法、処理、またはアルゴリズムのステップまたはステージは、ハードウェアにおいて直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールによって、あるいはこれら2つの組み合わせによって具体化されうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在しうる。
特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されず、請求項の文言と一貫したすべての範囲が与えられることが意図されており、ここで、単数形による要素への参照は、もしも明確に述べられていないのであれば、「1および1のみ」を意味するのではなく、「1または複数」を意味することが意図されている。特に明記されていない限り、用語「いくつか」は、1または複数を称する。アイテムのリストのうちの「少なくとも1つ」を称する句は、単数を含むこれらアイテムのうちの任意の組み合わせを称する。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aとb、aとc、bとc、aとbとc、をカバーすることが意図される。
開示された態様の上記説明は、いかなる当業者であっても、本開示を製造または使用できるように適用される。これらの態様へのさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他の態様に適用されうる。したがって、この開示は、本明細書で示された態様に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当することが意図されている。以下の特許請求の範囲およびこの等価物が、本開示の範囲を規定することが意図される。

Claims (56)

  1. 通信を提供する方法であって、
    中継ノード(RN)において、ドナー基地局(DeNB)から、ダウンリンク送信許可を受信することと、
    調節ファクタおよび前記ダウンリンク送信許可における情報に基づいて、前記RNにおいて、調節された送信ブロック・サイズ(TBS)を決定することと、
    を備える方法。
  2. 前記決定することは、前記調節ファクタに基づいて、TBSルックアップ・テーブルへのインデクスを調節することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記調節ファクタは、前記RNと前記DeNBとの間の伝搬遅延に基づく、請求項1に記載の方法。
  4. 前記調節ファクタは、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成に基づく、請求項1に記載の方法。
  5. 前記調節ファクタは、RNサブフレームのダウンリンク(DL)区分とアップリンク(UL)区分との間の前記RNサブフレームにおける切換時間に基づく、請求項1に記載の方法。
  6. 前記調節ファクタは、前記RNと前記DeNBとの間のタイミング・オフセットに基づく、請求項1に記載の方法。
  7. 前記調節ファクタは、前記RNに割り当てられたリソース・ブロックについて、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素の数に基づく、請求項1に記載の方法。
  8. 前記調節ファクタは、前記RNと前記DeNBとの間の伝播遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、前記RNサブフレームのDL区分とUL区分との間の前記RNサブフレームにおける切換時間、前記RNと前記DeNBの間のタイミング・オフセット、および、前記RNに割り当てられたリソース・ブロックについて利用可能なリソース要素の数、のうちの複数に基づく、請求項1に記載の方法。
  9. 前記調節ファクタは、前記RNにおいて決定される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記調節ファクタは、前記DeNBにおいて決定される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記調節ファクタは、固定されたパラメータに基づく、請求項1に記載の方法。
  12. 前記調節ファクタは、チャネル条件特性またはラジオ送信特性に基づいて動的に生成される、請求項1に記載の方法。
  13. 前記調節ファクタを決定するために使用可能なフィードバックを前記RNから前記DeNBへ提供することと、
    前記調節ファクタ、または、前記調節ファクタを決定する際に使用するデータを、前記フィードバックに少なくとも部分的に基づいて、前記DeNBから受信することと、
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  14. 前記調節されたTBSとの一貫性のある信号を送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  15. 非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記非一時的なコンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータに対して、
    ダウンリンク送信許可を受信させ、
    調節ファクタおよび前記ダウンリンク送信許可における情報に基づいて、調節された送信ブロック・サイズ(TBS)を決定させる、
    ためのコードを含む、コンピュータ・プログラム製品。
  16. 前記コードは、前記調節ファクタに基づいて、TBSルックアップ・テーブルへのインデクスを調節するためのコードを含む、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  17. 前記ダウンリンク送信許可は、RNにおいて、DeNBから受信され、前記調節ファクタは、前記RNと前記DeNBとの間の伝搬遅延に基づく、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  18. 前記調節ファクタは、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成に基づく、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  19. 前記調節ファクタは、RNサブフレームのダウンリンク(DL)区分とアップリンク(UL)区分との間の前記RNサブフレームにおける切換時間に基づく、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  20. 前記調節ファクタは、RNとDeNBとの間のタイミング・オフセットに基づく、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  21. 前記調節ファクタは、前記RNに割り当てられたリソース・ブロックについて、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素の数に基づく、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  22. 前記調節ファクタは、RNとDeNBとの間の伝播遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、前記RNサブフレームのDL区分とUL区分との間の前記RNサブフレームにおける切換時間、前記RNと前記DeNBの間のタイミング・オフセット、および、前記RNに割り当てられたリソース・ブロックについて、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素の数、のうちの複数に基づく、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  23. 前記コードは、前記RNにおいて、前記調節ファクタを決定するためのコードを含む、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  24. 前記コードはさらに、前記調節ファクタを決定するために使用可能なフィードバックを前記RNからDeNBへ提供し、前記調節ファクタ、または、前記調節ファクタを決定する際に使用するデータを、前記フィードバックに少なくとも部分的に基づいて、前記DeNBから受信するためのコードを含む、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  25. 前記コードはさらに、前記コンピュータに対して、前記調節されたTBSとの一貫性のある信号を送信させるためのコードを含む、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  26. 中継ノード(RN)であって、
    DeNBから、ダウンリンク送信許可を受信するように構成された受信機モジュールと、
    調節ファクタおよび前記ダウンリンク送信許可における情報に基づいて、調節された送信ブロック・サイズ(TBS)を決定するように構成されたプロセッサ・モジュールと、
    を備える中継ノード。
  27. 前記決定することは、前記調節ファクタに基づいて、TBSルックアップ・テーブルへのインデクスを調節することを備える、請求項26に記載の中継ノード。
  28. 前記調節ファクタは、前記RNと前記DeNBとの間の伝搬遅延に基づく、請求項26に記載の中継ノード。
  29. 前記調節ファクタは、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成に基づく、請求項26に記載の中継ノード。
  30. 前記調節ファクタは、RNサブフレームのダウンリンク(DL)区分とアップリンク(UL)区分との間の前記RNサブフレームにおける切換時間に基づく、請求項26に記載の中継ノード。
  31. 前記調節ファクタは、前記RNと前記DeNBとの間のタイミング・オフセットに基づく、請求項26に記載の中継ノード。
  32. 前記調節ファクタは、前記RNに割り当てられたリソース・ブロックについて、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素の数に基づく、請求項26に記載の中継ノード。
  33. 前記調節ファクタは、前記RNと前記DeNBとの間の伝播遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、前記RNサブフレームのDL区分とUL区分との間の前記RNサブフレームにおける切換時間、前記RNと前記DeNBの間のタイミング・オフセット、および、前記RNに割り当てられたリソース・ブロックについて、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素の数、のうちの複数に基づく、請求項26に記載の中継ノード。
  34. 前記調節ファクタは、前記RNにおいて決定される、請求項26に記載の中継ノード。
  35. 前記調節ファクタは、固定されたパラメータに基づく、請求項26に記載の中継ノード。
  36. 前記調節ファクタは、チャネル条件特性またはラジオ送信特性に基づいて動的に生成される、請求項26に記載の中継ノード。
  37. 前記調節ファクタを決定するために使用可能なフィードバックを前記DeNBへ提供するように構成された送信機モジュールをさらに備え、
    前記受信機モジュールはさらに、前記調節ファクタ、または、前記調節ファクタを決定する際に使用するデータを、前記フィードバックに少なくとも部分的に基づいて、前記DeNBから受信するように構成された、請求項26に記載の中継ノード。
  38. 前記調節されたTBSとの一貫性のある信号を送信するように構成された送信機モジュールをさらに備える、請求項26に記載の中継ノード。
  39. 通信デバイスであって、
    DeNBからダウンリンク送信許可を受信する手段と、
    調節ファクタおよび前記ダウンリンク送信許可における情報に基づいて、調節された送信ブロック・サイズ(TBS)を決定する手段と、
    を備える通信デバイス。
  40. 前記調節ファクタは、前記RNと前記DeNBとの間の伝播遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、前記RNサブフレームのDL区分とUL区分との間の前記RNサブフレームにおける切換時間、および、前記RNに割り当てられたリソース・ブロックについて、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素の数、のうちの複数に基づく、請求項39に記載の通信デバイス。
  41. 通信を提供する方法であって、
    ドナーeNB(DeNB)において、第1の中継ノード(RN)との接続を確立することと、
    前記RNにおいて伝送ブロック・サイズ(TBS)を調節するために使用可能な第1の情報およびダウンリンク(DL)送信許可を、前記DeNBから前記RNへ送信することと、
    を備える方法。
  42. 前記TBSを調節するための前記第1の情報は、前記RNと前記ドナーeNBとの間の伝播遅延に基づく、請求項41に記載の方法。
  43. 前記調節するための前記第1の情報は、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成に基づく、請求項41に記載の方法。
  44. 前記調節するための前記第1の情報は、ダウンリンク(DL)とアップリンク(UL)との間のRNサブフレームにおける切換時間に基づく、請求項41に記載の方法。
  45. 前記調節するための前記第1の情報は、前記RNと前記DeNBとの間のタイミング・オフセットに基づく、請求項41に記載の方法。
  46. 前記第1の情報は、前記RNと前記DeNBとの間の伝播遅延、RNサブフレームにおける制御およびデータ情報の多重化構成、前記RNサブフレームのDL区分とUL区分との間の前記RNサブフレームにおける切換時間、前記RNと前記DeNBの間のタイミング・オフセット、および、前記RNに割り当てられたリソース・ブロックについて、リソース・ブロック毎に利用可能なリソース要素の数、のうちの複数に基づく、請求項41に記載の方法。
  47. 前記第1の情報は、ルックアップ・テーブル・インデクスを調節することにより、調整されたTBSを前記RNにおいて生成するために使用可能な調節ファクタを備える、請求項41に記載の方法。
  48. 前記調節ファクタは、前記RNから受信した情報に基づいて前記DeNBにおいて生成される、請求項47に記載の方法。
  49. 前記第1の情報は、チャネル条件特性またはラジオ送信特性に基づいて前記DeNBにおいて動的に生成される、請求項41に記載の方法。
  50. 前記調節ファクタを決定するために使用可能な前記RNからのフィードバックを、前記DeNBにおいて受信することと、
    前記フィードバックに少なくとも部分的に基づいて、前記伝送ブロック・サイズを調節するために使用可能な前記第1の情報を生成することと、
    をさらに備える請求項47に記載の方法。
  51. 前記調節されたTBSとの一貫性のある信号を、前記RNから受信することをさらに備える、請求項41に記載の方法。
  52. 第2のRNとの第2の接続を確立することと、
    前記第2のRNにおいて伝送ブロック・サイズ(TBS)を調節するために使用可能な第2の情報および第2のダウンリンク(DL)送信許可を、前記DeNBから前記第2のRNへ送信することと、
    をさらに備える請求項41に記載の方法。
  53. 前記第2の情報は、前記第1の情報とは異なる、請求項52に記載の方法。
  54. 非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記非一時的なコンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータに対して、
    第1の中継ノード(RN)との接続を確立させ、
    前記RNにおいて伝送ブロック・サイズ(TBS)を調節するために使用可能な情報およびダウンリンク(DL)送信許可を、前記RNへ送信させる、
    ためのコードを含む、コンピュータ・プログラム製品。
  55. ドナーeNBであって、
    第1の中継ノード(RN)との接続を確立するように構成された受信機モジュールと、
    前記RNにおいて伝送ブロック・サイズ(TBS)を調節するために使用可能な情報およびダウンリンク(DL)送信許可を、前記RNへ送信するように構成された送信機モジュールと、
    を備えるドナーeNB。
  56. 通信デバイスであって、
    第1のRNとの接続を確立する手段と、
    前記RNにおいて伝送ブロック・サイズ(TBS)を調節するために使用可能な情報およびダウンリンク(DL)送信許可を、前記RNへ送信する手段と、
    を備える通信デバイス。
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