JP2013506463A - 薬物送達デバイス - Google Patents

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Abstract

薬物送達デバイスは、デバイス本体(2)、薬物送達デバイス(1)を操作するために、デバイス本体(2)に対して可動であるように構成された操作部材(3)、薬物送達デバイス(1)を操作するために、デバイス本体(2)に対して操作部材(3)の動きを防ぐ防止部材(4)を含んでなり、ここで、防止部材(4)は、薬物送達デバイス(1)の操作のためにデバイス本体(2)に対する操作部材(3)の動きを可能とするために取り外し可能である。
【選択図】図1a

Description

本開示は、デバイス本体に対して操作部材の動きを防ぐ防止部材を含む薬物送達デバイスに関する。
薬物送達デバイスの一つの問題は、使用者は、デバイスがプライミングされたか、未プライミング状態かを知ることができないことである。それは、使用者がその前にデバイスをプライミングしたかどうかを知らないことを意味する。それ故、使用者は、正しい方法でデバイスを使用できる前に、プライミング工程を実施する必要があるかどうかを見ることはできない。
例えば、薬物送達デバイスに不慣れな使用者は、第一の用量を投与する前に、デバイスをプライミングすることを忘れるかもしれない。薬物送達デバイスが、例えば、注射器である場合、そして使用者が第一の使用の前にデバイスをプライミングしない場合、使用者は、第一の注射中に、薬剤の不正確な体積を注射するかもしれない。これは、未プライミング状態において、薬剤を設定し、投与するための第一の時間に対してデバイスが操作されるときに塞がれる(take up)デバイスの異なった部分の間のギャップがあり得るかもしれないことから起こり得る。これらのギャップは、製造又は組み立ての許容誤差の結果であり得る。これらのギャップは第一の操作の前には、無視できないかもしれないが、その後では、それ程考慮しなくてもよく、又は全く存在しないかもしれない。
デバイスをプライミングすることは、プライミング工程を実施することにより、これらのギャップが減少し、又は取り外されることを意味する。プライミング工程を実施した後、デバイスは、使用者が意図した用量を正確に投与することができるようなプライミングされた状態にある。
本開示の目的は、プライミング後退が既に実施されたか、又は未だ実施されるべきであるかに関する情報を使用者に提供する薬物送達デバイスを提供することである。
薬物送達デバイスはデバイス本体を含み得る。デバイス本体は、デバイスの基礎本体であり得る。このデバイス本体において、例えば、薬剤を備えたアンプル、又は、例えば、ピストンロッドのような、薬剤を投与するために使用される部品が配置され得る。
薬物送達デバイスは操作部材を含み得る。操作部材はデバイス本体に対して可動であるように構成し得る。この操作部材は、薬物送達デバイスを操作するために構成し得る。デバイスを操作することは、例えば、デバイス本体に対して操作部材を、例えば、軸方向に動かせることにより、薬剤の投与が始まることを意味し得る。
薬物送達デバイスは防止部材を含み得る。この操作剤は、デバイス本体に対する操作部材の動きを阻止し得る。それ故、例えば、防止部材は薬物送達デバイスの操作を防ぐ。例えば、防止部材は、機械的方法で操作部材の動きを阻止し得る。操作部材の動きは、防止部材により遮断され得る。
薬物送達デバイスの一実施態様において、薬物送達デバイスは、デバイス本体、薬物送達デバイスを操作するためにデバイス本体に対して可動であるように構成される操作部材、及び薬物送達デバイスを操作するためにデバイス本体に対する操作部材の動きを防ぐ防止部材を含み、ここで、防止部材は、薬物送達デバイスを操作するためにデバイス本体に対する操作部材の動きを可能とするために取り外し可能である。
防止部材は、薬物送達デバイスから取り外し可能である。取り外し可能とは、防止部材がデバイスから恒久的に取り外され得ることを意味する。防止部材が取り外された後、操作手段はデバイス本体に対して動くことができる。従って、防止部材が取り外された後、薬物送達デバイスは、定期的に、薬物送達デバイスを、特に、高い用量精度を備えて操作し得る。防止部材の一部のみ、デバイスの操作を防ぐその部分のみ取り外され、デバイスの操作を阻止しない別部分は、例えば、デバイスの上に又は中に留まることも、また、可能である。
デバイスは、防止部材が存在するとき、都合よく、未プライミング状態にある。
従って、使用者は防止部材の存在を通して、プライミング状態に関する情報が知らされ得る。更に、使用者は、防止部材を使用する前に取り外すことはしないで薬物送達デバイスを使用することを阻止され得る。従って、使用者は、防止部材がデバイス内に未だデバイス上に存在することを知れば、彼がデバイスから防止部材を取り外した後、デバイスをプライミングする必要があることを知る。
デバイスのプライミングは、防止部材が取り外されるときのみ、都合よく可能となる。
好ましくは、使用者にとって、防止部材が取り外されないとき、防止部材を破壊することなしで、デバイスをプライミングすることは可能ではない。従って、使用者は、防止部材が取り外されないか、又は破壊されないとき、デバイスが未プライミング状態にあることを知る。従って、防止部材はシールの機能を有し得る。
本明細書で使用する用語「薬物」は、好ましくは少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで一実施態様において、薬学的に活性な化合物は、最大で1500Daまでの分子量を有し、及び/又は、ペプチド、蛋白質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、抗体、酵素、抗体、ホルモン、若しくはオリゴヌクレオチド、又は上記の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈又は肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、癌、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症、及び/又は、関節リウマチの治療、及び/又は、予防に有用であり、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の治療、及び/又は、予防のための、少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリン、又はヒトインスリン類似体若しくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、又はその類似体若しくは誘導体、又はエキセンジン3又はエキセンジン4、若しくはエキセンジン3又はエキセンジン4の類似体若しくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;ヒトインスリンであり、ここで、B28位におけるプロリンは、Asp、Lys、Leu、Val又は
Alaで代替され、そして、B28位において、Lysは、Proで代替されてもよく;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、及びDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイル ヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン; B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、及びB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル) ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、例えば、エキセンジン−4(1−39)、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドを意味する。
エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下の化合物リスト:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);又は
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28] エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
ここで、基−Lys6−NH2は、エキセンジン−4誘導体のC−末端と連結してもよく;
又は以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28] エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
H−desAsp28 Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
desMet(O)14,Asp28,Pro36,Pro37,Pro38 エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5,desPro36,Pro37,Pro38 [Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25, Asp
28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
又は前述のいずれかのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物;
から選択される。
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(ホリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン (ソマトロピン)、デスモプレッシン、テルリプレッシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどのRote Liste、2008年版、50章に表示されている脳下垂体ホルモン又は視床下部ホルモン又は規制活性ペプチド及びそれらの拮抗剤である。
多糖類としては、例えば、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、又は超低分子量ヘパリン、若しくはその誘導体などのグルコアミノグリカン、又はスルホン化された、例えば、上記多糖類のポリスルホン化形体、及び/又は、薬学的に許容可能なその塩がある。ポリスルホン化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例としては、エノキサパリンナトリウム塩がある。
薬学的に許容可能な塩は、例えば、酸付加塩及び塩基塩がある。酸付加塩としては、例えば、HCl又はHBr塩がある。塩基塩は、例えば、アルカリ又はアルカリ土類金属、例えば、Na+、又は、K+、又は、Ca2+から選択されるカチオン、又は、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、ここで、R1〜R4は互いに独立に、水素;場合により置換されるC1−C6アルキル基;場合により置換されるC2−C6アルケニル基;場合により置換されるC6−C10アリール基、又は場合により置換されるC6−C10ヘテロアリール基である。薬学的に許容される塩の更なる例は、‘Remington's Pharmaceutical Sciences’17編、Alfonso R.Gennaro(編集),Mark
Publishing社,Easton, Pa., U.S.A.,1985 及び Encyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容可能な溶媒和物としては、例えば、水和物がある。
一つの実施態様において、デバイスは、防止部材がデバイスに対して、特に、例えば、近位方向又は遠位方向であってもよい、軸方向に操作部材を動かすことにより取り外されるとき、プライミングすることができる。特に、この実施態様によると、操作部材を動かすことにより、デバイスをプライミングし、同時に、防止部材を取り外すことが可能であり得る。
プライミング工程は、例えば、操作部材がデバイス本体に対して遠位方向に動くようにそれを押すことにより、又は、例えば、操作部材がデバイス本体に対して近位方向に動くように操作部材を引くことにより、又は操作部材がデバイス本体に対して遠位方向に動くように操作部材を引き、そしてその後続いて、操作部材がデバイス本体に対して近位方向に動くように操作部材を押すことにより、実施され得る。あるいは、操作部材は、プライミング工程を実施するためにデバイスに対して、デバイスの一側面に沿って押され得る。また、操作部材がデバイスをプライミングするために、又はプレプライミングするために軸の周囲を回転させる必要がある実施態様がある。プレプライミング工程は、プライミング工程が実施され得る前に、実施する必要性のある工程である。
一つの実施態様において、操作部材は、防止部材を取り外した後、プライミング工程が直ちに実施できるように位置決めされる。
従って、防止部材を取り外した後、使用者は、直接、一つの工程でデバイスをプライミングできる。この工程は、例えば、操作部材の押し、又は引きの動きであってもよく、それにより、操作部材はデバイス本体に対して動き得る。例えば、プライミングのために、操作部材はデバイス本体に対して近位方向に動き得る。
別の実施態様において、防止部材が取り外された後、プレプライミング工程は、プライミング工程が実施できる前に必要であるように、操作部材は位置決められる。
このプレプライミング工程は、例えば、操作部材を押す又は引くことであってもよい。それ故、例えば、操作部材は、それをプライミング工程中、デバイス本体内の近位方向に押すことができる前に、プレプライミング工程において遠位方向にデバイス本体から引くことが必要であり得る。
又は、例えば、操作部材は、それを押す、又は引くことができる前に、プレプライミング工程において回転する必要がある。
一実施態様において、防止部材は部分的に操作部材上に、そして部分的にデバイス本体上に配置される。
特に、防止部材は、防止部材を破壊することなく、それがデバイス本体に対して動かすことができない方法でデバイス本体に対して操作部材を固定し得る。
一つの実施態様において、プライミング工程又はプレプライミング工程は、防止部材を取り外すことにより起動し得る。例えば、操作部材は、デバイスから防止部材を引くことにより、遠位方向に動き得る。
防止部材は、操作部材上に、及び/又は、デバイス本体上に挟んでもよく、又は接着してもよい。操作部材及びデバイス本体の防止部材による機械的連結を通して、これら二つの部分が互いに対して機械的に固定される。
別の実施態様において、防止部材は操作部材に対して円周状に配置される。
防止部材は、例えば、使用者が防止部材を事前に取り外すことなしに操作部材にアクセスできない方法で操作部材を取り囲み得る。しかし、防止部材は、また、デバイス本体に対して操作部材を丁度固定するような方法で配置することができる。例えば、防止部材は、操作部材がデバイス本体内に入りこむ領域に配置され得る。
薬物送達デバイスの別の実施態様において、防止部材は部分的にデバイス内に、そして部分的にデバイス外に配置される。
例えば、防止部材は、操作部材に進入し得、操作部材は、デバイス本体に対する動きを阻止される。防止部材は、防止部材の外部を握ることにより取り外され、及びデバイスから防止部材を引くことにより防止部材を取り外し得る。従って、防止部材は、例えば、一つの実施態様において、コッタピンの機能を有してもよく、それは、デバイス本体に対して操作部材の動きを機械的に防ぐ。防止部材はこの取り外し工程中に、完全に取り外され得る。
別の実施態様において、取り外し可能な防止部材にはラベルが連結されている。
この連結は恒久的であっても又は非恒久的であってもよい。それ故、ラベルは、防止部材がデバイスから取り外されるとき、防止部材と一緒に取り外され、又はラベルは、防止部材がデバイスから取り外されるとき、デバイス上に留まり得る。防止部材及びラベルは、非恒久的に、例えば、切り取り線又は開封帯を経由して連結され得る。
別の実施態様において、デバイスを使用するための情報はラベル上に提供される。
情報は、テキスト、及び/又は、記号を含んでもよい。防止部材の取り外し後、ラベルが薬物送達デバイス上に留まる場合、使用者は、尚、ラベル上に提供される情報からデバイスの正しい使用に関する情報を得ることができる。ラベルは、例えば、デバイス本体上に配置することができる。ラベルは、例えば、デバイスに接着することができる。
別の実施態様において、デバイスのプライミングの仕方に関する情報は、防止部材上に提供される。
情報は、例えば、テキスト、及び/又は、記号を含む。情報は、プライミング工程又はプレプライミング工程の実施に関する情報を含み得、それ故、使用者は防止部材から直接プライミングするために必要となり得る情報を収集できる。使用者は前記の必要情報を得るために指示書に相談する必要がない。従って、防止部材上に提供される情報と組み合わせて防止部材は、デバイスの正しい使用に関する高水準の安全性を与える。
別の実施態様において、防止部材の仕事は、主として、機械的手段によるデバイスの阻止作用よりむしろ使用者に警告を与え得ることである。使用者への警告は、特に、防止部材上の、又は防止部材に取り付けられたラベル上の情報を含む。この実施態様によると、防止部材は、特に、操作部材、及び/又は、デバイス本体上に位置し、通常は。防止部材と操作部材又はデバイス本体の間に、いかなる物質も、例えば、接着剤も存在せず、しばしば、防止部材は、また、形状一致法(form-fitting way)により、操作部材又はデバイス本体上に配置されない。しかし、更なる実施態様において、防止部材の仕事は、また、主として、機械的手段によるデバイスの阻止作用である。
別の実施態様において、防止部材はグリップタブを含む。
グリップタブは、例えば、防止部材の一つ又はそれ以上の端部で配置され得る。グリップタブは、使用者がデバイスから防止部材を取り外すことを容易にし得る。グリップタブは、また、使用者に取り外し工程における防止部材の取扱い方に関する情報を提供し得る。グリップタブは、例えば、デバイスから突出し得、及び/又は、良好な取扱いのためにその表面上に織物を有する。
防止部材は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂などのプラスチック様物質を含み得る。
別の実施態様において、プライミングされたデバイスは、固定用量デバイスである。
これは、薬物送達デバイスが正しい方法でプライミングされた後、デバイスが、常に、事前に定義された、使用者に変更不可能な、例えば、一定の、又は変化し得る薬剤の用量を投与することを意味する。従って、薬物送達デバイスは、例えば、使用者により、常に、同一用量を投与すべき薬剤に対して使用でき得る。そのような場合、第一の用量が次の用量と正確に同じ体積を有することが重要である。従って、薬物送達デバイスが正しくプライミングされることは好ましいことである。従って、使用者が第一の時間に対してデバイスを操作するとき、デバイスがプライミングされたか否かを見ることが可能であることは、特に有利である。
一つの実施態様において、デバイスはペン形注射器である。
ペン形注射器は、一回使用の、又は多数回使用の注射器であってもよい。ペン形注射器は、それが使用者に与えられるとき、アンプルを含んでもよく、又はアンプルを含まなくてもよい。注射器がアンプルを含まないか、又はそれが多数回使用のために作られた注射器の場合、使用者は、自分自身で注射器に充填する必要がある。多数回使用の注射器の場合、使用者は、第二及びそれに続く全ての使用の前に、リセット工程を実施する必要がある。特にこれらの場合、使用者は注射器に自分自身で充填する必要があるとき、又はリセット工程が実施する必要があるとき、薬物送達デバイスの全ての部分が、互いに正確に芯合わせするとは限らないことはあり得る。それ故、第一の用量を投与する前にデバイスをプライミングすることは都合がいい。
リセット工程、又は新しいアンプルを備えたデバイスの新しい充填の後、新しい防止部材を備え得る実施態様は可能性がある。
更に、特徴、利点及び有用性は、添付の図面と関連させて、次の典型的な実施態様の記述から明白になるであろう。
三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第一の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第一の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第一の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第二の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第二の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第二の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第三の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第三の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第三の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第四の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第四の実施態様の概略図を示す。 三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第四の実施態様の概略図を示す。
図1aは薬物送達デバイス1の概略図を示す。薬物送達デバイス1は、デバイス本体2及びデバイス本体2に遠位方向に隣接して位置するカートリッジホルダ8を含む。更にその上、その遠位端1aに位置するニードル7、及びその近位端1bに操作部材3がある。この実施態様において、操作部材はボタンである。薬物送達デバイス1は、デバイスの近位端1bで操作部材3の周囲に伸長するデバイス本体2の一側面上での第一の端部、及びデバイス本体2の他方の側面上での第二の端部を有するストリップ形状の防止部材4を含む。
図1bは、薬物送達デバイス1の近位部分のより詳細な図面を示す。操作部材3は、それは、デバイス本体2に対して、特に近位方向に動くことができなくなるように、防止部材4によりデバイス本体2に対してその位置に固定される。防止部材4は、グリップタブ6を、使用者にとって防止部材4を握り、そして取り外すことを容易にする、一端又は両端で含む。防止部材4はデバイス本体2の一側面より始まり、操作部材3の一側面で継続し、操作部材3の近位端を回り、そしてそれが出発したところからデバイス本体2の反対側面に継続し、そして終結する。
図1cは図1bと同様であるが、しかし、防止部材4が、例えば、グリップタブ6の一端で引くことにより取り外された図を示す。阻止手段4は、その両端でこの実施態様におけるグリップタブ6を有する。阻止手段4は、今、完全に薬物送達デバイス1から取り外され、そして、最早、デバイス本体2に対して、操作部材3が動くことを防ぐ。操作部材は、今、可動であり、そして、例えば、デバイス本体2に対して近位方向に引くことができる。操作部材3を近位方向に引くことは、例えば、プレプライミング工程であり得る。
図2aは防止部材の異なった実施態様を有する薬物送達デバイス1の概略図を示す。薬物送達デバイス1はその遠位端1aでニードル7を含む。それはニードル7とデバイス本体2の間に配置されているカートリッジホルダ8を含む。近位端1bにおいて、デバイスは操作部材3を含む。操作部材3はこの実施態様においてはボタンである。デバイス本体2の中間部分は、ラベル5により円周状に取り囲む。ラベル5は、デバイス本体2と操作部材3の部分を円周状に取り囲む阻止部分4に、例えば、切り取り線を経由して、その近位端に連結される。防止部材4はグリップタブ6を含む。操作部材3を取り囲み、そして同時にデバイス本体2の近位端を取り囲むことにより、防止部材4はデバイス本体2に対して操作部材3が動くことを防ぐ。
図2bはデバイスの近位端のより詳細な図を示す。デバイス本体2は、その近位端で防止部材4に連結されるラベル5で円周状に取り囲まれる。防止部材4はグリップタブ6を含む。防止部材4により円周状に取り囲まれる操作部材3は、この状態においてデバイス本体2に対して動くことができない。何故ならば、それは、例えば、接着剤を用いて、防止部材4の近位端で固定される。
図2cは図2bと同様であるが、しかし、今、防止部材4が恒久的に薬物送達デバイス1から取り外された図を示す。防止部材4は、また、未だ、薬物送達デバイス1上に留まり、そして、未だ、デバイス本体2を取り囲むラベル5から分離された。従って、薬物送達デバイス1の使用に関する、又はカートリッジ内に含まれる薬剤に関する情報は、ラベル上に提供され得る。操作部材3は、最早、防止部材4で固定されず、そして、今、例えば、近位方向に引くことができる。 操作部材3を引くことは、例えば、プレプライミング工程であり得る。デバイスがプライミングされた後、それは、操作部材3をデバイス本体2に対して動かすことにより、薬剤の用量を設定し、そして送達するために操作できる。
図3aは薬物送達デバイス1の第三の実施態様の概略図を示す。薬物送達デバイス1は、その遠位端1aでニードル7を、その近位端1bでカートリッジホルダ8、デバイス本体2及び操作部材3を含む。防止部材4は薬物送達デバイス1内に挿入される。防止部材4はその外端でグリップタブ6を含む。
図3bは、図3aで示す薬物送達デバイス1の近位部分を示す。防止部材4は、操作部材3がデバイス本体2に対して遠位方向に動くことを防ぐ位置において薬物送達デバイス1内へ挿入される。防止部材4のグリップタブ6を取ることにより、防止部材4は、使用者により薬物送達デバイス1から引くことができる。
図3cは図3bで示す部分と同じであるが、しかし、今、防止部材4がデバイスから取り外され、そして、操作部材3が、最早、デバイス本体2に対して動くことを阻止される同一部分を示す。操作部材3はこの実施態様における「プレプライミング位置」にある。それ故、操作部材3は、今、デバイス本体2に対して遠位方向に直接押すことができる。操作部材3をデバイス本体2内へ押すことは、プライミング工程であり得る。
図4aは薬物送達デバイス1の第四の実施態様の概略図を示す。薬物送達デバイス1はその遠位端1aでニードル7を含む。それは、更に、カートリッジホルダ8及びデバイス本体2を含む。操作部材3は、この実施態様においてはボタンであるが、近位端1bに位置する。防止部材4は操作部材3とデバイス本体の間に配置される。防止部材4はグリップタブ6を含む。
図4bは、図4aで示す薬物送達デバイス1の近位部分を示す。防止部材4はデバイス本体2と操作部材3の間に位置する。グリップタブ6を含む防止部材4は、スリーブ又はカラーのように薬物送達デバイス1の周囲に円周状に伸びる。防止部材4は、グリップタブ6を押すことにより、この領域が裂けるように配置されたグリップタブ6に近接する切り取り線のある、又は薄い領域を有する。それにより、防止部材4は、最早、デバイスを取り囲む閉じられたスリーブを形成せずに、そして使用者により容易に取り外され得る。
図4cは、図4bで示す薬物送達デバイス1と同じ部分を示す。防止部材4は、今、例えば、グリップタブ6で引くことにより、恒久的に、薬物送達デバイスから取り外される。この実施態様において、操作部材3は、また、デバイス本体2に対して「プレプライミング位置」にある。従って、操作部材3は、今、デバイス本体2内へ遠位方向に直接押すことができる。操作部材3をデバイス本体2内へ押すことにより、薬物送達デバイスはプライミングされ得る。
本発明は前記の典型的な実施態様を基礎に記述された典型的な実施態様に限定されない。むしろ、本発明は、いかなる新しい特徴も、及び、また、特に、特許請求範囲における特徴のいかなる組合せ及び典型的な実施態様における特徴のいかなる組合せも含む、特徴のいかなる組合せも、この特徴又はこのそれ自身の組合せが、特許請求範囲において、又は典型的な実施態様において明確に具体化されていなくても包含する。
参照番号:
1:薬物送達デバイス;
1a:遠位端;
1b:近位端;
2:デバイス本体;
3:操作部材;
4:防止部材;
5:ラベル;
6:グリップタブ;
7:ニードル;
8:カートリッジホルダ;
【書類名】 明細書
【発明の名称】 薬物送達デバイス
【技術分野】
【0001】
本開示は、デバイス本体に対して操作部材の動きを防ぐ防止部材を含む薬物送達デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ハウジングに解除可能に固定されたC形クリップを含む自動注射器を開示している。特許文献2は単回使用の注射器を示す。
【0003】
薬物送達デバイスの一つの問題は、使用者は、デバイスがプライミングされたか、未プライミング状態かを知ることができないことである。それは、使用者がその前にデバイスをプライミングしたかどうかを知らないことを意味する。それ故、使用者は、正しい方法でデバイスを使用できる前に、プライミング工程を実施する必要があるかどうかを見ることはできない。
【0004】
例えば、薬物送達デバイスに不慣れな使用者は、第一の用量を投与する前に、デバイスをプライミングすることを忘れるかもしれない。薬物送達デバイスが、例えば、注射器である場合、そして使用者が第一の使用の前にデバイスをプライミングしない場合、使用者は、第一の注射中に、薬剤の不正確な体積を注射するかもしれない。これは、未プライミング状態において、薬剤を設定し、投与するための第一の時間に対してデバイスが操作されるときに塞がれる(take up)デバイスの異なった部分の間のギャップがあり得るかもしれないことから起こり得る。これらのギャップは、製造又は組み立ての許容誤差の結果であり得る。これらのギャップは第一の操作の前には、無視できないかもしれないが、その後では、それ程考慮しなくてもよく、又は全く存在しないかもしれない。
【0005】
デバイスをプライミングすることは、プライミング工程を実施することにより、これらのギャップが減少し、又は取り外されることを意味する。プライミング工程を実施した後、デバイスは、使用者が意図した用量を正確に投与することができるようなプライミングされた状態にある。
【先行技術文献】
【0006】
【特許文献】
【特許文献1】US第4553962号A;
【特許文献2】DE第102007031714号A1;
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の目的は、プライミング後退が既に実施されたか、又は未だ実施されるべきであるかに関する情報を使用者に提供する薬物送達デバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
薬物送達デバイスはデバイス本体を含み得る。デバイス本体は、デバイスの基礎本体であり得る。このデバイス本体において、例えば、薬剤を備えたアンプル、又は、例えば、ピストンロッドのような、薬剤を投与するために使用される部品が配置され得る。
【0009】
薬物送達デバイスは操作部材を含み得る。操作部材はデバイス本体に対して可動であるように構成し得る。この操作部材は、薬物送達デバイスを操作するために構成し得る。デバイスを操作することは、例えば、デバイス本体に対して操作部材を、例えば、軸方向に動かせることにより、薬剤の投与が始まることを意味し得る。
【0010】
薬物送達デバイスは防止部材を含み得る。この操作剤は、デバイス本体に対する操作部材の動きを阻止し得る。それ故、例えば、防止部材は薬物送達デバイスの操作を防ぐ。例えば、防止部材は、機械的方法で操作部材の動きを阻止し得る。操作部材の動きは、防止部材により遮断され得る。
【0011】
薬物送達デバイスの一実施態様において、薬物送達デバイスは、デバイス本体、薬物送達デバイスを操作するためにデバイス本体に対して可動であるように構成される操作部材、及び薬物送達デバイスを操作するためにデバイス本体に対する操作部材の動きを防ぐ防止部材を含み、ここで、防止部材は、薬物送達デバイスを操作するためにデバイス本体に対する操作部材の動きを可能とするために取り外し可能である。
【0012】
防止部材は、薬物送達デバイスから取り外し可能である。取り外し可能とは、防止部材がデバイスから恒久的に取り外され得ることを意味する。防止部材が取り外された後、操作手段はデバイス本体に対して動くことができる。従って、防止部材が取り外された後、薬物送達デバイスは、定期的に、薬物送達デバイスを、特に、高い用量精度を備えて操作し得る。防止部材の一部のみ、デバイスの操作を防ぐその部分のみ取り外され、デバイスの操作を阻止しない別部分は、例えば、デバイスの上に又は中に留まることも、また、可能である。
【0013】
デバイスは、防止部材が存在するとき、都合よく、未プライミング状態にある。
【0014】
従って、使用者は防止部材の存在を通して、プライミング状態に関する情報が知らされ得る。更に、使用者は、防止部材を使用する前に取り外すことはしないで薬物送達デバイスを使用することを阻止され得る。従って、使用者は、防止部材がデバイス内に未だデバイス上に存在することを知れば、彼がデバイスから防止部材を取り外した後、デバイスをプライミングする必要があることを知る。
【0015】
デバイスのプライミングは、防止部材が取り外されるときのみ、都合よく可能となる。
【0016】
好ましくは、使用者にとって、防止部材が取り外されないとき、防止部材を破壊することなしで、デバイスをプライミングすることは可能ではない。従って、使用者は、防止部材が取り外されないか、又は破壊されないとき、デバイスが未プライミング状態にあることを知る。従って、防止部材はシールの機能を有し得る。
【0017】
本明細書で使用する用語「薬物」は、好ましくは少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで一実施態様において、薬学的に活性な化合物は、最大で1500Daまでの分子量を有し、及び/又は、ペプチド、蛋白質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、抗体、酵素、抗体、ホルモン、若しくはオリゴヌクレオチド、又は上記の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈又は肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、癌、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症、及び/又は、関節リウマチの治療、及び/又は、予防に有用であり、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の治療、及び/又は、予防のための、少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリン、又はヒトインスリン類似体若しくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、又はその類似体若しくは誘導体、又はエキセンジン3又はエキセンジン4、若しくはエキセンジン3又はエキセンジン4の類似体若しくは誘導体を含む。
【0018】
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;ヒトインスリンであり、ここで、B28位におけるプロリンは、Asp、Lys、Leu、Val又はAlaで代替され、そして、B28位において、Lysは、Proで代替されてもよく;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、及びDes(B30)ヒトインスリンである。
【0019】
インスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイル ヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン; B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、及びB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル) ヒトインスリンである。
【0020】
エキセンジン−4は、例えば、エキセンジン−4(1−39)、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドを意
味する。
【0021】
エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下の化合物リスト:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);又は
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28] エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
ここで、基−Lys6−NH2は、エキセンジン−4誘導体のC−末端と連結してもよく;
又は以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28] エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
H−desAsp28 Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
desMet(O)14,Asp28,Pro36,Pro37,Pro38 エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5,desPro36,Pro37,Pro38 [Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25, Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38 [Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
又は前述のいずれかのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物;
から選択される。
【0022】
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(ホリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン (ソマトロピン)、デスモプレッシン、テルリプレッシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどのRote Liste、2008年版、50章に表示されている脳下垂体ホルモン又は視床下部ホルモン又は規制活性ペプチド及びそれらの拮抗剤である。
【0023】
多糖類としては、例えば、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、又は超低分子量ヘパリン、若しくはその誘導体などのグルコアミノグリカン、又はスルホン化された、例えば、上記多糖類のポリスルホン化形体、及び/又は、薬学的に許容可能なその塩がある。ポリスルホン化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例としては、エノキサパリンナトリウム塩がある。
【0024】
薬学的に許容可能な塩は、例えば、酸付加塩及び塩基塩がある。酸付加塩としては、例えば、HCl又はHBr塩がある。塩基塩は、例えば、アルカリ又はアルカリ土類金属、例えば、Na+、又は、K+、又は、Ca2+から選択されるカチオン、又は、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、ここで、R1〜R4は互いに独立に、水素;場合により置換されるC1−C6アルキル基;場合により置換されるC2−C6アルケニル基;場合により置換されるC6−C10アリール基、又は場合により置換されるC6−C10ヘテロアリール基である。薬学的に許容される塩の更なる例は、‘Remington's Pharmaceutical Sciences’17編、Alfonso R.Gennaro(編集),Mark
Publishing社,Easton, Pa., U.S.A.,1985 及び Encyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
【0025】
薬学的に許容可能な溶媒和物としては、例えば、水和物がある。
【0026】
一つの実施態様において、デバイスは、防止部材がデバイスに対して、特に、例えば、近位方向又は遠位方向であってもよい、軸方向に操作部材を動かすことにより取り外されるとき、プライミングすることができる。特に、この実施態様によると、操作部材を動かすことにより、デバイスをプライミングし、同時に、防止部材を取り外すことが可能であり得る。
【0027】
プライミング工程は、例えば、操作部材がデバイス本体に対して遠位方向に動くようにそれを押すことにより、又は、例えば、操作部材がデバイス本体に対して近位方向に動くように操作部材を引くことにより、又は操作部材がデバイス本体に対して遠位方向に動くように操作部材を引き、そしてその後続いて、操作部材がデバイス本体に対して近位方向に動くように操作部材を押すことにより、実施され得る。あるいは、操作部材は、プライミング工程を実施するためにデバイスに対して、デバイスの一側面に沿って押され得る。また、操作部材がデバイスをプライミングするために、又はプレプライミングするために軸の周囲を回転させる必要がある実施態様がある。プレプライミング工程は、プライミング工程が実施され得る前に、実施する必要性のある工程である。
【0028】
一つの実施態様において、操作部材は、防止部材を取り外した後、プライミング工程が直ちに実施できるように位置決めされる。
【0029】
従って、防止部材を取り外した後、使用者は、直接、一つの工程でデバイスをプライミングできる。この工程は、例えば、操作部材の押し、又は引きの動きであってもよく、それにより、操作部材はデバイス本体に対して動き得る。例えば、プライミングのために、操作部材はデバイス本体に対して近位方向に動き得る。
【0030】
別の実施態様において、防止部材が取り外された後、プレプライミング工程は、プライミング工程が実施できる前に必要であるように、操作部材は位置決められる。
【0031】
このプレプライミング工程は、例えば、操作部材を押す又は引くことであってもよい。それ故、例えば、操作部材は、それをプライミング工程中、デバイス本体内の近位方向に押すことができる前に、プレプライミング工程において遠位方向にデバイス本体から引くことが必要であり得る。
【0032】
又は、例えば、操作部材は、それを押す、又は引くことができる前に、プレプライミング工程において回転する必要がある。
【0033】
一実施態様において、防止部材は部分的に操作部材上に、そして部分的にデバイス本体上に配置される。
【0034】
特に、防止部材は、防止部材を破壊することなく、それがデバイス本体に対して動かすことができない方法でデバイス本体に対して操作部材を固定し得る。
【0035】
一つの実施態様において、プライミング工程又はプレプライミング工程は、防止部材を取り外すことにより起動し得る。例えば、操作部材は、デバイスから防止部材を引くことにより、遠位方向に動き得る。
【0036】
防止部材は、操作部材上に、及び/又は、デバイス本体上に挟んでもよく、又は接着してもよい。操作部材及びデバイス本体の防止部材による機械的連結を通して、これら二つの部分が互いに対して機械的に固定される。
【0037】
別の実施態様において、防止部材は操作部材に対して円周状に配置される。
【0038】
防止部材は、例えば、使用者が防止部材を事前に取り外すことなしに操作部材にアクセスできない方法で操作部材を取り囲み得る。しかし、防止部材は、また、デバイス本体に対して操作部材を丁度固定するような方法で配置することができる。例えば、防止部材は、操作部材がデバイス本体内に入りこむ領域に配置され得る。
【0039】
薬物送達デバイスの別の実施態様において、防止部材は部分的にデバイス内に、そして部分的にデバイス外に配置される。
【0040】
例えば、防止部材は、操作部材に進入し得、操作部材は、デバイス本体に対する動きを阻止される。防止部材は、防止部材の外部を握ることにより取り外され、及びデバイスから防止部材を引くことにより防止部材を取り外し得る。従って、防止部材は、例えば、一つの実施態様において、コッタピンの機能を有してもよく、それは、デバイス本体に対して操作部材の動きを機械的に防ぐ。防止部材はこの取り外し工程中に、完全に取り外され得る。
【0041】
別の実施態様において、取り外し可能な防止部材にはラベルが連結されている。
【0042】
この連結は恒久的であっても又は非恒久的であってもよい。それ故、ラベルは、防止部材がデバイスから取り外されるとき、防止部材と一緒に取り外され、又はラベルは、防止部材がデバイスから取り外されるとき、デバイス上に留まり得る。防止部材及びラベルは、非恒久的に、例えば、切り取り線又は開封帯を経由して連結され得る。
【0043】
別の実施態様において、デバイスを使用するための情報はラベル上に提供される。
【0044】
情報は、テキスト、及び/又は、記号を含んでもよい。防止部材の取り外し後、ラベルが薬物送達デバイス上に留まる場合、使用者は、尚、ラベル上に提供される情報からデバイスの正しい使用に関する情報を得ることができる。ラベルは、例えば、デバイス本体上に配置することができる。ラベルは、例えば、デバイスに接着することができる。
【0045】
別の実施態様において、デバイスのプライミングの仕方に関する情報は、防止部材上に提供される。
【0046】
情報は、例えば、テキスト、及び/又は、記号を含む。情報は、プライミング工程又はプレプライミング工程の実施に関する情報を含み得、それ故、使用者は防止部材から直接プライミングするために必要となり得る情報を収集できる。使用者は前記の必要情報を得るために指示書に相談する必要がない。従って、防止部材上に提供される情報と組み合わせて防止部材は、デバイスの正しい使用に関する高水準の安全性を与える。
【0047】
別の実施態様において、防止部材の仕事は、主として、機械的手段によるデバイスの阻止作用よりむしろ使用者に警告を与え得ることである。使用者への警告は、特に、防止部材上の、又は防止部材に取り付けられたラベル上の情報を含む。この実施態様によると、防止部材は、特に、操作部材、及び/又は、デバイス本体上に位置し、通常は。防止部材と操作部材又はデバイス本体の間に、いかなる物質も、例えば、接着剤も存在せず、しばしば、防止部材は、また、形状一致法(form-fitting way)により、操作部材又はデバイス本体上に配置されない。しかし、更なる実施態様において、防止部材の仕事は、また、主として、機械的手段によるデバイスの阻止作用である。
【0048】
別の実施態様において、防止部材はグリップタブを含む。
【0049】
グリップタブは、例えば、防止部材の一つ又はそれ以上の端部で配置され得る。グリップタブは、使用者がデバイスから防止部材を取り外すことを容易にし得る。グリップタブは、また、使用者に取り外し工程における防止部材の取扱い方に関する情報を提供し得る。グリップタブは、例えば、デバイスから突出し得、及び/又は、良好な取扱いのためにその表面上に織物を有する。
【0050】
防止部材は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂などのプラスチック様物質を含み得る。
【0051】
別の実施態様において、プライミングされたデバイスは、固定用量デバイスである。
【0052】
これは、薬物送達デバイスが正しい方法でプライミングされた後、デバイスが、常に、事前に定義された、使用者に変更不可能な、例えば、一定の、又は変化し得る薬剤の用量を投与することを意味する。従って、薬物送達デバイスは、例えば、使用者により、常に、同一用量を投与すべき薬剤に対して使用でき得る。そのような場合、第一の用量が次の用量と正確に同じ体積を有することが重要である。従って、薬物送達デバイスが正しくプライミングされることは好ましいことである。従って、使用者が第一の時間に対してデバイスを操作するとき、デバイスがプライミングされたか否かを見ることが可能であることは、特に有利である。
【0053】
一つの実施態様において、デバイスはペン形注射器である。
【0054】
ペン形注射器は、一回使用の、又は多数回使用の注射器であってもよい。ペン形注射器は、それが使用者に与えられるとき、アンプルを含んでもよく、又はアンプルを含まなくてもよい。注射器がアンプルを含まないか、又はそれが多数回使用のために作られた注射器の場合、使用者は、自分自身で注射器に充填する必要がある。多数回使用の注射器の場合、使用者は、第二及びそれに続く全ての使用の前に、リセット工程を実施する必要がある。特にこれらの場合、使用者は注射器に自分自身で充填する必要があるとき、又はリセット工程が実施する必要があるとき、薬物送達デバイスの全ての部分が、互いに正確に芯合わせするとは限らないことはあり得る。それ故、第一の用量を投与する前にデバイスをプライミングすることは都合がいい。
【0055】
リセット工程、又は新しいアンプルを備えたデバイスの新しい充填の後、新しい防止部材を備え得る実施態様は可能性がある。
【発明を実施するための形態】
【0056】
更に、特徴、利点及び有用性は、添付の図面と関連させて、次の典型的な実施態様の記述から明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1a】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第一の実施態様の概略図を示す。
【図1b】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第一の実施態様の概略図を示す。
【図1c】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第一の実施態様の概略図を示す。
【図2a】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第二の実施態様の概略図を示す。
【図2b】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第二の実施態様の概略図を示す。
【図2c】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第二の実施態様の概略図を示す。
【図3a】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第三の実施態様の概略図を示す。
【図3b】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第三の実施態様の概略図を示す。
【図3c】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第三の実施態様の概略図を示す。
【図4a】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第四の実施態様の概略図を示す。
【図4b】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第四の実施態様の概略図を示す。
【図4c】三つの異なった図面での薬物送達デバイスの第四の実施態様の概略図を示す。
【0058】
図1aは薬物送達デバイス1の概略図を示す。薬物送達デバイス1は、デバイス本体2及びデバイス本体2に遠位方向に隣接して位置するカートリッジホルダ8を含む。更にその上、その遠位端1aに位置するニードル7、及びその近位端1bに操作部材3がある。この実施態様において、操作部材はボタンである。薬物送達デバイス1は、デバイスの近位端1bで操作部材3の周囲に伸長するデバイス本体2の一側面上での第一の端部、及びデバイス本体2の他方の側面上での第二の端部を有するストリップ形状の防止部材4を含む。
【0059】
図1bは、薬物送達デバイス1の近位部分のより詳細な図面を示す。操作部材3は、それは、デバイス本体2に対して、特に近位方向に動くことができなくなるように、防止部材4によりデバイス本体2に対してその位置に固定される。防止部材4は、グリップタブ6を、使用者にとって防止部材4を握り、そして取り外すことを容易にする、一端又は両端で含む。防止部材4はデバイス本体2の一側面より始まり、操作部材3の一側面で継続し、操作部材3の近位端を回り、そしてそれが出発したところからデバイス本体2の反対側面に継続し、そして終結する。
【0060】
図1cは図1bと同様であるが、しかし、防止部材4が、例えば、グリップタブ6の一端で引くことにより取り外された図を示す。阻止手段4は、その両端でこの実施態様におけるグリップタブ6を有する。阻止手段4は、今、完全に薬物送達デバイス1から取り外され、そして、最早、デバイス本体2に対して、操作部材3が動くことを防ぐ。操作部材は、今、可動であり、そして、例えば、デバイス本体2に対して近位方向に引くことができる。操作部材3を近位方向に引くことは、例えば、プレプライミング工程であり得る。
【0061】
図2aは防止部材の異なった実施態様を有する薬物送達デバイス1の概略図を示す。薬物送達デバイス1はその遠位端1aでニードル7を含む。それはニードル7とデバイス本体2の間に配置されているカートリッジホルダ8を含む。近位端1bにおいて、デバイスは操作部材3を含む。操作部材3はこの実施態様においてはボタンである。デバイス本体2の中間部分は、ラベル5により円周状に取り囲む。ラベル5は、デバイス本体2と操作部材3の部分を円周状に取り囲む阻止部分4に、例えば、切り取り線を経由して、その近位端に連結される。防止部材4はグリップタブ6を含む。操作部材3を取り囲み、そして同時にデバイス本体2の近位端を取り囲むことにより、防止部材4はデバイス本体2に対して操作部材3が動くことを防ぐ。
【0062】
図2bはデバイスの近位端のより詳細な図を示す。デバイス本体2は、その近位端で防止部材4に連結されるラベル5で円周状に取り囲まれる。防止部材4はグリップタブ6を含む。防止部材4により円周状に取り囲まれる操作部材3は、この状態においてデバイス本体2に対して動くことができない。何故ならば、それは、例えば、接着剤を用いて、防止部材4の近位端で固定される。
【0063】
図2cは図2bと同様であるが、しかし、今、防止部材4が恒久的に薬物送達デバイス1から取り外された図を示す。防止部材4は、また、未だ、薬物送達デバイス1上に留まり、そして、未だ、デバイス本体2を取り囲むラベル5から分離された。従って、薬物送達デバイス1の使用に関する、又はカートリッジ内に含まれる薬剤に関する情報は、ラベル上に提供され得る。操作部材3は、最早、防止部材4で固定されず、そして、今、例えば、近位方向に引くことができる。 操作部材3を引くことは、例えば、プレプライミング工程であり得る。デバイスがプライミングされた後、それは、操作部材3をデバイス本体2に対して動かすことにより、薬剤の用量を設定し、そして送達するために操作できる。
【0064】
図3aは薬物送達デバイス1の第三の実施態様の概略図を示す。薬物送達デバイス1は、その遠位端1aでニードル7を、その近位端1bでカートリッジホルダ8、デバイス本体2及び操作部材3を含む。防止部材4は薬物送達デバイス1内に挿入される。防止部材4はその外端でグリップタブ6を含む。
【0065】
図3bは、図3aで示す薬物送達デバイス1の近位部分を示す。防止部材4は、操作部材3がデバイス本体2に対して遠位方向に動くことを防ぐ位置において薬物送達デバイス1内へ挿入される。防止部材4のグリップタブ6を取ることにより、防止部材4は、使用者により薬物送達デバイス1から引くことができる。
【0066】
図3cは図3bで示す部分と同じであるが、しかし、今、防止部材4がデバイスから取り外され、そして、操作部材3が、最早、デバイス本体2に対して動くことを阻止される同一部分を示す。操作部材3はこの実施態様における「プレプライミング位置」にある。それ故、操作部材3は、今、デバイス本体2に対して遠位方向に直接押すことができる。
操作部材3をデバイス本体2内へ押すことは、プライミング工程であり得る。
【0067】
図4aは薬物送達デバイス1の第四の実施態様の概略図を示す。薬物送達デバイス1はその遠位端1aでニードル7を含む。それは、更に、カートリッジホルダ8及びデバイス本体2を含む。操作部材3は、この実施態様においてはボタンであるが、近位端1bに位置する。防止部材4は操作部材3とデバイス本体の間に配置される。防止部材4はグリップタブ6を含む。
【0068】
図4bは、図4aで示す薬物送達デバイス1の近位部分を示す。防止部材4はデバイス本体2と操作部材3の間に位置する。グリップタブ6を含む防止部材4は、スリーブ又はカラーのように薬物送達デバイス1の周囲に円周状に伸びる。防止部材4は、グリップタブ6を押すことにより、この領域が裂けるように配置されたグリップタブ6に近接する切り取り線のある、又は薄い領域を有する。それにより、防止部材4は、最早、デバイスを取り囲む閉じられたスリーブを形成せずに、そして使用者により容易に取り外され得る。
【0069】
図4cは、図4bで示す薬物送達デバイス1と同じ部分を示す。防止部材4は、今、例えば、グリップタブ6で引くことにより、恒久的に、薬物送達デバイスから取り外される。この実施態様において、操作部材3は、また、デバイス本体2に対して「プレプライミング位置」にある。従って、操作部材3は、今、デバイス本体2内へ遠位方向に直接押すことができる。操作部材3をデバイス本体2内へ押すことにより、薬物送達デバイスはプライミングされ得る。
【0070】
本発明は前記の典型的な実施態様を基礎に記述された典型的な実施態様に限定されない。むしろ、本発明は、いかなる新しい特徴も、及び、また、特に、特許請求範囲における特徴のいかなる組合せ及び典型的な実施態様における特徴のいかなる組合せも含む、特徴のいかなる組合せも、この特徴又はこのそれ自身の組合せが、特許請求範囲において、又は典型的な実施態様において明確に具体化されていなくても包含する。
【0071】
参照番号:
1:薬物送達デバイス;
1a:遠位端;
1b:近位端;
2:デバイス本体;
3:操作部材;
4:防止部材;
5:ラベル;
6:グリップタブ;
7:ニードル;
8:カートリッジホルダ;

Claims (15)

  1. 薬物送達デバイス(1)であって:
    −デバイス本体(2)、
    −薬物送達デバイス(1)を操作するために、デバイス本体(2)に対して可動であるように構成される操作部材(3)、
    −薬物送達デバイス(1)を操作するために、デバイス本体(2)に対して操作部材(3)の動きを防ぐ防止部材(4)、
    を含んでなり、
    ここで、防止部材(4)は、薬物送達デバイス(1)を操作するためデバイス本体(2)に対して操作部材(3)の動きを可能とするために取り外し可能である、上記薬物送達デバイス。
  2. デバイス(1)は、防止部材(4)が存在するとき、未プライミング状態にある、請求項1に記載のデバイス。
  3. デバイス(1)のプライミングは、防止部材(4)が取り外されたときのみ可能である、請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. デバイス(1)は、防止部材(4)が取り外されたとき、デバイス本体(2)に対して操作部材(3)を動かすことによりプライミングができる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のデバイス。
  5. 操作部材(3)は、防止部材(4)が取り外された後、プライミング工程が直接実行できるように位置決めされる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のデバイス。
  6. 操作部材(3)は、防止部材(4)が取り外された後、プライミング工程が実行できる前に、プレプライミング工程が必要であるように位置決めされる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のデバイス。
  7. 防止部材(4)が、部分的に操作部材(3)上に、及び部分的にデバイス本体(2)上に配置される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のデバイス。
  8. 防止部材(4)が、操作部材(3)に対して周囲に配置される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のデバイス。
  9. 防止部材(4)が、部分的にデバイス(1)の内側に、及び部分的にデバイス(1)の外側に配置される、請求項1〜8のいずれか1項に記載のデバイス。
  10. 取り外し可能な防止部材(4)が、ラベル(5)に連結される、請求項1〜9のいずれか1項に記載のデバイス。
  11. デバイスを使用するための情報が、ラベル(5)上に提供される、請求項10に記載のデバイス。
  12. デバイス(1)をプライミングするための情報が、防止部材(4)上に提供される、請求項1〜11のいずれか1項に記載のデバイス。
  13. 防止部材(4)が、グリップタブ(6)を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載のデバイス。
  14. プライミングされるデバイス(1)が、固定用量デバイスである、請求項1〜13のいずれか1項に記載のデバイス。
  15. デバイス(1)が、ペン型注射器である、請求項1〜14のいずれか1項に記載のデバイス。
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