JP2013258818A - 電動機、電動機の製造方法 - Google Patents

電動機、電動機の製造方法 Download PDF

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貴広 佐保井
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Abstract

【課題】発熱に起因する温度上昇を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】有底円筒状の鉄製のケース10と、ケース10内に配置されるとともに通電されるモータコイル32を有するステータ30と、樹脂を用いて射出成形されることにより、モータコイル32の周囲を覆うとともにケース10の内周面に接触する接触部90とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機および電動機の製造方法に関する。
特許文献1に記載のモータ(電動機)は、以下のように構成されている。すなわち、モータは、アルミ材からなるハウジングに、円筒状のステータが収納されたフレームを嵌合させることによって構成されている。ハウジングには第1ベアリングが設けられ、フレームには第2ベアリングが設けられ、第1ベアリング及び第2ベアリングによってロータのシャフトが保持されることによりロータが回転できるようになっている。また、ステータは、珪素鋼板が積層されて形成されており、樹脂製のスロットボビンを介してモータコイルが巻回されている。
特開2007−89274号公報
電動機のコイルに通電すると、発熱し、電動機の温度が上昇する。そして、電動機の温度が上昇すると、電動機の特性が悪化する。この電動機の温度上昇に起因する特性悪化を考慮して電動機の仕様を決定しなければならないため、電動機の体格がその分大きくなってしまう。
本発明は、発熱に起因する温度上昇を抑制することができる電動機および電動機の製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、有底円筒状の鉄製のケースと、前記ケース内に配置されるとともに通電されるコイルを有する固定子と、樹脂を用いて射出成形されることにより、前記コイルの周囲を覆うとともに前記ケースの内周面に接触する接触部と、を備えることを特徴とする電動機である。
他の観点から捉えると、本発明は、電動機の製造方法であって、有底円筒状の鉄製のケース内に、通電されるコイルを有する固定子を配置した状態で、当該コイルと当該ケースとの間に樹脂を射出することを特徴とする電動機の製造方法である。
ここで、前記ケース内に前記固定子を配置した後に、当該固定子の内側に充填される第1の部材と、当該ケースの開口部を覆う第2の部材と、を配置した状態で樹脂を射出するとよい。
本発明によれば、発熱に起因する温度上昇を抑制することができる。また、これにより電動機の体格をより小さくすることができる。
実施の形態に係る電動機の概略構成を示す図である。 接触部を成形する手法を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る電動機1の概略構成を示す図である。
電動機1は、DCブラシレスモータであり、有底円筒状のケース10と、このケース10の開口部を覆うハウジング20と、ケース10内に配置された円筒状のステータ30と、このステータ30の内側に配置されるとともにケース10およびハウジング20に回転可能に支持されたロータ40と、を備えている。
ケース10は、鋼板に対して絞り加工を施すことにより有底円筒状(カップ状)に成形されている。そして、ケース10の底部の中央部には円柱状の凹部10aが形成されており、この凹部10aに第1ベアリング11が嵌め込まれている。
ハウジング20は、アルミニウムにて成形されており、ケース10に嵌め込まれている。このハウジング20の中央部には、ロータ40の軸方向に外側から内側に凹んだ第1凹部20aが形成されており、この第1凹部20aに第2ベアリング21が嵌め込まれている。
ステータ30は、ケイ素鋼板が積層されて形成されており、その外周面がケース10の内周面に圧入、または接着されることで固定されている。ステータ30は、樹脂製のスロットボビン31と、このスロットボビン31を介して巻かれたモータコイル32とを有している。モータコイル32は、U相、V相、W相の3相からなる。このステータ30は、固定子の一例として機能する。
ロータ40は、鉄等の磁性体からなるシャフト41と、このシャフト41の外側に接着等により取り付けられるとともに磁界を発生するマグネット42とを有している。そして、ロータ40は、シャフト41が、ケース10に嵌め込まれた第1ベアリング11とハウジング20に嵌め込まれた第2ベアリング21とに回転可能に支持されることで回転できるようになっている。また、シャフト41のハウジング20側端部には、鉄等の磁性体からなり、電動機1の駆動力を外部機構に伝達するカップリングとして機能するボス43が圧入されている。このロータ40は、回転子の一例として機能する。
また、電動機1は、ステータ30に巻かれたモータコイル32のU相、V相、W相の3相それぞれとヒュージングによって接続されたターミナル51、ターミナル52、ターミナル53を有するターミナルユニット50を有している。このターミナルユニット50は、ターミナル51、ターミナル52、ターミナル53それぞれに対応する3個のナット54を有している。
また、電動機1は、U相、V相、W相のモータリード線60と、各モータリード線60の先端に取り付けられた3個のターミナル61とを有している。3本のモータリード線60は、ハウジング20に回転軸と交差する方向に内外を連通するように形成された貫通孔20bに嵌め込まれたグロメット62に保持されている。3個のターミナル61は、それぞれ、ターミナル51、ターミナル52、ターミナル53の内、U相、V相、W相に対応するターミナルと、ねじ55によるねじ止めにより接続されている。そして、モータリード線60を介して、モータコイル32と外部の制御回路との電気的接続が行われている。
また、電動機1は、ロータ40の回転角度、つまり電動機1の回転角度を検出するレゾルバ70を備えている。
レゾルバ70は、ロータ40の回転角度を検出するセンサであるレゾルバステータ部71と、このレゾルバステータ部71に対して軸方向に配置されたレゾルバコイル部72とが取り付けられたケース部材73と、ロータ40のシャフト41に取り付けられたレゾルバロータ部74とを備えている。
レゾルバステータ部71は、ケイ素鋼板等からなる外形が円形の板を積層して成形されている。このレゾルバステータ部71には、信号接続用のオス側コネクタ80が接続されている。このオス側コネクタ80には、外部の制御回路とレゾルバ70とを電気的に接続するためのセンサリード線81が取り付けられたメス側コネクタ82が接続されている。
ケース部材73は、ハウジング20に、ロータ40の軸方向に外側から内側に凹んだ第2凹部20cに嵌め込まれている。そして、レゾルバステータ部71がレゾルバロータ部74と同軸上となるように配置されている。
レゾルバロータ部74は、レゾルバステータ部71と対向する位置に配置されている。これにより、ロータ40の回転と共にレゾルバロータ部74が回転し、レゾルバステータ部71とレゾルバロータ部74との間のリラクタンスが変化する。
また、本実施の形態に係る電動機1は、モータコイル32の周囲を覆うとともにケース10の内周面に接触する接触部90を有している。接触部90は、後述する方法にて射出成形された樹脂である。
図2は、接触部90を成形する手法を説明するための図である。
ケース10の内周面にステータ30を圧入または接着し、このステータ30にスロットボビン31を介してモータコイル32を巻いた状態の物に、段付き円柱状の成形型Dを、ステータ30の内側に挿入するとともにケース10の開口部を覆うように配置する。成形型Dは、ステータ30の内径と同じかやや小さい外径の第1円柱部D1と、ケース10の内周面の径と同じかやや大きい外径の第2円柱部D2とを有する。第1円柱部D1の外径は、ステータ30の内径よりもやや小さい場合には、ロータ40のマグネット42の外径よりも大きいとよい。第2円柱部D2には、成形型Dとケース10との間の空間に軟化した樹脂を注入するための孔である注入口D2aが形成されている。この成形型Dの第1円柱部D1が第1の部材の一例として機能し、第2円柱部D2が第2の部材の一例として機能する。
そして、成形型Dを配置した後、第2円柱部D2の注入口D2aから軟化した樹脂を注入し、成形型Dとケース10との間の空間に充填して固化させることで接触部90を成形する。注入する樹脂としては、射出成形に適した樹脂であればよく、好ましくは熱伝導に優れているPBT(ポリブチレン-テレフタレート)、PPS(ポリフェニ レンサルファイド)であるとよい。
第2円柱部D2の注入口D2aから軟化した樹脂を注入すると、注入された樹脂が、モータコイル32自体の隙間、モータコイル32とスロットボビン31との間の隙間、モータコイル32とステータ30との間の隙間、モータコイル32とケース10との間の隙間などに行き渡る。そして、その樹脂が固化することで、モータコイル32の周囲を覆うとともにケース10の内周面に接触する接触部90が形成される。
以上のように構成された電動機1においては、モータコイル32の周囲を覆う接触部90がケース10の内周面と接触している。そして、接触部90は、樹脂製であり、空気よりも熱伝導性に優れているため、モータコイル32に電流が流れることに起因して発熱しても、熱が接触部90およびケース10を介して放熱される。その結果、電動機1の温度上昇が抑制される。
これにより、電動機1の仕様を決定するにあたって、発熱による性能悪化を考慮して電動機1の体格を大きく必要がなくなる。したがって、本実施の形態に係る電動機1によれば、樹脂製の接触部90を有することにより温度上昇を抑制することができるので、接触部90を有していない構成よりも体格を小さくすることができる。
なお、上述した実施の形態においては、成形型Dの第2円柱部D2に、軟化した樹脂を注入するための孔である注入口D2aが形成されているが特に限定されない。例えば、ケース10の底部10b(図2参照)に、軟化した樹脂を注入するための注入口を形成してもよい。もし、ケース10の底部10bに注入口を形成する場合には、この注入口から軟化した樹脂を注入することで接触部90を成形した後に、注入口を、例えばゴムなどの弾性体にて塞げばよい。
1…電動機、10…ケース、20…ハウジング、30…ステータ、32…モータコイル、40…ロータ、50…ターミナルユニット、70…レゾルバ、90…接触部、D…成形型

Claims (3)

  1. 有底円筒状の鉄製のケースと、
    前記ケース内に配置されるとともに通電されるコイルを有する固定子と、
    樹脂を用いて射出成形されることにより、前記コイルの周囲を覆うとともに前記ケースの内周面に接触する接触部と、
    を備えることを特徴とする電動機。
  2. 電動機の製造方法であって、
    有底円筒状の鉄製のケース内に、通電されるコイルを有する固定子を配置した状態で、当該コイルと当該ケースとの間に樹脂を射出することを特徴とする電動機の製造方法。
  3. 前記ケース内に前記固定子を配置した後に、当該固定子の内側に充填される第1の部材と、当該ケースの開口部を覆う第2の部材と、を配置した状態で樹脂を射出することを特徴とする請求項2に記載の電動機の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016039736A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社安川電機 可動電機、コイルの製造方法、電線
CN109728701A (zh) * 2017-10-27 2019-05-07 北京精密机电控制设备研究所 一种整体灌封高过载永磁同步伺服电机

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