JP2013258442A - 緊急通報指令システム - Google Patents

緊急通報指令システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013258442A
JP2013258442A JP2012131484A JP2012131484A JP2013258442A JP 2013258442 A JP2013258442 A JP 2013258442A JP 2012131484 A JP2012131484 A JP 2012131484A JP 2012131484 A JP2012131484 A JP 2012131484A JP 2013258442 A JP2013258442 A JP 2013258442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
line
wireless
radio
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012131484A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotada Ono
博督 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP2012131484A priority Critical patent/JP2013258442A/ja
Publication of JP2013258442A publication Critical patent/JP2013258442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】複数の署所において同一の無線周波数を使用する場合であっても、各々の署所に対する指令を適切に受信する。
【解決手段】
緊急通報指令システム1は、緊急通報を受け付ける受付台に接続された指令設備10と、指令設備10に接続された複数の署所の受信設備30に対して有線回線及び/又は無線回線を用いて指令を送出する。指令設備10は、各署所に対して指令を送出する際の有線回線の状態を監視し、有線回線に障害が発生した場合に、各署所に対して固有に割り当てられたIDが登録された無線バックアップ情報データベース19を参照し、障害対象の署所に対応するIDを付与した指令開始信号を、無線回線を用いて複数の署所に対して送出すると共に、障害対象の署所に対する指令を無線回線を介して送出する。受信設備30は、指令開始信号を受信した場合に、指令開始信号に含まれるIDに基づき、使用する回線を有線回線から無線回線に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、緊急通報指令システムに関し、特に、有線指令回線に障害が発生した際に、有線指令回線から無線指令回線に切り替えることが可能なシステムに関する。
従来、119番通報等の緊急通報指令システムにおいて、消防等の受付台で受け付けた緊急通報に対して署所に緊急車両出動指令を送出する場合には、有線による指令回線を用いて指令を送出するが、何らかの原因により、有線回線に対して障害が発生する虞があるため、近年では、指令対象の有線による指令回線に障害が発生した場合に、当該署所に対して無線回線を用いて指令を送出することが可能になっている(例えば、特許文献1)。
この場合、各署所においては、無線回線を使用する際の所定の無線周波数が予め割り当てられており、無線回線を用いて指令を送出する際には、指令を送出する指令設備から、障害対象の署所に割り当てられた無線周波数の回線に対してバックアップ指令が送出される。
例えば、指令設備は、署所に設置された無線受令機に対して、所定の周波数を用いた無線指令起動トーン信号を送出する。そして、無線受令機は、起動トーン信号を受信し、受信した起動トーン信号に基づきアンプ起動信号を指令受信装置に対して送出し、指令受信装置経由で無線指令を全館に放送することができる。
一方、無線回線を介した指令を終了する場合、指令設備は、同一の無線周波数に対して無線指令の復旧トーン信号を送出する。そして、無線受令機は、復旧トーン信号を受信し、受信した復旧トーン信号に基づきアンプ復旧信号を指令受信装置に対して送出し、指令受信装置経由で無線指令の全館放送を復旧することができる。
特開昭61−131921号公報
ところで、消防等で使用可能な無線周波数は、署所の数と比較して少ないため、複数の署所の各々に設置された無線受令機に対して無線周波数を個別に割り当てることができない。そのため、通常は、所定数の署所に対して同一の無線周波数を割り当てることになる。従って、同一の無線周波数が割り当てられた署所では、共通の無線周波数をモニタする必要がある。
例えば、図6に示すように、2つの署所に設置された受信設備130A及び130Bに対して同一の無線周波数が割り当てられた緊急通報指令システム100において、受信設備130Aに対する有線回線に障害が発生した状態で、受信設備130Aが設置された署所(以下、「署所A」とする)管内における緊急事案と、受信設備130Bが設置された署所(以下、「署所B」とする)管内における火災が略々同時に発生した場合について考える。
この場合、指令設備110は、署所Aに対する救急指令と、署所Bに対する火災指令を略々同時に送出することになる。このとき、受信設備130Bが設置された署所Bでは、有線回線が正常であるため、有線回線を用いた指令となる。一方、受信設備130Aが設置された署所Aでは、有線回線に障害が発生しているため、無線回線を用いたバックアップ指令が起動する。
ここで、署所Aに対する指令内容(指令時間)が署所Bに対する指令内容(指令時間)よりも短い場合、署所Aに対する指令が署所Bに対する指令よりも先に終了し、交換機111に設けられた中央制御装置115は、無線設備120を介して、無線バックアップ指令の復旧トーン信号を署所Aの無線受令機132Aに対して送出する。
このとき、受信設備130A及び130Bでは、同一の無線周波数が割り当てられているため、署所Bの無線受令機132Bにおいても、この復旧トーン信号を同時に受信することになる。そのため、受信設備130Bでは、火災指令内容が終了する前に、復旧トーン信号に基づき有線指令を復旧させる処理が行われる。
すなわち、複数の署所において同一の無線周波数を使用する場合で、指令内容が異なる指令が略々同時に送出されるときには、有線回線が正常な署所において、指令を正常に受信することが困難になるという問題があった。
また、近年の無線通信のデジタル化に伴い、起動トーン信号や復旧トーン信号をVoIP(Voice over Internet Protocol)化する必要があるが、デジタル化された音声信号をアナログ音声信号に復元した場合には、正確な周波数に復元されず、起動や復旧を認識することができない虞があるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、複数の署所において同一の無線周波数を使用する場合であっても、各々の署所に対する指令を適切に受信することが可能な緊急通報指令システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、緊急通報を受け付ける受付台に接続された指令設備と、該指令設備に接続された複数の署所に設けられた受信設備に対して有線回線及び/又は無線回線を用いて指令を送出する緊急通報指令システムであって、各々の署所に対して指令を送出する際に使用する有線回線の状態を監視すると共に、所定の有線回線に障害が発生したと判断した場合に、前記障害対象の有線回線で接続された署所に対して指令を送出する際の回線を、有線回線から無線回線に切り替えるように制御する中央制御装置と、前記各々の署所に対して固有に割り当てられた識別情報と、前記各々の署所に対して無線回線を用いて無線通信を行う際に使用する無線周波数を示す無線周波数情報と、前記無線通信の際に使用する基地局を示す無線基地局情報とが互いに関連付けられて登録された無線バックアップ情報データベースとを備える指令設備と、前記無線回線を用いて前記指令設備からの指令を受信する無線受令機と、前記有線回線を用いて前記指令設備からの指令を受信すると共に、前記無線受令機で前記指令を受信した場合に、前記無線受令機を介して前記指令を受信する指令受信装置とを備える受信設備とからなり、前記中央制御装置は、所定の有線回線に障害が発生したと判断した場合に、前記無線バックアップ情報データベースを参照し、前記障害対象の有線回線で接続された署所に対応する識別情報を付与した指令開始信号を、無線回線を用いて前記複数の署所に対して送出すると共に、前記障害対象の有線回線に接続された署所に対する指令を前記無線回線を介して送出し、前記無線受令機は、前記無線回線を用いて送出された前記指令開始信号を受信し、前記指令開始信号に含まれる前記識別情報に基づき、前記指令受信装置に対する回線を有線回線から無線回線に切り替えるように前記指令受信装置を制御すると共に、前記無線回線を介して受信した前記指令を前記指令受信装置に対して送出することを特徴とする。
そして、本発明によれば、中央制御装置から送出される、障害対象の有線回線で接続された署所の識別情報を付与した指令開始信号を、各々の署所の受信設備に対して送出するため、障害対象の有線回線で接続された受信設備の回線のみを、有線回線から無線回線に切り替えることができるため、複数の署所で同一の無線周波数を使用する場合でも、各々の署所において指令を適切に受信することができる。
上記緊急通報指令システムにおいて、前記中央制御装置は、前記所定の有線回線に発生した障害が復旧したと判断した場合に、前記無線バックアップ情報データベースを参照し、前記障害が復旧した有線回線で接続された署所に対応する識別情報を付与した指令復旧信号を、無線回線を用いて前記複数の署所に対して送出し、前記無線受令機は、前記無線回線を用いて送出された前記指令復旧信号を受信し、前記指令復旧信号に含まれる前記識別情報に基づき、前記指令受信装置に対する回線を無線回線から有線回線に切り替えるように前記指令受信装置を制御することができる。これにより、障害が復旧した有線回線に接続された署所の受信設備のみを、無線回線から有線回線に切り替えることができる。
上記緊急通報指令システムにおいて、前記中央制御装置は、前記指令受信装置に接続された有線回線の状態を判断するための回線監視信号を、前記指令受信装置に対して所定の周期で送出し、前記回線監視信号に対する応答を示す回線監視応答信号を所定時間以上受信しない場合に、前記有線回線に障害が発生したと判断することができる。これにより、有線回線に障害が発生したか否かを確実に検出することができる。
上記緊急通報指令システムにおいて、前記中央制御装置から前記無線回線を介して送出される前記指令開始信号、前記指令復旧信号及び/又は前記指令を、デジタル無線を用いて前記無線受令機に対して送出することができる。これにより、受信設備の無線バックアップ起動や復旧を確実に認識することができる。
以上のように、本発明によれば、複数の署所において同一の無線周波数を使用する場合であっても、各々の署所に対する指令を適切に受信することが可能になる。
本発明に係る指令システムの一実施の形態を示すブロック図である。 中央制御装置による有線回線の監視処理について説明するための略線図である。 無線バックアップ起動処理について説明するための略線図である。 無線バックアップ指令音声送出処理について説明するための略線図である。 指令終了処理について説明するための略線図である。 従来の指令システムの構成の一例を示すブロック図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる指令システムの一実施の形態を示し、この指令システム1は、消防等の緊急通報を受け付ける図示しない受付台に接続される指令設備10と、無線回線により指令設備10に接続された無線設備20と、有線回線により指令設備10に接続された複数の署所に設けられた受信設備30A、30B、・・・とで構成される。また、受信設備30A、30B、・・・は、無線回線により無線設備20にも接続される。尚、図1に示す例は、2つの受信設備30A及び30Bが指令設備10と接続される場合を示し、以下の説明において、受信設備30A及び30Bを特に区別する必要がない場合は、単に「受信設備30」と称して説明する。
指令設備10は、図示しない受付台で受け付けた緊急通報等に基づき、指令対象となる署所に設けられた受信設備30に対する有線回線を用いた指令音声の伝送や、無線回線を用いたデジタル無線による指令音声伝送を行う交換機11と、指令開始操作を行う自動出動指令端末12と、自動出動指令端末12に対する指令開始操作に基づき、指令対象となる受信設備30に対する指令を開始するための指令開始信号を生成する自動出動指定装置13と、指令対象の受信設備30に対して伝送するための合成指令音声を生成する音声合成装置14とを備える。尚、以下では、特に説明しない限り、「デジタル無線」を単に「無線」と称して説明する。
交換機11は、中央制御装置15を備え、指令用トランク16、無線用トランク17、及び音声合成用トランク18が接続される。中央制御装置15は、有線回線で接続された各署所の受信設備30との接続状態を監視し、有線回線に障害が発生したか否かを検出する。そして、障害が検出された場合には、障害対象となる署所の受信設備との接続を、有線回線から無線回線に切り替える無線バックアップ起動処理を行う。
また、中央制御装置15は、無線バックアップ情報データベース19を有する。無線バックアップ情報データベース19には、例えば、各受信設備30に設置された後述する無線受令機32に対して固有に割り当てられた識別情報としての無線受令機ID(IDentification)と、無線通信の際に使用する無線周波数を示す無線周波数情報と、無線通信の際に使用する無線基地局を示す無線基地局情報とが互いに関連付けられて、各受信設備30毎に登録される。
無線設備20は、指令設備10の交換機11に設けられた中央制御装置15及び無線用トランク17に接続され、中央制御装置15から供給される情報に基づき、使用する無線周波数や無線基地局を制御する無線回線制御装置21と、無線回線制御装置21に接続され、各受信設備30の無線受令機32と無線通信を行う無線基地局22とで構成される。
各署所に設けられる受信設備30は、指令設備10からの指令音声を受信する指令受信装置31と、無線回線を使用して通信を行い、指令設備10からの指令音声を受信する無線受令機32と、署所の館内の放送を制御し、指令受信装置31で受け取った指令音声を放送する放送制御装置33とで構成される。
次に、上記構成を有する指令システム1の動作について説明する。
まず、中央制御装置15による有線回線の監視処理について、図2を参照して説明する。図2に示すように、中央制御装置15は、各署所の受信設備30における指令受信装置31対して所定の周期aで回線監視用PB信号を送出する。指令受信装置31は、中央制御装置15からの回線監視用PB信号を受信すると、中央制御装置15に対して回線監視応答信号を送出する。
ここで、中央制御装置15は、回線監視用PB信号の送受信が所定時間b以上途切れた場合に、監視対象となる署所の受信設備30との間の有線回線に障害が発生したと判断する。例えば、指令受信装置31Aとの間の有線回線に障害が発生した場合、中央制御装置15から指令受信装置31Aに対して回線監視用PB信号を送出しても、指令受信装置31Aは、この回線監視用PB信号を受信することができないため、回線監視用PB信号に対する回線監視応答信号を送出することができない。そのため、中央制御装置15は、指令受信装置31Aからの回線監視応答信号を受信することができない。このような状態が所定時間b以上続いた場合、中央制御装置15は、指令受信装置31Aとの間に発生した有線回線の障害を検出することができる。
次に、障害対象の受信設備30に対して用いる回線を、有線回線から無線回線に切り替えるための無線バックアップ起動処理について、図3を参照して説明する。尚、以下の説明では、複数の受信設備30のうち、受信設備30Aに対する有線回線に障害が発生した場合を例にとって説明する。
中央制御装置15は、上述の監視処理により、受信設備30Aの有線回線に障害が発生したことを検出すると、無線バックアップ情報データベース19を参照し、受信設備30Aの無線受令機32Aに割り当てられた無線受令機IDを判別する(シーケンスSEQ1)。自動出動指令端末12にて障害対象の署所を指定して指令開始操作を実行した場合(シーケンスSEQ2)、自動出動指令装置13経由で中央制御装置15へ指令電文が送信される(シーケンスSEQ3)。
中央制御装置15は、指令対象の署所が有線回線障害中であることを判別し、指令開始信号を受信すると、無線バックアップ情報データベース19を参照し、無線受令機IDに関連付けられた無線周波数情報及び無線基地局情報を含む指令開始要求電文を、無線設備20の無線回線制御装置21に対して送出する(シーケンスSEQ4)。
無線回線制御装置21は、指令設備10から指令開始要求電文を受信すると、この電文に含まれる無線周波数情報及び無線基地局情報に基づき、該当する無線周波数及び無線基地局を無線指令で使用するための予約処理を行う(シーケンスSEQ5)。
また、中央制御装置15は、無線回線制御装置21に対して、指令対象となる受信設備30Aの無線受令機IDを送信する。無線回線制御装置21は、受信した受信設備30Aの無線受令機IDに基づき、無線基地局情報が示す無線基地局22を介して無線受令機32Aに対して指令開始要求の無線電文を送信する(シーケンスSEQ6)。この指令開始要求の無線電文には、無線受令機IDが含まれる。
無線受令機32Aは、無線基地局22から受信した指令開始要求の無線電文に基づき、アンプ起動用信号を指令受信装置31Aに対して送信する(シーケンスSEQ7)。指令受信装置31Aは、受信したアンプ起動用信号に基づき、放送制御装置33Aのアンプを起動させる。(シーケンスSEQ8)
尚、無線受令機32Bにおいて、同一の無線周波数をモニタしている場合には、上述の無線基地局22からの指令開始要求の無線電文を受信することになる。しかし、この無線電文に含まれる無線受令機IDは、無線受令機32Bに割り当てられた無線受令機IDと異なるため、無線受令機32Bは、指令受信装置31Bに対してアンプ起動用信号を送信しない。これにより、有線回線に障害が発生した署所についてのみ、回線を無線回線に切り替えることができる。
次に、無線回線に対して指令音声を送出するための無線バックアップ指令音声送出処理について、図4を参照して説明する。自動出動指定装置13は、図3のシーケンスSEQ3において、自動出動指令端末12に対して指令開始信号を送出した後、音声合成装置14に対して送出する合成指令音声を登録する(シーケンスSEQ11)。
また、中央制御装置15は、図3のシーケンスSEQ4において、無線回線制御装置21に対して指令開始要求電文を送出した後、無線バックアップ情報データベース19に登録された無線周波数情報及び無線基地局情報を参照する(シーケンスSEQ12)。そして、中央制御装置15は、無線周波数情報に基づき無線指令用の無線周波数として使用する無線用トランク17と音声合成用トランク18とを接続し(シーケンスSEQ13)、音声合成用トランク18を介して音声合成装置14に対してリンガ発信する。
音声合成装置14は、中央制御装置15からのリンガ発信により、着信の認識や自動応答、合成指令音声の送出を行う(シーケンスSEQ14)。中央制御装置15は、プレス信号と、音声合成用トランク18を介して音声合成装置14から受け取った合成指令音声とを、無線用トランク17を介して無線回線制御装置21に対して送出する(シーケンスSEQ15)。
無線回線制御装置21は、無線基地局22を介して、受信した合成指令音声を無線受令機32Aに対して送出する(シーケンスSEQ16)。無線受令機32Aは、受信した合成指令音声をアナログ音声に変換し、指令受信装置31Aを介して放送制御装置33Aに送信する(シーケンスSEQ17)。そして、放送制御装置33Aは、受信したアナログ信号の合成指令音声を全館に放送する。
尚、上述した無線バックアップ起動処理と同様に、無線受令機32Bにおいて、同一の無線周波数をモニタしている場合、受信設備30Bは、上述した無線基地局22からの合成指令音声を受信することになるが、無線受令機IDが異なるため、受信した合成指令音声を全館に放送しない。
次に、有線回線の障害が復旧した場合における、無線回線を用いた指令を終了するための指令終了処理について、図5を参照して説明する。
有線回線の障害が復旧し、無線回線を使用した合成指令音声の送出を終了する場合、中央制御装置15は、無線用トランク17及び音声合成用トランク18の接続を切断し(シーケンスSEQ21)、有線回線に対して発生した障害が復旧したことを示す指令復旧要求信号を無線回線制御装置21に対して送出する(シーケンスSEQ22)。
無線回線制御装置21は、無線基地局22を介して、受信した指令復旧要求信号を無線電文として無線受令機32Aに対して送出する(シーケンスSEQ23)。無線受令機32Aは、無線基地局22から受信した指令復旧要求の無線電文に基づき、アンプ復旧信号を指令受信装置31Aに対して送信する(シーケンスSEQ24)。
尚、上述した無線バックアップ起動処理及び無線バックアップ指令音声送出処理と同様に、無線受令機32Bにおいて、同一の無線周波数をモニタしている場合、受信設備30Bは、上述した無線基地局22からの指令復旧要求を受信することになるが、無線受令機32Bは、指令受信装置31Bに対してアンプ復旧信号を送信しない。
以上のように、本実施の形態によれば、指令設備に設けられた交換機において、各署所に接続された有線回線の状態を監視し、有線回線に障害が発生した際に、障害対象の有線回線に接続された署所に対応するIDを付与した無線電文を送出し、各署所に設置された無線受令機において、IDに基づき回線を有線回線から無線回線に切り替える。これにより、有線回線が正常な署所においては、有線回線を使用して指令を受信でき、また、有線回線に障害が発生した署所においては、無線回線を使用して指令を受信できるため、複数の署所で同一の無線周波数を使用する場合でも、各々の署所で指令を適切に受信することができる。
また、本実施の形態によれば、デジタル無線を用いた無線通信により、指令設備から受信設備に対して無線バックアップの起動信号や復旧信号を送出するため、例えばVoIP化した無線音声信号をアナログ音声信号に復元した際の歪み等に影響されることなく、無線バックアップ起動や復旧を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した本発明の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述の例では、指令設備10に設けられた交換機11と、各署所の受信設備30に設けられた指令受信装置31とを有線回線により接続するが、この例に限られず、回線の状態を監視し、回線に障害が発生した際に、異常な状態を検出することが可能なシステムであれば、専用線や局線、VoIPを利用したネットワーク回線を適用してもよい。
10 指令設備
11 交換機
12 自動出動指令端末
13 自動出動指定装置
14 音声合成装置
15 中央制御装置
16 指令用トランク
17 無線用トランク
18 音声合成用トランク
19 無線バックアップ情報データベース
20 無線設備
21 無線回線制御装置
22 無線基地局
30(30A、30B) 受信設備
31(31A、31B) 指令受信装置
32(32A、32B) 無線受令機
33(33A、33B) 放送制御装置

Claims (4)

  1. 緊急通報を受け付ける受付台に接続された指令設備と、該指令設備に接続された複数の署所に設けられた受信設備に対して有線回線及び/又は無線回線を用いて指令を送出する緊急通報指令システムであって、
    各々の署所に対して指令を送出する際に使用する有線回線の状態を監視すると共に、所定の有線回線に障害が発生したと判断した場合に、前記障害対象の有線回線で接続された署所に対して指令を送出する際の回線を、有線回線から無線回線に切り替えるように制御する中央制御装置と、
    前記各々の署所に対して固有に割り当てられた識別情報と、前記各々の署所に対して無線回線を用いて無線通信を行う際に使用する無線周波数を示す無線周波数情報と、前記無線通信の際に使用する基地局を示す無線基地局情報とが互いに関連付けられて登録された無線バックアップ情報データベースとを備える指令設備と、
    前記無線回線を用いて前記指令設備からの指令を受信する無線受令機と、
    前記有線回線を用いて前記指令設備からの指令を受信すると共に、前記無線受令機で前記指令を受信した場合に、前記無線受令機を介して前記指令を受信する指令受信装置とを備える受信設備とからなり、
    前記中央制御装置は、所定の有線回線に障害が発生したと判断した場合に、前記無線バックアップ情報データベースを参照し、前記障害対象の有線回線で接続された署所に対応する識別情報を付与した指令開始信号を、無線回線を用いて前記複数の署所に対して送出すると共に、前記障害対象の有線回線に接続された署所に対する指令を前記無線回線を介して送出し、
    前記無線受令機は、前記無線回線を用いて送出された前記指令開始信号を受信し、前記指令開始信号に含まれる前記識別情報に基づき、前記指令受信装置に対する回線を有線回線から無線回線に切り替えるように前記指令受信装置を制御すると共に、前記無線回線を介して受信した前記指令を前記指令受信装置に対して送出することを特徴とする緊急通報指令システム。
  2. 前記中央制御装置は、前記所定の有線回線に発生した障害が復旧したと判断した場合に、前記無線バックアップ情報データベースを参照し、前記障害が復旧した有線回線で接続された署所に対応する識別情報を付与した指令復旧信号を、無線回線を用いて前記複数の署所に対して送出し、
    前記無線受令機は、前記無線回線を用いて送出された前記指令復旧信号を受信し、前記指令復旧信号に含まれる前記識別情報に基づき、前記指令受信装置に対する回線を無線回線から有線回線に切り替えるように前記指令受信装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の緊急通報指令システム。
  3. 前記中央制御装置は、
    前記指令受信装置に接続された有線回線の状態を判断するための回線監視信号を、前記指令受信装置に対して所定の周期で送出し、
    前記回線監視信号に対する応答を示す回線監視応答信号を所定時間以上受信しない場合に、前記有線回線に障害が発生したと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の緊急通報指令システム。
  4. 前記中央制御装置から前記無線回線を介して送出される前記指令開始信号、前記指令復旧信号及び/又は前記指令は、デジタル無線を用いて前記無線受令機に対して送出されることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の緊急通報指令システム。
JP2012131484A 2012-06-11 2012-06-11 緊急通報指令システム Pending JP2013258442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131484A JP2013258442A (ja) 2012-06-11 2012-06-11 緊急通報指令システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131484A JP2013258442A (ja) 2012-06-11 2012-06-11 緊急通報指令システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013258442A true JP2013258442A (ja) 2013-12-26

Family

ID=49954563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012131484A Pending JP2013258442A (ja) 2012-06-11 2012-06-11 緊急通報指令システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013258442A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105721191A (zh) * 2014-12-04 2016-06-29 哈尔滨海能达科技有限公司 一种链路故障处理方法、系统以及无线备份网关

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105721191A (zh) * 2014-12-04 2016-06-29 哈尔滨海能达科技有限公司 一种链路故障处理方法、系统以及无线备份网关
CN105721191B (zh) * 2014-12-04 2019-04-09 哈尔滨海能达科技有限公司 一种链路故障处理方法、系统以及无线备份网关

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140199946A1 (en) Emergency response systems and methods
CN101558602A (zh) 网络设备定位和配置
JP2013258442A (ja) 緊急通報指令システム
JP6671228B2 (ja) 火災報知システム
JP6080199B2 (ja) 信号処理装置、受信信号処理システム及び受信信号処理方法
EP2875652B1 (en) Public address system and monitoring device for a public address system
JP5520637B2 (ja) 無線通信システム
JP5953276B2 (ja) 映像信号評価装置及び障害切り分けシステム
WO2013186823A1 (en) Public address system and control device for public address system
JP6290601B2 (ja) 無線通信システム
JP6258611B2 (ja) 警報システム
JP6051718B2 (ja) 無線放送システム及び無線放送方法
KR102062770B1 (ko) 마을 공지사항 안내용 디지털 무선 장치의 수신 확인 및 전파 음영 해소 방법
JP6199678B2 (ja) 無線通信システム
JP3465663B2 (ja) デジタル無線通信監視方式
KR101567802B1 (ko) 네트워크 기반 지능형 방송시스템
JP2007005981A (ja) 基地局試験用端末、プログラム及び基地局試験方法
KR100923577B1 (ko) 전력선을 이용한 방송 시스템
CN109789991B (zh) 电梯系统
GB2569765A (en) Method and device for monitoring at least one loudspeaker line
JP2005204454A (ja) 電源遠隔操作システム、電源制御装置及び電源遠隔操作方法
JP2007102637A (ja) 緊急通信用宅内装置
WO2018045588A1 (zh) 一种信息处理方法、装置及相关设备
JP3105331U (ja) 住民防犯・防火ネットワークシステム
JP2020091906A (ja) 火災報知システム