JP2013256519A - ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの使用 - Google Patents

ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2013256519A
JP2013256519A JP2013169853A JP2013169853A JP2013256519A JP 2013256519 A JP2013256519 A JP 2013256519A JP 2013169853 A JP2013169853 A JP 2013169853A JP 2013169853 A JP2013169853 A JP 2013169853A JP 2013256519 A JP2013256519 A JP 2013256519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ginsenoside
male
ppt
sperm
metabolites
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013169853A
Other languages
English (en)
Inventor
Juntian Zhang
ツァン、ジュンシャン
Shifeng Chu
チュ、シフェン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INST OF MATERIA MEDICA CHINESE ACADEMY OF MEDICALSCIENCES
Institute of Materia Medica of CAMS
Original Assignee
INST OF MATERIA MEDICA CHINESE ACADEMY OF MEDICALSCIENCES
Institute of Materia Medica of CAMS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INST OF MATERIA MEDICA CHINESE ACADEMY OF MEDICALSCIENCES, Institute of Materia Medica of CAMS filed Critical INST OF MATERIA MEDICA CHINESE ACADEMY OF MEDICALSCIENCES
Publication of JP2013256519A publication Critical patent/JP2013256519A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/7028Compounds having saccharide radicals attached to non-saccharide compounds by glycosidic linkages
    • A61K31/7034Compounds having saccharide radicals attached to non-saccharide compounds by glycosidic linkages attached to a carbocyclic compound, e.g. phloridzin
    • A61K31/704Compounds having saccharide radicals attached to non-saccharide compounds by glycosidic linkages attached to a carbocyclic compound, e.g. phloridzin attached to a condensed carbocyclic ring system, e.g. sennosides, thiocolchicosides, escin, daunorubicin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • A61P15/08Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives for gonadal disorders or for enhancing fertility, e.g. inducers of ovulation or of spermatogenesis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • A61P15/10Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives for impotence

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Gynecology & Obstetrics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pregnancy & Childbirth (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Abstract

【課題】雄哺乳類の性機能を改善するための、および精子形成効果を改善するための医薬組成物の提供。
【解決手段】ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される少なくとも1つの有効成分、および薬学上許容される賦形剤を含んでなる医薬組成物。前記医薬組成物を用いた薬剤及びヘルスケア製品。
【効果】雄哺乳類の血清中のテストロン含量増加させ、精子形成を促進させ精子の数及び/または精子の質の改善をし、雄の性行動頻度を増加させる。
【選択図】なし

Description

本発明は、雄哺乳類の性機能を改善するための薬剤およびヘルスケア製品を調製するための、精子形成効果を有する薬剤を調製するための、特に精子形成を促進し、そして精子の数および/または質を増加させるための薬剤およびヘルスケア製品を調製するための、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される有効成分の使用に関する。本発明はさらに、雄哺乳類の性機能を改善するための、および/または精子形成効果を提供するための、特に精子形成を促進し、そして精子の数および/または質を増加させるための医薬組成物およびヘルスケア製品であって、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される少なくとも1つの有効成分、および薬学上許容される賦形剤を含んでなる医薬組成物およびヘルスケア製品に関する。
統計によれば、世界中の適齢期のカップルのうち、不妊症の割合は約15%であり、不妊症の原因の約40%は夫の側によるものである。20世紀以降、男性の生殖能力は、環境汚染、社会病およびAIDSの拡大、過度の喫煙および薬物中毒、ホルモン薬剤の乱用などが原因で世界中で明らかに減少する傾向がある。
一方で、疫学研究では、USAにおける20歳を超える男性のうち、勃起機能障害の罹患率が18.4%であることが立証されている。2000年に行われた国勢調査統計によって算出した場合には、USAにおいてこの疾患に罹患している男性の数はおよそ1800万人程度となる。この疾患の罹患率は年齢と密接に関係しており、5.1%(20〜39歳の男性)から〜70.2%(70歳を超える男性)まで様々である。全体としては、男性の65.0%は、いつも、正常な勃起をし、性交を果たすことができ;男性の16.5%は、一般的な場合において、正常な勃起をすることができ;男性の12.3%は、時々、勃起をし、性交を果たすことができ;男性の6.2%は正常な勃起を全くしない。経口投与用のPDE5阻害剤として、シルデナフィルは、最大何百万人という、性機能障害に罹患している患者の疼痛を緩和しているが、それによってその後に起こる副作用はまた非常に重篤でもある。
もう一方で、報告されているように、1940年〜1990年に、成人の精液1ml中に含まれる精子の数は1.13x10から6.6x10まで減少し、精液の量は3.40mlから2.75mlまで減少している。1940年の状況と比較すると、世界中で男性の精子密度は50%低下し、すなわち、平均で1年に1%低下している。精子の数の減少に加え、活発な精子の割合および正常な形状の精子の割合も毎年減少している(それぞれ1年に0.6%および0.5%減少している)。精液の質の連続的な低下は、生殖能力や生殖機能の低下に直接つながり、そしてこれが徐々に明らかな社会問題となってきている。雄の不妊症の重大な原因の1つは、精子の質(精子の数および運動性)の低下であるため、精子の質を改善することができる薬剤を探し出すことが非常に重要である。しかしながら、現在まで、世界中で、正確な治療効果を有し、精子の数を増加させることができ、精子の活動度を改善することができる薬剤は依然としてない。
そのため、生殖医療分野では、雄哺乳類、特に男性の性機能を改善すること、精子の数を増加すること、そして精子の質を改善することが可能な薬剤を開発することは、長い間、まだ解決されていない難しい問題であった。 上述の問題を解決するために、本発明者らは、多くの調査に基づいて、植物由来のジンセノサイドRg1、特にその代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptは、男性の性機能を有効に改善することができ、精子形成を促進することができ、精子の数を増加させることができ、そして精子の質を改善することができることを発見した。
周知のように、ジンセノサイドは、朝鮮人参の主成分の1つである。現在のところ、朝鮮人参植物から少なくとも40種類のジンセノサイドモノマーが単離され、抽出されており、それらは化学構造の観点から次の3つのカテゴリーに一般的に分けられ得る:20s−プロトパンキサジオール(20s-Protopanxadiol)、20s−プロトパンキサトリオール(20s-Protopanxatriol)およびオレアノール酸。ジンセノサイドRg1は、20s−プロトパンキサトリオールのカテゴリーに属し、代謝後に、次の構造で表されるRh1および/またはPptに変わる:
Figure 2013256519
1つの態様では、本発明は、雄哺乳類の性機能を改善するための、ジンセノサイドRg1、特にその代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptから選択される有効成分の使用に関する。
本発明において、用語「雄哺乳類の性機能を改善すること」とは、雄の性行動の頻度を増加することおよび性行動の潜伏期を短縮することを示す。具体的には、雄哺乳類の性機能の改善の作用機構は、雄哺乳類の血清中のテストステロン含量を増加すること、および海綿体中のcGMP含量を増加することにある。
別の態様では、本発明は、精子形成効果を有する薬剤を調製するための、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される有効成分の使用に関する。本発明において、用語「精子形成」とは、精子形成を促進すること、精子の数を増加すること、および/または精子の質を改善することを含む。
本発明において、哺乳類は、好ましくはヒトである。
周知のように、綿実油中に含まれるゴシポールは毒物である。ゴシポールは、精巣組織の精子形成にダメージを与え、それによって、精子の数の減少、精子生存率の低下、および精子の活動度の低下をもたらす。本発明者らは、酢酸ゴシポールのip投与に成体マウスを用いることによって精子形成モデルを確立した。本発明者らは、マウスへのゴシポールの投与と同時に、ジンセノサイドRg1を異なる用量で胃管栄養法により投与することで、ゴシポールによる精子の質へのダメージを著しく軽減することができ、精子の数を大幅に増加させることができ、精子の生存率を高めることができ、精子の運動性を改善することができることを発見した。
本発明者らは、精子形成を促進するためのジンセノサイドRg1機構をさらに研究した。ゴシポールの精子にダメージを与える機能は、中後期における精子細胞の干渉変態および精母細胞の発達を主として含み、それによって、精子へのダメージおよび曲精細管の萎縮をもたらす。研究によって、ゴシポールによる精子へのダメージ効果は、ゴシポールにより精巣組織中に過剰の亜酸化窒素(NO)が発生することが主な原因であることが分かった。NOは、フリーラジカルとして、精子形成組織および精子細胞だけでなく間質細胞にもダメージを与え、それによってテストステロン(T)の生成および放出が減少する。本発明者らは、放射性免疫分析により精巣組織中の亜酸化窒素(NO)の含量、ならびに血清中のテストステロン(T)、黄体形成ホルモン(LH)および卵胞刺激ホルモン(FSH)の含量を分析した。分析の結果により、Rg1は精巣組織中の過剰のNOを著しく減少し、それによってNOによるダメージから精子を保護することができ、血液中のT含量を増加させることができることが立証された。その一方で、Rg1は血液中のLHおよびFSHの含量に影響を及ぼすに至らなかった(P>0.05)。
ジンセノサイドRg1の代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptについてのさらなる研究後に、本発明者らは、驚くべきことに、これらの代謝産物自体も、独立に、雄哺乳類の性機能および精子形成を改善する効果を有することを見つけた。
別の態様では、本発明は、雄哺乳類の性機能および/または精子形成を改善するための方法であって、被験体に、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される少なくとも1つの有効成分の治療上有効な量を投与することを含む方法に関する。
本明細書において用いる用語「治療上有効な量」とは、被験体の疾患または障害の性質および重篤度に応じてある特定の被験体に投与したときに、所望の治療効果、例えば、標的疾患または障害の治癒、予防、抑制あるいは少なくとも部分的な抑制または部分的な予防、をもたらすことができる量を指す。
本発明における化合物の治療上有効な用量は、例えば、細胞培養試験および動物実験、から得られたデータによって決定され、ヒトおよび他の哺乳類に有用な用量範囲の準備に用いることができる。前記化合物の用量は、好ましくは、毒性が最小限であるかまたは全く毒性がなく、全身血漿濃度または他の体液濃度におけるED50を含む範囲内である。前記用量はこの範囲内で変動し得、用いる投与形および投与経路によって決まる。本発明におけるあらゆる化合物に関し、その治療上有効な用量は、最初に動物実験によって予測してよい。前記用量は、動物モデルにおいて、全身血漿濃度におけるIC50(すなわち最大阻害濃度の50%に達する試験化合物の濃度)を含む試験範囲が得られるように設計してよい。この情報を利用して、ヒトおよび他の哺乳類に用いられる用量をより正確に決定することができる。化合物の血漿レベルは、例えば、高速液体クロマトグラフィーによって決定することができる。
薬学上許容されるビヒクルと組み合わせて単回投与形を作ることができる前記化合物の量は、治療中の被験体および具体的な投与様式によって異なる。当業者には明らかであるように、複数の個別用量を投与することによって治療上有効な量とし得るため、各投与形の個別用量に含まれる化合物の単位量が治療上有効な量である必要はない。当業者によって決定されるように、前記用量の選択は、用いる投与形、治療する疾患および達成すべき具体的な目的による。
さらに別の態様では、本発明は、雄哺乳類の性機能を改善するための、および/または精子形成効果を提供するための医薬組成物であって、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される少なくとも1つの有効成分の治療上有効な量、さらに所望により、薬学上許容される賦形剤を含んでなる医薬組成物に関する。
本発明において、記載「雄哺乳類の性機能を改善すること」とは、雄の性行動の頻度を増加することおよび性行動の潜伏期を短縮することを指す。具体的には、雄哺乳類の性機能の改善の作用機構は、雄哺乳類の血清中のテストステロン含量を増加すること、および海綿体中のcGMP含量を増加することにある。
さらに別の態様では、本発明は、雄哺乳類の性機能および/または精子形成を改善するための方法であって、被験体に、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される少なくとも1つの有効成分の治療上有効な量を投与することを含む方法に関する。本発明において、用語「精子形成効果」とは、精子形成を促進すること、精子の数を増加すること、および/または精子の質を改善することを含む。
実施例1
マウスの性機能改善に対するジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの効果
1.1.1 材料と方法
1.1.1.1 試験動物
Laboratory Animal Center of Chinese Academy of Medical Sciencesから購入したKunming雄マウス(10週齢、体重32〜36g)、Kunming雌マウス(10週齢、体重(weight body)30〜34g)(証明書番号SCXK (Jing)2005−0004)を、明所および暗所の清浄グレードの動物小屋に交互に入れ(12時間:12時間)、水および食物は自由に摂取させた。試験は、マウスを動物小屋で環境に5日間適応させた後に開始した。環境への適応期間中、雄マウスと雌マウスは互いに分離した。
1.1.1.2 発情期の雌マウスの準備
性機能における雄マウスの変化を正確に反映するように、我々は発情期の雌マウスを、卵巣を摘出し外部ホルモンを適用することによりそれらを誘発することによって準備した。抱水クロラールで麻酔した後、雌マウスを、背側アプローチにより両側卵巣を摘出するステップ、残留卵管末端を連結するステップ、および皮膚を縫合するステップ、続いて1週間回復するステップに供した。
ホルモンの適用による誘発は、文献を参照することによって行い(Masayoshi Nomura, et al, Physiology & Behavior 91 (2007) 223-228)、使用の48時間前に安息香酸エストラジオール(1マウス当たり30μg)を皮下注射するステップ、および使用の4時間前にプロゲステロン(1マウス当たり500μg)を皮下注射するステップを含み、それによって発情期の雌マウスを得た。
1.1.1.3 雄マウスの選択
発情期の雌マウスを、雄マウスを入れた交配ボックスの内部に、雄マウスに対して2:1の割合で入れた。それらのマウスを連続5日間、1日12分訓練した。雄マウスの交尾反応が安定してきたら、各群のマウスの馬乗りになっている時間が実質的に同じであることを考慮してマウスを群に分け、比較的弱い反応を示すマウスおよび無反応であるマウスは処分した。
1.1.1.4 性行動学試験
暗所において、雄マウスの飼育ケージ内で行動学試験を行った。発情期の雌マウスと雄マウスを2:1の割合で同じボックス内部に12分間閉じ込め、その間に、雄マウスの馬乗りになっている時間と交尾頻度を観察した。
1.1.2 統計分析
総ての値を、平均値と標準誤差(M±SEM)を用いることによって表し、用いた解析法は一元配置分散分析(ANOVA)であり、統計結果は二重星法、すなわち、<0.05、**<0.01によって表した。
1.1.3 結果
1.1.3.1 マウスの馬乗りになっている時間に対するジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの影響
表1から分かるように、投与後16日目または18日目に、ジンセノサイドRg1ならびにその代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptは、対照群と比較して、総てがマウスの馬乗りになっている時間を著しく延長することができ、3つのRg1、Rh1およびPptでは統計的な差はなかった。対照群に対してP<0.05。
表1 マウスの馬乗りになっている時間に対するジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの影響(分)(n=7〜8)
Figure 2013256519
1.1.3.2 マウスの交尾頻度に対するジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの影響
表2から分かるように、投与後18日目に、ジンセノサイドRg1ならびにその代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptは総てマウスの交尾頻度を著しく増加させることができ、3つのRg1、Rh1およびPptでは統計的な差はなかった。対照群に対してP<0.05。
表2 マウスの交尾頻度に対するジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの影響(n=7〜8)
Figure 2013256519
1.1.3.3 マウスの血清中のテストステロン含量に対するジンセノサイドRg1の影響
ジンセノサイドRg1の20日間の経口投与後に、雄マウスの血清中のテストステロン含量を放射性免疫分析により分析した。これらの結果より、ジンセノサイドRg1(10mg/kg)は血清中のテストステロン含量を著しく増加させることができることが立証された。N=6〜8。対照群に対してP<0.05(これらの結果は表3に示した)。
表3 マウスの血清中のテストステロン含量に対するジンセノサイドRg1の影響
Figure 2013256519
上述の結果に反映される動物行動学的指数から分かるように、ジンセノサイドRg1ならびにその代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptは総てマウスの性行動学を著しく改善し、マウスの性行為を増加させることができた。研究により、短期投与でも長期投与でも動物の血清中のテストステロン含量を増加させることができるということも分かった。
テストステロンは、陰茎の勃起および性行動に関して重要な役割を果たす。陰茎の勃起は、中性神経系により放出される興奮性シグナルの刺激と末梢の神経伝達物質のプール放出との相互作用による。この相互作用の実現にテストステロンが触媒している。ジンセノサイドRg1ならびにその代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptがマウスの血清中のテストステロン含量を著しく増加させることができるということがそれらのマウス性機能改善機構の1つである。
1.2.1 Newland whiteウサギの海綿体中のNO放出およびcGMP含量に対するジンセノサイドRg1の影響(表4に示すとおりである)
表4 Newland whiteウサギの海綿体中のNO放出およびcGMP含量に対する異なる濃度のジンセノサイドRg1の影響
Figure 2013256519
表4に示されるように、ジンセノサイドRg1は、ウサギの海綿体中のNO放出を用量依存的に増加させることができた。ジンセノサイドRg1(5mg/kg、10mg/kg)群は、対照群と比較して、NO放出を大幅に増加させることができ、2群間には有意差があった。ジンセノサイドRg1(10mg/kg)は、対照群と比較して、海綿体中のcGMP含量を著しく増加させることができた。対照群に対してP<0.05。
ジンセノサイドRg1は、NO放出を増加させることができただけでなく、海綿体中のcGMP含量も増加させることができ、それによって陰茎の勃起が起こった。cGMP含量を増加させるジンセノサイドRg1の機構をさらに解明するために、我々はニトロプルシドナトリウム(NO供与体)とジンセノサイドRg1との相互作用下でcGMP含量を分析し、ニトロプルシドナトリウムを同一用量で投与した場合でも、ジンセノサイドRg1群はなお、対照群より高いcGMP含量をもたらすことが観察された。ジンセノサイドRg1はPDE5によるcGMPの分解を阻止することができることが示唆された。この点を立証するために、本発明者らはPDE5に対するジンセノサイドRg1の阻害効果を研究した。
1.2.2 PDE5に対するジンセノサイドRg1の阻害効果
表5 PDE5に対するジンセノサイドRg1の阻害効果
Figure 2013256519
cGMP含量を、放射性免疫自動記録技術を用いることにより分析した。これらの分析結果により、ジンセノサイドRg1はcGMPの分解を遮断することができることが立証された。海綿体中のcGMP含量の増加は、PDE5に対するジンセノサイドRg1の阻害効果によってまさに起こった。ジンセノサイドRg1とシルデナフィルでは、PDE5に対する阻害効果に関して、有意差はなかった。
男性性機能改善に対するジンセノサイドRg1の効果は、数人のボランティア(30〜50歳の健康な男性)で研究した。これらの結果により、ジンセノサイドRg1(100〜200mg/d)の投与後5日目にボランティアが性行為の大幅な改善と、より頻度か高い陰茎の勃起を示すことが立証された。さらに、ドライマウスを除き、大きな副作用は起こらなかった。
実施例2
精子形成に対するジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの効果
2.1.1 材料と方法
2.1.1.1 薬剤の調製
ジンセノサイドRg1ならびにその代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptを、それぞれ、再蒸留水に溶かし、4℃の環境で保存した。ゴシポールを、Laboratory of Synthesis, Institute of Materia Medica, Chinese Academy of Medical Sciencesより準備し、精製食用油に溶かし、4℃の環境で暗所で保存した。
2.1.1.2 動物
Laboratory Animal Center of Chinese Academy of Medical Sciences から購入した成体Wistar雄マウス、体重180〜200g(証明書番号SCXK(京)2005−0013)。
2.1.1.3 主な器械
Beijing Spaceflight Ruiqi Science and Technology Co., Ltd.によって開発された、Peking Union Medical College Hospitalによって提供されるコンピュータを用いた精子評価(CASA)。
2.1.1.4 精子形成モデルの確立
マウスに50mg/kgゴシポールを、隔日に1回、2週間経口投与し、それによって、精子形成モデルを確立した。
2.1.1.5 動物の群分けおよび投与計画
5日間の環境適応後に、動物を無作為に次の8群に分けた:
対照群:食用油の隔日経口投与。
モデル群:50mg/kgゴシポールの隔日経口投与。
ジンセノサイドRg1群
低用量群:50mg/kgゴシポールの隔日投与、および5mg/kgジンセノサイドRg1の毎日投与。
高用量群:50mg/kgゴシポールの隔日投与、および10mg/kgジンセノサイドRg1の毎日投与。
代謝産物Rh1群
低用量群:50mg/kgゴシポールの隔日投与、および5mg/kg代謝産物Rh1の毎日投与。
高用量群;50mg/kgゴシポールの隔日投与、および10mg/kg代謝産物Rh1の毎日投与。
代謝産物Ppt群
低用量群:50mg/kgゴシポールの隔日投与、および5mg/kg代謝産物Pptの毎日投与。
高用量群:50mg/kgゴシポールの隔日投与、および10mg/kg代謝産物Pptの毎日投与。
14日目に、これらのマウスに麻酔をかけ、固定した。精巣上体尾から精子を採取し、3ml生理食塩水に溶かし、37℃で5分間インキュベートした。その後、コンピュータを用いた精子評価(CASA)により精子の量を分析した。
2.1.2 統計分析
これらの分析結果をX(エックスバー)±sとして表し;統計分析をt−検定により行い、それによって、様々な群間を比較し、P<0.05を有意差の指標とした。
2.1.3 試験結果
2.1.3.1 マウス精巣上体尾中の精子数に対するジンセノサイドRg1ならびにその代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptの影響(表6に示すとおりである)
表6 マウス精巣上体尾中の精子数に対するジンセノサイドRg1ならびにその代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptの影響
Figure 2013256519
表6の結果により、ジンセノサイドRg1ならびにその代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptは総てゴシポールによって起こる精子の質の低下を改善することができ、投与群とモデル群間に有意差があることが立証された。モデル群に対してP<0.05、モデル群に対して**P<0.01、対照群に対して#P<0.05、対照群に対して##P<0.01。
(添付:精子の運動性を分類するためのWHO基準:Aグレード−速く前進する精子;Bグレード−ゆっくりまたは鈍く前進する精子;Cグレード−前進しない精子;Dグレード−静止した精子)。
2.1.3.4 マウスの精巣組織中のNO含量に対するジンセノサイドRg1の影響
分析を、Nanjingにおいて確立されたNOキットを用いることによって行い、これらの結果を表7に示した。
表7 マウスの精巣組織中のNO含量に対するジンセノサイドRg1の影響
Figure 2013256519
表7に示されるように、モデル群のマウス精巣中のNO含量は、対照群におけるマウス精巣中のNO含量と比較して、大幅に増加した(P<0.05)。低用量群と高用量群との間には差はなかった。高用量群のマウス精巣中のNO含量が大幅に減少したことが示され、従って、ジンセノサイドRg1は精巣中のNO含量を下げることができ、それに応じて精子を保護することができた。値は平均値±SDとして表した。モデル群に対して**P<0.01、n=10。
2.1.3.5 マウス血清中のホルモン(T、FSH、およびLH)含量に対するジンセノサイドRg1の影響
この分析を放射性免疫分析によって行い、China North Institute of Biological Technology(中国北方生物技術研究所)から購入したキットを用いた。これらの結果を表8に示した。
表8 マウス血清中のホルモン含量に対するジンセノサイドRg1の影響
Figure 2013256519
上述の結果により、モデル群のマウス血清中のテストステロン含量は、対照群のマウス血清中のテストステロン含量と比較して、大幅に減少している:ことが立証された。ジンセノサイドRg1(5mg/kg、10mg/kg)の投与により、マウス血清中のテストステロン含量を大幅に増加させることができた。FSHおよびLHの含量は様々な群間で有意差はなかった(P>0.05)、これにより、ジンセノサイドRg1は、神経内分泌経路によって作用するのではなくむしろモデルの精巣組織に直接作用することが示唆された。モデル群に対してP<0.05、モデル群に対して**P<0.01、n=10。
実施例3
ジンセノサイドRg1についての老齢マウスにおける精子の質低下の改善効果
次の試験により、ジンセノサイドRg1が、老齢マウスにおいて精子の質低下を改善する効果を有することを立証した。この分析では、12ヶ月齢のKunmingマウスを用いた。ジンセノサイドRg1を、5mg/kgの用量で、毎日1回、2週間経口投与した。精子の質もやはりCASAにより決定し、これらの結果を表9に示した。
表9 ジンセノサイドRg1についての老齢マウスにおける精子の質低下の改善効果
Figure 2013256519
上述の結果により、老齢マウス群の精子数は、老齢マウス+ジンセノサイドRg1の精子数と比較して、大幅に減少している:ことが立証された。しかしながら、これらの2群では、運動性精子の割合およびA+Bグレードの割合に関して差はなかった。ジンセノサイドRg1は老齢マウスにおける精子形成を改善することができることが示唆された。値は平均値±SDとして表した。老齢マウス群に対して**P<0.01、n=4。
実施例4
ジンセノサイドRg1についてのマウスにおける低温ストレス条件での精子の質低下の改善効果
次の試験により、ジンセノサイドRg1が、マウスにおいて、低温ストレスによって生じる精子の質低下を改善することができることを立証した。この分析では、Kunming(昆明)マウスを用いて、ストレスモデルを確立した。これらのマウスを4℃の環境に毎日8時間入れ、各マウスを単一ケージに、絶食させ水も与えず、14日間入れ、それによって、低温ストレスモデルを確立した。ジンセノサイドRg1を、2種類の異なる用量、すなわち5mg/kgおよび10mg/kg投与した。毎日、低温環境に曝す1時間前にマウスに前記薬物を経口摂取させた。14日後、精子の質をCASAにより決定し、これらの結果を表10に示した。
表10 ジンセノサイドRg1についてのマウスにおける低温ストレスによる精子の質低下の改善効果
Figure 2013256519
上述の結果により、繰り返し低温ストレスが加わることで精子の運動性が低下し得、5mg/kgのジンセノサイドRg1により、精子の質を改善することができ、運動性精子の数を増加させることができ、そして死滅精子を減少させることができることが立証された。
上述の実施例により、精子形成の過程は、視床下部−下垂体−精巣によって分泌されるホルモンによって主として調節されることが立証された。ホルモン以外の因子では、酸化窒素(NO)が精子形成および受精能獲得に影響を及ぼす重要な物質の1つとなり、精子形成に関して二重調節機能を担う、すなわち、低濃度のNOは精子形成および受精能獲得を刺激し、そして精子の運動性を増加させることができ;一方、高濃度のNOは精子形成および精子の運動性を抑制することができた。この検討により、ジンセノサイドRg1は、ゴシポールによるNOの過剰発生を減少させることができ、それによって、ゴシポールにより誘発される精子の質低下を改善することが確認された。加えて、ジンセノサイドRg1は、老齢およびストレスが原因の精子の質低下を大幅に改善することができた。

Claims (10)

  1. 雄哺乳類の性機能を改善するための薬剤およびヘルスケア製品を調製するための、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される有効成分の使用。
  2. 前記雄哺乳類の性機能改善が、雄動物の性行動の頻度を増加することおよび/または性行動の潜伏期を短縮することを示す、請求項1に記載の使用。
  3. 雄哺乳類の血清中のテストステロン含量を増加させ、そして海綿体中のcGMP含量を増加させるための薬剤およびヘルスケア製品を調製するための、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される有効成分の使用。
  4. 精子形成効果を提供するための薬剤およびヘルスケア製品を調製するための、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される有効成分の使用。
  5. 前記精子形成効果が、精子形成を促進すること、精子の数を増加すること、および/または精子の質を改善することを含む、請求項4に記載の使用。
  6. インポテンス、男性不妊症を治療するための、および男性の精子の数および質の低下を改善するための、薬剤およびヘルスケア製品を調製するための、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される有効成分の使用。
  7. 雄哺乳類の性機能を改善するための、および/または精子形成効果を提供するための医薬組成物であって、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される少なくとも1つの有効成分の治療上有効な量、さらに所望により薬学上許容される賦形剤を含んでなる、医薬組成物。
  8. 雄哺乳類の性機能および/または精子形成を改善するための方法であって、被験体に、ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1およびPptから選択される少なくとも1つの有効成分の治療上有効な量を投与することを含む、方法。
  9. 前記雄哺乳類の性機能改善が、雄の性行動の頻度を増加することおよび/または性行動の潜伏期を短縮することを示す、請求項8に記載の方法。
  10. 前記精子形成が、精子形成を促進すること、精子の数を増加すること、および/または精子の質を改善することを含む、請求項8に記載の方法。
JP2013169853A 2007-03-12 2013-08-19 ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの使用 Pending JP2013256519A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN200710064326.0 2007-03-12
CN2007100643260A CN101264096B (zh) 2007-03-12 2007-03-12 人参皂苷Rg1在制备生精产品中的应用

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009552987A Division JP2010520894A (ja) 2007-03-12 2007-12-25 ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの使用

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013256519A true JP2013256519A (ja) 2013-12-26

Family

ID=39758990

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009552987A Pending JP2010520894A (ja) 2007-03-12 2007-12-25 ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの使用
JP2013169853A Pending JP2013256519A (ja) 2007-03-12 2013-08-19 ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの使用

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009552987A Pending JP2010520894A (ja) 2007-03-12 2007-12-25 ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの使用

Country Status (10)

Country Link
US (1) US8765695B2 (ja)
EP (1) EP2133082B8 (ja)
JP (2) JP2010520894A (ja)
CN (1) CN101264096B (ja)
CA (1) CA2680560C (ja)
DK (1) DK2133082T3 (ja)
ES (1) ES2496165T3 (ja)
PL (1) PL2133082T3 (ja)
PT (1) PT2133082E (ja)
WO (1) WO2008110050A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112772630A (zh) * 2020-12-30 2021-05-11 西南大学 一种施氏鲟精子低温保存稀释液及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117643592B (zh) * 2023-11-27 2024-05-28 四川花度蜜美医学研究院 人参皂苷20(R)-25-OH-Rg2促进卵巢修复的用途

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000513749A (ja) * 1997-06-04 2000-10-17 ボード オブ スーパーバイザーズ オブ ルイジアナ ステイト ユニバーシティー アンド アグリカルチュラル アンド メカニカル カレッジ Fsh放出ホルモン
JP2005515974A (ja) * 2001-10-22 2005-06-02 アプライド リサーチ システムズ エーアールエス ホールディング ナームロゼ フェンノートシャップ 卵胞形成のためのゴナドドロピン
CN1795868A (zh) * 2004-12-23 2006-07-05 中国科学院大连化学物理研究所 具有抗衰老活性的药物
WO2007003640A1 (en) * 2005-07-05 2007-01-11 Ares Trading S.A. Serum-free culture medium for the production of recombinant gonadotropins

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1354944B1 (en) * 2000-12-29 2008-11-19 Fengxie Jin Ginsenoside glycosidase which hydrolyzes ginsenoside glycosyl and the use thereof
US6444237B1 (en) * 2001-09-13 2002-09-03 Pamela A. Heleen Herbal composition for enhancing sexual response
DE10158281A1 (de) * 2001-11-19 2003-05-28 Mediwirk Gmbh Pharmazeutisches Präparat
CN1191071C (zh) * 2002-12-28 2005-03-02 杨淑玲 人参皂苷单体配伍提高性功能的产品
KR100731620B1 (ko) * 2004-05-12 2007-06-22 주식회사 비티진 발기부전 치료를 위한 진세노사이드 조성물
KR20060000488A (ko) 2004-06-29 2006-01-06 홍림통산(주) 인삼 또는 홍삼 추출물, 그의 유산균 발효물 및 그의장내세균 발효물로 이루어진 군으로부터 선택된 1종이상의 인삼 추출물 소양증 예방 및 치료제 조성물
CN102000098B (zh) * 2004-08-11 2015-08-12 中国医学科学院药物研究所 人参皂甙Rg1的用途

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000513749A (ja) * 1997-06-04 2000-10-17 ボード オブ スーパーバイザーズ オブ ルイジアナ ステイト ユニバーシティー アンド アグリカルチュラル アンド メカニカル カレッジ Fsh放出ホルモン
JP2005515974A (ja) * 2001-10-22 2005-06-02 アプライド リサーチ システムズ エーアールエス ホールディング ナームロゼ フェンノートシャップ 卵胞形成のためのゴナドドロピン
CN1795868A (zh) * 2004-12-23 2006-07-05 中国科学院大连化学物理研究所 具有抗衰老活性的药物
WO2007003640A1 (en) * 2005-07-05 2007-01-11 Ares Trading S.A. Serum-free culture medium for the production of recombinant gonadotropins

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ARCH. PHARM. RES., vol. 29, no. 9, JPN6012056277, 2006, pages 800 - 807, ISSN: 0002882320 *
J. NORMAN BETHUNE UNIV. MED. SCI., vol. 14, no. 4, JPN6014035430, 1988, pages 293 - 295, ISSN: 0002882321 *
STEROIDS, vol. 34, no. 2, JPN6014035427, 1979, pages 151 - 162, ISSN: 0002882322 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112772630A (zh) * 2020-12-30 2021-05-11 西南大学 一种施氏鲟精子低温保存稀释液及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2133082A1 (en) 2009-12-16
CA2680560C (en) 2015-11-24
CA2680560A1 (en) 2008-09-18
EP2133082B8 (en) 2014-07-16
EP2133082B1 (en) 2014-06-11
US8765695B2 (en) 2014-07-01
PL2133082T3 (pl) 2014-11-28
CN101264096B (zh) 2011-11-09
PT2133082E (pt) 2014-09-04
WO2008110050A1 (fr) 2008-09-18
US20110034403A1 (en) 2011-02-10
ES2496165T3 (es) 2014-09-18
EP2133082A4 (en) 2010-03-24
CN101264096A (zh) 2008-09-17
DK2133082T3 (da) 2014-08-25
JP2010520894A (ja) 2010-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Khouri et al. Antiandrogenic activity of Ruta graveolens L in male Albino rats with emphasis on sexual and aggressive behavior
Wu An overview of the clinical pharmacology and therapeutic potential of gossypol as a male contraceptive agent and in gynaecological disease
TW200831107A (en) Methods of hormonal treatment utilizing ascending-dose extended cycle regimens
HUE033590T2 (hu) Esztetrol alkalmazása sürgõsségi fogamzásgátlóként
BR112016010875B1 (pt) Composição útil para a promoção da fertilidade feminina
WO2006002096A2 (en) Low doses of l-citrulline for treating diseases
WO2008148303A1 (fr) Composition destinée à traiter le syndrome de la dystonie végétative, préparation pharmaceutique de ladite composition et application de celle-ci
Collu et al. Endocrine effects of chronic administration of psychoactive drugs to prepuberal male rats. I: Δ9-tetrahydrocannabinol
DE69835288T2 (de) Kombinationstherapie zur modulation der humanen sexualreaktion
Teal et al. Contraception for women with chronic medical conditions
KR100686950B1 (ko) 남성 생식 기능 개선용 조성물
WO2001022961A1 (fr) Nouvelle application de modafinil et de son enantiomere d/l
US9675638B2 (en) Use of tungsten (VI) salts for the treatment of female infertility in non-diabetic mammals
JP2013256519A (ja) ジンセノサイドRg1、その代謝産物であるジンセノサイドRh1および/またはPptの使用
Mogheiseh et al. Comparing the Vitex-castus extract and cabergoline effects on estrous induction in female dogs
CN104524568B (zh) 一种治疗肥胖症的药物组合物及其应用
Hong et al. The inhibitory effect of gossypol on human sperm motility: relationship with time, temperature and concentration
US20150031775A1 (en) Composition and method for affecting male and female hormone levels
WO2012018742A2 (en) Dextromethorphan antitussive compositions
EP2253228B1 (en) Composition for controlling and improving female and male gametogenesis
Robson et al. The maintenance of pregnancy during the pre-implantation period in mice treated with phenelzine derivatives
RU2519226C1 (ru) Средство для профилактики и лечения андрологических заболеваний и способ его получения
Khan et al. Evidence based approach to Unani contraceptives: a review
WO2016205539A1 (en) Non-hormonal male contraceptive agents and methods using same
Paulpriya et al. ANTIFERTILITY ACTIVITY OF ETHANOL EXTRACT OF Asystasia travancorica Bedd.(ACANTHACEAE) AND Sonerila tinnevelliensis Fischer (MELASTOMATACEAE)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130918

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140822

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141121

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141222

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150515