JP2013256307A - 微粒子の充填方法および充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装袋に落下供給した微粒子が舞い上がらない、微粒子の充填方法および充填装置を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る充填方法は、センターシール部をシールした筒状の長尺の包材Pを用いて、或る分包袋8となる位置にて、当該或る分包袋の底の部分となる箇所Bをシールしつつ、当該或る分包袋8にその外側から冷却エアーを当てて冷却している間に、当該或る分包袋8に活性炭微粒子を落下投入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、微粒子の充填方法および充填装置に関し、より詳細には、包装機を用いた分包処理に採用することができる微粒子の充填方法および充填装置に関する。
長尺の包材をフォーマーにより筒状に曲成し、重ね合った縦の縁同士を縦シール部材により溶着し、次いで、天の部分と底の部分を横シール部材により封止しつつ内部に被包装物を充填してゆく型式の包装機が、食品や医薬品などを個々に包装する製造ラインにおいて使用されている。
図13は、この型式の包装機による包装の手順が示された概略図である。図13に示す包装機は、垂直に立設した物品充填パイプ110の上部にフォーマー112が配設され、原反ロール114から合成樹脂製の包材用ウェブ116を繰出しローラー118によりフォーマー112に向けて間欠的に供給し、包材用ウェブ116をフォーマー112により筒状の袋体120に成形した後、充填パイプ110の表面に沿って所定長だけ下方に間欠移送するようになっている。そして、袋体120の縦方向に重なり合う長手方向の両端縁部をセンターシール装置122によって縦シールするとともに、充填パイプ110を介して被包装物Wを上方から袋体120中に落下供給し、次いでエンドシール装置124によって横シールおよびナイフ切断を行うことによって、被包装物Wの充填された包装物126が得られる。
また、上記のような包装機においては、ナイフ切断動作の前には、切断される包装袋の切り離し部分(横シール部分の中央付近)を冷却する必要がある。これは、ヒートシール直後の温まった状態の包装袋をそのままカットすると、溶着した包装フィルムのポリエチレンが柔らかい状態になっているため、このままではきれいに切り離すことができず、細かな切り残しが発生して切れ味悪化、仕上げ悪化となってしまうからである。このような横シール部分の中央付近を冷却する機構を備えた包装機は、特許文献1〜3などに開示されている。例えば、図14は、特許文献3に開示されている縦型多列自動包装機の側面図である。この縦型多列自動包装機201は、縦シール装置205の縦ヒートシーラによって各包装フィルムF’の開放両端同士を挟み込んで縦シールして、各包装フィルムF’を略円筒形状にシール成形する。更に、この略円筒形状の包装フィルムF’に対して横シール装置206で横シールした後、充填パイプ204を通して各包装フィルムF’の内部に被包装物を投入し、同時に横シール装置206により挟持したまま1包装袋分下方に移動させて包装フィルムF’の引き出しを行うと共にこの横シール装置206を上方に復帰作動させて再度横シールを行うことによって、スティック包装袋を多列式にシール成形するものである。そして、上記の動作を連続して繰り返し行い、且つ冷却機構207を用いて各横シールの中央付近を冷やした後、カッター装置208で上下に切断する。なお、図14の202はホッパー、203は計量供給盤であり、211は計量供給盤203を駆動するモータである。
特開昭61−69524号公報(1986年4月10日公開) 特開2002−249111号公報(2002年9月3日公開) 特開2007−191169号公報(2007年8月2日公開)
上述のような型式の包装機を用いて微粒子の分包を行う製造ラインに従事している本願発明者らは、底の部分をシールした状態の包装袋に微粒子を落下供給すると、落下直後に微粒子の一部が包装袋の内部で舞い上がってしまい底の部分に溜まらない現象があることに着目した。これは、各包装袋の底の部分側半分に微粒子を蓄積させ、且つ、天の部分側半分は真空にする形態の分包を製造する本願発明者らにとって解決すべき事態であった。そこで、鋭意検討の結果、底の部分をシールした状態の包装袋に落下供給した微粒子が舞い上がらない条件を見出し、本願発明を完成するに至った。
本発明は上記の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、底の部分をシールした状態の包装袋に落下供給した微粒子が舞い上がらない、微粒子の充填方法および充填装置を提供することにある。
すなわち、本発明に係る微粒子の充填方法は、上記の課題を解決するために、
長尺の包材の縦の縁同士を縦シール部材により溶着して縦シールを形成し、次いで、当該縦シールが形成されて筒状になった長尺の包材を当該長尺の包材の幅方向に沿って横シール部材により封止して横シールを形成しつつ微粒子を充填する、微粒子の充填方法であって、
微粒子の充填後に、長尺の包材を上記横シールにおいて切断する切断工程と、
微粒子が充填されている部分の包材が冷却された状態にあるように、上記切断工程が行われる位置よりも上流の上記長尺の包材の少なくとも一部分の領域を冷却する冷却工程と、を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、微粒子が充填されている部分の包材が冷却された状態にあるように、上記切断工程が行われる位置よりも上流の上記長尺の包材の少なくとも一部分の領域を冷却する。これにより、充填された微粒子が舞い上がることを防ぐことができる。
なお、本願明細書における「冷却」とは、特段の事情がない限り、冷却しない場合に比べて冷却対象物の温度が低くなることをいう。
なお、上記「微粒子が充填されている部分の包材が冷却された状態」を実現するためには、長尺の包材における切断工程が行われる位置よりも上流の領域であれば、冷却は任意のタイミングでよい。すなわち、微粒子が充填される前に冷却してもよく、微粒子が充填されている最中に冷却してもよく、微粒子が充填された後に冷却してもよい。
また、「切断工程が行われる位置よりも上流」とは、微粒子が充填される箇所、および、縦シール部材が長尺の包材を縦シールが形成する箇所が含まれる。なお、切断工程が行われる位置よりも下流には、微粒子が充填されて且つ長尺の包材が切断工程によって切断された分包品が存在する。
また、本発明に係る微粒子の充填方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記冷却工程では、上記横シールが形成されない領域のうちの少なくとも一部分の領域を冷却することを特徴としている。
上記の構成によれば、上記横シールが形成されない領域、つまり、隣り合う横シール同士の間を冷却する。上記横シールが形成される箇所の間とは、微粒子が充填される領域であるので、ここを冷却することにより、充填した際の微粒子の舞い上がりを効果的に防ぐことができる。
また、本発明に係る微粒子の充填方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記冷却工程では、或る時点において、上記長尺の包材における、上記縦シール部材が接触している箇所から、上記横シール部材が接触している箇所までの間の少なくとも一部分の領域を冷却することが好ましい。
上記の構成によれば、長尺の包材における微粒子が充填されている最中の領域に近い領域を冷却するので、充填された微粒子の舞い上がりを効果的に防ぐことができる。
また、本発明に係る微粒子の充填方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記微粒子は、上記横シール部材によって形成される上記横シールを底部として当該底部よりも上流に所定量蓄積される構成となっており、
上記冷却工程では、上記長尺の包材における微粒子が充填されている最中の部分の、上記所定量蓄積されることによって得られる蓄積部分の最上位となる位置、あるいは、当該位置よりも上流の位置を冷却することが好ましい。
上記の構成によれば、微粒子が充填されている最中の領域を冷却するので、充填した際の微粒子の舞い上がりを防ぐことができる。
また、本発明に係る微粒子の充填方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記冷却工程では、エアーを用いて冷却することが好ましい。
上記の構成によれば、冷却構造物を包材に接触させて包材を冷却する場合に比べて、接触による摩擦熱が発生することがないので効果的な冷却が可能である。
また、本発明に係る微粒子の充填方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記長尺の包材として、上記微粒子に接触する側の表面に静電気防止加工が施されている包材を用いることができる。
また、本発明に係る微粒子の充填方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
充填される上記微粒子は、直径0.3mm〜0.5mmの球状活性炭であることが好ましい。
上記の構成によれば、舞い上がりを防いで所望の充填箇所に充填することができるものが球状活性炭であるので、各分包内を真空にした場合に、所望の充填箇所に球状活性炭堆積物を留めておくことができる。
また、本発明に係る微粒子の充填装置は、上記の課題を解決するために、
長尺の包材の縦の縁同士を溶着して縦シールを形成する縦シール部材と、
上記縦シールが形成されて筒状になった長尺の包材を当該長尺の包材の幅方向に沿って封止して横シールを形成する横シール部材と、
上記横シール部材により横シールが形成された箇所よりも上流側に微粒子を充填する充填手段と、
微粒子の充填後に、長尺の包材を上記横シールにて切断する切断手段と、
を備えている、微粒子の充填装置であって、
微粒子が充填されている部分の包材が冷却された状態にあるように、上記切断手段の配設位置よりも上流の上記長尺の包材の少なくとも一部分の領域を冷却する冷却手段を更に備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、微粒子が充填されている部分の包材が冷えた状態にあるように、上記切断工程が行われる位置よりも上流の上記長尺の包材の少なくとも一部分の領域を冷却する。これにより、充填された微粒子が舞い上がることを防ぐことができる。
本発明は、底の部分をシールした状態の包装袋に落下供給した微粒子が舞い上がらない、微粒子の充填方法および充填装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る充填装置の構成を示す図である。 図1に示す充填装置において本発明の特徴点を示した部分拡大図である。 図1に示す充填装置の詳細な構成を示す図である。 図3に示すセクションAの詳細を示す図である。 図3に示すセクションBの詳細を示す図である。 図3に示すセクションCの詳細を示す図である。 図3に示すセクションCの詳細を示す図である。 図3に示すセクションDの詳細を示す図である。 本発明の一実施形態に係る充填装置によって充填される分包袋の形態を模式的に示す図である。 冷却工程を行わない比較構成における問題点を示した図である。 図3に示すセクションDの詳細を示す図である。 図3に示すセクションEの詳細を示す図である。 従来技術を示す図である。 従来技術を示す図である。
本発明に係る微粒子の充填方法および充填装置は、例えば粉末状の医薬品などを分包する生産ラインに採用することができる。以下に、本発明に係る微粒子の充填方法および充填装置の一実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。
なお、本実施形態では、上記微粒子の一例として直径0.3mm〜0.5mmの球状の医薬用活性炭(以下、活性炭微粒子と記載)を挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
以下では、活性炭微粒子を分包する生産ラインに採用された本実施形態における充填装置、および充填装置において行われる充填方法について説明する。
図1は、本実施形態における充填装置の概略構成を示す図である。充填装置1は、ホッパー2と、スプール部4と、本体5(縦シール部材、横シール部材、充填手段、冷却手段、切断手段)と、送出部6と、を備えている。
ホッパー2は、製造された活性炭微粒子を収容することができる。また、ホッパー2には、本体5に連結する投入口が設けられている。そのため、収容している活性炭微粒子を、投入口を介して本体5に投入することができる。ホッパー2の構造は特に限定されるものではないが、図1に示すように、投入口に向かって径が小さくなるような内面を有した構造とすることが望ましい。これにより、収容している活性炭微粒子を余すことなく、本体5に投入することができる。
スプール部4には、活性炭微粒子が充填される包材(長尺の包材)が収納されている。ここで、本実施形態では、ホッパー2に複数の上記投入口が設けられており、本体5内部では、これら投入口のそれぞれに充填パイプが連結していて、複数列にて同時に分包作業を行うことができるように構成されている。ただし、複数列のそれぞれに供給される幅の狭い長尺の包材は、スプール部4から供給される過程で幅の広い長尺の包材を行方向にスリットして得られるものである。そのため、スプール部4では、幅の広い長尺の包材を巻いた原反ロールが収納されている。幅の広い長尺の包材は、スプール部4に設けられた複数のローラーを介して本体5に向かって送出される。
なお、幅の広い長尺の包材を行方向にスリットするスリッター手段は、後述する本体5のセンターシール手段(縦シール部材)よりも上流に設けられていればよいため、スリッター手段は、スプール部4に設けられていても、あるいは、本体5に設けられていてもよい。
ここで、本実施形態では、長尺の包材として、活性炭微粒子に接触する側の表面に静電気防止加工が施されている包材を用いる。
本体5では、活性炭微粒子を所定分量に分けて分包する作業が行われ、分包品が送出部6を介して本体5の外部へと送出される。
本実施形態において特徴的なのは、所定分量の活性炭微粒子が充填されている部分の包材を、外面から冷却することによって、充填の際に包材内で活性炭微粒子が舞い上がることを防ぐ点にある。
図2は、本実施形態の特徴部分を模式的に示した図であり、充填シュート端7(充填手段)から或る1つの分包袋8に所定分量の活性炭微粒子が充填される状態を示しており、この充填中の分包袋8を、冷却エアーを用いて冷却している状態を示している。
以下に、図3〜図12を用いて、この特徴部分を含めた本体5の構成の詳細について説明する。
図3は、本体5の構成を示す図である。本体5は、ホッパー2に収容された活性炭微粒子が投入口から本体5に投入されてから、送出部6を介して本体5の外部に送出されるまでの間を大きく5つのセクションに分けることができる。以下では、この5つのセクション(セクションA〜セクションE)ごとに説明する。
セクションAは、5つのセクションのなかで最も上流に区分され、ホッパー2に収容された活性炭微粒子が投入口から投入されるセクションである。本体5は、このセクションAに充填テーブル部9を有しており、充填テーブル部9によって所定分量の活性炭微粒子が量りとられる。
図4は、セクションAの詳細を示す断面図である。図4に示すように、セクションAに設けられた充填テーブル部9は、摺動部10と、計量升11と、シャッター12とを有している。摺動部10には、ホッパー2の投入口から投入された活性炭微粒子が貫通する貫通孔が設けられており、この貫通孔を通過した活性炭微粒子は、計量升11の貫通孔11´に流入する。計量升11の貫通孔11´は、所定分量に対応した容積で形成されており、計量升11の貫通孔11´に流入することで所定分量を分取することができる。本実施形態では2gを分取する。シャッター12は、計量升11の下面と対面する上面を有しており、貫通した排出孔が設けられている。計量升11は、図示しない駆動手段によって、シャッター12の上面と平行な方向(図中の矢印で示す方向)にスライドすることができ、スライドによって計量升11の貫通孔11´と、シャッター12の排出孔とを連通させることができる。これにより、計量升11の貫通孔11´によって分取された所定分量の活性炭微粒子は、シャッター12の排出孔に流入し、そのままシャッター12の下方に排出される。シャッター12から排出された所定分量の活性炭微粒子は、充填シュート部13(充填手段)に供給される。充填シュート部13は、セクションAからセクションCまでに渡って略鉛直方向(略重力方向)に沿って延設されたパイプである。
セクションBは、長尺の包材の縦の縁同士をシールしてセンターシール部(縦シール)を形成するセクションである。センターシール部とは、図2に示す長尺の包材Pの長手方向と平行に沿って延びるシール部14である。なお、上述のように、スプール部4から本体5に至るまでに、包材は、図示しないスリッター手段によって幅の広い状態から、幅の狭い状態へとスリットされている。具体的には、本実施形態の本体5には、8列の充填作業部が並んでおり、これらが同時に充填作業を進行する。そのため、幅の広い長尺の包材は、8本の幅の狭い長尺の包材に切断される。図3に示すセクションBでは、そのうちの1本の幅の狭い長尺の包材について図示している。
スプール部4からセクションBに至った幅の狭い長尺の包材P(以下、単に長尺の包材Pと記載)は、円筒状の充填シュート部13の周囲を包むように略円筒状にフォーミングされ、センターシール手段15によって長尺の包材Pの開放両端同士を挟み込んで溶着して、長尺の包材Pの長手方向に沿ってシールして、長尺の包材Pを略円筒形状にシール成形する。
図5は、センターシール手段15の構成を示す上面図であり、長尺の包材の長手方向に対して垂直な面をみている。センターシール手段15は、充填シュート部13の周囲に、固定側ヒーターシールバー16と、圧着側ヒーターシールバー17と、基部18と、を有して構成されている。基部18は、圧着側ヒーターシールバー17に連結し、図示しない駆動手段によって、圧着側ヒーターシールバー17を図5の(b)の矢印方向にスライドさせることができる。これにより、図5の(b)のように、圧着側ヒーターシールバー17を固定側ヒーターシールバー16に接触させることができる。
よって、図5の(a)の状態で長尺の包材Pを充填シュート部13の周囲を包むように略円筒状にフォーミングして、長尺の包材Pの開放両端同士を圧着側ヒーターシールバー17と固定側ヒーターシールバー16とによって挟み、加熱圧着することによって、センターシール部14がシールされる。圧着側ヒーターシールバー17および固定側ヒーターシールバー16の少なくとも一方は、加熱手段による加熱を受ける構成となっており、加熱温度は特に制限はないが、例えば、100℃〜200℃とすることができる。
圧着側ヒーターシールバー17が固定側ヒーターシールバー16から離間すると、センターシール部14がシールされた長尺の包材Pが、後述するトップシール手段20の上下運動に従って順次下方に引き出されると同時に、センターシール部14が未だシールされていない領域の長尺の包材Pが上流からセンターシール手段15の位置に下りてきて、充填シュート部13の周囲を包むように略円筒状にフォーミングされる。この繰り返しにより、長尺の包材Pのセンターシール部14が順次シールされる。長尺の包材Pの、センターシール部14がシールされた領域は、充填シュート部13を包み込んだ状態で後述するトップシール手段20の上下運動に従って順次下方に引き出されてセクションCに至る。
セクションCは、センターシール部14がシールされて筒状となった長尺の包材Pに、充填シュート部13の内部をセクションAからセクションCまで落下してきた所定分量の活性炭微粒子が供給されるセクションである。そして、本実施形態では、このセクションCは、長尺の包材Pにおける活性炭微粒子が留まる部分を冷却手段が冷却するセクションでもある(冷却工程)。ただ、セクションBから送出された長尺の包材Pのままでは、センターシール部14がシールされただけの筒状の包材であるため、これに活性炭微粒子を投入しても活性炭微粒子が留まることなく落下してしまう。そのため、セクションCにおける活性炭微粒子の落下供給は、続くセクションDにおけるトップシール手段20(横シール部材)によるトップシール(横シール)と連携して行われる。
具体的には、セクションDでは、本体5から送出される段階で分包袋1つ分となる部分を仮定し、各分包袋の天の部分となる箇所と底の部分となる箇所をトップシール手段20がシールする。ここで、本実施形態では、或る1つの分包袋の天の部分とこの分包袋の長尺の包材Pの長手方向の上流側に隣接している別の1つの分包袋の底の部分とが隣接している形で充填を行っている。そのため、トップシール手段20は、或る1つの分包袋の天の部分となる箇所と、この分包袋の上流側に隣接している別の1つの分包袋の底の部分となる箇所とを、同時に挟み込んでシールする。すなわち、或る1つの分包袋の天の部分と、その上流側に隣接している別の1つの分包袋の底の部分とは、セクションDの時点では一領域としてシールされている。この一領域を図8に領域Oとして示している。この領域Oは、或る1つの分包袋の天の部分となる箇所Tと、その上流側に隣接している別の1つの分包袋の底の部分となる箇所Bとからなる。
トップシール手段20による挟み込みの具体的な方法については後述するとして、セクションCでは、セクションDでのトップシール手段20の挟み込みと略同時に、セクションCに配置されている分包袋、すなわち、その底の部分がトップシール手段20によりシールされた分包袋に、所定分量の活性炭微粒子が落下供給される。
再びセクションCの説明に戻って、本実施形態の特徴である冷却処理について図6を用いて説明する。図6は、この冷却処理を行う冷却手段19の構成を示す図である。
冷却手段19は、冷却エアー供給管19aと、駆動部19bとを有している。冷却エアー供給管19aは、1本の管であり、8列並んだ各充填作業部に直交する方向に延設されている。冷却エアー供給管19aの各充填作業部に対向する位置には、管内部と連通する供給穴19cが設けられている。すなわち、冷却エアー供給管19aの長手方向に8つの供給穴19cが設けられている。駆動部19bによって冷却エアー供給管19aに冷却エアーが供給されると、各供給穴19cから冷却エアーが充填作業部に向けて噴出する態様となっている。供給穴19cから噴出する冷却エアーは、充填作業部において、長尺の包材Pの、所定分量の活性炭微粒子が充填されている部分に当たるように供給穴19cの位置が調整されている。
供給穴19cから噴出する冷却エアーの温度は、所定分量の活性炭微粒子が充填されている部分の長尺の包材Pの温度よりも低ければ特に制限はない。本実施形態では、セクションCは、センターシール手段15によって90℃〜150℃で加熱圧着されるセクションBの直下にあり、充填シュート部13もセンターシール手段15からの熱伝導によって70℃〜100℃になっているため、セクションCに下りてきた長尺の包材Pも、70〜100℃に温まっている。そのため、冷却エアーの温度は、65℃以下であることが好ましく、0℃〜60℃であることが更に好ましい。また、冷却している(長尺の包材Pの)領域の温度が、冷却しない場合よりも20℃ほど温度が低下していることが好ましい。
冷却エアーは、一定の流速で、供給穴19cが常時噴出している。ここで、セクションCにおいて所定分量の活性炭微粒子が充填されている最中には、長尺の包材Pは長手方向への繰り出しが一旦停止するので、冷却エアーは、その停止期間中には一定領域に集中して当たる。一方、繰り出しが開始または再開されると、冷却エアーは、繰り出されている最中の長尺の包材Pに対して吹き付けられる。すなわち、或る1つの分包袋8についてみると、この或る1つの分包袋8への活性炭微粒子の落下供給は、冷却エアーがこの分包袋8の冷却を始めるよりも後に開始される。
図7は、充填シュート端7から或る1つの分包袋8に所定分量の活性炭微粒子が充填されている最中の状態を示しているが、この状態で、この分包袋8の天の部分となる箇所Tと、底の部分となる箇所Bとの間に挟まれている充填部分の箇所Tと箇所Bとの間の長さの略2分の1の位置を中心とした領域に、冷却エアーは当てられる。好ましくは、箇所Tと箇所Bとの間の長さの略2分の1の位置よりもやや箇所T側に近い側に冷却エアーは当てられる。なお、上述したように、所定分量の活性炭微粒子が充填されている間は、長尺の包材Pの繰り出しは一旦停止している。
1つの分包袋8に活性炭微粒子が充填されると、この分包袋8の底の部分となる箇所Bから徐々に堆積し、所定分量の活性炭微粒子の充填が完了すると、当該箇所Bと、この分包袋8の天の部分となる箇所Tとの間の略2分の1の位置まで堆積した状態となる。
ここで、図9および図10を用いて、冷却処理の効果について説明する。図9は、或る1つの分包袋8について、所定分量の活性炭微粒子が充填された直後の状態と、そこから時間が経過した状態とを示している。図10は、冷却処理を行わないことによって生じる問題を示す模式図である。
図9の左側に示す分包袋8は、活性炭微粒子の充填直後であり、この状態の分包袋8は、直前に充填シュート部13および充填シュート端7が内部に挿入されていたこともあって膨れている。一方、図9の右側に示す分包袋8は、図9の左側に示す分包袋8が一定時間を経た後の状態である。一定時間経過した分包袋8は、活性炭微粒子堆積部分の上方が真空となっている。真空にする手法については、特に制限はなく、ストロー状の部材で空気を吸引したり、ローラー部材で中の空気を絞り出したりすることによって実現すればよい。ここで、図10は問題点を指摘した図であり、堆積部分の上方が真空になった状態の比較例の分包袋を示す側面図である。理想的には、分包袋8に充填されていく活性炭微粒子は徐々に底Bに堆積していくことであるが、実際のところ、一部の活性炭微粒子が様々な要因によって堆積部分から舞い上がってしまう事態が生じる。具体的には、図10において黒色の丸と、灰色の丸と、斜線を付した丸とで示すのが堆積部分50から舞い上がってしまった活性炭微粒子である。図10中の黒色の丸は、本体5から送出部6を介して外部に送出された衝撃によって堆積部分50から舞い上がった活性炭微粒子を模式的に示している。図10中の灰色の丸は、堆積部分50から舞い上がってセンターシール部14に付着した活性炭微粒子を模式的に示している。図10中の斜線を付した丸は、充填時に堆積部分50から舞い上がった活性炭微粒子を模式的に示している。充填直後から堆積部分50の上方が徐々に真空となっていくが、その最中に図10に示す黒色の丸および灰色の丸で示すように活性炭微粒子が舞い上がり、舞い上がった状態で真空により包材同士が密着してしまうと、その密着した領域に黒色の丸および灰色の丸で示すように活性炭微粒子がそのまま残留してしまう。
ここで、分包袋8には、分包袋8から活性炭微粒子を取り出す際に使用者が分包袋8を切断する位置の目安として、いわゆる「キリトリ線」が印字されている。このキリトリ線は、堆積部分50の上方、すなわち、真空により包材同士が密着する領域に形成されている。ところが、図10の黒色の丸および灰色の丸に示す舞い上がった活性炭微粒子が、真空により包材同士が密着する領域に残留していると、この残留活性炭微粒子が、使用者が切り取り線にて分包袋8を切断すると同時に不用意に外部に飛び出すことになり望ましくない。特に、真球状に近い活性炭微粒子は、切り取り線近傍に在ると切り取り線にて分包袋8を切断したときに外部に飛び出しやすい。
また、図10中の斜線を付した丸のように、トップシール手段によるシール箇所に舞い上がってしまうと、充填直後に行われるトップシールによってシール部分にそのまま挟み込まれた状態となってしまう。シール部分に挟み込まれた活性炭微粒子は、使用者がキリトリ線で開封しても不用意に外部に飛び出すようなことはないが、シール不良を招いたり、活性炭微粒子によってシール部分の包材に穴が開いてしまったりして、真空状態を保てない虞がある。
以上のような各種の舞い上がりを解決するためには、充填時に活性炭微粒子が舞い上がらず、堆積部分50に堆積することが必要である。
そこで、本実施形態のように、所定分量の活性炭微粒子が充填されている部分の包材を、外面から冷却すれば、図10に示した各種の舞い上がりが生じず、よって、真空部分に粒子が点在することによる外観不良もなく、また、開封時の飛び出しも抑制可能で、且つ、シールの信頼性を高めることができる。
なお、本実施形態では、図3に示すように、供給穴19cがセンターシール部14に対向した位置に配設されているので、冷却エアーは、センターシール部14近傍に当たる構成となっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、供給穴19cの向きを変更して位置を変えることも可能であり、冷却エアー供給管19a自体を例えば包装袋のセンターシール部14とは反対側に設置することにより、当該反対側に冷却エアーを当てる構成としてもよい。
また本実施形態では、冷却エアーが、常時、一定の流速で噴出しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、流速が変動してもよい。例えば、所定分量の活性炭微粒子が充填されている間、すなわち長尺の包材Pの繰り出しが停止している間は、冷却エアーの流速が高い一方、長尺の包材Pが繰り出されている間は、冷却エアーの流速を低く設定してもよい。
或る分包袋8への所定分量の活性炭微粒子の充填が完了すると、或る分包袋8の底の部分を挟み込んでいたトップシール手段20が挟み込みを解除して上流に移動し、充填が完了した或る分包袋8の天の部分となる箇所Tを挟み込み、挟み込んだまま或る分包袋8をセクションCからセクションDに移送する。
セクションDについて、図8および図11を用いて説明する。図8は、セクションDの斜視図であり、図11はトップシール手段20のメカニズムを示す図である。
セクションDには、トップシール手段20が配設されている。トップシール手段20は、ヒーターバー21と、突出部22aを有した挟持板22とを有している。
ヒーターバー21は、或る1つの分包袋の天の部分となる箇所Tと、その上流側に隣接している別の1つの分包袋の底の部分となる箇所Bとからなる領域Oを加熱圧着するための構成である。ヒーターバー21は、一対のバーであり、8列並んだ各充填作業部に直交する方向に延設されており、一方のバーが各長尺の包材Pのセンターシール部側に対向しており、もう一方のバーがセンターシール部とは反対側に対向している。この一対のバーは、図示しない駆動手段によってバー同士の間の距離が可変し、図8中に矢印で示しているように距離を狭めて長尺の包材Pの領域Oを挟み込むことができる一方、距離をとって挟み込みを解除して長尺の包材Pの長手方向に沿ってトップシール手段20を上下に移動可能な状態を実現することができる。またヒーターバー21は、領域Oを挟み込んで加熱圧着するために、加熱手段が設けられている。加熱温度は、特に限定しないが、上述のセンターシール手段15の加熱温度と同等に設定すればよい。
突出部22aを有した挟持板22は、ヒーターバー21と同じく一対で構成されており、ヒーターバー21と一体的に構成されている。そのため、ヒーターバー21が長尺の包材Pの領域Oを挟み込むために図8の矢印方向に移動するときには、挟持板22も、突出部22a同士を近づける方向(図8の矢印方向)に移動する。
ここで、図11を用いて、トップシール手段20のメカニズムを説明すると、突出部22aは、挟持板22同士の対向面に設けられている側の、ヒーターバー21に近い側のみに設置されている。そのため、図11の(1)に示すようにヒーターバー21が長尺の包材Pの領域Oを挟み込んでシールしている間に、挟持板22は、ヒーターバー21によって天の部分がシールされている最中の第1の分包袋8−(1)を挟む。このとき、突出部22aはちょうど第1の分包袋8−(1)の真空部分となる部分に接触しこれを圧迫するように構成されている。これにより、当該部分に残留している空気を第1の分包袋8−(1)の活性炭微粒子堆積部分もしくはシールされる直前の天の部分に逃がすことによって圧迫部分での包材の密着性を向上させることができる。第1の分包袋8−(1)の天の部分のシール時には、ヒーターバー21は、第1の分包袋8−(1)に隣接する第2の分包袋8−(2)の底の部分も同時にシールする。
そして、このシールの最中に、第2の分包袋8−(2)では冷却処理が施されている間に所定分量の活性炭微粒子が充填される。シールが完了すると、長尺の包材Pの領域Oを挟んだ状態のままで、図11の(2)に示すようにトップシール手段20が下方に降下する。これにより、第2の分包袋8−(2)はセクションDに入り、セクションCにはセクションBから繰り出された新たな第3の分包袋8−(3)の領域がスタンバイする。
図11の(2)に示す降下が完了した時点で、対をなすヒーターバー21同士、および、対をなす挟持板22同士が離間する。
次いで、図11の(3)に示すようにトップシール手段20は上昇して、図11の(1)に示すトップシール手段20と同じ位置まで戻る。戻ると、そこには第2の分包袋8−(2)がスタンバイしている。
次いで、図11の(4)に示すようにヒーターバー21が長尺の包材Pの領域Oを挟み込んで第2の分包袋8−(2)の天の部分と、第3の分包袋8−(3)の底の部分とを同時にシールする。その際、挟持板22は、第2の分包袋8−(2)を挟む。
この繰り返しによって、セクションDでのトップシール手段20によるシールと、セクションCでの活性炭微粒子の充填が行われ、セクションDからセクションEに、図11の(4)に示すように数珠繋ぎになった分包袋8群が送られる。
セクションEでは、セクションDから数珠繋ぎになって送られてきた分包袋8群を、切断するセクションである(切断工程)。ここで、セクションEでは、所定の分包袋数で切断して所定個数(例えば3つ)の分包袋が数珠繋ぎになったままの連包体を形成する。すなわち、セクションEでは、セクションDでのトップシール手段20によるシール箇所の全箇所が切断されるわけではなく、例えば3つの分包袋が連なった連包体を製造する場合には、長尺の包材Pの長手方向に沿って順次形成されるトップシール手段20によるシール箇所は、2つおきにセクションEにおいて切断される。セクションEの構成を図12に示す。図12に示すように、セクションEには、一対のカッター部材23(切断手段)が配設されており、この一対のカッター部材23(切断手段)の間を数珠繋ぎになった分包袋8群が流れ、所定の分包袋数が通過すると、そこでカッター部材同士の離間距離を狭めて切断する。切断位置は、上述した領域Oの箇所Bと箇所Tとの境界箇所である。これにより、所定の分包袋の数に切断された分包袋セットが、セクションEから送出部6に送出され、本体5の外部に送出される。
本実施形態によれば、活性炭微粒子が充填される分包袋をその外側から冷却することにより、充填した際に微粒子が舞い上がることを防ぐことができる。これは、冷却することにより、包材の内面、すなわち活性炭微粒子と接触する側の面が改質し、これにより、内面の静電気の発生が抑えられたことによるものと考えられる。具体的には、包材を冷却することにより、包材の内面付近に存在する水分子が増加し、水分子自身の特性、または水分子が包材表面の界面活性効果を増すことで静電気防止(制電)機能が高まると考えられる。
このように本実施形態では、充填部分に冷却エアーを当てることによって、充填された活性炭微粒子の舞い上がりを防ぐことができる。これにより、図10に示す真空部分での活性炭微粒子の挟み込みを効果的に抑制することができる。特に、本実施形態では、充填中の包材の部分(セクションC)において包材を冷却して活性炭微粒子の舞い上がりを防ぐことから、天の部分(T)での活性炭微粒子の挟み込みを抑制することができる。そのため、外観不良もなく、また、開封時の飛び出しも抑制可能で、且つ、シールの信頼性を高めることができる。
なお、本実施形態では、充填部分の箇所Tと箇所Bとの間の長さの略2分の1の位置を中心とした領域に、冷却エアーを当てているが、本発明はこれに限定されるものではなく、長尺の包材における、センターシール手段よりも上流の箇所から、カッター部材によって切断される箇所までの間の少なくとも一部分の領域を冷却すればよい。すなわち、切断される前の段階で微粒子が充填されている部分の包材が冷えた状態となっていることを実現することができれば、冷却する箇所は問わない。切断される前の段階で微粒子が充填されている部分の包材が冷えた状態となるなら、例えば、センターシール手段よりも上流において長尺の包材を冷却してもよく、あるいは、上述したセクションDにおいて長尺の包材を冷却してもよい。微粒子が充填されている部分の包材が冷えた状態となるように冷却することにより、上述した本実施形態と同様に、充填した際に微粒子が舞い上がることを防ぐことができる。
以上、本発明に係わる実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、微粒子を分包袋に充填するための充填方法および充填装置に適用することができ、特に、医薬品活性炭微粒子の分包袋への充填に好適である。
1 充填装置
2 ホッパー
4 スプール部
5 本体
6 送出部
7 充填シュート端(充填手段)
8 分包袋
8−(1) 第1の分包袋
8−(2) 第2の分包袋
8−(3) 第3の分包袋
9 充填テーブル部
10 摺動部
11 計量升
11´ 貫通孔
12 シャッター
13 充填シュート部(充填手段)
14 センターシール部
15 センターシール手段(縦シール部材)
16 固定側ヒーターシールバー
17 圧着側ヒーターシールバー
18 基部
19 冷却手段
19a 冷却エアー供給管
19b 駆動部
19c 供給穴
20 トップシール手段(横シール部材)
21 ヒーターバー
22 挟持板
22a 突出部
23 カッター部材(切断手段)
50 堆積部分
B 分包袋の底の部分になる箇所
O 箇所Bと箇所Tとを合わせた領域
P 長尺の包材
T 分包袋の天の部分になる箇所

Claims (8)

  1. 長尺の包材の縦の縁同士を縦シール部材により溶着して縦シールを形成し、次いで、当該縦シールが形成されて筒状になった長尺の包材を当該長尺の包材の幅方向に沿って横シール部材により封止して横シールを形成しつつ微粒子を充填する、微粒子の充填方法であって、
    微粒子の充填後に、長尺の包材を上記横シールにおいて切断する切断工程と、
    微粒子が充填されている部分の包材が冷却された状態にあるように、上記切断工程が行われる位置よりも上流の上記長尺の包材の少なくとも一部分の領域を冷却する冷却工程と、を含むことを特徴とする微粒子の充填方法。
  2. 上記冷却工程では、上記横シールが形成されない領域のうちの少なくとも一部分の領域を冷却することを特徴とする請求項1に記載の微粒子の充填方法。
  3. 上記冷却工程では、或る時点において、上記長尺の包材における、上記縦シール部材が接触している箇所から、上記横シール部材が接触している箇所までの間の少なくとも一部分の領域を冷却することを特徴とする請求項1または2に記載の微粒子の充填方法。
  4. 上記微粒子は、上記横シール部材によって形成される上記横シールを底部として当該底部よりも上流に所定量蓄積される構成となっており、
    上記冷却工程では、上記長尺の包材における微粒子が充填されている最中の部分の、上記所定量蓄積されることによって得られる蓄積部分の最上位となる位置、あるいは、当該位置よりも上流の位置を冷却することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の微粒子の充填方法。
  5. 上記冷却工程では、エアーを用いて冷却することを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の微粒子の充填方法。
  6. 上記長尺の包材として、上記微粒子に接触する側の表面に静電気防止加工が施されている包材を用いることを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の微粒子の充填方法。
  7. 充填される上記微粒子は、直径0.3mm〜0.5mmの球状活性炭であることを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載の微粒子の充填方法。
  8. 長尺の包材の縦の縁同士を溶着して縦シールを形成する縦シール部材と、
    上記縦シールが形成されて筒状になった長尺の包材を当該長尺の包材の幅方向に沿って封止して横シールを形成する横シール部材と、
    上記横シール部材により横シールが形成された箇所よりも上流側に微粒子を充填する充填手段と、
    微粒子の充填後に、長尺の包材を上記横シールにて切断する切断手段と、
    を備えている、微粒子の充填装置であって、
    微粒子が充填されている部分の包材が冷却された状態にあるように、上記切断手段の配設位置よりも上流の上記長尺の包材の少なくとも一部分の領域を冷却する冷却手段を更に備えていることを特徴とする微粒子の充填装置。
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