JP2013256052A - コンクリートコア採取装置 - Google Patents

コンクリートコア採取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013256052A
JP2013256052A JP2012132985A JP2012132985A JP2013256052A JP 2013256052 A JP2013256052 A JP 2013256052A JP 2012132985 A JP2012132985 A JP 2012132985A JP 2012132985 A JP2012132985 A JP 2012132985A JP 2013256052 A JP2013256052 A JP 2013256052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
support plate
concrete structure
core
concrete core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012132985A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5945888B2 (ja
Inventor
Shigeru Aoki
滋 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2012132985A priority Critical patent/JP5945888B2/ja
Publication of JP2013256052A publication Critical patent/JP2013256052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5945888B2 publication Critical patent/JP5945888B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

【課題】コンクリート構造物に容易に着脱でき、設置や撤去を効率的に行なうことが可能なコンクリートコア採取装置を提供する。
【解決手段】コンクリート構造物Tに対向して配設される支持板1と、支持板1に支持され、コンクリート構造物Tの表面T1に着脱可能に吸着して支持板1をコンクリート構造物Tに固定するための複数の吸着パッド2aと、支持板1に一端を接続して一体に設けられた支柱3b、及び該支柱3bに着脱可能に且つ支柱3bに沿って進退自在に支持された回転駆動モータ3c、並びに該回転駆動モータ3cの回転軸3dに後端側を接続して回転駆動モータ3cの進退方向に沿う軸線O1周りに回転可能に設けられたコアビット3eを有するコア採取機構3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリートコア採取装置に関する。
従来、例えば、既存のコンクリート構造物の性状・健全度評価を行う場合やコンクリート構造物に孔を設ける場合には、コアドリル(コンクリートコア採取装置)を用い、略円筒状のコアビットを軸線周りに回転させつつその先端に設けられた切刃をコンクリート構造物に切り込ませ、円柱状のコンクリートコアを採取する(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に、コアドリルは、コンクリート構造物の表面に固定されるベースと、ベースに一端を接続して一体に立設された支柱と、支柱に着脱可能に、且つ支柱に沿って進退自在に支持された回転駆動モータと、回転駆動モータの回転軸に着脱可能に接続されるコアビットとを備えて構成されている。そして、例えば、コンクリート構造物の所定位置にコンクリートアンカーを打設し、このコンクリートアンカーにネジ止め、ナット止めするなどして接続し、ベースをコンクリート構造物の表面に固定し、所定の位置に支柱、ひいては回転駆動モータ、コアビットを配設する。
特開平11−320548号公報
しかしながら、上記従来のコアドリル(コンクリートコア採取装置)においては、ベースをコンクリートアンカーに接続して所定位置に配置するように構成されているため、コアドリルの設置や撤去時に、コンクリートアンカーを打設したり、ネジやナットで着脱するなど、時間と労力を要するという問題があった。
また、コンクリートコアの採取を終えてコアドリルを撤去した後に、コンクリート構造物にコンクリートアンカーが残ったり、さらに、コンクリートアンカーを打設できる場所でコンクリートコアを採取することになり、コンクリートコアの採取場所に制限が生じる。
本発明は、上記事情に鑑み、コンクリート構造物に容易に着脱でき、設置や撤去を効率的に行なうことが可能なコンクリートコア採取装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明のコンクリートコア採取装置は、コンクリート構造物に対向して配設される支持板と、前記支持板に支持され、前記コンクリート構造物の表面に着脱可能に吸着して前記支持板を前記コンクリート構造物に固定するための複数の吸着パッドと、前記支持板に一端を接続して一体に設けられた支柱、及び該支柱に着脱可能に且つ支柱に沿って進退自在に支持された回転駆動モータ、並びに該回転駆動モータの回転軸に後端側を接続して前記回転駆動モータの進退方向に沿う軸線周りに回転可能に設けられたコアビットを有するコア採取機構とを備えていることを特徴とする。
この発明においては、支持板に複数の吸着パッドが設けられ、これら吸着パッドをコンクリート構造物の表面に吸着させ、また、吸着を解除することで、支持板を容易にコンクリート構造物の表面に着脱することができる。また、支持板をコンクリート構造物の表面に固定することで、この支持板に一体に設けられたコア採取機構により、安定した状態でコンクリートコアを採取することができる。
また、本発明のコンクリートコア採取装置においては、前記複数の吸着パッドのうち、少なくとも1つの前記吸着パッドが、前記支持板に一体に設けられた進退機構の駆動により前記支持板に対して進退可能に設けられていることが望ましい。
この発明においては、例えば、支持板にワイヤーを接続するなどしてコンクリートコア採取装置をクレーンなどで所定の位置付近に吊り下げ搬送し、進退機構の駆動によって吸着パッドを進出させてコンクリート構造物の表面に吸着させる。そして、コンクリート構造物の表面に吸着させた吸着パッドを引き戻し退避させるように進退機構を駆動することで、支持板をコンクリート構造物の表面側に移動させ、他の吸着パッドをコンクリート構造物に吸着させることができる。これにより、支持板ひいてはコンクリートコア採取装置を吊り下げながら確実に複数の吸着パッドでコンクリート構造物の所定位置に固定して配設することができる。
さらに、本発明のコンクリートコア採取装置においては、前記コンクリート構造物との間の距離を計測する少なくとも1つの距離計測手段を備えていることがより望ましい。
この発明においては、距離計測手段によって、例えば支持板とコンクリート構造物の間の距離を計測することにより、支持板ひいてはコンクリートコア採取装置の位置、姿勢を捉え、これに基づいて位置、姿勢を調整して好適にコンクリートコアを採取できるようにすることが可能になる。
また、本発明のコンクリートコア採取装置においては、気体を噴射し、該気体の噴射による推進力で、前記コンクリート構造物に対する前記支持板の相対位置を調整する推進機構を備えていることがさらに望ましい。
この発明においては、推進機構によって、コンクリート構造物に対する距離や向きなどの支持板の相対位置を調整することができる。これにより、支持板ひいてはコア採取機構をコンクリート構造物に対して好適な位置、姿勢で配置することができ、より確実且つ好適にコンクリートコアを採取することが可能になる。
本発明のコンクリートコア採取装置においては、支持板を容易にコンクリート構造物の表面に着脱することができる。また、支持板をコンクリート構造物の表面に固定することで、この支持板に一体に設けられたコア採取機構により、安定した状態でコンクリートコアを採取することができる。
よって、本発明のコンクリートコア採取装置においては、コンクリートコア採取装置の設置や撤去時に、コンクリートアンカーを打設したり、ネジやナットで着脱するなどを行なう必要がなく、吸着パッドの吸着/解除で、コンクリートコア採取装置の設置や撤去を容易に且つ効率的に行なうことが可能になる。
また、コンクリート構造物にコンクリートアンカーが残ってしまうこともない。さらに、例えばコンクリートコア採取装置をクレーンなどで所定の位置に吊り下げ搬送し、複数の吸着パッドをコンクリート構造物の表面に吸着させ、また、吸着を解除することで、コンクリート構造物に対して任意の位置でコンクリートコアの採取を行なうことが可能になる。すなわち、遠隔操作でコンクリートコアを採取することも可能になり、従来のようにコンクリートコアの採取場所に大きな制限が生じるという不都合を解消することができる。
本発明の一実施形態に係るコンクリートコア採取装置を示す側面図である。 図1のX1−X1線矢視図である。 図1のX2−X2線矢視図である。 本発明の一実施形態に係るコンクリートコア採取装置を吊り下げ搬送してコンクリート構造物に近づけた状態を示す図である。 ピストンロッドを伸ばし、吸着パッドを進出させてコンクリート構造物に吸着させた状態を示す図である。 ピストンロッドを縮め、支持板ひいてはコンクリートコア採取装置をコンクリート構造物に引き寄せ、他の吸着パッドを吸着させて固定した状態を示す図である。 コア採取機構のコアビットをコンクリート構造物に切り込ませた状態を示す図である。 コンクリートコアとともにコア採取機構のコアビットを元の位置に戻した状態を示す図である。 ピストンロッドを伸ばし、支持板ひいてはコンクリートコア採取装置をコンクリート構造物から離して元の位置に戻した状態を示す図である。
以下、図1から図9を参照し、本発明の一実施形態に係るコンクリートコア採取装置について説明する。
本実施形態のコンクリートコア採取装置Aは、図1から図3に示すように、コンクリート構造物Tに対向して配設される支持板1と、支持板1に一体に設けられ、支持板1をコンクリート構造物Tの表面T1に着脱可能に固定するための固定機構2と、支持板1に一体に設けられたコア採取機構3とを備えて構成されている。
また、本実施形態のコンクリートコア採取装置Aにおいては、支持板1とコンクリート構造物Tの表面T1の間の距離を計測する距離センサ(距離計測手段)4と、支持板1ひいてはコンクリートコア採取装置Aのコンクリート構造物Tに対する相対位置を調整するための推進機構5とを備えている。
本実施形態において、支持板1は、平面視略正三角形の平板状に形成されている。そして、この支持板1は、例えばクレーンのワイヤーを接続し、板面が上下方向S1に沿うように、且つ一辺が水平方向S2に沿うように吊り下げ支持されてコンクリート構造物Tの所定位置に搬送され、コンクリート構造物Tの表面T1に板面(一面1a)を対向させて配設される。また、支持板1には、中央に、板面の一面1aから他面1bに貫通するコアビット挿通孔1cが設けられている。さらに、支持板1には、各角部側に、一面1aから他面1bに貫通し、距離センサ4を取り付けるための距離センサ取付孔1dが設けられている。
本実施形態の固定機構2は、支持板1に支持され、コンクリート構造物Tの表面T1に着脱可能に吸着して支持板1をコンクリート構造物Tに固定させるための複数の吸着パッド2aを備えて構成されている。また、本実施形態では、支持板1の3つの角部にそれぞれ、吸着面を支持板1の一面1aと同方向に向けて吸着パッド2aが一体に取り付けられている。また、これら3つのうち、1つの吸着パッド2aは、支持板1の他面1b側に一体に設けられた進退機構である直動シリンダ6のピストンロッド6aの先端に取り付けられている。これにより、この1つの吸着パッド2aは、直動シリンダ6が駆動し、支持板1の一面1a側から一面1aの直交方向外側に進退するピストンロッド6aに従動して進退する。すなわち、1つの吸着パッド2aは、直動シリンダ6の駆動によって、支持板1の一面1aから外側に突出可能に設けられている。
なお、各吸着パッド2aには、例えば真空ポンプに繋がる配管(不図示)が接続され、真空ポンプの駆動によってコンクリート構造物Tの表面T1に真空吸着する。また、直動シリンダ6には、ピストンロッド6aを進退させるための例えば油圧、空気圧の給排配管(不図示)が接続され、油圧や空気圧の給排(増減)によってピストンロッド6aひいては吸着パッド2aが進退する。
コア採取機構3は、支持板1の他面1bに一体に取り付けられる板状のベース3aと、ベース3aに一端を接続し、支持板1の他面1bに直交して配設される支柱3bと、支柱3bに着脱可能に、且つ支柱3bに沿って進退自在に支持された回転駆動手段である回転駆動モータ3cと、回転駆動モータ3cの回転軸3dに後端側を接続し、軸線O1が支柱3bに沿うように、すなわち、軸線O1が回転駆動の進退方向(S2)に沿うように配設された略円筒状のコアビット3eとを備えている。また、コアビット3eは、回転駆動モータ3cの駆動によって軸線O1周りに回転する。さらに、コアビット3eは、先端に切刃3fを備え、回転駆動モータ3cの進退によって支持板1のコアビット挿通孔1cに挿通することで支持板1の一面1a側に突出するように配設されている。
推進機構5は、支持板1の上下方向S1略中央で且つ水平方向S2の左右の斜辺側にそれぞれ配設されたスラスタ5aを備えて構成されている。そして、各スラスタ5aから支持板1の一面1a側、他面1b側に、電磁弁の駆動で選択的に正圧ガス(気体)を噴出する。これにより、吊り下げ支持された支持板1ひいてはコンクリートコア採取装置Aは、スラスタ5aから正圧ガスの噴射による推進力で、その位置、向きなどの姿勢が調整・制御可能とされている。
次に、上記構成からなる本実施形態のコンクリートコア採取装置Aを用いて、コンクリート構造物Tからコンクリートコアを採取する方法について説明する。
まず、本実施形態では、コンクリートコアを採取する際、図4に示すように、コンクリートコア採取装置Aの支持板1にワイヤー7を接続し、クレーンやロボットアームでコンクリートコア採取装置Aを吊り下げ搬送して、コンクリート構造物Tのコンクリートコアを採取する所定位置に近づける。
このとき、距離センサ4でコンクリート構造物T1との距離dひいてはコンクリートコア採取装置Aの姿勢を計測しながら、支持板1の一面1aをコンクリート構造物Tの表面T1に向けてコンクリートコア採取装置Aを近づけてゆく。さらに、左右のスラスタ5aで正圧ガスを噴射させて、支持板1の一面1aがコンクリート構造物Tの表面T1に沿うように、すなわち、コンクリートコア採取装置Aの位置、姿勢を調整・制御し、支柱3bがコンクリート構造物Tの表面T1と直交配置されるようにする。
このようにしてコンクリートコア採取装置Aをコンクリート構造物Tに対して所定の位置に配置した段階で、図5に示すように、固定機構の直動シリンダ6を駆動してピストンロッド6aを伸ばし、1つの吸着パッド2aを進出させ、コンクリート構造物Tの表面T1に当接させて吸着させる。次に、図6に示すように、直動シリンダ6を駆動してピストンロッド6aを縮め、コンクリートコア採取装置Aをコンクリート構造物Tに近づけるようにし、残りの2つの真空吸着パッド2aをコンクリート構造物Tの表面T1に当接させて吸着させる。これにより、支持板1ひいてはコンクリートコア採取装置Aがコンクリート構造物Tの表面T1の所定位置に固定して保持される。
次に、図7に示すように、コア採取機構3の回転駆動モータ3cの駆動によってコアビット3eを軸線O1周りに回転させつつ、回転駆動モータ3cを支柱3bに沿って進出させ、コアビット挿通孔1cを通じてコアビット3eの切刃3fをコンクリート構造物Tに切り込ませる。そして、コアビット3eでコンクリート構造物Tを表面T1側から切削して、円柱状のコンクリートコアを採取する。このとき、吸着パッド2aの吸着力で、コアビット3eの押付反力が支持され、且つコアビット3eの内部を吸引して負圧にしておくことで、粉塵の飛散が防止される。また、コアビット3eがコンクリート構造物Tを貫通し、コンクリートコアが分離するとともに、このコンクリートコアはコアビット3aの内部に吸引されて保持される。
そして、このようにコンクリートコアを採取した段階で、図8に示すように、回転駆動モータ3cとともにコアビット3eを支柱3bに沿って元の位置に後退させ、前記2つの吸着パッド2aによる吸着保持状態を解除する。また、図9に示すように、これとともに、固定機構の直動シリンダ6を駆動してピストンロッド6aを伸ばし、コンクリート構造物Tからコンクリートコア採取装置Aを離して元の吊り下げ位置に戻す。さらに、残りの1つの真空吸着パッド2aによる吸着保持状態を解除して、コンクリート構造物Tからコンクリートコア採取装置Aを分離し、ピストンロッド6aを縮め、1つの吸着パッド2aを引き寄せて元の位置に戻す。
最後に、クレーンやロボットアームで、コンクリートコア採取装置Aとともにコンクリートコアを吊り上げて回収し、コンクリートコアの採取作業が完了する。
したがって、本実施形態のコンクリートコア採取装置Aにおいては、支持板1に複数の吸着パッド2aが設けられ、これら吸着パッド2aをコンクリート構造物Tの表面T1に吸着させ、また、吸着を解除することで、支持板1を容易にコンクリート構造物Tの表面T1に着脱することができる。また、支持板1をコンクリート構造物Tの表面T1に固定することで、この支持板1に一体に設けられたコア採取機構3により、安定した状態でコンクリートコアを採取することができる。
よって、本実施形態のコンクリートコア採取装置Aにおいては、コンクリートコア採取装置Aの設置や撤去時に、コンクリートアンカーを打設したり、ネジやナットで着脱するなどを行なう必要がなく、吸着パッド2aの吸着/解除で、コンクリートコア採取装置Aの設置や撤去を容易に且つ効率的に行なうことが可能になる。
また、コンクリート構造物Tにコンクリートアンカーが残ってしまうこともない。さらに、コンクリートコア採取装置Aをクレーンなどで所定の位置に吊り下げ搬送し、複数の吸着パッド2aをコンクリート構造物Tの表面T1に吸着させ、また、吸着を解除することで、コンクリート構造物Tに対して任意の位置でコンクリートコアの採取を行なうことが可能になる。すなわち、遠隔操作でコンクリートコアを採取することも可能になり、従来のようにコンクリートコアの採取場所に大きな制限が生じるという不都合を解消することができる。
また、本実施形態のコンクリートコア採取装置Aにおいては、支持板1にワイヤー7を接続するなどしてコンクリートコア採取装置Aをクレーンなどで所定の位置付近に吊り下げ搬送し、進退機構の直動シリンダ6の駆動によって吸着パッド2aを進出させてコンクリート構造物Tの表面T1に吸着させる。そして、コンクリート構造物Tの表面T1に吸着させた吸着パッド2aを引き戻し退避させるように進退機構の直動シリンダ6を駆動することで、支持板1をコンクリート構造物Tの表面T1側に移動させ、他の吸着パッド2aをコンクリート構造物Tに吸着させることができる。これにより、支持板1ひいてはコンクリートコア採取装置Aを吊り下げながら確実に複数の吸着パッド2aでコンクリート構造物Tの所定位置に固定して配設することができる。
さらに、距離計測手段の距離センサ4によって、支持板1とコンクリート構造物Tの間の距離dを計測することにより、支持板1ひいてはコンクリートコア採取装置Aの位置、姿勢を捉え、これに基づいて位置、姿勢を調整して好適にコンクリートコアを採取できるようにすることが可能になる。
また、推進機構5によって、コンクリート構造物Tに対する距離や向きなどの支持板1の相対位置を調整することができる。これにより、支持板1ひいてはコア採取機構3をコンクリート構造物Tに対して好適な位置、姿勢で配置することができ、より確実且つ好適にコンクリートコアを採取することが可能になる。
以上、本発明に係るコンクリートコア採取装置の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、コンクリートコア採取装置Aをクレーンなどで吊り下げ搬送してコンクリート構造物Tの所定位置に配置し、この位置のコンクリートコアを採取するものとして説明を行った。これに対し、本発明にかかるコンクリートコア採取装置は、必ずしも吊り下げ搬送して使用することに限定しなくてもよい。また、支持板1の板面1a、1bを上下方向に向けるなどして使用してもよい。このとき、不要であれば、推進機構や距離計測手段、吸着パッド2aを進退させる進退機構6が具備されていなくてもよい。
さらに、支持板1の形状、吸着パッド2や距離センサ4、スラスタ5aの数、配置などは適宜変更してもよく、本実施形態のように限定する必要はない。
1 支持板
1a 一面
1b 他面
1c コアビット挿通孔
1d 距離センサ取付孔
2 固定機構
2a 吸着パッド
3 コア採取機構
3a ベース
3b 支柱
3c 回転駆動モータ
3d 回転軸
3e コアビット
3f 切刃
4 距離センサ(距離計測手段)
5 推進機構
5a スラスタ
6 直動シリンダ(推進機構)
6a ピストンロッド
7 ワイヤー
A コンクリートコア採取装置
d 距離
O1 軸線
S1 上下方向
S2 水平方向
T コンクリート構造物
T1 表面

Claims (4)

  1. コンクリート構造物に対向して配設される支持板と、
    前記支持板に支持され、前記コンクリート構造物の表面に着脱可能に吸着して前記支持板を前記コンクリート構造物に固定するための複数の吸着パッドと、
    前記支持板に一端を接続して一体に設けられた支柱、及び該支柱に着脱可能に且つ支柱に沿って進退自在に支持された回転駆動モータ、並びに該回転駆動モータの回転軸に後端側を接続して前記回転駆動モータの進退方向に沿う軸線周りに回転可能に設けられたコアビットを有するコア採取機構とを備えていることを特徴とするコンクリートコア採取装置。
  2. 請求項1記載のコンクリートコア採取装置において、
    前記複数の吸着パッドのうち、少なくとも1つの前記吸着パッドが、前記支持板に一体に設けられた進退機構の駆動により前記支持板に対して進退可能に設けられていることを特徴とするコンクリートコア採取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンクリートコア採取装置において、
    前記コンクリート構造物との間の距離を計測する少なくとも1つの距離計測手段を備えていることを特徴とするコンクリートコア採取装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンクリートコア採取装置において、
    気体を噴射し、該気体の噴射による推進力で、前記コンクリート構造物に対する前記支持板の相対位置を調整する推進機構を備えていることを特徴とするコンクリートコア採取装置。
JP2012132985A 2012-06-12 2012-06-12 コンクリートコア採取装置 Active JP5945888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012132985A JP5945888B2 (ja) 2012-06-12 2012-06-12 コンクリートコア採取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012132985A JP5945888B2 (ja) 2012-06-12 2012-06-12 コンクリートコア採取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013256052A true JP2013256052A (ja) 2013-12-26
JP5945888B2 JP5945888B2 (ja) 2016-07-05

Family

ID=49952922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012132985A Active JP5945888B2 (ja) 2012-06-12 2012-06-12 コンクリートコア採取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5945888B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109629426A (zh) * 2018-12-10 2019-04-16 罗锦 一种桥梁施工用侧面打孔设备
CN112539952A (zh) * 2020-11-04 2021-03-23 西安重光明宸检测技术有限公司 一种土壤采样装置及其采样方法
CN112611593A (zh) * 2020-11-11 2021-04-06 新化县建筑材料检测中心(普通合伙) 一种混凝土地面取样检测装置
JP7466261B2 (ja) 2021-03-12 2024-04-12 株式会社奥村組 削孔装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05256032A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 多連式コアドリルの運転制御方法
JPH05269731A (ja) * 1992-03-30 1993-10-19 Daifuku Koei Kk 床面穿孔装置
JPH11320548A (ja) * 1998-03-20 1999-11-24 Misaki:Kk コアドリルのコンクリート落下防止装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05256032A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 多連式コアドリルの運転制御方法
JPH05269731A (ja) * 1992-03-30 1993-10-19 Daifuku Koei Kk 床面穿孔装置
JPH11320548A (ja) * 1998-03-20 1999-11-24 Misaki:Kk コアドリルのコンクリート落下防止装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109629426A (zh) * 2018-12-10 2019-04-16 罗锦 一种桥梁施工用侧面打孔设备
CN109629426B (zh) * 2018-12-10 2020-09-08 福州市长乐区佳林信息科技有限公司 一种桥梁施工用侧面打孔设备
CN112539952A (zh) * 2020-11-04 2021-03-23 西安重光明宸检测技术有限公司 一种土壤采样装置及其采样方法
CN112611593A (zh) * 2020-11-11 2021-04-06 新化县建筑材料检测中心(普通合伙) 一种混凝土地面取样检测装置
JP7466261B2 (ja) 2021-03-12 2024-04-12 株式会社奥村組 削孔装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5945888B2 (ja) 2016-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5945888B2 (ja) コンクリートコア採取装置
CN107322580B (zh) 悬臂式机械手
CN108943000B (zh) 工件夹持装置
CN205397495U (zh) 一种基于机器视觉的活塞工件的自动化上料机
CN202742103U (zh) 一种加工零件用夹具
CN209008130U (zh) 上料撕膜机构
CN202021682U (zh) 一种修坯装置
CN201331994Y (zh) 一种永久磁铁用安装构件
CN203255725U (zh) 一种移板装置及包括该移板装置的pcb板生产线
CN205254828U (zh) 阳极挂具及辅助定位该阳极挂具的辅助治具
CN103643904A (zh) 一种钻机管具处理机械手
CN104176493A (zh) 一种移板装置及包括该移板装置的pcb板生产线
CN212146425U (zh) 一种折叠式硬盘阵列机械臂
JP6754573B2 (ja) 引出装置
CN103447952A (zh) 一种圆盘式工件的盘面快速抛光装置及其工作方法
CN202174557U (zh) 一种自锁螺母安装装置
CN205237679U (zh) 数控开料加工中心的自动吸料装置
CN210133663U (zh) 一种工件上料装置
CN210062535U (zh) 一种建筑石材雕刻机用固定夹具
CN103338626A (zh) 插件机用多夹具插件头部机构
CN104609200B (zh) 一种码垛机械臂末端执行机构
CN218252585U (zh) 一种用于辅助机械手重新吸附钣金件的临时固定装置
CN217918804U (zh) Led灯条撕膜机构
TWI716519B (zh) 抽出裝置及抽出方法
CN105364506A (zh) 一种四点基准万向切削加工夹具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5945888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150