JP2013255573A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の背側に対するフィット性に優れ、背側からの漏れを効果的に防止し得るパンツ型吸収性物品を提供すること。
【解決手段】
外包体3は、シート材35,36と、該シート材35,36に固定された複数本の外包体形成用弾性部材33とを含んで構成されており、外包体背側領域32において、複数本の外包体形成用弾性部材33が、本体長手方向Xと直交する本体幅方向Yに伸長した状態で、本体長手方向Xに所定間隔を置いて配されている。吸収性コア5における背側部Bに位置する吸収性コア背側領域52に、本体幅方向Yに延びる線状の幅方向溝部6が形成されており、外包体背側領域32の外包体形成用弾性部材33が吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断している。
【選択図】図5

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。
従来、吸収性コアを含む縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外包体とを備えたパンツ型使い捨ておむつにおいて、おむつのずり落ち防止やフィット性、漏れ防止性の向上等の観点から、外包体におけるウエスト部や胴回り部に弾性伸縮性を付与したものが知られている。外包体に弾性伸縮性を付与する場合、実質的に非伸縮性の2枚のシート間に、伸長状態とした糸状又は帯状の弾性部材を接着剤を介して固定し、その弾性部材を収縮させてギャザーを形成する方法が一般的である。
また、本出願人は、先に、肌対向面を形成する表面シート、非肌対向面を形成する裏面シート及び両シート間に介在配置された吸収性コアを具備する吸収性物品において、該吸収性コアを、肌対向面からみた平面視において分立した複数の小吸収部により構成することを提案した(特許文献1参照)。斯かる構成の吸収体を用いることにより、十分な液体の吸収保持量を実現しつつ、柔軟性に富み、肌面の起伏にも極めて良好にフィットし、また動作に対する追従性が高く、着用感を大幅に良化することが可能となる。
特開2011−135921号公報
本出願人は、特許文献1に記載の吸収性物品(平面視において分立した複数の小吸収部により構成された吸収性コアを具備する吸収性物品)の更なる改良を図るべく種々検討した結果、吸収性コアを、該吸収性コアに形成された本体幅方向に延びる線状の幅方向溝部(本体長手方向に隣接する2個の小吸収部間の間隔)と、外包体における背側部に位置する外包体背側領域に配設された弾性部材との関係を考慮の上、適切に配置することにより、該吸収性物品の着用者の背側に対するフィット性を高め、背側からの漏れを一層効果的に防止し得ることを知見した。
従って本発明の課題は、着用者の背側に対するフィット性に優れ、背側からの漏れを効果的に防止し得るパンツ型吸収性物品を提供することにある。
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、吸収性コアを含む縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外包体とを備え、着用時に着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部を本体長手方向に有し、該外包体における該腹側部に位置する外包体腹側領域及び該背側部に位置する外包体背側領域それぞれの本体長手方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、前記外包体は、シート材と、該シート材に固定された複数本の外包体形成用弾性部材とを含んで構成されており、前記外包体背側領域において、複数本の該外包体形成用弾性部材が、本体長手方向と直交する本体幅方向に伸長した状態で、本体長手方向に所定間隔を置いて配されており、前記吸収性コアにおける前記背側部に位置する吸収性コア背側領域に、本体幅方向に延びる線状の幅方向溝部が形成されており、前記外包体背側領域の前記外包体形成用弾性部材が、該吸収性コア背側領域を本体幅方向に横断しているパンツ型吸収性物品を提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明のパンツ型吸収性物品は、着用者の背側に対するフィット性に優れ、背側からの漏れを効果的に防止し得る。
図1は、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの一例を示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを各部の弾性部材を伸長させて平面状に拡げた展開状態を示す肌当接面側(表面シート側)の平面図である。 図3は、図1に示すおむつの分解斜視図である。 図4は、図2のI−I線断面(本体幅方向に沿う断面)を模式的に示す断面図である。 図5は、図2のII−II線断面(本体長手方向に沿う断面)を模式的に示す断面図である。 図6は、図1に示すおむつにおける吸収性コアと外包体形成用弾性部材との位置関係を説明する図(図2相当図)である。 図7は、図1に示すおむつの着用状態における背側部を模式的に示す断面図(図4相当図)である。
以下、本発明のパンツ型吸収性物品を、その好ましい一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつに基づき図面を参照して説明する。本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1は、図1〜図5に示すように、吸収性コア5を含む縦長の吸収性本体2と、該吸収性本体2の非肌対向面側に配されて該吸収性本体2を固定している外包体3とを備え、着用時に着用者の腹側に配される腹側部A及び背側に配される背側部B並びにそれらの間に位置し着用者の股間部に配される股下部Cを本体長手方向Xに有し、外包体3における腹側部Aに位置する外包体腹側領域(後述する腹側シート部材31)及び背側部Bに位置する外包体背側領域(後述する背側シート部材32)それぞれの本体長手方向Xに沿う両側縁部3s,3sどうしが接合されて一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部WO及び一対のレッグ開口部LO,LOが形成されている。
尚、本明細書において、肌対向面は、パンツ型吸収性物品及びその構成部材(例えば吸収性本体、吸収性コア)における着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌対向面は、パンツ型吸収性物品及びその構成部材における着用時に着用者の肌側とは反対側(ショーツ等の着衣側)に向けられる面である。また、本体長手方向は、縦長の吸収性本体の長手方向であり、本体幅方向は、該本体長手方向と直交する方向である。
吸収性本体2は、該吸収性本体2の肌対向面を形成する液透過性の表面シート21、該吸収性本体2の非肌対向面を形成する液不透過性又は液難透過性の裏面シート22、及び両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23を含んで構成されており、X方向に長い矩形形状に形成されている。吸収体23は、パルプ繊維等の繊維の集合体を主体とする吸収性コア5と、該吸収性コア5を被覆するコアラップシート(図示せず)とを含んで構成されている。吸収性コア5には、必要に応じ吸水性ポリマーの粒子が含有される。表面シート21、裏面シート22及び吸収体23は、何れもX方向に長い矩形形状であり、表面シート21及び裏面シート22が、吸収体23の長手方向Xの両端それぞれから長手方向Xの外方に延出した部分において接合され、X方向に長い矩形形状の吸収性本体2が形成される。
図2及び図4に示すように、吸収性本体2の肌対向面における本体長手方向Xに沿う左右両側部には、本体長手方向Xに沿って一対の立体ギャザー4,4が配されている。各立体ギャザー4は、着用時に少なくとも股下部Cにおいて、着用者の肌側に向かって起立する。各立体ギャザー4は、液抵抗性ないし撥水性の立体ギャザー形成用シート材41と、該シート材41に固定された立体ギャザー形成用弾性部材42とを含んで構成されている。シート材41は、1枚の帯状シートから形成されており、該シート材41の本体幅方向Yの一端部は、吸収性本体2の吸収体23と裏面シート22との間に配され、接着剤(図示せず)によって固定され、該シート材41の本体幅方向Yの他端部は、吸収体23の上方において、本体長手方向Xに延びる折曲線(図示せず)にて本体幅方向Yの外方側に折り返され、その折り返しによって相対向したシート間に、弾性部材42が本体長手方向Xに伸長した状態で接着剤を介して固定されて、立体ギャザー4が形成されている。
外包体3は、シート材35,36と、該シート材35,36に固定された複数本の外包体形成用弾性部材33とを含んで構成されている。本実施形態における外包体3は、図1〜図3に示すように、着用時に着用者の腹側に配される腹側シート部材31と背側に配される背側シート部材32とに分割されている。即ち、本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1は、着用者の腹側に配される腹側シート部材31(外包体腹側領域)と、着用者の背側に配される背側シート部材32(外包体背側領域)と、両シート部材31,32に架け渡して固定された縦長の吸収性本体2とを備え、両シート部材31,32それぞれの本体長手方向Xに沿う両側縁部3s,3sどうしが接合されて一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部WO及び一対のレッグ開口部LO,LOが形成されている。サイドシール部Sでは、腹側シート部材31と背側シート部材32とが、接着剤、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段によって接合されている。
腹側シート部材31及び背側シート部材32は、それぞれ、その非肌対向面(おむつ1の外面)を形成する外層シート材35と、該外層シート材35の内面側に配された内層シート材36と、両シート材35,36間に接着剤(図示せず)により固定された複数本の糸状又は帯状の弾性部材33とを含んで構成されており、図2に示す如きおむつ1の展開状態において、本体幅方向Yに長い矩形形状をなしている。両シート材35,36間は、所定部位において接着剤(図示せず)によって接合されている。腹側シート部材31及び背側シート部材32においては、それぞれ図2に示すように、複数本の弾性部材33は、本体幅方向Yに沿って略直線状に配され、本体幅方向Yに伸長した状態で、本体長手方向Xに所定間隔を置いて配されている。
外層シート材35は、図3に示すように、その本体幅方向Yの長さは内層シート材36のそれと同じであるが、本体長手方向Xの長さは内層シート材36のそれよりも長く、そのため、外層シート材35は、両シート材35,36をそれらの本体長手方向Xの内方端35b,36bが一致するように積層させた場合に、内層シート材36の本体長手方向Xの外方端36aから本体長手方向Xの外方へ延出する、延出部35Eを有している。腹側シート部材31及び背側シート部材32の外層シート材35の延出部35Eは、それぞれ図2及び図5に示すように、内層シート材36側に折り返されており、その折り返しによって相対向したシート35(35E),36間に、吸収性本体2の本体長手方向Xの端部が配されている。相対向するシート35(35E),36間は、所定の部位において接着剤(図示せず)によって接合されている。
腹側部A(腹側シート部材31)及び背側部B(背側シート部材32)それぞれにおけるウエスト部Dには、外層シート材35と内層シート材36との間に弾性部材33が伸長状態で固定されていることによって、ウエストギャザーが形成されている。腹側部Aのウエスト部Dの弾性部材33及び背側部Bのウエスト部Dの弾性部材33は、図3に示すように、腹側部A又は背側部Bの本体幅方向Yの全長に亘って連続的に延びており、その全体に亘って本来有する伸縮性を発現可能になされている。ウエスト部Dは、着用者の腰回りに位置する部位であり、通常、おむつ1の腹側部Aにおける本体長手方向Xの外方端1a及びおむつ1の背側部Bにおける本体長手方向Xの外方端1bそれぞれから該おむつ1の本体長手方向Xの全長の1〜15%の長さまでの領域である。
また、腹側部A(腹側シート部材31)及び背側部B(背側シート部材32)それぞれにおける胴回り部Eには、外層シート材35と内層シート材36との間に弾性部材33が伸長状態で固定されていることによって、胴回りギャザーが形成されている。腹側部Aの胴回り部Eは、図2に示すようにおむつ1を、その各部の弾性部材を伸長させて平面状に拡げた展開状態とし、腹側部Aを上側、背側部Bを下側と考えた場合に、ウエスト部Dよりも下方に位置し且つ股下部Cよりも上方に位置する領域である。背側部Bの胴回り部Eは、おむつ1を図2に示すものとは上下逆にした場合に、腹側部Aにおける胴回り部Eと略同位置にある領域である。
本実施形態においては、腹側部A(腹側シート部材31)の胴回り部Eの弾性部材33は、図3に示すように、吸収性本体2(吸収性コア5)と重なる部分に、該弾性部材33の伸縮性の発現が抑制された非伸縮部34を有しており、それによって部分的に伸縮性の発現が抑えられている。腹側部Aの胴回り部Eの弾性部材33においては、非伸縮部34は伸縮しないが、非伸縮部34以外の他の部分(吸収性本体2の本体幅方向Yの外方に位置する部分)は伸縮する。従って、腹側部Aの胴回り部Eにおいては、吸収性本体2の配置領域を除く、本体長手方向Xに沿う左右両側部に、一対の胴回りギャザーが形成されている。
このように、弾性部材33が吸収性本体2(吸収性コア5)と重なる部分に非伸縮部34を有していることにより、吸収性本体2に縦皺を生じさせることなく吸収性本体2の本体長手方向Xの端部を着用者の身体に沿わせることが可能となり、それによって、漏れが効果的に防止されると共に、吸収性本体2に生じた皺の頂部が肌に当たることに起因する跡付き等の不都合が効果的に防止される。非伸縮部34の形成方法としては、この種の使い捨ておむつにおいて通常用いられている方法を特に制限無く用いることができ、例えば、弾性部材33を細かく分断して伸縮しないようにする方法、あるいは接着剤等を用いた接合によって弾性部材33が伸縮しないようにする方法等が挙げられる。
一方、背側部B(背側シート部材32)の胴回り部Eの弾性部材33は、図3に示すように、腹側部A及び背側部Bのウエスト部Dの弾性部材33と同様に、背側部Bの本体幅方向Yの全長に亘って連続的に延びており、その全体に亘って本来有する伸縮性を発現可能になされている。
吸収体23を構成する吸収性コア5について説明すると、図5及び図6に示すように、吸収性コア5における背側部Bに位置する吸収性コア背側領域52には、本体幅方向Yに延びる線状の幅方向溝部6が形成されており、背側シート部材32(外包体背側領域)の弾性部材33が吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断している。
本実施形態においては、幅方向溝部6は、図6に示すように、背側部B(吸収性コア背側領域52)のみならず、腹側部A(吸収性コア5における腹側部Aに位置する吸収性コア腹側領域51)及び股下部C(吸収性コア5における股下部Cに位置する吸収性コア股下領域53)にも形成されており、吸収性コア5の各領域51〜53それぞれの本体幅方向Yの中央部に、本体長手方向Xに所定間隔をおいて複数本形成されている。吸収性コア腹側領域51には、該吸収性コア腹側領域51を本体幅方向Yに横断する弾性部材33と同数(本実施形態では6本)の幅方向溝部6が形成されており、また、吸収性コア背側領域52には、該吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断する弾性部材33と同数(本実施形態では6本)の幅方向溝部6が形成されている。
本実施形態においては、複数本の幅方向溝部6は、それぞれ図5に示すように、吸収性コア5の一面側(非肌対向面側、裏面シート22との対向面側)が他面側(肌対向面側、表面シート21との対向面側)に向けて凹陥してなる線状の凹部からなる。ここで、「線状」とは、溝部(凹陥部)の形状が図6に示す如き平面視において直線に限られず、曲線を含み、各線は、連続線でも破線でも良い。本実施形態においては、複数本の幅方向溝部6は、それぞれ図6に示すように、本体幅方向Yに延びる連続直線状である。
また、本実施形態においては、図6に示すように、吸収性コア背側領域52には、本体幅方向Yに延びる線状の幅方向溝部6が本体長手方向Xに所定間隔をおいて複数本形成されていると共に、本体長手方向Xに延びる線状の長手方向溝部7が本体幅方向Yに所定間隔をおいて複数本(本実施形態では6本)形成されている。複数本の長手方向溝部7は、それぞれ幅方向溝部6と同様に、吸収性コア5の一面側(非肌対向面側、裏面シート22との対向面側)が他面側(肌対向面側、表面シート21との対向面側)に向けて凹陥してなる線状の凹部からなる。複数本の長手方向溝部7は、それぞれ図6に示すように、吸収性コア腹側領域51(腹側部A)から吸収性コア股下領域53(股下部C)を通って吸収性コア背側領域52(背側部B)に亘って連続的に延びる連続直線状であり、吸収性コア5の本体幅方向Yの中央部に形成されている。
このように、吸収性コア5には、その非肌対向面(裏面シート22との対向面)側に本体幅方向Yに延びる幅方向溝部6と本体長手方向に延びる長手方向溝部7とがそれぞれ複数本形成されており、これら複数本の溝部6,7によって、図6に示すように、吸収性コア5の各領域51〜53の本体幅方向Yの中央部が多数の区画領域8に区画化されている。各区画領域8は、格子状に形成された溝部6,7の格子の目の部分に相当し、図6に示す如き平面視において四角形形状をなしている。
吸収性コア5において、区画領域8(溝部6,7が形成されていない部位)は、パルプ繊維等の吸収性コア形成材料が溝部6,7の形成部位に比して多い、高坪量部からなり、溝部6,7の形成部位は、吸収性コア形成材料が区画領域8に比して少ない、低坪量部からなる。ここで、「溝部の形成部位」とは、吸収性コア5において、線状の凹部からなる溝部6,7の、該凹部の底部を形成している部位であり、溝部6については、図5中符号60で示す部位である。即ち、線状の凹部からなる溝部6,7は、それぞれ、吸収性コア5の厚み方向において「溝部の形成部位」(低坪量部)と同位置にある、空間部である。
区画領域8(高坪量部)は溝部6,7の形成部位(低坪量部)に比して厚みが大きく(図5参照)、そのため、吸収性コア5は、区画領域8が溝部6,7の形成部位に比して隆起した凹凸構造を有している。吸収性コア5がこのような凹凸構造を有していると、凹凸構造を有しておらず肌対向面及び非肌対向面の何れも略平坦な場合に比して、おむつ1の着用時に吸収性コア5(吸収体23)の変形が誘導され易く、おむつ1の着用者の身体に対するフィット性が向上する。
また、図5に示す如き吸収性コア5の断面視において、溝部6,7の形成部位(低坪量部)は、吸収性コア5の厚み方向に偏在している。より具体的には、溝部6,7の形成部位(溝部6については図5中符号60で示す部位)は、図5に示すように、吸収性コア5の厚み方向(図5の上下方向)において、肌対向面(表面シート21との対向面)側に偏在している。そして、溝部6,7の形成部位がこのように吸収性コア5の厚み方向において肌対向面側に偏在していることにより、区画領域8(高坪量部)は、吸収性コア5の非肌対向面(裏面シート22との対向面)側に突出している。従って、吸収性コア5においては、該吸収性コア5の肌対向面は、実質的に凹凸が無く略平坦であるのに対し、該吸収性コア5の非肌対向面は、突出形成された区画領域8(高坪量部)とこれを包囲するように形成された溝部6,7とによる凹凸を有している。
溝部6,7は、吸収性コア5にエンボス加工(熱を伴うか又は伴わないエンボスあるいは超音波エンボス等)を施すことによって形成された、いわゆるエンボス溝ではなく、積繊装置を用いた公知の吸収性コアの製造方法において、パルプ繊維等の吸収性コア形成材料の積繊量を部分的に異ならせることによって形成されたものである。この公知の吸収性コアの製造方法は、空気流に乗せて供給した吸収性コア形成材料を、積繊装置(回転ドラム等)の外面に形成された集積用凹部の底部に吸引堆積させる方法である。斯かる吸収性コアの製造方法(吸収性コア形成材料の積繊方法)において、集積用凹部の底部の開孔率を部分的に異ならせる等して、該凹部の吸引力を部分的に異ならせることにより、吸収性コア形成材料の積繊量を部分的に異ならせることが可能となり、そうして得られた吸収性コア5において、該積繊量が相対的に少ない部位が、線状の凹部からなる溝部6,7の形成部位(低坪量部)となり、該積繊量が相対的に多い部位が、区画領域8をはじめとする、溝部6,7の形成部位以外の部位(高坪量部)となる。
本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1の主たる特長の1つとして、図5及び図6に示すように、背側シート部材32(外包体背側領域)の弾性部材33が、本体幅方向Yに延びる線状の幅方向溝部6を有する吸収性コア背側領域52を、本体幅方向Yに横断している点が挙げられる。本実施形態においては、背側シート部材32の胴回り部E(図2参照)に配されている複数本(6本)の弾性部材33の全てが、吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断している。
図5及び図6に示すように、おむつ1の自然状態あるいは展開状態において、背側シート部材32の複数本の弾性部材33のうちの少なくとも1本は、本体長手方向Xにおいて吸収性コア背側領域52の幅方向溝部6と同位置にある。本実施形態においては、背側シート部材32の胴回り部Eに配されている複数本(6本)の弾性部材33の全てが、吸収性コア背側領域52の複数本(6本)の幅方向溝部6と本体長手方向Xにおいて同位置にあり、背側部Bにおいて、複数本の弾性部材33と複数本の幅方向溝部6とが1対1で対応している。
本実施形態のおむつ1は、斯かる特長的な構成を具備していることにより、着用者の背側に対するフィット性に優れ、背側からの漏れを効果的に防止することができる。即ち、おむつ1を常法通りに着用した場合、その着用状態においては、図7に示すように、背側部Bにおいては、吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断している弾性部材33の収縮力により、吸収性コア背側領域52が着用者の肌100側へ強く押圧され、それによって、吸収性本体2の肌対向面(表面シート21)が肌100にフィット性良く密着した状態となる。そのため、例えば、おむつ1の着用者が仰向けに寝ている状態で尿等の排泄液を股下部Cに排泄した場合に、その排泄液が表面シート2等を伝って本体長手方向Xに沿って背側部B側に流れてきても、弾性部材33の収縮力によって肌100にフィット性良く密着している吸収性本体2によって、排泄液は堰き止められ、排泄液の本体長手方向Xへの移動が抑制されるため、背側からの漏れを効果的に防止することができる。また、おむつ1によれば、斯かる吸収性本体2による液の堰き止め効果により、便の拡がりが効果的に抑制されるため、漏れが効果的に防止される。
特に本実施形態においては、図5及び図6に示すように、背側シート部材32(外包体背側領域)の複数本の弾性部材33のうちの少なくとも1本が、本体長手方向Xにおいて吸収性コア背側領域52の幅方向溝部6と同位置にあるため、おむつ1の着用状態において、図7に示すように、収縮した弾性部材33が、それと本体長手方向Xにおいて同位置にある幅方向溝部6内に入り込み、幅方向溝部6の形成部位60(低坪量部)を着用者の肌100側へ強く押圧する。このような、吸収性コア5の低坪量部を介しての肌100側への押圧力は、高坪量部である区画領域8を介しての肌100側への押圧力に比して強力であるため、前述した漏れ防止効果が一層確実に奏される。
前述した作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、おむつ1の各部の寸法等は次のように設定することが好ましい。
幅方向溝部6の幅W1(図5参照)は、好ましくは1mm以上、更に好ましくは2mm以上、そして、好ましくは20mm以下、更に好ましくは10mm以下、より具体的には、好ましくは1〜20mm、更に好ましくは2〜10mmである。長手方向溝部7の幅は、幅方向溝部6の幅W1と同様に設定することができる。
本体長手方向Xに隣接する2本の幅方向溝部6,6の間隔W2(図6参照)は、好ましくは5mm以上、更に好ましくは10mm以上、そして、好ましくは30mm以下、更に好ましくは25mm以下、より具体的には、好ましくは5〜30mm、更に好ましくは10〜25mmである。本体幅方向Yに隣接する2本の長手方向溝部7,7の間隔W3(図6参照)は、好ましくは3mm以上、更に好ましくは8mm以上、そして、好ましくは30mm以下、更に好ましくは25mm以下、より具体的には、好ましくは3〜30mm、更に好ましくは8〜25mmである。また、2本の幅方向溝部6,6の間隔W2と長手方向溝部7,7の間隔W3は同様の寸法に設定することができる。
弾性部材33の直径Rと幅方向溝部6の幅W1との比(R/W1)は、好ましくは0.004〜0.05、更に好ましくは0.005〜0.04である。
吸収性コア背側領域52(背側部B)における幅方向溝部6の本数は、好ましくは3本以上、更に好ましくは5本以上、そして、好ましくは20本以下、更に好ましくは15本以下、より具体的には、好ましくは3〜20本、更に好ましくは5〜15本である。吸収性コア腹側領域51(腹側部A)における幅方向溝部6の本数は、吸収性コア背側領域52(背側部B)における幅方向溝部6の本数と同様に設定することができる。
吸収性コア背側領域52(背側部B)における長手方向溝部7の本数は、好ましくは3本以上、更に好ましくは5本以上、そして、好ましくは10本以下、更に好ましくは7本以下、より具体的には、好ましくは3〜10本、更に好ましくは3〜7本である。吸収性コア腹側領域51(腹側部A)及び吸収性コア股下領域53(股下部C)における長手方向溝部7の本数は、吸収性コア背側領域52(背側部B)における長手方向溝部7の本数と同様に設定することができる。
吸収性コア5における区画領域8(高坪量部)の坪量S1は、好ましくは200g/m2以上、更に好ましくは300g/m2以上、そして、好ましくは900g/m2以下、更に好ましくは800g/m2以下、より具体的には、好ましくは200〜900g/m2、更に好ましくは300〜800g/m2である。
吸収性コア5における線状の凹部からなる溝部6,7の形成部位(低坪量部。溝部6については図5中符号60で示す部位。)の坪量S2は、好ましくは10g/m2以上、更に好ましくは50g/m2以上、そして、好ましくは500g/m2以下、更に好ましくは400g/m2以下、より具体的には、好ましくは10〜500g/m2、更に好ましくは50〜400g/m2である。
溝部6,7の形成部位(低坪量部)の坪量S2は、区画領域8(高坪量部)の坪量S1に対しての割合(S2/S1)が,その下限値が好ましくは1%であり、更に好ましくは3%であり、上限値は好ましくは80%であり、更に好ましくは70%である。
線状の凹部からなる溝部6,7の深さは、好ましくは1.5mm以上、更に好ましくは3mm以上、そして、好ましくは14mm以下、更に好ましくは10mm以下、より具体的には、好ましくは1.5〜14mm、更に好ましくは3〜10mmである。
区画領域(高坪量部)の坪量S1及び溝部6,7の形成部位(低坪量部)の坪量S2並びに溝部6,7の深さは、それぞれ、以下のようにして測定される。
<坪量の測定方法>
測定対象物(吸収性コア5)における区画領域8(高坪量部)と溝部6,7の形成部位(低坪量部)との境界線に沿って、フェザー社製の片刃剃刀を用いて、区画領域8(高坪量部)の小片を切り出す。切り出された区画領域8(高坪量部)の小片について、重量を電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定する。求めた重量を区画領域8(高坪量部)の小片の面積で除して小片の坪量を算出する。小片5個の坪量の平均を区画領域8(高坪量部)の坪量とする。
また、区画領域8(高坪量部)と溝部6,7の形成部位(低坪量部)との境界線に沿って、フェザー社製の片刃剃刀を用いて、細いストライプ状の溝部6,7の形成部位(低坪量部)の小片を切り出す。この溝部6,7の形成部位(低坪量部)の小片の切り出し作業において、本体長手方向Xの切断長さは50mmとし、本体幅方向Yの切断幅は、溝部6,7の形成部位(低坪量部)の幅の設計寸法に合わせる。切り出された溝部6,7の形成部位(低坪量部)の小片について、重量を電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定する。求めた重量を溝部6,7の形成部位(低坪量部)の小片の面積で除して小片の坪量を算出する。小片5個の坪量の平均を溝部6,7の形成部位(低坪量部)の坪量とする。
<溝部の深さの測定方法>
測定対象物(吸収性コア5)を所定のサイズにカットして測定サンプルを得、該測定サンプルの測定箇所(溝部6,7)及びその周辺領域を5kPaで10分間加圧し、除重後すぐに以下の方法で、測定箇所における溝部6,7の深さの測定を行う。測定箇所は、測定サンプル1枚あたり3点以上とし、測定サンプル2枚(測定箇所6点以上)の平均を溝部6,7の深さとする。例えば測定サンプルを、フェザー社製刃剃刀で、図2に示す本体長手方向X又は本体幅方向Yに切断し、この切断されたサンプルの断面について、溝部6,7の深さを測定する。肉眼にて測定し難い場合には、前記切断されたサンプルの断面を、例えば、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−1000)を用いて20〜100倍の倍率で観察し、その拡大断面について測定してもよい。
おむつ1の形成材料について説明すると、吸収性本体2を構成する表面シート21、裏面シート22及び吸収体23(吸収性コア5、コアラップシート)、外包体3を構成する外層シート材35及び内層シート材36、並びに立体ギャザー4を形成するシート材41としては、それぞれ、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布等を用いることができ、裏面シート22としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収性コアの形成材料としては、パルプ繊維等の繊維材料や粒子状等の各種形状の吸水性ポリマーを用いることができ、コアラップシートとしては、ティッシュペーパー等の紙や各種不織布、開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。外層シート材35及び内層シート材36としては、エアスルー不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の不織布を用いることができる。立体ギャザー4を形成するシート材41としては、伸縮性のフィルム、不織布、織物又はそれらの積層シート等を用いることができる。
外包体形成用弾性部材33及び立体ギャザー形成用弾性部材42としては、例えば、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状又は帯状の伸縮性材料を用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、前記実施形態においては、幅方向溝部6及び長手方向溝部7は、それぞれ、吸収性コア5の一面(非肌対向面)側が他面(肌対向面)側に向けて凹陥してなる線状の凹部から形成されていたが、吸収性コア5を厚み方向に貫通する線状の貫通孔(図示せず)から形成されていても良い。また、両溝部6,7のうちの一方が線状の凹部から形成され、他方が線状の貫通孔から形成されていても良い。幅方向溝部6が線状の貫通孔から形成されている場合、図7に示す如きおむつ1の着用状態において、収縮した弾性部材33は、それと本体長手方向Xにおいて同位置にある該貫通孔(幅方向溝部6)内に入り込み、該貫通孔の肌対向面側(表面シート21側)の開孔端を被覆する、表面シート21を、着用者の肌100側へ強く押圧する。斯かる場合でも、前記実施形態と同様の効果が奏される。
また、前記実施形態においては、吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断する複数本の弾性部材33の全てが、該吸収性コア背側領域52の複数本の幅方向溝部6と本体長手方向Xにおいて同位置にあり、背側部Bにおいて、複数本の弾性部材33と複数本の幅方向溝部6とが1対1で対応していたが、本発明においては、背側シート部材32(外包体背側領域)の弾性部材33が吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断していれば良く、前記実施形態に制限されない。例えば、1)吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断する複数本の弾性部材33の全てが、該吸収性コア背側領域52の複数本の幅方向溝部6と本体長手方向Xにおいて同位置に無くても良く、あるいは2)弾性部材33と幅方向溝部6とが本体長手方向Xにおいて同位置にある箇所と、弾性部材33と幅方向溝部6とが本体長手方向Xにおいて同位置に無い箇所とが、背側部Bに混在していても良い。
また、前記実施形態においては、外包体3が腹側シート部材31と背側シート部材32とに分割されており、吸収性本体2が両シート部材31,32に架け渡して固定されていたが、本発明のパンツ型吸収性物品は、斯かる構成に限定されず、例えば、外包体が、腹側部と背側部とで分割されずに、腹側部、股下部及び背側部に亘る砂時計状等の外包体であっても良い。
また、前記実施形態においては、腹側部A(腹側シート部材31)の胴回り部Eの弾性部材33は、吸収性本体2(吸収性コア5)と重なる部分に、該弾性部材33の伸縮性の発現が抑制された非伸縮部34を有していたが、背側部B(背側シート部材32)の胴回り部Eの弾性部材33と同様に、非伸縮部34を有さずに、腹側部Aの本体幅方向Yの全長に亘って連続的に延び、その全体に亘って本来有する伸縮性を発現可能になされていても良い。その場合、前述したように、吸収性コア腹側領域51は吸収性コア背側領域52と同様に構成されているため、おむつ1は、着用者の背側のみならず、腹側に対するフィット性にも優れ、腹側からの漏れも効果的に防止することができるものとなる。
前記実施形態に関し、更に以下の付記(パンツ型吸収性物品)を開示する。
<1> 吸収性コアを含む縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外包体とを備え、着用時に着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部を本体長手方向に有し、該外包体における該腹側部に位置する外包体腹側領域及び該背側部に位置する外包体背側領域それぞれの本体長手方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
前記外包体は、シート材と、該シート材に固定された複数本の外包体形成用弾性部材とを含んで構成されており、前記外包体背側領域において、複数本の該外包体形成用弾性部材が、本体長手方向と直交する本体幅方向に伸長した状態で、本体長手方向に所定間隔を置いて配されており、
前記吸収性コアにおける前記背側部に位置する吸収性コア背側領域に、本体幅方向に延びる線状の幅方向溝部が形成されており、前記外包体背側領域の前記外包体形成用弾性部材が、該吸収性コア背側領域を本体幅方向に横断しているパンツ型吸収性物品。
<2> 前記吸収性本体は、該吸収性本体の肌対向面を形成する液透過性の表面シート、該吸収性本体の非肌対向面を形成する液不透過性又は液難透過性の裏面シート、及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体を含んで構成されている前記<1>記載のパンツ型吸収性物品。
<3> 前記外包体腹側領域及び前記外包体背側領域は、それぞれ、その非肌対向面を形成する外層シート材と、該外層シート材の内面側に配された内層シート材と、両シート材間に接着剤により固定された複数本の糸状又は帯状の前記外包体形成用弾性部材とを含んで構成されている前記<1>又は<2>記載のパンツ型吸収性物品。
<4> 前記外包体形成用弾性部材は、伸長状態で前記両シート材間に固定されている前記<3>記載のパンツ型吸収性物品。
<5> 前記外包体背側領域の複数本の前記外包体形成用弾性部材のうちの少なくとも1本は、本体長手方向において前記幅方向溝部と同位置にある前記<1>〜<4>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<6> 前記外包体背側領域の胴回り部に配されている複数本の前記外包体形成用弾性部材の全てが、前記吸収性コア背側領域の複数本の前記幅方向溝部と本体長手方向において同位置にある前記<1>〜<5>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<7> 前記背側部において、複数本の前記外包体形成用弾性部材と複数本の前記幅方向溝部とが1対1で対応している前記<1>〜<6>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<8> 前記外包体形成用弾性部材と前記幅方向溝部とが本体長手方向において同位置にある箇所と、該外包体形成用弾性部材と該幅方向溝部とが本体長手方向において同位置に無い箇所とが、前記背側部に混在している前記<1>〜<5>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<9> 前記幅方向溝部は、前記吸収性コアの一面側が他面側に向けて凹陥してなる線状の凹部からなる前記<1>〜<8>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<10> 前記幅方向溝部は、前記吸収性コアの非肌対向面側(前記裏面シートとの対向面側)が肌対向面側(前記表面シートとの対向面側)に向けて凹陥している前記<9>記載のパンツ型吸収性物品。
<11> 前記吸収性コアにおいて、前記幅方向溝部が形成されていない部位(幅方向溝部非形成部)は、吸収性コア形成材料が該幅方向溝部の形成部位に比して多い、高坪量部からなり、該幅方向溝部の形成部位は、吸収性コア形成材料が該幅方向溝部非形成部に比して少ない、低坪量部からなる前記<9>又は<10>記載のパンツ型吸収性物品。
<12> 前記幅方向溝部は、前記吸収性コアを厚み方向に貫通する線状の貫通孔からなる前記<1>〜<8>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<13> 前記吸収性コア背側領域に、前記幅方向溝部が本体長手方向に所定間隔をおいて複数本形成されていると共に、本体長手方向に延びる線状の長手方向溝部が本体幅方向に所定間隔をおいて複数本形成されており、これら複数本の幅方向溝部及び長手方向溝部によって、該吸収性コア背側領域が多数の区画領域に区画化されている前記<1>〜<12>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<14> 複数本の前記長手方向溝部は、それぞれ、吸収性コア腹側領域(前記吸収性コアにおける前記腹側部に位置する領域〕(前記腹側部)から吸収性コア股下領域〔前記吸収性コアにおける股下部(前記腹側部と前記背側部との間に位置し着用者の股間部に配される部位)に位置する領域〕(前記股下部)を通って前記吸収性コア背側領域(前記背側部)に亘って連続的に延びる連続直線状に形成されている前記<13>記載のパンツ型吸収性物品。
<15> 複数本の前記長手方向溝部は、前記吸収性コアの本体幅方向の中央部に形成されている前記<13>又は<14>記載のパンツ型吸収性物品。
<16>前記幅方向溝部及び前記長手方向溝部は、それぞれ、吸収性コア形成材料の積繊量を部分的に異ならせることによって形成されたものである前記<13>〜<15>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<17>前記吸収性コアにおける高坪量部(前記区画領域。前記幅方向溝部及び前記長手方向溝部が形成されていない部位。)の坪量は、好ましくは200g/m2以上、更に好ましくは300g/m2以上、そして、好ましくは900g/m2以下、更に好ましくは800g/m2以下、より具体的には、好ましくは200〜900g/m2、更に好ましくは300〜800g/m2である前記<13>〜<16>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<18>前記吸収性コアにおける低坪量部(前記吸収性コアにおける、線状の前記凹部からなる前記幅方向溝部及び前記長手方向溝部の形成部位)の坪量は、好ましくは10g/m2以上、更に好ましくは50g/m2以上、そして、好ましくは500g/m2以下、更に好ましくは400g/m2以下、より具体的には、好ましくは10〜500g/m2、更に好ましくは50〜400g/m2である前記<13>〜<17>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<19>前記幅方向溝部の幅は、好ましくは1mm以上、更に好ましくは2mm以上、そして、好ましくは20mm以下、更に好ましくは10mm以下、より具体的には、好ましくは1〜20mm、更に好ましくは2〜10mmである前記<1>〜<18>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<20>本体長手方向に隣接する2本の前記幅方向溝部の間隔は、好ましくは5mm以上、更に好ましくは10mm以上、そして、好ましくは30mm以下、更に好ましくは25mm以下、より具体的には、好ましくは5〜30mm、更に好ましくは10〜25mmである前記<1>〜<19>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<21>前記外包体腹側領域(前記腹側部)の胴回り部に配されている前記外包体形成用弾性部材は、前記吸収性本体(前記吸収性コア)と重なる部分に、該外包体形成用弾性部材の伸縮性の発現が抑制された非伸縮部を有している前記<1>〜<20>の何れか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<22>前記外包体腹側領域(前記腹側部)の胴回り部においては、前記外包体形成用弾性部材は前記非伸縮部では伸縮せず、前記吸収性本体(前記吸収性コア)の配置領域(該非伸縮部)を除く、本体長手方向に沿う左右両側部に、一対の胴回りギャザーが形成されている前記<21>記載のパンツ型吸収性物品。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は斯かる実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
図1〜図5に示すおむつ1と同様の基本構成を有するパンツ型使い捨ておむつを作製し、これを実施例1のサンプルとした。実施例1においては、前記実施形態と同様に、吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断する複数本の弾性部材33の全てが、該吸収性コア背側領域52の複数本の幅方向溝部6と本体長手方向Xにおいて同位置にあり、背側部Bにおいて、複数本の弾性部材33と複数本の幅方向溝部6とが1対1で対応していた(図6参照)。
実施例1で用いたおむつの構成部材は下記の通り。表面シート21としては、坪量25g/m2の液透過性のエアスルー不織布を用いた。裏面シート22としては、坪量20g/m2の液不透過性且つ透湿性のポリエチレン製樹脂フィルム(炭酸カルシウム配合)を用いた。吸収体23としては、フラッフパルプ150g/m2と吸水性ポリマー210g/m2との均一混合物からなる総坪量360g/m2の吸収性コア5の外面を、坪量16g/m2の液透過性のティッシュペーパーで被覆したものを用いた。この吸収性コア5の本体長手方向の全長は390mm、本体幅方向の全長(最大長さ)は120mmであった。外層シート材35及び内層シート材36としては、それぞれ、坪量20g/m2の液透過性のエアスルー不織布を用いた。立体ギャザー形成用のシート材41としては、裏面シート22と同じものを用いた。外包体形成用弾性部材33及び立体ギャザー形成用弾性部材42としては、それぞれ、直径0.2mmのポリウレタン製の糸状の弾性部材を用い、該弾性部材のシート材35,36又はシート材41への固定は、ホットメルト型接着剤により行った。
実施例1で用いた吸収性コア5の各部の寸法等は下記の通り。
・線状の凹部からなる幅方向溝部6の幅W1(図5参照)は5mm。尚、線状の凹部からなる長手方向溝部7の幅は、幅方向溝部6の幅W1と同じに設定した。
・本体長手方向Xに隣接する2本の幅方向溝部6,6の間隔W2(図6参照)は18mm、本体幅方向Yに隣接する2本の長手方向溝部7,7の間隔W3(図6参照)は25mm。
・吸収性コア腹側領域51(腹側部A)及び吸収性コア背側領域52(背側部B)それぞれにおける幅方向溝部6の本数は5本。
・長手方向溝部7は、吸収性コア腹側領域51(腹側部A)から吸収性コア股下領域53(股下部C)を通って吸収性コア背側領域52(背側部B)に亘って連続的に延びる連続直線状であり、その本数は3本。
・吸収性コア5における区画領域8(高坪量部)の坪量は360g/m2、線状の凹部からなる溝部6,7の形成部位(低坪量部。溝部6については図5中符号60で示す部位。)の坪量は50g/m2
・溝部6,7の深さは、それぞれ5mm。
〔実施例2〕
弾性部材33と幅方向溝部6とが本体長手方向Xにおいて同位置にある箇所と、弾性部材33と幅方向溝部6とが本体長手方向Xにおいて同位置に無い箇所とが、背側部Bに混在していた点以外は、実施例1と同様にしてパンツ型使い捨ておむつを作製し、これを実施例2のサンプルとした。
〔比較例1〕
吸収性コア5として、長手方向溝部7は形成されているが幅方向溝部6は形成されていない吸収性コアを用いた以外は実施例1と同様にしてパンツ型使い捨ておむつを作製し、これを比較例1のサンプルとした。
〔比較例2〕
背側シート部材32(外包体背側領域)に弾性部材33を配設しなかった以外は実施例1と同様にしてパンツ型使い捨ておむつを作製し、これを比較例2のサンプルとした。
〔評価〕
実施例及び比較例の各サンプル(パンツ型使い捨ておむつ)について、液拡散性を下記方法により評価した。その結果を下記表1に示す。尚、表1中のW1やL1等の符合は、図中の同一符合に対応したものである。
<液拡散性の評価方法>
サンプル(パンツ型使い捨ておむつ)を着用させたアクリル製のベビーモデルを仰向けに寝かせた状態で、40gの人工尿をサンプル(吸収性コア)の中心(おむつ又は吸収性コアの本体長手方向の中央且つ本体幅方向の中央)に注入速度5g/秒で注入し、その状態で5分間放置した後、ベビーモデルからサンプルを脱がし、サンプルの背側部における本体長手方向の外方端(図1中符合1bで示す部位)と人工尿の拡散部分との間の本体長手方向に沿った離間距離(液非拡散部長さ)を測定すると共に、背側部において人工尿が拡散していない部分の面積(液非拡散部面積)を測定した。液非拡散部面積は、吸収性コアにおける、人工尿の拡散部分のおむつ外方端1b(図1参照)寄りの長手方向端部から該吸収性コアの該おむつ外方端1b寄りの長手方向端部までの未使用領域(吸収性コアにおける人工尿を吸収保持していない領域)の面積である。前記液非拡散部長さが長いほど、また、前記液非拡散部面積が大きいほど、尿の背側部側への拡散が効果的に抑制され、背側からの漏れ防止性に優れると評価でき、高評価となる。人工尿の組成は次の通り。尿素1.94質量%、塩化ナトリウム0.7954質量%、硫酸マグネシウム(七水和物)0.11058質量%、塩化カルシウム(二水和物)0.06208質量%、硫酸カリウム0.19788質量%、ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.0035質量%及びイオン交換水(残量)。
Figure 2013255573
表1に示す通り、実施例1及び2は、何れも比較例1及び2に比して、液非拡散部長さが長く且つ液非拡散部面積が大きく、従って、尿の背側部側への拡散が効果的に抑制され、背側からの漏れ防止性に優れる結果となった。比較例1においては、背側シート部材32(外包体背側領域)の外包体形成用弾性部材33が、吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断しているものの、該吸収性コア背側領域52に本体幅方向Yに延びる線状の幅方向溝部6が形成されていないため、比較例1は、実施例1及び2に比して漏れ防止性に劣る結果となったと推察される。また、比較例2においては、吸収性コア背側領域52に本体幅方向Yに延びる線状の幅方向溝部6が形成されているものの、背側シート部材32に外包体形成用弾性部材33が配設されておらず、該吸収性コア背側領域52を本体幅方向Yに横断する外包体形成用弾性部材が存在していないため、比較例2は、実施例1及び2に比して漏れ防止性に劣る結果となったと推察される。以上のことから、パンツ型使い捨ておむつの如きパンツ型吸収性物品において、着用者の背側に対するフィット性を高め、背側からの漏れを効果的に防止するためには、吸収性コア背側領域に、本体幅方向に延びる線状の幅方向溝部が形成され、且つ外包体背側領域の外包体形成用弾性部材が、該吸収性コア背側領域を本体幅方向に横断していることが有効であることがわかる。
1 パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2 吸収性本体
3 外包体
4 立体ギャザー
5 吸収性コア
6 幅方向溝部
7 長手方向溝部
8 区画領域
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
31 腹側シート部材(外包体腹側領域)
32 背側シート部材(外包体背側領域)
33 外包体形成用弾性部材
35 外層シート材
36 内層シート材
51 吸収性コア腹側領域
52 吸収性コア背側領域
60 吸収性コアにおける幅方向溝部の形成部位
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
D ウエスト部
E 胴回り部
X 本体長手方向
Y 本体幅方向

Claims (5)

  1. 吸収性コアを含む縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外包体とを備え、着用時に着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部を本体長手方向に有し、該外包体における該腹側部に位置する外包体腹側領域及び該背側部に位置する外包体背側領域それぞれの本体長手方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
    前記外包体は、シート材と、該シート材に固定された複数本の外包体形成用弾性部材とを含んで構成されており、前記外包体背側領域において、複数本の該外包体形成用弾性部材が、本体長手方向と直交する本体幅方向に伸長した状態で、本体長手方向に所定間隔を置いて配されており、
    前記吸収性コアにおける前記背側部に位置する吸収性コア背側領域に、本体幅方向に延びる線状の幅方向溝部が形成されており、前記外包体背側領域の前記外包体形成用弾性部材が、該吸収性コア背側領域を本体幅方向に横断しているパンツ型吸収性物品。
  2. 前記外包体背側領域の複数本の前記外包体形成用弾性部材のうちの少なくとも1本は、本体長手方向において前記幅方向溝部と同位置にある請求項1記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 前記幅方向溝部は、前記吸収性コアの一面側が他面側に向けて凹陥してなる線状の凹部からなる請求項1又は2記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記幅方向溝部は、前記吸収性コアを厚み方向に貫通する線状の貫通孔からなる請求項1又は2記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 前記吸収性コア背側領域に、前記幅方向溝部が本体長手方向に所定間隔をおいて複数本形成されていると共に、本体長手方向に延びる線状の長手方向溝部が本体幅方向に所定間隔をおいて複数本形成されており、これら複数本の幅方向溝部及び長手方向溝部によって、該吸収性コア背側領域が多数の区画領域に区画化されている請求項1〜4の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
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