JP2024514129A

JP2024514129A - 吸収性インサート及び再使用可能なシェルと吸収性インサートを備えた着用可能な吸収性物品

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Publication number: JP2024514129A
Application number: JP2023561817A
Authority: JP
Inventors: ヘレーナ・コーネリウスソン; マティアス・ヨハンソン; ウッラ・ダニエルソン; ペーテル・アクスボルン; カロリーネ・レンフルト
Original assignee: Essity Hygiene and Health AB
Current assignee: Essity Hygiene and Health AB
Priority date: 2021-04-07
Filing date: 2021-04-07
Publication date: 2024-03-28
Also published as: JP2024515053A; CN117177725A; US20240164959A1; US20240164958A1; EP4319704A1; EP4319703A1; CN117083042A; WO2022216188A1; WO2022216196A1

Abstract

再使用可能な外側シェルのための使い捨て可能な吸収性インサートは、長手方向及び横方向の延長部、長手及び横側縁部を有し、ならびに前部分、後部分及び前部分と後部分の間に置かれた股部分を有する。インサートは、長手及び横側縁部を有し、液体透過性のユーザに面している表面シート及び液体不透過性の衣類に面している裏面シートの間に挟まれた吸収性コアを備え、吸収性コアは、上側部及び下側部を備えたコアカバーによって囲まれた吸収物品を備えている。インサートはさらに、インサートの第１の長手側縁部に沿った第１の長手方向に延在する直立ギャザーと、インサートの第２の長手側縁部に沿った第２の長手方向に延在する直立ギャザーとを備えている。インサートは、第１の長手方向に延在する直立ギャザーの外側で横に延在する第１の側部漏れフラップ、及び第２の長手方向に延在する直立ギャザーの外側で横に延在する第２の漏れフラップを有する。

Description

本開示は、再使用可能な外側シェルのための吸収性インサート、及び再使用可能なシェルと使い捨てインサートを備えた着用可能な吸収性物品に関する。

例えば、おむつ、失禁用衣類、女性用衣類、インサートなどの形の着用可能な使い捨て吸収性物品がよく知られている。吸収性物品は、使用中に着用者に高いレベルの快適性及び乾燥感を提供しながら、様々なタイプの身体滲出液を吸収、分配及び保存するために使用される。

おむつの形の従来の使い捨て吸収性物品は通常、表面シートと裏面シートの間に挟まれた吸収性コアを伴って設計されている。物品は、長手軸に沿って、及び長手軸に関して垂直方向に延在する横軸に沿って配置されている。さらに、物品は、前部分、後部分及び股部分に分割することができる。おむつは、コアと一体的であり、物品からの縁部漏れを防ぐために内部脚部ギャザー、すなわち直立ギャザー、及び外部脚部ギャザーをさらに備えた着用者を囲むためのウエスト部分を伴って設計されている。

使い捨て可能な吸収性インサートは、外側再使用可能シェルで使用され、通常は、外部使い捨て又は再使用可能シェル又はカバーで使用されることを意図しているので、使い捨ておむつより単純な設計である。

米国特許出願公開第２０１９０１１７４７１Ａ１号は、支持シェル内での取り除き可能な使のためのために、又は単回使のための使い捨ておむつ内でマルチプライヤ（ｍｕｌｔｉｐｌｉｅｒ）として適合された吸収性チャネルインサートおむつを開示している。

米国特許出願公開第２０１９０１１７４７１Ａ１号

本開示は、外部脚部カフスを備えていない使い捨てインサートは特定の例では縁部漏れ又は汚れに苦しむという洞察に基づいている。

本発明は、請求項１に記載の吸収性インサート、及び上記問題を緩和する請求項２９に記載の再使用可能シェル及び使い捨てインサートを備えた着用可能な吸収性物品を提供する。別の実施形態は、従属請求項及び以下の説明に記載されている。

インサートの側部漏れフラップは、インサートの吸収性コア内に吸収を逃れた体液が使い捨てインサートと組み合わせて使用される再使用可能シェルの脚部周囲部を汚すことを防ぐことが可能である。これは、インサートの自由外側長手側縁部で弾性を欠いている、又はすなわち、外部脚部ギャザーを欠いている吸収性インサートに対する利点である。

第１の側部漏れフラップは、インサートの第１の長手側縁部の長手方向長さ全体に沿って延びてもよく、第２の漏れフラップは、インサートの第２の長手側縁部の長手方向長さ全体に沿って延びてもよい。

第１及び第２の側部漏れフラップは、表面シート及び裏面シートの延長部であってもよい。第１及び第２の側部漏れフラップは、表面シート、裏面シートならびに第１及び第２のそれぞれの直立ギャザー材料の延長部であってもよい。第１及び第２の側部漏れフラップ内の表面シート及び裏面シートは、接着剤などによって、互いに取り付けられてもよい。第１及び第２の側部漏れフラップ内の表面シート及び直立ギャザー材料は、長手方向溶接線及び／又は接着剤の線などによって、互いに取り付けられてもよい。第１及び第２の側部漏れフラップ内の直立ギャザー材料及び裏面シートはそれぞれ、互いに取り付けられてもよい。側部漏れフラップ内の材料の間の積層強度は、２Ｎ／２５ｍｍより大きくてもよい。

インサートの第１の長手側縁部に沿って延在する第１の長手方向直立ギャザーは、材料の第１のシート及び弾性糸を備えていてもよく、インサートの第２の長手側縁部に沿って延在する第２の長手方向直立ギャザーは、材料の第２のシート及び弾性糸を備えていてもよい。第１及び第２の直立ギャザーはそれぞれ、２から５つの弾性糸などの２つ以上の弾性糸を備えていてもよい。第１及び第２の直立ギャザーの材料はそれぞれ、２層の材料を備えていてもよい。第１及び第２の直立ギャザーの材料は、それぞれ第１及び第２の側部漏れフラップ内の表面シート材料に取り付けられていてもよい。取付は、長手方向溶接線及び／又は接着剤の線であってもよい。第１の直立ギャザーの材料は、表面シートに取り付けられている部分、及び弾性糸を備えた表面シートに取り付けられていない部分を備えていてもよい。第２の直立ギャザーの材料は、表面シートに取り付けられている部分、及び弾性糸を備えた表面シートに取り付けられていない部分を備えていてもよい。第１及び第２の直立ギャザーの弾性糸はそれぞれ、表面シートのユーザに面している表面の上で持ち上げられてもよい。第１及び第２の直立ギャザーの弾性糸はそれぞれ、表面シートのユーザに面している表面の上で少なくとも３０ｍｍ及び５０ｍｍ未満などの、少なくとも２０ｍｍ及び７０ｍｍ未満で持ち上げられてもよい。

第１及び第２の側部漏れフラップそれぞれの横延長部は、表面シートに取り付けられている直立ギャザーの材料の部分と弾性糸を備えた表面シート、及びインサートの最も近い長手側縁部に取り付けられていない直立ギャザーの材料の部分の間の交差点から測定されるような、少なくとも１５ｍｍ及び６０ｍｍ未満、少なくとも２５ｍｍ及び５０ｍｍ未満、１０～４０ｍｍなどの少なくとも１０ｍｍ及び７０ｍｍ未満であってもよい。

表面シート及び裏面シートは、インサートの前部分及び後部分内のコアの横側縁部それぞれの外側で長手方向に延びていてもよい。表面シート及び裏面シートの長手方向延長部は、インサートの前部分よりインサートの後部分で大きくてもよい。後部分内の表面シート及び裏面シートの延長部は、インサートの前部分より２から６倍、任意選択では、３～５倍大きくてもよい。

ループ材料のストリップは、インサートの前部分及び後部分の横側縁部それぞれの近くで裏面シートの衣類に面した表面に取り付けられていてもよい。ループ材料のストリップは、インサートの横側部の７０～９０％などの５０～１００％上に延びていてもよい。ループ材料のストリップの長手方向延長部は、１０から５０ｍｍ、任意選択では１０から３５ｍｍであってもよい。ループ材料のストリップの長手方向延長部は、インサートの前部分より後部分で大きくてもよい。ループ材料のストリップは、表面シート及び裏面シートの材料と同じ自由横側縁部を有していてもよい。ループ材料のストリップは、インサートと同じ自由横側縁部を有してもよい。

コアは矩形を有してもよい。インサートは矩形を有してもよい。

さらに、本明細書に記載されるような、着用者によって着用される再使用可能シェル、及び使い捨てインサートを備えた着用可能な吸収性物品が提供される。

加えて、再使用可能な外側シェルのための使い捨て可能な吸収性インサートが提供され、インサートは、長手方向及び横方向の延長部、長手及び横側縁部、ならびに前部分、後部分及び前部分と後部分の間に置かれた股部分を有し、長手及び横側縁部を有し、液体透過性のユーザに面している表面シート及び液体不透過性の衣類に面している裏面シートの間に挟まれた吸収性コアを備え、吸収性コアは、上側部及び下側部を備えたコアカバーによって囲まれた吸収物品を備え、インサートは、インサートの第１の長手側縁部に沿った第１の長手方向に延在する直立ギャザーと、インサートの第２の長手側縁部に沿った第２の長手方向に延在する直立ギャザーとを備え、ループ材料のストリップは、インサートの前部分及び後部分の横側縁部それぞれの近くで裏面シートの衣類に面している側に取り付けられている。

ループ材料のストリップは、インサートの横側部の５０～１００％上に延びていてもよい。ループ材料のストリップの長手方向延長部は、１０から３５ｍｍなど、１０から５０ｍｍであってもよい。ループ材料のストリップの長手方向延長部は、インサートの前部分より後部分で大きくてもよい。ループ材料のストリップは、表面シート及び裏面シートの材料と同じ自由横側縁部を有していてもよい。ループ材料のストリップは、インサートと同じ自由横側縁部を有してもよい。裏面シートに取り付けられたループ材料のストリップを備えたインサートはさらに、上及び本明細書で開示されるようなインサートのあらゆる他の特徴部を備えていてもよい。

着用者によって着用される再使用可能シェルを備えた着用可能な吸収性物品は、上に開示したように、インサートの前部分及び後部分の横側縁部それぞれの近くで裏面シートの衣類に面している側に取り付けられたループ材料のストリップを備えた使い捨てインサートを備えていてもよい。

裏面シートの衣類に面している側のループ材料のストリップは、本明細書に開示されるような、前部分及び後部分の内側でフックパッチを備えた再使用可能シェル内へのインサートの改良した取付を行う。インサートの製造は、通常のおむつ上の着接区間（ｌａｎｄｉｎｇｚｏｎｅ）として通常使用されるループ材料が上に開示されるようなインサートのためのループ材料のストリップとして切断及び使用されてもよい点において容易にされる。ループ材料の取付は、連続表面シート及び裏面シート材料によってさらに接続された２つの隣接インサートの輪郭にわたるようにループ材料を加えることによって製造中に連続して作られてもよい。インサートはその後、１つの切断動作でループ材料ならびに表面シート及び裏面シート材料を通した切断によって分離されて、それにより、接続されたインサートを分離する。インサートの前部分及び後部分それぞれ内のループ材料のストリップはそれにより、表面シート及び裏面シートの材料と、すなわち、インサート自体と同じ自由横側縁部を有する。インサート自体と同じ自由横側縁部を備えたその前部分及び後部分内のループ材料のストリップを有するインサートの利点は、使のための際に、再使用可能シェル内でインサートの改良した密着取付を行うことである。

本明細書に開示されたような、インサート、及び再使用可能シェル及び使い捨てインサートを備えた着用可能な吸収性物品は、工業製造用である。

開示の別の利点及び有利な特性は、以下の説明及び従属請求項に開示されている。

開示は、添付の図面に示された図を参照して以下により詳細に記載されている。

本開示による吸収性インサートの上からの平面図である。図１のインサートの断面図である。本開示によるインサートの層の展開図である。本開示による吸収性インサートを示す図である。再使用可能シェル及び使い捨てインサートを備えた着用可能な吸収性物品を示す図である。

本開示の異なる態様は、添付の図面を参照してこれ以下により完全に記載される。しかし、本明細書に開示されたインサートの実施形態は、異なるサイズ及び吸収レベルなどの多くの異なる形で実現することができ、本明細書に記載された態様に限るものと解釈されるべきではない。

図１は、長手方向Ｌ及び横方向Ｔに延長部を有する再使用可能外側シェル２のための使い捨て可能な吸収性インサート１を開示している。インサート１は、長手側縁部３、３′及び横側縁部４、４′を有し、ならびに前部分５、後部分６及び前部分５と後部分６の間に置かれた股部分７を有する。インサート１は、長手側縁部９、９′及び横側縁部１０、１０′を有し、液体透過性のユーザに面している表面シート１１及び液体不透過性の衣類に面している裏面シート１２の間に挟まれた吸収性コア８を備えている。吸収性コア８は、上側部１４及び下側部１４′を備えたコアカバーによって囲まれた吸収物品１３を備えている。密封配置は、その側縁部（図示せず）で上コアカバー側部１４及び下コアカバー側部１４′を密封するように配置されている。捕捉層２０は表面シート１１と吸収性コア８の間に配置されていてもよい。インサート１はさらに、インサートの第１の長手側縁部３に沿った第１の長手方向に延在する直立ギャザー１５と、インサート１の第２の長手側縁部３′に沿った第２の長手方向に延在する直立ギャザー１５′とを備えている。インサート１は、第１の長手方向に延在する直立ギャザー１５の外側で横に延在する第１の側部漏れフラップ１７、及び第２の長手方向に延在する直立ギャザー１５′の外側で横に延在する第２の漏れフラップ１７′を有する。第１の側部漏れフラップ１７及び第２の側部漏れフラップ１７′はそれぞれ、インサートの第１の長手側縁部３及び第２の長手側縁部３′それぞれの長手方向長さ全体に沿って延在するが、より短い延長部を有していてもよい。

第１の側部漏れフラップ１７及び第２の側部漏れフラップ１７′は、表面シート１１及び裏面シート１２の延長部であるが、第１の直立ギャザー１５及び第２の直立ギャザー１５′それぞれの材料１８、１８′の延長部も含んでいる、又は裏面シート１２及び第１の直立ギャザー１５及び第２の直立ギャザー１５′それぞれの材料１８、１８′の延長部であってもよい。第１の側部漏れフラップ１７及び第２の側部漏れフラップ１７′内の表面シート１１及び裏面シート１２は、接着剤などによって、互いに取り付けられている。第１の側部漏れフラップ１７及び第２の側部漏れフラップ１７′の表面シート１１及び直立ギャザー材料１８、１８′は、長手方向溶接線及び／又は接着剤の線などによって、互いに取り付けられている。第１の側部漏れフラップ１７及び第２の側部漏れフラップ１７′内の直立ギャザー材料１８、１８′及び裏面シート１２は、直立ギャザーの材料１８、１８′より表面シート１１のより短い横延長部の場合に、互いに取り付けられてもよい。側部漏れフラップ１７、１７′内の異なる材料の間の積層強度は、２Ｎ／２５ｍｍより大きくてもよい。

表面シート１１及び裏面シート１２は、インサート１の前部分５及び後部分６内のコア８の横側縁部１０、１０′それぞれの外側で長手方向に延在している。表面シート１１及び裏面シート１２の長手方向延長部は、インサート１の前部分５よりインサート１の後部分６で大きい。後部分６内の表面シート１１及び裏面シート１２の延長部は、インサート１の前部分５より２から６倍大きくてもよい。

ループ材料１９、１９′のストリップは、インサート１の前部分５及び後部分６の横側縁部４、４′それぞれの近くで裏面シート１２の衣類に面した側に取り付けられている。ループ材料１９、１９′のストリップは、インサート１の横側部の５０～１００％上に延在している。ループ材料のストリップの長手方向延長部は、１０から５０ｍｍである。ループ材料１９、１９′のストリップの長手方向延長部は、インサート１の前部分５より後部分６で大きくてもよい。ループ材料１９、１９′のストリップは、表面シート１１及び裏面シート１２の材料と同じ自由横側縁部４、４′を有している。

コア８は矩形を有する。インサート１は矩形を有する。

図２は、図１のインサートの断面図Ａ－Ａを示している。裏面シート１２である最下層から始まり、下側コアカバー層１４′、吸収物品１３、最上コアカバー層１４、捕捉層２０及び表面シート１１につながる。直立ギャザー１５、１５′は、インサート１のそれぞれの長手側縁部３、３′に配置されている。それぞれの直立ギャザー１５、１５′は、材料１８、１８′及び少なくとも１つの弾性糸１６、１６′を備え、２つの弾性糸１６、１６′は図２では各直立ギャザー１５、１５′に対して示されている。直立ギャザー１５、１５′の材料１８、１８′は、水不透過性不織材料などの材料を備えており、材料の一部１８Ａ、１８Ａ′は、長手方向溶接線及び／又は接着剤の線などによって表面シート１１に取り付けられ、材料の一部１８Ｂ、１８Ｂ′は表面シート１１に取り付けられず、弾性糸を備えている。第１の側部漏れフラップ１７及び第２の側部漏れフラップ１７′それぞれの横延長部は、表面シート１１に取り付けられている直立ギャザーの材料の一部１８Ａ、１８Ａ′と表面シート１１及びインサートの最も近い長手側縁部３、３′に取り付けられていない直立ギャザーの材料の一部１８Ｂ、１８Ｂ′の間で交差点２７、２７′から測定されるような、少なくとも１０ｍｍ及び７０ｍｍ未満であってもよい。

第１の直立ギャザー１５及び第２の直立ギャザー１５′の弾性糸１６、１６′はそれぞれ、表面シート１１のユーザに面する表面の上で少なくとも２０ｍｍ及び７０ｍｍ未満などの、表面シート１１のユーザに面する表面の上で持ち上げられている。

図３は、使い捨てインサート１の材料の展開図を開示している。図３は、直立ギャザー１５、１５′の材料１８、１８′及び弾性糸１６、１６′を上から示している。図３はさらに、表面シート１１、捕捉層２０、上側コアカバー層１４、吸収物品１３、下側コアカバー層１４′、裏面シート１２及びループ材料１９、１９′のストリップを示している。

様々なタイプの材料が吸収性インサートに使用されてもよい。

裏面シート上のループ材料のストリップは、ここでは、フック及びループ締付システムのフック材料が取付可能である表面構造を囲むと理解される、あらゆるタイプのループ表面構造を有していてもよい。したがって、ループ表面構造は、本物のループを画定するために表面から及び表面内に再び延在している繊維又は糸と、表面から延び、緩い端部を有する繊維又は糸を含む表面構造を含んでもよく、繊維又は糸は互いに絡まっている。それぞれのフック部材の取付の際、フック表面構造はループ表面構造に係合して、要素間に解放可能な取付を提供する。ループ材料はまた、不織材料、又は弾性フィルムの裏当てを備えた不織材料であってもよい。ループ材料の坪量は、３０～６０ｇｓｍなどの１５～７０ｇｓｍであってもよい。

表面シートは、着用される場合に吸収性インサートの着用者に面するように配置されている。表面シートは、熱可塑性合成繊維で作られた液体透過性不織布又はフィルムによって形成されていてもよい。表面シートは、排出された体液が表面シートの厚さを通して貫通することを可能にするのに十分液体透過性であってもよい。また、表面シートは、着用者の皮膚に対して適合し柔らかい感触である材料から適切に製造されていてもよい。表面シートは、単層からなっていてもよく、又は、複数の層、例えば、２層以上を備えた積層構造を有していてもよい。層は、同じ材料で作られていてもよい、又は層のいくつか又は全ては異なる材料で作られていてもよい。

表面シートの層、又は、積層構造の場合、表面シートの１つ、いくつかもしくは全ての層は、不織材料、穿孔プラスチックフィルム、プラスチック又は織物メッシュ、又は液体透過性発泡層であってもよい。

表面シートの層、又は、積層構造の場合、表面シートの層の１つ、いくつか又は全ては、例えば、天然繊維、例えば、綿もしくはパルプ繊維、合成繊維、例えば、ポリエステルもしくはポリプロピレン繊維、又はこれらの繊維の組合せなどの繊維の親水性非穿孔不織ウェブであってもよい。

表面シートは、８～４０ｇ／ｍ^２の範囲の坪量を有していてもよい。しかし、開示はこの坪量のみを有する表面シートに限るものではない。

直立ギャザーの材料は、液体不透過性不織材料であってもよい。不織層は、熱可塑性ポリマー材料繊維又はフィラメントで作られていてもよい。不織層は、スパンボンド、エアレイイング、メルトブロー、又はボンドカードウェブ形成プロセスなどの様々な異なるプロセスによって形成されていてもよい。不織層は、ポリプロピレン繊維、又はポリプロピレン及びポリエチレンからなるバイコンポーネント繊維からなるＳＭＳ（スパンボンド／メルトブロー／スパンボンド）又はＳＳ（スパンボンド／スパンボンド）不織材料、又はこのような材料の組合せで作られていてもよい。不織層は、１０～２５ｇｓｍの範囲の坪量を有していてもよい。直立ギャザーのための弾性糸は、５００～８５０ｄｔｅｘの商標ＬＹＣＲＡ及びＳＰＡＮＤＥＸで販売されるような、ＰＰ又はＰＰ／ＰＥ弾性糸であってもよい。

裏面シートは、ポリマーフィルム、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレンのフィルムなどの液体不透過性及び通気性層によって構成されていてもよい。異なる実施形態によると、裏面シートに使用されてもよい材料としては、薄い可撓性流体不透過性プラスチックフィルム、又は流体不透過性不織材料、流体不透過性発泡体及び流体不透過性積層体が挙げられる。

裏面シートは単層によって形成されていてもよいが、別の方法では、多層構造、すなわち積層体によって形成されていてもよく、少なくとも１つの層は流体不透過性である。さらに、裏面シートはあらゆる方向に弾性であってもよい。

さらに、裏面シートは、互いの上部に配置された液体バリアシート及び不織層を備えた積層構造（図面には詳細には図示せず）を有していてもよく、不織層は着用される場合に吸収性インサートの着用者から離れて外側に配置されている。不織層は、熱可塑性ポリマー材料繊維又はフィラメントで作られていてもよい。不織層は、スパンボンド、エアレイイング、メルトブロー、又はボンドカードウェブ形成プロセスなどの様々な異なるプロセスによって形成されていてもよい。不織層は、ポリプロピレン繊維、又はポリプロピレン及びポリエチレンからなるバイコンポーネント繊維からなるＳＭＳ（スパンボンド／メルトブロー／スパンボンド）又はＳＳ（スパンボンド／スパンボンド）不織材料、又はこのような材料の組合せで作られていてもよい。不織層は、５～４０ｇ／ｍ^２の範囲の坪量を有していてもよい。

液体バリアシートは、プラスチック材料、例えば、熱可塑性フィルム材料、及び／又は不織材料で作られていてもよい。例えば、液体バリアシートは、プラスチック層、例えば、熱可塑性層、又はプラスチックフィルム、例えば、熱可塑性フィルムとして形成されていてもよい。熱可塑性フィルム材料などのプラスチック材料の液体バリアシートを形成することにより、液体バリアシートの特定の優れた印刷性を可能にする。液体バリアシートはまた、紙繊維を含んでいてもよい。液体バリアシートは、液体不透過性、通気性又は非通気性層であってもよい。液体バリアシートは、単層からなってもよく、又は複数の層、例えば、２層以上、３層以上、又は４層以上を備えた積層構造を有していてもよい。液体バリアシートの層は、例えば、熱密封などの熱及び／又は機械結合、超音波溶接などの超音波結合、１つ又は複数の接着剤、縫い目などによって互いに積層される、結合される、又は取り付けられていてもよい。液体バリアシートは、通気性微小孔性フィルムであってもよい。微小孔性フィルムは、少なくとも２つの基本成分、すなわち、熱可塑性エラストマーポリオレフィンポリマー及び充填剤を備えた材料で作られていてもよい。これらの成分、及びいくつかの実施形態では、追加の他の成分を共に混合し、加熱し、その後、鋳造エンボス加工、チル及びフラット鋳造、ならびにブローフィルムプロセスなどの様々なフィルム製造プロセスのいずれか１つを使用してモノ層又はマルチ層フィルムに押出成形されてもよい。液体バリアシートは、８～３０ｇｓｍの坪量を有していてもよい。

吸収性インサート内の様々な層に対する材料の選択に関して、材料は継ぎ目を形成するために結合プロセスに対して選択されてもよい。例えば、超音波溶接が上及び下コアカバー側部を結合するために選択される場合、コアカバーに対して選択された材料は、超音波溶接中に安全な結合を形成するように適合されてもよい。

吸収性コアは、表面シートを通過した尿又は他の体液などの液体を吸収するように、表面シートと裏面シートの間に提供される。吸収性コアは、セルロース綿毛パルプ、発泡体、繊維詰め物などの１つ又は複数の層などの、あらゆる適切な吸収性又は液体摂取材料で作られた、１層のみで作られていてもよい。

吸収性コアは、コアカバーによって囲まれた吸収物品を備えている。吸収物品は、上及び下コアカバー側部の間に挟まれている。開示は、２つのコアカバー層を備えたコアラップに限るものではない。コアカバーは、１つの単一材料層のものであってもよい。吸収物品は、２つに畳まれた１つのコアカバー層によって囲まれる、又は連続コアカバーシートによって囲まれていてもよく、それにより、吸収物品を包むために上及び下コアカバー側部を提供する。

上コアカバー側部及び下コアカバー側部は、様々な技術、例えば、熱密封などの熱及び／又は機械結合、超音波結合、ならびに１つ又は複数の接着剤、縫い目などの組合せによって互いに取り付けられていてもよい。

吸収物品は、適切な量の超吸収性粒子を備えていてもよい。このような超吸収性材料は、ヒドロゲルの形成の際に大量の流体を吸収することが可能な水膨潤性及び非水溶性材料によって構成された吸収性物品の分野でよく知られている。吸収物品は、吸収性ポリマー材料の繊維又は粒子の形で超吸収性材料を含んでいてもよい。例えば、超吸収性材料は、表面架橋され、部分的に中和されたポリアクリレートであってもよい。超吸収性材料、例えば、超吸収性繊維又は粒子は、セルロース綿毛パルプなどの他の１つ又は複数の吸収性又は液体摂取材料と混合されてもよく、及び／又は吸収性コア内のポケット又は層に配置されてもよい。吸収性コア内の超吸収性材料及びパルプの量は、０～５０重量％のパルプ繊維、及び５０～１００重量％の超吸収性材料であってもよい。

上に記載したようなコアカバーは、５～２０ｇ／ｍ^２の坪量を備えた不織材料で作られていてもよい。不織材料は、熱可塑性ポリマー繊維又はフィラメントであってもよい。不織材料は、スパンボンド、エアレイイング、メルトブロー、又はボンドカードウェブ形成プロセスなどの様々な異なるプロセスによって形成されていてもよい。コアカバーは、ＳＭＳ（スパンボンド／メルトブロー／スパンボンド）又はＳＳ（スパンボンド／スパンボンド）不織材料からなるものであってもよく、ポリプロピレン繊維、ポリプロピレン及びポリエチレンからなるバイコンポーネント繊維、又はその組合せからなるものであってもよい。

吸収性コアはさらに、吸収性コアの性状を改良するための構成部品を備えていてもよい。例えば、吸収性コアは、バインダ繊維などの１つ又は複数のバインダを備えていてもよい。

さらに、当業者に知られているように、吸収性インサートの様々な層は、接着材料により取り付けられていてもよい。このような接着剤は、図面には示されていない。

１つ又は複数の追加の層が吸収性インサート内に提供されてもよい。例えば、捕捉層は、吸収性コアと表面シートの間に配置されてもよい。このような追加の層は、例えば、液体捕捉及び吸収層として働くように、吸収性インサート内で使用されてもよいエアレイド層、スパンレース層、高ロフト、発泡体又はあらゆる他のタイプの材料層の形であってもよい。捕捉層は、吸収性コアによって吸収される前に、排出された液体を迅速に受け、一時的に保存するようになっている。このような捕捉層は、例えば、エアレイド不織、スパンレース不織、高ロフト不織又は発泡材料から構成されていてもよい。エアレイド不織は、綿毛、木材パルプで製造されてもよく、ここでは、綿毛繊維は急速移動空気流内に分散され、圧力及び真空により移動スクリーンの上に凝縮される。捕捉層は、１５～１００ｇｓｍの坪量を有していてもよい。

図４は、長手側縁部３、３′及び横側縁部４、４′を有する吸収性インサート１の表面シート１１側からの図を開示している。第１の直立ギャザー１５及び第２の直立ギャザー１５′は、インサート１の長手側縁部３、３′に沿って延在している。第１の側部漏れフラップ１７及び第２の側部漏れフラップ１７′は、それぞれ第１の直立ギャザー１５及び第２の直立ギャザー１５′の外側で横に延在している。第１の側部漏れフラップ１７及び第２の側部漏れフラップ１７′はそれぞれ、自由外側長手側縁部３、３′で弾性を欠いている。

図５は、再使用可能シェル２内の図４の吸収性インサート１を開示している。再使用可能シェル２は、長手側縁部２５、２５′及び横側縁部２６、２６′、内側表面、及び外側表面を有する。図５は、着用される場合にユーザに面する内側表面から見た、再使用可能シェル２の図である。

再使用可能外側シェル２は、多数回再使用することが可能な外側シェルである。再使用可能外側シェルは、基本的な収縮又は他の損傷なしで、多数回洗浄することが可能な洗浄可能な外側シェルであってもよい。外側シェルは、洗浄可能織物などの洗浄可能材料から作られていてもよい。外側シェルは、以下の材料、ポリエステル、ビスコース、ポリアミド及び／又は綿の１つ又は複数で作られていてもよい。外側シェルは、伸縮自在の外側シェルであってもよく、すなわち、伸縮可能材料で作られていてもよい。外側シェルは、外側シェルの長手方向Ｌ及び／又は横方向Ｔに弾性がある、弾性シェルであってもよい。

外側シェル２は、前領域、股領域及び後領域を備えている。前フック部材２８、２８′は、外側シェル２の内側表面の前部分に配置され、後フック部材２２、２２′は外側シェル２の内側表面の後部分に配置されている。後フック部材２２、２２′は、第１の後フック部材部２２及び第２の後フック部材部２２′を備えている。前フック部材２８、２８′は、第１の前フック部材部２８及び第２の前フック部材部２８′を備えている。第１の前フック部材部２８及び第２の前フック部材部２８′は、互いに間隔を置いて配置され、外側シェルの長手方向中心線のそれぞれの側に配置されている。第１の後フック部材部２２及び第２の後フック部材部２２′は、互いに間隔を置いて配置されてもよく、外側シェルの長手方向中心線のそれぞれの側に配置されている。前フック部材２８、２８′は長さを有し、後フック部材２２、２２′は長さを有し、それぞれの長さは長手方向Ｌにそれぞれ延在している。後フック部材２２、２２′の長さは、前フック部材２８、２８′の長さより大きくてもよい。

前フック部材２８、２８′及び後フック部材２２、２２′は、フック表面構造を有するあらゆるフックタイプの材料を備えていてもよく、フック部材という用語は、例えば、ＶＥＬＣＲＯ（登録商標）システムとして知られる、フック及びループ締付システムのフック部を包含するものと解釈されたい。「フック」は、フック及びループ締付システムのループ部と係合するようになっている多くの異なる形状を有していてもよい。フックは、単に例として、Ｊ字形、キノコ形、及びヤシの木形を有していてもよい。

外側シェル２は、シェル２の第１の後横コーナ領域に提供された後領域内の第１のフック部材２３、及びシェル２の第２の後横コーナ領域に提供された第２のフック部材２３′を備えている。外側シェル２は、外側シェルの前領域内の外側表面上にフック取付区間（図示せず）を備えている。フック取付区間はループ材料を備えていても′よい。第１のフック部材２３及び第２のフック部材２３′は、シェル２が着用される場合に、ウエスト開口を形成するようにフック取付区間に取り付けられるようになっている。

第１のフック部材２３及び第２のフック部材２３′は、フック表面構造を有するあらゆるフックタイプの材料を備えていてもよく、フック取付区間はあらゆるループ表面構造を備えていてもよく、フック部材という用語は、例えば、ＶＥＬＣＲＯ（登録商標）システムとして知られる、フック及びループ締付システムのフック部を包含するものと解釈されたい。「フック」は、フック及びループ締付システムのループ部と係合するようになっている多くの異なる形状を有していてもよい。フックは、単に例として、Ｊ字形、キノコ形、及びヤシの木形を有していてもよい。フック取付区間は、ここでは、フック及びループ締付システムのフック材料が取付可能である表面構造を包含すると理解される、あらゆるタイプのループ表面構造を備えていてもよい。したがって、ループ表面構造は、本物のループを画定するために表面から及び表面内に再び延在している繊維又は糸と、表面から延び、緩い端部を有する繊維又は糸を含む表面構造を含んでもよく、繊維又は糸は互いに絡まっている。それぞれのフック部材の取付の際、フック表面構造はループ表面構造に係合して、要素間に解放可能な取付を提供する。

外側シェルは、股領域内の外側シェルのそれぞれの長手側縁部に沿って配置された脚部弾性材（図示せず）、及び外側シェル２の後領域内の後横縁部２６′に沿って配置されたウエスト弾性材２４を備えていてもよい。

吸収性インサート１を外側シェル２に解放可能に取り付けるために、外側シェル２は、外側シェル２の内側表面上に配置され、インサート１の裏面シート１２の衣類に面している側に取り付けられたループ材料１９、１９′の前及び後ループ部材又はストリップに取り付けられる、前フック部材２８、２８′及び後フック部材２２、２２′を備えている。

開示は、添付の特許請求の範囲内で変更されてもよい。例えば、吸収性インサートを形成する異なる層に使用される材料及び寸法は、上に示すように、変更してもよい。

１吸収性インサート、インサート
２再使用可能外側シェル、再使用可能シェル
３長手側縁部
３′ 長手側縁部
４横側縁部
４′ 横側縁部
５前部分
６後部分
７股部分
８吸収性コア
９長手側縁部
９′ 長手側縁部
１０横側縁部
１０′ 横側縁部
１１表面シート
１２裏面シート
１３吸収物品
１４上側部、上コアカバー側部、上側コアカバー層
１４′ 下側部、下コアカバー側部、下側コアカバー層
１５第１の長手方向に延在する直立ギャザー
１５′ 第２の長手方向に延在する直立ギャザー
１６弾性糸
１６′ 弾性糸
１７第１の側部漏れフラップ
１７′ 第２の側部漏れフラップ
１８材料
１８′ 材料
１９ループ材料
１９′ ループ材料
２０捕捉層
２２後フック部材
２２′ 後フック部材
２３第１のフック部材
２３′ 第２のフック部材
２８前フック部材
２８′ 前フック部材

Claims

再使用可能な外側シェル（２）のための使い捨て可能な吸収性インサート（１）であって、
前記吸収性インサート（１）が、長手方向（Ｌ）及び横方向（Ｔ）の延長部と、長手側縁部（３、３′）と、横側縁部（４、４′）とを有していると共に、前部分（５）と、後部分（６）と、前記前部分（５）と前記後部分（６）との間に配置された股部分（７）とを有しており、
前記吸収性インサート（１）が、長手側縁部（９、９′）と横側縁部（１０、１０′）とを有すると共に、ユーザに面している液体透過性の表面シート（１１）と衣類に面している液体不透過性の裏面シート（１２）との間に挿置された吸収性コア（８）を備えており、
前記吸収性コア（８）が、上側部（１４）及び下側部（１４′）を備えたコアカバーによって囲まれた吸収物品（１３）を備えており、
前記吸収性インサート（１）が、前記吸収性インサート（１）の前記長手側縁部（３）に沿って第１の長手方向に延在する第１の直立ギャザー（１５）と、前記吸収性インサート（１）の前記長手側縁部（３′）に沿って第２の長手方向に延在する第２の直立ギャザー（１５′）とを備えている、前記吸収性インサート（１）において、
前記吸収性インサート（１）が、前記第１の直立ギャザー（１５）の外側において横方向に延在している第１の側部漏れフラップ（１７）と、前記第２の直立ギャザー（１５′）の外側において横方向に延在している第２の側部漏れフラップ（１７′）とを有していることを特徴とする、吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）は、前記吸収性インサート（１）の前記第１の長手側縁部（３）の長手方向長さ全体に沿って延び、前記第２の側部漏れフラップ（１７′）は、前記吸収性インサート（１）の前記第２の長手側縁部（３′）の長手方向長さ全体に沿って延在している、請求項１に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）が、前記表面シート（１１）及び前記裏面シート（１２）の延長部である、請求項１又は２に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）内の前記表面シート（１１）及び前記裏面シート（１２）は、互いに取り付けられている、請求項３に記載の吸収性インサート（１）。
前記吸収性インサート（１）の前記第１の直立ギャザー（１５）が、第１の材料シート（１８）及び弾性糸（１６）を備えており、前記吸収性インサート（１）の前記第２の直立ギャザー（１５′）が、第２の材料シート（１８′）及び弾性糸（１６′）を備えている、請求項１から４のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）が、前記裏面シート（１２）及び前記第１の直立ギャザー（１５）及び前記第２の直立ギャザー（１５′）それぞれの前記第１の材料シート（１８）及び前記第２の材料シート（１８′）の延長部である、請求項５に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の直立ギャザー（１５）及び前記第２の直立ギャザー（１５′）それぞれの前記第１の材料シート（１８）及び前記第２の材料シート（１８′）が、前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）内の前記裏面シート（１２）に取り付けられている、請求項６に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）が、前記表面シート（１１）、裏面シート（１２）及び前記第１の直立ギャザー（１５）及び前記第２の直立ギャザー（１５′）それぞれの前記第１の材料シート（１８）及び前記第２の材料シート（１８′）の延長部である、請求項５から７のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の直立ギャザー（１５）及び前記第２の直立ギャザー（１５′）それぞれの前記第１の材料シート（１８）及び前記第２の材料シート（１８′）は、２層の材料を備えている、請求項５から８のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の直立ギャザー（１５）及び前記第２の直立ギャザー（１５′）の前記第１の材料シート（１８）及び前記第２の材料シート（１８′）は、前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）それぞれ内の前記表面シート（１１）の前記材料に取り付けられている、請求項５から９のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の直立ギャザー（１５）の前記第１の材料シート（１８）が、前記表面シート（１１）に取り付けられている部分（１８Ａ）と、前記弾性糸（１６）を備えた前記表面シートに取り付けられていない部分（１８Ｂ）とを備えており、
前記第２の直立ギャザー（１５′）の前記第２の材料シート（１８′）が、前記表面シート（１１）に取り付けられている部分（１８Ａ′）と、前記弾性糸（１６′）を備えた前記表面シートに取り付けられていない部分（１８Ｂ′）とを備えている、請求項５から１０のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）それぞれの前記横方向の前記延長部が、前記表面シート（１１）に取り付けられている前記直立ギャザー（１５、１５′）の前記部分（１８Ａ、１８Ａ′）と、前記表面シート（１１）に取り付けられていない前記直立ギャザーの前記部分（１８Ｂ、１８Ｂ′）との間の交差点（２７、２７′）から測定すると、少なくとも１０ｍｍ以上であって、７０ｍｍ未満である、請求項１１に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）それぞれの前記横方向の前記延長部が、前記表面シート（１１）に取り付けられている前記直立ギャザー（１５、１５′）のの前記部分（１８Ａ、１８Ａ′）と前記表面シート（１１）に取り付けられていない前記直立ギャザーの前記部分（１８Ｂ、１８Ｂ′）との間の交差点（２７、２７′）から測定すると、少なくとも１５ｍｍ以上であって、６０ｍｍ未満である、請求項１１又は１２に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）それぞれの前記横方向の前記延長部が、前記表面シート（１１）に取り付けられている前記直立ギャザー（１５、１５′）の前記部分（１８Ａ、１８Ａ′）と、前記表面シート（１１）に取り付けられていない前記直立ギャザーの前記部分（１８Ｂ、１８Ｂ′）との間の交差点（２７、２７′）から測定すると、少なくとも２５ｍｍ以上であって、５０ｍｍ未満である、請求項１１から１３のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記吸収性インサート（１）が、外部脚部ギャザーを有していない、請求項１から１４のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の直立ギャザー（１５）及び前記第２の直立ギャザー（１５′）それぞれの前記弾性糸（１６、１６′）は、前記表面シート（１１）の前記ユーザに面している表面の上で持ち上げられている、請求項５から１５のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の直立ギャザー（１５）及び前記第２の直立ギャザー（１５′）それぞれの前記弾性糸（１６、１６′）が、前記表面シート（１１）の前記ユーザに面している表面の上方において少なくとも２０ｍｍ以上且つ７０ｍｍ未満で持ち上げられている、請求項５から１６のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記第１の側部漏れフラップ（１７）及び前記第２の側部漏れフラップ（１７′）それぞれが、前記吸収性インサート（１）の第１の自由外側長手側縁部（３）及び第２の自由外側長手側縁部（３′）において弾性を有していない、請求項１から１７のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記表面シート（１１）及び前記裏面シート（１２）は、前記吸収性インサート（１）の前記前部分（５）及び前記後部分（６）それぞれにおいて、前記吸収性コア（８）の前記横側縁部（１０、１０′）の外側で長手方向に延在している、請求項１から１８のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記表面シート（１１）及び前記裏面シート（１２）の前記長手方向の延長部が、前記吸収性インサート（１）の前記前部分（５）と比較して、前記吸収性インサート（１）の前記後部分（６）において大きい、請求項１９に記載の吸収性インサート（１）。
前記表面シート（１１）及び前記裏面シート（１２）の前記延長部が、前記吸収性インサート（１）の前記前部分（５）と比較して、前記後部分（６）において２倍から６倍大きい、請求項１９又は２０に記載の吸収性インサート（１）。
ループ材料（１９、１９′）のストリップは、前記吸収性インサート（１）の前記前部分（５）及び前記後部分（６）それぞれの前記横側縁部（４、４′）の近くで前記裏面シート（１２）に取り付けられている、請求項１から２１のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
ループ材料（１９、１９′）の前記ストリップは、前記吸収性インサート（１）の前記横側部（４、４′）の５０～１００％上に延在している、請求項２２に記載の吸収性インサート（１）。
ループ材料（１９、１９′）の前記ストリップの前記長手方向の延長部は、１０から５０ｍｍである、請求項２２又は２３に記載の吸収性インサート（１）。
ループ材料（１９、１９′）の前記ストリップの前記長手方向の延長部は、前記吸収性インサート（１）の前記前部分（５）より前記後部分（６）で大きい、請求項２２から２４のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
ループ材料（１９、１９′）の前記ストリップは、前記表面シート（１１）及び前記裏面シート（１２）の材料と同じ自由横側縁部（４、４′）を有している、請求項２２から２５のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記コア（８）は矩形を有する、請求項１から２６のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
前記吸収性インサート（１）は矩形を有する、請求項１から２７のいずれか一項に記載の吸収性インサート（１）。
着用者によって着用される再使用可能な外側シェル（２）と、請求項１から２８のいずれか一項に記載の使い捨て可能な吸収性インサート（１）とを備えている、着用可能な吸収性物品（２１）。