JP2013253419A - 排水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持軸に対して栓蓋が非取付状態であることを容易に認識可能とする。
【解決手段】排水栓装置1は、栓蓋3と、浴槽100に対して上下動可能な支持軸51とを備える。栓蓋3は、取付穴33を形成する取付穴形成部32と、取付穴形成部32の内周に設けられた爪部34とを有する。支持軸51は、凹部53と、取付穴33に挿通可能な頭部54とを有する。凹部53に爪部34が入り込み、取付穴33に頭部54が挿通されることで、支持軸51に栓蓋3が取付可能とされ、栓蓋3が取付けられた支持軸51の下動に伴い、排水口部材2に栓蓋3の外縁部が接触することで、排水口102が閉鎖される。頭部54上に爪部34が載置され支持軸51に栓蓋3が非取付状態である場合には、栓蓋3が取付けられているときにおいて排水口102を閉鎖可能となる位置よりも下方側に支持軸51を配置したとき、栓蓋3の外縁部全周が排水口部材2から離間する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、槽体の排水口に設けられる排水栓装置に関する。
排水栓装置は、槽体(例えば、浴槽や洗面器など)の排水口を開閉するためのものであり、排水口に設けられた栓蓋と、当該栓蓋を上下動可能に支持する支持軸とを備えている(例えば、特許文献1等参照)。また、栓蓋は、その背面に形成された取付穴に前記支持軸が挿通されるとともに、前記取付穴を形成する部位の内周に設けられた爪部が、支持軸の外周に設けられた凹部に対して入り込むことで、支持軸に取付けられる。加えて、排水口の閉鎖は、支持軸の下動に伴い、槽体や槽体に設けられた部材(例えば、排水口と排水用の配管とを接続するための排水口部材など)に栓蓋の外縁部が接触することでなされる。
特開2006−63570号公報
ところで、排水栓を閉鎖する際の位置へと支持軸を配置した際には、支持軸上に前記爪部が載置され支持軸に対して栓蓋が非取付状態のときであっても、槽体に水を入れると、水圧により栓蓋が押圧され、栓蓋により排水口があたかも閉鎖されたような状態となり得る。この場合には、槽体等に対する栓蓋の密着性が不十分であることから、水は徐々に排水口から流れ出ることとなるが、単位時間当たりに流れ出る水量は少ないため、槽体に水を溜めることは可能である。そのため、槽体の使用者は、実際には支持軸に対して栓蓋が取付けられていないことに気付くことなく、槽体の使用を続けてしまうおそれがある。その結果、使用者の知らぬ間に、水が無駄に消費されてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、支持軸に対して栓蓋が非取付状態であることを容易に認識させることができる排水栓装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.槽体の排水口に設けられる栓蓋と、
前記槽体に対して上下動可能な支持軸とを備え、
前記栓蓋は、
その背面に設けられ、下方側に開口する取付穴を形成する取付穴形成部と、
前記取付穴形成部の内周に設けられるとともに、内周側に突出し、径方向に沿って弾性変形可能な爪部とを有し、
前記支持軸は、
その外周に設けられ、前記爪部が入り込み可能な凹部と、
前記凹部よりも上方側に設けられ、前記取付穴に挿通可能な頭部とを有し、
前記凹部に前記爪部が入り込むとともに、前記取付穴に前記頭部が挿通されることで、前記支持軸に対して前記栓蓋を取付可能であり、
前記栓蓋が取付けられた前記支持軸の下動に伴い、前記槽体又は前記槽体に設けられた部材である接触対象部に前記栓蓋の外縁部が接触することで、前記排水口を閉鎖可能な排水栓装置であって、
前記頭部上に前記爪部が載置され前記支持軸に対して前記栓蓋が非取付状態であり、かつ、前記栓蓋及び前記支持軸が同軸上に配置されている場合に、前記支持軸を、前記栓蓋が取付けられているときにおいて前記排水口を閉鎖可能となる位置よりも下方側に配置したとき、前記栓蓋の外縁部全周が前記接触対象部から離間することを特徴とする排水栓装置。
(尚、「前記支持軸を、前記栓蓋が取付けられているときにおいて前記排水口を閉鎖可能となる位置よりも下方側に配置したとき」とあるのは、支持軸を前記位置に配置したときも含む。)
上記手段1によれば、支持軸の頭部上に栓蓋の爪部が載置され支持軸に対して栓蓋が非取付状態であり、かつ、栓蓋及び支持軸が同軸上に配置されている場合において、排水口を閉鎖可能な位置よりも下方側に支持軸を配置したとき、栓蓋の外縁部全周が、接触対象部から離間するように構成されている。すなわち、栓蓋が支持軸に対して正常に取付けられていない場合には、排水口を閉鎖しようとしたときであっても、栓蓋の外縁部が接触対象部から大きく浮くように構成されている。従って、栓蓋を視認することや、槽体から水が流出してしまう(槽体に水を溜めることができない)といったことにより、支持軸に対して栓蓋が非取付状態であることを容易に認識させることができる。
手段2.前記頭部上に前記爪部が載置され前記支持軸に対して前記栓蓋が非取付状態であり、かつ、前記栓蓋及び前記支持軸が同軸上に配置されているときにおける前記支持軸に対する前記栓蓋の上方側への突出量を、前記支持軸に対して前記栓蓋が取付けられた状態における前記支持軸に対する前記栓蓋の上方側への突出量よりも3mm以上大きくしたことを特徴とする手段1に記載の排水栓装置。
上記手段2によれば、頭部上に爪部が載置され、支持軸に対して栓蓋が非取付状態である場合には、支持軸に対して栓蓋が正常に取付けられている場合における栓蓋の位置よりも3mm以上上方側に栓蓋が配置されることとなる。従って、支持軸に対して栓蓋が非取付状態である場合において、接触対象部に対する栓蓋の外縁部の浮き上がり量を顕著に増大させることができる。その結果、支持軸に対して栓蓋が非取付状態であることを極めて容易に認識させることができる。
手段3.前記支持軸に取付けられた前記栓蓋の外縁部が前記接触対象部に接触した状態において、前記支持軸に対して下方側に向けた力が加えられていることを特徴とする手段1又は2に記載の排水栓装置。
上記手段3によれば、支持軸に取付けられた栓蓋の外縁部を接触対応部に対して圧接させることができ、栓蓋の外縁部と接触対応部との間のシール性を高めることができる。
一方で、上記手段3のように構成した場合には、支持軸に対して栓蓋が非取付状態であるときに、支持軸は、栓蓋が正常に取付けられている状態における配置位置よりも下方側に配置される。従って、支持軸がより下方側に配置される分だけ、栓蓋も下方側に配置されることとなり、栓蓋の外縁部が接触対象部に接触してしまいやすい。そのため、槽体の使用者が、支持軸に栓蓋が取付けられていないことに気付かないという事態が極めて生じてしまいやすい。
この点、上記手段1等を採用することで、上記手段3のように、支持軸に対して栓蓋が非取付状態であることに気付きにくくなりやすい構成であっても、槽体の使用者は、支持軸に対して栓蓋が非取付状態であることを容易に認識することができる。換言すれば、上記手段1等は、上記手段3の構成において、特に有意である。
排水口を閉鎖した状態における排水栓装置を示す一部破断正面図である。 栓蓋の構成を示す断面図である。 支持軸機構の構成を示す正面図である。 排水口を開放した状態における排水栓装置を示す一部破断正面図である。 支持軸に対して栓蓋が取付けられていない状態において、栓蓋が取付けられているときに排水口を閉鎖可能となる位置よりも下方側に支持軸を配置したときの栓蓋の配置位置を示す一部破断正面図である。 (a)は、支持軸に対して栓蓋が非取付状態であるときの突出量L1を示す拡大断面図であり、(b)は、支持軸に対して栓蓋が正常に取付けられているときの突出量L2を示す拡大断面図である。 支持軸に対して栓蓋が取付けられていない状態において、栓蓋が取付けられているときに排水口を開放可能となる位置に支持軸を配置したときの栓蓋の配置位置を示す一部破断正面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、排水栓装置1は、槽体としての浴槽100に取付けられており、排水口部材2(本発明の接触対象部に相当する)と、栓蓋3と、取付部材4と、支持軸機構5とを備えている。
浴槽100は、成形品であり、その底壁部101に、浴槽100内の水を排出するための排水口102を備えている。
排水口部材2は、樹脂等からなり、外周面に設けられた雄ねじ部21と、自身の上端部から外周側に突出する鍔状の張出部22とを備えている。また、排水口部材2は、前記雄ねじ部21を外周に有する筒状部位が排水口102に挿通されるとともに、張出部22が底壁部101の表面上に載置された状態で、排水口102に挿設されている。
加えて、排水口部材2に対して、浴槽100から排出される水の流路となる筒状の配管103が取付けられることで、排水口102と配管103とが接続されている。より詳しくは、配管103は、自身の端部内周面に前記雄ねじ部21を螺合可能な雌ねじ部104を備えており、当該雌ねじ部104に前記雄ねじ部21を螺合し、前記張出部22と配管103の上端面との間で底壁部101を挟み込むことにより、排水口部材2に配管103が取付けられるとともに、排水口部材2と配管103とが接続されている。
さらに、底壁部101の背面と、配管103の上端面との間には、EPDMゴム等の弾性材料からなる環状のシール部材6が設けられている。シール部材6は、配管103に対する排水口部材2の螺合に伴い、底壁部101の背面及び配管103の上端面で挟圧された状態となっており、その結果、排水口102からの排水時における漏水防止が図られている。加えて、前記張出部22と底壁部101の表面との間には、張出部22及び底壁部101により挟み込まれたEPDMゴム等の弾性材料からなる環状のシール部材7が配置されており、浴槽100及び排水口部材2間からの漏水防止が図られている。
栓蓋3は、排水口102に設けられており、支持軸機構5の後述する支持軸51の上端部に取付けられている。また、栓蓋3は、樹脂等により形成されており、図2に示すように、自身の表面が浴槽100の表面に露出する傘状部31と、当該傘状部31の背面中央に設けられた取付穴形成部32とを備えている。傘状部31は、自身の表面がステンレス等からなる被覆部31Aで覆われており、その結果、外観品質の向上が図られている。
また、取付穴形成部32は、樹脂により筒状に形成されており、自身の内周に下方側に開口する取付穴33を備えている。加えて、取付穴形成部32は、その内周に、内周側に突出する爪部34を周方向に沿って間欠的に複数有するとともに、自身の軸方向に沿って延び取付穴33の開口に連通する切り欠き部(図示せず)を周方向に沿って間欠的に複数備えている。そして、前記切り欠き部の幅を変化させることで、前記爪部34は、径方向に沿って弾性変形可能とされている。さらに、栓蓋3のうち傘状部31の背面側外周部には、ゴム等の弾性材料からなる環状シール部35が設けられており、排水口102の閉鎖時には、環状シール部35の外周縁全周が排水口部材2の張出部22に対して接触するようになっている。
図1に戻り、取付部材4は、樹脂等からなり、筒状の保持部41と、当該保持部41の外周に設けられた筒状のリング部42とを備えている。保持部41及びリング部42は、周方向に沿って間欠的に設けられた連結部(図示せず)により連結されており、保持部41の中心軸とリング部材42の中心軸とが一致するように構成されている。
加えて、保持部41は、自身の内周において支持軸機構5を保持している。また、保持部41の少なくとも下端側には、保持部41の中心軸方向に沿って延びる複数のスリット(図示せず)が設けられている。保持部41に対して支持軸機構5を挿設する際には、前記スリットを拡幅し保持部41の下端側開口を拡径した上で、前記下端側開口から保持部41の内周へと支持軸機構5が挿入されるようになっている。
リング部42は、その外周面に、周方向に沿って間欠的に設けられた複数の突起部43を備えている。そして、前記突起部43が排水口部材2の下端側内周に形成された段部23に係止されるとともに、排水口部材2の内周から突出する突出部24上にリング部42の下面が載置されることで、リング部42ひいては取付部材4が排水口部材2に取付けられている。
支持軸機構5は、樹脂等からなり、図3に示すように、棒状の支持軸51と、当該支持軸51の外周に位置する円筒部材52とを備えている。支持軸51は、その上端側外周に設けられ、周方向に沿って延びる環状の凹部53と、当該凹部53よりも上方側に形成され、少なくとも一部が凹部53よりも大径の頭部54とを具備している。そして、凹部53に前記爪部34が入り込むとともに、前記取付穴33に頭部54が挿通されることで、支持軸51に対して栓蓋3が取付けられている(図1参照)。
加えて、支持軸51には、押しボタン等により構成された操作部(図示せず)の変位を前記支持軸51に伝達するための伝達部81(例えば、金属製のワイヤー)の端部が接続されている。そして、前記操作部の変位に伴い、伝達部81がその外周に設けられた外皮82の内周にて往復移動することで、支持軸51が浴槽100に対して上下動するようになっている。具体的には、図1及び図4に示すように、前記操作部の変位により、上昇端(正確には上昇端よりも若干だけ下側)における支持軸51のロックと、ロック解除に伴う支持軸51の下動とが交互に行われ、ひいては操作部を操作する度に栓蓋3の上昇・下降(排水口102の開閉)が交互に行われるようになっている。
尚、本実施形態では、支持軸51に取付けられた栓蓋3の外縁部(環状シール部35)が排水口部材2に接触した状態において、円筒部材52の内周に設けられたバネからなる弾性材料55(図3参照)により、支持軸51には下方側に向けた力が加えられるようになっており、ひいては栓蓋3の外縁部(環状シール部35)が排水口部材2に対して圧接するようになっている。これを実現するために、本実施形態では、支持軸51に栓蓋3が取付けられていない状態において、ロック解除に伴い支持軸51が下動したときの支持軸51の配置位置は、支持軸51に栓蓋3が取付けられている状態において、ロック解除に伴い支持軸51が下動し栓蓋3の外縁部(環状シール部35)が排水口部材2に接触しているときの支持軸51の配置位置よりも下方側となるように構成されている。そのため、排水栓102を閉鎖すべく支持軸51を下方側に配置させた際に、支持軸51(頭部54)上に前記爪部34が載置され、支持軸51に対して栓蓋3が取付けられていない状態では、栓蓋3の外縁部が排水口部材2に接触してしまいやすく、浴槽100の使用者は、支持軸51に対して栓蓋3が正常に取付けられているものと誤って認識してしまいやすい。
そこで、本実施形態では、図5に示すように、頭部54上に爪部34が載置され支持軸51に対して栓蓋3が非取付状態であり、かつ、かつ、栓蓋3及び支持軸51が同軸上に配置されている(栓蓋3の中心軸及び支持軸51の中心軸が一致している)場合に、栓蓋3が取付けられているときにおいて排水口102を閉鎖可能となる位置よりも下方側に支持軸51を配置したとき、栓蓋3の外縁部(環状シール部35)全周が排水口部材2から離間するように構成されている。特に、本実施形態では、この構成をより確実に実現すべく、図6(a),(b)に示すように、頭部54上に爪部34が載置され支持軸51に対して栓蓋3が非取付状態であり、かつ、栓蓋3及び支持軸51が同軸上に配置されているときにおける支持軸51に対する栓蓋3の上方側への突出量L1が、支持軸51に対して栓蓋3が正常に取付けられた状態における支持軸51に対する栓蓋3の上方側への突出量L2よりも3mm以上大きくされている。すなわち、頭部54上に爪部34が載置され栓蓋3が支持軸51に正常に取付けられていない状態における、支持軸51に対する栓蓋3の上方側への突出量L1が、栓蓋3が支持軸51に正常に取付けられている状態における、支持軸51に対する栓蓋3の上方側への突出量L2よりも遥かに大きなものとなるように構成されている。また、本実施形態では、取付穴33に対する支持軸51の挿通方向に沿った頭部54の長さ及び取付穴33の深さを増大させることで、突出量L1が突出量L2よりも3mm以上大きくなるように構成されている。
尚、図7に示すように、頭部54上に爪部34が載置され支持軸51に対して栓蓋3が非取付状態であり、かつ、栓蓋3及び支持軸51が同軸上に配置されている場合に、栓蓋3が取付けられているときにおいて排水口102を開放可能となる位置に支持軸51を配置したときにも、栓蓋3の外縁部(環状シール部35)全周が排水口部材2から離間することとなる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、支持軸51の頭部54上に栓蓋3の爪部34が載置され支持軸51に対して栓蓋3が非取付状態であり、かつ、栓蓋3及び支持軸51が同軸上に配置されている場合に、排水口102を閉鎖可能な位置よりも下方側に支持軸51を配置したとき、栓蓋5の外縁部全周が、排水口部材2から離間するように構成されている。すなわち、栓蓋3が支持軸51に対して正常に取付けられていない場合には、排水口102を閉鎖しようとしたときであっても、栓蓋3の外縁部が排水口部材2から大きく浮くように構成されている。従って、栓蓋3を視認することや、浴槽100から水が流出してしまう(浴槽100に水を溜めることができない)といったことにより、支持軸51に対して栓蓋3が非取付状態であることを容易に認識させることができる。
さらに、本実施形態では、突出量L2に対して突出量L1が3mm以上大きなものとされている。そのため、頭部54上に爪部34が載置され、支持軸51に対して栓蓋3が非取付状態である場合には、支持軸51に対して栓蓋3が正常に取付けられている場合における栓蓋3の位置よりも3mm以上上方側に栓蓋3が配置されることとなる。従って、支持軸51に対して栓蓋3が非取付状態である場合において、排水口部材2に対する栓蓋3の外縁部の浮き上がり量を顕著に増大させることができる。その結果、支持軸51に対して栓蓋3が非取付状態であることをより一層容易に認識させることができる。
また、本実施形態では、支持軸51に取付けられた栓蓋3の外縁部が排水口部材2に接触した状態において、支持軸51に下方側に向けた力が加えられるように構成されている。従って、栓蓋3の外縁部と排水口部材2との間のシール性を高めることができる。
一方で、このような構成においては、爪部34が頭部54上に載置された支持軸51を下動させた際に、支持軸51及び栓蓋3がより下方側に配置されるため、栓蓋3の外縁部が排水口部材2に接触してしまうことが懸念されるが、上述の構成を採用することで、このような懸念を払拭することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、排水口102を閉鎖する際に、栓蓋3の外縁部(環状シール部35)が排水口部材2に接触するように構成されており、排水口部材2が本発明の接触対象部に相当するものとされている。これに対して、排水口102を閉鎖する際に、栓蓋3の外縁部が浴槽100に接触するように構成し、浴槽100が本発明の接触対象部に相当するように構成してもよい。
(b)上記実施形態では、槽体として浴槽100を例示しているが、本発明の技術思想を適用可能な槽体は浴槽に限定されるものではない。従って、例えば、洗面化粧台や流し台などに本発明の技術思想を適用することとしてもよい。
(c)上記実施形態において、支持軸機構5は、支持軸51及び円筒部材52を備えているが、保持部41により円筒部材を構成することで、円筒部材52を省略してもよい。すなわち、取付部材4の一部を、支持軸機構5の構成要素としてもよい。
(d)上記実施形態における配管103の構成は例示であって、例えば、配管103として、内周面に雌ねじ部を有するリング状のものを用いてもよい。
(e)上記実施形態における排水口部材2や栓蓋3、取付部材4等の構成材料は例示であって、これらの構成材料は特に限定されるものではない。
(f)上記実施形態において、支持軸51に下方側に向けた力を加えるための弾性部材55は、円筒部材52の内部に設けられているが、弾性部材の配置位置はこれに限定されるものではなく、例えば、弾性部材を操作部側に設けることとしてもよい。
(g)上記実施形態では、取付穴33に対する支持軸51の挿通方向に沿った頭部54の長さ及び取付穴33の深さを増大させることで、突出量L1が突出量L2よりも3mm以上大きくされているが、突出量L1を突出量L2よりも3mm以上大きくするための手法はこれに限定されるものではない。例えば、前記挿通方向に沿った爪部34の長さを増大させたり、取付穴33の深さのみを増大させたりすることで、突出量L1を突出量L2よりも3mm以上大きくしてもよい。
1…排水栓装置、2…排水口部材(接触対象部)、3…栓蓋、32…取付穴形成部、l33…取付穴、34…爪部、51…支持軸、53…凹部、54…頭部、100…浴槽(槽体)、102…排水口。

Claims (3)

  1. 槽体の排水口に設けられる栓蓋と、
    前記槽体に対して上下動可能な支持軸とを備え、
    前記栓蓋は、
    その背面に設けられ、下方側に開口する取付穴を形成する取付穴形成部と、
    前記取付穴形成部の内周に設けられるとともに、内周側に突出し、径方向に沿って弾性変形可能な爪部とを有し、
    前記支持軸は、
    その外周に設けられ、前記爪部が入り込み可能な凹部と、
    前記凹部よりも上方側に設けられ、前記取付穴に挿通可能な頭部とを有し、
    前記凹部に前記爪部が入り込むとともに、前記取付穴に前記頭部が挿通されることで、前記支持軸に対して前記栓蓋を取付可能であり、
    前記栓蓋が取付けられた前記支持軸の下動に伴い、前記槽体又は前記槽体に設けられた部材である接触対象部に前記栓蓋の外縁部が接触することで、前記排水口を閉鎖可能な排水栓装置であって、
    前記頭部上に前記爪部が載置され前記支持軸に対して前記栓蓋が非取付状態であり、かつ、前記栓蓋及び前記支持軸が同軸上に配置されている場合に、前記支持軸を、前記栓蓋が取付けられているときにおいて前記排水口を閉鎖可能となる位置よりも下方側に配置したとき、前記栓蓋の外縁部全周が前記接触対象部から離間することを特徴とする排水栓装置。
  2. 前記頭部上に前記爪部が載置され前記支持軸に対して前記栓蓋が非取付状態であり、かつ、前記栓蓋及び前記支持軸が同軸上に配置されているときにおける前記支持軸に対する前記栓蓋の上方側への突出量を、前記支持軸に対して前記栓蓋が取付けられた状態における前記支持軸に対する前記栓蓋の上方側への突出量よりも3mm以上大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。
  3. 前記支持軸に取付けられた前記栓蓋の外縁部が前記接触対象部に接触した状態において、前記支持軸に対して下方側に向けた力が加えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水栓装置。
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