JP2013252507A - 振動多孔板ユニット及び霧化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電振動子に印加する電圧の設定を、各々の多孔板における微細孔領域の霧化性能に応じて容易に行うことができるようにして、多孔板の歩留まりを向上させる。
【解決手段】圧電振動子12と、該圧電振動子12の振動により液体を霧化する微細孔領域34を有する多孔板14と、微細孔領域34の霧化性能に応じて設定されるランクを識別可能にするランク表示16(ランク識別手段)と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動多孔板ユニット及び振動多孔板ユニットを有する霧化装置に関する。
吸入器(霧化装置)において、多数の微細孔が形成された微細孔エリアを有するメッシュ部材(多孔板)と、該微細孔エリアが対面する端面上の薬液を振動させるホーン型振動子と、を備えた構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−249208号公報
上記した従来例に係るメッシュ部材(多孔板)は、微細な貫通孔が多数形成された領域(微細孔領域)を有する母材板から切り出される。霧化用途の場合、各々の貫通孔の大きさは、例えば直径2〜80μm程度である。母材板は例えば電鋳により作製されるものであるが、貫通孔の大きさにはばらつきが生じる。このばらつきは、ロット間だけでなく母材板単位でも生じ、母材板における微細孔領域の形成位置(多孔板の切出し位置)によって貫通孔の大きさが異なったものとなる場合がある。
ここで、貫通孔の基準寸法を直径10μmとし、この基準寸法に対して±2μmのばらつきが存在する場合を例に挙げると、直径の最小値は8μmであり、最大値は12μmである。この貫通孔を、液体が球形の状態で通過するものと考える。直径12μm(半径6μm)の貫通孔を通過する球の体積と、直径8μm(半径4μm)の貫通孔を通過する球の体積とを比較すると、6 3/4 3=3.375となる。
従って、霧化装置において、圧電振動子に一定電圧を印加して多孔板を加振し、タンク内に貯留された液体の噴霧を行う場合、微細孔領域における各貫通孔の直径が最大値の場合には、最小値の場合と比較して、1/3.375の時間で、タンク内の液体が消費されてしまうこととなる。このため、霧化量を一定にするためには、微細孔領域の霧化性能に応じて多孔板を選別するか、又は霧化装置の製造時に、各々の微細孔領域の霧化性能に応じた、圧電振動子に対する印加電圧の調節が必要となる。
しかしながら、多孔板を選別していたのでは歩留まりが悪化し、多孔板のコストが上昇する。また微細孔領域の目詰まり等により多孔板の交換が必要となった際に、一般のユーザーが、交換後の多孔板における微細孔領域の霧化性能に応じて、圧電振動子に対する印加電圧の調節を行うことは容易ではない。
本発明は、上記事実を考慮して、圧電振動子に印加する電圧の設定を、各々の多孔板における微細孔領域の霧化性能に応じて容易に行うことができるようにして、多孔板の歩留まりを向上させることを目的とする。
請求項1の発明(振動多孔板ユニット)は、圧電振動子と、該圧電振動子の振動により液体を霧化する微細孔領域を有する多孔板と、前記微細孔領域の霧化性能に応じて設定されるランクを識別可能にするランク識別手段と、を有している。
請求項1に記載の振動多孔板ユニットでは、微細孔領域の霧化性能に応じて設定されるランクを識別可能にするランク識別手段が設けられているので、圧電振動子の電気回路への接続時に、微細孔領域の霧化性能のランクを識別することができる。このため、圧電振動子に印加する電圧の設定を、各々の多孔板における微細孔領域の霧化性能に応じて容易に行うことができる。またこれによって、多孔板を切り出す母材板を無駄なく使用できるようにして、多孔板の歩留まりを向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の振動多孔板ユニットにおいて、前記ランク識別手段が、ランク表示であることを特徴としている。
請求項2に記載の振動多孔板ユニットでは、ランク表示を目視することにより、圧電振動子に印加する電圧の設定を容易に行うことができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の振動多孔板ユニットにおいて、前記ランク識別手段が、各々の前記ランクに対応する端子を夫々所定位置に取付け可能に構成された第1共通コネクタであり、前記圧電振動子は、その前記ランクに対応する前記端子に接続されている。
請求項3に記載の振動多孔板ユニットでは、ランク識別手段として第1共通コネクタを用いており、圧電振動子が、該第1共通コネクタにおける、該圧電振動子のランクに対応する端子に接続されているので、使用者が該ランクの存在を特に意識する必要がない。このため、圧電振動子の電気回路への接続作業が容易である。
請求項4の発明は、請求項1に記載の振動多孔板ユニットにおいて、前記圧電振動子に電圧を印加するための電気回路を更に有し、該電気回路は、前記ランク識別手段に基づいて、前記圧電振動子に印加する電圧を設定する電圧設定手段を有している。
請求項4に記載の振動多孔板ユニットでは、ランク識別手段に基づいて電圧設定手段により設定される電圧を、圧電振動子に印加することができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の振動多孔板ユニットにおいて、前記ランク識別手段が、ランク表示であることを特徴としている。
請求項5に記載の振動多孔板ユニットでは、ランク表示を目視することにより、圧電振動子に印加する電圧の設定を容易に行うことができる。
請求項6の発明は、請求項4に記載の振動多孔板ユニットにおいて、前記ランク識別手段が、各々の前記ランクに対応する端子を夫々所定位置に取付け可能に構成された第1共通コネクタであり、前記圧電振動子は、その前記ランクに対応する前記端子に接続されている。
請求項6に記載の振動多孔板ユニットでは、ランク識別手段として第1共通コネクタを用いており、圧電振動子が、該第1共通コネクタにおける、該圧電振動子のランクに対応する端子に接続されているので、使用者が該ランクの存在を特に意識する必要がない。このため、圧電振動子の電気回路への接続作業が容易である。
請求項7の発明は、請求項5に記載の振動多孔板ユニットにおいて、前記電圧設定手段が、前記ランク表示に応じて前記圧電振動子に印加する電圧を切り替えるためのスイッチを有している。
請求項7に記載の振動多孔板ユニットでは、圧電振動子の電気回路への接続時に、スイッチによって、圧電振動子に印加する電圧を容易に切り替えることができる。
請求項8の発明は、請求項6に記載の振動多孔板ユニットにおいて、前記電圧設定手段が、前記第1共通コネクタを接続可能に構成され各々の前記ランクに対応するすべての端子を備えた第2共通コネクタを有しており、該端子毎に前記ランクに応じた印加電圧が予め設定されている。
請求項8に記載の振動多孔板ユニットでは、第1共通コネクタを第2共通コネクタに接続するだけで、多孔板のランクに応じた電圧設定が行われる。このため、多孔板のランクに応じた電圧設定を意識することなく、圧電振動子の電気回路への接続作業を行うことができる。
請求項9の発明(霧化装置)は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の振動多孔板ユニットを有している。
請求項9に記載の霧化装置では、多孔板のランクにかかわらず霧化量を一定にして、霧化性能のばらつきを抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の振動多孔板ユニットによれば、各々の多孔板における微細孔領域の霧化性能に応じて容易に行うことができるようにして、多孔板の歩留まりを向上させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の振動多孔板ユニットによれば、圧電振動子の電気回路への接続時に、ランク表示を目視することにより、圧電振動子に印加する電圧の設定を容易に行うことができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載の振動多孔板ユニットによれば、電気回路への接続作業が容易である、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載の振動多孔板ユニットによれば、ランク識別手段に基づいて電圧設定手段により設定される電圧を、圧電振動子に印加することができる、という優れた効果が得られる。
請求項5に記載の振動多孔板ユニットによれば、圧電振動子の電気回路への接続時に、ランク表示を目視することにより、圧電振動子に印加する電圧の設定を容易に行うことができる、という優れた効果が得られる。
請求項6に記載の振動多孔板ユニットによれば、圧電振動子の電気回路への接続時に、スイッチによって、圧電振動子に印加する電圧を容易に切り替えることができる、という優れた効果が得られる。
請求項7に記載の振動多孔板ユニットによれば、電気回路への接続作業が容易である、という優れた効果が得られる。
請求項8に記載の振動多孔板ユニットによれば、多孔板のランクに応じた電圧設定を意識することなく、圧電振動子の電気回路への接続作業を行うことができる、という優れた効果が得られる。
請求項9に記載の霧化装置によれば、多孔板のランクにかかわらず霧化量を一定にして、霧化性能のばらつきを抑制することができる、という優れた効果が得られる。
図1から図4は、第1実施形態に係り、図1は、振動多孔板ユニットを示す模式図である。 母材板を示す平面図である。 互いに霧化性能の異なるランクA,B,C.Dの微細孔について、圧電振動子に印加する電圧と、該微細孔を通じた霧化量との関係を示す線図である。 霧化装置を示す模式図である。 第2実施形態に係る振動多孔板ユニットを示す模式図である。 第3実施形態に係る振動多孔板ユニットを示す模式図である。 第4実施形態に係る振動多孔板ユニットを示す模式図である。 圧電振動子と多孔板の変形例を示す斜視図である。 圧電振動子と多孔板の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1において、本実施形態に係る振動多孔板ユニット10は、圧電振動子12と、多孔板14と、ランク識別手段の一例たるランク表示16とを有している。この振動多孔板ユニット10は、例えば霧化装置24に用いられる(図4参照)。
圧電振動子12は、高周波電圧を印加することにより振動する、例えば円環板状に形成されたセラミック製の超音波振動子である。圧電振動子12には、一対のリード線21,22が取り付けられている。リード線21はホット側の電線であり、圧電振動子12の厚さ方向の一方の面(上面)に形成された不図示の電極に接続され、端部には端子25が取り付けられている。この端子25には、ランク表示16である例えば「B」の文字が付されている。
一方、リード線22はアース側の電線であり、圧電振動子12の厚さ方向の他方の面(下面)に形成された不図示の電極に接続され、端部には端子26が取り付けられている。端子26には、例えば接地側であることを示す「G」の表示28が付されている。
多孔板14は、例えば圧電振動子12の振動により、液体32(図4)を霧化する微細孔領域34を有している。この多孔板14は例えば円盤状に形成され、圧電振動子12の厚さ方向の一方の面に、直接的又は間接的に固定されている。微細孔領域34は、該多孔板14の中心部に設けられている。この微細孔領域34は、多孔板14の厚さ方向の一方側に凸となる例えば緩やかな曲面を有するドーム状に形成されている。なお微細孔領域34の範囲や形状は、図示のものには限られない。
図2に示されるように、多孔板14は、母材板36から切り出される。この母材板36は、例えば電鋳により製造され、複数の微細孔領域34が形成されている。なお、図2においては、多孔板14の切出し位置に対応する微細孔領域34のみを図示しており、他の微細孔領域の図示を省略している。
微細孔領域34の各貫通孔の大きさは、霧化装置の用途によっても異なるが、大きいものでは直径が80μm程度であり、また、小さいものでは直径が2μm程度であるが、この範囲に限定されるものではない。この貫通孔の大きさにばらつきが生じることにより、母材板36のどの位置から多孔板14を切り出すかによって、微細孔領域34の霧化性能にばらつきが生じる場合がある。そこで、各微細孔領域34の霧化性能に応じてランクを設定する。霧化性能の評価方法としては、例えば、貫通孔の大きさ、微細孔領域における単位面積あたりの貫通孔の開口面積の総和、通過空気量、通過光量、又は霧化量等を測定することが挙げられる。
具体的には、母材板36の状態で、該母材板36の領域を例えばランクA〜Dによって分類する。ここで、貫通孔の直径の基準寸法が10μmであるとき、ばらつきが±2μmであったとする。このときのランク設定は、例えば次のように行われる。
ランクA: 8μmを超え、 9μm以下
ランクB: 9μmを超え、10μm以下
ランクC:10μmを超え、11μm以下
ランクD:11μmを超え、12μm以下
図2において、ランクAの領域から切り出された多孔板14はランクAに設定され、ランクBの領域から切り出された多孔板14はランクBに設定される。ランクCの領域から切り出される多孔板14、ランクDの領域から切り出される多孔板14についても同様であるとする。
図3に示されるように、互いに霧化性能の異なるランクA,B,C,Dの多孔板14について霧化量を一定にするためには、印加電圧を各々のランクに応じて別々に設定すればよい。具体的には、ランクAでは、貫通孔の大きさが最も小さいことから、印加する電圧VA を最も大きく設定する。逆にランクDでは、貫通孔の大きさが最も大きいことから、印加する電圧VD を最も小さく設定する。
ランク表示16は、上記微細孔領域34の霧化性能に応じて設定されるランクを識別可能にするランク識別手段の一例である。図1に示される例では、圧電振動子12に設けられたリード線21の端子25に、ランク表示16である例えば「B」の文字が付されている。これにより、多孔板14がランクBであることを目視できるようになっている。この「B」の文字は、圧電振動子12や多孔板14自体に付されていてもよい。
なお、ランク表示16は文字に限られるものではなく、圧電振動子12、多孔板14、リード線21,22、端子25,26の色や模様等、又は振動多孔板ユニット10の全体の色、模様等であってもよい。また、圧電振動子12全体をリング状のケースに収容し、多孔板14の微細孔領域34とその周辺を前記ケースの中央開口部に臨ませた振動多孔板ユニットにあっては、前記ケースにランク表示を設けてもよく、ケース自体の色をランク表示としてもよい(図示せず)。
図1に示されるように、振動多孔板ユニット10は、圧電振動子12に電圧を印加するための電気回路18を更に有している。この電気回路18は、ランク識別手段の一例たるランク表示16に基づいて、圧電振動子12に印加する電圧を設定する電圧設定手段を有している。この電圧設定手段は、例えば、ランク表示16に応じて圧電振動子12に印加する電圧を切り替えるためのスイッチ38である。このスイッチ38は、例えばロータリースイッチである。また電気回路18は、端子25が接続される端子45と、端子26が接続される端子46を有している。なお逆に、端子46に端子25を接続し、端子45に端子26を接続することも可能である。
端子45は電源44(図4参照)のホット側に接続され、端子46は該電源のアース側に接続されるようになっている。端子45には、4種類の抵抗器RA ,RB ,RC ,RD が並列に接続されており、スイッチ38により何れかの抵抗器を選択するように構成されている。抵抗器RA は電圧VA に対応し、抵抗器RBは電圧VB に対応し、抵抗器RC は電圧VC に対応し、そして抵抗器RDは電圧VD に対応している。
従って、図1に示されるように、ランクBの多孔板14を電気回路18に接続するときには、ランク表示16である「B」の文字を目視して、スイッチ38を「B」の位置に設定すればよい。
図4において、振動多孔板ユニット10を有する霧化装置24は、電源44と、液体32を貯留するタンク42とを有している。図示される例では、ランクAの多孔板14が用いられており、スイッチ38も「A」の位置に設定されている。圧電振動子12及び多孔板14は、タンク42の側部に形成された開口部42Aに取り付けられている。
なお、霧化装置24における圧電振動子12及び多孔板14の取付け位置や、該多孔板14に対する液体32の供給方法は、図示のものには限られない。例えばフェルト等の液体吸引部材を用いて、液体32を多孔板14へ供給してもよい。
なお、スイッチ38は、4種類の抵抗器RA 〜RD を含むものであってもよい。また、スイッチ38は、ロータリースイッチに限られるものではなく、スライドスイッチ、ジャンパスイッチ、ディップスイッチ等、各種スイッチを用いることができる。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係る振動多孔板ユニット10では、微細孔領域34の霧化性能に応じて設定されるランクを識別可能にするランク識別手段が設けられているので、圧電振動子12の電気回路18への接続時に、微細孔領域34の霧化性能のランクを識別することができる。このため、圧電振動子12に印加する電圧の設定を、各々の多孔板14における微細孔領域34の霧化性能に応じて容易に行うことができる。
具体的には、例えばランクBの多孔板14と圧電振動子12を電気回路18へ接続する時に、ランク表示16である「B」の文字を目視し、スイッチ38を「B」の位置に設定することにより、圧電振動子12に印加する電圧の設定を容易に行うことができる。ランクA等の多孔板14の場合でも同様に、スイッチ38の切替えを行うことで対応することができる。また、これによって、多孔板14を切り出す母材板36を無駄なく使用できるようにして、多孔板14の歩留まりを向上させることができる。
図4において、振動多孔板ユニット10を用いた霧化装置24によれば、多孔板14のランクに応じた電圧を圧電振動子12に印加することにより、多孔板14のランクにかかわらず霧化量を一定にして、霧化性能のばらつきを抑制することができる。
[第2実施形態]
図5において、本実施形態に係る振動多孔板ユニット20では、電気回路18が、端子25が接続される端子群55と、端子26が接続される端子46とを有している。端子群55は、各々のランクに対応する端子55A,55B,55C,55Dから構成されている。これらの端子55A〜55Dは、各々のランクに対応する4種類の抵抗器RA 〜RD と共に、電源44(図4参照)のホット側に並列に接続されている。電気回路18を収納するケース48の外面のうち、端子55Aの近傍には「A」の文字が表示されている。同様に、端子55Bの近傍には「B」の文字が、端子55Cの近傍には「C」の文字が、端子55Dの近傍には「D」の文字が、そして端子46の近傍には「G」の文字が夫々表示されている。
従って、ランクBの多孔板14を電気回路18に接続するときには、ランク表示16である「B」の文字を目視して、端子25を端子55Bに接続し、端子26を端子46に接続すればよい。これによって、多孔板14が抵抗器RB の回路に電気的に導通するので、ランクBに対応した電圧VB を印加できるようになる。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
[第3実施形態]
図6において、本実施形態に係る振動多孔板ユニット30では、ランク識別手段が、第1共通コネクタ51である。第1共通コネクタ51には、各々のランクに対応する端子65A,65B,65C,65D(端子群65)と、リード線22が接続される端子26とが、夫々所定位置に取付け可能に構成されている。
第1共通コネクタ51には、端子65A〜65D,26がすべて取り付けられている。リード線21は、多孔板14のランクBに対応する端子65Bに接続されている。なお、第1共通コネクタ51の構成はこれに限られるものではなく、多孔板14のランクに対応する端子のみを第1共通コネクタ51に取り付けるようにしてもよい。
また、電圧設定手段は、例えば第1共通コネクタ51を接続可能に構成され各々のランクに対応するすべての端子55A〜55D(端子群55)を備えた第2共通コネクタ52である。電気回路18は、第3実施形態における電気回路18と同様であり、端子毎に、ランクに応じた印加電圧が予め設定されている。
他の部分については、第1実施形態及び第2実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
なお、振動多孔板ユニット30のランクが目視でも容易に確認できるように、第1共通コネクタ51等に、さらにランク識別手段として上述したランク表示16を設けてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図6において、本実施形態に係る振動多孔板ユニット30では、ランク識別手段として第1共通コネクタ51を用いており、圧電振動子12が、該第1共通コネクタ51における、該圧電振動子12のランク(例えばランクB)に対応する端子(例えば65B)に接続されているので、使用者が該ランクの存在を特に意識する必要がない。
また、本実施形態では、第1共通コネクタ51を第2共通コネクタ52に接続するだけで、多孔板14のランクに応じた電圧設定が行われる。このため、使用者が多孔板14のランクに応じた電圧設定を意識することなく、圧電振動子12の電気回路18への接続作業を容易に行うことができる。また、これによって、工場での振動多孔板ユニット30や霧化装置24(図4)の組立て作業性を高めることができる。さらに、一般ユーザーが多孔板14を交換する際にも、圧電振動子12、多孔板14及び第1共通コネクタ51を備えた振動多孔板ユニット30ごと交換するため、新たな振動多孔板ユニット30の第1共通コネクタ51を第2共通コネクタ52に接続するだけで多孔板14のランクに応じた電圧設定が行われる。このため、一般ユーザーは、多孔板14のランクに応じた電圧設定を意識することなく、交換作業を容易に行うことができる。
[第4実施形態]
図7において、本実施形態に係る振動多孔板ユニット40では、第1共通コネクタ51が圧電振動子12に立設され、第2共通コネクタ52が、霧化装置24における開口部42Aの周囲に設けられている。
具体的には、ランクAの多孔板14と組み合わされた圧電振動子12には、端子65A,26が設けられている。同様に、ランクBの多孔板14と組み合わされた圧電振動子12には端子65B,26が、ランクCの多孔板14と組み合わされた圧電振動子12には端子65C,26が、そしてランクDの多孔板14と組み合わされた圧電振動子12には端子65D,26が、夫々設けられている。
端子65A〜65D,26は、圧電振動子12の周方向において、夫々異なる位置に配列されている。端子26の形状は、端子65A〜65Dとは異なっている。また何れのランクでも、端子26の位置は一定である。
一方、第2共通コネクタ52における端子55A〜55D,46は、開口部42Aの周囲に、第1共通コネクタ51と対応するように配列されている。
他の部分については、第3実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図7において、本実施形態に係る振動多孔板ユニット40では、何れのランクの多孔板14でも、第1共通コネクタ51の端子26を、第2共通コネクタ52の端子46の位置に差し込むだけで、多孔板14のランクに応じた電圧設定が行われる。このため、第3実施形態と同様に、使用者が多孔板14のランクに応じた電圧設定を意識することなく、圧電振動子12の電気回路18への接続作業を容易に行うことができる。
また、多孔板14と端子65A〜65D,26の間にリード線が存在しないので、低コストで取扱いが容易である。
[他の実施形態]
上記実施形態では、ランク識別手段として、ランク表示16及び第1共通コネクタ51を挙げたが、ランク識別手段はこれらに限られるものではない。このランク識別手段は、第1、第2実施形態では、使用者に識別されることを要するが、第3、第4実施形態では、使用者に識別されることを要しない。従って、第3、第4実施形態は、使用者が意識することなく、正確な接続作業ができる点で、より優れている。
振動多孔板ユニット10,20,30,40は、電気回路18を含まないものとすることも可能である。また、上記した振動多孔板ユニット10,20,30,40は、圧電振動子12に多孔板14を直接固着する構成のみならず、圧電振動子12に連結板(図示せず)を固着し、この連結板に多孔板14を固着する構成であってもよい。さらに、上記実施形態にあっては、圧電振動子12が円環板状の振動板多孔板ユニット10,20,30,40を例示したが、本発明に係る振動板多孔板ユニットについて、平面視矩形状の多孔板14を用い、この一辺側に例えば平面視矩形の板状の圧電振動子12を直接固着し(図8)、又は、連結板70を介して設けた構成(図9)としてもよい。
図8に示される変形例では、平板状に構成された多孔板14に微細孔領域34が形成されている。また、図9に示される変形例では、多孔板14の一部に、例えば下方に凸となる円弧面部が形成され、該円弧面部に微細孔領域34が形成されている。微細孔領域34の下方には、吸液心棒71を近接配置することができる。この吸液心棒71は、液体32(図4参照)を多孔板14の近くまで導くための、フェルト等の部材である。
10 振動多孔板ユニット
12 圧電振動子
14 多孔板
16 ランク表示(ランク識別手段)
18 電気回路
20 振動多孔板ユニット
24 霧化装置
26 端子
30 振動多孔板ユニット
32 液体
34 微細孔領域
38 スイッチ(電圧設定手段)
40 振動多孔板ユニット
51 第1共通コネクタ(ランク識別手段)
52 第2共通コネクタ(電圧設定手段)
55A 端子
55B 端子
55C 端子
55D 端子
65A 端子
65B 端子
65C 端子
65D 端子
A 電圧
B 電圧
C 電圧
D 電圧

Claims (9)

  1. 圧電振動子と、
    該圧電振動子の振動により液体を霧化する微細孔領域を有する多孔板と、
    前記微細孔領域の霧化性能に応じて設定されるランクを識別可能にするランク識別手段と、
    を有する振動多孔板ユニット。
  2. 前記ランク識別手段は、ランク表示である請求項1に記載の振動多孔板ユニット。
  3. 前記ランク識別手段は、各々の前記ランクに対応する端子を夫々所定位置に取付け可能に構成された第1共通コネクタであり、
    前記圧電振動子は、その前記ランクに対応する前記端子に接続されている請求項1に記載の振動多孔板ユニット。
  4. 前記圧電振動子に電圧を印加するための電気回路を更に有し、
    該電気回路は、前記ランク識別手段に基づいて、前記圧電振動子に印加する電圧を設定する電圧設定手段を有している請求項1に記載の振動多孔板ユニット。
  5. 前記ランク識別手段は、ランク表示である請求項4に記載の振動多孔板ユニット。
  6. 前記ランク識別手段は、各々の前記ランクに対応する端子を夫々所定位置に取付け可能に構成された第1共通コネクタであり、
    前記圧電振動子は、その前記ランクに対応する前記端子に接続されている請求項4に記載の振動多孔板ユニット。
  7. 前記電圧設定手段は、前記ランク表示に応じて前記圧電振動子に印加する電圧を切り替えるためのスイッチである請求項5に記載の振動多孔板ユニット。
  8. 前記電圧設定手段は、前記第1共通コネクタを接続可能に構成され各々の前記ランクに対応するすべての端子を備えた第2共通コネクタであり、該端子毎に前記ランクに応じた印加電圧が予め設定されている請求項6に記載の振動多孔板ユニット。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の振動多孔板ユニットを有する霧化装置。
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