JP2013250864A - 送電装置、受電装置および送受電システム - Google Patents

送電装置、受電装置および送受電システム Download PDF

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Abstract

【課題】安定して通信を行うことができる送受電システム、ならびに、これに用いられる送電装置および受電装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、送電装置および受電装置を備える送受電システムが提供される。前記送電装置は、前記受電装置へ電力を無線で送電する送電部と、前記受電装置と、データを含むデータフレームの無線通信を行う第1の無線通信部と、を備える。前記受電装置は、前記送電部から送電される電力を受電する受電部と、前記受電した電力を用いて、前記第1の無線通信部と、前記データフレームの無線通信を行う第2の無線通信部と、を備える。前記受電部が電力を受電していない間に、前記第2の無線通信部が無線通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、送電装置、受電装置および送受電システムに関する。
近年、電源を持たないメモリカードに対して、ホストから電力を無線給電し、この電力を用いてメモリカードがホストと無線通信を行う通信システムの検討がなされている。このようなシステムでは、給電および通信ともに無線で行われるため、通信が不安定になりやすい、という問題がある。
http://www.wirelesspowerconsortium.com/developers/specification.html
安定して通信を行うことができる送受電システム、ならびに、これに用いられる送電装置および受電装置を提供する。
実施形態によれば、送電装置および受電装置を備える送受電システムが提供される。前記送電装置は、前記受電装置へ電力を無線で送電する送電部と、前記受電装置と、データを含むデータフレームの無線通信を行う第1の無線通信部と、を備える。前記受電装置は、前記送電部から送電される電力を受電する受電部と、前記受電した電力を用いて、前記第1の無線通信部と、前記データフレームの無線通信を行う第2の無線通信部と、を備える。前記受電部が電力を受電していない間に、前記第2の無線通信部が無線通信を行う。
第1の実施形態に係る送受電システムの概略構成を示すブロック図。 送電装置1の内部構成の一例を示すブロック図。 受電装置2の内部構成の一例を示すブロック図。 薄膜電池222の構造を示す斜視図。 図1の送受電システムの処理動作の概略を示すフローチャート。 電力伝送工程を示すシーケンス図。 無線通信工程を示すシーケンス図。 電荷保持部22に蓄積される電荷量と、送受電システムの処理動作との関係を模式的に示す図。 第2の実施形態に係る送受電システムにおける受電装置2の無線通信部25’の内部構成の一例を示すブロック図。 送受電システムの処理動作の一例を示すフローチャート。 電荷保持部22に蓄積される電荷量と、送受電システムの処理動作との関係を模式的に示す図。 送受電システムの処理動作の一例を示すフローチャート。 電荷保持部22に蓄積される電荷量と、送受電システムの処理動作との関係を模式的に示す図。 送受電システムの処理動作の一例を示すフローチャート。 電荷保持部22に蓄積される電荷量と、送受電システムの処理動作との関係を模式的に示す図。
以下、実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る送受電システムの概略構成を示すブロック図である。送受電システムは、コイル11aおよびアンテナ12aを有する送電装置1と、コイル21aおよびアンテナ25aを有する受電装置2とから構成される。送電装置1はホストであり、相対的に大きな電源を有する携帯端末装置や据置型端末装置等である。受電装置2はタグとも呼ばれるものであり、電源を持たないか相対的に小さな電源を有するメモリカード等である。よって、受電装置2は、送電装置1から無線伝送される電力を用いて、動作する。
送電装置1と受電装置2との間で、コイル11a,21aを用いて電力の無線伝送を行う。電力伝送用電波の周波数は数十kHz〜数十MHz程度である。例えば、電力伝送用電波の周波数を13.56MHzとすることで、コイル11a,21aを近距離無線通信(Near Field Communication:NFC)用のコイルと共用できる。
送電装置1と受電装置2との間で、データを含むデータフレームの無線通信を行う。電力伝送用電波の周波数はそれほど高くないため、相対的に大量のデータフレームの無線伝送には必ずしも適していない。そこで、アンテナ12a,25aを用いてデータフレームの無線通信を行う。無線通信用電波の周波数は高く、例えば2.4GHzあるいは4.48GHzの超広帯域(Ultra Wide Band:UWB)である。
このように、本実施形態では、電力伝送手段と無線通信手段とが異なっている構成を有する。ここで、電力伝送用電波の周波数が13.56MHzである場合、その330倍の高調波が4.474GHzであり、無線通信用電波の周波数と重なって干渉するおそれがある。干渉が生じると、データフレームの通信速度が低下してしまうことがある。そこで、本実施形態では、電力の無線伝送とデータフレームの無線通信とを排他的に行うことで、電力伝送用電波と無線通信用電波とが干渉してしまうのを回避することを図る。
以下、送電装置1および受電装置2の構成について、詳しく説明する。
図2は、送電装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。送電装置1は、送電制御部11と、コイル11aと、無線通信部(第1の無線通信部)12と、アンテナ12aとを有する。
図2に示すように、送電制御部11は、発振回路111と、増幅回路112とを有する。発振回路111は電力を無線送電するための発振信号を生成する。増幅回路112は発振信号を増幅する。増幅された発振信号がコイル11aに印加されることで、送電用の電波が送出される。以上のようにして、送電装置1から受電装置2へ、電力が無線送電される。なお、送電制御部11およびコイル11aは送電部10を構成する。
無線通信部12は高速に無線通信を行う回路であり、MAC(Media Access Control)回路121と、ベースバンド回路122と、高周波回路123とを有する。MAC回路121はデータに対してプロトコルコントロールを行う。ベースバンド回路122は誤り訂正、符号化処理、変調処理等の信号処理を行う。高周波回路123は、アンテナ12aを介し、超広帯域無線電波でデータフレームの無線通信を行う。なお、アンテナ12aに代えて、カプラを用いた電磁結合による無線通信を行ってもよい。
図3は、受電装置2の内部構成の一例を示すブロック図である。受電装置2は、コイル21aと、受電制御部21と、電荷保持部22と、電荷監視部23と、制御部24と、無線通信部(第2の無線通信部)25と、アンテナ25aと、メモリ26とを有する。
送電装置1のコイル11aと数cmまで近接する位置にコイル21aが配置されると、コイル11aに流れる電流に応じた電流がコイル21aにも発生する。この電流が受電制御部21へ流れ込む。
図3に示すように、受電制御部21は、例えば整流ダイオード等から構成される整流回路211を有し、コイル21aから流れ込む電流を直流電流へと変換する。電荷保持部22は電荷保持のためのコンデンサ221を有し、受電制御部21で変換された電流により電荷がコンデンサ221に蓄積される。蓄積された電荷は受電装置2内の各部の処理動作、例えば送電装置1との無線通信やメモリ26へのアクセスに用いられる。
同図では、電磁誘導方式や磁界共鳴方式を念頭に置いて、コイル11a,コイル21aにより電力を磁力等に変換して電力を伝送する例を示している。もちろん、電極を用いて電力を伝送する誘導電界方式や、放射界を用いた送電方式等、アンテナにより電力伝送を行ってもよい。
電荷保持部22は、コンデンサ221に加え、伝送される電力により充電可能な薄膜電池222を有してもよい。図4は、薄膜電池222の構造を示す斜視図である。薄膜電池222は基板222aと、正極集電体222bと、正極222cと、固体電解質222dと、負極222eと、保護膜222fと、負極集電体222gとを有する。固体電解質222dを使用しているので、薄膜電池222は薄型でありながら安全性を兼ね備えている。薄膜電池222は薄型かつ軽量の電池であり、例えば容量は1〜10mA/h、厚さは1インチ角で100〜300μm、重さは0.1〜0.2g程度である。このように薄くて軽い電池を受電装置2内に内蔵することで、より安定的に受電装置2を動作させることができる。
図3に戻り、電荷監視部23は受電制御部21の状態、特に電荷保持部22に蓄積される電荷量を監視する。監視の手法に制限はなく、例えば電荷量に応じてコンデンサ221が出力する電圧が変化することから、コンデンサ221の出力電圧を通して、電荷量を監視してもよい。また、電荷保持部22に流れ込む電流量やその時間変化を監視してもよい。電荷監視部23は、蓄積された電荷量等に基づいて電力の伝送状況を検出し、制御部24に通知する。
制御部24は、電荷監視部23からの通知をもとに、無線通信部25およびメモリ26を制御する。より具体的には、制御部24は、無線通信部25が無線通信を行うタイミングや、受電部20が無線受電を行うタイミングを制御したり、メモリ26へのアクセスを行ったりする。
無線通信部25は送電装置1の無線通信部12と類似している。送電装置1から受信したデータを表示デバイス(不図示)用に復調して表示するようにしてもよい。
メモリ26は、NAND型フラッシュメモリやMRAM(Magnetic Random Access Memory)等の不揮発性メモリセル261と、メモリインターフェース(MEM IF)262とを有する。メモリインターフェース262を介して、制御部24により、データが不揮発性メモリセル261に読み書き(読み出し、および/または、書き込み)される。
本実施形態の受電装置2は、送電装置1から無線伝送される電力を用いて動作することを想定しているため、不揮発性メモリを用いる。受電装置2が電池等により電源を供給されるのであれば、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)のような揮発性メモリでも構わない。
このように、電力伝送およびデータ通信をともに無線で行うため、非接触で送電装置1から受電装置2のメモリ26へアクセスできる。よって、受電装置2に電気的な端子が不要となり、デザインの自由度や防水性が向上する。
続いて、図1の送受電システムの処理動作を説明する。
図5は、図1の送受電システムの処理動作の概略を示すフローチャートである。まず、送電装置1の送電部10は、受電装置2の受電部20へ、電力の無線送電を開始する。これに伴い、受電部20が電力を受電し、電荷保持部22に電荷が蓄積されていく(ステップS1)。送電装置1と受電装置2との間で無線通信を行うのに必要な量の電荷(THB、詳しくは後述する)が電荷保持部22に蓄積されると(ステップS2のYES)、制御部24は電力の無線伝送を停止する(ステップS3)。
そして、電力の無線伝送が停止した状態で、制御部24は、送電装置1の無線通信部12と受電装置2の無線通信部25との間で、データフレームの無線通信を開始させる(ステップS4)。本実施形態では、無線通信を行いながら、制御部24がメモリ26へアクセスすることを想定している。無線通信が完了すれば(ステップS5のYES)、送受電システムの処理動作は終了である。
無線通信を行うのに必要な量の電荷が電荷保持部22に蓄積されている限り、受電装置2の無線通信部25は、送電装置1との無線通信を継続する(ステップS6のNO)。しかしながら無線通信中、電荷保持部22に蓄積された電荷が無線通信部25やメモリ26により消費されて減少し、無線通信の継続が困難になると(ステップS6のYES)、いったん制御部24は無線通信を停止させる(ステップS7)。そして、無線通信が停止した状態で、再度電荷を蓄積すべく、制御部24は送電装置1から受電装置2への電力の無線伝送を開始させる(ステップS1)。以上の処理動作を、無線通信が終了するまで行う。
このように、電力の伝送とデータフレームの伝送とを排他的に行うことで、電力伝送用電波と無線通信用電波とが干渉するのを回避できる。
図6は、図5のステップS1〜S3、すなわち、電力伝送工程を示すシーケンス図である。同図を用いて、送受電システムの処理動作を詳細に説明する。
まず、送電装置1の送電部10は送電を開始する(ステップSA61)。例えば、送電装置1がバッテリ駆動される携帯端末装置である場合には、送電装置1が明示的に受電装置2へ送電開始を通知する構成も可能である。あるいは、送電装置1がコンセントから電力供給される据置型端末装置である場合には、定常的あるいは定期的に送電状態を維持する構成も可能である。本実施形態においては例示したどちらかの構成や他の構成でも構わない。
送電装置1からの送電により、受電装置2の受電部20は受電を開始する(ステップSA31)。より具体的には、送電装置1のコイル11aに受電装置2のコイル21aが近接することにより、受電制御部21は受電状態となって電流の生成を開始する。これに伴って電荷保持部22に電荷が蓄積されていく。
電荷監視部23は電荷保持部22に蓄積されている電荷量を監視している。そして、電荷量が所定の閾値THAを超えると(ステップSA11のYES)、電荷監視部23は受電が開始したことを制御部24に通知する(ステップSA12)。これに応じて、制御部24は、制御部24自身、無線通信部25およびメモリ26を起動するとともに、パワーオンリセットと呼ばれる、電源通電時の初期化制御を行う(ステップSA21)。初期化制御には、例えば各種レジスタのリセット、メモリ26からのデータロード、プロセッサ上のオペレーティングシステムのブート等を含む。ここで、閾値THAは各部の初期化制御に十分な電荷量に対応する。予め初期化制御を行っておくことで、早期に通信の準備を整えることができる。
さらに電荷保持部22に蓄積されている電荷量が閾値THBを超えると(ステップSA13のYES)、電荷監視部23は受電が完了したことを制御部24に通知する(ステップSA14)。受電完了はすなわち、無線通信を開始できることを意味する。受電が完了したことは、受電部20を介して、送電装置1の送電部10へ通知される(ステップSA22,SA32)。
本実施形態では、無線通信を行わずに、受電が完了したことを受電部20から送電部10へ通知する。そのためには、例えば制御部24はコイル21aの負荷抵抗を変化させ、送電部10によりその変化を検出すればよい。
ここで、閾値THBは無線通信部25が無線通信を行うのに十分な電荷量に対応する。より具体的には、下記(1)式を満たすときの電荷量を閾値THBとする。
P*T=p*t+Em ・・・(1)
ここで、Pは無線伝送される実効伝送電力、Tは電力の無線伝送時間、pは無線通信時の実効消費電力、tは無線通信時間、Emはメモリ26へのアクセスに要するエネルギーである。
閾値THBを無線通信の電波状況に応じて調整してもよい。例えば、電波状況が悪い場合、閾値THBを高く設定するのが望ましい。これにより、無線通信時にデータ誤りによる再送が多く発生しても、電荷が不足することを抑制できる。
また、閾値THBを、受電制御部21から電荷保持部22に流れる電流量や、その時間変化量(微分値)に応じて調整してもよい。例えば、電流量が少ない場合は、電力供給が少ないため、閾値THBを高く設定するのが望ましい。また、時間変化量が大きい場合は、電力供給が不安定である可能性が高いため、閾値THBを高く設定するのが望ましい。いずれの場合も、ある程度多くの電荷を蓄積してから通信を開始することで、より安定したメモリアクセスが可能となる。
送電部10は、受電完了通知を受けると、送電を停止する(ステップSA62)。これに伴って、受電部20は受電を停止する(ステップSA34)。
図6から分かるように、送電部10と受電部20との間で電力の伝送を行っている間、無線通信部12と無線通信部25との間でデータフレームの無線通信は行われない。
図7は、図5のステップS4〜S7、すなわち、無線通信工程を示すシーケンス図であり、図6に引き続くものである。同図を用いて、送受電システムの処理動作を詳細に説明する。
送電装置1からの送電が停止した後、受電装置2の制御部24は接続開始処理を無線通信部25に指示する(ステップSA23)。これを受けて、無線通信部25は接続開始要求信号を送電装置1に送信する(ステップSA41)。送電装置1の無線通信部12は、受電装置2において無線通信の準備ができたことを認識し、接続応答信号を受電装置2に送信する(ステップSA51)。受電装置2の無線通信部25は、接続応答信号を受信すると、制御部24に受電装置2との接続が確立したことを通知する(ステップSA42)。
ここで、図示していないが、接続確立通知の後に、送電装置1と受電装置2との間で、認証処理や、端末情報の交換、ケーパビリティ(どのような機能を持つのか)の確認、データ通信の秘匿のための暗号化に必要な処理等を行ってもよい。
以上のようにして接続が確立されると、送電装置1の無線通信部12と受電装置2の無線通信部25との間で無線通信が開始される(ステップSA43)。また、無線通信を行いながら、制御部24はメモリ26へアクセスする(ステップSA24)。
無線通信として、送電装置1からの要求に応じて、受電装置2のメモリ26からデータを読み出して送電装置1へ転送する場合を例に取って説明する。まず、送電装置1の無線通信部12はデータ読み出し要求を受電装置2へ送信する。データ読み出し要求において、例えばメモリ26の読み出しアドレスを指定してもよいし、読み出しの先頭アドレスとデータ長とのセットを指定してもよい。また、このセットを複数指定してもよい。あるいは、ファイル単位でデータを読み出す場合、フォルダのパスとファイル名を指定してもよい。
データ読み出し要求を受けた受電装置2の無線通信部25は、データ読み出し要求を制御部24に通知する。制御部24は、データ読み出し要求に応じたデータを、メモリ26から読み出す。読み出されたデータは、データフレームとして無線通信部25から受電装置2へ送信される。1回のデータ読み出し要求に対して、複数回のデータの読み出しおよびデータ送信を行ってもよい。
あるいは、無線通信として、送電装置1からの要求に応じて、送電装置1から受電装置2へデータフレームを送信して、受電装置2内のメモリ26にデータを書き込んでもよい。本実施形態では、メモリ26から読み出す場合も、メモリ26へ書き込む場合も、無線通信部25による無線通信を行いながら、制御部24がメモリ26にアクセスするものである。
無線通信やメモリ26へのアクセスには、電荷保持部22に蓄積された電荷が用いられる。そのため、徐々に電荷は消費されて減っていく。仮に無線通信の途中で、電荷量が閾値THCを下回ると(ステップSA15のYES)、無線通信やメモリ26へのアクセスができなくなる。そのため、電荷監視部23は保持している電荷の量が低下したことを、制御部24に通知する。そして、制御部24は、制御部24は転送中のデータフレームを破壊することなく退避する終端処理を行うとともに、接続停止処理および送電再開を無線通信部25に指示する(ステップSA25)。これを受けて、無線通信部25は接続停止要求信号および送電再開要求信号を送電装置1に送信する(ステップSA44)。
送電装置1の無線通信部12は、接続停止要求信号を受信すると接続を停止して、接続停止信号を受電装置2に送信する(ステップSA52)。これにより送電装置1と受電装置2との間の無線通信は停止する(ステップSA45)。一方、送電装置1の送電部10は、送電再開要求信号を受信すると、送電を再開する(図4のステップSA61)。
ここで、閾値THCは、終端処理、ならびに、無線通信部25が接続停止要求信号および送電再開要求信号を送電装置1に送信するのに必要な電荷量に対応する。
無線通信部25が接続停止要求信号および送電再開要求信号を送電装置1に送信すると、電荷保持部22に蓄積されている電荷量はさらに減少する。その結果、電荷量が閾値THA以下であれば(ステップSA17のNO)、受電装置2は図6のステップSA11の状態に戻る。一方、電荷量が閾値THAを上回っているが閾値THB以下であれば(ステップSA17のYES)、受電装置2は図6のステップSA13の状態に戻る。
以上を無線通信が終了するまで繰り返す。図7から分かるように、無線通信部12と無線通信部25との間でデータフレームの無線通信を行っている間、送電部10と受電部20との間で電力の伝送は行われない。
図8は、電荷保持部22に蓄積される電荷量と、送受電システムの処理動作との関係を模式的に示す図である。同図のグラフの横軸は時間であり、縦軸は電荷量である。
時刻t0において受電を開始すると、電荷量は徐々に増加する(図6のステップSA31)。そして、時刻t1で電荷量が閾値THAに達すると、電荷監視部23により受電開始が検出される(図6のステップSA12)。さらに、時刻t2で電荷量が閾値THBに達すると、電荷監視部23により受電完了が検出される(図6のステップSA14)。この時刻t0〜t2の間、電力の無線伝送が行われている。
受電が完了すると、無線通信およびメモリ26へのアクセスが行われる(図7のステップSA43,SA24)。時刻t3で電荷量が減少して閾値THCを下回ると、電荷監視部23により保持電荷低下が検出される(図7のステップSA16)。時刻t4で、制御部24による接続停止処理および送電再開指示が完了し、無線通信およびメモリアクセスが停止する。すなわち、電力伝送が行われていない時刻t2〜t4の間、無線通信およびメモリアクセスが行われている。
その後、時刻t4での電荷量が閾値THA以下であるか(図7のステップSA17のNO、図8(a))、THAを上回っているか(図7のステップSA17のYES、図8(b))、に応じた処理動作が行われる。
このように、第1の実施形態では、電力伝送手段とは異なる無線通信手段で、データフレームを通信する。そのため、送電装置1と受電装置2との間で、高速にデータフレームを通信できる。また、電力を伝送していない間に通信するため、電力伝送用の電波と無線通信用の電波とが干渉することを抑制でき、データ通信を安定して行うことができる。加えて、電力伝送に起因して生じる電源やグランドへの雑音による無線通信部12,25内のアナログ回路の性能劣化も低減できる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態は無線通信を行いながらメモリ26にアクセスするものであった。これに対し、以下に説明する第2の実施形態では、無線通信とメモリアクセスとを異なるタイミングで行い、電力の無線伝送を行いながらメモリアクセスを行うものである。
図9は、第2の実施形態に係る送受電システムにおける受電装置2の無線通信部25’の内部構成の一例を示すブロック図である。同図の無線通信部25’は、図3の無線通信部25内の各部に加え、データが読み書きされるバッファ250を有する。このバッファ250は揮発性ではあるが、不揮発性のメモリ26に比べるとアクセス速度が速く、消費電力も小さい。
メモリ26へのアクセスでは、比較的大きな電力が消費される。この電力は電荷保持部22に蓄積された電荷から供給されるものであるから、できるだけ電力伝送を行っていない間の消費電力を低減するのが望ましい。
そこで、本実施形態では、無線通信を行っている間、言い換えると、電力伝送を行っていない間は、メモリ26にアクセスせずバッファ250を一時的に利用する。そして、無線通信を行っていない間、言い換えると、電力伝送を行っている間、バッファ250とメモリ26との間でデータをやり取りする。
図10は、送電装置1から受電装置2へデータフレームを伝送してメモリ26に書き込む場合の、送受電システムの処理動作の一例を示すフローチャートである。ステップS1〜S4は図5と同様なので、説明を省略する。また、第1の実施形態で図6および図7を用いて詳細に説明した点については、簡略化して説明する。
無線通信が開始されると(ステップS4)、メモリ26に書き込むべきデータが、送電装置1の無線通信部12から受電装置2の無線通信部25へ送信される。無線通信部25は、このデータを受信し、バッファ250へ書き込む(ステップS11)。メモリ26ではなくバッファ250へ書き込むことで、消費電力を低減でき、電荷保持部22に蓄積された電荷の消費を抑えることができる。
バッファ250への書き込み中に電荷量が不足し、無線通信およびバッファ250への書き込みが困難と電荷監視部23が判断すると(ステップS12のYES)、制御部24は無線通信をいったん停止し(ステップS13)、再度十分な電力伝送を行った後に、無線通信を再開する(ステップS1〜S4)。送受電システムは、以上の処理動作を、バッファ250への書き込みが完了するまで行う。
バッファ250への書き込みが完了すると(ステップS14のYES)、制御部24は無線通信を停止する(ステップS15)とともに、電力伝送を開始する(ステップS16)。そして、電力伝送が行われている状態で、制御部24は、送電装置1から送信されてステップS11でバッファ250に書き込まれたデータを読み出し、メモリ26へ書き込む(ステップS17)。言い換えると、電力伝送が開始されるまでメモリ26へのアクセスは行われない。メモリ26へのアクセスには比較的大きな電力が消費されるが、電力伝送を行いながらメモリアクセスを行うことで、電力不足になることを回避できる。
その後、メモリ26への書き込みが完了すると(ステップS18のYES)、制御部24は電力伝送を停止する(ステップS19)。もちろん、送電装置1から受電装置2へデータフレームの送信を続けて行ってもよい。
図11は、電荷保持部22に蓄積される電荷量と、送受電システムの処理動作との関係を模式的に示す図である。同図のグラフの横軸は時間であり、縦軸は電荷量である。
時刻t0に〜t2は図8とほぼ同様である。ただし、図11における無線通信を開始するための閾値THBは、図8の閾値THBより低くてもよい。その理由は、図8の場合は蓄積された電荷を用いて無線通信とメモリアクセスの両方を行うための電荷量が必要であるが、図11の場合は無線通信のみを行うための電荷量でよいからである。時刻t2〜t11間で無線通信が行われるがメモリアクセスが行われないため、図8と比較すると電荷量の減り方は小さい。
その後、t11においてバッファ250への書き込みが完了すると、無線通信が停止されるとともに、電力伝送を開始する(図10のステップS15,S16)。そして、電力伝送が行われている状態で、制御部24はメモリアクセスを行う(図10のステップS17)。
以上、送電装置1から受電装置2へデータフレームを伝送してメモリ26に書き込む場合の処理動作について説明した。次に、逆に、受電装置2のメモリ26からデータを読み出して送電装置1へ伝送する場合の処理動作について説明する。
図12は、受電装置2のメモリ26からデータを読み出し、送電装置1へデータフレームを伝送する場合の、送受電システムの処理動作の一例を示すフローチャートである。なお、同図の処理に先立って無線通信が行われており、メモリ26内に記憶されているデータのうち、どのデータを読み出して送電装置1へ送信するか、が送電装置1から受電装置2へ既に通知されているものとする。
電力伝送が開始すると(ステップS31)、制御部24は受電装置2へ送信すべきデータをメモリ26から読み出し、バッファ250へ一時的に書き込む(ステップS32)。すなわち、図12においても、電力伝送が行われている間にメモリ26へのアクセスが行われる。
そして、メモリ26から読み出してバッファ250へ書き込むことが完了し、かつ、無線通信を行うのに必要な電荷量が蓄積されると(ステップS33のYES)、制御部24は電力伝送を停止する(ステップS34)。言い換えると、無線通信を行うのに必要な電荷量が蓄積されても、メモリ26からの読み出しが完了するまで電力伝送は継続する。
電力伝送を停止した後、無線通信が開始される(ステップS35)。より具体的には、無線通信部25はバッファ250に書き込まれたデータを読み出し、データフレームとして送電装置1へ送信する。以下の処理動作は図5のステップS5〜S7,S1,S2と同様である。
図13は、電荷保持部22に蓄積される電荷量と、送受電システムの処理動作との関係を模式的に示す図である。同図のグラフの横軸は時間であり、縦軸は電荷量である。図12の場合、メモリ26からの読み出しが完了し、かつ、無線通信を行うのに十分な電荷量が蓄積されてから(ステップS33)、電力伝送を停止する。この点を考慮すると、図13(a),(b)の2通りの動作があり得る。
図13(a)では、時刻t21でメモリ26からの読み出しが完了するが、この時点では、まだ十分な電荷(THB)が蓄積されていない。したがって、引き続き電力を伝送し、十分な電荷が蓄積された時刻t22以降で無線通信を開始する。
一方、図13(b)では、時刻t23で十分な電荷(THB)が蓄積されているが、この時点では、まだメモリ26からの読み出しが完了していない。したがって、引き続き電力を伝送しながらメモリ26からの読み出しを行い、読み出しが完了した時刻t24以降で無線通信を開始する。
このように、第2の実施形態では、消費電力が大きいメモリアクセスを、電力伝送中に行う。そのため、電力伝送が行われていない間、すなわち、無線通信を行っている間の消費電力を削減できる。結果として、消費電力のピークが低減され、電力伝送用の回路規模を小さくすることができる。
(第3の実施形態)
上述した第2の実施形態は、電力を伝送しながらメモリアクセスを行うものであった。これに対し、以下に説明する第3の実施形態は、電力伝送、無線通信およびメモリアクセスの3つを排他的に行うものである。以下、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図14は、送電装置1から受電装置2へデータフレームを伝送してメモリ26に書き込む場合の、送受電システムの処理動作の一例を示すフローチャートである。ステップS1〜S15は図10と同様である。
送電装置1から受電装置2へ送信されるデータフレーム内のデータがすべてバッファ250に書き込まれると(ステップS14のYES)、無線通信が停止する(ステップS15)。その後、電力伝送を再開することなく、受電装置2の制御部24は、バッファ250に書き込まれたデータを読み出して、メモリ26へ書き込む(ステップS41)。
メモリ260への書き込みが完了する前に(ステップS42のNO)、メモリアクセスのための電荷が不足すると(ステップS43のYES)、制御部24はメモリ26への書き込みを停止し(ステップS44)、電力伝送を再開する(ステップS45)。そして、電荷監視部23がメモリアクセスを行うのに十分な量の電荷(THE)が蓄積されたことを検出すると(ステップS46のYES)、制御部24は電力伝送を停止し(ステップS47)、メモリ26への書き込みを再開する(ステップS41)。
以上の処理動作を、メモリ26への書き込みが完了するまで(ステップS42のYES)、行う。送電装置1から受電装置2へのデータフレームの伝送(ステップS4〜S15)、および、受電装置2のバッファ250からメモリ26への書き込み(ステップS41,S42)を繰り返し行ってもよい。
図15は、電荷保持部22に蓄積される電荷量と、送受電システムの処理動作との関係を模式的に示す図である。図示のように、まず送電装置1から受電装置2へ電力伝送を行って、十分な電荷を電荷保持部22に蓄積する(時刻t30〜t31)。その後、無線通信により、送電装置1から受電装置2へデータフレームが伝送され、受電装置2のバッファ250へデータが書き込まれる(時刻t31〜t32)。さらに、制御部24により、バッファ250のデータがメモリ26へ書き込まれる(時刻t32〜t33)。同図では、無線通信とメモリアクセスを繰り返し行う様子を示している。
以上は、送電装置1から受電装置2へデータフレームを伝送してメモリ26に書き込む場合の処理動作であるが、受電装置2から送電装置1へデータフレームを伝送する場合も、概略は同様である。
このように、第3の実施形態では、無線通信とメモリアクセスとを排他的に行うため、さらに消費電力のピークを低減できる。
(第4の実施形態)
以下に説明する第4の実施形態は、データフレームに加え、制御信号を含む制御フレームを伝送するものである。
通常のデータフレームはデータ長が長く、誤りが発生する相対的に確率が高い。これに対して、制御フレーム(通信制御用のフレーム、あるいは、マネジメントフレーム)は、変調方式の工夫やデータ長を短くする等により、誤りが発生する確率を低くした信号である。よって、データフレームと比べると、制御フレームは電波の干渉に対する耐性が強い。したがって、電力伝送中に制御フレームを送信しても誤りは発生しにくい。
そこで、本実施形態の無線通信部12,25は電力伝送中に制御フレームを伝送するようにしたものである。以下では、制御フレームの使用例をいくつか説明する。
第1の例は、制御フレームを用いて無線通信を確立するものである。例えば図6および図7の場合、電荷保持部22に蓄積される電荷が無線通信に必要な量(THB)を超えてから(図6のステップSA13のYES)、無線通信部25が接続開始要求信号を送信するものであった(図7のステップSA41)。
これに対し、図6のステップSA12で制御部24が受電開始を通知されると、制御部24はパワーオンリセットを行うとともに、無線通信部25が制御フレームを用いて接続開始要求信号を送電装置1へ送信するよう制御してもよい。これにより、無線通信の接続確立に要する時間を短縮できる。
第2の例は、制御フレームを用いて、受電装置2から送電装置1へ受電完了を通知するものである。図6では、無線通信部25ではなく、受電部20により受電完了を送電装置1へと通知するものであった(ステップSA32)。すなわち、コイル21aの負荷抵抗を変化させ、送電部10によりその変化を検出する。
これに対し、受電完了を通知された制御部24(ステップSA22)は、無線通信部25から制御フレームを送信することにより、受電完了を送電装置1へ通知してもよい。これにより、コイル21aの負荷抵抗を変化させたり、変化を検出したりする必要がなくなる。
第3の例は、制御フレームを用いて、データ転送の終端処理および通信の切断を行うものである。図7では、電荷量が閾値THCを下回ると(ステップSA15のYES)、制御部24が終端処理を行うとともに、接続停止要求信号および送電再開指示信号を送信する。すなわち、閾値THCはこれらの全ての処理に必要な電荷量である。
これに対して本例では、制御部24は、電荷量が閾値THC’を下回った時点で、送電再開指示信号を送信する。そして、電力伝送が再開してから、制御フレームを用いて、終端処理および接続停止要求信号の送信を行ってもよい。終端処理および接続停止要求信号の送信を電力伝送中に行うため、上記閾値THC’は送電再開指示信号を送信するのに必要な電荷量となる。結果として、閾値THC’を閾値THCより低く設定することができ、より効率よく安定的に無線通信を行うことができる。
このように、第4の実施形態では、データフレームより耐干渉性が強い制御フレームを用いて無線通信を行うことで、送受電システムの性能をさらに向上できる。
上述した実施形態で説明した送受電システムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、送受電システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、送受電システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 送電装置
10 送電部
11 送電制御部
11a コイル
12 無線通信部
12a アンテナ
2 受電装置
20 受電部
21 受電制御部
21a コイル
22 電荷保持部
222 薄膜電池
23 電荷監視部
24 制御部
25 無線通信部
25a アンテナ
250 バッファ
26 メモリ

Claims (14)

  1. 送電装置および受電装置を備える送受電システムであって、
    前記送電装置は、
    前記受電装置へ電力を無線で送電する送電部と、
    前記受電装置と、データを含むデータフレームの無線通信を行う第1の無線通信部と、を備え、
    前記受電装置は、
    前記送電部から送電される電力を受電する受電部と、
    前記受電した電力を用いて、前記第1の無線通信部と、前記データフレームの無線通信を行う第2の無線通信部と、を備え、
    前記受電部が電力を受電していない間に、前記第2の無線通信部が無線通信を行い、
    前記受電部は、
    前記電力を伝送する電波を受けるコイルと、
    前記電波を電流へ変換する受電制御部と、
    前記電流による電荷を保持する電荷保持部と、を有し、
    前記受電装置は、前記電荷保持部に保持される電荷量を監視する電荷監視部と、
    受電開始後、前記電荷保持部に保持される電荷量が第1の閾値を超えると、前記電力の伝送を停止するとともに、前記第2の無線通信部による無線通信を開始する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記電荷保持部に保持される電荷量が前記第1の閾値を超えると、前記コイルの負荷抵抗を変化させることにより、前記送電装置からの電力の伝送を停止させ、
    前記制御部は、無線通信を行っている間に、前記電荷保持部に保持される電荷量が第2の閾値を下回ると、前記第2の無線通信部による無線通信を停止するとともに、前記送電装置からの電力の伝送を再開させ、
    前記制御部によりアクセスされ、前記データが読み書きされるメモリを備え、
    前記第2の無線通信部が無線通信を行っている間に、前記制御部は前記メモリにアクセスし、
    前記電荷保持部は、前記受電部が受電した電力を充電可能な電池を有し、
    前記第2の無線通信部は、前記受電部が電力を受電している間に、前記送電装置と、制御信号を含む制御フレームの無線通信を行い、
    前記制御フレームは、前記データフレームより耐干渉性が強く、
    前記電力を送電する電波の周波数は13.56MHzであることを特徴とする送受電システム。
  2. 送電装置および受電装置を備える送受電システムであって、
    前記送電装置は、
    前記受電装置へ電力を無線で送電する送電部と、
    前記受電装置と、データを含むデータフレームの無線通信を行う第1の無線通信部と、を備え、
    前記受電装置は、
    前記送電部から送電される電力を受電する受電部と、
    前記受電した電力を用いて、前記第1の無線通信部と、前記データフレームの無線通信を行う第2の無線通信部と、を備え、
    前記受電部が電力を受電していない間に、前記第2の無線通信部が無線通信を行うことを特徴とする送受電システム。
  3. 前記受電部は、
    前記電力を伝送する電波を受けるコイルと、
    前記電波を電流へ変換する受電制御部と、
    前記電流による電荷を保持する電荷保持部と、を有し、
    前記受電装置は、前記電荷保持部に保持される電荷量を監視する電荷監視部と、
    受電開始後、前記電荷保持部に保持される電荷量が第1の閾値を超えると、前記電力の伝送を停止するとともに、前記第2の無線通信部による無線通信を開始する制御部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の送受電システム。
  4. 前記制御部は、前記電荷保持部に保持される電荷量が前記第1の閾値を超えると、前記コイルの負荷抵抗を変化させることにより、前記送電装置からの電力の伝送を停止させることを特徴とする請求項3に記載の送受電システム。
  5. 前記制御部は、無線通信を行っている間に、前記電荷保持部に保持される電荷量が第2の閾値を下回ると、前記第2の無線通信部による無線通信を停止するとともに、前記送電装置からの電力の伝送を再開させることを特徴とする請求項3または4に記載の送受電システム。
  6. 前記制御部によりアクセスされ、前記データが読み書きされるメモリを備え、
    前記第2の無線通信部が無線通信を行っている間に、前記制御部は前記メモリにアクセスすることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の送受電システム。
  7. 前記制御部によりアクセスされ、前記データが読み書きされるメモリを備え、
    前記受電部が電力を受電している間に、前記制御部は前記メモリにアクセスすることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の送受電システム。
  8. 前記第2の無線通信部は、前記データが読み書きされるバッファを有し、無線通信を行いながら、このバッファから前記データを読み出し、および/または、このバッファに前記データを書き込み、
    前記受電部が電力を受電している間に、前記制御部は前記メモリに書き込まれたデータを読み出して前記バッファに書き込む、および/または、前記制御部は前記バッファに書き込まれたデータを読み出して前記メモリに書き込むことを特徴とする請求項7に記載の送受電システム。
  9. 前記制御部によりアクセスされ、前記データが読み書きされるメモリを備え、
    前記受電部が電力を受電しておらず、かつ、前記第2の無線通信部が無線通信を行っていない間に、前記制御部は前記メモリにアクセスすることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の送受電システム。
  10. 前記電荷保持部は、前記受電部が受電した電力を充電可能な電池を有することを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の送受電システム。
  11. 前記第2の無線通信部は、前記受電部が電力を受電している間に、前記送電装置と、制御信号を含む制御フレームの無線通信を行い、
    前記制御フレームは、前記データフレームより耐干渉性が強いことを特徴とする請求項2乃至10のいずれかに記載の送受電システム。
  12. 前記電力を送電する電波の周波数は13.56MHzであることを特徴とする請求項2乃至11のいずれかに記載の送受電システム。
  13. 電力を無線で送電する送電部と、データを含むデータフレームの無線通信を行う第1の無線通信部と、を備える送電装置と無線通信を行う受電装置であって、
    前記送電部から送電される電力を受電する受電部と、
    前記受電した電力を用いて、前記第1の無線通信部と、前記データフレームの無線通信を行う第2の無線通信部と、を備え、
    前記受電部が電力を受電していない間に、前記第2の無線通信部が無線通信を行うことを特徴とする受電装置。
  14. 電力を無線で受電する受電部と、前記受信した電力を用いて、データを含むデータフレームの無線通信を行う第2の無線通信部と、を備える受電装置と無線通信を行う送電装置であって、
    前記受電部へ電力を送電する送電部と、
    前記受電装置とデータフレームの無線通信を行う第1の無線通信部と、を備え、
    前記送電部が電力を送電していない間に、前記第1の無線通信部が無線通信を行うことを特徴とする送電装置。
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