JP2023538882A - 無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用した安全な無線送電のためのシステム及び方法 - Google Patents

無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用した安全な無線送電のためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用した安全な無線電力伝送の例示的な実施形態。方法は、第1の通信無線器を備える無線送電デバイスから、第2の通信無線器を備える無線受電デバイスにおいて第1の無線送電信号を受信することを含む。第1の無線送電信号を受信したことに応答して、無線受電デバイスの第2の通信無線器を介して、第1及び第2の通信無線器間に通信チャネルを確立することなく、(i)無線受電デバイスの電源の少なくとも1つの電力要件、(ii)無線受電デバイスが第1の無線送電信号から受信する電力量、を特定する情報を含むデータパケットをブロードキャストすること。データパケットをブロードキャストした後、無線送電デバイスから、それぞれを無線送電デバイスが様々な伝送特性の所定のシーケンスを使用して伝送する追加の無線送電信号を無線受電デバイスにおいて受信すること。【選択図】図1A

Description

関連出願の相互参照
[0001] この出願は、2021年4月22日に出願された「Systems and Methods for Secure Wireless Transmission of Power Using Unidirectional Communication Signals from A Wireless-Power-Receiving Device」と題する米国仮出願第63/178,465号の優先権を主張し、また2020年8月12日に出願された「Systems and Methods for Secure Wireless Transmission of Power Using Unidirectional Communication Signals from A Wireless-Power-Receiving Device」と題する米国仮出願第63/064,912号の優先権を主張する、2021年7月26日に出願された米国特許出願第17/385,755号の継続出願である。
[0002] 本明細書中の実施形態は、概ね無線送電のためのシステム及び方法に係り、より具体的には無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用した安全な無線送電のためのシステム及び方法に関する。
[0003] 充電パッドなどの一部の無線送電システムは、無線受電デバイスと無線送電デバイス(例えば充電パッド)との双方向通信を利用する。これらの充電パッド(例えば無線送電デバイス)は、充電対象のデバイスが正しいデバイスであることを確認し、充電情報(例えば、バッテリレベル、充電状態、必要な電力など)を得るために無線受電デバイスと通信しなければならない。双方向通信フレームワークは、無線電力の受信と関連して使用される特定の回路上で利用可能な限られたメモリ上にかなりの記憶域スペースを要する可能性がある。これらの回路上では記憶域は貴重であることから双方向通信は望ましくない可能性があり、したがって、電力が安全な方法で無線伝送され得ることを保証しながら、スペースがより小さくて済む通信フレームワークが必要である。
[0004] したがって、最小の記憶域スペースを使用する無線受電デバイス(例えば、(i)少なくとも1つのアンテナと、無線配送エネルギーを使用可能電力に変換するための電力変換回路とを含む無線受電回路、(ii)無線受電回路からの使用可能電力により電力供給又は充電されるように構成されている、スマートフォン、スマートウォッチ、ラップトップ、補聴器などの電子デバイス、を備えたデバイス)に実装される通信フレームワークが必要である。このため、無線受電デバイスが通信チャネルを確立することなく(例えば、ハンドシェイクプロトコルが受信デバイスの通信無線機と伝送デバイスの通信無線機との間で交換されない)充電を受けることを可能にすることができるシステム及び方法が本明細書に記載されている。双方向通信チャネルが無線充電に関する情報(例えば、ある距離を超えて無線受電回路に配送された後、RF電力波からのエネルギーを無線受電デバイスと結合された電子デバイスに充電又は電力供給を行うための使用可能電力に変換する高周波電力波)を伝達するのに使用される代わりに、安全な無線電力の伝送という所望の結果を得るために一方向のアドバタイズメントが使用される可能性がある。この改善された通信フレームワークでは、無線受電デバイスはアドバタイズメントを伝送することができ、近くの無線送電デバイスがこれらのアドバタイズメントに含まれるデータに基づいて無線受電デバイスの充電要求を判断しこれに適応することを可能にする情報を得ることができる。そして無線送電デバイスは無線受電デバイスに無線配送充電を行う。このフレームワークを使用する一部の実施形態では、無線送電デバイスから無線受電デバイスが受信する通信はない。したがって、無線受電回路は多くの様々なタイプの電子デバイス(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、ラップトップ、補聴器など)に、それらの電子デバイスがこの一方向通信フレームワークを使用して無線で充電されることを可能にするように結合される可能性があり、それらの電子デバイスは無線充電を受けることを可能にする追加のソフトウェアを必要としない。換言すれば、この新しいフレームワークは、セキュリティを犠牲にすることなく、無線受電デバイス上のより小さい記憶域スペースを使用して(同時に、無線受電回路と結合される電子デバイス上に追加の記憶域スペースも極めて最小量の記憶域スペースも必要としない)実装され得るために双方向通信フレームワークより有利である。
[0005] 上記の様々な実施形態が、本明細書に記載の任意の他の実施形態と組み合わされ得ることに留意されたい。本明細書で説明する特徴及び利点は、全てが包括的なものではなく、特に、図面、明細書、及び特許請求の範囲を考慮すると、多くの追加の特徴及び利点が当業者に明らかになるであろう。更に、本明細書において使用される文言は、主として読みやすさ及び教示的な目的で選択されたものであり、本発明の主題を線引き又は制限することが意図されていないことに留意されたい。
[0006] 本開示をより詳細に理解できるように、様々な実施形態の特徴を参照することにより、より特定的な説明が得られることがあり、それら様々な実施形態の一部が添付の図面に示されている。しかしながら、添付の図面は、本開示に関連する特徴を単に図示しているものであり、したがって、限定と見なされないものとする。なぜなら、説明は他の有効な特徴を認める場合があるためである。
[0007] 一部の実施形態に係るRF無線送電システムのブロック図である。 [0008] 一部の実施形態に係るRF無線送電システムの別のブロック図である。 [0009] 一部の実施形態に係るRF電力伝送器集積回路及びアンテナ区域を備えた例示的なRF充電パッドのコンポーネントを示すブロック図である。 [0010] 一部の実施形態に係る、スイッチに結合されたRF電力伝送器集積回路を備えた例示的なRF充電パッドのコンポーネントを示すブロック図である。 [0011] 一部の実施形態に係る例示的なRF伝送器のコンポーネントを示すブロック図である。 [0012] 一部の実施形態に係る例示的なRF受信器のコンポーネントを示すブロック図である。 [0013] 無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用した安全な無線送電を示す概略的流れ図である。 [0014] 一部の実施形態に係る一方向通信信号を伝送する方法の流れ図を示す。 [0014] 一部の実施形態に係る一方向通信信号を伝送する方法の流れ図を示す。 [0014] 一部の実施形態に係る一方向通信信号を伝送する方法の流れ図を示す。
[0015] 慣習に従って、添付図面に示される様々な特徴は原寸に比例して描かれないことがある。したがって、様々な特徴の寸法は明瞭性のために任意に拡張又は縮小されることがある。また、添付図面の一部は所与のシステム、方法又はデバイスのコンポーネントの全てを描写しないことがある。最後に、同様な参照番号が本明細書及び図を通じて同様な特徴を表すために使用されることがある。
[0016] これよりその例が添付図面に示される実施形態を詳細に参照する。以下の詳細な説明では、説明される様々な実施形態を十分に理解するために多くの具体的詳細が記載される。しかしながら、説明される様々な実施形態がこれらの特定の詳細なしに実行され得ることが当業者に明らかになるであろう。他の例では、周知の方法、手順、コンポーネント、回路、及びネットワークは、実施形態の態様を不必要に曖昧にしないように詳細に説明されていない。
[0017] 図1Aは、一部の実施形態に係る無線送電環境100のコンポーネントのブロック図である。無線送電環境100は、例えば、伝送器102(例えば、伝送器102a、102b...102n)、及び1つ以上の受信器120(例えば、受信器120a、120b...120n)を含む。一部の実施形態では、それぞれの各無線送電環境100は、それぞれが各電子デバイス122と関連付けられている複数の受信器120(無線受電回路とも呼ばれる)を含む。場合によっては、伝送器102は本明細書において「無線送電デバイス」又は「無線電力伝送器」と呼ばれる。また場合によっては、受信器120及び電子デバイス122aは、互いに結合されるとき本明細書ではまとめて「無線受電デバイス」と呼ばれる。
[0018] 例示的な伝送器102(例えば、伝送器102a)は、例えば、1つ以上のプロセッサ104、メモリ106、1つ以上のアンテナアレイ110、1つ以上の通信コンポーネント112(本明細書では「無線通信無線器」、「通信無線器」もしくは単に「無線器」とも呼ばれる)、及び/又は1つ以上の伝送器センサ114を備える。一部の実施形態では、これらのコンポーネントは、通信バス107を介して相互接続されている。伝送器102のこれらのコンポーネントへの言及は、これらのコンポーネントの1つ以上(及びそれらの組み合わせ)が含まれる実施形態を網羅する。コンポーネントは、以下において図2を参照して更に詳細に考察される。
[0019] 一部の実施形態では、単一のプロセッサ104(例えば、伝送器102aのプロセッサ104)は、複数の伝送器102(例えば、伝送器102b...102n)を制御するためのソフトウェアモジュールを実行する。一部の実施形態では、単一の伝送器102(例えば、伝送器102a)は、(例えば、アンテナアレイ110による信号116の伝送を制御するように構成された)1つ以上の伝送器プロセッサ、(例えば、一部の実施形態において、通信コンポーネントは、無線受電デバイスにより伝送される通信を、通信チャネルを開くことなく受信するように構成されており、例えば、これは伝送器及び受信デバイスが(図4及び図5Aから図5Cを参照して以下でより詳細に説明されるように)無線充電プロセス中に互いに通信することを可能にするのにハンドシェイクプロトコルが必要でないことも意味し得る)1つ以上の通信コンポーネントプロセッサ及び/又は(例えば、伝送器センサ114の動作を制御する及び/又は伝送器センサ114からの出力を受信するように構成された)1つ以上のセンサプロセッサなどの複数のプロセッサ104を備える。
[0020] 受信器120は送電信号116を受信する。一部の実施形態では、受信器120は、1つ以上のアンテナ124(例えば、複数のアンテナ素子を含むアンテナアレイ)、電力変換器126、受信器センサ128、及び/又は他のコンポーネント又は回路(例えば、プロセッサ140、メモリ142、及び/又は通信コンポーネント144)を備える。一部の実施形態では、これらのコンポーネントは通信バス146を介して相互接続されている。受信器120のこれらのコンポーネントへの言及は、これらのコンポーネントの1つ以上(及びそれらの組み合わせ)が含まれる実施形態を網羅する。
[0021] 受信器120は、受信した信号116(本明細書ではRF送電信号、又は単にRF信号、RF波、電力波、もしくは送電信号とも呼ばれる)からのエネルギーを電子デバイス122に給電及び/又は充電を行うための電気エネルギーに変換する。例えば、受信器120は、電力変換器126を使用して、電力波116から得られたエネルギーを、電子デバイス122に給電及び/又は充電を行うための交流(AC)電気又は直流(DC)電気に変換する。電力変換器126の非限定例としては、適切な回路及びデバイスの中でも整流器、整流回路、電圧調節器が挙げられる。
[0022] 一部の実施形態では、受信器120は、1つ以上の電子デバイス122に切り離し可能に結合されているスタンドアロンデバイスである。例えば、電子デバイス122は、電子デバイス122の1つ以上の機能を制御するためのプロセッサ132を有し、受信器120は、受信器120の1つ以上の機能を制御するためのプロセッサ140を有する。
[0023] 一部の実施形態では、受信器120は、電子デバイス122のコンポーネントである。例えば、プロセッサ132は、電子デバイス122及び受信器120の機能を制御する。また一部の実施形態では、受信器120は、電子デバイス122のプロセッサ132と通信する1つ以上のプロセッサ140を備える。
[0024] 一部の実施形態では、電子デバイス122は、1つ以上のプロセッサ132、メモリ134、1つ以上の通信コンポーネント136、及び/又は1つ以上のバッテリ130を備える。一部の実施形態では、これらのコンポーネントは通信バス138を介して相互接続されている。一部の実施形態では、電子デバイス122と受信器120との間の通信は、通信コンポーネント136及び/又は144を介して行われる。一部の実施形態では、電子デバイス122と受信器120との間の通信は、通信バス138と通信バス146との間の有線接続を介して行われる。一部の実施形態では、電子デバイス122及び受信器120は単一の通信バスを共有する。
[0025] 一部の実施形態では、受信器120は、(例えば、1つ以上のアンテナ124を介して)1つ以上の電力波116を伝送器102から直接受信する。一部の実施形態では、受信器120は、伝送器102により伝送された1つ以上の電力波116によりもたらされた1つ以上のエネルギーポケットから電力波を回収する。一部の実施形態では、伝送器102は、近傍界距離(例えば、伝送器102からおよそ6インチ未満、又は一部の他の例では伝送器102から(およそ)12インチ未満)内に1つ以上の電力波116を伝送する近傍界伝送器である。他の実施形態では、伝送器102は、遠方界距離(例えば、伝送器102からおよそ6インチ超、又は一部の他の例では伝送器102から(およそ)12インチ超)内に1つ以上の電力波116を伝送する遠方界伝送器である。
[0026] 電力波116が受信された及び/又はエネルギーがエネルギーポケットから回収された後、受信器120の回路(例えば、集積回路、増幅器、整流器、及び/又は電圧調節器)は、電力波のエネルギーを、電子デバイス122に給電する及び/又は電子デバイス122のバッテリ130に貯蔵される使用可能電力(すなわち電気)に変換する。一部の実施形態では、受信器120の整流回路は、電気エネルギーを電子デバイス122による使用のためにACからDCに変換する。一部の実施形態では、電圧調節回路は、電子デバイス122の要求通りに電気エネルギーの電圧を増大又は減少させる。一部の実施形態では、電気リレーが電気エネルギーを受信器120から電子デバイス122に伝える。
[0027] 一部の実施形態では、電子デバイス122は、複数の伝送器102から及び/又は複数の受信器120を使用して電力を得る。一部の実施形態では、無線送電環境100は複数の電子デバイス122を含み、それぞれが電力波を伝送器102から電子デバイス122を充電するための電力として回収するのに使用される少なくとも1つの各受信器120を有する。
[0028] 一部の実施形態では、1つ以上の伝送器102は、電力波116の1つ以上の特性(例えば、位相、ゲイン、方向、振幅、偏波、及び/又は周波数などの波形特性)の値を調整する。例えば、伝送器102は、電力波116の伝送を開始する、電力波116の伝送を停止する、及び/又は電力波116を伝送するのに用いられる1つ以上の特性の値を調整するためのアンテナアレイ110の1つ以上のアンテナ素子の部分セットを選択する。一部の実施形態では、1つ以上の伝送器102は、電力波116の軌道が伝送場内の所定の場所(例えば、空間内の場所又は領域)に収束し、制御された強め合う又は弱め合う干渉パターンをもたらすように電力波116を調整する。伝送器102は、電力波116の伝送に悪影響を及ぼし得る無線電力受信器における変化に対応するために、電力波116を伝送するための1つ以上の特性の値を調整することがある。以下でより詳細に説明するように、伝送器による調整は、無線受電デバイスからの一方向通信信号に提供されたデータに基づいて決定される可能性がある(例えば、デバイス122aの通信コンポーネント136が、図4及び図5Aから図5Cを参照して以下でより詳細に説明されるように、RF電力波の受信器120による受信に関連するデータをアドバタイズするのに使用される可能性がある)。
[0029] 一部の実施形態では、伝送器102は電力を受信器120に無線で転送するためにビーム形成技術を利用するのに対し、他の実施形態では、伝送器102は電力を受信器120に無線で転送するためにビーム形成技術を利用しない(例えば、ビーム形成技術が用いられていない状況では、以下で考察される伝送器コントローラIC160が、ビーム形成技術の利用を可能にする回路なしで設計されるか、又は回路は存在し得るが、ビーム形成制御能力をなくすように作動停止されることがある)ことに留意されたい。
[0030] 一部の実施形態では、1つ以上の伝送器102の各アンテナアレイ110は、電力波116を1つ以上の伝送器102の各伝送場内に伝送するように構成された1つ以上のアンテナのセットを含むことがある。コントローラ回路(例えば、高周波集積回路(RFIC))及び/又は波形発生器などの、各伝送器102の集積回路(図1C)がアンテナの挙動を制御することがある。例えば、受信器120から通信信号118(例えば、Bluetooth Low Energy(BLE)アドバタイズメントなどのアドバタイズメント)を介して受信された情報に基づいて、コントローラ回路(例えば、伝送器102のプロセッサ104、図1A)は、電力を受信器120、ひいては電子デバイス122に効果的に提供することになる電力波116の波形特性(例えば、いくつかある特性の中で特に、振幅、周波数、軌道、方向、位相、偏波)の値を決定することがある。コントローラ回路は、アンテナアレイ110から電力波116を伝送するのに効果的となるアンテナの部分セットを特定することもある。一部の実施形態では、プロセッサ104に結合された各伝送器102の波形発生器回路(図1Aには示されていない)がエネルギーを変換し、プロセッサ104/コントローラ回路により特定された波形特性の特定の値を有する電力波116を発生させ、次に電力波を伝送のためにアンテナアレイ110に提供することがある。
[0031] 一部の実施形態では、通信コンポーネント112は、有線及び/又は無線通信接続を介して通信信号118を受信器120に伝送する。一部の実施形態では、通信コンポーネント112は受信器120に何も伝送せず、通信コンポーネント112を使用して受信器120から通信(例えばBLEアドバタイズメント)を受信するのみである。一部の実施形態では、通信コンポーネント112が受信器120に何も伝送しない場合、通信コンポーネント112と受信器120との間に通信チャネルが確立されることはなく、これは一部の実施形態では、受信デバイス及び伝送デバイスが、受信デバイスが伝送デバイスにBLEアドバタイズメントを送信することを可能にするハンドシェイクプロトコルを経由する必要がないことを意味する。一部の実施形態では、通信コンポーネント112は、受信器120の三角測量に使用されるビーコン信号118a(例えば、試験信号)を発生させる。一部の実施形態では、ビーコン信号118aは、充電の可用性に関する情報を伝送器102から受信器120に伝達するのに使用される。一部の実施形態では、信号118aは、電力波116を伝送する(例えば、RF試験信号から得られる電力量を伝える)のに使用される1つ以上の波形特性の値を調整するために使用される。一部の実施形態では、伝送器102は、受信器から伝送されるアドバタイズメントが、伝送器102が受信器に電力を提供することを可能にするのに必要な全ての情報を伝達するため、電力波116を伝送するために1つ以上の波形特性の値を調整することに関する情報を受信器120に伝達する必要がない。一部の実施形態では、ビーコン信号118aは、(以下でより詳細に説明される)ステータス、効率、ユーザデータ、電力消費、課金、ジオロケーション、及び他の種類の情報に関連する情報を含む。一部の実施形態では、一方向アドバタイズメント信号118bが、充電要件に関する情報を受信器120から伝送器102に伝達するのに使用される。一部の実施形態では、受信器120から伝送器102に伝送される一方向アドバタイズメント信号118bのみが、ステータス、効率、ユーザデータ、電力消費、充電情報、課金、ジオロケーション、及び他の種類の情報に関連する情報を含む。
[0032] 一部の実施形態では、通信コンポーネント112は、受信器120及び/又は他の伝送器102(例えば、伝送器102b~102n)と通信するための通信コンポーネントアンテナを備える。一部の実施形態では、これらのビーコン信号118a及び一方向アドバタイズメント信号118bは、電力波116の伝送に使用される第2のチャネル(例えば、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域)とは独立した別の第1のチャネル(例えば第1の周波数帯域)を使用して送信される。一部の実施形態では、伝送器102と受信器120との間にはチャネルが作成されず、通信コンポーネント112は着信アドバタイズメント(例えばBLEアドバタイズメント)を受信する。
[0033] 一部の実施形態では、受信器120は、受信器側通信コンポーネントが発生する各通信信号(一部の実施形態では、各通信信号がアドバタイジング信号又はアドバタイズメント信号と呼ばれる)を使って、様々な種類のデータを伝送器102の1つ以上で伝達するように構成された受信器側通信コンポーネント144(本明細書では第2の通信無線器とも呼ばれ得る一方、通信コンポーネント112は本明細書では第1の通信無線器と呼ばれ得る)を任意選択的に備える。他の実施形態では、受信器120は、本明細書で考察される一方向通信アドバタイズメントを伝達するためにデバイス122aの通信コンポーネント136を使用するように構成される可能性がある(本明細書における一方向アドバタイズメントの説明は、受信器120がその自身の通信コンポーネント144を使用する状況、及び受信器120がデバイス122aの通信コンポーネント136を使用する状況に適用される)。データは、受信器120及び/又は電子デバイス122のための場所インジケータ、デバイス122の電力ステータス、受信器120のステータス情報、電子デバイス122のステータス情報(例えば、充電停止中、充電中であるが更に電力が必要、最適設定速度で充電中、充電中であるが過剰な電力を受信している、故障状態など)、電力波116に関するステータス情報(例えば、電子デバイス122は充電が必要かどうか、バッテリは危機的か、受信器は充電器(例えば伝送器102)上にあるか否か(アレイ電圧が検出されたか)など)、及び/又はエネルギーポケットのステータス情報を含むことがある。換言すれば、受信器120は、他の種類の情報を含むいくつかの可能なデータ点の中で特に、受信器120もしくはデバイス122の現在の場所、受信器120により受信されたエネルギー(すなわち使用可能電力)の量、並びに電子デバイス122により受信及び/又は使用された電力量を特定する情報を含む、システム100の現在の動作に関するデータを、ビーコン信号118a及び/又は一方向アドバタイズメント信号118bを介して伝送器102に提供することがある。
[0034] 一部の実施形態では、ビーコン信号118a及び/又は一方向アドバタイズメント信号118b内に含まれるデータは、電子デバイス122、受信器120、及び/又は伝送器102によって、アンテナアレイ110により電力波116を伝送するために使用される1つ以上の波形特性の値の調整を決定するために使用される。一部の実施形態では、受信器120は、ビーコン信号118a及び/又は一方向アドバタイズメント信号118bを使用して、例えば受信器120が伝送場に入ったもしくはまさに入ろうとしていること(例えば、伝送器102の無線送電範囲内に入ろうとしていること)を伝送器102に警告するためのデータを伝達する、電子デバイス122に関する情報を提供する、電子デバイス122に対応するユーザ情報を提供する、受信した電力波116の有効性を示す、及び/又は1つ以上の伝送器102が電力波116の伝送を調整するために使用する更新された特性もしくは伝送パラメータを提供する。一部の実施形態では、伝送器の警告は、電子デバイス122が伝送器102により生成された伝送器ビーコン信号を検出することに応答して行われる。一部の実施形態では、伝送器ビーコン信号は低電力RF信号であるため、伝送器ビーコン信号は、受信器が伝送器の無線送電範囲内にあると伝送器が判定した後に伝送される追加の無線送電信号と比べて低い電力レベルを有する(この例は図4のフローチャートに示されている)。
[0035] 一部の実施形態では、伝送器センサ114及び/又は受信器センサ128は、電子デバイス122、受信器120、伝送器102、及び/又は伝送場の状態を検出及び/又は特定する。一部の実施形態では、伝送器センサ114及び/又は受信器センサ128により生成されたデータは、伝送器102によって、電力波116を伝送するのに使用される1つ以上の波形特性の値の適切な調整を決定するために使用される。伝送器102により受信される伝送器センサ114及び/又は受信器センサ128からのデータは、例えば、生センサデータ及び/又はセンサプロセッサなどのプロセッサ104により処理されたセンサデータを含む。処理されたセンサデータは、例えば、出力されたセンサデータに基づく決定を含む。一部の実施形態では、受信器120及び伝送器102の外部にあるセンサから受信したセンサデータ(例えば、熱画像データ、光センサからの情報など)も使用される。
[0036] 図1Bは、一部の実施形態に係るRF無線送電システム150の別のブロック図である。一部の実施形態では、RF無線送電システム150は遠方界伝送器(図示せず)を備える。一部の実施形態では、RF無線送電システム150は、一部の実施形態ではRF充電パッド151(本明細書では近傍界(NF)充電パッド151又はRF充電パッド151とも呼ばれる)の一部であり得る近傍界伝送器を備える。RF充電パッド151は、図1Aの伝送器102の一例である場合がある。
[0037] 一部の実施形態では、RF充電パッド151は(以下により詳細に説明される)RF電力伝送器集積回路160を備える。一部の実施形態では、RF充電パッド151は、1つ以上の通信コンポーネント112(例えば、WI-FI無線又はBLUETOOTH無線などの無線通信コンポーネント)を備える。一部の実施形態では、RF充電パッド151はまた、外部電力転送要素(例えば、アンテナ290)を駆動する際に1つ以上の電力増幅器ユニットの動作を制御するために1つ以上の電力増幅器ユニット108-1,...108-n(PA又はPAユニット)に接続する。一部の実施形態では、RF電力は、RF無線送電システムがTXアンテナアレイ110を介してRF電力を1つ以上の無線受信デバイスに送信することを可能にするようにスイッチ回路を介してRF充電パッド151において制御及び変調される。
[0038] 図1Cは、一部の実施形態に係るRF電力伝送器集積回路160(「集積回路」)のブロック図である。一部の実施形態では、集積回路160は、CPU下位システム170、外部デバイス制御インターフェイス、DC-RF電力変換のためのRF下位セクション、及びバス又は相互接続ファブリックブロック171などの相互接続コンポーネントを介して相互接続されるアナログ及びデジタル制御インターフェイスを備える。一部の実施形態では、CPU下位システム170は、CPU下位システムランダムアクセスメモリ(RAM)174(例えばメモリ206、図2A)内にロードされる又はFLASHから直接実行されるCPU実行可能コードを含む外部FLASHへデジタル制御インターフェイス、例えばICポートを介してブートするデバイスプログラムのための関連読み取り専用メモリ(ROM)172を有するマイクロプロセッサユニット(CPU)202を含む。一部の実施形態では、CPU下位システム170はまた、RF充電パッド150から無線で配送される電力を受信しようとする無線電力受信器などの外部デバイスとの通信交換を認証及び保証するために暗号化モジュール又はブロック176を備える。
[0039] 一部の実施形態では、RF IC160はまた、場合によっては異物を検出するために使用される、電力増幅器108内の様々な測定点におけるインピーダンスの測定値を読み取ることを含む、1つの電力増幅器(又は複数の電力増幅器)の動作を制御及び管理することを担当する電力増幅器コントローラIC161A(PA IC)を備える(又はこれと通信状態にある)。PA IC161Aは、RF IC160と同じ集積回路上にある場合があるか、又はRF IC160から分離している(ただし、依然としてと通信状態にある)それ自体の集積回路上にある場合がある。PA ICのアーキテクチャ及び動作に関する更なる詳細は、米国仮出願第62/03,677号(代理人整理番号第117685-5197-PR)に示されている。
[0040] 一部の実施形態では、CPU(図2のメモリ106内に示され以下で説明されるものなど)上で動作する実行可能命令が、RF充電パッド151の動作を管理するのに、そして制御インターフェイス、例えばSPI制御インターフェイス175、及びRF電力伝送器集積回路160内に含まれる他のアナログ及びデジタルインターフェイスを介して外部デバイスを制御するのに使用される。一部の実施形態では、CPU下位システムはまた、RF局部発振器(LO)177及びRF伝送器(TX)178を含むRF電力伝送器集積回路160のRF下位セクションの動作を管理する。一部の実施形態では、RF LO177は、CPU下位システム170からの命令に基づいて調整され、これによって様々な所望の動作周波数に設定される一方、RF TXは、実現可能なRF電力レベルを生成するために必要に応じてRF出力を変換、増幅、変調する。
[0041] 以下の説明では、本開示において同義語として使用されるアンテナ区域及び電力転送区域について様々な言及がなされる。一部の実施形態では、アンテナ/電力転送区域は、伝搬高周波を伝送するアンテナ素子を含むことがあるが、他の実施形態では、アンテナ/電力転送区域は、電気信号を伝達するが伝搬高周波を送信しない容量性充電カプラを含むことがある。
[0042] 一部の実施形態では、RF電力伝送器集積回路160は実現可能なRF電力レベルを(例えばRF TX178を介して)任意選択的なビーム形成集積回路(IC)109に提供し、任意選択的なビーム形成集積回路(IC)109は次いで位相シフトされた信号を1つ以上の電力増幅器108に提供する。一部の実施形態では、ビーム形成IC109は、特定の無線電力受信器に伝送される電力が最大化される(例えば、送電信号が特定の無線電力受信器に同相で到達する)ことを保証するために、特定の無線電力受信器に2つ以上のアンテナ210(例えば、各アンテナ210は異なるアンテナ区域290と関連付けられることがあるか、又はそれぞれが単一のアンテナ区域290に属することがある)を使用して送信される送電信号が適切な特性(例えば位相)で伝送されることを保証するのに使用される。一部の実施形態では、ビーム形成IC109はRF電力伝送器IC160の一部を形成する。容量性カプラ(例えば容量性充電カプラ244)がアンテナ210として使用される実施形態では、任意選択的なビーム形成IC109はRF電力伝送器集積回路160に含まれないことがある。
[0043] 一部の実施形態では、RF電力伝送器集積回路160は、実現可能RF電力レベルを1つ以上の電力増幅器108に(例えばRF TX178を介して)直接提供し、ビーム形成IC109を使用しない(すなわち、送電信号を無線電力受信器に伝送するのに単一のアンテナ210のみが使用されるときなど、位相シフトが必要とされない場合にビーム形成ICをバイパスする)。一部の実施形態では、PA IC161Aは、実現可能RF電力レベルを受信し、それを1つ以上の電力増幅器108に提供する。
[0044] 次に、一部の実施形態では、1つ以上の電力増幅器108は、RF充電パッド151から無線で配送される電力を受信する権限が与えられている無線電力受信器への伝送のためにRF信号をアンテナ区域290(本明細書では「電力転送区域」とも呼ばれる)に提供する。一部の実施形態では、各アンテナ区域290は各PA108と結合される(例えば、アンテナ区域290-1はPA108-1と結合され、アンテナ区域290-NはPA108-Nと結合される)。一部の実施形態では、複数のアンテナ区域がそれぞれ同じ一組のPA108と結合される(例えば、全てのPA108が各アンテナ区域290と結合される)。PA108のアンテナ区域290に対する様々な配置及び結合は、無線電力を無線電力受信器に伝送するために使用するのに最も効率的なアンテナ区域290を決定するために、RF充電パッド151が様々なアンテナ区域を連続的又は選択的に活性化することを可能にする。一部の実施形態では、1つ以上の電力増幅器108はまた、PA108によりRF充電パッド151のアンテナ区域110に提供される出力電力をCPU202が測定することを可能にするためにCPU下位システム170と通信状態にある。
[0045] 図1Cはまた、一部の実施形態では、RF充電パッド151のアンテナ区域290が1つ以上のアンテナ210A-Nを含み得ることを示している。一部の実施形態では、複数のアンテナ区域290の各アンテナ区域は1つ以上のアンテナ210を含む(例えば、アンテナ区域290-1は1つのアンテナ210-Aを含み、アンテナ区域290-Nは複数のアンテナ210を含む)。一部の実施形態では、アンテナ区域のそれぞれに含まれるアンテナの数は、RF充電パッド151上の無線電力受信器の位置などの様々なパラメータに基づいて動的に規定される。一部の実施形態では、各アンテナ区域290は、様々なタイプのアンテナを含むことがあり、一方、他の実施形態では、各アンテナ区域290は同じタイプの単一のアンテナを含むことがあり、一方、更に他の実施形態では、アンテナ区域は、同じタイプの単一のアンテナを含むいくつかのアンテナ区域と、様々なタイプのアンテナを含むいくつかのアンテナ区域とを含むことがある。一部の実施形態では、アンテナ/電力転送区域はまた、又は代替的に電気信号を伝達するが伝搬高周波を送信しない容量性充電カプラを含むことがある。
[0046] 一部の実施形態では、RF充電パッド151はまた、RF充電パッド151が許容可能温度範囲内に留まることを保証するためにCPU下位システム170と通信状態にある温度監視回路を備えることがある。例えば、RF充電パッド151が閾値温度に達したという判断がなされた場合に、RF充電パッド151の動作はRF充電パッド151が閾値温度を下回るまで一時的に中断されることがある。
[0047] RF電力伝送器回路160の示されたコンポーネント(図1C)を単一チップ上に備えることによって、かかる伝送器チップは伝送器チップにおける動作をより効率的及び迅速に(そしてより低い遅延で)管理することができ、これによって、これらの伝送器チップにより管理される充電パッドのユーザ満足度を改善するのに役立つ。例えば、RF電力伝送器回路160は、構築するのがより安価であり、より小さな物理的フットプリントを有し、設置するのがより簡単である。
[0048] 図1Dは、一部の実施形態に係る充電パッド294のブロック図である。充電パッド294は、充電パッド151(図1B)の一例であるが、充電パッド151に含まれる1つ以上のコンポーネントは、考察及び例示を簡単にするために充電パッド294に含まれていない。
[0049] 充電パッド294は、RF電力伝送器集積回路160、1つ以上の電力増幅器108、PA IC161A(RF電力伝送器IC160と同じか又は別個のIC上にあり得る)、及び複数のアンテナ区域を有する伝送器アンテナアレイ290を備える。これらのコンポーネントのそれぞれは、図1Aから図1Cを参照して以上で詳細に説明されている。また、充電パッド294は、電力増幅器108とアンテナアレイ290との間に配置されると共に、複数のスイッチ297-A、297-B、...297-Nを有するスイッチ295(すなわち、伝送器側スイッチ)を備える。スイッチ295は、RF電力伝送器集積回路160により提供される制御信号に応答して、1つ以上の電力増幅器108をアンテナアレイ290の1つ以上のアンテナ区域と切り替え可能に接続するように構成されている。
[0050] 上記を達成するために、各スイッチ297は、アンテナアレイ290の異なるアンテナ区域と結合される(例えば、アンテナアレイ290の異なるアンテナ区域への信号経路を提供する)。例えば、スイッチ297-Aは、アンテナアレイ290の第1のアンテナ区域290-1(図1C)と結合されることがあり、スイッチ297-Bは、アンテナアレイ290の第2のアンテナ区域290-2と結合されることがあるといった具合である。複数のスイッチ297-A、297-B、...297-Nのそれぞれは、閉じられると、各電力増幅器108(又は複数の電力増幅器108)とアンテナアレイ290の各アンテナ区域との間の独自の経路を生成する。スイッチ295を通る各独自の経路は、RF信号をアンテナアレイ290の特定のアンテナ区域に選択的に提供するのに使用される。複数のスイッチ297-A、297-B、...297-Nのうちの2つ以上が、同時に閉じられることがあり、これによって同時に使用され得るアンテナアレイ290への複数の独自の経路が生成されることに留意されたい。
[0051] 一部の実施形態では、RF電力伝送器集積回路160(PA IC161A、又は両方)は、スイッチ295に結合され、かつ複数のスイッチ297-A、297-B、...297-Nの動作を制御するように構成されている(図1B及び1Dに「制御出力」信号として示されている)。例えば、RF電力伝送器集積回路160は、他のスイッチを開いたまま第1のスイッチ297-Aを閉じることがある。別の例では、RF電力伝送器集積回路160は、第1のスイッチ297-A及び第2のスイッチ297-Bを閉じ、他のスイッチを開いたままにすることがある(様々な他の組み合わせ及び構成が可能である)。更に、RF電力伝送器集積回路160は、1つ以上の電力増幅器108に結合され、かつ適切なRF信号(例えば、「RF出力」信号)を発生させ、このRF信号を1つ以上の電力増幅器108に提供するように構成されている。1つ以上の電力増幅器108は、次いでスイッチ295のどのスイッチ297がRF電力伝送器集積回路160によって閉じられているかに応じて、スイッチ295を介してRF信号をアンテナアレイ290の1つ以上のアンテナ区域に提供するように構成されている。
[0052] 一部の実施形態では、充電パッドは、様々なアンテナ区域を使用して、試験送電信号及び/又は通常送電信号を、例えば、充電パッド上の受信器の位置に応じて伝送するように構成されている。したがって、特定のアンテナ区域が試験信号又は通常電力信号を伝送するために選択されると、制御信号が、少なくとも1つのスイッチ297が閉じるようにRF電力伝送器集積回路160からスイッチ295に送信される。その際に、少なくとも1つの電力増幅器108からのRF信号が、現在閉じている少なくとも1つのスイッチ297により生成された独自の経路を使用して特定のアンテナ区域に提供される可能性がある。
[0053] 一部の実施形態では、スイッチ295は、アンテナアレイ290の(例えば、内部の)一部である場合がある。代替的に、一部の実施形態では、スイッチ295はアンテナアレイ290から独立している(例えば、スイッチ295は、別個のコンポーネントである場合があるか、又は電力増幅器108などの別のコンポーネントの一部である場合がある)。上記を達成することができる任意のスイッチ設計が使用されることがあり、図1Dに示されたスイッチ295の設計は一例にすぎないことに留意されたい。
[0054] 図2は、一部の実施形態に係る代表的な伝送器デバイス102(本明細書ではときに伝送器102、無線電力伝送器102、及び無線送電デバイス102と呼ばれる)を示すブロック図である。一部の実施形態では、伝送器デバイス102は、1つ以上のプロセッサ104(例えば、CPU、ASIC、FPGA、マイクロプロセッサなど)、1つ以上の通信コンポーネント112(例えば無線器)、メモリ106、1つ以上のアンテナ110、及びこれらのコンポーネント(ときにチップセットと呼ばれる)を相互接続するための1つ以上の通信バス108を備える。一部の実施形態では、伝送器デバイス102は、以上において図1Aを参照して説明した1つ以上のセンサ114を備える。一部の実施形態では、伝送器デバイス102は、例えば1つ以上のインジケータライト、サウンドカード、スピーカ、文字情報及びエラーコードを表示するための小型ディスプレイなどの1つ以上の出力デバイスを備える。一部の実施形態では、伝送器デバイス102は、伝送器デバイス102の場所を決定するための、GPS(全地球測位衛星)や他のジオロケーション受信器などの場所検出デバイスを備える。
[0055] 通信コンポーネント112は、伝送器102と受信器120との間の(例えば、1つ以上の通信ネットワークを介した)通信を可能にする。一部の実施形態では、通信コンポーネント112は、例えば、種々の無線プロトコル(例えば、IEEE 802.15.4、Wi-Fi、ZigBee、6LoWPAN、Thread、Z-Wave、Bluetooth Smart、ISA100.11a、WirelessHART、MiWiなど)、有線プロトコル(例えば、Ethernet、HomePlugなど)、及び/又は本明細書の出願日の時点ではまだ開発されていなかった通信プロトコルを含む、任意の他の適切な通信プロトコルのいずれかを用いたデータ通信が可能なハードウェアを備える。
[0056] メモリ106は、DRAM、SRAM、DDR SRAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、1つ以上の光ディスク記憶デバイス、1つ以上のフラッシュメモリデバイス、又は1つ以上の他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ106、又は代替的にメモリ106内の不揮発性メモリは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。一部の実施形態では、メモリ106、又はメモリ106の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらの部分セットもしくは上位セットを記憶する。
・様々な基本システムサービスを処理し、かつハードウェア依存タスクを実行するための手順を含む動作論理216、
・通信コンポーネント112及び/又はアンテナ110と連携して、リモートデバイス(例えば、リモートセンサ、伝送器、受信器、サーバなど)に結合する、及び/又はそれらと通信するための通信モジュール218、
・例えば、伝送器102の近傍における物体の存在、速度、及び/又は位置を決定するために、(例えば、センサ114と連携して)センサデータを得て処理するためのセンサモジュール220、
・(例えば、アンテナ110と連携して)電力波を発生させ伝送するための電力波発生モジュール224。一部の実施形態では、電力波発生モジュール224は、伝送器において受信デバイスから受信した一方向通信信号により提供される情報に基づいた命令を伝送器コントローラICから受信する(その一例が図4に示されている)。
・限定するものではないが、以下のものを含むデータベース226。
○1つ以上のセンサ(例えば、センサ114及び/又は1つ以上のリモートセンサ)により受信、検出、及び/又は伝送されたデータを記憶及び管理するためのセンサ情報228、
○1つ以上のプロトコル(例えば、ZigBee、Z-Waveなどのカスタム又は標準無線プロトコル、及び/又はEthernetなどのカスタム又は標準有線プロトコル)のプロトコル情報を記憶及び管理するための通信プロトコル情報234。
○一方向アドバタイズメント構造237が、伝送デバイスの第1の通信無線器が、例えばBLEアドバタイズメント信号中の、受信デバイスの第2の通信無線器により提供される情報を解読することを可能にする。
[0057] 以上で特定された要素(例えば、伝送器102のメモリ106に記憶されているモジュール)のそれぞれは、任意選択的に上述のメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶されており、上記の機能を実行するための命令のセットに対応する。以上で特定されたモジュール又はプログラム(例えば、命令のセット)は、独立したソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実施される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々な部分セットは、任意選択的に様々な実施形態において組み合わされるかあるいは再編成される。一部の実施形態では、メモリ106は、任意選択的に以上において特定されたモジュール及びデータ構造の部分セットを記憶する。更にメモリ106は、任意選択的に、伝送場内の物体の運動及び位置を追跡するための追跡モジュールなどの、以上に記載されていない追加のモジュール及びデータ構造を記憶する。
[0058] 図3は、一部の実施形態に係る代表的な受信器デバイス120(本明細書では受信器120、無線電力受信器120、及び無線受電回路120とも呼ばれる)を示すブロック図である。一部の実施形態では、受信器デバイス120は、1つ以上のプロセッサ140(例えば、CPU、ASIC、FPGA、及びマイクロプロセッサなど)、1つ以上の通信コンポーネント144、メモリ142、1つ以上のアンテナ124、電力回収回路310、及びこれらのコンポーネント(ときにチップセットと呼ばれる)を相互接続するための1つ以上の通信バス308を備える。一部の実施形態では、受信器デバイス120は、以上において図1Aを参照して説明した1つ以上のセンサなどの1つ以上のセンサ128を備える。一部の実施形態では、受信器デバイス120は、電力回収回路310を介して回収されたエネルギーを貯蔵するためのエネルギー貯蔵デバイス312を備える。様々な実施形態では、エネルギー貯蔵デバイス312は、1つ以上のバッテリ(例えば、バッテリ130、図1A)、1つ以上のキャパシタ、及び1つ以上のインダクタなどを備える。
[0059] 図1Aを参照して以上で説明したように、一部の実施形態では、受信器120は、接続138(例えば、バス)を介して電子デバイス(例えば、電子デバイス122a、図1A)に内部又は外部接続されている。一部の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイス312は電子デバイスの一部である。
[0060] 一部の実施形態では、電力回収回路310は、1つ以上の整流回路及び/又は1つ以上の電力変換器を備える。一部の実施形態では、電力回収回路310は、電力波及び/又はエネルギーポケットからのエネルギーを電気エネルギー(例えば、電気)に変換するように構成された1つ以上のコンポーネント(例えば、電力変換器126)を備える。一部の実施形態では、電力回収回路310は、ラップトップ又は電話など、結合された電子デバイス(例えば、電子デバイス122)に電力を供給するように更に構成されている。一部の実施形態では、結合された電子デバイスに電力を供給することは、電気エネルギーをAC形態から(例えば、電子デバイス122により使用可能な)DC形態に変換することを含む。
[0061] 通信コンポーネント144は、(例えば、1つ以上の通信ネットワークを介した)受信器120と伝送器102との間の通信を可能にする。一部の実施形態では、通信コンポーネント144は、例えば、種々のカスタム又は標準無線プロトコル(例えば、IEEE 802.15.4、Wi-Fi、ZigBee、6LoWPAN、Thread、Z-Wave、Bluetooth Smart、ISA100.11a、WirelessHART、MiWiなど)、カスタム又は標準有線プロトコル(例えば、Ethernet、HomePlugなど)、及び/又は本明細書の出願日の時点ではまだ開発されていなかった通信プロトコルを含む、任意の他の適切な通信プロトコルのいずれかを用いたデータ通信が可能なハードウェアを備える。一部の実施形態では、受信器120は電子デバイスの通信コンポーネントを使用する。一部の実施形態では、受信器120が電子デバイスの通信コンポーネントを使用する場合、受信器120は通信コンポーネント144を備えていない。一部の実施形態では、通信コンポーネントは受信器120の外部にある。
[0062] メモリ142は、DRAM、SRAM、DDR SRAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、1つ以上の光ディスク記憶デバイス、1つ以上のフラッシュメモリデバイス、又は1つ以上の他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ142、又は代替的にメモリ142内の不揮発性メモリは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。一部の実施形態では、メモリ142、又はメモリ142の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらの部分セットもしくは上位セットを記憶する。
・様々な基本システムサービスを処理し、かつハードウェア依存タスクを実行するための手順を含む動作論理314、
・通信コンポーネント144及び/又はアンテナ124と連携してリモートデバイス(例えば、リモートセンサ、伝送器、他の受信器、サーバ、電子デバイス、マッピングメモリなど)に結合する及び/又はそれらと通信するための通信モジュール316。例えば通信モジュール316は、伝送デバイスの第1の通信無線器にアドバタイズメント信号を提供するために、受信デバイスの第2の通信無線器と連携して使用される可能性があり、その結果、第2の通信無線器は、伝送器が受信デバイスへの電力伝送に特定の調整を行うことを可能にするデータパケットを第1の通信無線器に提供することができる(そしてこれは全て第1及び第2の通信無線器の間に通信チャネルを確立することなく行うことができる)、
・例えば、受信器120、伝送器102、又は受信器120の近傍にある物体の存在、速度、及び/又は位置を決定するために、(例えば、センサ128と連携して)センサデータを得て処理するためのセンサモジュール318、
・(例えば、アンテナ124及び/又は電力回収回路310と連携して)エネルギーを受信し、任意選択的に(例えば、電力回収回路310と連携して)それを(例えば、直流に)変換し、エネルギーを結合された電子デバイス(例えば、電子デバイス122)に転送し、任意選択的に(例えば、エネルギー貯蔵デバイス312と連携して)エネルギーを貯蔵するための受電モジュール320
・電力波(もしくはRF試験信号)から抽出されたエネルギー及び/又は電力波が収束するエネルギーポケット(例えば、RF信号116、図1A)に基づいて受信器により受信される電力の量を(受電モジュール320の動作と連携して)決定するための電力決定モジュール321。一部の実施形態では、電力量は、受信デバイスの第2の通信無線器から伝送デバイスの第1の通信無線器に送信されたアドバタイズメント信号に提供されたデータパケットで報告される。
・電力サージが敏感なコンポーネントに損傷を与えるのを防ぐために電力回収回路310のスイッチを開くタイミングを信号で知らせるためのスイッチモジュール330、
・システムのインピーダンス不整合を制御し、入電力の一部を無線電力受信器のアンテナから反射させることができるトグルモジュール332。アンテナにより反射される電力量を調節することによって、デバイスは、専用の通信コンポーネント(例えば、IEEE 802.15.4、Wi-Fi、ZigBee、6LoWPAN、Thread、Z-Wave、Bluetooth Smart、ISA100.11a、WirelessHART、MiWiなど)、有線プロトコル(例えば、Ethernet、HomePlugなど)を必要とせずに無線電力伝送器と通信することができる。
・限定するものではないが、以下のものを含むデータベース322。
○1つ以上のセンサ(例えば、センサ128及び/又は1つ以上のリモートセンサ)により受信、検出、及び/又は伝送されたデータを記憶及び管理するためのセンサ情報324、
○受信器120、結合された電子デバイス(例えば、電子デバイス122)、及び/又は1つ以上のリモートデバイスのための動作設定を記憶及び管理するためのデバイス設定326、及び
○1つ以上のプロトコル(例えば、ZigBee、Z-Waveなどのカスタムもしくは標準無線プロトコル、及び/又はEthernetなどのカスタムもしくは標準有線プロトコル)のプロトコル情報を記憶及び管理するための通信プロトコル情報328。
○一方向アドバタイズメント構造330が、伝送デバイスの第1の通信無線器が、例えばBLEアドバタイズメント信号中の、受信デバイスの第2の通信無線器により提供される情報を解読することを可能にする。
[0063] 一部の実施形態では、受電モジュール320は、電力量を、電力量を他のリモートデバイス(例えば、伝送器102、図1から図2)に伝達する通信モジュール316に伝達する。一部の実施形態では、この通信モジュール316はアドバタイズメントを伝送し、特定の伝送器(例えば、伝送器102)との専用チャネルを開かない。更に、一部の実施形態では、受電モジュール320は、電力量をデータベース322に伝達することがある(例えば、データベース322は、1つ以上の電力波116から得た電力の量を記憶する)。代替的に、一部の実施形態では、受電モジュール320は、通信モジュール316に、データパケットをリモートデバイスに伝送するように命令する(例えば、各データパケットは、伝送器102により伝送される複数の試験信号の情報を含む可能性がある)。
[0064] 一部の実施形態では、本明細書に記載の無線送電システムは、近傍界、NF+、中間界、及び遠方界伝送アプリケーションのうちの1つ以上で使用される可能性がある。近傍界は、(伝送器デバイスにより一定の周波数で伝送される電力波の)約1波長以下の範囲内の伝送アンテナ周辺の領域を指す。遠方界は、(伝送器デバイスにより一定の周波数で伝送される電力波の)約2波長以上である伝送アンテナ周辺の領域を指す。中間界は、近傍界と遠方界との間の領域を指す。例えば、伝送波の周波数が2.4GHzである場合、NF+範囲は約0.188m以内であり、近傍界範囲は約0.125m以内であり、中間界範囲は約0.125mから約0.25mであり、遠方界範囲は約0.25m以上である。別の例では、伝送波の周波数が5GHzである場合、NF+範囲は約0.09m以内であり、近傍界範囲は約0.06m以内であり、中間界範囲は約0.06mから約0.12mであり、遠方界範囲は約0.12m以上である。一部の実施形態では、動作周波数は400MHzから60GHzに及ぶ。
[0065] 以上で特定された要素(例えば、受信器120のメモリ142に記憶されているモジュール)のそれぞれは、任意選択的に上述のメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶されており、上記の機能を実行するための命令のセットに対応する。以上で特定されたモジュール又はプログラム(例えば、命令のセット)は、独立したソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実施される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々な部分セットは、任意選択的に様々な実施形態において組み合わされるかあるいは再編成される。一部の実施形態では、メモリ142は、任意選択的に以上において特定されたモジュール及びデータ構造の部分セットを記憶する。更にメモリ142は、任意選択的に、接続されたデバイスのデバイスタイプ(例えば、電子デバイス122のデバイスタイプ)を識別するための識別モジュールなどの、以上に記載されていない追加のモジュール及びデータ構造を記憶する。
シンプレックスNF/NF+ソフトウェア設計
概観
[0066] 一部の実施形態では、シンプレックスモードにおいて、無線送電デバイス(例えば、図1の伝送器102に相当する図4の伝送器402)と無線受電デバイス(例えば、図1の受信器120に相当する図4の受信器404)との間の通信は一方向に行われる(例えば、一方向通信)。一部の実施形態では、受信器404からのBluetooth Low Energy(BLE)アドバタイズメント(例えば、図4のBLEアドバタイズメント矢印406により示されている)が、アドバタイズメントを受信するための擬似片方向通信チャネルとして伝送器402によって使用される。以下の記述は、少なくとも1つの実施形態のシステム要件、動作/プロビジョニングモード、設計、及び実装の詳細を説明する。
利点
[0067] 以下は開示されている実施形態の例示的な利点の概要である。一部の実施形態では、一方向通信を使用した安全な無線送電は、最終顧客にとって実装がより簡単であるために有利である。一部の実施形態では、無線受電デバイス上のソフトウェアコードの量は最小である。一部の実施形態では、無線送電デバイス402は、無線受電デバイス404が無線受電デバイス404から受信する片方向通信のみに基づいて電力を受信することを確認することができる。システムはまた、近くの伝送器により既に送信されている電力を受信器に送信することを中止する能力を有する。一部の実施形態では、無線電力伝送器は、無線送電デバイスからブロードキャストを受信しながら、権限のない受信器に対処したりリプレーを軽減したりするための対抗手段を備える。
[0068] 一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、電力、電圧、バッテリパーセンテージ、及び充電状態に対応する下記の情報をブロードキャストする。一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、無線受電デバイスの貯蔵要素(例えば、バッテリ、キャパシタなど)が充電を必要としているかどうかをブロードキャストすることができる。一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、無線受電デバイスと関連した貯蔵要素の状態が危機的状態にあること(例えば、動作温度の範囲外にあること、過充電、過少充電、又は貯蔵要素と関連した別のエラー)をブロードキャストすることができる。一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、無線受電デバイスが無線送電デバイスの範囲内にあるか否か(例えば、アレイ電圧が検出されているか)をブロードキャストすることができる。一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、無線受電デバイスと関連した貯蔵要素が充電中でないことをブロードキャストすることができる。一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、無線受電デバイスと関連した貯蔵要素が充電中であるが、無線送電デバイスから更に電力が必要であることをブロードキャストすることができる。一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、無線受電デバイスと関連した貯蔵要素が無線送電デバイスから最適設定速度で充電中であることをブロードキャストすることができる。一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、無線受電デバイスと関連した貯蔵要素が充電中であるが、無線送電デバイスから過剰な電力を受信していることをブロードキャストすることができる。一部の実施形態では、無線受電デバイスは、BLEアドバタイズメントを介して、貯蔵要素及び/又は無線受電デバイスが故障状態を示していることをブロードキャストすることができる。
システム通信モデル
[0069] 一部の実施形態では、無線送電デバイス404は、ブロードキャストされたデータパケット(例えば、無線送電デバイス402からブロードキャストされたBLEアドバタイズメント)に従って受信した無線送電信号をモニタする。例えば図4は、最初にBLEアドバタイズメントに対応する矢印406を示し、その後「RF電力」と記された矢印408により示されるように、受信したRF電力の変化を示している。一部の実施形態では、無線受電デバイス402は、(例えば、アドバタイジングが100msおきに行われることを記している図4のテキストボックス410によって示されるように)そのブロードキャストデータパケット(例えば、BLEアドバタイズメントデータ)を、無線受電デバイス402と関連した貯蔵要素の現在の充電状態、電圧、無線送電デバイス404から受信した電力、及び無線送電デバイス404から要求されている電力がより多いか少ないかなどで継続的に更新する。
[0070] 一部の実施形態では、無線送電デバイス404は、無線受電デバイス402から受信したブロードキャストデータパケット(例えば報告)が伝送器の状態に適切であることを確認する。例えば、一部の実施形態では、これは、無線送電デバイス404に無線送電デバイス404により発せられる電力をON及びOFFにするパターン(例えば、ランダムパターン)を使用させ、無線送電デバイスを介して、受信した電力情報(例えば報告値)を含む無線受電デバイス402のブロードキャスト情報が(例えば、かかる相互作用を示すプロセスブロック412によって図4に示されるように)無線送電デバイス404によって伝送される電力に対応するかどうかを判定することによって達成される。この確認プロセスは、たとえ他の伝送器(例えば、本明細書に記載のシンプレックス通信方法を実施する伝送器と異なるメーカーにより提供されるもの)が近くにある他の無線受電デバイスを充電しているとしても、無線送電デバイス404が正しい無線受電デバイス402を追跡していることを保証する。この相互作用の例が図4に示されている。
[0071] 一部の実施形態では、追加の無線送電信号のそれぞれ(例えば、図4の「RF電力」と記された矢印416)が、無線送電デバイス402によって事前に決定されているとともに、第1の無線送電信号(例えば、図4の「RF電力」と記された矢印408)に使用された電力レベルより高い電力レベルである一定の電力レベルを有する。このように、無線受電デバイス404における追加の無線送電信号の受信が、無線受電デバイス402から報告される電力レベル(例えば、図4の「RF電力」と記された矢印416)をチェックすることによって無線送電デバイス404によって検証される可能性がある。
システム支援モード
[0072] 一部の実施形態では、システム通信モデルはオープンモデルであり、このモードでは認証及び/又は暗号化がない。一部の実施形態では、オープンモードは、メモリフットプリントが非常に小さく(例えば32kB)データ保護を必要としない充電要件を持つデバイスに役立つ可能性がある。
[0073] 一部の実施形態では、システムは保護され、データは共有鍵を使用して暗号化されることになる。例えば、一部の実施形態では、ブロードキャストデータパケットに含まれるデータの少なくとも一部(例えば、BLEアドバタイズメント及び/又はWPTビーコン)が共有鍵を使用して暗号化されることになる。このモードは、多くのメモリ空間を占有することなくある程度のセキュリティを提供する。共有鍵は潜在的なセキュリティ脅威を回避するために保護されている可能性があり、一部の実施形態では共有鍵は製造時にプロビジョニングされる可能性がある。
[0074] 一部の実施形態では、システムはプライベートであり、認証及び暗号化は公開鍵暗号方式を用いて行われる。例えば、一部の実施形態では、ブロードキャストデータパケットに含まれるデータの少なくとも一部(例えば、BLEアドバタイズメント及び/又はWPTビーコン)が公開鍵を使用して暗号化されることになる。一部の実施形態では、無線受電デバイス402及び無線送電デバイス404は、共通の事前共有鍵を導出するために他パーティの公開鍵を使用してプロビジョニングされる可能性がある。この鍵はブロードキャスト内に見つかったデータを暗号化するのに直接又は間接に使用される可能性がある。このセキュリティモードは、上記の他のモードと比べて追加のセキュリティを提供する。一部の実施形態では、このモードは動的に生成される鍵を有する。
受信器ADVサービスデータ形式
一部の実施形態では、第2の通信無線器によりブロードキャストされるデータパケット(本明細書ではBLE無線器が使用される実施形態のBLEアドバタイズメントとも呼ばれる)が所定の形式を有し、かかる形式の一例を参考までに以下に示す。
[0075] 換言すれば、第2の通信無線器により提供されるデータパケット及び追加のデータパケットは、アドバタイズメントデータの長さ、サービスデータタイプ、エアフューエル・アライアンスSDO、技術タイプ、RF-A、メーカー固有、アドバタイズメント形式バージョン(AFV)、シーケンスカウンタ、受信器ADフラグ、BLE TX電力(dBm)(署名済み)、バッテリパーセンテージ(符号化済み)、デバイス電力(mW)(符号化済み)、アレイ電圧(mV)(符号化済み)、負荷電圧(mV)(符号化済み)、アレイ電力(mW)(符号化済み)、及び/又はバッテリ電圧(mV)(符号化済み)に関する情報を含む。一部の実施形態では、受信器によりブロードキャストされるデータパケットに含まれる第1のデータセットは暗号化/符号化されている一方、受信器によりブロードキャストされるデータパケットに含まれる第2のデータセットは暗号化/符号化されていない。
[0076] 受信器によりブロードキャストされるデータパケット内のバイトの一部が含まれるデータに関する追加の詳細も以下に示す。
受信器アドバタイズメント形式バージョン
[0077] 下の表は、以上で考察された受信器デバイスによりブロードキャストされる例示的なデータパケット中のバイト5に関する追加の構造/情報を示している。この追加の構造/情報は、複数のタイプのデバイスをサポートする共通のアドバタイズメントメッセージング構造を確保するのに役立つ。この構造を使用して、通信デバイスがデバイスのタイプ、サポートするメッセージフォーマット、暗号化状態を区別することができる。これはまた、後方互換性を損なうことなくメッセージ構造の将来の修正を可能にする。
[0078] 一部の実施形態では、共通のアドバタイズメントメッセージング構造の少なくとも4ビットがプロトコルバージョンに割り当てられる。一部の実施形態では、共通のアドバタイズメントメッセージング構造の少なくとも1ビットは暗号化に割り当てられる。一部の実施形態では、共通のアドバタイズメントメッセージング構造の少なくとも1ビットはMF/FFデータに割り当てられる。一部の実施形態では、共通のアドバタイズメントメッセージング構造の少なくとも1ビットはNF/NF+データに割り当てられる。一部の実施形態では、共通のアドバタイズメントメッセージング構造の少なくとも1ビットは、データが伝送器に対応するか受信器に対応するかに関する情報に割り当てられる。
受信器ADフラグ
[0079] 下の表は、以上で考察された受信器デバイスによりブロードキャストされる例示的なデータパケット中のバイト8に関する追加の構造/情報を示している。以下の表は、伝送器が最適なシステム性能のために最良の充電アルゴリズム(例えば、受信器に電力を提供する又は充電するのに十分な使用可能電力量を受信器が受信することを保証する充電アルゴリズム)を決定するのに役立つ受信器の充電状態を示すフラグのセットを示している。
充電状態
[0080] 一部の実施形態では、以上で考察された受信器デバイスによりブロードキャストされる例示的なデータパケットは、受信器デバイスの充電状態に関する情報を含む可能性がある。下の表は、ブロードキャストデータパケットが伝達し得る様々な充電状態の例を列挙している。これらは、最良の充電アルゴリズム(例えば、受信器に電力を提供する又は充電するのに十分な使用可能電力量を受信器が受信することを保証する充電アルゴリズム)を決定するのに役立つように伝送器に提供される。
[0081] 本明細書に記載の方法は、充電動作の改善に役立つように充電状態情報を利用することができる。例えば、本明細書に記載の方法は、無線受電デバイスからのブロードキャストデータパケットが無線受電デバイスの充電状態に関する情報を含むとの判定に従って、無線送電デバイスが充電状態情報に基づく無線電力の伝送を調整するように構成される動作を含む可能性がある(例えば、ビット4~6が受信器が増加を要求していることを示す場合、無線送電デバイスは、電力が受信器に配送される電力レベルを上げることによって無線電力の伝送を調整することができる)。
受信器充電器検出
[0082] 一部の実施形態では、本明細書に記載の受信器が結合されるデバイス(例えば、使用可能な電力を受信器デバイスから受信するように構成された電子デバイス)は、充電器ポーリング(本明細書では受信器充電検出と呼ばれ得る)を実行することができ、充電器ポーリングの間、デバイス上で動作するアプリケーションは、受信器の近くに無線電力伝送器が存在するか周期的に(例えば、1分又は2分に1回)ポーリングすることができる。(例えば、送電信号が受信器で受信されるために)充電器が検出されると、(例えば、図4に示すプロセス414によって示されるように、)デバイス上で動作するアプリケーションは、受信器にそのブロードキャストデータパケットを更新させる新しいルーティン又は別のソフトウェアプログラムの実行を受信器に開始させることができる。
[0083] 一部の実施形態では、受信器充電検出は充電器割り込みを含む受信器単一画像である。このモードでは、受信器が結合されるデバイスは、1つの例示的な技術に従ってGPIOであるVアレイピン及び割り込み論理HIGHを設定することができる。割り込みは受信器が充電器上に置かれると生成されることになる。アプリケーションは、上記の新しいルーティン又は他のソフトウェアプログラムを起動することができ、ブロードキャストデータパケットに含まれる情報を更新することができる(例えば、図4に示すプロセス414によって示されている)。
[0084] 一部の実施形態では、受信器充電検出は受信器デュアル画像である。このモードでは、充電器検出は受信器が結合されるデバイスの一部であるべきである。これはポーリング又は割り込みによって実行される可能性がある。充電器が検出されると、顧客画像が上記の新しいルーティン又は他のソフトウェアプログラムをロードすることができる。
例示的な実施形態の追加の説明
[0085] 図5Aから図5Cは、一部の実施形態に係る一方向通信信号を伝送する方法の流れ図を示している。具体的には図5Aから図5Cは、無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用して無線送電を保護する(502)方法500が、無線受電デバイス(例えば、図1Aの受信器120、図3の受信器120、及び図4の(受信器120に相当する)受信器404)において行われることを示す。
[0086] 一部の実施形態では、無線受電デバイスが、第1の通信無線器を備える無線送電デバイス(例えば、図1Aの伝送器102、図2の伝送器102、及び図4の(伝送器102に相当する)無線送電デバイス402)から、第2の通信無線器を備える無線受電デバイスにおいて第1の無線送電信号を受信する(504)。
[0087] 一部の実施形態では、無線受電デバイスが第1の無線送電信号を受信した(506)ことに応答して(例えば、図4は、WPTビーコンが無線送電デバイス404から伝送されることを示す矢印418を示す)、無線受電デバイスの第2の通信無線器を介して、第1及び第2の通信無線器間に通信チャネルを確立することなく、(i)無線受電デバイスの電源の少なくとも1つの電力要件、(ii)無線受電デバイスが第1の無線送電信号から受信する電力量、を特定する情報を含むデータパケットをブロードキャストする(508)(例えば、図4はBLEアドバタイズメントが無線受電デバイス404からブロードキャストされることを示す矢印406を示す)。
[0088] 一部の実施形態では、データパケットをブロードキャストした後、無線送電デバイスから、無線受電デバイスにおいて追加の無線送電信号を受信する(510)(例えば図4は、追加の無線送電信号が無線送電デバイス402から送信されたことを示す矢印408を示す)。一部の実施形態では、無線送電デバイスは、(例えば、プロセスブロック412によって図4に示されるように)追加の無線送電信号のそれぞれを様々な伝送特性の所定のシーケンスを使用して伝送する。
[0089] 一部の実施形態では、無線受電デバイスが各追加の無線送電信号を受信したことに応答して、無線受電デバイスの第2の通信無線器を介して、第1及び第2の通信無線器間に通信チャネルを確立することなく、追加の無線送電信号の受信に関する情報を含むそれぞれの各追加のデータパケットをブロードキャストする(512)(例えば図4は、追加のデータパケットを示す矢印420を示す)。
[0090] 一部の実施形態では、無線送電デバイスは、(例えばプロセスブロック412によって図4に示されるように)電力を無線受電デバイスに無線で伝送し続けるべきかどうかを決定するために、追加の無線送電信号の受信に関する情報を様々な伝送特性の所定のシーケンスと比較する(514)。
[0091] 次に図5Bを参照して方法500の説明を続けると、一部の実施形態では、データパケット及び追加のデータパケットは、Bluetooth low energy(BLE)通信プロトコルを介してブロードキャストされる(516)(例えば図4の矢印406及び420は、BLEアドバタイズメントが無線受電デバイス404からブロードキャストされることを示す)。
[0092] 一部の実施形態では、追加のデータパケットは、無線送電デバイスに無線受電デバイスに提供された追加の無線送電信号の特性を調整させる(518)情報を含む(例えば図4は、矢印406によって示されるように伝送器402がBLEアドバタイズメントを受信した後、無線送電デバイス402が、矢印408によって示されるように追加のRF電力を送信し始める)。一部の実施形態では、無線送電デバイス(例えば図4の伝送器402)は、無線送電デバイスが(i)充電中でない、(ii)充電中であるが更に電力を必要とする、(iii)最適設定速度で充電中である、(iv)充電中であるが過剰な電力を受信している、及び(v)故障状態である、ことを情報が明らかにする場合に、追加の無線送電信号の特性を調整する。
[0093] 一部の実施形態では、無線受電デバイスは、第2の通信無線器がデータパケットを伝送する(520)とき、無線送電デバイスの無線送電範囲内にある(例えば、「充電器検出」と記された図4のテキストボックス422によって示され、図4の矢印406によって示されるように、検出が行われた後にBLEアドバタイズメントが送信される)。
[0094] 一部の実施形態では、無線送電範囲は、無線送電デバイスから12インチ以下の近傍界伝送範囲である(522)(例えば、「ユーザは受信器を伝送器の上部に置く」と記されたテキストボックス424によって示されるように)。一部の実施形態では、無線送電範囲は、無線送電デバイスから12インチ超の遠方界伝送範囲である(524)。
[0095] 一部の実施形態では、無線受電デバイスは、無線受電デバイスにおいて第1の無線送電信号を受信する前に、かつ無線送電デバイスの第1の通信無線器がスキャンしていない間に無線送電範囲内に置かれる(526)(例えば、テキストボックス424によって示されように)。一部の実施形態では、無線送電デバイスは、無線送電範囲内に無線受電デバイスを検出したことに応答して第1の通信無線器にブロードキャストデータパケットのスキャンを開始させる(526)(例えば、「受信器検出BLEスキャン有効化」と記された図4のテキストボックス426によって示されるように)。
[0096] 次に図5Cを参照して方法500の説明を続けると、一部の実施形態では、様々な伝送特性の所定のシーケンスは、無線送電デバイスが特定の期間に伝送のオンとオフを切り替えることによって追加の無線送電信号を異なる時点に送信する(528)シーケンスである(例えば、図4のプロセスブロック412によって示されている)。
[0097] 一部の実施形態では、様々な伝送特性の所定のシーケンスは、無線送電デバイスが様々な電力レベルを使用して追加の無線送電信号のそれぞれを伝送する(530)シーケンスである(例えば、図4のプロセスブロック412によって示されている)。
[0098] 一部の実施形態では、無線受電デバイスの第2の通信無線器は、無線送電デバイスの第1の通信無線器と一方向に通信し(532)、無線送電デバイスから通信を受信しない(例えば、図4に示されている)。
[0099] 一部の実施形態では、無線受電デバイスは、データパケット及び追加のデータパケットのそれぞれを所定の時間間隔でブロードキャストする(534)(例えば、BLEアドバタイズメントがあらかじめ設定した期間ごとに送信されることを示すテキストボックス410によって示されている)。一部の実施形態では、所定の時間間隔は100ms以下である(536)(例えば、BLEアドバタイズメントが100msごとに送信されることを示すテキストボックス410によって示されている)。一部の実施形態では、所定の時間間隔は調整可能であり、50ms、100ms、200ms、300ms、500ms、又は300ms未満の任意の値になるように構成される可能性がある。これは、無線送電デバイスからの電力を調整する際により迅速な応答をもたらすパケットの高速伝送を可能にし、その結果、無線受電デバイスのバッテリ又は他の機器を損傷することなく充電特性をより上手く制御する。
[00100] 一部の実施形態では、データパケット及びそれぞれの各追加のデータパケットは、現在の充電状態、電圧、無線送電デバイスから受信した電力についての情報、及び要求されている電力がより多いか少ないかを示す情報を含む(538)(例えば、図4に示すBLEアドバタイズメント406及び420はこの情報を含む)。
[00101] 一部の実施形態では、データパケット及びそれぞれの各追加のデータパケットは、暗号化データを含む(540)(例えば、図4に示すBLEアドバタイズメント406及び420は暗号化データを含む可能性がある)。
[00102] 一部の実施形態では、無線受電デバイスは、電力回収回路を含む無線受電回路及び約32KBのメモリを備え(例えば図3は、例示的なRF受信器のコンポーネントを示している)、メモリは無線受電デバイスに考察した一方向充電プロセスの命令を実行させる命令を記憶する。一部の実施形態では、これらの命令はメモリの約5KB以下を占有する(542)。他のシステムと比較すると、5KBの命令サイズがプログラム空間の大幅な削減を示すことによって、受信器(例えば図3の受信器120)側に他の目的のためのメモリ空間を確保する。このように、本明細書に記載の技術は、受信器(例えば図3の受信器120)チップがより効率的に動作することを可能にする。
[00103] 一部の実施形態では、データパケット及び追加のデータパケットはまた、電源が(i)充電中でないこと、(ii)充電中であるが更に電力を必要とすること、(iii)最適設定速度で充電中であること、(iv)充電中であるが過剰な電力を受信していること、及び(v)故障状態であること、からなるグループから選択された電源の充電状態に関する情報を含む(544)(例えば、図4のBLEアドバタイズメント406及び420はこの情報を含む)。
[00104] 一部の実施形態では、無線受電デバイスが、無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用して無線電力を安全に伝送するための、上記の機能のいずれかの実行を引き起こす命令を記憶するメモリを有する無線受電回路を備える。一部の実施形態では、システムが受信器及び伝送器を備え、受信器及び伝送器は上記の機能のいずれかの実行を可能にする動作を実行するように構成されている。非一時的コンピュータ可読記憶媒体が、無線受電デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、上記の機能のいずれかを1つ以上のプロセッサに実行させる又は上記の機能のいずれかの実行を引き起こす命令を含む。無線受電デバイスが上記の機能のいずれかの実行を引き起こすための手段を備える。
[00105] 様々な図面の一部がいくつかの論理的段階を特定の順序で示しているが、順序に依存しない段階が並べ替えられ、他の段階が組み合わせられたり切り離されたりすることがある。一部の並べ替えや他のグループ分けについては具体的に言及されているが、その他のものも当業者にとって自明であり、よって本明細書で提示される順序及びグループ分けは選択肢の包括的な一覧ではない。更に、段階はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの任意の組み合わせで実装され得ることを理解されたい。
[00106] 開示される実施形態の先行の説明は、当業者が本発明を作成又は使用できるようにするために提供される。これらの実施形態に対する様々な変更形態は当業者に容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用することができる。したがって、本発明は、本明細書で示される実施形態に限定されることを意図しないが、以下の請求項並びに本明細書で開示される原理及び新規の特徴と一致する最も広い範囲が与えられることを意図する。
[00107] 本開示の特徴は、処理システムを、本明細書に提示された特徴の任意のものを実施するようにプログラムするために用いられ得る命令が記憶された記憶媒体(媒体群)又はコンピュータ可読記憶媒体(媒体群)などのコンピュータプログラム製品を使用して又はその助けを借りて実施される可能性がある。記憶媒体(例えば、メモリ206、256)は、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含む可能性があり、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含むことがある。メモリは、任意選択的にCPU(例えば、プロセッサ)から遠隔に配置された1つ以上の記憶デバイスを含む。メモリ、又は代替的にメモリ内の不揮発性メモリデバイスが、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。
[00108] 様々な要素を説明するために、「第1の」、「第2の」等の用語が本明細書で使用される場合があるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されないものとすることが理解されよう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するために使用されているにすぎない。
[00109] 本明細書に使用される専門用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、特許請求の範囲を限定することを意図していない。実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈により明白にそうでないことが示されない限り、複数形も同様に含むことを意図している。本明細書で使用する場合、「及び/又は」という用語が、関連する列挙された項目のうちの1つ以上の可能なありとあらゆる組み合わせを指し、可能なありとあらゆる組み合わせを包含することもまた理解されよう。「comprises(備える)」及び/又は「comprising(備えている)」という用語は、本明細書で使用される場合、記載の特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又はコンポーネントの存在を具体的に挙げるが、1つ以上のその他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び/又はそれらの群の存在もしくは追加を排除しないことがさらに理解されよう。
[00110] 本明細書で使用する場合、用語「~である場合(if)」は、文脈に応じて、記載の先行条件が真である「ときに(when)」、又は真である「とすると(upon)」、又は真である「という判定に応答して(in response to determining)」、又は真である「という判定に従って(in accordance with a determination)」、又は真である「ことの検出に応答して(in response to detecting)」を意味すると解釈されることがある。同様に、「[記載の先行条件が真である]と判定された場合(if it is determined [that a stated condition precedent is true]」、又は「[記載の先行条件が真である]場合(if [a stated condition precedent is true]」、又は「[記載の先行条件が真である]とき(when [a stated condition precedent is true])」という語句は、文脈に応じて、記載の先行条件が真である「と判定すると(upon determining)」、又は真である「という判定に応答して(in response to determining)」、又は真である「という判定に従って(in accordance with a determination)」、又は真である「と検出すると(upon detecting)」、又は真である「ことの検出に応答して(in response to detecting)」を意味すると解釈されることがある。
[00111] 上記の説明は、説明の便宜上、具体的な実施形態に関して記載されている。しかしながら、上記例示的な説明は、網羅的であること、又は開示された厳密な形態に特許請求の範囲を限定することを意図していない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変更が可能である。実施形態は、動作の原理及び実際の適用を最も良く説明し、これにより、他の当業者が使用可能であるようにするために選択及び説明されている。

Claims (20)

  1. 無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用した安全な無線送電方法であって、
    第1の通信無線器を備える無線送電デバイスから、第2の通信無線器を備える無線受電デバイスにおいて第1の無線送電信号を受信すること、
    前記第1の無線送電信号を受信したことに応答して、
    前記無線受電デバイスの前記第2の通信無線器を介して、前記第1及び第2の通信無線器間に通信チャネルを確立することなく、(i)前記無線受電デバイスの電源の少なくとも1つの電力要件、(ii)前記無線受電デバイスが前記第1の無線送電信号から受信する電力量、を特定する情報を含むデータパケットをブロードキャストすること、
    前記データパケットをブロードキャストした後、前記無線送電デバイスから、それぞれを前記無線送電デバイスが様々な伝送特性の所定のシーケンスを使用して伝送する追加の無線送電信号を前記無線受電デバイスにおいて受信すること、
    各追加の無線送電信号を受信したことに応答して、前記無線受電デバイスの前記第2の通信無線器を介して、前記第1及び第2の通信無線器間に通信チャネルを確立することなく、前記追加の無線送電信号の受信に関する情報を含むそれぞれの各追加のデータパケットをブロードキャストすること、を含み、
    前記無線送電デバイスは、電力を前記無線受電デバイスに無線で伝送し続けるべきかどうかを決定するために、前記追加の無線送電信号の受信に関する前記情報を前記様々な伝送特性の所定のシーケンスと比較する、方法。
  2. 前記データパケット及び前記追加のデータパケットは、Bluetooth low energy(BLE)通信プロトコルを介してブロードキャストされる、請求項1の方法。
  3. 前記追加のデータパケットは、前記無線送電デバイスに前記無線受電デバイスに提供された前記追加の無線送電信号の特性を調整させる情報を含み、
    前記無線送電デバイスは、前記無線受電デバイスが、(i)充電中でない、(ii)充電中であるが更に電力を必要とする、(iii)最適設定速度で充電中である、(iv)充電中であるが過剰な電力を受信している、又は、(v)故障状態である、ことを前記情報が明らかにする場合に、前記追加の無線送電信号の特性を調整する、請求項1又は2の方法。
  4. 前記無線受電デバイスは、前記第2の通信無線器が前記データパケットを伝送するとき、前記無線送電デバイスの無線送電範囲内にある、請求項1から3の何れか一項の方法。
  5. 前記無線送電範囲は、前記無線送電デバイスから12インチ以下の近傍界伝送範囲である、請求項4の方法。
  6. 前記無線送電範囲は、前記無線送電デバイスから12インチ超の遠方界伝送範囲である、請求項4の方法。
  7. 前記無線受電デバイスは、前記無線受電デバイスにおいて前記第1の無線送電信号を受信する前に、かつ、前記無線送電デバイスの前記第1の通信無線器がスキャンしていない間に、前記無線送電範囲内に置かれ、
    前記無線送電デバイスは、前記無線送電範囲内に前記無線受電デバイスを検出したことに応答して、前記第1の通信無線器にブロードキャストデータパケットのスキャンを開始させる、請求項4の方法。
  8. 前記様々な伝送特性の所定のシーケンスは、前記無線送電デバイスが特定の期間に伝送のオンとオフを切り替えることによって前記追加の無線送電信号を異なる時点に送信するシーケンスである、請求項1から3の何れか一項の方法。
  9. 前記様々な伝送特性の所定のシーケンスは、前記無線送電デバイスが様々な電力レベルを使用して前記追加の無線送電信号のそれぞれを伝送するシーケンスである、請求項1から3の何れか一項の方法。
  10. 前記無線受電デバイスの前記第2の通信無線器は、前記無線送電デバイスの前記第1の通信無線器と一方向に通信し、前記無線送電デバイスから通信を受信しない、請求項1から3の何れか一項の方法。
  11. 前記無線受電デバイスは、前記データパケット及び前記追加のデータパケットのそれぞれを所定の時間間隔でブロードキャストする、請求項1から3の何れか一項の方法。
  12. 前記所定の時間間隔は、100ms以下である、請求項11の方法。
  13. 前記データパケット及びそれぞれの各追加のデータパケットは、現在の充電状態、電圧、前記無線送電デバイスから受信した電力についての情報、及び、要求されている電力がより多いか少ないかを示す情報、を含む、請求項1から3の何れか一項の方法。
  14. 前記データパケット及びそれぞれの各追加のデータパケットは、暗号化されたデータを含む、請求項1から3の何れか一項の方法。
  15. 前記無線受電デバイスは、電力回収回路を含む無線受電回路及び約32キロバイト(KB)のメモリを備え、
    前記メモリは、前記無線受電デバイスに請求項1の方法を実行させる命令を記憶し、
    前記命令は、前記メモリの約5KB以下を占有する、請求項1から3の何れか一項の方法。
  16. 前記データパケット及び前記追加のデータパケットがまた、前記電源が、(i)充電中でないこと、(ii)充電中であるが更に電力を必要とすること、(iii)最適設定速度で充電中であること、(iv)充電中であるが過剰な電力を受信していること、及び、(v)故障状態であること、からなるグループから選択された前記電源の充電状態に関する情報を含む、請求項1から3の何れか一項の方法。
  17. 無線受電デバイスであって、
    前記無線受電デバイスからの一方向通信信号を使用して無線電力を安全に伝送するための、請求項1から16の何れか一項の方法の実行を引き起こす命令を記憶するメモリを有する無線受電回路を備える、無線受電デバイス。
  18. 無線受電デバイス及び無線送電デバイスを備えたシステムであって、
    前記無線受電デバイス及び無線送電デバイスが、請求項1から16の何れか一項の方法の実行を可能にする動作を実行するように構成されている、システム。
  19. 無線受電デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、請求項1から16の何れか一項の方法を1つ以上のプロセッサに実行させるか又は請求項1から16の何れか一項の方法の実行を引き起こす命令を含む、
    非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  20. 請求項1から16の何れか一項の方法の実行を引き起こすための手段を備える、無線受電デバイス。
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