JP2013250824A - 料理検索装置、料理検索方法、プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

料理検索装置、料理検索方法、プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】含まれる材料がさほど変わらないレシピを見つけやすくすること。
【解決手段】料理検索装置は、ユーザの指示に基づいて、それぞれが複数の材料と調理手順の情報とを含む複数の料理情報を格納する料理情報格納手段からいずれかの料理情報を取得し、前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択し、前記選択された一部の材料を含むことを条件として、前記料理情報格納手段から検索された関連料理情報を取得し、前記取得された料理情報と前記検索された関連料理情報に含まれるデータとがユーザに提示されるように出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は料理検索装置、料理検索方法、プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
料理を作るためのレシピをインターネット上で紹介するWebサイトが広く利用されている。このサイトを用いると、レシピを探すことが容易になり便利である。
特開2003−122860号公報
レシピを紹介する従来のWebサイトにおいて、ユーザがあるレシピを閲覧している時に、そのレシピで用いる一部の材料(例えば主要な材料)を用いた他のレシピの存在に気付かないことが多い。そのため、例えばその一部の材料を用いて他の料理を作ることができる場合でも、ユーザがその料理のレシピを探しだせないこともあった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、含まれる材料がさほど変わらないレシピを見つけやすくする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる料理検索装置は、ユーザの指示に基づいて、それぞれが複数の材料と調理手順の情報とを含む複数の料理情報を格納する料理情報格納手段からいずれかの料理情報を取得する料理情報取得手段と、前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択する材料選択手段と、前記選択された一部の材料を含むことを条件として、前記料理情報格納手段から検索された関連料理情報を取得する関連料理検索手段と、前記取得された料理情報と前記検索された関連料理情報に含まれるデータとがユーザに提示されるように出力する料理出力手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる料理検索方法は、ユーザの指示に基づいて、それぞれが複数の材料と調理手順の情報とを含む複数の料理情報を格納する料理情報格納手段からうちいずれかの料理情報を取得するステップと、前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択するステップと、前記選択された一部の材料を含むことを条件として、前記料理情報格納手段から検索された関連料理情報を取得するステップと、前記取得された料理情報と前記検索された関連料理情報に含まれるデータとがユーザに提示されるように出力するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラムは、ユーザの指示に基づいて、それぞれが複数の材料と調理手順の情報とを含む複数の料理情報を格納する料理情報格納手段からいずれかの料理情報を取得する料理情報取得手段、前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択する材料選択手段、前記選択された一部の材料を含むことを条件として、前記料理情報格納手段から検索された関連料理情報を取得する関連料理検索手段、および、前記取得された料理情報と前記検索された関連料理情報に含まれるデータとがユーザに提示されるように出力する料理出力手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
また、本発明にかかるコンピュータ読取り可能な記憶媒体は、上記プログラムを格納することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの指示に基づいて取得された料理情報から、該料理情報に含まれる材料と一部が共通する関連料理情報へ容易にたどることができる。よって、含まれる材料がさほど変わらないレシピ(料理情報)をより容易に見つけ出すことができる。
本発明の一態様では、前記料理情報のそれぞれは、当該料理情報に含まれる複数の材料のそれぞれの量の情報を含み、前記材料選択手段は、前記取得された料理情報に含まれる複数の材料のそれぞれの量の情報に基づいて、前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択してもよい。
本発明の一態様では、前記材料選択手段は、ユーザの過去の指示により前記料理情報取得手段が取得した複数の料理情報に含まれる材料の出現頻度に基づいて、材料を選択してもよい。
本発明の一態様では、前記料理情報取得手段は、前記データがユーザに提示されるように出力された前記複数の関連料理情報のうち、前記ユーザにより前記調理手順を含む詳細情報を提示するように指示された関連料理情報を取得し、前記材料選択手段は、前記ユーザによる過去の指示に基づいて前記料理情報取得手段が取得した関連料理情報を含む複数の料理情報に含まれる材料の出現頻度に基づいて、材料を選択してもよい。
本発明の一態様では、前記料理情報取得手段は、ユーザが入力した検索条件に基づいて複数の料理情報のうちいずれかを取得し、前記関連検索手段は、前記選択された一部の材料を含みかつ前記検索条件を満たすことを条件として検索された関連料理情報を取得してもよい。
本発明の一態様では、前記料理情報のそれぞれは料理名を含み、前記関連検索手段は、前記選択された一部の材料を含む料理情報であって前記いずれかの料理情報が含む料理名と異なる料理名を含むことを条件として検索された関連料理情報を取得してもよい。
本発明の一態様では、前記料理情報のそれぞれは料理名を含み、前記関連検索手段は、ユーザの過去の指示により前記料理情報取得手段が取得した複数の料理情報に含まれる料理名の出現頻度に基づいて、前記選択された一部の材料を含むことを条件として検索された関連料理情報を取得してもよい。
本発明の実施形態にかかる料理情報閲覧システムの機器構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる料理情報サーバの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる料理情報サーバが実現する機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態にかかる料理情報サーバの処理フローの一例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる料理情報サーバの処理フローの一例を示す図である。 検索条件入力画面の一例を示す図である。 料理テーブルの内容の一例を示す図である。 料理材料テーブルの内容の一例を示す図である。 料理手順テーブルの内容の一例を示す図である。 料理一覧画面の一例を示す図である。 材料選択部の処理フローの一例を示す図である。 料理情報画面の一例を示す図である。 閲覧履歴格納部に格納される履歴情報の一例を示す図である。
以下では、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。同じ符号を付された構成については、それらの間で違いがない限り、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかる料理情報閲覧システムの構成の一例を示す図である。料理情報閲覧システムは、料理情報サーバ1と、ユーザクライアント2とを含む。これらは、ネットワークの一種であるインターネット3を介して接続されている。
料理情報サーバ1は、料理を作るためのレシピ(以下では料理情報ともいう)をユーザに閲覧させるためのサーバである。また、ユーザクライアント2は、ユーザが操作するコンピュータであり、例えばパーソナルコンピュータである。
図2は、本発明の実施形態にかかる料理情報サーバ1のハードウェア構成の一例を示す図である。料理情報サーバ1は、プロセッサ11、記憶部12、通信部13、入出力部14を含む。料理情報サーバ1は、例えばデータセンタなどに設置されるサーバコンピュータであってよい。
プロセッサ11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作する。またプロセッサ11は通信部13、入出力部14を制御する。なお、上記プログラムは、インターネット等のネットワークを介して提供されるものであってもよいし、DVD−ROM等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであってもよい。
記憶部12は、RAMやフラッシュメモリ等のメモリ素子やハードディスクドライブ等によって構成されている。記憶部12は、上記プログラムを格納する。また、記憶部12は、各部から入力される情報や演算結果を格納する。
通信部13は、ユーザクライアント2などの他の装置と通信する機能を実現するものであり、例えば有線LANを構成する集積回路や通信端子を有するネットワークカードにより構成されている。通信部13は、CPU11の制御に基づいて、他の装置から受信した情報をCPU11や記憶部12に入力し、他の装置に情報を送信する。
入出力部14は、表示出力デバイスや入力デバイスとのやりとりを行う回路であり、例えば表示出力デバイスに画像を出力させるグラフィックボードや、キーボードやマウスなどの入力デバイスからのデータを取得するUSBコントローラなどにより構成される。入出力部14は、プロセッサ11の制御に基づいて、画像データ等を表示出力デバイスに対して出力し、入力デバイスより操作者(ユーザ)からの情報を取得する。
図3は、本発明の実施形態にかかる料理情報サーバ1が実現する機能を示す機能ブロック図である。料理情報サーバ1は機能的に、条件検索部51と、一覧出力部52と、料理情報取得部53と、材料選択部54と、関連料理検索部55と、料理情報出力部56と、料理情報格納部61と、閲覧履歴格納部62とを含む。これらの機能は、プロセッサ11が記憶部12に格納されたプログラムを実行し、通信部13等を制御することで実現される。料理情報格納部61および閲覧履歴格納部62は料理情報サーバ1の記憶部12を中心として実現されるが、他のサーバに含まれる記憶装置により構成されてもよい。また、料理情報格納部61は、記憶部12とプロセッサ11とにより構成されるデータベース管理システムや、他のサーバに含まれるデータベース管理システムにより実現されてもよい。また、料理情報サーバ1の機能の少なくとも一部(例えば条件検索部51、一覧出力部52、料理情報取得部53、材料選択部54、関連料理検索部55、および料理情報出力部56)がユーザが利用するパーソナルコンピュータやスマートフォンなどに実装されてもよい。なお、料理情報取得部53、材料選択部54、関連料理検索部55、料理情報出力部56、および料理情報格納部61は、それぞれ特許請求の範囲における料理情報取得手段、材料選択手段、関連料理検索手段、料理出力手段、および料理情報格納手段に対応する。
図4および図5は、本発明の実施形態にかかる料理情報サーバ1の処理フローの一例を示す図である。以下では処理フローに従って、料理情報サーバ1が実現する機能について説明する。
条件検索部51は、プロセッサ11、記憶部12および通信部13を中心として実現される。条件検索部51は、ユーザから検索条件を取得し、その検索条件を満たす料理情報を検索する。はじめに、条件検索部51は、料理を検索するための検索条件入力画面を表示させる画像データを生成し、ユーザクライアント2に送信する(ステップS101)。そして、ユーザクライアント2は、送信された画像データに基づいて検索条件入力画面を表示する。
図6は、検索条件入力画面の一例を示す図である。検索条件入力画面は、検索条件を入力する項目と「検索」ボタンとが配置されている。図6の例では、検索条件としては、料理の材料と、調理法とがあり、材料は入力フィールドに、調理法はチェックボックスに入力される。ユーザが検索条件入力画面に材料や調理法が入力した後に「検索」ボタンを押下すると、ユーザクライアント2は、検索条件を条件検索部51に向けて送信する。なお、他の種類の条件(例えば後述する料理名やカテゴリなど)が検索条件として入力されてもよい。
次に、条件検索部51は、ユーザクライアント2から送信された検索条件を取得する(ステップS102)。そして、条件検索部51は、取得した検索条件をキーにして料理情報格納部61に格納された料理情報を検索する(ステップS103)。ここで、料理情報格納部61には、複数の料理情報が格納されている。また、1つの料理情報は1つの料理に対応し、複数の材料情報と複数の手順とを含む。ここでは、料理情報は料理IDにより特定され、料理情報は料理テーブルと、料理材料テーブルと、料理手順テーブルとに分かれて格納されているとする。
図7、図8、図9は、それぞれ料理テーブル、料理材料テーブル、料理手順テーブルの内容の一例を示す図である。料理テーブルのレコードは料理IDにより特定され、料理テーブルの各レコードは、料理情報のうち、料理IDと、料理名と、その料理のカテゴリと、料理の調理法区分と、調理時間とを含む。タイトルは料理情報が示す料理を表現する名称であり、料理名は料理の一般名称である。カテゴリは料理のカテゴリであり、主食、おかずといった大まかな区分であってもよいし、どんぶり、麺などのより細かな区分であってもよい。調理法区分は、煮る、焼く、レンジなどのおおまかな調理方法を示す区分である。調理時間は、この料理情報に示す手順で料理した場合にかかる時間の目安である。
料理材料テーブルのレコードは1つの料理情報につき複数あり、1つのレコードは1つの材料に相当し、レコードの数は材料の数と同じである。料理材料テーブルの1つのレコードは料理IDとシーケンシャル番号(同じ料理IDをもつ複数のレコードにおける順位)により特定される。料理材料テーブルの各レコードは、料理情報に含まれる材料のうち1つについての、材料名と、分量の情報を含む。分量は、重量、個数、体積などの量の情報である。また、分量は、値と単位との2つに分かれてレコードに格納される。例えば、分量が200gの場合には、分量の値に200、分量の単位に「g」が格納される。
料理手順テーブルのレコードは1つの料理情報につき複数あり、1つのレコードが1つの手順に対応する。料理手順テーブルのレコードは、料理IDと手順番号により特定される。料理手順テーブルの各レコードは、料理情報に含まれる1つの手順の文章と画像の画像IDとを含む。なお、図7から9に示すレコードは、説明の容易のため一部のみを示している。
条件検索部51はステップS103において、検索条件として材料が指定されていれば料理材料テーブルの材料名が指定された材料であるレコードを検索し、また検索条件として調理法が指定されていれば料理テーブルの調理法区分が指定された調理法であるレコードを検索する。料理名やカテゴリを検索条件とする場合も同様である。またそれぞれの検索条件を組み合わせて検索してもよい。条件検索部51は、検索条件により検索されたレコードの料理IDを有する1または複数の料理情報を取得する。ここで、条件検索部51は、料理情報格納部61が含むレコードのデータに直接アクセスすることで上述のレコードを検索してもよいし、条件検索部51は検索条件を示すクエリを料理情報格納部61が含むデータベース管理システムに渡し、そのデータベース管理システムによるクエリの実行結果を取得することで上述のレコードを検索してもよい。
一覧出力部52は、プロセッサ11、記憶部12および通信部13を中心として実現される。一覧出力部52は、検索された料理情報を一覧する料理一覧画面を表示させる画像データをユーザクライアント2に向けて出力する(ステップS104)。ユーザクライアント2は、この画像データに基づいてユーザクライアント2に接続される(あるいはユーザクライアント2に含まれる)表示出力デバイスがユーザに向けて料理一覧画面を出力するよう制御する。こうすることで、一覧出力部52は、ユーザが閲覧する表示出力デバイスに料理一覧画面を表示するように制御しているともいえる。
図10は、料理一覧画面の一例を示す図である。図10に示す料理一覧画面には、検索条件を満たす複数の料理情報により料理の一覧が表示されている。一覧表示される料理情報の項目は、タイトルと材料の一部である。図10の例では、検索条件として「じゃがいも」が指定された場合に、図7から9に示す料理情報から検索される料理の例を示している。このようなケースでは検索される件数が多いため、材料として「じゃがいも」を含む料理情報のうち一部が料理一覧画面に表示される。
料理一覧画面に一覧表示される料理のタイトルはリンクになっており、ユーザがリンクを押下すると、その料理の詳細を表示させる指示として、クリックされたタイトルに対応する料理の料理IDが料理情報サーバ1に向けて送信される。なお、料理一覧画面の下部には検索条件を入力するフィールドと、検索ボタンとが配置される。検索条件を入力するフィールドに新たな検索条件を入力して「検索」ボタンを押下すると、検索条件と検索の指示が料理情報サーバ1に向けて送信される。
次に、一覧出力部52は、料理一覧画面を介してユーザが入力した内容を取得する(ステップS105)。そして、ユーザが入力した内容が、いずれかの料理についての詳細表示の指示であれば(ステップS106のY)、ステップS111以降の処理を行う。また、ユーザが入力した内容が、検索の指示であれば(ステップS106のN)、検索条件を取得し(ステップS107)、ステップS103以降の処理を繰り返す。
料理情報取得部53は、プロセッサ11および記憶部12を中心として実現される。料理情報取得部53は、ユーザが入力した詳細表示の指示に基づいて、料理情報格納部61に格納されている複数の料理情報のうちいずれか1つを取得する(ステップS111)。より具体的には、料理情報取得部53は、ユーザが料理一覧画面等を介して詳細表示の対象として選択したレシピの料理IDをキーにして料理テーブル、料理材料テーブル、料理手順テーブルを検索して料理情報を取得してもよいし、条件検索部51または一覧出力部52が検索結果を記憶部12にキャッシュし、そのキャッシュから料理情報を取得してもよい。
材料選択部54は、プロセッサ11および記憶部12を中心として実現される。材料選択部54は、料理情報取得部53が取得した料理情報に含まれる複数の材料のうち一部を選択する(ステップS112)。ここで、選択される材料は、料理情報に含まれる材料のうちユーザが用いる意向がある可能性が高いと予想されるものである。
図11は、材料選択部54の処理フローの一例を示す図である。以下では図11を用いてステップS112の処理の詳細について説明する。はじめに、材料選択部54は、変数iに1を代入する(ステップS201)。そして、料理情報に、i番目の材料の情報が含まれているかを確認する(ステップS202)。i番目の材料の情報は、シーケンシャル番号がiである料理材料テーブルのレコードの内容である。i番目の材料の情報が存在しない場合には(ステップS202のN)、材料選択部54の処理を終了する。i番目の材料の情報が存在する場合には(ステップS202のY)、i番目の材料の情報のうち分量の値と単位を取得する(ステップS203)。そして、取得された単位に応じて予め定められている閾値を取得する(ステップS204)。そして、分量の値が閾値以上の場合には(ステップS205のY)、その材料を選択し、その材料を選択材料リストに追加する(ステップS206)。分量の値が閾値未満の場合には(ステップS205のN)、ステップS206の処理をスキップする。そして変数iの値に1を加算し(ステップS207)、ステップS202から処理を繰り返す。
上述の材料選択部54の処理により、取得された料理情報に含まれる複数の材料のうち、分量の単位毎に定められた閾値を超える分量の材料が選択される。なお、通常の料理の料理情報であれば複数の材料が選択される。
例えば、予め分量の単位「g」の閾値が100、単位「個」の閾値が1と定められており、図10に示す料理一覧画面で「家庭風の肉じゃが」(料理ID:cd3001)のリンクがクリックされた場合には、その料理情報に含まれる材料のうち、分量の値がその分量の単位に応じた閾値を超える「じゃがいも」、「にんじん」、「豚肉」が選択される。
関連料理検索部55は、プロセッサ11および記憶部12を中心として実現される。関連料理検索部55は、関連料理検索を行う(ステップS113)。関連料理検索は、料理情報格納部61に格納される料理情報から、材料選択部54が選択した材料を含む料理情報(関連料理情報)を検索する処理である。。より具体的には、関連料理検索部55は、材料選択部54が選択した材料を含み、かつ条件検索部51で用いた検索条件を満たし、さらに料理名が料理情報取得部53が取得した料理情報に含まれる料理名と異なる条件を満たす関連料理情報を検索する。ただし、ユーザが入力した検索条件に料理名が含まれている場合には、関連料理検索部55は、材料選択部54が選択した材料を含み、条件検索部51で用いた検索条件を満たす関連料理情報を検索する。なお、ユーザが入力した検索条件に料理名が含まれている場合、先ほどの検索の代わりに、関連料理検索部55は、材料選択部54が選択した材料を含み、さらに料理名が料理情報取得部53が取得した料理情報に含まれる料理名と異なる関連料理情報を検索してもよい。
関連料理検索部55がこの検索で取得した関連料理情報は、ユーザが詳細表示を指示した料理に関連する料理としてユーザに向けて提案(提示)される。この提案をするために関連料理の料理情報を検索する際に、材料だけでなく、条件検索部51で用いた検索条件を用いることで、よりユーザの意向に沿った料理情報に絞り込むことが可能となる。また、同じ料理名の料理情報を検索結果から除外するようにすることで、提案される料理の幅がある程度広くなることが保障される。ここで、ステップS113の検索においては、関連料理検索部55は、料理情報格納部61が含むレコードのデータに直接アクセスすることで関連料理情報を検索する。
料理情報格納部61がデータベース管理システムであり、料理情報格納部61が関連料理検索部55と物理的に離れている場合(例えば、料理情報サーバ1が料理情報格納部61を備えていない場合や、ユーザクライアント2が関連料理検索部55を有する場合)には、関連料理検索部55は、関連料理情報を検索する検索条件を示すクエリを料理情報格納部61が含むデータベース管理システムに渡し、そのデータベース管理システムによるクエリの実行結果を取得することで関連料理情報を検索してもよい。この場合、関連料理検索部55は、材料選択部54が選択した一部の材料を含むことを条件として、料理情報格納部61が検索した関連料理情報を取得することができる。
料理情報出力部56は、プロセッサ11、記憶部12および通信部13を中心として実現される。料理情報出力部56は、関連料理検索部55により検索された関連料理情報に基づくデータをユーザに向けて出力する。より具体的には、料理情報出力部56は指示された料理情報と、関連料理検索部55により検索された関連料理情報に含まれるタイトル及び材料を示す情報とを、ユーザが利用しているユーザクライアント2に向けて出力する(ステップS114)。この情報は、これらのタイトル及び材料を要素として含む料理情報画面の画像データであってもよいし、タイトル及び材料の文字列データそのものであってもよい。後者の場合、この情報に基づいてユーザクライアント2は料理情報画面を生成し、その画面を表示させる。
ユーザに表示を指示された料理情報と関連料理情報に含まれるデータとがユーザクライアント2によって受信されると、ユーザクライアント2に接続されている(あるいは含まれる)表示出力デバイスは、料理情報画面を表示する。これにより、ユーザにより表示を指示された料理情報と関連料理情報に含まれるデータとが、ユーザに提示される。
なお、ユーザクライアント2が、料理情報取得部53、関連料理検索部55、および料理情報出力部56を備える場合、ユーザクライアント2が備える又はユーザクライアント2に接続された表示出力デバイスが料理情報出力部56として機能する。この場合、料理情報出力部56は、料理情報取得部53によって取得された料理情報と、関連料理検索部55によって取得された関連料理情報に含まれるデータとを表示する。これにより、ユーザに表示を指示された料理情報と関連料理情報に含まれるデータとが、ユーザに提示される。
図12は、料理情報画面の一例を示す図である。料理情報画面の中央および左側には、ユーザが詳細表示を指示した料理の情報が表示される。料理情報画面に配置される情報としては、料理のタイトル、料理名、材料、手順などがある。また、料理情報画面の右側には、関連料理検索部55が検索して取得した関連料理情報の一覧が配置される。こちらは、関連料理情報ごとに、料理のタイトルと、材料の一部とが配置される。図12の例では、関連料理検索部55が、材料選択部54により選択された材料である、「じゃがいも」、「にんじん」、「豚肉」を含む料理を検索し、その結果である「オーソドックスカレー」(料理ID:ab0001)等が料理情報画面の右側に表示される。なお、図12の「キャベツがあれば、こちらもいかが?」の文面のように、料理情報出力部56は、一覧表示される料理のいずれかに用いられる材料のうち、ユーザが詳細表示を指示した料理に用いられる材料と異なるものを示す情報を料理情報画面に配置してもよい。ここで、一覧表示された料理のうちいずれかのタイトルをクリックすると、その料理の詳細表示の指示(具体的には料理ID)が料理情報サーバ1に送信され、「一覧表示に戻る」ボタンが押下されると、その旨が料理情報サーバ1に送信される。
このようにユーザが詳細表示を希望する料理の情報を表示する画面に、その料理に含まれる材料を用いる他の料理の情報も出力することで、材料が類似する料理を探す手間を省くことが可能となる。
また、料理情報出力部56は、ユーザの指示に基づいて取得され出力された関連料理情報を含む料理情報の履歴情報を閲覧履歴格納部62に格納する。はじめに、料理情報出力部56は、料理情報画面の画像データを出力したタイミングで、処理日時を、この料理情報を表示した表示日時として閲覧履歴格納部62に記録する(ステップS115)。図13は、閲覧履歴格納部62に格納される履歴情報の一例を示す図である。履歴情報は、操作したユーザのユーザIDと、料理IDと、表示日時と、遷移日時と、を含む。この時点では、閲覧情報のうち、ユーザIDと、表示した料理の料理IDと、表示日時とが記録されたレコードが新たに記録される。
次に料理情報出力部56は、ユーザが料理情報画面を介して入力した内容を取得する(ステップS116)。そして、ユーザからの入力を取得した日時を、上述の料理情報からの遷移日時として閲覧履歴格納部62に記録する(ステップS117)。具体的には、この料理情報(の料理ID)についてステップS115で生成されたレコードについて、遷移時刻の欄に日時をアップデートする。このようにして、閲覧履歴格納部62は、ユーザの過去の指示により料理情報取得部53が取得し、ユーザにより閲覧された料理情報の履歴を格納する。
そして、ユーザが料理情報画面を介して入力した内容が関連料理についての詳細表示の指示であれば(ステップS118のY)、ステップS111から処理を繰り返す。このケースは、例えば、料理情報画面で関連料理のタイトルがクリックされることが該当する。この場合、ステップS111に戻って、ユーザにクリックされた関連料理の料理情報が、料理情報取得部53によって取得される。これにより、料理情報取得部53は、タイトルがユーザに提示されるように出力された複数の関連料理情報のうち、ユーザにより詳細情報を提示するように指示された関連料理情報を取得する。また、料理情報出力部56は、その指示された関連料理情報をさらに表示し、その関連料理情報の履歴情報を閲覧履歴格納部62に格納する。一方、ユーザが入力した内容が、一覧表示に戻る旨の指示であれば(ステップS118のN)、ステップS104から処理を繰り返す。
上述の説明では、材料選択部54が、料理情報に含まれる材料の分量を用いて一部の材料を選択していたが、他の方法で材料を選択してもよい。
例えば、材料選択部54は、今回だけでなく過去にユーザが詳細表示の対象として指示(選択)し、調理手順等が料理情報画面に表示された複数の料理情報に含まれる複数の材料から一部の材料を選択してもよい。これにより、ユーザによる過去の指示に基づいて料理情報取得部53が取得した複数の料理情報に含まれる材料の出現頻度に基づいて、材料が選択される。なお、「複数の料理情報」には、関連料理情報が含まれる。より具体的には、はじめに、材料選択部54は、閲覧履歴格納部62に格納される履歴情報から、表示日時が一定の期間(現在から30分以内など)内となるレコードの料理IDを取得する。次に、材料選択部54はその料理IDが示す料理情報に含まれる材料の出現頻度を集計する。そして、材料選択部54は、集計された出現頻度が一定以上となる材料を選択する。ここで、出現頻度は、材料が出現する回数でもよいし、その材料を用いる料理が閲覧された時間(遷移日時から表示日時を引くことで求められる)の合計でもよい。
このように過去に閲覧された料理情報も用いることで、ユーザが用いたいと思っている材料をより高い確率で選択することができ、ユーザの手間をより省くことが可能になる。
また、選択しない材料のブラックリスト(除外材料)を設けておき、材料選択部54がブラックリストに含まれる材料以外の材料を選択するようにしてもよい。例えば調味料のように、ユーザが常に持っている可能性の高い材料をブラックリストに入れておけば、材料の条件を過度に狭めることを避けることができる。
また、材料選択部54は、料理情報取得部53で取得された料理情報に含まれる材料の順位に基づいて、それらの材料から一部の材料を選択してもよい。より具体的には、材料選択部54は、料理情報取得部53が取得した料理情報のうち、シーケンシャル番号が予め定められた番号(例えば3)以内の材料を取得してもよいし、その料理情報に含まれる材料の数に1未満の所定の値(例えば0.3)をかけた値以下のシーケンシャル番号を有する材料を取得してもよい。料理情報のうち上位にある材料は、その料理で主要な材料である可能性が高い。主要な材料はユーザが気にしている材料である可能性が高いため、このように簡易な方法を用いても、他の方法と同様の効果を得ることが可能となる。
また、関連料理検索部55は、過去のユーザの指示により閲覧された(料理情報画面に表示された)複数の料理情報に含まれる料理名の出現頻度も利用して関連料理情報を検索してもよい。より具体的には、関連料理検索部55は、過去の所定の期間(例えば過去30分間)に閲覧された複数の料理情報に含まれる料理名の出現頻度を集計し、その集計された出現頻度があらかじめ定められた閾値より大きい料理名がある場合には、例えば、材料選択部54が選択した材料を含み、かつその料理名を含む料理情報を検索し(以下、料理名検索処理という)、さらに、この料理名を含まない条件をステップS113の説明で示す検索条件に加えて関連料理情報を検索する(他料理検索処理)という処理をしてもよい。そして、料理情報出力部56は、上述の料理名検索処理により取得された料理情報(に含まれるタイトル等)を、他料理検索処理により取得された料理情報(に含まれるタイトル等)より多く料理情報画面に表示するよう制御する。ある料理名の出現頻度が高い場合、ユーザはその料理名のレシピを探している可能性が高いと予想される。したがって、よりユーザの目的に沿ったレシピが表示されることが期待できる。また、他料理検索処理を行うことにより、出現頻度の高い料理名以外の料理情報も検索することができる。よって、特定の料理名ばかりが表示されることを防止して、表示される関連料理情報のバリエーションを増やすことができる。
1 料理情報サーバ、2 ユーザクライアント、3 インターネット、11 プロセッサ、12 記憶部、13 通信部、14 入出力部、51 条件検索部、52 一覧出力部、53 料理情報取得部、54 材料選択部、55 関連料理検索部、56 料理情報出力部、61 料理情報格納部、62 閲覧履歴格納部。

Claims (10)

  1. ユーザの指示に基づいて、それぞれが複数の材料と調理手順の情報とを含む複数の料理情報を格納する料理情報格納手段からいずれかの料理情報を取得する料理情報取得手段と、
    前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択する材料選択手段と、
    前記選択された一部の材料を含むことを条件として、前記料理情報格納手段から検索された関連料理情報を取得する関連料理検索手段と、
    前記取得された料理情報と前記検索された関連料理情報に含まれるデータとがユーザに提示されるように出力する料理出力手段と、
    を含むことを特徴とする料理検索装置。
  2. 前記料理情報のそれぞれは、当該料理情報に含まれる複数の材料のそれぞれの量の情報を含み、
    前記材料選択手段は、前記取得された料理情報に含まれる複数の材料のそれぞれの量の情報に基づいて、前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の料理検索装置。
  3. 前記材料選択手段は、ユーザの過去の指示により前記料理情報取得手段が取得した複数の料理情報に含まれる材料の出現頻度に基づいて、材料を選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の料理検索装置。
  4. 前記料理情報取得手段は、前記データがユーザに提示されるように出力された前記複数の関連料理情報のうち、前記ユーザにより前記調理手順を含む詳細情報を提示するように指示された関連料理情報を取得し、
    前記材料選択手段は、前記ユーザによる過去の指示に基づいて前記料理情報取得手段が取得した関連料理情報を含む複数の料理情報に含まれる材料の出現頻度に基づいて、材料を選択する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の料理検索装置。
  5. 前記料理情報取得手段は、ユーザが入力した検索条件に基づいて複数の料理情報のうちいずれかを取得し、
    前記関連検索手段は、前記選択された一部の材料を含みかつ前記検索条件を満たすことを条件として検索された関連料理情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の料理検索装置。
  6. 前記料理情報のそれぞれは料理名を含み、
    前記関連検索手段は、前記選択された一部の材料を含む料理情報であって前記いずれかの料理情報が含む料理名と異なる料理名を含むことを条件として検索された関連料理情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の料理検索装置。
  7. 前記料理情報のそれぞれは料理名を含み、
    前記関連検索手段は、ユーザの過去の指示により前記料理情報取得手段が取得した複数の料理情報に含まれる料理名の出現頻度に基づいて、前記選択された一部の材料を含むことを条件として検索された関連料理情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の料理検索装置。
  8. ユーザの指示に基づいて、それぞれが複数の材料と調理手順の情報とを含む複数の料理情報を格納する料理情報格納手段からいずれかの料理情報を取得するステップと、
    前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択するステップと、
    前記選択された一部の材料を含むことを条件として、前記料理情報格納手段から検索された関連料理情報を取得するステップと、
    前記取得された料理情報と前記検索された関連料理情報に含まれるデータとがユーザに提示されるように出力するステップと、
    を含むことを特徴とする料理検索方法。
  9. ユーザの指示に基づいて、それぞれが複数の材料と調理手順の情報とを含む複数の料理情報を格納する料理情報格納手段からいずれかの料理情報を取得する料理情報取得手段、
    前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択する材料選択手段、
    前記選択された一部の材料を含むことを条件として、前記料理情報格納手段から検索された関連料理情報を取得する関連料理検索手段、および
    前記取得された料理情報と前記検索された関連料理情報に含まれるデータとがユーザに提示されるように出力する料理出力手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. ユーザの指示に基づいて、それぞれが複数の材料と調理手順の情報とを含む複数の料理情報を格納する料理情報格納手段からいずれかの料理情報を取得する料理情報取得手段、
    前記取得された料理情報に含まれる複数の材料から一部を選択する材料選択手段、
    前記選択された一部の材料を含むことを条件として、前記料理情報格納手段から検索された関連料理情報を取得する関連料理検索手段、および
    前記取得された料理情報と前記検索された関連料理情報に含まれるデータとがユーザに提示されるように出力する料理出力手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラムを格納するコンピュータ読取り可能な情報記憶媒体。
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