JP2013250806A - 表示装置、プログラム、及びアイコンの表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象者の存在場所や行動の履歴を容易に把握できる表示装置や対象者の行動履 歴を容易に把握できる表示方法等を提供する。
【解決手段】表示器(30)の画面に複数の領域を表示する領域表示手段と、各領域を移動可能な第1の絵柄(51)をアイコンとして上記画面に表示するアイコン表示手段と、外部からの指示に応じて上記画面上のアイコンを上記複数の領域に移動させるアイコン移動手段と、上記アイコンが存在した上記領域、当該領域に存在した時間、及び当該領域に存在した回数、当該アイコンに関連付けられた関連情報のうち少なくともいずれかを履歴情報として上記アイコンに関連付けて記憶する記憶手段と、を備え、上記アイコン表示手段は、上記第1の絵柄(51)に上記履歴情報に対応した第2の絵柄(71-81)を追加する。
【選択図】図3
【解決手段】表示器(30)の画面に複数の領域を表示する領域表示手段と、各領域を移動可能な第1の絵柄(51)をアイコンとして上記画面に表示するアイコン表示手段と、外部からの指示に応じて上記画面上のアイコンを上記複数の領域に移動させるアイコン移動手段と、上記アイコンが存在した上記領域、当該領域に存在した時間、及び当該領域に存在した回数、当該アイコンに関連付けられた関連情報のうち少なくともいずれかを履歴情報として上記アイコンに関連付けて記憶する記憶手段と、を備え、上記アイコン表示手段は、上記第1の絵柄(51)に上記履歴情報に対応した第2の絵柄(71-81)を追加する。
【選択図】図3
Description
本発明は、観察あるいは注目すべき対象者の移動の履歴を容易に把握することができるようにした表示装置、コンピュータを当該表示装置として機能させるプログラム、対象者をアイコンとして表示器の画面に表示する場合のアイコンの表示方法に関する。
幼稚園や保育園などでは、子供が何時、何処で何をしているか、あるいは何をしていたかを把握していることが望ましい。このため、管理者はノートやパソコンに子供の行動(あいるは移動)を記録したり、あるいは子供に黒板やホワイトボード(マグネットボード)に行き先などを表示させたりしている。
例えば、特許公開2009−126176号公報には、筆記シート画面の背景色を簡単に変更することできる電子黒板装置が紹介されている。
しかしながら、上述のような手法では、ノートへの記録やパソコンへの入力が面倒であり、黒板などへの表示では記録が残らない。
よって、本発明は子供などの経時的に観察あるいは注目することが望ましい対象者の存在場所や行動の履歴を容易に把握できる表示装置や対象者の行動履歴を容易に把握できる表示方法等を提供することである。
上記課題を解決する本発明の一態様は、表示器の画面に可視的に表示される絵柄(色彩を含む)であるアイコンに対象者の行動(あるいは移動)等の履歴を簡易な小絵柄によって表示する。画面には複数の領域が表示され、アイコンをタッチパネルやマウス等によって当該領域に移動させるとアイコンの絵柄(メインアイコン)に当該領域に対応した小絵柄(サブアイコン)が追加され、あるいはメインアイコンの絵柄がサブアイコンを含むものに変化する。サブアイコンには回数表示が可能である。メインアイコンを異なる領域に移動させると当該領域に対応した絵柄の異なるサブアイコンが追加される。メインアイコンを当該メインアイコンが過去に存在した領域に移動させると、メインアイコンの当該領域に対応したサブアイコンに移動回数が追加される。
サブアイコンにはアンケート(質問)に対する応答を絵表示しても良い。例えば、「今日はどんな遊びをしたい?」との問いに、「自由に遊びたい」と答えた場合には「自由に遊ぶ」に対応する絵表示とする。複数の領域には、例えば、対象者が子供の場合、遊びや遊び場所が該当する。対象者が大人の場合には、例えば、仕事内容や移動場所等が該当する。対象者が学生の場合には、例えば、学習科目や活動場所等が該当する。メインアイコンの操作(例えば、タッチ操作やマウスによる移動)は、子供、学生、大人等のいずれにとっても容易である。
例えば、メインアイコンの絵柄に対象者を簡略化したキャラクタを表示し(例えば、子供の顔写真)、サブアイコンを領域に対応して色分けしたり、領域に対応する絵柄とする。このように(メイン)アイコンにサブアイコンを重ねて(あるいは近接して)表示することによって、対象者と当該対象者の複数の領域に於ける行動の履歴とが一目で把握可能である。また、メインアイコンの輪郭等を色分けすることによってメインアイコン(対象者)をグループ分けすることができる。
また、本発明の一態様である表示装置は、表示器の画面に複数の領域を表示する領域表示手段と、各領域を移動可能なアイコンを上記画面に表示するアイコン表示手段と、外部からの指示に応じて上記画面上のアイコンを上記複数の領域に移動させるアイコン移動手段と、上記アイコンが存在した上記領域、当該領域に存在した時間、当該領域に存在した回数、及び当該アイコンに関連付けられた関連情報のうち少なくともいずれかを履歴情報として記憶する記憶手段と、を備え、上記アイコン表示手段は、上記第1の絵柄に上記履歴情報に対応した第2の絵柄を追加する。
かかる構成とすることによって、表示器の画面に、複数の領域と、行動の履歴情報がサブアイコンとして付加されたアイコンとが表示されるので、画面の観察者(あるいは管理者)等はアイコン(あるいはアイコンに対応する対象者)の存在場所や行動等に関する履歴情報を容易に視覚的に把握することができる。
望ましくは、上記アイコンの第1の絵柄は、上記画面上の領域に対応付けられた所定の場所を移動可能な対象者を簡易に表現したものである。例えば、アイコンを人物の顔写真や似顔絵とすれば当該人物の行動履歴が直感的に判別可能である。それにより、アイコン(絵柄)で、対象者の存在場所を直感的に知ることができる。第2の絵柄は、アイコンが存在した領域、当該領域に存在した時間、当該領域に存在した回数、当該領域に存在したトータル時間、当該アイコンに関連付けられた関連情報等を簡易に表現したものである。
望ましくは、上記アイコン表示手段は、上記アイコンが予め定められた複数のグルー プのうちのいずれに属するかを表す第3の絵柄を上記第1の絵柄に追加する。例えば、第3の絵柄は顔写真アイコンの額縁(外周)の色である。それにより、グループを指定することによって目的のアイコンを容易に選択する(見つける)ことが可能となる。グループは、例えば、一組、二組、…、タンポポ組、桜組、…、赤組、白組、緑組、…、一級、二級、三級、…等である。
望ましくは、上記アイコン表示手段は、上記アイコンが上記領域間を移動するときに上記アイコンを拡大表示する。それにより、アイコン我の絵柄が見やすくなり、選択したアイコンが正しいかどうかが容易に判別可能である。
望ましくは、上記アイコン表示手段は、上記関連情報が予め定められた条件に該当するとき、上記第1乃至第3の絵柄のうち少なくともいずれかを明滅表示又は像反転表示する。それにより、観察者の注意が喚起されて特定のアイコンが所定の条件に該当していることへの対応の迅速や判断確認などが可能となる。
望ましくは、上記アイコン表示手段は、上記関連情報が予め定められた条件に該当するとき、当該条件に対応する上記第2の絵柄を明滅表示又は色反転表示する。それにより、観察者の注意が喚起されて特定のアイコンが関連付けられた条件に該当していることへの対応の迅速や判断確認などが可能となる。例えば、領域とは関係ないがアイコンに関係付けたい情報、例えば、対象者が薬を飲むべき時間、帰宅予定時間(退園時間)等が該当する。
望ましくは、上記関連情報は、上記外部からの指示を行う第1の者に対して予めなされた質問(アンケート)に対する応答を含み、当該応答が上記第2の絵柄で表示される。それにより、画面の観察者はアイコン観察を通じて第1の者の希望や状況を知ることが可能となる。応答は、例えば、後述のように「自由に遊びたい日」、「ヒーローになりたい日」等、種々があるが特定のものに限定されない。
望ましくは、上記質問が上記画面上のアイコンを1の領域から他の領域に移動させるときに必要により行われる。例えば、アイコンをホーム(領域)から他の領域に移動するとき(最初の移動を開始するとき)に行われる。それにより、当該日のコンディションを訪ねる最初の質問や、他の領域に入る際に質問して当該領域のおすすめ情報を提供したり、当該領域から出る際に質問して当該領域における評価を得る等が可能となる。
望ましくは、上記関連情報は、第2の者によって入力された目印情報を含み、当該目印情報が上記第2の絵柄で表示される。例えば、観察者がアイコンに所定の目印を付与することによって観察者用のアイコン分類やアイコン検出を容易にすることができる。
望ましくは、上記アイコン表示手段は、上記グループを選択する指令に応じて該当す るグループの上記アイコンを他のグループのアイコンよりも相対的に強調して表示する。それにより、一のグループに属するアイコンの判別(一つのグループに属する複数の対象者の判別)が容易になる。
望ましくは、上記領域表示手段は、上記複数の領域の各々の大きさを各領域に存在するアイコンの数の増減に応じて増減する。それにより、各領域内にアイコンが収まるようになる。
望ましくは、上記領域表示手段は、上記複数の領域に割り当てられた表示領域の範囲において各々の領域の大きさの比率を各領域に存在するアイコンの数に応じて設定する。それにより、表示領域の大きさを一定とし、その中で各領域にアイコンが収まるようにすることが可能となる。
望ましくは、更に、上記複数の領域の各々に存在し得るアイコンの数が予め所定数に定められ、上記アイコンを当該領域に移動するときに当該アイコンの数が上記所定数を超えるとき、上記アイコンの当該領域への移動を拒む移動阻止手段、を備える。それにより、各領域におけるアイコンの存在数が各領域の収容許容数を超えないようにすることが可能となる。例えば、各領域に割り当てられた資源(リソース)の数(例えば、遊具数、ゲーム機数、机・椅子の数、本の数など)を入場者数が超えないようにする。
望ましくは、更に、表示装置は、上記履歴情報を時系列的に上記表示装置の画面又は上記表示装置とは隔離された外部装置の画面に表示し、又は外部装置の画面に表示させる手段を含む。それにより、特定のアイコン(対象者)の履歴を経時的に見ることができる。また、スマートフォン等の携帯機器によって外部から特定のアイコンの履歴を経時的に見ることができる。例えば、親が幼児(対象者)などの状況を外部から知ることができて具合が良い。
また、本発明の一態様であるプログラムは、表示器の画面に画像を形成するコンピュータを、表示器の画面に複数の領域を表示する領域表示手段、各領域を移動可能なアイコンを上記画面に表示するアイコン表示手段、外部からの指示に応じて前記画面上のアイコンを前記複数の領域に移動させるアイコン移動手段と、上記アイコンが存在した領域、当該領域に存在した時間、当該領域に存在した回数、及び当該アイコンに関連付けられた関連情報のうち少なくともいずれかを履歴情報として記憶する記憶手段、上記アイコンに上記履歴情報に対応した絵柄表示を追加する補助表示手段、として機能させる。
かかる構成とすることによってコンピュータシステムを情報表示装置として機能させ、表示器の画面に、複数の領域と、行動の履歴情報がサブアイコンとして付加されたアイコンとが表示されるので、観察者(あるいは管理者)等はアイコン(あるいはアイコンに対応する対象者)の存在場所や行動の履歴情報を容易に把握することが可能となる。
また、本発明の一態様である情報記録媒体は、上記プログラムを記録している。情報記録媒体からコンピュータシステムにプログラムを導入することによって本発明が実行可能となる。記録媒体としては、例えば、CD−ROM,DVD,BD(ブルーレイ・ディスク)等の記録ディスク、HDD(ハードディスク)、SSD(半導体ディスク)、USBメモリ、メモリカード、サーバの記憶装置(ネットワーク上の記憶装置)等を含む。
また、本発明の一態様であるアイコンの表示方法は、画像を表示するシステムのコンピュータが、表示器の画面上に複数の領域を表示する過程と、上記画面にアイコンを表示する過程と、指示に従って上記アイコンを上記領域上に移動する過程と、上記アイコンが移動した上記領域を履歴情報として記憶する過程と、上記履歴情報を上記アイコンに表示する過程と、を実行する。
かかる構成とすることによって、表示器の画面に、複数の領域と、行動の履歴情報がサブアイコンとして付加されたアイコンとが表示されるので、観察者(あるいは管理者)等はアイコン(あるいはアイコンに対応する対象者)の存在場所や行動の履歴情報を容易に把握することが可能となる。
望ましくは、上記アイコンは、上記領域に対応づけられた場所を移動する対象者を簡単な第1の絵柄で表現した画像である。例えば、絵柄を人物の顔写真や似顔絵とすれば、対象者を直感的に想起させることが可能となる。
望ましくは、上記アイコンに上記履歴情報を表示する過程は、上記アイコンが移動した上記領域、当該領域に存在した時間、当該領域に存在した回数、及び関連情報のうち少なくともいずれかに対応した第2の絵柄を上記アイコンに追加するものである。それにより、アイコンが象徴する履歴情報を感覚的に知ることが可能となる。
望ましくは、上記アイコンの第1の絵柄は対象者の絵又は写真であり、上記第3の絵柄は上記第1の絵柄の外周を囲むものであり、上記第2の絵柄は上記第1及び第3の絵柄のうちの少なくともいずれかの上に重ねて又は接して表示される。それにより、対象者を示すアイコンに履歴情報が一体化されたアイコンが表示される。
望ましくは、上記アイコンの表示方法は、更に、履歴情報を時系列的に画面に表示する過程を含む。それにより、アイコンとは別個の表現によって対象者の履歴を把握することが可能となる。
本発明によれば、アイコンを画面上に表示された複数の領域で移動した結果が履歴情報としてアイコンに絵柄で表示される。したがって、直感的にアイコンの移動履歴を把握することが可能となる。例えば、領域を遊びや遊び場所に対応させ、アイコンの絵柄を子供の顔等に対応させて、子供が遊びを選択するときにアイコンを遊びの区分に移動させると子供の行動の履歴情報がアイコンに絵柄で直感的に表示されるので、子供達の遊びの状況を簡単に把握することが可能となる。尤も、本発明は子供に限られものではない。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は種々の形態が可能であり、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例の表示装置では、表示器の画面に可視的に表示されるアイコン(メインアイコン)に対象者の行動(あるいは移動)等の履歴を簡易な小アイコン(サブアイコン)によって表示する。画面には複数の領域が表示され、アイコンをタッチパネルやマウス等によってドラッグ操作して当該領域に移動させるとアイコンに当該領域に対応した小絵柄のサブアイコンが追加され、あるいはメインアイコンの絵柄がサブアイコンを含むものに変化する。後述するように、サブアイコンには回数表示や時間表示も可能である。それにより、所定領域への滞在回数、滞在時間などを表すことができる。このような表示装置は、例えば、幼稚園、保育園等の子供の行動把握に使用すると、一目で子供達の活動状況等が判って具合が良い。尤も、本発明はこのような用途に限定されるものではない。
図1は、本発明の表示装置1の構成を説明する説明図であり、コンピュータシステムによって構成される。表示装置1は、概略、入力手段10、コンピュータ本体20、画面表示器30等よって構成される。入力手段10は、文字等のコード入力手段としてのキーボード11の他、いわゆるポインティングデバイスとしてのマウス12、タッチパネル13を備えている。コンピュータ本体20は、インタフェース部21、CPU部22、メモリ部23、データベース部24、画像形成部25、表示駆動部26、通信インタフェース部27を備えている。コンピュータ本体20の各部は信号バス28によって相互接続されている。
インタフェース部21は、キーボード11の出力を一旦記憶してCPU部22に送る。また、マウス12の相対座標系の出力を絶対座標系の出力に変換してCPU部22に送る。また、タッチパネル13の出力をCPU部22に送る。なお、CPU部22がインタフェース部21の機能を担うことができる。
メモリ部23はRAMなどによって構成され、CPU部22が実行する制御プログラムやデータを記憶する。データベース部24はHDD(ハードディスク装置)やSSD(フラッシュメモリドライブ)等によって構成され、制御プログラムや各種データを不揮発に記憶する。
画像形成部25は、画像を形成する複数のフレームメモリ、画像処理プロセッサ等によって構成され、マッピング、テクスチャ、画像の移動、画像の反転、色変換、輝度変換、フラッシング(明滅)、座標系変換、画像フレームの切換え、画像フレームの結合、画像フレーム内への他の画像フレームの挿入等が行える(全ての機能が本発明に必須のものという訳ではない。)。また、オーバーレイ機能等によってビットマップ画像を合成すること(例えば、後述のアイコンの合成)が可能である。なお、CPU部22によってこれらの機能を実現することも可能である。画像形成部25のフレームメモリに形成された表示器画面用の画像データは表示駆動部によってビデオ信号に変換されて画面表示器30に供給される。画面表示器30は、例えば、液晶表示器であり、供給されるビデオ信号によって各画素を駆動して表示器画面に二次元画像を形成する。この画面には上記タッチパネル13が配置され、表示画像上を指で触るとその画面上の位置が検出される。
通信インタフェース部27はコンピュータ本体をインターネット等の外部ネットワークに接続し、CPU部22が外部のサーバー等を利用したり、スマートフォン等の携帯型機器と交信することを可能とする。データ処理、データ記憶、プログラム保存などに外部サーバーを利用すれば、本体20(CPU部22等)の処理能力が小さくても済む利点がある。
上記コンピュータシステムは、いわゆる公知のビデオゲーム装置と同様の簡易なオブジェクト画像の描画機能(CPU部22、メモリ部23、画像形成部25等によって構成される。)を備える。例えば、CPU部22はメモリ部23に形成する仮想空間(二次元でも良い)に複数のオブジェクトを配置し、任意のオブジェクトを移動する。描画機能はオブジェクトに対応する絵柄データや背景をデータベースから読み出して仮想空間に配置し、フレーム周期で絵柄の位置を更新して上記オブジェクトの移動を動画像として二次元画面30に表示する。このような機能によって画面上におけるアイコン等の移動が表示される。
図2は、画面表示器30の画面(表面に透明なタッチパネル13が配置されている。)上に割り当てられた領域の例を説明する説明図である。タッチパネル13は、指等の接触点(ポインタ)を検出する抵抗検出器や容量検出器などをマトリックス状に配列して接触点Qの位置をx座標値及びy座標値で出力する。
図2に示す例では、図示しないプログラムによって画面上に6つの領域が形成(想定)されている(これに限定されない。)。第1の領域P0(x座標の範囲x1〜x4,y座標の範囲y3〜y4、以下同様)、第2の領域P1(x5〜x8,y3〜y4)、第3の領域P2(x9〜x10,y3〜y4)、第4の領域P3(x1〜x2,y1〜y2)、第5の領域P4(x3〜x6,y1〜y2)、第6の領域P5(x7〜x10,y1〜y2)となっている。後述する(図A参照)ように、これらの各領域の位置・形状等は画面の表示内容(領域画像)と対応しており、共にデータベース部24に予め記憶されている。
タッチパネル13によって接触点Qの位置座標(x,y)が判るので、例えば、図2に示すように接触点をQ(x,y)から指を接触した状態でQ’(x’,y’)の位置に移動する(いわゆるドラッグ&ドロップ操作に相当)と、CPU部22は、接触点Qの位置と各領域P0〜P5の存在場所とから、接触点Qが領域P0から領域P1に移動したことを判別できる。
更に、接触点にアイコンを対応させ、接触点を移動(ドラッグ)すると接触点と共にアイコンが移動するように、フレームメモリ上のアイコンの位置を画面の座標に対応して移動する。また、マウス10を使用する場合には、表示器画面でポインタの位置を示すカーソルの矢印の絵柄をアイコンの絵柄に置き換えることでアイコンを移動させることができる。接触点の停止位置に相当するフレームメモリ上の位置に該当アイコンの絵柄を配置すると、所定の周期でフレームメモリの内容を表示する表示器の画面にはアイコンが移動したように表示される。
上述したコンピュータシステムによって、表示器の画面に複数の領域を表示する領域表示手段、各領域を移動可能なアイコンを形成し上記画面に表示するアイコン表示手段、外部からの指示に応じて上記画面上のアイコンを上記複数の領域に移動させるアイコン移動手段、上記アイコンが存在した上記領域、当該領域に存在した時間、当該領域に存在した回数、及び当該アイコンに関連付けられた関連情報を履歴情報として記憶する記憶手段等が構成される。後述するように、アイコン表示手段は、第1の絵柄、上記履歴情報に対応した第2の絵柄、第3の絵柄を合成してアイコンを形成する。
(全体の動作の説明)
図3は、表示装置1を構成するコンピュータシステムが提供する各種サービスのうち、アイコンにこのアイコンの表示器画面上における領域移動履歴(あるいは行動履歴)に対応したサブアイコンを追加(あるいは変更)する表示サービスの過程の概略を説明するフローチャートである。
まず、装置1に電源が投入されるとコンピュータシステムが起動し、各部が活性化する。CPU部22は操作者による指令や予め設定されたフラグによって本ルーチンを実行すべきことを判別する(ステップS10)。
CPU部22は、プログラムにしたがって予め入力された領域数やアイコン数などのパラメータを読み取って表示器の画面上に複数の領域を表示する(ステップS12)。後述するように(図24以降参照)、本装置が保育園・幼稚園などの管理システムに適用された場合には、当該領域は、園児の存在場所や作業対象等(例えば、「絵本」、「おえかき」、「ねんど」、「ゲーム」等)が対応する。アイコンは園児(対象者)に対応する。
CPU部22はメモリ部23に各領域に存在する1又は複数のアイコンを記憶しており、画面の各領域に当該領域に存在するアイコンを表示する。コンピュータシステムを起動した初期状態では、例えば、各アイコンはホーム領域に存在する(ステップS14)。
CPU部22は画面に操作案内を表示して対象者による入力操作を待つ。図示しないがCPU部22は簡単な質問などによって対象者を確認する処理を行って対象者のアイコンが存在することを予め確認する。対象者は画面に表示された自己に対応するアイコンに指を触れて所望の領域に移動させる。CPU部22はタッチパネルによってこの操作を把握し、指の動きにしたがってアイコンを移動させる。
CPU部22は、アイコンが移動した領域を逐次メモリ部23の履歴データベースに記憶させる。履歴データベースには移動先の領域の滞在時間、当該領域への移動回数、当該領域の内容(例えば、遊びの種類)等の経時的データが履歴情報として記録される(ステップS18)。
CPU部22は、所定のタイミングでアイコンの履歴情報をアイコンにサブアイコンとして表示する(ステップS20)。それにより、アイコン(対象者)の活動状況がアイコン上で視覚的に把握される。
その後、CPU部21は制御プログラムに戻る(ステップS22)。
上述した過程は、画面にアイコンを表示する過程、指示に従ってアイコンを領域上に移動する過程、アイコンが移動した域を履歴情報として記憶する過程、アイコンの履歴情報をアイコンに表示する過程、に相当するが、各処理過程について説明する。
(アイコンの選択検出)
図4は、CPU部22による対象者のアイコン選択操作を判別する過程を説明するフローチャートである。
図4は、CPU部22による対象者のアイコン選択操作を判別する過程を説明するフローチャートである。
対象者がアイコンが表示されている画面のタッチパネル13に触れると、インタフェース部21によって図示しないフラグが設定され、CPU部22は、本ルーチンを実行する(ステップS30)。例えば、既述ステップS16において対象者がタッチパネル13に指を触れると本ルーチンが実行される。
CPU部22は、インタフェース部21から出力されるタッチパネル13のポインタ(指)の画面上の位置(座標)を所定周期で連続的に読み取る(ステップS32)。今回のポインタの位置と前回のポインタの位置との差からポインタが停止しているかどうかを判別する(ステップS34)。停止していなければ(ステップS34;No)、ポインタ位置の読取りを繰り返す(S44、S32、フラグオン)。
ポインタの移動が停止すると(ステップS34;Yes)、当該停止位置にアイコンが存在するかどうかを判別する(ステップS36)。CPU部22は後述のアイコンデータベースを参照してポインタの位置と当該位置に存在するアイコンが存在するかどうかを判別する。アイコンデータベースでは予め全アイコンに識別符合が付されており、各アイコンの現在の存在位置(画面上のアイコン表示位置)が記憶され、リアルタイムで各アイコンの位置が更新される。ポインタ停止位置にアイコンが存在しない場合には(ステップS36;No)、ポインタ位置の監視を繰り返す(S44、S30〜S36)。
ポインタがアイコンの上(あるいはアイコンに対応する所定範囲)に存在する場合には(ステップS36;Yes)、更に、ポインタがアイコンの上に所定時間(例えば、0.5秒)以上存在するかどうかを判別する(ステップS38)。所定時間を経過しない場合には、まだアイコンの選択ではないと判断して(ステップS38;No)、ポインタ位置の監視を繰り返す(S44、S30〜S38)。ポインタがアイコンの上に所定時間以上存在すると(ステップS38;Yes)、該当するアイコンオブジェクトを強調表示してあたかもポインタによってアイコンが選択されたような表示を行う。強調表示は、例えばアイコン画像の輝度増加、輝度減少、色反転、アイコン画像拡大表示、等が該当するが、これら表示に限定されない(ステップS40)。CPU部22はポインタ位置に存在する所定アイコン番号のフラグに選択フラグをオンに設定する(ステップS42)。この選択フラグは他のアイコン選択やアイコン選択のモードを他のモードに切り換えるべきイベントの発生によってリセットされる。CPU部22は選択を判別した後はメインルーチンに戻ってアイコン監視を継続する(ステップS44)。
(ドラッグ&ドロップ処理)
図5に示すように、本実施例においては、対象者によるアイコンの操作に従って画面上の選択されたアイコンをある領域から他の領域に移動させるいわゆるドラック・アンド・ドロップが行われる(ステップS50)。
CPU部22は、アイコン選択を判別すると(ステップS42)、ポインタの移動を監視する処理を行う(ステップS50)。まだ、ポインタが移動しない場合には(ステップS52;No)、監視を継続する(ステップS72)。ポインタが移動を開始すると(ステップS54;Yes)、ポンタの位置(カーソル)に選択アイコンに表示する(ステップS54)。また、必要により選択されたアイコンを強調表示する。強調表示は、例えば、拡大表示する。拡大表示をすることアイコンの画像(絵柄)が見易くなって対象者に対応したアイコンであるかどうかが判り易い。尤も、拡大表示は必須ではなく、他の強調表示手段であっても良い(ステップS56)。表示器のフレーム表示周期で画面上のアイコン位置表示が更新されると、ポインタ位置に従って選択されたアイコンが移動する(ステップS58;No)。
CPU部22はポインタの移動を監視し、ポインタの移動が停止すると(ステップS58;Yes)、CPU部22はアイコンの拡大表示を元の大きさの表示に戻す(ステップS60)。このときのポインタの画面上の停止位置(存在位置)と予めメモリ部23に記憶されている各領域の座標(図2参照)からポインタの存在領域を判別する。選択アイコンの新たな位置(移動領域)をアイコンデータベースの該当するアイコン番号のデータ欄に書き込む。選択アイコンに既に移動履歴がある場合には新たな履歴を追加する(ステップS62)。履歴更新後にメインルーチン処理に戻る(ステップS72)。
(入場禁止処理)
図7は、ある領域への当該アイコンの移動(入場)が禁止される場合を説明するフローチャートである。例えば、領域が遊びの内容に対応する場合、当該領域におけるゲーム機などの遊具の数等による人数制限がある場合がある。このような場合には、対象者がアイコンを移動しようとしたときに判ることが望ましい。
この処理では、上記ドラッグ&ドロップ処理(図5)のステップS50〜S62まで同様に行われるので、かかる部分の説明は省略する。
CPU部22は、ポインタの存在領域を判別した後(ステップS62)、当該領域における入場制限の有無を判別する。まず、図7(A)に示されようにメモリ部23には、各領域における現在のアイコン配置(存在)数が記憶されている。また、同図(B)に示すように、メモリ部23には図示しない手順によって別途設定された各領域におけるアイコン配置の許容数を予め記憶している。
CPU部22は移動先の領域における現在のアイコン存在数と、当該領域における許容数とを読取り(ステップS64)、今回の選択アイコンの入場が許容されるかどうかを判断する(ステップS66)。例えば、選択アイコンの移動先が領域4であるとき、領域4のアイコン存在数「A4」、領域4における許容数が「5」であるとき、残数(5−A4−1)≧0であるならば入場許容と判断する。また、残数が負であれば入場不可と判断する。
入場許容である場合には(ステップS66;Yes)、アイコンデータベースにポインタ(選択アイコン)の現在の存在領域を記録し、データを更新する(ステップS68)。その後、CPU部22はメインルーチン処理に戻る(ステップS72)。
入場不可である場合には(ステップS66;No)、選択アイコンを元の位置(元の領域)に戻す。そして、例えば、表示器の画面に「いま、げーむきをつかっているからまたあとでね」等と説明を表示する。もっともこの表示に限定されるものではなく、装置の用途によって適宜に選定される(ステップS70)。その後、メインルーチン処理に戻る(ステップS72)。
このようにして、アイコンが領域を移動すると、移動先の新たな領域がアイコンデータベースに記録される。
(アイコンの領域入退場処理)
図8に示すように、CPU部22は、各領域におけるアイコンの領域への入場時間及び領域からの退場時間を管理し、当該領域での滞在時間を計算する処理を行う(ステップS80)。上述のように、CPU部22は、各アイコンの領域移動をその都度記録している(ステップS62、S68)。CPU部22は、アイコンデータベースを定期的に観察して各アイコンが領域を変更したかどうかを検出する(ステップS82)。
アイコンが領域を変更していないときは、CPU部22の図示しないタイマから現在時間を読取り(ステップS84)、現在時間から当該アイコンの当該領域への入場時間を減じて滞在時間(滞在継続時間)を計算する。この滞在時間でアイコンデータベースの記録を更新する(ステップS86、滞在時間更新)。その後ルーチンを繰り返す(ステップS94)。
また、アイコンが領域を変更しているときは、既述タイマから現在時間を読取る(ステップS88)。この時間を前回領域からの退場時間、今回領域の入場時間としてアイコンデータベースに記録する(ステップS90)。また、前回領域における滞在時間を退場時間と入場時間から計算してアイコンデータベースに記録する(ステップS92)。その後、各アイコンについて本ルーチンを繰り返し、各アイコンの領域滞在時間を計算し、記録する(ステップS80〜S94)。
(アイコンデータベース)
図9は、アイコンデータベースを説明する説明図である。アイコンデータベースは、例えば、メモリ部23内に記憶される。同図に示すように、データベースの記憶内容は、各アイコンについて、アイコン番号、このアイコン番号に対応する対象者の名称、アイコンが属するグループ、アイコンの領域の移動履歴(移動した各領域及び当該領域における入退時間等を時系列的に記憶している。)、移動領域の集計(移動した領域、各領域における滞在合計時間等を記憶している。)、条件フラグ(アイコンに所定の条件、例えば、滞在時間制限、体調注意、帰宅時間注意等が設定された場合にオンに設定される。)、アイコンの現在位置(アイコンの存在領域、あるいは画面上の位置)、付加情報(アイコンに関連付けられた情報)等を含んでいる。アイコンデータベースの各データはアイコン移動などに対応して逐次更新される。
(アイコン画像データベース)
図10は、メモリ部23に記憶されるアイコン画像データベースの例を示している。このデータベースは、各アイコン番号毎に、基本パターン、グループパターン、領域パターン等を記憶している。基本パターンは絵柄の大きいメインアイコンであり、例えば、顔写真や似顔絵などの画像データである。グループパターンは絵柄の小さいサブアイコンであり、例えば、グループのカラーで色分けされた額縁(顔写真の枠)の画像である。後述の例では、赤組、青組、緑組、黄色組等に該当する。領域パターンは絵柄の小さいサブアイコンであり、アイコン(あるいは対象者)が移動する各領域に対応した形態や色の絵柄である。この絵柄の中に滞在回数を表示すことができる。データベースでは、回数の数字を絵柄に組み合わせてパターンデータを記憶している。例えば、同図のアイコン番号2の領域パターン3(2)は、領域3に2回滞在したことを示す絵柄を示している(図9のアイコン番号2のデータ参照)。画像データは、JPEG、GIFF、PNG等、種々の形式のものを使用することができ、特定のタイプの画像に限定されない。例えば、移動した領域の数に対応した数の追加パターンが用意される。
図11は、図10に示すアイコンデータベースにおいて、領域パターン中の回数表示を滞在時間表示に変えたものである。例えば、同図のアイコン番号2において、領域パターン5(30m)は領域5に30分滞在したことを示す。領域パターン4(30m)は領域4に30分滞在したことを示す。領域パターン3(2H)は領域3に2時間滞在したことを示す。
後述するように、領域パターンとして上記「滞在回数」、「滞在時間」の他、アンケート(質問)に対する答え、対象者の気分や状態、注意用の目印等の当該アイコンに関連付けられた関連情報を表す絵柄のパターン等が用意されている。
このようにアイコン画像データベースはアイコンを合成する画像データの材料を記憶している。
(アイコン更新処理)
図12は、画面上の領域を移動するアイコンに履歴情報の絵柄を追加する過程を説明するフローチャートであり、コンピュータシステムにおけるアイコン表示手段に対応する。
同図に示されるように、アイコン更新ステップ(ステップS100)は、例えば、対象者によってアイコンがある領域から他の領域に移動したときに実行される。CPU部22は、予め定められた周期でアイコンデータベースの更新を監視し、アイコンの現在位置が前回から変更されたかどうかを判別する(ステップS102)。変更されない場合には(ステップS102;No)、終了する(ステップS118)。
アイコンの現在位置が前回から変更されると(ステップS102;Yes)、ホームポジション(例えば、図2の領域P0)への移動ではないこと(ホームポジション以外の領域への移動か)を判別する(ステップS104)。ホームポジションに戻った場合は(ステップS104;No)、ホームポジションではアイコン履歴を更新しないので本ルーチンを修了する(ステップS118)。
ホームポジションではない場合(ステップS104;Yes)、CPU部22は、当該領域における履歴をアイコンの絵柄に反映するべく、アイコン合成を行う。
CPU部22は、アイコンデータベースから更新されたアイコンのアイコン番号を読み込み(ステップS106)、アイコン画像データベースから対応するアイコンの基本パターンの絵柄のデータを読み取る(ステップS108)。
図13はアイコンのパターン合成の例を示している。同図(A)は、第1の絵柄に対応する基本パターン(メインアイコン)51の絵柄の例を示している。基本パターンは、例えば、対象者を容易に連想できる顔写真や似顔絵等が好適である。動物や記号などであっても良い。CPU部22は、例えば、図10に示す画像データベースから該当するアイコン番号の基本パターンを読み取る(ステップS108)。同アイコン番号の第2の絵柄に対応するグループパターンを読み取る(ステップS110)。同アイコン番号の第3の絵柄に対応する領域パターン(履歴パターン)を読み取る(ステップS112)。そして、CPU部22は、各パターンの合成を行う(ステップS114)。
パターン合成(ステップS114)は、図13(B)に示すように、例えば、CPU部22は、顔写真や似顔絵の円形(多角形でもよい)の基本パターン(メインアイコン)51の外周に所定グループ色の環状のグループパターン(サブアイコン)61を形成する。同図の例では環状のグループパターン(サブアイコン)61には、作図の制約により着色されていないが、表示器画面ではメインアイコンに関連付けられたグループによって色分けされる。例えば、後述する図24、図25、図28〜図33、図36(以下、図24等という。)に示すように、紅組を表すグループパターン61は赤色(図24等では点線の円で示している。)、青組を表すグループパターン61は青色(図24等では実線の円で示している。)、緑組を表すグループパターン61は緑色(図24等では一点鎖線の円で示している。)、黄組を表すグループパターン61は黄色(図24等では白抜き線の円で示している。)で表示されている。実施例では、グループパターン(サブアイコン)61は基本パターンの外縁に沿ったいわば額縁アイコンとなっているが、図13(B)に示される円環状形態や多角形環状形態に限定されるものではない。グループパターン61は基本パターン上や基本パターン外の基本パターンに近接した位置に存在してもよく、基本パターンとの合成(組み合わせ)に調和するような形態であれば特にパターンに制限はない。
また、CPU部22は、図13(B)に示すように、基本パターン(メインアイコン)51及びグループパターン(サブアイコン)61のうちの少なくともいずれかに円形(多角形でも良い)の領域パターン(サブアイコン)71を重ね合わせる。領域パターン71は各領域に対応した色で着色されている。例えば、図13(B)の例では、メッシュで示される領域パターン71は図2の領域P1(後述の図24等の「えほん」に相当する。)に対応した色を表している。メインアイコンとサブアイコンからなるアイコンが複数の領域を移動すると、当該アイコンの外周に複数の領域パターンに対応したサブアイコンが追加される。
図13(C)は、アイコンが2つの領域P1,P2(図2参照)を移動した例を示しており、基本パターン51及びグループパターン61からなるアイコンに、領域P1(図24等の「えほん」に相当する。)に1回移動(滞在)したことを示す領域パターン(サブアイコン)71と、領域P2(図24等の「おえかき」に相当する。)に2回移動したことを示す領域パターン(サブアイコン)72が合成されている。
図13(D)に示す例では、当該アイコンが領域P1,P2に加えて、更に、領域P3(図24等の「ねんど」に相当する。)に3回移動したことを示す領域パターン(サブアイコン)73が合成されている。領域パターン71〜73は額縁パターン61上に環状になるように配置されている。
上述した、図13の例では、円形(多角形などでも良い)の領域パターン71〜73の色によってアイコンが滞在(存在)したあるいは滞在している領域が示され、円形内の数字によってアイコンの当該領域への滞在回数が示されている。
図12に示すように、CPU部22は、合成したアイコンをアイコン画像データベースに記憶する(ステップS116)。合成アイコンはフレームメモリ上の仮想(画像)領域に適宜に配置されて、画面形成に使用される。CPU部22はアイコン合成後はメインルーチンに戻る(ステップS118)。
(他のアイコンの合成例)
図14は、他のアイコン合成例を示している。同図(A)は、基本パターン(メインアイコン)の下部に横一列に領域パターン(サブアイコン)71〜73を配置した例を示している。
同図(B)の例は、領域パターン(サブアイコン)の領域表示を(領域パターン71〜73のように色ではなく)当該領域をイメージさせる絵柄で示している。例えば、領域パターン74は「つみき」、領域パターン75は「ねんど」、領域パターン76は「おえかき」をイメージさせる絵柄がアイコン化されている。
同図(C)の例は、更に、当該領域をイメージさせる絵柄のパターン74〜76各々の中に滞在(あるいは存在)した回数を数字で示している。
同図(D)の例は、領域パターン(サブアイコン)を色分けして滞在領域を示すと共に、同パターン中に滞在時間を表示している。領域パターン78は、例えば、領域P1に対応する色に着色され、滞在時間1時間(「1H」)を示す数字が表示されている。領域パターン79は、例えば、領域P2に対応する色に着色され、滞在時間10分(「10m」)を示す数字が表示されている。
(アンケート結果のアイコン表示の例)
アイコンに他の情報(アイコンに関連付けられた情報)を表示する例について図15及び図16を参照して説明する。
図15は、アイコンにアンケート結果の情報表示(絵柄)を追加する例を説明するフローチャートである。CPU部22は、例えば、表示装置の起動後、対象者が自己のアイコンに最初に触れてホームポジションから他の領域へ移動させるとき、各領域への入場・退場時等に、本ルーチンを実行する(ステップS130)。
CPU部22は、選択アイコンから対象者を判別し、対象者用に各場面を想定して予め入力されてデータベース部24に記憶されている質問(アンケート)を読み出して画面に表示する(ステップS132)。このとき質問を音声で行っても良い。例えば、後述の図26に示すように、「あなたは○○くんですか。」と尋ね、画面上に表示される「はい」の領域が選択されることにより、本人を確認する。「いいえ」が選択された場合には、自己のアイコンを選択するように求める。対象者がアイコンと対応することを確認した後、CPU部22は、本人を確認すると画面で次のような質問を行う。例えば、「あさごはん、たべたかな?」(図27参照)、「きょうのきぶんは、どお?」、「きょうはどんなひにしたい?」(図34参照)等と質問する。各質問には、選択する回答が用意されている。例えば、「きょうはどんなひにしたい?」の問いに対して「げんきをつくるひ」、「ヒーローのひ」、「たのしみのひ」、「なかよしのひ」、「じゆうのひ」が用意される(ステップS132)。対象者が画面に触れて回答すると回答がメモリ部23のアイコンデータペースに記憶される。例えば、対象者が「じゆうのひ」を選択すると、「じゆうのひ」が選択されたことが対象者に対応するアイコン番号のデータベース(図9参照)の付加情報欄(アイコンに関連する情報を記録する欄)に記憶される。この付加情報はアイコン画像データベース(図10参照)の領域追加パターン部に回答に対応したアイコン絵柄データ(領域パターン)として更に記録される。当該絵柄データは予めデータベース部24に記憶されているものの中から選択するようにすることができる。
図16は、アイコン表示をアレンジしてアイコンに関連した関連情報も表示するようにした例を示している。同図(A)及び(B)は、上記アンケート(図34参照)の回答を(サブ)アイコン80に表示した例である。既述アイコンの更新(アイコン合成)のステップ106〜S112(図12参照)が実行されると、基本パターン(メインアイコン)51に、グループパターン(サブアイコン)61、領域パターン(サブアイコン)71が追加される。
図16(A)に示す例では、「じゆうのひ」に対応する「J」の関連情報パターン(サブアイコン)80が示されている。観察者は対象者のアイコンに「J」が表示されていることによって「自由に遊びたい気分」であることを把握することができる。なお、Jの背景に領域の色を入れても良い。すなわち、領域パターンに関連情報「J」を表示しても良い。この場合には、複数領域を領域移動したときに最も長く滞在した領域の色を表示するようにしても良い。
図16(B)に示す例では、関連情報パターン(サブアイコン)80に加えて領域パターン(サブアイコン)71を表示している。領域パターン71には、所定領域P1に1回滞在している(あるいは滞在した)ことが表されている。更に、他の領域への移動に対応して領域パターンが追加される。このように他の種類の絵柄(サブアイコン)と組み合わせて表示することができる。
(他者によるアイコン情報追加)
図17を参照して、観察者等がアイコンに他の情報を表示する例について説明する。観察者等の対象者以外の者であってもアイコンに目印を付けられれば便利である(図16(C)参照)。
そこで、入力装置から所定操作によって本プログラムを起動させる(ステップS150)。CPU部22は、例えば、画面から入力されるアイコン番号を読み取り(ステップS152)、データベース部24に予め記憶されている当該アイコンに付加可能な絵柄の一覧を示す。例えば、「★」、「▲」、「■」、「♯」、「♪」、「?」…等のアイコンの基本パターンと組み合わせ可能な絵柄が表示される(ステップS154)。CPU部22は、観察者等が画面から目印として適当な絵柄を選択すると、選択した絵柄を読み取る(ステップS156)。なお、観察者等が任意のパターン(目印)を画面から手書き入力するようにしても良い。CPU部22は、選択された目印用の絵柄をメモリ部23のアイコンデータベースの該当するアイコン番号の付加情報領域に記憶させる(ステップS158)。アイコンデータベースに記憶された目印用の絵柄(記号のコード、あるいはビットマップパターン)は、アイコン画像データベース(図10参照)の対応するアイコン番号の領域パターン(画像データ)として記憶される。その後、CPU部22はメインルーチンに戻る(ステップS160)。
図16(C)に示されるように、既述アイコンの更新(アイコン合成)のステップ106〜S116(図12参照)が実行されると、基本パターン51に、グループパターン61、領域パターン71、関連情報パターン(例えば、目印としての「★」)81が追加されたアイコンが形成され、画面に表示される。
(アイコンの注意喚起表示)
例えば、ある領域において対象者の滞在時間が所定の時間を超える等、アイコンに関連する情報が観察者等によって予め設定された一定の条件を満たしたときに観察者に注意を喚起することが望ましい。一定の条件には、例えば、ゲーム機あそびが長時間であるとき、対象者が薬等を飲むべき時間、帰宅予定時間(退園時間)等が該当する。
図18は、画面のアイコン表示を観察者の注意を引くような形態で表示する例を説明するフローチャートである。
注意喚起表示モードを行うべきフラグ(図示せず)が設定されていると(ステップS170)、CPU部22は、所定周期でアイコンデータベースの各アイコンの条件フラグ領域にフラグがオン設定されていないかどうかを判別する(ステップS172)。オン設定されていなければ(ステップS172;No)、終了する(ステップS176)。
予め設定した一定の条件を満たしたことによりフラグがオンに設定されていると(ステップS172;Yes)、CPU部22はアイコンの表示形態を変更する。例えば、図19に示すように基本パターンの背景(図中にハッチングで示す領域)を強調色(例えば、赤、橙、ピンク等)に変える。また、条件の重要度に対応して更に背景色の輝度を強弱に交互に変調してもよい。また、背景色の色を交互に反転させたり、画像をネガ表示とポジ表示を繰り返しても良い。このようにパターンを明滅(あるいは明暗切換)することで観察者に注意を喚起する。
また、基本パターンを変調するのではなく、当該条件に対応する領域パターン等のサブアイコンの絵柄を明滅表示又は色反転表示としてもよい。それにより、フラグがオンになっている理由を理解することが容易になる。勿論、表示器画面の所定領域に文言で注意表示と、原因理由を表示するようにして良い(ステップS174)。上述したパターンの変調表示は画像形成部におけるアイコン画像形成の際に内蔵IC装置のパラメータを制御することによって行うことが可能である。また、アイコン画像データベースに強調表示用のパターンと非強調表示用のパターン(通常のパターン)とを用意し、これらパターンを交互に表示することによって観察者の注意を喚起するようにしてしても良い。この変調表示はアイコンデータベースのフラグがリセットされることにより、あるいは図示しない手順により観察者などがリセットすることによって終了する。その後、CPU部22は、メインルーチンに戻る(ステップS176)。
(領域の大きさの最適化処理)
各領域に存在するアイコンの数と各領域の大きさの最適化について図20乃至図23を参照して説明する。
上述した発明の実施の形態では表示器の画面に複数の領域からなる表示領域が割り当てられ、これら各領域の中に複数のアイコンが配置される。表示領域全体の大きさ(面積)を一定とし、各領域内のアイコンが当該領域からはみ出さないようにするには、各領域内のアイコン数に応じて各領域の大きさ(比率)を調整する必要がある。
そこで、図20に示すように、本ルーチンではアイコンを領域間で移動したときに(例えば、図5ステップS62参照)、あるいはアイコンが領域からはみ出すことが判ったとき等に、領域の割当最適化処理を行う(ステップS180)。
まず、表示領域の画面比率によって各領域が正方形に近い矩形となるような領域表示行列を作成する(ステップS182)。表示領域が既述図7に示すようにマトリクス状(縦・横配置)に配置された各領域からなるとする。CPU部22は、図21(A)に示すように、各領域に対応する縦m行、横n列の領域表示行列D(m,n)を作成する。図示の例では、6個の領域を2対3の比率で配置している。行列の各領域には領域内に存在するアイコン数が対応付けられる(図7(A)参照)。
次に、CPU部22は、図21(B)に示すように、各領域の必要最小限の大きさを判断する。任意の領域D(m,n)の必要最小限の大きさΔDは、例えば、図21(C)に示すように、文字キャプション用に確保されるべき文字キャプション用確保領域101とアイコン表示に最小限必要な最小表示アイコン用確保領域102とによって定められ、最小限領域ΔD=Δw×Δhとして表される(ステップS184)。
CPU部22は、領域表示行列の各行において、アイコン数の最も多い領域を抽出し、各行の代表領域とする。例えば、図22(A)に示すように、第1行目の領域D(1,3)と、第2行目のD(2,2)が代表領域として抽出される(ステップS186)。
CPU部22は、表示領域の各行の高さを各行の代表領域(の可変領域)に存在するアイコン数の比率に基づいて計算する。より具体的には、予め判っている表示領域の高さHから最小限領域(領域割当固定部分)の高さΔhを除いた部分(領域割当可変部分)を、計算対象行の可変領域のアイコン数と各行の可変領域のアイコンの合計数との比率で割り振り、各行の可変な領域の高さhiを確定する(ステップS188)。
例えば、図22(B)に示すように、m行n列の領域からなる表示領域の高さH、最小限領域の高さΔh、アイコン比率で決定するi番目行の領域の高さhi(=h1,h2)、各領域の最小限領域以外の部分に存在するアイコン数Aiと各領域の最小限領域以外の部分に存在するアイコン数の合計数ΣAiとの比率をAi/ΣAiとすると、
hi=(H−nΔh)×(Ai/ΣAi)
i番目行の領域の高さHiは、Hi=hi+Δh
として表される。
i番目行の領域の高さHiは、Hi=hi+Δh
として表される。
例えば、図22(B)の例に当てはめると、第1行の領域のアイコン比例分の高さh1は、h1=(H−2Δh)×(2/7)となり、第1行の領域の高さH1は、h1+Δh となる。
同様に、第2行の領域のアイコン比例分の高さh2は、h2=(H−2Δh)×(5/7)となり、第2行の領域の高さH2は、h2+Δh となる。
このように各行の代表領域のアイコン数の比率に応じて、表示領域の各行の領域の高さが決定される。
次に、CPU部22は、領域の高さが決定された各行について各列の幅を当該行の各列の領域に含まれるアイコン数の比率に基づいて計算する(ステップS190)。より具体的には、予め判っている表示領域の幅Wから最小限領域(領域割当固定部分)の幅Δwを除いた部分(領域割当可変部分)を、対象行の幅計算対象となっている可変領域のアイコン数と、当該行の各列の可変領域のアイコンの合計数との比率で当該行の各列の領域の幅に割り振り、各列の可変な領域の幅wiを確定する。これを各行について繰り返し。各行各列の領域の高さhi及び幅wiを決定する。
例えば、図22(C)に示すように、m行n列の領域からなる既知の表示領域の幅W、高さHi、最小限領域の幅さΔw、アイコン比率で決定するi番目行の領域の幅wi(=w1,w2)、各領域の最小限領域Δw以外の部分に存在するアイコン数Aiと各領域の最小限領域Δw以外の部分に存在するアイコン数の合計数ΣAiとの比率をAi/ΣAiとすると、
wi=(W−nΔw)×(Ai/ΣAi)
i番目行の領域の幅Wiは、Wi=wi+Δw
として表される。
i番目行の領域の幅Wiは、Wi=wi+Δw
として表される。
例えば、図22(C)の例に当てはめると、第1行第1列の領域のアイコン比例分の幅w1は、w1=(W−3Δw)×(10/13)となり、第1列の領域の幅W1は、w1+Δw となる。
同様に、第2列の領域のアイコン数比例分の幅w2は、w2=(W−2Δw)×(2/13)となり、第2列の領域の幅W2は、W2=w2+Δw となる。
このように所定行の各領域のアイコン数の比率に応じて、当該行の各領域の幅が決定される。各行について領域の幅計算を繰り返すことによって各行各列の領域の高さ及び幅がそれぞれ決定される。
このようにして、決定された各領域の高さHi及び幅Wiを表示画像の領域に設定する(ステップS192)。
図23は、表示領域の各領域の大きさを各領域のアイコン数に対応して調整した例を示している。各領域の大きさと当該領域におけるアイコンの数に対応して各領域におけるアイコンの大きさを調整することができる(後述の図31参照)。例えば、領域の大きさをアイコン数で割った値(商)によってアイコンの大きさを決めることができる。
このような処理によって全体の大きさが一定である表示領域内の各領域が各領域内に 存在するアイコン数に応じて増減する(あるいは領域の割当が変化する)のでアイコン が各領域を移動しても各領域内に収めることが可能となる。
(発明の適用例)
以下、図24乃至図36を参照して上述した発明の実施形態を保育園や幼稚園の幼児の移動(行動)履歴を管理する管理システムに適用した例について説明する。なお、本発明はこれらの適用例に限定されるものではない。
図24は、表示装置の画面表示の一例を示しており、電源投入後にアプリケーションプログラムが立ち上がった後に表示される初期表示画面の一例に相当する。同図に示されるように、領域「おうち」、「えほん」。「おえかき」、「ねんど」、「ゲーム」、及び「つみき」は既述領域P0〜P5に対応している。また、「おうち」はホームポジションに相当している。装置起動当初は各アイコンは「おうち」に存在している。
なお、同図においては、図面の作図上の制約があるので実際の表示画面(カラー、顔写真表示等)を簡略化して表現している。例えば、各アイコンは、基本パターン、グループパターン、領域パターン等によって構成される(図13、図14、図16参照)が、アイコンの基本パターン(図12の51に相当する)は「おうち」領域の始めの3つのアイコンのみを示している。「おうち」領域内の各アイコンの白抜き部分には顔写真や似顔絵が存在することに留意されたい。
また、各アイコンのグループパターン(図13の61に相当する)は(画面上では)グループ毎に色分けされているが、図面では、赤組のグループパターンの形状及び色は点線の円、赤組のグループパターンの形状及び色は点線の円、青組のグループパターンの形状及び色は実線の円、緑組のグループパターンの形状及び色は一点鎖線の円、黄組のグループパターンの形状及び色は白抜き線(二重線)の円で示されている。
また、画面右上の「赤組」、「青組」、「緑組」、「黄組」の各アイコンは、点線、実線、一点鎖線、白抜き線(二重線)で示されているが、それぞれ、「赤色」、「青色」、「緑色」、「黄色」に着色されていることを示している。後述のように、「赤組」、「青組」、「緑組」、「黄組」の各アイコンは、選択操作に応じて各組に含まれるアイコン群を他から区別可能に表示する機能を作動させる。
また、画面上の各領域P0〜P5(図2参照)は、任意の色で色分けされているが、図24では各領域の色分けが簡略化されて表現されている。例えば、領域「おうち」の色は梨地、領域「えほん」の色はメッシュ、領域「おえかき」の色は右上から左下方向の斜線群、領域「ねんど」の色は横線群、領域「げーむ」の色は縦線群、領域「つみき」の色は左上から右下方向の斜線群によって表現されている。図25、図25、図28〜図33、図36においても同様の簡略化した表現がなされている。
図25に示すように、対象者(幼稚園児)は画面のタッチパネルに触れて矢印で示すように自己のアイコンを所望の領域(この場合は「えほん」)に移動(ドラッグ)すると、アイコンが拡大表示して移動する。それにより、本人であることの確認が容易である。
図26に示すように、最初の対象者(自己)アイコンの移動に対応して質問(アンケート)画面が起動する。CPU部22は、例えば、対象者のアイコンと「あなたは○○○くんですか?」と表示して対象者(園児)の「なまえ」を尋ね、画面に表示されている「はい」、「いいえ」のアイコンの選択操作による回答によって対象者アイコンの選択の適切等を判別する。
また、図27に示すように、予めプログラムを設定することにより各種の質問を行うことができる。この例では、「あさごんはん」を食べたかどうかを尋ねている。回答は返答用のアイコンを選択する。これら質問に対する回答は既述したデータベースに記憶される。質問は観察者(保育士等)が自由に設定することができる。
図28は、質問完了後に「えほん」領域にアイコンが移動した状態を示している。アイコン(図13(B)の基本パターン51とグループパターン61参照)に絵本領域を示すサブアイコン(図13(B)の71参照)が追加されている。同サブアイコンには絵本の領域の色が示され、当該領域への滞在回数として「1」が表示されている。なお、領域パターンを示すサブアイコンの形状は円形、多角形など種々の形状や絵柄で構成され、特定のものに限定されない。
図29は、対象者がアイコンを再度ドラッグして「ねんど」領域に移動した例を示している。移動の際にはアイコンが拡大される。
図30は、アイコンに「えほん」領域のサブアイコンに加えて、「ねんど」領域を示すサブアイコンが追加されたことを示している。追加されたサブアイコンは「ねんど」領域と「滞在回数」を「色」と「数字」で表している。
図31は、領域の大きさやアイコンの大きさが領域内のアイコンの数によって調整される例を示している。既述した領域割当最適化処理(図20参照)等を適用することによって、多数のアイコンが集まっている「おうち」領域のアイコンと比べで他の領域のアイコンは大きく表示されている。
図32は、対象者(園児)がアイコンを「おうち」に戻した状態を示している。例えば、「帰宅時」等に自己のアイコンを「おうち」領域に戻す。
図33は、表示されているアイコンのうち特定のクラス(グループ)に属するアイン コンのみを選択的に表示する例を示している。画面右上のクラス別のアイコン「赤組」、「青組」、「緑組」、「黄色組」のうちいずれかを選択すると、対応するクラスが表示される。図示の例では、図の右上に点線円で示される「赤組」が選択された例を示しており、「赤」グループのサブアイコンのもの(「おうち」領域内で点線円で示されている)が選択的に強調表示され、他のアイコンは減光表示されている。
図34は、図27の例と同様に他の質問の例が示されている。例えば、「きようはどんなひにしたい?」との問いに対して「げんきをつくるひ」、」「ヒーローのひ」、「たのしみのひ」、「なかよしのひ」、及び「じゆうのひ」の回答アイコンが表示されている。対象者がアイコンを選択して回答すると、回答がデータベースに記憶される。例えば、対象者が「じゆうのひ」のアイコンを選択する。
図35は、回答に対応した形態の付加情報(あるいはアイコンに関連する情報)を示すサブアイコンがメインアイコンに追加された例を示している(図16参照)。同図の「えほん」領域の第4行台3列のアイコンには付加情報を示すサブアイコンが表示されている。このアイコンの基本パターン(写真)に追加された「J」のサブアイコンによって観察者(保育士)は対象者が「自由に遊びたい」ことを知ることができる。
図36は、保護者等に子供の状況を知らせる例を示している。保護者等はスマートホンなどの携帯情報端末によって外部からコンピュータシステム20にアクセスことができる。保護者が所定の操作をするとアイコンデータベースに記録された子供のあそび履歴(図9の移動履歴参照)が時系列的に表示される。
なお、上記実施例は本発明を保育園・幼稚園等の管理システムに適用した例であるが、本発明は保育園・幼稚園等の管理システムに限定されるものではない。対象者、領域、用途などは自由に設定することができる。
(応用例)
コンピュータシステムを上述した本発明の表示装置として機能させる制御プログラムは記録媒体に記録・保存することができる。例えば、記録媒体には、CD−ROM,DVD,BD(ブルーレイ・ディスク)等の記録ディスク、HDD(ハードディスク)、SSD(半導体ディスク)、USBメモリ、メモリカード、サーバの記憶装置(ネットワーク上の記憶装置)等を含む。
上記発明の実施の形態を通じて説明された実施例や応用例は、用途に応じて適宜に組み合わせて、又は変更若しくは改良を加えて用いることができ、本発明は上述した実施形態の記載に限定されるものではない。そのような組み合わせ又は変更若しくは改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明は、幼稚園、保育園等における子供の行動管理等に限定されるものではない。例えば、表示器の複数の領域を学習科目に対応させると、学生の学習の進度管理等として利用することができる。例えば、表示器の複数の領域を仕事内容に対応させると、作業者の作業時間・分析管理などにも使用することができる。
1 表示装置、10 入力手段、11 キーボード、12 マウス、13 タッチパネル、20 コンピュータ本体、21 インタフェース部、22 CPU部、23 メモリ部、24 データベース部、25 画像形成部、26 表示駆動部、27 通信インタフェース部、30 画面表示器、51 基本パターン(メインアイコン)、61 グループパターン(サブアイコン)、71〜76 領域パターン(サブアイコン)、78,79 時間表示パターン(サブアイコン)、80,81 関連情報パターン(サブアイコン)
Claims (23)
- 表示器の画面に複数の領域を表示する領域表示手段と、
各領域を移動可能な第1の絵柄をアイコンとして前記画面に表示するアイコン表示手 段と、
外部からの指示に応じて前記画面上のアイコンを前記複数の領域に移動させるアイコン移動手段と、
前記アイコンが存在した前記領域、当該領域に存在した時間、当該領域に存在した回数、及び当該アイコンに関連付けられた関連情報のうち少なくともいずれかを履歴情報として前記アイコンに関連付けて記憶する記憶手段と、を備え、
前記アイコン表示手段は、前記第1の絵柄に前記履歴情報に対応した第2の絵柄を追加する、ことを特徴とする表示装置。 - 前記アイコンの第1の絵柄は、前記画面上の領域に対応付けられた所定の場所を移動可能な対象者を簡易に表現したものである、請求項1に記載の表示装置。
- 前記アイコン表示手段は、前記アイコンが予め定められた複数のグループのうちのいずれに属するかを表す第3の絵柄を前記第1の絵柄に追加する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記アイコン表示手段は、前記アイコンが前記領域間を移動するときに前記アイコンを拡大表示する、請求項1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
- 前記アイコン表示手段は、前記関連情報が予め定められた条件に該当するとき、前記第1乃至第3の絵柄のうち少なくともいずれかを明滅表示又は像反転表示する、請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
- 前記アイコン表示手段は、前記関連情報が予め定められた条件に該当するとき、当該条件に対応する前記第2の絵柄を明滅表示又は色反転表示する、請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
- 前記関連情報は、前記外部からの指示を行う第1の者に対して予めなされた質問に対する応答を含み、当該応答が前記第2の絵柄で表示される、請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
- 前記質問が前記画面上のアイコンを1の領域から他の領域に移動させるときに行われる、請求項7に記載の表示措置。
- 前記関連情報は、第2の者によって入力された目印情報を含み、当該目印情報が前記第2の絵柄で表示される、請求項1乃至5のいずれかに記載の表示装置。
- 前記アイコン表示手段は、前記グループを選択する指令に応じて該当するグループの前記アイコンを他のグループのアイコンよりも相対的に強調して表示する、請求項3に記載の表示装置。
- 前記領域表示手段は、前記複数の領域の各々の大きさを各領域に存在するアイコンの数の増減に応じて増減する、請求項1乃至10のいずれかに記載の表示装置。
- 前記領域表示手段は、前記複数の領域に割り当てられた表示領域の範囲において各々の領域の大きさの比率を各領域に存在するアイコンの数に応じて設定する、請求項1乃至10のいずれかに記載の表示装置。
- 更に、
前記複数の領域の各々に存在し得るアイコンの数が予め所定数に定められ、前記アイコンを当該領域に移動するときに当該アイコンの数が前記所定数を超えるとき、前記アイコンの当該領域への移動を拒む移動阻止手段、を備える請求項1乃至12のいずれかに記載の表示装置。 - 更に、
前記履歴情報を時系列的に前記画面又は外部装置の画面に表示し、又は外部装置の画面に表示させる手段を含む、請求項1乃至12のいずれかに記載の表示装置。 - 表示器の画面に画像を形成するコンピュータを、
表示器の画面に複数の領域を表示する領域表示手段、
各領域を移動可能なアイコンを前記画面に表示するアイコン表示手段、
外部からの指示に応じて前記画面上のアイコンを前記複数の領域に移動させるアイコン移動手段と、
前記アイコンが存在した領域、当該領域に存在した時間、当該領域に存在した回数、及び当該アイコンに関連付けられた関連情報のうち少なくともいずれかを履歴情報として記憶する記憶手段、
前記アイコンに前記履歴情報に対応した絵柄表示を追加する補助表示手段、
として機能させるためのプログラム。 - 画像を表示するシステムのコンピュータが、
表示器の画面上に複数の領域を表示する過程と、
前記画面にアイコンを表示する過程と、
指示に従って前記アイコンを前記領域上に移動する過程と、
前記アイコンが移動した前記領域を履歴情報として記憶する過程と、
前記アイコンの前記履歴情報を前記アイコンに表示する過程と、
を実行するアイコンの表示方法。 - 前記アイコンは、前記領域に対応づけられた場所を移動する対象者を簡単な第1の絵柄で表現した画像である、請求項16に記載のアイコンの表示方法。
- 前記アイコンに前記履歴情報を表示する過程は、前記アイコンが移動した前記領域、当該領域に存在した時間、及び当該領域に存在した回数のうち少なくともいずれかに対応した第2の絵柄を前記アイコンに追加するものである、請求項16又は17に記載のアイコンの表示方法。
- 前記アイコンが前記画面上に複数表示され、各アイコンは予め定められた複数のグループのいずれに属するかを表す第3の絵柄を含む、請求項16乃至18のいずれかに記載のアイコンの表示方法。
- 更に、前記グループを選択する指令に応じて該当するグループの前記アイコンを他のグループのアイコンよりも相対的に強調して表示する過程を含む、請求項19に記載のアイコンの表示方法。
- 前記アイコンの第1の絵柄は対象者の絵又は写真であり、前記第3の絵柄は前記第1の絵柄の外周を囲むものであり、前記第2の絵柄は前記第1及び第3の絵柄のうちの少なくともいずれかの上に重ねて又は接して表示される、請求項19に記載のアイコンの表示方法。
- 更に、前記履歴情報を時系列的に表示する過程を含む、請求項16乃至21のいずれかに記載のアイコンの表示方法。
- 請求項15に記載のプログラムを記録した情報記録媒体。
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