JP2006113849A - コンテンツ配信方法、コンテンツ配信サービス用コンピュータ、コンテンツ配信サービスシステム、及び端末装置 - Google Patents

コンテンツ配信方法、コンテンツ配信サービス用コンピュータ、コンテンツ配信サービスシステム、及び端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 配信サービス提供者及びコンテンツ利用者双方の負担が少なく、コンテンツ利用者にとって、少ないコストでできるだけ多くのコンテンツを利用できるコンテンツ配信方法を提供する。
【解決手段】 端末装置1、ポータルサーバ3、コンテンツDB4、コンテンツ配送サーバ5、キャビネット管理サーバ6、課金サーバ7を含んで構成される。キャビネット管理サーバ6は、端末装置1のコンテンツ利用枠及びコンテンツ格納状態を管理する。ポータルサーバ3とキャビネット管理サーバ6は、共働して、端末装置1毎のコンテンツ利用枠を生成し、端末装置1からのコンテンツ配信要求にしたがい、コンテンツ配送サーバ5に対してコンテンツの配信を指示する。コンテンツの配信に際しては、端末装置1において利用可能なコンテンツと削除済のコンテンツに関する情報に基づいて、端末装置1のコンテンツ利用枠の残り枠を求め、残り枠の範囲でコンテンツの配信を指示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに接続されたコンピュータを利用してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信方法、コンテンツ配信サービスシステム、コンテンツ配信サービス用コンピュータ、及び、コンテンツが配信される端末装置に関する。
ネットワークを介してコンテンツの配信を受けることが簡単にできるようになっている。有償のコンテンツの配信を受ける場合、コンテンツの利用者にとっては、少ないコストでできるだけ多くのコンテンツを利用できることが好ましい。また、コンテンツの配信及び利用の手続は、できるだけ簡単であることが好ましい。
特許文献1には、定額制のコンテンツ配信システムについて記載されている。このシステムは、利用者が事前にコンテンツプロバイダとの間で定額のレンタル枠を契約しておくものであり、コンテンツプロバイダは、契約した枠に応じたコンテンツを利用者に配信する。利用者は、配信を受けたコンテンツを契約期間内利用することができるが、定額で配信を受けたコンテンツの内、不要なコンテンツが含まれる場合、契約期間内に削除することができる。この場合、削除したコンテンツに関する情報を契約管理センターに送信すると、削除したコンテンツに対応する分だけ契約時の課金料金が割り引かれる。
しかし、このシステムは、基本的に期間限定のレンタルサービスシステムであるので、利用者及びサービス提供者の管理負担が大きい。すなわち、利用者は、無駄な料金の支払いを避けるためには、常に配信を受けたコンテンツの要否を気にかけて管理する必要がある。また、新しいコンテンツの配信を受けるためには、常に手続が面倒な新規のレンタル契約を結ぶ必要がある。一方、サービス提供者にとっても、契約毎のレンタル枠及び課金の管理を、コンテンツ削除処理毎、新規コンテンツ配信申し込み毎に行う必要があるとともに、期間管理処理を定期的に行う必要があり、処理負担が大きい。
特許文献2には、利用期間に応じて支払い済の利用料金を返還する有償コンテンツ利用システムについて記載されている。このシステムを利用する場合、利用者は、有償コンテンツの配信時に仮代金を提供者に支払う。その有償コンテンツの利用後、利用者が不要になった有償コンテンツを削除した場合、提供者は、利用者に仮代金の一部を返還する。返還する金額は、そのコンテンツの利用期間に応じて計算される。そして、一定期間が過ぎるとレンタル料金が購入料金と等しくなるため「購入した」と見なすものである。
しかし、このシステムでも、利用者は、常に配信を受けたコンテンツの要否を気にかけて利用する必要があり、負担が大きい。また、サービス提供者も、コンテンツ毎に利用期間の管理を定期的に行う必要があり、管理のための処理負担が大きい。さらに、支払い済みの代金を返却するための処理の負担も大きい。
特開2001−195464号公報(ソニー) 特開2001−325234号公報(NEC)
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、配信サービス提供者及びコンテンツ利用者双方の負担が少なく、コンテンツ利用者にとって、少ないコストでできるだけ多くのコンテンツを利用できるコンテンツ配信方法、コンテンツ配信サービスシステム、コンテンツ配信サービス用コンピュータ、及び、そのようなコンテンツ配信に利用可能な端末装置を提供することを目的とする。
本発明のコンテンツ配信方法は、ネットワークに接続されたコンピュータを利用してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信方法であって、前記ネットワークに接続可能なユーザ端末からのコンテンツ利用枠生成要求にしたがって、前記ユーザ端末毎のコンテンツ利用枠を生成する利用枠生成ステップと、前記ユーザ端末からのコンテンツ配信要求にしたがい、前記ユーザ端末に対してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信ステップと、前記ユーザ端末における前記コンテンツ配信ステップで配信されたコンテンツの格納状態を示すコンテンツ格納状態情報を管理側コンテンツ格納状態情報として管理する格納状態管理ステップと、前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報を含むコンテンツ格納状態報告を受信する状態報告受信ステップと、を備え、前記格納状態管理ステップは、前記状態報告受信ステップで受信した前記コンテンツ格納状態報告に基づいて、前記管理側コンテンツ格納状態情報を更新する格納状態情報更新ステップを含み、前記コンテンツ配信ステップは、前記管理側コンテンツ格納状態情報に含まれる利用可能なコンテンツと削除済のコンテンツに関する情報に基づいて、前記コンテンツ利用枠の残り枠を求め、前記残り枠の範囲で前記コンテンツ配信要求にしたがったコンテンツの配信を行うものである。
本発明によれば、サービス提供側での期限管理が不要になる。また、配信を受ける端末でのコンテンツの自動消去も不要になる。すなわち、利用者は配信を受けたコンテンツが不要になった時点で削除するだけで、返却したことになり、新規のコンテンツの配信を受けることができる。したがって、配信サービス提供者及びコンテンツ利用者双方の負担が少なくなり、また、コンテンツ利用者にとって、少ないコストでできるだけ多くのコンテンツを利用できるようになる。
本発明のコンテンツ配信方法は、前記状態報告受信ステップで受信した前記コンテンツ格納状態報告と前記管理側コンテンツ格納状態情報とに基づいて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の検証を行う格納状態検証ステップを、さらに備え、前記格納状態情報更新ステップ及び前記コンテンツ配信ステップが、前記格納状態検証ステップの検証結果が成功の場合に実行されるものを含む。本発明によれば、端末装置側でのコンテンツの変更を確実に確認することができる。
本発明のコンテンツ配信方法は、前記コンテンツ格納状態報告が、前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の変更履歴を示す変更履歴情報を含み、前記格納状態検証ステップが、前記変更履歴情報と前記管理側コンテンツ格納状態情報に基づいて求めたコンテンツ格納状態情報と前記コンテンツ格納状態報告に含まれるコンテンツ格納状態情報とを比較するステップを含むものを含む。
本発明の配信方法は、前記コンテンツ格納状態報告に含まれる前記変更履歴情報が、前記ユーザ端末から未報告の変更履歴を示すものであるものを含む。
本発明のコンテンツ配信方法は、前記格納状態管理ステップが、合わせて前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報の変更履歴を管理側変更履歴情報として管理するものであり、前記コンテンツ格納状態報告が、前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報と前記変更履歴情報に所定の演算を施して得た検証用情報を含み、前記格納状態検証ステップが、前記コンテンツ格納状態報告に含まれるコンテンツ格納状態情報と前記管理側変更履歴情報に所定の演算を施して得た管理側検証用情報と前記コンテンツ格納状態報告に含まれる前記検証用情報とを比較するステップを含むものを含む。
本発明のコンテンツ配信方法は、前記コンテンツ格納状態情報が、前記ユーザ端末における当該コンテンツの内容の一部を含むものを含む。
本発明のコンテンツ配信方法は、ネットワークに接続されたコンピュータを利用してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信方法であって、前記ネットワークに接続可能なユーザ端末からのコンテンツ利用枠生成要求にしたがって、前記ユーザ端末毎のコンテンツ利用枠を生成する利用枠生成ステップと、前記ユーザ端末からのコンテンツ配信要求にしたがい、前記ユーザ端末に対してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信ステップと、前記利用枠生成ステップで生成した前記コンテンツ利用枠と、対応するコンテンツの前記ユーザ端末における状態を管理するコンテンツ利用状態管理ステップと、前記ユーザ端末における前記配信されたコンテンツの削除を示す削除情報を受信する削除情報受信ステップと、を備え、前記コンテンツ配信ステップは、前記コンテンツ配信ステップで配信したコンテンツに関する情報と前記削除情報受信ステップで削除情報を受信したコンテンツとに関する情報に基づいて、前記コンテンツ利用枠の残り枠を求め、前記残り枠の範囲で前記コンテンツ配信要求にしたがったコンテンツの配信を行うものである。
本発明のコンテンツ配信サービス用コンピュータは、ネットワークを介したコンテンツ配信の管理を行うものであって、前記ネットワークに接続可能なユーザ端末からのコンテンツ配信要求にしたがい、前記ユーザ端末に対してコンテンツの配信を指示するコンテンツ配信指示部と、前記ユーザ端末におけるコンテンツの格納状態を示すコンテンツ格納状態情報を管理側コンテンツ格納状態情報として管理する格納状態管理部と、前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報を含むコンテンツ格納状態報告を前記ユーザ端末から受信する受信部と、を備え、前記格納状態管理部は、前記コンテンツ格納状態報告に基づいて前記管理側コンテンツ格納状態情報を更新する格納状態情報更新機能を有し、前記コンテンツ配信指示部は、前記管理側コンテンツ格納状態情報に含まれる利用可能なコンテンツと削除済のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザ端末のコンテンツ利用枠の残り枠を求め、前記残り枠の範囲で前記コンテンツ配信要求にしたがったコンテンツの配信を指示するものである。
本発明のコンテンツ配信サービス用コンピュータは、前記コンテンツ格納状態報告と前記管理側コンテンツ格納状態情報とに基づいて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の検証を行う格納状態検証部を、さらに備え、前記格納状態管理部が、前記格納状態検証部の検証結果が成功の場合に前記管理側コンテンツ格納状態情報を更新し、前記コンテンツ配信指示部が、前記格納状態検証部の検証結果が成功の場合に前記コンテンツの配信を指示するものを含む。
本発明のコンテンツ配信サービス用コンピュータは、前記コンテンツ格納状態報告が、前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の変更履歴を示す変更履歴情報を含み、前記格納状態検証部が、前記変更履歴情報と前記管理側コンテンツ格納状態情報に基づいて求めたコンテンツ格納状態情報と前記コンテンツ格納状態報告に含まれるコンテンツ格納状態情報とを比較することによって前記コンテンツの格納状態の検証を行うものを含む。
本発明のコンテンツ配信サービス用コンピュータは、前記コンテンツ格納状態報告に含まれる前記変更履歴情報が、前記ユーザ端末からの未報告の変更履歴を示すものであるものを含む。
本発明のコンテンツ配信サービス用コンピュータは、前記格納状態管理部が、合わせて前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の変更履歴を管理側変更履歴情報として管理するものであり、前記コンテンツ格納状態報告が、前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報と前記変更履歴情報に所定の演算を施して得た検証用情報を含み、前記格納状態検証部が、前記管理側コンテンツ格納状態情報と前記管理側変更履歴情報に所定の演算を施して得た管理側検証用情報と前記コンテンツ格納状態報告に含まれる前記検証用情報とを比較することによって前記コンテンツの格納状態の検証を行うものを含む。
本発明のコンテンツ配信サービス用コンピュータは、前記コンテンツ格納状態情報が、当該コンテンツの内容の一部を含むものを含む。
本発明のコンテンツ配信サービスシステムは、ネットワークに接続されたコンピュータを利用して、ユーザ端末に対するコンテンツの配信サービスを行うコンテンツ配信サービスシステムであって、配信サービスに供されるコンテンツを蓄積するコンテンツデータベースと、前記ネットワークに接続され、前記コンテンツデータベースに蓄積されたコンテンツを前記ユーザ端末に配信するコンテンツ配送サーバと、前記ネットワークに接続され、すべての前記ユーザ端末のコンテンツ利用枠及びコンテンツ格納状態を管理する管理サーバと、前記コンテンツ利用枠の購入に対する課金処理を行う課金サーバと、を備え、前記管理サーバは、前記ユーザ端末からのコンテンツ利用枠生成要求にしたがい、前記ユーザ端末毎のコンテンツ利用枠を生成するとともに、前記課金サーバに対して課金処理を指示する利用枠生成機能と、前記ユーザ端末からのコンテンツ配信要求にしたがい、前記コンテンツ配送サーバに対して前記コンテンツの配信を指示するコンテンツ配信指示機能を有し、前記ユーザ端末において利用可能なコンテンツと削除済のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザ端末のコンテンツ利用枠の残り枠を求め、前記残り枠の範囲で前記コンテンツの配信を指示するものである。
本発明の端末装置は、ネットワークを介してコンテンツの配信を受ける端末装置であって、配信を受けたコンテンツを記憶するコンテンツ保持部と、前記配信を受けたコンテンツの格納状態を示すコンテンツ格納状態情報と前記コンテンツの格納状態の変更履歴を示す変更履歴情報を記憶するコンテンツ状態保持部と、前記コンテンツ格納状態情報を含むコンテンツ格納状態報告を生成する状態報告生成部と、前記状態報告生成部で生成した前記コンテンツ格納状態報告を出力する状態報告出力部と、前記コンテンツ保持部に記憶されたコンテンツの削除を含むコンテンツ格納状態を変更するコンテンツ状態変更部と、を備えるものである。
本発明の端末装置は、前記状態報告生成部が、前記変更履歴情報を含むコンテンツ格納状態報告を生成するものを含む。
本発明の端末装置は、前記変更履歴情報が、前記状態報告出力部から未出力の前記変更履歴情報であるものを含む。
本発明の端末装置は、前記状態報告生成部が、前記コンテンツ格納状態情報と前記変更履歴情報に所定の演算を施して得た検証用情報を生成し、前記状態報告出力部が、前記検証用情報を含む前記コンテンツ格納状態報告を出力するものを含む。
本発明の端末装置は、前記コンテンツ格納状態情報が、当該コンテンツの内容の一部を含むものを含む。
本発明のコンテンツ配信プログラムは、上記したコンテンツ配信方法における各ステップを、コンピュータを用いて実行するためのコンテンツ配信プログラムである。
本発明のコンテンツ配信サービスプログラムは、上記したコンテンツ配信サービス用コンピュータにおける前記コンテンツ配信指示部、前記格納状態管理部、前記送受信部を実現するためのコンテンツ配信サービスプログラムである。
本発明のコンテンツ配信サービスプログラムは、上記したコンテンツ配信サービス用コンピュータにおける前記コンテンツ配信指示部、前記格納状態管理部、前記送受信部、前記格納状態検証部を実現するためのコンテンツ配信サービスプログラムである。
本発明の端末プログラムは、上記した端末装置における前記状態報告生成部、前記状態報告出力部、及び前記コンテンツ状態変更部を、コンピュータを用いて実現するための端末プログラムである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、配信サービス提供者及びコンテンツ利用者双方の負担が少なく、コンテンツ利用者にとって、少ないコストでできるだけ多くのコンテンツを利用できるコンテンツ配信方法、コンテンツ配信サービスシステム、コンテンツ配信サービス用コンピュータ、及び、そのようなコンテンツ配信に利用可能な端末装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に、本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムの概略構成を示す。図1のコンテンツ配信システムは、端末装置1、ポータルサーバ3、コンテンツデータベース(以下、単に「コンテンツDB」と記述する。)4、コンテンツ配送サーバ5、キャビネット管理サーバ6、課金サーバ7を含んで構成され、端末装置1、ポータルサーバ3、コンテンツ配送サーバ5、キャビネット管理サーバ6は、インターネット等のネットワーク2に接続されている。
なお、図1では、端末装置1を1つのみ記載したが、実際にはさらに多くの端末装置が接続される。また、ポータルサーバ3、コンテンツ配送サーバ5、キャビネット管理サーバ6を別々のコンピュータで構成するものとして記載したが、これらのサーバの任意の2つあるいはすべてを1つのコンピュータで実現してもよい。
コンテンツDB4は、ネットワーク2を介して端末装置1に配信するコンテンツとそれに付随する情報を蓄積するものである。コンテンツに付随する情報には、コンテンツ名、アーティスト名、価格(評価額)、コンテンツサイズ等が含まれる。
ポータルサーバ3は、コンテンツの配信サービスに関する入り口となる情報、すなわちポータルページを提供するものである。ポータルページには、コンテンツDB4に蓄積されているコンテンツのうち提供可能なコンテンツのリスト、コンテンツ配信サービスに関する情報(サービス内容の説明、ニュース、アーティスト情報、提携サイトへのリンク、広告等)が含まれる。また、コンテンツの配信を受けるための手続き、コンテンツの配信を受けるための枠であるコンテンツ利用枠(以下、「キャビネット」と記述する。)を購入する手続きを行う際に、必要な情報の送受信を端末装置1との間で行う。さらに、提供したコンテンツ配信サービスの利用者、売上金額の情報を課金サーバへ通知し、代金の回収を依頼する。
課金サーバ7は、コンテンツ配信サービスの利用に伴う代金回収処理を行う。具体的には、後述するキャビネット購入が行われたときに、ポータルサーバ3からの指示により、購入されたキャビネットの代金回収を行うための課金処理を行う。代金回収方法としては、クレジット決済等各種方法が周知であるので、説明を省略する。
コンテンツ配送サーバ5は、ポータルサーバ3の依頼を受け、端末装置1のコンテンツ配送クライアント12と連携してコンテンツDB4に蓄積されているコンテンツを端末へ配送するものである。配送するコンテンツは、端末装置1からのコンテンツ配信要求を受けたコンテンツである。
キャビネット管理サーバ6は、端末装置1のキャビネットの状態、及びキャビネットに対応した配信済コンテンツの格納状態を管理するとともに、端末装置1におけるコンテンツの格納状態の検証も行う。
キャビネット管理サーバ6は、状態報告入力手段121、格納状態保持手段122、状態報告検証手段123、検証番号管理テーブル124を含んで構成される。格納状態保持手段122は、端末装置1が保持するキャビネットの情報、すなわちコンテンツの格納状態を示すコンテンツ格納状態情報を管理側コンテンツ格納状態情報として保持するものであり、状態報告入力手段121は、端末装置1の状態報告出力手段115からコンテンツ格納状態報告を受信するものである。また、状態報告検証手段123は、受信したコンテンツ格納状態報告が正しいものかどうかを検証するものであり、検証番号管理テーブル124は、検証処理結果が正しい場合に生成される検証番号をその検証番号の有効期限とともに記憶しておくものである。格納状態保持手段122は、状態報告出力手段115から受信したコンテンツ格納状態報告に基づいて管理側コンテンツ格納状態情報を生成し、更新するものであり、管理側コンテンツ格納状態情報の更新は、状態報告検証手段123における検証の結果が正しい場合に行われる。
キャビネット管理サーバ6は、端末装置1からのキャビネット購入要求があると、要求があった端末装置に対応したキャビネットを生成するとともに、ポータルサーバ3を介して課金サーバに対して課金処理を指示する。また、ポータルサーバ3は、端末装置1からのコンテンツ配信要求にしたがい、コンテンツ配送サーバ5に対してコンテンツの配信を指示する。その際、状態報告検証手段123の検証結果を検証番号管理テーブル124を参照して判断し、検証結果が成功の場合にのみコンテンツの配信を指示する。さらに、端末装置1における利用可能なコンテンツと削除済のコンテンツに関する情報に基づいて、端末装置1のキャビネットの残り枠を求め、残り枠の範囲でコンテンツの配信を指示する。
このように、ポータルサーバ3とキャビネット管理サーバ6とは、連携してコンテンツ配信サービスの管理を行う。なお、既述のように、ポータルサーバ3とキャビネット管理サーバ6は同一のコンピュータで実現してもよい。
端末装置1は、コンテンツの配信サービスを受ける利用者が使用するユーザ端末であり、例えば携帯無線端末である。端末装置1は、キャビネット管理クライアント11、コンテンツ配送クライアント12、ブラウザ13、プレーヤ14、無線通信手段15、情報保持手段111、情報変更手段113を含んで構成される。これらの手段は、所定のプログラムを実行するコンピュータを主体に実現され、コンテンツ配信サービスを受けるためのシステム管理用プログラムは、サービスを利用する前に配信を受け、インストールしておく。
キャビネット管理クライアント11は、端末装置1内のキャビネットの状態を管理するもので、格納状態保持手段112、状態報告生成手段114、状態報告出力手段115を含んで構成される。格納状態保持手段112は、配信されたコンテンツの端末装置1内の格納状態を示すコンテンツ格納状態情報と、コンテンツの格納状態の変更履歴を示す変更履歴情報を記憶する。状態報告生成手段114は、コンテンツ格納状態情報を含むコンテンツ格納状態報告を生成するものであり、状態報告出力手段115は、生成されたコンテンツ格納状態報告をキャビネット管理サーバ6の状態報告入力手段に出力するものである。なお、端末装置1とポータルサーバ3、コンテンツ配送サーバ5、キャビネット管理サーバ6との間の情報の送受信は、無線通信手段15、ネットワーク2を介して行われる。
コンテンツ配送クライアント12は、コンテンツ配送サーバ5と連携してコンテンツDB4上のコンテンツをダウンロードするものであり、ダウンロードされたコンテンツは、情報変更手段113を介して情報保持手段111に保存される。
ブラウザ13は、利用者が端末装置1を利用してコンテンツ配信、配信されたコンテンツの利用等を行う際のユーザインタフェースである。ブラウザ13は、具体的には、キャビネット管理クライアント11に問い合わせてキャビネットの状態を取得し表示する処理、配信可能なコンテンツ一覧をポータルサーバ3から取得して表示する処理、コンテンツ配信、キャビネット購入手続の際のポータルサーバ3とのやりとりにおけるGUIを提供する処理等を行う。また、コンテンツの配信を行う場合にコンテンツ配送クライアント12を起動する処理を行う。
プレーヤ14は、情報保持手段111に格納されているコンテンツ(映像、音声、アニメーション等)を再生するものであり、無線通信手段15は、端末装置1におけるネットワーク2を介した無線通信を制御するものである。
情報保持手段111は、配信されたコンテンツを保持するものである。情報変更手段113は、情報保持手段111が保持するコンテンツの状態を変更するものであり、変更の際には、格納状態保持手段112に変更内容を通知する。コンテンツの状態の変更には、新規保存、書き換えが含まれる。
図2に、キャビネット管理クライアント11の格納状態保持手段112に保持されるコンテンツ格納状態情報の一例を示す。図2に示すコンテンツ格納状態情報は、コンテンツ識別情報(コンテンツID)、キャビネット識別情報(キャビネットID)、状態、コンテンツ格納パス、コンテンツ内容を含み、配信されたコンテンツ毎に情報番号によって管理される。コンテンツ格納状態情報は、コンテンツの配信を行う毎に、新たなエントリが生成される。なお、コンテンツ格納状態情報には、端末装置毎に識別情報(ID)が付与され(図2では、「C87911」が付与されている。)、キャビネット管理サーバ6では、このIDに基づいてコンテンツ格納状態情報が管理される。
コンテンツIDは、配信サービスに提供されるコンテンツに付された識別情報であり、キャビネットIDは、コンテンツの配信に利用されたキャビネットに付された識別情報である。状態は、配信されたコンテンツの状態を示す情報であり、「available」は、そのコンテンツが端末装置1内で利用可能であることを示し、「deleted」は、そのコンテンツが削除され、利用不可能であることを示している。コンテンツ格納パスは、そのコンテンツが記憶されたアドレスを示している。コンテンツ内容は、情報保持手段111に保持されたコンテンツの一部分のバイナリデータを示すものである。
なお、コンテンツの削除は、そのコンテンツの少なくとも一部のデータを書き換えることによって行い、利用は不可能となる。
図3に、キャビネット管理クライアント11の格納状態保持手段112に保持される変更履歴情報の一例を示す。図3に示すコンテンツ変更履歴は、変更時刻、変更種別、キャビネットID、コンテンツID、サーバ報告時刻を含み、変更履歴毎に変更番号によって管理される。変更履歴情報は、キャビネットの購入、コンテンツの配信、コンテンツの削除を行う毎に、新たなエントリが生成される。なお、変更履歴情報には、端末装置毎に識別情報(ID)が付与され(図2では、「H28719」が付与されている。)、キャビネット管理サーバ6では、このIDに基づいて変更履歴情報が管理される。
変更時刻は、コンテンツの格納状態(キャビネットの状態)が変更された時刻を示すものであり、例えば、「20030612151029」は、2003年6月21日15時10分29秒を示す。変更種別は、キャビネットの購入、コンテンツの配信、コンテンツの削除のいずれかを示すもので、「buy」はキャビネットの購入、「add」はコンテンツの配信、「del」はコンテンツの削除を示す。キャビネットID、コンテンツIDは、図2で説明したものと同様である。
サーバ報告時刻は、その変更番号の変更履歴情報がキャビネット管理サーバ6に報告された時刻を示すものである。図3の例では、変更番号「e00007」の変更履歴情報にサーバ報告時刻が保持されていないが、これは、端末装置1内でコンテンツの状態が変更されたものの、キャビネット管理サーバ6に未報告であることを示している。すなわち、変更番号「e00007」の変更履歴情報は、2003年6月15日19時53分22秒に、キャビネットIDが「cab1903944」のキャビネットに保持された、コンテンツIDが「cnt5945」のコンテンツが削除されたが、その履歴情報はキャビネット管理サーバ6に未報告であることを示している。
以上説明したように、格納状態保持手段112には、キャビネットに対応するコンテンツの状態を示すコンテンツ格納状態情報と、配信されたコンテンツの変更、例えば新規記憶、削除、キャビネットの購入を示す変更履歴情報が記憶される。
端末装置毎のコンテンツ格納状態情報及び変更履歴情報は、同様のものがキャビネット管理サーバ6の格納状態保持手段122に、管理側コンテンツ格納状態情報及び管理側変更履歴情報として保持される。管理側コンテンツ格納状態情報及び管理側変更履歴情報の生成については、後述する。
次に、キャビネット管理クライアント11の状態報告生成手段114が行うコンテンツ格納状態報告生成処理について説明する。状態報告生成手段114は、コンテンツ格納状態情報及び変更履歴情報を利用してコンテンツ格納状態報告を生成する。
図4に、コンテンツ格納状態報告生成処理の概略フローを示す。ステップS101では、情報保持手段111に保持されたコンテンツの内容と、コンテンツ格納状態情報(図2参照)に含まれるコンテンツ内容の比較を行う。このステップは、コンテンツ格納状態情報の内容が正常である(壊れていない)ことを確認するために行うもので、ステップS102で比較結果が不一致と判断された場合には、キャビネットが壊れている旨を通知し(ステップS108)、終了する。キャビネットが壊れている場合には、キャビネット管理サーバ6からコンテンツ格納状態情報を取得して修復する。なお、コンテンツの削除が行われた場合には、そのコンテンツはランダムなデータで書き換えられるが、場合によってはその後コンテンツ格納パスで示すファイルがアクセスできない。その場合、削除されたコンテンツについてはコンテンツの内容が一致しないことになるので、削除されたコンテンツについては、コンテンツ内容の比較を行わないようにしてもよい。
コンテンツ内容が一致している場合は、ステップS103で、コンテンツ格納状態情報をコピーして、状態報告記憶領域(図示しないワークメモリに確保される。)に記憶する。次に、ステップS104で、変更履歴情報(図3参照)を参照して未報告の変更履歴情報の有無を確認し、未報告の変更履歴情報がある場合は、その情報を状態報告記憶領域に記憶する。変更履歴情報がキャビネット管理サーバ6に報告済かどうかは、既述のように変更履歴情報のサーバ報告時刻が記憶されているかどうかで判断する。
ステップS105では、記憶したコンテンツ格納状態情報と変更履歴情報を用いて所定の演算を行い、検証用情報を生成する。検証用情報の生成に用いる演算としては、例えばハッシュ演算を用いることができる。また、ハッシュ演算は、記憶したコンテンツ格納状態情報と変更履歴情報のすべてに対して行ってもよいし、一部に対して行ってもよい。そして、端末装置1の秘密鍵を用いて、生成した検証用情報を暗号化し(ステップS106)、状態報告記憶領域に記憶する(ステップS107)。なお、演算の種類及び演算対象についての情報システム管理用プログラムの配信時等に入手しておく。
図5及び図6に、生成したコンテンツ格納状態報告の一例を示す。この例は、図2のコンテンツ格納状態情報と図3の変更履歴情報を用いて生成したもので、図5では、コンテンツ格納状態報告を概念的に示し、図6では、送信されるデータを示す。
図5(a)は、図2に示すコンテンツ格納状態情報をそのまま記憶したもので、図5(b)は、図3に示す変更履歴情報のうちの変更番号「e00007」の変更履歴情報のみを記憶したものである。また、図5(c)は、図4のステップS107で生成された暗号化検証用情報である。なお、図5においては、コンテンツ格納状態情報及び変更履歴情報を一部省略して記載している。
図6は、図5に示すコンテンツ格納状態報告をタグ付きテキストデータで示したものであり、部分601は変更番号「e00007」の変更履歴情報に、部分602はコンテンツ格納状態情報に、部分603は暗号化検証用情報に対応する。
なお、以上の説明では、コンテンツ格納状態報告に含まれる変更履歴情報を未報告の変更履歴情報としたが、未報告のものだけでなく報告済みの変更履歴情報もコンテンツ格納状態報告に含めてもよい。
次に、キャビネット管理サーバ6の状態報告検証手段123が行うコンテンツ格納状態報告検証処理について説明する。状態報告検証手段123は、状態報告入力手段121を介して入力されたコンテンツ格納状態報告と、格納状態保持手段122に保持されている管理側コンテンツ格納状態情報及び管理側変更履歴情報とを利用して、入力されたコンテンツ格納状態報告の検証を行う。
図7に、コンテンツ格納状態報告検証処理の概略フローを示す。ステップS201では、格納状態保持手段122に保持された管理側コンテンツ格納状態情報に含まれるコンテンツの状態と、入力されたコンテンツ格納状態報告のコンテンツ格納状態情報に含まれるコンテンツの状態の比較を行う。管理側コンテンツ格納状態情報は、後述するように前回のコンテンツ格納状態報告を入力した時にその時点での端末装置1のコンテンツ格納状態情報と一致させているので、入力された変更履歴情報に含まれるコンテンツを除いて一致するはずである。したがって、このステップでは、入力された変更履歴情報に含まれるコンテンツを除くコンテンツについて一致するかどうかを判断する。
ステップS202で比較結果が不一致と判断された場合には、検証失敗と判断し、ステップS209で検証失敗を通知し、終了する。検証失敗の場合の動作については後述する。
コンテンツ内容が一致している場合は、ステップS203で、コンテンツ格納状態報告に含まれる暗号化検証用情報の復号を行う。復号は、端末装置1の公開鍵を用いて行う。 なお、端末装置1の公開鍵は、コンテンツ配信サービスの契約を行う際等に予め入手しておく。
ステップS204では、入力されたコンテンツ格納状態報告と格納状態保持手段122に保持されている管理側変更履歴情報を利用して管理側検証用情報を生成する。具体的には、管理側変更履歴情報に入力された変更履歴情報を追加し、この管理側変更履歴情報と入力されたコンテンツ格納状態情報にハッシュ演算等の演算処理を行い、管理側検証用情報を生成する。そして、ステップS205で、生成した管理側検証用情報と復号された検証用情報とを比較する。
ステップS206で比較結果が不一致と判断された場合は、検証失敗と判断し、ステップS209で検証失敗を通知し、終了する。
ステップS206で比較結果が一致と判断された場合は、検証成功と判断し、検証番号を生成して検証番号管理テーブル124に登録するとともに、生成した検証番号を通知する。検証番号は、その後のコンテンツ配信処理に利用するものである。
図8に、検証番号管理テーブル124の一例を示す。検証番号テーブル124には、検証番号毎にその登録日時及び有効期限が登録される。この例では、有効期限が1時間に設定されている。例えば、検証番号「ver81945271」は、2003年6月15日23時18分42秒に登録され、2003年6月16日0時18分42秒まで有効であることを示している。
検証成功と判断されると、格納状態保持手段122に保持されるコンテンツ状態情報、すなわち管理側コンテンツ格納状態情報と管理側変更履歴情報の更新指示を、格納状態保持手段122に対して行い(ステップS208)、終了する。
具体的に、格納状態保持手段に図9に示す管理側コンテンツ格納状態情報と図10に示す管理側変更履歴情報が記憶された状態で、図5に示すコンテンツ格納状態報告が入力された場合を考えてみる。ステップS201では、入力された変更番号「e0007」の変更履歴情報で示されるコンテンツIDが「cnt5945」のコンテンツを除くコンテンツの内容が比較される。この比較結果は一致するので、ステップS203以降の処理を行われる。
ステップS204の管理側検証用情報の生成に際しては、図10に示す管理側変更履歴情報に、入力された変更番号「e0007」の変更履歴情報が追加された変更履歴情報と、入力されたコンテンツ格納状態情報が利用される。したがって、生成される管理側検証用情報は、復号された検証用情報と一致することになり、検証成功と判断される。
検証成功と判断されるので、格納状態保持手段122に保持される管理側コンテンツ格納状態情報は、入力されたコンテンツ格納状態情報によって更新され、図2に示すものと同じ情報が管理側コンテンツ格納状態情報として記憶される。また、格納状態保持手段122に保持される管理側変更履歴情報には、変更番号「e0007」の変更履歴情報が追加され、図3に示すものと同じ情報が、管理側変更履歴情報として記憶される。
以上説明したように、端末装置1において記憶されるコンテンツ状態情報及び変更履歴情報を含むコンテンツ格納状態報告をキャビネット管理サーバ6で受信し、キャビネット管理サーバ6で管理される管理側コンテンツ格納状態情報及び管理側変更履歴情報と受信したコンテンツ格納状態報告を利用して検証を行い、検証結果に応じて管理側コンテンツ格納状態情報及び管理側変更履歴情報を更新するので、端末装置側のコンテンツ状態の変更を確実に把握することができる。また、コンテンツ格納状態報告には、ハッシュ演算等の演算によって求めた検証用情報が付加され、キャビネット管理サーバ6で別のデータから求めた管理側検証用情報と比較することにより、さらに確実な把握ができる。
例えば、この例に示すように、コンテンツの削除が行われた場合、コンテンツ格納状態情報の変更を確実に認識できるので、該当するコンテンツが削除されたものと判断することができる。また、コンテンツ格納状態情報には、当該コンテンツの少なくとも一部が含まれているので、虚偽のコンテンツ削除を示すコンテンツ格納状態報告があった場合でも、虚偽の報告であることを確実に検知できる。すなわち、コンテンツを削除した旨の情報を含むコンテンツ格納状態報告がされても、そのコンテンツの内容が変更されていない場合、その報告が虚偽であると検知できる。
したがって、後述するように、削除されたコンテンツに対応するキャビネットに空ができたと判断することができ、同じキャビネットで新たなコンテンツの配信を行うことができる。
次に、図1に示すコンテンツ配信システムを用いて、コンテンツの配信を受ける場合の動作を説明する。図11に、コンテンツ配信サービスのための各種情報をブラウズする場合の動作を示す。ここでは、サービスの提供を受けるための契約等(課金方法の届出等)が行われ、端末装置1に所定のシステム管理用プログラムがインストールされ、少なくとも1つのキャビネットが購入されて、格納状態保持手段112にコンテンツ格納状態情報と変更履歴情報を記憶するための領域が確保されているものとする。
コンテンツ配信サービスのための各種情報をブラウズする場合、利用者はレンタルページ閲覧要求F101をブラウザ13に対して入力する。具体的には、レンタルページを示すURLの入力によって行う。レンタルページ閲覧要求F101を受信したブラウザ13は、キャビネット管理クライアント6に対して状態報告送信要求F102を送信する。
状態報告送信要求F102を受信したキャビネット管理クライアント6は、コンテンツ格納状態報告を生成する(P101)。コンテンツ格納状態報告の生成は、図4で示した手順で行われ、生成したコンテンツ格納状態報告F103は、キャビネット管理サーバ6に送信され、キャビネット管理サーバ6では、受信したコンテンツ格納状態報告F103を利用して状態報告検証処理を行う(P102)。状態報告検証処理は、図7で示した手順で行われ、検証結果F104は、キャビネット管理クライアント11に送信され、キャビネット管理クライアント11は、検証結果F105をブラウザ13に送信する。なお、検証結果が成功の場合、検証結果F104及びF105とともに検証番号が送信される。
検証結果が検証失敗の場合、ブラウザ13は、図27に示すような画面を表示して終了する。図27の画面については、後述する。
検証結果が検証成功の場合、ブラウザ13は、レンタルページ要求F106をポータルサーバ3に送信する。このとき、合わせて検証番号も送信される。レンタルページ要求F106を受信したポータルサーバ3は、検証番号とともにコンテンツ状態要求F107をキャビネット管理サーバ6に送信する。コンテンツ状態要求F107を受信したキャビネット管理サーバ6は、受信した検証番号の確認を行い(P103)、確認できた場合には、確認結果とともにコンテンツ状態通知F108を行う。コンテンツ状態通知には、格納状態保持手段122に記憶されている管理側コンテンツ格納状態情報、管理側変更履歴情報が含まれる。なお、検証番号の確認処理(P103)は、検証番号管理テーブル124を参照し、確認時刻がその検証番号の有効期限を過ぎているかどうかによって行う。有効期限を過ぎている場合は、再度コンテンツ格納状態報告の生成、送信、検証が必要となる。
コンテンツ状態通知F108を受信すると、ポータルサーバ3は、配信(レンタル)可能なコンテンツの一覧情報及びキャビネット情報の生成を行う(P104)。
図12に、一覧情報及びキャビネット情報生成処理の概略動作フローを示す。ステップS301では、コンテンツDB4を参照して、公開可能なコンテンツを抽出する。図13に、コンテンツDBに備えられるコンテンツ情報テーブルの一例を示す。図13に示すように、コンテンツ情報テーブルには、コンテンツIDに対応させて、コンテンツのタイトル、コンテンツの製作者を示すアーティスト名、コンテンツのジャンルに関する情報とともに、公開開始日時情報と公開終了日時情報が記憶されている。
ステップS302では、キャビネット管理サーバ6から送信される管理側コンテンツ格納状態情報を参照し、公開可能なコンテンツのリストと対比させ、公開中のコンテンツを抽出する。そして、ステップS303で、公開中コンテンツを識別した公開可能なコンテンツ一覧リストを生成する。図14に、公開可能なコンテンツ一覧リストの一例を示す。 図14に示すように、管理側コンテンツ格納状態情報によって、配信され、かつ現在も利用可能なコンテンツであるコンテンツID「cnt1905」のコンテンツは、レンタル中として区別されている。
ステップS304では、キャビネット管理サーバ6から送信される管理側変更履歴情報を参照し、キャビネット情報を生成する。キャビネット情報は、購入したキャビネットを利用して配信したコンテンツがどの程度利用可能な状態にあるか、すなわち、キャビネットの空き具合がどの程度かを認識するための情報である。
図15に、キャビネット情報の一例を示す。図15のキャビネット情報は、図2に示すものと同様の管理側コンテンツ格納状態情報と、図3に示すものと同様の管理側変更履歴情報に基づいて生成したものである。図15は、キャビネットID「cab1844927」のキャビネットは、空きがなく、キャビネットID「cab1903944」のキャビネットは、4つ分の空きがあることを示している。なお、それぞれのキャビネットの容量は、キャビネットIDから認識できるようにしており、この例では、数字の上2桁が「18」のものは容量が2であり、数字の上2桁が「19」のものは容量が4である。
図11に戻って、一覧情報及びキャビネット情報を生成すると、ポータルサーバ3は、生成した一覧情報及びキャビネット情報をブラウザ13に送信するとともに、確認結果、及びレンタルページ生成指示F109を送信する。ブラウザ13は、受信した一覧情報及びキャビネット情報を利用してレンタルページ情報を生成し、レンタルページF110を提示する。
図22に、レンタルページ画面の表示例を示す。図22におけるアイコン1001は、容量が2のキャビネットを示し、アイコン1011、1012で示されるコンテンツによって占められていることを示している。一方、アイコン1002は、容量が4のキャビネットを示し、コンテンツによって占められていないことを示している。これらの表示情報は、図15のキャビネット情報を利用して生成される。
また、表1021は、公開中のコンテンツ一覧を示すものであり、図14の公開可能なコンテンツ一覧リストを利用して生成される。表1021には、4本の公開期間中のコンテンツに関する情報が表示され、そのうち、タイトルが「タイトルDEF」のコンテンツはレンタル中である(配信され、現在も利用可能な状態である)ことを示している。この表1021は、アイコン1006で示されるレンタルショップが公開可能なコンテンツを示すもので、他のレンタルショップが存在する場合は、別のレンタルショップを示すアイコンが表示され、そのアイコンを選択することによって、公開可能なコンテンツを示す別の表が表示される。
なお、アイコン1003は、コンテンツの再生を行うためのものであり、アイコン1004は、配信されたコンテンツの返却、すなわち削除を行うためのものであり、アイコン1005は、新たにキャビネットを購入するためのものである。コンテンツの返却を行う場合は、キャビネットを占めるコンテンツアイコンを、アイコン1004にドラッグすることにより行う。
図16、図17に、キャビネットを購入する場合の動作を示す。
キャビネットの購入を行う場合、利用者はキャビネット購入指示F201をブラウザ13に対して入力する。具体的には、図22に示すようなレンタルページ画面が表示された状態でキャビネット販売を行うためのアイコン1005を選択することによって入力する。アイコン1005が選択されると、購入可能なキャビネットの種別を示すアイコンが表示され、希望する種別のキャビネットの選択が可能となる。
図23に、キャビネット購入画面の表示例を示す。図23に示す表示画面は、既購入のキャビネットがアイコン1001で示す容量2だけであり、販売可能なキャビネットが3種類であり(それぞれアイコン1031、1032、1033で示す。)、容量4の「タイプ19」のキャビネットの購入を希望する場合の状態を示している。購入希望のキャビネットを示すアイコン(この場合はアイコン1032)を位置1132にドラッグすると、確認のためのダイアログ1041が表示され、「はい」のボタンを選択すると、キャビネットの種別がブラウザ13に入力される。
購入希望キャビネットの種別が入力されると、ブラウザ13はキャビネット追加準備要求F202をポータルサーバ3に送信し、ポータルサーバ3はキャビネット追加準備要求F203をキャビネット管理サーバ6に送信する。このとき、合わせて購入希望キャビネットの種別と先に取得した検証番号を送信する。
キャビネット管理サーバ6は、キャビネット追加準備要求F203を受信すると、まず検証番号の確認を行い(P103の処理と同様)、確認できた場合は、キャビネットIDを生成し(P201)、キャビネット追加準備完了通知F204を、生成したキャビネットID及び確認結果とともにポータルサーバ3に送信する。
キャビネット追加準備完了通知F204を受信したポータルサーバ3は、キャビネット追加準備完了通知F205を、キャビネットID及び確認結果とともにブラウザ13に送信する。キャビネット追加準備完了通知F205を受信すると、ブラウザ13は、キャビネット追加要求F206を受信したキャビネットIDとともに送信する。なお、キャビネット管理サーバ6における確認が失敗の場合は、キャビネットIDは生成されず、確認結果のみがブラウザ13に送信されるので、再度コンテンツ格納状態報告の生成、送信を行う。
キャビネット追加要求F206を受信すると、キャビネット管理クライアント11は、キャビネットを追加し、コンテンツ格納状態報告の生成を行う(P202)。キャビネットの追加は、格納状態保持手段112の変更履歴情報に新規の変更番号のエントリを追加する。また、コンテンツ格納状態報告の生成は、図4に示した手順で行う。
キャビネット管理クライアント11は、キャビネット管理サーバ6に対してコンテンツ格納状態報告F207を送信し、キャビネット管理サーバ6は、受信したコンテンツ格納状態報告の検証を行う(P203)。コンテンツ格納状態報告の検証は、図7で示した手順で行われ、検証結果F208は、キャビネット管理クライアント11に送信される。そして、キャビネット管理クライアント11は、キャビネット追加結果F209をブラウザ13に送信する。なお、処理P203での検証が成功の場合、検証結果F208及びキャビネット追加結果F209とともに検証番号が送信される。
検証結果が検証失敗の場合、ブラウザ13は、図27に示すような画面を表示して終了する。図27の画面については、後述する。
検証結果が検証成功の場合、ブラウザ13は、課金要求F210を検証番号とともにポータルサーバ3に送信し、課金要求F210を受信したポータルサーバ3は、コンテンツ状態要求F211を検証番号とともにキャビネット管理サーバ6に送信する。
コンテンツ状態要求F211を受信したキャビネット管理サーバ6は、検証番号の確認を行い(P204)、確認できた場合には、確認結果とともにコンテンツ状態通知F212を行う。コンテンツ状態通知には、格納状態保持手段122に記憶されている管理側コンテンツ格納状態情報、管理側変更履歴情報が含まれる。なお、検証番号の確認は、P103の処理と同様に行う。
コンテンツ状態通知F212を受信したポータルサーバ3は、課金サーバ7に対して課金要求F213を送信する。このとき、合わせて端末装置ID(端末装置IDから利用者IDが取得可能な場合は、利用者IDでもよい。)と請求額を送信する。課金要求F213を受信すると、課金サーバ7は、課金処理を行う(P205)。課金処理は、端末装置ID又は利用者IDによって特定される者に対して行う。そして、課金処理が終了すると、課金サーバ7は、課金完了通知F214をポータルサーバ3に送信する。
課金完了通知F214を受信すると、ポータルサーバ3は、配信(レンタル)可能なコンテンツの一覧情報及びキャビネット情報の生成を行う(P206)。この処理は、図11の説明における処理P104と同様である。一覧情報及びキャビネット情報を生成すると、ポータルサーバ3は、課金完了通知F215をブラウザ13に送信するとともに、合わせて生成した一覧情報及びキャビネット情報を送信する。
ブラウザ13は、受信した一覧情報及びキャビネット情報を利用してレンタルページ情報を生成し、レンタルページF216を提示する。図22に、レンタルページ画面の表示例を示す。この後、新規購入のキャビネットを利用して、コンテンツの配信を受けることができる。
図18、図19、図20に、コンテンツの配信を受ける(コンテンツをレンタルする)場合の動作を示す。
コンテンツをレンタルする場合、利用者はレンタル指示F301をブラウザ13に対して入力する。具体的には、図22に示すようなレンタルページ画面が表示された状態で、レンタル可能なコンテンツを示すアイコンを、キャビネットを示すアイコンにドラッグすることによって入力する。
コンテンツを示すアイコンをドラッグした場合のレンタルページ画面の一例を図24に示す。図24は、コンテンツのタイトルが「タイトルJKL」であるコンテンツをレンタルしようとして、そのコンテンツを示すアイコン1013を、キャビネットを示すアイコン1002上の位置1113にドラッグした時の表示画面を示すものである。このような操作を行うと、ブラウザ13は、タイトルが「タイトルJKL」であるコンテンツをアイコン1002で特定されるキャビネットを利用してレンタルしようとしていると判断し、ダイアログ1042を表示する。
この状態で、ダイアログ1042の「はい」ボタンを押すと、ブラウザ13は、レンタル配送準備要求F302を、レンタルを希望するコンテンツID、キャビネットID、検証番号とともにポータルサーバ3に送信する。レンタル配送準備要求F302を受信したポータルサーバ3は、検証番号とともにコンテンツ状態要求F303をキャビネット管理サーバ6に送信する。コンテンツ状態要求F303を受信したキャビネット管理サーバ6は、受信した検証番号の確認を行い(P301)、確認できた場合には、確認結果とともにコンテンツ状態通知F304を行う。コンテンツ状態通知には、格納状態保持手段122に記憶されている管理側コンテンツ格納状態情報、管理側変更履歴情報が含まれる。なお、検証番号の確認は、P103の処理と同様に行う。
コンテンツ状態通知F304を受信すると、ポータルサーバ3は、コンテンツ配送サーバ5に、コンテンツ配送準備要求F305を送信する。その時、合わせて配送を希望するコンテンツID、配送先のキャビネットIDを送信する。コンテンツ配送準備要求F305を受信すると、コンテンツ配送サーバ5は、コンテンツIDの確認を行い、配送番号を生成する(P302)。そして、コンテンツIDの確認結果(配送可能なコンテンツが否かの確認結果)、配送準備完了のコンテンツID、配送先のキャビネットID、配送番号とともに、コンテンツ配送準備完了通知F306をポータルサーバ3に送信する。
コンテンツ配送準備完了通知F306を受信したポータルサーバ3は、コンテンツIDの確認結果、配送番号とともにレンタル配送準備完了通知F307をブラウザ13に送信する。
レンタル配送準備完了通知F307を受信したブラウザ13は、配送準備完了のコンテンツID、配送先のキャビネットID、配送番号とともに受信開始要求F308をコンテンツ配送クライアント12に送信する。
受信開始要求F308を受信したコンテンツ配送クライアント12は、配送番号とともにコンテンツ配送開始要求F309をコンテンツ配送サーバ5に送信する。コンテンツ配送サーバ5は、ポータルサーバ3からのコンテンツ配送準備要求受信時に生成した配送番号と受信した配送番号との一致を確認し(P303)、一致している場合は、コンテンツ配送開始通知F310をコンテンツ配送クライアント12に送信する。このとき、合わせて配送番号、配送元を示す配送URL、コンテンツサイズを送信する。
コンテンツ配送クライアント12は、コンテンツ配送開始通知F310を受信すると、配送URLに基づいて、HTTPダウンロードによるコンテンツ配送をコンテンツ配送サーバ5との間で行う(P304)。そして、コンテンツの配送が完了すると、情報変更手段113に対して、コンテンツ保存要求F311を送信する。このとき、合わせて配送されたコンテンツのコンテンツID、キャビネットID、配送用一時ファイルのパスを送信する。情報変更手段113は、コンテンツ保存先のファイルパスとともにデータ格納要求F312を情報保持手段111に送信する。
情報保持手段111は、配送されたコンテンツを受信したファイルパスが示す位置に保存し、保存完了後、データ格納完了通知F313を情報変更手段113に送信する。この状態で、配送された新規のコンテンツが端末装置1の所定の領域に保持されたことになる。
データ格納完了通知F313を受信した情報変更手段113は、キャビネット管理クライアント11に、新規に保存したコンテンツのコンテンツID、キャビネットID、コンテンツへのファイルパスとともに、コンテンツ状態変更要求F314を送信する。
コンテンツ状態変更要求F314を受信したキャビネット管理クライアント11は、コンテンツ状態保持部112のコンテンツ状態を変更する(P305)。具体的には、変更履歴情報に、新規のエントリを追加し、変更時刻、変更種別(この場合は、コンテンツの配信であるので「add」)、キャビネットID、コンテンツIDを記憶する。また、コンテンツ格納状態情報に、新規のコンテンツを追加し、コンテンツID、キャビネットID、状態(この場合は、利用可能であるので、「available」)コンテンツ格納パス、コンテンツ内容(情報保持手段111からコンテンツの一部のバイナリデータを読み出す。)を記憶する。
コンテンツ状態の変更が終了すると、キャビネット管理クライアント11は、情報変更手段113にコンテンツ状態変更完了通知F315を送信し、情報変更手段113は、コンテンツ配送クライアント12にコンテンツ保存完了通知F316を送信する。そして、コンテンツ配送クライアント12は、ブラウザ13に受信完了通知F317を送信する。
ブラウザ13は、受信完了通知F317を受信すると、キャビネット管理クライアント11に対して状態報告送信要求F318を送信する。
状態報告送信要求F318を受信したキャビネット管理クライアント11は、コンテンツ格納状態報告を生成する(P306)。コンテンツ格納状態報告の生成は、図4で示した手順で行われ、生成したコンテンツ格納状態報告F319は、キャビネット管理サーバ6に送信され、キャビネット管理サーバ6では、受信したコンテンツ格納状態報告F319を利用して状態報告検証処理を行う(P307)。状態報告検証処理は、図7で示した手順で行われ、検証結果F320は、キャビネット管理クライアント11に送信され、キャビネット管理クライアント11は、検証結果F321をブラウザ13に送信する。なお、検証結果が成功の場合、検証結果F320及びF321とともに検証番号が送信される。
検証結果が検証成功の場合、ブラウザ13は、レンタルページ要求F322をポータルサーバ3に送信する。このとき、合わせて検証番号も送信される。レンタルページ要求F322を受信したポータルサーバ3は、検証番号とともにコンテンツ状態要求F323をキャビネット管理サーバ6に送信する。コンテンツ状態要求F323を受信したキャビネット管理サーバ6は、受信した検証番号の確認を行い(P308)、確認できた場合には、確認結果とともにコンテンツ状態通知F324を行う。コンテンツ状態通知には、格納状態保持手段122に記憶されている管理側コンテンツ格納状態情報、管理側変更履歴情報が含まれる。なお、検証番号の確認は、P103の処理と同様に行う。
コンテンツ状態通知F324を受信すると、ポータルサーバ3は、配信(レンタル)可能なコンテンツの一覧情報及びキャビネット情報の生成を行う(P309)。この処理は、図11の処理P104と同様に行う。
一覧情報及びキャビネット情報を生成すると、ポータルサーバ3は、生成した一覧情報及びキャビネット情報をブラウザ13に送信するとともに、確認結果、及びレンタルページ生成指示F325を送信する。ブラウザ13は、受信した一覧情報及びキャビネット情報を利用してレンタルページ情報を生成し、レンタルページF326を提示する。
なお、利用者がレンタル指示F301を入力しようとして、レンタル可能なコンテンツを示すアイコンを、キャビネットを示すアイコンにドラッグしたとき、そのアイコンが示すキャビネットに空きがなく、かつ他に空きがある購入済キャビネットがない場合、ブラウザ13は、配信済のコンテンツの返却又はキャビネットの追加購入を促す。
図25に、その場合のブラウザの表示画面の一例を示す。図25は、レンタル可能なコンテンツを示すアイコン1013を、キャビネットを示すアイコン1001にドラッグした場合の表示画面である。アイコン1001が示すキャビネットの容量は2であり、そのキャビネットを利用してアイコン1011、1012が示す2本のコンテンツがレンタルされている。したがって、これ以上のコンテンツのレンタルは不可であるので、ダイアログ1045を表示して、レンタル済のコンテンツの返却又はキャビネットの追加購入を促す。
図21に、コンテンツの返却を行う(コンテンツを削除する)場合の動作を示す。
コンテンツの返却を行う場合、利用者は返却指示F401をブラウザ13に対して入力する。具体的には、図22に示すようなレンタルページ画面が表示された状態で、レンタル済のコンテンツを示すアイコンを、返却を示すアイコンにドラッグすることによって入力する。返却処理は、ポータルサーバ3に接続したオンライン状態だけでなく、オフライン状態でも行うことができる。この場合、前回の(オンライン動作時でもオフライン動作時でもよい。)レンタルページ画面に利用したデータをブラウザ13が保持しておき、そのデータを利用して表示する。
コンテンツを示すアイコンをドラッグした場合のレンタルページ画面の一例を図26に示す。図26は、コンテンツのタイトルが「タイトルJKL」であるレンタル済のコンテンツを返却するために、そのコンテンツを示すアイコン1013を、返却を示すアイコン1004上にドラッグした時の表示画面を示すものである。このような操作を行うと、ブラウザ13は、タイトルが「タイトルJKL」であるコンテンツを返却しようとしていると判断し、ダイアログ1043を表示する。
この状態で、ダイアログ1043の「はい」ボタンを押すと、ブラウザ13は、コンテンツ削除要求F402を、返却を希望するコンテンツID、キャビネットIDとともに情報変更手段113に送信する。コンテンツ削除要求F402を受信した情報変更手段113は、ファイルパスとともにデータ変更要求F403を情報保持手段111に送信する。データ変更要求F403を受信した情報保持手段111は、受信したファイルパスに基づいてそのコンテンツが利用不可となるようにランダムな値で上書きする(P401)。そして、上書きが完了すると、データ変更完了通知F404を情報変更手段113に送信する。
情報変更手段113は、削除したコンテンツのコンテンツID,キャビネットID、ファイルパスとともに、コンテンツ状態変更要求F405をキャビネット管理クライアント11に送信する。
コンテンツ状態変更要求F405を受信したキャビネット管理クライアント11は、コンテンツ状態を変更する(P402)。具体的には、格納状態保持手段112の変更履歴情報に、新規のエントリを追加し、変更時刻、変更種別(この場合は、コンテンツの削除であるので「del」)、キャビネットID、コンテンツIDを記憶する。また、コンテンツ格納状態情報の該当するコンテンツの情報を書き換える。すなわち、そのコンテンツの状態が、「available」であったものを「deleted」に書き換え、ファイルパスを利用してコンテンツの一部のバイナリデータを読み出し、コンテンツ内容を書き換える。この時点では情報保持手段111の該当する記憶領域のデータはランダムなデータに上書きされているので、コンテンツ格納状態情報のコンテンツ内容もランダムなデータに書き換えられる。
コンテンツ状態の変更が終了すると、キャビネット管理クライアント11は、情報変更手段113にコンテンツ状態変更完了通知F406を送信し、情報変更手段113は、ブラウザ13にコンテンツ削除完了通知F407を送信する。そして、ブラウザ13は、利用者に対して返却完了F408を提示する。
オフラインでコンテンツの返却処理を行った場合、キャビネット管理クライアント11の格納状態保持手段112に記憶されるコンテンツ格納状態情報と変更履歴情報は、キャビネット管理サーバ6の格納状態保持手段122に記憶される管理側コンテンツ格納状態情報と管理側変更履歴情報と一致しないが、次にオンラインとなったときに一致するので問題ない。
コンテンツ格納状態報告の検証を行ったときに(例えば、図11の処理P102、図16の処理P203、図19の処理307)検証失敗の場合は、図27に示すような画面を表示し、キャビネットの再インストールを促す。その場合、キャビネット及びコンテンツが壊れていることを意味するアイコン1051、1052、1061、1062を表示するとともに、ダイアログ1044を表示して、再インストールを促す。
以上の説明では、配信に供されるコンテンツの価値(価格)は、一定で返却時にも価値が低下しないものとして説明したが、コンテンツ毎に価値が異なり、返却時の価値も変動するようにしてもよい。その場合は、公開可能なコンテンツの一覧の表示時、及び返却コンテンツの選択時に、それぞれのコンテンツの価値を示す情報を表示する。また、コンテンツのレンタル時には、キャビネットの空き部分に相当する価値とレンタルしようとするコンテンツの価値を比較してレンタル可否の判断を行うようにしてもよいし、両者の差額を課金するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明のコンテンツ配信システムでは、キャビネット購入時のみの金銭決済でシステムを運営できる。また、コンテンツの利用者及び提供者は、配信したコンテンツの利用期限を管理する必要がない。すなわち、供給者は、利用者毎にその時点で利用可能となっているコンテンツを管理するだけでよく、利用者は、新規に利用したいコンテンツがある場合にのみ、コンテンツの管理を行うだけで充分である。
したがって、利用者は、個々のコンテンツの利用期間を短くすることにより、一定のコストで、ほぼ無限の数のコンテンツを利用することができる。また、必要な場合は、特定のコンテンツを購入と同じように、永久的に利用することができる。
本発明は、配信サービス提供者及びコンテンツ利用者双方の負担が少なくなり、また、コンテンツ利用者にとって、少ないコストでできるだけ多くのコンテンツを利用できるようになるコンテンツ配信方法等として有用である。
本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムの概略構成を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ格納状態情報の一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおける変更履歴情報の一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ格納状態報告生成処理の概略フローを示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ格納状態報告の一例を概念的に示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ格納状態報告の一例の送信データを示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ格納状態報告検証処理の概略フローを示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおける検証番号管理テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおける管理側コンテンツ格納状態情報の一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおける管理側変更履歴情報の一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信サービスのための各種情報をブラウズする場合の動作を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおける一覧情報及びキャビネット情報生成処理の概略動作フローを示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ情報テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおける公開可能なコンテンツ一覧リストの一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるキャビネット情報の一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるキャビネットを購入する場合の動作を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるキャビネットを購入する場合の動作を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツの配信を受ける場合の動作を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツの配信を受ける場合の動作を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツの配信を受ける場合の動作を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツの返却を行う場合の動作を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるレンタルページ画面の表示例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるキャビネット購入画面の表示例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信要求時の画面の表示例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおける配信不可時のブラウザの表示画面の一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ返却時の表示画面の一例を示す図 本発明の実施の形態を説明するためのコンテンツ配信システムにおける検証失敗時のブラウザの表示画面の一例を示す図
符号の説明
1・・・端末装置
2・・・ネットワーク
3・・・ポータルサーバ
4・・・コンテンツデータベース
5・・・コンテンツ配送サーバ
6・・・キャビネット管理サーバ
7・・・課金サーバ
11・・・キャビネット管理クライアント
12・・・コンテンツ配送クライアント
13・・・ブラウザ
14・・・プレーヤ
15・・・無線通信手段
111・・・情報保持手段
112・・・格納状態保持手段
113・・・情報変更手段
114・・・状態報告生成手段
115・・・状態報告出力手段
121・・・状態報告入力手段
122・・・格納状態保持手段
123・・・状態報告検証手段
124・・・検証番号管理テーブル

Claims (23)

  1. ネットワークに接続されたコンピュータを利用してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信方法であって、
    前記ネットワークに接続可能なユーザ端末からのコンテンツ利用枠生成要求にしたがって、前記ユーザ端末毎のコンテンツ利用枠を生成する利用枠生成ステップと、
    前記ユーザ端末からのコンテンツ配信要求にしたがい、前記ユーザ端末に対してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信ステップと、
    前記ユーザ端末における前記コンテンツ配信ステップで配信されたコンテンツの格納状態を示すコンテンツ格納状態情報を管理側コンテンツ格納状態情報として管理する格納状態管理ステップと、
    前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報を含むコンテンツ格納状態報告を受信する状態報告受信ステップと、を備え、
    前記格納状態管理ステップは、前記状態報告受信ステップで受信した前記コンテンツ格納状態報告に基づいて、前記管理側コンテンツ格納状態情報を更新する格納状態情報更新ステップを含み、
    前記コンテンツ配信ステップは、前記管理側コンテンツ格納状態情報に含まれる利用可能なコンテンツと削除済のコンテンツに関する情報に基づいて、前記コンテンツ利用枠の残り枠を求め、前記残り枠の範囲で前記コンテンツ配信要求にしたがったコンテンツの配信を行うコンテンツ配信方法。
  2. 請求項1記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記状態報告受信ステップで受信した前記コンテンツ格納状態報告と前記管理側コンテンツ格納状態情報とに基づいて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の検証を行う格納状態検証ステップを、さらに備え、
    前記格納状態情報更新ステップ及び前記コンテンツ配信ステップは、前記格納状態検証ステップの検証結果が成功の場合に実行されるコンテンツ配信方法。
  3. 請求項2記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ格納状態報告は、前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の変更履歴を示す変更履歴情報を含み、
    前記格納状態検証ステップは、前記変更履歴情報と前記管理側コンテンツ格納状態情報に基づいて求めたコンテンツ格納状態情報と前記コンテンツ格納状態報告に含まれるコンテンツ格納状態情報とを比較するステップを含むコンテンツ配信方法。
  4. 請求項3記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ格納状態報告に含まれる前記変更履歴情報は、前記ユーザ端末から未報告の変更履歴を示すものであるコンテンツ配信方法。
  5. 請求項3又は4記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記格納状態管理ステップは、合わせて前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報の変更履歴を管理側変更履歴情報として管理するものであり、
    前記コンテンツ格納状態報告は、前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報と前記変更履歴情報に所定の演算を施して得た検証用情報を含み、
    前記格納状態検証ステップは、前記コンテンツ格納状態報告に含まれるコンテンツ格納状態情報と前記管理側変更履歴情報に所定の演算を施して得た管理側検証用情報と前記コンテンツ格納状態報告に含まれる前記検証用情報とを比較するステップを含むコンテンツ配信方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ格納状態情報は、前記ユーザ端末における当該コンテンツの内容の一部を含むコンテンツ配信方法。
  7. ネットワークに接続されたコンピュータを利用してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信方法であって、
    前記ネットワークに接続可能なユーザ端末からのコンテンツ利用枠生成要求にしたがって、前記ユーザ端末毎のコンテンツ利用枠を生成する利用枠生成ステップと、
    前記ユーザ端末からのコンテンツ配信要求にしたがい、前記ユーザ端末に対してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信ステップと、
    前記利用枠生成ステップで生成した前記コンテンツ利用枠と、対応するコンテンツの前記ユーザ端末における状態を管理するコンテンツ利用状態管理ステップと、
    前記ユーザ端末における前記配信されたコンテンツの削除を示す削除情報を受信する削除情報受信ステップと、を備え、
    前記コンテンツ配信ステップは、前記コンテンツ配信ステップで配信したコンテンツに関する情報と前記削除情報受信ステップで削除情報を受信したコンテンツとに関する情報に基づいて、前記コンテンツ利用枠の残り枠を求め、前記残り枠の範囲で前記コンテンツ配信要求にしたがったコンテンツの配信を行うコンテンツ配信方法。
  8. ネットワークを介したコンテンツ配信の管理を行うコンテンツ配信サービス用コンピュータであって、
    前記ネットワークに接続可能なユーザ端末からのコンテンツ配信要求にしたがい、前記ユーザ端末に対してコンテンツの配信を指示するコンテンツ配信指示部と、
    前記ユーザ端末におけるコンテンツの格納状態を示すコンテンツ格納状態情報を管理側コンテンツ格納状態情報として管理する格納状態管理部と、
    前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報を含むコンテンツ格納状態報告を前記ユーザ端末から受信する受信部と、を備え、
    前記格納状態管理部は、前記コンテンツ格納状態報告に基づいて前記管理側コンテンツ格納状態情報を更新する格納状態情報更新機能を有し、
    前記コンテンツ配信指示部は、前記管理側コンテンツ格納状態情報に含まれる利用可能なコンテンツと削除済のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザ端末のコンテンツ利用枠の残り枠を求め、前記残り枠の範囲で前記コンテンツ配信要求にしたがったコンテンツの配信を指示するコンテンツ配信サービス用コンピュータ。
  9. 請求項8記載のコンテンツ配信サービス用コンピュータであって、
    前記コンテンツ格納状態報告と前記管理側コンテンツ格納状態情報とに基づいて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の検証を行う格納状態検証部を、さらに備え、
    前記格納状態管理部は、前記格納状態検証部の検証結果が成功の場合に前記管理側コンテンツ格納状態情報を更新し、
    前記コンテンツ配信指示部は、前記格納状態検証部の検証結果が成功の場合に前記コンテンツの配信を指示するコンテンツ配信サービス用コンピュータ。
  10. 請求項9記載のコンテンツ配信サービス用コンピュータであって、
    前記コンテンツ格納状態報告は、前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の変更履歴を示す変更履歴情報を含み、
    前記格納状態検証部は、前記変更履歴情報と前記管理側コンテンツ格納状態情報に基づいて求めたコンテンツ格納状態情報と前記コンテンツ格納状態報告に含まれるコンテンツ格納状態情報とを比較することによって前記コンテンツの格納状態の検証を行うコンテンツ配信サービス用コンピュータ。
  11. 請求項10記載のコンテンツ配信サービス用コンピュータであって、
    前記コンテンツ格納状態報告に含まれる前記変更履歴情報は、前記ユーザ端末からの未報告の変更履歴を示すものであるコンテンツ配信サービス用コンピュータ。
  12. 請求項10又は11記載のコンテンツ配信サービス用コンピュータであって、
    前記格納状態管理部は、合わせて前記ユーザ端末における前記コンテンツの格納状態の変更履歴を管理側変更履歴情報として管理するものであり、
    前記コンテンツ格納状態報告は、前記ユーザ端末における前記コンテンツ格納状態情報と前記変更履歴情報に所定の演算を施して得た検証用情報を含み、
    前記格納状態検証部は、前記管理側コンテンツ格納状態情報と前記管理側変更履歴情報に所定の演算を施して得た管理側検証用情報と前記コンテンツ格納状態報告に含まれる前記検証用情報とを比較することによって前記コンテンツの格納状態の検証を行うコンテンツ配信サービス用コンピュータ。
  13. 請求項8ないし12のいずれか1項記載のコンテンツ配信サービス用コンピュータであって、
    前記コンテンツ格納状態情報は、当該コンテンツの内容の一部を含むコンテンツ配信サービス用コンピュータ。
  14. ネットワークに接続されたコンピュータを利用して、ユーザ端末に対するコンテンツの配信サービスを行うコンテンツ配信サービスシステムであって、
    配信サービスに供されるコンテンツを蓄積するコンテンツデータベースと、
    前記ネットワークに接続され、前記コンテンツデータベースに蓄積されたコンテンツを前記ユーザ端末に配信するコンテンツ配送サーバと、
    前記ネットワークに接続され、すべての前記ユーザ端末のコンテンツ利用枠及びコンテンツ格納状態を管理する管理サーバと、
    前記コンテンツ利用枠の購入に対する課金処理を行う課金サーバと、を備え、
    前記管理サーバは、前記ユーザ端末からのコンテンツ利用枠生成要求にしたがい、前記ユーザ端末毎のコンテンツ利用枠を生成するとともに、前記課金サーバに対して課金処理を指示する利用枠生成機能と、前記ユーザ端末からのコンテンツ配信要求にしたがい、前記コンテンツ配送サーバに対して前記コンテンツの配信を指示するコンテンツ配信指示機能を有し、前記ユーザ端末において利用可能なコンテンツと削除済のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザ端末のコンテンツ利用枠の残り枠を求め、前記残り枠の範囲で前記コンテンツの配信を指示するコンテンツ配信サービスシステム。
  15. ネットワークを介してコンテンツの配信を受ける端末装置であって、
    配信を受けたコンテンツを記憶するコンテンツ保持部と、
    前記配信を受けたコンテンツの格納状態を示すコンテンツ格納状態情報と前記コンテンツの格納状態の変更履歴を示す変更履歴情報を記憶するコンテンツ状態保持部と、
    前記コンテンツ格納状態情報を含むコンテンツ格納状態報告を生成する状態報告生成部と、
    前記状態報告生成部で生成した前記コンテンツ格納状態報告を出力する状態報告出力部と、
    前記コンテンツ保持部に記憶されたコンテンツの削除を含むコンテンツ格納状態を変更するコンテンツ状態変更部と、を備える端末装置。
  16. 請求項15記載の端末装置であって、
    前記状態報告生成部は、前記変更履歴情報を含むコンテンツ格納状態報告を生成する端末装置。
  17. 請求項16記載の端末装置であって、
    前記変更履歴情報は、前記状態報告出力部から未出力の前記変更履歴情報である端末装置。
  18. 請求項16又は17記載の端末装置であって、
    前記状態報告生成部は、前記コンテンツ格納状態情報と前記変更履歴情報に所定の演算を施して得た検証用情報を生成し、
    前記状態報告出力部は、前記検証用情報を含む前記コンテンツ格納状態報告を出力する端末装置。
  19. 請求項15ないし18のいずれか1項記載の端末装置であって、
    前記コンテンツ格納状態情報は、当該コンテンツの内容の一部を含む端末装置。
  20. 請求項1ないし6のいずれか1項記載のコンテンツ配信方法における各ステップを、コンピュータを用いて実行するためのコンテンツ配信プログラム。
  21. 請求項8ないし13のいずれか1項記載のコンテンツ配信サービス用コンピュータにおける前記コンテンツ配信指示部、前記格納状態管理部、前記送受信部を実現するためのコンテンツ配信サービスプログラム。
  22. 請求項9ないし13のいずれか1項記載のコンテンツ配信サービス用コンピュータにおける前記コンテンツ配信指示部、前記格納状態管理部、前記送受信部、前記格納状態検証部を実現するためのコンテンツ配信サービスプログラム。
  23. 請求項15ないし19のいずれか1項記載の端末装置における前記状態報告生成部、前記状態報告出力部、及び前記コンテンツ状態変更部を、コンピュータを用いて実現するための端末プログラム。
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