JP2013250757A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013250757A JP2013250757A JP2012124797A JP2012124797A JP2013250757A JP 2013250757 A JP2013250757 A JP 2013250757A JP 2012124797 A JP2012124797 A JP 2012124797A JP 2012124797 A JP2012124797 A JP 2012124797A JP 2013250757 A JP2013250757 A JP 2013250757A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimensional
- dimensional image
- image
- viewpoint
- image information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
【課題】3次元表示器に表示される3次元画像から2次元画像を得ること。
【解決手段】3次元表示器において3次元画像情報を入力して3次元画像を表示し、3次元表示器に入力される3次元画像情報に含まれる複数の2次元画像情報の中から、印刷対象となる2次元画像を示す2次元画像情報を決定する。
【選択図】図4
【解決手段】3次元表示器において3次元画像情報を入力して3次元画像を表示し、3次元表示器に入力される3次元画像情報に含まれる複数の2次元画像情報の中から、印刷対象となる2次元画像を示す2次元画像情報を決定する。
【選択図】図4
Description
本発明は、3次元画像を表示し、表示されている3次元画像を2次元画像として記録装置で記録可能にする画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
3次元画像を表示することが可能な3次元表示器を有する画像処理装置にレーザプリンター等の所謂記録装置を接続し、3次元表示器で表示された3次元画像を2次元画像として記録装置を用いて紙媒体に記録したいといった潜在ニーズが有る。
特許文献1には3次元画像情報から、任意の視点から見た印刷用の2次元画像を得る技術が開示されている。具体的には、3次元画像情報から、任意の視点から見た2次元画像情報を生成して、生成した2次元画像情報が示す2次元画像を一般的なモニタである2次元表示器に表示する。そして、この表示に用いられた2次元画像情報を使用して印刷用の2次元画像を得る技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1は、3次元画像情報を用いているものの、あくまで2次元表示器に表示される2次元画像を印刷することが開示されているに過ぎない。すなわち、3次元表示器に表示される3次元画像を印刷用の2次元画像として得る手法が存在しておらず、例えばユーザーが3次元表示器に表示された3次元画像を確認しながら任意の2次元画像を印刷することができなかった。
本発明に係る画像処理装置は、3次元画像情報を入力して3次元画像を表示する3次元表示手段と、前記3次元表示手段に入力される3次元画像情報に含まれる複数の2次元画像情報の中から、印刷対象となる2次元画像を示す2次元画像情報を決定する決定手段とを備える。
本発明によれば、3次元表示器に表示された3次元画像を2次元画像として記録可能にすることが出来る。
実施例の説明に先立って、本明細書で用いる用語について簡単に説明する。
2次元画像は、表示器で表示されたり、プリンターなど記録されたりする、例えば人や風景などを表す2次元の画像そのものを示している。
3次元画像は、3次元表示器で表示される、例えば人や風景などを表す3次元の画像そのものを示している。すなわち、3次元画像は、視差を有する複数の2次元画像で構成される。例えば左目用および右目用の2つの2次元画像が交互に配置される画像である。
2次元画像情報または3次元画像情報は、上記の2次元画像または3次元画像を表示・記録するための信号源を示している。
2次元記録画像信号は、2次元画像情報のうち、画像を記録するための信号源を示している。
次に、簡単に3次元表示器について説明する。3次元表示器は、3次元画像情報として、その表示器の1つの画面中に複数の2次元画像を示す複数の2次元画像情報を同時に表示している。具体的には、3次元表示器に表示される2次元画像は、少なくとも左目および右目の各視点から見た2枚以上の複数の2次元画像情報に基づいている。したがって、其の3次元表示器によって立体表示された3次元画像から、1つの視点における印刷用の2次元画像を得るには、上記する複数の2次元画像の情報の中から印刷すべき2次元画像情報の選択が求められることになる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、画像処理装置を例に説明するが、これに限定されるものではない。
<実施例1>
図1は、実施例1の画像処理装置1の一例を示す概略図である。図1に於いて本実施例の画像処理装置1は一般的なパーソナルコンピュータ(以後PCと称する)3を有し、ネットワーク回線110等から3次元画像情報等を、ネットワーク制御部90を介して取得する。また画像処理装置1は、3次元画像情報に基づいた3次元画像を立体表示する為の表示器2を有する。また画像処理装置は、表示器2で表示された3次元画像からキーボード50等を用いてユーザーが所望する視点から見た2次元画像を選択し、2次元画像をプリンター100で印刷する。
図1は、実施例1の画像処理装置1の一例を示す概略図である。図1に於いて本実施例の画像処理装置1は一般的なパーソナルコンピュータ(以後PCと称する)3を有し、ネットワーク回線110等から3次元画像情報等を、ネットワーク制御部90を介して取得する。また画像処理装置1は、3次元画像情報に基づいた3次元画像を立体表示する為の表示器2を有する。また画像処理装置は、表示器2で表示された3次元画像からキーボード50等を用いてユーザーが所望する視点から見た2次元画像を選択し、2次元画像をプリンター100で印刷する。
PC3はCPU(Central Processing Unit)10で制御される。PC3は、3次元画像情報や本実施例に用いられるプログラム等を保持する記憶装置80を有する。またPC3は、本各種設定を格納するROM(Read Only Memory)60及び、一時的な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)70を有する。表示器2は、3次元画像を表示する3次元表示器30を有する。また、表示器2は、3次元表示器の表示面にタッチパネル40を有し、先のキーボード50と同様にユーザーのPC3への入力を可能にする。撮像装置20は一般的表示器に装備された物で、ユーザーの位置を認識する為に3次元表示器30の近傍に設けられている。
図2は、図1で示した表示器2をより詳細に説明する図である。図2(A)に於いて3次元表示器30として用いられるレンチキュラー多視点表示器は、液晶表示器300とその全面にレンチキュラーレンズ301とを有する。更にその全面にタッチパネル40を有し、画面中央部に撮像装置20を有する。
図2(B)に、多視点の画像を表示する為の、各レンチキュラーレンズ301と相対位置が保証された各表示画素とを示す。図2(B)の3次元表示器30は、ユーザーが6方向からこの3次元表示器30を見た場合の3次元画像の表示を可能にする為、各1つのレンチキュラーレンズ内に画素302から画素303までの一続きの7つの表示画素を持つ。尚、3次元表示器30は公知の技術で一般的に実現される物で、カラー表示可能であるが、説明を簡略化する為、本実施例での3次元表示器30は単色表示可能であるものとし、また以後の図において表示画素の並びを1次元的に表現する。なお、以下で単に「視点」と述べる場合、3次元表示器30の位置からみたユーザーの両目の位置のことを示し、1つの「視点」にはユーザーの右目用の画像と左目用の画像とが届けられる。
図2(C)と図2(D)に其々異なる視点1と視点4から人が見た場合に見える画素を示す。即ちレンチキュラーレンズ301の光学特性に依って、視点1のユーザーの右目では画素2のみが、視点1のユーザーの左目では画素1のみが見える。また、視点4のユーザーの右目では画素5のみが、視点4のユーザーの左目では画素4のみが見える。このようなレンチキュラーレンズによる3次元画像の表示は公知の原理であり、本明細書では説明を省略する。
図3は、上記6つの視点とその視点に対応する画像を表示する為に撮影した撮影画像との関係を示す図である。其々の視点ではユーザーの左右のそれぞれの眼で見た画像に相当する2つの2次元画像が撮影される。同一被写体を視点1から視点6まで連続的に3次元表示する為に、視点N(Nは1〜6のいずれかの整数)においてユーザーの左目に届けられる画像Nは、視点N−1におけるユーザーの右目に届けられる画像と同じである。これらの画像を示す2次元画像情報を分割して先のレンチキュラーレンズ301と相対位置を保った液晶表示画素で表示すれば、図3で示す視点から被写体を見た際と同じ立体像を見る事が出来る。即ち図2(C)及び図2(D)で示す画素1は視点1の左側で撮影した2次元画像(画像1)を示す2次元画像情報の1部であり、画素2は視点1の右側で撮影した2次元画像(画像2)を示す2次元画像情報の1部である。また、画素4は視点4の左側で撮影した2次元画像(画像4)を示す2次元画像情報の1部であり、画素5は視点4の右側で撮影した2次元画像(画像5)を示す2次元画像情報の1部である。
図4は、実施例1の画像処理装置1の機能ブロックの一例を示す図である。画像処理装置は、3次元画像情報取得部401と、3次元画像表示部402と、2次元画像決定部403と、印刷制御部404とを有する。
3次元画像情報取得部401は、CPU10によって制御される。3次元画像情報取得部401は、記憶装置80またはネットワーク制御部90から3次元画像情報を取得する。3次元画像表示部402は、表示器2に対応する。3次元画像表示部402は、3次元画像情報取得部401で取得した3次元画像情報に基づいて、3次元画像を表示する。2次元画像決定部403は、CPU10によって制御され、タッチパネル40、キーボード50、または撮像装置20を用いてユーザーが所望する2次元画像を決定する。詳細については後述する。印刷制御部404は、CPU10によって制御され、2次元画像決定部403にて決定された2次元画像を示す2次元画像情報から、当該2次元画像を印刷するための2次元記録画像信号を導出して、プリンター100にて当該2次元画像を印刷するように制御する。
図5は本実施例による3次元画像表示部402が多視点3次元画像を表示している状態で、ユーザーが所望する2次元画像を印刷する際のフローを示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU10がROM60または記憶装置80に記憶されているプログラムをRAMに展開し実行することで実現され、図1で示した各部は以下のフローチャートの処理に従って制御される。該フローチャートを用いて本実施例の処理の流れを詳説する。なお、多視点3次元画像とは、図3で示すように同一被写体を複数の視点から撮影して得られた複数の視点の3次元画像のことである。
3次元画像表示部402は、ステップS500にて、一般の例えば撮影した3次元画像をアルバムとして閲覧できるアプリケーションプログラム等の実行に応じて、3次元画像を3次元表示器30で3次元表示する。ステップS501では、CPU10が特定の方向(視点)から見た2次元画像の印刷要求があるか否かを判定する。ステップS501では、例えばCPU10がアプリケーションプログラム中の印刷キー等をユーザーが選択した場合、2次元画像の印刷要求があると判定して処理はステップS502に分岐する。
本実施例においては、2次元画像を選択する前に、どの視点から見た場合の画像を印刷したいかを決定する処理が行われる。すなわち、2次元画像決定部403において、多視点3次元画像のうち、どの視点から見た画像を印刷対象とするかを決定する処理が行われる。
ステップS502は3次元画像表示部402に表示された多視点3次元画像から、2次元画像決定部403が特定の視点の3次元画像を決定するステップである。ステップS502で3次元画像表示部402は、タッチパネル40の操作によるスクロールバーの移動に応じて前述の6視点を有する多視点3次元画像の各視点から見た3次元画像を順次3次元表示器30の正面に表示させる。3次元表示する為の3次元画像情報は既定の規格に合致しているものとする。3次元画像表示部402は、記憶装置80やRAM70に保持され、3次元画像情報取得部401で取得された3次元画像情報の中から、必要に応じて図1の3次元表示器が有する表示用記憶素子(図示せず)に各視点の3次元画像情報を選択的に供給して表示を行う。
図6はユーザーが多視点3次元画像から所望する視点を選択する手順を説明する図である。3次元表示器30の中央部の表示領域600に表示する情報は、図2で説明した多視点3次元画像を表示するための3次元画像情報から特定の視点の3次元画像を表示するための3次元画像情報に切り替わる。すなわち、3次元表示器30を正面から見た場合のみユーザーが3次元画像を見ることができるように、3次元画像表示部402は各視点から見た3次元画像を順次表示するように表示制御する。具体的には、画面下部に表示された視点選択ボタン601をタッチパネル40の操作で矢印方向にスクロールする。すると、ボタン601の位置に応じて表示領域600の領域に表示される情報が、視点6、視点5、視点4、視点3、視点2、視点1の順に3次元画像に切り替わる。
多視点3次元画像は1つのレンチキュラーレンズ内の各視点から見た3次元画像である。多視点3次元画像を表示する為には、多視点3次元画像を構成する全ての2次元画像情報を含む3次元画像情報603を表示する。しかし、処理がステップS502に分岐すると、視点選択ボタン601の位置に応じて、例えば、視点6用の3次元画像情報604が示す3次元画像を表示領域600に表示する。視点6用の3次元画像情報604は、3次元表示器30の略正面から見た場合に視点6の3次元画像を表示する為の情報に変更されている。すなわち、3次元画像表示部402は、レンチキュラーレンズの略中央部の画素位置に視点6の2次元画像情報6及び2次元画像情報7を表示し、他の画素位置は黒データに固定すれ。これにより、正面から見れば視点6の3次元画像が見え、それ以外の角度からは何も見えなくなる。つまり、ステップS502では、多視点3次元画像を示す3次元画像情報の一部を書き換えて、特定の視点の3次元画像を示す3次元画像情報に変更(あるいは生成)する処理が行われる。
従って視点選択ボタン601をユーザーが、矢印方向に移動させた場合、其の位置に応じて、表示する3次元画像情報を、視点6の3次元画像を表示する3次元画像情報604から他の視点を表示する3次元画像情報に変更する。これにより、視点選択ボタン601で指示された視点から見た3次元画像を順次表示出来る。また、特定された視点の3次元画像以外の3次元画像については表示されない処理(無効化処理)が施されているので、3次元表示器をユーザーが異なる角度で見ることによって所望する画像と異なる画像が印刷用の画像として選択されることを防止することができる。ユーザーはこの視点選択ボタン601をスクロールして、所望の視点からの3次元画像が表示された状態で画面右下の決定ボタン602を押下する。3次元画像決定部403がユーザーの決定ボタン602の押下をステップS503で検知した場合、視点特定がされて、印刷すべき視点の3次元画像が決定され、処理がステップS504に分岐する。決定ボタン602が押下されるまで、ステップS502の処理を繰り返す。
ここで図6を用いて3次元画像情報と2次元画像情報の関係について補足する。前述したように2次元画像情報は、2次元画像を表示するための信号源である。例えば、視点6の3次元画像のうち左目に対応する2次元画像を示す2次元画像情報6は、3次元表示器30のレンチキュラーレンズと相対位置が保証された所定の画素位置に表示される画像データである。3次元画像情報には、これらの複数の2次元画像情報が含まれており、かつその各2次元画像情報が配置される相対位置を示す情報も含まれている。図6の例では、3次元画像情報は、符号603や符号604で示すデータ構造を表す情報のことである。なお、3次元画像情報や2次元画像情報には、上述した情報またはデータのほかにも、撮影時に得られる各種の情報など他の情報が含まれていても良い。
ステップS504では、2次元画像決定部403が、先の決定ボタン602で決定された視点での3次元画像から印刷すべき2次元画像情報を決める為に既定の設定をROM60から読み込む。ROM60には一般的な初期設定として、事前に1視点の3次元画像を2次元表示したり2次元印刷する際に、両目用の2種の2次元画像情報の内、右目用を用いるか、或いは左目用を用いるかを予め既定した設定が記憶されている。本実施例では、左目用を用いることが初期設定されているものとする。尚、本実施例では初期設定を用いる例について説明するが、3次元画像から2次元画像を決定する際に、ユーザーにその都度選択させても良い。
本実施例では左目用を用いる事が既定されている為、2次元画像情報特定処理の結果、ステップS505では、ステップS503で決定された視点の左目用の2次元画像をプレビュー表示する。
図7は選択された2次元画像のプレビュー表示の一例を示す図である。図6で説明した様に視点が選択された際には表示領域600には其々左右の目に対応する2種類の2次元情報がストライプ状に表示されるが、ステップS505では更に其のうちの左目用の2次元画像情報のみを画面700に表示する。
例えば、ステップS503で視点6が選択された場合、3次元画像情報702が示す様に各レンチキュラーレンズの略中央画素位置に画像データ6に対応する2次元画像情報のみを表示し、他は全て黒データに固定する。画面700を略正面から見た場合、視点6の左目用の2次元画像のみが表示される。この場合、右目には何も見えない状態になり、奥行き感の無い2次元画像の表示がされることになる。
ユーザーは画面700に表示された2次元画像を確認した後、印刷ボタン701を押下し、この押下を印刷制御部404がステップS506で検知した場合、ステップS506からステップS507に分岐して印刷の為の処理が行われる。
図8は例として視点3の3次元画像が選択され、左目用の画像3の2次元画像情報が決定されて、決定された2次元画像情報から2次元記録画像信号を生成するステップS507の処理過程の一例を説明する図である。ここで説明される処理は、印刷制御部404によって実行される。2次元画像情報3は図3で示す様に視点3の左目用に撮影された2次元画像を示す情報である。2次元画像情報3は、3次元画像情報として短冊状に分割された後、レンチキュラーレンズ800、801及び802・・・内の相対位置が既定された液晶表示画素位置809、810及び811・・・で表示される。従って、レンチキュラーレンズ800、801及び802・・・が十分小さい場合は良いが、其々レンチキュラーレンズの大きさに応じてレンズ内に分割される画素数が多くなると個々の画像が粗くなり、紙等に高密度で記録する場合は品質が低下する可能性がある。そこで、本実施例では、隣接する各レンチキュラーレンズn,n+1,n+2の2次元画像情報3に対応する位置の画素の画像データ3(n),3(n+1),3(n+2)を用いる。そして、2次元画像情報3に対応する位置の画素の画像データ3(n),3(n+1),3(n+2)の画素間に補間した値を適用した画像データを用いて高品位な2次元記録画像信号を生成する。
図8は所謂公知の線形補間処理を実施する例である。2次元画像情報3に対応する画素809と810との間に補間画素803、804、805、806、807及び808の2次元記録画像信号を生成する。補間画素の2次元記録画像信号は、補間元となる2次元画像情報3の其々の画素位置809及び810からの距離に応じて補間される。例えば、図8で示すように、2次元画像情報の画像データ3(n)と3(n+1)を用いる式に従って2次元記録画像信号を生成する。尚、レンチキュラーレンズの大きさや記録装置の記録密度に応じて補間して生成する記録画素数は本実施例の6画素に限定されるものでも無く、補間方式も線形補間に限定されない事は述べるまでも無い。以上が、ステップS507において印刷制御部404が2次元記録画像信号を生成する処理である。
そしてステップS508では、印刷制御部404は、ステップS507で生成した2次元記録画像信号をプリンター100に出力する。プリンター100は受信した2次元記録画像信号に基づいて印刷処理を実行する。これによってプリンター100はユーザーが指示した視点からの2次元画像を記録紙等の記録媒体上に記録することが可能になる。
以上、本実施例によれば、3次元表示された3次元画像を示す3次元画像情報からユーザーが指示した視点からの2次元画像を記録紙等の記録媒体上に記録する事が可能に成る。また、視点を特定する際に、他の視点に係る2次元画像情報を無効化することにより、ユーザーが所望する視点を確実に特定することができ、誤った視点の画像の印刷を防止することができる。また、印刷に用いる2次元記録画像信号を生成する際に、当該視点に対応する2次元画像情報の隣接した位置の画像データを用いて補間することによって高品位な2次元記録画像を生成することができ、高品位な2次元画像を記録することができる。
尚、図8を用いた説明では、ステップS503で決定された視点以外の位置(画素位置803〜808など)の画素値を補間した3次元画像情報を2次元記録画像信号とした。しかし、本発明はこれだけに限定されない。ステップS503で決定された視点以外の位置(画素位置803〜808など)の画素値を無視して、ステップS503で決定された視点の位置(画素位置809、810、811など)の画素値を並べた画像情報を2次元記録画像信号としても良い。
また、本実施例では、印刷のために3次元画像情報に基づいて2次元画像情報を生成したが、本発明は、3次元画像情報に基づいて処理対象となる2次元画像情報を生成する目的としては印刷に限られない。すなわち、3次元画像中の所望の2次元画像に対して画像処理を行うために、3次元画像情報に基づいて2次元画像情報を生成する場合にも本発明は適用可能である。
<実施例2>
次に、印刷対象となる視点の画像を決定する別の実施例を説明する。実施例1では、所望する視点の画像を決定する為の図5のステップS502で、図6に示す様に画面上で3次元表示器30の正面から見える3次元の視点画像を順次視点を切り替えて表示させた例を説明した。実施例2では、図9に示すように同一画面900中に選択可能な各視点の3次元画像をそれぞれ表示させる。即ち視点1の3次元画像901、視点2の3次元画像902、視点3の3次元画像903、視点4の3次元画像904、視点5の3次元画像905及び視点6の3次元画像906を表示領域内900に表示させる。また、各3次元画像が表示される領域付近に表示した選択ボタン907をユーザーに選択させて所望する視点画像を決定する。尚、実施例1と同様に、表示する各視点の3次元画像を其々略正面から見た場合に立体画像として同時に見せる処理をする。すなわち、レンチキュラーレンズの中央部の表示画素位置に左右の眼で見える2次元画像情報対のみを表示し、他の画素位置は黒データに固定した3次元画像情報を表示して、正面以外の角度からは何も見えなくする。
次に、印刷対象となる視点の画像を決定する別の実施例を説明する。実施例1では、所望する視点の画像を決定する為の図5のステップS502で、図6に示す様に画面上で3次元表示器30の正面から見える3次元の視点画像を順次視点を切り替えて表示させた例を説明した。実施例2では、図9に示すように同一画面900中に選択可能な各視点の3次元画像をそれぞれ表示させる。即ち視点1の3次元画像901、視点2の3次元画像902、視点3の3次元画像903、視点4の3次元画像904、視点5の3次元画像905及び視点6の3次元画像906を表示領域内900に表示させる。また、各3次元画像が表示される領域付近に表示した選択ボタン907をユーザーに選択させて所望する視点画像を決定する。尚、実施例1と同様に、表示する各視点の3次元画像を其々略正面から見た場合に立体画像として同時に見せる処理をする。すなわち、レンチキュラーレンズの中央部の表示画素位置に左右の眼で見える2次元画像情報対のみを表示し、他の画素位置は黒データに固定した3次元画像情報を表示して、正面以外の角度からは何も見えなくする。
実施例2の選択方法を用いることにより、同時に多視点の3次元画像を比較出来る為、選択がより容易に成る利点を有する。
<実施例3>
実施例2では、ユーザーが所望する視点の画像を選択する為の図5のステップS502について、実施例1とは異なる処理を、図9を用いて詳説した。すなわち、実施例2では、図9に示すように、同一画面900中に選択可能な各視点の3次元画像を表示させてユーザーに所望する視点の3次元画像を選択させる例を説明した。実施例3では、図10を用いて多視点3次元画像から所望する2次元画像をユーザーに選択させるための別の処理を詳説する。
実施例2では、ユーザーが所望する視点の画像を選択する為の図5のステップS502について、実施例1とは異なる処理を、図9を用いて詳説した。すなわち、実施例2では、図9に示すように、同一画面900中に選択可能な各視点の3次元画像を表示させてユーザーに所望する視点の3次元画像を選択させる例を説明した。実施例3では、図10を用いて多視点3次元画像から所望する2次元画像をユーザーに選択させるための別の処理を詳説する。
実施例3では、先に説明したステップS504の処理、即ち2次元画像として左右どちらの目用の画像を用いるかの設定を、予め読み出す、またはユーザーに指定させることにより、その設定された目用の画像を2次元表示して、ユーザーに選択させる。すなわち、実施例1及び2では、ユーザーが視点を選択する際に3次元画像を表示していたが、実施例3では、ユーザーが視点を選択する際に2次元画像を表示する例を説明する。
図10は、左目用の画像を用いる設定がされている場合の例を示している。視点1の左目用2次元画像901、視点2の左目用2次元画像902、視点3の左目用2次元画像903、視点4の左目用2次元画像904、視点5の左目用2次元画像905及び視点6の左目用2次元画像906を表示する。また、各2次元画像の表示領域付近に表示した選択ボタン907をユーザーに選択させて所望する視点の2次元画像を決定する。尚、表示する各視点の2次元画像をユーザーが略正面から見た場合に同時に見せる処理をする。すなわち、各レンチキュラーレンズの略中央部の画素位置に左の眼でのみ見える各視点の2次元画像情報のみを表示し、他の画素位置は黒データに固定した3次元画像情報を表示して正面以外の角度からは何も見えなくする。
実施例3の処理は3次元画像ではなく直接2次元画像をプレビューのように表示する。従って、より実際に印刷される画像に近い画像を見て選択出来る為、従来の印刷プレビューの様に、より正確な選択が出来る利点を有する。
<実施例4>
先の実施例1から3ではユーザーに所望する視点の3次元画像及び2次元画像を選択させる例について説明した。実施例4では、ユーザーの操作に依らず、自動でユーザーの所望する視点画像を特定する処理を説明する。
先の実施例1から3ではユーザーに所望する視点の3次元画像及び2次元画像を選択させる例について説明した。実施例4では、ユーザーの操作に依らず、自動でユーザーの所望する視点画像を特定する処理を説明する。
実施例4では、ユーザーが2次元印刷の意思表示を行った時点のユーザーを撮像装置20で撮影する。その後、撮影した画像からユーザーの表示器30に対する位置を認識して、ユーザーの表示器30に対する視点を確定する。この確定したユーザーの視点から表示器30を見た場合に表示される3次元画像をユーザーが所望する視点の3次元画像として決定する。
図11は実施例4に係る処理を説明するフローチャートである。このフローチャートは、CPU10がROM60または記憶装置80に記憶されているプログラムをRAMに展開し実行することで実現される。先に図4で説明した実施例1と同じ処理は同じ番号で記述する。実施例4では、ステップS502の処理がステップS510の処理に変更されている。実施例1で説明した処理については説明を省略する。視点を認識する処理のステップS510を図12及び図13を用いて詳説する。図12に視点認識の原理を示す。図13に視点認識の処理ステップS510の詳細の処理フロー図を示す。2次元画像決定部403が、図13に示す処理を実行する。図13に於いてステップS1311において、2次元画像決定部403は撮像装置20を制御して表示器30の中央に設置された撮像装置20で正面を撮影し、図12の画像1200を示す画像データを得る。この撮影画像1200を示す画像データを図1のRAM70に一時記憶しておき、ステップS1312において、2次元画像決定部403は公知のパターンマッチング顔認識技術でユーザーの顔の位置を特定する。一般に人の顔認識は横に並ぶ1対の目の存在に着目して容易にその重心位置を認識出来る。
図12を用いて認識したユーザーの顔の位置からユーザーの視点を特定する原理を詳説する。一般に両目の視差を利用した3次元表示器は観察者が表示器から所定の距離Lm離れた位置で最も立体画像を良好に見る事が出来る。即ち、撮影されたユーザーは表示器30から略この距離Lm離れた位置で撮影されたと推定することが出来る。従って、得られた撮影画像のユーザーの両目の間隔Liが標準的に8cmだと想定して、ユーザーの位置の表示器中央からのズレLoを求める事が出来る。又図12に於いて表示器30の前Lmの位置に示す仮想のライン1201上のユーザーの位置、即ち点Pから表示器30の中央を目指す方向がユーザーの視点と言える。このようにしてズレLoを求める処理を、2次元画像決定部403はステップS1313において実行する。
多視点3次元表示器30を点Pの位置から見た場合、予め撮影され、表示されたどの視点の3次元画像が最も良好に見えるかを判定することでユーザーが所望する視点の画像を決定することができる。
即ち表示器中央からのズレLoが正の値なら、視点1か、視点2か、視点3のいずれかであり、表示器中央からのズレLoが負の値なら、視点6か、視点5か、視点4のいずれかである。
図12で図示するように、推定されたユーザーの位置Pと各表示されている3次元画像の視線が仮想のライン1201と交わる位置を比較して、ユーザーの位置Pに近い視線を求めれば、その視点に対応する画像が、ユーザーが所望する3次元画像と判定できる。尚距離L1は視点3と視点2を識別する閾値、L2は視点2と視点1を識別する閾値、距離−L1は視点4と視点5を識別する閾値、−L2は視点5と視点6を識別する閾値である。これらは、其々ライン1201と両視線が交わる中間点の表示器30の中央からの距離とすることができる。
図13に戻って説明を続ける。2次元画像決定部403は、ステップS1314でまずLoの符号を判定する。符号が正の場合すなわちLoが正の数である場合、ステップS1315に分岐する。ステップS1315でLo>L2ならば2次元画像決定部403はユーザーの視点を視点1に決定する(ステップS1319)。ステップS1315でLo>L2でなければ、ステップS1316に分岐する。ステップS1316でLo>L1ならば2次元画像決定部403は、ユーザーの視点を視点2に決定する(ステップS1318)。一方、ステップS1316でLo≦L1ならば2次元画像決定部403は、ユーザーの視点を視点は3に決定する(ステップS1317)。
ステップS1314の判定で、Loの符号が負の場合すなわちLoが負の数あるいは0である場合、ステップS1320に分岐する。ステップS1320でLo<−L2ならば2次元画像決定部403は、ユーザーの視点を視点6に決定する(ステップS1324)。ステップS1320でLo<−L2でないならばステップS1321に分岐する。ステップS1321でLo<−L1ならば2次元画像決定部403は、ユーザーの視点を視点5に決定する(ステップS1323)。ステップS1321でLo≧−L1ならば2次元画像決定部403はユーザーの視点を視点4に決定する(ステップS1322)。なお、図12で示す撮影画像1200の例ではユーザーの視点は視点2として決定される。
以上の処理により図11のステップS510の視点認識処理でユーザーが所望する3次元画像が視点2として決定される。その後、2次元画像決定部403は、ステップS504で設定が左目用の2次元画像であれば、視点2の左目用画像を使って先の実施例同様に以降の処理を行う。
実施例4の処理によれば、実施例1から3で説明した処理に比べてユーザーの操作を不要とする為、操作性の優れた実施例と言える。
<実施例5>
実施例1では、先に図5及び図11を用いてステップS505として3次元表示器30で2次元画像を表示する例を詳説した。実施例5では上記ステップS505を2次元画像決定部403が実行する際の別の例を、図14を用いて詳説する。先の実施例では左右の目用の2枚の2次元画像の内、一律に一方を選択して表示する例を説明した。実施例5では、図14に示すように3次元表示器30をその中央から左右に表示領域を2分する。すなわち、3次元表示器30の表示領域を、第1の表示領域と第2の表示領域とに分割する。図14で示す右反面の領域140は左目用の2次元画像情報を表示し、左半面の領域141は右目用の2次元画像情報を表示する。即ち視点1の画像を表示する場合、右反面の領域140は左目用の2次元画像情報1を表示し、左半面の領域141は右目用の2次元画像情報2を表示する。このように、実施例5では、ステップS504での設定に関わらず、左目用の2次元画像情報及び右目用の2次元画像情報の両方を表示する。このように表示処理することでユーザーが表示器30全面に表示された2次元画像をどちらか一方の目のみで見る事に対する違和感を緩和する効果が得られる。
実施例1では、先に図5及び図11を用いてステップS505として3次元表示器30で2次元画像を表示する例を詳説した。実施例5では上記ステップS505を2次元画像決定部403が実行する際の別の例を、図14を用いて詳説する。先の実施例では左右の目用の2枚の2次元画像の内、一律に一方を選択して表示する例を説明した。実施例5では、図14に示すように3次元表示器30をその中央から左右に表示領域を2分する。すなわち、3次元表示器30の表示領域を、第1の表示領域と第2の表示領域とに分割する。図14で示す右反面の領域140は左目用の2次元画像情報を表示し、左半面の領域141は右目用の2次元画像情報を表示する。即ち視点1の画像を表示する場合、右反面の領域140は左目用の2次元画像情報1を表示し、左半面の領域141は右目用の2次元画像情報2を表示する。このように、実施例5では、ステップS504での設定に関わらず、左目用の2次元画像情報及び右目用の2次元画像情報の両方を表示する。このように表示処理することでユーザーが表示器30全面に表示された2次元画像をどちらか一方の目のみで見る事に対する違和感を緩和する効果が得られる。
<実施例6>
図15を用いて2次元画像決定部403が2次元画像を決定するために3次元表示器で2次元画像を表示する処理の別の例を詳説する。図15は視点1における2次元画像を表示する例を示している。3次元画像情報150には2次元画像1を示す2次元画像情報1の情報が含まれ、他の画素位置は黒データに変更されている。また、実施例5のように左右に分割することなく、表示画面の全面に左目用の2次元画像1を表示する。一方、3次元画像情報151には2次元画像2を示す2次元画像情報2の情報が含まれ、他の画素位置は黒データに変更されている。また、実施例5のように左右に分割することなく、表示画面の全面に右目用の2次元画像2を表示する。図15は画面の上から下にかけて時間軸が遷移する様子を示している。
図15を用いて2次元画像決定部403が2次元画像を決定するために3次元表示器で2次元画像を表示する処理の別の例を詳説する。図15は視点1における2次元画像を表示する例を示している。3次元画像情報150には2次元画像1を示す2次元画像情報1の情報が含まれ、他の画素位置は黒データに変更されている。また、実施例5のように左右に分割することなく、表示画面の全面に左目用の2次元画像1を表示する。一方、3次元画像情報151には2次元画像2を示す2次元画像情報2の情報が含まれ、他の画素位置は黒データに変更されている。また、実施例5のように左右に分割することなく、表示画面の全面に右目用の2次元画像2を表示する。図15は画面の上から下にかけて時間軸が遷移する様子を示している。
即ち実施例6は、両目用の2次元画像を交互に動画像的に切り替えて表示する。実施例5では画面中央部で左右画面が不連続に切り替わる部分が目障りに成る画像が有るが、一般的に1秒間に30画面程度の頻度で両画像を交互に表示すれば、残像の少ない表示器30の場合、殆ど違和感無く両目で見ても2次元画像として見る事が出来る。尚、図15に示す様に略正面から見て其々の目で見る事の出来る表示画素位置に2次元画像情報1及び2次元画像情報2を表示する事は述べるまでも無い。
<実施例7>
先の実施例は視差分割方式としてレンチキュラーレンズを用いた多視点3次元表示器を用いた実施例を詳説した。しかしながら、3次元表示器30はレンチキュラーレンズを用いるものに限定されることなく他の3次元表示器を用いることも可能である。実施例7では、パララックスバリア方式の3次元表示器を用いる例について説明する。図16に実施例7で用いるパララックスバリア方式の3次元表示器の表示原理を示す。例えば図16に示すパララックスバリア方式の表示器300は、表示画面の手前に左右の目から見た視線上に互いに他方の目用の表示画素からの光を遮る為の光学的なバリア160を有する。
先の実施例は視差分割方式としてレンチキュラーレンズを用いた多視点3次元表示器を用いた実施例を詳説した。しかしながら、3次元表示器30はレンチキュラーレンズを用いるものに限定されることなく他の3次元表示器を用いることも可能である。実施例7では、パララックスバリア方式の3次元表示器を用いる例について説明する。図16に実施例7で用いるパララックスバリア方式の3次元表示器の表示原理を示す。例えば図16に示すパララックスバリア方式の表示器300は、表示画面の手前に左右の目から見た視線上に互いに他方の目用の表示画素からの光を遮る為の光学的なバリア160を有する。
従って図16に示す様に右目からは左目用画素はパララックスバリア160で光路が遮光され、逆に左目からは右目用画素はパララックスバリア160で光路が遮光される。その結果両目には両目の視点で撮影された異なる視点の画像が見える為、立体表示がなされる。
図17を用いて、該パララックスバリア方式の3次元表示器を使った実施例を詳説する。図17中液晶表示器300は其々右目用表示画素170と左目用表示画素171とを隣接対として有している。視点1から見た3次元画像を表示する場合、3次元画像情報172は右目用画素位置に図3に示す画像2の2次元画像情報を、左目用画素位置に画像1の2次元画像情報を、其々短冊状に分解して表示すれば良い。ここで、多視点画像として図17に示す様に各視点の3次元画像情報を有する場合、先のレンチキュラー方式の場合同様に、順次表示する3次元画像情報を切り替えて表示すれば、所望する視点の画像を選択することができる。また、2次元画像を表示或いは記録する際に用いる2次元画像情報も先の実施例同様に予め設定されたどちらかの目用の2次元画像情報を用いれば良い。2次元画像決定部403は、用いる3次元表示器の原理に応じて表示する2次元画像情報または3次元画像情報を選択して3次元表示器で表示する事が出来る。
すなわち、図6及び図9で説明した、視点を選択する際の各視点の3次元画像情報については3次元画像情報172や173を直接用いれば同様に実施が可能である。又図7、図10、図14及び図15で説明した2次元画像を表示する際には左右どちらかの目用の画素の表示を有効にし、他方を黒データに固定すれば、同様に実施が可能である。
パララックスバリア方式の3次元表示器を用いた3次元表示器の例では同時に多視点3次元表示は出来ないが、画素密度の高い表示が可能であり、より2次元記録画像に近い高精細な画像を参照しながら所望する2次元画像を選択する事が出来る。
図18を用いてパララックスバリア方式の3次元表示器を用いた場合、印刷制御部404が、2次元記録画像信号を生成する処理の例を詳説する。視点Nの3次元画像が選択されており、2次元画像情報は右目用が設定されているものとする。この場合、印刷制御部404は、視点Nの右目用の2次元画像情報から2次元記録画像信号1を生成する。
一般にパララックスバリア方式の3次元表示器は先のレンチキュラーレンズを用いた方式と異なり、表示器自体に液晶表示画素を拡大して表示する光学部材を持たない。従って、隣接する右目用の2次元画像情報180及び181は其々の表示画素位置間に左目用の表示画素を持つ為、被写体上でも表示1画素分離れた点の画像を表示している。その為、2次元記録画像信号を生成する際には、上記左目用画素位置に相当する位置の画像信号を補間処理で生成する。
印刷制御部404は、生成される2次元記録画像信号1は、右目用の2次元画像情報に対応する画素位置の画像データ182はそのまま右目用の2次元画像情報180から得られるデータを設定する。一方、2次元記録画像信号1の補間画素位置の画像データ183は、当該画素位置に隣接する右目用の2次元画像情報に対応する画素位置の画像データ180を設定する。即ち記録の際は右目用の2次元画像情報を重複して用いて生成する。
尚、パララックスバリア方式の3次元表示器の画素が粗い場合には、2次元記録画像信号2として図示する様に、隣接する右目用の2次元画像情報180及び181に対応する画素位置の画像データの平均値を、補間画素位置の画像データ184とする。
以上、パララックスバリア方式の3次元表示器を用いた実施例ではより高精細な2次元記録画像信号を生成する事が出来る。
<その他の実施例>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (16)
- 3次元画像情報を入力して3次元画像を表示する3次元表示手段と、
前記3次元表示手段に入力される3次元画像情報に含まれる複数の2次元画像情報の中から、印刷対象となる2次元画像を示す2次元画像情報を決定する決定手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 複数の視点に対応する複数の3次元画像を前記3次元表示手段に表示させる表示制御手段をさらに備え、
前記決定手段は、
前記3次元表示手段に表示される前記複数の視点に対応する複数の3次元画像から、印刷対象となる視点の3次元画像を特定する視点特定手段と、
前記視点特定手段により特定された3次元画像を構成する複数の2次元画像情報のうち、印刷対象となる2次元画像を示す2次元画像情報を特定する2次元画像情報特定手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記2次元画像情報特定手段は、予め設定された情報に従って、右目用または左目用のうち、いずれかの2次元画像情報を特定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記3次元画像情報のうち、特定の視点に対応する3次元画像以外の3次元画像に対応する画像データを無効化することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
- 前記表示制御手段は、複数の視点に対応する3次元画像を前記3次元表示手段に順次表示させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記表示制御手段は、複数の視点に対応する複数の3次元画像を前記3次元表示手段の表示領域内に併せて表示させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記視点特定手段によって特定された3次元画像を示す3次元画像情報のうち、特定の視点に対応する3次元画像を構成する複数の2次元画像情報のうちのいずれか一方を前記3次元表示手段に表示させることを特徴する請求項2から6のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記3次元表示手段の表示領域を分割し、第1の表示領域に、前記視点特定手段によって特定された3次元画像を示す3次元画像情報のうち、特定の視点に対応する3次元画像を構成する複数の2次元画像情報のうちのいずれか一方を表示させ、
第2の表示領域に、該複数の2次元画像情報のうちの他方を表示させることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記視点特定手段によって特定された3次元画像を示す3次元画像情報のうち、特定の視点に対応する3次元画像を構成する複数の2次元画像情報を前記3次元表示手段に交互に表示させることを特徴する請求項2から6のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記3次元表示手段の近傍に配置された撮像手段をさらに備え、
前記視点特定手段は、3次元表示手段に対する前記撮像手段によって撮像されたユーザーの相対位置を判定することで、印刷対象となる視点を特定することを特徴とする請求項2から9のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記決定手段で決定された2次元画像情報から、印刷用の2次元記録画像信号を生成する生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、前記決定手段で決定された2次元画像情報の隣接する画素に対応するが画像データを用いて、当該隣接する画素間の画素の画像データを補間する補間手段をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
- 前記3次元表示手段は視差分割方式により前記3次元画像を表示することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の画像処理装置。
- 3次元画像情報を入力して3次元画像を表示する3次元表示手段を備えた画像処理装置における画像処理方法であって、
前記3次元表示手段に入力される3次元画像情報に含まれる複数の2次元画像情報の中から、印刷対象となる2次元画像を示す2次元画像情報を決定する決定ステップを有することを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを請求項1から13のいずれかに記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
- 3次元画像情報を入力して視差を有する複数の2次元画像で構成される3次元画像を表示する3次元表示手段と、
前記3次元表示手段に入力される3次元画像情報に含まれる複数の2次元画像情報の中から、処理対象となる2次元画像を示す2次元画像情報を決定する決定手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012124797A JP2013250757A (ja) | 2012-05-31 | 2012-05-31 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012124797A JP2013250757A (ja) | 2012-05-31 | 2012-05-31 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013250757A true JP2013250757A (ja) | 2013-12-12 |
Family
ID=49849387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012124797A Pending JP2013250757A (ja) | 2012-05-31 | 2012-05-31 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013250757A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5979801B1 (ja) * | 2015-03-25 | 2016-08-31 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2017087610A (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-25 | コニカミノルタ株式会社 | 画像処理装置 |
-
2012
- 2012-05-31 JP JP2012124797A patent/JP2013250757A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5979801B1 (ja) * | 2015-03-25 | 2016-08-31 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2017087610A (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-25 | コニカミノルタ株式会社 | 画像処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5325255B2 (ja) | 立体画像表示装置、立体画像表示方法および立体画像表示プログラム | |
US8749660B2 (en) | Image recording apparatus and image processing method | |
JP4471979B2 (ja) | 画像合成装置及び画像合成方法 | |
JP2006212056A (ja) | 撮影装置及び立体画像生成装置 | |
KR101697181B1 (ko) | 사용자의 시선 추적을 이용한 영상 처리 장치 및 방법 | |
JP2006229725A (ja) | 画像生成システム及び画像生成方法 | |
US9933626B2 (en) | Stereoscopic image | |
JP2009244502A (ja) | 画像処理装置、画像表示装置、撮像装置及び画像処理方法 | |
TW201225635A (en) | Image processing device and method, and stereoscopic image display device | |
JP2011081272A (ja) | 画像表示装置および画像表示方法 | |
JP2006203668A (ja) | 画像生成システム及び画像生成方法 | |
TWI515457B (zh) | 多視點三維顯示器系統及其控制方法 | |
KR101212223B1 (ko) | 촬영장치 및 깊이정보를 포함하는 영상의 생성방법 | |
JP2015037282A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP2013250757A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
KR101228916B1 (ko) | 멀티 비젼의 3차원 영상 표시 장치 및 방법 | |
US20140362197A1 (en) | Image processing device, image processing method, and stereoscopic image display device | |
KR101192121B1 (ko) | 양안시차 및 깊이 정보를 이용한 애너그리프 영상 생성 방법 및 장치 | |
JP6462979B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
US9118901B2 (en) | Imaging apparatus, imaging method and imaging system | |
JP2011176822A (ja) | 画像処理装置、立体表示装置及び画像処理方法 | |
JP2012160058A (ja) | 画像処理装置、立体画像印刷システム、画像処理方法およびプログラム | |
JP5864996B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム | |
JP2015046694A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP2015119228A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |