JP2013250708A - 画像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像処理装置を用いて描画性能を向上させる際に、ラインバッファ方式との併用が可能で、かつ同一のデータのROMからの読み出しが重複して行われることを回避するとともに上位装置に高い処理負荷がかからないようにする。
【解決手段】上位装置に複数の画像処理装置をディジーチェーン接続する。最上流の画像処理装置は、上位装置からの描画指示に応じてROMからコマンド列を読み出し、自装置にて実行すべきコマンドにしたがって最下層のレンダリングを行いレンダリング結果を下流側へ転送する一方、その他のコマンドを下流側へ転送する。他の画像処理装置は、上流側から転送されてくるレンダリング結果とコマンドとを受け取り、上流側のレンダリング結果に重ね合わせて担当レイヤのレンダリングを行う処理を自装置の実行するべきコマンドにしたがって行う一方、その他のコマンドを下流側へ転送する。
【選択図】図4

Description

この発明は、液晶ディスプレイなどの表示装置における画像の表示制御技術に関し、特に、複数の画像処理装置を用いて描画性能を向上させる技術に関する。
この種の技術の一例としては、表示装置に表示させる一画面分の画像(以下、表示対象画像)を上下に2分割或いは上下左右に4分割して得られる各画像(以下、「分割画像」という)の画像データの生成(以下、「レンダリング」という)を異なる画像処理装置に担当させる技術(例えば、特許文献1参照)が挙げられる。また、動画を構成する一連のフレームの各々のレンダリングをフレーム毎に異なる画像処理装置に担当させる技術や、奇数番目のスキャンラインと偶数番目のスキャンラインとで異なる画像処理装置にレンダリングを行わせる技術も提案されている。
特許3860034号
しかし、表示対象画像を上下(或いは上下左右)に分割して描画性能を向上させる態様では、表示対象画像を構成する要素画像(例えば、スプライト或いはプリミティブ図形)に複数の分割画像に跨るものが含まれていると、描画性能の向上を充分に図れない場合がある。その理由は以下の通りである。複数の分割画像に跨る要素画像があると、それら分割画像のレンダリングを担当する各画像処理装置は、その要素画像に関するデータ(要素画像がスプライトである場合にはそのパターンデータ)など同一のデータをROMから読み出さなければならない。一方、複数の画像処理装置が単位時間内にROMから読み出すべきデータ量が、単位時間内にROMから読み出すことが可能なデータ量(以下、帯域幅)を上回ると、ROMが全ての画像処理装置からの読み出し要求に応えることができなくなるため、各画像処理装置がROMから読み出すデータ量を制限する必要がある。したがって、複数の分割画像に跨る要素画像があるとその要素画像に関するデータが重複して読み出される分だけ、帯域幅が無駄に使用され、描画性能の向上を図れなくなるのである。かかる問題は、スキャンライン毎に異なる画像処理装置にレンダリングを実行させる態様でも同様に発生する。
また、特許文献1に開示された技術では、複数の画像処理装置の各々は上位装置(ホストCPU)に接続され、この上位装置によって、それら画像処理装置の作動制御と、それら分割画像を1つの画像に統合するため同期制御とが行われる。このため、上位装置にかかる処理負荷は、表示対象画像の分割を行わない場合に比較して高くなる。なお、特許文献1には、表示対象画像を上下(或いは上下左右)に分割するのではなく、各要素画像の属するレイヤ毎に異なる画像処理装置にレンダリングを行わせる態様も記載されている。このような態様では、同一の要素画像に関するデータの読み出しが複数の画像処理装置において重複して行われることはなく、描画性能の低下を回避することができる。しかし、このような態様であっても、各画像処理装置の作動制御および各レイヤの画像を1つの画像に統合するための同期制御を上位装置が行わなければならないことに変わりはなく、上位装置に高い処理負荷がかかることに変わりはない。また、フレームバッファ方式の描画制御のみを前提とするのであれば、動画を構成する一連のフレームの各々のレンダリングをフレーム毎に異なる画像処理装置に担当させる態様によっても、上記オーバーヘッドに起因した描画性能の低下を回避することができるが、かかる態様をラインバッファ方式の描画制御に提供することはできず、柔軟性に欠ける。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、複数の画像処理装置を用いて描画性能を向上させる際に、ラインバッファ方式の描画制御との併用が可能で、かつ同一のデータのROMからの読み出しが重複して行われることを回避するとともに上位装置に高い処理負荷がかからないようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、表示装置と、上位装置と前記表示装置との間にディジーチェーン接続され、前記上位装置に近いものほど下位レイヤに属する画像のレンダリングを担当する複数の画像処理装置であって、前記表示装置に直接接続される最下流の画像処理装置以外の画像処理装置は自装置のレンダリング結果を表す画像データを下流側へと伝達し、最下流の画像処理装置は自装置のレンダリング結果を前記表示装置へと出力する複数の画像処理装置と、を含み、前記複数の画像処理装置のうち前記上位装置に直接接続される最上流の画像処理装置には、各レイヤにおける表示制御の内容と当該表示制御を実行させる画像処理装置とを示すコマンドを格納した記憶装置とが接続されており、前記最上流の画像処理装置は、画像の描画指示を上位装置から与えられたことを契機として前記記憶装置に記憶されている各コマンドを読出し、コマンド毎に自装置において実行するべきコマンドであるか否かを当該コマンドを参照して判定し、自装置において実行するべきコマンドであると判定した場合には、当該コマンドにしたがって担当レイヤのレンダリングを行う一方、自装置において実行するコマンドではないと判定した場合には、当該コマンドを下流側へ転送し、最上流以外の画像処理装置の各々は、上流側から受け取ったコマンドが自装置において実行するべきコマンドであるか否かを当該コマンドを参照して判定し、自装置において実行するべきコマンドであると判定した場合には、上流側から受け取ったレンダリング結果に重ね合わせて担当レイヤのレンダリングを行う処理を当該コマンドにしたがって行い、自装置において実行するべきコマンドではないと判定した場合には、当該コマンドを下流側へ転送することを特徴とする画像表示システム、を提供する。
本発明の画像表示システムにおいては、上位装置から描画指示を与えられたことを契機として、記憶手段に記憶されている各コマンドが最上流の画像処理装置によって読み出され、当該最上流の画像処理装置において実行すべきコマンド以外のコマンドは下流側へと転送される。一方、最上流の画像処理装置以外の画像処理装置は上流側から受け取ったコマンドが自装置において実行すべきものである場合にはそのコマンドにしたがって担当レイヤのレンダリングを行い、自装置にて実行すべきものではない場合には下流側へと転送する。つまり、本発明に係る画像表示システムにおいては、上位装置が各画像処理装置の作動制御に関与することはなく、複数の画像処理装置の各々を上位装置に接続し、それら画像処理装置の作動制御を当該上位装置に実行させる態様に比較して、上位装置にかかる処理負荷が軽減される。加えて、本発明の画像表示システムでは、レイヤ分割方式が採用されており、上流側の画像処理装置ほど下位レイヤのレンダリングを担当する。このため、表示対象画像を上下に2分割(或いは上下左右に4分割)する態様のように、1つの要素画像のレンダリングが複数の画像処理装置によって分割して行われることはなく、また、上流側から下流側へレンダリング結果を順次受け渡して行くだけで、最下位レイヤから最上位レイヤに至る全てのレイヤを漏れなく描画することができる。
つまり、本発明によれば、1つの要素画像のレンダリングが複数の画像処理装置によって分割して行われることを回避しつつ、上位装置に過剰に高い処理負荷をかけることなく、複数の画像処理装置を用いて描画性能を向上させることが可能になる。加えて、本発明の画像表示システムにおいては、複数の画像処理装置の各々は上位装置と表示装置との間にディジーチェーン接続されているため、特許文献1に開示された技術のように各画像処理装置を各々別個に上位装置に接続する場合に比較して配線の省スペース化が可能となり、画像表示システム全体の省スペース化を図ることも可能となる。
加えて、本発明の画像表示システムにおいては、ラインバッファ方式の描画制御とフレームバッファ方式の描画制御の何れを採用することも可能であり、前者を採用した場合には、水平同期信号の立ち上がる毎に互いに異なるスキャンラインのレンダリングを各画像処理装置に並列に実行させ、これにより、描画性能をさらに向上させることが可能になる。なお、画像処理装置間のレンダリング結果の伝達方法としては、各画像処理装置に専用のインタフェースを設け、そのインタフェースを介してレンダリング結果を表す画像データ(ラインバッファ方式であれば、1スキャンライン分の画像データ)をやり取りさせる態様が考えられる。また、各画像処理装置にそのレンダリング結果を示すビデオ信号を出力するビデオ信号出力端子と他の機器から供給されるビデオ信号を受け取るビデオ信号入力端子とを設け、上流側の画像処理装置のビデオ信号出力端子と下流側の画像処理装置のビデオ信号入力端子を信号線により接続し、下流側の画像処理装置にはビデオ信号入力端子を介して受け取ったビデオ信号にしたがって画像データを復元し、自装置の担当するレイヤについてのレンダリングを必要に応じてアルファブレンディングを施しつつ当該画像データに重ね合わせて実行させる態様も考えられる。
より好ましい態様においては、前記複数の画像処理装置に各々1つずつ接続される第1のデータ記憶装置と、前記複数の画像処理装置を1または複数のグループにグループ分けして得られるグループ毎に設けられる第2のデータ記憶装置であって、当該グループに属する画像処理装置の各々に接続される第2のデータ記憶装置と、を含み、前記第1のデータ記憶装置には、その接続先の画像処理装置におけるレンダリングにのみ使用されるデータが記憶されており、前記第2のデータ記憶装置には、当該第2のデータ記憶装置に対応するグループに属する画像処理装置の各々におけるレンダリングにおいて共通して利用されるデータが記憶されていることを特徴とする。
このような態様によれば、上記第1および第2のデータ記憶装置の各々が所謂パターンROMである場合に、各画像処理装置に接続されているパターンROMにその画像処理装置におけるレンダリングにて使用する全てのデータ(他の画像処理装置におけるレンダリングにおいても共通して利用されるデータであるか否かを問わずに)を記憶させておく態様に比較して、同一のデータが異なるパターンROMに重複して記憶されることが回避され、画像表示システムに含まれる全てのパターンROMの総記憶容量を削減すること(すなわち、パターンROM全体の小規模化を図ること)が可能となり、画像表示システム全体をさらに省スペースかすることが可能になる。なお、別の好ましい態様としては、上記コマンド記憶装置と当該コマンド記憶装置の接続先の画像処理装置に接続されている第1の記憶装置とを同一の記憶装置により実現しても勿論良い。
本発明の一実施形態の画像処理装置20−k(k=1〜2)を含む画像表示システム1Aの構成例を示す図である。 同画像表示システム1Aに含まれる画像処理装置20−k(k=1〜2)および液晶ディスプレイ10とホストCPU40との接続関係を概略的に示した模式図である。 同液晶ディスプレイ10に表示される画像の一例を示す図である。 同画像表示システム1Aにおける描画制御を説明するための図である。 変形例(1)に係るコマンドリストを構成するコマンドを説明するための図である。
図1は、本発明の一実施形態の画像表示システム1Aの構成例を示す図である。
図1に示すように、画像表示システム1Aは、液晶ディスプレイ10と、画像処理LSIである画像処理装置20−k(k=1〜2)と、ROM30−m(m=1〜3)と、を含んでいる。この画像表示システム1Aは、例えば乗用車などの車両に搭載され、液晶ディスプレイ10は当該車両の運転席の近傍に設置される。この画像表示システム1Aは、上位装置であるホストCPU40による制御の下で液晶ディスプレイ10にスピードメータの画像を表示させ、当該車両の運転を支援するためのものである。この画像表示システム1Aでは、複数の画像処理装置(図1に示す例では2つの画像処理装置)にレンダリング処理を分担させることで、描画性能の向上が実現される。本実施形態では、ホストCPU40に対する画像処理装置20−1および画像処理装置20−2の接続態様、これら画像処理装置間におけるレンダリング処理の分担態様、および画像処理装置20−2の作動制御に画像処理装置20−1を関与させる点に特徴がある。
図2は、図1に示す画像表示システム1Aにおける画像処理装置20−k(k=1〜2)の接続態様を概略的に示した模式図である。図2に示すように、ホストCPU40には画像処理装置20−1が接続されており、この画像処理装置20−1にはさらに画像処理装置20−2が接続されている。そして、画像処理装置20−2には液晶ディスプレイ10が接続されている。換言すれば、画像処理装置20−1および画像処理装置20−2は、ホストCPU40と液晶ディスプレイ10との間にディジーチェーン接続されている。ディジーチェーン接続とは、所謂芋づる式のシリアル接続のことをいう。このように、上位装置と表示装置との間に複数の画像処理装置をディジーチェーン接続した点に本実施形態の特徴の1つがある。以下では、ディジーチェーン接続において上位装置(図1に示す例では、ホストCPU40)に近い側を「上流側」と呼び、逆に上位装置から遠い側を「下流側」と呼ぶ。また、以下では、上記ディジーチェーン接続において上位装置に直接接続されている画像処理装置を「最上流の画像処理装置」と呼び、表示装置に直接接続されている画像処理装置を「最下流の画像処理装置」と呼ぶ。図2を参照すれば明らかように、本実施形態では、画像処理装置20−1が最上流の画像処理装置であり、画像処理装置20−2が最下流の画像処理装置である。
図1に示す画像表示システム1Aにおいて、画像処理装置20−k(k=1〜2)の各々は互いに異なる役割を担っている。より詳細に説明すると、画像処理装置20−1は、液晶ディスプレイ10に表示させる画像を構成する要素画像を下位レイヤに属するものと当該下位レイヤの要素画像に重ねて描画される上位レイヤに属するものの2種類に分類した場合における前者のレンダリングを担当し、画像処理装置20−2は、後者のレンダリングを担当する。つまり、図1の画像表示システム1Aでは、レイヤ分割方式の処理分担が採用されており、この点に本実施形態の2つ目の特徴がある。レイヤ分割方式の処理分担を採用したのは、表示対象画像を構成する要素画像のなかにその表示対象画像の上半分と下半分とに跨るものが存在したとしても、描画性能の低下が発生しないようにするためである。画像処理装置20−k(k=1〜2)の具体的な構成については後に詳細に説明する。
図3は、画像表示システム1Aの液晶ディスプレイ10に表示される画像の一例を示す図である。本実施形態では、車載ビデオカメラにより撮像された車外の風景画像IAの右下隅に車両の走行速度(車速)を運転者に報知するための画像IBを重ねて得られる画像が液晶ディスプレイ10に表示される。図3に示す画像では、画像IAが下位レイヤに属し、画像IBが上位レイヤに属する。つまり、画像表示システム1Aでは、画像処理装置20−1は画像IAのレンダリングを担当し、画像処理装置20−2は画像IBのレンダリングを担当する。詳細については後述するが、本実施形態では、ユーザ(画像表示システム1Aを搭載した車両の運転者)は液晶ディスプレイ10の近傍に設けられている操作子を操作することで、車速を報知するための画像IBとして図3に示すアナログ形式のスピードメータの画像MAとデジタル形式のスピードメータの画像MBの何れを表示させるのかを指定することができる。
ROM30−m(m=1〜3)は、何れもMaskROMやFlashROMにより構成されている。図1に示すように、ROM30−1は画像処理装置20−1にのみ接続されており、ROM30−2は画像処理装置20−2にのみ接続されている。これに対して、ROM30−3は、画像処理装置20−1と画像処理装置20−2の両者に接続されている。このように、本実施形態の画像表示システム1Aでは、複数の画像処理装置の各々に対してそれぞれ専用のROMが接続されていることに加え、それら複数の画像処理装置に共通して接続されているROM(言わば、それら複数の画像処理装置に共用されるROM)が含まれており、この点にも本実施形態の特徴(すなわち、本実施形態の3つ目の特徴)がある。これらROM30−m(m=1〜3)の役割は以下の通りである。
ROM30−3には、文字を表すフォントデータなど、画像処理装置20−1におけるレンダリング処理と画像処理装置20−2におけるレンダリング処理とで共通して使用されるデータが格納されている。ROM30−1には、画像処理装置20−1におけるレンダリング処理においてのみ使用されるデータ(例えば、画像IAの周囲を取り囲む意匠枠のパターンデータなど)が格納されている。ROM30−2には、画像処理装置20−2におけるレンダリング処理においてのみ使用されるデータ(例えば、画像MAまたは画像MBの各々を構成する要素画像のパターンデータなど)が格納されている。加えて、ROM30−1には、本実施形態の特徴を顕著に示す画像の表示制御を実現するためのコマンドリストが格納されている。このコマンドリストについては後に詳細に説明する。このように、本実施形態のROM30−1は、従来のパターンROMの役割と、コマンドリストを記憶するコマンドリスト記憶装置の役割の両方を担っているが、パターンROMの役割を担う記憶装置とは別個に、コマンドリストを記憶する記憶装置を設けても良い。
次いで、画像処理装置20−k(k=1〜2)の構成について説明する。
図1に示すように、画像処理装置20−k(k=1〜2)は、ROMI/F部210−k、外部機器I/F部220−k、属性データテーブル230−k、描画エンジン240−k、LCD制御部250−k、シーケンサ260−k、レジスタ270−k、および画像データバッファ280−kを含んでいる。本実施形態の画像処理装置20−kは所謂ラインバッファ方式でレンダリングを行う画像処理LSIである。画像データバッファ280―k(k=1〜2)は、各々液晶ディスプレイ10における1スキャンライン分の画像を表す画像データを格納するラインバッファ282−k、284−kおよび286−kにより構成されている。本実施形態では、画像データバッファ280−k(k=1〜2)の各々が3つのラインバッファにより構成されるトリプルバッファ方式が採用されているが、画像データバッファ280−kを2つのラインバッファで構成するダブルバッファ方式を採用しても勿論良い。
画像処理装置20−1のROMI/F部210−1にはROM30−1とROM30−3が、画像処理装置20−2のROMI/F部210−2にはROM30−2とROM30−3が、接続されている。ROM30−1またはROM30−3から画像処理装置20−1への各種データの読み出しはROMI/F部210−1を介して行われる。同様に、ROM30−2またはROM30−3から画像処理装置20−2への各種データの読出しはROMI/F部210−2を介して行われる。
外部機器I/F部220−k(k=1〜2)は、ホストCPUインタフェースやシリアル通信インタフェース、CAN(車載LAN)インタフェースの集合体である。外部機器I/F部220−1には、ホストCPU40と画像処理装置20−2とが接続されており、外部機器I/F部220−2には画像処理装置20−1が接続されている。また、外部機器I/F部220−1には、ホストCPU40や画像処理装置20−2の他に、車速センサ50aと、車載ビデオカメラ50bと、操作子50c1および50c2が接続されている。
車速センサ50aは、画像表示システム1Aを搭載した車両の車速を検出し、検出した車速を示す数値データを出力する処理を一定時間毎に周期的に実行する。車載ビデオカメラ50bは、画像表示システム1Aを搭載した車両の車外の風景を撮像してその撮像結果を表す画像データを出力する処理をフレーム周期毎に実行する。操作子50c1および50c2は、液晶ディスプレイ10の近傍に設けられている。操作子50c1は、ユーザによって操作されることにより、車速センサ50aにより検出された車速をアナログ形式で表示すること(すなわち、車速を表す数値の大きさに応じて針の表示位置や表示角度が変化するアナログ形式のスピードメータの画像MAを画像IBとして液晶ディスプレイ10に表示させること)を指定する表示形式指定データを出力する操作子である。一方、操作子50c2は、ユーザによって操作されることにより、同車速をデジタル形式で表示すること(すなわち、車速を表す数値を表示するデジタル形式のスピードメータの画像MBを画像IBとして液晶ディスプレイ10に表示させること)を指定する表示形式指定データを出力する操作子である。つまり、操作子50c1および操作子50c2は、車速の表示形式の切り替えをユーザに指示させるための操作子である。本実施形態では、表示形式指定データを出力するために操作子50c1および操作子50c2の2つの操作子を用いたが、例えばデジタル形式での表示が行われているときに操作子が操作されたときにはアナログ表示を指定する表示形式指定データを出力し、アナログ形式での表示が行われているときに操作子が操作されたときにはデジタル表示を指定する表示形式指定データを出力するという具合に1つの操作子を用いて表示形式指定データを出力するようにしても勿論良い。
図1に示すように、車速センサ50aは画像処理装置20−2に直接接続されてはいないのであるが、車速センサ50aの出力データは以下の要領で画像処理装置20−2に与えられる。画像処理装置20−1の外部機器I/F部220−1は、ホストCPU40から与えられる起動指示や停止指示をシーケンサ260−1に与えるとともに、画像処理装置20−2にも与える。そして、外部機器I/F部220−1は、操作子50c1および操作子50c2の各々から受け取ったデータについてはシーケンサ260−1に与え、車載ビデオカメラ50bから受け取ったデータについては描画エンジン240−1に与え、車速センサ50aから受け取ったデータについては画像処理装置20−2に与える。一方、画像処理装置20−2は、画像処理装置20−1から転送されてくる各種指示やデータを外部機器I/F部220−2を介して受け取る。
ホストCPU40から与えられた起動指示を外部機器I/F部220−1を介して受け取ったシーケンサ260−1は前述したコマンドリストをROM30−1から読み出し、その解釈および実行を開始する。一方、画像処理装置20−1から転送されてくる起動指示を外部機器I/F部220−2を介して受け取ったシーケンサ260−2は、属性データテーブル230−2の格納内容の更新を指示するコマンド列が画像処理装置20−1から転送されてくることを待ち受けるとともに、車速センサ50aの出力データ(すなわち、車速を表す数値データ)を外部機器I/F部220−2を介して受け取る毎に当該数値データをレジスタ270−2の所定の記憶領域(数値データ記憶領域)に書き込む。
属性データテーブル230−k(k=1〜2)には、液晶ディスプレイ10に表示させる1フレーム分の画像を構成する要素画像のうち画像処理装置20−kの担当レイヤに属する要素画像を一意に識別する識別子(所謂パターン番号)と当該要素画像の表示態様(表示位置や大きさ等)を規定する表示パラメータとを含む属性データが書き込まれる。周知の画像処理装置と同様、本実施形態では、属性データテーブル230−kの各々に格納された属性データを更新することにより、液晶ディスプレイ10に表示させる画像の更新が行われる。この属性データテーブル230−kの格納内容の更新は、例えば画像表示の行われない垂直ブランキング期間を利用して行っても良い。或いは属性データテーブル230−kを所謂ダブルバッファ構造とし、一方の属性データテーブルからの属性データの読み出しが行われている間、他方の属性データテーブルに属性データの書き込みが行われるようにしても良い。
属性データテーブル230−1への属性データの書き込みは、ホストCPU40によって行われる他、ROM30−1に格納されているコマンドリストにしたがって作動するシーケンサ260−1によっても行われる。一方、属性データテーブル230−2への属性データの書き込みは、画像処理装置20−1から与えられるコマンド列にしたがって作動するシーケンサ260−2によって行われる。このように、属性データテーブル230−kの格納内容を更新するシーケンサ260−kを画像処理装置20−kに設けた点も本実施形態の特徴の1つである。
描画エンジン240−k(k=1〜2)は、シーケンサ260−kによる制御の下、属性データテーブル230−kに格納されている属性データにしたがって1フレーム分の画像を表す画像データを1スキャンライン分ずつ生成し、画像データバッファ280−kを構成する各ラインバッファに順次書き込む。より詳細に説明すると、描画エンジン240−k(k=1〜2)は、1スキャンライン分の画像データの書き込み先となるラインバッファを、ラインバッファ282−k→284−k→286−k→282−k・・・と水平走査周期毎に順次切り替えつつ、以下の処理を実行する。すなわち、描画エンジン240−kは、描画対象のスキャンラインを跨ぐ要素画像の属性データを属性データテーブル230−kから読み出し、さらに当該属性データの示すパターンデータをROM30−k(或いは、ROM30−3)から読出す。次いで、描画エンジン240−kは、当該パターンデータに対して当該属性データの示す表示態様にしたがった編集を施して1スキャンライン単位で画像データを生成し、書き込み対象のラインバッファに書き込むのである。
詳細については後述するが、本実施形態では、画像処理装置20−2のラインバッファ282−2、284−2および286−2には、既に下位レイヤの1スキャンライン分の画像データが格納されている場合がある。この場合、描画エンジン240−2は、自装置の生成した1スキャンライン分の画像データにアルファブレンディング等の透過処理を必要に応じて施しつつ書き込み対象のラインバッファに格納されている画像データに重ね合わせて書き込む。なお、上記透過処理における透過率を示すデータについては、画像処理装置20−1から画像処理装置20−2に与えるコマンド(属性データを書き換えるためのコマンド)の引数として設定しておき、当該コマンドを実行することで属性データとして属性データテーブル230−2に格納するようにすれば良い。
LCD制御部250−k(k=1〜2)は、ビデオ信号出力端子とビデオ信号入力端子とを有している(何れも図示略)。LCD制御部250−1のビデオ信号出力端子は信号線を介してLCD制御部250−2のビデオ信号入力端子に接続されており、LCD制御部250−2のビデオ信号出力端子は液晶ディスプレイ10に接続されている。LCD制御部250−k(k=1〜2)は、シーケンサ260−kによる制御の下、ビデオ信号出力処理(或いはビデオ信号出力処理と画像データ取り込み処理の2種類の処理)を実行する。ビデオ信号出力処理では、LCD制御部250−k(k=1〜2)は、ラインバッファ282−k、284−kおよび286−kの何れかに対して描画エンジン240−kによる1スキャンライン分の画像データの書き込みが行われる毎(すなわち、水平走査周期毎)に、次の水平走査周期において当該1スキャンライン分の画像(すなわち、1つ手前の水平走査周期において書き込み対象であったラインバッファに記憶されている画像データの表す画像)を表すビデオ信号を生成してビデオ信号出力端子から出力する。このビデオ信号出力処理は、画像処理装置20−1および画像処理装置20−2の何れにおいても実行される。
画像データ取り込み処理は、ビデオ信号入力端子を介してビデオ信号を受け取る毎に実行される処理であり、次の水平走査周期において書き込み対象となるラインバッファに当該ビデオ信号の表す画像の画像データを書き込む処理である。この画像データ取り込み処理は、画像処理装置20−2においてのみ実行される。LCD制御部250−2のビデオ信号入力端子は、信号線を介してLCD制御部250−1のビデオ信号出力端子に接続されており、LCD制御部250−1から1スキャンライン分の画像を表すビデオ信号が与えられる一方、LCD制御部250−1のビデオ信号入力端子には他の機器は接続されておらず、LCD制御部250−1にビデオ信号が与えられることはないからである。
前述したように、画像処理装置20−1から画像処理装置20−2に与えられるビデオ信号は、画像処理装置20−1によって生成された1スキャンライン分の画像データを表している。したがって、上記画像データ取り込み処理をLCD制御部250−2に実行させることによって、画像処理装置20−2のラインバッファには、画像処理装置20−1によって生成された1スキャンライン分の画像データが格納されることになる。そして、本実施形態では、このラインバッファ(すなわち、画像処理装置20−1によって生成された1スキャンライン分の画像データを格納したラインバッファ)に対して、画像処理装置20−2の担当するレイヤについての1スキャンライン分のレンダリングが行われる。これにより、下位レイヤから上位レイヤまでの全てのレイヤの要素画像を含んだ1スキャンライン分の画像データが画像処理装置20−2のラインバッファに格納される。そして、LCD制御部250−2は、描画エンジン240−2によるラインバッファへの画像データの書き込みを契機としてビデオ信号出力処理を実行する。LCD制御部250−2のビデオ信号出力端子は液晶ディスプレイ10に接続されているため、画像処理装置20−2から液晶ディスプレイ10に対して、下位レイヤから上位レイヤまでの全てのレイヤの要素画像を含んだ1スキャンライン分の画像を表すビデオ信号が与えられ、液晶ディスプレイ10では当該ビデオ信号にしたがって1スキャンライン分の表示画像が更新される。
次いでシーケンサ260−k(k=1〜2)について説明する。
前述したように、シーケンサ260−k(k=1〜2)は各々画像処理装置20−kの制御中枢としての役割を担っている。シーケンサ260−k(k=1〜2)の各々は、水平走査周期を示す水平同期信号の立ち上がりに同期させて互いに異なるスキャンラインのレンダリングが行われるように、描画エンジン240−kおよびLCD制御部250−kの作動制御を行う。
例えば、水平同期信号に同期させて第Y0ライン、第Y1ライン・・・と1スキャンラインずつ液晶ディスプレイ10の表示画像の更新を行う場合には、シーケンサ260−1は、水平同期信号が立ち上がる毎に、第Y0ラインの下位レイヤの画像データをラインバッファ282−1に書き込む処理(図4(A)参照)、第Y1ラインの下位レイヤの画像データをラインバッファ284−1に書き込む処理(図4(B)参照)、第Y2ラインの下位レイヤの画像データをラインバッファ286−1に書き込む処理(図4(C)参照)、および第Y3ラインの下位レイヤの画像データをラインバッファ282−1に書き込む処理(図4(D)参照)を描画エンジン240−1に順次実行させる。なお、図4では、第Yn(n=0〜3)ラインの下位レイヤの画像データは(Yn,0)と表記されており、同上位レイヤの画像データは(Yn,1)と表記されている。以下、本明細書においても同様の表記を用いる。
また、シーケンサ260−1は、図4(B)に示すように、(Y1,0)のラインバッファ284−1への書き込みと並列に、(Y0,0)についてのビデオ信号出力処理をLCD制御部250−1に実行させる。一方、シーケンサ260−2は、LCD制御部250−2に前述した画像データ取り込み処理を実行させる。このため、LCD制御部250−1からビデオ信号が与えられる毎に、そのビデオ信号に対応した1スキャンライン分の画像データがラインバッファ282−2、284−2・・・に順次書き込まれる(図4(B)〜図4(D)参照)。そして、シーケンサ260−2は、LCD制御部250−2によるビデオ信号の受信を契機として、以降、水平同期信号が立ち上がる毎に、(Y0,1)をラインバッファ282−2に書き込む処理(図4(C)参照)、(Y1,1)をラインバッファ284−2に書き込む処理(図4(D)参照)・・・を描画エンジン240−2に順次実行させる。
つまり、本実施形態では、図4(C)に示すように、描画エンジン240−1による(Y2,0)のラインバッファ286−1への書き込みと描画エンジン240−2による(Y0,1)のラインバッファ282−2への書き込みとは並列に実行され、図4(D)に示すように描画エンジン240−1による(Y3,0)のラインバッファ282−1への書き込みと描画エンジン240−2による(Y1,1)のラインバッファ284−2への書き込みとは並列に実行される。このため、本実施形態によれば、1フレーム分ずつ各レイヤの画像データを順次生成する態様に比較してフレームレートが低下することはなく、描画性能を向上させることが可能になる。
図4(C)に示すように、ラインバッファ282−2への(Y0,1)の書き込み時点では、当該ラインバッファ282−2は(Y0,0)が格納されている。このため、描画エンジン240−2は、(Y0,1)にアルファブレンディング等を必要に応じて施しつつ(Y0,0)に重ね合わせて書き込む。その結果、図4(C)に示すように、ラインバッファ282−2には、下位レイヤに属する要素画像と上位レイヤに属する要素画像の両者を含んだ1スキャンライン分の画像を表す画像データ(図4(C)では、「(Y0,0)+(Y0,1)」と表記)が格納される。そして、シーケンサ260−2は、次の水平同期信号の立ち上がりに同期させて、ラインバッファ282−2の格納内容に基づくビデオ信号出力処理をLCD制御部250−2に実行させ(図4(D)参照)、これにより、第Y0ラインについての液晶ディスプレイ10の表示画像の更新が行われるのである。
前述したように、シーケンサ260−1は、ホストCPU40から起動指示を与えられたことを契機として、ROM30−1に格納されているコマンドリストを読み出し、外部機器I/F部220−1を介して出力される車載ビデオカメラ50bの表す画像が画像IAとして表示されるよう属性データテーブル230−1の格納内容を更新する処理を垂直同期信号が立ち上がる毎に実行する。つまり、画像処理装置20−1では、各垂直走査周期においては、その時点の属性データテーブル230−1の格納内容および車載ビデオカメラ50bの出力データにしたがって1スキャンラインずつ画像IAをレンダリングし、そのレンダリング結果を示すビデオ信号を画像処理装置20−2へ出力する処理が水平走査周期毎に実行される。
また、ROM30−1に格納されているコマンドリストには、画像IBとして前述した画像MAが表示されるように属性データテーブル230−2の格納内容を更新する処理を画像処理装置20−2に実行させる一連のコマンドからなるコマンド列Aと、画像IBとして前述した画像MBが表示されるように属性データテーブル230−2の格納内容を更新する処理を画像処理装置20−2に実行させる一連のコマンドからなるコマンド列Bと、が含まれている。これらコマンド列Aおよびコマンド列Bを構成する各コマンドには、その実行主体を示す情報として画像処理装置20−2を示す情報が含まれている。また、コマンド列Aには操作子50c1を示す情報が対応付けられており、コマンド列Bには操作子c2を示す情報が対応づけられている。
シーケンサ260−1は、ホストCPU40から起動指示を与えられたことを契機として、画像IAの表示制御のためのコマンド列とともにコマンド列AをROM30−1から読み出すのであるが、コマンド列Aについては画像処理装置20−2において実行すべきコマンドであることを当該コマンド列Aを構成する各コマンドを参照して判定し、画像処理装置20−2に転送する。また、シーケンサ260−1は、操作子50c1から出力される表示形式指定データを外部機器I/F部220−1を介して受け取った場合にはROM30−1からコマンド列Aを読み出して画像処理装置20−2へ転送し、操作子50c2から出力される表示形式指定データを受け取った場合にはコマンド列BをROM30−1から読み出して画像処理装置20−2へ転送する。
画像処理装置20−2のシーケンサ260−2は、画像処理装置20−1から与えられるコマンド列を外部機器I/F部220−2を介して受け取ると、そのコマンド列をレジスタ270−2内の所定の記憶領域(コマンド記憶領域)に書き込み、以降、新たなコマンド列が画像処理装置20−1から転送されてくるまでの間、当該コマンド記憶領域に記憶されたコマンド列を垂直同期信号が立ち上がる毎に実行する。つまり、画像処理装置20−2では、各垂直走査周期においては、その時点の属性データテーブル230−2の格納内容およびレジスタ270−2の数値データ記憶領域の格納内容(車速センサ50aによって直近に検出された車速を表す数値データ)にしたがって1スキャンラインずつ画像IBを画像IAに重ね合わせて書き込み(必要に応じてアルファブレンディングする)、その処理結果を示すビデオ信号を液晶ディスプレイ10に出力する処理が水平走査周期毎に実行される。このため、本実施形態では、ホストCPU40から画像処理装置20−1へ起動指示を与えたことを契機として、画像IAの右下隅に画像IBとして画像MAを重ね合わせた画像が液晶ディスプレイ10に表示される。
画像IAの右下隅に画像IBとして画像MAを重ね合わせた画像を液晶ディスプレイ10に表示させている状態において、操作子50c2が操作されると、画像処理装置20−1から画像処理装置20−2へコマンド列Bが転送され、属性データテーブル230−2の格納内容が当該コマンド列Bにしたがって更新されることにより、液晶ディスプレイ10の表示画像は画像IAの右下隅に画像IBとして画像MBを重ね合わせた画像に切り替えられる。このとき、操作子50c2の操作の前後で車速に変化が無ければ、アナログ形式とデジタル形式の違いはあるものの、同じ車速を表す画像IBが画像IAの右下隅に表示される。前述したように、シーケンサ260−2は外部機器I/F部220−2を介して車速センサ50aの出力データを受け取る毎にその出力データをレジスタ270−2の数値データ記憶領域に書き込むのであるから、上記数値データ記憶領域の格納内容は、操作子50c2(或いは操作子50c1)の操作とは無関係に、新たなデータが画像処理装置20−1から転送されてくるまで維持されるからである。
その後、さらに操作子50c1が操作されると、画像処理装置20−1から画像処理装置20−2へコマンド列Aが転送され、属性データテーブル230−2の格納内容が当該コマンド列Aにしたがって更新されることにより、液晶ディスプレイ10の表示画像は画像IAの右下隅に画像IBとして画像MAを重ね合わせた画像に切り替えられる。この場合も、操作子50c1の操作の前後で車速に変化が無ければ、アナログ形式とデジタル形式の違いはあるものの、同じ車速を表す画像IBが画像IAの右下隅に表示される。
以上説明したように、本実施形態の画像表示システム1Aにおいては、液晶ディスプレイ10に表示させる画像を構成する要素画像を下位レイヤに属するものと上位レイヤに属するものとに分類し、下位レイヤに属するもののレンダリングを画像処理装置20−1に行わせ、上位レイヤに属するもののレンダリングを画像処理装置20−2に行わせた。このため、表示対象画像を構成する要素画像にその表示画像の上半分と下半分とに跨るものが含まれていても、当該要素画像のレンダリングが画像処理装置20−1と画像処理装置20−2の両者によって分割して行われることはなく、描画性能の低下は生じない。また、本実施形態によれば、上流側から下流側へレンダリング結果を順次受け渡して行くだけで、最下位レイヤから最上位レイヤに至る全てのレイヤに属する要素画像を漏れなく描画することができ、同期制御が簡略化される、といった効果もある。
加えて、本実施形態によれば、画像処理装置20−1および画像処理装置20−2の上位装置であるホストCPU40に過剰な負荷をかけることなく、これら2つの画像処理装置を用いて描画性能を向上させることが実現される。本実施形態では、ホストCPU40に対して画像処理装置20−1および画像処理装置20−2はディジーチェーン接続されており、画像処理装置20−2の駆動制御は画像処理装置20−1(より正確には、画像処理装置20−1のシーケンサ260−1)によって行われる。このため、画像処理装置20−1および画像処理装置20−2の各々をホストCPU40に接続し、これら各装置の作動制御をホストCPU40に行わせる場合に比較してホストCPU40にかかる処理負荷が軽減されるのである。さらに、本実施形態では、ホストCPU40以外の外部機器(車速センサ50a、車載ビデオカメラ50b、操作子50c1および50c2)と画像処理装置20−1との間のデータの授受はホストCPU40を介することなく直接行われ、それら外部機器からの出力データに応じた画像の表示制御(画像IBとして表示する画像の切り替えや、車速に応じた画像IBの更新)もホストCPU40を介さずに実行される。この点からも、ホストCPU40にかかる処理負荷が軽減される。
また、画像処理装置20−1および画像処理装置20−2はホストCPU40に対してディジーチェーン接続されているため、各画像処理装置をホストCPU40に夫々別個に接続する場合に比較して配線がコンパクトになり、画像表示システム全体の省スペース化を図ることも可能になる。加えて、本実施形態では、各画像処理装置に接続されるROMを、複数の画像処理装置に接続されるもの(上記実施形態では、ROM30−3)と、1つの画像処理装置に接続されるもの(上記実施形態では、ROM30−1およびROM30−2)とに分類し、前者には接続先の各画像処理装置において共通して利用されるデータを格納し、後者のROMにはその接続先の画像処理装置のみで使用されるデータを格納した。このため、本実施形態によれば、画像処理装置毎に1つずつ専用のROMを接続し、それらROMの各々にその接続先の画像処理装置にて使用する全てのデータを格納しておく場合に比較して、同一のデータ(具体的には、全ての画像処理装置において共通して使用されるデータ)がそれら全てのROMに重複して格納されることが回避され、画像表示システムに含まれる全てのROMの総記憶容量を低減すること(すなわち、画像表示システム全体の省スペース化を図ること)が可能になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像表示システム全体の省スペース化と上位装置にかかる負荷の軽減を実現しつつ、複数の画像処理装置を用いて描画性能を向上させることが可能となり、1つの要素画像が画面の下半分と上半分とに跨っているような場合であっても当該要素画像のレンダリングが複数の画像処理装置によって分割して行われることも回避される。
以上本発明の一実施形態について説明したが、この実施形態に以下に説明する変形を加えても勿論良い。
(1)上記実施形態では、ROM30−1に記憶されているコマンドリストに含まれるコマンドは、画像処理装置20−1においてのみ実行すべきものと、画像処理装置20−2においてのみ実行すべきものに区分けされていたが、画像処理装置20−1と20−2の両者に実行させるものが含まれていても良い。このようなことは、コマンドリストを記述するためのコマンドを以下のように構成することで実現可能である。
図5はコマンドリストを記述するためのコマンドの一例を示す図である。図5に示す例では、コマンドリストを記述するためのコマンドとして、Read、Write、Copy、ReadSerialData、WriteSeriaData、Interrupt、Jump、End、WaitEvent、およびWaitVerticulSyncの10種類のコマンドが予め用意されている。これら各コマンドの意味(役割)については図5を参照されたい。図5に示すように、各コマンドには、各々16ビットのコマンド値(0x434D_zz00〜0x434D_zz09の10種類、先頭の0xは後続の数字文字列が16進数であることを表す接頭辞であり、“_”は上位8ビットと下位8ビットとの区切りを表す)が予め対応付けられている。
図5に示すように各コマンドのコマンド値の上位8ビットはコマンドであることを表す固定値(0x434D)である。同コマンド値の下位8ビットのうちの上位4ビット(“0xzz”)は、当該コマンドを実行するべき画像処理装置を指定するハードウェア識別子である。例えば、上位装置に3台の画像処理装置がディジーチェーン接続されている場合、最上流の画像処理装置に実行させるべきコマンドについては当該上位4ビットに“0x01”を、ディジーチェーン接続において次に上流側の画像処理装置に実行させるべきコマンドについては“0x02”を、最下流の画像処理装置に実行させるべきコマンドについては当該上位4ビットに“0x02”を、これら3台の画像処理装置の全てに実行させるコマンドについては“0x80”を各々セットしておく、といった具合である。この場合、最上流の画像処理装置のシーケンサは操作子等に対する操作に応じてROMから読み出したコマンドのハードウェア識別子を参照することで、当該コマンドについて自装置で実行するべきコマンドであるか否か、および下流側の他の画像処理装置へ転送するべきコマンドであるか否かを判定することができる。同様に最上流以外の画像処理装置も、上流側から転送されてきたコマンドについて自装置で実行するべきコマンドであるか否か、および下流側の他の画像処理装置へ転送するべきコマンドであるか否かを当該コマンドのハードウェア識別子を参照することで判定することができる。具体的には、操作子等に対する操作に応じてROMから読み出したコマンド(或いは、上流側から転送されてきたコマンド)のハードウェア識別子が自装置を示すものである場合、または0x80である場合には、自装置で実行するべきコマンドであると判定し、ハードウェア識別子が下流側の他の画像処理装置を示すものである場合、または0x80である場合には、下流側へ転送すべきコマンドであると判定する、といった具合である。
(2)上記実施形態の画像表示システム1Aでは、ホストCPU40に対して2個の画像処理装置(画像処理装置20−1および画像処理装置20−2)がディジーチェーン接続されていたが、3個以上の画像処理装置をホストCPU40にディジーチェーン接続し、上流側の画像処理装置ほど下位レイヤのレンダリングを担当させるようにしても勿論良い。また、上記実施形態では、ホストCPU40と液晶ディスプレイ10との間にディジーチェーン接続された複数の画像処理装置の各々に1つのレイヤに属する画像の描画を担当させたが、複数のレイヤの描画を担当させても勿論良く、画像処理装置毎に描画を担当するレイヤの数が異なっていても良い。また、上記実施形態の画像表示システム1Aでは、ラインバッファ方式の表示制御が採用されていたがフレームバッファ方式の表示制御を採用することも勿論可能である。
(3)上記実施形態では、各画像処理装置に接続されるROMが複数の画像処理装置に接続されるものと1つの画像処理装置に接続されるものとに分類された。このようにすることで、画像表示システム全体の省スペース化を図れることは前述した通りであるが、複数の画像処理装置の各々に専用のROMを接続しても勿論良い。
(4)上記実施形態では、ホストCPU40にディジーチェーン接続された複数の画像処理装置のうちの最上流のもの(図1に示す例では、画像処理装置20−1)のLCD制御部250−1のビデオ信号入力端子には他の映像機器が接続されていなかった。しかし、カーナビゲーション装置等を当該ビデオ信号入力端子に接続し、当該ビデオ信号入力端子を介してビデオ信号を受け取ったことを契機として画像データ取り込み処理をLCD制御部250−1に実行させるようにしても良い。すなわち、カーナビゲーション装置の出力画像を1スキャンライン単位で画像処理装置20−1に取り込み、当該画像に対してさらに画像処理装置20−1および20−2の各々により生成した各レイヤの画像を重ね合わせて表示させるのである。
(5)上記実施形態では、ディジーチェーン接続における上流側の画像処理装置のビデオ信号出力端子と同下流側の画像処理装置のビデオ信号入力端子とを信号線により接続し、当該信号線を介したビデオ信号の授受により上流側の画像処理装置におけるレンダリング結果を下流側の画像処理装置に伝達した。しかし、上流側の画像処理の描画エンジンと下流側の画像処理装置の描画エンジンとを信号線により接続し、この信号線を介して1スキャンライン分の画像データを送受信することにより上流側の画像処理装置におけるレンダリング結果を下流側の画像処理装置に伝達しても良い。
(6)上記実施形態では、車両に搭載される画像表示システムへの本発明の適用例を説明したが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではない。例えば、据え置き型の家庭用ゲーム機や遊技機、操作パネルを持つ洗濯機等の家電製品などに搭載される画像表示システムに本発明を適用しても良く、また、携帯型のゲーム機や携帯電話、PDAなどの携帯端末に搭載される画像表示システムに本発明を適用しても良い。要は、液晶ディスプレイなどの表示装置と、複数の画像処理装置と、上位装置とを有するとともに、操作子等の操作に応じて遷移する状態に応じて表示装置の表示制御を行う画像表示システムであれば本発明を適用することが可能である。
(7)上記実施形態では、ホストCPU40以外の外部機器の一例として車速センサ50a、車載ビデオカメラ50b、操作子50c1および操作子50c2を挙げたが、これらの他にも、周期的に燃料の残量を検出する燃料残量センサや、車室内の明るさ(照度)を検出する照度センサを上記外部機器としても良い。例えば、燃料残量センサを外部機器I/F部220−1に接続する場合には、アナログ形式或いはデジタル形式の燃料残量計の画像に当該燃料残量センサによる検出結果(すなわち、燃料残量)を反映させて液晶ディスプレイ10に表示させることが考えられる。
また、運転席の明るさを検出する照度センサを外部機器I/F部220−1に接続する場合には、当該照度センサの出力に基づいて液晶ディスプレイ10に表示させる画像の明るさ(例えば、バックライトの明るさ)を切り換える処理をシーケンサ260−2に実行させることが考えられる。また、外部機器I/F部220−1に接続される外部機器は車両に備え付けのもの(ダッシュボードに設けられている操作子や車速センサ、燃料残量センサ、照度センサ)に限定される訳ではない。例えば、外部機器I/F部220−1にキーボードが接続されたことを契機として、テキストエディタなど文章入力を促す画像を液晶ディスプレイ10に表示させるようにしても良い。ただし、上記実施形態のように、車両に搭載される画像表示システムの場合は、安全確保の観点から車両が停止していること(すなわち、車速センサにより検出された車速がゼロであること)を条件に上記文章入力を促す画像を表示させることが好ましい。
また、上記実施形態では、ホストCPU40以外の全ての外部機器が画像処理装置20−1の外部機器I/F部220−1に接続されていたが、画像処理装置20−2における描画制御のみに使用するデータを出力する外部機器(例えば、上記実施形態では車速センサ50a)については画像処理装置20−2の外部機器I/F部220−2に接続しても良い。
10…液晶ディスプレイ、20−k(k=1〜2)…画像処理装置、30−m(m=1〜3)…ROM、40…ホストCPU、50a…車速センサ、50b…車載ビデオカメラ、50c1,50c2…操作子、210−k(k=1〜2)…ROMI/F部、220−k(k=1〜2)…外部機器I/F部、230−k(k=1〜2)…属性データテーブル、240−k(k=1〜2)…描画エンジン、250−k(k=1〜2)…LCD制御部、260−k(k=1〜2)…シーケンサ、270−k(k=1〜2)…レジスタ。280−k(k=1〜2)…画像データバッファ、282−k(k=1〜2),284−k(k=1〜2),286−k(k=1〜2)…ラインバッファ。

Claims (4)

  1. 表示装置と、
    上位装置と前記表示装置との間にディジーチェーン接続され、前記上位装置に近いものほど下位レイヤに属する画像のレンダリングを担当する複数の画像処理装置であって、前記表示装置に直接接続される最下流の画像処理装置以外の画像処理装置は自装置のレンダリング結果を表す画像データを下流側へと伝達し、最下流の画像処理装置は自装置のレンダリング結果を前記表示装置へと出力する複数の画像処理装置と、を含み、
    前記複数の画像処理装置のうち前記上位装置に直接接続される最上流の画像処理装置には、各レイヤにおける表示制御の内容と当該表示制御を実行させる画像処理装置とを示すコマンドを格納した記憶装置とが接続されており、
    前記最上流の画像処理装置は、画像の描画指示を上位装置から与えられたことを契機として前記記憶装置に記憶されている各コマンドを読出し、コマンド毎に自装置において実行するべきコマンドであるか否かを当該コマンドを参照して判定し、自装置において実行するべきコマンドであると判定した場合には、当該コマンドにしたがって担当レイヤのレンダリングを行う一方、自装置において実行するコマンドではないと判定した場合には、当該コマンドを下流側へ転送し、
    最上流以外の画像処理装置の各々は、上流側から受け取ったコマンドが自装置において実行するべきコマンドであるか否かを当該コマンドを参照して判定し、自装置において実行するべきコマンドであると判定した場合には、上流側から受け取ったレンダリング結果に重ね合わせて担当レイヤのレンダリングを行う処理を当該コマンドにしたがって行い、自装置において実行するべきコマンドではないと判定した場合には、当該コマンドを下流側へ転送する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  2. 前記複数の画像処理装置の各々はラインバッファ方式でレンダリングを行うとともに、水平同期信号の立ち上がる毎に互いに異なるスキャンラインのレンダリングを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
  3. 前記ディジーチェーン接続における最上流の画像処理装置には、画像データを供給する映像機器が接続されており、当該画像処理装置は当該映像機器から供給された画像データと自装置のレンダリング結果を示す画像データとを合成して下流側へ伝達することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示システム。
  4. 前記複数の画像処理装置に各々1つずつ接続される第1のデータ記憶装置と、前記複数の画像処理装置を1または複数のグループにグループ分けして得られるグループ毎に設けられる第2のデータ記憶装置であって、当該グループに属する画像処理装置の各々に接続される第2のデータ記憶装置と、を含み、
    前記第1のデータ記憶装置には、その接続先の画像処理装置におけるレンダリングにのみ使用されるデータが記憶されており、前記第2のデータ記憶装置には、当該第2のデータ記憶装置に対応するグループに属する画像処理装置の各々におけるレンダリングにおいて共通して使用されるデータが記憶されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像表示システム。
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