JP2013247499A - 基地局、安否確認方法、及びプログラム - Google Patents

基地局、安否確認方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特別な操作をすることなく、通常の発信操作で、相手への安否状態を通知可能とする。
【解決手段】基地局30は、移動機からの発信を受け付ける受付手段31と、電話回線規制時に、受付手段31により移動機からの発信を受け付けると、当該移動機に関連する発信履歴33を検索する検索手段32と、該検索手段32により当該移動機に関連する発信履歴33に、当該移動機に対する発信記録が検出された場合に、当該移動機、及び当該移動機に対して発信した他の移動機に対して、発信があったことを通知する通知手段34とを備えている。
【選択図】図10

Description

本発明は、基地局、安否確認方法、及びプログラムに関する。
災害発生下では、アクセスの集中によって通信網に規制がかかったり、電話の発信が集中するために回線が輻輳を起こしたりして、特に電話がつながりにくく通話ができない状況が顕著になる。そのため、いち早く相手の安否を確認したくても、電話がつながらないため、不安なまま過ごすことが多くなる。
一方、災害を受けた側も同様で、多くの人に連絡を取りたくても連絡が取れない課題があった。また、災害伝言版にメッセージを登録するシステムもあるが、互いが見に行かないと確実な連絡がとれない。
例えば、特許文献1では、災害が発生すると、被災地域内の携帯電話機による通信を抑止し、安否確認メッセージを送信し、これに対する被災地域内にある携帯電話機からの応答メッセージを記録し、被災地域外からの安否確認に対して、記録した応答メッセージを送信するという技術が提案されている。
また、特許文献2では、安否情報提供装置が、災害発生時、災害発生地域に位置する携帯電話に対して呼び出し信号を出力し、携帯電話から呼び出し信号に対する接続応答を取得し、安否問い合わせがあったときにその位置情報を出力するという技術が提案されている。
また、特許文献3では、ユーザによる携帯型端末装置の操作に応じて、BCMCS
(Broadcast Multicast Service)フローレジストレーションメッセージを用いて、災害情報受信要求を送信することにより、携帯型端末装置の電話番号を、他の多数のユーザから確認できるように、安否情報蓄積サーバに自動的に格納するという技術が提案されている。
また、特許文献4では、被災地域にいる被災者がその相手方と行った通信履歴を被災者通信履歴サーバに記憶しておき、この被災者に対して連絡を取ろうとする発信者がいた場合には、この通信履歴を発信者に通知することによって、発信者に被災者の無事を知らしめるという技術が提案されている。
また、特許文献5では、緊急地震速報により所定震度以上の地震の発生が報知された場合に、地震の主要動がユーザの生活エリアに到達する前に当該ユーザの存在の有無を確認して、被災時のユーザの安否確認を効率良く的確に行うという技術が提案されている。
また、特許文献6では、緊急通報(ブロードキャストSMS)を受信すると、受信した緊急通報から特定される時刻情報を抽出し、特定された時刻になった場合、表示部に安否確認メッセージを表示するとともに、安否確認メッセージの表示後に応答入力がなかった場合、強制的に省電力モードでの電力制御を行うという技術が提案されている。
また、特許文献7では、緊急災害情報を受信すると、携帯端末が予め定められたサーバに対して、緊急災害情報の受信時の位置を自動送信し、サーバは、携帯端末から受信した位置情報を携帯端末毎に保持し、他の端末から照会を受けると、サーバは、照会を受けた携帯端末の位置情報を応答するという技術が提案されている。
特開2001−168990号公報 特開2006−319768号公報 特開2007−124413号公報 特開2007−166275号公報 特開2008−234488号公報 特開2009−089091号公報 特開2010−102635号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜7では、いずれの場合も、災害発生下において携帯電話と通信回線網側の装置との間で、安否確認メッセージや呼び出し信号を送受信したり、携帯電話のユーザに特別な操作を行わせたりしなければならず、容易に安否確認することができないという問題があった。
そこで本発明は、特別な操作をすることなく、通常の発信操作で、相手への安否状態を通知することができる基地局、安否確認方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の基地局は、移動機からの発信を受け付ける受付手段と、電話回線規制時に、前記受付手段により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴を検索する検索手段と、前記検索手段により前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して、発信があったことを通知する通知手段とを備えることを特徴とする基地局である。
本発明の安否確認方法は、移動機からの発信を受け付けるステップと、電話回線規制時に、前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴を検索するステップと、前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して発信があったことを通知するステップとを含むことを特徴とする安否確認方法である。
本発明のプログラムは、コンピュータに、移動機からの発信を受け付ける受付機能、電話回線規制時に、前記受付機能により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴を検索する検索機能、前記検索機能により前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して、発信があったことを通知する通知機能を実行させることを特徴とするプログラムである。
この発明によれば、特別な操作をすることなく、通常の発信操作で、相手への安否状態を通知することができる。
本発明の第1実施形態による移動機10の構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による基地局20の構成を示すブロック図である。 本第1実施形態において、移動機10による電話発信時の動作を説明するためのフローチャートである。 本第1実施形態において、移動機10の電話発信時における基地局20の動作を説明するためのフローチャートである。 本第1実施形態による、基地局20と移動機10a、10b、10cとの間での一連の動作を説明するためのシーケンス図である。 本第1実施形態による基地局20に保存される発信履歴の一例を示す概念図である。 本第2実施形態において、移動機10の電話発信時における基地局20の動作を説明するためのフローチャートである。 本第2実施形態による、基地局20と移動機10a、10b、10cとの間での一連の動作を説明するためのシーケンス図である。 本第2実施形態による基地局20に保存される発信履歴の一例を示す概念図である。 付記1の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
A.第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による移動機10の構成を示すブロック図である。図において、移動機10は、基地局との通信をアンテナ11を介して、送信部12と受信部13で行う。送信部12、受信部13は、CPU14の制御の下、電話やメッセージのデータを送受信する。CPU14は、表示部15、入力部16を通して、電話番号の表示や入力を受けつけ、プログラム格納メモリ17に予め用意しているプログラムに従って、データ格納メモリ18に格納されているデータを用いて各種処理を実行する。
表示部15は、液晶表示器や有機EL表示器などからなり、各種データを表示する。入力部16は、各種機能キー、数字キーからなり、電話番号を含む数字や文字、機能指示などを入力する。なお、入力部16として、表示部15の画面上に設けられたタッチパネルを備えていてもよい。この場合、各種機能キーや数字キーなどは、画面上のアイコンとタッチパネルとで代替するようにしてもよい。プログラム格納メモリ17は、CPU14により実行されるプログラムを格納している。データ格納メモリ18は、本実施形態で用いる自身の電話番号や相手の電話番号などを格納している。なお、プログラム格納メモリ17、及びデータ格納メモリ18は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリであってもよい。
図2は、本第1実施形態による基地局20の構成を示すブロック図である。移動機10a、10bは、図1で説明したものと同等である。基地局20は、受信部23、送信部24、通信管理部25、発信履歴管理部26、契約ユーザ管理部27、及びメッセージ管理部28を備えている。受信部23、及び送信部24は、移動機10a、10bと通信を行う。通信管理部25は、受信部23で受信した移動機からの発信要求情報により、発信元と発信先の接続を行う。この際、発信履歴管理部26には、発信履歴として、発信元電話番号と発信先電話番号とを紐付けた発信記録が保存される。
通信管理部25により発信元と発信先との接続ができず通話ができなかったとしても、発信履歴管理部26には、発信元電話番号と発信先電話番号とを紐付けた発信記録が発信履歴として保存されたままとなる。該発信履歴管理部26には、移動機からの発信要求一回ごとに上記発信履歴として、発信元電話番号から発信先電話番号に発信があったことを示す発信記録が蓄積される。契約ユーザ管理部27は、発信履歴管理部26の発信履歴を検索し、該発信履歴に該当する発信記録があった場合に、メッセージ送出先のアドレスの変換を行い、メッセージ管理部28に送出する。メッセージ管理部28は、メッセージ送出先に対して、発信があったことを通知するメッセージの送出を管理する。
以下では、発信元の移動機10がいるエリアを管轄する基地局を、「発信元側の基地局20」、発信先の移動機10がいるエリアを管轄する基地局を、「発信先側の基地局20」として説明する。また、単に、基地局20とした場合には、全ての基地局のうち、ある1つの基地局を指すものとする。なお、発信元の移動機10と発信先の移動機10とが同じエリア内にいる場合には、双方の基地局20は同じ基地局であり、異なるエリアにいる場合には、双方の基地局20は異なる基地局となる。但し、いずれの基地局20も、図2に示す同じ構成を有する。
次に、本第1実施形態の動作について説明する。
図3は、本第1実施形態において、移動機10による電話発信時の動作を説明するためのフローチャートである。まず、移動機10では、待受け状態などにおいて、ユーザにより発信操作があったか否かを判定し(ステップS10)、発信操作がない場合には(ステップS10のNO)、発信操作があるまで待機する。なお、他の操作があった場合や着信があった場合には、対応する処理を実行してもよい。
そして、ユーザが、発信先の電話番号を入力部16から入力するか、あるいはデータ格納メモリ18に格納されている電話番号を選択すると、発信操作があったと判定し(ステップS10のYES)、ユーザによる発信操作に従って、発信先の電話番号に対する発信を行う(ステップS12)。具体的には、発信元側の基地局20に対して、発信元電話番号、発信先電話番号を送信して回線確立を要求する。
次に、移動機10では、通話が可能であるか、すなわち回線が確立したか否かを判定し(ステップS14)、回線が確立せず、通話が可能にならなかった場合には(ステップS14のNO)、通話処理を行うことなく、当該処理を終了する。一方、回線が確立して通話が可能となった場合には(ステップS14のYES)、通常の通話に移行し(ステップS16)、通話が終了すると、当該処理を終了する。
図4は、本第1実施形態において、移動機10の電話発信時における基地局20の動作を説明するためのフローチャートである。まず、基地局20では、移動機10から発信操作(回線確立要求)があったか否かを判定し(ステップS20)、発信操作がない場合には(ステップS20のNO)、発信操作があるまで待機する。そして、移動機10から発信操作があった場合には(ステップS20のYES)、通信管理部25が、発信元の移動機10からの発信元電話番号と発信先電話番号とに基づいて、双方の回線を確立する処理を実行する(ステップS22)。そして、発信先電話番号に接続したか否かを判定し(ステップS24)、接続した場合には(ステップS24のYES)、発信元の移動機10と発信先の相手端末との通話処理を行う(ステップS26)。そして、通話が終了すると、当該処理を終了する。
一方、発信先電話番号に接続できなかった場合には(ステップS24のNO)、発信先電話番号に従って、発信先側の基地局20の発信履歴管理部26に保存されている発信履歴を検索する(ステップS28)。なお、発信先の移動機10が発信元の移動機10と同じエリアにいる場合には、上述したように、発信先側の基地局20は、発信元側の基地局20と同一である。次に、発信履歴に発信元電話番号に一致した発信記録があるか否かを判定する(ステップS30)。そして、発信履歴に発信元電話番号に一致した発信記録がない場合には(ステップS30のNO)、発信元側の基地局20の発信履歴管理部26に、発信履歴として、発信元電話番号とともに、発信先電話番号を保存する(ステップS26)。この場合、通話には移行せず、発信元側の基地局20における発信履歴管理部26の発信履歴に発信記録が残る。そして、当該処理を終了する。
また、発信先側の基地局20における発信履歴管理部26の発信履歴に、発信元電話番号に一致した発信記録があった場合には(ステップS30のYES)、発信先電話番号の相手も既に発信元に発信したことを意味するので、その発信履歴に記録されている発信先電話番号の移動機に対して、発信元からの発信があったことを通知するメッセージを送出するとともに、発信元電話番号の移動機に対して、発信先電話番号の相手にメッセージを送ったことを知らせるメッセージを送出する(ステップS34)。メッセージを送出した後は、発信元電話番号にマークをして再度メッセージを送出しないようにする(ステップS36)。その後、当該処理を終了する。
図5は、本第1実施形態による、基地局20と移動機10a、10b、10cとの間での一連の動作を説明するためのシーケンス図である。また、図6(a)、(b)は、本第1実施形態による基地局20に保存される発信履歴の一例を示す概念図である。なお、前提として、移動機10a、10b、10cとの間では通話ができない状態とする。また、移動機10aの電話番号はAAA、移動機10bの電話番号はBBB、移動機10cの電話番号はCCCとする。
また、図5においては、1つの基地局20しか記していないが、移動機10a、10b、10cが同一エリア内であれば、移動機10a、移動機10b、及び移動機10c側の基地局は、一つの基地局20であるが、それぞれが異なるエリアにいる場合には、それぞれのエリアを管轄する複数の基地局20となる。そこで、移動機10aがいるエリアを管轄する基地局を、「移動機10a側の基地局20」、移動機10bがいるエリアを管轄する基地局を、「移動機10b側の基地局20」、移動機10cがいるエリアを管轄する基地局を、「移動機10c側の基地局20」として説明する。但し、いずれの基地局20も、図2に示す同じ構成を有する。
まず、移動機10bが移動機10aの電話番号AAAに発信すると(SS10)、移動機10b側の基地局20は、通話ができない状態のため(回線が確立しないため)、発信元電話番号BBBの発信履歴として、発信元電話番号BBBが発信先電話番号AAAに対して発信したという発信記録を保存する(SS12;図6(a)参照)。
次に、移動機10cが移動機10aの電話番号AAAに発信する(SS14)。ここでも移動機10c側の基地局20は、通話ができない状態のため(回線が確立しないため)、発信元電話番号CCCの発信履歴として、発信元電話番号CCCが発信先電話番号AAAに対して発信したという発信記録を保存する(SS16;図6(b)参照)。
そして、最後に移動機10aが移動機10bの電話番号BBBに発信する(SS18)。ここでも、移動機10a側の基地局20は、通話できない状態であるので、移動機10b側の基地局20における、発信先電話番号BBBの発信履歴(図6(a))を検索する(SS20)。この場合、発信先電話番号BBBの発信履歴には、電話番号AAAに発信したことが記録されている。そこで、移動機10a側の基地局20は、電話番号AAAに電話をした電話番号BBBの移動機10bに対して、電話番号AAAの移動機10aから発信があったことを通知するメッセージを送信する(SS22)。
また、移動機10a側の基地局20は、電話番号AAAの移動機10aに、電話番号BBBの移動機10bから電話番号AAA宛に発信があったこと、電話番号AAAの移動機10aが発信したことを通知するメッセージを電話番号BBBの移動機10bに送信したことを通知するメッセージを送信する(SS24)。なお、使用するメッセージは、電話回線と比較して災害下でも接続しやすいパケット回線でも、搬送波を用いたもののどちらでも良い。
上述した第1実施形態によれば、移動機10から電話をかけた際に、発信先から同様に発信元の移動機10に対して発信されていた場合に、すなわち、双方が相手に発信していた場合に、発信元側の基地局20から、双方に対して発信があったことを通知するメッセージを送信するようにしたので、災害発生時などの通話ができない場合であっても、安否を確認することができる。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態は、移動機10から電話をかけた際に、発信元の移動機10に対して複数の相手から同様に発信があった場合に、基地局20から発信元を含む全ての移動機10に対して、発信があったことを通知するメッセージを送信するようにしたので、災害発生時などの通話ができない場合であっても、安否を確認することができる。このため、本第2実施形態では、発信元側の基地局20は、発信を受け付けると、発信先側の基地局20に、発信先電話番号宛の発信履歴として、発信元電話番号を保存する。なお、移動機10、基地局20の構成は、それぞれ図1、図2と同様であるので説明を省略する。また、移動機10での発信動作も図3と同様であるので説明を省略する。
以下では、上述した第1実施形態と同様に、発信元の移動機10がいるエリアを管轄する基地局を、「発信元側の基地局20」、発信先の移動機10がいるエリアを管轄する基地局を、「発信先側の基地局20」として説明する。また、単に、基地局20とした場合には、全ての基地局のうち、ある1つの基地局を指すものとする。なお、発信元の移動機10と発信先の移動機10とが同じエリア内にいる場合には、双方の基地局20は同じ基地局であり、異なるエリアにいる場合には、双方の基地局20は異なる基地局となる。但し、いずれの基地局20も、図2に示す同じ構成を有する。
図7は、本第2実施形態において、移動機10の電話発信時における基地局20の動作を説明するためのフローチャートである。まず、基地局20では、移動機10から発信操作(回線確立要求)があったか否かを判定し(ステップS40)、発信操作がない場合には(ステップS40のNO)、発信操作があるまで待機する。そして、移動機10から発信操作があった場合には(ステップS40のYES)、通信管理部25が、移動機10からの発信元電話番号と発信先電話番号とに基づいて、双方の回線を確立する処理を実行する(ステップS42)。そして、発信先電話番号に接続したか否かを判定し(ステップS44)、接続した場合には(ステップS44のYES)、発信元の移動機10と発信先の相手端末との通話処理を行う(ステップS46)。そして、通話が終了すると、当該処理を終了する。
一方、発信先電話番号に接続できなかった場合には(ステップS44のNO)、発信元側の基地局20の発信履歴管理部26に保存されている発信元電話番号宛の発信履歴を検索する(ステップS48)。次に、発信してきた相手の電話番号あるか否かを判定する(ステップS50)。そして、発信してきた相手の電話番号がない場合には(ステップS50のNO)、発信先側の基地局20の発信履歴管理部26に、発信先電話番号宛の発信履歴として、発信元電話番号を保存する(ステップS52)。なお、発信先の移動機10が発信元の移動機10と同じエリアにいる場合には、上述したように、発信先側の基地局20は、発信元側の基地局20と同一である。この場合、通話には移行せず、発信先側の基地局20における発信履歴管理部26の発信履歴に発信記録が残る。そして、当該処理を終了する。
また、発信元電話番号宛の発信履歴に、発信してきた相手の電話番号があった場合には(ステップS50のYES)、発信先の相手も既に発信元に発信したことを意味するので、その発信履歴に記録されている電話をかけてきた電話番号に対して、発信元電話番号からの発信があったことを通知するメッセージを送出するとともに、発信元電話番号に対して、電話をかけてきた相手にメッセージを送ったことを知らせるメッセージを送出する(ステップS54)。
メッセージを送出した後は、相手の電話番号にマークをして再度メッセージを送出しないようにする(ステップS56)。その後、ステップ48に戻り、発信元電話番号宛の発信履歴にマークをしていない相手の電話番号がなくなるまで、ステップS48〜S56を繰り返す。そして、発信履歴から電話をかけてきた電話番号がなくなった場合には(ステップS50のNO)、発信先の基地局20の発信履歴管理部26に、発信先電話番号宛の発信履歴として、発信元電話番号を保存する(ステップS52)。そして、当該処理を終了する。
図8は、本第2実施形態による、基地局20と移動機10a、10b、10cとの間での一連の動作を説明するためのシーケンス図である。また、図9は、本第2実施形態による基地局20に保存される発信履歴の一例を示す概念図である。なお、前提として、移動機10a、10b、10cとの間では通話ができない状態とする。また、移動機10aの電話番号はAAA、移動機10bの電話番号はBBB、移動機10cの電話番号はCCCとする。
また、図8においては、1つの基地局20しか記していないが、前述したように、移動機10a、10b、10cが同一エリア内であれば、移動機10a側の基地局20、移動機10b側の基地局20、及び移動機10c側の基地局20は、一つの基地局20であるが、それぞれが異なるエリアにいる場合には、それぞれのエリアを管轄する複数の基地局20となる。そこで、移動機10aがいるエリアを管轄する基地局を、「移動機10a側の基地局20」、移動機10bがいるエリアを管轄する基地局を、「移動機10b側の基地局20」、移動機10cがいるエリアを管轄する基地局を、「移動機10c側の基地局20」として説明する。但し、いずれの基地局20も、図2に示す同じ構成を有する。
まず、移動機10bが移動機10aの電話番号AAAに発信すると(SS30)、移動機10b側の基地局20は、通話ができない状態のため(回線が確立しないため)、移動機10a側の基地局20に、発信先電話番号AAA宛の発信履歴として、発信元電話番号BBBが発信先電話番号AAAに対して発信したという発信記録を保存する(SS32;図9参照)。
次に、移動機10cが移動機10aの電話番号AAAに発信する(SS34)。ここでも移動機10c側の基地局20は、通話ができない状態のため(回線が確立しないため)、移動機10a側の基地局20に、発信先電話番号AAA宛の発信履歴として、発信元電話番号CCCが発信先電話番号AAAに対して発信したという発信記録を保存する(SS36;図9参照)。
そして、最後に移動機10aが移動機10bの電話番号BBBに発信する(SS38)。ここでも、移動機10a側の基地局20は、通話できない状態であるので、自局の発信履歴管理部26に保存されている、移動機10aの電話番号AAA宛の発信履歴(図9)を検索する(SS40)。この場合、移動機10aの電話番号AAA宛の発信履歴には、電話番号BBB、CCCが電話番号AAAに対して発信したことが記録されている。そこで、移動機10a側の基地局20は、電話番号AAAに電話をした移動機10bの電話番号BBB、移動機10cの電話番号CCCに対して、電話番号AAAの移動機10aから発信があったことを通知するメッセージを送信する(SS42)。
また、移動機10a側の基地局20は、電話番号AAAの移動機10aには、電話番号BBBの移動機10b、及び電話番号CCCの移動機10cから電話番号AAA宛に発信があったこと、及び自身の電話番号AAAの移動機10aが発信したことを通知するメッセージを、移動機10bの電話番号BBB、移動機10cの電話番号CCCに対して送信したことを通知するメッセージを送信する(SS44)。なお、使用するメッセージは、電話回線と比較して災害下でも接続しやすいパケット回線でも、搬送波を用いたもののどちらでも良い。
上述した第2実施形態によれば、移動機10から電話をかけた際に、発信元の移動機10に対して複数の相手から同様に発信されていた場合に、発信元側の基地局20から発信元の移動機10を含む全ての相手に対して、発信があったことを通知するメッセージを送信するようにしたので、災害発生時などの通話ができない場合に、被災者が全ての相手にいちいち発信しなくても、発信してきた全ての相手が安否を確認することができる。
なお、上述した第1、第2実施形態において、発信履歴が一致したときに基地局20から送出するメッセージにそれぞれの移動機10の位置情報を含め、より詳しい情報を通知するようにしてもよい。また、発信履歴を残す端末としては、移動機10だけでなく、識別が可能であれば固定電話でも構わない。
また、上述した第2実施形態では、移動機10から電話をかけた際に、発信元の移動機10に対して複数の相手から同様に発信があった場合に、基地局20から発信元の移動機10を含む全ての相手に対して、発信があったことを通知するメッセージを送信するようにしたが、これに限らず、発信があった相手のうち、あらかじめ登録した相手(家族、親せきなど)に対してメッセージを送信するようにしてもよい。これにより、安否確認とは関係のない相手に対してメッセージを送らなくても済む。
また、上述した第2実施形態では、移動機10から電話をかける際に、相手の電話番号(発信先電話番号)を入力しているが、全ての相手に対してメッセージを送信するため、発信先電話番号を用いる必要がない。したがって、第2実施形態では、発信時に入力する相手の電話番号として、災害時に用いる特定の電話番号を入力(選択)するようにしてもよい。
また、上述した第1実施形態では、互いに発信していた相手に対して、発信があったことを通知するメッセージを送信し、上述した第2実施形態では、発信があった全ての相手に対して、発信があったことを通知するメッセージを送信するようにしたが、移動機10で、どちらの動作を実行するかを設定可能としてもよい。
なお、本発明の実施形態では、移動機10として携帯電話に適用した例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信可能な携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、通信機、その他の電子機器等にも幅広く適用できる。
以下、本発明の特徴を付記する。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
図10は、付記1の構成図である。なお、図10と図2との対応について説明する。図10に示す受付手段31は、図2の受信部23、通話管理部25に相当し、図10の検索手段32及び発信履歴33は、図2の発信履歴管理部26に相当する。また、図10の通知手段34は、図2のメッセージ管理部28に相当する。
この図に示すように、付記1記載の発明は、
移動機からの発信を受け付ける受付手段31と、
電話回線規制時に、前記受付手段31により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴33を検索する検索手段32と、
前記検索手段32により前記移動機に関連する発信履歴33に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して、発信があったことを通知する通知手段34と
を備えることを特徴とする基地局30である。
(付記2)
前記検索手段は、前記受付手段により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴として、発信先の移動機の発信履歴を検索し、前記通知手段は、前記検索手段により前記発信先の移動機の発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記発信先の移動機の双方に、発信があったことを通知することを特徴とする付記1に記載の基地局である。
(付記3)
前記検索手段は、前記受付手段により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴として、前記移動機に対する発信履歴を検索し、前記通知手段は、前記検索手段により前記移動機に対する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した全ての移動機に対して、発信があったことを通知することを特徴とする付記1に記載の基地局である。
(付記4)
前記検索手段により前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出されなかった場合に、前記移動機から発信先の移動機に対して発信があったことを、前記移動機に関連する発信履歴として保存する発信履歴保存手段を更に備えることを特徴とする付記1に記載の基地局である。
(付記5)
前記通知手段は、発信があったことを通知する前記移動機に対して、相手の移動機の位置情報を含めて通知することを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の基地局である。
(付記6)
移動機からの発信を受け付けるステップと、電話回線規制時に、前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴を検索するステップと、前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して発信があったことを通知するステップとを含むことを特徴とする安否確認方法である。
(付記7)
コンピュータに、移動機からの発信を受け付ける受付機能、電話回線規制時に、前記受付機能により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴を検索する検索機能、前記検索機能により前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して、発信があったことを通知する通知機能を実行させることを特徴とするプログラムである。
10、10a、10b、10c 移動機
11 アンテナ
12 送信部
13 受信部
14 CPU
15 表示部
16 入力部
17 プログラム格納メモリ
18 データ格納メモリ
20 基地局
23 受信部
24 送信部
25 通話管理部
26 発信履歴管理部
27 契約ユーザ管理部
28 メッセージ管理部

Claims (7)

  1. 移動機からの発信を受け付ける受付手段と、
    電話回線規制時に、前記受付手段により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴を検索する検索手段と、
    前記検索手段により前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して、発信があったことを通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記検索手段は、
    前記受付手段により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴として、発信先の移動機の発信履歴を検索し、
    前記通知手段は、
    前記検索手段により前記発信先の移動機の発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記発信先の移動機の双方に、発信があったことを通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記検索手段は、
    前記受付手段により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴として、前記移動機に対する発信履歴を検索し、
    前記通知手段は、
    前記検索手段により前記移動機に対する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した全ての移動機に対して、発信があったことを通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. 前記検索手段により前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出されなかった場合に、前記移動機から発信先の移動機に対して発信があったことを、前記移動機に関連する発信履歴として保存する発信履歴保存手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  5. 前記通知手段は、
    発信があったことを通知する前記移動機に対して、相手の移動機の位置情報を含めて通知することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基地局。
  6. 移動機からの発信を受け付けるステップと、
    電話回線規制時に、前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴を検索するステップと、
    前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して発信があったことを通知するステップと
    を含むことを特徴とする安否確認方法。
  7. コンピュータに、
    移動機からの発信を受け付ける受付機能、
    電話回線規制時に、前記受付機能により前記移動機からの発信を受け付けると、前記移動機に関連する発信履歴を検索する検索機能、
    前記検索機能により前記移動機に関連する発信履歴に、前記移動機に対する発信記録が検出された場合に、前記移動機、及び前記移動機に対して発信した他の移動機に対して、発信があったことを通知する通知機能
    を実行させることを特徴とするプログラム。

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