JP2013247307A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】10GHz以上の高周波信号を極めて損失少なく伝送させることが可能な配線基板を提供すること。
【解決手段】ビルドアップ絶縁層2の各層間に配設されており、ビア導体9を取り囲む円形の開口部13a,13bを有する複数のビルドアップベタ導体13と、コア絶縁板1の上下面に形成されており、ランド導体6を取り囲む開口部7a,7bを有するコアベタ導体7と、を具備して成る配線基板において、上面側のコアベタ導体7の開口部7aは、ビルドアップベタ導体13の開口部13a,13bおよび下面側のコアベタ導体7の開口部7bよりも小さい径を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路素子等の半導体素子を搭載するための配線基板に関するものである。
従来、半導体素子を搭載するための小型の配線基板は、図3に示すように、コア絶縁板31の上下面にビルドアップ絶縁層32が複数層ずつ積層されている。コア絶縁板31には、複数のスルーホール31aが形成されている。また、各ビルドアップ絶縁層32には、ビアホール32aがそれぞれ複数形成されている。さら最表層のビルドアップ絶縁層32上には、ソルダーレジスト層33が被着されている。
コア絶縁板31におけるスルーホール31aの内壁には、スルーホール導体34が形成されている。また、コア絶縁板31の上下面には、スルーホール導体34に電気的に接続されたコア導体層35がスルーホール導体34を覆うようにして被着されている。コア導体層35には、ランド導体36とコアベタ導体37とが形成されている。ランド導体36はスルーホール31aと中心を略同一とする円形のパターンであり、スルーホール31aよりも大きな径をしている。コアベタ導体37は、ランド導体36を取り囲む広面積のパターンである。
各ビルドアップ絶縁層32の表面には、ビルドアップ導体層38が形成されている。また、各ビルドアップ絶縁層32における各ビアホール32a内には、ビア導体39が充填されている。これらのビルドアップ導体層38とビア導体39とは、それぞれのビルドアップ絶縁層32毎に一体的に形成されている。またビア導体39はビアホール32a内を実質的に完全に充填している。
上面側の最表層のビルドアップ絶縁層32の上面に形成されたビルドアップ導体層38の一部は、配線基板の上面中央部において半導体素子接続パッド40を形成している。この半導体素子接続パッド40には、半導体素子Sの電極が半田バンプB1を介して接続される。
また、下面側の最表層のビルドアップ絶縁層32の上面に形成されたビルドアップ導体層38の一部は、スルーホール31aの下方において外部接続パッド41を形成している。この外部接続パッド41は、外部の電気回路基板の配線導体に半田ボールB2を介して接続される。
各ビルドアップ絶縁層32の表面に形成されたビルドアップ導体層38には、半導体素子Sと外部の電気回路基板との間で信号を伝送するための帯状の配線導体42や、半導体素子Sに接地電位や電源電位を提供するためのビルドアップベタ導体43が形成されている。
帯状の配線導体42は、上面側のビルドアップ導体層38に形成されており、配線基板の上面中央部に形成された半導体素子接続パッド40の下方から配線基板の下面外周部に形成された外部接続パッド41の上方に延在するように配設されている。そして、この帯状の配線導体42は、その一端部が半導体素子接続パッド40に上面側のビア導体39を介して電気的に接続されている。また、帯状の配線導体42の他端部は、上面側のビア導体39およびランド導体36を介してスルーホール導体34に電気的に接続されており、さらに下面側のランド導体36およびビア導体39を介してスルーホール31aの下方に位置する外部接続パッド41に電気的に接続されている。
上面側のビルドアップベタ導体43は、帯状の配線導体42の上下のビルドアップ導体層38において、帯状の配線導体42を上下から広い幅で挟むように配置されているとともに、帯状の配線導体42と同じビルドアップ導体層38において、帯状の配線導体42の周囲を帯状の配線導体42から所定の間隔をあけて取り囲むように配置されている。
さらに、上面側および下面側におけるビルドアップベタ導体43およびコアベタ導体37には、帯状の配線導体42に電気的に接続されたビア導体39をおよびランド導体36の周囲を、これらのビア導体39およびランド導体36から所定の間隔をあけて取り囲む開口部43a、43bおよび37a、37bがそれぞれ形成されている。なお、開口部43a、37aは上面側の開口部であり、開口部43b、37bは下面側の開口部である。
ここで、スルーホール導体34およびコア導体層35およびビルドアップ導体層38およびビア導体39の一部のみを抜き出して示した部分断面斜視図を図4に示す。なお、図4おいては、上面側の最表層のビルドアップ導体層38および上面側の最表層のビア導体39を破線で示している。図4に示すように、開口部43a、43bおよび37a、37bは、帯状の配線導体42が電気的に接続された外部接続パッド41よりも大きい直径を有している。これらの開口部43a、43bおよび37a、37bは、帯状の配線導体42に接続された外部接続パッド41とビルドアップベタ導体43およびコアベタ導体37との間に大きな静電容量が形成されるのを防止し、それにより帯状の配線導体42に接続された半導体素子接続パッド40と外部接続パッド41との間に高周波信号を低損失で伝送可能とするために設けられるものである。
なお、上面側の最表層のビルドアップベタ導体43には、開口部43aが形成されていない。これは、帯状の配線導体42に高周波の信号を伝播させる際に帯状の配線導体42から発生するノイズが外部に放射されるのを最表層のビルドアップベタ導体43で防止するためである。その結果、帯状の配線導体42を上面側のランド導体36に接続するビア導体39と帯状の配線導体42との接続部には最表層のビルドアップベタ導体43との間に配線導体42およびビア導体39の両方との間で静電容量が形成される。そこで、この静電容量を減らすため、最表層のビルドアップ導体層38より内側のビルドアップベタ導体43においては、開口部43の径をある程度以上大きくすることが行なわれている。
しかしながら、上面側のビルドアップベタ導体43において、開口部43aの開口径を大きくした場合、帯状の配線導体42を上面側のランド導体36に接続するビア導体39と帯状の配線導体42との接続部における静電容量は低減できるものの、その接続部より下のビア導体39から上面側のランド導体36までの間では容量成分が少なくなるので、その分、インダクタンス成分が相対的に増加してしまう。そのため、帯状の配線導体42に接続された半導体素子接続パッド40と外部接続パッド41との間に高周波信号を伝送させる際に更なる低損失化が困難であった。
特開2011−138846号公報
本発明は、10GHz以上の高周波信号を極めて損失少なく伝送させることが可能な配線基板を提供することを目的とするものである。
本発明の配線基板は、
コア絶縁板と、
該コア絶縁板の上下面に複数層ずつ積層されたビルドアップ絶縁層と、
上面側の最表層の前記ビルドアップ絶縁層の上面に形成された円形の導体から成る半導体素子接続パッドと、
下面側の最表層の前記ビルドアップ絶縁層の下面に、前記半導体素子接続パッドから水平方向に離間した位置に形成された円形の導体から成る外部接続パッドと、
前記コア絶縁板における前記外部接続パッドの上方に、前記コア絶縁板を上下に貫通するように形成された円筒状のスルーホール導体と、
前記コア絶縁板の上下面に前記スルーホール導体を覆うように形成された円形のランド導体と、
上面側の前記ビルドアップ絶縁層の間を、前記半導体素子接続パッドに接続されて該半導体素子接続パッドの下方から前記外部接続パッドの上方まで延在する帯状の配線導体と、
前記外部接続パッドの上方において、上面側の前記ビルドアップ絶縁層を貫通して上面側の前記ランド導体と前記配線導体とを接続する上面側のビア導体および下面側の前記ビルドアップ絶縁層を貫通して下面側の前記ランド導体と前記外部接続パッドとを接続する下面側のビア導体と、
前記ビルドアップ絶縁層の各層間に配設されており、前記ビア導体を取り囲む円形の開口部を有する複数のビルドアップベタ導体と、
前記コア絶縁板の上下面に形成されており、前記ランド導体を取り囲む開口部を有するコアベタ導体と、
を具備して成る配線基板において、
上面側の前記コアベタ導体の前記開口部は、前記ビルドアップベタ導体の前記開口部および下面側の前記コアベタ導体の前記開口部よりも小さい径を有することを特徴とするものである。
本発明の配線基板によれば、上記構成において、上面側のコアベタ導体の開口部をその他のベタ導体の開口部よりも小さい径としたことから、帯状の配線導体と上面側のランド導体とを接続するビア導体において、帯状の配線導体とビア導体との接続部における静電容量を低減しつつ、その接続部より下のビア導体から上面側のランドよりも上までの間のビア導体における容量成分が少なくなったために相対的に増加するインダクタ成分を、ランド導体とコアベタ導体との間の静電容量を増加させて相殺することができる。その結果、帯状の配線導体に接続された半導体素子接続パッドと外部接続パッドとの間に、10GHz以上の高周波信号を極めて損失少なく伝送させることが可能となる。
図1は、本発明の配線基板の実施形態の一例を示す概略断面図である。 図2は、図1に示す配線基板のスルーホール導体およびコア導体層およびビルドアップ導体層およびビア導体の一部のみを抜き出して示した部分断面斜視図である。 図3は、従来の配線基板を示す概略断面図である。 図4は、図3に示す配線基板のスルーホール導体およびコア導体層およびビルドアップ導体層およびビア導体の一部のみを抜き出して示した部分断面斜視図である。
次に、本発明の配線基板における実施形態の一例を説明する。図1は、本例の配線基板を示す概略断面図であり、図中、1はコア絶縁板、2はビルドアップ絶縁層、4はスルーホール導体、6はランド導体、7はコアベタ導体、9はビア導体、10は半導体素子接続パッド、11は外部接続パッド、12は帯状の配線導体、13はビルドアップベタ導体である。
図1に示すように、本例の配線基板は、コア絶縁板1の上下面にビルドアップ絶縁層2が複数層ずつ積層されている。さら最表層のビルドアップ絶縁層2上には、ソルダーレジスト層3が被着されている。
コア絶縁板1は、例えばガラス繊維束を縦横に織り込んだガラス織物にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて熱硬化させた平板状であり、その上面から下面にかけて複数のスルーホール1aが形成されている。コア絶縁板1の厚みは0.2〜0.8mm程度であり、スルーホール1aの直径は100〜200μm程度である。このようなコア絶縁板1は、ガラス織物に未硬化の熱硬化性樹脂を含浸させた絶縁シートを熱硬化させた後、これに上面から下面にかけてスルーホール1aをドリル加工することにより製作される。
スルーホール1aの内壁には、スルーホール導体4が形成されている。さらに、スルーホール導体4が被着されたスルーホール1a内は樹脂により充填されている。スルーホール導体4の厚みは10〜30μm程度である。なお、スルーホール導体4は、スルーホール内面に無電解めっき法および電解めっき法により銅めっき膜を析出させることにより形成される。また、スルーホール1a内を樹脂により充填するには、スルーホール導体4が形成されたスルーホール1a内に未硬化のペースト状の熱硬化性樹脂をスクリーン印刷法により充填し、その後、充填された樹脂を熱硬化させる方法が採用される。
さらに、コア絶縁板1の上下面には、スルーホール導体4に電気的に接続されたコア導体層5がスルーホール導体4を覆うようにして被着されている。コア導体層5の厚みは10〜50μm程度である。コア導体層5には、ランド導体6とコアベタ導体7とが形成されている。ランド導体6はスルーホール1aと中心を略同一とする円形のパターンであり、スルーホール1aよりも20〜50μm程度大きな半径をしている。コアベタ導体7はランド導体6を取り囲む広面積のパターンである。このようなコア導体層5は、コア絶縁板1の上下全面に厚みが10〜30μm程度の銅箔を貼着しておき、コア絶縁板1にスーホール1aおよびスルーホール導体4を形成するとともにスルーホール1aの内部を樹脂により充填した後、スルーホール1a上および銅箔の表面に銅めっき膜を析出させ、しかる後、コア絶縁板1上の銅箔および銅めっき膜を周知のサブトラクティブ法により所定のパターンにエッチングすることにより形成される。
また、ビルドアップ絶縁層2は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂に酸化珪素粉末等の無機絶縁物フィラーを30〜70質量%程度分散させた絶縁材料から成る。各ビルドアップ絶縁層2には、その上面が下面にかけて複数のビアホール2aが形成されている。各ビルドアップ絶縁層2の厚みは20〜60μm程度である。ビアホール2aの直径は50〜100μm程度である。このようなビルドアップ絶縁層2は、厚みが20〜60μm程度の未硬化の熱硬化性樹脂から成る絶縁フィルムをコア絶縁板1の上下面に貼着し、それを熱硬化させるとともにレーザ加工によりビアホール2aを穿孔する工程を順次繰り返すことにより形成される。
各ビルドアップ絶縁層2の表面には、ビルドアップ導体層8が形成されている。また、各ビルドアップ絶縁層2における各ビアホール2a内には、ビア導体9が充填されている。これらのビルドアップ導体層8とビア導体9とは、それぞれのビルドアップ絶縁層2毎に一体的に形成されている。各ビルドアップ絶縁層2上におけるビルドアップ導体層8の厚みは、10〜30μm程度である。またビア導体9は、ビアホール2a内を実質的に完全に充填している。なお、各ビルドアップ絶縁層2の表面に被着されたビルドアップ導体層8およびビアホール2a内に充填されたビア導体9は、各ビルドアップ絶縁層2を形成する毎に各ビルドアップ絶縁層2の表面およびビアホール2a内に無電解銅めっきおよび電解銅めっきから成る銅めっきを周知のセミアディティブ法等のパターン形成法により所定のパターンに被着させることによって形成される。
上面側の最表層のビルドアップ絶縁層2の上面に形成されたビルドアップ導体層8の一部は、配線基板の上面中央部において半導体素子接続パッド10を形成している。半導体素子接続パッド10は、直径が50〜150μm程度の円形である。この半導体素子接続パッド10には、半導体素子Sの電極が半田バンプB1を介して接続される。
また、下面側の最表層のビルドアップ絶縁層2の上面に形成されたビルドアップ導体層8の一部は、スルーホール1aの下方において外部接続パッド11を形成している。外部接続パッド11は、直径が500〜1000μm程度の円形である。この外部接続パッド11は、外部の電気回路基板の配線導体に半田ボールB2を介して接続される。
各ビルドアップ絶縁層2の表面に形成されたビルドアップ導体層8には、半導体素子Sと外部の電気回路基板との間で信号を伝送するための帯状の配線導体12や、半導体素子Sに接地電位や電源電位を提供するためのビルドアップベタ導体13が形成されている。
帯状の配線導体12は、上面側のビルドアップ導体層8に形成されており、配線基板の上面中央部に形成された半導体素子接続パッド10の下方から配線基板の下面外周部に形成された外部接続パッド11の上方に延在するように配設されている。この帯状の配線導体12の幅は、10〜30μm程度である。そして、この帯状の配線導体12は、その一端部が半導体素子接続パッド10に上面側のビア導体9を介して電気的に接続されている。また、帯状の配線導体12の他端部は、上面側のビア導体9およびランド導体6を介してスルーホール導体4に電気的に接続されており、さらに下面側のランド導体6およびビア導体9を介してスルーホール1aの下方に位置する外部接続パッド11に電気的に接続されている。
上面側のビルドアップベタ導体13は、帯状の配線導体12の上下のビルドアップ導体層8において、帯状の配線導体12を上下から広い幅で挟むように配置されているとともに、帯状の配線導体12と同じビルドアップ導体層8において、帯状の配線導体12の周囲を帯状の配線導体12から所定の間隔をあけて取り囲むように配置されている。
さらに、上面側および下面側におけるビルドアップベタ導体13およびコアベタ導体7には、帯状の配線導体12に電気的に接続されたビア導体9をおよびランド導体6の周囲を、これらのビア導体9およびランド導体6から所定の間隔をあけて取り囲む開口部13a、13bおよび7a、7bがそれぞれ形成されている。なお、開口部13a、7aは上面側の開口部であり、開口部13b、7bは下面側の開口部である。
ここで、スルーホール導体4およびコア導体層5およびビルドアップ導体層8およびビア導体9の一部のみを抜き出して示した部分断面斜視図を図2に示す。なお、図2おいては、上面側の最表層のビルドアップ導体層8および上面側の最表層のビア導体9を破線で示している。
図2に示すように、本例の配線基板においては、下面側のビルドアップベタ導体13に形成された開口部13bおよび下面側のコアベタ導体7に形成された開口部7bは、その直径が外部接続パッド11よりも大きなものとなっている。具体的には開口部13bおよび7bの直径は、外部接続パッドより200〜400μm程度大きいものとなっている。これにより、外部接続パッド11と下面側のビルドアップベタ導体13およびコアベタ導体7との間の静電容量が低減されるので、それにより外部接続パッド11における信号の反射が抑制されて半導体素子接続パッド10と外部接続パッド11との間に10GHz以上の高周波信号を効率よく伝送させることが可能となる。
また、上面側の最表層のビルドアップベタ導体13には、開口部13aが形成されていない。これは、帯状の配線導体12に高周波の信号を伝播させる際に帯状の配線導体12から発生するノイズが外部に放射されるのを最表層のビルドアップベタ導体13で防止するためである。その結果、帯状の配線導体12を上面側のランド導体6に接続するビア導体9と帯状の配線導体12との接続部には最表層のビルドアップベタ導体13との間に配線導体12およびビア導体9の両方との間で静電容量が形成される。
そこで、この静電容量を減らすため、本例の配線基板では、最表層のビルドアップ導体層8より内側のビルドアップベタ導体13においては、開口部13aの直径を500〜1000μm程度の大きなもとしている。これによって、帯状の配線導体12を上面側のランド導体6に接続するビア導体9と帯状の配線導体12との接続部における静電容量が低減されて半導体素子接続パッド10と外部接続パッド11との間に10GHz以上の高周波信号を効率よく伝送させることが可能となる。
さらに、本例の配線基板においては、上面側のコア導体層7における開口部7aは、その直径が開口部13a、13bおよび7bよりも50〜500μm程度小さいものとなっている。これにより、帯状の配線導体12とビア導体9との接続部より下のビア導体9から上面側のランド導体6よりも上までの間のビア導体9における容量成分が少なくなったために相対的に増加したインダクタ成分を、上面側のランド導体6とコアベタ導体7との間の静電容量を増加させて相殺することができる。その結果、帯状の配線導体12に接続された半導体素子接続パッド10と外部接続パッド11との間に、10GHz以上の高周波信号を極めて損失少なく伝送させることが可能となる。なお、本発明者が図2に対応する本発明による解析モデルと、図4に対応する従来技術による解析モデルとで電磁界シミュレータを用いて解析した結果、従来技術による解析モデルでは、半導体素子接続パッド40から外部接続パッド41までにおける反射損失が30GHzまでに−15dBよりも高くなったのに対して、本発明による解析モデルでは、半導体素子接続パッド10から外部接続パッド11までにおける反射損失が30GHzまでに−20dB以下と低いものであった。
1・・・コア絶縁板
2・・・ビルドアップ絶縁層
4・・・スルーホール導体
6・・・ランド導体
7・・・コアベタ導体
7a・・・上面側のコアベタ導体の開口部
7b・・・下面側のコアベタ導体の開口部
9・・・ビア導体
10・・・半導体素子接続パッド
11・・・外部接続パッド
12・・・帯状の配線導体
13・・・ビルドアップベタ導体
13a・・・上面側のビルドアップベタ導体の開口部
13b・・・下面側のビルドアップベタ導体の開口部

Claims (1)

  1. コア絶縁板と、
    該コア絶縁板の上下面に複数層ずつ積層されたビルドアップ絶縁層と、
    上面側の最表層の前記ビルドアップ絶縁層の上面に形成された円形の導体から成る半導体素子接続パッドと、
    下面側の最表層の前記ビルドアップ絶縁層の下面に、前記半導体素子接続パッドから水平方向に離間した位置に形成された円形の導体から成る外部接続パッドと、
    前記コア絶縁板における前記外部接続パッドの上方に、前記コア絶縁板を上下に貫通するように形成された円筒状のスルーホール導体と、
    前記コア絶縁板の上下面に前記スルーホール導体を覆うように形成された円形のランド導体と、
    上面側の前記ビルドアップ絶縁層の間を、前記半導体素子接続パッドに接続されて該半導体素子接続パッドの下方から前記外部接続パッドの上方まで延在する帯状の配線導体と、
    前記外部接続パッドの上方において、上面側の前記ビルドアップ絶縁層を貫通して上面側の前記ランド導体と前記配線導体とを接続する上面側のビア導体および下面側の前記ビルドアップ絶縁層を貫通して下面側の前記ランド導体と前記外部接続パッドとを接続する下面側のビア導体と、
    前記ビルドアップ絶縁層の各層間に配設されており、前記ビア導体を取り囲む円形の開口部を有する複数のビルドアップベタ導体と、
    前記コア絶縁板の上下面に形成されており、前記ランド導体を取り囲む開口部を有するコアベタ導体と、
    を具備して成る配線基板において、
    上面側の前記コアベタ導体の前記開口部は、前記ビルドアップベタ導体の前記開口部および下面側の前記コアベタ導体の前記開口部よりも小さい径を有することを特徴とする配線基板。
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