JP2013247037A - Led照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LED照明装置における照射光の焦点位置の変更や照射範囲の調節を簡便に実施可能とする。
【解決手段】LED発光部3を光源とするLED照明装置において、LED発光部から発せられる光を透過させ、光を照射させるレンズ部1と、光の照射方向に沿ってレンズ部を保持する保持部2とを備え、レンズ部及び保持部には、光の照射方向に対して異なる複数の位置にレンズ部を位置付けるネジ部6(雄ネジ部61及び雌ネジ部62)を形成するとともに、レンズ部を複数の位置に固定するラチェット部7(ラチェット歯部71及びラチェット爪部72)を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LEDを光源とする照明装置に関し、特に、焦点位置を変更可能なLED照明装置に関する。
従来から、例えば、自動車等の車両室内の照明装置の一つとして、光源をLEDとする照明装置が用いられている(特許文献1参照)。かかるLED照明装置に関し、特許文献1には、1つのLED発光部のみを光源として、照射光の照射領域(照射範囲)の調節を行うことを可能とする装置の構成例が開示されている。この場合、かかるLED照明装置は、LED発光部から発せられる光を透過させ、光を照射させるレンズ部と、レンズ部を保持する保持部とを備えている。保持部は、LED発光部が収容されるハウジングに対して筒状に設けられている。そして、筒状をなす保持部には、開口近傍にレンズ部を光の照射方向と交差する方向へ挿入するためのスリットが形成されているとともに、該スリットに連通するガイド溝が形成されている。また、ガイド溝の略中央部には、レンズ部を係止するための凹状の係止部が形成されている。一方、レンズ部は、略円板状をなし、外形部の対向する一部が直線状に形成されており、かかる直線部位にガイド溝の係止部と係合可能な凸状の係合部が設けられている。
このような構成をなすLED照明装置において、レンズ部を保持部に装着させる際には、スリットからレンズ部をガイド溝へ挿入し、該ガイド溝に沿って押し込む。そして、係合部が係止部と係合されるとともに、レンズ部の先端がガイド溝の閉塞端(スリットとは反対側の保持部の内壁部)と当接するまでガイド溝に沿って押し込むことで、レンズ部を保持部に対して所定位置に保持させることができる。これにより、レンズ部は、保持部の開口を閉塞した状態でLED照明装置に装着され、LED発光部から発せられた照射光は、レンズ部を透過して照射される。
したがって、例えば、微細な凹凸等の表面加工を施したレンズ部をLED照明装置に装着させることで、指向性の強い照射光を散乱させてぼかすことができ、照射光の照射領域(照射範囲)の調節が可能となる。
特開2010−177040号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置構成では、光源であるLED発光部からレンズ部までの距離(つまり、レンズ高)は常に一定となっている。このため、レンズ部を交換することなく、照射範囲の調節、換言すれば、照射光の焦点位置の変更ができない装置構成となっている。したがって、照射範囲の調節や照射光の焦点位置の変更をするためにはレンズ部を交換しなければならず、利便性の向上を図る上では課題が残る。
本発明はこれを踏まえてなされたものであり、その解決しようとする課題は、LED照明装置における照射光の焦点位置の変更や照射範囲の調節を簡便に実施可能とすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、LED発光部を光源とするLED照明装置において、LED発光部から発せられる光を透過させ、光を照射させるレンズ部と、光の照射方向に沿ってレンズ部を保持する保持部とを備え、レンズ部及び保持部には、光の照射方向に対して異なる複数の位置にレンズ部を位置付けるネジ部を形成するとともに、レンズ部を複数の位置に固定するラチェット部を形成することを特徴とする。
これによれば、LED発光部から発せられる光の照射方向に対して異なる複数の位置にレンズ部を位置付けることができるとともに、かかる複数の位置でレンズ部を固定することができる。この結果、光源であるLED発光部からレンズ部までの距離(つまり、レンズ高)を変更可能に構成することができる。
一例として、レンズ部は、光の照射方向に対して異なる2つの位置に位置付けるとともに、かかる2つの位置に固定する構成とすることが可能である。
本発明によれば、LED照明装置において、照射光の焦点位置の変更や照射範囲の調節を簡便に実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るLED照明装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るLED照明装置の構成部品を示す分解図である。 本発明の第1の実施形態に係るLED照明装置の全体構成を図1に示す矢印A1の方向から示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るLED照明装置の全体構成を図3に示す矢印A3の部分における縦断面で示す図である。 レンズ部を第1のレンズ高(レンズ最小高)に位置付けて固定した状態を示す図であって、(a)はLED照明装置の全体斜視図、(b)は同図(a)の側面図である。 レンズ部を第2のレンズ高(レンズ最大高)に位置付けて固定した状態を示す図であって、(a)はLED照明装置の全体斜視図、(b)は同図(a)の側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るLED照明装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るLED照明装置の構成部品を示す分解図である。 二組のスリット部の構成(溝深さ及び配設位置)を説明するための図である。 レンズ部を第1のレンズ高(レンズ最小高)に位置付けて固定した状態を示す図である。 レンズ部を第1のレンズ高(レンズ最小高)に位置付けて固定した状態(図10)を示す図であって、(a)はLED照明装置の側面図、(b)はレンズ部の平面図、(c)は保持部の平面図である。 レンズ部を第2のレンズ高(レンズ最大高)に位置付けて固定した状態を示す図であって、(a)はLED照明装置の側面図、(b)はレンズ部の平面図である。
以下、本発明のLED照明装置について、添付図面を参照して説明する。本発明に係るLED照明装置は、LED発光部を光源とする照明装置であり、例えば、自動車等の車両室内の照明装置として用いることができる。ただし、かかるLED照明装置の用途はこれに限定されるものではなく、家庭用の照明装置等として適用することも可能である。
図1〜図4には、本発明の第1の実施形態に係るLED照明装置の全体構成を示す。図1は、全体構成の斜視図であり、図2は、構成部品を示す分解図である。また、図3は、図1に示す矢印A1の方向から示す平面図であり、図4は、図3に示す矢印A3の部分における縦断面図である。
図1〜図4に示すように、LED照明装置は、LED発光部3から発せられる光(以下、照射光という。)を透過させ、照射光を照射させるレンズ部1と、照射光の照射方向に沿ってレンズ部1を保持する保持部2とを備えている。保持部2は、LED発光部3を収容するとともにレンズ部1を保持するための筺体であり、LED発光部3が収容される本体部21と、レンズ部1が保持される筒状部22とを有している。本体部21は、外形が略直方体状をなし、内部にLED発光部3が収容されている。この場合、LED発光部3は、外部電源(図示しない)との接続ユニット4と一体をなして組み付けられた状態で、本体部21の長手方向の一端側に配されている。また、本体部21は、長手方向の他端側に接続ユニット4を外部に臨ませる開口部23を有しており、接続ユニット4は、開口部23において接続端子41を外部へ向けて突出させている。そして、外部電源の接続コネクタ(例えば、自動車のバッテリに接続されたワイヤハーネス等)5を開口部23へ嵌入して接続端子41と接続させることで、接続ユニット4を介して外部電源からLED発光部3が給電され、発光する。なお、図1〜図4には、接続ユニット4の接続端子41を雄端子とした構成(接続コネクタ5は、雌端子に相当)を一例として示すが、接続端子を雌端子(接続コネクタ5は、雄端子に相当)として構成することも可能である。
筒状部22は、本体部21の長手方向の一端側、つまり、LED発光部3の配設側から、照射光の照射方向(図4に矢印A4で示す方向(同図においては上方向)。以下、照射光方向という。)へ向けて円筒状に突出している。すなわち、筒状部22は、LED発光部3から発せられた光の導光路として構成されている。これにより、照射光は、筒状部22を介して照射光方向へ導光され、レンズ部1を透過して外部へ向けて照射される。本実施形態において、筒状部22は、照射光方向に対して略一定の内径寸法で延出する小筒部24と、小筒部24よりも大きな略一定の内径寸法で延出する大筒部25とを有し、これら小筒部24と大筒部25が同心をなして照射光方向に連続して構成されている。なお、筒状部22の外径寸法は、小筒部24及び大筒部25とも同一の一定寸法に設定されている。すなわち、筒状部22は、小筒部24と大筒部25の内周境界に段差を有する段付きの略円筒状となっている。また、筒状部22は、小筒部24が大筒部25よりもLED発光部3に近接する構成となっている。
レンズ部1は、所定方向に延出された略円柱状をなしており、延出方向が照射光方向に沿って位置付けられるように保持部2に保持されている。本実施形態において、レンズ部1は、照射光方向に対して略一定の径寸法で延出する小径部11と、小径部11よりも大きな略一定の径寸法で延出する大径部12とを有し、これら小径部11と大径部12が同心をなして照射光方向に連続して構成されている。すなわち、レンズ部1は、小径部11と大径部12の境界に段差を有する段付きの略円柱状となっている。そして、レンズ部1(小径部11及び大径部12)の中心軸を筒状部22(小筒部24及び大筒部25)の中心軸と一致させるように、レンズ部1が保持部2に保持されている。その際、レンズ部1は、小径部11が大径部12よりもLED発光部3に近接するように位置付けられる。
また、レンズ部1は、無色透明もしくは有色透明に構成されており、照射光を透過させる。すなわち、レンズ部1は、筒状部22を介して照射光方向へ導光された照射光を透過させ、外部へ向けて照射させる。したがって、レンズ部1を無色透明に構成することで、照射光を略同一の色相で外部へ向けて照射させることができ、有色透明に構成することで、照射光を基の色相とは異なる色相で外部へ向けて照射させること(換言すれば、照射光の色相変換をすること)ができる。レンズ部1を有色透明に構成する場合には、例えば、透明のレンズ材に色素や蛍光体を添加すればよい。
本実施形態において、レンズ部1及び保持部2には、LED発光部3から発せられた光の照射方向(照射光方向)に対して異なる複数の位置にレンズ部1を位置付けるネジ部6が形成されている。この場合、レンズ部1には、小径部11の周面に対し、ネジ部6として一連の螺旋溝(以下、雄ネジ部という。)61が形成されている。一方、保持部2には、筒状部22の小筒部24の内周面に対し、ネジ部6として雄ネジ部61と螺合可能な一連の螺旋溝(以下、雌ネジ部という。)62が形成されている。
これにより、レンズ部11を筒状部22へ挿入し、この状態でレンズ部11を所定方向へ(一例として、時計回りに)回転させることで、小径部11の雄ネジ部61を小筒部24の雌ネジ部62と螺合させることができる。なお、小径部11は、径寸法が小筒部24の内径寸法と略同一に設定されており、小筒部24よりも内径寸法が大きな大筒部25を介して筒状部22へ容易に挿入可能な構成となっている。そして、レンズ部1を所定方向へさらに回転させることで、雄ネジ部61が雌ネジ部62に沿って螺送され、レンズ部1をLED発光部3と近接するように(別の捉え方をすれば、照射光方向とは逆向きに)移動させることができる。また、レンズ部1を所定方向とは逆向きへ(一例として、反時計回りに)回転させることで、レンズ部1をLED発光部3と離間するように(別の捉え方をすれば、照射光方向に)移動させることができる。
したがって、照射光方向に対して異なる複数の位置(任意の位置)にレンズ部1を位置付けること、すなわち、LED発光部3からレンズ部1までの距離(以下、レンズ高という。)を変更することができる。なお、本実施形態においては、雄ネジ部61を雌ネジ部62と完全に螺合させた状態(図4に示す状態)で、レンズ部1(具体的には、小径部11)の先端が接続ユニット4と当接され、レンズ部1はそれ以上LED発光部3と近接されない状態となっている。かかる状態においては、レンズ部1のレンズ高が最も低い状態(レンズ最小高)となる。つまり、レンズ部1は、レンズ高が最も高い状態(レンズ最大高)である筒状部22へ挿入して雄ネジ部61を雌ネジ部62と螺合させた状態からレンズ最小高までの任意のレンズ高で、LED発光部3(別の捉え方をすれば、保持部2)に対して位置付けることが可能となるように構成されている。なお、ネジ部6(雄ネジ部61及び雌ネジ部62)の螺旋溝の長さは、レンズ部1を所定のレンズ最大高から所定のレンズ最小高までの任意のレンズ高に位置付けることが可能となるようにこれらレンズ最大高及びレンズ最小高に応じて設定すればよい。また、ネジ部6(雄ネジ部61及び雌ネジ部62)の螺旋溝のピッチは、雄ネジ部61と雌ネジ部62を相互に螺合させることが可能であれば、任意に設定可能である。
また、本実施形態において、レンズ部1及び保持部2には、レンズ部1をLED発光部3から発せられた光の照射方向(照射光方向)に対して異なる複数の位置に固定するラチェット部7が形成されている。この場合、レンズ部1には、大径部12の周面に対し、ラチェット部7として照射光方向に沿って複数の凸曲突起(以下、ラチェット歯部という。)71が等間隔で形成されている。一方、保持部2には、大筒部25の内周面に対し、ラチェット部7として照射光方向に沿って複数の凸曲突起(以下、ラチェット爪部という。)72が等間隔で形成されている。ラチェット歯部71及びラチェット爪部72は、周方向に対して略同一のピッチで形成されているとともに、径方向に対して略同一の高さで突出されている。また、ラチェット爪部72及びラチェット歯部71をなす各凸曲突起は、周方向に対して対称形(例えば、円弧状や楕円弧状等)をなしている。これにより、周方向に隣り合うラチェット爪部72の間にラチェット歯部71が介在するようにレンズ部1を位置付けることで、レンズ部1を筒状部22(大筒部25)へ挿入することができ、レンズ部1(小径部11及び大径部12)の中心軸を筒状部22(小筒部24及び大筒部25)の中心軸と一致させた状態とすることができる。
このように周方向に隣り合うラチェット爪部72の間(以下、爪谷部という。)にラチェット歯部71が介在された状態においては、ラチェット歯部71とラチェット爪部72は、相互に噛み合った状態となっている。ただし、本実施形態においては、ラチェット爪部72及びラチェット歯部71をなす各凸曲突起が周方向に対して対称形(例えば、円弧状や楕円弧状等)をなしているため、これらが相互に噛み合った状態から所定方向(時計回りもしくは反時計回り)へラチェット歯部71とラチェット爪部72との噛合力に抗して回転力を加えることで、ラチェット歯部71をラチェット爪部72の凸曲面に沿って爪谷部ごとに所定方向へ移動させることができる。すなわち、レンズ部1を筒状部22(より具体的には、大筒部25)に対して周方向へ回転させることができる。その一方で、レンズ部1は、ラチェット歯部71とラチェット爪部72との噛合力に抗する回転力を加えない限り、ラチェット歯部71が爪谷部に止まり、周方向へ回転させることができない。したがって、例えば、振動等によりレンズ部1が筒状部22(大筒部25)に対して勝手に回転してしまうような事態を有効に抑止することができる。これにより、ネジ部6(雄ネジ部61及び雌ネジ部62)によってレンズ最大高からレンズ最小高までの任意のレンズ高に位置付けたレンズ部1を、ラチェット部7(ラチェット歯部71及びラチェット爪部72)によってかかる任意のレンズ高に固定することができる。
例えば、図5及び図6には、照射光方向に対して異なる2つの位置(第1のレンズ高と第2のレンズ高)に位置付けられるとともに、前記2つの位置に固定されたレンズ部1の状態をそれぞれ示す。図5は、レンズ部1を第1のレンズ高(一例として、レンズ最小高)に位置付けて固定した状態を示す図であり、同図(a)はLED照明装置の全体斜視図、同図(b)は同図(a)の側面図である。また、図6は、レンズ部1を第2のレンズ高(一例として、レンズ最大高)に位置付けて固定した状態を示す図であり、同図(a)はLED照明装置の全体斜視図、同図(b)は同図(a)の側面図である。図5及び図6に示す構成において、レンズ部1は、レンズ最小高とした場合、筒状部22から高さH5だけ外部へ突出しており、レンズ最大高とした場合、筒状部22から高さH6だけ外部へ突出している。したがって、レンズ部1をレンズ最大高からレンズ最小高までの任意のレンズ高に位置付けて固定させることで、レンズ最大高とレンズ最小高の高低差分(H6−H5)に相当する範囲で、照射光の焦点位置を変更することができるとともに、照射範囲を調節することができる。
このように、本実施形態によれば、照射光方向に対して異なる複数の位置(任意の位置)にレンズ部1を位置付けることができるとともに、かかる複数の位置でレンズ部1を固定することができる。これにより、レンズ高を変更可能に構成することができる。この結果、例えば、レンズ部1を交換することなく、LED照明装置における照射光の焦点位置の変更や照射範囲の調節を簡便に実施することができ、利便性の向上を図ることが可能となる。
なお、上述した第1の実施形態においては、ネジ部6(雄ネジ部61及び雌ネジ部62)とラチェット部7(ラチェット歯部71及びラチェット爪部72)によって、レンズ部1を照射光方向に対して異なる複数の位置(任意のレンズ高)に位置付けて固定する構成としているが、レンズ部1をかかる位置に位置付けて固定するための構成は、ネジ部6とラチェット部7によるものに限定されない。例えば、リブ部とスリット部によって、レンズ部を照射光方向に対して異なる複数の位置(任意のレンズ高)に位置付けて固定することも可能である。以下、このようにリブ部とスリット部によってレンズ部をかかる位置に位置付けて固定するための実施形態を、本発明の第2の実施形態として説明する。なお、第2の実施形態に係るLED照明装置の基本的な構成は、上述した第1の実施形態に係るLED照明装置(図1〜図6)と同様としている。したがって、第1の実施形態に係るLED照明装置と同一もしくは類似する構成部品については図面上で同一符号を付して説明を省略し、以下では、第2の実施形態に特有の構成について詳述する。
図7及び図8には、本発明の第2の実施形態に係るLED照明装置の全体構成を示す。図7は、全体構成の斜視図であり、図8は、構成部品を示す分解図である。本実施形態において、レンズ部10及び保持部20のいずれか一方には、照射光方向に対して異なる複数の位置にレンズ部10を位置付けるリブ部8が形成され、他方には、前記複数の位置でリブ部8と係合し、レンズ部10を固定するスリット部9が形成されている。図7及び図8には、リブ部8をレンズ部10に形成するとともに、スリット部9を保持部20に形成した構成を一例として示す。ただし、これとは逆に、スリット部をレンズ部に形成するとともに、リブ部を保持部に形成した構成とすることも可能である。
本実施形態において、保持部20の筒状部22は、照射光方向に対して一定の内径寸法で延出された円筒状をなして構成されている。また、レンズ部10は、所定方向に一定の径寸法で延出された円柱状をなしており、延出方向が照射光方向に沿って位置付けられるように筒状部22に保持されている。
レンズ部10には、周面に対し、周方向へ対称をなして(180°の位相差で)一対のリブ部8が形成されている。この場合、リブ部8は、照射光方向側(図8においては、上側)のレンズ部10の端面周縁から照射光方向とは逆方向(同図においては、下向き)へ向かうに従って、その径寸法が徐々に小寸となるように拡径方向へ突出して形成されている。すなわち、リブ部8は、照射光方向とは逆方向へ向かうに従って、突出高さが徐々に小さくなるように形成されている。図7及び図8には、照射光方向とは逆方向へ向かうに従って先細りとなる略三角錐状をなすリブ部8の構成を一例として示す。なお、照射光方向とは逆方向へ向かうに従って先細りとなっていれば、例えば、略多角錐状や略半円錐状等をなすようにリブ部を構成することも可能である。また、図7及び図8では、レンズ部10の延出寸法よりも延出寸法が小寸の(照射光方向側の端面周縁から反対側の端面周縁まで達しない)リブ部8の構成としているが、レンズ部10の延出寸法と略同寸となる(照射光方向側の端面周縁から反対側の端面周縁まで達する)ようにリブ部を構成することも可能である。
一方、保持部20には、筒状部22の内周面に対し、周方向へ対称をなす(180°の位相差で)一対のスリット部9が二組形成されている。この場合、スリット部9は、照射光方向側(図8においては、上側)の筒状部22の端面周縁から照射光方向とは逆方向(同図においては、下向き)へ、その内径寸法が一定の寸法で拡径されるとともに、リブ部8の延出寸法に亘って拡径されるように内周面を凹ませて形成されている。図7及び図8には、三角錐状をなすリブ部8の形状に対応して、横断面形状が三角形の溝状をなすスリット部9の構成を一例として示す。なお、スリット部9の形状は、リブ部8の形状に対応していればよく、例えば、リブ部を略多角錐状や略半円錐状等をなすように構成した場合、かかる多角形状や半円形状等に構成することも可能である。
また、図9に示すように、二組のスリット部9のうち、一方の組をなす一対のスリット部9(以下、スリット部91ともいう。)は、その拡径寸法(三角形状をなす溝の深さに相当(図9に示すD91))がリブ部8の最大径寸法よりも僅かに大寸に設定されている。つまり、スリット部91は、リブ部8の突出高さの最大高よりも僅かに大寸の溝深さD91で形成されている。そして、二組のスリット部9のうち、他方の組をなす一対のスリット部9(以下、スリット部92ともいう。)は、その拡径寸法(三角形状をなす溝の深さに相当(図9に示すD92))がリブ部8の最大径寸法よりも小寸(一例として、レンズ部10の延出方向に対して、リブ部8の略中間部位における径寸法に相当)に設定されている。つまり、スリット部92は、リブ部8の突出高さの最大高よりも小寸の溝深さD92で形成されている。すなわち、筒状部22は、異なる溝深さD91,D92に設定されたスリット部91,92が一対ずつ二組(二対)形成され、これらのスリット部91,92が周方向に対して90°の位相差で交互に配された構成となっている。なお、図9には、一対のスリット部91が本体部21の長手方向(図9においては、左右方向)に沿って配されるとともに、一対のスリット部92が前記長手方向と直交する方向(同図においては、上下方向)に配されるように、これらスリット部91,92を筒状部22に形成した構成を一例として示すが、スリット部91,92の筒状部22に対する形成位置及び形成間隔は、特に限定されない。また、スリット部92の溝深さD92は、スリット部91の溝深さD91よりも小寸(D91>D92)であれば、レンズ部10を位置付ける位置(レンズ高)に応じて任意に設定することが可能である。
このような構成によれば、レンズ部10を照射光方向に対して異なる2つの位置(第1のレンズ高と第2のレンズ高)に位置付けるとともに、前記2つの位置に固定することができる。図10及び図11には、レンズ部10を第1のレンズ高(一例として、レンズ最小高)に位置付けて固定した状態を示しており、図10はLED照明装置の全体斜視図、図11(a)は側面図、同図(b)はレンズ部10の平面図、同図(c)は保持部20の平面図である。また、図12には、レンズ部1を第2のレンズ高(一例として、レンズ最大高)に位置付けて固定した状態を示しており、同図(a)はLED照明装置の側面図、同図(b)はレンズ部10の平面図である。なお、レンズ部10を第2のレンズ高(一例として、レンズ最大高)に位置付けて固定した状態は、図7に示す状態に相当する。この場合、レンズ部10は、レンズ最小高とした場合、筒状部22から高さH11だけ外部へ突出しており(図11(a)参照)、レンズ最大高とした場合、筒状部22から高さH12だけ外部へ突出している(図12(a)参照)。したがって、レンズ部10をレンズ最大高からレンズ最小高までの任意のレンズ高に位置付けて固定させることで、レンズ最大高とレンズ最小高の高低差分(H12−H11)に相当する範囲で、照射光の焦点位置を変更することができるとともに、照射範囲を調節することができる。
図10及び図11に示すように、一対のリブ部8が一対のスリット部91の対向方向へ沿うようにレンズ部10を位置付けることで、レンズ部10を筒状部22へ挿入することができ、レンズ部1の中心軸を筒状部22の中心軸と一致させた状態とすることができる。すなわち、この状態において、一対のリブ部8は、延出方向の全体に亘って一対のスリット部91に嵌入されるとともに、各リブ部8の基端部81が各スリット部91とちょうど係合された状態となる。これにより、レンズ部10は、第1のレンズ高(一例として、レンズ最小高)に位置付けられる。そして、リブ部8の基端部81がスリット部91と係合して係止された状態となっているため、第1のレンズ高に位置付けられたレンズ部10をかかる位置で固定することができる。
また、本実施形態においては、図7及び図12に示すように、一対のリブ部8が一対のスリット部92の対向方向に沿うようにレンズ部10を位置付けることによっても、レンズ部10を筒状部22へ挿入することができ、レンズ部1の中心軸を筒状部22の中心軸と一致させた状態とすることができる。すなわち、この状態において、一対のリブ部8は、延出方向に対してその一部のみが一対のスリット部92に嵌入され、残りの部分が外部へ露出される。換言すれば、この状態において、各リブ部8における延出方向のいずれかの部位が各スリット部92とちょうど係合された状態となる。つまり、リブ部8は、その径寸法(突出高さ)がスリット部92の内径寸法(溝による拡径寸法)と一致する部位(以下、係合部という。)82において、スリット部92と係合される。これにより、レンズ部10は、第2のレンズ高(一例として、レンズ最大高)に位置付けられる。そして、リブ部8の係合部82がスリット部92と係合して係止された状態となっているため、第2のレンズ高に位置付けられたレンズ部10をかかる位置で固定することができる。
したがって、本実施形態においては、図7、図10〜図12に示すように、リブ部8の基端部81もしくは係合部82がスリット部91,92と係合され、レンズ部10を筒状部22に対して係止させることで、第1のレンズ高(一例として、レンズ最小高)もしくは第2のレンズ高(一例として、レンズ最大高)に位置付けたレンズ部10を、かかるレンズ高に固定することができる。すなわち、レンズ部10を第1のレンズ高に位置付けて固定した状態(図10及び図11に示す状態)、もしくは第2のレンズ高に位置付けて固定した状態(図7及び図12に示す状態)から、かかるレンズ部10を筒状部22から一旦引き抜き、周方向に90°回転させた後、再度筒状部22へ挿入することで、レンズ部10のレンズ高を相互に容易に切り換えて固定することができる。また、図7、図10〜図12に示すように、リブ部8の基端部81もしくは係合部82がスリット部91,92と係合され、レンズ部10を筒状部22に対して係止させた状態では、例えば、振動等によりレンズ部10が筒状部22に対して勝手に回転してしまうような事態を有効に抑止することができる。
なお、本実施形態においては、筒状部22に対し、異なる溝深さD91,D92に設定したスリット部91,92を一対ずつ二組(二対)形成しているため、照射光方向に対して異なる2つの位置(第1のレンズ高と第2のレンズ高)にレンズ部10を位置付けて固定することが可能な構成となっている。換言すれば、スリット部を一対ずつ三組(三対)以上形成すれば、異なる3つ以上の位置(レンズ高)にレンズ部を位置付けて固定することが可能となる。
また、本実施形態においては、一例として、リブ部8及びスリット部9の形成単位を一対(2つ)ずつとしているが、かかる形成単位はこれに限定されない。すなわち、3条以上を所定間隔で配した一組のリブ部をレンズ部に形成し、かかるリブ部と同一本数を同一間隔で配して一組とした異なる溝深さのスリット部を複数組、筒状部に形成してもよい。例えば、等間隔(位相差90°)で配した4条一組のリブ部をレンズ部に形成し、4本を等間隔で配して一組とした異なる溝深さのスリット部を二組、筒状部に形成した構成とする場合等が想定可能である。この場合には、溝深さの異なるスリット部を周方向に対して45°の位相差で交互に配すればよい。
1 レンズ部
2 保持部
3 LED発光部
6 ネジ部
7 ラチェット部
61 雄ネジ部
62 雌ネジ部
71 ラチェット歯部
72 ラチェット爪部

Claims (2)

  1. LED発光部を光源とするLED照明装置であって、
    前記LED発光部から発せられる光を透過させ、前記光を照射させるレンズ部と、
    前記光の照射方向に沿って前記レンズ部を保持する保持部とを備え、
    前記レンズ部及び前記保持部には、前記光の照射方向に対して異なる複数の位置に前記レンズ部を位置付けるネジ部が形成されるとともに、前記レンズ部を前記複数の位置に固定するラチェット部が形成されていることを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記レンズ部は、前記光の照射方向に対して異なる2つの位置に位置付けられるとともに、前記2つの位置に固定されることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106094158A (zh) * 2016-08-17 2016-11-09 梁宁 一种可调焦led投影灯的滑筒式调焦机构

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