JP2013246954A - 照明装置および表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被照射体の面方向における輝度が均一となるように、光を被照射体に照射することができる照明装置、および、この照明装置を備える表示装置を提供する。
【解決手段】 バックライトユニット1は、底部131の中央領域1311および周辺領域1312に整列配置される複数の発光部111と、中央領域反射部材118Aと、周辺領域反射部材118Bとを備える。中央領域反射部材118Aは、中央領域1311に配置される各発光部111の周囲に設けられ、発光部111の光軸Sに垂直な方向に延在し、発光部111から出射された光を液晶パネル2に向けて反射させる。周辺領域反射部材118Bは、周辺領域1312に配置される各発光部111の周囲に設けられる。この周辺領域反射部材118Bは、副反射部1182を有し、その副反射部1182は、発光部111を囲繞し、発光部111の光軸Sに対して傾斜して延在する。
【選択図】 図2
【解決手段】 バックライトユニット1は、底部131の中央領域1311および周辺領域1312に整列配置される複数の発光部111と、中央領域反射部材118Aと、周辺領域反射部材118Bとを備える。中央領域反射部材118Aは、中央領域1311に配置される各発光部111の周囲に設けられ、発光部111の光軸Sに垂直な方向に延在し、発光部111から出射された光を液晶パネル2に向けて反射させる。周辺領域反射部材118Bは、周辺領域1312に配置される各発光部111の周囲に設けられる。この周辺領域反射部材118Bは、副反射部1182を有し、その副反射部1182は、発光部111を囲繞し、発光部111の光軸Sに対して傾斜して延在する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、表示パネルの背面に光を照射する照明装置、および、この照明装置を備える表示装置に関する。
表示パネルは、2枚の透明基板の間に液晶が封入され、電圧が印加されることにより液晶分子の向きが変えられ光透過率を変化させることで予め定められた映像などが光学的に表示される。この表示パネルには、液晶自体が発光体ではないので、たとえば透過型の表示パネルの背面側に冷陰極管(CCFL)、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などを光源とした光を照射するバックライトユニットが備えられる。
バックライトユニットには、冷陰極管やLEDなどの光源を底面に並べて光を出す直下型と、冷陰極管やLEDなどの光源を導光板と呼ばれる透明な板のエッジ部に配して、導光板エッジから光を通して背面に設けられたドット印刷やパターン形状によって前面に光を出すエッジライト型とがある。
LEDは、低消費電力、長寿命、水銀を使わないことによる環境負荷低減などの優れた特性を有するが、価格的に高価であることと、青色発光LEDが発明されるまでは白色発光LEDは無かったことと、更に、強い指向性を有していることから、バックライトユニットの光源としての利用が遅れていた。しかしながら近年、照明用途で高演色高輝度白色LEDが急速に普及しており、それに伴ってLEDが安価になってきているので、バックライトユニットの光源としては、冷陰極管からLEDへの移行が進んでいる。
LEDは強い指向性を有するので、表示パネルの表面の輝度がその面方向において均一となるように光を照射するという観点では、直下型よりもエッジライト型が有効である。しかしながら、エッジライト型のバックライトユニットは、導光板のエッジ部に集中して光源が配置されることにより光源によって生じた熱が集中するという問題とともに、表示パネルのベゼル部が大きくなるという問題が生じる。さらに、エッジライト型のバックライトユニットは、表示画像の高品質化および省電力化が可能な制御方法として注目されている部分的な調光制御(ローカルディミング)についても制約が大きく、表示画像の高品質化および省電力化が達成可能な小分割領域の制御ができないという問題がある。
そこで、部分的な調光制御に有利な直下型のバックライトユニットにおいて、強い指向性を有するLEDを光源として用いた場合であっても、輝度が均一となるように、光を表示パネルに照射することが可能な方法の検討が進められている。
たとえば、特許文献1,2には、光を出射する複数のLEDが整列配置される発光部と、各LEDの周囲に設けられ、光を反射する複数のリフレクタとを備えるバックライトユニットが開示されている。各LEDに対応する各リフレクタは、LEDの下部に設けられる底部と、該底部の縁端部に連なり、LEDを取り囲む側壁部とを有する。特許文献1,2に開示されるバックライトユニットは、リフレクタによって、LEDから出射された光を反射させ、表示パネルの輝度の均一化を図っている。
複数のLEDが整列配置されるバックライトユニットにおいて、たとえば1つのLEDに注目した場合、表示パネルの面方向における端部に対応した1つのLEDが、表示パネルの面方向における中央部に対応した1つのLEDよりも、隣接するLEDの数が少ない。
特許文献1,2に開示されるバックライトユニットでは、各LEDに対応した各リフレクタは、それぞれ同じ形状かつ同じ大きさに形成されているので、各リフレクタによって反射される光の量は、それぞれ同じである。そのため、各リフレクタによって反射されて表示パネルに到達する光の量は、表示パネルの面方向において、1つのLEDに対して隣接するLEDの数の少ない端部が中央部よりも少なく、その結果、表示パネルの面方向における輝度が不均一になってしまうという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、被照射体の面方向における輝度が均一となるように、光を被照射体に照射することができる照明装置、および、この照明装置を備える表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、中央領域と、該中央領域の周囲に位置する周辺領域とが形成される底部を有する筐体と、
前記底部の中央領域および周辺領域に整列配置される、光を出射する複数の発光部と、
前記中央領域に配置される各発光部の周囲に設けられ、該発光部の光軸に垂直な方向に延在し、該発光部から出射された光を被照射体に向けて反射させる中央領域反射部材と、
前記周辺領域に配置される各発光部の周囲に設けられ、該発光部から出射された光を被照射体に向けて反射させる周辺領域反射部材であって、該発光部の光軸に対して所定の角度で傾斜して延在し、該発光部を囲繞する第1反射部を有する周辺領域反射部材と、を備えることを特徴とする照明装置である。
前記底部の中央領域および周辺領域に整列配置される、光を出射する複数の発光部と、
前記中央領域に配置される各発光部の周囲に設けられ、該発光部の光軸に垂直な方向に延在し、該発光部から出射された光を被照射体に向けて反射させる中央領域反射部材と、
前記周辺領域に配置される各発光部の周囲に設けられ、該発光部から出射された光を被照射体に向けて反射させる周辺領域反射部材であって、該発光部の光軸に対して所定の角度で傾斜して延在し、該発光部を囲繞する第1反射部を有する周辺領域反射部材と、を備えることを特徴とする照明装置である。
また本発明の照明装置において、前記底部は、前記光軸方向に見たときの外形状が矩形状に形成され、
前記底部において、前記中央領域が、前記底部の外形状に相似する矩形状に形成されて、前記周辺領域が、矩形枠状に形成され、
前記複数の発光部は、前記底部における直交する2つの辺部分のそれぞれの延在方向に等間隔で、前記中央領域および前記周辺領域に整列配置されることを特徴とする。
前記底部において、前記中央領域が、前記底部の外形状に相似する矩形状に形成されて、前記周辺領域が、矩形枠状に形成され、
前記複数の発光部は、前記底部における直交する2つの辺部分のそれぞれの延在方向に等間隔で、前記中央領域および前記周辺領域に整列配置されることを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域に配置される発光部の、前記底部の辺部分に垂直な方向のそれぞれの配置数は、各辺部分で同じであることを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域に配置される発光部の、前記底部の辺部分に垂直な方向のそれぞれの配置数は、各辺部分で1個であることを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域反射部材の前記第1反射部は、前記中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも、前記中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、前記光軸方向に投影したときの投影面積が大きいことを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域反射部材における前記第1反射部の、前記光軸方向に投影したときの投影面積は、前記中央領域から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなることを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域反射部材における前記第1反射部の延在方向の長さは、前記中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、前記中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも長くなるように設定されることを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域反射部材における前記第1反射部の前記光軸方向の高さは、前記中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、前記中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも高くなるように設定されることを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域反射部材における前記第1反射部の前記光軸に対する傾斜角度は、前記中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、前記中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも大きくなるように設定されることを特徴とする。
また本発明の照明装置では、隣り合う周辺領域反射部材において、第1反射部の互いに対向する領域部分同士は、前記中央領域に近い位置に配置される第1反射部の領域部分よりも、前記中央領域に対して遠い位置に配置される第1反射部の領域部分が、前記光軸方向に投影したときの投影面積が大きいことを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域反射部材における第1反射部の、前記光軸方向に投影したときの投影面積は、前記中央領域から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなることを特徴とする。
また本発明の照明装置では、隣り合う周辺領域反射部材において、第1反射部の互いに対向する領域部分同士は、前記中央領域に近い位置に配置される第1反射部の領域部分よりも、前記中央領域に対して遠い位置に配置される第1反射部の領域部分が、前記光軸に対する傾斜角度が大きくなるように設定されていることを特徴とする。
また本発明の照明装置において、前記周辺領域反射部材は、前記光軸に垂直な方向に延在し、前記光軸方向に見たときの外形状が多角形状である第2反射部をさらに有し、
前記第1反射部は、前記第2反射部の辺部分に連なって延在することを特徴とする。
前記第1反射部は、前記第2反射部の辺部分に連なって延在することを特徴とする。
また本発明は、表示パネルと、
前記表示パネルに光を照射する、前記照明装置とを備えることを特徴とする表示装置である。
前記表示パネルに光を照射する、前記照明装置とを備えることを特徴とする表示装置である。
本発明によれば、照明装置は、筐体の底部の中央領域および周辺領域に整列配置される複数の発光部と、中央領域反射部材と、周辺領域反射部材とを備える。中央領域反射部材は、底部の中央領域に配置される各発光部の周囲に設けられ、該発光部の光軸に垂直な方向に延在し、該発光部から出射された光を被照射体に向けて反射させる。周辺領域反射部材は、底部の周辺領域に配置される各発光部の周囲に設けられる。この周辺領域反射部材は、第1反射部を有し、その第1反射部は、発光部を囲繞し、発光部の光軸に対して所定の角度で傾斜して延在する。
本発明の照明装置では、底部の周辺領域に配置される各発光部の周囲に設けられる周辺領域反射部材が、発光部の光軸に対して傾斜して延在する第1反射部を有しているので、中央領域反射部材によって反射される光の量よりも、周辺領域反射部材によって反射される光の量が多くなる。
したがって、底部の中央領域に配置される各発光部に対応する中央領域反射部材と、底部の周辺領域に配置される各発光部に対応する周辺領域反射部材とによって反射されて被照射体に到達する光の量が、被照射体の面方向において、1つの発光部に対して隣接する発光部の数の少ない端部が中央部よりも少なくなることを抑制することができる。すなわち、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射されて被照射体に到達する光の量を、被照射体の面方向において均一にすることができ、その結果、被照射体の面方向における輝度を均一にすることができる。
また本発明によれば、筐体の底部は、発光部の光軸方向に見たときの外形状が矩形状に形成される。このような底部において、中央領域は底部の外形状に相似する矩形状に形成され、周辺領域は矩形枠状に形成される。そして、複数の発光部は、底部における直交する2つの辺部分のそれぞれの延在方向に等間隔で、中央領域および周辺領域に整列配置される。このようにして中央領域および周辺領域に配置される各発光部から出射される光は、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射される。これによって、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射されて被照射体に到達する光の量を、被照射体の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、被照射体の面方向における輝度を均一にすることができる。
また本発明によれば、底部の周辺領域に配置される発光部の、底部の辺部分に垂直な方向のそれぞれの配置数は、各辺部分で同じである。このようにして周辺領域に配置される各発光部から出射される光は、第1反射部を有する周辺領域反射部材によって反射される。これによって、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射されて被照射体に到達する光の量を、被照射体の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、被照射体の面方向における輝度を均一にすることができる。
また本発明によれば、底部の周辺領域に配置される発光部の、底部の辺部分に垂直な方向のそれぞれの配置数は、各辺部分で1個である。このようにして周辺領域に配置される各発光部から出射される光は、第1反射部を有する周辺領域反射部材によって反射される。これによって、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射されて被照射体に到達する光の量を、被照射体の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、被照射体の面方向における輝度を均一にすることができる。
また本発明によれば、底部の周辺領域に配置される各発光部の周囲に設けられる周辺領域反射部材の第1反射部は、中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも、中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、発光部の光軸方向に投影したときの投影面積が大きい。これによって、周辺領域に配置される各発光部に対応する周辺領域反射部材によって反射される光の量は、中央領域に近い側よりも遠い側に配置される発光部に対応する周辺領域反射部材が多くなる。したがって、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射されて被照射体に到達する光の量を、被照射体の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、被照射体の面方向における輝度を均一にすることができる。
また本発明によれば、周辺領域反射部材における第1反射部の、発光部の光軸方向に投影したときの投影面積は、中央領域から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定されている。これによって、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射されて被照射体に到達する光の量を、被照射体の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、被照射体の面方向における輝度を均一にすることができる。
また本発明によれば、周辺領域反射部材における第1反射部の延在方向の長さは、中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも長くなるように設定されている。これによって、周辺領域反射部材における第1反射部の投影面積は、中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも、中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部の方を大きくすることができる。したがって、周辺領域に配置される各発光部に対応する周辺領域反射部材によって反射される光の量を、中央領域に近い側よりも遠い側に配置される発光部に対応する周辺領域反射部材を多くすることができる。
また本発明によれば、周辺領域反射部材における第1反射部の前記光軸方向の高さは、中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも高くなるように設定されている。これによって、周辺領域反射部材における第1反射部の投影面積は、中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも、中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部の方を大きくすることができる。したがって、周辺領域に配置される各発光部に対応する周辺領域反射部材によって反射される光の量を、中央領域に近い側よりも遠い側に配置される発光部に対応する周辺領域反射部材を多くすることができる。
また本発明によれば、周辺領域反射部材における第1反射部の前記光軸に対する傾斜角度は、中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも大きくなるように設定されている。これによって、周辺領域反射部材における第1反射部の投影面積は、中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも、中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部の方を大きくすることができる。したがって、周辺領域に配置される各発光部に対応する周辺領域反射部材によって反射される光の量を、中央領域に近い側よりも遠い側に配置される発光部に対応する周辺領域反射部材を多くすることができる。なお、第1反射部の前記光軸方向の高さを、中央領域に近い側よりも遠い側に配置される発光部に対応する第1反射部が高くなるように設定し、かつ、第1反射部の前記光軸に対する傾斜角度を、中央領域に近い側よりも遠い側に配置される発光部に対応する第1反射部が大きくなるように設定した場合には、前記光軸方向に投影したときの第1反射部の投影面積の大きさを、より効果的に調整することができる。
また本発明によれば、隣り合う周辺領域反射部材において、第1反射部の互いに対向する領域部分同士は、中央領域に近い位置に配置される第1反射部(中央領域近接側第1反射部)の領域部分よりも、中央領域に対して遠い位置に配置される第1反射部(中央領域離反側第1反射部)の領域部分が、前記光軸方向に投影したときの投影面積が大きくなるように設定されている。これによって、周辺領域に配置される各発光部に対応する周辺領域反射部材によって反射される光の量は、中央領域近接側第1反射部に対応する周辺領域反射部材よりも中央領域離反側第1反射部に対応する周辺領域反射部材の方が多くなる。したがって、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射されて被照射体に到達する光の量を、被照射体の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、被照射体の面方向における輝度を均一にすることができる。
また本発明によれば、周辺領域反射部材における第1反射部の、前記光軸方向に投影したときの投影面積は、中央領域から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定されている。これによって、中央領域反射部材および周辺領域反射部材によって反射されて被照射体に到達する光の量を、被照射体の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、被照射体の面方向における輝度を均一にすることができる。
また本発明によれば、隣り合う周辺領域反射部材において、第1反射部の互いに対向する領域部分同士は、中央領域に近い位置に配置される第1反射部(中央領域近接側第1反射部)の領域部分よりも、中央領域に対して遠い位置に配置される第1反射部(中央領域離反側第1反射部)の領域部分が、前記光軸に対する傾斜角度が大きくなるように設定されている。これによって、隣り合う周辺領域反射部材において、第1反射部の互いに対向する領域部分で、前記光軸方向に投影したときの投影面積が、中央領域近接側第1反射部の領域部分よりも、中央領域離反側第1反射部の領域部分の方が大きくなるように設定することができる。そのため、周辺領域に配置される各発光部に対応する周辺領域反射部材によって反射される光の量を、中央領域近接側第1反射部に対応する周辺領域反射部材よりも中央領域離反側第1反射部に対応する周辺領域反射部材の方を多くすることができる。
また本発明によれば、周辺領域反射部材は、前記光軸に垂直な方向に延在し、前記光軸方向に見たときの外形状が多角形状である第2反射部をさらに有する。この第2反射部を有する周辺領域反射部材では、第1反射部は、前記第2反射部の辺部分に連なって延在するように設けられる。これによって、発光部から出射された光は、周辺領域反射部材の第1反射部および第2反射部によって反射されるので、発光部から出射された光を効率よく被照射体に照射することができる。
また本発明によれば、表示装置は、面方向において強度が均一化された光を表示パネルに照射することができる、本発明に係る照明装置を備えているので、輝度むらなどの発生がなく、高画質画像を表示パネルに表示することができる。
以下に、本発明の実施形態であるバックライトユニット1を備える液晶表示装置100について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置100を分解して示す図である。液晶表示装置100は、バックライトユニット1と、液晶パネル2と、拡散板3とを備える。
液晶パネル2は、2枚の基板を含み、矩形平板状に構成される。液晶パネル2は、バックライトユニット1が備える筐体であるフレーム部材13の底部131の底面131aと液晶パネル2の主面とが略平行になるように、フレーム部材13の側壁部132によって支持される。液晶パネル2は、TFT(thin film transistor)などのスイッチング素子を含み、2枚の基板の隙間には液晶が注入されている。また、この2枚の基板には、画素の駆動制御用のドライバ(ソースドライバ)、種々の素子および配線が設けられている。このように構成される液晶パネル2は、バックライトユニット1から光が照射されることによって、主面の1つである表示画面2aに画像を表示する。
拡散板3は、矩形平板状の部材である。拡散板3は、液晶パネル2とバックライトユニット1との間において、液晶パネル2の主面と拡散板3の主面とが平行になるように、フレーム部材13の側壁部132によって支持される。拡散板3は、バックライトユニット1から照射される光を、拡散板3の面方向に拡散することによって、表示画面2aの輝度が局所的に偏ることを防止する。
本発明の他の実施形態としては、液晶パネル2と拡散板3との間に、プリズムシートを配置してもよい。プリズムシートは、拡散板3を介して到達した光の進行方向を、液晶パネル2の厚み方向に変換し、表示画面2aの輝度を向上させる。
図2に、液晶パネル2側から拡散板3およびバックライトユニット1を平面視したときの様子を示す。バックライトユニット1は、液晶パネル2に対して、表示画面2aとは反対側の主面である背面側から光を照射する直下型の照明装置である。バックライトユニット1は、発光部111および中央領域反射部材118Aをそれぞれ有する複数の第1発光装置11Aと、発光部111および周辺領域反射部材118Bをそれぞれ有する複数の第2発光装置11Bと、複数のプリント基板12と、フレーム部材13とを含む。
なお、図2では、バックライトユニット1において複数の第1発光装置11Aおよび複数の第2発光装置11Bは、全体としてマトリクス状に配置される。複数の第1発光装置11Aおよび複数の第2発光装置11Bをそれぞれ1つずつの発光装置とすると、図2は、マトリクス状の配列における行方向に発光装置が7個配置され、列方向に12個配置された状態を図示している。ただし、発光装置の配置個数はこれに限定されるものではない。図2では、第1発光装置11Aおよび第2発光装置11Bのそれぞれに対応する発光装置は、マトリクス状の配列における行方向に7個、列方向に12個配置されているけれども、本実施形態では、第1発光装置11Aおよび第2発光装置11Bのそれぞれに対応する発光装置は、行方向に14個、列方向に24個配置されている。
フレーム部材13は、液晶パネル2と予め定められた間隔をあけて対向する矩形平板状の底部131と、底部131に連なり底部131から立ち上がる4つの側壁部132とからなる。底部131は、厚み方向に見たときの形状が矩形状であり、その大きさは液晶パネル2よりも少し大き目である。この底部131の底面131aには、底部131の中心を含む中央領域1311と、中央領域1311の周囲に位置する周辺領域1312とが設定される。側壁部132は、底部131のうち、厚み方向に見たときに矩形の短辺をなす2つの端部と、長辺をなす2つの端部とから、液晶パネル2に向かって、それぞれ立ち上がって形成される。フレーム部材13の厚みは、たとえば0.8mm〜1.0mmである。
図3に、プリント基板12が、フレーム部材13の底部131に固定されている様子を示す。また、図4に、プリント基板12とフレーム部材13の底部131とを分解して示す。さらに、図5に、プリント基板12の平面図を示す。
プリント基板12は、フレーム部材13の底部131の底面131aに固定される。プリント基板12の実装面12aには、複数の発光部111が設けられる。プリント基板12は、略長方形板状の部材であり、幅がたとえば10mmであり、厚みがたとえば0.8mmである。複数のプリント基板12は、幅方向に並列し、たとえば30mm離間してそれぞれ設けられる。
プリント基板12は、たとえば、導電パターンが両面に印刷されたガラスエポキシからなる基板である。プリント基板12は、フレーム部材13の側壁部132まで延びて設けられ、側壁部132に設けられる、プリント基板12に電力を供給するためのコネクタ132aと、プリント基板12の導電パターンとが接続される。プリント基板12上の各発光部111は、コネクタ132aおよび導電パターンを介して電力が供給される。
プリント基板12は、位置決め用丸孔12bと、位置決め用長孔12cと、複数の固定用長孔12dとが形成されている。位置決め用丸孔12bおよび位置決め用長孔12cには、フレーム部材13の底部131の底面131aに形成される、位置決め用突起部131b,131cがそれぞれ挿通される。固定用長孔12dには、固定用ピン12eが挿通され、この固定用ピン12eは、ピン受け部材12fを介して、フレーム部材13の底部131に形成される固定用孔131d内に固定される。
図2に示すように、複数の第1発光装置11Aおよび複数の第2発光装置11Bは、全体としてマトリクス状に整列配置される。第1発光装置11Aおよび第2発光装置11Bは、それぞれ、フレーム部材13の底部131の底面131aに垂直な方向(X方向)に平面視したときに正方形に形成され、この正方形の一辺の長さは、たとえば55mmである。第1発光装置11Aおよび第2発光装置11Bは、それぞれ、液晶パネル2における、この正方形に対向する領域の光量が、たとえば6000cd/m2となるように設計される。
第1発光装置11Aは、フレーム部材13の底部131の中央領域1311に配置され、第2発光装置11Bは、底部131の中央領域1311の周囲に位置する周辺領域1312に配置される。
第1発光装置11Aは、被照射体である液晶パネル2に向けて光を出射する、底部131の中央領域1311に配置される発光部111と、発光部111の周囲に設けられ、発光部111から出射された光を液晶パネル2に向けて反射する中央領域反射部材118Aとを含む。中央領域反射部材118Aは、発光部111を囲繞し、X方向に垂直な方向(光軸Sに垂直な方向)に延在し、X方向に見たときの外形状が多角形状の平板である。
第2発光装置11Bは、被照射体である液晶パネル2に向けて光を出射する、底部131の周辺領域1312に配置される発光部111と、発光部111の周囲に設けられ、発光部111から出射された光を液晶パネル2に向けて反射する周辺領域反射部材118Bとを含む。周辺領域反射部材118Bは、発光部111を囲繞し、その発光部111の光軸Sに対して所定の角度で傾斜して延在する第1反射部である副反射部1182を含んで構成されていればよい。本実施形態では、周辺領域反射部材118Bは、X方向に垂直な方向に延在し、X方向に見たときの外形状が多角形状の平板である第2反射部となる主反射部1181と、主反射部1181に連なり、主反射部1181の主面に対して傾斜して延在する主面を有する平板である副反射部1182とを含む。
第1発光装置11Aに備えられる中央領域反射部材118A、および、第2発光装置11Bに備えられる周辺領域反射部材118Bの詳細については、後述する。
フレーム部材13の底部131における、中央領域1311および周辺領域1312に整列配置される発光部111は、発光ダイオード(LED)チップ111aと、LEDチップ111aを支持する基台111bと、レンズ112とを含む。図6は、基台111bに支持されたLEDチップ111aとレンズ112との位置関係を示す図である。基台111bは、LEDチップ111aを支持するための部材である。基台111bは、LEDチップ111aを支持する支持面が、X方向に平面視したときに正方形に形成され、正方形の一辺の長さL1は、たとえば3mmである。また、基台111bのX方向長さは、たとえば1mmである。
図7は、基台111bとLEDチップ111aとを示す図であり、図7(a)が平面図であり、図7(b)が正面図であり、図7(c)が底面図である。基台111bは、セラミックス、樹脂などからなる基台本体111gと、基台本体111gに設けられる2つの電極111cとを含んでおり、LEDチップ111aは、基台111bの支持面となる基台本体111gの上面の中央部に、接着部材111fで固定されている。2つの電極111cは、互いに離間しており、それぞれ、基台本体111gの上面、側面、および底面にわたって設けられる。
2つの電極111cと、LEDチップ111aの図示しない2つの端子とが、2つのボンディングワイヤ111dによってそれぞれ接続される。そして、LEDチップ111aおよびボンディングワイヤ111dは、シリコン樹脂などの透明樹脂111eによって封止される。
図8に、プリント基板12に実装されるLEDチップ111aおよび基台111bを示す。LEDチップ111aは、基台111bを介してプリント基板12に実装され、プリント基板12から液晶パネル2へ向かう方向に光を出射する。LEDチップ111aの光軸Sの方向は、X方向である。LEDチップ111aは、第1発光装置11Aおよび第2発光装置11BをX方向に平面視したときに、基台111bの中央部に位置する。複数の第1発光装置11Aおよび第2発光装置11Bにおいて、それぞれのLEDチップ111aによる光の出射の制御は、互いに独立して制御可能である。これによって、バックライトユニット1は、部分的な調光制御(ローカルディミング)が可能である。
プリント基板12へLEDチップ111aおよび基台111bを実装するときは、まず、プリント基板12が備える導電パターンの2つの接続端子部121の上に、それぞれ、はんだを付け、そのはんだに、基台本体111gの底面に設けられる2つの電極111cがそれぞれ合致するように、たとえば図示しない自動機によって、プリント基板12に、基台111bおよび基台111bに固定されているLEDチップ111aを載せる。基台111bおよび基台111bに固定されているLEDチップ111aを載せたプリント基板12は、赤外線を照射するリフロー槽に送られ、はんだは約260℃に熱せられ、基台111bとプリント基板12とがはんだ付けされる。
図6に示すレンズ112は、LEDチップ111aおよびLEDチップ111aを支持する基台111bを覆うように、基台111bに当接して設けられ、LEDチップ111aから出射された光を、LEDチップ111aの光軸Sに交差する複数の方向に反射または屈折させる。レンズ112は、透明なレンズであり、たとえばシリコン樹脂やアクリル樹脂などからなる。
レンズ112において、液晶パネル2に対向する面である上面112aは、中央部に凹みを有して湾曲して形成される。また、側面112bは、LEDチップ111aの光軸Sの方向を軸線方向とする円柱の側面状に形成される。
レンズ112は、光軸S回りに回転対称に形成される。レンズ112において、光軸Sに直交する断面の直径L2は、たとえば10mmである。レンズ112は、基台111bに対して外方に延出して設けられている。すなわち、レンズ112は、LEDチップ111aの光軸Sに垂直な方向に関して基台111bよりも大きい(レンズ112の直径L2は、基台111bの支持面の一辺の長さL1よりも大きい)。このように、レンズ112が基台111bに対して外方に延出して設けられることによって、LEDチップ111aから出射された光をレンズ112により広範囲に拡散させることができる。また、レンズ112の高さH1は、たとえば1.5mmであり、直径L2よりも小さい。すなわち、レンズ112は、LEDチップ111aの光軸Sに垂直な方向の最大長さが、高さH1よりも大きい。
上記のように、直径L2を高さH1よりも大きくするのは、バックライトユニット1の薄型化と液晶パネル2への光の均一照射のためである。バックライトユニット1を薄型化するためには、レンズ112の高さH1を小さく、すなわち、レンズ112を極力薄くする必要がある。しかしながら、レンズ112を薄くすると、液晶パネル2の背面に照度むらが発生し易くなり、その結果、液晶パネル2の表示画面2aに輝度むらが発生し易くなる。特に、隣接するLEDチップ111aの間の距離が長い場合、液晶パネル2の背面の、隣接するLEDチップ111aの間となる部分は、2つのLEDチップ111aから遠く離れており、照射光量が少なくなるので、その部分とLEDチップ111aに対向する部分との間で、照度むら(輝度むら)が生じ易くなる。LEDチップ111aから照射された光を、レンズ112を介して、LEDチップ111aから遠く離れた領域に照射させるには、レンズ112の直径L2をある程度大きくする必要があり、本実施形態では、レンズ112の直径L2を、高さH1よりも大きくすることで、バックライトユニット1の薄型化と液晶パネル2への光の均一照射とを可能にしている。
なお、仮に、レンズ112の高さH1よりも、レンズ112の直径L2を小さくした場合、バックライトユニット1の薄型化および均一照射が困難となるばかりでなく、LEDチップ111aに合わせてレンズ112を成形するインサート成形において、バランスが悪くなり易いという課題が生じる。また、LEDチップ111aおよび基台111bと、インサート成形されたレンズ112とからなる発光部111をプリント基板12にはんだ付けする際に、バランスを崩し易く、組立上にも課題が生じる。
レンズ112の上面112aは、LEDチップ111aに対向し、かつ、拡散板3の主面に平行な中央部分1121と、中央部分1121を取り囲む第1湾曲部分1122と、第1湾曲部分1122を取り囲む第2湾曲部分1123とを含む。レンズ112の表面において、上面112aの中央部分1121および第2湾曲部分1123ならびに側面112bは、LEDチップ111aから出射され、レンズ112の内部を通って到達した光を透過する透過領域となる。また、上面112aの第1湾曲部分1122は、LEDチップ111aから出射され、レンズ112の内部を通って到達した光を側面112bに向けて反射する反射領域となる。
上面112aの中央部分1121は、上面112aの中央において、中央部分1121の中心(すなわち、レンズ112の光軸)が、LEDチップ111aの光軸S上に位置するように形成される。上面112aの中央部分1121は、LEDチップ111aの発光面に平行であり、円形状に形成され、その円形状の直径L3は、たとえば1mmである。なお、本発明の他の実施形態としては、中央部分1121の形状を、上記円形状の代わりに、上記円形状の底面を有し、LEDチップ111aに向かって突出する仮想的な円錐の側面形状にしてもよい。
中央部分1121は、拡散板3の、中央部分1121に対向する領域に光を照射するために形成されている。ただし、中央部分1121はLEDチップ111aに対向する部分であるので、LEDチップ111aから出射される光の大半が中央部分1121に到達し、その大半の光がそのまま透過した場合、中央部分1121に対向する領域の照度が際立って大きくなる。そこで、中央部分1121の形状を、上記円錐の側面形状とすることが好ましい。上記円錐の側面形状とした場合、大半の光が中央部分1121で反射され、中央部分1121を透過する光は少なくなるので、中央部分1121に対向する領域の照度を抑えることができる。
上面112aの第1湾曲部分1122は、中央部分1121の外周縁端部を取り巻き、その外周縁端部に連なる環状の曲面であり、この曲面は、LEDチップ111aの光軸Sを中心として外方に向かうにつれて光軸S方向の一方(液晶パネル2に向かう方向)に延び、内方および光軸S方向の一方に凸となるように湾曲している。ここで、外周縁端部とは、光軸S方向に平面視したときに、光軸Sを中心として最外方となる部分であり、光軸Sのまわりを1周する部分である。第1湾曲部分1122は、反射領域とするために、曲面の形状が、LEDチップ111aから出射された光が全反射するように設計される。
より詳細には、LEDチップ111aから出射された光のうち、第1湾曲部分1122に到達した光は、第1湾曲部分1122で全反射した後、レンズの側面112bを透過し、反射部材118の主反射部1181へ向かう。主反射部1181に到達した光は、主反射部1181で拡散され、拡散光の一部は、拡散板3において、主反射部1181に対向する領域に照射される。また、拡散光の他の一部は、反射部材118の副反射部1182に向かい、副反射部1182で拡散され、拡散光は、拡散板3において、副反射部1182に対向する領域に照射される。このようにして、LEDチップ111aに対向していない領域への照射光量を増加させることができる。
第1湾曲部分1122は、LEDチップ111aから出射された光を全反射するために、LEDチップ111aから出射された光の入射角度が、臨界角φ以上となるように形成される。たとえば、レンズ112の材質をアクリル樹脂とするとき、アクリル樹脂の屈折率は「1.49」であり、空気の屈折率は「1」であるので、sinφ=1/1.49となる。この式から、臨界角φは42.1°となり、第1湾曲部分1122は、入射角度が42.1°以上となる形状に形成される。また、たとえば、レンズ112の材質をシリコン樹脂とするとき、シリコン樹脂の屈折率は「1.43」であり、空気の屈折率は「1」であるので、sinφ=1/1.43となる。この式から、臨界角φは44.4°となり、第1湾曲部分1122は、入射角度が44.4°以上となる形状に形成される。
上面112aの第2湾曲部分1123は、第1湾曲部分1122の外周縁端部に連なり、LEDチップ111aの光軸Sを中心として外方に向かうにつれて光軸S方向の他方(液晶パネル2から離反する方向)に延び、外方および光軸S方向の一方に凸となるように湾曲した環状の曲面である。
LEDチップ111aから出射された光のうち、第2湾曲部分1123に到達した光は、第2湾曲部分1123を透過するときに、発光部111に向かう方向に屈折して、拡散板3および中央領域反射部材118Aまたは周辺領域反射部材118Bに向かう。反射部材118に到達した光は、拡散して拡散板3に向かう。このように第2湾曲部分1123により拡散板3へ向かう光は、拡散板3において、中央部分1121および第1湾曲部分1122により光が照射される領域とは異なる領域に主に照射され、これによって光量の補完が行われる。なお、第2湾曲部分1123は、光を透過する必要があるので、LEDチップ111aから出射された光を全反射しないように、入射角度が42.1°未満となる形状に形成される。
このように、レンズ112は、中央部分1121の外周縁端部に、LEDチップ111aから出射された光をレンズ112の側面112bへ向けて全反射させる第1湾曲部分1122が形成され、その第1湾曲部分1122の外周縁端部に、LEDチップ111aから出射された光を屈折させる第2湾曲部分1123が形成されている。LEDチップ111aは一般的に指向性が強く、光軸S付近の光量が極めて大きく、光軸Sに対する光の出射角度が大きくなればなるほど光量が小さくなる。したがって、LEDチップ111aの光軸S(すなわち、レンズ112の光軸)から比較的遠い領域への照射光量を大きくするためには、光軸Sに対する出射角度が大きな光を、この領域へ向けるのではなく、出射角度が小さな光を、この領域へ向ける必要がある。
本実施形態では、上記のように、光軸Sが通る中央部分1121の周囲に、上記の領域へ向けて光を全反射させる第1湾曲部分1122が隣接して形成されるので、上記の領域への照射光量を大きくすることができる。これに対して、仮に、中央部分1121の周囲に、第2湾曲部分1123を隣接させて形成し、その第2湾曲部分1123の周囲に、第1湾曲部分1122を隣接して形成した場合、第1湾曲部分1122へ向かう光の光軸Sに対する出射角度が大きくなり、その結果、第1湾曲部分1122で全反射されて上記の領域に照射される光の量は、少なくなってしまう。
図9は、LEDチップ111aから出射された光の光路を模式的に示す図である。LEDチップ111aから出射された光は、レンズ112に入射し、レンズ112で反射および屈折される。具体的には、レンズ112に入射した光のうち、中央部分1121に到達した光は、液晶パネル2に向けて矢符A1方向などに出射され、第1湾曲部分1122に到達した光は、全反射して側面112bから矢符A2方向などに出射され、第2湾曲部分1123に到達した光は、屈折して液晶パネル2に向けて矢符A3方向などに出射される。
本実施形態では、LEDチップ111aとレンズ112とは、レンズ112の中心(すなわち、レンズ112の光軸)がLEDチップ111aの光軸S上に位置し、レンズ112がLEDチップ111aに当接するように、予め高精度に位置合わせされて形成されている。このように、LEDチップ111aとレンズ112とを、予め位置合わせして形成する方法としては、インサート成形や、所定の形状に成形されたレンズ112に基台111bに支持されたLEDチップ111aを嵌合させる方法などを挙げることができる。本実施形態では、LEDチップ111aとレンズ112とは、インサート成形により、予め位置合わせされて形成されている。
インサート成形する際には、大きく分けて、上面金型と下面金型とを使用する。上面金型と下面金型とを合わせた際に形成される空間に、LEDチップ111aを保持した状態で、レンズ112の原料となる樹脂を樹脂流入口から注入することにより成形する。なお、上面金型と下面金型とを合わせた際に形成される空間に、基台111bに支持されたLEDチップ111aを保持した状態で、レンズ112の原料となる樹脂を樹脂注入口から注入することにより成形するようにしてもよい。このように、LEDチップ111aとレンズ112とをインサート成形により形成することによって、レンズ112がLEDチップ111aに当接するように、高精度に位置合わせすることができる。これによって、バックライトユニット1は、LEDチップ111aから出射された光を、LEDチップ111aに当接したレンズ112により、精度よく反射および屈折させることができるので、後述する図10に示す、拡散板3からプリント基板12までの距離H3(H3は、たとえば6mm)が小さい薄型化された液晶表示装置100においても、面方向において強度が均一化された光を液晶パネル2に照射することができる。
次に、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bについて説明する。図10は、図2に示す線A−Aで切断したときの液晶表示装置100の断面図である。図11は、底部131の中央領域1311に対応する第1発光装置11Aに備えられる中央領域反射部材118Aと、底部131の周辺領域1312に対応する第2発光装置11Bに備えられる周辺領域反射部材118Bの構成を示す断面図である。図11(a)は、図2に示す線B−Bで切断したときの中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bの断面図を示し、図11(b)は、図2に示す線C−Cで切断したときの中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bの断面図を示す。
フレーム部材13における底部131の縁端部に配置されている各発光部111の周囲に設けられる周辺領域反射部材118Bの、底部131の縁端部に対応する部分(後述の副反射部1182の一部分)は、図11に示すように、フレーム部材13の側壁部132によって支持されている。側壁部132は、底部131に接続された端部とは反対側の端部が、外方に屈曲して形成されており(折り曲げられており)、この屈曲した部分に、反射部材118の一部分が載置されることによって、周辺領域反射部材118Bが側壁部132に支持されている。
なお、側壁部132の屈曲した部分に周辺領域反射部材118Bの一部分が載置された状態で、さらにその周辺領域反射部材118Bの一部分の上に重なるように拡散板3の縁端部が載置され、これによって拡散板3が側壁部132によって支持される。なお、図11では、フレーム部材13の底部131と周辺領域反射部材118Bとの間に隙間が形成されているが、この隙間は、プリント基板12の厚みに相当するものである。
図1および図2に示すように、フレーム部材13の底部131は、X方向(光軸S方向)に見たときの外形状が矩形状(長方形状)に形成される。このような底部131において、中央領域1311は底部131の外形状に相似する矩形状に形成され、周辺領域1312は矩形枠状に形成される。そして、複数の発光部111は、底部131における直交する2つの辺部分のそれぞれの延在方向(長辺方向または短辺方向)に等間隔で、中央領域1311および周辺領域1312に整列配置される。
図2を用いて具体的に説明すると、発光部111は、底部131の全体に対して、マトリクス状の配列における行方向(底部131の短辺方向)に7個、列方向(底部131の長辺方向)に12個配置されている。中央領域1311には、発光部111が、行方向に3個、列方向に5個配置されている。この例では、底部131に対する中央領域1311の相似比は、0.42〜0.43程度に設定され、周辺領域1312には、発光部111が、底部131の一方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に4個、底部131の他方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に3個、底部131の一方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に2個、底部131の他方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に2個配置されている。
図2の例では、底部131に対して発光部111が上記のように配置されているけれども、本実施形態では、発光部111は、底部131の全体に対して、行方向に14個、列方向に24個配置されている。そして、中央領域1311には、発光部111が、行方向に6個、列方向に10個配置され、周辺領域1312には、発光部111が、底部131の一方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に8個、底部131の他方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に6個、底部131の一方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に4個、底部131の他方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に4個配置されている。
中央領域反射部材118Aは、底部131の中央領域1311に配置される発光部111の周囲に設けられ、発光部111から出射された光を液晶パネル2に向けて反射する。また、周辺領域反射部材118Bは、底部131の周辺領域1312に配置される発光部111の周囲に設けられ、発光部111から出射された光を液晶パネル2に向けて反射する。
中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bは、LEDチップ111aから出射される光に対して高い反射率、理想的には100%の反射率を有する部材である。本実施形態では、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bは白色であり、LEDチップ111aから出射される光に対して95%〜98%の全反射率を有する。中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bを構成する材料自身の反射率は、JIS K 7375に準拠して測定することができる。
中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bは、高輝性PET(Polyethylene Terephthalate)、アルミニウムなどからなる。高輝性PETとは、蛍光剤を含有した発泡性PETであり、たとえば、東レ株式会社製のE60V(商品名)などを挙げることができる。中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bは、X方向に平面視したときの外形状が多角形状、たとえば略正方形状であり、この正方形状の1辺の長さを55mmとするとき、隣接する中央領域反射部材118A同士、隣接する周辺領域反射部材118B同士、および、隣接する中央領域反射部材118Aと周辺領域反射部材118Bとの中心間の間隔は、たとえば55mm〜58mmである。
中央領域反射部材118Aは、厚みが0.1mm〜0.5mmの平板状部材であり、X方向に平面視したときの外形状は多角形状、たとえば正方形状である。中央領域反射部材118Aは、プリント基板12上において、LEDチップ111aの光軸Sに垂直な方向に延在して設けられ、X方向に平面視したときの正方形状の各辺が、複数のLEDチップ111aの配列方向(マトリクス状の配列における行方向または列方向)と平行になるように形成される。
中央領域反射部材118Aは、X方向に平面視したときに、中央部に円形状の開口部が設けられる。この円形状の開口部の直径の長さは、LEDチップ111aを被覆するレンズ112の直径の長さL2と同程度の10mm〜13mmであり、プリント基板12にレンズ112を含む発光部111が実装された後、中央領域反射部材118Aをプリント基板12上に設置する際、この開口部に発光部111が挿通される。
なお、底部131の中央領域1311に配置される発光部111の周囲に設けられる中央領域反射部材118Aのうち、後述の周辺領域反射部材118Bに隣接する中央領域反射部材118Aは、周辺領域反射部材118Bの副反射部1182と傾斜方向が逆向きに、光軸Sに対して傾斜する中央領域最外方副反射部118AAを有している。
周辺領域反射部材118Bは、主反射部1181と副反射部1182とを含んで構成される。
周辺領域反射部材118Bの主反射部1181は、厚みが0.1mm〜0.5mmの平板状部材であり、X方向に平面視したときの外形状は多角形状、たとえば正方形状である。主反射部1181は、プリント基板12上において、LEDチップ111aの光軸Sに垂直な方向に延在して設けられ、X方向に平面視したときの正方形状の各辺が、複数のLEDチップ111aの配列方向(マトリクス状の配列における行方向または列方向)と平行になるように形成される。
主反射部1181は、X方向に平面視したときに、中央部に円形状の開口部が設けられる。この円形状の開口部の直径の長さは、LEDチップ111aを被覆するレンズ112の直径の長さL2と同程度の10mm〜13mmであり、プリント基板12にレンズ112を含む発光部111が実装された後、反射部材118をプリント基板12上に設置する際、この開口部に発光部111が挿通される。
周辺領域反射部材118Bの副反射部1182は、厚みが0.1mm〜0.5mmの矩形平板状部材であり、主反射部1181の4つの辺部分にそれぞれ連なって設けられる。ここで、主反射部1181の辺部分とは、主反射部1181をX方向に平面視したときに正方形状の主反射部1181の外周縁端部となる部分である。正方形状の主反射部1181の外周縁端部とは、光軸S方向(X方向)に平面視したときに、光軸Sのまわりを1周する部分であり、光軸Sを中心として光軸Sに垂直な各方向において最外方となる所定の幅の部分である。所定の幅とは、たとえば、正方形状の主反射部1181の1辺の長さの1%〜10%の幅である。
各副反射部1182の主面は、LEDチップ111aの光軸S方向に垂直な方向において主反射部1181から離れるにつれて光軸S方向においてプリント基板12から遠ざかり、拡散板3へ向かうように、傾斜して延びて形成される。各副反射部1182は、主反射部1181のそれぞれ異なる辺部分に設けられるので、各副反射部1182は、それぞれ異なる方向に傾斜することになる。光軸Sに対する各副反射部1182の傾斜角度θは、0°以上90°未満の範囲内で適宜設定することができ、本実施形態では傾斜角度θは10°である。なお、周辺領域反射部材118Bに隣接する中央領域反射部材118Aが有する中央領域最外方副反射部118AAの、光軸Sに対する傾斜角度αは、周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182の傾斜角度θと同じであり、本実施形態では傾斜角度αは10°である。
図10および図11に示すように、隣接する第2発光装置11B同士において、隣接する副反射部1182は、接しており、逆V字状を形成している。前記逆V字状とは、副反射部1182が接続される主反射部1181の辺部分に垂直で、光軸Sに平行に切断したときの断面が逆V字状であることを示す。
周辺領域反射部材118Bの高さH2は、たとえば1mm〜5mmであり、本実施形態では、3mmである。ここで、高さH2は、副反射部1182の、X方向において主反射部1181の表面から最も離間した部分と、主反射部1181の表面との、X方向における距離である。
上記のように構成される、中央領域反射部材118Aと周辺領域反射部材118Bとは、互いに一体的に成形されるのが好ましい。複数の中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bを一体成形する方法としては、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bが発泡性PETにより構成されている場合には押出し成型加工を挙げることができ、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bがアルミニウムにより構成されている場合にはプレス加工を挙げることができる。このように、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bを一体成形することによって、各発光部111の、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bに対する配置位置の精度を向上することができ、その結果、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bによって、被照射体の輝度が面方向においてより均一となるように光を反射することができる。また、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bを一体成形することにより、バックライトユニット1の組立作業時に、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bを取り付ける作業数を低減することができるので、組立作業の効率を向上することができる。
以上のように構成される本実施形態のバックライトユニット1では、フレーム部材13の底部131の周辺領域1312に配置される各発光部111の周囲に設けられる周辺領域反射部材118Bが、発光部111の光軸Sに対して傾斜して延在する副反射部1182を有しているので、中央領域反射部材118Aによって反射される光の量よりも、周辺領域反射部材118Bによって反射される光の量が多くなる。
したがって、底部131の中央領域1311に配置される各発光部111に対応する中央領域反射部材118Aと、底部131の周辺領域1312に配置される各発光部111に対応する周辺領域反射部材118Bとによって反射されて液晶パネル2に到達する光の量が、液晶パネル2の面方向において、1つの発光部111に対して隣接する発光部111の数の少ない端部が中央部よりも少なくなることを抑制することができる。すなわち、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bによって反射されて液晶パネル2に到達する光の量を、液晶パネル2の面方向において均一にすることができ、その結果、液晶パネルの面方向における輝度を均一にすることができる。
次に、本実施形態のバックライトユニット1における、周辺領域反射部材118Bの他の例について説明する。
底部131の周辺領域1312に配置される発光部111の周囲に設けられる周辺領域反射部材118Bの副反射部1182は、底部131の中央領域1311に近い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182よりも、中央領域1311に対して遠い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182が、光軸S方向に投影したときの投影面積(被照射体に投影したときの投影面積)が大きくなるように設定されることが好ましい。
周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182の、光軸S方向に投影したときの投影面積は、副反射部1182の延在方向の長さ、副反射部1182の高さH2、および、副反射部1182の光軸Sに対する傾斜角度θの大きさの少なくともいずれかによって調整することができる。
たとえば、副反射部1182の前記投影面積を高さH2によって調整する場合、底部131の中央領域1311に近い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182よりも、中央領域1311に対して遠い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182が、高さH2が高くなるようにすればよい。この場合には、たとえば、全ての副反射部1182の光軸Sに対する傾斜角度θが同じ値(たとえば10°)に設定され、底部131の長辺方向の縁端部に対応する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182の高さH2が4mm、底部131の短辺方向の縁端部に対応する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182の高さH2が2.3mmに設定され、中央領域反射部材118Aに隣接する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182の高さH2が1mmに設定される。
また、副反射部1182の前記投影面積を傾斜角度θによって調整する場合、底部131の中央領域1311に近い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182よりも、中央領域1311に対して遠い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182が、傾斜角度θが大きくなるようにすればよい。この場合には、たとえば、全ての副反射部1182の高さH2が3mmの同じ値に設定され、底部131の長辺方向の縁端部に対応する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182の傾斜角度θが45°〜60°、底部131の短辺方向の縁端部に対応する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182の傾斜角度θが25°〜35°に設定され、中央領域反射部材118Aに隣接する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182の傾斜角度θが18°〜28°に設定される。
また、副反射部1182の前記投影面積を高さH2および傾斜角度θによって調整する場合、底部131の中央領域1311に近い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182よりも、中央領域1311に対して遠い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182が、高さH2が高く、かつ、傾斜角度θが大きくなるようにすればよい。この場合には、たとえば、底部131の長辺方向の縁端部に対応する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182は、高さH2が3mmで傾斜角度θが45°〜60°に設定され、底部131の短辺方向の縁端部に対応する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182は、高さH2が2.3mmで傾斜角度θが25°〜35°に設定され、中央領域反射部材118Aに隣接する周辺領域反射部材118Bにおける副反射部1182は、高さH2が1mmで傾斜角度θが18°〜28°に設定される。
図12は、周辺領域反射部材118Bの他の例である周辺領域反射部材118BAの構成を示す断面図である。周辺領域反射部材118BAにおける副反射部1182Aの高さH2は、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に高くなるように設定されている。換言すれば、周辺領域反射部材118BAにおける副反射部1182Aの前記投影面積は、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定されている。
具体的には、全ての副反射部1182Aの光軸Sに対する傾斜角度θが同じ値(たとえば10°)に設定され、中央領域反射部材118Aに隣接する周辺領域反射部材118BAにおける、中央領域最外方副反射部118AAに隣接する副反射部1182Aの高さH2が1mmに設定される。そして、図12(a)に示すように、底部131の長辺方向において、副反射部1182Aの高さH2は、隣接する副反射部1182A同士を1組として同じ値に設定し、中央領域1311から遠ざかるにつれて順番に、段階的に高くなるように設定され、底部131の周辺領域1312において最外周縁端に位置する周辺領域反射部材118BAの副反射部1182Aの高さH2が4mmに設定されている。また、図12(b)に示すように、底部131の短辺方向において、副反射部1182Aの高さH2は、隣接する副反射部1182A同士を1組として同じ値に設定し、中央領域1311から遠ざかるにつれて順番に、段階的に高くなるように設定され、底部131の周辺領域1312において最外周縁端に位置する周辺領域反射部材118BAの副反射部1182Aの高さH2が2.3mmに設定されている。
このような周辺領域反射部材118BAの副反射部1182Aは、中央領域1311に近い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182Aよりも、中央領域1311に対して遠い位置に配置される発光部111に対応する副反射部1182Aが、発光部111の光軸S方向に投影したときの投影面積が大きくなるように設定される。これによって、周辺領域1312に配置される各発光部111に対応する周辺領域反射部材118BAによって反射される光の量は、中央領域1311に近い側よりも遠い側に配置される発光部111に対応する周辺領域反射部材118BAが多くなる。したがって、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118BAによって反射されて液晶パネル2に到達する光の量を、液晶パネル2の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、液晶パネル2の面方向における輝度を均一にすることができる。
図13は、周辺領域反射部材118Bの他の例である周辺領域反射部材118BBの構成を示す断面図である。周辺領域反射部材118BBにおける副反射部1182Bの光軸Sに対する傾斜角度θは、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定されている。換言すれば、周辺領域反射部材118BBにおける副反射部1182Bの前記投影面積は、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定されている。
具体的には、全ての副反射部1182Bの高さH2が3mmの同じ値に設定され、中央領域反射部材118Aに隣接する周辺領域反射部材118BBにおける、中央領域最外方副反射部118AAに隣接する副反射部1182Bの光軸Sに対する傾斜角度θが18°〜28°の範囲内において同じ値(たとえば18°)に設定される。そして、図13(a)に示すように、底部131の長辺方向において、副反射部1182Bの傾斜角度θは、隣接する副反射部1182B同士を1組として同じ値に設定し、中央領域1311から遠ざかるにつれて順番に、段階的に大きくなるように設定され、底部131の周辺領域1312において最外周縁端に位置する周辺領域反射部材118BBの副反射部1182Bの傾斜角度θが45°〜60°(たとえば45°)に設定されている。また、図13(b)に示すように、底部131の短辺方向において、副反射部1182Bの光軸Sに対する傾斜角度θは、隣接する副反射部1182B同士を1組として同じ値に設定し、中央領域1311から遠ざかるにつれて順番に、段階的に大きくなるように設定され、底部131の周辺領域1312において最外周縁端に位置する周辺領域反射部材118BBの副反射部1182Bの傾斜角度θが25°〜35°(たとえば25°)に設定されている。
このように、周辺領域反射部材118BBにおける副反射部1182Bの傾斜角度θを、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定することによって、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118BBによって反射されて液晶パネル2に到達する光の量を、液晶パネル2の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、液晶パネル2の面方向における輝度を均一にすることができる。
図14は、周辺領域反射部材118Bの他の例である周辺領域反射部材118BCの構成を示す断面図である。隣接する周辺領域反射部材118BC同士において、上記の逆V字状を形成する副反射部1182C同士(副反射部1182Cの互いに対向する領域部分同士)は、中央領域1311に近い側の副反射部1182C(中央領域近接側副反射部)よりも、中央領域1311に対して遠い側の副反射部1182C(中央領域離反側副反射部)が、光軸S方向に投影したときの投影面積が大きくなるように設定されている。
隣接する周辺領域反射部材118BC同士において、上記の逆V字状を形成する副反射部1182C同士の、光軸S方向に投影したときの投影面積は、副反射部1182Cの光軸Sに対する傾斜角度θ1および傾斜角度θ2の大きさによって調整することができる。
具体的には、隣接する周辺領域反射部材118BC同士における、上記の逆V字状を形成する副反射部1182C同士において、底部131の中央領域1311に近い側の副反射部1182C(中央領域近接側副反射部)の、光軸Sに対する傾斜角度θ2よりも、底部131の中央領域1311に対して遠い側の副反射部1182C(中央領域離反側副反射部)の、光軸Sに対する傾斜角度θ1の方が、大きくなるように設定されている。
この場合には、たとえば、全ての副反射部1182Cの高さH2が3mmの同じ値に設定され、中央領域近接側副反射部の傾斜角度θ2が10°〜20°の範囲内において同じ値(たとえば10°)に設定され、中央領域離反側副反射部の傾斜角度θ1が45°〜60°の範囲内において同じ値(たとえば45°)に設定される。なお、周辺領域反射部材118BCに隣接する中央領域反射部材118Aが有する中央領域最外方副反射部118AAの、光軸Sに対する傾斜角度αは、中央領域近接側副反射部の傾斜角度θ2と同じ値に設定される。
このような周辺領域反射部材118BC同士において、上記の逆V字状を形成する副反射部1182C同士は、中央領域1311に近い側の副反射部1182Cよりも、中央領域1311に対して遠い側の副反射部1182Cが、光軸S方向に投影したときの投影面積が大きくなるように設定されている。これによって、周辺領域1312に配置される各発光部111に対応する周辺領域反射部材118BCによって反射される光の量を、中央領域近接側副反射部に対応する周辺領域反射部材118BCよりも中央領域離反側副反射部に対応する周辺領域反射部材118BCの方を多くすることができる。したがって、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118BCによって反射されて液晶パネル2に到達する光の量を、液晶パネル2の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、液晶パネル2の面方向における輝度を均一にすることができる。
図15は、周辺領域反射部材118Bの他の例である周辺領域反射部材118BDの構成を示す断面図である。周辺領域反射部材118BDにおける副反射部1182Dの光軸Sに対する傾斜角度θ1および傾斜角度θ2は、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定されている。換言すれば、周辺領域反射部材118BDにおける副反射部1182Dの前記投影面積は、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定されている。
具体的には、隣接する周辺領域反射部材118BD同士における、上記の逆V字状を形成する副反射部1182D同士において、底部131の中央領域1311に近い側の副反射部1182D(中央領域近接側副反射部)の、光軸Sに対する傾斜角度θ2は、中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定され、中央領域1311に対して遠い側の副反射部1182D(中央領域離反側副反射部)の、光軸Sに対する傾斜角度θ1も、中央領域1311から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなるように設定されている。
この場合には、全ての副反射部1182Dの高さH2が3mmの同じ値に設定される。そして、図15(a)に示すように、底部131の長辺方向において、中央領域近接側副反射部の光軸Sに対する傾斜角度θ2は、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて順番に、12°〜20°の範囲内で段階的に大きくなるように設定される。このとき、周辺領域反射部材118BDに隣接する中央領域反射部材118Aが有する中央領域最外方副反射部118AAの、光軸Sに対する傾斜角度αが12°に設定され、底部131の周辺領域1312において最外周縁端に位置する周辺領域反射部材118BDに対応する中央領域近接側副反射部の傾斜角度θ2が、20°に設定される。
底部131の長辺方向において、中央領域離反側副反射部の光軸Sに対する傾斜角度θ1は、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて順番に、47°〜55°の範囲内で段階的に大きくなるように設定される。このとき、中央領域反射部材118Aに隣接する周辺領域反射部材118BDに対応する中央領域離反側副反射部の傾斜角度θ1が、47°に設定され、底部131の周辺領域1312において最外周縁端に位置する周辺領域反射部材118BDに対応する中央領域離反側副反射部の傾斜角度θ1が、55°に設定される。
また、図15(b)に示すように、底部131の短辺方向において、中央領域近接側副反射部の光軸Sに対する傾斜角度θ2は、底部131の中央領域から遠ざかるにつれて順番に、12°〜16°の範囲内で段階的に大きくなるように設定される。このとき、周辺領域反射部材118BDに隣接する中央領域反射部材118Aが有する中央領域最外方副反射部118AAの、光軸Sに対する傾斜角度αが12°に設定され、底部131の周辺領域1312において最外周縁端に位置する周辺領域反射部材118BDに対応する中央領域近接側副反射部の傾斜角度θ2が、16°に設定される。
底部131の短辺方向において、中央領域離反側副反射部の光軸Sに対する傾斜角度θ1は、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて順番に、47°〜51°の範囲内で段階的に大きくなるように設定される。このとき、中央領域反射部材118Aに隣接する周辺領域反射部材118BDに対応する中央領域離反側副反射部の傾斜角度θ1が、47°に設定され、底部131の周辺領域1312において最外周縁端に位置する周辺領域反射部材118BDに対応する中央領域離反側副反射部の傾斜角度θ1が、51°に設定される。
このように、隣接する周辺領域反射部材118BD同士における、上記の逆V字状を形成する副反射部1182D同士において、中央領域近接側副反射部の光軸Sに対する傾斜角度θ2、および、中央領域離反側副反射部の光軸Sに対する傾斜角度θ1を、底部131の中央領域1311から遠ざかるにつれて段階的に大きくなるように設定することによって、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118BDによって反射されて液晶パネル2に到達する光の量を、液晶パネル2の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、液晶パネル2の面方向における輝度を均一にすることができる。
図16は、バックライトユニット1の他の例であるバックライトユニット1Aを示す図である。本実施形態のバックライトユニット1Aは、図2に示すバックライトユニット1に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
バックライトユニット1Aにおいて特徴的な構成は、フレーム部材13における底部131の周辺領域1312に配置される発光部111の、底部131の辺部分に垂直な方向のそれぞれの配置数が、各辺部分で同じとなるように構成されていることである。
図16を用いて具体的に説明すると、発光部111は、底部131の全体に対して、マトリクス状の配列における行方向(底部131の短辺方向)に7個、列方向(底部131の長辺方向)に12個配置されている。中央領域1311には、発光部111が、行方向に5個、列方向に10個配置されている。そして、周辺領域1312には、発光部111が、底部131の一方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に1個、底部131の他方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に1個、底部131の一方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に1個、底部131の他方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に1個配置されている。
図16の例では、底部131に対して発光部111が上記のように配置されているけれども、本実施形態では、発光部111は、底部131の全体に対して、行方向に14個、列方向に24個配置されている。そして、中央領域1311には、発光部111が、行方向に12個、列方向に22個配置され、周辺領域1312には、発光部111が、底部131の一方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に1個、底部131の他方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に1個、底部131の一方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に1個、底部131の他方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に1個配置されている。
また、発光部111が、底部131の全体に対して、行方向に14個、列方向に24個配置されていることに対して、中央領域1311には、発光部111が、行方向に10個、列方向に20個配置され、周辺領域1312には、発光部111が、底部131の一方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に2個、底部131の他方の短辺に対してその短辺に垂直な方向に2個、底部131の一方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に2個、底部131の他方の長辺に対してその長辺に垂直な方向に2個配置されているようにしてもよい。
このように構成されるバックライトユニット1Aにおいて、中央領域1311に配置される発光部111から出射された光は、中央領域反射部材118Aによって反射され、周辺領域1312に配置される発光部111から出射された光は、副反射部1182を有する周辺領域反射部材118Bによって反射される。これによって、中央領域反射部材118Aおよび周辺領域反射部材118Bによって反射されて液晶パネル2に到達する光の量を、液晶パネル2の面方向においてより効果的に均一にすることができ、その結果、液晶パネル2の面方向における輝度を均一にすることができる。
1,1A バックライトユニット
2 液晶パネル
3 拡散板
11A 第1発光装置
11B 第2発光装置
12 プリント基板
13 フレーム部材
100 液晶表示装置
111 発光部
118A 中央領域反射部材
118B,118BA,118BB,118BC,118BD 周辺領域反射部材
118AA 中央領域最外方副反射部
1181,1181A,1181B,1181C,1181D 主反射部
1182,1182A,1182B,1182C,1182D 副反射部
2 液晶パネル
3 拡散板
11A 第1発光装置
11B 第2発光装置
12 プリント基板
13 フレーム部材
100 液晶表示装置
111 発光部
118A 中央領域反射部材
118B,118BA,118BB,118BC,118BD 周辺領域反射部材
118AA 中央領域最外方副反射部
1181,1181A,1181B,1181C,1181D 主反射部
1182,1182A,1182B,1182C,1182D 副反射部
Claims (14)
- 中央領域と、該中央領域の周囲に位置する周辺領域とが形成される底部を有する筐体と、
前記底部の中央領域および周辺領域に整列配置される、光を出射する複数の発光部と、
前記中央領域に配置される各発光部の周囲に設けられ、該発光部の光軸に垂直な方向に延在し、該発光部から出射された光を被照射体に向けて反射させる中央領域反射部材と、
前記周辺領域に配置される各発光部の周囲に設けられ、該発光部から出射された光を被照射体に向けて反射させる周辺領域反射部材であって、該発光部の光軸に対して所定の角度で傾斜して延在し、該発光部を囲繞する第1反射部を有する周辺領域反射部材と、を備えることを特徴とする照明装置。 - 前記底部は、前記光軸方向に見たときの外形状が矩形状に形成され、
前記底部において、前記中央領域が、前記底部の外形状に相似する矩形状に形成されて、前記周辺領域が、矩形枠状に形成され、
前記複数の発光部は、前記底部における直交する2つの辺部分のそれぞれの延在方向に等間隔で、前記中央領域および前記周辺領域に整列配置されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記周辺領域に配置される発光部の、前記底部の辺部分に垂直な方向のそれぞれの配置数は、各辺部分で同じであることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
- 前記周辺領域に配置される発光部の、前記底部の辺部分に垂直な方向のそれぞれの配置数は、各辺部分で1個であることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
- 前記周辺領域反射部材の前記第1反射部は、前記中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも、前記中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、前記光軸方向に投影したときの投影面積が大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の照明装置。
- 前記周辺領域反射部材における前記第1反射部の、前記光軸方向に投影したときの投影面積は、前記中央領域から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
- 前記周辺領域反射部材における前記第1反射部の延在方向の長さは、前記中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、前記中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも長くなるように設定されることを特徴とする請求項5または6に記載の照明装置。
- 前記周辺領域反射部材における前記第1反射部の前記光軸方向の高さは、前記中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、前記中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも高くなるように設定されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の照明装置。
- 前記周辺領域反射部材における前記第1反射部の前記光軸に対する傾斜角度は、前記中央領域に対して遠い位置に配置される発光部に対応する第1反射部が、前記中央領域に近い位置に配置される発光部に対応する第1反射部よりも大きくなるように設定されることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1つに記載の照明装置。
- 隣り合う周辺領域反射部材において、第1反射部の互いに対向する領域部分同士は、前記中央領域に近い位置に配置される第1反射部の領域部分よりも、前記中央領域に対して遠い位置に配置される第1反射部の領域部分が、前記光軸方向に投影したときの投影面積が大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の照明装置。
- 前記周辺領域反射部材における第1反射部の、前記光軸方向に投影したときの投影面積は、前記中央領域から遠ざかるにつれて、段階的に大きくなることを特徴とする請求項10に記載の照明装置。
- 隣り合う周辺領域反射部材において、第1反射部の互いに対向する領域部分同士は、前記中央領域に近い位置に配置される第1反射部の領域部分よりも、前記中央領域に対して遠い位置に配置される第1反射部の領域部分が、前記光軸に対する傾斜角度が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項10または11に記載の照明装置。
- 前記周辺領域反射部材は、前記光軸に垂直な方向に延在し、前記光軸方向に見たときの外形状が多角形状である第2反射部をさらに有し、
前記第1反射部は、前記第2反射部の辺部分に連なって延在することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の照明装置。 - 表示パネルと、
前記表示パネルに光を照射する、請求項1〜13のいずれか1つに記載の照明装置とを備えることを特徴とする表示装置。
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- 2012-05-25 JP JP2012119351A patent/JP2013246954A/ja active Pending
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