JP2013246030A - 位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホール素子を備えた位置検出装置を実現すること。詳細には、多極磁石の特性のばらつきに起因する影響を抑えるため、ホール素子から出力される正弦波出力と余弦波出力との出力振幅を一定にし、これにより、高精度な位置検出装置を実現すること。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る位置検出装置では、少なくとも2つの磁気センサの信号を、この少なくとも2つの磁気センサの信号を二乗和して平方根した値で夫々除算する。これにより、多極磁石の特性のばらつきに起因する影響を抑えることができ、磁気センサから出力される正弦波出力と余弦波出力との出力振幅を一定にすることができる。よって、高精度な位置検出装置を実現することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホール素子を備えた位置検出装置に関し、具体的には、ホール素子からの出力信号を演算及び調整することにより、振幅が一定の信号を出力する位置検出装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置において、CCD等の撮像素子の多画素化、小型化に伴い、オートフォーカス用レンズやズーム用レンズの位置決め制御における数μmオーダーの高い精度が要求されるようになってきている。これは、撮像素子が多画素化、小型化されるほど、レンズの位置決め誤差によるピントボケが目立ちやすくなることから、撮像装置としての性能を確保するために、高度なレンズの位置決め精度が必要とされるからである。また、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置の小型化に伴い、更なる位置検出装置の小型化が求められている。
このような要求を満たすために、所定の等しいピッチで反転する磁極を交互に配置した直線状の多極磁石及びホール素子などの磁気センサを複数用いることで、小型で高精度な位置検出装置を実現できることが、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の位置検出装置では、多極磁石の着磁ピッチをλとしたとき、(1/4+m)×λのギャップを隔てて2個の磁気センサを配置する。ここで、mは0以上の整数である。多極磁石を移動させることにより、2個の磁気センサのうちの一方から正弦波出力、他方から余弦波出力を得られる。正弦波出力と余弦波出力の振幅が一定で等しい場合、その値を演算することにより、高精度な位置を検出できることが知られている。
特開2011−203173号公報
特許文献1に見られるように、従来の位置検出装置では、所定のピッチで反転する磁極を交互に配置した多極磁石を用いる。多極磁石は、製造上の問題があり、複数の正極の磁力、又は、複数の負極の磁力を均一に生成することが難しい。そのため、ホール素子から出力される正弦波出力及び余弦波出力の出力振幅が一定ではなく、ばらついてしまい、位置検出精度が劣化してしまうという問題があった。
例えば、一方の磁気センサ(ホール素子)からの正弦波出力をVとし、他方の磁気センサ(ホール素子)からの余弦波出力をVとすると、図2に示すように、振幅がばらついてしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記問題を鑑みて、多極磁石の特性のばらつきに起因する影響を抑えるため、ホール素子から出力される正弦波出力と余弦波出力との出力振幅を一定にすること、及び、これにより、高精度な位置検出装置を実現することである。
本発明は、多極磁石と、多極磁石に沿って配置された少なくとも2つの磁気センサとを備え、少なくとも2つの磁気センサ又は多極磁石が移動することにより生じる磁束の変化を検知して位置信号を出力する位置検出装置であって、少なくとも2つの磁気センサから出力された信号を二乗和して平方根した値で、少なくとも2つの磁気センサから出力された信号を、夫々除算し、除算した値を出力信号とすることを特徴とする。
本発明は、多極磁石と、多極磁石に沿って配置された少なくとも2つの磁気センサとを備え、少なくとも2つの磁気センサ又は多極磁石が移動することにより生じる磁束の変化を検知して位置信号を出力する位置検出装置であって、少なくとも2つの磁気センサから出力された信号を二乗和した値に基づいて、少なくとも2つの磁気センサの出力を制御することを特徴とすることを特徴とする。
本発明の一実施形態は、少なくとも2つの磁気センサから出力された信号を二乗和して平方根した値が一定値になるように、少なくとも2つの磁気センサの出力を制御することを特徴とする。
本発明の一実施形態は、少なくとも2つの磁気センサから出力された信号をデジタルデータに変換するAD変換器を更に備えたことを特徴とする。
本発明では、少なくとも2つの磁気センサの信号を、この少なくとも2つの磁気センサの信号を二乗和して平方根した値で夫々除算する。これにより、多極磁石の特性のばらつきに起因する影響を抑えることができ、磁気センサから出力される正弦波出力と余弦波出力との出力振幅を一定にすることができる。よって、高精度な位置検出装置を実現することができる。
本発明に係る位置検出装置を構成する、ホール素子及び多極磁石の配置例を示す図である。 従来の位置検出装置の出力波形を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る位置検出装置の演算部を構成する回路同士の関係を示すブロック図である。 本発明に係る位置検出装置の出力波形を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る位置検出装置の演算部を構成する回路同士の関係を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、位置検出装置における多極磁石3と2個のホール素子1,2の配置例を示す図である。位置検出装置は、第1のホール素子1と、第2のホール素子2と、直線状の多極磁石3とから構成され、直線状の多極磁石3は、所定の等しいピッチで磁極を交互に反転して配置される。図1中のλは隣り合うN極とN極又はS極とS極の着磁ピッチを表し、dは第1のホール素子1と第2のホール素子2との間のギャップを表す。
ここで、多極磁石3が移動する方向をX軸、多極磁石3の着磁面に垂直な方向をZ軸、X軸およびZ軸に垂直な軸をY軸と定義する。以後の図面においても、この座標の定義は共通のものとする。
このような配置で多極磁石3をX軸方向に移動させることにより、例えば、第1のホール素子1から正弦波出力、第2のホール素子2から余弦波出力を得て、これらの出力値を用いて演算することにより位置を検出することができる。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る位置検出装置の演算部を構成する回路同士の関係を示すブロック図である。本発明の第1の実施形態に係る位置検出装置は、ホール素子駆動回路10と、第1のホール素子11と、第2のホール素子12と、二乗回路13,14と、加算回路15と、平方根回路16と、除算回路17,18と、出力回路19a,19bとから構成される。
第1のホール素子11から出力される正弦波出力を
Figure 2013246030
とし、第2のホール素子12から出力される余弦波出力を
Figure 2013246030
とする。f(x)はx軸移動距離の変数であり、図2で示したような振幅ばらつきを表している。
正弦波出力V11を二乗回路13でV11 に変換し、余弦波出力V12を二乗回路14でV12 に変換する。
次いで、二乗回路13,14からの出力を加算回路15で
Figure 2013246030
と加算し、平方根回路16で
Figure 2013246030
を生成する。
次いで、平方根回路16からの出力値、即ち、生成した
Figure 2013246030
で、正弦波出力V11と余弦波出力V12とを、除算回路17,18で夫々除算すると、除算した正弦波出力V11’は、
Figure 2013246030
となり、除算した余弦波出力V12’は、
Figure 2013246030
となる。
次いで、除算した正弦波出力V11’をゲインA倍の出力回路19aで出力すると、
Figure 2013246030
となり、除算した余弦波出力V12’を、ゲインA倍の出力回路19bで出力すると、
Figure 2013246030
となる。従って、振幅ばらつきを表している変数f(x)が出力から消えるため、正弦波出力Vo11、余弦波出力Vo12は、図4に示すとおり、振幅が一定になる。
また、従来の位置検出装置では、実装ばらつきによる影響を受けやすく、位置検出精度が劣化してしまうという問題があったが、本発明により、実装誤差に起因する位置検出精度の劣化も抑えることができる。
なお、第1のホール素子11、第2のホール素子12の後段に、各信号をデジタルデータに変換するAD変換器(図示せず)を更に備え、二乗回路13,14、加算回路15、平方根回路16、除算回路17,18、出力回路19a,19bをデジタル回路として、デジタル演算してもよい。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る位置検出装置の演算部を構成する回路同士の関係を示すブロック図である。本発明の第2の実施形態に係る位置検出装置は、ホール素子駆動回路20と、第1のホール素子21と、第2のホール素子22と、二乗回路23,24と、加算回路25と、平方根回路26と、出力回路27,28と、ゲイン調整回路29とから構成される。
第1のホール素子21から出力される正弦波出力を
Figure 2013246030
とし、第2のホール素子22から出力される余弦波出力を
Figure 2013246030
とする。f(x)はx軸移動距離の変数であり、図2で示したような振幅ばらつきを表している。
正弦波出力V21を二乗回路23でV21 に変換し、余弦波出力V22を二乗回路24でV22 に変換する。
次いで、二乗回路23,24からの出力を加算回路25で
Figure 2013246030
と加算し、平方根回路26で
Figure 2013246030
を生成する。
平方根回路26からの出力値、即ち、生成した
Figure 2013246030
が基準電圧Vrと同じ一定電圧となるように、ゲイン調整回路29により、第1のホール素子21と第2のホール素子22との出力を調整する。具体的には、
Figure 2013246030
のときは、正弦波出力V21と余弦波出力V22とを大きくし、
Figure 2013246030
のときは、正弦波出力V21と余弦波出力V22とを小さくするように、ホール素子駆動回路20を調整し、正弦波出力V21と余弦波出力V22との振幅値を基準電圧Vrと同じ電圧に一定にする。
調整された正弦波出力V21’は、
Figure 2013246030
となり、調整された余弦波出力V22’は、
Figure 2013246030
となる。
次いで、調整された正弦波出力V21’をゲインA'倍の出力回路27で出力すると、
Figure 2013246030
となり、調整された余弦波出力V22’をゲインA'の出力回路28で出力すると、
Figure 2013246030
となる。従って、振幅ばらつきを表している変数f(x)が出力から消えるため、正弦波出力Vo21、余弦波出力Vo22は、図4と同様に、振幅が一定になる。
なお、第1のホール素子21、第2のホール素子22の後段に、各信号をデジタルデータに変換するAD変換器(図示せず)を更に備え、二乗回路23,24、加算回路25、平方根回路26、出力回路27,28、ゲイン調整回路29をデジタル回路として、デジタル演算してもよい。
また、ゲイン調整回路29により、
Figure 2013246030
を基準電圧Vrと同じ電圧に一定にするように、第1のホール素子21及び第2のホール素子22の出力を調整したが、ゲイン調整回路はこれに限るものではなく、例えば、
Figure 2013246030
を基準電圧Vrと同じ電圧に一定にするように、第1のホール素子21及び第2のホール素子22の出力を調整してもよい。
なお、上述した実施形態では、第1のホール素子及び第2のホール素子を固定し、多極磁石が移動する態様としたがこれに限るものではなく、多極磁石を固定し、第1のホール素子及び第2のホール素子が移動してもよい。
また、上述した実施形態では、多極磁石の形状をX軸方向に沿った直線形状としたがこれに限るものではなく、多極磁石の形状は、円弧状でもよく、或いは、円状であってもよい。
また、上述した実施形態では、所定のピッチで反転する磁極を交互に配置した多極磁石を用い、ギャップを隔てて2個の磁気センサが配置された構成を用いたがこれに限るものではない。第1のホール素子から正弦波が出力され、続けて第2のホール素子から余弦波が出力される構成を持つ位置検出装置であれば、本発明を適用することができる。
1,2 ホール素子
3 多極磁石
10 ホール素子駆動回路
11 第1のホール素子
12 第2のホール素子
13,14 二乗回路
15 加算回路
16 平方根回路
17,18 除算回路
19a,19b 出力回路
20 ホール素子駆動回路
21 第1のホール素子
22 第2のホール素子
23,24 二乗回路
25 加算回路
26 平方根回路
27,28 出力回路
29 ゲイン調整回路

Claims (4)

  1. 多極磁石と、前記多極磁石に沿って配置された少なくとも2つの磁気センサとを備え、前記少なくとも2つの磁気センサ又は前記多極磁石が移動することにより生じる磁束の変化を検知して位置信号を出力する位置検出装置であって、
    前記少なくとも2つの磁気センサから出力された信号を二乗和して平方根した値で、前記少なくとも2つの磁気センサから出力された信号を、夫々除算し、
    前記除算した値を出力信号とすることを特徴とする位置検出装置。
  2. 多極磁石と、前記多極磁石に沿って配置された少なくとも2つの磁気センサとを備え、前記少なくとも2つの磁気センサ又は前記多極磁石が移動することにより生じる磁束の変化を検知して位置信号を出力する位置検出装置であって、
    前記少なくとも2つの磁気センサから出力された信号を二乗和した値に基づいて、前記少なくとも2つの磁気センサの出力を制御することを特徴とする位置検出装置。
  3. 前記少なくとも2つの磁気センサから出力された信号を二乗和して平方根した値が一定値になるように、前記少なくとも2つの磁気センサの出力を制御することを特徴とする請求項2に記載の位置検出装置。
  4. 前記少なくとも2つの磁気センサから出力された信号をデジタルデータに変換するAD変換器を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2015005073A1 (ja) * 2013-07-11 2017-03-02 株式会社島津製作所 ラマン分光分析装置
CN109073354A (zh) * 2016-04-28 2018-12-21 三菱电机株式会社 角度检测装置及电动助力转向的控制装置

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