JP2013245381A - ランス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ランス本体部13と、該ランス本体部13の下端側に取付けられて、酸素ガス4を噴射する精錬用ノズル15を有するノズルチップ14とを有し、上記ランス本体部13が、精錬用酸素ガス流路16と、地金溶断用酸素ガス流路19と、冷却媒体流路20とを備えたランス5において、上記ランス本体部13に、上記地金溶断用酸素ガス流路19を流通する地金溶断用の酸素ガス18を、転炉2に付着した地金に向けて噴射する地金溶断用ノズル31を設けた構成とする。
【選択図】図5
Description
上記ランスは、一般に、昇降自在のランス本体部と、該ランス本体部の下端部に取付けられて、酸素ガスを噴射する精錬用ノズルを有するノズルチップとを備えていて、ランス本体部内に設けられた精錬用酸素ガス流路を通じてノズルチップに精錬用の酸素ガスが供給され、精錬用ノズルから銑鉄に向けて酸素ガスが噴射される構成となっている。また、ランスの先端は熱負荷が大きいため、ノズルチップを熱伝導率の高い銅等の金属で形成し、該ノズルチップ内に、ランス本体部に設けられた冷却媒体流路を通じて冷却水等の冷却媒体を循環させるようになっている。
この地金の除去するに際しては、例えば、特許文献1に記載されているような地金溶断専用のランスを転炉内に挿入し、先端のノズルチップに設けられた地金溶断用ノズルから地金溶断用の酸素ガスを転炉内周面及び炉口付近に付着した地金に対して噴射させることにより、該地金を溶断除去させる技術が知られている。
さらに、特許文献1に記載のランスは、ノズルチップ内に、該ノズルチップの底部の奥まで冷却水を流通させて強制冷却するための強制冷却用の水管を複数有しているが、これらの水管に係る構成が複雑であるため、冷却水の圧損が大きい上、ノズルチップ交換の際にはランス本体部との接合が非常に面倒であった。
しかしながら、特許文献2のランスは、ランス先端部にあるノズルチップに地金溶断用ノズルがあるため精錬中は地金溶断ができず、これにより非精錬中にすべての地金の溶断を実施する必要があるため、非精錬時間を余計に要するため生産効率を阻害する問題があった。また、精錬中にスプラッシュによる地金溶断用ノズルの閉塞を防ぐため、精錬中であっても該地金溶断用ノズルに酸素ガスを常時流通させているが、該酸素ガスは単に放出するのみであって、有効活用できていなかった。
さらに、ノズルチップに精錬用ノズルと地金溶断用ノズル、さらにはノズルチップ冷却用の冷却媒体を循環させる流路とが設けられているため、ノズルチップ全体の構造が非常に複雑であり、またノズルチップ交換時にはランス本体部との接合が面倒であるという欠点があった。
しかも、1本のランスで、地金溶断の酸素ガスを狙った位置に噴射させて地金を的確に溶断することが可能である上、精錬と溶断とを別々のランスで行う場合のように新たに昇降設備等を増やす必要が無いという利点がある。
さらに、ノズルチップを交換する場合であっても、該ノズルチップに地金溶断用酸素ガス流路が存在しない分、ノズルチップとランス本体部との接合が容易であるという利点がある。
これにより、炉口付近の地金の直接溶断や二次燃焼によって、最も付着量の多い転炉の傾斜部の炉口付近の付着地金を削減させることが可能となるため非精錬中の地金溶断時間を大幅に削減することができる。その一方で、非精錬中においては傾斜部全体に酸素ガスを噴射させることが可能であるため、傾斜部に付着した地金を確実に溶断できる。
さらに、地金溶断用ノズルから酸素ガスを噴射させることにより、スプラッシュによる該地金溶断用ノズルへの地金付着及び閉塞を防ぐことができる。
即ち、上記ランス装置1は、転炉2内の銑鉄3に精錬用の酸素ガス4を吹き付けて精錬するランス5と、該ランス5を昇降させる昇降手段と、ランス5を軸線周りに回転させる回転手段7とを備えている。
一方、転炉2は、上方開口の炉口2aを有していて、該炉口2a側の内周面には、炉口2a側に行くに従って次第に先細る傾斜部2bが形成されている(図6及び図7参照)。
この昇降手段は、精錬時においては、上記ランス5を下降させて転炉2内に挿入させると共に、該ランス5を転炉2内の銑鉄3に対して精錬を行うための所定の位置に昇降させることができ、非精錬時においては、ランス5を精錬時の昇降範囲よりもさらに下方側の範囲で昇降させることができるようになっている。
この実施の形態においては、回転駆動装置11(この場合は電動モータ)の回転軸11aの先端に取付けられて該回転軸11aと共に軸線回りに回転する第1の歯車12aと、ランス本体部13の外周面を取り囲むように設けられて、外周側において該第1の歯車12aと噛合する円環状の第2の歯車12bと、該第2の歯車12bをランス本体部13に相対的な位置を不動に固定する固定部材12cとを備えた構成となっている。そして、上記回転軸11aの回転により第1の歯車12aを回転させて、該第1の歯車12aと噛合する第2の歯車12bを同期して回転させ、その回転力を固定部材12cを介してランス本体部13に伝達させることにより、ランス5を軸線周りに回転させる。なお、図3中、符号9は、外周側に上記第2の歯車12bと当接する回転自在の転動子9aを有する円環状の軸受、符号8aは、台車8に設けられた、該軸受9を位置不動に保持する保持部材である。
上記ランス本体部13は、鋼等の素材で形成されたもので、図4及び図5に示すように、上記ノズルチップ14に精錬用の酸素ガス4を流通させる精錬用酸素ガス流路16と、該精錬用酸素ガス流路16とは別に設けられて、転炉2の炉口2a側の内周面及び炉口2a付近に付着した地金17に地金溶断用の酸素ガス18を流通させる地金溶断用酸素ガス流路19と、上記ノズルチップ14に該ノズルチップ冷却用の冷却媒体を流通させる冷却媒体流路20とを備えている。
上記地金溶断用酸素ガス流路19は、上記精錬用酸素ガス流路16の外周側に、該ランス本体部13の軸線方向に延びるように設けられていて、後述する地金溶断用ノズル31と連通している。
この冷却媒体流路20は、上記地金溶断用酸素ガス流路19に外周側に隣接した状態で配設された、ノズルチップ14に向けて冷却媒体を供給する冷却媒体供給路21と、該冷却媒体供給路21に外周側に隣接するように設けられて、ノズルチップ14から排出される冷却媒体を流通させる冷却媒体排出路22とを備えている。そして、冷却媒体供給路21は後述するノズルチップ側の冷却媒体供給路29と、冷却媒体排出路22は後述するノズルチップ側の冷却媒体排出路30とにそれぞれ連通している。
したがって、上記ランス本体部13は、後述する地金溶断用ノズル31よりも上方にある部分は実質的には4重管構造、下方側に位置する部分は3重管構造となっている。
上記ロータリージョイント13aは、ランス本体部13の軸線周りの回転に関わらず、精錬用酸素ガス配管23と精錬用酸素ガス流路16、地金溶断用酸素ガス配管24と地金溶断用酸素ガス流路19、冷却媒体供給用配管25と冷却媒体供給路21、冷却媒体排出用配管26と冷却媒体排出路22をそれぞれ常時気密に連通させることが可能となっている。
上記ノズルチップ側の精錬用酸素ガス流路27は、ノズルチップ14の中心部に軸線方向に延びるように設けられていて、上端側において上記ランス本体部の精錬用酸素ガス流路16と連通し、下端側において上記精錬用ノズル15と連通している。
上記精錬用ノズル15は、ノズルチップ14の下端側に複数開設されたもので、ノズルチップ側の精錬用酸素ガス流路内27を流通する精錬用の酸素ガス4を、ランス5の下方に向けて噴射するようになっている。
これらのノズルチップ側の冷却媒体供給路29と冷却媒体排出路30とはノズルチップ14の下端側において相互に連通している。
したがって、上記冷却媒体供給配管25からランス本体部13の冷却媒体供給路21を通じて供給された冷却媒体は、ノズルチップ側の冷却媒体供給路29内に流入した後、ノズルチップ14の下端側において折り返して循環するようにノズルチップ側の冷却媒体排出路30に流入し、さらにランス本体部13の冷却媒体排出路22に送られ、最終的には冷却媒体排出用配管26を通じてランス5の外部に排出されることとなる。
この地金溶断用ノズル31は、上記ランス本体部13の外周面に沿って同じ高さ且つ等間隔に複数並設されていて、図4及び図5に示すように、それぞれが上記地金溶断用酸素ガス流路19と、該地金溶断用酸素ガス流路19の下端側において連通し、上記冷却媒体流路20を気密に貫通した状態で、ランス本体部13の外周面に開口している。そして、ランス本体部13の略側方向けに地金溶断用の酸素ガス18を噴出可能となっている。
なお、この実施の形態においては、6つの地金溶断用ノズル31が、ランス本体部13の同じ軸線方向の高さに一列に並んだ状態で、該ランス本体部13に開設されていて、これらの6つの地金溶断用ノズル31により、平面視において約90度程度で若干下向きの範囲に拡散するように地金溶断用の酸素ガス18を噴射できるようになっている。
これにより、上記地金溶断用ノズル31は、転炉2内の銑鉄3の精錬中においては、転炉2の傾斜部2bの炉口側に対して地金溶断用の酸素ガス18を噴射可能である一方、非精錬中においては、ランス本体部13を昇降・回転させることにより傾斜部2b全体に地金溶断用の酸素ガス18を噴射することが可能となる。
この実施の形態の場合、図6に示すように、地金溶断用ノズル31は、精錬中においては、スプラッシュによる地金の付着量が特に多いと思われる上記転炉2の傾斜部2bの炉口側(より具体的には、傾斜部2bの炉口2a寄りの位置)と対向する高さ位置となるように、ランス本体部13に配設されている。
しかしながら、地金溶断用ノズル31の地金溶断用の酸素ガス18の上下方向の噴射角度の設定によっては、ランス本体部13における転炉2内に挿入されてない部分、即ち転炉2外に位置する部分に配設してもよい。この場合、精錬中は地金溶断用ノズル31が常時転炉2の外に位置した状態で、転炉2の傾斜部2bの炉口側に地金溶断用の酸素ガス18を噴射させる態様とすることができるため、地金溶断用ノズル31及び地金溶断用酸素ガス流路19への、転炉2内の下部や銑鉄3の熱による熱負荷を大幅に軽減できる。また、地金溶断用ノズル31がスプラッシュの影響をきわめて受けにくいという利点もある。
即ち、精錬中であっても、地金溶断用ノズル31から地金溶断用の酸素ガス18を噴射させることにより、炉口2a付近の地金を直接溶断し、且つ転炉排ガスを、炉口2a付近の二次燃焼によって温度上昇させ、炉口2a付近の付着地金を削減させ、非精錬中における地金の溶断時間を短縮するためである。
従来のように地金溶断用ノズルがノズルチップに設けられている場合、ノズルチップは精錬中においては炉内下部の溶銑に近い位置にあるため、精錬中は地金を溶断することはできない。そのため、非精錬中にすべての地金溶断を実施する必要があることから、操業サイクルタイムが延長し、非効率な操業となる。
一方で、精錬中に地金溶断ができなくても、スプラッシュによる該地金溶断用ノズルへの地金付着及び閉塞を防ぐために、精錬中も常に該地金溶断用ノズルに酸素ガスを常時流通させる必要があり、酸素ガスを有効に活用できていないという問題もある。
これにより、精錬中に炉口2a付近の地金の直接溶断し、且つ転炉排ガスを、炉口2a付近の二次燃焼によって温度上昇させ、炉口2a付近の付着地金を削減させることを可能にすることで、非精錬中に行う地金溶断時間を短縮している。
また、精錬中に該地金溶断ノズル31から酸素ガスを噴射すると、地金溶断だけでなく、スプラッシュによる地金の溶断ノズル31への付着及び閉塞を防ぐ働きもするため、この点においても酸素ガスを有効に活用することが可能である。
これにより、これらの地金溶断用ノズル31及び地金溶断用酸素ガス流路19に過大な熱負荷が作用することを抑止して、熱負荷に起因する割れ等を防止することができ、安定的な地金溶断を行うことができるという利点がある。
この点、この実施の形態の場合は、上記地金溶断用ノズル31が、精錬中は、傾斜部2bの炉口側に地金溶断用の酸素ガス18を噴射可能となるランス本体部13の高さ位置に配設されており、また下端部において該地金溶断用ノズル31と連通している地金溶断用酸素ガス流路19も、精錬時には炉口2a付近、又は転炉2外に位置する。そのため、転炉2内の下部や銑鉄3の熱によってこれら地金溶断用ノズル31及び地金溶断用酸素ガス流路19に対して作用する熱負荷を、炉内に位置する場合に比べて格段に小さくすることができることとなる。
そして、冷却媒体を、ランス本体部13の冷却媒体流路20及びノズルチップ14の冷却媒体循環用流路28を通じて、ランス本体部13及びノズルチップ14の内部に流通、循環させて強制冷却する。また、精錬用の酸素ガス4を、ランス本体部13の精錬用酸素ガス流路16及びノズルチップ側の精錬用酸素ガス流路27を通じて流通させて、ノズルチップ14の下端部の精錬用ノズル15から銑鉄3に向けて噴射する。
一方で、地金溶断ノズル31からは地金溶断用の酸素ガス18を、傾斜部2bの炉口側に向けて噴射する。
さらに、地金溶断用ノズル31から噴射した地金溶断用の酸素ガス18により、炉口2a付近の地金を直接溶断し、且つ転炉排ガスを、炉口2a付近の二次燃焼によって温度上昇させ、炉口2a付近の付着地金を削減させることができるため、非精錬中における地金の溶断時間を最小限に抑えることが可能となる。
また、精錬中の地金の直接溶断が終了した場合等、地金溶断用ノズル31から常に地金溶断用の酸素ガス18を適量噴射させることにより、該地金溶断用ノズル31が狭くなったり閉塞したりする事態を確実且つ安定的に防止することができる。
このとき、地金溶断用ノズル31は、ランス本体部13が精錬時の昇降範囲よりも下降した場合に、転炉2の傾斜部2bの最下端の部分に地金溶断用の酸素ガス18を噴射可能な位置となる、ランス本体部13の軸線方向の高さに配設されているため、地金溶断用ノズル31を傾斜部2bのいずれの位置にも臨ませることができる。
また、必要に応じて、ランス本体部13を回転手段7により軸線周りに回転させて、地金溶断用ノズル31の方向を変更し、転炉2の傾斜部2b及び炉口2a付近の全周に亘って地金溶断用の酸素ガス18を噴射し、地金17を溶断する。さらに、転炉2の傾斜部2bに付着した地金17の高さに応じて、ランス本体部13を昇降手段により適宜昇降させ、傾斜部2bに付着した地金17を溶断する。これにより、傾斜部2b全体の地金を確実に溶断、除去することが可能となる。
なお、この地金の溶断作業を行うに際しては、転炉の周囲に設けられた炉前防煙板の窓を通して、目視あるいはカメラや反射鏡等によって溶断の状況を確認しながら行うことができる。
この結果、1本のランス5で精錬と地金溶断との両方を行うことができるため、精錬と地金溶断とを別々の専用ランスで行う場合に比べて、設備全体を単純化することができる。
しかも、ノズルチップ14は熱負荷が大きいため交換頻度が多いが、ノズルチップ14の交換時には、ランス本体部13の地金溶断用酸素ガス流路19をノズルチップ側に接続する必要がなくなるため、地金溶断用ノズルがノズルチップに設けられている場合に比べ、ノズルチップ14とランス本体部13との接合が格段に容易となり、交換し易いという利点がある。
さらに、ノズルチップ14には、地金溶断用ノズルやこれに連結される地金溶断用の酸素ガスのための流路が存在せず、従来のノズルチップに比べて構成が単純化されたため、複雑な構成に起因するランス本体部13やランスチップ14内を流通する流体(酸素ガスや冷却媒体)の圧損を従来よりも抑えることが可能である。
しかしながら、地金溶断用ノズルは必ずしもこのような位置に設ける必要はなく、スプラッシュの影響を受けにくく且つ転炉の炉口側の内周面に付着した地金を溶断できる位置であれば、基本的にランス本体部のどの軸線方向の高さに配設してもよい。
さらに、上記実施の形態においては、複数の地金溶断用ノズル31を同じ高さで等間隔に一列に並設しているが、異なる高さに複数列設けてもよく、また必ずしも等間隔に配設しなくてもよい。
2a 炉口
2b 傾斜部
3 銑鉄
4 精錬用の酸素ガス
5 ランス
13 ランス本体部
14 ノズルチップ
15 精錬用ノズル
16 精錬用酸素ガス流路
17 地金
18 地金溶断用の酸素ガス
19 地金溶断用酸素ガス流路
20 冷却媒体流路
31 地金溶断用ノズル
Claims (3)
- 鉛直方向に延びる管状に形成され、軸線方向に昇降自在且つ軸線周りに回転自在のランス本体部と、該ランス本体部の下端側に取付けられて、上方開口の炉口を有する転炉中の溶銑に精錬用の酸素ガスを噴射する精錬用ノズルを有するノズルチップとを有し、上記ランス本体部が、該ノズルチップに精錬用の酸素ガスを流通させる精錬用酸素ガス流路と、該精錬用酸素ガス流路とは別に設けられて、転炉の炉口側の内周面及び炉口付近に付着した地金を溶断する地金溶断用の酸素ガスを流通させる地金溶断用酸素ガス流路と、上記ノズルチップに該ノズルチップ冷却用の冷却媒体を流通させる冷却媒体流路とを備えたランスにおいて、
上記ランス本体部に、上記地金溶断用酸素ガス流路を流通する地金溶断用の酸素ガスを、転炉に付着した地金に向けて噴射する地金溶断用ノズルが設けられていることを特徴とするランス。 - 上記転炉は、炉口側の内周面に該炉口側に行くに従って次第に先細る傾斜部を有し、
上記地金溶断用ノズルは、ランス本体部の精錬時の昇降範囲において、該ランス本体部における、上記傾斜部の炉口側に地金溶断用の酸素ガスを噴射可能となる部分に位置し、且つランス本体部が精錬時の昇降範囲よりも下降した場合に転炉の上記傾斜部の最下端の部分に地金溶断用の酸素ガスを噴射可能な位置となる、ランス本体部の軸線方向の高さに配設されていることを特徴とする請求項1に記載のランス。 - 上記地金溶断用ノズルは、上記ランス本体部に複数並設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のランス。
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