JP2013245246A - 洗浄剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料噴射系内に付着した付着物(デポジット)を良好に除去することができる洗浄剤を提供する。
【解決手段】 本発明の洗浄剤は、燃料を供給する燃料供給手段から該燃料を噴射するノズルまでの燃料噴射系内に付着した付着物を除去するために該燃料中に添加される洗浄剤であって、ジエチルベンジルアミン、トリベンジルアミン、ジエチレントリアミン、1−フェニルピペラジンから選択される成分を1以上含有する洗浄剤である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、燃料噴射系に付着した付着物を洗浄して除去するために、燃料に添加して使用される洗浄剤に関する。
トラック、建設機械、漁船、発電機等に搭載されているディーゼルエンジンは、往復動を行うピストンと、ピストンの周囲および上部を覆うシリンダとを含んで構成され、ピストンとシリンダとにより形成される燃焼室(燃料を燃焼させる部屋)内に空気が供給され、ピストンによってその空気を圧縮し、圧縮されて高温となった空気に燃料を噴射させて自己着火させる。
ディーゼルエンジンにおいては、燃焼室内に燃料を高圧で噴射させるため、噴射ポンプが必要不可欠である。この噴射ポンプの種類には、列型噴射ポンプ、分配型噴射ポンプ、独立型噴射ポンプがあり、燃料噴射方式には、これらの機械式噴射ポンプを用いて燃料を噴射させる方式がある。近年、これらの機械式噴射ポンプを用いる方式に代えて、電子制御の噴射を行うユニットインジェクター式やコモンレール式が数多く採用され、特にコモンレール式が主流となっている。
ユニットインジェクター式は、インジェクタと呼ばれる燃料噴射ノズルと燃料を加圧するプランジャとを一体化した燃料噴射方式で、プランジャとノズルとの間に燃料供給パイプが存在しないため、プランジャによる高圧の燃料噴射を実現できる。コモンレール式は、コモンレールと呼ばれる細長いパイプに高圧の燃料を蓄え、そのパイプに繋がる各インジェクタへ均一に供給する燃料噴射方式である。このコモンレール式では、燃料の加圧をサプライポンプで行い、インジェクタを用いて燃焼室内に確実に噴射する。なお、噴射制御は、コントロールユニットにより行われる。
サプライポンプ内では、燃料を圧縮する。しかし、その燃料中にエアーが何らかの要因で混在すると、そのエアーが断熱圧縮されることによりエアー周辺が局所的に高温(局所高温)となり、未燃焼カーボンが発生しやすくなり、また、その高温化に伴い各種添加剤が析出してインジェクタ内部に付着・堆積する。そのほか、燃料中には、鉄系化合物、有機酸およびその塩、ごみ等の異物も含まれており、これらの異物も付着・堆積する。これらは、デポジットと呼ばれ、多量に付着・堆積するとエンジン性能の低下や不均一な噴射を生じさせる。
このデポジットの付着・堆積は、冬期に燃料中に添加される低温流動性向上剤や潤滑性向上剤等およびそれらの劣化生成物により析出すると考えられている。これらが添加された燃料は、例えば、コモンレールシステムの採用により高圧条件下で燃料供給ポンプからインジェクタで噴射される間に、サプライポンプにより発生した気泡や外部から侵入したエアーがサプライポンプ内で局所高温化され、これに伴い燃料中の各種添加剤も高温化することで熱分解し、新たなデポジットが生成されることが明らかになってきている(例えば、特許文献1参照)。
このデポジットの除去は、インジェクタを分解して掃除することにより完全に除去することができるが、これでは時間や手間がかかる。そこで、燃料タンク内に添加する洗浄剤が、市販されており、その洗浄剤を燃料に添加し、走行運転中に洗浄、除去することができる。デポジットの洗浄・除去に効果がある洗浄剤の成分として、ポリブテンアミン、ポリエーテルアミン、N−アルキルーピロリドン等が知られ、現在使用されている。
そのほか、芳香族系溶剤5〜50重量%、グリコールエーテル及び/またはグリコールエーテルアセテート系溶剤5〜25重量%、脂肪酸5〜25重量%、非イオン界面活性剤5〜25重量%、アンモニア水および/またはアミン1〜15重量%、および水10〜40重量%を含むディーゼルエンジン吸気系洗浄用エアゾール製品が提案されている(特許文献2参照)。芳香族系溶剤としては、エチルベンゼン、アミルベンゼン、1−メチルナフタレン等が挙げられている。アミンとしてはポリオキシエチレンアルキルアミンが挙げられている。
また、水溶性アミン化合物10〜40重量%、ベンジルアルコール10〜30重量%、脂肪族アルコール残基を有する水溶性有機溶剤20〜60重量%、弱アルカリ性水溶液10〜40重量%とからなる金属部材洗浄用の洗浄剤も提案されている(特許文献3参照)。水溶性アミン化合物としては、ジエチルアミン、モノエタノールアミン等が挙げられている。
50〜80質量%のポリオキシアルキレンアルキルアミン、5〜20質量%のグリコールモノアルキルエーテル、5〜15質量%のグリコールジアルキルエーテル、5〜15質量%のヘテロ環状化合物、1〜5質量%の水からなるディーゼル燃料添加剤組成物も提案されている(特許文献4参照)。
特開2006−257934号公報 特開2002−129198号公報 特開2006−193653号公報 特開2010−106173号公報
従来から使用されているポリブテンアミンやポリアルケニルコハク酸イミドは、高分子成分であり、耐熱性が良好で、それ自体がデポジットになるという問題があった。ポリエーテルアミンやN−アルキルーピロリドンは、洗浄性を有するものの、それほど高い洗浄性を有していない。このため、目視にてデポジットがほとんど確認できなくなるまで洗浄するには、上記特許文献1に記載されているように、燃料に対して数10重量%といったように多量に添加しなければならない。このような多量の添加は、走行性能に支障を来し、また、これらがいずれもアミンで窒素を含有するため、燃焼排ガス中のNOxが増加するという問題があった。
上記特許文献2〜4の洗浄剤も、挙げられているアミンやエーテルは、その成分単独では高い洗浄性を有しておらず、目視にてデポジットがほとんど確認できなくなるまで洗浄するには、多量に添加するか、長時間の洗浄を行う必要がある。したがって、デポジットが多少残ることを考慮して使用しているのが現状である。これでは次第にデポジットが堆積していき、エンジン性能の低下や不均一な噴射を生じさせることになる。
また、燃料噴射系部品には、サプライポンプ、インジェクタ、燃料フィルタにゴム製のOリングや樹脂製品が使用されている。このため、燃料に添加された洗浄剤がこのOリングや樹脂製品と接触することになる。これまでに洗浄剤として使用されているポリブテンアミン、ポリエーテルアミン、N−アルキル−ピロリドン等は、これらのOリング等を膨潤させる。さらに、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテルも、これらのOリング等を膨潤させる。
Oリング等の膨潤は、ある程度までは部品間の隙間を埋め、そのシール力を向上させる点で好ましいが、一定以上に膨潤すると、ゴムに亀裂や硬度上昇等が生じ、シール部位からのはみ出しを生じ、逆にシール力が低下してしまう。このようなゴムの変形は、燃料の液漏れを生じ、漏れた液には引火の危険性がある。上記の従来から使用されている洗浄剤は、一定以上に膨潤することから、シール力が低下し、液漏れが発生する等の可能性があった。
したがって、燃料噴射系に付着、堆積したデポジットを良好に除去することができ、それに加えて、Oリング等の膨潤を抑制することができる、燃料に添加して使用される洗浄剤の提供が望まれていた。
本発明者らは、鋭意検討の結果、ジエチルベンジルアミン、トリベンジルアミン、ジエチレントリアミン、1−フェニルピペラジンから選択される成分を1以上含有することで、洗浄性が良好で、かつOリング等の膨潤もほとんどないことを見出した。本発明は、このことを見出すことによりなされたものであり、上記課題は、本発明の洗浄剤を提供することにより解決することができる。
すなわち、本発明によれば、燃料を供給する燃料供給手段から該燃料を噴射するノズルまでの燃料噴射系内に付着した付着物を除去するために該燃料中に添加される洗浄剤であって、ジエチルベンジルアミン、トリベンジルアミン、ジエチレントリアミン、1−フェニルピペラジンから選択される成分を1以上含有する洗浄剤が提供される。
洗浄剤は、燃料に対して、0.1〜30体積%添加される。洗浄剤に含有される1以上の上記成分は、Oリング等の膨潤を抑制するために、洗浄剤に含まれる洗浄性を有する成分(洗浄成分)の少なくとも70体積%含有される。なお、上記成分以外の洗浄成分としては、従来から使用されている、例えばアルキレングリコールアルキルエーテルやN−アルキル−ピロリドン等を含有することができる。
本発明の洗浄剤を提供することにより、燃料噴射系に付着、堆積したデポジットを良好に除去することができ、それに加えて、ゴム製のOリング等の膨潤を抑制することができる。その結果、エンジン性能の低下や不均一な噴射がなくなり、ゴムの亀裂、硬度上昇、シール部位からのはみ出しをなくし、シール力の低下や液漏れもなくすことができる。また、燃料に添加して使用することができるので、燃料噴射系を取り外し、各部品に分解して、部品ごとに洗浄する必要がなく、簡単に洗浄することができる。
燃料噴射系の構成例を示した図。 洗浄前のインジェクタと洗浄後のインジェクタを示した図。 本発明の洗浄剤にデポジットが付着したインジェクタを浸漬させて洗浄したときの洗浄性評価結果を示した図。 本発明の洗浄剤にゴム製のOリングを浸漬させたとき膨潤度を示した図。 ジエチルベンジルアミンとNMPとを混合したものを洗浄剤とし、それを軽油に添加したときの洗浄性評価結果およびOリングの膨潤度を示した図。
本発明の洗浄剤は、燃料を供給する燃料供給手段から該燃料を噴射するノズルまでの燃料噴射系内に付着した付着物を除去するために該燃料中に添加される洗浄剤である。この洗浄剤は、好ましくは車両に使用され、より好ましくはディーゼルエンジンを搭載した車両に使用される。なお、この洗浄剤は、車両以外に、建設機械、漁船、発電機、燃料を燃焼して流体を加熱する加熱炉やボイラ等に使用することも可能である。以下、ディーゼルエンジンを搭載した車両に使用する場合について説明する。
ディーゼルエンジンは、燃料として軽油が使用される。このため、本発明の洗浄剤は、軽油に対して所定の割合で添加される。まず、図1を参照して、ディーゼルエンジンを搭載した車両の燃料噴射系について簡単に説明する。燃料噴射系は、燃料供給手段としてのサプライポンプ10から燃料を噴射するノズルとしてのインジェクタ11までの燃料が通過する系をいい、燃料供給パイプ12、コモンレール13を含む。このため、図1に示す燃料供給方式は、コモンレール式である。
コモンレール13には、圧力センサ14が取り付けられ、圧力制御弁15を介してリターンライン16aが接続されている。また、サプライポンプ10にも、リターンライン16b、インジェクタ11にも、リターンライン16cが接続されている。ここでは、コモンレール式として説明するが、本発明の洗浄剤は、上記のユニットインジェクター式や、列型噴射ポンプ、分配型噴射ポンプ、独立型噴射ポンプを用いる燃料噴射方式にも適用できるものである。
図1には、燃料噴射系以外の燃料タンク17や燃料フィルタ18も示されている。燃料タンク17内には、図示していないが、プレフィルタを備えていてもよい。また、図1には、一点破線で示される信号線を通して、コモンレール13内の圧力を検出する圧力センサ14からの信号を受け、インジェクタ11に指示し、燃料噴射量を制御するためのコントロールユニット19も示されている。
燃料としての軽油は、燃料タンク17内に入れられ、ディーゼルエンジンの起動に伴って起動するサプライポンプ10により燃料フィルタ18を介して吸引される。サプライポンプ10は、所定の圧力まで昇圧した後、燃料供給パイプ12を介してコモンレール13へ供給される。インジェクタ11は、針状の先端部分を有し、燃料噴射孔を塞ぐ位置にセットされるニードルおよびソレノイドを備えていて、ソレノイドによってニードルのリフト時間を調整することにより噴射孔を通して燃料を燃焼室内へ噴射する。なお、インジェクタ11からの燃料噴射が開始されるまで、サプライポンプ10からの燃料は、リターンライン16bを介して燃料タンク17へ戻される。
燃料フィルタ18は、燃料中に含まれる鉄系化合物、有機酸およびその塩、ごみ等の捕捉可能な大きさの異物を分離除去する。サプライポンプ10は、燃料タンク17内の燃料を吸引し、例えば200MPaまで昇圧して燃料供給パイプ12へ吐出する。サプライポンプ10、インジェクタ11、燃料フィルタ18にゴム製のOリングや樹脂製品が設けられる。このゴム製のOリングは、燃料漏れを防止するものである。
コモンレール13へ供給された燃料は、インジェクタ11から噴射されるまで蓄積されるが、圧力センサ14によりコモンレール13内の圧力が検出され、コントロールユニット19からの指示によりサプライポンプ10の燃料吐出量を制御する。これにより、コモンレール13内の圧力が制御される。インジェクタ11は、燃料を燃料室内へ霧状に噴射し、自己発火させる。
上述したように、サプライポンプ10内では、何らかの要因で外部からエアーが混入し、そのエアーが圧縮されて局所高温となり、その高温化に伴って未燃焼カーボンが発生し、インジェクタ11内部に付着、堆積する。また、燃料中には、上述した低温流動性向上剤や潤滑性向上剤といった各種添加剤が添加される。各種添加剤は、高温になった燃料等により析出して、また、熱分解してインジェクタ11内部に付着、堆積する。さらに、燃料中の鉄系化合物等も付着、堆積する。これらがデポジットとなり、ニードルの動きを妨げ、インジェクタ11の適正な燃料噴射を阻害する。これにより、エンジン性能が低下する。
燃料は、インジェクタ11から高圧にて噴霧することで微粒化され、その微粒化により自己発火を可能にする。このため、サプライポンプ10で昇圧する必要があり、その昇圧に伴って燃料が高温となる。したがって、デポジットの発生は、回避することができず、発生したデポジットを除去することが必要とされる。
デポジットは、徐々に付着し、堆積していき、また、エアーによって酸化され、硬くなっていく。これを除去するために、サプライポンプ10やコモンレール13等を取り外し、各部品に分解し、各部品を洗浄剤に浸漬させることが望ましい。しかしながら、これらを取り外し、各部品に分解するのは手間がかかり、また、洗浄後に組み立てて取り付けなければならない。そこで、本発明では、このような手間がかからない燃料に添加して使用する洗浄剤を提供する。従来の燃料に添加して使用する洗浄剤は、燃料に対して数10重量%も添加しなければ充分な洗浄効果が得られないが、本発明の新規な洗浄剤は、少量でも充分な洗浄効果を有するため、多量の添加に伴う、上述した走行性能に支障を来し、燃焼排ガス中のNOxが増加するといった問題は生じない。
本発明の新規な洗浄剤は、高い洗浄性を付与するために、主成分として、ジエチルベンジルアミン(C1117N)、トリベンジルアミン(C2121N)、ジエチレントリアミン(C13)、1−フェニルピペラジン(C1014)から選択される成分を1以上含有する。これらの成分は、洗浄性が高いこともさることながら、引火点が高いことから取扱いが比較的容易で、販売上問題となる化学物質管理促進法や毒物劇物取締法に非該当である点で望ましい成分である。下記式1〜4にそれらの化学式を順に示す。
ちなみに、引火点は、上記式1で示されるジエチルベンジルアミンが77℃、上記式2で示されるトリベンジルアミンが122℃、上記式3で示されるジエチレントリアミンが102℃、上記式4で示される1−フェニルピペラジンが140℃であり、比較的高温である。
この洗浄剤は、燃料に対して、0.1〜30体積%添加することができる。なお、30体積%以上であってもよいが、価格および洗浄効果を考慮し、上記範囲で充分である。このように少量で充分な洗浄効果を有することから、走行性能に支障を来すことはなく、排ガス中のNOxが増加するという問題も解決することができる。洗浄剤に含有される1以上の上記成分は、その洗浄剤に含まれる洗浄成分のうち、少なくとも70体積%含有される。これは、ゴム製のOリング等の一定以上の膨潤を抑制するためである。
本発明の洗浄剤は、洗浄成分のすべてを、上記のジエチルベンジルアミン、トリベンジルアミン、ジエチレントリアミン、1−フェニルピペラジンから選択される1以上の成分とすることもできるが、その他の洗浄成分を含有していてもよく、従来から使用されている、例えば、アルキレングリコールアルキルエーテルやN−アルキル−ピロリドン等を含有することができる。他の洗浄成分の一例として、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)等を挙げることができる。これは一例であるので、これ以外の洗浄成分を用いることも可能である。
なお、この洗浄剤には、燃料に一般的に添加される洗浄とは関係のない添加剤成分、例えば、潤滑性向上剤、低温流動性向上剤、消泡剤、セタン価向上剤、清浄分散剤に含有される成分を、洗浄性に影響を及ぼさない範囲で含有していてもよい。これらの成分としては、潤滑性向上のための長鎖脂肪酸のモノエステル、長鎖二塩基酸、脂肪酸アミド等を、低温流動性向上のためのエチレン−酢酸ビニル共重合体、多価アルコールと高級脂肪酸のエステル等を挙げることができる。また、セタン価向上のためのアルキルナイトレート類等を、清浄分散作用のためのポリイソブテン類等を挙げることができる。本発明の洗浄剤は、これらの添加剤成分に限定されるものではなく、これら以外の添加剤成分を含有していてもよい。
本発明の洗浄剤は、燃料に対して上記範囲内の体積%となるように、燃料タンク17の満タン時の燃料量から計算された所定容量のボトルに入れられ、燃料タンク17の満タン時に燃料タンク17内にそのボトルから添加して使用することができる。一例では、燃料100リットルに対し、400ccの洗浄剤を添加することができる。
本発明の新規な洗浄剤の洗浄性を評価するために、また、ゴム製のOリングの膨潤度を評価するために以下の試験を行った。洗浄性を評価するために、10万km以上走行した4tトラックから取り外した黒色のデポジットが付着したインジェクタ11を、シャープマニファクチャリングシステム株式会社製の超音波洗浄装置(UT-105S)内に入れた洗浄剤に浸漬させ、30分間超音波照射を行い、インジェクタ11に付着した付着物の様子を目視にて評価した。
膨潤度を評価するために、ゴム製のOリングとして、耐熱性、耐油性、耐薬品性を有し、自動車用途を中心に幅広く使用されているフッ素ゴム製のOリングを用いた。このOリングを洗浄液に浸漬して1日および5日経過後の重量変化を計測し、膨潤後の重量を膨潤前の重量で除して膨潤度を計算した。
一般に、1.5までの膨潤度は設計上考慮されており、隙間を埋め、シール力が向上するが、それを超える膨潤度は亀裂を生じ、また、硬度上昇し、シール部位から燃料漏れを生じる。膨潤度は日数が経過するとその増加する割合が小さくなっていき、5日経過すると、それ以上あまり増加しなくなるので、5日経過しても1.5以下の膨潤度であるか否かにより評価を行った。
実施例1では、洗浄剤に、本発明の洗浄剤に含有すべき洗浄成分として選択されるジエチルベンジルアミンを使用した。実施例2では、洗浄剤に、本発明の洗浄剤に含有すべき洗浄成分として選択されるトリベンジルアミンを使用した。なお、トリベンジルアミンは、常温で固体であるため、軽油を溶媒として使用し、軽油5mlに0.5gのトリベンジルアミンを溶解したものを使用した。実施例3では、洗浄剤に、本発明の洗浄剤に含有すべき洗浄成分として選択されるジエチレントリアミンを使用した。実施例4では、洗浄剤に、本発明の洗浄剤に含有すべき洗浄成分として選択される1−フェニルピペラジンを使用した。
実施例5では、洗浄剤に、90体積%のジエチルベンジルアミンと、10体積%のNMPを混合したものを使用した。実施例6では、洗浄剤に、70体積%のジエチルベンジルアミンと、30体積%のNMPを混合したものを使用した。
本発明の洗浄剤と洗浄性を比較するために、以下のものを洗浄剤として使用して同様の試験を行った。比較例1では、洗浄剤ではなく、軽油を使用した。これは、軽油には洗浄効果がないことを確認するためである。比較例2では、洗浄剤に、従来から使用されている洗浄成分としてのNMPを使用した。比較例3では、従来から使用されている洗浄成分としてのジエチレングリコールモノメチルエーテルを使用した。比較例4では、洗浄剤に、50体積%のジエチルベンジルアミンと、50体積%のNMPを混合したものを使用した。これは、本発明の洗浄剤に含有すべき洗浄成分として選択されるジエチルベンジルアミン溶液を含有するものであるが、その含有量による洗浄性および膨潤度の影響を確認するためである。
洗浄前のインジェクタ11と、洗浄後のインジェクタ11を撮影した写真を図2に示す。図2(a)は、洗浄前のインジェクタ11を撮影した写真である。洗浄前であるため、全体的に黒色のデポジットが付着している。図2(b)は、上記比較例3のジエチレングリコールモノメチルエーテルで洗浄した後のインジェクタ11を撮影した写真である。全体的にデポジットが残っており、特に、先端部に多くのデポジットが残っている。
図2(c)は、上記比較例2のNMPで洗浄した後のインジェクタ11を撮影した写真である。大部分のデポジットが除去されているが、先端部にはまだデポジットが残っている。図2(d)は、上記実施例1のジエチルベンジルアミンで洗浄した後のインジェクタ11を撮影した写真である。インジェクタ11全体のデポジットが完全に除去され、新品同様となっている。
目視により洗浄性を評価した結果を図3に示す。図2(d)に示すように黒色のデポジットが完全に除去されたものを二重丸で示し、図2(c)に示すように約8割以上でほとんど除去できているものを丸で示し、図2(b)に示すように約2割以上約8割未満除去できているものを三角で示し、約2割未満でほとんど除去できていないものをバツで示している。実施例1〜6はいずれも二重丸で示され、良好な洗浄性を示すことが確認された。
その一方、比較例1の洗浄剤でない軽油はバツで示され、全く除去されないことが確認された。また、比較例2および3はそれぞれ丸、三角で示されるように、ある程度の洗浄性は示すが、その洗浄性は充分ではないことが確認された。なお、比較例4は、本発明の洗浄剤の主成分であるジエチルベンジルアミンを50体積%含有することから、二重丸で示されるように良好な洗浄性を示すことが確認された。
膨潤度の結果を図4に示す。実施例1〜6はいずれも5日経過後において1.5以下であって、ほぼ1.0であることから、ゴム製のOリングに対してほとんど影響がないことが見出された。比較例1の軽油の場合には、膨潤が全く起こらず、Oリングに対する影響はないが、比較例2、3の場合は、膨潤度が1.5を超え、Oリングに影響を与えることが見出された。このことから、本発明の洗浄剤に含有すべき成分として選択されるジエチルベンジルアミン等の洗浄成分は、良好な洗浄性を有するとともに、Oリングに対する膨潤の影響がなく、燃料に添加する洗浄剤として好適なものであることが見出された。それと同時に、比較例4に示すように、ジエチルベンジルアミンを50体積%含有するのみでは、Oリングに影響を与えることから、本発明の洗浄剤に含有すべき成分として選択される洗浄成分は、洗浄剤に含まれる洗浄成分のうち、少なくとも70体積%含有する必要があることが見出された。
実際に燃料に添加した洗浄剤を用いてインジェクタ11の洗浄性およびOリングの膨潤度の結果を図5に示す。燃料として軽油を用い、軽油を90体積%とし、洗浄剤を10体積%とし、その洗浄剤の成分のうち、ジエチルベンジルアミンとNMPとの割合を変えて上記と同様にして試験を行った。ジエチルベンジルアミン/NMPの体積比を9/1、7/3、5/5のいずれにおいても、良好な洗浄性を有することが見出された。軽油に混合することにより洗浄成分が希釈されるものの、ジエチルベンジルアミンの良好な洗浄性により充分にデポジットを除去できることを見出すことができた。
その一方で、Oリングへの影響は、9/1、7/3の場合は、5日経過後であっても、膨潤度が1.5以下であったが、5/5の場合は、1日経過後に既に1.5を超えた。このことからも、ジエチルベンジルアミンは、全洗浄成分の70体積%以上でなければならないことが見出された。なお、NMPに代えてジエチレングリコールモノメチルエーテルを用いる場合もほぼ同様の結果が得られた。
洗浄性および膨潤度の結果は、図5には軽油と洗浄剤との割合を上記の9/1にした場合についてのみ示したが、99.9/0.1〜7/3の範囲、すなわち軽油に対して洗浄剤を0.1〜30体積%添加しても良好な洗浄性および1.5以下の膨潤度が得られた。そして、膨潤度を1.5以下とするには、本発明の洗浄剤に含有すべきジエチルベンジルアミン等を全洗浄成分の70体積%以上にする必要があった。
これまで本発明の洗浄剤について詳細に説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態や、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。したがって、膨潤する対象は、ゴム製のOリングに限られるものではなく、ゴム製のパッキン等のシール材であってもよく、軽油やガソリンのほか、ナフサ、灯油、バイオ燃料等に添加して使用することも可能である。
10…サプライポンプ、11…インジェクタ、12…燃料供給パイプ、13…コモンレール、14…圧力センサ、15…圧力制御弁、16a、16b、16c…リターンライン、17…燃料タンク、18…燃料フィルタ、19…コントロールユニット

Claims (3)

  1. 燃料を供給する燃料供給手段から該燃料を噴射するノズルまでの燃料噴射系内に付着した付着物を除去するために該燃料中に添加される洗浄剤であって、
    ジエチルベンジルアミン、トリベンジルアミン、ジエチレントリアミン、1−フェニルピペラジンから選択される成分を1以上含有する、洗浄剤。
  2. 前記燃料に対して、0.1〜30体積%添加される、請求項1に記載の洗浄剤。
  3. 前記洗浄剤に含有される1以上の前記成分は、該洗浄剤に含まれる洗浄性を有する成分のうち、少なくとも70体積%含有される、請求項1または2に記載の洗浄剤。
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