JP2013245135A - スクライブヘッド及びスクライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ホイールカッターが回転して進行しようとする方向が、スクライブヘッドの進行方向に対して傾斜することを防止し、板ガラスへの良好なスクライブの形成を実現すること。
【解決手段】
その軸心2aを揺動の中心とする軸2と、軸2の先端に設けられ且つ軸2と一体に揺動するホルダーユニット3とを有し、ホルダーユニット3が、軸2の軸心2aからオフセットして位置すると共に軸2の移動に追随して回転することにより板ガラスGにスクライブSを形成する円板状のホイールカッター4と、ホイールカッター4を回転自在に保持するカッターホルダー5とを備えたスクライブヘッドであって、ホルダーユニット3の重心Cが、軸2の軸心2a上に位置するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、折割りによって板ガラスを割断するためのスクライブを形成するスクライブヘッド、及びこのスクライブヘッドを備えたスクライブ装置に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ等のガラス基板に代表される板ガラス製品の製造工程では、大面積の板ガラスから小面積の板ガラスが切り出されたり、板ガラスの辺に沿う縁部がトリミングされたりする。そのための手法としては、板ガラスを割断することが挙げられる。
板ガラスを割断する手法の1つとして、折割りによる割断方法が知られている。この方法は、板ガラスの表面にスクライブを形成した後、折割具を用いて板ガラスの裏面側からスクライブの周辺に押圧力を作用させる。これにより、スクライブの周辺に曲げモーメントを与え、これに起因して生じる引張応力により、スクライブを板ガラスの厚み方向に進展させて割断を行う方法である。
この割断方法において、板ガラスへのスクライブの形成は、下記の特許文献1に開示されるようなスクライブヘッドを備えたスクライブ装置により行うことが通例となっている。同文献には、図4に示すように、その軸心2aを揺動の中心とする軸部2と、軸部2の先端に設けられ且つ軸部2と一体に揺動するホルダーユニット3とを有し、ホルダーユニット3が、軸心2aからオフセットして位置すると共に軸部2の移動に追随して回転することにより板ガラスGにスクライブSを形成する円板状のホイールカッター4と、ホイールカッター4を回転自在に保持するカッターホルダー5とを備えたスクライブヘッド1が開示されている。
特開平10−158022号公報
ここで、特許文献1に開示されたスクライブヘッド1の形状に着目してみると、ホイールカッター4が、軸心2aからスクライブヘッド1の進行方向Aの後方へと距離Uだけオフセットして位置している。そのため、このホイールカッター4と、カッターホルダー5とを構成要素とするホルダーユニット3の重心Cは、同図に符号Tで示すように軸心2aから進行方向Aの後方へとオフセットして位置している。
このことに起因して、同文献に開示されたスクライブヘッド1を用いて、例えば、縦置きに載置された板ガラスGや、水平面に対して傾斜して載置された板ガラスGにスクライブSを形成するような場合には、以下のような問題を生じていた。
すなわち、図5(a)に示すように、縦置きにされた板ガラスGに水平方向にスクライブSを形成する場合を例に挙げると、重心Cが軸心2a上に位置していないことにより、図5(b)に示すように、軸心2aの周りには、重力によって同図にM1で示すモーメントが作用する。このモーメントM1により、ホルダーユニット3における進行方向Aの後方は、軸心2aを中心として、水平線に対して下方へと垂下ろうとする。
一方、板ガラスGとホイールカッター4との摩擦によって生じる摩擦力により、軸心2aの周りには、同図にM2で示すモーメント(M1と逆向きのモーメント)が作用する。このモーメントM2は、軸心2aを中心として、ホルダーユニット3における進行方向Aの後方の垂下りを阻止して水平に戻そうとする。
そして、これら二つのモーメントM1,M2が釣り合った状態で、ホルダーユニット3は、軸心2aを中心として、進行方向Aの後方が符号θで示す角度だけ下降傾斜した姿勢で移動することとなる。このθは、下記の式〔数1〕〜〔数3〕によっ
て導出することができる。
まず、重力の影響で後方が垂れ下がろうとするモーメントM1は、ホルダーユニット3の重量をW、ホルダーユニット3の重心Cから軸心2aまでのオフセット距離をT、ホルダーユニット3の水平線に対する傾斜角度をθとすると、次式で表される。
Figure 2013245135
一方、板ガラスGとホイールカッター4との摩擦力により、後方の垂れ下がりを阻止して水平に戻そうとするモーメントM2は、ホイールカッター4による板ガラスGへの押圧力をP、ホイールカッター4と板ガラスG間の摩擦係数をμ、ホイールカッター4と板ガラスGとの接触部から軸心2aまでのオフセット距離をUとすると、次式で表される。
Figure 2013245135
M1とM2が釣り合う時、これらの式〔数1〕,〔数2〕が等しい値となることから、
以下の式が導かれる。
Figure 2013245135
このθで表されるホルダーユニット3の水平線に対する傾斜により、ホルダーユニット3に備えられたホイールカッター4が回転して進行しようとする方向(図5(b)に示すB方向)と、スクライブヘッド1の進行方向Aとが合致せず、その結果、ガラス粉が多量に発生する等して、板ガラスGにスクライブSを良好に形成できないという不具合を生じていた。
また、近年において、板ガラスGの薄肉化が急速に推進されている事情により、この不具合をさらに悪化させる事態を招来している。詳述すると、スクライブSを形成する際には、上記の式〔数2〕においてPで示すように、板ガラスGをホイール
カッター4で所定の押圧力により押圧する。しかしながら、薄肉化された板ガラスGには、厚みの大きな板ガラスGと比較して小さな押圧力しか作用させることができない。
その結果、式〔数3〕からも明らかなように、押圧力が小さくなるのに伴って、ホルダ
ーユニット3における進行方向Aに対する傾斜角度θが大きくなってしまう。このため、スクライブSの良好な形成が益々困難なものとなっていた。
また、ホルダーユニットの形状としては、上記の特許文献1に開示されたスクライブヘッドに備えられるホルダーユニットのような形状の他、ホルダーユニットの重心が、軸心からスクライブヘッドの進行方向の前方へとオフセットして位置するような形状のものが採用される場合もある。
しかしながら、この場合においては、ホルダーユニットの重心が軸部の軸心より前方に位置することで、ホルダーユニットの前方は、水平線に対して下降傾斜した姿勢となってしまう。これに伴って、必然的にホルダーユニットの後方は、前方とは逆に水平線に対して上昇傾斜した姿勢でスクライブヘッドの進行方向へと移動することになる。そのため、このような形状によっても、上述の場合と同様の問題を生じることは明確である。
上記事情に鑑みなされた本発明は、ホイールカッターが回転して進行しようとする方向が、スクライブヘッドの進行方向に対して傾斜することを防止し、板ガラスへの良好なスクライブの形成を実現することを技術的課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明は、その軸心を揺動の中心とする軸部と、該軸部の先端に設けられ且つ該軸部と一体に揺動するホルダーユニットとを有し、前記ホルダーユニットが、前記軸部の軸心からオフセットして位置すると共に前記軸部の移動に追随して回転することにより板ガラスの表面にスクライブを形成する円板状のホイールカッターと、該ホイールカッターを回転自在に保持するカッターホルダーとを備えたスクライブヘッドであって、前記ホルダーユニットの重心が、前記軸部の軸心上に位置していることに特徴付けられる。
このような構成によれば、水平姿勢にある板ガラスは勿論、水平面に対して垂直な姿勢や傾斜した姿勢にある板ガラスにスクライブを形成する場合であっても、下記のように、これを良好に行うことができる。すなわち、ホルダーユニットの重心が軸部の軸心上に位置していると、ホルダーユニットには重力による軸部の軸心周りのモーメントが発生しないため、重力の影響により、ホルダーユニットの姿勢が軸部の軸心を中心としてスクライブヘッドの進行方向に対して傾斜するような事態を防止することができる。これにより、ホルダーユニットに備えられたホイールカッターと軸部の軸心とが、スクライブヘッドの進行方向に沿って延びる同一の直線上に位置することになる。そのため、板ガラスとホイールカッターとの摩擦によって生じる摩擦力により、ホルダーユニットに軸部の軸心周りのモーメントが発生することも回避される。その結果、軸心周りには、ホルダーユニットの姿勢を変化させる原因となるモーメントが一切発生しなくなる。これにより、ホイールカッターが回転して進行しようとする方向が、スクライブヘッドの進行方向に対して傾斜することが防止されるため、板ガラスに良好にスクライブを形成することが可能となる。また、何らかの外力により、ホルダーユニットの姿勢がスクライブヘッドの進行方向に対して傾斜した場合であっても、外力の作用がなくなった後は、軸心周りには、摩擦力に起因したモーメントのみが発生する。このモーメントは、傾斜したホルダーユニットの姿勢を矯正する作用を有すると共に、姿勢の矯正が完了し、ホイールカッターと軸部の軸心とが、再びスクライブヘッドの進行方向に沿って延びる同一の直線上に位置すると消滅する。そのため、安定したスクライブの形成が可能となる。
上記の構成において、水平面に対して垂直な姿勢又は傾斜した姿勢にある板ガラスの表面に対して、前記軸部の軸心が垂直に維持された状態で、該軸部が板ガラスの表面に沿って横方向に移動するものであることが好ましい。ここで、「横方向」とは、水平方向のみならず、水平方向に対して傾斜した方向をも含む(以下、同様)。
すなわち、従来において用いられてきたスクライブヘッドのように、ホルダーユニットの重心が軸部の軸心上に位置していない場合、水平面に対する板ガラスの表面の傾斜が大きくなる程、重力によってホルダーユニットの姿勢が軸部の軸心を中心としてスクライブヘッドの進行方向に対して傾斜しやすくなる。一方、本願に係るスクライブヘッドによれば、水平面に対する板ガラスの表面の傾斜の大小は、ホルダーユニットの姿勢の変化には影響を与えない。このため、このような条件の下で本願に係るスクライブヘッドを用いれば、従来のスクライブヘッドに対する本願に係るスクライブヘッドの優位性がより顕著となる。
上記の構成において、成形装置の成形部から降下してきた帯状の板ガラスの表面に対して、前記軸部の軸心が垂直に維持された状態で、該軸部が板ガラスの表面に沿って横方向に移動するものであってもよい。
このようにすれば、連続的に成形される帯状の板ガラスの表面に、適切にスクライブを形成して折割ることにより、所定サイズの高品質な板ガラスを順次得ることができる。
また、上記課題を解決するために創案された本発明に係るスクライブ装置は、上記のスクライブヘッドを備え、前記軸部を軸心周りに回転可能に保持する保持部材を有すると共に、水平面に対して垂直な姿勢又は傾斜した姿勢にある板ガラスの表面に対して、前記軸部の軸心を垂直に維持した状態で、該軸部を板ガラスの表面に沿って横方向に移動させるように構成されていることに特徴付けられる。
このようなスクライブ装置によっても、上記のスクライブヘッドに係る説明で既に述べた事項と同様の作用効果を享受することが可能である。
さらに、上記課題を解決するために創案された本発明に係るスクライブ装置は、上記のスクライブヘッドを備え、前記軸部を軸心周りに回転可能に保持する保持部材を有すると共に、成形装置の成形部から降下してきた帯状の板ガラスの表面に対して、前記軸部の軸心を垂直に維持した状態で、該軸部を板ガラスの表面に沿って横方向に移動させるように構成されていることに特徴付けられる。
このようなスクライブ装置によっても、上記のスクライブヘッドに係る説明で既に述べた事項と同様の作用効果を享受することが可能である。
以上のように、本発明によれば、ホイールカッターが回転して進行しようとする方向が、スクライブヘッドの進行方向に対して傾斜することを防止でき、板ガラスへの良好なスクライブの形成が可能となる。
本発明の実施形態に係るスクライブ装置に備えられたスクライブヘッドを示す側面図である。 本発明の実施形態に係るスクライブ装置を用いたスクライブの形成の実施状況を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るスクライブ装置を用いたスクライブの形成の実施状況を示す側面図である。 従来のスクライブ装置に備えられたスクライブヘッドを示す側面図である。 従来のスクライブ装置を用いたスクライブの形成の実施状況を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るスクライブ装置に備えられたスクライブヘッド1を示す側面図である。同図に示すように、スクライブヘッド1は、軸心2aを揺動の中心とする軸2と、軸2の先端に設けられ、且つ軸2と一体に揺動するホルダーユニット3とを備える。
軸2は、筒状に形成されたヘッド保持部材8の内周面に装着されるベアリング7によって支持されており、軸心2aを中心として揺動すると共に、ヘッド保持部材8が、図示しない走行手段等の動作に伴って移動することにより、同図に示す進行方向Aに移動する構成となっている。
ホルダーユニット3は、板ガラスGを押圧してスクライブSを形成するホイールカッター4と、ホイールカッター4を回転自在に保持するカッターホルダー5とを主要な要素として構成される。そして、これらを含むホルダーユニット3の構成要素の重量バランスを図ることにより、ホルダーユニット3の重心Cが、軸心2a上に位置するように調整されている。
図1(b)に示すように、カッターホルダー5は、その基端部5aが軸2の先端部に装着されることで、軸心2aを中心として軸2と一体に揺動する。この揺動範囲は、図示しないストッパーにより、スクライブヘッド1の進行方向Aに対して±3°の範囲に規制されている。また、カッターホルダー5は、基端部5aの幅方向(スクライブヘッド1の進行方向Aと直交する方向)における両端から下方に延びる一対のガイド部5bを有する。この一対のガイド部5bの各々における下部には、円形の貫通孔が形成されており、この一対の貫通孔に回転自在に挿入されるカッターピン6を回転軸として、ホイールカッター4が回転する構成となっている。
ホイールカッター4は、円板状に形成されると共に、軸心2aから進行方向Aの後方へとオフセットされた位置に、その回転軸(カッターピン6)を有すると共に、軸2が進行方向Aへと移動するのに伴って、軸2に追随して回転する。これにより、板ガラスGの表面をその刃先で押圧し、スクライブSを形成する。
以下、上記のスクライブ装置を用いた板ガラスに対するスクライブの形成の実施状況について説明する。なお、以下の説明では、水平面に縦置きに載置された板ガラスの表面に水平面と平行にスクライブを形成する場合を例に挙げるが、このような場合に限らず、水平面に対して傾斜したスクライブを形成する場合にも、同様の作用効果を得ることができる。また、水平面に対して傾斜した姿勢にある板ガラスの表面にスクライブを形成する場合も同様である。
図2は、上述のスクライブ装置を用いたスクライブの形成の実施状況を示す側面図である。同図に示すように、軸2が進行方向Aへと移動すると、これに追随してホイールカッター4が回転することにより、板ガラスGの表面にスクライブSが形成されていく。
このとき、ホルダーユニット3の重心Cが、軸心2a上に位置していることで、重力Wによる軸心2aの周りのモーメントが発生しない。これにより、ホルダーユニット3の姿勢が、重力Wの影響により、軸心2aを中心としてスクライブヘッド1の進行方向Aに対して傾斜するような事態を防止することができる。
また、この効果によって、ホルダーユニット3に備えられたホイールカッター4と軸2の軸心2aとが、同図に示す進行方向Aに沿って延びる直線X上に位置することになる。これにより、板ガラスGとホイールカッター4との摩擦によって生じる摩擦力Fにより、軸心2aの周りにモーメントが発生することも回避される。
その結果、軸心2aの周りには、ホルダーユニット3の姿勢を変化させる原因となるモーメントが一切発生しなくなる。従って、ホイールカッター4が回転して進行しようとする方向が、スクライブヘッド1の進行方向Aに対して傾斜することが防止されるため、板ガラスに良好にスクライブSを形成することが可能となる。
さらに、何らかの外力により、図3に示すように、ホルダーユニット3の姿勢が進行方向Aに対して傾斜した場合であっても、外力の作用がなくなった後は、軸心2aの周りには、摩擦力Fに起因したモーメントMのみが発生する。このモーメントMは、傾斜したホルダーユニット3の姿勢を矯正する作用を有すると共に、同図に二点鎖線で示すように、姿勢の矯正が完了し、ホイールカッター4と軸心2aとが、進行方向Aに沿って延びる直線X上に再び位置すると消滅する。そのため、安定したスクライブSの形成が可能となる。
加えて、ホイールカッター4が理想的な姿勢を保持したまま、スクライブSの形成が行われることにより、ホイールカッター4とカッターピン6との摺動に起因して、カッターピン6に偏った磨耗が発生するような事態も的確に回避することができる。また、カッターホルダー5が有する一対のガイド部5bの離間距離が短いような場合であっても、ガイド部5bとホイールカッター4とが干渉することが防止される。
ここで、本発明に係るスクライブ装置は、上記の実施形態で説明した構成に限定されるものではない。例えば、ホルダーユニットの構成や形状は、上記の実施形態とは異なっていてもよく、その重心の位置が軸心上に位置している限り、種々の構成、形状を選択することができる。
また、上記の実施形態においては、水平面に縦置きに載置された板ガラスの表面に水平面と平行にスクライブを形成する場合について例示し、水平面に対して傾斜したスクライブを形成する場合や、水平面に対して傾斜した姿勢にある板ガラスの表面にスクライブを形成する場合にも同様の作用効果が得られることを説明した。しかしながら、これに加えて、オーバーフロー法において、ガラスの成形体から鉛直方向に降下している板ガラスに水平方向のスクライブを形成するような場合にも、本発明に係るスクライブ装置を使用することが可能である。この場合、連続的に成形される帯状の板ガラスの表面に、適切にスクライブを形成して折割ることにより、所定サイズの高品質な板ガラスを順次得ることができる。
1 スクライブヘッド
2 軸
2a 軸心
3 ホルダーユニット
4 ホイールカッター
5 カッターホルダー
C 重心
S スクライブ
G 板ガラス

Claims (5)

  1. その軸心を揺動の中心とする軸部と、該軸部の先端に設けられ且つ該軸部と一体に揺動するホルダーユニットとを有し、
    前記ホルダーユニットが、前記軸部の軸心からオフセットして位置すると共に前記軸部の移動に追随して回転することにより板ガラスの表面にスクライブを形成する円板状のホイールカッターと、該ホイールカッターを回転自在に保持するカッターホルダーとを備えたスクライブヘッドであって、
    前記ホルダーユニットの重心が、前記軸部の軸心上に位置していることを特徴とするスクライブヘッド。
  2. 水平面に対して垂直な姿勢又は傾斜した姿勢にある板ガラスの表面に対して、前記軸部の軸心が垂直に維持された状態で、該軸部が板ガラスの表面に沿って横方向に移動するものであること特徴とする請求項1に記載のスクライブヘッド。
  3. 成形装置の成形部から降下してきた帯状の板ガラスの表面に対して、前記軸部の軸心が垂直に維持された状態で、該軸部が板ガラスの表面に沿って横方向に移動するものであること特徴とする請求項1に記載のスクライブヘッド。
  4. 請求項1に記載のスクライブヘッドを備え、前記軸部を軸心周りに回転可能に保持する保持部材を有すると共に、水平面に対して垂直な姿勢又は傾斜した姿勢にある板ガラスの表面に対して、前記軸部の軸心を垂直に維持した状態で、該軸部を板ガラスの表面に沿って横方向に移動させるように構成されていること特徴とするスクライブ装置。
  5. 請求項1に記載のスクライブヘッドを備え、前記軸部を軸心周りに回転可能に保持する保持部材を有すると共に、成形装置の成形部から降下してきた帯状の板ガラスの表面に対して、前記軸部の軸心を垂直に維持した状態で、該軸部を板ガラスの表面に沿って横方向に移動させるように構成されていること特徴とするスクライブ装置。
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