JP2013245036A - 搬送装置、周波数調整装置及び搬送方法 - Google Patents

搬送装置、周波数調整装置及び搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】対象物を容易にインライン搬送することが可能な搬送装置などを提供する。
【解決手段】搬送装置13は、搬送方向Aに移動して開始位置Pから終了位置Sまで搬送トレイ2を搬送するアーム部を含む搬送機構部22を備える。アーム部には、搬送トレイ2の前方端部に吸着する吸着部と搬送トレイ2の後方端部に当接する当接部とが表裏対向して設けられる。制御部14は、吸着部に吸着した搬送トレイ2を開始位置Pから停止位置Qまで搬送させる。制御部14は、アーム部を搬送トレイ2から切り離し、昇降機構部25に搬送トレイ2を待避位置Rへ待避させ、アーム部を後方へ移動させ、搬送トレイ2を停止位置Qに戻させる。制御部14は、当接部に搬送トレイ2を当接させて停止位置Qから終了位置Sまで搬送させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置、周波数調整装置及び搬送方法に関する。
特許文献1には、水晶振動子の周波数を目的周波数に調整する周波数調整装置が記載されている。この周波数調整装置では、水晶振動子を搭載するキャリアは、搬入出口を介して外部から真空予備室に搬入され、連結口を介して真空予備室から真空本室に搬入される。そして、真空本室内において周波数調整を行った水晶振動子を搭載したキャリアは、連結口を介して真空本室から真空予備室に搬出され、搬入出口を介して真空予備室から外部へ搬出される。
特開2006−30009号公報
特許文献1に記載の周波数調整装置では、キャリアは真空本室に搬入出される際に共通の連結面を通過し、水平方向には概ね同じ位置から搬入出される。そのため、この周波数調整装置を生産ラインに組み込んだ場合、周波数調整装置に搬入したキャリアを、生産ラインにおいてキャリアが搬送される方向へ搬出するインライン搬送が困難である。
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、対象物を容易にインライン搬送することが可能な搬送装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る搬送装置は、
対象物の搬送方向に沿って所定の範囲を移動して前記対象物の搬送の開始位置から終了位置まで前記対象物を搬送する部材であって、前記対象物を引いて搬送するために前記対象物の前方端部に吸着する吸着部と、前記対象物を押して搬送するために前記対象物の後方端部に当接する当接部とが表裏対向して設けられた搬送部と、
前記開始位置から前記終了位置まで前記対象物を支持する支持部と、
前記開始位置と前記終了位置との間に定められる停止位置と、前記対象物に干渉することなく前記搬送部を移動させることができる待避位置との間で前記対象物を往復動させる待避機構部と、
前記吸着部に吸着した対象物を前記開始位置から前記停止位置まで前記搬送部に搬送させる第1搬送制御手段と、
前記吸着部を前記対象物から切り離す切離し制御手段と、
前記待避機構部に前記対象物を前記待避位置へ待避させ、前記停止位置に位置した前記対象物の後方端部よりも後方へ前記搬送部を移動させた後に、前記待避機構部に前記対象物を前記停止位置に戻させる切替制御手段と、
前記対象物に前記当接部を当接させて前記対象物を前記停止位置から前記終了位置まで前記搬送部に搬送させる第2搬送制御手段とを備えることを特徴とする。
前記停止位置で停止した前記対象物が前記搬送方向の前方へ移動することを規制する規制部と、
前記規制部による前記対象物の移動の規制を解除させる解除制御手段とを備え、
前記切離し制御手段は、前記停止位置にて前記対象物の移動を前記規制部に規制させた後に、前記搬送部を前記前方へ移動させることにより、前記吸着部を前記対象物から切り離してもよい。
前記当接部は、前記対象物の後方端部に吸着する部材を有し、
前記規制部は、前記終了位置に位置する前記対象物が前記搬送方向の後方へ移動することを規制してもよい。
前記規制部は、自身の長軸方向に移動することによって、前記対象物の移動を規制する規制状態と当該移動を規制しない解除状態とを切り替えることができるピンであって、前記規制状態では、前記停止位置に前記対象物が位置するときには前記対象物に設けられた穴部に嵌まることによって前記対象物の前記前方への移動を規制し、前記終了位置に前記対象物が位置するときには前記対象物の後方端部に当接することによって前記対象物の前記後方への移動を規制してもよい。
前記搬送方向は水平な方向であり、
前記待避位置は前記停止位置の下方であり、
前記待避機構部は、前記停止位置と前記待避位置との間で前記対象物を昇降させてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る周波数調整装置は、
水晶振動子が配置される搬送トレイの搬送方向に沿って所定の範囲を移動して前記搬送トレイの搬送の開始位置から終了位置まで前記搬送トレイを搬送する部材であって、前記搬送トレイを引いて搬送するために前記搬送トレイの前方端部に吸着する吸着部と、前記搬送トレイを押して搬送するために前記搬送トレイの後方端部に当接する当接部とが表裏対向して設けられた搬送部と、
前記開始位置から前記終了位置まで前記搬送トレイを支持する支持部と、
前記開始位置と前記終了位置との間に定められる停止位置と、前記搬送トレイに干渉することなく前記搬送部を移動させることができる待避位置との間で前記搬送トレイを往復動させる待避機構部と、
前記停止位置で停止した前記搬送トレイが前記搬送方向の前方へ移動することを規制する規制部と、
前記開始位置から前記終了位置までの間に前記搬送トレイに配置される前記水晶振動子の発振周波数を目的周波数に調整する調整部と、
前記水晶振動子の発振周波数を目的周波数に調整するために前記調整部を制御する調整制御手段と、
前記吸着部に吸着した搬送トレイを前記開始位置から前記停止位置まで前記搬送部に搬送させる第1搬送制御手段と、
前記停止位置にて搬送トレイの移動を前記規制部に規制させた後に、前記搬送部を前記前方へ移動させることにより、前記吸着部を前記搬送トレイから切り離す切離し制御手段と、
前記待避機構部に前記搬送トレイを前記待避位置へ待避させ、前記停止位置に位置した前記搬送トレイの後方端部よりも後方へ前記搬送部を移動させた後に、前記搬送トレイを前記停止位置に戻す切替制御手段と、
前記規制部による前記搬送トレイの移動の規制を解除させる解除制御手段と、
前記搬送トレイに前記当接部を当接させて前記搬送トレイを前記停止位置から前記終了位置まで前記搬送部に搬送させる第2搬送制御手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る搬送方法は、
対象物の搬送方向に沿って所定の範囲を移動して前記対象物の搬送の開始位置から終了位置まで前記対象物を搬送する部材であって、前記対象物を引いて搬送するために前記対象物の前方端部に吸着する吸着部を有する搬送部が、前記吸着部に吸着した対象物を前記開始位置から停止位置まで搬送し、
前記吸着部を前記対象物から切り離し、
前記停止位置と、前記対象物に干渉することなく前記搬送部を移動させることができる待避位置との間で前記対象物を往復動させる待避機構部が、前記対象物を前記待避位置へ待避させ、
前記搬送部が、前記停止位置に位置した前記対象物の後方端部よりも後方へ移動し、
前記待避機構部が前記対象物を前記停止位置に戻し、
前記吸着部に表裏対向して前記搬送部に設けられ、前記対象物を押して搬送するために前記対象物の後方端部に当接する当接部が前記対象物に当接し、
前記搬送部が、前記当接部に当接した前記対象物を前記停止位置から前記終了位置まで搬送することを特徴とする。
本発明によれば、所定の範囲を移動する搬送部が吸着部に吸着した対象物を開始位置から停止位置まで引いて搬送した後に、さらに当接部を当接させて対象物を停止位置から終了位置まで押して搬送する。
このように、対象物は、搬送部が吸着部に対象物を吸着して搬送することができる最も前方の位置よりも、さらに前方へ搬送される。また、停止位置から終了位置までは当接部を当接させて対象物を搬送するので、対象物が終了位置まで搬送されたときに、搬送部は対象物の前方ではなく、対象物の搬送方向の後方に位置する。
そのため、終了位置から生産ラインにおける後の工程へつなげることが容易になる。したがって、対象物を容易にインライン搬送することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る周波数調整装置を模式的に示す図である。 水晶振動子が配置された搬送トレイの平面図である。 図2のI−I線における断面図である。 支持部と搬送機構部との平面図である。 支持部と搬送機構部との側面図である。 制御部の機能的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る搬送処理の流れを示すフローチャートである。 搬送トレイが開始位置Pから停止位置Qに至るまでの搬送装置及び搬送トレイの状態を示す平面図である。 搬送トレイが開始位置Pから停止位置Qに至るまでの搬送装置及び搬送トレイの状態を示す側面図である。 停止位置Qにて搬送トレイの前方への移動が規制された状態での搬送装置及び搬送トレイを示す平面図である。 停止位置Qにて搬送トレイの前方への移動が規制された状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 停止位置Qの搬送トレイからアーム部が切り離された状態での搬送装置及び搬送トレイを示す平面図である。 停止位置Qの搬送トレイからアーム部が切り離された状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 搬送トレイを待避位置Rへ待避させた状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 搬送トレイを待避位置Rへ待避させて、停止位置Qに位置する場合の搬送トレイの後方端部よりも後方へアーム部を移動させた状態での搬送装置及び搬送トレイを示す平面図である。 搬送トレイを待避位置Rへ待避させて、停止位置Qに位置する場合の搬送トレイの後方端部よりも後方へアーム部を移動させた状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 停止位置Qへ搬送トレイを戻した状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 停止位置Qへ戻した搬送トレイの移動の規制を解除した状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 停止位置Qにて搬送トレイに当接部が当接した状態での搬送装置及び搬送トレイを示す平面図である。 停止位置Qにて搬送トレイに当接部が当接した状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 搬送トレイが終了位置Sまで押して搬送された状態での搬送装置及び搬送トレイを示す平面図である。 搬送トレイが終了位置Sまで押して搬送された状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 終了位置Sにて搬送トレイの後方への移動が規制された状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。 終了位置Sの搬送トレイからアーム部が切り離された状態での搬送装置及び搬送トレイの平面図である。 終了位置Sの搬送トレイからアーム部が切り離された状態での搬送装置及び搬送トレイの側面図である。 終了位置Sにて搬送トレイの移動の規制を解除した状態での搬送装置及び搬送トレイを示す側面図である。
本発明の一実施形態について図を参照して説明する。以下では、図1などに示すように、水平方向に前後及び左右、鉛直方向に上下の方向を用いて説明するが、これらの方向は説明のために用いるのであって、本発明を限定する趣旨ではない。なお、例えば図1では、左へ向かう方向が前方向、その逆が後方向であり、紙面手前へ向かう方向が左方向、その逆が右方向であり、上へ向かう方向が上方向、その逆が下方向である。
本実施形態に係る周波数調整装置1は、図1に模式的に示すように、搬送の対象物としての搬送トレイ2を搬送方向Aへ搬送するとともに、搬送トレイ2にマトリクス状に配置された水晶振動子にイオンビームを照射することによって、水晶振動子の発振周波数を目的周波数に調整する。本実施形態では搬送方向Aは前方である。
搬送トレイ2は、その平面図を図2に、図2のI−I線における断面を左方から見た図を図3に示すように、窪み部3及び係止穴4を有するトレイ本体5と、引張り部6と、押圧部7とを備える。
トレイ本体5は、図2に示すように、上方から見て矩形状をなす。なお、トレイ本体5を上方から見た形状は、矩形に限らず、任意のものであってよい。
窪み部3は、同図に示すように上方から見て、トレイ本体5の概ね中央の領域に前後に8列、左右に8行のマトリクス状に設けられる。なお、窪み部3の数は、上述のものに限られず、任意のものであってよい。
各窪み部3は、1つの水晶振動子8が収容される窪みを形成しており、図3に示すように、水晶振動子8を上方から出し入れするために上方へ開放している。各窪み部3は、収容された水晶振動子8へ下方からイオンビームを照射するための開口9を有する底部にて水晶振動子8を支持し、収容された水晶振動子8が前後左右に移動しないように設けられる。
係止穴4は、トレイ本体5を上下に貫通した穴であり、図2に示すように、トレイ本体5の左右の中心軸に関して概ね対称な位置に2つ設けられる。係止穴4は、前後方向には、任意の位置であってよいが、例えばトレイ本体5の前半分部分に、望ましくは、トレイ本体5の前方端部の近傍に設けられる。
引張り部6は、トレイ本体5の前方端部に設けられており、搬送トレイ2を前方に搬送するための引張り力が加えられる部材である。引張り部6は、磁石を含んで設けられる。
押圧部7は、トレイ本体5の後方端部に設けられており、搬送トレイ2を前方に搬送するための押圧力が加えられる部材である。押圧部7は、磁石を含んで設けられる。
周波数調整装置1は、図1に示すように、仕込み部10と、取出し部11と、調整部12と、搬送装置13と、制御部14とを備える。
仕込み部10は、搬送トレイ2が周波数調整装置1の外部から搬入される仕込み室を有する。取出し部は、搬送トレイ2が周波数調整装置1の外部へ搬出される取出し室を有する。調整部12は、水晶振動子8の発振周波数を目的周波数に調整するための調整室を有する。
調整室と仕込み室とはゲートバルブ15aを介して、調整室と取出し室とはゲートバルブ15bを介して、それぞれ接続されている。調整室と仕込み室と取出し室とはそれぞれ、搬送トレイ2が搬送される空間であり、真空ポンプ(図示せず)で真空引きすることにより所定の真空状態を維持できるように設けられる。
調整部12は、詳細には、同図に示すように、コンタクト16と、コンタクト駆動機構部17と、イオンガン18と、シャッタ19と、シャッタ駆動機構部20とを備え、搬送トレイ2に配置された水晶振動子8の発振周波数を各列ごとに順次、目的周波数に調整する。すなわち、調整部12は、搬送トレイ2に配置された水晶振動子8のうち、前後方向の所定の調整位置に位置づけられた列に並ぶ水晶振動子8を調整対象とし、搬送トレイ2の最前列から順に後方の第8列まで調整位置に位置づけられる水晶振動子8の発振周波数を各列ごとに調整する。なお、調整位置は適宜予め定められてよく、例えばコンタクト16とイオンガン18とが上下対向して配置される場合にはそれらの間に設定されるとよい。
コンタクト16は、調整位置に並ぶ水晶振動子8のそれぞれの発振周波数を測定する。詳細には、コンタクト16は、対をなして下方へ伸びたプローブを複数対有する。一対のプローブが1つの水晶振動子8に上方から接触してその水晶振動子8との間で電気信号を送受信することによって、その水晶振動子8の発振周波数が測定される。本実施形態ではプローブが8対設けられる。一対のプローブが複数の水晶振動子を測定可能となるように、プローブの左右方向移動機構及び切替機構を取付ければ、プローブの対は、搬送トレイ2の一列に配置される水晶振動子8の数以下でもよい。
コンタクト駆動機構部17は、コンタクト16を上下動させる機構である。下方へ移動したコンタクト16は水晶振動子8に接触し、上方へ移動したコンタクト16は水晶振動子8に接触しない。
イオンガン18は、調整位置に並ぶ水晶振動子8をエッチングするためのイオンビームを下方から開口9を介して水晶振動子8へ照射する。イオンガン18は、調整位置にて左右に8個並ぶ水晶振動子8のすべてに照射できるだけの左右の幅を有するイオンビームを照射する。
シャッタ19は、開放時にはイオンガン18から水晶振動子8へイオンビームを照射させ、閉鎖時にはそのイオンビームを遮断する。シャッタ19は、調整位置にて左右に並ぶ水晶振動子8の各々に対応付けられており、水晶振動子8ごとにイオンビームの照射と遮断とを切り替えることができるように設けられる。
シャッタ駆動機構部20は、水晶振動子8に対応するシャッタ19の各々を独立して開閉させる機構である。
搬送装置13は、同図に示すように、開始位置Pから終了位置Sに至るまで搬送トレイ2を搬送する装置であって、支持部21と、搬送機構部22と、2つの規制ピン(規制部)23と、ピン駆動機構部24と、昇降機構部(待避機構部)25とを備える。
ここで、開始位置Pは、搬送装置13による搬送が開始するときに搬送トレイ2が占める位置であって、本実施形態では開放されたゲートバルブ15aの孔を貫通する位置である。終了位置Sは、搬送装置13による搬送が終了するときに搬送トレイ2が占める位置であって、開始位置Pに対して前方に設定される。本実施形態では終了位置Sは、開放されたゲートバルブ15bの孔を貫通する位置である。
支持部21は、搬送トレイ2が周波数調整装置1の内部を搬送される間、搬送トレイ2を支持する。すなわち、支持部21が搬送トレイ2を支持する区間は、開始位置Pから終了位置Sまでを含む。
支持部21は例えば、支持部21と搬送機構部22との平面図である図4及びそれらを左方から見た側面図である図5に示すように、左右方向を向く長軸を中心に回転可能な複数のローラと、複数のローラを軸支する保持部とから構成される。保持部は例えば仕込み室内、調整室内及び取出し室内のそれぞれにおいて前後方向に伸びる部材であって、複数のローラを介して左右に対向して配置される。複数のローラの上端は共通の水平面に配置される。複数のローラは、前後方向には、搬送トレイ2を常に少なくとも2つ以上のローラで支持できる間隔で設けられる。
このような複数のローラで構成された支持部21によれば、ゲートバルブ15a,15bの開閉を阻害することなく、搬送トレイ2が周波数調整装置1の内部を搬送される間、その搬送トレイ2を一水平面上に支持することができる。したがって、ゲートバルブ15a,15bを閉じることによって仕込み室、調整室及び取出し室のそれぞれを気密にすることを可能にしつつ、周波数調整装置1の内部にて搬送トレイ2を前方へ円滑に安定して搬送することが可能になる。
搬送機構部22は、搬送トレイ2を搬送するための機構であって、詳細には、図4及び図5に示すように、ボールねじ部26と、回転駆動部27と、搬送アーム部28とを備える。
ボールねじ部26は、調整室内にて前後方向に伸びるボールねじである。ボールねじ部26は、支持部21の右上方に設けられる。回転駆動部27は、モータなどから構成され、ボールねじ部26を回転させる。
搬送アーム部28は、ボールねじ部26に螺合しており、ボールねじ部26の回転に応じて前後方向に移動し、搬送トレイ2を引くこと又は押すことによって搬送する。搬送アーム部28は、図4及び図5に示すように、ナット部29と、アーム部(搬送部)30と、吸着部31と、当接部32とを有する。
ナット部29は、ボールねじ部26に螺合するナットを有する。アーム部30は、ナット部29から左方へ伸びたアームである。アーム部30は、支持部21の上方にて固定の長さで伸びており、前後方向から見た場合に、搬送中の搬送トレイ2の引張り部6及び押圧部7と重なり合う部分を有する。吸着部31と当接部32とは、この重なり合う部分に、表裏対向して設けられる。
吸着部31は、搬送トレイ2を引いて搬送するために引張り部6に吸着する。吸着部31は例えば、後方を向く面を有し、引張り部6の磁石と互いに引き合うように設けられた磁石を含んで設けられる。
当接部32は、搬送トレイ2を押して搬送するために押圧部7に当接する。当接部32は例えば、前方を向く面を有する。当接部32は、押圧部7の磁石と互いに引き合うように設けられた磁石を含んで設けられる。
このような搬送機構部22によれば、ボールねじ部26が回転駆動部27により回転駆動されると、その回転方向に応じてアーム部30は前方又は後方に調整室内を移動する。吸着部31が引張り部6に吸着している場合には、アーム部30が前方に移動することによって、搬送トレイ2を引いて前方へ搬送することができ、当接部32が押圧部7に当接している場合には、アーム部30が前方に移動することによって、搬送トレイ2を押して前方へ搬送することができる。
規制ピン23の各々は、図1に示すように、長軸を上下方向に向けて、上下動可能に設けられたピンであって、前後左右方向には、所定の停止位置Qに位置する搬送トレイ2の係止穴4に抜き差しできる位置に設けられる。
規制ピン23は、下方へ移動した状態では、搬送トレイ2の搬送を阻害しないように、すなわち例えば、規制ピン23の各々の上端が搬送中の搬送トレイ2の下面と同じか又はそれより下方に没入するように設けられる。
規制ピン23の各々は、上方へ移動した状態では、停止位置Qに位置する搬送トレイ2の少なくとも前方への移動を規制し、終了位置Sに位置する搬送トレイ2の少なくとも後方への移動を規制する。規制ピン23の各々は例えば、上方へ移動した状態では、搬送中の搬送トレイ2の下面よりも上方へ突出するように設けられる。
詳細には、搬送トレイ2が停止位置Qに位置するとき、突出した各規制ピン23は、少なくとも一部が係止穴4に嵌る。その結果、規制ピン23と係止穴4とが係合して、搬送トレイ2の前後左右方向への移動が規制される。
搬送トレイ2が終了位置Sに位置するとき、突出した各規制ピン23は、少なくとも一部が搬送トレイ2の後方端部に当接する。その結果、搬送トレイ2の後方への移動が規制される。
なお、停止位置Qは開始位置Pと終了位置Sとの間で適宜設定されてよい。本実施形態では停止位置Qは、調整位置よりも前方に設けられる。また、本実施形態では規制ピン23の前後左右方向の位置は固定されているので、停止位置Qは、搬送トレイ2の係止穴4から後方端部までの長さだけ、終了位置Sの後方に設定されるとよい。
ピン駆動機構部24は、2つの規制ピン23を同時に上下に駆動する機構である。
昇降機構部25は、搬送トレイ2を停止位置Qと待避位置Rとの間で往復動させる機構である。ここで、待避位置Rは、前後方向へのアーム部30の移動に搬送トレイ2が干渉しない位置である。
本実施形態では、待避位置Rは、停止位置Qの下方であって、アーム部30が通過する範囲より下に設定される。詳細には、昇降機構部25は、支持部21のうち停止位置Qにて搬送トレイ2を支持する部分と、2つ規制ピン23とを含む昇降部33を昇降させる。昇降部33が上昇した状態である場合、搬送トレイ2は停止位置Qにて支持され、昇降部33が降下した状態である場合、搬送トレイ2は待避位置Rにて支持される。
制御部14は、メモリ、CPU(Central Processing Unit)などから構成され、周波数調整装置1の全体を制御する。制御部14は、例えば予め組み込まれたソフトウェア・プログラムを実行することによって、図6に示すように、第1搬送制御部34、調整制御部35、第1切離し制御部36、切替制御部37、解除制御部38、第2搬送制御部39及び第2切離し制御部40として機能する。
第1搬送制御部34は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、吸着部31に吸着した搬送トレイ2を開始位置Pから停止位置Qまでアーム部30に搬送させる。
詳細には、開始位置Pから停止位置Qまで搬送トレイ2を搬送する途中に最前列の水晶振動子8が調整位置に到達すると、第1搬送制御部34は、水晶振動子8の発振周波数が各列ごとに調整されるように、断続的に搬送トレイ2を搬送させる。
この断続的な搬送は例えば次のように行われる。最前列の水晶振動子8が調整位置に到達すると、第1搬送制御部34は、最前列の水晶振動子8の調整が終了するまで、搬送トレイ2を停止させる。その後、第1搬送制御部34は、最前列の1つ後方の列である第2列目の水晶振動子8が調整位置に到達するまで搬送トレイ2を前方へ搬送させ、その列の水晶振動子8の調整が終了するまで搬送トレイ2を停止させる。第1搬送制御部34は、このような停止と搬送とを各列ごとに第8列目の水晶振動子8の調整が終了するまで繰り返させる。
第8列目の水晶振動子8の調整が終了すると、第1搬送制御部34は、搬送トレイ2を停止位置Qまで搬送させる。
なお、第1搬送制御部34が回転駆動部27にボールねじ部26を回転させる量は、例えば、搬送トレイ2の位置を検出するためのセンサ(図示せず)からの情報、搬送アーム部28の位置を検出するためのセンサ(図示せず)からの情報、ボールねじ部26の回転量を示す情報、搬送トレイ2における各列の間隔を示す情報などに基づいて、決定されるとよい。
調整制御部35は、搬送トレイ2に配置された水晶振動子8の発振周波数を目的周波数に調整するための制御を行う。調整制御部35は、第1搬送制御部34からの情報に基づいて、調整位置に位置づけられた搬送トレイ2の列に配置された水晶振動子8の発振周波数を調整するための制御を行う。
詳細には、調整制御部35は、最前列の水晶振動子8が調整位置に到達したことを示す情報を第1搬送制御部34から受け付けると、コンタクト駆動機構部17にコンタクト16を降下させて水晶振動子8にプローブを接触させる。調整制御部35は、最前列の水晶振動子8の各々の発振周波数を示す情報をコンタクト16から取得しつつ、シャッタ駆動機構部20にシャッタ19を開放させるとともに、イオンガン18にイオンビームを照射させる。これにより、イオンビームが最前列の水晶振動子8に照射されるので、水晶振動子8の各々はエッチングされて発振周波数が変化する。シャッタ駆動機構部20は周波数調整の必要な水晶振動子8に対応するシャッタ19のみを開放する。
調整制御部35は、水晶振動子8の発振周波数が目的周波数になると、シャッタ駆動機構部20を制御し、目的周波数となった水晶振動子8に対応するシャッタ19を閉鎖させる。最前列の水晶振動子8のすべてが目的周波数になると、調整制御部35は、イオンガン18からのイオンビームの照射を停止させるとともに、コンタクト16を上昇させてプローブを水晶振動子8から離間させ、最前列の水晶振動子8の調整が終了したことを示す情報を第1搬送制御部34へ出力する。
調整制御部35は、第2列目から第8列目に配置された水晶振動子8について各列ごとに順次同様の制御を行うことによって、水晶振動子8の発振周波数を調整する。
第1切離し制御部36は、吸着部31を搬送トレイ2から切り離すための制御を行なう。
詳細には、第1切離し制御部36は、搬送トレイ2が停止位置Qに到達すると、ピン駆動機構部24を制御して規制ピン23を上方へ移動させる。これにより、搬送トレイ2の前後左右方向への移動は停止位置Qにて規制ピン23により規制される。その後、第1切離し制御部36は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、アーム部30を前方へ移動させる。これにより、吸着部31は引張り部6から切り離される。
切替制御部37は、搬送トレイ2を引いて搬送することから押して搬送することへ搬送方法を切り替えるための制御を行なう。
詳細には、切替制御部37は、昇降機構部25を制御して昇降部33を降下させることによって、搬送トレイ2を待避位置Rへ待避させる。切替制御部37は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、停止位置Qに位置した場合の搬送トレイ2の後方端部の位置よりも後方へアーム部30を移動させる。その後、切替制御部37は、昇降機構部25を制御して昇降部33を上昇させることによって、搬送トレイ2を停止位置Qへ戻す。
解除制御部38は、規制ピン23による搬送トレイ2の移動の規制を解除するための制御を行なう。詳細には、解除制御部38は、ピン駆動機構部24を制御して規制ピン23を下方へ移動させる。これにより、規制ピン23による搬送トレイ2の移動の規制は解除される。
第2搬送制御部39は、搬送トレイ2に当接部32を当接させて搬送トレイ2を停止位置Qから終了位置Sまでアーム部30に搬送させるための制御を行なう。
詳細には、第2搬送制御部39は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、停止位置Qに位置している搬送トレイ2に当接部32を当接させる。第2搬送制御部39は、当接部32に当接した搬送トレイ2を停止位置Qから終了位置Sまでアーム部30に搬送させる。
第2切離し制御部40は、当接部32を搬送トレイ2から切り離すための制御を行なう。
詳細には、第2切離し制御部40は、搬送トレイ2が終了位置Sに到達すると、ピン駆動機構部24を制御して規制ピン23を上方へ移動させる。これにより、搬送トレイ2の後方への移動は終了位置Sにて規制ピン23により規制される。その後、第2切離し制御部40は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、アーム部30を後方へ移動させる。これにより、吸着部31は引張り部6から切り離される。
これまで、本実施形態に係る周波数調整装置1の構成について説明した。ここから、本実施形態に係る周波数調整装置1の動作について、図を参照して説明する。
周波数調整装置1は、例えば開始位置Pに搬送トレイ2が位置づけられると、図7に示す搬送処理を実行する。外部から仕込み部10の所定位置に載置された搬送トレイ2は例えば、仕込み部10に設けられる支持部21を構成するローラが回転することなどにより、開始位置Pに位置づけられる。
第1搬送制御部34は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、開始位置Pの搬送トレイ2の吸着部31がアーム部30の引張り部6に吸着するまで、搬送トレイ2にアーム部30を前方から近接させる。吸着部31が引張り部6に吸着すると、第1搬送制御部34は、ボールねじ部26を回転させてアーム部30を前方へ移動させるように回転駆動部27を制御することによって、開始位置Pの搬送トレイ2をアーム部30に引かせて開始位置Pから前方へ搬送トレイ2を搬送させる(ステップS101)。
開始位置Pの搬送トレイ2がアーム部30の吸着部31に吸着した状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の平面図を図8Aに、その側面図の図8Bに実線で示す。
第1搬送制御部34は、搬送トレイ2の最前列の水晶振動子8が調整位置に到達するまで、搬送トレイ2をアーム部30に搬送させる。調整制御部35は、最前列の水晶振動子8から第8列目まで順に各列ごとに水晶振動子8の発振周波数を調整する(ステップS102)。この間、搬送トレイ2は、第1搬送制御部34により、搬送トレイ2の各列の水晶振動子8が調整位置に位置づけられるように断続的に搬送される。
水晶振動子8の発振周波数が調整されている状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の平面図を図8Aに、その側面図の図8Bに一点鎖線で示す。
第1搬送制御部34は、搬送トレイ2に配置されたすべての水晶振動子8の調整が終了すると、ボールねじ部26を回転させてアーム部30を前方へ移動させるように回転駆動部27を制御する。これによって、第1搬送制御部34は、停止位置Qまで搬送トレイ2をアーム部30に前方へ引いて搬送させる(ステップS103)。
搬送トレイ2が停止位置Qまで引いて搬送された状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の平面図を図8Aに、その側面図の図8Bに破線で示す。
第1切離し制御部36は、例えば搬送トレイ2が停止位置Qに到達したことを示す情報を第1搬送制御部34から受け付けると、ピン駆動機構部24を制御して規制ピン23を上方へ移動させる。これにより、第1切離し制御部36は、搬送トレイ2が前方へ移動することを規制する(ステップS104)。
停止位置Qにて搬送トレイ2の前方への移動が規制された状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の平面図を図9Aに、その側面図を9Bに示す。
第1切離し制御部36は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、アーム部30を前方へ移動させる。これにより、第1切離し制御部36は、アーム部30を搬送トレイ2から切り離す(ステップS105)。
停止位置Qの搬送トレイ2からアーム部30が切り離された状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の平面図を図10Aに、その側面図を10Bに示す。
切替制御部37は、昇降機構部25を制御して昇降部33を降下させることによって、搬送トレイ2を待避位置Rへ待避させる(ステップS106)。
搬送トレイ2を待避位置Rへ待避させた状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の側面図を図11に示す。なお、この状態での平面図は図10Aと同様である。
切替制御部37は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、停止位置Qに位置した場合に搬送トレイ2が占める後方端部よりも後方へアーム部30を移動させる(ステップS107)。
搬送トレイを待避位置Rへ待避させて、停止位置Qに位置する場合の搬送トレイ2の後方端部よりも後方へアーム部30を移動させた状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の平面図を図12Aに、その側面図を12Bに示す。
切替制御部37は、昇降機構部25を制御して昇降部33を上昇させることによって、搬送トレイ2を停止位置Qへ戻す(ステップS108)。
停止位置Qへ搬送トレイ2を戻した状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の側面図を図13に示す。なお、この状態の平面図は図12Aと同様である。
解除制御部38は、ピン駆動機構部24を制御して規制ピン23を下方へ移動させることによって、停止位置Qにおける規制ピン23による搬送トレイ2の移動の規制を解除させる(ステップS109)。ステップS109はステップS105以降でステップS110よりも前に実施すればよい。例えば、第1切離し制御部36による切り離しステップS105の直後に規制ピン23を下方へ移動させて規制を解除してもよい。あるいは、ステップS108において搬送トレイ2を停止位置Qへ戻す際に規制ピン23は退避位置Rに残した状態とすれば、ステップS108とステップS109を同時に実施することができる。
停止位置Qへ戻した搬送トレイ2の移動の規制を解除した状態での搬送装置13及び搬送トレイ2を示す側面図を図14に示す。なお、この状態の平面図は図12Aと同様である。
第2搬送制御部39は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、停止位置Qに位置している搬送トレイ2に当接部32を当接させて、搬送トレイ2を停止位置Qから終了位置Sまでアーム部30に搬送させる(ステップS110)。
停止位置Qにて搬送トレイ2に当接部32が当接した状態での搬送装置13及び搬送トレイ2を示す平面図を図15Aに、その側面図を図15Bに示す。搬送トレイ2が終了位置Sまで押して搬送された状態での搬送装置13及び搬送トレイ2を示す平面図を図16Aに、その側面図を図16Bに示す。
第2切離し制御部40は、例えば搬送トレイ2が終了位置Sに到達したことを示す情報を第2搬送制御部39から受け付けると、ピン駆動機構部24を制御して規制ピン23を上方へ移動させる。これにより、第2切離し制御部40は、搬送トレイ2が前方へ移動することを規制する(ステップS111)。
終了位置Sにて搬送トレイ2の後方への移動が規制された状態での搬送装置13及び搬送トレイ2を示す側面図を図17に示す。なお、この状態の平面図は図16Aと同様である。
第2切離し制御部40は、回転駆動部27を制御してボールねじ部26を回転させることによって、アーム部30を後方へ移動させる。これにより、第2切離し制御部40は、アーム部30を搬送トレイ2から切り離す(ステップS112)。
終了位置Sの搬送トレイ2からアーム部30が切り離された状態での搬送装置13及び搬送トレイ2の平面図を図18Aに、その側面図を18Bに示す。
解除制御部38は、ピン駆動機構部24を制御して規制ピン23を下方へ移動させることによって、終了位置Sにおける規制ピン23による搬送トレイ2の移動の規制を解除させる(ステップS113)。
終了位置Sにて搬送トレイ2の移動の規制を解除した状態での搬送装置13及び搬送トレイ2を示す側面図を図19に示す。なお、この状態の平面図は図18Aと同様である。
これにより、周波数調整装置1は搬送処理を終了する。終了位置Sに搬送された搬送トレイ2は例えば、取出し部11に設けられる支持部21を構成するローラが回転することなどにより、さらに前方へ移動して外部へ取り出される。
本実施形態によれば、周波数調整装置1が備える搬送装置13は調整室内を移動するアーム部30を備える。アーム部30は、吸着部31に吸着した搬送トレイ2を開始位置Pから停止位置Qまで引いて搬送した後に、さらに当接部32を当接させて搬送トレイ2を停止位置Qから終了位置Sまで押して搬送する。終了位置Sに位置する搬送トレイ2の前方端部は、調整室より前方にある。
一般に、搬送トレイ2の移動する範囲を調整室外まで伸ばすには、例えば調整室と取出し室との間の壁部にボールねじ部26を貫通させて、アーム部30を通過させるための孔を設けることが考えられる。これでは、調整室の気密性を低下させるおそれがあり、または調整室の気密性を確保するために周波数調整装置1の構成が複雑になるおそれがある。そのため、アーム部30の移動する範囲を調整室外まで伸ばすことは困難である。
本実施形態ではアーム部30は上述のように搬送トレイ2を搬送するので、アーム部30が移動する範囲は調整室内であっても、搬送トレイ2の前方端部が調整室よりも前方の取出し室に位置する終了位置Sまで搬送トレイ2を搬送することができる。
また、停止位置Qから終了位置Sまでは当接部32を当接させて搬送トレイ2を搬送するので、搬送トレイ2が終了位置Sまで搬送されたときに、アーム部30は搬送トレイ2の前方ではなく、搬送トレイ2の後方に位置する。
本実施形態に係る周波数調整装置を生産ラインに組み込んだ場合、終了位置Sから生産ラインにおける後の工程へつなげるために、例えば取出し部11が搬送トレイ2をさらに前方へ搬送して、搬送トレイ2を下流の処理装置に受け渡すことなどが容易にできる。このように、終了位置Sから生産ラインにおける後の工程へつなげることが容易になる。
したがって、対象物を容易にインライン搬送することが可能になる。搬送トレイ2をインライン搬送することにより、例えば生産ラインにおけるキャリアの搬送に要する時間を短縮できるので、その結果、生産効率の向上などが可能になる。
本実施形態では当接部32は押圧部7の磁石と互いに引き合うように設けられた磁石を含んで構成されるので、当接部32は押圧部7に吸着する。当接部32が搬送トレイ2の押圧部7を押して搬送するためには押圧部7に吸着しなくてもよいが、この吸着によって、搬送するために押された搬送トレイ2の位置がアーム部30に対してずれることを防止することができる。したがって、搬送トレイ2を安定して搬送することが可能になる。
本実施形態では規制ピン23により、搬送トレイ2が停止位置Qから前方へ移動することと、終了位置Sから後方へ移動することとの両方の移動を規制することができる。そして、搬送トレイ2の移動が規制された状態でアーム部30を前方又は後方へ移動させることで、アーム部30は、停止位置Q及び終了位置Sのそれぞれで搬送トレイ2から切り離される。このアーム部30の移動は、搬送トレイ2を搬送するために搬送機構部22が備える機能により実現することができる。したがって、簡素な構成で、停止位置Q及び終了位置Sのそれぞれで搬送トレイ2からアーム部30を切り離すことが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれまで説明した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が加えられたものを含む。
実施形態では、吸着部31は磁力により引張り部6に吸着することとしたが、吸着部31は引張り部に吸着できればよい。吸着部31は例えば、引張り部6に密着する口を有するロート状の部材と、その部材内の空気を吸引する吸引機構部とで実現されてもよい。これによっても、搬送トレイ2の引張り部6を吸着部31の口に密着させて空気を吸引することで、搬送トレイ2を吸着部31に吸着することができる。吸着部31は搬送トレイ2を引いて搬送できるものであればよく、搬送トレイ2に係合する部材も含む。例えば搬送トレイ2に形成した凹部や孔に嵌合する部材で吸着部31を構成してもよい。規制部材を不要として係合を解除してもよい。
吸着部31は、搬送トレイ2を引いて搬送する間、搬送トレイ2を吸着するだけでなく、引張り部を取り外し可能に挟持するチャック機構をさらに備えてもよい。これにより、吸着部31は、搬送トレイ2を引いて搬送する間、引張り部をより強固に固定することができる。
例えば実施形態では、規制ピン23により停止位置Q及び終了位置Sにて搬送トレイ2の前方又は後方への移動を規制することとした。しかし、搬送トレイ2が停止位置Qから前方へ、終了位置Sから後方へ移動することを規制する規制部はこれに限られない。
例えば、規制部は、停止位置Qにて搬送トレイ2の前方への移動を規制するための第1のピンと、終了位置Sにて搬送トレイ2の後方への移動を規制するための第2のピンとであってもよい。第1のピンと第2のピンとを別に備えることによって、トレイ2本体における係止穴4の前後方向の位置にかかわらず、アーム部30が吸着部31に搬送トレイ2を吸着して搬送することができる最も前方の位置よりも、さらに前方へ搬送トレイ2を搬送することが可能になる。なお、第1のピンと第2のピンとのそれぞれは、1つ又は複数のピンから構成されてよい。
例えば、規制部は、停止位置Q及び終了位置Sのそれぞれに位置する搬送トレイ2を左右から挟んで保持することで、搬送トレイ2の前後方向への移動を規制する挟持機構であってもよい。この挟持機構であれば、トレイ本体5に係止穴4を設ける必要がなくなる。
停止位置Qと終了位置Sとで重なり合う領域がある場合、その領域にて搬送トレイ2を挟んで保持するように挟持機構を設けるとよい。これによっても、搬送トレイ2が停止位置Qから前方へ移動することと終了位置Sから後方へ移動することとの両方を1つの挟持機構で規制することができるので、搬送装置13の構成が複雑になることを抑えることが可能になる。
本発明は、対象物を搬送する搬送装置、周波数調整装置、及び対象物の搬送方法に利用することができる。
1 周波数調整装置
2 搬送トレイ
4 係止穴
5 トレイ本体
6 引張り部
7 押圧部
8 水晶振動子
10 仕込み部
11 取出し部
12 調整部
13 搬送装置
14 制御部
21 支持部
22 搬送機構部
23 規制ピン
24 ピン駆動機構部
25 昇降機構部
26 ボールねじ部
27 回転駆動部
28 搬送アーム部
29 ナット部
30 アーム部
31 吸着部
32 当接部
33 昇降部
34 第1搬送制御部
35 調整制御部
36 第1切離し制御部
37 切替制御部
38 解除制御部
39 第2搬送制御部
40 第2切離し制御部

Claims (7)

  1. 対象物の搬送方向に沿って所定の範囲を移動して前記対象物の搬送の開始位置から終了位置まで前記対象物を搬送する部材であって、前記対象物を引いて搬送するために前記対象物の前方端部に吸着する吸着部と、前記対象物を押して搬送するために前記対象物の後方端部に当接する当接部とが表裏対向して設けられた搬送部と、
    前記開始位置から前記終了位置まで前記対象物を支持する支持部と、
    前記開始位置と前記終了位置との間に定められる停止位置と、前記対象物に干渉することなく前記搬送部を移動させることができる待避位置との間で前記対象物を往復動させる待避機構部と、
    前記吸着部に吸着した対象物を前記開始位置から前記停止位置まで前記搬送部に搬送させる第1搬送制御手段と、
    前記吸着部を前記対象物から切り離す切離し制御手段と、
    前記待避機構部に前記対象物を前記待避位置へ待避させ、前記停止位置に位置した前記対象物の後方端部よりも後方へ前記搬送部を移動させた後に、前記待避機構部に前記対象物を前記停止位置に戻させる切替制御手段と、
    前記対象物に前記当接部を当接させて前記対象物を前記停止位置から前記終了位置まで前記搬送部に搬送させる第2搬送制御手段とを備える
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記停止位置で停止した前記対象物が前記搬送方向の前方へ移動することを規制する規制部と、
    前記規制部による前記対象物の移動の規制を解除させる解除制御手段とを備え、
    前記切離し制御手段は、前記停止位置にて前記対象物の移動を前記規制部に規制させた後に、前記搬送部を前記前方へ移動させることにより、前記吸着部を前記対象物から切り離す
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記当接部は、前記対象物の後方端部に吸着する部材を有し、
    前記規制部は、前記終了位置に位置する前記対象物が前記搬送方向の後方へ移動することを規制する
    ことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記規制部は、自身の長軸方向に移動することによって、前記対象物の移動を規制する規制状態と当該移動を規制しない解除状態とを切り替えることができるピンであって、前記規制状態では、前記停止位置に前記対象物が位置するときには前記対象物に設けられた穴部に嵌まることによって前記対象物の前記前方への移動を規制し、前記終了位置に前記対象物が位置するときには前記対象物の後方端部に当接することによって前記対象物の前記後方への移動を規制する
    ことを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記搬送方向は水平な方向であり、
    前記待避位置は前記停止位置の下方であり、
    前記待避機構部は、前記停止位置と前記待避位置との間で前記対象物を昇降させる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 水晶振動子が配置される搬送トレイの搬送方向に沿って所定の範囲を移動して前記搬送トレイの搬送の開始位置から終了位置まで前記搬送トレイを搬送する部材であって、前記搬送トレイを引いて搬送するために前記搬送トレイの前方端部に吸着する吸着部と、前記搬送トレイを押して搬送するために前記搬送トレイの後方端部に当接する当接部とが表裏対向して設けられた搬送部と、
    前記開始位置から前記終了位置まで前記搬送トレイを支持する支持部と、
    前記開始位置と前記終了位置との間に定められる停止位置と、前記搬送トレイに干渉することなく前記搬送部を移動させることができる待避位置との間で前記搬送トレイを往復動させる待避機構部と、
    前記停止位置で停止した前記搬送トレイが前記搬送方向の前方へ移動することを規制する規制部と、
    前記開始位置から前記終了位置までの間に前記搬送トレイに配置される前記水晶振動子の発振周波数を目的周波数に調整する調整部と、
    前記水晶振動子の発振周波数を目的周波数に調整するために前記調整部を制御する調整制御手段と、
    前記吸着部に吸着した搬送トレイを前記開始位置から前記停止位置まで前記搬送部に搬送させる第1搬送制御手段と、
    前記停止位置にて搬送トレイの移動を前記規制部に規制させた後に、前記搬送部を前記前方へ移動させることにより、前記吸着部を前記搬送トレイから切り離す切離し制御手段と、
    前記待避機構部に前記搬送トレイを前記待避位置へ待避させ、前記停止位置に位置した前記搬送トレイの後方端部よりも後方へ前記搬送部を移動させた後に、前記搬送トレイを前記停止位置に戻す切替制御手段と、
    前記規制部による前記搬送トレイの移動の規制を解除させる解除制御手段と、
    前記搬送トレイに前記当接部を当接させて前記搬送トレイを前記停止位置から前記終了位置まで前記搬送部に搬送させる第2搬送制御手段とを備える
    ことを特徴とする周波数調整装置。
  7. 対象物の搬送方向に沿って所定の範囲を移動して前記対象物の搬送の開始位置から終了位置まで前記対象物を搬送する部材であって、前記対象物を引いて搬送するために前記対象物の前方端部に吸着する吸着部を有する搬送部が、前記吸着部に吸着した対象物を前記開始位置から停止位置まで搬送し、
    前記吸着部を前記対象物から切り離し、
    前記停止位置と、前記対象物に干渉することなく前記搬送部を移動させることができる待避位置との間で前記対象物を往復動させる待避機構部が、前記対象物を前記待避位置へ待避させ、
    前記搬送部が、前記停止位置に位置した前記対象物の後方端部よりも後方へ移動し、
    前記待避機構部が前記対象物を前記停止位置に戻し、
    前記吸着部に表裏対向して前記搬送部に設けられ、前記対象物を押して搬送するために前記対象物の後方端部に当接する当接部が前記対象物に当接し、
    前記搬送部が、前記当接部に当接した前記対象物を前記停止位置から前記終了位置まで搬送する
    ことを特徴とする搬送方法。
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