JP2013245035A - 中空紐状物の収納方法 - Google Patents

中空紐状物の収納方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013245035A
JP2013245035A JP2012117989A JP2012117989A JP2013245035A JP 2013245035 A JP2013245035 A JP 2013245035A JP 2012117989 A JP2012117989 A JP 2012117989A JP 2012117989 A JP2012117989 A JP 2012117989A JP 2013245035 A JP2013245035 A JP 2013245035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
string
storage container
storage
hollow
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012117989A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusaku Takahashi
周作 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2012117989A priority Critical patent/JP2013245035A/ja
Publication of JP2013245035A publication Critical patent/JP2013245035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)

Abstract

【課題】 収納した紐状物を連続的に供給する際、先端同士を繋ぐために、収納開始時の中空紐状物は収納容器の内側の横壁部に沿わせるような状態になるべく収納する方法提供することを目的とする。
【解決手段】 回転する収納容器内に紐状物を連続的に供給することにより、収納容器に紐状物を収納する方法であって、下記の工程(1)〜(3)からなる工程を含む紐状物の収納方法を採用する。
(1)中空紐状物の一方の先端を収納容器の外壁面側に配置する工程
(2)前記一方の先端からつらなる紐状物の一部を、収納容器の内側の横壁部に沿わせた状態で、金属部材で抑え付けて仮固定する工程
(3)収納容器の外側から磁石を用いて金属を含むシートを収納容器の内側の横壁部に固定する工程
【選択図】図6

Description

本発明は、収納容器へ紐状物を収納する方法に関する。
収納容器への紐状物の収納方法として、特許文献1には、円筒容器を回転させながら紐状物を一定速度で供給し、予め設定した回転速度パターンに従って円筒容器の回転速度を変動させて、紐状物を渦巻き状に配置させる方法が開示されている。さらに特許文献2には、円筒容器の回転速度に加えて紐状物の投入位置及び供給速度を制御することも記載されている。これらの方法によれば、簡易な収納機構により紐状物の収納効率および収納安定性の向上を図ることができるとされている。
一方、特許文献3に開示されている巻取り機においては、一定速度で送り出される線材に対して、巻取り用キャリアと呼ばれる、線材を巻取り積層させる収納媒体を回転させるターンテーブルが設けられ、前記ターンテーブルが微小自転しながら、偏心公転する機構を有している。
ところで、このようにして収納された紐状物は、例えば、特許文献4に記載されているように、中空糸膜の支持体として用いるなど、その後収納容器から順次引き出されて使用される。このとき、特許文献1または2に記載の方法であれば、引き出しの際に中空紐状物が絡まることなく引き出すことが可能であるが、その一方で、収納量以上の中空紐状物を連続的に使用したい場合、収納容器毎に紐状物の先端を切り替えなければならないという問題を生じていた。
かかる問題に対しては、収納開始時に紐状物の先端を収納容器外に出した状態として収納しておき、異なる収納容器の紐状物の収納開始時の先端と収納終了時の先端同士を繋ぐことで、複数の収納容器の紐状物を連続的に使用することが出来る。しかしながら、先端同士を繋ぐためには、収納開始時の紐状物は収納容器の内側の横壁部に沿わせるような状態になるが、この状態で特許文献1または2に記載の方法により収納を行うと、収納される紐状物と内側の横壁部に沿わせた紐状物同士が絡まり、均等に収納することが出来ない問題があった。
特開2009−263052号公報 国際公開2011/155497号パンフレット 特開昭63−57476公報 国際公開2004/043579号パンフレット
そこで、かかる課題を解決すべく、先端同士を繋ぐために、収納開始時の紐状物は収納容器の内側の横壁部に沿わせるような状態になるべく収納する方法について検討し、本願発明にいたったものである。
すなわち、本願発明は、回転する収納容器内に紐状物を連続的に供給することにより、収納容器に紐状物を収納する方法であって、以下の(1)〜(3)の工程を含む紐状物の収納方法を行うことで上記課題を解決することが出来る。
(1)収納開始時に中空紐状物の一方の先端を収納容器の外壁面側に配置する工程
(2)前記一方の先端からつながる紐状物を、収納容器の内側の横壁部に沿わせた状態で、金属部材で抑え付けて仮固定する工程
(3)収納容器の外側から磁石を作用させて、紐状物を金属部材と共にを収納容器の内側の横壁部に固定する工程
本発明の収納方法によれば、収納された紐状物と内側の横壁部に沿わせた紐状物が、紐状物を引き出す際絡まることなく、均等に収納することが可能になる。
本発明に用いる収納装置の一例を示す概略構成図である。 図1の収納装置に備わる収納容器の一例を示す概略図である。 渦巻き配置状態を設定するための、渦巻き円の半径とその変化量を示す概念図である。 (a)は本発明により収納された紐状物の収納状態の一例を示す断面図であり、(b)は従来の方法により収納された線材の収納状態の一例を示す断面図である。 本発明の収納方法における工程(1)が終わった段階での収納容器の断面を示す図である。 本発明の収納方法における磁石により紐状物を固定した状態の収納容器の断面を示す図である。
<紐状物>
本発明に用いる紐状物は、長手方向の中心軸線に直角な断面で見た際、最外径が概略円形状であり、内部に長手方向に連続した空間を1つ以上有している構造であれば、特に限定されない。例えば、中空の組紐や編紐等マルチフィラメントから編まれた柔軟性の高い紐状物が挙げられる。
例えば、近年、分離を完全に行うことができ、かつコンパクトな濾過膜を用いた水処理が注目されており、濾過膜として中空状多孔質膜支持体が用いられている(特許文献4参照)。中空状多孔質膜支持体は剛性が付与されにくいため、従来の方法で収納すると交差接触によって潰れやすくなるが、本発明は中空紐状物である中空状多孔質膜支持体を収納する場合にも好適である。中空糸膜用の支持体としての中空紐状物の最外径は、必要とされる中空糸膜の外径に依存され、本発明の実施においては容易に固定できる点からおおよそ1〜5mm程度の大きさが本発明には好適である。
<収納装置>
図1は、本発明に用いる収納装置の一例を示す概略構成図である。この例の収納装置10は、紐状物11を収納する円筒状の収納容器12と、該円筒状の収納容器12を回転させる回転テーブル13と、紐状物11の供給位置を固定する供給ガイド14とを具備している。紐状物の収納方法は、円筒状の収納容器12を回転させて、且つ円筒状の収納容器12の回転数を変化させて紐状物11を円筒状の収納容器12内に供給しながら、紐状物11を円筒の収納容器12の内底面に渦巻き状態に配置し、且つ渦巻き状態に配置した紐状物11を鉛直方向に積層させる。
本発明の収納方法では、紐状物を収納容器に収納する際に、収納開始時の紐状物の先端を収納容器の外側に配置し、前記工程によって収納容器の内側の横壁部に沿わせた中空紐状物を金属を含むシートで中空紐状物の内側の横壁部に抑え付けて仮固定し、さらに収納容器の外側から磁石を作用させて、紐状物を金属部材と共に収納容器の内側の横壁部に固定する工程を特徴とする。
以下、適宜図面を用いて、本発明の紐状物の収納方法について説明する。
(円筒容器)
円筒状の収納容器12は、図2に示すように中心部に円筒状の芯棒15が取り付けられていることが好ましい。本発明においては、紐状物11を円筒状の収納容器12の内底面に渦巻き状態に配置するが、この際、円筒状の収納容器12の中心部では渦巻き円の曲率半径が小さくなるため、円筒状の収納容器12の中心部に紐状物11を配置させることは実際には困難である。そのため、円筒状の収納容器12の中心部には紐状物11が収納されない空間が生じてしまい、空間部分に積層された紐状物11が落ち込むことにより紐状物11の収納形態が崩れてしまう場合がある。従って、紐状物11の収納形態安定性を容易に確保するために、円筒状の収納容器12の中心部に芯棒15を取り付けることが好ましい。
ここで、「曲率半径」とは、曲線の局所的な曲がり具合を円に近似させたときの円の半径を意味する。芯棒15の外径は紐状物11の柔軟性に応じて、紐状物11がとり得る最小の曲率半径より大きくすることが好ましい。具体的には、50〜200mmが好ましい。円筒状の収納容器12の内径については特に限定はないが、円筒状の収納容器12の運搬等の取り扱い上、支障のない範囲でなるべく大きい内径とする方が、同じ量の紐状物11を収納する場合、紐状物11の収納高さを低く抑えられ、紐状物11の潰れを低減できる点から好ましい。具体的には、300〜600mmが好ましい。
(回転テーブル)
円筒状の収納容器12を回転させる回転テーブル13については、円筒状の収納容器12が容易に設置できる構造であれば特に限定はない。また、駆動方式としては、紐状物11の供給速度に応じた回転数の変化範囲での駆動が可能であれば特に限定されないが、紐状物11を円筒状の収納容器12に収納するには、後述する回転テーブル13の回転数パターンを予め設定する必要があるため、回転数パターンのプログラム入力が可能なコントローラー機能を有した駆動方式とすることが好ましい。
(供給ガイド)
供給ガイド14は、紐状物11の供給場所を規制できる形態であれば特に限定はされないが、紐状物11の外径よりも大きいリング状の形態とするのが好ましい。さらには、リング状の表面はバリ等がない滑らかな形状であることがより好ましい。本発明では、円筒状の収納容器12への紐状物11の供給位置が重要となる。すなわち、紐状物11の供給位置を円筒状の収納容器12の内壁面付近に固定することが好ましい。これにより、紐状物11を円筒状の収納容器12の内壁面に沿って渦巻き状に配置しやすくなる。なお、円筒容器の「内壁面付近」とは、内壁面から20mm以内の範囲を意味する。紐状物11の供給位置を円筒状の収納容器12の内壁面付近に固定するには、供給ガイド14の取り付け固定位置を円筒状の収納容器12の内壁面付近の上方位置とすることが好ましい。例えば、供給ガイド14の取り付け固定位置を円筒状の収納容器12の中心上方にすると、紐状物11を円筒状の収納容器12の内壁面に沿って渦巻き状に配置しにくくなる。
(回転数パターンの設定)
紐状物11を円筒状の収納容器12に収納する際の回転テーブル13の回転数パターンは、円筒状の収納容器12に供給する紐状物11の供給速度及び外径、円筒状の収納容器12の内径、円筒状の収納容器12の芯棒15の外径に応じて適宜決定される。回転数パターンを決定する手順としては、まず、円筒状の収納容器12へ配置したい紐状物11を配置できるように設定する。紐状物11を円筒状の収納容器12の内底面に配置するにあたっては、まず、図3に示すような1回転あたりの渦巻き円の半径Rの変化量αを考慮して、回転数パターンを設定する。中空紐状物を円筒容器の内底面に渦巻き状態に配置し、且つ渦巻き状態に配置した中空紐状物を鉛直方向に積層させるには、円筒容器の回転数を高回転数から徐々に低回転数に変化させた後に、逆に低回転数から高回転数に徐々に変化させる第一の回転数パターン、または前記円筒容器の回転数を低回転数から徐々に高回転数に変化させた後に、逆に高回転数から低回転数に徐々に変化させる第二の回転数パターンを繰り返すのが好ましい。
さらに、第一の回転数パターン、または第二の回転数パターンを繰り返す標準設定と、該標準設定に対して高回転数の設定時間を長くする設定と、前記標準設定に対して低回転数の設定時間を長くする設定とを、円筒容器への中空紐状物の収納状態に応じて選択して、回転数パターンを入力設定するのがより好ましい。具体的には、紐状物を円筒容器の内壁面から中心に向かって渦巻き状に配置する場合には、低回転数から徐々に高回転数に回転数パターンを変化させるのが好ましく、中心から内壁面に向かって渦巻き状に配置する場合には、逆に高回転数から徐々に低回転数に回転数パターンを変化させるのが好ましい。従って、例えば渦巻き配置の開始点を円筒容器の芯棒の外径とし、円筒容器の中心から内壁面に向かって中空紐状物を渦巻き状に配置し、さらに鉛直方向上に積層させる場合は、回転数パターンを第一の回転数パターンに設定すればよい。すなわち、高回転数から徐々に低回転数に回転数パターンを変化させて、円筒容器の中心から内壁面に向かって紐状物を渦巻き状に配置して一層目を積層する。次いで、低回転数から徐々に高回転数に回転数パターンを変化させて、内壁面から中心に向かって紐状物を渦巻き状に配置して二層目を積層する。
次いで、高回転数から徐々に低回転数に回転数パターンを変化させて、中心から内壁面に向かって中空紐状物を渦巻き状に配置して三層目を積層する。これを交互に繰り返すことで、渦巻き状態に配置した中空紐状物を鉛直方向に積層できる。なお、回転数パターンは、計算上は収納時間に対して曲線状に回転数が変化するパターンになるが、実際の回転数パターンとしては厳密に計算上導き出されたパターンに追従しなくてもよい。設定された回転数パターンを繰り返しながら円筒容器に中空紐状物を収納していくことで、渦巻き配置された中空紐状物の収納形態を積層していくことができる。
このとき、設定した渦巻き状態は、中空紐状物の供給速度と、回転テーブルの回転数パターンとによって計算上、実現し得る中空紐状物の配置状態であって、実際には、中空紐状物が積層されるにつれて収納面が平面でなくなることもある。その結果、徐々に中心部だけが高く積み重なったり、逆に外側が高く積み重なったりして、紐状物の積層面の高さが徐々に不均一になり、中心から外側に向かっての均一な収納面が確保できなくなることもあり得る。そこで、前述の方法に則って設定された第一の回転数パターン、または第二の回転数パターンを繰り返す設定を標準設定として、該標準設定に対して高回転数の設定時間を長くする設定と、前記標準設定に対して低回転数の設定時間を長くする設定とを標準設定とは異なる回転数パターンとして準備しておき、円筒容器への収納状態を確認しながら必要に応じて回転数パターンを切り替えることができるようにすることが好ましい。これにより、中空紐状物の積層面の高さは均一になりやすくなり、中心から外側に向かっての均一な収納面が確保しやすくなる。
このようにして収納された紐状物の収納状態は、その断面が例えば図4(a)に示すようになり、図4(b)に示すものに比較して交差接触状態になりにくく、曲げ癖が付与されにくい。従って、中空紐状物の収納量が大量にあっても、接触点は増えにくいので、中空紐状物同士の交差接触による潰れを低減できる。さらに、回転あるいは移動等の動きを与える駆動を用いなくても、円筒容器の回転数を変化させることで容易に中空紐状物を円筒容器に供給できるので、簡易な収納機構で中空紐状物を収納できる。
(収納開始時の中空紐状物先端部分の保持方法)
図5及び図6は、本発明の収納開始時の中空紐状物先端部分の保持方法を用いた場合の収納容器の断面を表している。まず、図5のように紐状物の一方の先端を収納容器の外壁面側に配置する(工程(1))。この工程においては、紐状物の端部付近は、収納容器の外壁面に掛ける程度でよい。単にをまた、用に内部に保持する
そして、図収納開始時の中空紐状物先端部分を金属を含むシート16(金属部材)を用いて収納容器内壁に抑え付けて仮固定する(工程(2))。ここで、仮固定は、金属部材を手で押さえつけることによるものでもよく、テープ等による貼り付けなどによる仮固定であってもよい。
そして、図6のように、磁石17を用いて収納容器外壁から金属を含むシート16を固定する(工程(3))これにより本発明の収納方法を用いなかった場合に発生する収納容器の内壁に垂れた中空紐状物と収納容器の内壁との間の空間が発生することないため、中空紐状物を均等に収納することが出来る。
なお、シート状物に代えて、金属棒や方形の金属片などを用いてもよいが、シート状物とすると収納容器内壁に設置した際の凹凸が少なく、紐状物を収納する際にシート状物に引っかかることがないため、好ましい。さらに、シート状物としては針金等をシート状に引きそろえて接着剤やラミネート加工によりシート状にしたものでもよい。
また、ここでいう金属は鉄、コバルト、ニッケル等の磁石に吸引性を有する金属をまたはこれらを主成分とする合金であることが好ましい。磁石17としては、収納容器を隔てて金属シート(金属部材)16を保持できる程度の吸引力を有してさえいれば特に限定されるものではないが、吸引力に優れる点でネオジム磁石を用いることが好ましい。
また、本発明であれば、濾過膜の支持体として用いられる中空紐状物を収納する場合にも好適である。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本実施例において、収納装置としては、図1に示す構成のものを使用し、具体的な構成としては以下に示すものを用いた。
収納容器12としては、内径約450mm、高さ820mmの内容積の中心部に、外径約130mmの芯棒を取り付けた構造の円筒状のペーパードラムを使用した。回転テーブル13は、おおよそ0.4〜20rpmの範囲で制御可能なブラシレスDCモーター(オリエンタル社製)駆動により回転する構造とし、円筒状の収納容器12内に紐状物11を渦巻き配置するための回転数パターンはシーケンサー内にパターンプログラムを入力しておき、起動ボタンを押すと同時にシーケンサーから回転数パターンに応じて回転数指令がモータードライバーへ出力されるシステムとした。供給ガイド14としては孔径約6mmのスネールガイド(湯浅糸道工業社製)を使用し、円筒状の収納容器12の縁に近い部分に取り付け、供給ガイド14を通して垂れ落ちた状態にある紐状物11が、円筒状の収納容器12の内壁面にほぼ接するような状態とした。
<実施例1>
収納する中空紐状物として、ポリエステルマルチフィラメント(南亜製、150dtex−48フィラメント)が丸編された、外径1.5mmの中空編紐を使用し、175m/hの速度で連続的に製紐しながら円筒容器に収納することとした。
一方、鉄製の針金を引きそろえてラミネート加工をして縦5cm、横20cmのシートとし、これを用いて収納開始時に中空紐状物先端部分を、上記収納容器内壁に抑え付けて仮固定し、ネオジウム磁石を用いて収納容器外壁からシートを固定した。上述の収納装置10を用い、円筒状の収納容器12を乗せた回転テーブル13をパターンに応じて回転させながら紐状物11を円筒状の収納容器12内に収納した。その結果、約70時間の収納時間で約12000mの量の編紐が収納でき、収納容器の内壁に垂れた中空紐状物と収納する中空紐状物が絡まることなく均等に収納することが出来た。
<比較例1>
収納開始時の中空紐状物先端部分を金属を含むシートを用いて収納容器内壁に保持しない以外(すなわち工程(1)のみ)は実施例1と同様に中空編物を収納した。その結果、約70時間の収納時間で約12000mの量の編紐が収納できたが、収納容器の内壁に垂れた中空紐状物と収納する中空紐状物が絡まり、均等に収納することが出来なかった。具体的には収納容器の内壁に垂れた中空紐状物と収納容器の内壁との間にできた空間に中空紐状物がこの空間に入り込み、中空紐状物同士の絡まりが発生した。
10 収納装置
11 (中空)紐状物
12 収納容器
13 回転テーブル
14 供給ガイド
15 芯棒
16 金属シート(金属部材)
17 磁石

Claims (3)

  1. 回転する収納容器内に紐状物を連続的に供給することにより、収納容器に紐状物を収納する方法であって、
    下記の工程(1)〜(3)からなる工程を含む紐状物の収納方法。
    (1)収納開始時に紐状物の一方の先端を収納容器の外壁面側に配置する工程
    (2)前記一方の先端からつながる紐状物を、収納容器の内側の横壁部に沿わせた状態で、金属部材で抑え付けて仮固定する工程
    (3)収納容器の外側から磁石を作用させて、紐状物を金属部材と共に収納容器の内側の横壁部に固定する工程
  2. 前記金属部材の形状がシート状物である請求項1に記載の紐状物の収納方法。
  3. 前記紐状物がマルチフィラメントで構成された中空紐状物である請求項1または2に記載の紐状物の収納方法。
JP2012117989A 2012-05-23 2012-05-23 中空紐状物の収納方法 Pending JP2013245035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117989A JP2013245035A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 中空紐状物の収納方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117989A JP2013245035A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 中空紐状物の収納方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013245035A true JP2013245035A (ja) 2013-12-09

Family

ID=49845110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012117989A Pending JP2013245035A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 中空紐状物の収納方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013245035A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020537061A (ja) 編組機械および使用方法
JP5680977B2 (ja) コイル巻線装置及びコイル巻線方法
JP2010195522A (ja) 溶接ワイヤの収納方法
US20120056030A1 (en) Cord winder assembly
JP2012079995A (ja) フライヤー式巻線方法
CN209024658U (zh) 电解铜箔制造装置
JP5226871B2 (ja) 紐状物の収納パッケージ及び紐状物の収納方法
KR20190115867A (ko) 레이저를 이용한 권취코어 정밀 식각장치
JP5207238B2 (ja) 中空紐状物の収納方法
JP2013245035A (ja) 中空紐状物の収納方法
JP4842184B2 (ja) 線材をループにして装填する装置
JP2013158691A (ja) 中空糸膜編地ロール製造方法、中空糸膜編地ロール製造装置および中空糸膜編地ロール梱包方法
JP2013056756A (ja) ケーブルベアー巻取装置
JP6371079B2 (ja) 長尺物巻き取り装置
JP2009091121A (ja) タイヤコードの供給方法
JP4467029B2 (ja) ねじりコイルばね及びその製造方法
CN206279307U (zh) 可放置纱筒的储纬器
JP2009513359A5 (ja)
JP2016209902A (ja) 線材供給装置
CN104153065B (zh) 一种纺织锭子和筒管
CN212101395U (zh) 一种绕线器
JP5241614B2 (ja) 線状体の巻き取り方法及び鉛線供給材
KR101187996B1 (ko) 테이프크리너 절단기와 이를 이용한 절취선 형성장치 및 테이프크리너
KR200467474Y1 (ko) 용접와이어 엉킴방지장치
JP3544854B2 (ja) 巻線装置