JP2013245020A - 帯状バンド巻回物の移送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面に凸部を有し裏面が平らな合成樹脂製結束バンドの連結体をらせん状に巻回した帯状バンド巻回物を移送するとき、荷崩れを起こすのを防止する。
【解決手段】合成樹脂製結束バンド3の連結体7の巻回領域が重なってできた積層部を結束部材10で束ねる。結束部材は、前記帯状バンド巻回物の内周面側に挿入される短円筒体11と、その短円筒部の一側縁部から該帯状バンド巻回物の一側縁部、外周面、他の側縁部及びに前記短円筒部の他の一側縁部に向かって順次屈曲・延展する断面U字形のずれ規制体12とからなる。
【選択図】図1
【解決手段】合成樹脂製結束バンド3の連結体7の巻回領域が重なってできた積層部を結束部材10で束ねる。結束部材は、前記帯状バンド巻回物の内周面側に挿入される短円筒体11と、その短円筒部の一側縁部から該帯状バンド巻回物の一側縁部、外周面、他の側縁部及びに前記短円筒部の他の一側縁部に向かって順次屈曲・延展する断面U字形のずれ規制体12とからなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、帯状バンド巻回物、特に表面に凸部を有し裏面が平らな合成樹脂製帯状バンドをらせん状に巻回した帯状バンド巻回物の移送方法に関するものである。
従来から図5、図6及び図7に示すように、内部に菓子やパン等の被包装物を入れた被結束物としての包装袋1の収束部2を結束バンド3で結束する技術は、例えば、特開2009−096550号公報で公知である。この公知技術においては、合成樹脂製の可撓性短尺バンドBの一端部B2寄りに略長方形の係止孔4を有するとともに、同じく他端部B1寄りに前記係止孔4と係止・係脱可能な係止突起5を有する結束バンドが使用されている。
本発明者は、この結束バンド3を使用して結束作業者が包装袋1の収束部2を半自動的に結束できる装置して、図8に示す形状と構造を有する結束装置6を提案するとともに、その結束装置6に供給する結束バンド3として、図9に示すように多数個の結束バンド3が横方向に連接した帯状の連結体7にし、さらに図10に示すように、それをらせん状に巻回した帯状バンド巻回物8を既に提案した。
この連結体7を、図8に示すように、リール9に支持させて、側面がほぼY形を有する結束装置6の一端側Faから他端側Fbに向かって矢印Rで示す供給経路を経由して結束領域Aに供給し、その結束領域Aの最先端に露出した(図示なし)結束バンドにより、包装体1の収束部2を結束する技術を既に提案した(特願2012−042409明細書)。
この技術により所定の結束目的を達成できるが、図11に示すように、前記帯状バンド巻回物8を、前記連結体7の表面が内側に向くように、同じく裏面が外側に向くようにして、その生産工程から輸送手段(図示なし)により包装袋を結束する結束工程に移送する過程で、図12に示すように、半径方向の上下に隣接して重なる巻回領域3h、3bが矢印Fで示す横幅方向に、相互に相対距離L分ずれて、荷崩れを起こし、その結果、連結体7をリール9にセットできなくなる又はセットするのに時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明者は、この問題を解決するために鋭意検討したところ、前記帯状バンド巻回物に特定のずれ防止手段を施せばよいという事実を見出し、本発明を完成した。従って本発明の課題は、表面に凸部を有し裏面が平らな合成樹脂製結束バンドの連結体をらせん状に巻回した帯状バンド巻回物が移送中にその横幅方向に相対的にずれるのを防止することにある。
本発明は前記の課題を解決するために、表面に凸部を有し裏面が平らな合成樹脂製帯状バンドの連結体をらせん状に巻回して形成した帯状バンド巻回物を移送するとき、前記連結体の巻回領域が前記帯状バンド巻回物の半径方向に重なってできた積層部を束ねるという手段を採用する。
この手段を採用することにより、前記結束部材が、表面に凸部を有し裏面が平らな合成樹脂製結束バンドの連結体をらせん状に巻回した帯状バンド巻回物が移送中にその横幅方向に相対的にずれるのを防ぐことが可能になる。
次に、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳述すると、図1に示すように、本発明に使用される帯状バンド巻回物8は、前述したように、被結束物を結束する多数個の結束バンド3が横方向に連結された連結体7をらせん状に巻回することにより構成されている(前述した図10、10も参照)。
前記帯状バンド3は、前述した図6及び図7に示したとおり、合成樹脂製の可撓性短尺バンドBの一端部B2寄りに略長円形又は略長方形の係止孔4を有するとともに、同じく他端部B1寄りに前記係止孔4と係止・係脱可能な係止突起5を有している。
そして、図2に示すように、前記連結体7の巻回領域3a、3b、3c〜3xが前記帯状バンド巻回物8の半径方向Cに重なってできた積層部Bには、それを束ねる結束部材10が複数個、具体的には3個、使用されている。なお、巻回領域とは、らせん状に巻回された比較的長尺な連結体7の任意巻回部位において、その巻回部位とそれから1周進んで又は遅れて巻回された連結体7の所定広さの積層領域に注目した概念を意味する。
前記結束部材10は、前記巻回領域3a、3b、3c〜3xの少なくとも一つの巻回領域Bが帯状バンド巻回物8の幅D(図1を参照)方向に相対的に所定の長さ、飛び出して帯状バンド巻回物8が荷崩れ状態になるのを防止できる機能を有していれば、いかなる形状と構造を有していてもよい。
しかしながら、前記機能を有するとともに、帯状バンド巻回物8に対するハンドリング性、再使用不採用及び環境問題等を考慮して、結束部材10は、図1〜図3に示すように、帯状バンド巻回物8の内周面側を挿入される短円筒部11と、その短円筒体11の一側縁部11aから、該帯状バンド巻回物8の一側縁部8a→外周面8b→短円筒体11の他の側縁部8cを経由して、前記短円筒体11の他の側縁部11bに向かって屈曲・延展するずれ規制体12とから構成されている。従って、結束部材10は、水平状の短円筒体11と、その両側縁部11a、11bのそれぞれから垂直立ち上がる側面部12a、12bと、それらの上端に架け渡される水平部12cによってU字形又は逆U字形に形成されたずれ規制体12とから構成され、ずれ規制体12の両端部14a、14bが短円筒体11の両縁部11a、11bに係止可能な構造になっている。なお、側面部12a、12bと水平部12cとの間はハーフカット部22を介して直角に屈曲されている。
前記短円筒体11及びずれ規制体12は、可撓性のある熱可塑性合成樹脂シートを成形加工して得られるが、短尺帯状合成樹脂シートを円筒状にして形成される短円筒体11の繋ぎ目16は、その両端部16a、16bを、相互に重ねたり突き合わせたりして、接合することにより形成される。この実施態様においては、一端部16aに畝状に切り起こした切り越し部17に他端部16bに幅方向に切り欠き形成した突起部18を係止させることにより、前記繋ぎ目16が構成されている。
他方、前記短円筒体11とずれ規制体12との係止構造及びその存在位置も必要に応じて任意に設定できる。本実施態様においては、短円筒体11の両縁部11a、11bの一部分を畝状に外面側に切り起こした切起こし部19に対して、ずれ規制体12の先端部14a、14bを他の部分より幾分幅狭に形成した挿入部20を挿通するとともに、その挿入部20上に形成した突起21を前記切起こし部19に係止させる構造を採用する。
帯状バンド巻回物8に対する結束部材10の取り付けは、最初に短円筒体11を帯状バンド巻回物8の中央空間Eの中に内挿するとともに、帯状バンド巻回物8の外側にずれ規制体12を宛がって、その両端側14a、14bを半径方向内側に延ばし、次いで短円筒体11に対してずれ規制体12の両端部14a、14bを係合させる。すると、裏面に凸部を有し裏面が平らな合成樹脂製帯状バンド3の連結体7によってらせん状に巻回された帯状バンド巻回物8は、結束部材10によって、移横幅方向にずれるのが規制される。当然、そのような状態でバンド状巻回物3の製造工程から使用工程に移送される間にも荷崩れを起こすことはない。
また、結束部材10による帯状バンド巻回物8の積層部Bの結束の解除も容易にでき、荷崩れをしていない帯状バンド巻回物8を結束装置のリールに対して容易かつ迅速に取り付けることができる。なお、帯状バンド巻回物8の積層部Bにおける結束を解除するとき、図4に示すように、短円筒体11からずれ規制体12を全部取り外し又は図4の1点鎖線に示すように、ずれ規制体12の水平部12cをハーフカット部22で側面部12a(図4では見えない)、12bから切り離して、後者だけをそのまま短円筒体11とともに帯状パンド巻回物8に残して、結束装置6のリール9に付けた後、被結束物の結束作業に入る。
本発明は、その技術的思想を踏襲し、発明の効果を著しく損なわない限度において前記実施態様の一部分を変更して実施できる。例えば、短円筒体11を帯状バンド巻回物8の外周側に取り付けるとともに、ずれ規制体12を内周側に取り付けることもできる。
表面に凸部を有し裏面が平らな合成樹脂製帯状バンドの連結体をらせん状に巻回した帯状バンド巻回物の荷崩れに広く利用できる。
1:包装袋、2:収束部、3:結束バンド、3a、3b:巻回領域、4:係止孔、5:係止突起、6:結束装置、7:連結体、8:帯状バンド巻回物、8a、8c:側面、8b:内周面、9:リール、10:結束部材、11:短円筒体、11a、11b:側縁部、12:ずれ規制体、14a,14b:先端部、16:繋ぎ目、A:結束領域、B:積層部、C:半径方向、D;幅、E:中央空間、F:矢印、R:供給経路、L:距離。
Claims (4)
- 表面に凸部を有し裏面が平らな合成樹脂製結束バンド(3)の連結体(7)をらせん状に巻回して形成した帯状バンド巻回物(8)を移送するとき、前記連結体の巻回領域が前記帯状バンド巻回物の半径方向(C)に重なってできた積層部(B)を結束部材(10)で束ねることを特徴とする帯状バンド巻回物の移送方法。
- 前記帯状バンド巻回物(8)が、前記連結体(7)の表面を内側に向けて、同じく裏面を外側に向けてらせん状に巻回されている請求項1記載の帯状バンド巻回物の移送方法。
- 前記連結体(7)が、合成樹脂製の可撓性短尺バンド(B)の一端部(B2)寄りに略長円形又は略長方形の係止孔(4)を有するとともに、同じく他端部(B1)寄りに前記係止孔と係止・係脱可能な係止突起(5)を有する結束バンド(3)を多数個、その横幅方向に連結することにより得られたものである請求項1記載の帯状バンド巻回物の移送方法。
- 前記結束部材(10)が、前記帯状バンド巻回物(8)の内周面側に挿入される短円筒体(11)と、その短円筒部の一側縁部から該帯状バンド巻回物の一側縁部、外周面、他の側縁部及びに前記短円筒部の他の一側縁部に向かって順次屈曲・延展する断面U字形のずれ規制体(12)とからなり、そのずれ規制体の両端部(14a、14b)が前記短円筒体の両側縁部(11a、11b)に係止可能になっている請求項1記載の帯状バンド巻回物の移送方法。
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JP2012131338A JP2013245020A (ja) | 2012-05-23 | 2012-05-23 | 帯状バンド巻回物の移送方法 |
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- 2012-05-23 JP JP2012131338A patent/JP2013245020A/ja active Pending
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