JP2013244795A - ハイブリッドシステム - Google Patents

ハイブリッドシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2013244795A
JP2013244795A JP2012118866A JP2012118866A JP2013244795A JP 2013244795 A JP2013244795 A JP 2013244795A JP 2012118866 A JP2012118866 A JP 2012118866A JP 2012118866 A JP2012118866 A JP 2012118866A JP 2013244795 A JP2013244795 A JP 2013244795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
driving force
motor generator
motor
generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012118866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6065412B2 (ja
Inventor
Kiyotaka Mamiya
清孝 間宮
Seiji Ezaki
誠司 江崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2012118866A priority Critical patent/JP6065412B2/ja
Publication of JP2013244795A publication Critical patent/JP2013244795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6065412B2 publication Critical patent/JP6065412B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 エンジンと2つのモータジェネレータとを備えた車両のハイブリッドシステムとして、省エネルギ性と車両搭載性等に優れ、エンジンの始動要求に応じた適切な始動を可能にする。
【解決手段】 第1、第2モータジェネレータ(MG)1、2と、エンジン3とを備え、エンジン3、第1MG1及び出力軸24を、リングギヤ11、サンギヤ12、キャリヤ13にそれぞれ連結し、かつ第2MG2を前記出力軸24に連結すると共に、前記リングギヤ11ないしエンジン3の回転を制止するエンジンブレーキ41を備え、モータ走行領域での高駆動力要求時に、第2MG2を作動させると共に、前記ブレーキ41を締結して第1MG1を作動させ、モータ走行中にエンジン3の始動要求があったときに、その要求が迅速な始動要求か否かを判定し、第1MG1を電動機または発電機として作動させてエンジン3を始動させるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッドシステム、即ち、駆動源としてエンジンとモータとを備えた車両の駆動システムに関し、車両の駆動技術の分野に属する。
省エネルギを目的とした車両のハイブリッドシステムとして、例えば特許文献1には、エンジンと、単一のモータジェネレータとを備え、主としてエンジンから駆動力を得ると共に、モータジェネレータをエンジン始動用電動機、加速時における補助的駆動源、及び、減速時における回生用発電機として用いるようにしたものが開示されている。
また、特許文献2には、さらなる省エネルギ化を目的としたハイブリッドシステムとして、エンジンと2つのモータジェネレータとを備え、モータ走行を重視したシステムが開示されている。
このハイブリッドシステムは、遊星歯車機構の2つの回転要素にエンジンと第1モータジェネレータとをそれぞれ連結し、もう1つの回転要素に駆動軸を介して駆動輪を連結すると共に、前記駆動軸に変速機構を介して第2モータジェネレータを接続した構成とされている。
そして、前記第2モータジェネレータを走行用電動機として用いると共に、第1モータジェネレータをエンジンの始動用電動機及び第2モータジェネレータ用電力の発電機として用い、通常は前記第2モータジェネレータの駆動力のみで走行すると共に、高駆動力要求時には、エンジン出力を第1モータジェネレータ側と駆動軸側とに分割し、第1モータジェネレータを発電機として作動させながら、第2モータジェネレータの駆動力をアシストして走行するようになっている。
特開2003−11682号公報 特開2005−96574号公報
ところで、前記特許文献2に開示されたハイブリッドシステムでは、前記のように、高駆動力要求時にエンジン出力をアシストさせるようになっているが、さらなる省エネルギ化のためには、第2モータジェネレータのみで走行するモータ走行領域を高駆動力側まで拡大することが望まれる。しかし、そのためには、該第2モータジェネレータの大型化が必要となり、これに伴いインバータも大型化することになって、車両搭載性の悪化や車両重量の増大等を招くことになる。
これに対しては、エンジンに接続されたブレーキを設け、該ブレーキを締結してエンジンに連結された遊星歯車機構の回転要素の回転を制止させることにより、第1モータジェネレータの駆動力を駆動軸に出力可能として、該第1モータジェネレータを駆動参加させることが考えられる。これによれば、第2モータジェネレータを大型化せずに、モータ走行領域を高駆動力側まで拡大することができる。
また、上記のように、このハイブリッドシステムによれば、モータジェネレータに加えてエンジンを始動させて走行させることも可能であり、したがって、モータ走行領域での走行中にエンジンの始動が必要となる場合がある。
即ち、モータジェネレータのみの駆動力で走行するモータ走行領域で、例えば急加速時のように非常に大きい駆動力が要求される場合、或いはバッテリの残容量が所定量未満となる場合には、エンジンの始動が必要となる。そして、それぞれの場合に、適切にエンジンを始動させることが必要となる。
そこで、本発明は、エンジンと2つのモータジェネレータとを備え、モータジェネレータやインバータの大型化を回避しながらモータ走行領域を高駆動力側に拡大することにより省エネルギ性と車両搭載性等とに優れた車両のハイブリッドシステムにおいて、エンジンの始動要求があった場合に、その始動要求に応じた適切な始動を可能にすることを課題とする。
前記課題を解決するため、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、請求項1に係る発明は、エンジンと、電動機及び発電機として作動可能な第1、第2モータジェネレータと、コントローラと、3つの回転要素を備えた差動回転機構とを有し、該差動回転機構の第1回転要素にエンジンが、第2回転要素に第1モータジェネレータが、第3回転要素に駆動輪と連結している駆動軸がそれぞれ連結され、かつ、該駆動軸に前記第2モータジェネレータが連結されたハイブリッドシステムであって、締結することにより前記第1回転要素の回転を制止するブレーキと、該ブレーキを駆動するアクチュエータとを有し、前記コントローラは、前記エンジン停止状態且つ、少なくとも前記第2モータジェネレータにて走行中に、前記エンジンの始動要求があったときに、その要求が迅速な始動要求であるか否かを判定し、更に、迅速な始動要求であると判定されたときは、前記ブレーキを解放状態となるように前記アクチュエータを制御して、エンジンを始動させる電動機として前記第1モータジェネレータを制御し、迅速な始動要求でないと判定されたときは、前記ブレーキを解放状態となるように前記アクチュエータを制御して、前記駆動軸の回転によってエンジンが始動するように、前記第1モータジェネレータを発電機として制御する、ように構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記コントローラは、前記エンジンの始動要求があった場合において、迅速な始動要求であるときは、前記第1モータジェネレータの出力を増大させる、ように構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記コントローラは、前記第1モータジェネレータの出力を増大させるときは、予め設定された所定の上限出力を超えて増大させる、ように構成されていることを特徴とする。
ここで、前記所定の上限出力とは、長時間超えると、第1モータジェネレータの耐久性が低下するおそれが生じるが、エンジンを作動させるために短時間超えるだけでは、耐久性を低下させるおそれがない出力値を言う。
また、請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係る発明において、前記コントローラは、当該車両に対する要求駆動力が所定値以上となったときに、迅速な始動要求であると判定する、ように構成されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に係る発明において、前記コントローラは、前記第1モータジェネレータ及び第2モータジェネレータに接続されるバッテリの残容量が所定量未満となった場合に、迅速な始動要求でないと判定する、ように構成されていることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1項に係る発明において、前記コントローラは、前記エンジンの始動要求があった場合において、迅速な始動要求でないときは、前記エンジンを始動させるときに、前記第2モータジェネレータの出力を増大させる、ように構成されていることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、エンジンと、電動機及び発電機として作動可能な第1、第2モータジェネレータと、3つの回転要素を備えた差動回転機構とを有し、該差動回転機構の第1回転要素にエンジンが、第2回転要素に第1モータジェネレータが、第3回転要素に駆動輪と連結している駆動軸がそれぞれ連結され、かつ、該駆動軸に前記第2モータジェネレータが連結されたハイブリッドシステムであって、締結することにより前記第1回転要素の回転を制止するブレーキと、制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記エンジン停止状態且つ、少なくとも前記第2モータジェネレータにて走行中に、前記エンジンの始動要求があったときに、その要求が迅速な始動要求であるか否かを判定し、迅速な始動要求であると判定されたときは、前記ブレーキを解放状態として、エンジンを始動させる電動機として前記第1モータジェネレータを作動させ、迅速な始動要求でないと判定されたときは、前記ブレーキを解放状態として、前記駆動軸の回転によってエンジンが始動するように、前記第1モータジェネレータを発電機として作動させることを特徴とする。
前記の構成により、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に係る発明によれば、駆動軸に連結された第2モータジェネレータを作動させることにより、その出力によって前記駆動軸を介して当該車両が駆動されることになる。また、ブレーキを締結して、差動回転機構における第1回転要素の回転を制止すると共に、第1モータジェネレータを作動させれば、該第1モータジェネレータの出力が前記差動回転機構の第2回転要素から第3回転要素を介して駆動軸に伝達され、所定運転領域において、車両が第1モータジェネレータの出力によって駆動されることになる。
したがって、前記所定運転領域で、第2モータジェネレータを作動させながら、前記ブレーキを締結し、かつ第1モータジェネレータを作動させれば、車両は、第2モータジェネレータからの駆動力に加えて、第1モータジェネレータからの駆動力によっても駆動されることになる。
これにより、第2モータジェネレータやインバータの大型化を回避し、車両搭載性の悪化や車両重量の増大等を抑制しながら、モータ走行領域を高駆動力側まで拡大して、さらなる省エネルギ化を達成することが可能となる。
また、上記の構成によれば、差動回転機構の第2回転要素を停止させ或いは第1モータジェネレータをエンジンに対する負荷として作動させるなどにより、エンジン出力を駆動軸に出力することが可能となり、第2モータジェネレータからの駆動力またはそれに第1モータジェネレータからの駆動力を加えて走行するモータ走行領域においてエンジンを始動させる制御が行われることがある。
この場合、エンジンの始動要求があったときには、迅速な始動要求であるか否かを判定するので、第1モータジェネレータを電動機として作動させてエンジンを迅速に始動させるか、第1モータジェネレータを発電機として作動させ、駆動軸の回転によりエンジンを始動させるかを選択することができる。
したがって、エンジンの始動要求があった場合に、常に第1モータジェネレータを電動機として作動させてエンジンを始動させることに伴うエネルギの損失がなくなる。
さらに、要求駆動力が所定値以上の場合に迅速な始動要求であると判定する場合には、その要求が迅速な始動要求でないときにエンジンが迅速に始動することによって運転者にアクセル操作上の違和感を感じさせるということがない。
また、請求項2に係る発明によれば、エンジンの始動要求が迅速な始動要求である場合に、第1モータジェネレータの出力を増大させることにより、エンジンを迅速かつ確実に始動させることが可能となる。
また、請求項3に係る発明によれば、第1モータジェネレータは、予め設定した所定の上限出力を一時的に超えて増大させることにより、さらに迅速かつ確実にエンジンを始動させることが可能となる。
また、請求項4に係る発明によれば、要求駆動力が所定値以上の場合に迅速な始動要求であると判定するので、その要求が迅速な始動要求でないときにエンジンが迅速に始動することによって運転者にアクセル操作上の違和感を感じさせるということがない。
また、請求項5に係る発明によれば、バッテリ残容量が所定量未満となった場合に、迅速な始動要求でないと判定することにより、第1モータジェネレータを発電機として作動させることにより発生する発電量で迅速にバッテリ残容量を回復させることが可能となる。
また、請求項6に係る発明によれば、第2モータジェネレータの出力を増大させることにより、第1モータジェネレータを発電機として作動させることに伴う出力の減少を補償することが可能となり、出力の急激な減少に伴って車両の乗員に与える違和感を軽減することが可能となる。
また、請求項7に係る発明によれば、前記の請求項1で説明した効果と同様の効果が得られる。
本発明の実施形態に係るハイブリッドシステムの構造を示す骨子図である。 同システムの制御ブロック図である。 制御領域を示すマップである。 制御動作を示すフローチャートである。 駆動力制御機構の各領域における制御状態を示す模式図である。 他の制御例を示す駆動力制御機構の模式図である。 CSモードでの走行例を示すタイムチャートであり、図7(a)は、エンジンの始動要求が迅速な始動要求である場合を、図7(b)は迅速な始動要求でない場合をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、この実施形態に係るハイブリッドシステムの構造を示すもので、このシステムは、電動機及び発電機として作動する第1モータジェネレータ(以下、「第1MG」と記す)1と、同じく電動機及び発電機として作動する第2モータジェネレータ(以下、「第2MG」と記す)2と、エンジン3と、前記第1、第2MG1、2及びエンジン3が連結された駆動力制御機構4と、該駆動力制御機構4の出力により駆動される差動装置5とを有し、該差動装置5から左右に延びる車軸6、6に駆動輪(図示せず)が連結されている。なお、前記エンジン3と駆動力制御機構4との間にはダンパ7が介設されている。
前記駆動力制御機構4は、回転要素として、リングギヤ11、サンギヤ12及びキャリヤ13を有する遊星歯車機構10を有し、該遊星歯車機構10のリングギヤ11に、前記エンジン3が前記ダンパ7及び第1伝動軸21を介して連結され、サンギヤ12に、第2伝動軸22を介して前記第1MG1が連結され、キャリヤ13に、伝動歯車列23を介して出力軸24が連結されている。
また、前記第2MG2が第3伝動軸25及び減速歯車列26を介して前記出力軸24に連結され、該出力軸24が終減速歯車列27を介して前記差動装置5に連結されている。なお、この出力軸24は、特許請求の範囲における「駆動軸」に相当する。
さらに、駆動力制御機構4には、動力伝達経路切換用の摩擦締結要素として、前記遊星歯車機構10のリングギヤ11と該駆動力制御機構4のケース4aとの間に配置され、締結時にリングギヤ11の回転、即ちエンジン3の回転を制止するエンジンブレーキ41と、前記サンギヤ12とキャリヤ13との間に配置され、締結時に該サンギヤ12とキャリヤ13とを結合する直結クラッチ42と、前記サンギヤ12とケース4aとの間に配置され、締結時にサンギヤ12の回転を制止する減速ブレーキ43とが備えられている。
これらの摩擦締結要素41〜43は、それぞれ油圧アクチュエータ(図示せず)を有し、油圧制御回路44(図2参照)から作動圧が供給されたときに締結され、作動圧が排出されたときに解放されるようになっている。
また、図2に示すように、このハイブリッドシステムはコントローラ50を有し、該コントローラ50に、当該車両の車速を検出する車速センサ51からの信号、アクセルペダルの踏み込み量、換言すれば要求駆動力を検出するアクセルセンサ52からの信号、エンジン3の回転数を検出するエンジン回転数センサ53からの信号、及び、バッテリ54の残容量を0%〜100%で示すSOC(State Of Charge)の値を検出する残容量センサ55からの信号が入力されるようになっている。
そして、コントローラ50は、前記各信号が示す車両の状態に応じて、エンジン3の作動を制御するエンジン制御モジュール61と、前記油圧制御回路44を介して摩擦締結要素41〜43を締結または解放させることにより前記駆動力制御機構4の動力伝達状態を制御する駆動力制御モジュール62と、前記第1、第2MG1、2の作動及び前記バッテリ54の充放電を制御するインバータ63とに、それぞれ制御信号を出力するようになっている。
なお、このコントローラ50には、図示しないが、以上のセンサの他、減速回生制御のためのブレーキペダルの踏み込みを検出するブレーキセンサ等の各種のセンサやスイッチからの信号も入力される。また、前記エンジン制御モジュール61と駆動力制御モジュール62とを一体化し、単一の制御モジュールでエンジン3の制御と摩擦要素41〜43の制御とを行うようにしてもよい。
次に、前記コントローラ50によるハイブリッドシステムの制御動作について説明する。
図3に示すように、このハイブリッドシステムでは、駆動力制御モードとして、チャージ・ディプリーティングモード(以下、「CDモード」と記す)と、チャージ・サステイニングモード(以下、「CSモード」と記す)とが設定されている。
CDモードは、SOCの値が前記第1所定値C1以上の場合に選択されるモードであって、省エネルギ性を重視して当該車両の全運転領域でモータ走行が実施されるモードであり、図3(a)に示すように、運転領域が、要求駆動力が第1所定駆動力F1(所定車速以上では車速の関数)未満の低駆動力領域A1と、要求駆動力が前記第1所定駆動力F1以上の高駆動力領域A2とに分割されている。そして、低駆動力領域A1では第2MG2の駆動力のみで走行し、高駆動力領域A2では第1、第2MG1、2の駆動力で走行するようになっている。
一方、CSモードは、SOCの値が第1所定値C1未満の場合に選択されるモードであって、運転領域が、要求駆動力が前記第1所定駆動力F1より大きい第2所定駆動力F2未満で、車速が所定車速V(要求駆動力の関数)未満のモータ走行領域Aと、要求駆動力が前記第2所定駆動力F2未満で、車速が前記所定車速V以上のエンジン走行領域Bと、要求駆動力が前記第2所定駆動力F2以上のエンジン・モータ併用走行領域Cとに分割されている。
そして、前記モータ走行領域Aは、さらに要求駆動力が前記第1所定駆動力F1未満の低駆動力領域A1’と、要求駆動力が前記第1所定駆動力F1以上の高駆動力領域A2’とに分割され、前記CDモードと同様、低駆動力領域A1’では、第2MG2の駆動力のみで走行し、高駆動力領域A2’では、第1、第2MG1、2の駆動力で走行するようになっている。
また、前記エンジン走行領域Bは、要求駆動力が前記第2所定駆動力F2より小さい第3所定駆動力F3未満の低駆動力領域B1と、要求駆動力が該第3所定駆動力F3以上の高駆動力領域B2とに分割され、低駆動力領域B1では、エンジン出力をそのまま車両の駆動力として走行し、高駆動力領域B2では、エンジン出力を増大させて(回転数を減速して)走行するようになっている。
以上の構成において、コントローラ50は、残容量センサ55からSOCの値を取得し、その値に基づいてCDモードとCSモードのいずれか一方のモードを選択すると共に、車速センサ51及びアクセルセンサ52からの信号が示す車速と要求駆動力とに基づき、現在の運転状態が図3に示すいずれの運転領域に属するかを判定する。
また、CSモードのモータ走行領域Aにおける走行中にエンジン3の始動が要求されたときは、コントローラ50はその要求が迅速な始動要求か否かを判定し、それに応じた方法でエンジン3を作動させる制御を行う。
そして、それぞれの領域に応じた走行状態となるように、前記エンジン制御モジュール61、駆動力制御モジュール62及びインバータ63にそれぞれ制御信号を出力し、第1、第2MG1、2の作動、エンジン3の作動、駆動力制御機構4におけるエンジンブレーキ41、直結クラッチ42、減速ブレーキ43の締結、解放の制御を行うようになっている。
なお、前記のように、直結クラッチ42は、遊星歯車機構10のサンギヤ12とキャリヤ13との間に配置されているところ(図1参照)、図5では、便宜上、リングギヤ11とサンギヤ12との間に直結クラッチ42を図示しているが、いずれの場合でも同様の作用を奏する。
次に、前記モードと運転領域とに応じた駆動力制御の具体的動作を、図4のフローチャートと、図5の駆動力制御機構4の動力伝達状態を示す模式図とを用いて説明する。
まず、コントローラ50は、フローチャートのステップS1で、前記センサ51〜53、55からの信号を入力し、ステップS2で、SOCの値が前記第1所定値C1以上か否かに応じてCDモード又はCSモードのいずれかのモードを選択する。
そして、全運転領域でモータ走行を実行するCDモードを選択したときは、次にステップS3で、アクセルセンサ52から信号で示される運転者の要求駆動力が第1所定駆動力F1以上か否かを判定し、該第1所定駆動力F1未満で、運転状態が図3(a)の低駆動力領域A1にあるときは、ステップS4〜S6に従い、エンジンブレーキ41、直結クラッチ42及び減速ブレーキ43をいずれも解放する。
このとき、図5(a)に示すように、遊星歯車機構10のリングギヤ11とサンギヤ12はフリーな状態となり、駆動力制御機構4は、第2MG2からの駆動力のみを減速歯車列26を介して出力軸24に出力可能な状態となる。したがって、コントローラ50は、ステップS7で、第2MG2のみを作動させ、車両は第2MGからの駆動力によって駆動される。
また、前記ステップS3で、要求駆動力が第1所定駆動力F1以上と判定され、運転状態が図3(a)の高駆動力領域A2にあるときは、コントローラ50は、ステップS8〜S10に従い、エンジンブレーキ41を締結し、直結クラッチ42及び減速ブレーキ43を解放する。
このとき、図5(b)に示すように、駆動力制御機構4においては、遊星歯車機構10におけるリングギヤ11の回転が制止されることにより、第1MG1の出力をサンギヤ12及びキャリヤ13を介して出力軸24に伝達可能な状態となり、コントローラ50は、ステップS11で、第2MG2に加えて第1MG1も作動させる。これにより、出力軸24には、第2MG2からの駆動力に加えて第1MG1からの駆動力も出力され、車両は要求された高駆動力で走行することになる。
一方、CSモードを選択したときは、コントローラ50は、ステップS17で、要求駆動力が前記第1所定駆動力F1より大きな第2所定駆動力F2以上か否かを判定し、該第2所定駆動力F2未満の場合は、さらにステップS18で、車速が所定車速V以上か否かを判定する。そして、車速が所定車速V未満のときは、CDモードの場合と同様、前記ステップS3〜S11によるモータ走行制御を実行する。
つまり、要求駆動力が第1所定駆動力F1未満で、運転状態が図3(b)の低駆動力領域A1’にあるときは、エンジンブレーキ41、直結クラッチ42及び減速ブレーキ43をいずれも解放し、第2MGからの駆動力のみによって車両を駆動し(ステップS7)、要求駆動力が第1所定駆動力F1以上で、運転状態が高駆動力領域A2’にあるときは、エンジンブレーキ41を締結し、直結クラッチ42及び減速ブレーキ43を解放して、第2MG2からの駆動力に、第1MG1からの駆動力を加えて車両を駆動する(ステップS11)。
次に、コントローラ50は、CSモードのモータ走行領域Aにおいて走行しているときに、ステップS13で、残容量センサ55からの信号を基に、SOCの値が第1所定値C1より小さい第2所定値C2以上か否かを判定する。
そして、ステップS13でSOCの値が該第2所定値C2以上と判定されたとき、コントローラ50は、ステップS16で、アクセルセンサ52から信号で示される運転者の要求駆動力が第2所定駆動力F2以上か否かを判定する。これにより、要求駆動力が該第2所定駆動力F2未満と判定され、運転状態が図3(a)の高駆動力領域A2’にあるときは、車両は第1MG1及び第2MG2からの駆動力での走行を続ける。
また、ステップS16で、要求駆動力が第2所定駆動力F2以上であると判定されたとき、コントローラ50はエンジン3の迅速な始動要求があったものとして、後述するステップS28〜S30に従い、エンジンブレーキ41、直結クラッチ42及び減速ブレーキ43をいずれも解放し、ステップS31〜ステップS36に従い、エンジン3及び第2MG2を作動させ、これにより、車両はエンジン3及び第2MG2の駆動力により走行することになる。
また一方、ステップS13で、SOCの値が前記第2所定値C2以上と判定されたとき、コントローラ50は、エンジン3の始動要求があったが迅速な始動要求ではないとして、ステップS14で、エンジンブレーキ41が締結された状態であれば、エンジンブレーキ41を解放する。
このとき、コントローラ50は、ステップS15で第1MG1を発電機として作動させ、これにより、出力軸24には第2MG2のみからの駆動力が出力される。そして、駆動力制御機構4においては、第1MG1が発電機として作動することにより、第1MG1がエンジン3に対する負荷となり、遊星歯車機構10の構造上、出力軸24の回転がキャリア13を介してリングギヤ11に伝達されてエンジン3が始動することになる。
そして、エンジン3の始動後、コントローラ50は第2MG2を非作動とし、車両はエンジン3のみの駆動力で走行することになる。このとき、コントローラ50は、SOCの値が少なくとも前記第2所定値C2以上となるまでは第1MG1を発電機として作動させ、第2MG2を非作動とし、車両はエンジン3のみの駆動力で走行を続ける。
その後、コントローラ50は、再度ステップS1で、残容量センサ55からSOCの値を入力し、ステップS2で、該SOCの値が第1所定値C1以上か否かに応じてCDモード又はCSモードのいずれかのモードを選択し、各ステップに従い、車両が属する運転領域に応じた制御を実行することになる。
また、要求駆動力が前記第2所定駆動力F2未満で、車速が所定車速V以上のとき、即ち、運転状態が図3(b)のエンジン走行領域Bにあるときは、ステップS19〜S27のエンジン走行制御を実行し、まず、ステップS19で、要求駆動力が前記第2所定駆動力F2より小さな第3所定駆動力F3以上か否かを判定する。
そして、要求駆動力が第3所定駆動力F3未満で、運転状態が図3(b)の低駆動力領域B1にあるときは、ステップS20〜S22に従い、エンジンブレーキ41及び減速ブレーキ43を解放し、直結クラッチ42を締結する。
これにより、図5(c)に示すように、駆動力制御機構4において、遊星歯車機構10はリングギヤ11とサンギヤ12とが結合され、全体が一体回転する状態となる。そして、この状態でエンジン3を作動させれば、該エンジン3の出力は増大されることなく、キャリヤ13を介して出力軸24にそのまま出力される。したがって、ステップS23でエンジン3を作動させることにより、車両はエンジン3の出力によって直接駆動されることになる。
また、前記ステップS19で、要求駆動力が第3所定駆動力F3以上と判定され、運転状態が図3(b)の高駆動力領域B2にあるときは、ステップS24〜S26に従い、エンジンブレーキ41及び直結クラッチ42を解放し、減速ブレーキ43を締結する。
このとき、図5(d)に示すように、駆動力制御機構4の遊星歯車機構10は、サンギヤ12の回転が制止されることにより、エンジン3の出力は、リングギヤ11からキャリヤ13を介して出力軸24へ増大されて(減速されて)出力される。したがって、ステップS27でエンジンを作動させることにより、車両は前記低駆動力領域B1の場合に比べて、大きな駆動力でエンジン走行することになる。
さらに、前記ステップS17で、要求駆動力が前記第2所定駆動力F2以上と判定され、運転状態が、図3(b)のエンジン・モータ併用走行領域Cにあるときは、コントローラ50は、まず、ステップS28〜S30に従い、エンジンブレーキ41、直結クラッチ42及び減速ブレーキ43をいずれも解放する。
そして、次にステップS31で、車速とアクセル踏み込み量とから、出力軸24に出力すべき目標駆動力を決定し、ステップS32で、予め設定されたエンジンの燃費率マップから燃費率が最も低くなるエンジン3の出力と回転数とを読み出し、これらを目標出力及び目標回転数として決定する。そして、ステップS33で、この目標出力となるように、エンジン3にスロットル開度指令を出力する。
また、ステップS35で、前記目標出力のもとでエンジン回転数が前記目標回転数となるように、エンジン3に作用する第1MG1の負荷、即ち第1MG1の発電量を決定し、エンジン3により、この発電量が得られるように第1MG1を作動させる。
このとき、エンジン3の出力は、一部が遊星歯車機構10のキャリヤ13を介して出力軸24に出力されると共に、他の一部はサンギヤ12を介して第1MG1を駆動し、該第1MG1を発電機として作動させる。そして、ステップS35で、前記第1MG1の発電電力を用いて第2MG2を駆動する。
その場合に、第2MG2から出力軸24に出力される駆動力と、前記目標出力に対応するエンジン3から出力軸24に出力される駆動力との和が前記目標駆動力となるように、第2MG2を駆動する電力の過不足がインバータ63を介してバッテリ54との間で調整される。
これにより、出力軸24には、エンジン3と第2MG2とにより、第2所定駆動力F2以上の目標駆動力に制御された駆動力が出力されることになり、ステップS36として、車両は要求に応じた大きな駆動力で走行することになる。
なお、前記ステップS23、S27のエンジン直結走行制御及びエンジン減速走行制御においては、図5(c)、(d)に示すように、第1、第2MG1、2を非作動としたが、図6(c’)に示すように、エンジン直結走行制御では、第1MG1及び/又は第2MG2を電動機として作動させて、これらの駆動力をエンジン3の駆動力に付加して出力軸24に出力してもよい。また、第1MG1及び/又は第2MG2を発電機として作動させることも可能である。
また、図6(d’)に示すように、エンジン減速走行制御においては、第2MG2を電動機として作動させて、その駆動力をエンジン3の駆動力に付加して出力軸24に出力してもよい。また、この第2MG2を発電機として作動させることも可能である。
さらに、ステップS36のエンジン・モータ併用走行状態では、図5(e)に示すように、第1MG1を発電機として作動させ、その発電電力を用いて第2MG2を駆動するようにしたが、図6(e’)に示すように、第2MG2を発電機として作動させ、その発電電力を用いて第1MG1を駆動し、その駆動力をエンジン3の駆動力に付加するようにしてもよい。
次に、当該車両の走行時における具体的な駆動制御例を、図7のタイムチャートを用いて説明する。
図7(a)にタイムチャートを示すCSモードの走行例では、車両の発進時、符号aで示すように要求駆動力が前記第1所定駆動力F1より大きい第2所定駆動力F2未満で、かつ車速が所定車速V未満であり(領域A2’)、したがって、第1MG1及び第2MG2が作動し、エンジンブレーキ41は締結され、車両は該第1MG1及び第2MG2の駆動力によって発進する。
その後、アクセルペダルが踏み込まれ、符号bで示すように要求駆動力が前記第2所定駆動力F2以上となると(領域C)、エンジン3の迅速な始動が要求されているとして、エンジンブレーキ41が解放されてエンジン3が作動すると共に、このエンジン3の出力を出力軸24に出力させるために第1MG1が発電機として作動し、その発電電力を用いて第2MG2が駆動される。したがって、車両はエンジン3の駆動力と第2MG2の駆動力とで駆動され、エンジン・モータ併用走行状態となる。
このとき、エンジン3の始動は、符号cで示すように、第1MG1を始動用電動機として作動させることにより行われ、その後、前記のように、第1MG1を発電機として作動させる。またこのとき、エンジン3が始動を開始するまでの間、第1MG1の出力は所定の上限出力P以上となるよう制御され、これにより、エンジン3は迅速かつ確実に始動することになる。
ここで、該所定の上限出力Pは、長時間超えると、第1MG1の耐久性が低下するおそれが生じるが、エンジン3を始動させるために短時間超えるだけでは、耐久性を低下させるおそれがない出力値である。
そして、要求駆動力が前記第2駆動力F2未満となると、車両はモータ走行状態に移行する。図7(a)に示す制御例では、符号dで示すように要求駆動力が前記第1駆動力F1未満となり、車両は第1MG1のみの駆動力で走行する。
そして、減速時には、符号eで示すように、第2MG2が発電機として作動し、減速回生を行う。
一方、図7(b)にタイムチャートを示すCSモードの走行例では、車両の発進後、図7(a)の走行例と同様、第1MG1及び第2MG2が作動し、エンジンブレーキ41は締結され、車両は該第1MG1及び第2MG2の駆動力によって走行する。
その後、SOCの値が、符号fで示すように前記第2所定値C2未満となると、エンジン3の迅速でない始動要求がされているとして、エンジンブレーキ41は解放され、第1MG1が発電機として作動し、出力軸24の回転によりエンジン3が始動する。
このとき、符号gで示すように、エンジン3の始動時には第2MG2の出力が増大するよう制御され、これにより、第1MG1は発電機として作動することに伴う出力の減少が、第2MG2の出力によって補償されることとなる。
以上のように、この実施形態に係るハイブリッドシステムによれば、エンジン3の始動用電動機として、また、エンジン・モータ併用走行領域Cにおいて第2MG2への電力供給用発電機として用いられる第1MG1が、CSモードにおけるモータ走行領域Aの高駆動力領域A2’おいて、第2MG2と共に車両駆動用として用いられる。したがって、第2MG2の大型化を回避しながら、モータ走行領域Aが高駆動力側まで拡大されることになる。
さらに、CSモードにおけるモータ走行領域Aでの走行中、エンジン3の始動要求があったときに、コントローラ50は、急加速などにより要求駆動力が増大したことにより、迅速な始動が要求されているのか、或はバッテリ54の残容量が低下したことにより、迅速な始動は要求されていないのかを判定される。したがって、エンジン3は、その始動要求の態様に応じて適切に始動されることになる。
本願発明は、エンジンと2つのモータジェネレータとを備えた車両のハイブリッドシステムにおいて、該システムの車両搭載性や車両重量の増大を抑制しながら、さらなる省エネルギ化が可能となるので、この種の車両の製造産業分野において、好適に利用される可能性がある。
1 第1モータジェネレータ(第1MG)
2 第2モータジェネレータ(第2MG)
3 エンジン
10 差動回転機構(遊星歯車機構)
11 第1回転要素(リングギヤ)
12 第2回転要素(サンギヤ)
13 第3回転要素(キャリヤ)
41 ブレーキ(エンジンブレーキ)
50 コントローラ
54 バッテリ
55 残容量センサ

Claims (7)

  1. エンジンと、電動機及び発電機として作動可能な第1、第2モータジェネレータと、コントローラと、3つの回転要素を備えた差動回転機構とを有し、該差動回転機構の第1回転要素にエンジンが、第2回転要素に第1モータジェネレータが、第3回転要素に駆動輪と連結している駆動軸がそれぞれ連結され、かつ、該駆動軸に前記第2モータジェネレータが連結されたハイブリッドシステムであって、
    締結することにより前記第1回転要素の回転を制止するブレーキと、該ブレーキを駆動するアクチュエータとを有し、
    前記コントローラは、
    前記エンジン停止状態且つ、少なくとも前記第2モータジェネレータにて走行中に、前記エンジンの始動要求があったときに、その要求が迅速な始動要求であるか否かを判定し、更に、
    迅速な始動要求であると判定されたときは、前記ブレーキを解放状態となるように前記アクチュエータを制御して、エンジンを始動させる電動機として前記第1モータジェネレータを制御し、
    迅速な始動要求でないと判定されたときは、前記ブレーキを解放状態となるように前記アクチュエータを制御して、前記駆動軸の回転によってエンジンが始動するように、前記第1モータジェネレータを発電機として制御する、ように構成されていることを特徴とするハイブリッドシステム。
  2. 前記コントローラは、前記エンジンの始動要求があった場合において、迅速な始動要求であるときは、前記第1モータジェネレータの出力を増大させる、ように構成されていることを特徴とする請求項1記載のハイブリッドシステム。
  3. 前記コントローラは、前記第1モータジェネレータの出力を増大させるときは、予め設定された所定の上限出力を超えて増大させる、ように構成されていることを特徴とする請求項2記載のハイブリッドシステム。
  4. 前記コントローラは、当該車両に対する要求駆動力が所定値以上となったときに、迅速な始動要求であると判定する、ように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイブリッドシステム。
  5. 前記コントローラは、前記第1モータジェネレータ及び第2モータジェネレータに接続されるバッテリの残容量が所定量未満となった場合に、迅速な始動要求でないと判定する、ように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイブリッドシステム。
  6. 前記コントローラは、前記エンジンの始動要求があった場合において、迅速な始動要求でないときは、前記エンジンを始動させるときに、前記第2モータジェネレータの出力を増大させる、ように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のハイブリッドシステム。
  7. エンジンと、電動機及び発電機として作動可能な第1、第2モータジェネレータと、3つの回転要素を備えた差動回転機構とを有し、該差動回転機構の第1回転要素にエンジンが、第2回転要素に第1モータジェネレータが、第3回転要素に駆動輪と連結している駆動軸がそれぞれ連結され、かつ、該駆動軸に前記第2モータジェネレータが連結されたハイブリッドシステムであって、
    締結することにより前記第1回転要素の回転を制止するブレーキと、制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記エンジン停止状態且つ、少なくとも前記第2モータジェネレータにて走行中に、前記エンジンの始動要求があったときに、その要求が迅速な始動要求であるか否かを判定し、迅速な始動要求であると判定されたときは、前記ブレーキを解放状態として、エンジンを始動させる電動機として前記第1モータジェネレータを作動させ、迅速な始動要求でないと判定されたときは、前記ブレーキを解放状態として、前記駆動軸の回転によってエンジンが始動するように、前記第1モータジェネレータを発電機として作動させることを特徴とするハイブリッドシステム。
JP2012118866A 2012-05-24 2012-05-24 ハイブリッドシステム Expired - Fee Related JP6065412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012118866A JP6065412B2 (ja) 2012-05-24 2012-05-24 ハイブリッドシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012118866A JP6065412B2 (ja) 2012-05-24 2012-05-24 ハイブリッドシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013244795A true JP2013244795A (ja) 2013-12-09
JP6065412B2 JP6065412B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=49844928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012118866A Expired - Fee Related JP6065412B2 (ja) 2012-05-24 2012-05-24 ハイブリッドシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6065412B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109080440A (zh) * 2017-06-13 2018-12-25 郑州宇通客车股份有限公司 三轴式行星排混合动力系统及包括该动力系统的车辆

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000023310A (ja) * 1998-07-02 2000-01-21 Aqueous Reserch:Kk ハイブリッド型車両
JP2003011682A (ja) * 2001-07-05 2003-01-15 Hitachi Unisia Automotive Ltd ハイブリッド車両の動力伝達装置
JP2004143957A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Toyota Motor Corp 自動車および内燃機関の始動制御装置並びに内燃機関の始動方法
JP2005081931A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを搭載する自動車
JP2005348559A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを搭載するハイブリッド車並びに動力出力装置の制御方法
JP2006183547A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両のエンジン始動装置
JP2009126449A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Toyota Motor Corp 車両、内燃機関の始動制御装置及び内燃機関の始動方法
US20090281694A1 (en) * 2008-05-06 2009-11-12 Gm Global Technology Operations, Inc. Method and Apparatus for Transitioning an Electrically Variable Transmission
JP2010254179A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000023310A (ja) * 1998-07-02 2000-01-21 Aqueous Reserch:Kk ハイブリッド型車両
JP2003011682A (ja) * 2001-07-05 2003-01-15 Hitachi Unisia Automotive Ltd ハイブリッド車両の動力伝達装置
JP2004143957A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Toyota Motor Corp 自動車および内燃機関の始動制御装置並びに内燃機関の始動方法
JP2005081931A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを搭載する自動車
JP2005348559A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを搭載するハイブリッド車並びに動力出力装置の制御方法
JP2006183547A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両のエンジン始動装置
JP2009126449A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Toyota Motor Corp 車両、内燃機関の始動制御装置及び内燃機関の始動方法
US20090281694A1 (en) * 2008-05-06 2009-11-12 Gm Global Technology Operations, Inc. Method and Apparatus for Transitioning an Electrically Variable Transmission
JP2010254179A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109080440A (zh) * 2017-06-13 2018-12-25 郑州宇通客车股份有限公司 三轴式行星排混合动力系统及包括该动力系统的车辆
CN109080440B (zh) * 2017-06-13 2023-10-03 宇通客车股份有限公司 三轴式行星排混合动力系统及包括该动力系统的车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP6065412B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5915744B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5045431B2 (ja) ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置
US10112601B2 (en) Driving device for a hybrid vehicle
WO2010137123A1 (ja) 車両用動力伝達装置の変速制御装置
WO2015008395A1 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
WO2013005844A1 (ja) 制御装置
WO2013186924A1 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
JPWO2014006717A1 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2016055759A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JPWO2014083705A1 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
JP2015143072A (ja) ハイブリッド車両
JPWO2012111111A1 (ja) ハイブリッド車両
WO2015004817A1 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2019196794A (ja) 車両の変速制御装置
JP2005125876A (ja) ハイブリッド車の駆動装置
WO2012101798A1 (ja) 車両および車両の制御方法
JP5760958B2 (ja) ハイブリッド車両用動力伝達装置の制御装置
JPWO2012105043A1 (ja) 車両用制御装置
JP6145968B2 (ja) ハイブリッドシステム
JP2009274487A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6065412B2 (ja) ハイブリッドシステム
JP6065413B2 (ja) ハイブリッドシステム
JP5838870B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2012148645A (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP3925723B2 (ja) パラレルハイブリッド車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6065412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees