JP2013244572A - テレスコピックカバーの着脱自在な差込型ブレード - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレードをテレスコピックカバーのカバーに簡単、容易に着脱するとともに、テレスコピックカバーのあらゆる摺動状態に対応して、ブレードをスリット内に安全、確実に保持する。
【解決手段】テレスコピックカバーのカバー2裏面にホールダー11の後方部分11fを固定して、ホールダー11の中央部分11cに段差13を付けて傾斜させて、ホールダー11とカバーと2の間にスリット14を形成するとともに、このスリット14の内部に丸棒状のローラー5を摺動可能に挿填し、このスリット14にブレード3を差し込んで確実に保持する。
【選択図】図7
【解決手段】テレスコピックカバーのカバー2裏面にホールダー11の後方部分11fを固定して、ホールダー11の中央部分11cに段差13を付けて傾斜させて、ホールダー11とカバーと2の間にスリット14を形成するとともに、このスリット14の内部に丸棒状のローラー5を摺動可能に挿填し、このスリット14にブレード3を差し込んで確実に保持する。
【選択図】図7
Description
本発明は、工作機械を覆うとともに、工作機械の主軸頭、ベッド、テーブル、コラム、ピストン、シリンダー、ATCカバー等の移動機構に従って摺動するテレスコピックカバーに着脱自在に取り付ける薄金属板の差込型ブレードに関するものである。
切削機械で金属の切削を行う場合、金属を切削することによって発生する切削物やスパッター(以下切削物という)が、主軸頭等の移動機構を有する工作機械の移動機構に侵入すると、工作機械の移動機構のスムースな摺動に支障が発生し、移動機構に摩耗が生じて、工作機械の性能の悪化や故障を起こすおそれがあった。
特に、超高速切削機械で金属の切削を行う場合、切削物を排除や金属の発熱の抑えるために、切削機械の上部より切削個所に切削用水を供給することが多く、大量の切削用水が付近の工作機械の主軸頭等の移動機構に流入すると、工作機械の移動機構に錆や腐食が発生し、摺動性が悪化して工作機械の性能の低下を招いていた。
前述の問題に対処したテレスコピックカバーは種々あるが、一例としては、図1に示すような、ブレード3を着脱可能に設けたテレスコピックカバー1が存在し、このテレスコピックカバー1は、その一端のカバー2aを工作機械の移動機構4に固定し、工作機械の移動機構4の左右の動きに応じてカバー2a〜2dを左右に摺動させるようにしたものであり、
このテレスコピックカバー1のカバー2a〜2dは、その先端部分を下方に折り曲げてストッパー9を形成するとともに、カバー2a〜2dにホールダー11を固定して、カバー2a〜2dの裏面とホールダーの表面の間にスリットを形成して、このスリットにブレード3を着脱可能に挿填したものである。
このテレスコピックカバー1のカバー2a〜2dは、その先端部分を下方に折り曲げてストッパー9を形成するとともに、カバー2a〜2dにホールダー11を固定して、カバー2a〜2dの裏面とホールダーの表面の間にスリットを形成して、このスリットにブレード3を着脱可能に挿填したものである。
しかし、前述したテレスコピックカバー1においては、
ブレード3をスリット14に挿入する際に発生するストッパー9の保持力とホールダー11の弾性力によってブレード3を挟み込むことによって、ブレード3をカバー2a〜2dの摺動作業中に抜け落ちたりすることなく、ブレード3をカバー2a〜2dに安定に保持できると考えられたが、しかし、昨今の超高速で摺動するテレスコピックカバーにおいては、ストッパー9の保持力とホールダー11の弾性力だけでは、テレスコピックカバー1の摺動作業中のブレード3の抜け落ちを完全に防止できないという問題が発生した。
ブレード3をスリット14に挿入する際に発生するストッパー9の保持力とホールダー11の弾性力によってブレード3を挟み込むことによって、ブレード3をカバー2a〜2dの摺動作業中に抜け落ちたりすることなく、ブレード3をカバー2a〜2dに安定に保持できると考えられたが、しかし、昨今の超高速で摺動するテレスコピックカバーにおいては、ストッパー9の保持力とホールダー11の弾性力だけでは、テレスコピックカバー1の摺動作業中のブレード3の抜け落ちを完全に防止できないという問題が発生した。
また、このブレード3を着脱可能に設けたテレスコピックカバー1を改良したものとしては、図2と図3に示すように、
カバー2の先端部分を下方に20〜30度折り曲げて折込線6を付けて上部ガイド部15uとし、
ブレード3の前方部を下方に20〜35度折り曲げてホールド線12を付けて、このホールド線12を境に、その前方部分をブレード部8とするとともに、その後方部分を差込部7とし、
ホールダー11の前方部分11fを下方に23〜35度折り曲げてストッパー線17を付けて、その前方部分11fを下部ガイド部15bとし、
ホールダー11の中央部分11cと後方部分11bの間に段差13を付けて、その中央部分11cを3〜30度に傾斜させた形状にし、
カバー2の中央部分10の裏面に、ホールダー11の後方部分11bの表面を固定して、カバー2の中央部分10の裏面とホールダー11の中央部分11cの表面との間にスリット14を形成するとともに、
カバー2の折込線6とホールダー11ストッパー線17とを合致するように構成し、さらに、ホールダー11の前方部分11fの先端である下部ガイド15bは、カバー2の上部ガイド15uの先端より突出させた構造のテレスコピックカバーが存在する。
カバー2の先端部分を下方に20〜30度折り曲げて折込線6を付けて上部ガイド部15uとし、
ブレード3の前方部を下方に20〜35度折り曲げてホールド線12を付けて、このホールド線12を境に、その前方部分をブレード部8とするとともに、その後方部分を差込部7とし、
ホールダー11の前方部分11fを下方に23〜35度折り曲げてストッパー線17を付けて、その前方部分11fを下部ガイド部15bとし、
ホールダー11の中央部分11cと後方部分11bの間に段差13を付けて、その中央部分11cを3〜30度に傾斜させた形状にし、
カバー2の中央部分10の裏面に、ホールダー11の後方部分11bの表面を固定して、カバー2の中央部分10の裏面とホールダー11の中央部分11cの表面との間にスリット14を形成するとともに、
カバー2の折込線6とホールダー11ストッパー線17とを合致するように構成し、さらに、ホールダー11の前方部分11fの先端である下部ガイド15bは、カバー2の上部ガイド15uの先端より突出させた構造のテレスコピックカバーが存在する。
そして、ブレード3の差込部7を、カバー2の上部ガイド部15uとホールダー11の下部ガイド部15dとの間より、ホールダー11のストッパー線17の弾力に抗して押し開いて、カバー2とホールダー11の間のスリット14に差し込んで、ブレード3のホールド線21をカバー2の折曲線6とホールダー11のストッパー線17に合致させて押圧する保持力によって、ブレード3をスリット14内に着脱可能に保持したものである。
通常の場合、前述したテレスコピックカバー1においては、ブレード3を0.3kgの力で引っ張っても、前述したブレード3の差込部7がスリット14より抜け落ちることがないが、しかし、ブレード3を0.3〜1kgの力で引っ張ると、ブレード3のホールド線12がカバー2の折曲線6とホールダー11のストッパー線17の保持力より逸脱して、ブレード3がスリット14より抜け落ちるという不都合が発生することがある。
特開2008−279523公報
特開2009−291866公報
本発明は、ブレードをテレスコピックカバーのカバーとホールダーで形成した丸棒状のローラーを挿填したスリットに差し抜きするだけという単純な作業で、ブレードをカバーに簡単、容易に着脱するとともに、テレスコピックカバーのあらゆる摺動状態に対応して、ブレードをスリット内に安全、確実に保持して、ブレードとしての機能を十分発揮させることに目的がある。
本発明は、テレスコピックカバーの着脱自在な差込型ブレードに関するものであって、
金属薄板で形成したテレスコピックカバーのカバーの裏面に、幅がカバーの内側の幅と同じで、長さがカバーより短いホールダーの後方部分を固定して、
ホールダーの中央部分に0.5〜2mmの段差を付けて、中央部分を3〜35度に傾斜させて、この中央部分とカバーとの間にスリットを形成し、
このスリットに、幅がカバーの幅と同じで、長さがスリットより若干短い極薄金属板のブレードを着脱自在に保持するについて、
カバーの先端部分を下方に20〜30度折り曲げて折曲線を付けて上部ガイド部を形成し、
ホールダーの前方部分を下方に23〜35度折り曲げてストッパー線を付けて、その前方部分を下部ガイド部とし、
ホールダーのストッパー線をカバーの折曲線に接触させるように構成するとともに、
ホールダーの中央部分とカバーとの間に形成したスリットの内部に丸棒状のローラーを摺動可能に挿填し、
さらに、ブレードの前方部分を下方に20〜35度折り曲げてホールド線を付けることによって、その前方部分をブレード部、その後方部分を差込部とし、
このブレードの差込部を、カバーの上部ガイド部とホールダーの下部ガイド部との間より、ホールダーのストッパー線の弾力に抗して押し開いて、丸棒状のローラーを挿填したスリットに差し込んで、ブレードのホールド線をカバーの折曲線とホールダーのストッパー線に合致させてブレードを押圧するとともに、ブレードを丸棒状のローラーによってロックして保持することに特徴がある。
金属薄板で形成したテレスコピックカバーのカバーの裏面に、幅がカバーの内側の幅と同じで、長さがカバーより短いホールダーの後方部分を固定して、
ホールダーの中央部分に0.5〜2mmの段差を付けて、中央部分を3〜35度に傾斜させて、この中央部分とカバーとの間にスリットを形成し、
このスリットに、幅がカバーの幅と同じで、長さがスリットより若干短い極薄金属板のブレードを着脱自在に保持するについて、
カバーの先端部分を下方に20〜30度折り曲げて折曲線を付けて上部ガイド部を形成し、
ホールダーの前方部分を下方に23〜35度折り曲げてストッパー線を付けて、その前方部分を下部ガイド部とし、
ホールダーのストッパー線をカバーの折曲線に接触させるように構成するとともに、
ホールダーの中央部分とカバーとの間に形成したスリットの内部に丸棒状のローラーを摺動可能に挿填し、
さらに、ブレードの前方部分を下方に20〜35度折り曲げてホールド線を付けることによって、その前方部分をブレード部、その後方部分を差込部とし、
このブレードの差込部を、カバーの上部ガイド部とホールダーの下部ガイド部との間より、ホールダーのストッパー線の弾力に抗して押し開いて、丸棒状のローラーを挿填したスリットに差し込んで、ブレードのホールド線をカバーの折曲線とホールダーのストッパー線に合致させてブレードを押圧するとともに、ブレードを丸棒状のローラーによってロックして保持することに特徴がある。
本発明によると、ブレードをテレスコピックカバーのカバーとホールダーで形成した丸棒状のローラーを挿填したスリットに差し込むという単純な作業で、ブレードをカバーに簡単、容易に着脱するとともに、
ブレードのホールド線をカバーの弾力のある折曲線とホールダーの弾力のあるストッパー線に合致、押圧して発生する保持力によって、ブレードをスリット内に保持するとともに、ブレードを丸棒状のローラーによってロック(ローラーロック)して保持するという相乗作用によって、ブレードをスリット内に安全、確実に保持し、従来のように0.3〜1kgの力で引っ張っても、ブレードの差込部は抜け落ちることはなく、ブレードとしての機能を十分発揮できる利点があり、従来の4倍の2〜5kgの力で引っ張ると、ブレードの差込部をカバーより引き抜くことができる。
ブレードのホールド線をカバーの弾力のある折曲線とホールダーの弾力のあるストッパー線に合致、押圧して発生する保持力によって、ブレードをスリット内に保持するとともに、ブレードを丸棒状のローラーによってロック(ローラーロック)して保持するという相乗作用によって、ブレードをスリット内に安全、確実に保持し、従来のように0.3〜1kgの力で引っ張っても、ブレードの差込部は抜け落ちることはなく、ブレードとしての機能を十分発揮できる利点があり、従来の4倍の2〜5kgの力で引っ張ると、ブレードの差込部をカバーより引き抜くことができる。
本発明の差込型ブレードを設けたテレスコピックカバーの一例を工作機械に取り付けた場合について説明すると、テレスコピックカバーの基本的構成は、従来のテレスコピックカバーと同じであって、複数枚のカバーを摺動可能に積層してテレスコピックカバーを構成し、本発明のテレスコピックカバー1は、図5に示すように、のカバー2、ブレード3、ホールダー11、丸棒状のローラー18より構成する。
カバー2は、その先端部分の4〜15mmを下方に20〜30度折り曲げて折込線6を付けて上部ガイド部15uとし、
ブレード3は、幅がカバー2の幅と同じで、長さがカバー2とホールダー11より短くし、かつ、ブレード3の前方部を下方に20〜35度折り曲げてホールド線12を付け、このホールド線12を境に、その前方部分の7.5〜45mmをブレード部8とするとともに、その後方部分の9〜30mmを差込部7とする。
ブレード3は、幅がカバー2の幅と同じで、長さがカバー2とホールダー11より短くし、かつ、ブレード3の前方部を下方に20〜35度折り曲げてホールド線12を付け、このホールド線12を境に、その前方部分の7.5〜45mmをブレード部8とするとともに、その後方部分の9〜30mmを差込部7とする。
ホールダー11は、その前方部分11fの4.5〜10mmを下方に23〜35度折り曲げてストッパー線17を付けて、その前方部分11fを下部ガイド部15bとし、その中央部分11cと後方部分11bの間に0.5〜2mmの段差13を付けて、その中央部分11cの12〜13mmを3〜30度に傾斜させた形状とする。
図6に示すように、カバー2の中央部分10の裏面に、ホールダー11の後方部分11bの表面を固定して、カバー2の中央部分10の裏面とホールダー11の中央部分11cの表面との間にスリット14を形成するとともに、カバー2の折込線6とホールダー11ストッパー線17とを接触、合致するように構成し、さらに、ホールダー11の前方部分11fの先端である下部ガイド15bは、カバー2の上部ガイド15uの先端より2〜5mm突出させる構成にする。
ホールダー11の前方部分11fの先端である下部ガイド15bを、カバー2の上部ガイド15uの先端より2〜5mm突出させるのは、ブレード3の差込部7をスリット14に差し込む際のガイドとするためであって、この下部ガイド15bにより、ブレード3の差込部7の先端をスリット14に差し込むことは容易になり、この下部ガイド15bの先端を突出させないと、カバー2の上部ガイド15uの裏面に隠れてしまうために、ブレード3の差込部7のスリット14への差し込みが困難になる。
また、図6に示すように、ホールダー11の中央部分とカバー2との間に形成したスリット14の内部に丸棒状のローラー18を摺動可能に挿填するが、この丸棒状のローラー18は、ブレード3の差込部7をホールダー11のスリット14に差し込んだ際に、ブレード3の差込部7を丸棒状のローラー18が随伴して案内するように摺動するとともに、ブレード3の差込部7をカバー2の中央部分10の裏面に押圧して保持するというローラーロック機構としての機能を発揮するものである。
そして、図7に示すように、ブレード3の差込部7を、カバー2の上部ガイド部15uとホールダー11の下部ガイド部15dとの間より、ホールダー11のストッパー線17の弾力に抗して押し開いて、丸棒状のローラー18を挿填したスリット14に差し込んで、ブレード3のホールド線12をカバー3の折曲線6とホールダーのストッパー線17に合致させてブレード3を押圧する保持力によって、ブレード3の差込部7をスリット14内に保持とともに、
前述したローラーロック機構、すなわち、ブレード3の差込部7を丸棒状のローラー18が随伴して案内するように摺動してブレード3の差込部7をカバー2の中央部分10の裏面に押圧して保持するという、二つの保持に関する相乗作用によって、ブレード3をスリット14の内部に安全、確実に保持し、0.3〜1kgの力で引っ張っても、ブレードの差込部は抜け落ちることはなく、ブレードとしての機能を十分発揮できる。
前述したローラーロック機構、すなわち、ブレード3の差込部7を丸棒状のローラー18が随伴して案内するように摺動してブレード3の差込部7をカバー2の中央部分10の裏面に押圧して保持するという、二つの保持に関する相乗作用によって、ブレード3をスリット14の内部に安全、確実に保持し、0.3〜1kgの力で引っ張っても、ブレードの差込部は抜け落ちることはなく、ブレードとしての機能を十分発揮できる。
ブレード3の差込部7をスリット14より抜き取るについては、ブレード3のブレード部8を従来の4倍の2〜5kgの力で引っぱって、ブレード3のホールド線12をカバー3の折曲線6とホールダーのストッパー線17の合致状態より解くとともに、丸棒状のローラー18のローラーロック機構によるロックを解いて、これらの保持力よりブレード3の差込部7を逸脱させて、スリット14より引き抜けばよい。
テレスコピックカバー1のカバー2の裏面に、ホールダー11の後方部分11bの表面を固定するが、この固定手段はスポット溶接またはリベットやネジで止め等の公知の手段でよいが、エポシキ系接着剤で接着して、テレスコピックカバーのカバー2に対するホールダーの固定作業を容易にするとともに、テレスコピックカバーのカバー2の平滑性、平面性を維持してもよい。
カバー2は、板厚0.5〜3mmのハイテンション鋼製(または17%Cr−2%Niを主成分として軟質なフェライト相と硬質なマルテンサイト相と微細混合組織を有する高強度複層組織ステンレス鋼製)の金属薄板で形成すると、カバー2を薄く、軽量化して物理的強度を確保できるので最適であるが、通常の鋼板で形成してもかまわない。
ブレード3は、弾力性があって、物理的強度が強く、耐摩耗性に富んだ素材であることが望ましく、前述したバネ用ステンレス鋼、焼き入れリボン鋼以外に炭素量0.03〜0.1%、クロム量10〜20%を含む鉄鋼またはステンレス鋼(以下単に低炭素含有量で高クロム含有量のステンレス鋼、たとえば、日新製鋼(株)の高強度ステンレス鋼として、SUS631、NSSHT1770、NSSHT1960、NSSHT2000を用いると、高強度(引張強さ2000〜2000N/mm2 )と硬度(耐摩耗性)の優れた特性を発揮するし、また、巻尺の素材として用いられているコンベック素材も使用でき、ブレード3としての性能が求められていない場合には、普通鋼であってもよく、板厚としては0.01〜0.3mm、その幅はカバー2の幅と同じ5〜200cmで、長さは1.5〜3cmものを使用することが通常である。
ホールダー11は、弾力性があって、物理的強度が強い素材であることが望ましく、バネ用ステンレス鋼または焼き入れリボン鋼を使用するとよいが、普通鋼であってもよく、ホールダー11の幅はカバー2の幅と同じ5〜200cm、長さが1.5〜3cmであって、厚板部分の板厚は0.2〜1mm、薄板部分の板厚0.1〜0.5mm、長さ1.5〜3cmとし、スリットの幅は5〜200cm、長さは1.5〜3cm、スリットのスリット幅は0.02〜0.4mmにするとよく、また、ホールダー11の前方部分11fの4.3〜5.8mmを下方に23〜35度折り曲げるのは、下部ガイド部15dとして、ブレード3のスリット14への挿入に最適な状態を確保するためである。
丸棒状のローラー18は弾力性があって、物理的強度が強い素材であることが望ましく、バネ用ステンレス鋼または焼き入れリボン鋼を使用するとよいが、ピアノ線、普通鋼であってもよく、この丸棒状のローラー18の断面は円形であって、その直径が0.5〜3mmであって、長さはホールダー11の幅、カバー2の幅と同じ5〜200cmのものを1〜3本使用する。
本発明は、工作機械を覆うとともに、工作機械の主軸頭、ベッド、テーブル、コラム、ピストン、シリンダー、ATCカバー等の移動機構に従って摺動する極薄金属板のブレードを取り付けたテレスコピックカバーとして利用でき、特に昨今の高性能の高速摺動の工作機械に取り付けて、厳しい状態で使用するテレスコピックカバーの極薄金属板のブレードとして最適である。
1 テレスコピックカバー
2 カバー
3 ブレード
4 工作機械の移動機構
5 丸棒状のローラー
6 折込線
7 差込部
8 ブレード部
9 ストッパー
10 中央部分
11 ホールダー
12 ホールド線
13 段差
14 スリット
15 ガイド
16 パンタグラフ
17 ストッパー線
2 カバー
3 ブレード
4 工作機械の移動機構
5 丸棒状のローラー
6 折込線
7 差込部
8 ブレード部
9 ストッパー
10 中央部分
11 ホールダー
12 ホールド線
13 段差
14 スリット
15 ガイド
16 パンタグラフ
17 ストッパー線
Claims (2)
- 金属薄板で形成したテレスコピックカバーのカバーの裏面に、幅がカバーの内側の幅と同じで、長さがカバーより短いホールダーの後方部分を固定して、
ホールダーの中央部分に0.5〜2mmの段差を付けて、中央部分を3〜35度に傾斜させて、この中央部分とカバーとの間にスリットを形成し、
このスリットに、幅がカバーの幅と同じで、長さがスリットより若干短い極薄金属板のブレードを着脱自在に保持するについて、
カバーの先端部分を下方に20〜30度折り曲げて折曲線を付けて上部ガイド部を形成し、
ホールダーの前方部分を下方に23〜35度折り曲げてストッパー線を付けて、その前方部分を下部ガイド部とし、
ホールダーのストッパー線をカバーの折曲線に接触させるように構成するとともに、
ホールダーの中央部分とカバーとの間に形成したスリットの内部に丸棒状のローラーを摺動可能に挿填し、
さらに、ブレードの前方部分を下方に20〜35度折り曲げてホールド線を付けることによって、その前方部分をブレード部、その後方部分を差込部とし、
このブレードの差込部を、カバーの上部ガイド部とホールダーの下部ガイド部との間より、ホールダーのストッパー線の弾力に抗して押し開いて、丸棒状のローラーを挿填したスリットに差し込んで、ブレードのホールド線をカバーの折曲線とホールダーのストッパー線に合致させてブレードを押圧するとともに、ブレードを丸棒状のローラーによってロックして保持することを特徴とするテレスコピックカバーの着脱自在な差込型ブレード。 - テレスコピックカバーのカバーをハイテンション鋼製または17%Cr−2%Niを主成分として軟質なフェライト相と硬質なマルテンサイト相と微細混合組織を有する高強度複層組織ステンレス鋼で形成し、極薄金属板のブレードと丸棒状のローラーとをバネ用ステンレス鋼または焼き入れリボン鋼製の金属薄板で形成した請求項1記載のテレスコピックカバーの着脱自在な差込型ブレード。
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JP5947471B2 (ja) * | 2014-02-06 | 2016-07-06 | バンドー化学株式会社 | 工作機械用シール部材 |
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