JP2013244247A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別役の抽選処理の当否結果を報知する遊技機において、ハズレが確定してしまう場面であっても遊技者の興味を持続させることが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】1つの図柄で1つの絵柄を形成する複数の独立図柄表示領域101、102と、複数の図柄で1つの絵柄を形成する複数の分割図柄表示領域103〜105と、を備えるパチンコ遊技機は、特別役に当選したとき、まず、複数の独立図柄表示領域101、102において同じ種類の絵柄を形成する図柄を停止し、その後、その絵柄と同じ種類の絵柄を複数の分割図柄表示領域103〜105に形成するように図柄を停止する一方、特典の当選のとき、複数の独立図柄表示領域101、102に異なる種類の絵柄を形成するように各図柄を停止し、その後、複数の分割図柄表示領域103〜105に1つの絵柄を形成するように各図柄を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、特別役の抽選処理の結果を報知する演出を実行する遊技機に関する。
従来より、所定の始動条件の成立に応じて大当たり等の特別役の抽選処理を実行し、当選に応じて大当たり状態等の特別状態を発生する遊技機が知られている。このタイプの遊技機の多くでは、液晶ディスプレイ等の表示装置を利用して抽選結果を表す報知演出が実行される。
一般的な報知演出では、抽選処理の実行に応じて3列の図柄表示領域に単独で1つの絵柄を形成する図柄が変動表示される。当選であれば揃いの図柄が停止表示される一方、ハズレのときには異なる図柄が停止表示され、これにより抽選結果が遊技者に報知される。このような報知演出は、非常に一般的なものになっており、単調な演出と感じている遊技者も少なくないという実情がある。
単調な演出に陥るおそれを抑制するための工夫を取り入れた遊技機としては、3箇所に停止した図柄により1つの絵柄が完成されたとき、完成された絵柄の種類に応じた特典を付与する遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、特別役の抽選処理の結果を報知する従来の遊技機では、次のような問題がある。揃いの図柄を停止表示させることで当選を報知する一般的な遊技機では、異なる図柄が停止した時点でハズレが確定してしまう。一方、1つの絵柄の完成をもって当選を報知する後者の遊技機では、絵柄が完成され得ない状態となった時点でハズレが確定してしまう。このように従来の遊技機では、ハズレが確定してしまう場面において遊技者の興味を持続させることが難しく、遊技の興趣を十分に高めることが困難である。
特開平8−182817号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、特別役の抽選処理の結果を報知する遊技機において、ハズレが確定してしまう場面であっても遊技者の興味を長く持続させることが可能な遊技機を提供しようとする発明である。
本発明は、遊技者にとって有利な特別状態の発生契機となる特別役の抽選処理を実行する抽選手段と、
前記抽選処理の実行に際し3つ以上の図柄表示領域にて図柄を変動表示し、当該抽選処理の結果に基づいて図柄を停止する図柄変動手段と、
前記3つ以上の図柄表示領域に停止した図柄によって形成された絵柄が全て同じ種類であった場合に前記特別状態を発生する特別状態発生手段と、
前記3つ以上の図柄表示領域に停止した図柄によって全て同じ種類の絵柄が形成されなくても、前記3つ以上の図柄表示領域のうち隣接する複数の図柄表示領域に停止した各図柄の組合せよって1つの絵柄が形成されたときに特典を付与する特典付与手段と、を備えたことを特徴とする遊技機にある(請求項1)。
本発明の遊技機は、前記3つ以上の図柄表示領域にて図柄を変動表示し、当該抽選処理の結果に基づいて図柄を停止する。この遊技機では、前記3つ以上の図柄表示領域に停止した図柄によって全て同じ種類の絵柄が形成された場合に前記特別状態が発生する。
さらに、本発明の遊技機では、前記3つ以上の図柄表示領域において全て同じ種類の絵柄が形成されなくても、隣接する複数の図柄表示領域に停止した各図柄の組合せによって1つの絵柄が形成されたときに前記特典が付与される。
本発明の遊技機の遊技では、前記特別役のハズレが確定してしまう場面においても、隣接する複数の図柄表示領域において1つの絵柄が形成されるか否かについて遊技者の興味を持続させることができ、興趣を向上できる。
本発明における遊技機としては、パチンコ玉を遊技媒体として使用するパチンコ遊技機や、停止表示された図柄の組合せに応じて入賞を発生させるスロットマシン等がある。パチンコ遊技機としては、パチンコ玉を遊技価値として使用するタイプであっても良いが、パチンコ玉を遊技価値として利用しない、いわゆる封入式のタイプであっても良い。スロットマシンとしては、メダルやコイン等を遊技媒体として使用するスロットマシンでも良いが、遊技媒体を使用しない、いわゆる完全クレジット式のスロットマシンであっても良い。さらに、スロットマシンの場合であれば、パチンコ玉を遊技媒体として使用するパロット(R)であっても良い。
本発明における絵柄には、文字、図形、記号等が含まれる。また、本発明の絵柄は、1つの図柄によって形成される場合と、複数の図柄の組合せによって形成される場合と、がある。
本発明の好適な一態様の遊技機が備える3つ以上の図柄表示領域は、単独で1つの絵柄を形成する図柄を変動表示する図柄表示領域である複数の独立図柄表示領域と、他の図柄との組合せにより1つの絵柄を形成する図柄を変動表示する図柄表示領域である複数の分割図柄表示領域とからなり、
前記図柄変動手段は、前記抽選処理の結果が前記特別役の当選であった場合には、全ての前記独立図柄表示領域に同じ種類の絵柄を形成する図柄を停止した後、複数の前記分割図柄表示領域に当該絵柄と同じ種類の絵柄が形成されるように図柄を停止する一方、
前記抽選処理の結果が前記特典の当選であった場合には、複数の前記独立図柄表示領域に異なる絵柄を形成する図柄を停止した後、複数の前記分割図柄表示領域に1つの絵柄が形成されるように図柄を停止する(請求項2)。
この場合には、前記複数の独立図柄表示領域において各図柄が停止した時点で前記特別役の当否が確定する。前記特別役のハズレが確定しても、その後、前記複数の分割図柄領域の各図柄の停止に応じて前記特典が付与される可能性が残るため、遊技者の期待感を長く持続できる。
実施例における、パチンコ遊技機を示す正面図。 実施例における、液晶表示部の表示画面を示す正面図。 実施例における、独立図柄表示領域に停止した図柄によって形成される絵柄を示す説明図。 実施例における、3カ所の分割図柄表示領域に停止した図柄によって形成される絵柄を示す説明図。 実施例における、パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 実施例における、15R大当たりの当選を報知する報知画面を例示する正面図。 実施例における、2R大当たりの当選を報知する報知画面を例示する正面図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例)
本例は、大当たりの抽選処理の結果を報知する演出を実行するパチンコ遊技機(遊技機)1に関する例である。この内容について、図1〜図7を用いて説明する。
本例のパチンコ遊技機1は、パチンコ玉を遊技媒体として遊技される遊技機である。このパチンコ遊技機1は、特定の入賞口への入賞(始動条件)に応じて大当たりの抽選処理が実行され、その結果(抽選結果)を表す図柄変動が実行される、いわるセブン機である。大当たりに当選したときには、大当たり図柄が停止表示されて大当たり状態が発生する。
大当たり状態としては、15R大当たり状態(特別状態)と2R大当たり状態とが設定されている。15R大当たり状態は、特別役である15R大当たりの当選に応じて発生する最も有利な遊技状態である。15R大当たり状態が終了すると、大当たりの当選確率が高くなる確変状態を伴う時短状態(大当たりの結果を表す演出の時間が短縮される状態)が発生する。この時短状態は、図柄変動が50回実行されたとき、あるいは新たな大当たり状態の発生に応じて終了する。50回の図柄変動に応じて時短状態が終了したときには、その後、遊技者にとって不利な通常状態に移行する。
2R大当たり状態は、2R大当たりの当選に応じた特典として発生する大当たり状態である。この2R大当たり状態は、15R大当たり状態と比べて出玉が少ないが、終了した後、当選確率1/60の転落抽選に当選するまで確変状態が継続的に発生する。2R大当たり状態が終了した後のこの確変状態は、時短状態を伴わない点で15R大当たり状態が終了した後の遊技状態とは相違している。
次に、本例のパチンコ遊技機1は、図1に示すような外観的な構成を備えている。パチンコ遊技機1は、図示しない台枠に取り付けられた開閉扉13と、開閉扉13の内側の遊技盤面に形成された略円形状の遊技領域130と、遊技領域130の下部両側に配置された一対のスピーカ131と、遊技領域130の下側に設けられた上皿135及び下皿137と、上皿135の右下に配置された操作ハンドル15と、を備えている。
開閉扉13は、パチンコ遊技機1に対面して左側のヒンジ133を介して回動可能な状態で台枠に固定されている。開閉扉13には、遊技領域130に対応する略円形状の透明窓139と、透明窓139の上部両側に配置された装飾ランプ部136と、が設けられている。
上皿135は、入賞に応じて払い出された賞球や、貸玉等を受け入れるための受け皿である。上皿135は、遊技者側に向けて張り出すように形成されている。上皿135の玉は、図示しない供給通路を経由して発射装置341に供給されるようになっている。
下皿137は、上皿135の玉が一杯になったときに賞球を払い出したり、遊技者の操作に応じて上皿135の玉を回収するための受け皿である。
遊技領域130は、遊技媒体であるパチンコ玉が流下する領域である。遊技領域130には、液晶表示部190を含む表示装置19を中心として、始動口12、通過ゲート14、大入賞装置16等が配置されている。遊技領域130の最下部には、入賞することなく流下した玉を回収するためのアウト孔138が開口している。遊技領域130の右側縁部には7セグメントの表示器よりなる特図表示部181が配置され、左側縁部にはLEDよりなる普図表示部182及び普図保留表示部183が配置されている。
通過ゲート14は、通過玉を検知するゲートである。玉を通過させるのみの通過ゲート14には、賞球の払い出しが設定されていない。通過ゲート14を玉が通過すると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)用の抽選用乱数が抽出され、普図判定が実行される。普図当選確率は、通常状態では1/20、確変状態では1/1.01となっている。
普図表示部182は、普図判定の結果の表示部である。普図表示部182は、LEDを点灯させることにより当選を表示し、消灯に応じてハズレを表示する。なお、普図の変動時間は、通常状態で30秒、時短状態で1秒となっている。
普図保留表示部183は、普図判定用に保留された抽選用乱数の表示部である。普図保留表示部183は、4つのLEDが縦に連設された表示部である。普図保留表示部183は、LEDの点灯個数により保留数(上限保留数4個)を表示する。
特図表示部181は、大当たり判定の結果の表示部である。本例の特図表示部181は、2桁の記号を変動表示させる図柄変動の後、何れかの記号を停止表示することで大当たり判定の結果を表示する。特図表示部181に停止表示される記号(特図停止図柄)は、ハズレ、15R大当たり及び2R大当たりに対応して複数パターンずつ設定され、大当たり判定の結果に応じて何れかの変動パターンが決定される。
なお、特図表示部181で表示される記号の停止時間は1秒間と短く、一般の遊技者にとっては、特図停止図柄に応じて大当たり判定の結果を把握することは難しくなっている。遊技中では表示装置19により各種の遊技演出が実行されるので、専ら特図表示部181に注目して大当たり判定の結果を把握しようとする遊技者は少ないという実情がある。
始動口12は、大当たり判定(特別図柄の当否判定)の契機となる入賞口(払出3玉)である。始動口12に玉が入賞すると、大当たり判定用の抽選用乱数が抽出される。始動口12は、一対の可動羽根121を開口部120に設けた電チュー(電動チューリップ)により構成されている。
通常時の一対の可動羽根121は、隙間を空けて相互に対面するように起立する状態(図1中、点線で示す状態。)にある。この状態では、上方に向けて開口する玉1個分の隙間を介してのみ玉が入賞できる。一方、相互に離隔するように回動した一対の可動羽根121(同図中、実線で示す状態。)は、開口部120への玉の流入をガイドする受け皿のように作用する。このような開放状態では、始動口12への入賞が容易に発生する。始動口12の開放時間は、通常状態では0.2秒、時短状態では1.5秒×3回となっている。
大入賞装置16は、大入賞口160を開口する、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置である。このアタッカー16は、始動口12の下側に配置されている。アタッカー16は、横長略矩形状を呈する大入賞口160と、この大入賞口160の下辺の回りを手前側に回動する蓋部材161と、を有している。アタッカー16では、遊技領域130をなす盤面と略面一をなすように蓋部材161が位置したときに大入賞口160が閉鎖状態となる。一方、蓋部材161が手前に回動したときに大入賞口160が開放状態となる。大入賞口160に入賞したときの払出は15玉となっている。
表示装置19は、図1のごとく、略中央に液晶表示部190が配置された装置である。液晶表示部190の下側には、図1のごとく、大当たり判定用の抽選用乱数の保留数を表示する特図保留表示部192が配置されている。
特図保留表示部192は、水平方向に配置された4箇所の発光ダイオードにより構成されている。特図保留表示部192では、大当たり判定用の抽選用乱数の保留数(上限保留数4個)に当たる数の発光ダイオードが点灯する。図1では、保留数が3個のときの特図保留表示部192を例示している。
さらに、液晶表示部190は、演出用図柄を用いて大当たり判定の結果を報知する図柄変動手段10としての機能を備えている。図柄変動手段10としての液晶表示部190の表示画面190Aには、図2のごとく、上段2カ所の図柄表示領域101・102、下段3カ所の図柄表示領域103〜105が配置されている。図柄表示領域101・102は、それぞれ、単独で1つの絵柄を形成する図柄(独立図柄)を変動表示する独立図柄表示領域である。図柄表示領域103〜105は、他の図柄との組合せにより1つの絵柄を形成する図柄(分割図柄)を変動表示する分割図柄表示領域となっている。
上段の図柄表示領域101・102では、図3のごとく、「ハート」、「月」、「稲妻」、「太陽」の各絵柄を形成する4種類の図柄が変動表示される。
下段の図柄表示領域103〜105は、図4のごとく、「ハート」、「月」、「稲妻」、「太陽」の各絵柄が3分割された4種類の図柄が変動表示される。図柄表示領域103〜105において同じ種類の絵柄を形成する図柄が停止表示されると、「ハート」、「月」、「稲妻」、「太陽」のうちの何れか1つの絵柄が形成される。一方、異なる種類の絵柄を形成する図柄が停止表示されると、「ハート」、「月」、「稲妻」及び「太陽」の何れの絵柄も形成されない(例えば、図2。)。
次に、パチンコ遊技機1の電気的な構成について、図5を用いて説明する。パチンコ遊技機1は、主回路20を中心として構成されている。主回路20に対しては、玉の払出を制御する払出制御回路33、玉の打込を制御する発射制御回路34、遊技演出を制御する演出制御部35、液晶表示部190を制御する表示制御回路36、入賞玉あるいは通過玉の検出器312〜314、始動口(電チュー)12を開放する電チューソレノイド322、アタッカー16を開放させる大入賞ソレノイド324、特図表示部181、普図表示部182、普図保留表示部183、及び電力供給のための電源回路328等が電気的に接続されている。
演出制御部35には、スピーカ131を駆動するアンプ351や装飾ランプ部136が電気的に接続されているほか、表示制御回路36が通信可能に接続されている。
表示制御回路36には、液晶表示部190が電気的に接続されている。
入賞玉あるいは通過玉の検出センサとしては、図1及び図5に示すごとく、始動口12への入賞玉を検出する始動入賞検出器312、通過ゲート14の通過玉を検出するゲート通過検出器313、及びアタッカー16への入賞玉を検出する大入賞検出器314がある。
払出制御回路33は、入賞が発生したとき、主回路20からの指示を受けて払出装置331を制御し、所定数の玉の払出を実行させる。
発射制御回路34は、操作ハンドル15の操作量に応じて発射装置341を制御することで、玉の打ち出し強さをコントロールする。
主回路20は、図5に示すごとく、CPU(Central Processing Unit)21、記憶素子であるROM(Read Only Memory)22・RAM(Random Access Memory)24、所定範囲の乱数を発生する乱数発生部27、抽選用乱数を抽出する乱数抽出部26、及び入出力インタフェースをなすI/O(Input/Output)25等を備えている。
RAM24は、CPU21のワークエリアや一時書き込みに利用される読み書き可能な記憶素子である。RAM24の記憶エリアには、各4データ分の特図保留エリア241・普図保留エリア242、及び各1データ分の特図読出エリア245・普図読出エリア246が割り当てられている。
特図保留エリア241は、大当たり判定の結果を表す保留乱数の記憶領域である。普図保留エリア242は、普図判定の保留乱数の記憶領域である。特図読出エリア245は、特図保留エリア241から読み出された保留乱数の格納領域である。普図読出エリア246は、普図保留エリア242から読み出された保留乱数の格納領域である。
ROM22は、CPU21に実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、図示しない大当たり判定用の抽選テーブル及び普図判定用の抽選テーブルを記憶している。
大当たり判定用の抽選テーブルでは、通常状態における15R大当たり・2R大当たりの当選乱数、及び確変状態における15R大当たり・2R大当たりの当選乱数が規定されている。
確変状態における15R大当たりの当選乱数の数は、通常状態の当選乱数の10倍に設定されている。確変状態における15R大当たり当選確率(1/35)は、通常状態(1/350)と比較して10倍となっている。2R大当たりの当選乱数の数も同様に設定され、通常状態における2R大当たり当選確率1/350に対して確変状態では1/35となっている。
本例の主回路20は、図5のごとく、ROM22から読み出したプログラムをCPU21に実行させることにより、以下の各手段としての機能を実現している。
(1)抽選手段211:乱数抽出部26が抽出する抽選用乱数を取得することで抽選を実行する手段。
(2)保留手段212:大当たり判定用及び普図判定用の抽選用乱数を保留する手段。
(3)読出手段213:大当たり判定用及び普図判定用の抽選用乱数を読み出す手段。
(4)表示制御手段214:液晶表示部190を制御する手段。
(5)特別状態発生手段215:15R大当たり状態を発生させる手段。
(6)特典付与手段216:2R大当たり状態を発生させる手段。
(7)特定状態発生手段217:大当たり状態の終了後に時短状態や確変状態などの特定状態を発生させる手段。
以上のように構成された本例のパチンコ遊技機1は、操作ハンドル15が右回転方向に操作されたとき、その操作量に応じた強度で玉を発射する。発射された玉は、通過ゲート14などが配置された遊技領域130を流下する。入賞しなかった玉は、遊技領域130の最下部に設けられたアウト孔138から回収される。
玉が流下する間に通過ゲート14を通過した場合には、乱数発生部27が発生する乱数の中から普図判定用の抽選用乱数を抽出する抽選が実行される。抽選用乱数は、普図判定用の抽選テーブルと照合され、普図判定の結果が決定される。普図判定に当選した場合には、普図表示部182を構成するLEDが点滅する期間の後、点灯状態になる。ハズレの場合には、同様の期間の後、消灯状態になる。普図判定に当選した場合には、電チューである始動口12の可動羽根121が開放される。
始動口12への入賞が発生した場合には、大当たり判定(特図判定)用の抽選用乱数を抽出することで大当たり抽選が実行される。この大当たり判定用の抽選乱数は、特図保留エリア241に随時、格納(保留)される。ただし、特図保留エリア241の保留数が4個である場合には、特図保留エリア241に格納されることなく消去される。特図保留エリア241の保留乱数(特図保留)は、図柄変動が停止中であって、かつ、大当たり状態が発生中ではないとき、記憶されたタイミングが古いものから順番に1つずつ読み出され、特図読出エリア245に格納される。読み出された大当たり判定用の抽選用乱数については、大当たり判定用の抽選テーブルとの照合により大当たり判定を実行可能である。
特図保留が読み出されると特図表示部181で図柄変動が開始される。このとき、特図表示部181の図柄変動に同期して、液晶表示部190の表示画面190A上で図柄の変動表示が実行される。本例のパチンコ遊技機1では、表示画面190Aに配置された5カ所の図柄表示領域101〜105が一斉に変動表示を開始し、その後、上段左、上段右、下段左、下段右、下段中の順番で各図柄が停止表示される。
15R大当たりが当選した場合、特図表示部181に所定の15R大当たり図柄が停止表示される一方、図6に例示するごとく、液晶表示部190の各図柄表示領域101〜105において図柄が停止し、これにより全て同じ種類の3つの絵柄が形成される。その後、30秒経過するか10玉入賞するまで大入賞口160が開放されるラウンド処理が15回繰り返される15R大当たり状態が開始される。
2R大当たりが当選した場合、特図表示部181に所定の2R大当たり図柄が停止表示される一方、まず、図7のごとく、上段左右の図柄表示領域101、102に図柄が停止し、異なる種類の絵柄が形成される。このようにして15R大当たりのハズレが確定した後、まず、下段の左右の図柄表示領域103、105に同じ種類の絵柄を形成する図柄が停止し、続いて中央の図柄表示領域104にも同じ種類の絵柄を形成する図柄が停止し、これにより、「ハート」、「月」、「稲妻」、「太陽」のうちの何れか1つの絵柄が形成される。これにより2R大当たりの当選が報知され、30秒経過するか10玉入賞するまで大入賞口160が開放されるラウンド処理が2回繰り返される2R大当たり状態が開始される。
以上のように本例のパチンコ遊技機1は、表示画面190A上に形成(表示)された絵柄が全て同じ種類であったときに15R大当たり状態が発生する点では、従来の遊技機と同様である。本例のパチンコ遊技機1の遊技上の特徴は、形成された絵柄が全て同じ種類でなくても、下段の図柄表示領域103〜105によって1つの絵柄(「ハート」、「月」、「稲妻」及び「太陽」の何れか)が形成されれば特典(2R大当たり)が付与される点にある。
このパチンコ遊技機1では、表示画面190Aの上段に異なる種類の絵柄が形成されて15R大当たりのハズレが確定しても、まだ、特典が付与される可能性が残っている。このように本例のパチンコ遊技機1では、遊技者側のチャンスの機会が多く設定されており、これにより興趣が向上されている。
本例は、独立図柄表示領域である図柄表示領域101、102と、分割図柄表示領域である図柄表示領域103〜105と、を上下二段に配置している。これに代えて、各図柄表示領域を横一列、縦一列に配置することも良い。
本例は、表示画面190Aの上段の図柄表示領域101、102において、単独で絵柄を形成する独立図柄を変動表示させた例である。図柄表示領域101、102が変動表示する図柄の中に、他方の図柄表示領域に停止した図柄との組合せにより1つの絵柄を形成する図柄を含めることも良い。同様に、下段の図柄表示領域103〜105が変動表示する図柄の中に、他の図柄表示領域に停止表示された図柄とは無関係に単独で絵柄を形成する図柄を含めることも良い。
本例は、パチンコ遊技機1を対象とした実施例である。これに代えて、スロットマシンが対象であっても良い。スロットマシンの場合であれば、ボーナスゲームやAT、RT、ARTなどが特別状態に相当する。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 パチンコ遊技機(遊技機)
10 図柄変動手段
101、102 図柄表示領域(独立図柄表示領域)
103〜105 図柄表示領域(分割図柄表示領域)
12 始動口(入賞口)
130 遊技領域
15 操作ハンドル
16 大入賞装置(アタッカー)
181 特図表示部
19 表示装置
190 液晶表示部
20 主回路
211 抽選手段
214 表示制御手段
215 特別状態発生手段
216 特典付与手段
217 特定状態発生手段
312 始動入賞検出器
313 ゲート通過検出器
314 大入賞検出器
33 払出制御回路
34 発射制御回路
35 演出制御部
36 表示制御回路

Claims (2)

  1. 遊技者にとって有利な特別状態の発生契機となる特別役の抽選処理を実行する抽選手段と、
    前記抽選処理の実行に際し3つ以上の図柄表示領域にて図柄を変動表示し、当該抽選処理の結果に基づいて図柄を停止する図柄変動手段と、
    前記3つ以上の図柄表示領域に停止した図柄によって形成された絵柄が全て同じ種類であった場合に前記特別状態を発生する特別状態発生手段と、
    前記3つ以上の図柄表示領域に停止した図柄によって全て同じ種類の絵柄が形成されなくても、前記3つ以上の図柄表示領域のうち隣接する複数の図柄表示領域に停止した各図柄の組合せよって1つの絵柄が形成されたときに特典を付与する特典付与手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記3つ以上の図柄表示領域は、単独で1つの絵柄を形成する図柄を変動表示する図柄表示領域である複数の独立図柄表示領域と、他の図柄との組合せにより1つの絵柄を形成する図柄を変動表示する図柄表示領域である複数の分割図柄表示領域とからなり、
    前記図柄変動手段は、前記抽選処理の結果が前記特別役の当選であった場合には、全ての前記独立図柄表示領域に同じ種類の絵柄を形成する図柄を停止した後、複数の前記分割図柄表示領域に当該絵柄と同じ種類の絵柄が形成されるように図柄を停止する一方、
    前記抽選処理の結果が前記特典の当選であった場合には、複数の前記独立図柄表示領域に異なる絵柄を形成する図柄を停止した後、複数の前記分割図柄表示領域に1つの絵柄が形成されるように図柄を停止することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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