JP2013243624A

JP2013243624A - 放送用スタジオカメラシステム

Info

Publication number: JP2013243624A
Application number: JP2012117050A
Authority: JP
Inventors: Yasutoshi Tada; 康利多田
Original assignee: Hitachi Kokusai Electric Inc
Current assignee: Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date: 2012-05-23
Filing date: 2012-05-23
Publication date: 2013-12-05

Abstract

【課題】スタジオカメラシステムには、タリーランプが搭載されており、オンエア時や記録時にタリーランプを点灯させ、被写体側が運用状態を確認できる構成となっている。このとき、オンエアの開始はＯＡタリーの点灯により通知できるが、オンエア開始後、話し始めのタイミングなどを通知するために別途キューを送る手段が必要だった。
【解決手段】スタジオカメラシステムのタリーランプにおいて、キュー指示手段としてのキュータリー表示機能を有する。
【選択図】図２

Description

本発明は、放送用スタジオカメラシステムに関わり、特に、被写体である人物に対して、発光により指示を通知する機能を有する撮影装置及びその制御方法に関する。

放送用スタジオカメラには、タリーランプが搭載されている。オンエア（ＯＡ：ＯｎＡｉｒ）時や記録時に、このタリーランプを点灯させ、被写体側が運用状態を確認できる構成となっている（例えば、特許文献１参照。）。図１に、従来の放送用スタジオカメラシステムのシステム構成例を示す。
スタジオ１０内に設置されたカメラ１１には、タリーランプ１２が搭載されている。カメラ１１は、調整室１９のＣＣＵ（カメラコントロールユニット）１３と、光ケーブル１８を介して接続されている。カメラ１１及びＣＣＵ１３は、ＲＣＵ（リモートコントロールユニット）１４によって制御されている。
オンエアが始まると、ＯＡタリー制御ユニット１５は、タリー制御信号をＣＣＵ１３に出力する。ＣＣＵ１３は、タリー制御信号を受信すると、光ケーブル１８を介して、カメラ１１に、タリーランプ１２の赤タリーを点灯させるための制御信号Ｒを送信する。カメラ１１は、制御信号Ｒを受信すると、タリーランプ１２の赤タリーを点灯させる。この結果、タリーランプ１２の赤タリーが点灯し、被写体の人物に、オンエア中であることが通知される。

特開２００２−２７１６５１号公報

上述のように、オンエア（ＯＡ）中には、カメラに搭載されたＯＡタリーランプが点灯する。従って、ＯＡの開始時には、ＯＡタリーランプが点灯を始めるので、被写体の人物は、ＯＡの開始が分かる。ＯＡの開始直後が被写体の人物の話し始めのタイミング等の動作開始のタイミングと一致していれば、ＯＡタリーランプの点灯開始が、動作開始のタイミングである。しかし、ＯＡ開始から所定時間経過してから動作を始める場合には、そのタイミングを通知するために、別途キューを送る（キュー指示する）手段が必要だった。
本発明の目的は、放送用スタジオカメラに、被写体の人物に対してオンエアを通知する手段に加え、被写体の人物にキュー指示についても通知される手段を提供することにある。

上記の目的を達成するために、本発明の放送用テレビカメラシステムは、放送用スタジオカメラにおいて、被写体の人物に対してオンエアを通知する手段と、被写体の人物に対してキューを指示する手段の、機能を有することを特徴とする。

即ち、本発明の放送用スタジオカメラは、カメラ、ＲＣＵ、オンエアタリー制御ユニット、及びキュータリー制御ユニットを有する放送用スタジオカメラシステムにおいて、
前記カメラは、タリーランプを搭載しスタジオ内に設置したカメラと、調整室内に設置したＣＣＵと、前記カメラと前記ＣＣＵとを接続する光ケーブルを備え、前記オンエアタリー制御ユニットと前記キュータリー制御ユニットの制御信号に応答して、前記タリーランプを点灯し、被写体の人物に対してオンエア及びキューを指示することを特徴とするものである。

タリーランプにキューの指示を送るキュータリー機能を追加することにより、運用性の向上が図れる。

従来の放送用スタジオカメラシステムのシステム構成例を示すブロック図である。本発明の放送用テレビジョンカメラシステムの一実施例のシステム構成を示すブロック図である。本発明の放送用テレビジョンカメラシステムの一実施例のシステム構成を示すブロック図である。本発明の放送用スタジオカメラシステムにおける、カメラに搭載されたタリーランプの表示の一実施例を説明するための図である。

以下に本発明の一実施形態について、図面等を用いて説明する。
なお、以下の説明は、本発明の一実施形態を説明するためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素若しくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であり、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれる。
また、各図の説明において、既に説明した図１を含め、以降の各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、説明を省略する。

図２は、本発明の放送用テレビジョンカメラシステムの一実施例のシステム構成を示すブロック図である。
図２の放送用テレビジョンカメラシステムにおいて、スタジオ１０内に設置されたカメラ２１には、ＯＡタリーランプ２２と、キュータリーランプ２７が搭載されている。カメラ２１は、光ケーブル１８を介して、調整室のＣＣＵ２３と接続され、ＲＣＵ２４によって制御されている。カメラ２１は、調整室１９のＣＣＵ２３と、光ケーブル１８を介して接続されている。カメラ２１及びＣＣＵ２３は、ＲＣＵ２４によって制御されている。

オンエアが始まると、ＯＡタリー制御ユニット２５は、タリー制御信号をＣＣＵ２３に出力する。ＣＣＵ２３は、タリー制御信号を受信すると、光ケーブル１８を介して、カメラ２１にＯＡタリーランプ２２の赤タリーを点灯させるための制御信号Ｒを送信する。カメラ２１は、制御信号Ｒを受信すると、ＯＡタリーランプ２２の赤タリーを点灯させる。この結果、タリーランプ１２の赤タリーが点灯し、被写体の人物に、オンエア中であることが通知される。

その後、キュータリー制御ユニット２６は、必要に応じて、キュー信号をＣＣＵ２３に出力する。ＣＣＵ２３は、キュー信号を受信すると、光ケーブル１８を介して、カメラ２１にキュータリーランプ２７を点灯させるための制御信号Ｑを送信する。かめら２１は、制御信号Ｑを受信すると、キュータリーランプ２７を点灯させ、キューの指示を出す。
このとき、キュータリーランプ２７の点灯色としては、既存のタリーとの誤認識が起こらないよう、赤タリーや緑タリーとは異なる青色などの点灯色とする。
この結果、キュータリーランプ２７が点灯し、被写体の人物に、キュー指示を通知することができる。
また、好ましくはキュータリー用ランプとして３色ＬＥＤ（Light Emmiting Diode）を搭載すると、任意の色を表示できるようになる。例えば、指示を出す人物毎に予め表示（点灯）する色を割り当て、指示を出す相手に応じて表示する色を変えることが可能となる。

図３によって、本発明の第２の実施例について説明する。図３は、本発明の放送用テレビジョンカメラシステムの一実施例のシステム構成を示すブロック図である。図３の実施例は、本発明の第１の実施例の２種類のタリーランプ（ＯＡタリーランプ２２とキュータリーランプ２７）の表示の替りに、１種類のタリーランプ（タリーランプ２８）に２種類の表示（ＯＡタリー表示とキュータリー表示）機能を割り当てたものである。

図３の放送用テレビジョンカメラシステムにおいて、スタジオ１０内に設置されたカメラ３１には、タリーランプ２８が搭載されている。このタリーランプ２８は、ＯＡタリーランプ２８１とキュータリーランプ２８２の、２つのタリーランプから構成されている。
カメラ３１は、光ケーブル１８を介して、調整室のＣＣＵ３３と接続され、ＲＣＵ３４によって制御されている。カメラ３１は、調整室１９のＣＣＵ３３と、光ケーブル１８を介して接続されている。カメラ３１及びＣＣＵ３３は、ＲＣＵ３４によって制御されている。

オンエアが始まると、ＯＡタリー制御ユニット２５は、タリー制御信号をＣＣＵ３３に出力する。ＣＣＵ３３は、タリー制御信号を受信すると、光ケーブル１８を介して、カメラ３１にタリーランプ２８のＯＡタリーランプ２８１を点灯させるための制御信号Ｔ１を送信する。カメラ３１は、制御信号Ｔ１を受信すると、タリーランプ２８のＯＡタリーランプ２８１を点灯させる。この結果、タリーランプ２８のＯＡタリーランプが点灯し、被写体の人物に、オンエア中であることが通知される。
また、キュータリー制御ユニット２６は、キュータリー制御信号をＣＣＵ３３に出力する。ＣＣＵ３３は、キュータリー制御信号を受信すると、光ケーブル１８を介して、カメラ３１にタリーランプ２８のキュータリーランプ２８２を点灯させるための制御信号Ｔ２を送信する。カメラ３１は、制御信号Ｔ２を受信すると、タリーランプ２８のキュータリーランプ２８２を点灯させる。
この結果、タリーランプ２８のキュータリーランプが点灯し、被写体の人物に、キュー指示を通知することができる。

このときのタリーランプの表示の一実施例を図４に示す。図４は、本発明の放送用スタジオカメラシステムにおける、カメラに搭載されたタリーランプの表示の一実施例を説明するための図である。

図４（ａ）は、ランプの表示面４１０を上下２分割し、表示面上部にＯＡタリー表示面４１１を、表示面下部にキュータリー表示面４１２を割り当てている。
通常、キューの指示は、ＯＡ（オンエア）中に行う。このため、ＯＡ中に全体（表示面４１０）を赤点灯して、ＯＡタリーとして機能させる。また、キュー指示時には、表示面下部（キュータリー表示面４１２）のみキュータリー点灯する。キュー指示してから必要な時間点灯し、その後再び、表示面４１０全体が赤点灯し、ＯＡタリー表示に戻る。ＯＡしていない時には、表示面４１０全体の赤点灯は消える。
このとき、キュータリーの点灯色を、ＯＡタリーの点灯色と異なる色に変更するようにしても良い。
また、図４（ａ）の上記実施例では、キュー指示時には、表示面下部（キュータリー表示面４１２）のみキュータリー点灯した。しかし、ＯＡタリー表示面４１１を赤点灯に点灯するようにしても良い。
この結果、タリーランプ２８のキュータリーランプが点灯し、被写体の人物に、キュー指示を通知することができる。即ち、表示ランプ１つで、ＯＡとキュー指示の２種類の通知を行うことができる。

図４（ｂ）は、キュー出しのタイミングとして、カウントダウンが行えるような表示例である。図４（ａ）と同様に、ランプの表示面４１１を上下２分割し、表示面上部にＯＡタリー表示面４１１を、表示面下部にキュータリー表示面４２２を割り当てている。また、キュータリー表示面４２２の中には、さらに、カウントダウンを示す表示（例えば、残りの秒数を示す数字１、２、３、・・・が円４２３、４２４、４２５、・・・内に表示されるように設けられている。
例えば、最初、ランプの表示面４２０が赤点灯している。この後、キュー指示が出る所定の時間（例えば、５秒）前に、表示面下部（キュータリー表示面４２２）のみキュータリー点灯する。点灯後、キュータリー表示面４２２は、キュー指示が出る所定の時間（例えば、３秒）前に、円４２５の領域が、円内の数字３が見えるように点灯する。次に、キュー指示が出る所定の時間（例えば、２秒）前に、円４２５の領域の点灯が消え、円４２４の領域が、円内の数字２が見えるように点灯する。次に、キュー指示が出る所定の時間（例えば、１秒）前に、円４２４の領域の点灯が消え、円４２３の領域が、円内の数字１が見えるように点灯する。次に、キュー指示が出る所定の時間に、円４２３の領域の点灯は、消える。キュータリー表示面４２２は、点灯してから必要な時間点灯し、その後再び、表示面４２０全体が赤点灯し、ＯＡタリー表示に戻る。ＯＡしていない時には、表示面４２０全体の赤点灯は消える。
このとき、キュータリーの点灯色を、ＯＡタリーの点灯色と異なる色に変更するようにしても良い。また、円４２３〜４２５の領域の点灯色を、キュータリーの点灯色と異なる色に変更しても良い。
さらに、円４２３〜４２５それぞれの点灯色もまた、異なる色に変更しても良い。
この結果、タリーランプ２８のキュータリーランプが点灯し、被写体の人物に、キュー指示を通知することができる他、キュー通知までのタイミングがわかり、被写体の人物がキュー指示をタイミングよく実行できる。また、表示ランプ１つで、ＯＡとキュー指示の２種類の通知を行うことができる。

上述の図４（ａ）及び図４（ｂ）は、表示面４１０または４２０の上部にＯＡタリー表示面４１１または４２１を設けていた。しかし、図４（ｃ）及び図４（ｄ）は、ＯＡタリー表示面４１１または４２１を設けて（割り当てて）いない実施例である。即ち、図４（ｃ）または図４（ｄ）の実施例においても、図４（ａ）または図４（ｂ）と同様に、表示面４１０または４２０は、ＯＡ中には赤点灯しており、ＯＡ中ではないときには消灯している。
しかし、図４（ｃ）または図４（ｄ）では、キュー指示時には、表示面４３０または４４０全体がキュータリー表示面４３２または４４２となって、キュータリー点灯する。そして、キュー指示してから必要な時間点灯し、その後再び、表示面４３０または４４０全体が赤点灯し、ＯＡタリー表示に戻るものである。
このとき、キュータリーの点灯色は、ＯＡタリーの点灯色と異なる色である。
この結果、図４（ａ）及び図４（ｂ）の効果に加え、表示面全体をキュータリー表示面として使用するため、被写体の人物から、それらの表示が見え易く、調整室１９からの通知が理解し易い。

なお、本発明では、カウントを刻む使用例以外に、３者に対して個別にキュー出しするような使い方も可能である。例えば、図４（ｅ）は、表示面４５０全体をＯＡタリー表示とし、中央部４５２に複数のキュータリー表示面４５３、４５４、４５５、４５６を配置し、複数のキューの通知機能を可能とした実施例である。
例えば、図４（ｅ）の実施例においては、ＯＡ通知手段及びキュー指示手段としてランプの一部エリアの点灯色を変更し、ＯＡ通知手段とキュー指示手段を各々制御する機能を有する。
図４（ａ）または図４（ｂ）と同様に、上部をＯＡタリー表示面とし、下部をキュータリー表示面とするように割り当てても良い。
この結果、図４（ａ）〜図４（ｄ）の効果の他に、複数種類のキュー指示や複雑さキュー指示を被写体の人物に通知することができる。なお、複数の指示の他、図４（ｂ）の実施例のように、キュー指示までのカウントダウンを表示することも可能である。

１０：スタジオ、１１：カメラ、１２：タリーランプ、１３：ＣＣＵ、１４：ＲＣＵ、１５：ＯＡタリー制御ユニット、１８：光ケーブル、１９：調整室、２１：カメラ、２２：ＯＡタリーランプ、２３：ＣＣＵ、２４：ＲＣＵ、２５：ＯＡタリー制御、２５：ＯＡタリー制御ユニット、２６：キュータリー制御ユニット、２７：キュータリーランプ、２８：タリーランプ、３１：カメラ、３３：ＣＣＵ、３４：ＲＣＵ、４１０、４２０、４３０、４４０、４５０：表示面、４１１、４２１：ＯＡタリー表示面、２８１：ＯＡタリーランプ、２８２：キュータリーランプ。

Claims

カメラ、ＲＣＵ、オンエアタリー制御ユニット、及びキュータリー制御ユニットを有する放送用スタジオカメラシステムにおいて、
前記カメラは、タリーランプを搭載しスタジオ内に設置したカメラと、調整室内に設置したＣＣＵと、前記カメラと前記ＣＣＵとを接続する光ケーブルを備え、前記オンエアタリー制御ユニットと前記キュータリー制御ユニットの制御信号に応答して、前記タリーランプを点灯し、被写体の人物に対してオンエア及びキューを指示することを特徴とする放送用スタジオカメラシステム。