JP2013242605A - コンピュータソフトウェアにおけるドキュメント閲覧システムでの閲覧部位を記録し分析に活用する手法 - Google Patents

コンピュータソフトウェアにおけるドキュメント閲覧システムでの閲覧部位を記録し分析に活用する手法 Download PDF

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Kazuya Yamauchi
和也 山内
Hiroaki Nakamura
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Abstract

【課題】カタログやマニュアル、雑誌などのドキュメントの閲覧ログの分析では、閲覧個所のおおよその位置を把握することしかできず、ドキュメントの各部位を閲覧したか精度よく判別することができなかった。そのため、従来のログ分析の手法では閲覧者のニーズ分析に役立てることはできなかった。
【解決手段】インターネットもしくはイントラネットで利用されるドキュメント閲覧システムを利用し、閲覧時の画面表示位置や保持時間を記録し、一方でドキュメントの各部位ごとに、閲覧に必要な拡大サイズ、時間などの情報と照合することで各部位の閲覧の有無を精度よく判別できる手法を実現した。さらに、各部位に製品コード、ドキュメント種類などの属性を設定しておくことで、閲覧状況を属性でクロス分析し閲覧ユーザを絞り込んで、その閲覧特性などを分析するなどによりユーザのニーズ分析まで可能となった。
【選択図】図１

Description

本発明は、コンピュータソフトウェアを用いて閲覧するドキュメントの閲覧部位の記録および分析の手法に関する。
現在、インターネットおよびイントラネットでのドキュメント閲覧システムでは、閲覧ユーザの閲覧履歴を記録する場合、閲覧ファイルの閲覧ページおよび拡大表示した位置の記録を取り、閲覧状態を分析する手法が存在する。
この手法では、閲覧時の表示センター位置などを記録し、閲覧頻度をドキュメントの位置で色分け表示することで閲覧状況の概要を分析することはできるが、部位ごとにユーザが読んだことを正確に把握はできない問題があった。
また、各部位の閲覧状況が位置情報として記録されているだけであるため、例えばカタログなどの閲覧の場合、製品ごとの解説や図表などの閲覧状況を集計・分析するなどの論理的な解析を行うことがでず、閲覧状況を目視で確認するにとどまっていた。
上記の課題を解決するため、請求項１記載の発明は、ドキュメント閲覧システムでの閲覧時、一定時間以上停止して閲覧した画面上の閲覧範囲と閲覧時間を閲覧ログとしてデータベースに記録することができるようにした。
請求項２に記載の発明は、ドキュメントの構成部位の位置と属性（製品コード、情報種類、図面、スペック表など）を定義し、請求項１で記録された閲覧ログからこの構成部位ごとの閲覧結果を構成部位閲覧ログとしてデータベースに記録できるようにした。
請求項３に記載の発明は、請求項２で記録された構成部位閲覧ログを元にドキュメントの属性を指定してクロス分析し、クロス分析結果から閲覧ユーザを絞り込んでドキュメント全体の閲覧状況を分析することを可能にした。
請求項４に記載の発明は、閲覧ログ分析を行うユーザごとにあらかじめ閲覧可能なページや構成部位を設定することで分析ユーザごとに限定した閲覧ログ分析を提供することを可能にした。
本発明によりドキュメントの各部位単位で閲覧者の閲覧有無および閲覧時間をより正確に判別することが可能となり、閲覧者の閲覧状況を部位単位で精度よく把握し分析することが可能になった。この機能を利用してカタログ、マニュアルや雑誌などのドキュメントの校正改善作業に寄与することができる。
また、閲覧した各部位に設定した属性でクロス分析を行うことで、閲覧者をある一定の条件で絞り込んで閲覧傾向を分析することができ、閲覧者のニーズ分析を行うことも可能となった。
さらに、雑誌などで本ログ分析を利用すれば精度よく広告効果を把握することが可能となる。ログ分析ユーザごとに分析対象を限定する機能を利用して、広告主にログ分析サービスをご提供し、広告効果の測定や顧客ニーズ調査に活用することも可能となった。
本発明でのドキュメント閲覧ログ分析の概要図 本発明の閲覧ログの記録方法 本発明の構成部位別閲覧ログの記録方法 本発明の属性別クロス分析および絞り込み分析方法 本発明のユーザ別ログ分析サービスの概要
本発明の実施形態を説明する。
図１のとおり、ドキュメント閲覧システムを用いてインターネットもしくはイントラネット上に公開されたドキュメントにアクセスした閲覧者の閲覧ログをデータベースに登録し、その分析ツールを用いてログ分析を行う。また、分析可能なページや属性を絞り込んで限定ユーザにログ分析サービスを提供する。
図２にドキュメント閲覧ログの記録方法を示す。
ユーザがドキュメント閲覧中に一定時間画面を停止した際、表示していたエリアと停止時間をデータベースに書き込む。
図３に構成部位別閲覧ログの記録方法を示す。
まず、ドキュメントの構成部位を定義する。図２に示すドキュメント閲覧ログのデータベースに登録されている表示エリアとこの部位別位置情報をマッチングすることでどの部位を閲覧したかの判別を行うことができる。
なお、各部位には例えば、情報種類＝写真、製品コード＝Ｄ１２３などの属性情報が設定されているので本判定により閲覧ありとなった場合は設定されている属性情報を閲覧したとデータベースに記録される。
図４に本発明の属性別クロス分析および絞り込み分析方法を示す。まず、閲覧期間を指定し、属性の項目を指定してクロス分析を行う。例えば、製品コードと情報種類を分析軸として選択した場合、各製品コード別、情報種類別の閲覧数が分析表に表示される。
さらに分析表から絞り込みたい項目を選択すると、選択した条件に一致する閲覧者に絞り込んでその他の部位の閲覧状況を色分けして分析することが可能。
図５にユーザ別ログ分析サービスの概要を示す。
ログ分析を行うユーザ毎に閲覧可能なドキュメントのページ数や属性情報を設定する機能を設けることで、ログ分析を行う範囲を限定することが可能となる。
例えば、雑誌などの場合、広告主に対してログ分析システムを提供する場合、あらかじめ設定したページや当該広告主の製品など属性情報の範囲を指定することで、広告主の関連情報のみ分析が可能とすることが可能となる。

Claims (4)

  1. ドキュメント閲覧者の閲覧部位を記録する手法
  2. ドキュメントの各部位に属性を持たせて前述の閲覧記録から閲覧部位を記録する手法
  3. 前記記録を用いて属性を元に分析する手法
  4. 前記記録の一部に限定した分析サービスを提供する手法
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