JP2013242527A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像表示装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】共有メモリを使用する場合でも、迅速に入力画像と合成用画像を合成することができるようにすること。
【解決手段】画像処理装置100は、共有メモリ120と、共有メモリ120を制御する共有メモリ制御部130と、出力画像DOUTの階調数よりも少ない階調数の元画像を生成し、共有メモリ制御部130に要求して、元画像を共有メモリ120に記憶させる演算部110と、共有メモリ制御部130に要求して、共有メモリ120より元画像を取得し、元画像の階調数を増加させることにより合成用画像を生成し、合成用画像を入力画像DINに合成することにより、出力画像DOUTを生成する出力画像生成部142とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像表示装置に関する。
共有メモリを用いて画像処理を行う画像処理装置が従来からある。例えば、特許文献1に記載の画像処理装置では、CPUと機能処理部とが、共有メモリをともに使用して画像処理を行っている。
特許第3959407号公報
しかしながら、従来の画像処理装置では、共有メモリを利用して、入力画像に合成するための合成用画像の描画、及び、入力画像と合成用画像との合成を行う場合に、時間がかかることがある。
例えば、特許文献1記載の画像処理装置は、入力画像に合成するための合成用画像をCPUが描画し、この合成用画像を共有メモリに記憶し、共有メモリから機能処理部がこの合成用画像を読み出し、機能処理部がこの合成画像を入力画像と合成する。この場合、共有メモリに対しては、CPUからの書き込み要求と、機能処理部からの読み出し要求とが発行される。もし合成用画像の画像サイズが大きい場合、CPUからの書き込み要求の発行数及び機能処理部からの読み出し要求の発行数が増大することになる。
一方、共有メモリに対して単位時間あたりに読み出し又は書き込みできるデータの上限は、共有メモリを接続するバスの通信速度によって制限される。よって、合成用画像の大きさが大きくなり、書き込み要求の発行数及び読み出し要求の発行数の両方が増大すると、何れか一方を優先せざるを得ず、結果的に入力画像と合成用画像の合成に時間がかかることになる。
そこで、本発明は、共有メモリを使用する場合でも、迅速に入力画像と合成用画像を合成することができるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、共有メモリと、前記共有メモリを制御する共有メモリ制御部と、出力画像の階調数よりも少ない階調数の元画像を生成し、前記共有メモリ制御部を介して、当該元画像を前記共有メモリに記憶する処理を行う演算部と、前記共有メモリ制御部を介して、前記共有メモリより前記元画像を取得し、前記元画像の階調数を増加させることにより合成用画像を生成し、当該合成用画像を入力画像に合成することにより、前記出力画像を生成する出力画像生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、共有メモリを使用する場合でも、迅速に入力画像と合成用画像を合成することができる。
実施の形態1及び3に係る画像処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における共有メモリの構成を示す概略図である。 実施の形態1における出力画像生成部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における画像処理装置を含む画像表示装置を示す概略図である。 実施の形態2に係る画像処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る画像処理装置100の構成を概略的に示すブロック図である。画像処理装置100は、演算部110と、共有メモリ120と、共有メモリ制御部130と、画像処理部140とを備える。また、演算部110、共有メモリ120及び共有メモリ制御部130は、メモリバス150を介して接続されている。なお、画像処理装置100には、入力画像DIN及び描画要求信号RQINが入力される。そして、画像処理装置100は、描画要求信号RQINに従って画像を生成し、生成した画像を入力画像DINに合成することで出力画像DOUTを生成し、この出力画像DOUTを出力する。なお、図1の括弧内の符号は、実施の形態3における構成を示している。
演算部110は、元画像を描画する。元画像は、入力画像DINに合成するための画像(以下、合成用画像と呼ぶこともある)の元になるものである。ここで、演算部110は、後述するように、画像処理部140から得られる描画指示信号C141に従って、元画像を描画する。例えば、演算部110は、合成用画像の大きさが予め定められた大きさ以上である場合に、合成用画像の階調数よりも少ない階調数で元画像を生成する。演算部110は、描画によって得られた元画像の書き込み、並びに、描画の際必要になる一時的なデータの読み出し及び書き込みを、共有メモリ制御部130に要求する。そして、演算部110は、これらの処理を共有メモリ120に対して行う。なお、演算部110は、共有メモリ120に対してデータの書き込み又は読み出しを行う際は、要求信号RQ110を発行する。さらに、演算部110は、元画像を共有メモリ120に書き込んだ場合には、元画像を共有メモリ120に書き込んだ領域を示す読出領域通知信号D110を画像処理部140に与える。
共有メモリ120は、演算部110及び画像処理部140で共有されるメモリである。
図2は、共有メモリ120の構成を示す概略図である。共有メモリ120は、領域M01、領域M02及び領域M99の3つの領域に分割されている。このうち領域M01及び領域M02は、演算部110が描画した元画像を書き込むための領域で、領域M99は、元画像以外に必要な一時的データを書き込むための領域である。例えば、領域M99には、描画の際必要になる一時的なデータとして、画像を構成する複数の素材データと、それぞれの素材データの配置位置及び拡大縮小率等のように、それぞれの素材データの描画定義を示す描画定義情報とが記憶される。
演算部110は、元画像を更新する際は、領域M01及び領域M02の何れか一方に、新しい元画像を書き込む。そして、画像処理部140は、読出領域通知信号D110によって、領域M01及び領域M02の何れか一方から、描画の完了した元画像を読み出す。言い換えると、領域M01に対して元画像の書き込みが完了している場合、画像処理部140は、領域M01から元画像を読み出し、演算部110は、領域M02に新しい元画像を書き込む。逆に、領域M02に対して元画像の書き込みが完了している場合、画像処理部140は、領域M02から元画像を読み出し、演算部110は、領域M01に新しい元画像を書き込む。画像処理部140は、どちらの領域から元画像を読み出すかを、演算部110が出力する読出領域通知信号D110によって判断する。なお、画像処理部140は、共有メモリ120から元画像を読み出す場合には、要求信号RQ142を発行する。
共有メモリ制御部130は、共有メモリ120に対して発行される複数の要求信号(上述の例では、要求信号RQ110及び要求信号RQ142)の調停を行う。そして、共有メモリ制御部130は、調停の結果、共有メモリ120に対する読み出し動作又は書き込み動作が許可された対象(上述の例では演算部110又は画像処理部140)と共有メモリ120との間で必要なデータの受け渡しを行う。なお、複数の要求信号に対する調停を行う方法は、例えば、特許第3732139号公報に開示されている。
画像処理部140は、入力画像DIN及び描画要求信号RQINを取得する。そして、画像処理部140は、描画要求信号RQINに従って描画指示信号C141を生成して、この描画指示信号C141を演算部110に与える。また、画像処理部140は、描画指示信号C141に従って演算部110で生成された元画像を共有メモリ120から読み出し、この元画像を入力画像DINに合成することで出力画像DOUTを生成する。そして、画像処理部140は、出力画像DOUTを出力する。ここで、画像処理部140は、描画制御部141と、出力画像生成部142とを備える。
描画制御部141は、描画要求信号RQINを取得して、この描画要求信号RQINに従って描画指示信号C141を生成する。ここで、描画制御部141は、描画要求信号RQINで描画することが要求された合成用画像の大きさ(合成用画像を構成する画素の数)が所定の値以上の場合、その合成用画像の階調数よりも少ない階調数で画像を描画する描画指示信号C141を生成する。例えば、描画制御部141は、合成用画像の大きさが所定の値以上の場合、出力画像DOUTの階調数よりも少ない階調数で画像を描画する描画指示を示す描画指示信号C141を生成する。ここで、出力画像DOUTの階調数、及びこの階調数よりも少ない階調数は、予め定められていればよい。また、描画制御部141は、合成用画像の大きさが所定の値未満の場合には、出力画像DOUTと同じ階調数となるように画像を描画する描画指示を示す描画指示信号C141を生成する。なお、描画制御部141は、描画情報記憶部としてのメモリ141aを備えている。このメモリ141aは、描画要求信号RQINで描画することが要求される合成用画像の大きさ及び階調数を含む描画情報を記憶している。そして、描画制御部141は、この描画情報を参照することで、描画要求信号RQINで描画することが要求された合成用画像の大きさ及び階調数を特定する。
そして、描画制御部141は、このようにして生成した描画指示信号C141を演算部110に与える。また、描画制御部141は、描画指示信号C141で指示した階調数及び合成用画像の階調数を示す階調数通知信号D141を出力画像生成部142に与える。
出力画像生成部142は、共有メモリ制御部130に要求して、元画像を共有メモリ120から読み出し、描画制御部141から与えられた階調数通知信号D141に従って、読み出した元画像から合成用画像を得る。本実施の形態においては、出力画像生成部142は、合成用画像の大きさが予め定められた大きさ以上である場合に、元画像の階調数を増加させることにより合成用画像を生成し、合成用画像の大きさが予め定められた大きさ未満である場合に、元画像をそのまま合成用画像とする。そして、出力画像生成部142は、合成用画像を入力画像DINと合成することで出力画像DOUTを生成し、この出力画像DOUTを出力する。なお、演算部110が描画した元画像を共有メモリ120から読み出す際は、出力画像生成部142は、共有メモリ制御部130に対して要求信号RQ142を発行する。
図3は、出力画像生成部142の構成を概略的に示すブロック図である。出力画像生成部142は、階調変換部142aと、合成部142bとを備える。なお、図3中の符号DMは、共有メモリ120から読み出した元画像を現す。また、図3の括弧内の符号は、実施の形態3における構成を示している。
階調変換部142aは、描画制御部141から与えられた階調数通知信号D141に従って、元画像DMから合成用画像を得る。例えば、階調変換部142aは、階調数通知信号D141に基づいて、描画指示信号C141で指示した階調数と合成用画像の階調数とが同じであると判断した場合には、元画像DMの階調数を変更せずに、元画像DMをそのまま合成用画像として合成部142bに与える。一方、階調変換部142aは、階調数通知信号D141に基づいて、描画指示信号C141で指示した階調数と合成用画像の階調数とが異なるものであると判断した場合(描画指示信号C141で指示した階調数が合成用画像の階調数よりも小さい場合)には、元画像DMの階調数を変更することで合成用画像を生成し、生成した合成用画像を合成部142bに与える。例えば、階調変換部142aは、εフィルタに代表されるエッジ保存型平滑化処理を用いて、元画像DMのビット数を増やした階調修正画像を、合成用画像として出力する。なお、画像の階調数を増やす処理については、例えば特許第4527750号公報に開示されている。ここで、階調変換部142aは、元画像DMの階調数を、階調数通知信号D141で示される合成用画像の階調数にまで増加させることが望ましい。なお、階調数通知信号D141で示される合成用画像の階調数は、出力画像DOUTの階調数と同じものとする。
合成部142bは、入力画像DINと合成用画像とを合成し、出力画像DOUTを生成する。そして、合成部142bは、生成した出力画像DOUTを出力する。合成の例としては、入力画像DINの一部を合成用画像で上書きする方法、及び、いわゆるアルファブレンドと呼ばれる方法等がある。
以上が、実施の形態1に係る画像処理装置100である。以下、その作用及び効果を中心に説明する。
まず、仮に、演算部110が、合成用画像の大きさによらず、一定の階調数(例えば、出力画像DOUTと同じ階調数)で元画像を描画する場合の問題について述べる。
この場合、元画像を1枚読み出すために、出力画像生成部142が共有メモリ120から読み出すデータ量(あるいは、出力画像生成部142が発行する要求信号RQ142の数)は、演算部110が描画する元画像の大きさにほぼ比例する。
さらに、元画像を1枚描画するために、演算部110が共有メモリ120に対して書き込み又は読み出すデータ量(あるいは、演算部110が発行する要求信号RQ110の数)も、演算部110が描画する元画像の大きさが増大するにつれ大きくなる。
そして、共有メモリ120に対して単位時間あたりに読み出し又は書き込みできるデータ量の上限(言い換えると、共有メモリ制御部130が単位時間あたりに処理できる要求信号RQ110の数と要求信号RQ142の数の和)は、メモリバス150の通信速度によって制限される。
従って、元画像の大きさが大きくなり、演算部110が発行する要求信号RQ110及び出力画像生成部142が発行する要求信号RQ142の発行数がどちらも増大すると、演算部110による元画像の描画及び出力画像生成部142による元画像の読み出しの少なくとも一方に時間がかかり、結果的に入力画像DINと合成用画像の合成に時間がかかることになる。
一方、実施の形態1に係る画像処理装置100は、合成用画像の大きさが所定の値以上の場合、より少ない階調数で元画像を描画し、共有メモリ120に書き込む又は共有メモリ120から読み出すデータサイズが小さくなるので、合成用画像の大きさが大きくなっても、要求信号RQ142の発行数及び要求信号RQ110の発行数が増大しない。従って、演算部110による合成用画像の描画及び出力画像生成部142による元画像の読み出しにも時間がかからない。つまり、合成用画像の大きさが大きくなっても、入力画像DINと合成用画像との合成を短時間のうちに終えることができる。
また、一般的に画像の階調数が少なくなると、特にグラディエーションのように階調が滑らかに変化する箇所に、擬似輪郭と呼ばれる偽の模様が現れ、視覚的に不快に感じることがある。この点、実施の形態1に係る画像処理装置100は、元画像の階調数を増やした合成用画像を入力画像DINと合成しているため、元画像の描画に用いる階調数を少なくしたとしても、視覚的な不快感を与えることもない。
画像処理装置100は、画像表示装置に用いることができる。図4は、画像処理装置100を含む画像表示装置10を示す概略図である。画像表示装置10は、テレビ11と、テレビ用リモコン12とを備える。テレビ11は、図1に示されている画像処理装置100を内部に備えている。画像処理装置100が出力する出力画像DOUTは、テレビ11が備える、例えば液晶パネル等の表示部11aに表示される。
また、テレビ11の使用者は、テレビ用リモコン12を用いてテレビ11を制御できる。さらにテレビ用リモコン12からの制御内容によって、テレビ11上には様々なユーザーメニューが表示される。ユーザーメニューの例としては、電子番組表及び画質調整用のメニュー等がある。
図1に示す画像処理装置100内の描画制御部141は、テレビ用リモコン12からの制御内容に応じて、テレビ11の制御部(図示せず)から発行された描画要求信号RQINに従って、テレビ11上に表示するユーザーメニューの元画像を描画する描画指示信号C141を生成する。この元画像は、出力画像生成部142において合成用画像にされる。そして、合成用画像は、テレビ11の入力画像DIN(図示しないアンテナ線からの入力映像及び図示しない映像再生装置(例えば、ブルーレイプレーヤー)の再生映像等)と合成され、テレビ11上に表示される。
テレビ11は、図1に示されている画像処理装置100を備えているので、表示部に占めるユーザーメニューの表示領域が大きかったとしても、共有メモリ120に書き込む又は共有メモリ120から読み出すデータサイズは小さいので、短時間のうちにユーザーメニューを描画及び表示することができる。従って、使用者は、テレビ用リモコン12を介して、素早くテレビ11を制御することができる。さらに、ユーザーメニュー中にグラディエーションのような階調が滑らかに変化する箇所があったとしても、視覚的な不快感のない画像が迅速に表示されるので、デザイン性の高いユーザーメニューが迅速に表示される。
なお、階調変換部142aの処理は、エッジ保存側の平滑化フィルタを使って階調数を増やす処理が最も効果的であるが、変形例としてディザ処理であってもよい。
実施の形態2.
実施の形態2は、図1に示されている画像処理装置100において、入力画像DINに対し所定の画像処理を行う機能処理部が追加されている。この機能処理部は、必要に応じて共有メモリ120に対して読み出し又は書き込みを行う。
図5は、実施の形態2に係る画像処理装置200の構成を概略的に示すブロック図である。画像処理装置200は、演算部110と、共有メモリ120と、共有メモリ制御部230と、画像処理部240とを備える。実施の形態2に係る画像処理装置200は、共有メモリ制御部230での処理の点及び画像処理部240の構成の点において、実施の形態1に係る画像処理装置100と異なっている。
画像処理部240は、描画制御部141と、出力画像生成部142と、機能処理部243と、機能処理部244とを備える。実施の形態2における画像処理部240は、機能処理部243及び機能処理部244をさらに備える点において、実施の形態1における画像処理部140と異なっている。
機能処理部243は、入力画像DINに対し、ノイズ除去処理を行うノイズ除去部である。機能処理部243は、ノイズ除去処理の過程で必要になるデータを、共有メモリ120に対して読み出し又は書き込みを行う。なお、共有メモリ120に対して読み出し又は書き込みが必要な場合、機能処理部243は、要求信号RQ243を発行する。
機能処理部244は、ノイズ除去処理を受けた入力画像DINに対し、強調処理を行う強調部である。機能処理部244は、強調処理の過程で必要になるデータを、共有メモリ120に対して読み出し又は書き込みを行う。なお、共有メモリ120に対して読み出し又は書き込みが必要な場合、機能処理部244は、要求信号RQ244を発行する。
共有メモリ制御部230は、要求信号RQ110、要求信号RQ243、要求信号RQ244及び要求信号RQ142の調停行う。そして、共有メモリ制御部230は、調停の結果、共有メモリ120に対する読み出し動作又は書き込み動作が許可された対象(上述の例では、演算部110、機能処理部243、機能処理部244及び出力画像生成部142の何れか)と、共有メモリ120との間で必要なデータの受け渡しを行う。
実施の形態2に係る画像処理装置200によれば、入力画像DINに対して、様々な画像処理を行うことができるので、入力画像DINをより高画質にして出力することができる。なお、機能処理部243及び機能処理部244で行う画像処理は、ノイズ除去処理及び強調処理に限定されない。また、より多くの機能処理部が設けられていてもよく、機能処理部243及び機能処理部244の何れか一方だけが設けられていてもよい。
実施の形態3.
画像の階調数を増やす場合、画像がカラー画像の場合、単純に色成分毎に独立して処理すると画像の画質が悪化することがある。以下、元画像が赤成分(R成分)、緑成分(G成分)、青成分(B成分)からなるカラー画像であり、εフィルタのようなエッジ保存型の平滑化フィルタを用いて元画像の階調数を増やす場合を例に、実施の形態3を説明する。
図1に示されているように、実施の形態3に係る画像処理装置300は、演算部110と、共有メモリ120と、共有メモリ制御部130と、画像処理部340とを備える。実施の形態3に係る画像処理装置300は、画像処理部340での処理において、実施の形態1に係る画像処理装置100と異なっている。
画像処理部340は、描画要求信号RQINを取得する。そして、画像処理部340は、描画要求信号RQINに従って、描画指示信号C141を生成して、この描画指示信号C141を演算部110に与える。また、画像処理部340は、描画指示信号C141に従って演算部110で生成された元画像を共有メモリ120から読み出し、この元画像から合成用画像を得る。そして、画像処理部340は、得られた合成用画像を入力画像DINに合成することで出力画像DOUTを生成する。ここで、画像処理部340は、描画制御部141と、出力画像生成部342とを備える。実施の形態3における画像処理部340は、出力画像生成部342での処理において、実施の形態1における画像処理部140と異なっている。
出力画像生成部342は、元画像を共有メモリ120から読み出し、描画制御部141から与えられた階調数通知信号D141に従って、読み出した元画像から合成用画像を得る。そして、出力画像生成部342は、得られた合成用画像を入力画像DINと合成することで出力画像DOUTを生成し、この出力画像DOUTを出力する。
図3に示されているように、出力画像生成部342は、階調変換部342aと、合成部142bとを備える。実施の形態3における出力画像生成部342は、階調変換部342aでの処理において、実施の形態1における出力画像生成部142と異なっている。
階調変換部342aは、描画制御部141から与えられた階調数通知信号D141に従って、元画像DMから合成用画像を得る。例えば、階調変換部342aは、階調数通知信号D141に基づいて、描画指示信号C141で指示した階調数と合成用画像の階調数とが同じであると判断した場合には、元画像DMの階調数を変更せずに、元画像DMをそのまま合成用画像として合成部142bに与える。一方、階調変換部342aは、階調数通知信号D141に基づいて、描画指示信号C141で指示した階調数と合成用画像の階調数とが異なると判断した場合には、元画像DMの階調数を変更することで合成用画像を生成し、生成した合成用画像を合成部142bに与える。例えば、階調変換部142aは、元画像DMに対してεフィルタに代表されるエッジ保存型平滑化処理を用いて元画像DMのビット数を増やした階調修正画像を合成用画像として出力する。
まず、単純に色成分毎に独立してεフィルタによる処理を施す場合を考える。
以下、水平座標x、垂直座標yを用いて座標(x,y)で表される位置にある元画像の画素が持つR成分をR1(x,y)、G成分をG1(x,y)、B成分をB1(x,y)とする。また、εフィルタによって階調数が増やされた合成用画像の画素が持つR成分をR2(x,y)、G成分をG2(x,y)、B成分をB2(x,y)で表す。
ここで、単純に色成分毎に独立してεフィルタにより施される処理は、下記の(1)〜(3)式で表される。
Figure 2013242527
Figure 2013242527
Figure 2013242527
なお、上記の式でεは閾値を表す。(i,j)は、注目画素(x,y)に対する各周辺画素の相対位置を表す。a(i,j)は加重加算用の係数を表す。ここで、係数a(i,j)は、下記の(4)式を満たすように、予め定められていることが望ましい。
Figure 2013242527
(1)〜(3)式では、元画像内に有彩色のエッジが存在すると、エッジ近傍において、色成分によって平滑化処理が行われたり行われなかったりすることがある。例えば、R成分は、エッジの近傍で画素値の変化がεフィルタの計算に用いる閾値より大きいが、G成分及びB成分は、エッジの近傍で画素値の変化がεフィルタの計算に用いる閾値以下であるとすると、R成分についてはεフィルタによる平滑化処理が行われないため、R成分に関しては合成用画像を描画する際に意図した通りの画素値の変化が保たれる。一方、G成分及びB成分についてはεフィルタによる平滑化処理が行われるため、G成分及びB成分に関しては合成用画像を描画する際に意図しなかった画素値の変化が現れる。その結果、有彩色のエッジ近傍で画素値の変化が意図した通りとならず、この箇所に不自然な色の変化が現れることがある。
上記のような不具合を避けるためには、色成分毎に独立してエッジ保存型の平滑化フィルタによる処理を行うのではなく、元画像を構成する全ての色成分について、平滑化処理を行う画素と行わない画素とを統一する必要がある。以下、実施の形態3において、εフィルタを例に合成用画像を構成する全ての色成分について、平滑化処理を行う画素と行わない画素を統一する方法を述べる。
実施の形態3における階調変換部342aは、平滑化処理を行うか行わないかの判断を全ての色成分の間で共通としている。言い換えると、階調変換部342aは、画素毎に、何れかの色成分に対して平滑化処理を行う場合には、他の全ての色成分に対しても平滑化処理を行う。このような処理は、例えば、下記の(5)〜(7)式で表される。
Figure 2013242527
なお、上記の式で、max(A,B,C)はA、B、Cの最大値を表す。また、上記の式でも、εは閾値を表す。また、a(i,j)は加重加算用の係数を表し、(4)式を満たすように、予め定められていることが望ましい。
なお、上記の議論は、元画像が第1から第Nの色成分で表される画像であれば、どのような色成分であっても当てはまり、上記のように平滑化処理を行うか行わないかの判断を全ての色成分の間で共通とすることで、有彩色のエッジ近傍に不自然な色の変化が現れることを防止することができる。
実施の形態1〜3において、合成用画像の画素数の増大に伴う共有メモリ120への負担を最大限に軽減するには、合成用画像の画素数の増加に対して、元画像の階調数を単調減少(あるいは単調非増加)の関係で減少させるのがよい。
また、実施の形態1〜3に係る画像処理装置100、200、300と同様の動作を、コンピュータプログラムを実行することでコンピュータが実行するように構成することも可能である。
例えば、一般的なCPUが、共有メモリ制御部130、230、演算部110、描画制御部141及び出力画像生成部142、342と同じ動作をマルチタスクで実行することで、CPUに接続されたメモリを共有メモリ120と同様に利用することができる。このような場合には、図1に示されている画像処理装置100、300と同じ効果を得ることができる。さらに、この際、CPUが、図5に示されている機能処理部243及び機能処理部244と同じ動作を実行することで、図5に示されている画像処理装置200と同じ効果を得ることもできる。また、上記の方法で得られた画像を表示部に表示することで、図4に示されている画像表示装置10と同様の効果を得ることができる。
100,200,300 画像処理装置、 110 演算部、 120 共有メモリ、 130 共有メモリ制御部、 140,240,340 画像処理部、 141 描画制御部、 142,342 出力画像生成部、 142a 階調変換部、 142b 合成部、 243,244 機能処理部。

Claims (12)

  1. 共有メモリと、
    前記共有メモリを制御する共有メモリ制御部と、
    出力画像の階調数よりも少ない階調数の元画像を生成し、前記共有メモリ制御部に要求して、当該元画像を前記共有メモリに記憶させる演算部と、
    前記共有メモリ制御部に要求して、前記共有メモリより前記元画像を取得し、前記元画像の階調数を増加させることにより合成用画像を生成し、当該合成用画像を入力画像に合成することにより、前記出力画像を生成する出力画像生成部と、を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記出力画像生成部は、前記元画像の階調数を前記出力画像の階調数にまで増加させること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記出力画像生成部は、エッジ保存型平滑化フィルタを用いて前記元画像の階調数を増加させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記出力画像生成部は、画素毎に、何れかの色成分に対して平滑化処理を行う場合には、全ての色成分に対して平滑化処理を行うこと
    を特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記出力画像生成部は、画素毎に、何れかの色成分の差分の絶対値が予め定められた閾値以下である場合に、全ての色成分に対して平滑化処理を行うこと
    を特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記出力画像生成部は、前記元画像に対してディザ処理を行って、前記元画像の階調数を増加させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  7. 前記演算部は、前記合成用画像の大きさが予め定められた大きさ以上である場合に、前記合成用画像の階調数よりも少ない階調数で、前記元画像を生成し、
    前記出力画像生成部は、前記合成用画像の大きさが予め定められた大きさ以上である場合に、前記元画像の階調数を増加させることにより前記合成用画像を生成すること
    を特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記合成用画像を生成する要求である描画要求に従って、前記演算部に描画指示を与える描画制御部をさらに備え、
    前記描画制御部は、前記描画要求で要求された合成用画像の大きさが予め定められた大きさ以上である場合に、前記描画要求で要求された合成用画像の階調数よりも少ない階調数で前記元画像を生成する描画指示を前記演算部に与え、
    前記演算部は、前記描画指示に従って前記元画像を生成すること
    を特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記入力画像に所定の処理を行う機能処理部をさらに備え、
    前記出力画像生成部は、前記合成用画像を、前記機能処理部で処理された入力画像に合成することにより、前記出力画像を生成すること
    を特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の画像処理装置。
  10. 出力画像の階調数よりも少ない階調数の元画像を生成し、共有メモリを制御して、当該元画像を前記共有メモリに記憶させる演算過程と、
    前記共有メモリを制御して、前記共有メモリより前記元画像を取得し、前記元画像の階調数を増加させることにより合成用画像を生成し、当該合成用画像を入力画像に合成することにより、前記出力画像を生成する出力画像生成過程と、を備えること
    を特徴とする画像処理方法。
  11. 共有メモリと、
    前記共有メモリを制御する共有メモリ制御部と、
    出力画像の階調数よりも少ない階調数の元画像を生成し、前記共有メモリ制御部に要求して、当該元画像を前記共有メモリに記憶させる演算部と、
    前記共有メモリ制御部に要求して、前記共有メモリより前記元画像を取得し、前記元画像の階調数を増加させることにより合成用画像を生成し、当該合成用画像を入力画像に合成することにより、前記出力画像を生成する出力画像生成部と、
    前記出力画像を表示する表示部と、を備えること
    を特徴とする画像表示装置。
  12. 出力画像の階調数よりも少ない階調数の元画像を生成し、共有メモリを制御して、当該元画像を当該共有メモリに記憶させる演算過程と、
    前記共有メモリを制御して、前記共有メモリより前記元画像を取得し、前記元画像の階調数を増加させることにより合成用画像を生成し、当該合成用画像を入力画像に合成することにより、前記出力画像を生成する出力画像生成過程を備える画像処理方法によって処理された画像を表示すること
    を特徴とする画像表示装置。
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