JP2013240889A - ブラックライトアート構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷アート物を低コストで、かつ、簡単に幻想的に演出し得るブラックライトアート構造体を提供する。
【解決手段】透光性のあるフィルム基材3と、その裏面に積層されてブラックライトと反応して発光する蛍光染料を添加した粘着剤層4と、から成る保護フィルム2を備え、印刷インク5にてアート表現された印刷アート物20の表面に、保護フィルム2を粘着剤層4によって貼着して構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブラックライトアート構造体に関する。
従来、造花や造木の表面にブラックライトに反応して発光する蛍光塗料を塗布して成るブラックライトアート造形物が知られている(特許文献1参照)。
実開平5−714号公報
ところで、最近、カラオケルームやホテルの室内等で、ブラックライトを大きな壁面に照射して、幻想的な演出をしたり室内のムードを高めたりするために、室内壁面に蛍光増白剤を混入したインクにて風景や建造物等を印刷して、種々の意匠を表現することが行われるようになってきた。しかし、高価な蛍光増白剤をインクと印刷媒体に添加した特殊グレードを用いる必要があったため、インクと印刷媒体の種類とバリエーションに乏しく、かつ、コストが高くなるという欠点があった。また、ブラックライトアート構造体を簡単に製作することができなかった。
そこで、本発明は、バリエーションが豊富で汎用のインクと印刷媒体を用いることができるため、印刷アート物を低コストで、かつ、簡単に幻想的に演出し得るブラックライトアート構造体を提供することを目的とする。
本発明に係るブラックライトアート構造体は、透光性のあるフィルム基材と、その裏面に積層されてブラックライトと反応して発光する蛍光染料を添加した粘着剤層と、から成る保護フィルムを備え、印刷インクにてアート表現された印刷アート物の表面に、上記保護フィルムを上記粘着剤層によって貼着して構成したものである。
また、上記粘着剤層に添加された蛍光染料が、蛍光増白剤から成り、その濃度は0.1重量%〜10重量%であるものである。
本発明のブラックライトアート構造体によれば、ブラックライトを照射することで、蛍光染料を添加した保護フィルムの粘着剤層が発光して印刷アート物が発光した如くに見えて、印刷アート物を浮き立たせて、かつ、幻想的に演出できる。保護フィルムを印刷アート物の表面に貼るだけにて多種多様なアート表現が自由自在に行い得る。しかも、粘着剤層に添加させる蛍光染料の量が少なく済み、コストを低減することができる。
本発明の実施の一形態を示した要部拡大断面図である。 本発明の他の実施形態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施例を使用状態で示した簡略図である。 本発明の他の実施例を使用状態で示した簡略図である。 本発明の別の実施例を使用状態で示した簡略図であり、(A)は右上の印刷アート物と左下の印刷アート物にブラックライトを照射した状態を示し、(B)は右下の印刷アート物と左上の印刷アート物にブラックライトを照射した状態を示している。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1に示すように、本発明のブラックライトアート構造体は、透光性のあるフィルム基材3と、その裏面に積層されてブラックライトと反応して発光する蛍光染料を添加した粘着剤層4と、から成る保護フィルム2を備え、印刷インク5にてアート表現された印刷アート物20の表面に、保護フィルム2を粘着剤層4によって貼着して構成している。
印刷アート物20は、シート状の印刷媒体6の表面に従来公知のインクから成る印刷インク5によってアート表現(芸術的表現・描写)されたものである。印刷アート物20は、印刷媒体6の裏面に積層した媒体粘着剤層7によって、被着体8に貼着されている。
フィルム基材3は、PET樹脂や塩化ビニル等の柔軟性を有する材料から成り、被着体8が弯曲状である場合や立体形状である場合であっても、その形状に沿って弯曲した印刷アート物20に対応して、保護フィルム2を貼ることができる。粘着剤層4は、従来公知の粘着剤に蛍光染料を添付してフィルム基材3の裏面に積層させたものである。
本発明に於て、フィルム基材3が「透光性のある」とは、全光線透過率(JISK7361−1)が70%以上、又は、Haze(JISK7136)20%以下を言う。
粘着剤層4に添加された蛍光染料が、蛍光増白剤から成り、その蛍光増白剤の濃度は0.1重量%〜10重量%であり、より好ましくは、0.5重量%〜5重量%である。
蛍光増白剤とは、通常の光の下では目立ちにくいが、例えば、ブラックライト(紫外線を多く含む光)を照射する等の特定の刺激を与えると、目視可能な光を発して目で容易に見えるようになる性質を有している。
仮に、蛍光増白剤の濃度が下限値より小さいと、ブラックライトを照射した時の発光量が不足し、上限値より大きいと、粘着剤層4に多量の蛍光増白剤が添加されることとなり、コストが高くなる虞れがある。また、フィルム基材厚は3〜200μ、粘着剤層厚は3〜50μが望ましい。
蛍光染料は、低沸点高分子化合物であり、耐熱性に劣り、染料分子のマイグレーションが発生し易く耐久性に劣る傾向がある。よって、蛍光染料のフィルム基材3への添加についてはフィルム基材3を成膜製造する際、160℃以上の高温で熱溶融するためフィルム材料に熱履歴の負荷がかかり、染料が分解もしくは気化して染料のロスが発生し、または加工機へのプレートアウトの発生、フィルム基材にチョーキング、ブルーム、ブリードアウトなど欠陥が発生して耐久性を損ねる虞れがある。しかるに、本発明では、上述したように、蛍光染料は粘着剤層4に添加した構成であるので、染料コスト、製造安定性、耐久性に著しく優れている。
蛍光増白剤としては、例えば、ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体、トリアジニルアミノスチルベン誘導体、ビススチルビフェニル誘導体、2−(メタンスルホニル)エタノール、2,5−ビス(5−ターシャリー−ブチル−2−ベンゾキサゾイル)チオフェン等を用いることができる。
本発明のブラックライトアート構造体は、健康被害を引き起こす危険性もある蛍光増白剤を添加した粘着剤層4を、フィルム基材3により被覆しているため、蛍光増白剤により人体に悪影響を与えるリスクを軽減しており、従来と比較すると、蛍光増白剤の使用に際し安全性を確保できるというメリットもある。
なお、図1に於て、上述の粘着剤層7の代りに、押しピンや粘着テープを用いて印刷アート物26を設置しても良い。
上述した本発明のブラックライトアート構造体の使用方法について説明する。
図3に示すように、潜水状態視点からの水中の景色を描いた印刷アート物20の表面に、保護フィルム2を貼り付け、ブラックライトを照射する。こうすると、印刷アート物20の表面に貼られた保護フィルム2の粘着剤層4にて、蛍光染料(蛍光増白剤)が発光して、印刷アート物20が発光しているかの如く浮き立たせ、水中景色の透明感や、水面から水中に日が射した際の美しい景色を幻想的に表現することができる。
また、博物館やイベント展示会に於て、夜になると光を発する珍しい種の蝶を展示する際に、蝶を描いた印刷アート物20の表面に、保護フィルム2を貼り付けて展示する。この印刷アート物20は、展示室が照明により明るい状態では、昼間に見られる蝶として表現され、そして、照明を消してブラックライトを照射すると、保護フィルム2の粘着剤層4が発光して、蝶が夜に光を放っているような状態に似せて印刷アート物20を表現できる。
さらに、別の使用方法としては、図5に示すように、複数の印刷アート物20,20を含む箇所に保護フィルム2を貼り付け、図5(A)のように、所定広さ面積の範囲S,Sにスポットライト等で絞ったブラックライトを照射する。こうすると、暗闇の中で、ブラックライトを照射した範囲S,Sにある印刷アート物20,20のみが鮮明に映し出される。次に、範囲S,Sに照射しているブラックライトを消し、他の範囲S,Sにブラックライトを照射して、この範囲S,Sにある印刷アート物20,20を鮮明に浮き出させる。また、所定広さの面積の範囲S,S,S,Sの各々を、(図示省略の)スクリーン送り機構によって、非照射時に順次変更してゆくことで、次々とブラックライト照射に伴って真新しいアート作品が映し出されることとなる。このように、ブラックライトを所定広さ面積の範囲S,S,S,Sに局部的に照射する等して、夫々異なる複数種類の印刷アート物20,20を次々と強調して浮き出させることができる。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、図2に示すように、印刷アート物20は、固定された壁や天井、バス、電車等の乗物の壁面、又は、鉄板や木製板体等の固定枠体9に直接に印刷インク5でアート表現したものであっても良い。また、印刷アート物20が、既設のものであっても良く、その上に保護フィルム2を貼って構成することも可能である。本発明のブラックライトアート構造体は、この印刷アート物20の表面に、保護フィルム2を粘着剤層4によって貼着することで構成される。
以上のように、本発明に係るブラックライトアート構造体は、透光性のあるフィルム基材3と、その裏面に積層されてブラックライトと反応して発光する蛍光染料を添加した粘着剤層4と、から成る保護フィルム2を備え、印刷インク5にてアート表現された印刷アート物20の表面に、保護フィルム2を粘着剤層4によって貼着して構成したので、ブラックライトを照射することで、蛍光染料を添加した保護フィルム2の粘着剤層4が発光して印刷アート物20があたかも発光したように見えて、印刷アート物を浮き立たせて、幻想的に演出できる。保護フィルム2を汎用的に使用されている印刷アート物20の表面に貼ることによって、多種多様に(あるいは立体的にも)表現できる利点がある。粘着剤層4に添加させる蛍光染料の量が少なく済み、コストを低減することができる。
また、粘着剤層4に添加される蛍光染料が、蛍光増白剤から成り、その濃度は0.1重量%〜10重量%であるので、ブラックライトを照射した際に十分に発光し、かつ、粘着剤層4に必要以上に蛍光増白剤が添加されることなく、コストを低く抑えることができる。
2 保護フィルム
3 フィルム基材
4 粘着剤層
5 印刷インク
20 印刷アート物

Claims (2)

  1. 透光性のあるフィルム基材(3)と、その裏面に積層されてブラックライトと反応して発光する蛍光染料を添加した粘着剤層(4)と、から成る保護フィルム(2)を備え、印刷インク(5)にてアート表現された印刷アート物(20)の表面に、上記保護フィルム(2)を上記粘着剤層(4)によって貼着して構成したことを特徴とするブラックライトアート構造体。
  2. 上記粘着剤層(4)に添加された蛍光染料が、蛍光増白剤から成り、その濃度は0.1重量%〜10重量%である請求項1記載のブラックライトアート構造体。
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