JP2013240446A - ミスト発生装置及び美容装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体の大型化を抑制しつつ、保護具とミストノズルとを連動して動作させることができるミスト発生装置及び美容装置を提供する。
【解決手段】少なくともミストノズル17を覆う閉位置と、閉位置よりもミストノズル17から離れる方向に変位した開位置との間で軸部の軸線方向に沿う軸線を中心として回動可能なノズルガード21と、ノズルガード21の回動に伴って軸部83を中心として回動する左ヒンジピン82と、ミストノズル17の回動に伴って軸部83の軸線方向に沿う回動軸線S2を中心として回動する延出部90と、左ヒンジピン82及び延出部90に対して駆動連結され、軸部83の軸線方向に延びる回動軸線S1を中心として回動することにより、左ヒンジピン82の回動を延出部90に伝達するリンクギア85とを備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、ミスト発生装置、及びこのミスト発生装置を有する美容装置に関するものである。
従来、水等の液体を加熱して生成したミストを顔等の人体に向けて放出することにより、肌に潤いを与える等の美容効果や肌ケアを目的としたミスト発生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のミスト発生装置では、比較的高温のミストを放出しているミストノズルに使用者の手が直接触れることを抑制するために保護具が設けられている。この保護具は、ミストノズルからの距離を規制しつつミストノズルを露出させる開位置と、ミストノズルを覆う閉位置との間で回動可能に構成されている。
また、上記のミスト発生装置では、ミストノズルと保護具とがリンク機構を介して連結されている。そのため、保護具が開位置と閉位置との間で回動すると、保護具の回動がリンク機構を介してミストノズルに伝達される結果、保護具に連動してミストノズルが回動する。したがって、保護具の回動操作を通じてミストノズルの角度を調整することが可能となっている。
特開2011−87909号公報
ところで、上記のミスト発生装置では、保護具が開位置と閉位置との間で回動した場合に、リンク機構が保護具の回動軸線と交差する方向に変位しつつ保護具の回動をミストノズルに伝達する。そのため、保護具の回動操作時においてリンク機構が通過するための空間域を確保する必要があるため、装置全体が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置全体の大型化を抑制しつつ、保護具とミストノズルとを連動して動作させることができるミスト発生装置及び美容装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のミスト発生装置は、ミストを生成するミスト生成部と、前記ミスト生成部で生成したミストの放出方向を変更するようにノズル回動軸を中心として回動可能なミストノズルと、少なくとも前記ミストノズルを覆う第1位置と、前記第1位置よりも前記ミストノズルから離れる方向に変位した第2位置との間で前記ノズル回動軸の軸線方向に沿う軸線を中心として回動可能な保護具と、前記保護具の回動に伴って前記ノズル回動軸の軸線方向に沿う軸線を中心として回動する第1の歯車と、前記ミストノズルの回動に伴って前記ノズル回動軸の軸線方向に沿う軸線又は前記ノズル回動軸を中心として回動する第2の歯車と、前記第1の歯車及び前記第2の歯車に対して駆動連結され、前記ノズル回動軸の軸線方向に延びる軸線を中心として回動することにより、前記第1の歯車の回動を前記第2の歯車に伝達する第3の歯車とを備えた。
また、上記構成において、前記第3の歯車は、前記第1の歯車及び前記第2の歯車に対して噛合することにより駆動連結されることが好ましい。
また、上記構成において、前記第3の歯車は、前記第2の歯車に対して噛合する歯部が形成された噛合部と、前記第2の歯車に対して噛合する歯部が形成されない非噛合部とを有し、前記非噛合部は、前記第1位置から前記第2位置への前記保護具の回動時における前記第1の歯車に連動して回動する前記第3の歯車の回動方向において前記噛合部よりも回動方向前方側に配置されることが好ましい。
また、上記構成において、前記第3の歯車の外周面には、その周方向における前記噛合部と前記非噛合部との間に凹溝が形成され、前記第2の歯車の外周面には、その径方向外側に突出した凸部が形成され、前記凸部は、前記第1位置から前記第2位置への前記保護具の回動時における前記第1の歯車に連動して回動する前記第3の歯車の前記凹溝の内側面に対して、前記ノズル回動軸を中心とした周方向において係合することが好ましい。
また、上記構成において、前記第1の歯車の外周面には複数の歯部が形成されるとともに、前記複数の歯部のうち、前記第1位置から前記第2位置への前記保護具の回動時において、前記第1の歯車の回動方向後方側に設けられた後方側歯部が、前記第1の歯車の回動方向前方側に設けられた前方側歯部よりも前記保護具の回動軸の軸線方向における歯幅が小さく設定され、前記第3の歯車の外周面には、前記第1の歯車の歯部が噛合する複数の歯溝が形成されるとともに、前記複数の歯溝のうち、前記第1位置から前記第2位置への前記保護具の回動時において、前記第3の歯車の回動方向前方側に設けられた前方側歯溝は、前記第3の歯車の回動軸の軸線方向における溝幅が前記前方側歯部の歯幅に対応して設定され、且つ、前記第3の歯車の回動方向後方側に設けられた後方側歯溝は、前記第3の歯車の回動軸の軸線方向における溝幅が前記後方側歯部の歯幅に対応して設定されることが好ましい。
また、本発明の美容装置は、ミストを放出して肌表面の手入れを行う美容装置において、上記構成のミスト発生装置を有する。
本発明によれば、装置全体の大型化を抑制しつつ、保護具とミストノズルとを連動して動作させることができる。
本発明に係る実施形態の美容器の斜視図であって、(a)はノズルガードが開位置に配置された状態を示す斜視図、(b)はノズルガードが閉位置に配置された状態を示す斜視図。 同実施形態の美容器を前後に切断して左側から見た断面図。 図2の3−3線矢視断面図。 図2の要部拡大図。 同実施形態の美容器を前後に切断して左側から見た要部拡大断面図。 同実施形態の美容器を前後に切断して右側から見た要部拡大断面図。 同実施形態の美容器における制御装置の斜視図。 ノズルガードが閉位置に配置された状態の美容器を前後に切断して左側から見た要部拡大断面図。 ノズルガードが閉位置に配置された状態の美容器を前後に切断して右側から見た要部拡大断面図。 ノズルガードが境界位置に配置された状態の美容器を前後に切断して左側から見た要部拡大断面図。 ノズルガードが境界位置に配置された状態の美容器を前後に切断して右側から見た要部拡大断面図。 ノズルガードが開位置に配置された状態の美容器を前後に切断して左側から見た要部拡大断面図。 ノズルガードが開位置に配置された状態の美容器を前後に切断して右側から見た要部拡大断面図。
以下、本発明を美容器に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、「前(手前)」「後」「上」「下」「左」「右」は、美容器の使用者が、美容器を使用する際に美容器に向いた状態を基準とした場合の「前(手前)」「後」「上」「下」「左」「右」を示すものとする。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態の美容器10は、有底略円筒状の本体ケース11を備えており、この本体ケース11には美容器本体12が収容されて固定されている。美容器本体12における上ハウジング13の上面の前側中央部には、上方に開口する開口部14が形成されている。上ハウジング13には、この開口部14と整合させて凹部15を形成するベース部材16が組み付けられている。
ベース部材16には、美容器本体12に対してノズル回動軸としての支持軸(図示略)を介して回動自在にミストノズル17が取着されている。ミストノズル17は、美容器本体12に対して所定の角度範囲内で上下方向に回動可能となっている。また、ミストノズル17には、温ミストを放出するミスト放出口18の周りを覆うように形成されたノズルカバー19が一体形成されている。そして、ミストノズル17を上下方向に回動させることで、ミスト放出口18から放出される温ミストの放出方向を上下方向に調整可能となっている。
ノズルカバー19におけるミスト放出口18の下方には、正面視略U字状のミストガイド20がノズルカバー19の外面の法線方向に延設されている。ミストガイド20は、ミスト放出口18の下方及び左右側方を囲うように形成されており、左右方向及び下方向から使用者の手指がミスト放出口18に接近することを規制している。
また、ベース部材16におけるミストノズル17の後方には、ミストノズル17を保護するための保護具としてノズルガード21が上下方向に回動可能に取着されている。ノズルガード21は、略半円形の平板状に形成されている。そして、ノズルガード21は、図1(a)に示すようにミストノズル17を露出させて美容器10を使用可能な開位置(第2位置)と、図1(b)に示すようにミストノズル17を覆う閉位置(第1位置)との間で上下に回動可能となっている。なお、開位置に配置されたノズルガード21は、ミストノズル17のミスト放出口18からの距離(使用者とミスト放出口18との距離)を規制することにより、使用者の手がミスト放出口18に直接触れることを抑制する。
また、ノズルガード21の後側には、ミストノズル17から放出する温ミストを発生するのに使用される液体としての水を貯留する貯留タンクとしての給水タンク22が、美容器本体12に対し上下方向(鉛直方向)に挿入及び取り出し可能に収納されている。
また、上ハウジング13の上面におけるミストノズル17の左前方には、美容器10の電源をオンオフする際に操作される電源ボタン23が設けられている。また、上ハウジング13の上面におけるミストノズル17の右前方には、複数種類用意された美容器10の運転モードのうちから1つの運転モードを選択する際に操作されるモード切替ボタン24が設けられている。また、上ハウジング13の上面においてモード切替ボタン24に対して前後に隣り合う位置には、モード切替ボタン24の操作によって選択された運転モードで美容器10の運転を開始させる際や美容器10の運転を停止させる際に操作される運転制御ボタン25が設けられている。
また、美容器10の前面における略中央の高さ位置には、帯電微粒子液体発生機構26により液体を霧化させて発生させた帯電微粒子液体を放出するための帯電微粒子液体放出口27が設けられている。
次に、美容器本体12の配管構成について図2及び図3に従って説明する。
図2に示すように、美容器本体12には、上ハウジング13の上面に開口し、給水タンク22を収納可能なタンクホルダ30が設けられている。タンクホルダ30の背部には略U字状の排水口31が凹設されている。そして、タンクホルダ30内の水位が排水口31の底部まで上昇した際には、タンクホルダ30内の水が排水口31を通じて外部に排出される。
また、タンクホルダ30には、給水タンク22を固定するためのタンクフック32が設けられている。タンクフック32は、バネ33によってタンクホルダ30に向けて付勢されている。そして、給水タンク22がタンクホルダ30に装着されると、タンクフック32がバネ33からの付勢力に基づいて給水タンク22の側面に設けられた溝34に対して係止することにより、給水タンク22がタンクホルダ30に固定される。
また、タンクホルダ30には、装着される給水タンク22の下方中央位置に軸受け筒35が設けられている。軸受け筒35は、その外周面を基端として前後左右に十字状のリブ36が延出され、そのリブ36の先端がタンクホルダ30に連結されている。
また、タンクホルダ30の底部には導出口37が貫通形成されていると共に、この導出口37と連通する供給パイプ38が前方に向かって一体形成されている。導出口37には、供給パイプ38を貫通した給水バー39が貫挿されている。給水バー39の先端部は、軸受け筒35内を軸方向に移動可能に貫挿支持されている。また、給水バー39には、タンクホルダ30の導出口37を閉塞する止水パッキン40が取り付けられている。また、止水パッキン40と軸受け筒35との間にはバネ41が縮設されている。そのため、給水バー39は、バネ41の弾性力によって下方に付勢されている。したがって、美容器10が水平面に置かれたとき、給水バー39はバネ41の弾性力に抗して上動する。一方、美容器10が持ち上げられて水平面に置かれていない状態では、給水バー39はバネ41からの付勢力に基づいて下動することにより、基端が美容器10の底部から下方に突出する。そして、美容器10が水平面に置かれると、底部から突出していた給水バー39が押し込まれて上動することにより、止水パッキン40の上動に伴って導出口37が開放される。その結果、給水タンク22内の水は、供給パイプ38を通じてミスト生成部としてのミスト発生ユニット42(図3参照)に供給される。
なお、給水バー39の基端部には、傾斜検知マイクロスイッチバー43が取り付けられている。傾斜検知マイクロスイッチバー43は、給水バー39が押し込まれて上動すると、給水バー39と一体となって上動する。そして、傾斜検知マイクロスイッチバー43が所定の位置まで上動すると、タンクホルダ30に取り付けられた傾斜検知マイクロスイッチ44が傾斜検知マイクロスイッチバー43を検出し、その検出信号を制御装置45(図7参照)に出力する。この構成により、傾斜検知マイクロスイッチ44は、給水バー39が押し込まれているか否か、即ち、美容器10が水平面に置かれているか否かを検出する。そして、制御装置45は、美容器10が水平面に置かれている旨を示す検出信号が傾斜検知マイクロスイッチ44から出力されていない場合には、ミスト発生ユニット42に設けられたヒータ46(図3参照)への通電を停止させる。
図3に示すように、ミスト発生ユニット42は、合成樹脂よりなるミスト発生本体47を有し、ミスト発生本体47の下側に供給パイプ38が連結されている。ミスト発生本体47は、左側面が凹設され、上下方向に開口した開口凹部49が形成されている。ミスト発生本体47の右側面には、上下方向に延びる復水路50が設けられている。復水路50の下部は供給パイプ38と連通している。復水路50の上部にはミスト誘導筒51が連結されている。そして、ミスト誘導筒51で結露した水は復水路50に還流される。
また、ミスト発生本体47の左側の開口は、上下方向に延びる薄平板状のヒータ46によって閉塞されている。ヒータ46は、一例として、PTC(positive temperature coefficient)素子からなる。そして、ヒータ46とミスト発生本体47との間に形成される空間域が沸騰室53となる。この沸騰室53の下部は、ミスト発生本体47の下側に形成された下側通路54を通じて復水路50と連通している。そして、給水タンク22から供給パイプ38に送出された水は、復水路50及び下側通路54を介して沸騰室53に供給される。その結果、沸騰室53に供給された水は、ヒータ46によって加熱されて沸騰して高温の温ミストとなる。
なお、下側通路54における沸騰室53側の端部には、下側通路54の開口を拡開する縦溝55が形成されている。その結果、下側通路54内の水には復水路50側から沸騰室53側に向けて流動するように毛管力が作用するため、下側通路54内に水が停滞することが抑制される。
なお、ヒータ46とミスト発生本体47との間にはヒータパッキン56が設けられており、このヒータパッキン56によって沸騰室53が水密状に封止されている。また、ヒータ46には、図示しない温度センサが設けられており、この温度センサからの検出信号は制御装置45に出力される。そして、制御装置45は、温度センサが所定以上の温度を検出した場合に、ヒータ46への通電を停止させる。
また、沸騰室53の下部には、吸水性を有するボイラーフェルト57が設けられている。ボイラーフェルト57は、ヒータ46の加熱面に接触しており、沸騰室53の壁面を伝って垂下する結露水を吸収する。そして、ボイラーフェルト57に吸収された水は、ヒータ46との接触面を通じて徐々に蒸発する。
また、沸騰室53の上部は、ミスト発生本体47の上側に形成された上側通路58を通じて復水路50と連通している。そして、沸騰室53で発生した温ミストは復水路50を通じてミスト誘導筒51に供給される。なお、沸騰室53における上側通路58の開口部にはボイラーメッシュ59が取着されている。このボイラーメッシュ59は、沸騰室53内で突沸により生じる大きな気泡を分解することにより、気泡が破裂する際に生じる湯滴がミスト誘導筒51を通じてミストノズル17から飛散することを抑制する。
図4に示すように、ミスト誘導筒51の上端部には、シリコンゴム等の軟質材料が蛇腹状に形成された蛇腹部材60の下端部が連結されている。また、蛇腹部材60の上端部は、略円筒状に形成されたノズルホルダ61に連結されている。ノズルホルダ61は、ミストノズル17の内側にミスト放出口18を囲むように固着された略円環状のノズルパッキン62に連結されている。そのため、ヒータ46により発生した温ミストは、ミスト誘導筒51及び蛇腹部材60を通じてミスト放出口18から放出される。
なお、図2に示すように、ミスト誘導筒51内には放電部63が設けられている。放電部63は、制御回路64(図7参照)に接続された一対の放電針65と、各放電針65の間に配設される中間電極66とから構成されている。そして、放電部63では、ミストの経路に面するように設置された放電針65からの高圧放電によって温ミストが微細化される。また、放電針65の周囲には、吸水性を有する放電フェルト(図示略)が設けられている。放電フェルトは、放電針65の先端に付着した結露水を吸収することにより、放電針65からの放電を良好に行わせる。
また、美容器本体12におけるミスト発生ユニット42の前方には、帯電微粒子液体発生機構26が設けられている。帯電微粒子液体発生機構26にはファン70が設けられており、このファン70は図示しない吸気口を通じて取り込んだ空気を上方に延びる送風パイプ71に送風する。この場合、ファン70から送風される空気は、送風パイプ71から帯電微粒子液体放出口27に送られるが、その一部は副流路(図示略)を通じて静電霧化部72に供給される。そして、静電霧化部72は、送風された空気とともに、静電霧化により生成された帯電微粒子液体を送風パイプ71に還流させる。その結果、帯電微粒子液体放出口27から帯電微粒子液体が噴出される。なお、送風パイプ71の先端部近傍の内周面には消音材73が設けられている。
さて、本実施形態の美容器10は、ノズルガード21の回動に連動してミストノズル17が回動するように、ノズルガード21とミストノズル17とが連結されている。このノズルガード21とミストノズル17との連結構造について以下説明する。
図5及び図6に示すように、ノズルガード21において回動中心となる基端部の左右両側には一対のリブ80,81が延設されており、この一対のリブ80,81には断面矩形状の貫通孔80a,81aがそれぞれ形成されている。
図5に示すように、この一対のリブ80,81のうち、一方側(本実施形態では左側)のリブ80の貫通孔80aには、第1の歯車としての左ヒンジピン82が嵌合されている。左ヒンジピン82は、略扇形形状をなしており、その径中心から左方に水平に延びる矩形柱状の軸部83がリブ80の貫通孔80aを貫挿して美容器本体12に回動自在に支持されている。そのため、左ヒンジピン82の軸部83はノズルガード21の回動軸として機能する。そして、ノズルガード21が回動した場合には、リブ80の貫通孔80aの孔縁が左ヒンジピン82の軸部83に係合することにより、左ヒンジピン82がノズルガード21と一体となって軸部83を中心として回動する。また、左ヒンジピン82の外周面には、軸部83の軸線方向に長く延びる複数の歯部84が軸部83を中心とした周方向に等間隔に形成されている。この左ヒンジピン82の歯部84は、左ヒンジピン82の前方斜め下方に設けられた第3の歯車としてのリンクギア85に対して噛合している。
リンクギア85は、略円板状をなしており、その径中心が美容器本体12から左右に水平に延びる軸部(図示略)によって回動自在に支持されている。そのため、リンクギア85は、左ヒンジピン82の軸部83の軸線方向に延びる回動軸線S1を中心として回動可能に構成されている。このリンクギア85の外周面には、左ヒンジピン82の歯部84に噛合する第1の歯部86が軸部83の軸線方向に長く延びるように形成されている。
なお、左ヒンジピン82の歯部84のうち、図5における左ヒンジピン82の軸部83を中心とした反時計周り方向において最も前方側に位置する前方側歯部84aは、他の後方側歯部84bよりも軸部83の軸線方向における歯幅が大きく設定されている。また、リンクギア85の第1の歯部86における歯溝のうち、図5におけるリンクギア85の回動軸線S1を中心とした時計周り方向において最も前方側に位置する前方側歯溝87aは、他の後方側歯溝87bよりもリンクギア85の回動軸線S1の軸線方向における溝幅が大きく設定されている。すなわち、リンクギア85の前方側歯溝87aは、リンクギア85の回動軸線S1の軸線方向における溝幅が左ヒンジピン82の前方側歯部84aの歯幅に対応して設定され、且つ、リンクギア85の後方側歯溝87bは、リンクギア85の回動軸線S1の軸線方向における溝幅が左ヒンジピン82の後方側歯部84bの歯幅に対応して設定されている。そのため、左ヒンジピン82とリンクギア85との噛み合い位置が所望の位置からずれた場合には、左ヒンジピン82において歯幅が相対的に大きく設定された前方側歯部84aは、リンクギア85において溝幅が相対的に小さく設定された後方側歯溝87bに対して噛合することができない。
また、ミストノズル17の左側部には、略平板状をなす第2の歯車としての延出部90が後方斜め下方に延設されている。この延出部90には、ミストノズル17の回動軸線S2の軸線方向に長く延びる歯部91が形成されている。そして、延出部90の歯部91は、リンクギア85の外周面において第1の歯部86に対して回動軸線S1を中心とした周方向においてほぼ半周ずれた位置に形成された第2の歯部92に対して噛合可能に構成されている。すなわち、延出部90は、リンクギア85を挟んで左ヒンジピン82とは反対側に位置している。
なお、リンクギア85の外周面は、リンクギア85の回動軸線S1を中心とした周方向において、左ヒンジピン82に噛合する第1の歯部86と延出部90に噛合する第2の歯部92との間の部分が、リンクギア85の回動軸線S1を中心とした周方向に沿う円弧部93となっている。この円弧部93は、図5におけるリンクギア85の回動軸線S1を中心とした時計周り方向において第2の歯部92よりも前方側に位置している。すなわち、円弧部93は、閉位置から開位置へのノズルガード21の回動時における左ヒンジピン82に連動して回動するリンクギア85の回動方向において第2の歯部92よりも回動方向前方側に配置される。そして、リンクギア85は、延出部90に対して噛合する歯部が形成された第2の歯部92を噛合部として有すると共に、延出部90に対して噛合する歯部が形成されない円弧部93を非噛合部として有している。また、リンクギア85の外周面には、リンクギア85の回動軸線S1を中心とした周方向における第2の歯部92と円弧部93との間となる位置に、リンクギア85の回動軸線S1を中心とした径方向内側に凹設された凹溝94が形成されている。
また、延出部90には、図5におけるミストノズル17の回動軸線S2を中心とした反時計周り方向においてリンクギア85に噛合する歯部91よりも前方側となる位置に、湾曲凹部95が形成されている。この湾曲凹部95は、リンクギア85の円弧部93に沿うように、ミストノズル17の回動軸線S2を中心とした径方向内側に凹状に湾曲している。また、湾曲凹部95におけるミストノズル17の回動軸線S2を中心とした反時計周り方向での後端部には、ミストノズル17の回動軸線S2を中心とした径方向外側に突出した凸部96が形成されている。この凸部96は、リンクギア85の外周面に形成された凹溝94に対応する位置に形成されている。
また、リンクギア85の外周面には、リンクギア85の回動軸線S1を中心とした周方向における円弧部93と第1の歯部86との間となる位置に凹部97が形成されており、この凹部97に略扇形状をなす係合片98が嵌合されている。この係合片98は、リンクギア85の外周面から回動軸線S1を中心とした径方向外側に突出しており、リンクギア85の回動に伴ってリンクギア85と一体となって回動軸線S1を中心とした周方向に移動する。また、この係合片98の移動経路上には、ノズルガード21の開閉動作を検知するための開閉検知マイクロスイッチ99が設けられている。
また、リンクギア85の外周面には、リンクギア85の回動軸線S1を中心とした周方向における第1の歯部86と第2の歯部92との間となる位置に突起部100が形成されている。そして、リンクギア85が回動軸線S1を中心として回動すると、リンクギア85の突起部100が美容器本体12に設けられた凸部101を乗り上げる。
また、図6に示すように、ノズルガード21に設けられた一対のリブ80,81のうち、他方側(本実施形態では右側)のリブ81の貫通孔81aには右ヒンジピン110が嵌合されている。右ヒンジピン110は、略扇形形状をなしており、その径中心から右方に水平に延びる矩形柱状の軸部111がリブ81の貫通孔81aを貫挿して美容器本体12に回動自在に支持されている。そのため、右ヒンジピン110の軸部111はノズルガード21の回動軸として機能する。そして、ノズルガード21が回動した場合には、リブ81の貫通孔81aの孔縁が右ヒンジピン110の軸部111に係合することにより、右ヒンジピン110がノズルガード21と一体となって軸部111を中心として回動する。
また、右ヒンジピン110の外側面には凸部112が形成されており、この凸部112にはねじりバネ113の一端が連結されている。また、ねじりバネ113の他端は、美容器本体12に設けられた凸部114に連結されている。
次に、美容器10の電気的構成について説明する。
図7に示すように、制御装置45は、制御回路64と、この制御回路64に電気的に接続される表示回路120及び帯電微粒子液体発生機構用回路121とを有している。
制御回路64は、ミスト発生ユニット42のヒータ46と、電源ボタン23に連結された電源ボタンスイッチ122と、放電部63の放電針65と、電源供給用の電源コード(図示略)とに電気的に接続されている。
表示回路120は、モード切替ボタン24に連結されたモード切替スイッチ123と、運転制御ボタン25に連結された運転制御スイッチ124と、温ミスト表示LED125と、毛先ケアモード表示LED126と、静電霧化モード表示LED127と、異常検知LED128とを備えている。そして、表示回路120は、ミスト発生ユニット42の温度センサと、傾斜検知マイクロスイッチ44と、開閉検知マイクロスイッチ99とに電気的に接続されている。
なお、異常検知LED128は、温ミストモードで傾斜検知マイクロスイッチ44が美容器10の浮きを検知した場合や、ミスト発生ユニット42の温度センサが異常な高温を検知した場合に点灯することにより、美容器10に異常が生じたことを使用者に知らせる。
次に、上記のように構成された美容器10の作用について、特に、ノズルガード21が閉位置から開位置に回動する際の作用に着目して以下説明する。
さて、図8に示すように、ノズルガード21が閉位置に配置された状態では、左ヒンジピン82の歯部84がリンクギア85の第1の歯部86に対して噛合している。また、リンクギア85の第2の歯部92は、ミストノズル17の延出部90の歯部91に対して噛合しておらず、リンクギア85の円弧部93がミストノズル17の延出部90の湾曲凹部95に対して圧接している。
この場合、図9に示すように、右ヒンジピン110の凸部112は、右ヒンジピン110の軸部111と美容器本体12の凸部114とを結ぶ直線に対して後方に外れた位置に位置している。そして、右ヒンジピン110の凸部112と美容器本体12の凸部114との間に縮設されたねじりバネ113の付勢力によって、ノズルガード21が閉位置に保持される。
ここで、ノズルガード21が閉位置から開位置に向けて回動し始めると、左ヒンジピン82がノズルガード21と一体となって図8における軸部83を中心として上動する。すると、左ヒンジピン82の回動は、左ヒンジピン82に噛み合ったリンクギア85に伝達されるため、リンクギア85が図8における回動軸線S1を中心とした時計周り方向に回動する。
この場合、リンクギア85の円弧部93がミストノズル17の延出部90の湾曲凹部95に対して摺動するため、リンクギア85の回動がミストノズル17の延出部90には伝達されない。そのため、ノズルガード21の回動がミストノズル17には伝達されず、ノズルガード21がミストノズル17とは独立して回動する。なお、ノズルガード21がミストノズル17とは独立して回動する可動範囲では、リンクギア85の円弧部93がミストノズル17の延出部90の湾曲凹部95に対して圧接した状態が維持される。そのため、ミストノズル17が回動軸線S2を中心として回動することがリンクギア85によって規制される。
そして、図10に示すように、ノズルガード21の回動操作に連動してリンクギア85が更に回動すると、リンクギア85の凹溝94の内側面がミストノズル17の延出部90に設けられた凸部96に対して回動軸線S2を中心とした周方向に係合する。その結果、リンクギア85の回動が凸部96を通じてミストノズル17の延出部90に伝達される。そのため、ミストノズル17は、リンクギア85の円弧部93と延出部90の湾曲凹部95との圧接状態を解消するように、図10における回動軸線S2を中心として上動する。すなわち、図10に示すノズルガード21の回動位置は、ミストノズル17とは独立して回動する可動範囲と、ミストノズル17と連動して回動する可動範囲との境界位置となる。
この場合、延出部90の凸部96は、ミストノズル17の回動に伴ってリンクギア85の回動軸線S1に対して接近するものの、凸部96と凹溝94の内底面との間には隙間が介在しているため、凸部96は凹溝94の内奥側に移動する。そのため、凸部96がリンクギア85の回動を干渉することが凹溝94によって回避される。
また、図10に示す位置までノズルガード21が回動すると、リンクギア85と一体となって回動する係合片98が開閉検知マイクロスイッチ99によって検知され、開閉検知マイクロスイッチ99から制御装置45に開放信号が出力される。そして、制御装置45は、開閉検知マイクロスイッチ99から開放信号が入力された時点で、ヒータ46及び放電部63への通電を許容する。
また、図10に示す位置までノズルガード21が回動すると、リンクギア85の突起部100が美容器本体12に設けられた凸部101を乗り上げることで操作に抵抗感(クリック感)が生じる。そのため、本実施形態では、ノズルガード21が、ミストノズル17とは独立して回動する可動範囲と、ミストノズル17と連動して回動する可動範囲との境界位置を通過する際に生じる抵抗感(クリック感)によって、温ミストを放出可能であることが使用者に認識される。
この場合、図11に示すように、右ヒンジピン110の凸部112は、右ヒンジピン110の軸部111と美容器本体12の凸部114とを結ぶ直線上に配置される。そのため、右ヒンジピン110の凸部112と美容器本体12の凸部114との距離が最短距離となるため、ねじりバネ113の開き角度が最小となる。すなわち、ノズルガード21が閉位置から境界位置まで回動する間は、ねじりバネ113は開き角度が減少するように圧縮されるため、ノズルガード21はねじりバネ113から付勢力によって閉位置に保持される。したがって、本実施形態では、美容器10の不使用時などに閉状態を維持することにより、埃などの異物がミストノズル17に付着することが良好に抑制される。
また、図12に示すように、ノズルガード21の回動操作に連動してリンクギア85が更に回動すると、リンクギア85の第2の歯部92がミストノズル17の延出部90に設けられた歯部91に対して噛合する。すると、リンクギア85の回動がリンクギア85に噛み合ったミストノズル17の延出部90に伝達されるため、ミストノズル17が図12における回動軸線S2を中心として更に上動する。すなわち、図12に示すノズルガード21の回動位置では、ノズルガード21はミストノズル17と連動して回動する。
この場合、図13に示すように、右ヒンジピン110の凸部112は、右ヒンジピン110の軸部111と美容器本体12の凸部114とを結ぶ直線に対して前方に外れた位置に配置される。そのため、ノズルガード21が境界位置に配置された場合と比較して、右ヒンジピン110の凸部112と美容器本体12の凸部114の距離が大きくなるため、ねじりバネ113の開き角度が大きくなる。すなわち、ノズルガード21が境界位置から開位置に回動する間は、ねじりバネ113は開き角度が増大するように弾性復帰するため、ノズルガード21はねじりバネ113からの付勢力によって開位置に保持される。したがって、ノズルガード21がミストノズル17と連動して回動する可動範囲では、ねじりバネ113がノズルガード21を自重に抗して下方から押し上げることにより、ノズルガード21の回動(上動)がねじりバネ113によって補助される。
ところで、本実施形態では、ノズルガード21がミストノズル17と連動して回動する可動範囲では、ノズルガード21の回動操作に伴って左ヒンジピン82が回動すると、左ヒンジピン82の回動がリンクギア85を介してミストノズル17の延出部90に伝達される。この場合、リンクギア85は、回動軸線S1と交差する方向に変位することなく回動軸線S1を中心として回動する。そのため、ノズルガード21の回動操作時において、リンクギア85を回動軸線S1と交差する方向に通過させるための空間域を確保することが不要となるため、装置全体の省スペース化が図られる。また、この場合、ノズルガード21を回動操作することにより、ミストノズル17からの温ミストの放出方向が調整される。したがって、温ミストの放出方向を調整する際に、使用者の手指がミストノズル17に接近することが抑制される。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ノズルガード21が回動操作されると、ノズルガード21と一体となって回動する左ヒンジピン82の回動がリンクギア85を介してミストノズル17の延出部90に伝達されるため、ノズルガード21とミストノズル17とを連動して動作させることができる。この場合、リンクギア85は、回動軸線S1の軸線方向と交差する方向に変位することなく回動軸線S1を中心として回動する。そのため、ノズルガード21の回動操作時においてリンクギア85を回動軸線S1と交差する方向に通過させるための空間域を確保することが不要となるため、装置全体の大型化を抑制することができる。
(2)リンクギア85は、左ヒンジピン82及びミストノズル17の延出部90に対して噛合することにより駆動連結されているため、左ヒンジピン82の回動をリンクギア85を介してミストノズル17の延出部90に確実に伝達することができる。
(3)ノズルガード21が閉位置から開位置に向けて回動する際には、まず、リンクギア85の円弧部93がミストノズル17の延出部90に対向して配置される。そのため、ノズルガード21の回動時において左ヒンジピン82に連動してリンクギア85が回動したとしても、このリンクギア85の回動がミストノズル17の延出部90に伝達されない。したがって、ノズルガード21とミストノズル17とを独立して動作させることができる。また、ノズルガード21が閉位置から開位置に向けて更に回動すると、リンクギア85の第2の歯部92がミストノズル17の延出部90に対して噛合する。そのため、ノズルガード21の回動時において左ヒンジピン82に連動してリンクギア85が回動すると、このリンクギア85の回動がミストノズル17の延出部90に伝達される。したがって、ノズルガード21とミストノズル17とを連動して動作させることができる。すなわち、ノズルガード21は、ミストノズル17とは独立して動作する可動範囲と、ミストノズル17と連動して動作する可動範囲とを有する。したがって、ノズルガード21の可動範囲の全域でノズルガード21とミストノズル17とが連動して動作する場合と比較して、ミストノズル17の可動範囲を狭くすることができ、ミストノズル17の周辺の構成をコンパクトにすることができる。
(4)ノズルガード21が閉位置から開位置に向けて回動される際には、延出部90の凸部96がリンクギア85の凹溝94の内側面に対して係合する。そのため、ノズルガード21の回動時において左ヒンジピン82に連動してリンクギア85が回動すると、このリンクギア85の回動が凸部96を介して延出部90に伝達される。この場合、凸部96と凹溝94の内底面との間には隙間が介在しているため、凸部96がリンクギア85の回動軸線S1に対して接近するように回動した場合であっても、凸部96がリンクギア85の回動を干渉することが凹溝94によって回避される。したがって、リンクギア85の第2の歯部92を延出部90に確実に噛合させるようにリンクギア85の回動を凸部96を介して延出部90に伝達しつつ、この凸部96に起因してリンクギア85の回動が干渉されることを抑制できる。
(5)左ヒンジピン82とリンクギア85との噛み合い位置が所望の位置からずれた場合には、ノズルガード21が閉位置から開位置に向けて回動される際に、左ヒンジピン82の前方側歯部84aがリンクギア85の後方側歯溝87bに対して噛合しようとする。この場合、左ヒンジピン82において歯幅が相対的に大きく設定された前方側歯部84aは、リンクギア85において溝幅が相対的に小さく設定された後方側歯溝87bに対して噛合することができない。したがって、装置の組み付け時において、互いに決められた歯部と歯溝とを確実に噛合させることができるため、ノズルガード21とミストノズル17との連動を正確に行うことができる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、左ヒンジピン82は、前方側歯部84aが後方側歯部84bよりも軸部83の軸線方向における歯幅が小さく設定されてもよい。また、左ヒンジピン82は、前方側歯部84a及び後方側歯部84bにおける軸部83の軸線方向における歯幅が互いに等しく設定されてもよい。
・上記実施形態において、ミストノズル17の延出部90に湾曲凹部95を設けない構成としてもよい。この場合、リンクギア85には、湾曲凹部95の後端部に設けられる凸部96による干渉を回避するための干渉回避形状として凹溝94を設けることが不要となる。
・上記実施形態において、リンクギア85の円弧部93は、閉位置から開位置へのノズルガード21の回動時における左ヒンジピン82に連動して回動するリンクギア85の回動方向において第2の歯部92よりも回動方向後方側に配置されてもよい。
・上記実施形態において、リンクギア85に円弧部93を設けることなく、ノズルガード21の可動範囲の全域でリンクギア85とミストノズル17の延出部90とを常に噛合させることにより、ノズルガード21の可動範囲の全域でノズルガード21とミストノズル17とが連動して動作する構成としてもよい。
・上記実施形態において、リンクギア85は、左ヒンジピン82及び延出部90に噛合することなく、左ヒンジピン82及び延出部90に駆動連結された他の歯車に噛合することにより、左ヒンジピン82及び延出部90に対して駆動連結される構成としてもよい。
・上記実施形態において、ミスト発生ユニット42にて温ミストを生成する構成としたが、例えば温ミストよりも低温の冷ミストを生成する構成としてもよい。この場合、ミストノズル17から冷ミストが放出される。
・上記実施形態において、温ミストが放出されるミストノズル17を一つ設けたが、ミストノズル17を二つ以上設けてもよい。
・上記実施形態において、ミストノズル17と併せて、マイナスイオンやプラスイオンなどを放出するノズルや、保湿剤や美白剤などの薬剤を放出するノズルや、帯電微粒子液体を放出するノズルなどを設けるようにしてもよい。この場合、少なくともミストノズル17に対してノズルガード21が設けられていれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、ヒータ46で加熱して温ミストを生成するための液体として、保湿剤や美白剤などを含む液体や、芳香剤を含む液体を給水タンク22に貯留してもよい。
10…美容器(美容装置)、17…ミストノズル、21…保護具としてのノズルガード、42…ミスト生成部としてのミスト発生ユニット、82…第1の歯車としての左ヒンジピン、84a…前方側歯部、84b…後方側歯部、85…第3の歯車としてのリンクギア、87a…前方側歯溝、87b…後方側歯溝、90…第2の歯車としての延出部、92…噛合部としての第2の歯部、93…非噛合部としての円弧部、94…凹溝、96…凸部、S1…回動軸線、S2…回動軸線。

Claims (6)

  1. ミストを生成するミスト生成部と、
    前記ミスト生成部で生成したミストの放出方向を変更するようにノズル回動軸を中心として回動可能なミストノズルと、
    少なくとも前記ミストノズルを覆う第1位置と、前記第1位置よりも前記ミストノズルから離れる方向に変位した第2位置との間で前記ノズル回動軸の軸線方向に沿う軸線を中心として回動可能な保護具と、
    前記保護具の回動に伴って前記ノズル回動軸の軸線方向に沿う軸線を中心として回動する第1の歯車と、
    前記ミストノズルの回動に伴って前記ノズル回動軸の軸線方向に沿う軸線又は前記ノズル回動軸を中心として回動する第2の歯車と、
    前記第1の歯車及び前記第2の歯車に対して駆動連結され、前記ノズル回動軸の軸線方向に延びる軸線を中心として回動することにより、前記第1の歯車の回動を前記第2の歯車に伝達する第3の歯車と
    を備えたことを特徴とするミスト発生装置。
  2. 請求項1に記載のミスト発生装置において、
    前記第3の歯車は、前記第1の歯車及び前記第2の歯車に対して噛合することにより駆動連結されることを特徴とするミスト発生装置。
  3. 請求項2に記載のミスト発生装置において、
    前記第3の歯車は、
    前記第2の歯車に対して噛合する歯部が形成された噛合部と、
    前記第2の歯車に対して噛合する歯部が形成されない非噛合部と
    を有し、
    前記非噛合部は、前記第1位置から前記第2位置への前記保護具の回動時における前記第1の歯車に連動して回動する前記第3の歯車の回動方向において前記噛合部よりも回動方向前方側に配置されることを特徴とするミスト発生装置。
  4. 請求項3に記載のミスト発生装置において、
    前記第3の歯車の外周面には、その周方向における前記噛合部と前記非噛合部との間に凹溝が形成され、
    前記第2の歯車の外周面には、その径方向外側に突出した凸部が形成され、
    前記凸部は、前記第1位置から前記第2位置への前記保護具の回動時における前記第1の歯車に連動して回動する前記第3の歯車の前記凹溝の内側面に対して、前記ノズル回動軸を中心とした周方向において係合することを特徴とするミスト発生装置。
  5. 請求項2〜請求項4のうち何れか一項に記載のミスト発生装置において、
    前記第1の歯車の外周面には複数の歯部が形成されるとともに、前記複数の歯部のうち、前記第1位置から前記第2位置への前記保護具の回動時において、前記第1の歯車の回動方向後方側に設けられた後方側歯部が、前記第1の歯車の回動方向前方側に設けられた前方側歯部よりも前記保護具の回動軸の軸線方向における歯幅が小さく設定され、
    前記第3の歯車の外周面には、前記第1の歯車の歯部が噛合する複数の歯溝が形成されるとともに、前記複数の歯溝のうち、前記第1位置から前記第2位置への前記保護具の回動時において、前記第3の歯車の回動方向前方側に設けられた前方側歯溝は、前記第3の歯車の回動軸の軸線方向における溝幅が前記前方側歯部の歯幅に対応して設定され、且つ、前記第3の歯車の回動方向後方側に設けられた後方側歯溝は、前記第3の歯車の回動軸の軸線方向における溝幅が前記後方側歯部の歯幅に対応して設定されることを特徴とするミスト発生装置。
  6. ミストを放出して肌表面の手入れを行う美容装置において、
    請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載のミスト発生装置を有することを特徴とする美容装置。
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